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JP2000147291A - 光導波路素子の製造方法及び製造装置 - Google Patents

光導波路素子の製造方法及び製造装置

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Publication number
JP2000147291A
JP2000147291A JP31621798A JP31621798A JP2000147291A JP 2000147291 A JP2000147291 A JP 2000147291A JP 31621798 A JP31621798 A JP 31621798A JP 31621798 A JP31621798 A JP 31621798A JP 2000147291 A JP2000147291 A JP 2000147291A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
optical waveguide
phase conjugate
light
photocurable resin
waveguide device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP31621798A
Other languages
English (en)
Inventor
Iwao Hatakeyama
巌 畠山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
IBARAKI KOGYO KOTO SENMON GAKK
IBARAKI KOGYO KOTO SENMON GAKKO
Original Assignee
IBARAKI KOGYO KOTO SENMON GAKK
IBARAKI KOGYO KOTO SENMON GAKKO
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by IBARAKI KOGYO KOTO SENMON GAKK, IBARAKI KOGYO KOTO SENMON GAKKO filed Critical IBARAKI KOGYO KOTO SENMON GAKK
Priority to JP31621798A priority Critical patent/JP2000147291A/ja
Publication of JP2000147291A publication Critical patent/JP2000147291A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 3次元的な光導波路素子や分岐型光導波路素
子などを簡易に形成することのできる新たな光導波路素
子の製造方法及び製造装置を提供する。 【解決手段】 位相共役光Bを発振させるためのトリガ
ーとなるレーザ光Cを出射する第1のレーザ光源29
と、1対の位相共役鏡22及び34と、この位相共役鏡
に入射したレーザ光を励起させて前記位相共役光を発振
させるためのレーザ光A及びDを出射する第2のレーザ
光源21及び33と、前記位相共役光を絞り込んで第1
の光硬化性樹脂に照射し、光導波路のコア部分を形成す
るための開口部を有するプレート24及び光ファイバ2
8と、を具える製造装置のケース26に第1の光硬化性
樹脂を充填し、位相共役光Bで硬化させて光導波路のコ
ア部分を形成した後、好ましくは、ケース26に第1の
光硬化性樹脂よりも屈折率の低い第2の光硬化性樹脂を
充填、硬化させて、光導波路のクラッド部分を形成す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光導波路素子の製
造方法及び製造装置に関し、さらに詳しくは、光通信や
光情報処理、あるいは電子機器、光学機器などの光配線
などにおいて好適に使用することのできる光導波路素子
の製造方法及び製造装置に関する。
【0002】
【従来の技術】光通信や光情報処理、並びに電子機器、
光学機器などの分野における光配線においては、高速ス
イッチング特性などが要求されるために光導波路素子が
用いられている。この光導波路素子は、その素子を構成
する材料の種類に応じて無機系と有機系とに分けること
ができる。無機系の光導波路素子の場合、ガラス、カル
