JP2000142919A - 自動倉庫の棚位置データの設定方法 - Google Patents
自動倉庫の棚位置データの設定方法Info
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- JP2000142919A JP2000142919A JP31507398A JP31507398A JP2000142919A JP 2000142919 A JP2000142919 A JP 2000142919A JP 31507398 A JP31507398 A JP 31507398A JP 31507398 A JP31507398 A JP 31507398A JP 2000142919 A JP2000142919 A JP 2000142919A
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Landscapes
- Warehouses Or Storage Devices (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 ドグを設けずに自動倉庫の所定の収納部と対
応する位置に荷移載装置を配置させるのに必要な位置デ
ータを簡単に設定する。 【解決手段】 枠組棚20を構成する収納部3が同じピ
ッチで配置された各ブロックB1〜B3について、それ
ぞれ四隅のうちの3個又は上下両端の2個の収納部3e1
〜3e8の位置データをクレーンコントローラ16に学習さ
せる。各位置データはクレーンコントローラ16の記憶装
置に記憶される。クレーンコントローラ16に装備された
CPUは前記位置データと、各ブロックB1〜B3の段
数及び連数とに基づいて、連方向及び段方向の収納部3
のピッチを演算する。そして、CPUは残りの各収納部
3の位置データを演算して、記憶装置に記憶させる。
応する位置に荷移載装置を配置させるのに必要な位置デ
ータを簡単に設定する。 【解決手段】 枠組棚20を構成する収納部3が同じピ
ッチで配置された各ブロックB1〜B3について、それ
ぞれ四隅のうちの3個又は上下両端の2個の収納部3e1
〜3e8の位置データをクレーンコントローラ16に学習さ
せる。各位置データはクレーンコントローラ16の記憶装
置に記憶される。クレーンコントローラ16に装備された
CPUは前記位置データと、各ブロックB1〜B3の段
数及び連数とに基づいて、連方向及び段方向の収納部3
のピッチを演算する。そして、CPUは残りの各収納部
3の位置データを演算して、記憶装置に記憶させる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、多数の収納部が段
方向及び連方向に格子状に配置された棚を備えた自動倉
庫の棚位置データの設定方法に関するものである。
方向及び連方向に格子状に配置された棚を備えた自動倉
庫の棚位置データの設定方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に自動倉庫は荷を収納する収納部を
複数段、複数連備えた枠組棚(ラック)と、入出庫され
る荷を一時的に載置する荷受台と、荷受台及び収納部と
の間で荷の搬送及び移載作業を行うスタッカクレーンと
を備えている。スタッカクレーンには荷移載装置を搭載
したキャリッジがマストに沿って昇降可能に設けられて
いる。そして、自動倉庫における入出庫作業は、スタッ
カクレーンが荷受台又は収納部と対応する位置で停止し
て荷移載装置上に荷を移載する荷移載動作と、その荷を
搬送して所望の収納部又は荷受台と対応する位置で停止
して荷を移載する荷降ろし動作とからなる。
複数段、複数連備えた枠組棚(ラック)と、入出庫され
る荷を一時的に載置する荷受台と、荷受台及び収納部と
の間で荷の搬送及び移載作業を行うスタッカクレーンと
を備えている。スタッカクレーンには荷移載装置を搭載
したキャリッジがマストに沿って昇降可能に設けられて
いる。そして、自動倉庫における入出庫作業は、スタッ
カクレーンが荷受台又は収納部と対応する位置で停止し
て荷移載装置上に荷を移載する荷移載動作と、その荷を
搬送して所望の収納部又は荷受台と対応する位置で停止
して荷を移載する荷降ろし動作とからなる。
【0003】スタッカクレーンにはレールに沿って転動
する計測輪と、その回転量を検出するロータリエンコー
ダが装備されている。スタッカクレーンの制御装置はロ
ータリエンコーダの出力信号に基づいてスタッカクレー
ンの位置を演算して、所定の停止位置で停止するように
走行モータを制御する。そして、荷移載装置を所定の収
納部と対応する位置で停止させるには、スタッカクレー
ン及びキャリッジを制御する制御装置が各収納部の位置
データを利用できる状態にあることが必要となる。
する計測輪と、その回転量を検出するロータリエンコー
ダが装備されている。スタッカクレーンの制御装置はロ
ータリエンコーダの出力信号に基づいてスタッカクレー
ンの位置を演算して、所定の停止位置で停止するように
走行モータを制御する。そして、荷移載装置を所定の収
納部と対応する位置で停止させるには、スタッカクレー
ン及びキャリッジを制御する制御装置が各収納部の位置
データを利用できる状態にあることが必要となる。
【0004】従来、制御装置の記憶装置に各収納部の位
置データを記憶させる方法として、各収納部と対応する
位置に荷移載装置を配置した状態でスタッカクレーンの
連方向の位置データと、キャリッジの段方向の位置デー
タとを記憶装置に記憶させる所謂ティーチングプレーバ
ック方式がある。
置データを記憶させる方法として、各収納部と対応する
位置に荷移載装置を配置した状態でスタッカクレーンの
連方向の位置データと、キャリッジの段方向の位置デー
タとを記憶装置に記憶させる所謂ティーチングプレーバ
ック方式がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】各収納部の位置をティ
ーチングプレーバック方式で制御装置に学習させる方法
は、収納部の位置を示すドグ(被検知部材)を所定位置
に設ける必要がなく、ドグ及びその取付けの手間が不要
になる。しかし、棚数に比例して教示すべき収納部の数
が増加し、自動倉庫が大型化すると教示作業に手間がか
かるという問題がある。
ーチングプレーバック方式で制御装置に学習させる方法
は、収納部の位置を示すドグ(被検知部材)を所定位置
に設ける必要がなく、ドグ及びその取付けの手間が不要
になる。しかし、棚数に比例して教示すべき収納部の数
が増加し、自動倉庫が大型化すると教示作業に手間がか
かるという問題がある。
【0006】本発明は前記の問題点に鑑みてなされたも
のであって、その目的はドグを設けずに自動倉庫の所定
の収納部と対応する位置に荷移載装置を配置させるのに
必要な位置データを簡単に設定することができる自動倉
庫の棚位置データの設定方法を提供することにある。
のであって、その目的はドグを設けずに自動倉庫の所定
の収納部と対応する位置に荷移載装置を配置させるのに
必要な位置データを簡単に設定することができる自動倉
庫の棚位置データの設定方法を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
め、請求項1に記載の発明では、多数の収納部が段方向
及び連方向に格子状に配置された棚を備え、荷移載装置
を搭載したキャリッジが昇降可能に装備されたスタッカ
クレーンにより前記収納部に対して荷の搬入、搬出を行
い、スタッカクレーン及びキャリッジの各原点位置から
の移動量を検出する移動量検出手段の検出信号に基づい
てスタッカクレーン及びキャリッジを駆動制御する制御
装置を備えた自動倉庫において、前記収納部が同じピッ
チで配置されたブロックについて、段方向の位置の異な
る少なくとも2個の収納部の位置データを、前記荷移載
装置を各収納部と対向する位置に配置した状態で前記制
御装置に装備された記憶装置に記憶させ、それらの位置
データに基づいて前記ブロック内の各収納部の位置デー
タを制御装置の演算手段により演算させて記憶装置に記
憶させる。
め、請求項1に記載の発明では、多数の収納部が段方向
及び連方向に格子状に配置された棚を備え、荷移載装置
