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JP2000138809A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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Publication number
JP2000138809A
JP2000138809A JP11188619A JP18861999A JP2000138809A JP 2000138809 A JP2000138809 A JP 2000138809A JP 11188619 A JP11188619 A JP 11188619A JP 18861999 A JP18861999 A JP 18861999A JP 2000138809 A JP2000138809 A JP 2000138809A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image
storage
input
unit
image signal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP11188619A
Other languages
English (en)
Inventor
Michio Doke
教夫 道家
Yasuhiro Hattori
康広 服部
Junji Ukegawa
順治 受川
Osamu Kizaki
修 木崎
Hajime Yamazaki
一 山▲ざき▼
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP11188619A priority Critical patent/JP2000138809A/ja
Publication of JP2000138809A publication Critical patent/JP2000138809A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】この発明は、高い処理能力が記憶装置に要求さ
れるという課題を解決しようとするものである。 【解決手段】 この発明は、1つ以上の画像入力手段か
らの画像信号を記憶する1次記憶部及び、この1次記憶
部に入力された画像信号を保存するための2次記憶部と
から構成される記憶装置91、92を少なくとも2組以
上有する記憶手段と、作像手段と、1つ以上の画像出力
手段とを有し、前記記憶装置の2次記憶部を単一の記憶
領域として入力された画像信号の管理を行うものであ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はディジタル複写機、
ファクシミリ、プリンタ、スキャナ等の画像入出力手段
や、これらのうちの複数の機能を備えた複合機などの画
像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、画像形成装置は、ディジタル複写
機、ファクシミリ、プリンタ、スキャナ等の画像入出力
機能や、これらのうちの複数の機能を備えた複合機など
がある。また、画像形成装置には、画像入力手段や外部
から入力された複数の画像信号を記憶手段に保存し、こ
れらの画像信号を入力の順番とは異なる順序で複数組出
力し(ソート動作を行い)、もしくは複数の画像信号を
1回で(集約して)出力するという機能を有するものが
ある。
【0003】特開昭52−108822号公報には、多
数ページの文書の複数の多数ページコピーで、そのペー
ジが照合された原稿になされているコピーを作るための
文書複写装置において、多数ページ文書の個々の像情報
を表示する一連のディジタル信号を発生するための読取
り装置と、前記ディジタル信号により表示される像情報
を受入れ、貯えるための電子的多ページメモリ装置と、
コピーシートに像を形成するために加えられる電気信号
に対応するプリント装置と、前記メモリ装置から像情報
を抽出し、前記情報を前記プリント装置が応答する電気
信号に変換し、前記電気信号を前記プリント装置に照合
された順序で反復的に加えるための処理装置とを含み、
それにより、前記プリント装置が多ページ文書の複数の
多ページコピーを前記順序で作る様になっていることを
特徴とする文書複写装置が記載されている。
【0004】特開昭55−137540号公報には、原
稿の各頁を1通りメモリに格納し格納された情報を繰り
返し読出すことにより、僅かの手間で複数冊の頁がそろ
った複写物をソータを付設することなく自動的に得られ
るようにした複写装置が記載されている。また、画像デ
ータを記憶する画像メモリ及び画像メモリへの画像デー
タの入出力の制御を行う機能を有する画像処理装置とし
て、(株)リコー製イマジオDA405,DA505等
がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】画像入力手段や外部な
どから入力された複数の画像信号を記憶手段で保存し、
これらの画像信号を入力の順番とは異なる順序で複数組
出力し(ソート動作を行い)、もしくは複数の画像信号
を1回で(集約して)出力するような機能を有する画像
形成装置においては、画像信号の保存を行うための記憶
手段に要求される記憶容量は処理を行う画像信号の量に
応じて増大する。また、複数の画像入出力手段は画像の
量子化数(1画像データ当りのビット数)の違いによっ
て総画像信号容量が異なるため、画像入出力手段によっ
て画像の入出力に要する時間に差が生じる。
【0006】また、ディジタル複写機、ファクシミリ、
プリンタ、スキャナ等の画像入出力機能を備えた複合機
においては、プリンタの画像出力中にファクシミリの画
像信号送信を同時に行う等、複数の画像信号の入出力を
同時に実行するといった並行動作が要求される。このよ
うな並行動作を実行する場合、従来は画像信号の入出力
を制御する手段それぞれに記憶手段を設けることによ
り、並行動作を達成していることが多い。
【0007】しかし、上述のように、記憶手段に要求さ
れる記憶容量が増大すると、画像信号の入出力を制御す
る手段それぞれに設けられた記憶手段の記憶容量が大き
くなり、かつ、記憶装置の制御が複雑になってしまう。
そこで、単一の記憶手段に複数の画像信号の入出力を行
う構成にすることにより、記憶手段の制御を一元化して
複合機能の画像入出力を行うことが必須となる。
【0008】一般に、大容量の画像信号の入力を行う記
憶媒体として、ハードディスク(HDD)や光磁気ディ
スク等があるが、これらの記憶媒体は書き込みが不可能
な不良領域が初期出荷時に存在するとともに連続使用に
より生じることが知られている。この不良領域が存在す
る記憶媒体に対しては、不連続な記憶領域を代替に割り
当てることで、記憶領域の確保が行われる。よって、不
良領域が存在する記憶領域に対して画像信号の入出力を
行うと、不良領域の代替部へのアクセスが行われるた
め、記憶媒体のデータアクセス時間(記録ヘッドのシー
ク時間)が不良領域の無い記憶領域に対するそれよりも
余分にかかることになる。
【0009】また、最近では単機能の画像入出力機器を
組み合わせることにより、上述のようなソートや集約な
どの動作を行ったり、複数の画像形成装置を結合して大
量の画像信号の入出力を高速に処理するといった用途も
増えている。この場合、画像信号の入力速度と、画像信
号の出力速度との差が大きいと、入力された画像信号を
直接出力することができない。そこで、画像入力信号を
一旦記憶装置に記憶した後に出力する動作が必要になる
ため、さらに高い処理能力が記憶装置に要求される。
【0010】本発明は、単一の記憶手段で複数の画像信
号の入出力を高速且つ効率的に可能な限り少ない管理デ
ータで処理することができる画像形成装置を提供するこ
とを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1に係る発明は、画像を入力する少なくとも
1つ以上の画像入力手段と、この画像入力手段から入力
された少なくとも1つ以上の画像信号を記憶する1次記
憶部及び、この1次記憶部に入力された画像信号を保存
するための2次記憶部とから構成される記憶装置を少な
くとも2組以上有する記憶手段と、前記画像入力手段に
より入力された画像信号、もしくは前記記憶装置に保存
された画像信号を記録面上に顕像化し出力する作像手段
と、前記画像入力手段により入力された画像信号、もし
くは前記記憶装置に保存された画像信号を外部装置へ出
力することが可能な少なくとも1つ以上の画像出力手段
とを有する画像形成装置において、前記記憶装置の2次
記憶部を単一の記憶領域として入力された画像信号の管
理を行うものである。
【0012】請求項2に係る発明は、請求項1記載の画
像形成装置において、前記記憶装置の2次記憶部を複数
の記憶領域に分割し、この複数の記憶領域に選択的に画
像信号の入出力を行う手段を有し、前記分割した各記憶
領域へ入力された画像信号の管理を行うものである。
【0013】請求項3に係る発明は、請求項1又は2記
載の画像形成装置において、前記記憶装置の2次記憶部
の記憶領域の分割数を変更する手段を有するものであ
る。
【0014】請求項4に係る発明は、請求項3記載の画
像形成装置において、前記記憶装置の2次記憶部の記憶
領域の分割数を前記画像入力手段の数と一致させるもの
である。
【0015】請求項5に係る発明は、請求項2、3又は
4記載の画像形成装置において、前記記憶装置の2次記
憶部の記憶領域の分割した各記憶領域の大きさの個別の
設定及び変更が可能な手段を有するものである。
【0016】請求項6に係る発明は、画像を入力する少
なくとも1つ以上の画像入力手段と、この画像入力手段
から入力された少なくとも1つ以上の画像信号を記憶す