コゲナイド、ニオブ酸リチウム、タンタル酸リチウムな
どの材料が使用されている。一方、有機系の光導波路素
子の場合は、PMMA、ポリウレタン、エポキシ樹脂、
フォトレジストなどの材料が使用されている。
【0003】また、光導波路素子は、無機系、有機系を
問わず以下のようにして製造する。図1は、従来の光導
波路素子の製造方法を示す断面図である。最初に、図1
(a)に示すようにガラス、シリコンなどの材料からな
る基板1の上に、上記材料からなる下部クラッド層2を
形成し、さらに、図1(b)に示すように、その上に同
様の材料からなるコア層3を形成する。次いで、コア層
3にフォトリソグラフィ及びエッチングの技術を施すこ
とによって、図1(c)に示すように光導波路を構成す
るコア4を形成し、その後、図1(d)に示すように、
上記材料からなる上部クラッド層5を形成して光導波路
素子を得る。
【0004】このようにして形成した光導波路素子を実
用に供するためには、さらに以下に示すような工程を経
ることによって、光ファイバを接続する必要がある。図
2は、従来の光ファイバの接続方法を示す斜視図であ
る。すなわち、基板1に光ファイバを接続するためのガ
イド溝11を形成し、このガイド溝11に沿って光ファ
イバ12を導入し、前記コア4と接続する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記図
1に示すようにして形成される光導波路素子は、一定の
平面内に形成される2次元的なものであるため、3次元
的な光導波路素子を形成するためには、上記のようにし
て形成された2次元的な光導波路素子の、光導波路を構
成するコア4が正確に一致するようにして上記工程を繰
り返して、コアを積層させる必要がある。したがって、
このようにして3次元的な光導波路素子を形成するに
は、極めて高い精度が要求されるため、製造装置が大型
化するという問題があった。
【0006】また、図2のようにして光ファイバを接続
する場合においても、ガイド溝11を形成するに当たっ
て極めて高い精度が要求されるため、製造コストが上昇
してしまうという問題があった。したがって、光ファイ
バを折り曲げて接続したり、光導波路素子を光ファイバ
によって複数接続して、光導波路素子を1対nに接続し
た分岐型の光導波路素子を製造するに当たっては、装置
が複雑になることに加えて極めてコスト高になるという
問題があった。
【0007】本発明は、上記問題点に鑑みて、3次元的
な光導波路素子や分岐型光導波路素子などを簡易に形成
することのできる新たな光導波路素子の製造方法及び製
造装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、1対の位相共
役鏡の間に第1の光硬化性樹脂を配置し、前記1対の位
相共役鏡の間で発振された位相共役光を前記第1の光硬
化性樹脂に照射することによって、前記第1の光硬化性
樹脂の前記位相共役光の経路に相当する部分を硬化させ
て光導波路を構成するコア部分を形成することを特徴と
する、光導波路素子の製造方法である。
【0009】また、本発明は、1対の位相共役鏡の間に
第1の光硬化性樹脂を配置し、前記1対の位相共役鏡の
間で発振された位相共役光を前記第1の光硬化性樹脂に
照射することによって、前記第1の光硬化性樹脂の前記
位相共役光の経路に相当する部分を硬化させて光導波路
を構成するコア部分を形成し、前記第1の光硬化性樹脂
の未硬化部分を除去した後、前記コア部分の周囲に前記
第1の光硬化性樹脂よりも屈折率の低い第2の光硬化性
樹脂を配置し、この第2の光硬化性樹脂を硬化させるこ
とによって、前記コア部分に対するクラッド部分を形成
することを特徴とする、光導波路素子の製造方法であ
る。
【0010】さらに、本発明は、位相共役光を発振させ
るためのトリガーとなるレーザ光を出射する第1のレー
ザ光源と、1対の位相共役鏡と、この位相共役鏡に入射
したレーザ光を励起させて前記位相共役光を発振させる
ためのレーザ光を出射する第2のレーザ光源と、前記位
相共役光を絞り込んで第1の光硬化性樹脂に照射し、光
導波路のコア部分を形成するための開口部を有する1対
のプレートと、を具えることを特徴とする光導波路素子
の製造装置である。
【0011】また、本発明は、位相共役光を発振させる
ためのトリガーとなるレーザ光を出射する第1のレーザ
光源と、1対の位相共役鏡と、この位相共役鏡に入射し
たレーザ光を励起させて前記位相共役光を発振させるた