を搭載したキャリッジが昇降可能に装備されたスタッカ
クレーンにより前記収納部に対して荷の搬入、搬出を行
い、スタッカクレーン及びキャリッジの各原点位置から
の移動量を検出する移動量検出手段の検出信号に基づい
てスタッカクレーン及びキャリッジを駆動制御する制御
装置を備えた自動倉庫において、前記収納部が同じピッ
チで配置されたブロックについて、段方向の位置の異な
る少なくとも2個の収納部の位置データを、前記荷移載
装置を各収納部と対向する位置に配置した状態で前記制
御装置に装備された記憶装置に記憶させ、それらの位置
データに基づいて前記ブロック内の各収納部の位置デー
タを制御装置の演算手段により演算させて記憶装置に記
憶させる。
【0008】請求項2に記載の発明では、請求項1に記
載の発明において、前記制御装置は2個の収納部の位置
データを学習し、前記演算手段はその値とブロックの段
数及び連数と連方向のピッチデータとからブロックの残
りの収納部の位置データを演算する。
載の発明において、前記制御装置は2個の収納部の位置
データを学習し、前記演算手段はその値とブロックの段
数及び連数と連方向のピッチデータとからブロックの残
りの収納部の位置データを演算する。
【0009】請求項3に記載の発明では、請求項2に記
載の発明において、前記2個の収納部は前記ブロックの
対角線上の二隅に位置するものである。請求項4に記載
の発明では、請求項1に記載の発明において、前記制御
装置は前記ブロックの四隅のうちの3個の収納部の位置
データを学習し、前記演算手段はその値と前記ブロック
の段数及び連数とからブロックの残りの収納部の位置デ
ータを演算する。
載の発明において、前記2個の収納部は前記ブロックの
対角線上の二隅に位置するものである。請求項4に記載
の発明では、請求項1に記載の発明において、前記制御
装置は前記ブロックの四隅のうちの3個の収納部の位置
データを学習し、前記演算手段はその値と前記ブロック
の段数及び連数とからブロックの残りの収納部の位置デ
ータを演算する。
【0010】請求項1に記載の発明では、多数の収納部
が段方向及び連方向に格子状に配置された棚の、収納部
が同じピッチで配置されたブロックについて、段方向の
位置の異なる少なくとも2個の収納部の位置データを、
荷移載装置を各収納部と対向する位置に配置した状態で
制御装置に学習させる。即ち、当該位置におけるスタッ
カクレーン及びキャリッジの各原点位置からの移動量に
相当する位置データが記憶装置に記憶される。次にそれ
らの位置データに基づいて、前記ブロック内の各収納部
の位置データが制御装置の演算手段により補間計算によ
って演算され、記憶装置に記憶される。収納部の数が多
くなっても、位置データの実測量を増やさずに、演算手
段による演算で収納部の位置データが設定される。
が段方向及び連方向に格子状に配置された棚の、収納部
が同じピッチで配置されたブロックについて、段方向の
位置の異なる少なくとも2個の収納部の位置データを、
荷移載装置を各収納部と対向する位置に配置した状態で
制御装置に学習させる。即ち、当該位置におけるスタッ
カクレーン及びキャリッジの各原点位置からの移動量に
相当する位置データが記憶装置に記憶される。次にそれ
らの位置データに基づいて、前記ブロック内の各収納部
の位置データが制御装置の演算手段により補間計算によ
って演算され、記憶装置に記憶される。収納部の数が多
くなっても、位置データの実測量を増やさずに、演算手
段による演算で収納部の位置データが設定される。
【0011】請求項2に記載の発明では、請求項1に記
載の発明において、制御装置は2個の収納部の位置デー
タを学習する。そして、その値とブロックの段数及び連
数と連方向のピッチデータとからブロックの残りの収納
部の位置データが、演算手段によって演算される。
載の発明において、制御装置は2個の収納部の位置デー
タを学習する。そして、その値とブロックの段数及び連
数と連方向のピッチデータとからブロックの残りの収納
部の位置データが、演算手段によって演算される。
【0012】請求項3に記載の発明では、請求項2に記
載の発明において、前記2個の収納部として前記ブロッ
クの対角線上の二隅に位置するものが選択される。請求
項4に記載の発明では、請求項1に記載の発明におい
て、制御装置は前記ブロックの四隅のうちの3個の収納
部の位置データを学習する。そして、その値と前記ブロ
ックの段数及び連数とからブロックの残りの収納部の位
置データが演算手段によって演算される。即ち、段方向
及び連方向のピッチの値も実測値に基づいて設定され
る。
載の発明において、前記2個の収納部として前記ブロッ
クの対角線上の二隅に位置するものが選択される。請求
項4に記載の発明では、請求項1に記載の発明におい
て、制御装置は前記ブロックの四隅のうちの3個の収納
部の位置データを学習する。そして、その値と前記ブロ
ックの段数及び連数とからブロックの残りの収納部の位
置データが演算手段によって演算される。即ち、段方向
及び連方向のピッチの値も実測値に基づいて設定され
る。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明を具体化した第1の
実施の形態を図1〜図3に従って説明する。図1に示す
ように、自動倉庫1は通路を挟んで左右両側に棚として
の枠組棚2(図1では片側のみ図示)を備えている。枠
組棚2には多数の収納部3が連方向(図1における左右
方向)及び段方向(上下方向)に所定間隔で設けられて
いる。図2に示すように、各収納部3は連方向に所定の
間隔で前後2列に立設された支柱4と、前後一対の支柱
4間に水平に固定された荷受棚3aと、支柱4同士を連
結する図示しない連結部材とにより構成されている。
実施の形態を図1〜図3に従って説明する。図1に示す
ように、自動倉庫1は通路を挟んで左右両側に棚として
の枠組棚2(図1では片側のみ図示)を備えている。枠
組棚2には多数の収納部3が連方向(図1における左右
方向)及び段方向(上下方向)に所定間隔で設けられて
いる。図2に示すように、各収納部3は連方向に所定の
間隔で前後2列に立設された支柱4と、前後一対の支柱
4間に水平に固定された荷受棚3aと、支柱4同士を連
結する図示しない連結部材とにより構成されている。
【0014】枠組棚2は、3個のブロックB1,B2,
B3で構成されている。第1及び第3ブロックB1,B
3と第2ブロックB2とは、収納部3の奥行き及び高さ
が同じに形成されているが、幅(間口)が異なる大きさ
に形成されている。この実施の形態では第2ブロックB
2の収納部3の幅が第1及び第3ブロックB1,B3の
収納部3の幅の2倍に形成されている。
B3で構成されている。第1及び第3ブロックB1,B
3と第2ブロックB2とは、収納部3の奥行き及び高さ
が同じに形成されているが、幅(間口)が異なる大きさ
に形成されている。この実施の形態では第2ブロックB
2の収納部3の幅が第1及び第3ブロックB1,B3の
収納部3の幅の2倍に形成されている。
【0015】通路の一端と対応する位置には第1ブロッ
クB1の枠組棚2と並んで入出庫部としての荷受台5が
配設されている。第2ブロックB2の枠組棚2の下部に
も入出庫部としての荷受台6が配設されている。
クB1の枠組棚2と並んで入出庫部としての荷受台5が
配設されている。第2ブロックB2の枠組棚2の下部に
も入出庫部としての荷受台6が配設されている。
【0016】図1及び図2に示すように、自動倉庫1の
通路にはその長手方向に沿ってレール7(図2にのみ図
示)が敷設され、レール7上にスタッカクレーン8が走
行可能に配備されている。スタッカクレーン8は走行輪
9を有する台車10と、その上に立設された一本のマス
ト11と、マスト11に昇降可能に配設されたキャリッ
ジ12とを備えている。キャリッジ12上には荷移載装
置としてのフォーク装置13(図2にのみ図示)が搭載
され、フォーク装置13は伸縮可能に構成され、スタッ
カクレーン8の走行方向と直交方向に荷を移動可能とな
っている。
通路にはその長手方向に沿ってレール7(図2にのみ図
示)が敷設され、レール7上にスタッカクレーン8が走
行可能に配備されている。スタッカクレーン8は走行輪
