JP2000144432A - ガス噴射ヘッド - Google Patents
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Landscapes
- Chemical Vapour Deposition (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 濃度や成分の均一な混合ガスを早期反応を防
止しつつ安定した状態で基板に向けて均一に噴射するこ
とができるガス噴射ヘッドを提供する。 【解決手段】 少なくとも2種の反応ガスを個別に収容
する少なくとも2つのガス空間70,72を形成する噴
射ヘッド66本体と、前記噴射ヘッド本体の下面に配置
された複数のガス噴射孔78と、前記ガス噴射孔にそれ
ぞれ配置され、前記少なくとも2つのガス空間から前記
少なくとも2種の反応ガスを個別に導入して噴射する同
軸多流体ノズルとを有する。
止しつつ安定した状態で基板に向けて均一に噴射するこ
とができるガス噴射ヘッドを提供する。 【解決手段】 少なくとも2種の反応ガスを個別に収容
する少なくとも2つのガス空間70,72を形成する噴
射ヘッド66本体と、前記噴射ヘッド本体の下面に配置
された複数のガス噴射孔78と、前記ガス噴射孔にそれ
ぞれ配置され、前記少なくとも2つのガス空間から前記
少なくとも2種の反応ガスを個別に導入して噴射する同
軸多流体ノズルとを有する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、気相成長装置に用
いるガス噴射ヘッドに関し、特に、チタン酸バリウム/
ストロンチウム等の高誘電体又は強誘電体薄膜を気相成
長させるのに好適なガス噴射ヘッドに関する。
いるガス噴射ヘッドに関し、特に、チタン酸バリウム/
ストロンチウム等の高誘電体又は強誘電体薄膜を気相成
長させるのに好適なガス噴射ヘッドに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、半導体産業における集積回路の集
積度の向上はめざましく、現状のメガビットオーダか
ら、将来のギガビットオーダを睨んだDRAMの研究開
発が行われている。かかるDRAMの製造のためには、
小さな面積で大容量が得られる素子が必要である。この
ような大容量素子の製造に用いる誘電体薄膜として、誘
電率が10以下であるシリコン酸化膜やシリコン窒化膜
に替えて、誘電率が20程度である五酸化タンタル(T
a2O5)薄膜、あるいは誘電率が300程度であるチ
タン酸バリウム(BaTiO3)、チタン酸ストロンチウ
ム(SrTiO3)又はこれらの混合物であるチタン酸バ
リウムストロンチウム等の金属酸化物薄膜材料が有望視
されている。このような金属酸化物薄膜を気相成長させ
る際には、1又は複数の有機金属化合物のガス原料と酸
化ガスとを混合し、一定の温度に加熱した被成膜基板に
噴射する。
積度の向上はめざましく、現状のメガビットオーダか
ら、将来のギガビットオーダを睨んだDRAMの研究開
発が行われている。かかるDRAMの製造のためには、
小さな面積で大容量が得られる素子が必要である。この
ような大容量素子の製造に用いる誘電体薄膜として、誘
電率が10以下であるシリコン酸化膜やシリコン窒化膜
に替えて、誘電率が20程度である五酸化タンタル(T
a2O5)薄膜、あるいは誘電率が300程度であるチ
タン酸バリウム(BaTiO3)、チタン酸ストロンチウ
ム(SrTiO3)又はこれらの混合物であるチタン酸バ
リウムストロンチウム等の金属酸化物薄膜材料が有望視
されている。このような金属酸化物薄膜を気相成長させ
る際には、1又は複数の有機金属化合物のガス原料と酸
化ガスとを混合し、一定の温度に加熱した被成膜基板に
噴射する。
【0003】図8は、この種のチタン酸バリウム/スト
ロンチウム等の高誘電体又は強誘電体薄膜を形成するた
めの成膜装置の全体構成を示す図であり、液体原料を気
化する気化器110の下流側に原料ガス搬送流路112
を介して密閉可能な成膜室114が設けられ、さらにそ
の下流側の排気流路に真空ポンプ116が配置されて排
気配管118が構成されている。成膜室114には、酸
素等の酸化ガスを供給する酸化ガス配管120が接続さ
れている。
ロンチウム等の高誘電体又は強誘電体薄膜を形成するた
めの成膜装置の全体構成を示す図であり、液体原料を気
化する気化器110の下流側に原料ガス搬送流路112
を介して密閉可能な成膜室114が設けられ、さらにそ
の下流側の排気流路に真空ポンプ116が配置されて排
気配管118が構成されている。成膜室114には、酸
素等の酸化ガスを供給する酸化ガス配管120が接続さ
れている。
【0004】このような構成の成膜装置により、基板W
を基板保持台124に設けた加熱板上に載置し、基板W
を所定温度に維持しつつガス噴射ヘッド128のガス噴
射孔126から原料ガスと酸化ガスとの混合ガスを基板
Wに向けて噴射して、基板Wの表面に薄膜を成長させ
る。
を基板保持台124に設けた加熱板上に載置し、基板W
を所定温度に維持しつつガス噴射ヘッド128のガス噴
射孔126から原料ガスと酸化ガスとの混合ガスを基板
Wに向けて噴射して、基板Wの表面に薄膜を成長させ