めのレーザ光を出射する第2のレーザ光源と、前記位相
共役光を絞り込んで第1の光硬化性樹脂に照射し、光導
波路のコア部分を形成するための開口部を有する1対の
プレートと、前記光導波路のコア部分に対するクラッド
部分を構成する第2の光硬化性樹脂を硬化させるための
光源とを具えることを特徴とする、光導波路素子の製造
装置である。
【0012】図3は、本発明の光導波路素子の製造装置
の一例を示す概略図である。図3に示す製造装置におい
ては、位相共役光Bを発振させるためのトリガーとなる
レーザ光Cを出射する第1のレーザ光源29と、1対の
位相共役鏡22及び34と、位相共役鏡22及び34に
入射したレーザ光で励起させて、位相共役光Bを発振さ
せるためのレーザ光A及びDを出射する第2のレーザ光
源21及び33と、光導波路素子を構成する第1及び第
2の光硬化性樹脂を充填するためのプラスチックなどか
らなるケース26と、このケース26に充填された第1
の光硬化性樹脂に前記位相共役光Bを絞り込んで照射
し、光導波路のコア部分を形成するための開口部25を
有するプレート24及び光ファイバ28と、前記ケース
26内に充填された、光導波路のクラッド部分を構成す
る第2の光硬化性樹脂を硬化させるための光源27とを
有している。
【0013】さらに、図3に示す製造装置においては、
プレート24と位相共役鏡22との間において、位相共
役光Bを集光させるためのレンズ23及び35を設ける
とともに、位相共役光Bのパワーを測定するための光検
出器31、さらには部分反射ミラー30及び32が設け
られている。
【0014】本発明の光導波路素子の製造方法は図3に
示すような装置を用いて、以下のようにして製造する。
第1のレーザ光源29からレーザ光Cを出射させ、これ
を部分反射ミラー30で反射させて光ファイバ28の光
路上に導入する。次いで、レンズ35によって前記レー
ザ光Cを光ファイバ28の内径に相当する大きさにまで
絞り込み、前記光ファイバ28に導入する。光ファイバ
28内を通過したレーザ光Cは、プレート24の開口部
25を通過し、レンズ23で集光されて位相共役鏡22
に至る。このとき、第2のレーザ光源21からレーザ光
Aを出射して前記位相共役鏡22に入射させる。する
と、位相共役鏡22において前記レーザ光Cと前記レー
ザ光Aにより、それぞれ逆向きに進む2つの相互励起位
相共役光が生じる。
【0015】この相互励起位相共役光の中の1つは、前
記レーザ光Cと逆向きの順序をたどって、1対の位相共
役鏡を構成するもう一方の位相共役鏡34に至る。この
とき、前記同様に、第2のレーザ光源33からレーザ光
Dを出射させ、位相共役鏡34に入射させる。すると、
位相共役鏡34においても前記同様に相互励起位相共役
光が出射される。この第2のレーザ光源21及び33か
ら出射されるレーザ光A及びDのパワーを適当な値に設
定すると、1対の位相共役鏡22及び34間に対し、第
1のレーザ光源29からのレーザ光Cの供給を停止させ
た場合においても、前記1対の位相共役鏡22及び34
の間における相互励起位相共役光は減衰することなく、
発振し続け、これによって、位相共役光Bが生成され
る。
【0016】この状態において、ケース26内に光導波
路のコアを構成する第1の光硬化性樹脂を充填する。上
記のようにして形成された位相共役光Bの発振は、1対
の位相共役鏡22及び34の間において極めて安定であ
るため、ケース26内に樹脂を充填しても前記位相共役
光Bの発振に何ら影響を及ぼすことがない。このため、
レンズ23及び光ファイバ28で集光された位相共役光
Bは、さらに、プレート24に形成された開口部25を
通過して、ケース26内の第1の光硬化性樹脂に照射さ
れる。すると、位相共役光Bが通過した部分のみが硬化
する。
【0017】第1の光硬化性樹脂の硬化が終了した後、
第2のレーザ光源21及び33からのレーザ光A及びD
の出射を停止し、位相共役光Bの発振を停止する。次い
で、アセトンなどの有機溶剤によって第1の光硬化性樹
脂の未硬化部分を除去し、光導波路のコア部分を形成す
る。次いで、第1の光硬化性樹脂よりも屈折率の低い第
2の光硬化性樹脂を前記コア部分の周囲に配置した後、
光源27から白色光あるいは紫外光などの光を照射して
硬化させ、光導波路のクラッド部分を形成する。
【0018】本発明の光導波路素子の製造方法及び製造
装置によれば、上記のように、位相共役光を光導波路を
構成すべく材料中を伝搬させ、言わば、形成されるべき