9を有する台車10と、その上に立設された一本のマス
ト11と、マスト11に昇降可能に配設されたキャリッ
ジ12とを備えている。キャリッジ12上には荷移載装
置としてのフォーク装置13(図2にのみ図示)が搭載
され、フォーク装置13は伸縮可能に構成され、スタッ
カクレーン8の走行方向と直交方向に荷を移動可能とな
っている。
【0017】スタッカクレーン8には走行用モータ1
4、昇降用モータ15及び制御装置としてのクレーンコ
ントローラ16が装備されている。台車10の側面には
レール7の側面を転動する計測輪15aを備えた移動量
検出手段としてのロータリエンコーダ17が配設されて
いる。キャリッジ12にはその昇降時にマスト11上を
転動する計測輪を備えた移動量検出手段としてのロータ
リエンコーダ18(図3に図示)が装備されている。
4、昇降用モータ15及び制御装置としてのクレーンコ
ントローラ16が装備されている。台車10の側面には
レール7の側面を転動する計測輪15aを備えた移動量
検出手段としてのロータリエンコーダ17が配設されて
いる。キャリッジ12にはその昇降時にマスト11上を
転動する計測輪を備えた移動量検出手段としてのロータ
リエンコーダ18(図3に図示)が装備されている。
【0018】クレーンコントローラ16は通路の端部に
配設された制御盤19からの入出庫指令データに基づい
て、収納部3と荷受台5,6との間、あるいは収納部3
の間で荷を搬送するため、走行用モータ14、昇降用モ
ータ15及びフォーク装置13のフォーク用モータ等を
制御するようになっている。
配設された制御盤19からの入出庫指令データに基づい
て、収納部3と荷受台5,6との間、あるいは収納部3
の間で荷を搬送するため、走行用モータ14、昇降用モ
ータ15及びフォーク装置13のフォーク用モータ等を
制御するようになっている。
【0019】次にスタッカクレーン8を制御するための
電気的構成について説明する。図3に示すように、クレ
ーンコントローラ16は制御手段を構成する演算手段と
してのCPU(中央処理装置)20と、読み出し専用メ
モリ(ROM)からなるプログラムメモリ21と、読み
出し及び書換え可能なメモリ(RAM)からなる記憶装
置としての作業用メモリ22とを備えている。作業用メ
モリ22は電源が遮断された状態でもバックアップ電池
により記憶内容が消えないようになっている。CPU2
0はプログラムメモリ21及び作業用メモリ22に接続
され、プログラムメモリ21に記憶された所定のプログ
ラムデータに従って各種の処理を実行する。
電気的構成について説明する。図3に示すように、クレ
ーンコントローラ16は制御手段を構成する演算手段と
してのCPU(中央処理装置)20と、読み出し専用メ
モリ(ROM)からなるプログラムメモリ21と、読み
出し及び書換え可能なメモリ(RAM)からなる記憶装
置としての作業用メモリ22とを備えている。作業用メ
モリ22は電源が遮断された状態でもバックアップ電池
により記憶内容が消えないようになっている。CPU2
0はプログラムメモリ21及び作業用メモリ22に接続
され、プログラムメモリ21に記憶された所定のプログ
ラムデータに従って各種の処理を実行する。
【0020】CPU20は入力インタフェース23を介
してスタッカクレーン8の原点位置検出用のセンサS1
及びキャリッジ12の原点位置検出用のセンサS2に接
続されている。CPU20は出力インタフェース24及
び駆動回路25a,25b,25cを介して走行用モー
タ14、昇降用モータ15及びフォーク装置13を伸縮
させるフォーク用モータ26にそれぞれ接続されてい
る。
してスタッカクレーン8の原点位置検出用のセンサS1
及びキャリッジ12の原点位置検出用のセンサS2に接
続されている。CPU20は出力インタフェース24及
び駆動回路25a,25b,25cを介して走行用モー
タ14、昇降用モータ15及びフォーク装置13を伸縮
させるフォーク用モータ26にそれぞれ接続されてい
る。
【0021】クレーンコントローラ16にはカウンタ2
7,28が設けられ、カウンタ27はロータリエンコー
ダ17に、カウンタ28はロータリエンコーダ18にそ
れぞれ接続されている。また、カウンタ27,28はC
PU20と接続されている。両カウンタ27,28には
アップ・ダウンカウンタが使用され、基準位置としての
原点位置においてカウント値が0に設定されるようにな
っている。カウンタ27はスタッカクレーン8が原点位
置から離れる方向への移動時にはアップカウンタとして
機能し、原点位置に近づく方向への移動時にはダウンカ
ウンタとして機能する。カウンタ28はキャリッジ12
の上昇時にはアップカウンタとして機能し、下降時には
ダウンカウンタとして機能する。
7,28が設けられ、カウンタ27はロータリエンコー
ダ17に、カウンタ28はロータリエンコーダ18にそ
れぞれ接続されている。また、カウンタ27,28はC
PU20と接続されている。両カウンタ27,28には
アップ・ダウンカウンタが使用され、基準位置としての
原点位置においてカウント値が0に設定されるようにな
っている。カウンタ27はスタッカクレーン8が原点位
置から離れる方向への移動時にはアップカウンタとして
機能し、原点位置に近づく方向への移動時にはダウンカ
ウンタとして機能する。カウンタ28はキャリッジ12
の上昇時にはアップカウンタとして機能し、下降時には
ダウンカウンタとして機能する。
【0022】クレーンコントローラ16には、収納部3
の位置データの学習時や保守点検作業時等にスタッカク
レーン8を手動操作で作動可能とするため、キースイッ
チを備えた操作部29を備えている。操作部29は入力
インタフェース23を介してCPU20に接続されてい
る。また、クレーンコントローラ16は制御盤19との
間で信号の授受を行う送受信装置30を備えている。
の位置データの学習時や保守点検作業時等にスタッカク
レーン8を手動操作で作動可能とするため、キースイッ
チを備えた操作部29を備えている。操作部29は入力
インタフェース23を介してCPU20に接続されてい
る。また、クレーンコントローラ16は制御盤19との
間で信号の授受を行う送受信装置30を備えている。
【0023】制御盤19はCPU31と、ROMからな
るプログラムメモリ32と、RAMからなる作業用メモ
リ33とを備えている。CPU31はプログラムメモリ
32に記憶された所定のプログラムデータに基づいて各
種の処理を実行する。プログラムメモリ32には入出庫
管理データに基づいてスタッカクレーン8に入出庫指令
データを出力する制御プログラムが記憶されている。制
御盤19は入出庫作業内容等を入力する入力装置34を
備えており、CPU31は入力装置34に接続されてい
る。制御盤19はクレーンコントローラ16との間で信
号の授受を行う送受信装置35を備えている。
るプログラムメモリ32と、RAMからなる作業用メモ
リ33とを備えている。CPU31はプログラムメモリ
32に記憶された所定のプログラムデータに基づいて各
種の処理を実行する。プログラムメモリ32には入出庫
管理データに基づいてスタッカクレーン8に入出庫指令
データを出力する制御プログラムが記憶されている。制
御盤19は入出庫作業内容等を入力する入力装置34を
備えており、CPU31は入力装置34に接続されてい
る。制御盤19はクレーンコントローラ16との間で信
号の授受を行う送受信装置35を備えている。
【0024】プログラムメモリ21には、棚位置データ
設定用プログラムと、スタッカクレーン8の通常走行時
の走行速度及びキャリッジ12の昇降速度を、その移動
距離あるいは荷の有無に対応して変速制御する制御プロ
グラムとが記憶されている。作業用メモリ22にはCP
U20の各種演算結果、制御盤19からの入出庫指令デ
ータ等が一時記憶される。
設定用プログラムと、スタッカクレーン8の通常走行時
の走行速度及びキャリッジ12の昇降速度を、その移動
距離あるいは荷の有無に対応して変速制御する制御プロ
グラムとが記憶されている。作業用メモリ22にはCP
U20の各種演算結果、制御盤19からの入出庫指令デ
ータ等が一時記憶される。
【0025】棚位置データ設定用プログラムは、収納部
3が同じピッチで配置されたブロックの3隅の収納部3