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、有機金属化
合物ガスと酸化ガスの混合ガスが安定に存在できる温度
域は一般に狭く、基板へ導く途中で温度の不均一などが
あるとガスの凝縮や分解が起こりやすい。従って、混合
ガスの流路が長くなると、基板へ到達する前の早期反応
により析出物を生成しやすくなる。このように生成した
析出物は、ガス噴射孔を閉塞させたり、あるいは下流に
流れて成膜室内のパーティクルの発生源となる。
合物ガスと酸化ガスの混合ガスが安定に存在できる温度
域は一般に狭く、基板へ導く途中で温度の不均一などが
あるとガスの凝縮や分解が起こりやすい。従って、混合
ガスの流路が長くなると、基板へ到達する前の早期反応
により析出物を生成しやすくなる。このように生成した
析出物は、ガス噴射孔を閉塞させたり、あるいは下流に
流れて成膜室内のパーティクルの発生源となる。
【0006】また、原料ガスと酸化ガスの混合をノズル
を出てから行うようにした場合、ノズル穴での詰まりを
なくすことができるが、基板に至る短い過程で均一な混
合状態を得るのが難しい。充分な混合状態を得ようとす
ると、ノズル穴を細かく分布させたり、基板までの距離
を大きくするなどの必要があり、装置の複雑化や肥大化
を招き、実用的でない。
を出てから行うようにした場合、ノズル穴での詰まりを
なくすことができるが、基板に至る短い過程で均一な混
合状態を得るのが難しい。充分な混合状態を得ようとす
ると、ノズル穴を細かく分布させたり、基板までの距離
を大きくするなどの必要があり、装置の複雑化や肥大化
を招き、実用的でない。
【0007】本発明は、上述した事情に鑑みて為された
もので、濃度や成分の均一な混合ガスを早期反応を防止
しつつ安定した状態で基板に向けて均一に噴射すること
ができるガス噴射ヘッドを提供することを目的とする。
もので、濃度や成分の均一な混合ガスを早期反応を防止
しつつ安定した状態で基板に向けて均一に噴射すること
ができるガス噴射ヘッドを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、少なくとも2種の反応ガスを個別に収容する少なく
とも2つのガス空間を形成する噴射ヘッド本体と、前記
噴射ヘッド本体の下面に配置された複数のガス噴射孔
と、前記ガス噴射孔にそれぞれ配置され、前記少なくと
も2つのガス空間から前記少なくとも2種の反応ガスを
個別に導入して噴射する同軸多流体ノズルとを有するこ
とを特徴とするガス噴射ヘッドである。ここでいう「同
軸多流体ノズル」とは、複数の流路が同軸に形成された
ノズルである。また、ここでいう「反応ガス」とは、原
料ガス、酸化ガスの他、これらに補助的に添加される不
活性ガス等も含む概念である。
は、少なくとも2種の反応ガスを個別に収容する少なく
とも2つのガス空間を形成する噴射ヘッド本体と、前記
噴射ヘッド本体の下面に配置された複数のガス噴射孔
と、前記ガス噴射孔にそれぞれ配置され、前記少なくと
も2つのガス空間から前記少なくとも2種の反応ガスを
個別に導入して噴射する同軸多流体ノズルとを有するこ
とを特徴とするガス噴射ヘッドである。ここでいう「同
軸多流体ノズル」とは、複数の流路が同軸に形成された
ノズルである。また、ここでいう「反応ガス」とは、原
料ガス、酸化ガスの他、これらに補助的に添加される不
活性ガス等も含む概念である。
【0009】これにより、複数の反応ガスが外側のノズ
ル内あるいはノズルを出た後に混合されるので、反応生
成物がノズル側に付着することが少ない。しかも、反応
ガスが同軸ノズルから噴射されるので、一方の反応ガス
が他方の反応ガスを包み込むように噴射され、ノズルの
開口での拡散作用により下流で均一にかつ効率良く混合
される。混合の過程において乱流の発生がほとんどな
く、従って、状態の変動による早期反応によってパーテ
ィクルを発生させることが防止される。3種以上のガス
を用いる場合には、3重以上のノズルを用いてもよく、
また、2重ノズルを多段に重ねて用いても良い。
ル内あるいはノズルを出た後に混合されるので、反応生
成物がノズル側に付着することが少ない。しかも、反応
ガスが同軸ノズルから噴射されるので、一方の反応ガス
が他方の反応ガスを包み込むように噴射され、ノズルの
開口での拡散作用により下流で均一にかつ効率良く混合
される。混合の過程において乱流の発生がほとんどな
く、従って、状態の変動による早期反応によってパーテ
ィクルを発生させることが防止される。3種以上のガス
を用いる場合には、3重以上のノズルを用いてもよく、
また、2重ノズルを多段に重ねて用いても良い。
【0010】請求項2に記載の発明は、前記同軸多流体
ノズルは、外側ノズル孔と、該外側ノズル孔に所定長さ
挿入された内側ノズルとを有することを特徴とする請求
項1に記載のガス噴射ヘッドである。この挿入長さを適
宜に調整することにより、反応ガスの性質に合わせて混
合の効率等を適宜に調整することができる。例えば、外
側ノズル孔の内側ノズルより下流の部分は混合領域とし
て定義でき、これを充分採ることにより、混合効率を向
上させることができる(図3参照)。また、内側ノズル
をシャワーヘッドの末端まで伸ばした場合は、ガスの混
合は完全にシャワーヘッド外部で行われる(図4参
照)。