光導波路中を伝搬する光波としての作用を果たすので、
自動的にモードフィールドのマッチングがなされる。し
たがって、ケース26内に充填する第1及び第2の光硬
化性樹脂の量、並びに位相共役光の絞り径を適宜に設定
することにより、任意の大きさのコア部分及びクラッド
部分を有する光導波路素子を簡易に製造することができ
る。すなわち、3次元光導波路素子についても、前述の
ようなコア部分を正確に一致させて積層するというよう
な高度の技術を必要とすることなく、簡易に製造するこ
とができる。
【0019】一方、位相共役光を絞り込む際に使用した
光ファイバを、そのまま光導波路素子の光ファイバとし
て使用することにより、図2に示すようなガイド溝を高
精度に形成する必要がなく、極めて簡易に光ファイバを
接続することができる。すなわち、図3に示すような光
ファイバを複数設けて光導波路素子を形成することによ
り、1対n本の分岐型光導波路素子をも簡易に製造する
ことができる。さらには、L字型、V字型の光導波路を
有する光導波路素子を製造することもできる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明を、発明の実施の形
態に則して詳細に説明する。本発明においては、図3に
示すような本発明の光導波路素子の製造装置を用い、
「課題を解決するための手段」で述べたような製造方法
によって光導波路素子を形成する。しかしながら、第1
の光硬化性樹脂として、その硬化部分が未硬化部分より
も屈折率が高く、かつその屈折率差が光導波路のコア部
分とクラッド部分を構成するに足るくらいに、十分大き
くなるようなものを選択した場合、その第1の光硬化性
樹脂の硬化部分が光導波路のコア部分に相当し、未硬化
部分を光導波路のクラッド部分に相当するため、上述の
ように第2の光硬化性樹脂、及びこの樹脂の硬化に使用
する光源27は必ずしも必要とされない。
【0021】しかしながら、未硬化樹脂は光を照射しな
い限りは安定であるが、液状あるいは半固体状態である
ため長期安定性を確保するためにはコスト高になるた
め、上記第2の光硬化性樹脂を用いて光導波路のクラッ
ド部分を構成することが好ましい。
【0022】図3においては、光導波路のコア部分を構
成する第1の光硬化性樹脂に位相共役光を照射するため
に、プレート24及び光ファイバ28を用いているが、
光ファイバ28の代わりに、プレート24と同様のプレ
ートを用い、さらには必要に応じてレンズを用い、図3
におけるケース26の左側のプレート24及びレンズ2
3と類似の構造を採ることもできる。すなわち、位相共
役光の回折限界よりも大きい開口部を有する1対のプレ
ートを、例えば、図3に示すような、ケース26に設置
された第1の光硬化性樹脂を挟むようにして配置し、さ
らには、必要に応じて、前記1対のプレートを挟むよう
にしてレンズ23などを設けることもできる。
【0023】しかしながら、本発明の製造方法及び製造
装置によって得られた光導波路素子に、最終的に光ファ
イバを接続して実用に供するためには、このような1対
のプレート内の一方を、図3に示すような光ファイバ2
8に代えて使用することが好ましい。また、1つの光導
波路に複数の光導波路を接続して、いわゆる1対n本の
分岐型光導波路素子を形成するにあたっては、図3に示
す光ファイバ28の代わりに、予め光導波路の形成され
た光導波路素子を用いることが好ましい。
【0024】本発明で使用する第1のレーザ光源29、
並びに第2のレーザ光源21及び33としては、アルゴ
ンレーザ、ヘリウム/ネオンレーザ、ヘリウム/カドミ
ウムレーザなどのガスレーザ、半導体レーザ、及び半導
体励起SHG光など、公知のレーザを用いることができ
る。また、第2の光硬化性樹脂を硬化させるための光源
27としては、白色蛍光灯や紫外線光源などの公知のも
のを使用することができる。
【0025】位相共役鏡22及び34としては、チタン
酸バリウム、ストロンチウムバリウムナイオベート、ニ
オブ酸カリウム、タンタル酸リチウムなどの強誘電体結
晶、ビスマスシリコンオキサイド、ビスマスゲルマニウ
ムオキサイド、ビスマスチタンオキサイドなどの常誘電
体結晶、InP、GaP、GaAsなどの半絶縁性半導
体などのフォトリフラクティブ結晶、CS2 、CCl4
どの3次の非線形感受率を有するカー媒質などを用いる
ことができる。
【0026】プレート24としては、ガラス、プラスチ
ック及び金属などの材料からなる板材を用いることがで