の位置データと、当該ブロックの段数及び連数とからブ
ロック内の各収納部3の位置データを補間計算により演
算し、各位置データを作業用メモリ22の各収納部3毎
に設けられた記憶領域に記憶させるようになっている。
ただし、連数が1連のブロックについては上側及び下側
の隅がそれぞれ重なったものとして、上下両端の収納部
3の位置データを使用する。この実施の形態では3隅の
収納部3として下段の2隅と上段の1隅の収納部3が選
択される。
3が同じピッチで配置されたブロックの3隅の収納部3
の位置データと、当該ブロックの段数及び連数とからブ
ロック内の各収納部3の位置データを補間計算により演
算し、各位置データを作業用メモリ22の各収納部3毎
に設けられた記憶領域に記憶させるようになっている。
ただし、連数が1連のブロックについては上側及び下側
の隅がそれぞれ重なったものとして、上下両端の収納部
3の位置データを使用する。この実施の形態では3隅の
収納部3として下段の2隅と上段の1隅の収納部3が選
択される。
【0026】連方向をX座標、段方向をY座標とした
X,Y直交座標で表示し、下段の2個の収納部3の位置
データを(X1 ,Y1 ),(Xm ,Y1 )、上段の1個
の収納部3の位置データを(XM ,Yn )とし、連数を
m、段数をnとすると、次の関係式に従ってCPU20
は各収納部3の位置データを演算する。但し、収納部3
のX座標をXij、Y座標をYijとし、i は当該ブロック
における連方向の番号を、j は段方向の番号を表す。例
えば、X12は当該ブロックの第1連、第2段の収納部3
のX座標を表し、Y23は当該ブロックの第2連、第3段
の収納部3のY座標を表す。
X,Y直交座標で表示し、下段の2個の収納部3の位置
データを(X1 ,Y1 ),(Xm ,Y1 )、上段の1個
の収納部3の位置データを(XM ,Yn )とし、連数を
m、段数をnとすると、次の関係式に従ってCPU20
は各収納部3の位置データを演算する。但し、収納部3
のX座標をXij、Y座標をYijとし、i は当該ブロック
における連方向の番号を、j は段方向の番号を表す。例
えば、X12は当該ブロックの第1連、第2段の収納部3
のX座標を表し、Y23は当該ブロックの第2連、第3段
の収納部3のY座標を表す。
【0027】 Xij=X1 +(Xm −X1)(i−1)/(m−1)+(XM −Xm)(j−1)/j …(1)但し(XM ≧Xm のとき) Xij=X1 +(Xm −X1)(i−1)/(m−1)−(XM −Xm)(j−1)/j …(2)但し(XM <Xm のとき) Yij=Y1 +(Yn −Y1)(j−1)/(n−1)…(3) この実施の形態では枠組棚2の支柱が組付け誤差などで
歪んだ場合は、図1に鎖線で示すように、全体が平行四
辺形状に歪むと仮定して、上式を使用する。
歪んだ場合は、図1に鎖線で示すように、全体が平行四
辺形状に歪むと仮定して、上式を使用する。
【0028】CPU20はカウンタ27,28のカウン
ト値に基づいてフォーク装置13の位置を連方向及び段
方向の位置として演算する。CPU20は通常の走行時
は、フォーク装置13が荷の移載のための所定位置とな
るように、走行用モータ14及び昇降用モータ15を制
御する。
ト値に基づいてフォーク装置13の位置を連方向及び段
方向の位置として演算する。CPU20は通常の走行時
は、フォーク装置13が荷の移載のための所定位置とな
るように、走行用モータ14及び昇降用モータ15を制
御する。
【0029】次に以上のように構成された自動倉庫1の
作用を説明する。先ず、自動倉庫1の棚位置データの設
定方法について説明する。棚位置データ、即ち枠組棚2
の各収納部3の位置データを設定するときは、先ずクレ
ーンコントローラ16の操作部29を操作して、スタッ
カクレーン8を手動操作で移動させる。そして、収納部
3が同じピッチで配置された各ブロックB1,B2,B
3の3隅の収納部3の位置データを学習させる。即ち、
各ブロックB1,B2,B3の3隅の収納部3と対応す
る位置にフォーク装置13を順次配置させ、その時のカ
ウンタ27,28のカウント値をCPU20に読み込ま
せて、各収納部3の位置データとして作業用メモリ22
に記憶させる。
作用を説明する。先ず、自動倉庫1の棚位置データの設
定方法について説明する。棚位置データ、即ち枠組棚2
の各収納部3の位置データを設定するときは、先ずクレ
ーンコントローラ16の操作部29を操作して、スタッ
カクレーン8を手動操作で移動させる。そして、収納部
3が同じピッチで配置された各ブロックB1,B2,B
3の3隅の収納部3の位置データを学習させる。即ち、
各ブロックB1,B2,B3の3隅の収納部3と対応す
る位置にフォーク装置13を順次配置させ、その時のカ
ウンタ27,28のカウント値をCPU20に読み込ま
せて、各収納部3の位置データとして作業用メモリ22
に記憶させる。
【0030】この実施の形態ではブロックB1は4連、
5段、ブロックB2は1連、4段、ブロックB3は4
連、5段であるため、ブロックB2では下段の2隅が共
通になる。従って、作業用メモリ22には、図1でハッ
チングを施した収納部3e1〜3e8の連方向及び段方向の
位置データが記憶される。各ブロックB1〜B3につい
て学習すべき収納部3の位置データの学習が終了した
後、CPU20により前記(1)〜(3)の式を利用し
て、各ブロックの各収納部3の位置データが演算され
る。図1に鎖線で示すように、各ブロックB1〜B3が
図1の右側に歪んだ状態の場合は、(1)及び(3)式
を使用して各収納部3の位置データが演算される。ま
た、各ブロックB1〜B3が図1の左側に歪んだ状態の
場合は、(2)及び(3)式を使用して各収納部3の位
置データが演算される。
5段、ブロックB2は1連、4段、ブロックB3は4
連、5段であるため、ブロックB2では下段の2隅が共
通になる。従って、作業用メモリ22には、図1でハッ
チングを施した収納部3e1〜3e8の連方向及び段方向の
位置データが記憶される。各ブロックB1〜B3につい
て学習すべき収納部3の位置データの学習が終了した
後、CPU20により前記(1)〜(3)の式を利用し
て、各ブロックの各収納部3の位置データが演算され
る。図1に鎖線で示すように、各ブロックB1〜B3が
図1の右側に歪んだ状態の場合は、(1)及び(3)式
を使用して各収納部3の位置データが演算される。ま
た、各ブロックB1〜B3が図1の左側に歪んだ状態の
場合は、(2)及び(3)式を使用して各収納部3の位
置データが演算される。
【0031】第1ブロックB1において、位置データが
学習された各収納部3e1〜3e3のX座標及びY座標をそ
れぞれ(Xc1,Yc1)、(Xc2,Yc2)、(Xc3,Yc
3)とすると、第1ブロックB1は4連、5段であるた
め、各収納部の位置データのX座標及びY座標はそれぞ
れ次式で表される。
学習された各収納部3e1〜3e3のX座標及びY座標をそ
れぞれ(Xc1,Yc1)、(Xc2,Yc2)、(Xc3,Yc
3)とすると、第1ブロックB1は4連、5段であるた
め、各収納部の位置データのX座標及びY座標はそれぞ
れ次式で表される。
【0032】Xij=Xc1+(Xc2−Xc1)(i−1)/3
+(Xc3−Xc2)(j −1)/j Yij=Yc1+(Yc3−Yc1)(j −1)/4 第2ブロックB2において、位置データが学習された各
収納部3e4,3e5のX座標及びY座標をそれぞれ(Xc
4,Yc4)、(Xc5,Yc5)とすると、第2ブロックB
2は1連、4段であるため、各収納部の位置データのX
座標及びY座標はそれぞれ次式で表される。
+(Xc3−Xc2)(j −1)/j Yij=Yc1+(Yc3−Yc1)(j −1)/4 第2ブロックB2において、位置データが学習された各
収納部3e4,3e5のX座標及びY座標をそれぞれ(Xc
4,Yc4)、(Xc5,Yc5)とすると、第2ブロックB
2は1連、4段であるため、各収納部の位置データのX
座標及びY座標はそれぞれ次式で表される。
【0033】Xij=Xc4+(Xc3−Xc2)(j −1)/j Yij=Yc1+(Yc3−Yc1)(j −1)/3 第3ブロックB3において、位置データが学習された各