ノズルは、外側ノズル孔と、該外側ノズル孔に所定長さ
挿入された内側ノズルとを有することを特徴とする請求
項1に記載のガス噴射ヘッドである。この挿入長さを適
宜に調整することにより、反応ガスの性質に合わせて混
合の効率等を適宜に調整することができる。例えば、外
側ノズル孔の内側ノズルより下流の部分は混合領域とし
て定義でき、これを充分採ることにより、混合効率を向
上させることができる(図3参照)。また、内側ノズル
をシャワーヘッドの末端まで伸ばした場合は、ガスの混
合は完全にシャワーヘッド外部で行われる(図4参
照)。
【0011】請求項3に記載の発明は、前記同軸多流体
ノズルに外側ノズル孔の内側ノズル孔への合流部又は合
流部の上流側に流路抵抗を付す抵抗体を設けたことを特
徴とする請求項1に記載のガス噴射ヘッドである。これ
により、外側ノズルのガスの分配性を向上させることが
できる。リング状の流路は断面円形の流路より面積が大
きいため抵抗体としての作用が不充分である。そのた
め、内側ノズルの外側ノズル内への挿入長さを十分長
くする、焼結体等のフィルタを挿入する、ラビリン
ス構造とする、流路に溝を形成してこの溝に流れを導
く、等の手段によって流路抵抗を付し、外側ノズルのガ
スの等分配性を向上させることができる(図5参照)。
ノズルに外側ノズル孔の内側ノズル孔への合流部又は合
流部の上流側に流路抵抗を付す抵抗体を設けたことを特
徴とする請求項1に記載のガス噴射ヘッドである。これ
により、外側ノズルのガスの分配性を向上させることが
できる。リング状の流路は断面円形の流路より面積が大
きいため抵抗体としての作用が不充分である。そのた
め、内側ノズルの外側ノズル内への挿入長さを十分長
くする、焼結体等のフィルタを挿入する、ラビリン
ス構造とする、流路に溝を形成してこの溝に流れを導
く、等の手段によって流路抵抗を付し、外側ノズルのガ
スの等分配性を向上させることができる(図5参照)。
【0012】請求項4に記載の発明は、前記外側ノズル
孔には、前記内側ノズルの下流側に絞り部が形成されて
いることを特徴とする請求項2に記載のガス噴射ヘッド
である。これにより、外側ノズル孔からの反応ガスの流
れを絞って内側ノズルからの流れに当てるようにして混
合効率を向上させることができる。
孔には、前記内側ノズルの下流側に絞り部が形成されて
いることを特徴とする請求項2に記載のガス噴射ヘッド
である。これにより、外側ノズル孔からの反応ガスの流
れを絞って内側ノズルからの流れに当てるようにして混
合効率を向上させることができる。
【0013】請求項5に記載の発明は、請求項1ないし
4に記載のガス噴射ヘッドを有する気密な成膜室と、該
ガス噴射ヘッドに反応ガスを供給するガス供給源と、前
記成膜室内に前記ガス噴射ヘッドに対向して配置された
基板保持台とを有することを特徴とする成膜装置であ
る。
4に記載のガス噴射ヘッドを有する気密な成膜室と、該
ガス噴射ヘッドに反応ガスを供給するガス供給源と、前
記成膜室内に前記ガス噴射ヘッドに対向して配置された
基板保持台とを有することを特徴とする成膜装置であ
る。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、図1ないし図3を参照し
て、本発明の第1の実施の形態を説明する。この第1の
実施の形態の薄膜気相成長装置は、気密な成膜室10を
構成する容器本体12と、容器底部14の中央に開口す
る筒状部16内を昇降可能な基板保持台(サセプタ)1
8と、容器本体12の頂部に取り付けられたガス噴射ヘ
ッド(シャワーヘッド)20とを備えている。
て、本発明の第1の実施の形態を説明する。この第1の
実施の形態の薄膜気相成長装置は、気密な成膜室10を
構成する容器本体12と、容器底部14の中央に開口す
る筒状部16内を昇降可能な基板保持台(サセプタ)1
8と、容器本体12の頂部に取り付けられたガス噴射ヘ
ッド(シャワーヘッド)20とを備えている。
【0015】これら容器本体12、容器底部14及び筒
状部16とガス噴射ヘッド20には、オイルのような熱
媒体を流通させる熱媒体流路22,24,26,28
a,28cが形成され、これらの流路は外部配管30を
介して、ポンプ等の抽送手段32、及びヒータ等の加熱
手段34からなる熱媒体ユニット36に流通している。
また、必要箇所を冷却するために冷却水循環ユニットが
設けられている(図示せず)。容器底部14には、生成
ガスを排気する排気孔38が開口し、これは図示しない
真空ポンプに連結している。
状部16とガス噴射ヘッド20には、オイルのような熱
媒体を流通させる熱媒体流路22,24,26,28
a,28cが形成され、これらの流路は外部配管30を
介して、ポンプ等の抽送手段32、及びヒータ等の加熱
手段34からなる熱媒体ユニット36に流通している。
また、必要箇所を冷却するために冷却水循環ユニットが
設けられている(図示せず)。容器底部14には、生成
ガスを排気する排気孔38が開口し、これは図示しない
真空ポンプに連結している。
【0016】基板保持台18は支持軸40を介して成膜
室10の下方に配置された昇降装置42に連結され、こ
れにより筒状部16の中を昇降する。筒状部16の所定
高さには、搬送用のロボット44を有するロボット室4
6に向かう位置に基板搬送口48が開口しており、これ