きる。プレート24における開口部25の形成方法は特
に限定されるものではなく、フォトリソグラフィやメカ
ニカルカッティングなどの方法を用いることができる。
しかしながら、図4に示すように、ガラス板41などの
表面に、本発明の要件を満足する大きさの開口部43が
形成されたフォトマスク42を塗布して設置することに
より、穴開け加工などの面倒な工程を経ることなく簡易
に開口部を形成することができる。
【0027】開口部25及び43の大きさは、用いるレ
ーザ光29,21及び33の回折限界より大きければ特
に限定するものではない。回折限界とは光の波長の約半
分であり、Arレーザの波長は0.514μm であるの
で約0.26μm 、1.5μm 波長の半導体レーザの場
合は約0.75μm である。
【0028】光ファイバ28には、通信用などの汎用の
ものを使用することができる。また、図3に示す光ファ
イバ28に代えて、予め光導波路が形成された光導波路
素子を使用する場合、前述のような無機系及び有機系の
いずれをも使用することができる。
【0029】また、第1及び第2の光硬化性樹脂を充填
するケース26には、プラスチックやガラスなどを使用
することもできるが、光ファイバを接続して実用に供す
る光導波路素子を簡易に製造するためには、ケースを図
5に示すような構造に形成し、かかるケースに第1及び
第2の光硬化性樹脂を充填して行うことが好ましい。
【0030】図5は、本発明における光硬化性樹脂の充
填方法を説明するための図である。図5においては、図
3に相当するケース26を、スライドガラス51、カバ
ーガラス52とから構成している。すなわち、スライド
ガラス51上にカバーグラス52をそれぞれ間隔Lで設
置し、この間隔Lで決定される光硬化性樹脂充填領域5
4を形成する。間隔Lは、形成する光導波路素子の大き
さに依存して変化するが、一般には数10μm から数1
000μm に設定する。
【0031】そして、この光硬化性樹脂充填領域54の
一方に光ファイバ53を挿入するとともに、前記領域の
他方において、図4に示すようなプレート55を設置す
る。次いで、前述したような方法によって位相共役光を
発生させた後、光硬化性樹脂充填領域54のプレート5
5と光ファイバ53との間に、第1の光硬化性樹脂を充
填する。さらに、図には示していないが、硬化中に第1
の光硬化性樹脂が空気に触れるのを防止すべく、充填し
た第1の光硬化性樹脂の全体をカバーガラスで覆う。す
ると、上述のようにして、プレート55の開口部56と
光ファイバ53との間を通過する位相共役光によって、
第1の光硬化性樹脂が位相共役光の経路に沿って硬化す
る。
【0032】さらに、上述したような理由から、好まし
くは未硬化部分をアセトンなどの有機溶剤を用いて除去
した後、再度光硬化性樹脂充填領域54のプレート55
と光ファイバ53との間において、前記第1の光硬化性
樹脂の硬化部分の周囲を覆うようにして第2の光硬化性
樹脂を充填する。次いで、上述したように白色蛍光灯な
どを第2の光硬化性樹脂に照射して硬化させ、光導波路
のクラッド部分を形成する。
【0033】光導波路のコア部分及びクラッド部分を構
成する第1及び第2の光硬化性樹脂は、硬化後の屈折率
がコア部分を構成する第1の光硬化性樹脂において高く
なるような透明な材料を選択して使用すればいかなる光
硬化性樹脂をも使用することができる。例えば、アーデ
ル社ベネフィックスVL、オプトクレーブUT20,及
びオプトクレーブMO50などの光硬化性樹脂を単独
で、あるいは混合させることにより種々の屈折率を有す
る光硬化性樹脂を得るようにしてもよい。また、第1の
光硬化性樹脂のみで光導波路を構成する場合、前記した
ように、未硬化部分よりも硬化部分の屈折率が高くなる
ことが必要であるため、アーデル社ベネフィックスVL
やオプトクレーブUT20及びオプトクレーブMO50
などの樹脂を使用することができる。
【0034】また、以上では、位相共役光が発振した後
にケース26内に第1位の光硬化性樹脂を充填する場合
について説明しているが、ケース26内に第1の光硬化
性樹脂を充填した後に位相共役光を発振させて、この第
1の光硬化性樹脂を硬化させることもできる。
【0035】
【実施例】以下、本発明を実施例に基づいて具体的に説
明する。 実施例1 本実施例においては、図3に示すような光導波路素子の
製造装置を用いた。第1のレーザ光源29には、波長4
15.5nm、パワー0.3WのArレーザを用い、第