る1次記憶部及び、この1次記憶部に入力された画像信
号を保存するための2次記憶部とから構成される記憶装
置を少なくとも2組以上有する記憶手段と、前記画像入
力手段により入力された画像信号、もしくは前記記憶装
置に保存された画像信号を記録面上に顕像化し出力する
作像手段と、前記画像入力手段により入力された画像信
号、もしくは前記記憶装置に保存された画像信号を外部
装置へ出力することが可能な少なくとも1つ以上の画像
出力手段とを有する画像形成装置において、前記記憶装
置の前記2次記憶部を複数の記憶領域に分割し、この分
割した複数の記憶領域に対して選択的に画像信号を入出
力する手段と、前記2次記憶部の分割した複数の記憶領
域を前記各画像入力手段毎に自由に配置可能な手段とを
備えたものである。
【0017】請求項7に係る発明は、請求項6記載の画
像形成装置において、前記2次記憶部の分割した複数の
記憶領域を前記各画像入力手段毎に優先順位を持たせて
配置する手段を有するものである。
【0018】請求項8に係る発明は、請求項7記載の画
像形成装置において、前記2次記憶部の分割した複数の
記憶領域を前記各画像入力手段毎に優先順位を持たせて
配置する際に、該優先順位の条件として使用頻度の高い
画像入力手段に対して前記2次記憶部のアクセス速度の
速い記憶領域を配置するものである。
【0019】請求項9に係る発明は、画像を入力する少
なくとも1つ以上の画像入力手段と、この画像入力手段
から入力された少なくとも1つ以上の画像信号を記憶す
る1次記憶部及び、この1次記憶部に入力された画像信
号を保存するための2次記憶部とから構成される記憶装
置を少なくとも2組以上有する記憶手段と、前記画像入
力手段により入力された画像信号、もしくは前記記憶装
置に保存された画像信号を記録面上に顕像化し出力する
作像手段と、前記画像入力手段により入力された画像信
号、もしくは前記記憶装置に保存された画像信号を外部
装置へ出力することが可能な少なくとも1つ以上の画像
出力手段とを有する画像形成装置において、前記記憶装
置の前記2次記憶部を複数の記憶領域に分割し、この分
割した複数の記憶領域に対して選択的に画像信号を入出
力する手段と、前記2次記憶部の分割した複数の記憶領
域を前記各画像入力手段毎に自由に配置可能な手段と、
前記2次記憶部の分割した複数の記憶領域を前記各画像
入力手段毎に優先順位を持たせて配置する手段とを有
し、前記2次記憶部の分割した複数の記憶領域を前記各
画像入力手段毎に優先順位を持たせて配置する際に、該
優先順位の条件として記憶領域内に書き込み不可能な不
良記憶領域の少ない記憶領域から配置するものである。
【0020】請求項10に係る発明は、画像を入力する
少なくとも1つ以上の画像入力手段と、この画像入力手
段から入力された少なくとも1つ以上の画像信号を記憶
する1次記憶部及び、この1次記憶部に入力された画像
信号を保存するための2次記憶部とから構成される記憶
装置を少なくとも2組以上有する記憶手段と、前記画像
入力手段により入力された画像信号、もしくは前記記憶
装置に保存された画像信号を記録面上に顕像化し出力す
る作像手段と、前記画像入力手段により入力された画像
信号、もしくは前記記憶装置に保存された画像信号を外
部装置へ出力することが可能な少なくとも1つ以上の画
像出力手段とを有する画像形成装置において、前記記憶
装置の前記2次記憶部を複数の記憶領域に分割し、この
分割した複数の記憶領域に対して選択的に画像信号を入
出力する手段と、前記2次記憶部の分割した複数の記憶
領域を前記各画像入力手段毎に自由に配置可能な手段
と、前記2次記憶部の分割した複数の記憶領域を前記各
画像入力手段毎に優先順位を持たせて配置する手段とを
有し、前記2次記憶部の分割した複数の記憶領域を前記
各画像入力手段毎に優先順位を持たせて配置する際に、
該優先順位の条件として画像信号の量子化数の多い画像
入力手段から順にアクセス速度の速い記憶領域を配置す
るものである。
【0021】
【発明の実施の形態】図2は本発明の第1実施形態の概
略を示す。自動原稿送り装置(以下ADFという)1に
おいては、原稿台2に原稿がその画像面を上にして置か
れてなる原稿束は、操作部40(図3参照)上のスター
トキー44(図3参照)が押下されると、一番下の原稿
が給送ローラ3、給送ベルト4によってコンタクトガラ
スからなる原稿台5上の所定の位置に給送される。この
コンタクトガラス5上の原稿は、スキャナ機能からなる
画像入力手段としての読み取りユニット6によって画像
情報が読み取られた後に、給送ベルト4、排送ローラ7
によって排紙台8上に排出される。
【0022】原稿セット検知器9にて原稿台2上に次の
原稿が有ることが検知された場合には、同様にその原稿
が給送ローラ3、給送ベルト4によってコンタクトガラ
ス5上の所定の位置に給送される。このコンタクトガラ
ス5上の原稿は、読み取りユニット6によって画像情報
が読み取られた後に、給送ベルト4、排送ローラ7によ
って排紙台8上に排出される。ここに、給送ローラ3、
給送ベルト4及び排送ローラ7は搬送モータ51(図5
参照)によって駆動される。
【0023】第1給紙装置10、第2給紙装置11、第
3給紙装置12は、選択された時に各々第1トレイ1
3、第2トレイ14、第3トレイ15に積載された転写
紙からなる転写材を給紙し、この転写紙は縦搬送ユニッ
ト16によって像担持体としての感光体17に当接する
位置まで搬送される。感光体17は、例えば感光体ドラ
ムが用いられてメインモータ52(図5参照)により回
転駆動され、図示しない帯電器により一様に帯電され
る。
【0024】読み取りユニット6にて原稿から読み込ま
れた画像信号又は外部からの画像信号は後述する画像処
理手段を介して書き込み手段としての書き込みユニット
22によって光情報に変換され、感光体ドラム17は帯
電器により一様に帯電された後に書き込みユニット22
からの光情報で露光されて画像(静電潜像)が書き込ま
れる。この感光体ドラム17上の静電潜像は現像装置1
8により現像されてトナー像となる。
【0025】搬送ベルト19は、転写手段を兼ねていて
転写電源から転写バイアスが印加され、縦搬送ユニット
16からの転写紙を感光体ドラム17と等速で搬送しな
がら感光体ドラム17上のトナー像を転写紙に転写させ
る。この転写紙は、定着装置20によりトナー像が定着
されてコピーとして排紙ユニット21により後処理装置
としてのフィニッシャ100に排出される。また、感光
体ドラム17はトナー像転写後に図示しないクリーニン
グ装置によりクリーニングされる。
【0026】ここに、感光体ドラム17、帯電器、書き
込みユニット22、現像装置18、第1給紙装置10、
第2給紙装置11、第3給紙装置12、縦搬送ユニット
16、搬送ベルト19、定着装置20、排紙ユニット2
1、クリーニング装置は画像信号を転写紙の記録面上に
顕像化して出力する作像手段を構成している。
【0027】フィニッシャ100は、作像手段及び読み
取りユニット6からなる本体の排紙ユニット21によっ
て排出された転写紙を切り替え板101により通常排紙
方向とステープル処理方向とのいずれかに切り替えて導
くことができる。切り替え板101を上側に切り替える
と、本体の排紙ユニット21によって排出された転写紙
は、切り替え板101により通常排紙方向に切り替えら
れて排紙ローラ102、103により搬送され、通常排
紙トレイ104へ排出される。この通常排紙トレイ10
4は、前後に移動可能な排紙トレイであり、図示しない
駆動手段による駆動で、原稿毎、あるいは、画像メモリ
によってソーティングされたコピー部毎に、前後に移動
し、簡易的に本体からのコピーを仕分ける。
【0028】また、切り替え板101を下側に切り替え
ると、本体の排紙ユニット21によって排出された転写
紙は、切り替え板101によりステープル処理方向に切
り替えられて搬送ローラ105、106により搬送さ
れ、ステープル台107へ排出されて積層される。ステ
ープル台107上に積層された転写紙は、ステープル台
107に1枚排出される毎に紙揃え手段としてのジョガ
ー108によって端面が揃えられ、原稿の1部のコピー
完了と共にステープラ109によって綴じられる。ステ
ープラ109によって綴じられられた転写紙群は自重に
よってステープル完了排紙トレイ110に収納される。
【0029】転写紙の両面に画像を作像する場合には、
経路切り替えのための分岐爪23が通常の下側位置から
上側位置に切り替えられてセットされる。各給紙トレイ
13〜15のいずれかより給紙されて表面に上述のよう
に画像が作像された転写紙は、分岐爪23により経路が
フィニッシャ100側から両面給紙ユニット24側に切
り替えられ、一旦両面給紙ユニット24に搬送されて表
裏が反転した状態でストックされる。
【0030】その後、両面給紙ユニット24にストック
された転写紙は、再び給紙されて縦搬送ユニット16に
よって感光体ドラム17に当接する位置まで搬送され、
感光体ドラム17上に上述と同様に作像されたトナー像
が裏面に転写されて定着装置20でトナー像が定着され
ることにより両面コピーとなる。そして、分岐爪23が
通常の下側位置にセットされ、定着装置20からの両面
コピーは排紙ユニット21によりフィニッシャ100に
排出される。このように、転写紙の両面に画像を作成す
る場合には、両面給紙ユニット24が使用される。
【0031】ここに、感光体ドラム17、搬送ベルト1
9、定着装置20、排紙ユニット21、現像装置18は
メインモータ52により駆動され、各給紙装置10〜1
2はメインモータ52の駆動力が各々給紙クラッチ53
〜55(図5参照)によって伝達されることにより駆動
される。縦搬送ユニット16はメインモータ52の駆動
力が中間クラッチ56(図5参照)によって伝達される
ことにより駆動される。
【0032】次に、読み取りユニット6及び書き込みユ
ニット22について説明する。書き込みユニット22は