は通路50を介してロボット室46のゲート52に接続
されている。この基板搬送口48にはパージガス供給口
54が開口している。基板保持台18には基板Wを加熱
するためのヒータ56が設けられ、所定位置に取り付け
られた基板温度センサの検出値に基づいて該ヒータ56
への電力を調整して基板温度を一定に維持するようにし
ている。
室10の下方に配置された昇降装置42に連結され、こ
れにより筒状部16の中を昇降する。筒状部16の所定
高さには、搬送用のロボット44を有するロボット室4
6に向かう位置に基板搬送口48が開口しており、これ
は通路50を介してロボット室46のゲート52に接続
されている。この基板搬送口48にはパージガス供給口
54が開口している。基板保持台18には基板Wを加熱
するためのヒータ56が設けられ、所定位置に取り付け
られた基板温度センサの検出値に基づいて該ヒータ56
への電力を調整して基板温度を一定に維持するようにし
ている。
【0017】ガス噴射ヘッド20は、成膜対象の基板W
に対向して配置されるノズル盤60と、背板62及び周
壁64とによって中空円盤状に形成された噴射ヘッド本
体66から構成されている。この噴射ヘッド本体66の
内部には円盤状の中空体68がノズル盤60、背板62
及び周壁64から間隔をおいて配置されて、この噴射ヘ
ッド本体66と中空体68との間に第1のガス空間70
が形成されている。中空体68の内部にも円板状の仕切
板69が中空体68の上下壁及び側壁から間隔をおいて
配置されており、ここに第2のガス空間72が形成され
ている。
に対向して配置されるノズル盤60と、背板62及び周
壁64とによって中空円盤状に形成された噴射ヘッド本
体66から構成されている。この噴射ヘッド本体66の
内部には円盤状の中空体68がノズル盤60、背板62
及び周壁64から間隔をおいて配置されて、この噴射ヘ
ッド本体66と中空体68との間に第1のガス空間70
が形成されている。中空体68の内部にも円板状の仕切
板69が中空体68の上下壁及び側壁から間隔をおいて
配置されており、ここに第2のガス空間72が形成され
ている。
【0018】噴射ヘッド本体66の背板62側には、各
ガス空間70,72に反応ガスを個別に供給するガス供
給配管74が接続されている。ガス供給配管74は同軸
の多重管であり、中心にはノズル盤面に達する熱電対
(温度センサ)76が挿入され、その外側に第2のガス
空間に通じる第2の反応ガス流路98が、さらにその外
側に第1のガス空間70に通じる第1の反応ガス流路9
6が形成されている。
ガス空間70,72に反応ガスを個別に供給するガス供
給配管74が接続されている。ガス供給配管74は同軸
の多重管であり、中心にはノズル盤面に達する熱電対
(温度センサ)76が挿入され、その外側に第2のガス
空間に通じる第2の反応ガス流路98が、さらにその外
側に第1のガス空間70に通じる第1の反応ガス流路9
6が形成されている。
【0019】ノズル盤60には所定の間隔をおいて多数
のガス噴射孔(外側ノズル孔)78が設けられ、また、
各ガス噴射孔78を取り囲むように熱媒体流路28aが
形成されており、これには入口28bから熱媒体が供給
されて出口28b’から外部に排出されるようになって
いる。中空体68の底板80には、ノズル盤60の各ガ
ス噴射孔78と対向する位置にそれぞれ開口86が形成
され、これには筒状のノズル部材(内側ノズル)88の
上端が固着されている。従って、ガス噴射孔78とノズ
ル部材88の外面の間には、第1のガス空間70につな
がる管状流路70aが形成されている。各ノズル部材8
8は、図3に示すように、上部のくびれ部と、その下部
の拡径部とを有するベンチュリタイプに形成され、この
ノズル部材88の下端はガス噴射孔78の内部に所定長
さだけ挿入され、これにより同軸の2流体ノズルが構成
されている。
のガス噴射孔(外側ノズル孔)78が設けられ、また、
各ガス噴射孔78を取り囲むように熱媒体流路28aが
形成されており、これには入口28bから熱媒体が供給
されて出口28b’から外部に排出されるようになって
いる。中空体68の底板80には、ノズル盤60の各ガ
ス噴射孔78と対向する位置にそれぞれ開口86が形成
され、これには筒状のノズル部材(内側ノズル)88の
上端が固着されている。従って、ガス噴射孔78とノズ
ル部材88の外面の間には、第1のガス空間70につな
がる管状流路70aが形成されている。各ノズル部材8
8は、図3に示すように、上部のくびれ部と、その下部
の拡径部とを有するベンチュリタイプに形成され、この
ノズル部材88の下端はガス噴射孔78の内部に所定長
さだけ挿入され、これにより同軸の2流体ノズルが構成
されている。
【0020】噴射ヘッド本体66の各ガス空間70,7
2は、それぞれ中空体68及び仕切板69によって上下
に区画されており、それぞれガス供給配管74の反応ガ
ス流路96,98から個別に供給された第1及び第2の
反応ガスは、上側のガス空間を径方向外側に流れた後、
側壁64及び84で反転して下側のガス空間に外側縁部
から流入する。これにより、それぞれの下側ガス空間に
おいて、ノズルの配置密度に応じたガス流量分布が達成
され、ノズルからの流量が均等化される。
2は、それぞれ中空体68及び仕切板69によって上下