2のレーザ光源21及び33には、波長514.5n
m、パワー1WのArレーザを用いた。
【0036】位相共役鏡22及び34は、チタン酸バリ
ウム単結晶から構成した。プレート24には、図4に示
すような厚さ0.5mmのガラス板41に、大きさRが
直径50μmであって、その間隔dが100μmである
円形状の開口部43が形成がされたフォトマスク42を
塗布したものを用いた。一方、光ファイバ28には、N
Aが0.2のグレーテッド型マルチモード光ファイバを
用いた。光硬化性樹脂を充填するためのケース26は、
図5に示すスライドガラスとカバーガラスとからなる構
造のものを用いた。第1の光硬化性樹脂には、アクリレ
ート系樹脂(可視光硬化型アーデル社製ベネフィックス
VH16)をを用いた。
【0037】第1のレーザ光源29から、200mWの
レーザ光Cを出射した後、第2のレーザ光源21及び3
3のそれぞれから80mWのレーザ光A及びDを位相共
役鏡22及び34に向けて出射した。すると、位相共役
鏡22及び34の間には、「課題を解決すべき手段」で
述べたような作用によって位相共役光Bが発生した。光
検出器31でこの位相共役光Bのパワーを測定したとこ
ろ、16mWであった。次いで、このように位相共役光
Bが発振した状態において、ケース26に図5において
説明したような方法で第1の光硬化性樹脂を充填し、上
記位相共役光Bを12分間照射させて硬化させた後、位
相共役光Bの発振を停止した。
【0038】硬化部分及び未硬化部分の屈折率をプリズ
ムカプラーを用いて測定したところ、屈折率はそれぞれ
1.57及び1.51であった。このようにして、図5
に示すようなプレート55と光ファイバ53とが接続さ
れた光導波路素子を得た。この光導波路素子に光ファイ
バ53から2mWの光を導入し、プレート55の開口部
56からその出射光の出力を測定したところ、1.68
mWであった。
【0039】実施例2 実施例1と同様にして第1の光硬化性樹脂を硬化させた
後、第1の光硬化性樹脂の未硬化部分をアセトンで溶解
除去した。第2の光硬化性樹脂には、アクリレート系樹
脂(アーデル社製ベネフィックスVL)を用い、図5に
おいて説明したようにして、この第2の光硬化性樹脂を
ケース26に充填した。次いで、第2の光硬化性樹脂を
硬化させるための光源27として20Wの白色蛍光灯を
用い、この光源27から白色光を15分間照射して第2
の光硬化性樹脂を硬化させた。
【0040】実施例1と同様にして硬化した第2の光硬
化性樹脂の屈折率を測定したところ、1.48であっ
た。このようにして得た、図5に示すようなプレート5
5と光ファイバ53とが接続された光導波路素子におい
て、光ファイバ53から2mWの光を導入し、開口部5
6においてその出射光の出力を測定したところ、0.9
mWであった。
【0041】以上、実施例1及び2から明らかなよう
に、本発明の光導波路素子の製造方法及び製造装置によ
れば、ケース26に充填する光硬化性樹脂の量、及び位
相共役光を照射する、プレート24及び55の開口部2
5及び56の大きさを変化させることにより、極めて簡
易な方法で任意の大きさを有するコア部分及びクラッド
部分を有する光導波路素子を製造できることが分かる。
また、第1の光硬化性樹脂から光導波路のコア部分を形
成する際に光ファイバを用いているので、複雑かつ高精
度の技術を必要とすることなく、極めて簡易に光ファイ
バを接続できることが分かる。
【0042】実施例3本実施例では、以下に示すような
いわゆる集光用の光導波路を有する光導波路 素子を製造した。ケース26には、図6に示すように、
ガラスブロック61、62、及び63と、プレート64
及び65とから構成したケース70を用いた。プレート
64には直径5μmの開口部66が、プレート65には
直径2mmの開口部67が設けられている。ガラスブロ
ック61〜63と、プレート64及び65とで形成され
た空間68に、光導波路のコア部分を構成する第1の光
硬化性樹脂として実施例1と同じ可視光硬化型アーデル
社製ベネフェックスを充填し、20Wの白色蛍光灯を照
射してわずかに硬化させた。
【0043】次いで、ケース70を、図3に示す光導波
路素子の製造装置におけるケース26の部分に設置した
後、実施例1と同様にして位相共役光Bを発生させた。
この位相共役光Bのパワーを光検出器31で測定したと
ころ、15mWであった。この位相共役光Bを前記第1
の光硬化性樹脂に20分間照射して、図7に示すような