感光体ドラム17の一様帯電面を露光して静電潜像を形
成するが、この静電潜像は画像信号を書き込みユニット
22で光情報に変換して感光体ドラム17に照射するこ
とにより感光体ドラム17上に生ずる電位分布である。
【0033】読み取りユニット6は、原稿を載置するコ
ンタクトガラス5と光学走査系で構成されており、この
光学走査系は露光ランプ25、第1ミラー26、第2ミ
ラー27、第3ミラー28、レンズ29、CCDからな
るイメージセンサ30等で構成されている。露光ランプ
25及び第1ミラー26は図示しない第1キャリッジ上
に固定され、第2ミラー27及び第3ミラー28は図示
しない第2キャリッジ上に固定されている。
【0034】原稿画像を読み取るときには、光路長が変
わらないように、第1キャリッジと第2キャリッジとが
2対1の相対速度で機械的に走査される。この光学走査
系は、図示しないスキャナ駆動モータにて駆動される。
コンタクトガラス5上の原稿は露光ランプ25により照
明され、その反射光が第1ミラー26、第2ミラー2
7、第3ミラー28、レンズ29を経由してイメージセ
ンサ30で電気信号に変換されて読み取られる。レンズ
29及びイメージセンサ30を図2において左右方向に
移動させると、読み取り画像の倍率が変わる。すなわ
ち、指定された倍率に対応してレンズ29及びイメージ
センサ30の左右方向位置が設定される。
【0035】書き込みユニット22はレーザ出力ユニッ
ト31、結像レンズ32、ミラー33等で構成され、レ
ーザ出力ユニット31の内部にはレーザ光源であるレー
ザダイオード、モータによって高速で定速回転する回転
多面鏡(ポリゴンミラー)が備わっている。レーザ出力
ユニット31内のレーザダイオードは画像信号により変
調駆動され、レーザダイオードから画像信号で変調され
たレーザ光が照射される。レーザダイオードから照射さ
れるレーザ光は、定速回転する回転多面鏡により偏向走
査され、結像レンズ32を通ってミラー33で折り返さ
れ、感光体ドラム17上に集光結像される。
【0036】感光体ドラム17上に集光結像されるレー
ザ光は、感光体ドラム17の回転方向と直交する方向
(主走査方向)へ回転多面鏡により走査され、感光体ド
ラム17上に画像信号をライン単位で書き込んで静電潜
像を形成する。感光体ドラム17の回転速度と記録密度
に対応した所定の周期で主走査が繰り返されることによ
って、感光体ドラム17上に画像(静電潜像)が形成さ
れる。
【0037】上述のように、書き込みユニット22から
出力されるレーザ光が作像手段の感光体ドラム17に照
射され、感光体ドラム17の一端近傍のレーザ光が照射
される位置にビームセンサが配置され、書き込みユニッ
ト22からのレーザ光がビームセンサで検知されてビー
ムセンサが主走査同期信号を発生する。この主走査同期
信号をもとに主走査方向の画像記録開始タイミングの制
御及び後述する画像信号の入出力を行うための制御信号
の生成が図示しない回路で行われる。
【0038】図3は操作部40を示す。操作部40に
は、液晶タッチパネル41、テンキー42、クリア/ス
トップキー43、プリントキー(スタートキー)44、
モードクリアキー45があり、液晶タッチパネル41に
は、機能キー46、部数、及び画像形成装置の状態を示
すメッセージなどが表示される。
【0039】図4は液晶タッチパネル41の表示例を示
す。オペレータが液晶タッチパネル41に表示されたキ
ーにタッチすることで、選択された機能を示すキーが黒
く反転する。また、機能の詳細(例えば変倍であれば変
倍値等)を指定しなければならない場合は、オペレータ
が液晶タッチパネル41に表示されたキーにタッチする
ことで、液晶タッチパネル41に詳細機能の設定画面が
表示される。このように、液晶タッチパネル41は、ド
ット表示器を使用しているため、その時々の最適な表示
をグラフィカルに行うことが可能である。
【0040】図5は制御手段としてのメインコントロー
ラを中心とする制御装置を示す。この第1実施形態は、
ディジタル複写機能、プリンタ機能、スキャナ機能等を
備えた画像形成装置であり、ディジタル複写機能、プリ
ンタ機能、スキャナ機能等の画像入出力手段(画像入出
力機能)を有する。メインコントローラ57はディジタ
ル複写機能、プリンタ機能、スキャナ機能等の画像入出
力手段(画像入出力機能)を有する画像形成装置の全体
を制御する。メインコントローラ57には、オペレータ
に対する液晶タッチパネル41を含む液晶ディスプレイ
58による表示、オペレータからのキー42〜45を含
むキー入力部59による機能設定入力を制御する操作部
40や読み取りユニット6の制御、画像信号を画像メモ
リに書き込む制御、画像メモリからの画像信号による作
像の制御等を行う画像処理手段としての画像処理ユニッ
ト(以下IPUという)60、ADF1等の分散制御装
置が接続されている。各分散制御装置とメインコントロ
ーラ57は必要に応じて機械の状態、動作指令のやりと
りを行う。また、メインコントローラ57には、搬送モ
ータ51、紙搬送等に必要なメインモータ52、各種ク
ラッチ53〜56が接続されている。
【0041】次に、IPU60の構成について図7を用
いて説明する。露光ランプ25から照射された光はコン
タクトガラス5上の原稿を照射し、その反射光は第1ミ
ラー26、第2ミラー27、第3ミラー28、レンズ2
9を経由してCCD30上に結像される。CCD30
は、原稿からの反射光を受光して光電変換し、画像信号
として出力する。CCD30からの画像信号は、A/D
コンバータ71にてデジタル信号に変換され、シェーデ
ィング補正部72によりシェーディング補正がなされて
画像処理部73によりMTF補正、γ補正等がなされ
る。
【0042】セレクタ74は、画像処理部73からの画
像信号の送り先を変倍部75と画像メモリコントローラ
76とのいずれかに切り替える。セレクタ74から変倍
部75への画像信号は、変倍部75にて変倍率に合わせ
て拡大縮小され、書き込みユニット22へ送られる。書
き込みユニット22は、変倍部75からの画像信号によ
りライン単位で上記ビームセンサからの主走査同期信号
に基づく主走査方向の画像記録開始タイミングに合わせ
てレーザダイオードを変調し、レーザダイオードから画
像信号により変調されたレーザ光を出射する。
【0043】画像メモリコントローラ76とセレクタ7
4との間は、双方向に画像信号を入出力できる構成とな
っている。図7には特に明示していないが、IPU60
は、読み取りユニット6から入力される画像信号以外
に、外部から供給される画像信号(例えばパーソナルコ
ンピュータ等のデータ処理装置から出力される画像信
号)も処理できるように、複数の画像信号の入出力の選
択を行う機能を有している。
【0044】また、IPU60は、画像メモリコントロ
ーラ76等への設定や、読み取りユニット6、書き込み
ユニット22の制御を行うCPU77と、そのプログラ
ムやデータを格納するROM78,RAM79と、I/
Oポート80とを備えている。CPU77は、画像メモ
リコントローラ76を介して画像メモリ81に対する画
像信号の書き込み、読み出しが行える。ここに、画像メ
モリコントローラ76と画像メモリ81は、画像信号を
記憶する記憶手段を構成する。
【0045】次に、図6を用いて1頁分の画像信号に対
するセレクタ74の動作について説明する。フレームゲ
ート信号/FGATEは、1頁の画像信号の副走査方向
の有効期間を表わす信号である。主走査同期信号/LS
YNCは、1ライン毎の主走査同期信号であり、この信
号/LSYNCが立ち上がった後の所定クロックで、画
像信号が有効となる。主走査方向の画像信号が有効であ
ることを示す信号がラインゲート信号/LGATEであ
る。
【0046】これらの信号は、画素クロックVCLKに
同期しており、画素クロックVCLKの1周期に対して
1画素のデータが送られてくる。IPU60は、画像信
号の入力、画像信号の出力それぞれに対して別個のフレ
ームゲート信号/FGATE、主走査同期信号/LSY
NC、ラインゲート信号/LGATE、画素クロックV
CLを発生する発生機構を有しており、読み取った画像
の直接出力を行う場合などの位相調整等を行うことによ
り、様々な画像信号の入出力の組み合わせが実現可能に
なる。
【0047】次に、図8を用いて図7におけるメモリコ
ントローラ76、画像メモリ81の内部の詳細を説明す
る。ただし、図8は、第1実施形態における記憶手段の
個々の記憶装置の詳細を示し、画像メモリも個々に記憶
装置に接続されている。各記憶装置と、各記憶装置への
画像信号の入出力を制御する手段については、後述す
る。また、以下に述べる画像信号の入力、出力の動作例
も個々の記憶装置に対するものである。
【0048】データ入出力制御部82は、入力データセ
レクタ83、画像合成部84、1次圧縮/伸長部85、
出力データセレクタ86、2次圧縮/伸長部87を有し
ている。各部83〜87への制御データの設定はCPU
77により行われる。図8におけるアドレス、データは
画像信号に対するものを示しており、図8ではCPU7
7に対して入出力されるデータ、アドレスは図示してい
ない。
【0049】画像メモリ88は、1次記憶部としての1
次記憶装置89及び2次記憶部としての2次記憶装置9
0からなる。1次記憶装置89は、メモリの指定した領
域への画像信号書き込み、または画像信号読み出し時の
メモリの指定した領域からの画像信号読み出しが画像信
号の入出力時に要求される画像信号転送速度に略同期し
て行えるように、例えばDRAM等の高速アクセスが可
能なメモリを使用する。また、1次記憶装置89は、処
理を行う画像信号の大きさにより複数のエリアに分割し
て複数の画像信号の入出力を同時に実行できる構成(メ
インコントローラ76とのインターフェース部)を有し
ている。
【0050】2次記憶装置90は、入力された画像信号