に区画されており、それぞれガス供給配管74の反応ガ
ス流路96,98から個別に供給された第1及び第2の
反応ガスは、上側のガス空間を径方向外側に流れた後、
側壁64及び84で反転して下側のガス空間に外側縁部
から流入する。これにより、それぞれの下側ガス空間に
おいて、ノズルの配置密度に応じたガス流量分布が達成
され、ノズルからの流量が均等化される。
【0021】なお、噴射ヘッド本体66の形状はこれに
限られるものではなく、2つのガス空間を単純な2層の
円盤状空間に形成してもよく、また、仕切板69の代わ
りに微細孔が形成されたガス分配板を用いても良い。さ
らに、噴射ヘッド本体66の全体を下側に拡径するラッ
パ状に形成してもよい。
限られるものではなく、2つのガス空間を単純な2層の
円盤状空間に形成してもよく、また、仕切板69の代わ
りに微細孔が形成されたガス分配板を用いても良い。さ
らに、噴射ヘッド本体66の全体を下側に拡径するラッ
パ状に形成してもよい。
【0022】周壁64の内面、背板62の上面、ガス供
給配管74の外面を覆うように外被92が設けられ、こ
れと周壁64の間にはシールリング94が配されて内部
を密閉している。この外被92と背板62の上面及びガ
ス供給配管74の外面の間には、図2に示すように、熱
媒体流路28cが形成されており、ガス供給配管74と
噴射ヘッド本体66内を流れる反応ガスを加熱してい
る。
給配管74の外面を覆うように外被92が設けられ、こ
れと周壁64の間にはシールリング94が配されて内部
を密閉している。この外被92と背板62の上面及びガ
ス供給配管74の外面の間には、図2に示すように、熱
媒体流路28cが形成されており、ガス供給配管74と
噴射ヘッド本体66内を流れる反応ガスを加熱してい
る。
【0023】このように構成されたガス噴射ヘッド20
の作用を説明する。反応ガス、すなわち、この例では原
料ガスと酸化ガスは、図示しない供給源からガス供給配
管74にそれぞれ導入される。原料ガスは、例えば、B
a(DPM)2、Sr(DPM)2及びTi(i−OC3H
7)4等の有機金属化合物を溶剤に溶解して気化し、A
r等のキャリアガスと混合したものであり、酸化ガス
は、例えば、O2,N2O,H2O等の酸素含有ガス、
あるいはこれにオゾナイザにより生成されたオゾン(O
3)を含むようにしたものである。
の作用を説明する。反応ガス、すなわち、この例では原
料ガスと酸化ガスは、図示しない供給源からガス供給配
管74にそれぞれ導入される。原料ガスは、例えば、B
a(DPM)2、Sr(DPM)2及びTi(i−OC3H
7)4等の有機金属化合物を溶剤に溶解して気化し、A
r等のキャリアガスと混合したものであり、酸化ガス
は、例えば、O2,N2O,H2O等の酸素含有ガス、
あるいはこれにオゾナイザにより生成されたオゾン(O
3)を含むようにしたものである。
【0024】反応ガスのうち、酸化ガスは、ガス供給配
管74の第1のガス供給路96から第1のガス空間70
に、原料ガスは、ガス供給配管74の第2のガス供給路
98から第2のガス空間72に、それぞれ上側ガス空間
を一旦外側に流れてから下側ガス空間に中心に向かって
流れて導入される。そして、酸化ガスは、ノズル盤60
の各ガス噴射孔78から基板Wに向けて噴射され、原料
ガスは、底板80の各通孔86に設けられたノズル部材
88から噴射される。
管74の第1のガス供給路96から第1のガス空間70
に、原料ガスは、ガス供給配管74の第2のガス供給路
98から第2のガス空間72に、それぞれ上側ガス空間
を一旦外側に流れてから下側ガス空間に中心に向かって
流れて導入される。そして、酸化ガスは、ノズル盤60
の各ガス噴射孔78から基板Wに向けて噴射され、原料
ガスは、底板80の各通孔86に設けられたノズル部材
88から噴射される。
【0025】原料ガスはノズル部材88からガス噴射孔
78の内部に噴射され、一方、酸化ガスはガス噴射孔7
8とノズル部材88の間の筒状流路70aを通ってガス
噴射孔78の内部に原料ガスを包み込むように噴射され
る。両者はガス噴射孔78内のノズル部材88より下の
領域(混合領域)をさらに下降する過程で均一に混合さ
れ、ガス噴射孔78を出て成膜室10内部の空間をさら
に基板Wに向けて下降する。このように、混合される2
つの反応ガスが同軸ノズルから噴射されるので、混合の
過程において乱流の発生がほとんどなく、早期に反応し
てパーティクルを発生させることが防止される。しか
も、噴射された後に狭い混合領域を通過するので、成膜
室10に直接噴射される場合に比べて混合効率が高い。
78の内部に噴射され、一方、酸化ガスはガス噴射孔7
8とノズル部材88の間の筒状流路70aを通ってガス
噴射孔78の内部に原料ガスを包み込むように噴射され
る。両者はガス噴射孔78内のノズル部材88より下の
領域(混合領域)をさらに下降する過程で均一に混合さ
れ、ガス噴射孔78を出て成膜室10内部の空間をさら
に基板Wに向けて下降する。このように、混合される2
つの反応ガスが同軸ノズルから噴射されるので、混合の
過程において乱流の発生がほとんどなく、早期に反応し
てパーティクルを発生させることが防止される。しか
も、噴射された後に狭い混合領域を通過するので、成膜
室10に直接噴射される場合に比べて混合効率が高い。