V字型の光集光導波路69を形成した。この光集光導波
路69のプレート65における開口部67から波長51
4nm、パワー10mWの平行光を導入したところ、プ
レート64の開口部66において、直径5μm、パワー
9.2mWの出射光が得られた。すなわち、光集光導波
路69によって、導入した光が効率よく集光されること
が分かる。
【0044】第1の光硬化性樹脂の未硬化部分を実施例
2と同様にして溶解除去した後、前記空間68中に、形
成された光集光導波路69の周囲を覆うようにして実施
例2と同じ第2の光硬化性樹脂を充填し、実施例2と同
様にしてこの第2の光硬化性樹脂を硬化させて、前記光
集光導波路69におけるクラッド部分を形成した。上記
同様にして、開口部67から平行光を導入し、開口部6
6において出射光のパワーを測定したところ、前記平行
光は直径5μm、パワー8.9mWに集光されているこ
とが判明した。
【0045】実施例4 本実施例においては、L字型の光導波路を有する光導波
路素子を製造した。本実施例においては、上述の実施例
で用いた光導波路素子の製造装置において、ケース26
近傍を、図8に示すように変更したものを使用した。す
なわち、複数の開口部を有するプレート24の代わり
に、単独の開口部85を有するプレート81を用い、光
ファイバ28の出射口の対抗部にミラー82を設けて出
射された位相共役光をほぼ直角に反射させ、光ファイバ
28とほぼ90度の位置に設けられたプレート81の開
口部85を通過するようにして、L字型の光経路を構成
したものである。開口部の直径は40μm とした。さら
に、このL字型の光経路がケース中を均一に通過するよ
うに、図3に示す四角形状のケース26の代わりに、三
角形状のケース83を用いた。
【0046】実施例1と同じ第1の光硬化性樹脂を用
い、この樹脂をケース83に入れた後、実施例1と同様
にして発生させた位相共役光Bをケース83中の第1の
光硬化性樹脂に照射して、L字型の光導波路84を形成
した。この光導波路84に、光ファイバ28から波長4
15.5nm、パワー200mWの光を導入したとこ
ろ、開口部85においてパワー2mWの出射光を得た。
【0047】さらに、実施例2同様にして第2の光硬化
性樹脂をケース83に充填して硬化させ、前記L字型の
光導波路84に対するクラッド部分を形成した。前記同
様に、波長514nm、パワー10mWの光を導入した
ところ、開口部85において、パワー9.5mWの出射
光を得た。これにより、L字型の光導波路84が機能し
ていることが分かる。
【0048】以上、発明の実施に形態並びに実施例に基
づいて本発明を詳細に説明したが、本発明は、このよう
な発明の実施の形態などに限定されるものではなく、本
発明の範疇においてあらゆる変形や変更を加えることが
できる。
【0049】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の光導波路
素子の製造方法及び製造装置によれば、任意の大きさの
光導波路を構成するコア部分及びクラッド部分を、極め
て簡易に形成することができる。また、光導波路素子を
実用に供するための光ファイバなどの接続や、光導波路
素子同士の接続をも極めて簡易に行うことができる。し
たがって、3次元光導波路素子や1対n本の分岐型光導
波路素子などを極めて簡易に製造することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の光導波路素子の製造方法を示す断面工程
図である。
【図2】従来の光ファイバの接続方法を示す斜視図であ
る。
【図3】本発明の光導波路素子の製造装置の一例を示す
概略図である。
【図4】本発明において使用するプレートの開口部を形
成する方法を説明するための図である。
【図5】本発明における光硬化性脂の充填方法を説明す
るための図である。
【図6】本発明の光導波路素子の製造方法によって、光
集光導波路を製造する場合における製造装置の一例を示
す図である。
【図7】本発明の光導波路素子の製造方法によって製造
された、光集光導波路を示す図である。
【図8】本発明の光導波路素子の製造方法によって、L
字型の光導波路を製造する場合における製造装置の一例
を示す図である。
【符号の説明】