の合成、ソーティングを行うために画像信号を保存して
おく大容量のメモリである。1次記憶装置89が、画像
信号の処理を行うために十分な容量を有していれば、2
次記憶装置90への画像信号の入出力は行われない。2
次記憶装置90が、画像信号入出力時に要求される画像
信号転送速度に略同期して画像信号の書き込み/読み出
しが可能であれば、入出力画像信号を直接、2次記憶装
置90へ書き込み、又は2次記憶装置90から読み出す
ことが可能である。また、1次記憶装置89、2次記憶
装置90の区別なく画像信号の処理を行うことが可能と
なる。
【0051】2次記憶装置90が、画像信号入出力時に
要求される画像信号転送速度に略同期して画像信号の書
き込み/読み出しを行うことが可能でない場合、例えば
2次記憶装置90にハードディスク、光磁気ディスク等
の記憶媒体を使用するような場合でも、2次記憶装置9
0への画像信号の入出力に1次記憶装置89を介在させ
ることにより、2次記憶装置90の画像信号転送能力に
応じて画像信号処理が可能である構成となっている。
【0052】このような構成により、画像形成装置の画
像信号処理速度に応じて記憶素子を選択でき、また、圧
縮率、伸長率が画像信号によって異なる(画像信号の種
類によってメモリへの画像信号アクセス速度が異なる)
ような方式を採用しても、対応が可能となる。圧縮率、
伸長率が可変であると、記憶装置89,90の容量を節
約できる場合も考えられる。
【0053】次に、メモリコントローラ76の動作例を
説明する。ここでは、2次記憶装置90が、画像信号入
出力時に要求される画像信号転送速度に略同期して画像
信号の書き込み/読み出しを行うことが可能でない場合
の例について説明する。 〈1〉画像信号入力(画像信号の画像メモリへの保存) 入力データセレクタ83は入力された複数の画像信号の
うちから画像メモリ88(1次記憶装置89)への書き
込みを行う画像信号を選択する。入力データセレクタ8
3によって選択された画像信号は、画像合成部84に供
給され、既に画像メモリ88に保存されている画像信号
との合成が必要に応じて行われる。画像合成部84にて
処理された画像信号は、1次圧縮/伸長部85により圧
縮され、1次記憶装置89に書き込まれる。1次記憶装
置89に書き込まれた画像信号は、必要に応じて2次圧
縮/伸長部87で更に圧縮された後に2次記憶装置90
に保存される。 〈2〉画像信号出力(画像信号の画像メモリ88からの
読み出し) 画像信号出力時には、1次記憶装置89に記憶されてい
る画像信号が読み出される。出力対象となる画像信号が
1次記憶装置89に格納されている場合には、出力対象
となる画像信号が1次記憶装置89から読み出されて1
次圧縮/伸長部85で伸長され、この伸長された画像信
号、もしくはこの伸長された画像信号と入力データセレ
クタ83によって選択された画像信号とが画像合成部8
4で合成されたものが出力データセレクタ86で選択さ
れて出力される。
【0054】画像合成部84は、1次記憶装置89から
読み出されて1次圧縮/伸長部85で伸長された画像信
号と、入力データセレクタ83からの入力画像信号との
合成(画像合成部84は画像信号の位相調整を行う機能
を有する)、合成後の画像信号の出力先の選択(画像信
号出力、1次記憶装置89へのライトバック、これら両
方の出力先への同時出力も可能)等の処理を行う。
【0055】出力対象となる画像信号が1次記憶装置8
9に格納されていない場合には、2次記憶装置90に格
納されている出力対象の画像信号が2次記憶装置90か
ら読み出されて2次圧縮/伸長部87で伸長され、1次
記憶装置89に書き込まれてから、上述と同様な画像信
号出力動作が行われる。
【0056】図1は、この第1実施形態における記憶手
段の構成を示し、図9及び図10は画像信号を記憶手段
に入力する動作例の動作タイミングを示す。記憶手段
は、2個以上の記憶装置、例えば2個の記憶装置91、
92、入力データセレクタ93、出力データセレクタ9
4を有し、記憶装置91は上述したデータ入出力制御部
82、画像メモリ88からなり、記憶装置92は上述し
たデータ入出力制御部82、画像メモリ88と同様なデ
ータ入出力制御部95、画像メモリ96からなる。入力
データセレクタ93、出力データセレクタ94への制御
データの設定はCPU77により行われる。
【0057】入力データセレクタ93は、セレクタ74
から画像信号が入力されるとともに、CPU77により
画像信号が入力され、さらに記憶装置91、92から画
像信号が入力され、これらの入力された画像信号を選択
して記憶装置91、92へ出力する4入力2出力セレク
タである。記憶装置91、92からの画像信号が入力デ
ータセレクタ93に入力されることにより、記憶装置9
1からの画像信号を記憶装置92へ出力するなど記憶装
置91、92の間の画像信号入出力が可能な構成になっ
ている。出力データセレクタ94は、記憶装置91、9
2から画像信号が入力され、これらの入力された画像信
号を選択してセレクタ74やCPU77へ出力する2入
力2出力セレクタである。記憶手段に複数の記憶装置を
設けたことで、複数の画像信号の入出力を同時に行うこ
とができる。
【0058】図9は複数の画像信号を記憶手段に入力す
る場合に記憶手段が有する記憶装置が1個のときの動作
を示し、図10は複数の画像信号を記憶手段に入力する
場合に記憶手段が有する記憶装置が2個のときの動作を
示す。記憶手段が有する記憶装置が1個のときには、図
9に示すように画像信号1(データ入力1)の1番目の
データ入力と、画像信号2(データ入力2)の1番目の
データ入力の要求が同時に発生しても、記憶装置が1個
であるから、2個のデータ入力要求に対していずれか一
方のデータ入力(図9ではデータ入力1、データ入力2
のうちのデータ入力1)しか行えないため、同時に発生
したデータ入力2の要求に対して実際に入力動作を実行
するタイミングは図9に示すタイミング1になってしま
う。
【0059】以下、続けてデータ入力1の2番目のデー
タ入力の要求に対してもデータ入力2の動作(1番目の
データ入力)が終了するまではデータ入力1のデータ入
力動作を開始できない。第1実施形態の記憶手段のよう
に記憶装置を複数設ければ、図10に示すようにデータ
入力1は記憶装置91へ入力し、データ入力2は記憶装
置92へ入力することで、同時に2個の画像信号を入力
し、動作終了までの時間も大幅に短縮できる。
【0060】次に、図11及び図12を用いて第1実施
形態における記憶装置の2次記憶装置の画像信号データ
管理について説明する。第1実施形態では、2次記憶装
置としてハードディスク(HDD)や光磁気ディスク、
CD−RWのような大容量の書き換え可能な記憶媒体を
使用するものとする。
【0061】一般的にHDDなどの記憶媒体は、セクタ
と呼ばれる記憶単位を有し、セクタ単位でデータの読み
出し/書き込みを行う。よって、この記憶媒体は、セク
タ単位で使用/未使用の状態を保存し、画像信号の入力
に必要な容量分の複数の未使用(データが保存されてい
ない)セクタを確保して画像信号の入力を行い、確保し
たセクタの位置(アドレス)と数量の情報を管理するこ
とで、画像信号の管理が可能になる。
【0062】しかしながら、記憶媒体のセクタ数は記憶
媒体の記憶容量の増大によって非常に多くなり、セクタ
単位でその状態を管理するためには必要なデータ量(メ
モリの容量)は膨大になってしまう。画像形成装置にお
いては、記憶装置へのデータ入出力に要する時間が画像
形成装置の生産性(画像形成物の生産性)に直接関係す
るため、管理データを最小限に留め、処理時間を短縮す
ることが画像形成装置の生産性を向上させるための課題
になる。
【0063】そこで、画像信号の大きさ(データ量)と
ほぼ同じ大きさの記憶領域を最小記憶単位(通常クラス
タと呼ばれる)としてデータ入出力の管理を行うこと
で、管理データを必要最小限にすることが可能になり、
画像信号の容量に応じて処理時間を低減できる。また、
管理データ量が少なくて済めば、その管理データを記憶
媒体に書き込んで保存することをせずに、記憶装置を制
御するCPU77に直結されたメモリ(RAM等)に保
存することにより、さらにデータ参照のための時間を大
幅に短縮することが可能になる。
【0064】図12は上述の最小記憶単位(クラスタ)
の状態を管理するデータテーブル(最小記憶単位管理デ
ータテーブル302)の構成を示している。最小記憶単
位管理データテーブル302は、1個の最小記憶単位に
対して1ビットのデータ(最小記憶単位管理データ30
3)を有し、全記憶領域を最小記憶単位で除した数のデ
ータから構成される。最小記憶単位管理データ303は
対象となる最小記憶単位が未使用もしくは使用不可(使
用中、もしくは不良)の状態が保存される。
【0065】図11は画像信号の管理を行うためのデー
タテーブル(画像信号管理データテーブル300)の構
成を示している。この画像信号管理データテーブル30
0は、画像信号の管理に必要なデータ群(画像信号管理
データ301)で構成され、入力される画像信号の数の
画像信号管理データ301を入力できる配列構造を有し
ている。
【0066】画像信号管理データ301は、以下のデー
タを有する。 ・画像信号ID:画像信号の識別に必要な固有番号。 ・記憶開始アドレス:画像信号が保存された記憶領域の
先頭アドレス。アドレスは図12における最小記憶単位
のアドレスである。 ・記憶終了アドレス:画像信号が保存された記憶領域の
末尾アドレス。アドレスは図12における最小記憶単位
のアドレスである。 ・画像サイズ:入力された画像の大きさ。通常記憶領域
には、画像信号は1次元のデータとして保存されるた
め、2次元のデータとして2次記憶装置から1次記憶装
置に読み出すときに必要な2次元(縦、横)のサイズデ
ータが格納される。 ・画像属性データ:入力された画像データを出力する際
