JP2000144997A - 床と壁の接合構造及び建物 - Google Patents
床と壁の接合構造及び建物Info
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Landscapes
- Load-Bearing And Curtain Walls (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 製作が容易で、性能がよく、安価な床と壁の
接合構造及び建物を提供する。 【解決手段】 床枠組の上下に床板材と裏面板材が張設
され、この床枠組と両板材との間に発泡断熱材が充填接
着されて一体化された床パネルが形成され、この床パネ
ルの中間部上に壁が立設接合され、壁の外側をバルコニ
ー床とし、その床パネルの下方に部屋空間を設けた。
接合構造及び建物を提供する。 【解決手段】 床枠組の上下に床板材と裏面板材が張設
され、この床枠組と両板材との間に発泡断熱材が充填接
着されて一体化された床パネルが形成され、この床パネ
ルの中間部上に壁が立設接合され、壁の外側をバルコニ
ー床とし、その床パネルの下方に部屋空間を設けた。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、床と壁の接合構造
及び建物に関する。
及び建物に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、特開平6−173352号公報に
記載されているように、床パネルの中間部上に壁パネル
を立設し、壁パネルの内側空間を部屋として使い、壁パ
ネルの屋外側をバルコニーとして使う建物が提案されて
いる。
記載されているように、床パネルの中間部上に壁パネル
を立設し、壁パネルの内側空間を部屋として使い、壁パ
ネルの屋外側をバルコニーとして使う建物が提案されて
いる。
【0003】この床パネルは、床根太で周囲の床枠を形
成し、この床枠の中に複数の床根太を平行に架け渡して
床枠組を形成し、この床枠組の上に床板材を張設してい
た。床枠組と床板材の固定は、床板材の上から床根太に
釘を打ち込むことにより行なっていた。或いは更に床板
材と床根太とを接着剤で接着するとともに釘打ちして固
定していた。この床パネルの床枠組の中に、断熱のた
め、ガラス繊維からなる断熱材を取り付けることも行わ
れていた。
成し、この床枠の中に複数の床根太を平行に架け渡して
床枠組を形成し、この床枠組の上に床板材を張設してい
た。床枠組と床板材の固定は、床板材の上から床根太に
釘を打ち込むことにより行なっていた。或いは更に床板
材と床根太とを接着剤で接着するとともに釘打ちして固
定していた。この床パネルの床枠組の中に、断熱のた
め、ガラス繊維からなる断熱材を取り付けることも行わ
れていた。
【0004】壁パネルは、枠材で周囲の壁枠を形成し、
この壁枠の中に複数の枠材を立設し上下の枠材に連結し
て壁枠組を形成し、この壁枠組の両面に上記と同様にし
て壁板材を張設していた。
この壁枠の中に複数の枠材を立設し上下の枠材に連結し
て壁枠組を形成し、この壁枠組の両面に上記と同様にし
て壁板材を張設していた。
【0005】この床パネルの中間部上に、壁パネルを立
設する場合は、壁パネルの一方の壁板材を張設する前
に、その壁枠組の下枠材の上から、床パネルの床板材及
びその下の床根太に釘を打ち込むことにより、固定し、
壁枠組に壁板材を張設していた。この壁パネルの荷重及
び床パネル上の積雪荷重や部屋荷重は、床パネルの床板
材と床根太で受けていた。
設する場合は、壁パネルの一方の壁板材を張設する前
に、その壁枠組の下枠材の上から、床パネルの床板材及
びその下の床根太に釘を打ち込むことにより、固定し、
壁枠組に壁板材を張設していた。この壁パネルの荷重及
び床パネル上の積雪荷重や部屋荷重は、床パネルの床板
材と床根太で受けていた。
【0006】このため、床パネルは、上記のような床パ
ネルにかかる荷重に耐えるために、床枠組の床根太の間
隔を狭くして床根太の本数を増やしたり、床根太の背を
高くするなどしていた。
ネルにかかる荷重に耐えるために、床枠組の床根太の間
隔を狭くして床根太の本数を増やしたり、床根太の背を
高くするなどしていた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の特開平6−173352号公報に記載の技術では、