収納部3e6〜3e8のX座標及びY座標をそれぞれ(Xc
6,Yc6)、(Xc7,Yc7)、(Xc8,Yc8)とする
と、第3ブロックB3は4連、5段であるため、各収納
部の位置データのX座標及びY座標はそれぞれ次式で表
される。
収納部3e6〜3e8のX座標及びY座標をそれぞれ(Xc
6,Yc6)、(Xc7,Yc7)、(Xc8,Yc8)とする
と、第3ブロックB3は4連、5段であるため、各収納
部の位置データのX座標及びY座標はそれぞれ次式で表
される。
【0034】Xij=Xc6+(Xc7−Xc6)(i−1)/3
+(Xc8−Xc7)(j −1)/j Yij=Yc6+(Yc8−Yc6)(j −1)/4 そして、前記各式に従って各ブロックB1〜B3の残り
の収納部3の位置データがCPU20によって演算され
る。
+(Xc8−Xc7)(j −1)/j Yij=Yc6+(Yc8−Yc6)(j −1)/4 そして、前記各式に従って各ブロックB1〜B3の残り
の収納部3の位置データがCPU20によって演算され
る。
【0035】棚位置データの設定が終了した後、スタッ
カクレーン8は荷役作業を行う。クレーンコントローラ
16は制御盤19からの入出庫指令データに基づいてス
タッカクレーン8を入庫部と対応する位置まで移動する
ように制御し、荷をフォーク装置13上に移載した後、
スタッカクレーン8を所定の収納部3と対応する位置ま
で走行させる。スタッカクレーン8を入庫指令のあった
収納部3と対応する位置で停止させるため、CPU20
は作業用メモリ22に記憶された当該収納部3の位置デ
ータに基づいて走行用モータ14を駆動制御する。そし
て、当該位置データの示す位置でスタッカクレーン8を
停止させる。また、CPU20はキャリッジ12を所定
の収納部3と対応する荷降ろし位置で停止させるように
昇降用モータ15を駆動制御する。
カクレーン8は荷役作業を行う。クレーンコントローラ
16は制御盤19からの入出庫指令データに基づいてス
タッカクレーン8を入庫部と対応する位置まで移動する
ように制御し、荷をフォーク装置13上に移載した後、
スタッカクレーン8を所定の収納部3と対応する位置ま
で走行させる。スタッカクレーン8を入庫指令のあった
収納部3と対応する位置で停止させるため、CPU20
は作業用メモリ22に記憶された当該収納部3の位置デ
ータに基づいて走行用モータ14を駆動制御する。そし
て、当該位置データの示す位置でスタッカクレーン8を
停止させる。また、CPU20はキャリッジ12を所定
の収納部3と対応する荷降ろし位置で停止させるように
昇降用モータ15を駆動制御する。
【0036】フォーク装置13が所定の収納部3の荷降
ろし位置に配置された後、フォーク装置13が伸長作動
されて荷が荷受棚3aの上方に配置され、その状態でキ
ャリッジ12が下降移動される。そして、キャリッジ1
2の下降移動の途中でフォーク装置13上の荷が荷受棚
3a上に載置される。キャリッジ12が所定位置まで下
降した後、フォーク装置13が収縮作動され、荷の入庫
作業が完了する。
ろし位置に配置された後、フォーク装置13が伸長作動
されて荷が荷受棚3aの上方に配置され、その状態でキ
ャリッジ12が下降移動される。そして、キャリッジ1
2の下降移動の途中でフォーク装置13上の荷が荷受棚
3a上に載置される。キャリッジ12が所定位置まで下
降した後、フォーク装置13が収縮作動され、荷の入庫
作業が完了する。
【0037】この実施の形態では以下の効果を有する。 (1) 収納部3が同じピッチで配置された各ブロック
B1〜B3について、段方向の位置の異なる少なくとも
2個の収納部3の位置データを学習させて、それらの位
置データに基づいて各ブロックB1〜B3内の残りの収
納部3の位置データをCPU20により演算して求め
る。従って、ドグを設けずに自動倉庫1の所定の収納部
3と対応する位置にフォーク装置13を配置させるのに
必要な位置データを簡単に設定することができる。
B1〜B3について、段方向の位置の異なる少なくとも
2個の収納部3の位置データを学習させて、それらの位
置データに基づいて各ブロックB1〜B3内の残りの収
納部3の位置データをCPU20により演算して求め
る。従って、ドグを設けずに自動倉庫1の所定の収納部
3と対応する位置にフォーク装置13を配置させるのに
必要な位置データを簡単に設定することができる。
【0038】(2) CPU20は収納部3が同じピッ
チで配置された各ブロックB1〜B3の四隅のうちの3
個(連数が1の場合は2個)の収納部3の位置データを
学習し、その値とブロックの段数及び連数とから当該ブ
ロックの残りの収納部3の位置データを演算する。従っ
て、連方向のピッチ及び段方向のピッチの両方の値を実
測でき、かつ離れた位置の収納部3の実測値から枠組棚
2の歪み量が求められるため、近接した収納部3の実測
値に基づいて得られる歪み量より精度が高くなる。ま
た、ブロックB1〜B3内に含まれる収納部3の数に拘
わらず、各ブロックについて最大3個の収納部の位置デ
ータを実測すれば、残りの収納部3の位置データをCP
U20の演算で求めることができる。
チで配置された各ブロックB1〜B3の四隅のうちの3
個(連数が1の場合は2個)の収納部3の位置データを
学習し、その値とブロックの段数及び連数とから当該ブ
ロックの残りの収納部3の位置データを演算する。従っ
て、連方向のピッチ及び段方向のピッチの両方の値を実
測でき、かつ離れた位置の収納部3の実測値から枠組棚
2の歪み量が求められるため、近接した収納部3の実測
値に基づいて得られる歪み量より精度が高くなる。ま
た、ブロックB1〜B3内に含まれる収納部3の数に拘
わらず、各ブロックについて最大3個の収納部の位置デ
ータを実測すれば、残りの収納部3の位置データをCP
U20の演算で求めることができる。
【0039】(3) 四隅のうちの3個の収納部3とし
て、最下段の両隅の収納部3と最上段の一隅とが選択さ
れているため、手動操作でスタッカクレーン8を収納部
3と対応する位置で停止させる作業が比較的容易とな
る。
て、最下段の両隅の収納部3と最上段の一隅とが選択さ
れているため、手動操作でスタッカクレーン8を収納部
3と対応する位置で停止させる作業が比較的容易とな
る。
【0040】(4) スタッカクレーン8及びキャリッ
ジ12の位置検出手段(ロータリエンコーダ17,1
8)が装備されている既設のスタッカクレーンに、棚位
置データ設定用プログラムを追加するだけで装置の追加
をせずに簡単に実施できる。
ジ12の位置検出手段(ロータリエンコーダ17,1
8)が装備されている既設のスタッカクレーンに、棚位
置データ設定用プログラムを追加するだけで装置の追加
をせずに簡単に実施できる。
【0041】なお、実施の形態は前記に限定されるもの
でなく、例えば、次のように具体化してもよい。 ○ 図4に示すように、全ての収納部3が同じピッチで
配置された枠組棚2を備えた自動倉庫1に適用してもよ
い。この場合、枠組棚2が1個のブロックで構成されて
いることになるため、3隅の収納部3の位置データを学
習させるだけで、残りの収納部3の位置データをCPU
20の演算によって求めることができる。
でなく、例えば、次のように具体化してもよい。 ○ 図4に示すように、全ての収納部3が同じピッチで
配置された枠組棚2を備えた自動倉庫1に適用してもよ
い。この場合、枠組棚2が1個のブロックで構成されて
いることになるため、3隅の収納部3の位置データを学
習させるだけで、残りの収納部3の位置データをCPU
20の演算によって求めることができる。
【0042】○ 連数が複数のブロックについては、1
個のブロックについて3隅の収納部3の位置データを学
習させる代わりに、少なくとも段方向の位置が異なる2
個の収納部3と、その2個の収納部3のすくなくとも一
方の収納部3に対して、少なくとも連方向の位置が異な
る1個の収納部3との合計3個の収納部3の位置データ
を学習させる。そして、それらの位置データに基づいて
残りの収納部3の位置データをCPU20で演算させ
る。この場合も、連方向のピッチ及び段方向のピッチの
両方の値を実測できるため、連方向のピッチとして設計
データの値を使用する場合に比較して、位置データの精
度が高くなる。