に必要な画像の属性データ。例えば記録密度、画像の量
子化数など。
【0067】次に、上記管理データと、実際の画像信号
の入出力動作の関連を説明する。 [画像信号入力時]CPU77は、画像入力要求に基づ
き、画像メモリの画像入力に必要な記憶領域の確保を行
う。CPU77は、最小記憶単位管理データテーブル3
02の内容を検索し、未使用の画像入力に必要な容量分
の複数の最少記憶単位を確保し、確保した各最少記憶単
位の管理データ303を使用不可に設定する。次に、C
PU77は、確保した複数の最少記憶単位の先頭アドレ
ス(記憶開始アドレス)、末尾アドレス(記憶終了アド
レス)を画像信号管理データ301に保存し、その他の
構成データ(画像信号ID、画像サイズ、画像属性デー
タ)を設定した後に記憶媒体への画像信号入出力動作を
開始させる。 [画像信号出力時]CPU77は、画像出力要求に基づ
き、画像メモリに入力済みの画像信号の検索を行い、2
次記憶装置の記憶媒体から1次記憶装置への画像信号読
み出しを行わせた後に1次記憶装置から画像信号の出力
を実行させる。CPU77は、最小記憶単位管理データ
テーブル302を検索し、画像信号管理データ301に
格納された画像信号IDと、出力要求の画像信号IDを
比較してこれらが一致した画像信号管理データから記憶
領域のアドレス、および画像サイズ、画像属性データを
読み出して2次記憶装置の記憶媒体から1次記憶装置へ
のデータ読み出しを行わせる。CPU77は、画像信号
出力時には画像信号管理データ301、最小記憶単位管
理データ303の更新を行わない。 [画像信号削除時]CPU77は、画像信号削除時には
画像信号管理データテーブル300に対して削除対象の
画像信号IDの画像信号管理データを削除し、最小記憶
単位管理データテーブル302に対して最小記憶単位管
理データに未使用のデータを設定する。CPU77は、
必要であれば記憶媒体内のデータを初期化して画像信号
削除の動作を終了する。
【0068】この第1実施形態は、請求項1に係る発明
の一実施形態であり、画像を入力する少なくとも1つ以
上の画像入力手段としての読み取りユニット6、外部装
置(画像形成装置からみて外部の装置)と、この画像入
力手段から入力された少なくとも1つ以上の画像信号を
記憶する1次記憶部としての1次記憶装置89及び、こ
の1次記憶部89に入力された画像信号を保存するため
の2次記憶部としての2次記憶装置90とから構成され
る記憶装置91、92を少なくとも2組以上有する記憶
手段と、前記画像入力手段により入力された画像信号、
もしくは前記記憶装置に保存された画像信号を記録面上
に顕像化し出力する作像手段と、前記画像入力手段によ
り入力された画像信号、もしくは前記記憶装置に保存さ
れた画像信号を外部装置(記憶手段からみて外部の装
置)へ出力することが可能な少なくとも1つ以上の画像
出力手段とを有する画像形成装置において、前記記憶装
置の2次記憶部を単一の記憶領域として入力された画像
信号の管理を行うので、画像信号の管理に必要なデータ
を少なくすることが可能になる。よって、管理データを
2次記憶部の外部(例えば2次記憶部の信号の入出力制
御を行うCPU77に接続されたメモリ(RAM))に
保存して入力済みの画像信号の保存領域や空き領域の検
索を高速化することが比較的容易に実現できる。結果的
に記憶手段が接続された画像形成装置の構成を大きく変
更することなく、画像形成装置の生産性を向上させるこ
とが可能になる。
【0069】次に、本発明の第2実施形態について説明
する。上記第1実施形態は、2次記憶装置を単一の記憶
領域として制御することで、画像信号の入出力に必要な
データ検索の処理を単純化することを目的としている
が、複数の画像入力手段、例えばプリンタ(作像手段)
のデータ入力とコピー機能の入力手段(読み取りユニッ
ト6)の画像信号を管理する場合、プリンタのデータ入
力で記憶領域の全てを使用してしまうと、複写動作にお
いて記憶手段が利用できなくなってしまうことが考えら
れる。
【0070】第2実施形態は、この課題を解決し、記憶
装置の2次記憶装置の記憶領域を複数に分割して画像信
号の管理を行うことができる画像形成装置を提供するこ
とを目的とする。複数の記憶領域を管理するためには、
図13に示す記憶領域の管理データテーブルが必要にな
る。
【0071】図13は2次記憶装置の分割された各記憶
領域の管理を行うためのデータテーブル(記憶領域管理
データテーブル304)の構成を示している。この記憶
領域管理データテーブル304は、記憶領域の管理に必
要なデータ群(記憶信号管理データ305)で構成さ
れ、記憶領域の個数の記憶領域管理データを入力できる
配列構造を要している。
【0072】この記憶信号管理データ305は、以下の
ようなデータを有する。 ・記憶領域ID:記憶領域の識別に必要な固有番号。。 ・記憶領域先頭アドレス:記憶領域の先頭アドレス。ア
ドレスは図12における最小記憶単位のアドレスであ
る。 ・記憶終了アドレス:記憶領域の終了(末尾)アドレ
ス。アドレスは図12における最小記憶単位のアドレス
である。 ・最小記憶単位サイズ:記憶領域の最小記憶単位サイ
ズ。 ・記憶領域管理データ:上記データ以外の記憶領域の管
理に必要な属性データ。例えば、対象記憶領域の不良領
域(最小記憶単位)の個数、アドレスや利用可能領域デ
ータなど。
【0073】また、特に図示はしないが、画像信号管理
データテーブルを各記憶領域ごとに作成することで、画
像信号管理データの検索を個別に行えるので、データの
処理効率が向上する。以下に、画像信号管理データテー
ブルを各記憶領域ごとに作成した場合の、管理データ
と、実際の画像信号の入出力動作との関連を説明する。
この第2実施形態の説明では、主に図13に示す記憶領
域管理データテーブル304に関連する部分のみを説明
し、上記第1実施形態と重複する部分の説明巣は省略す
る。 [画像信号入力時]CPU77は、画像入力要求に基づ
き、画像メモリの画像入力に必要な記憶領域の確保を行
う。まず、CPU77は、画像入力要求の内容から記憶
領域の指定を行い、その指定した記憶領域の記憶信号管
理データ305における記憶領域先頭アドレスおよび記
憶終了アドレスを元に最小記憶単位管理データテーブル
302の内容を検索して記憶領域の未使用の画像入力に
必要な容量分の複数の最少記憶単位を確保し、確保した
各最少記憶単位管理の管理データ303を使用不可に設
定する。
【0074】次に、CPU77は、確保した複数の最少
記憶単位の先頭アドレス(記憶開始アドレス)、末尾ア
ドレス(記憶終了アドレス)を、指定した記憶領域の画
像信号管理データ301に保存し、その他の構成データ
を設定した後に記憶媒体への画像信号入出力動作を開始
させる。 [画像信号出力時]CPU77は、画像出力要求に基づ
き、画像メモリに入力済みの画像信号が保存されている
記憶領域内の画像信号管理データの検索を行う。CPU
77は、画像信号管理データテーブル300を検索し、
画像信号管理データ301に格納された画像信号ID
と、画像出力要求の画像信号IDとを比較してこれらが
一致した画像信号管理データから記憶領域のアドレス、
および画像サイズ、画像属性データを読み出して2次記
憶装置の記憶媒体から1次記憶装置へのデータ読み出し
を行わせる。CPU77は、画像信号出力時には画像信
号管理データ301、最小記憶単位管理データ303の
更新を行わない。
【0075】記憶領域は画像信号出力要求により指定さ
れるため、CPU77は、画像信号出力時には記憶信号
管理データ305の参照を行わない。CPU77は、検
索が終了したら、2次記憶装置の記憶媒体から1次記憶
装置への画像信号読み出し後に1次記憶装置から画像信
号の出力を実行する。 [画像信号削除時]CPU77は、画像信号の削除時に
は画像信号管理データテーブル300に対して、削除対
象の画像信号IDの画像信号管理データを削除し、削除
対象の画像信号IDの最小記憶単位管理データに未使用
のデータを設定する。CPU77は、必要であれば記憶
媒体内のデータを初期化して画像信号削除の動作を終了
する。
【0076】この第2実施形態は、請求項2に係る発明
の一実施形態であり、請求項1記載の画像形成装置にお
いて、前記記憶装置91、92の2次記憶部90を複数
の記憶領域に分割し、この複数の記憶領域に選択的に画
像信号の入出力を行う手段としてのCPU77を有し、
前記分割した各記憶領域へ入力された画像信号の管理を
行うので、分割した各記憶領域を各画像入力手段に割り
当てることで特定の画像入力手段に対して占有して使用
可能な記憶領域を確保することができ、他の画像入力手
段によって記憶領域がなくなることによる画像形成装置
の利用効率の低下(例えばプリンタが記憶領域を全て使
用してコピーのソート動作ができなくなってしう等の現
象)を回避することが可能になる。
【0077】本発明の第3実施形態では、上記第2実施
形態において、ファクシミリ装置が接続され、かつ、こ
のファクシミリ装置が2次記憶装置を利用するような構
成とする。このファクシミリ装置は画像信号を常時受信
可能であるようにしなくてはならないため、2次記憶装
置の記憶領域は常に空いている状態にしておかなければ
ならない。もし、2次記憶装置の記憶領域の分割が変更
不可能で、かつ、2次記憶装置の記憶領域が使用中とな
ってしまっている時に、ファクシミリ装置からの画像信
号の入力要求が来た場合には、2次記憶装置の記憶領域
は画像信号を受けられないため、画像信号を受信できな
くなってしまい、システム動作不能になってしまう。
【0078】そこで、第3実施形態では、上記第2実施
形態において、画像形成装置の構成状態(ファクシミリ
装置などの接続状態)に応じて容易に2次記憶装置の記
憶領域の分割数を0、1、2、3・・・に変更する記憶
領域分割数変更手段を設けておく(CPU77に記憶領
域分割数変更手段の機能を持たせておく)。このため、