床パネルで荷重を受け持つのは、床枠組と床板材のみで
あったから、上記のように床パネルにかかる荷重に耐え
るために、床枠組の床根太の間隔を狭くして床根太の本
数を増やさなければならなかったり、床根太の背を高く
しなければならず、床パネルの製作工数がかかったり、
価格の高いものになっていた。
来の特開平6−173352号公報に記載の技術では、
床パネルで荷重を受け持つのは、床枠組と床板材のみで
あったから、上記のように床パネルにかかる荷重に耐え
るために、床枠組の床根太の間隔を狭くして床根太の本
数を増やさなければならなかったり、床根太の背を高く
しなければならず、床パネルの製作工数がかかったり、
価格の高いものになっていた。
【0008】また、床枠組の中にガラス繊維からなる断
熱材を詰め込む場合は、断熱材の下方からの支持が煩雑
になるとともに、床枠組の中を隙間なく完全に断熱材で
充填するのが困難で、断熱性能が発揮しにくく、余分な
断熱材量が必要となり、所定の断熱性能にするには、価
格が高くなる問題があった。
熱材を詰め込む場合は、断熱材の下方からの支持が煩雑
になるとともに、床枠組の中を隙間なく完全に断熱材で
充填するのが困難で、断熱性能が発揮しにくく、余分な
断熱材量が必要となり、所定の断熱性能にするには、価
格が高くなる問題があった。
【0009】本発明は、上記従来技術の問題を解消し、
製作が容易で、性能がよく、安価となる床と壁の接合構
造及び建物を提供することを目的とする。
製作が容易で、性能がよく、安価となる床と壁の接合構
造及び建物を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
床枠組の上下に床板材と裏面板材が張設され、この床枠
組と両板材との間に発泡断熱材が充填接着されて一体化
された床パネルが形成され、この床パネルの中間部上に
壁が立設接合されたことを特徴とする床と壁の接合構造
である。
床枠組の上下に床板材と裏面板材が張設され、この床枠
組と両板材との間に発泡断熱材が充填接着されて一体化
された床パネルが形成され、この床パネルの中間部上に
壁が立設接合されたことを特徴とする床と壁の接合構造
である。
【0011】請求項2記載の発明は、請求項1記載の床
パネルにおける壁の外側をバルコニー床とし、その床パ
ネルの下方に部屋空間を設けたことを特徴とする建物で
ある。
パネルにおける壁の外側をバルコニー床とし、その床パ
ネルの下方に部屋空間を設けたことを特徴とする建物で
ある。
【0012】本発明における床枠組としては、木材や鋼
材からなる床根太などの枠材で枠組みされたものであ
り、枠組の大きさにより、枠組の内部に更に根太などの
枠材が架け渡されることがある。
材からなる床根太などの枠材で枠組みされたものであ
り、枠組の大きさにより、枠組の内部に更に根太などの
枠材が架け渡されることがある。
【0013】本発明における発泡断熱材としては、発泡
性ウレタン樹脂を発泡させたもの、発泡性ポリスチレン
樹脂を発泡させたもの、発泡性無機材料を発泡させたも
の等、床パネル内で発泡して床枠組と床板材と裏面板材
に接着し断熱性を発揮するもの、床パネル内で発泡して
接着剤との併用により床枠組と床板材と裏面板材に接着
し断熱性を発揮するもの、或いは発泡させたものが断熱
性と剛性を有し床枠組と床板材と裏面板材に接着剤で接
着一体化できるものが用いられる。
性ウレタン樹脂を発泡させたもの、発泡性ポリスチレン
樹脂を発泡させたもの、発泡性無機材料を発泡させたも
の等、床パネル内で発泡して床枠組と床板材と裏面板材
に接着し断熱性を発揮するもの、床パネル内で発泡して
接着剤との併用により床枠組と床板材と裏面板材に接着
し断熱性を発揮するもの、或いは発泡させたものが断熱
性と剛性を有し床枠組と床板材と裏面板材に接着剤で接
着一体化できるものが用いられる。
【0014】本発明において床パネルの中間部上に壁が
立設接合されとは、床パネルの比較強度の強い周縁部で
はなく、その内側の比較的強度が弱い部分上に壁を立設
接合することを意味するものであり、周縁部に近い中間
部上に壁が立設接合される場合も含むものである。
立設接合されとは、床パネルの比較強度の強い周縁部で
はなく、その内側の比較的強度が弱い部分上に壁を立設
接合することを意味するものであり、周縁部に近い中間
部上に壁が立設接合される場合も含むものである。
【0015】(作用)請求項1記載の床と壁の接合構造
は、床枠組と床板材と裏面板材との間に発泡断熱材が充