個のブロックについて3隅の収納部3の位置データを学
習させる代わりに、少なくとも段方向の位置が異なる2
個の収納部3と、その2個の収納部3のすくなくとも一
方の収納部3に対して、少なくとも連方向の位置が異な
る1個の収納部3との合計3個の収納部3の位置データ
を学習させる。そして、それらの位置データに基づいて
残りの収納部3の位置データをCPU20で演算させ
る。この場合も、連方向のピッチ及び段方向のピッチの
両方の値を実測できるため、連方向のピッチとして設計
データの値を使用する場合に比較して、位置データの精
度が高くなる。
【0043】○ クレーンコントローラ16に、1個の
ブロックについて少なくとも段方向の位置の異なる2個
の収納部3の位置データを学習させて、それらの位置デ
ータとブロックの段数及び連数と、連方向のピッチデー
タとに基づいてブロックの残りの収納部3の位置データ
をCPU20で演算させる。この場合、学習すべき収納
部3の数が少なくなり、棚位置データの設定に要する時
間が前記実施の形態より短くなる。
ブロックについて少なくとも段方向の位置の異なる2個
の収納部3の位置データを学習させて、それらの位置デ
ータとブロックの段数及び連数と、連方向のピッチデー
タとに基づいてブロックの残りの収納部3の位置データ
をCPU20で演算させる。この場合、学習すべき収納
部3の数が少なくなり、棚位置データの設定に要する時
間が前記実施の形態より短くなる。
【0044】○ 1個のブロックについて2個の収納部
3の位置データを学習させる前記実施の形態において、
2個の収納部3として当該ブロックの対角線上の二隅に
位置収納部3を選択する。この場合、最も離れた2位置
の実測データに基づいて各収納部3の位置データが設定
されるため、近接する収納部3の実測データに基づいて
残りの収納部3の位置データを演算する場合に比較して
位置データの精度が高くなる。
3の位置データを学習させる前記実施の形態において、
2個の収納部3として当該ブロックの対角線上の二隅に
位置収納部3を選択する。この場合、最も離れた2位置
の実測データに基づいて各収納部3の位置データが設定
されるため、近接する収納部3の実測データに基づいて
残りの収納部3の位置データを演算する場合に比較して
位置データの精度が高くなる。
【0045】○ 1個のブロックについて4個以上の収
納部3の位置データを学習させ、その値に基づいて残り
の収納部3の位置データをCPU20に演算させてもよ
い。 ○ 枠組棚2が歪んだ場合の枠組棚2の形状を単純な平
行四辺形で近似して補間計算するのではなく、支柱4の
撓み状態により近い関係式を使用して段当たりの歪量を
演算して、残りの収納部3の位置データを演算してもよ
い。
納部3の位置データを学習させ、その値に基づいて残り
の収納部3の位置データをCPU20に演算させてもよ
い。 ○ 枠組棚2が歪んだ場合の枠組棚2の形状を単純な平
行四辺形で近似して補間計算するのではなく、支柱4の
撓み状態により近い関係式を使用して段当たりの歪量を
演算して、残りの収納部3の位置データを演算してもよ
い。
【0046】○ スタッカクレーン8の走行方向の位置
及びキャリッジ12の昇降方向の位置を検知する位置検
出手段として、計測輪とロータリエンコーダとの組合せ
に代えて、走行用モータ14及び昇降用モータ15の出
力軸にロータリエンコーダを取り付けてもよい。この場
合、計測輪を設ける必要がなく、構成が簡単となる。
及びキャリッジ12の昇降方向の位置を検知する位置検
出手段として、計測輪とロータリエンコーダとの組合せ
に代えて、走行用モータ14及び昇降用モータ15の出
力軸にロータリエンコーダを取り付けてもよい。この場
合、計測輪を設ける必要がなく、構成が簡単となる。
【0047】○ 荷移載装置として荷の両側において進
退可能に構成された出退移動部材と、その前後両端に支
持され荷の前端又は後端を係止する荷引き込み押し出し
アームとが装備されたサイドピッキング方式のフォーク
装置を採用してもよい。
退可能に構成された出退移動部材と、その前後両端に支
持され荷の前端又は後端を係止する荷引き込み押し出し
アームとが装備されたサイドピッキング方式のフォーク
装置を採用してもよい。
【0048】○ 2本マストのスタッカクレーンやキャ
リッジ上に複数(例えば2個)のフォーク装置を装備し
たタイプのスタッカクレーンを備えた自動倉庫に適用し
てもよい。
リッジ上に複数(例えば2個)のフォーク装置を装備し
たタイプのスタッカクレーンを備えた自動倉庫に適用し
てもよい。
【0049】前記実施の形態から把握できる請求項記載
以外の発明(技術思想)について、以下にその効果とと
もに記載する。 (1) 請求項1〜請求項4のいずれか一項に記載の発
明において、収納部の位置データを制御装置に学習させ
るときに、手動操作でスタッカクレーン及びキャリッジ
を作動させて荷移載装置を各収納部と対向する位置に配
置させる。この場合、スタッカクレーンやキャリッジに
枠組棚の支柱や荷受棚を検知するセンサを設けて、荷移
載装置を各収納部と対応する位置に配置させるようにス
タッカクレーンやキャリッジを自動運転で制御する場合
に比較して、簡単に所定位置に配置できる。
以外の発明(技術思想)について、以下にその効果とと
もに記載する。 (1) 請求項1〜請求項4のいずれか一項に記載の発
明において、収納部の位置データを制御装置に学習させ
るときに、手動操作でスタッカクレーン及びキャリッジ
を作動させて荷移載装置を各収納部と対向する位置に配
置させる。この場合、スタッカクレーンやキャリッジに
枠組棚の支柱や荷受棚を検知するセンサを設けて、荷移
載装置を各収納部と対応する位置に配置させるようにス
タッカクレーンやキャリッジを自動運転で制御する場合
に比較して、簡単に所定位置に配置できる。
【0050】(2) 請求項4に記載の発明において、
3個の収納部として、最下段の両隅の収納部と最上段の
一隅とが選択される。この場合、手動操作でスタッカク
レーンを収納部と対応する位置で停止させる作業が比較
的容易となる。
3個の収納部として、最下段の両隅の収納部と最上段の
一隅とが選択される。この場合、手動操作でスタッカク
レーンを収納部と対応する位置で停止させる作業が比較
的容易となる。
【0051】
【発明の効果】以上詳述したように請求項1〜請求項4
に記載の発明によれば、ドグを設けずに自動倉庫の所定
の収納部と対応する位置に荷移載装置を配置させるのに
必要な位置データを簡単に設定することができる。
に記載の発明によれば、ドグを設けずに自動倉庫の所定
の収納部と対応する位置に荷移載装置を配置させるのに
必要な位置データを簡単に設定することができる。
【0052】請求項2に記載の発明によれば、収納部が
同じピッチで配置されたブロックについて、2個の収納
部の位置データを学習するだけで、他の収納部の位置デ
ータは演算で求められるため、学習の手間が最小限で済
む。
同じピッチで配置されたブロックについて、2個の収納
部の位置データを学習するだけで、他の収納部の位置デ
ータは演算で求められるため、学習の手間が最小限で済
む。
【0053】請求項3に記載の発明によれば、最も離れ
た2位置の実測データに基づいて各収納部の位置データ
が設定されるため、位置データの精度が高くなる。請求
項4に記載の発明によれば、連方向のピッチ及び段方向
のピッチの両方の値を実測でき、かつ離れた位置の収納
部の実測値から枠組棚の歪み量が求められるため、近接
した収納部の実測値に基づいて得られる歪み量を使用す
る場合に比較して位置データの精度が高くなる。
た2位置の実測データに基づいて各収納部の位置データ
が設定されるため、位置データの精度が高くなる。請求
項4に記載の発明によれば、連方向のピッチ及び段方向
のピッチの両方の値を実測でき、かつ離れた位置の収納
部の実測値から枠組棚の歪み量が求められるため、近接
した収納部の実測値に基づいて得られる歪み量を使用す
る場合に比較して位置データの精度が高くなる。
【図1】 一実施の形態の自動倉庫の模式図。
【図2】 自動倉庫の部分概略斜視図。
【図3】 電気的構成を示すブロック図。
【図4】 別の実施の形態の枠組棚の模式図。
1…自動倉庫、2…棚としての枠組棚、3…収容部、8