1 基板 2 下部クラッド層 3 コア層 4 コア 5 上部クラッド層 11 ガイド溝 12 光ファイバ 21、33 第2のレーザ光源 22、34 位相共役鏡 23、35 レンズ 24、55、64、65、81 プレート 25、43、56、66、67、85 開口部 26、83 ケース 27 光源 28、53 光ファイバ 29 第1のレーザ光源 30、32 部分反射ミラー 31 光検出器 41 ガラス板 42 フォトマスク 51 スライドガラス 52 カバーガラス 54 光硬化性樹脂充填領域 61、62、63 ガラスブロック 82 ミラー 69 光集光導波路 84 光導波路

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1対の位相共役鏡の間に第1の光硬化性
    樹脂を配置し、前記1対の位相共役鏡の間で発振された
    位相共役光を前記第1の光硬化性樹脂に照射することに
    よって、前記第1の光硬化性樹脂の前記位相共役光の経
    路に相当する部分を硬化させて光導波路を構成するコア
    部分を形成することを特徴とする、光導波路素子の製造
    方法。
  2. 【請求項2】 前記第1の光硬化性樹脂の未硬化部分を
    除去した後、前記コア部分の周囲に前記第1の光硬化性
    樹脂よりも屈折率の低い第2の光硬化性樹脂を配置し、
    この第2の光硬化性樹脂を硬化させることによって、前
    記コア部分に対するクラッド部分を形成することを特徴
    とする、請求項1に記載の光導波路素子の製造方法。
  3. 【請求項3】 前記位相共役光は、前記1対の位相共役
    鏡の間において、前記第1の光硬化性樹脂を挟むように
    して配置された、前記位相共役光の回折限界よりも大き
    い開口部を有する1対のプレートを通過させた後、前記
    第1の光硬化性樹脂に照射することを特徴とする、請求
    項1又は2に記載の光導波路素子の製造方法。
  4. 【請求項4】 前記1対のプレートの内の一方を、光フ
    ァイバに代えたことを特徴とする、請求項3に記載の光
    導波路素子の製造方法。
  5. 【請求項5】 前記1対のプレートの内の一方を、予め
    光導波路が形成された光導波路素子に代えたことを特徴
    とする、請求項3に記載の光導波路素子の製造方法。
  6. 【請求項6】 前記位相共役光の回折限界にほぼ等しい
    開口部を有する追加のプレートを設けたことを特徴とす
    る、請求項2〜5のいずれか一に記載の光導波路素子の
    製造方法。
  7. 【請求項7】 請求項1〜6のいずれか一に記載の光導
    波路素子の製造方法によって製造されたことを特徴とす
    る、3次元光導波路素子。
  8. 【請求項8】 請求項1〜6のいずれか一に記載の光導
    波路素子の製造方法によって製造されたことを特徴とす
    る、分岐型光導波路素子。
  9. 【請求項9】 位相共役光を発振させるためのトリガー
    となるレーザ光を出射する第1のレーザ光源と、1対の
    位相共役鏡と、この位相共役鏡に入射したレーザ光を励
    起させて前記位相共役光を発振させるためのレーザ光を
    出射する第2のレーザ光源と、前記位相共役光を絞り込
    んで第1の光硬化性樹脂に照射し、光導波路のコア部分
    を形成するための開口部を有する1対のプレートと、を
    具えることを特徴とする光導波路素子の製造装置。
  10. 【請求項10】 前記光導波路のコア部分に対するクラ
    ッド部分を構成する第2の光硬化性樹脂を硬化させるた
    めの光源を具えることを特徴とする、請求項9に記載の
    光導波路素子の製造装置。
  11. 【請求項11】 前記1対のプレートの一方を光ファイ
    バに代えたことを特徴とする、請求項9又は10に記載
    の光導波路素子の製造装置。
  12. 【請求項12】 前記1対のプレートの一方を、予め光
    導波路が形成された光導波路素子に代えたことを特徴と
    する、請求項9又は10に記載の光導波路素子の製造装
    置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US7166322B2 (en) 2003-08-08 2007-01-23 Toyoda Gosei Co., Ltd. Optical waveguide and method for producing the same

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