填接着されて一体化された床パネルが形成されるから、
床パネル内の全体に発泡断熱材が充填され、床パネルの
床枠組と床板材と裏面板材と発泡断熱材とが接着されて
一体のものとなり、床パネル全体が強度(特に曲げ強
度)の大きなものになる。そして、この床パネルの中間
部上に壁が立設接合されるから、壁の荷重及び床パネル
上の積雪荷重や部屋の積載荷重は、床パネル全体で受け
ることができ、十分に荷重に耐えられるものになる。
は、床枠組と床板材と裏面板材との間に発泡断熱材が充
填接着されて一体化された床パネルが形成されるから、
床パネル内の全体に発泡断熱材が充填され、床パネルの
床枠組と床板材と裏面板材と発泡断熱材とが接着されて
一体のものとなり、床パネル全体が強度(特に曲げ強
度)の大きなものになる。そして、この床パネルの中間
部上に壁が立設接合されるから、壁の荷重及び床パネル
上の積雪荷重や部屋の積載荷重は、床パネル全体で受け
ることができ、十分に荷重に耐えられるものになる。
【0016】請求項2記載の建物は、請求項1記載の床
パネルにおける壁の外側をバルコニー床としたから、バ
ルコニーの床が強度の優れたものになり、しかも、床パ
ネルが発泡断熱材が充填一体化された断熱性の優れたも
のになり、その床パネルの下方に部屋空間を設けたか
ら、部屋空間を断熱性能の良いものにでき、しかも、防
音性も優れたものにできる。
パネルにおける壁の外側をバルコニー床としたから、バ
ルコニーの床が強度の優れたものになり、しかも、床パ
ネルが発泡断熱材が充填一体化された断熱性の優れたも
のになり、その床パネルの下方に部屋空間を設けたか
ら、部屋空間を断熱性能の良いものにでき、しかも、防
音性も優れたものにできる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照しながら詳細に説明する。図1は本発明の
実施例である建物の一部切欠き縦断面図、図2は本発明
に用いる床枠組の平面図、図3は本発明の実施例である
床と壁の接合構造の縦断面図である。
て図面を参照しながら詳細に説明する。図1は本発明の
実施例である建物の一部切欠き縦断面図、図2は本発明
に用いる床枠組の平面図、図3は本発明の実施例である
床と壁の接合構造の縦断面図である。
【0018】図1において、複数の建物ユニットを上下
左右に組み合わせて形成された建物の上部にバルコニー
1が設けられ、その内側に小屋裏部屋2が設けられ、バ
ルコニー1の下方には下階の部屋3が設けられている。
左右に組み合わせて形成された建物の上部にバルコニー
1が設けられ、その内側に小屋裏部屋2が設けられ、バ
ルコニー1の下方には下階の部屋3が設けられている。
【0019】バルコニー1と小屋裏部屋2とは、サッシ
窓41付きの壁4で仕切られている。バルコニー1の床
11と小屋裏部屋2の床21とは共通の床パネル5から
なっている。
窓41付きの壁4で仕切られている。バルコニー1の床
11と小屋裏部屋2の床21とは共通の床パネル5から
なっている。
【0020】床パネル5は、図2に示すような、床枠組
51を有しており、その上下に厚み20mmのパーチク
ルボードからなる床板材52と厚み9mmのパーチクル
ボードからなる裏面板材53とが張設され、その内部に
発泡性ウレタン樹脂が隙間なく発泡充填されるとともに
接着されて発泡断熱材54が一体化されている。
51を有しており、その上下に厚み20mmのパーチク
ルボードからなる床板材52と厚み9mmのパーチクル
ボードからなる裏面板材53とが張設され、その内部に
発泡性ウレタン樹脂が隙間なく発泡充填されるとともに
接着されて発泡断熱材54が一体化されている。
【0021】床枠組51は、図2に示すように、エンジ
ニアリングウッドであるLSL(ラミネーテッド・スト
ランド・ランバー)の2×6材からなる周囲の床根太枠
511内に略330mm間隔で同じ材からなる床根太5
12が架け渡され、スクリュウ釘で固定接合されてい
る。床枠組51 の上下の床板材52、裏面板材53はス
クリュウ釘で固定接合されている。
ニアリングウッドであるLSL(ラミネーテッド・スト
ランド・ランバー)の2×6材からなる周囲の床根太枠
511内に略330mm間隔で同じ材からなる床根太5
12が架け渡され、スクリュウ釘で固定接合されてい
る。床枠組51 の上下の床板材52、裏面板材53はス
クリュウ釘で固定接合されている。
【0022】この床パネル5に、図3に示すように、壁