第3実施形態では、ファクシミリ装置が接続された時に
は、2次記憶装置の記憶領域はファクシミリ装置用の記
憶領域を記憶領域分割数変更手段により確保することが
可能となり、画像信号の受信が常時可能となり、システ
ムとしても動作保証可能となる。
【0079】この第3実施形態は、請求項3に係る発明
の一実施形態であり、請求項1又は2記載の画像形成装
置において、前記記憶装置91、92の2次記憶部90
の記憶領域の分割数を変更する手段としてのCPU77
を有するので、画像形成装置の構成やその変更に応じて
2次記憶部の記憶領域の分割数を変更することが可能と
なり、上記第1実施形態と上記第2実施形態のそれぞれ
の効果を選択的に有効にすることが可能になり、複数の
画像入力手段及び画像出力手段を選択して接続できる画
像形成装置の制御効率を向上させることができる。
【0080】本発明の第4実施形態では、上記第3実施
形態において、上記記憶領域分割数変更手段にて2次記
憶装置の記憶領域の分割数を画像入力手段の数と一致さ
せて記憶領域と画像入力手段とを対応させ、2次記憶装
置の各記憶領域と各画像入力手段とが対応するもの同士
で一致するようなIDをお互いに持ち管理するように構
成する。これにより、各画像入力手段が固有の記憶領域
を占有することが可能になるため、個々の各画像入力手
段が互いに干渉することなく記憶装置を使用することが
可能になる。
【0081】この第4実施形態は、請求項4に係る発明
の一実施形態であり、請求項3記載の画像形成装置にお
いて、前記記憶装置の2次記憶部の記憶領域の分割数を
前記画像入力手段の数と一致させるので、上記第2実施
形態および第3実施形態の効果を奏する上に、各画像入
力手段が固有の記憶領域を占有することが可能になり、
個々の各画像入力手段が互いに干渉することなく記憶装
置を使用することが可能になる。
【0082】本発明の第5の各実施形態では、上記第2
実施形態乃至第4実施形態において、それぞれ、2次記
憶装置の分割された記憶領域の合計が2次記憶装置全体
の容量になればよいので、図13に示す分割された各記
憶領域の管理を行うためのデータテーブル(記憶領域管
理データテーブル304)、記憶信号管理データ305
の容量を変更する記憶容量変更手段を設けておき(CP
U77に記憶容量変更手段の機能を持たせておき)、この
記憶容量変更手段により画像形成装置に接続された各画
像入力手段の使用頻度等を考慮して各画像入力手段が占
有する記憶領域の大きさを設定する。これにより、2次
記憶装置の未使用の記憶領域をなくすことができ、画像
形成装置の利用形態に応じて最適な記憶手段の記憶領域
の設定を行うことが可能になる。
【0083】これらの第5の実施形態は、請求項5に係
る発明の各実施形態であり、請求項2、3又は4記載の
画像形成装置において、前記記憶装置の2次記憶部の記
憶領域の分割した各記憶領域の大きさの個別の設定及び
変更が可能な手段としてのCPU77を有するので、画
像形成装置に接続された各画像入力手段の使用頻度等を
考慮して各画像入力手段が占有する記憶領域の大きさを
設定することができて2次記憶装置の未使用の記憶領域
をなくすことができ、画像形成装置の利用形態に応じて
最適な記憶手段の記憶領域の設定を行うことが可能にな
る。
【0084】本発明の第6の実施形態では、上記第2実
施形態において、2次記憶装置の記憶領域を各画像入力
手段毎に分割し、この分割した記憶領域を自由に各画像
入力手段に配置する手段を設けたものであり、この手段
の機能をCPU77に持たせている。
【0085】2次記憶装置の分割した記憶領域は、記憶
装置の最小アクセス単位で管理すると、その管理データ
量が莫大になり、アクセスも頻繁に発生してしまうた
め、管理上なるべく制御しやすいように記憶装置の最小
アクセス単位を複数個まとめた単位(クラスタ)で管理
するのが一般的である。
【0086】例えば、図14及び図15に示すように最
小アクセス単位400を複数個まとめたクラスタ単位4
01を512キロバイトとし、画像入力手段から転送さ
れた画像信号の2次圧縮/伸長部による2次圧縮後のデ
ータサイズが2メガバイトであったとすると、この2次
圧縮後の画像信号を記憶する記憶領域402は使用クラ
スタ数が4個となる。よって、分割された記憶領域の蓄
積保証枚数では該記憶領域内に確保可能なクラスタ数が
最大となるため、分割された記憶領域は大きい程クラス
タ数が多くなって蓄積枚数も増える。
【0087】しかし、各画像入力手段毎に記憶領域の画
像蓄積枚数を保証するために2次記憶装置の記憶領域を
各画像入力手段分の記憶領域に分割した場合、その分割
を単純に行うと、2次記憶装置の特性によっては記憶領
域の蓄積保証枚数は保証されても画像形成速度、所謂C
PMを仕様通り満足できない場合もある。例えば、2次
記憶装置としてハードディスク装置があるが、ハードデ
ィスクは外周と内周とではアクセス速度が異なり、指定
された記憶領域によってはアクセス速度が遅くなって仕
様通りのCPMを達成することができない場合もある。
【0088】そこで、本発明の第6実施形態は、2次記
憶装置の記憶領域を各画像入力手段毎に分割し、この分
割した記憶領域を自由に各画像入力手段に配置する手段
を設けたものであり、この記憶領域の蓄積保証枚数を確
保しつつCPMも仕様通り達成することが可能となる。
ユーザによって画像入力手段の使用頻度が異なるが、使
用頻度が高い画像入力手段に一番パフォーマンスの高い
記憶領域を配置することで、より最適なシステムを提供
することが可能となる。
【0089】この第6実施形態は、請求項6に係る発明
の一実施形態であり、画像を入力する少なくとも1つ以
上の画像入力手段としての読み取りユニット6、外部装
置(画像形成装置からみて外部の装置)と、この画像入
力手段から入力された少なくとも1つ以上の画像信号を
記憶する1次記憶部としての1次記憶装置89及び、こ
の1次記憶部に入力された画像信号を保存するための2
次記憶部としての2次記憶装置90とから構成される記
憶装置91、92を少なくとも2組以上有する記憶手段
と、前記画像入力手段により入力された画像信号、もし
くは前記記憶装置に保存された画像信号を記録面上に顕
像化し出力する作像手段と、前記画像入力手段により入
力された画像信号、もしくは前記記憶装置に保存された
画像信号を外部装置へ出力することが可能な少なくとも
1つ以上の画像出力手段とを有する画像形成装置におい
て、前記記憶装置の前記2次記憶部を複数の記憶領域に
分割し、この分割した複数の記憶領域に対して選択的に
画像信号を入出力する手段と、前記2次記憶部の分割し
た複数の記憶領域を前記各画像入力手段毎に自由に配置
可能な手段とを備えたので、ユーザによって画像入力手
段の使用頻度が異なっても、使用頻度が高い画像入力手
段に一番パフォーマンスの高い記憶領域を配置すること
で、より最適なシステムを提供することが可能となる。
【0090】ところで、複数の画像入出力手段を有する
上記各実施形態の画像形成装置においては、その使用状
況に応じて、それぞれの画像入出力手段に対して優先度
を設定できることが望ましい。例えば、主に複写機能を
利用する場合には、他の画像入出力手段によって、その
動作効率の低下を招かないように、複写機能で使用する
記憶領域を十分に確保し、さらに記録領域への画像信号
の入出力の処理速度が速くなるようにする工夫が必要に
なる。
【0091】そこで、本発明の第7実施形態は、上記第
6実施形態において、2次記憶装置の記憶領域を分割す
る際に各画像入力手段毎に優先順位を持たせて各記憶領
域を配置する手段を設けたものであり、この手段の機能
はCPU77に持たせている。従って、各記憶領域を割
り振る際に各画像入力手段が同じ記憶領域で競合してし
まった場合には優先順位を参照して記憶領域を割り振る
ことで、記憶手段の割り振りで各画像入力手段が競合す
ることを回避することができる。このため、ユーザによ
って画像入力手段の使用頻度が異なっても、使用頻度が
高い画像入力手段に一番パフォーマンスの高い記憶領域
を配置することで、より最適なシステムを提供すること
が可能となる。
【0092】この第7実施形態は、請求項7に係る発明
の一実施形態であり、請求項6記載の画像形成装置にお
いて、前記2次記憶部の分割した複数の記憶領域を前記
各画像入力手段毎に優先順位を持たせて配置する手段を
有するので、ユーザによって画像入力手段の使用頻度が
異なっても、使用頻度が高い画像入力手段に一番パフォ
ーマンスの高い記憶領域を配置することで、より最適な
システムを提供することが可能となる。
【0093】本発明の第8の各実施形態は、上記第6実
施形態、第7実施形態において、それぞれ、2次記憶部
の分割した複数の記憶領域を各画像入力手段毎に優先順
位を持たせて配置する際に、この優先順位の条件として
使用頻度の高い画像入力手段に対して2次記憶部のアク
セス速度の速い記憶領域を配置する(画像入出力手段に
は使用頻度が高いほどアクセス速度が速い記憶領域を配
置する)という条件を設けたものであり、ハードディス
クのような外周と内周とでアクセス速度が異なる記憶媒
体を有する2次記憶装置では、オペレータが記憶装置の
特性を意識することなく常に最適な記憶領域分割設定を
することが可能となる。このため、ユーザによって画像
入力手段の使用頻度が異なっても、使用頻度が高い画像
入力手段に一番パフォーマンスの高い記憶領域を配置す
ることで、より最適なシステムを提供することが可能と
なる。
【0094】この第8の実施形態は、請求項8に係る発
明の実施形態であり、請求項7記載の画像形成装置にお
いて、前記2次記憶部の分割した複数の記憶領域を前記
各画像入力手段毎に優先順位を持たせて配置する際に、
該優先順位の条件として使用頻度の高い画像入力手段に
対して前記2次記憶部のアクセス速度の速い記憶領域を
配置するので、ユーザによって画像入力手段の使用頻度