【0026】なお、この実施の形態のように、内側のノ
ズル部材から原料ガスを流し、ガス噴射孔78の周壁に
沿って酸化ガスを流すことにより、ガス噴射孔78の周
壁に酸化ガス層を形成して、ガス噴射孔78の壁面への
析出物等の付着を最小限にすることができる。熱媒体は
熱媒体ユニット36から熱媒体配管30を介してノズル
盤60、周壁64、及び外被92と背板62の間の熱媒
体流路28に供給することにより、各部を所定温度に維
持して、ノズル部材を含むこれらの箇所への析出物等の
付着を抑制している。
ズル部材から原料ガスを流し、ガス噴射孔78の周壁に
沿って酸化ガスを流すことにより、ガス噴射孔78の周
壁に酸化ガス層を形成して、ガス噴射孔78の壁面への
析出物等の付着を最小限にすることができる。熱媒体は
熱媒体ユニット36から熱媒体配管30を介してノズル
盤60、周壁64、及び外被92と背板62の間の熱媒
体流路28に供給することにより、各部を所定温度に維
持して、ノズル部材を含むこれらの箇所への析出物等の
付着を抑制している。
【0027】図4は、この発明の第2の実施の形態のガ
ス噴射ヘッドを示すもので、ノズル部材88がガス噴射
孔78の末端まで延びて形成されている。この場合は、
ガスの混合はシャワーヘッドの外で行われる。これは、
2つのガスの反応生成物がガス噴射孔78に非常に付着
しやすい場合に用いられる。なお、さらに付着しやすい
場合には、ノズル部材88をガス噴射孔78の先端から
突出させるようにしてもよい。
ス噴射ヘッドを示すもので、ノズル部材88がガス噴射
孔78の末端まで延びて形成されている。この場合は、
ガスの混合はシャワーヘッドの外で行われる。これは、
2つのガスの反応生成物がガス噴射孔78に非常に付着
しやすい場合に用いられる。なお、さらに付着しやすい
場合には、ノズル部材88をガス噴射孔78の先端から
突出させるようにしてもよい。
【0028】図5は、この発明の第3の実施の形態のガ
ス噴射ヘッドを示すもので、ノズル部材88はガス噴射
孔78の途中まで延びており、ガス噴射孔78のノズル
部材88より下流側の位置には段差面78bが形成さ
れ、ここに、管状流路70aを塞ぐように所定のメッシ
ュの焼結体等からなるフィルタ99が装着されている。
これにより、リング状であるため抵抗体としての作用が
不充分であるガス噴射孔(外側ノズル孔)78のガスの
分配性を向上させることができる。なお、上記では、フ
ィルタ99は2つのガスの合流部の上流側に設けたが、
これに限らずガス噴射口78内の、2つのガスの合流部
に環状フィルタを装着するようにしてもよい。
ス噴射ヘッドを示すもので、ノズル部材88はガス噴射
孔78の途中まで延びており、ガス噴射孔78のノズル
部材88より下流側の位置には段差面78bが形成さ
れ、ここに、管状流路70aを塞ぐように所定のメッシ
ュの焼結体等からなるフィルタ99が装着されている。
これにより、リング状であるため抵抗体としての作用が
不充分であるガス噴射孔(外側ノズル孔)78のガスの
分配性を向上させることができる。なお、上記では、フ
ィルタ99は2つのガスの合流部の上流側に設けたが、
これに限らずガス噴射口78内の、2つのガスの合流部
に環状フィルタを装着するようにしてもよい。
【0029】図6は、この発明の第4の実施の形態のガ
ス噴射ヘッドを示すもので、ノズル盤60のガス噴射孔
78の内周面に、ノズル部材88の下端に対向する位置
に、下方に向けて徐々に縮径する絞り部78aを形成し
ている。このように構成することにより、ガス噴射孔7
8から噴射される酸化ガスが、絞り部78aに沿って中
心に向かい、ノズル部材88から噴射される原料ガスに
衝突するようにして、混合効率を高めることができる。
ス噴射ヘッドを示すもので、ノズル盤60のガス噴射孔
78の内周面に、ノズル部材88の下端に対向する位置
に、下方に向けて徐々に縮径する絞り部78aを形成し
ている。このように構成することにより、ガス噴射孔7
8から噴射される酸化ガスが、絞り部78aに沿って中
心に向かい、ノズル部材88から噴射される原料ガスに
衝突するようにして、混合効率を高めることができる。
【0030】図7は、この発明の第5の実施の形態のガ
ス噴射ヘッドを示すもので、3種の反応ガスを混合する
のに適している。すなわち、第2のガス空間72の上方
に、第3の反応ガスが導入される第3のガス空間104
が底板100及び天板102によって区画形成されてい
る。この底板100には、ノズル部材88に対向する位
置に形成した開口106にノズル部材108が取り付け
られ、その下端は、下方に位置するノズル部材88の内
部に所定距離挿入されてノズル部材88との間に管状流
路72aを形成している。この例では、第1及び第2の
ノズル部材108,88のいずれにも絞り部78a,8
8aが形成されている。
ス噴射ヘッドを示すもので、3種の反応ガスを混合する
のに適している。すなわち、第2のガス空間72の上方
に、第3の反応ガスが導入される第3のガス空間104
が底板100及び天板102によって区画形成されてい
る。この底板100には、ノズル部材88に対向する位
置に形成した開口106にノズル部材108が取り付け
られ、その下端は、下方に位置するノズル部材88の内
部に所定距離挿入されてノズル部材88との間に管状流