…スタッカクレーン、12…キャリッジ、13…荷移載
装置としてのフォーク装置、16…制御装置としてのク
レーンコントローラ、17,18…移動量検出手段とし
てのロータリエンコーダ、20…制御装置を構成するC
PU、22…記憶装置としての作業用メモリ。
…スタッカクレーン、12…キャリッジ、13…荷移載
装置としてのフォーク装置、16…制御装置としてのク
レーンコントローラ、17,18…移動量検出手段とし
てのロータリエンコーダ、20…制御装置を構成するC
PU、22…記憶装置としての作業用メモリ。
【手続補正書】
【提出日】平成12年3月8日(2000.3.8)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0007
【補正方法】変更
【補正内容】
【0007】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
め、請求項1に記載の発明では、多数の収納部が段方向
及び連方向に格子状に配置された棚を備え、荷移載装置
を搭載したキャリッジが昇降可能に装備されたスタッカ
クレーンにより前記収納部に対して荷の搬入、搬出を行
い、スタッカクレーン及びキャリッジの各原点位置から
の移動量を検出する移動量検出手段の検出信号に基づい
てスタッカクレーン及びキャリッジを駆動制御する制御
装置を備えた自動倉庫において、前記収納部が同じピッ
チで配置されたブロックについて、同ブロックの四隅の
うちの3個の収納部の位置データを、前記荷移載装置を
各収納部と対向する位置に配置した状態で前記制御装置
に装備された記憶装置に記憶させ、それらの位置データ
と前記ブロックの段数及び連数とからブロックの残りの
収納部の位置データを制御装置の演算手段により演算さ
せて記憶装置に記憶させ、その際、各収納部のX座標
は、前記3個の位置データのうちの、同一連、上段の収
納部のX座標をXM、下段の収納部のX座標をXmとし
て、XM≧Xmのときと、XM<Xmのときとを判断し、そ
れぞれ別の式を用いて演算する。
め、請求項1に記載の発明では、多数の収納部が段方向
及び連方向に格子状に配置された棚を備え、荷移載装置
を搭載したキャリッジが昇降可能に装備されたスタッカ
クレーンにより前記収納部に対して荷の搬入、搬出を行
い、スタッカクレーン及びキャリッジの各原点位置から
の移動量を検出する移動量検出手段の検出信号に基づい
てスタッカクレーン及びキャリッジを駆動制御する制御
装置を備えた自動倉庫において、前記収納部が同じピッ
チで配置されたブロックについて、同ブロックの四隅の
うちの3個の収納部の位置データを、前記荷移載装置を
各収納部と対向する位置に配置した状態で前記制御装置
に装備された記憶装置に記憶させ、それらの位置データ
と前記ブロックの段数及び連数とからブロックの残りの
収納部の位置データを制御装置の演算手段により演算さ
せて記憶装置に記憶させ、その際、各収納部のX座標
は、前記3個の位置データのうちの、同一連、上段の収
納部のX座標をXM、下段の収納部のX座標をXmとし
て、XM≧Xmのときと、XM<Xmのときとを判断し、そ
れぞれ別の式を用いて演算する。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0008
【補正方法】変更
【補正内容】
【0008】請求項2に記載の発明では、請求項1に記
載の発明において、前記3個の収納部として、最下段の
両隅の収納部と最上段の一隅とが選択される。
載の発明において、前記3個の収納部として、最下段の
両隅の収納部と最上段の一隅とが選択される。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0009
【補正方法】削除
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0010
【補正方法】変更
【補正内容】
【0010】請求項1に記載の発明では、多数の収納部
が段方向及び連方向に格子状に配置された棚の、収納部
が同じピッチで配置されたブロックについて、同ブロッ
クの四隅のうちの3個の収納部の位置データを、荷移載
装置を各収納部と対向する位置に配置した状態で制御装
置に学習させる。即ち、当該位置におけるスタッカクレ
ーン及びキャリッジの各原点位置からの移動量に相当す
る位置データが記憶装置に記憶される。次にそれらの位
置データと前記ブロックの段数及び連数とからブロック
の残りの収納部の位置データが制御装置の演算手段によ
り補間計算によって演算され、記憶装置に記憶される。
収納部の数が多くなっても、位置データの実測量を増や
さずに、演算手段による演算で収納部の位置データが設
定される。更に、位置データを演算する際には、各収納
部のX座標は、前記3個の位置データのうちの、同一
連、上段の収納部のX座標をXM、下段の収納部のX座
標をXmとして、XM≧Xmのときと、XM<Xmのときと
が判断され、それぞれ別の式を用いて演算される。
が段方向及び連方向に格子状に配置された棚の、収納部
が同じピッチで配置されたブロックについて、同ブロッ
クの四隅のうちの3個の収納部の位置データを、荷移載
装置を各収納部と対向する位置に配置した状態で制御装
置に学習させる。即ち、当該位置におけるスタッカクレ
ーン及びキャリッジの各原点位置からの移動量に相当す
る位置データが記憶装置に記憶される。次にそれらの位
置データと前記ブロックの段数及び連数とからブロック
の残りの収納部の位置データが制御装置の演算手段によ
り補間計算によって演算され、記憶装置に記憶される。
収納部の数が多くなっても、位置データの実測量を増や
さずに、演算手段による演算で収納部の位置データが設
定される。更に、位置データを演算する際には、各収納
部のX座標は、前記3個の位置データのうちの、同一
連、上段の収納部のX座標をXM、下段の収納部のX座
標をXmとして、XM≧Xmのときと、XM<Xmのときと
が判断され、それぞれ別の式を用いて演算される。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0011
【補正方法】変更
【補正内容】
【0011】請求項2に記載の発明では、請求項1に記
載の発明において、3個の収納部として、最下段の両隅
の収納部と最上段の一隅とが選択されて、ブロックの残
りの収納部の位置データが演算される。
載の発明において、3個の収納部として、最下段の両隅
の収納部と最上段の一隅とが選択されて、ブロックの残
りの収納部の位置データが演算される。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0012
【補正方法】削除
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0042
【補正方法】削除
【手続補正9】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0043
【補正方法】削除
【手続補正10】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0044
【補正方法】削除
【手続補正11】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0045
【補正方法】変更
【補正内容】
【0045】○ 1個のブロックについて4個以上の収
納部3の位置データを学習させ、その値に基づいて残り
の収納部3の位置データをCPU20に演算させてもよ
い。
納部3の位置データを学習させ、その値に基づいて残り
の収納部3の位置データをCPU20に演算させてもよ
い。
【手続補正12】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0049
【補正方法】変更
【補正内容】
【0049】前記実施の形態から把握できる請求項記載
以外の発明(技術思想)について、以下にその効果とと
もに記載する。 (1) 請求項1に記載の発明において、収納部の位置
データを制御装置に学習させるときに、手動操作でスタ
ッカクレーン及びキャリッジを作動させて荷移載装置を