が異なっても、使用頻度が高い画像入力手段に一番パフ
ォーマンスの高い記憶領域を配置することで、より最適
なシステムを提供することが可能となる。
【0095】上述のように例えば図14及び図15に示
す如く最小アクセス単位400を複数個まとめたクラス
タ単位401を512キロバイトとし、画像入力手段か
ら転送された画像信号の2次圧縮/伸長部による2次圧
縮後のデータサイズが2メガバイトであったとすると、
この2次圧縮後の画像信号を記憶する記憶領域402は
使用クラスタ数が4個となる。よって、分割された記憶
領域の蓄積保証枚数では該記憶領域内に確保可能なクラ
スタ数が最大となるため、分割された記憶領域は大きい
程クラスタ数が多くなって蓄積枚数も増える。
【0096】しかし、ハードディスクはディスク上の傷
や磁性層の不完全個所に起因してディスク上に画像信号
の読み出しや書き込みができない欠陥領域が存在するこ
とがある。ハードディスクは、この欠陥領域が多くなる
と、確保可能なクラスタ数も減り、蓄積保証枚数低下を
招いてしまう。
【0097】そこで、本発明の第9実施形態は、上記第
7実施形態において、上記2次記憶装置がハードディス
ク装置からなり、2次記憶装置のアクセス中に発生した
欠陥領域を内部で保存し、2次記憶装置の記憶領域を分
割する際の条件として、欠陥領域の少ない記憶領域から
配置する手段を設け、この手段の機能をCPU77に持
たせたものであり、欠陥領域による確保可能なクラスタ
数の低下を回避することが可能となる。従って、画像入
力手段にはその使用頻度が高いほど欠陥領域の少ない記
憶領域を割り振ることが可能となり、ユーザによって画
像入力手段の使用頻度が異なっても、使用頻度が高い画
像入力手段に一番パフォーマンスの高い記憶領域を配置
することで、より最適なシステムを提供することが可能
となる。
【0098】この第9実施形態は、請求項9に係る発明
の一実施形態であり、画像を入力する少なくとも1つ以
上の画像入力手段としての読み取りユニット6、外部装
置(画像形成装置からみて外部の装置)と、この画像入
力手段から入力された少なくとも1つ以上の画像信号を
記憶する1次記憶部としての1次記憶装置89及び、こ
の1次記憶部に入力された画像信号を保存するための2
次記憶部としての2次記憶装置90とから構成される記
憶装置91、92を少なくとも2組以上有する記憶手段
と、前記画像入力手段により入力された画像信号、もし
くは前記記憶装置に保存された画像信号を記録面上に顕
像化し出力する作像手段と、前記画像入力手段により入
力された画像信号、もしくは前記記憶装置に保存された
画像信号を外部装置へ出力することが可能な少なくとも
1つ以上の画像出力手段とを有する画像形成装置におい
て、前記記憶装置の前記2次記憶部を複数の記憶領域に
分割し、この分割した複数の記憶領域に対して選択的に
画像信号を入出力する手段と、前記2次記憶部の分割し
た複数の記憶領域を前記各画像入力手段毎に自由に配置
可能な手段と、前記2次記憶部の分割した複数の記憶領
域を前記各画像入力手段毎に優先順位を持たせて配置す
る手段とを有し、前記2次記憶部の分割した複数の記憶
領域を前記各画像入力手段毎に優先順位を持たせて配置
する際に、該優先順位の条件として記憶領域内に書き込
み不可能な不良記憶領域の少ない記憶領域から配置する
ので、ユーザによって画像入力手段の使用頻度が異なっ
ても、使用頻度が高い画像入力手段に一番パフォーマン
スの高い記憶領域を配置することで、より最適なシステ
ムを提供することが可能となる。
【0099】画像入力手段の画像属性として量子化数が
あるが、多値の画像信号と2値の画像信号とではデータ
量が異なる。例えば多値の画像信号の場合、ハードディ
スクの外周と内周とではハードディスクの特性上アクセ
ス速度が異なるため、蓄積保証枚数はハードディスクの
外周側、内周側とも問題ないが、CPM面から考えると
アクセス速度の遅いハードディスク内周側の記憶領域を
多値画像信号を扱う画像入力手段に配置してしまうと仕
様を満足できない可能性がある。
【0100】そこで、本発明の第10実施形態は、上記
第7実施形態において、上記2次記憶装置がハードディ
スク装置からなり、2次記憶部の分割した複数の記憶領
域を各画像入力手段毎に優先順位を持たせて配置する際
に、この優先順位の条件として、画像信号の量子化数が
多い画像入力手段に優先的にハードディスク外周側の記
憶領域を配置する(画像入力手段には扱え画像信号の量
子化数が多いほどハードディスク外周側の記憶領域を配
置する)手段を設け、この手段の機能をCPU77に持
たせたものであり、CPM面から仕様を満足できなくな
ることを回避することが可能となる。従って、画像入力
手段には画像信号の量子化数が高いほど外周側の記憶領
域を割り振ることが可能となり、ユーザによって画像入
力手段の使用頻度が異なっても、使用頻度が高い画像入
力手段に一番パフォーマンスの高い記憶領域を配置する
ことで、より最適なシステムを提供することが可能とな
る。
【0101】この第10実施形態は、請求項10に係る
発明の一実施形態であり、画像を入力する少なくとも1
つ以上の画像入力手段としての読み取りユニット6、外
部装置(画像形成装置からみて外部の装置)と、この画
像入力手段から入力された少なくとも1つ以上の画像信
号を記憶する1次記憶部としての1次記憶装置89及
び、この1次記憶部に入力された画像信号を保存するた
めの2次記憶部としての2次記憶装置90とから構成さ
れる記憶装置91、92を少なくとも2組以上有する記
憶手段と、前記画像入力手段により入力された画像信
号、もしくは前記記憶装置に保存された画像信号を記録
面上に顕像化し出力する作像手段と、前記画像入力手段
により入力された画像信号、もしくは前記記憶装置に保
存された画像信号を外部装置へ出力することが可能な少
なくとも1つ以上の画像出力手段とを有する画像形成装
置において、前記記憶装置の前記2次記憶部を複数の記
憶領域に分割し、この分割した複数の記憶領域に対して
選択的に画像信号を入出力する手段と、前記2次記憶部
の分割した複数の記憶領域を前記各画像入力手段毎に自
由に配置可能な手段と、前記2次記憶部の分割した複数
の記憶領域を前記各画像入力手段毎に優先順位を持たせ
て配置する手段とを有し、前記2次記憶部の分割した複
数の記憶領域を前記各画像入力手段毎に優先順位を持た
せて配置する際に、該優先順位の条件として画像信号の
量子化数の多い画像入力手段から順にアクセス速度の速
い記憶領域を配置するので、ユーザによって画像入力手
段の使用頻度が異なっても、使用頻度が高い画像入力手
段に一番パフォーマンスの高い記憶領域を配置すること
で、より最適なシステムを提供することが可能となる。
【0102】なお、上記第9実施形態及び第10実施形
態においては、2次記憶装置は内周と外周とでアクセス
速度の異なる光ディスク等の記憶媒体を有する記憶装置
を用いてもよい。
【0103】
【発明の効果】以上のように請求項1に係る発明によれ
ば、上記構成により、画像信号の管理に必要なデータを
少なくすることが可能になり、管理データを2次記憶部
の外部に保存して入力済みの画像信号の保存領域や空き
領域の検索を高速化することが比較的容易に実現でき、
結果的に記憶手段が接続された画像形成装置の構成を大
きく変更することなく、画像形成装置の生産性を向上さ
せることが可能になる。
【0104】請求項2に係る発明によれば、上記構成に
より、分割した各記憶領域を各画像入力手段に割り当て
ることで特定の画像入力手段に対して占有して使用可能
な記憶領域を確保することができ、他の画像入力手段に
よって記憶領域がなくなることによる画像形成装置の利
用効率の低下を回避することが可能になる。
【0105】請求項3に係る発明によれば、上記構成に
より、画像形成装置の構成やその変更に応じて2次記憶
部の記憶領域の分割数を変更することが可能となり、請
求項1に係る発明と請求項2に係る発明のそれぞれの効
果を選択的に有効にすることが可能になり、複数の画像
入力手段及び画像出力手段を選択して接続できる画像形
成装置の制御効率を向上させることができる。
【0106】請求項4に係る発明によれば、上記構成に
より、請求項2および請求項3に係る発明の効果を奏す
る上に、各画像入力手段が固有の記憶領域を占有するこ
とが可能になり、個々の各画像入力手段が互いに干渉す
ることなく記憶装置を使用することが可能になる。
【0107】請求項5に係る発明によれば、上記構成に
より、画像形成装置に接続された各画像入力手段の使用
頻度等を考慮して各画像入力手段が占有する記憶領域の
大きさを設定することができて2次記憶装置の未使用の
記憶領域をなくすことができ、画像形成装置の利用形態
に応じて最適な記憶手段の記憶領域の設定を行うことが
可能になる。
【0108】請求項6記載の発明によれば、上記構成に
より、ユーザによって画像入力手段の使用頻度が異なっ
ても、使用頻度が高い画像入力手段に一番パフォーマン
スの高い記憶領域を配置することで、より最適なシステ
ムを提供することが可能となる。
【0109】請求項7記載の発明によれば、上記構成に
より、ユーザによって画像入力手段の使用頻度が異なっ
ても、使用頻度が高い画像入力手段に一番パフォーマン
スの高い記憶領域を配置することで、より最適なシステ
ムを提供することが可能となる。
【0110】請求項8記載の発明によれば、上記構成に
より、ユーザによって画像入力手段の使用頻度が異なっ
ても、使用頻度が高い画像入力手段に一番パフォーマン
スの高い記憶領域を配置することで、より最適なシステ
ムを提供することが可能となる。
【0111】請求項9記載の発明によれば、上記構成に
より、ユーザによって画像入力手段の使用頻度が異なっ
ても、使用頻度が高い画像入力手段に一番パフォーマン
スの高い記憶領域を配置することで、より最適なシステ
ムを提供することが可能となる。