路72aを形成している。この例では、第1及び第2の
ノズル部材108,88のいずれにも絞り部78a,8
8aが形成されている。
【0031】このような構成により、第1の反応ガス、
第2の反応ガス及び第3の反応ガスは、第1のガス空間
70、第2のガス空間72及び第3のガス空間104に
個別に導入される。そして、第3の反応ガスは、第3の
ノズル部材108から第2のノズル部材88の中に噴射
され、第3のノズル部材108の外側より供給された第
2の反応ガスと混合しつつ下降して第1のノズル部材7
8の中に噴射され、さらに第2のノズル部材88の外側
より供給された第1の反応ガスと混合しつつ下降し、最
終的に成膜室10内の空間に噴射される。
第2の反応ガス及び第3の反応ガスは、第1のガス空間
70、第2のガス空間72及び第3のガス空間104に
個別に導入される。そして、第3の反応ガスは、第3の
ノズル部材108から第2のノズル部材88の中に噴射
され、第3のノズル部材108の外側より供給された第
2の反応ガスと混合しつつ下降して第1のノズル部材7
8の中に噴射され、さらに第2のノズル部材88の外側
より供給された第1の反応ガスと混合しつつ下降し、最
終的に成膜室10内の空間に噴射される。
【0032】このように、3種のガスを順次混合して均
一な混合ガスを噴射することができる。この場合、成膜
室10で行われる反応の種類に応じてそれぞれの反応性
ガスをどの順序で混合していくかを決めることができ
る。例えば、酸化ガスのような反応性ガスは、事前反応
を防ぐ意味からは最後に、すなわち、第1のガス空間に
供給するのがよい。
一な混合ガスを噴射することができる。この場合、成膜
室10で行われる反応の種類に応じてそれぞれの反応性
ガスをどの順序で混合していくかを決めることができ
る。例えば、酸化ガスのような反応性ガスは、事前反応
を防ぐ意味からは最後に、すなわち、第1のガス空間に
供給するのがよい。
【0033】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、早期反応を抑制してパーティクルの発生を防止しつ
つ、濃度や成分の均一な混合ガスを安定した状態で基板
に向けて均一に噴射することができ、それにより、気相
成長装置において、高・強誘電体等の比較的不安定な原
料ガスを用いる成膜を、安定的にかつ品質良く行うこと
ができる。
ば、早期反応を抑制してパーティクルの発生を防止しつ
つ、濃度や成分の均一な混合ガスを安定した状態で基板
に向けて均一に噴射することができ、それにより、気相
成長装置において、高・強誘電体等の比較的不安定な原
料ガスを用いる成膜を、安定的にかつ品質良く行うこと
ができる。
【図1】本発明の第1の実施の形態の気相成長装置の概
略を示す断面図である。
略を示す断面図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態のガス噴射ヘッドの
断面図である。
断面図である。
【図3】図2の要部を拡大して示す要部拡大断面図であ
る。
る。
【図4】本発明の第2の実施の形態のガス噴射ヘッドの
要部を拡大して示す断面図である。
要部を拡大して示す断面図である。
【図5】本発明の第3の実施の形態のガス噴射ヘッドの
要部を拡大して示す断面図である。
要部を拡大して示す断面図である。
【図6】本発明の第4の実施の形態のガス噴射ヘッドの
要部を拡大して示す断面図である。
要部を拡大して示す断面図である。
【図7】本発明の第5の実施の形態のガス噴射ヘッドの
要部を拡大して示す断面図である。
要部を拡大して示す断面図である。
【図8】成膜装置の全体構成を示す図である。
10 成膜室 18 基板保持台 28a,28c 熱媒体流路 60 ノズル盤 66 噴射ヘッド本体 70,72,104 ガス空間 74 ガス供給配管 78 ガス噴射孔 78a,88a 絞り部 80,100 底板 86,106 通孔 88,108 ノズル部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 塚本 究 東京都大田区羽田旭町11番1号 株式会社 荏原製作所内 (72)発明者 阿部 祐士 東京都大田区羽田旭町11番1号 株式会社 荏原製作所内 Fターム(参考) 4G035 AB02 AC48 AE13 4K030 AA11 AA14 BA01 BA42 BA46 EA05 EA06 GA02 KA25 LA01 LA15 5F045 AA03 AB31 AC07 AC11 DP03 DQ10 EF05 EF08 EM10 EN04 5F058 BA20 BB06 BC03 BF03 BF27 BF29 BG01 BG02 BG03 BG04 BJ01
Claims (5)
- 【請求項1】 少なくとも2種の反応ガスを個別に収容
する少なくとも2つのガス空間を形成する噴射ヘッド本
体と、 前記噴射ヘッド本体の下面に配置された複数のガス噴射
孔と、 前記ガス噴射孔にそれぞれ配置され、前記少なくとも2
つのガス空間から前記少なくとも2種の反応ガスを個別
に導入して噴射する同軸多流体ノズルとを有することを
特徴とするガス噴射ヘッド。 - 【請求項2】 前記同軸多流体ノズルは、外側ノズル孔
と、該外側ノズル孔に所定長さ挿入された内側ノズルと