各収納部と対向する位置に配置させる。この場合、スタ
ッカクレーンやキャリッジに枠組棚の支柱や荷受棚を検
知するセンサを設けて、荷移載装置を各収納部と対応す
る位置に配置させるようにスタッカクレーンやキャリッ
ジを自動運転で制御する場合に比較して、簡単に所定位
置に配置できる。
以外の発明(技術思想)について、以下にその効果とと
もに記載する。 (1) 請求項1に記載の発明において、収納部の位置
データを制御装置に学習させるときに、手動操作でスタ
ッカクレーン及びキャリッジを作動させて荷移載装置を
各収納部と対向する位置に配置させる。この場合、スタ
ッカクレーンやキャリッジに枠組棚の支柱や荷受棚を検
知するセンサを設けて、荷移載装置を各収納部と対応す
る位置に配置させるようにスタッカクレーンやキャリッ
ジを自動運転で制御する場合に比較して、簡単に所定位
置に配置できる。
【手続補正13】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0050
【補正方法】削除
【手続補正14】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0051
【補正方法】変更
【補正内容】
【0051】
【発明の効果】以上詳述したように請求項1、2に記載
の発明によれば、ドグを設けずに自動倉庫の所定の収納
部と対応する位置に荷移載装置を配置させるのに必要な
位置データを簡単に設定することができる。又、連方向
のピッチ及び段方向のピッチの両方の値を実測でき、か
つ離れた位置の収納部の実測値から枠組棚の歪み量が求
められるため、近接した収納部の実測値に基づいて得ら
れる歪み量を使用する場合に比較して位置データの精度
が高くなる。
の発明によれば、ドグを設けずに自動倉庫の所定の収納
部と対応する位置に荷移載装置を配置させるのに必要な
位置データを簡単に設定することができる。又、連方向
のピッチ及び段方向のピッチの両方の値を実測でき、か
つ離れた位置の収納部の実測値から枠組棚の歪み量が求
められるため、近接した収納部の実測値に基づいて得ら
れる歪み量を使用する場合に比較して位置データの精度
が高くなる。
【手続補正15】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0052
【補正方法】変更
【補正内容】
【0052】請求項2に記載の発明によれば、手動操作
でスタッカクレーンを収納部と対応する位置で停止させ
る作業が比較的容易となる。
でスタッカクレーンを収納部と対応する位置で停止させ
る作業が比較的容易となる。
【手続補正16】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0053
【補正方法】削除
Claims (4)
- 【請求項1】 多数の収納部が段方向及び連方向に格子
状に配置された棚を備え、荷移載装置を搭載したキャリ
ッジが昇降可能に装備されたスタッカクレーンにより前
記収納部に対して荷の搬入、搬出を行い、スタッカクレ
ーン及びキャリッジの各原点位置からの移動量を検出す
る移動量検出手段の検出信号に基づいてスタッカクレー
ン及びキャリッジを駆動制御する制御装置を備えた自動
倉庫において、 前記収納部が同じピッチで配置されたブロックについ
て、段方向の位置の異なる少なくとも2個の収納部の位
置データを、前記荷移載装置を各収納部と対向する位置
に配置した状態で前記制御装置に装備された記憶装置に
記憶させ、それらの位置データに基づいて前記ブロック
内の各収納部の位置データを制御装置の演算手段により
演算させて記憶装置に記憶させる自動倉庫の棚位置デー
タの設定方法。 - 【請求項2】 前記制御装置は2個の収納部の位置デー
タを学習し、前記演算手段はその値とブロックの段数及
び連数と連方向のピッチデータとからブロックの残りの
収納部の位置データを演算する請求項1に記載の自動倉
庫の棚位置データの設定方法。 - 【請求項3】 前記2個の収納部は前記ブロックの対角
線上の二隅に位置するものである請求項2に記載の自動
倉庫の棚位置データの設定方法。 - 【請求項4】 前記制御装置は前記ブロックの四隅のう
ちの3個の収納部の位置データを学習し、前記演算手段
はその値と前記ブロックの段数及び連数とからブロック
の残りの収納部の位置データを演算する請求項1に記載
の自動倉庫の棚位置データの設定方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31507398A JP2000142919A (ja) | 1998-11-05 | 1998-11-05 | 自動倉庫の棚位置データの設定方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31507398A JP2000142919A (ja) | 1998-11-05 | 1998-11-05 | 自動倉庫の棚位置データの設定方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000142919A true JP2000142919A (ja) | 2000-05-23 |
Family
ID=18061101
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP31507398A Pending JP2000142919A (ja) | 1998-11-05 | 1998-11-05 | 自動倉庫の棚位置データの設定方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000142919A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2009096408A1 (ja) * | 2008-02-01 | 2009-08-06 | Kyokko Electric Co, Ltd. | 多関節構造体教示装置 |
JP2010018361A (ja) * | 2008-07-08 | 2010-01-28 | Panasonic Electric Works Co Ltd | 搬送台車用ワーク移載装置 |
JP2012153470A (ja) * | 2011-01-25 | 2012-08-16 | Murata Machinery Ltd | 自動倉庫 |
JP2015202960A (ja) * | 2014-04-16 | 2015-11-16 | 株式会社ダイフク | 物品搬送設備 |
JP2017210328A (ja) * | 2016-05-25 | 2017-11-30 | 株式会社椿本チエイン | 移載装置及び栽培システム |
-
1998
- 1998-11-05 JP JP31507398A patent/JP2000142919A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2009096408A1 (ja) * | 2008-02-01 | 2009-08-06 | Kyokko Electric Co, Ltd. | 多関節構造体教示装置 |
JP5108032B2 (ja) * | 2008-02-01 | 2012-12-26 | 旭光電機株式会社 | 多関節構造体教示装置 |
JP2010018361A (ja) * | 2008-07-08 | 2010-01-28 | Panasonic Electric Works Co Ltd | 搬送台車用ワーク移載装置 |
JP2012153470A (ja) * | 2011-01-25 | 2012-08-16 | Murata Machinery Ltd | 自動倉庫 |
JP2015202960A (ja) * | 2014-04-16 | 2015-11-16 | 株式会社ダイフク | 物品搬送設備 |
JP2017210328A (ja) * | 2016-05-25 | 2017-11-30 | 株式会社椿本チエイン | 移載装置及び栽培システム |
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