【0112】請求項10記載の発明によれば、上記構成
により、ユーザによって画像入力手段の使用頻度が異な
っても、使用頻度が高い画像入力手段に一番パフォーマ
ンスの高い記憶領域を配置することで、より最適なシス
テムを提供することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態における記憶手段の構成
を示すブロック図である。
【図2】同第1実施形態の概略を示す断面図である。
【図3】同第1実施形態の操作部を示す平面図である。
【図4】同第1実施形態の液晶タッチパネルの表示例を
示す図である。
【図5】同第1実施形態の制御装置を示すブロック図で
ある。
【図6】同第1実施形態における1頁分の画像信号に対
するセレクタの動作を説明するためのタイミングチャー
トである。
【図7】同第1実施形態におけるIPUの構成を説明す
るためのブロック図である。
【図8】同第1実施形態におけるメモリコントローラ、
画像メモリの内部の詳細を説明するためのブロック図で
ある。
【図9】同第1実施形態において記憶手段が有する記憶
装置を1つとした場合に画像信号を記憶手段に対して入
出力する動作を説明するためのタイミングチャートであ
る。
【図10】同第1実施形態の画像信号を記憶手段に対し
て入出力する動作例の動作タイミングを示すタイミング
チャートである。
【図11】同第1実施形態における画像信号の管理を行
うためのデータテーブル(画像信号管理データテーブル
300)の構成を示図である。
【図12】同第1実施形態における最小記憶単位の状態
を管理するデータテーブルの構成を示す図である。
【図13】本発明の第2実施形態における記憶領域管理
データテーブルを示す図である。
【図14】本発明の第6実施形態における2次記憶装置
の記憶領域を示す図である。
【図15】同2次記憶装置の記憶領域を示す図である。
【符号の説明】
76 メモリコントローラ 77 CPU 81、88、96 画像メモリ 82、95 データ入出力制御部 89 1次記憶装置 90 2次記憶装置 91、92 記憶装置
フロントページの続き (72)発明者 受川 順治 東京都大田区中馬込1丁目3番6号・株式 会社リコー内 (72)発明者 木崎 修 東京都大田区中馬込1丁目3番6号・株式 会社リコー内 (72)発明者 山▲ざき▼ 一 東京都大田区中馬込1丁目3番6号・株式 会社リコー内

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】画像を入力する少なくとも1つ以上の画像
    入力手段と、この画像入力手段から入力された少なくと
    も1つ以上の画像信号を記憶する1次記憶部及び、この
    1次記憶部に入力された画像信号を保存するための2次
    記憶部とから構成される記憶装置を少なくとも2組以上
    有する記憶手段と、前記画像入力手段により入力された
    画像信号、もしくは前記記憶装置に保存された画像信号
    を記録面上に顕像化し出力する作像手段と、前記画像入
    力手段により入力された画像信号、もしくは前記記憶装
    置に保存された画像信号を外部装置へ出力することが可
    能な少なくとも1つ以上の画像出力手段とを有する画像
    形成装置において、前記記憶装置の2次記憶部を単一の
    記憶領域として入力された画像信号の管理を行うことを
    特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載の画像形成装置において、前
    記記憶装置の2次記憶部を複数の記憶領域に分割し、こ
    の複数の記憶領域に選択的に画像信号の入出力を行う手
    段を有し、前記分割した各記憶領域へ入力された画像信
    号の管理を行うことを特徴とする画像形成装置。
  3. 【請求項3】請求項1又は2記載の画像形成装置におい
    て、前記記憶装置の2次記憶部の記憶領域の分割数を変
    更する手段を有することを特徴とする画像形成装置。
  4. 【請求項4】請求項3記載の画像形成装置において、前
    記記憶装置の2次記憶部の記憶領域の分割数を前記画像
    入力手段の数と一致させることを特徴とする画像形成装
    置。
  5. 【請求項5】請求項2、3又は4記載の画像形成装置に
    おいて、前記記憶装置の2次記憶部の記憶領域の分割し
    た各記憶領域の大きさの個別の設定及び変更が可能な手
    段を有することを特徴とする画像形成装置。
  6. 【請求項6】画像を入力する少なくとも1つ以上の画像
    入力手段と、この画像入力手段から入力された少なくと
    も1つ以上の画像信号を記憶する1次記憶部及び、この
    1次記憶部に入力された画像信号を保存するための2次
    記憶部とから構成される記憶装置を少なくとも2組以上
    有する記憶手段と、前記画像入力手段により入力された
    画像信号、もしくは前記記憶装置に保存された画像信号
    を記録面上に顕像化し出力する作像手段と、前記画像入
    力手段により入力された画像信号、もしくは前記記憶装
    置に保存された画像信号を外部装置へ出力することが可
    能な少なくとも1つ以上の画像出力手段とを有する画像
    形成装置において、前記記憶装置の前記2次記憶部を複
    数の記憶領域に分割し、この分割した複数の記憶領域に
    対して選択的に画像信号を入出力する手段と、前記2次
    記憶部の分割した複数の記憶領域を前記各画像入力手段
    毎に自由に配置可能な手段とを備えたことを特徴とする
    画像形成装置。
  7. 【請求項7】請求項6記載の画像形成装置において、前
    記2次記憶部の分割した複数の記憶領域を前記各画像入
    力手段毎に優先順位を持たせて配置する手段を有するこ
    とを特徴とする画像形成装置。
  8. 【請求項8】請求項7記載の画像形成装置において、前
    記2次記憶部の分割した複数の記憶領域を前記各画像入
    力手段毎に優先順位を持たせて配置する際に、該優先順
    位の条件として使用頻度の高い画像入力手段に対して前
    記2次記憶部のアクセス速度の速い記憶領域を配置する
    ことを特徴とする画像形成装置。
  9. 【請求項9】画像を入力する少なくとも1つ以上の画像
    入力手段と、この画像入力手段から入力された少なくと
    も1つ以上の画像信号を記憶する1次記憶部及び、この
    1次記憶部に入力された画像信号を保存するための2次
    記憶部とから構成される記憶装置を少なくとも2組以上
    有する記憶手段と、前記画像入力手段により入力された
    画像信号、もしくは前記記憶装置に保存された画像信号
    を記録面上に顕像化し出力する作像手段と、前記画像入
    力手段により入力された画像信号、もしくは前記記憶装
    置に保存された画像信号を外部装置へ出力することが可
    能な少なくとも1つ以上の画像出力手段とを有する画像
    形成装置において、前記記憶装置の前記2次記憶部を複
    数の記憶領域に分割し、この分割した複数の記憶領域に
    対して選択的に画像信号を入出力する手段と、前記2次
    記憶部の分割した複数の記憶領域を前記各画像入力手段
    毎に自由に配置可能な手段と、前記2次記憶部の分割し
    た複数の記憶領域を前記各画像入力手段毎に優先順位を
    持たせて配置する手段とを有し、前記2次記憶部の分割
    した複数の記憶領域を前記各画像入力手段毎に優先順位
    を持たせて配置する際に、該優先順位の条件として記憶
    領域内に書き込み不可能な不良記憶領域の少ない記憶領
    域から配置することを特徴とする画像形成装置。
  10. 【請求項10】画像を入力する少なくとも1つ以上の画
    像入力手段と、この画像入力手段から入力された少なく
    とも1つ以上の画像信号を記憶する1次記憶部及び、こ
    の1次記憶部に入力された画像信号を保存するための2
    次記憶部とから構成される記憶装置を少なくとも2組以
    上有する記憶手段と、前記画像入力手段により入力され
    た画像信号、もしくは前記記憶装置に保存された画像信
    号を記録面上に顕像化し出力する作像手段と、前記画像
    入力手段により入力された画像信号、もしくは前記記憶
    装置に保存された画像信号を外部装置へ出力することが
    可能な少なくとも1つ以上の画像出力手段とを有する画
    像形成装置において、前記記憶装置の前記2次記憶部を
    複数の記憶領域に分割し、この分割した複数の記憶領域
    に対して選択的に画像信号を入出力する手段と、前記2
    次記憶部の分割した複数の記憶領域を前記各画像入力手
    段毎に自由に配置可能な手段と、前記2次記憶部の分割
    した複数の記憶領域を前記各画像入力手段毎に優先順位
    を持たせて配置する手段とを有し、前記2次記憶部の分
    割した複数の記憶領域を前記各画像入力手段毎に優先順
    位を持たせて配置する際に、該優先順位の条件として画
    像信号の量子化数の多い画像入力手段から順にアクセス
    速度の速い記憶領域を配置することを特徴とする画像形
    成装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US8160468B2 (en) 2008-08-05 2012-04-17 Ricoh Company, Ltd. Image forming apparatus, memory management method, memory management program product

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