4が立設接合される。壁4の内壁材43を張る前に、そ
の下枠材42から釘打ち機でスクリュウ釘44を、床板
材52及び床根太512に打ち込んで固定するのであ
る。その後、内壁材43を釘打ち固定して、壁4を完成
する。
4が立設接合される。壁4の内壁材43を張る前に、そ
の下枠材42から釘打ち機でスクリュウ釘44を、床板
材52及び床根太512に打ち込んで固定するのであ
る。その後、内壁材43を釘打ち固定して、壁4を完成
する。
【0023】床パネル5は、建物ユニットU1の床部を
構成しており、鋼製の梁材6に鋼製のアングル材55を
介して固定されている。床パネル5の下方には、天井パ
ネル7が鋼製のLアングル材73と振動伝達防止のため
の弾性材74を介して取り付けられている。天井パネル
7は木製の枠材71に繊維強化石膏ボードからなる天井
材72が張設されている。
構成しており、鋼製の梁材6に鋼製のアングル材55を
介して固定されている。床パネル5の下方には、天井パ
ネル7が鋼製のLアングル材73と振動伝達防止のため
の弾性材74を介して取り付けられている。天井パネル
7は木製の枠材71に繊維強化石膏ボードからなる天井
材72が張設されている。
【0024】鋼製の梁材6、6は枠組され、床パネル5
と天井パネル7を有する一体の複合パネルになってお
り、その上の壁4も含めて一つの建物ユニットU1にな
っており、工場で製作される。
と天井パネル7を有する一体の複合パネルになってお
り、その上の壁4も含めて一つの建物ユニットU1にな
っており、工場で製作される。
【0025】図1に示すように、建物ユニット群からな
る下階の部屋3の上に、この建物ユニットU1が設置さ
れ、その前方に軒先用の建物ユニットU2が設置され
る。そして、両者の接合部の床部に、発泡ウレタン樹脂
が注入発泡されるとともに、両者の床と天井が、接合用
床板12と接合用天井板74で接合される。
る下階の部屋3の上に、この建物ユニットU1が設置さ
れ、その前方に軒先用の建物ユニットU2が設置され
る。そして、両者の接合部の床部に、発泡ウレタン樹脂
が注入発泡されるとともに、両者の床と天井が、接合用
床板12と接合用天井板74で接合される。
【0026】建物ユニットU1の反対側にも建物ユニッ
トU3が設置され、建物ユニットU1、U3の上に屋根
パネル81、82が設置されて、小屋裏部屋2が形成さ
れる。
トU3が設置され、建物ユニットU1、U3の上に屋根
パネル81、82が設置されて、小屋裏部屋2が形成さ
れる。
【0027】バルコニー1の床11には、防水シートや
タイルが張られて仕上げがなされ、小屋裏部屋2の床2
1には、カーペットや畳が敷かれて仕上げがなされる。
タイルが張られて仕上げがなされ、小屋裏部屋2の床2
1には、カーペットや畳が敷かれて仕上げがなされる。
【0028】この床と壁の接合構造は、床枠組51と床
板材52と裏面板材53との間に発泡断熱材54が隙間
なく充填接着されて一体化された床パネル5が形成され
るから、床パネル5の床枠組51と床板材52と裏面板
材53と発泡断熱材54とが一体のものとなり、床パネ
ル5全体が強度の大きなものになり、断熱性、防音性も
優れたものになる。そして、この床パネル5の中間部上
に壁4が立設接合されるから、屋根パネル81も含めた
壁4の荷重及び床パネル5上の積雪荷重や部屋の積載荷
重を、床パネル5全体で受けることができ、十分に荷重
に耐えらることができる。
板材52と裏面板材53との間に発泡断熱材54が隙間
なく充填接着されて一体化された床パネル5が形成され
るから、床パネル5の床枠組51と床板材52と裏面板
材53と発泡断熱材54とが一体のものとなり、床パネ
ル5全体が強度の大きなものになり、断熱性、防音性も
優れたものになる。そして、この床パネル5の中間部上
に壁4が立設接合されるから、屋根パネル81も含めた
壁4の荷重及び床パネル5上の積雪荷重や部屋の積載荷
重を、床パネル5全体で受けることができ、十分に荷重
に耐えらることができる。
【0029】従来のように、床枠組51にガラス繊維の
断熱材を詰める構造では、床根太512を同じ略330
mm間隔に設けたものでは、床パネルの強度が不十分で
あった。このため、従来の構造では、床根太512の本
数を増やすか、床根太511、512の背を高くする必
要があり、価格の高いものになる。
断熱材を詰める構造では、床根太512を同じ略330
mm間隔に設けたものでは、床パネルの強度が不十分で