を有することを特徴とする請求項1に記載のガス噴射ヘ
ッド。 - 【請求項3】 前記同軸多流体ノズルには、外側ノズル
孔の内側ノズル孔への合流部又は合流部の上流側に流路
抵抗を付す抵抗体を設けたことを特徴とする請求項1に
記載のガス噴射ヘッド。 - 【請求項4】 前記外側ノズル孔には、前記内側ノズル
の下流側に絞り部が形成されていることを特徴とする請
求項2に記載のガス噴射ヘッド。 - 【請求項5】 請求項1ないし4に記載のガス噴射ヘッ
ドを有する気密な成膜室と、 該ガス噴射ヘッドに反応ガスを供給するガス供給源と、 前記成膜室内に前記ガス噴射ヘッドに対向して配置され
た基板保持台とを有することを特徴とする成膜装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10313752A JP2000144432A (ja) | 1998-11-04 | 1998-11-04 | ガス噴射ヘッド |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10313752A JP2000144432A (ja) | 1998-11-04 | 1998-11-04 | ガス噴射ヘッド |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000144432A true JP2000144432A (ja) | 2000-05-26 |
Family
ID=18045118
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10313752A Pending JP2000144432A (ja) | 1998-11-04 | 1998-11-04 | ガス噴射ヘッド |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000144432A (ja) |
Cited By (25)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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KR100646017B1 (ko) | 2006-01-19 | 2006-11-15 | 주식회사 아토 | 가스 분리형의 다수의 공동 전극을 이용한 샤워헤드 |
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KR100752525B1 (ko) | 2006-03-02 | 2007-08-29 | 주식회사 아토 | 파워가 인가되는 가스분리형 샤워헤드 |
KR100757708B1 (ko) | 2006-04-20 | 2007-09-13 | 주식회사 아토 | 가스분리형 샤워헤드를 이용한 usg 증착 장치 |
KR100757707B1 (ko) * | 2006-04-14 | 2007-09-13 | 주식회사 아토 | 가스분리형 샤워헤드를 이용한 티타늄 산화막 증착 방법 |
KR100782291B1 (ko) * | 2006-05-11 | 2007-12-05 | 주식회사 아토 | 가스분리형 샤워헤드 및 이를 이용한 펄스 cvd 장치 |
KR20080013568A (ko) * | 2006-08-09 | 2008-02-13 | 주식회사 아이피에스 | 다중소스 분사 샤워헤드 |
KR100802382B1 (ko) | 2006-03-21 | 2008-02-13 | 주식회사 아토 | 가스분리형 샤워헤드를 이용한 원자층 증착 장치 |
JP2008091617A (ja) * | 2006-10-02 | 2008-04-17 | Sharp Corp | Mocvd装置およびmocvd法 |
KR100885625B1 (ko) | 2007-04-23 | 2009-02-25 | 주식회사 아토 | 플라즈마를 이용한 bpsg 증착 장치 |
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JP2010062382A (ja) * | 2008-09-04 | 2010-03-18 | Sharp Corp | 気相成長装置及び気相成長方法 |
JP2010510046A (ja) * | 2006-11-16 | 2010-04-02 | ウーデ ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング | 合成反応器を通流する反応ガス中に酸素を噴射するための方法および装置 |
JP2010199160A (ja) * | 2009-02-23 | 2010-09-09 | Hitachi Kokusai Electric Inc | 基板処理装置 |
WO2011136077A1 (ja) | 2010-04-28 | 2011-11-03 | シャープ株式会社 | 気相成長装置、気相成長方法、および半導体素子の製造方法 |
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