あった。このため、従来の構造では、床根太512の本
数を増やすか、床根太511、512の背を高くする必
要があり、価格の高いものになる。
【0030】この建物は、この床パネル5における壁4
の外側をバルコニー床11としたから、バルコニー1の
床11が強度の優れたものになり、しかも、床パネル5
が発泡断熱材54が充填一体化された断熱性の優れたも
のになり、その下方の部屋3を断熱性能の良いものにで
きる。しかも、防音性も良いものにできる。また、複数
の建物ユニットで建物を形成しているので、工場の大型
製造設備を用いて、品質精度の良いものにでき、建築現
場の作業工数も少なくなる。
の外側をバルコニー床11としたから、バルコニー1の
床11が強度の優れたものになり、しかも、床パネル5
が発泡断熱材54が充填一体化された断熱性の優れたも
のになり、その下方の部屋3を断熱性能の良いものにで
きる。しかも、防音性も良いものにできる。また、複数
の建物ユニットで建物を形成しているので、工場の大型
製造設備を用いて、品質精度の良いものにでき、建築現
場の作業工数も少なくなる。
【0031】以上、本発明の実施例を説明したが、本発
明は上記実施例に限定されるものではなく、本発明の要
旨を逸脱しない範囲の設計変更等があっても本発明に含
まれる。
明は上記実施例に限定されるものではなく、本発明の要
旨を逸脱しない範囲の設計変更等があっても本発明に含
まれる。
【0032】例えば、実施例では、バルコニーを有する
建物ユニットU1について説明したが、床パネルの中間
部上に間仕切り壁を有する建物ユニットでもよく、ま
た、建物ユニットでなく、パネル構造のものでもよい。
建物ユニットU1について説明したが、床パネルの中間
部上に間仕切り壁を有する建物ユニットでもよく、ま
た、建物ユニットでなく、パネル構造のものでもよい。
【0033】
【発明の効果】請求項1記載の床と壁の接合構造は、床
パネルの床枠組と床板材と裏面板材と発泡断熱材とが一
体のものとなり、床パネル全体が強度の大きなものにな
り、この床パネルの中間部上に壁が立設接合されるか
ら、壁の荷重及び床パネル上の積雪荷重や部屋の積載荷
重は、床パネル全体で受けることができ、十分に荷重に
耐えられるものになり、しかも安価に製作できる。
パネルの床枠組と床板材と裏面板材と発泡断熱材とが一
体のものとなり、床パネル全体が強度の大きなものにな
り、この床パネルの中間部上に壁が立設接合されるか
ら、壁の荷重及び床パネル上の積雪荷重や部屋の積載荷
重は、床パネル全体で受けることができ、十分に荷重に
耐えられるものになり、しかも安価に製作できる。
【0034】請求項2記載の建物は、バルコニーの床が
強度の優れたものになり、しかも、床パネルが発泡断熱
材が充填一体化され、断熱材の取付けが容易であるとと
もに、断熱性及び防音性の優れたものになり、その下方
の部屋空間を断熱性能及び防音性能の良いものにでき、
しかも全体として安価なものにできる。
強度の優れたものになり、しかも、床パネルが発泡断熱
材が充填一体化され、断熱材の取付けが容易であるとと
もに、断熱性及び防音性の優れたものになり、その下方
の部屋空間を断熱性能及び防音性能の良いものにでき、
しかも全体として安価なものにできる。
【図1】本発明の実施例である建物の一部切欠き縦断面
図である。
図である。
【図2】本発明に用いる床枠組の平面図である。
【図3】本発明の実施例である床と壁の接合構造の縦断
面図である。
面図である。
U1 建物ユニット 1 バルコニー 11 バルコニーの床 2 小屋裏部屋 3 下階の部屋 4 壁 5 床パネル 51 床枠組 511 床根太枠 512 床根太 52 床板材 53 裏面板材 54 発泡断熱材 6 梁材 7 天井パネル
Claims (2)
- 【請求項1】 床枠組の上下に床板材と裏面板材が張設
され、この床枠組と両板材との間に発泡断熱材が充填接
着されて一体化された床パネルが形成され、この床パネ
ルの中間部上に壁が立設接合されたことを特徴とする床
と壁の接合構造。 - 【請求項2】 請求項1記載の床パネルにおける壁の外
側をバルコニー床とし、その床パネルの下方に部屋空間
を設けたことを特徴とする建物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
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