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JP2000131627A - 光変調素子及びアレイ型光変調素子並びに平面表示装置 - Google Patents

光変調素子及びアレイ型光変調素子並びに平面表示装置

Info

Publication number
JP2000131627A
JP2000131627A JP10305791A JP30579198A JP2000131627A JP 2000131627 A JP2000131627 A JP 2000131627A JP 10305791 A JP10305791 A JP 10305791A JP 30579198 A JP30579198 A JP 30579198A JP 2000131627 A JP2000131627 A JP 2000131627A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light
light modulation
mover
transparent substrate
modulation element
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10305791A
Other languages
English (en)
Inventor
Koichi Kimura
宏一 木村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Photo Film Co Ltd filed Critical Fuji Photo Film Co Ltd
Priority to JP10305791A priority Critical patent/JP2000131627A/ja
Priority to US09/412,401 priority patent/US6288829B1/en
Publication of JP2000131627A publication Critical patent/JP2000131627A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Devices For Indicating Variable Information By Combining Individual Elements (AREA)
  • Mechanical Light Control Or Optical Switches (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 光利用効率が良く、高真空化が不要で、且つ
安価なコストで大面積化が可能であり、しかも、高画質
が得られると共に、駆動電圧が低い光変調素子、及びア
レイ型光変調素子、並びに、それを用いた平面表示装置
を提供する。 【解決手段】 光変調素子20は、対をなす電極である
複数の格子壁5及び可動子15への電圧印加に伴う静電
気の作用によって、各可動子15を隣接する格子壁5間
で透明基板1と略平行に所定量変位させ、透明基板1の
光変調領域13に対する各可動子15の相対位置を変化
させる。これにより光変調素子20は、透明基板1に導
入された光を光変調する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、静電気応力により
可動子を位置変化させて光変調を行う光変調素子、及び
アレイ型光変調素子、並びに、それを用いた平面表示装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】入射光の振幅(強度)、位相又は進行方
向などを制御して、画像やパターン化されたデータ等を
処理・表示するものに、光変調素子がある。光変調素子
は、光を透過させる物質の屈折率を物質に印加する外場
によって変化させ、屈折、回折、吸収、散乱等などの光
学現象を介して、最終的にこの物質を透過又は反射する
光の強度を制御する。この光変調素子の一つには、液晶
の電気光学効果を利用した液晶光変調素子がある。この
液晶光変調素子は、薄型の平面表示装置である液晶表示
装置に好適に用いられている。
【0003】液晶表示装置は、一対の導電性透明膜を形
成した基板間に、基板と平行に且つ両基板間で90°ね
じれた状態にするように配向したネマティック液晶を入
れて封止し、これを直交した偏光板で挟んだ構造を有す
る。この液晶表示装置による表示は、導電性透明膜に電
圧を印加することで液晶分子の長軸方向が基板に対して
垂直に配向され、バックライトからの光の透過率が変化
することを利用して行われる。良好な動画像対応性を持
たせるためには、TFT(薄膜トランジスタ)を用いた
アクティブマトリクス液晶パネルが使用される。
【0004】プラズマ表示装置は、ネオン、ヘリウム、
キセノン等の希ガスを封入した二枚のガラス板の間に、
放電電極に相当する規則的に配列した直交方向の電極を
多数配置し、それぞれの対向電極の交点部を単位画素と
した構造を有する。このプラズマ表示装置による表示
は、画像情報に基づき、それぞれの交点部を特定する対
向電極に、選択的に電圧を印加することにより、交点部
を放電発光させ、発生した紫外線により蛍光体を励起発
光させて行われる。
【0005】FEDは、微小間隔を介して一対のパネル
を対向配置し、これらパネルの周囲を封止する平板状の
表示管としての構造を有する。表示面側のパネルの内面
には、蛍光膜が設けられ、背面パネル上には個々の単位
発光領域毎に電界放出陰極が配列される。代表的な電界
放出陰極は、微小サイズのエミッタティプと称される錐
状突起状の電界放出型マイクロカソードを有している。
このFEDによる表示は、エミッタティプを用いて電子
を取り出し、これを蛍光体に加速照射することで、蛍光
体を励起させて行われる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の平面表示装置には、以下に述べる種々の問題が
あった。即ち、液晶表示装置では、バックライトからの
光を偏光板、透明電極、カラーフィルターの多数層に透
過させるため、光利用効率が低下する問題があった。ま
た、高品位型にはTFTが必要とされ、且つ二枚の基板
間に液晶を注入して配向させなければならないことも相
まって、大面積化が困難である。さらに、配向した液晶
分子に光を透過させるため、視野角度が狭くなるという
欠点があった。
【0007】プラズマ表示装置では、画素毎にプラズマ
を発生させるための隔壁形成により製造コストが高くな
ると共に、大重量となる欠点があった。また、放電電極
に相当する多数の電極を、単位画素毎に規則的に配列し
なければならない。このため、高精細になると放電効率
が低下し、また真空紫外線励起による蛍光体の発光効率
が低いために、高電力効率で高精細、高輝度の画像が得
難い欠点があった。さらに、駆動電圧が高く、駆動IC
が高価な欠点もあった。
【0008】FEDでは、放電を高効率且つ安定化させ
るために、パネル内を超高真空にする必要があり、プラ
ズマ表示装置と同様に製造コストが高くなる欠点があっ
た。また、電界放出した電子を加速して蛍光体へ照射す
るため、高電圧が必要となる不利もあった。
【0009】本発明は上記状況に鑑みてなされたもの
で、光利用効率が良く、高真空化が不要で、且つ安価な
コストで大面積化が可能であり、しかも、高画質が得ら
れると共に、駆動電圧が低い光変調素子、及びアレイ型
光変調素子、並びに、それを用いた平面表示装置を提供
することを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明に係る請求項1の光変調素子は、変調する光に
対して透明な透明基板と、該透明基板上に立設され導電
性を有する固定壁と、前記透明基板上の固定壁の立設領
域外に光変調領域となる開口部を残して敷設された遮光
膜と、前記開口部上を略水平方向に移動可能に支持され
た遮光性及び導電性を有する可動子と、前記固定壁と前
記可動子との間に電圧を印加することで、前記可動子を
静電気力により移動させ、前記開口部を覆う遮光面積を
変化させる可動子移動手段と、を備え、前記可動子の移
動により前記光変調領域を通る光の透過率を変化させて
光変調することを特徴とする。
【0011】この光変調素子では、各可動子を静電気の
作用によって透明基板と略平行に変位させ、透明基板の
光透過領域及び遮光領域に対する各可動子の相対位置を
変化させる。これにより透明基板に入射する光を光変調
する。即ち、各可動子を透明基板の光変調領域に重なる
位置に移動させることにより、透明基板に導入された光
を遮光する一方、各可動子を透明基板上の遮光膜に重な
る位置に移動させることにより、透明基板に導入された
光を光変調素子の上方に出射することができる。
【0012】請求項2の光変調素子は、前記固定壁は、
所定間隔を空けて略平行に複数本立設され、各格子壁の
間に前記遮光膜と前記可動子とをそれぞれ設けたことを
特徴とする。
【0013】この光変調素子では、前記固定壁を所定間
隔を空けて略平行に複数本立設し、各格子壁の間に遮光
膜と可動子とをそれぞれ設けたことにより、複数の光変
調領域に対して光の透過率を変化させることができる。
また、可動子の変位量を少なくすることができ、可動子
も小型軽量化できることから、低電圧で高速な光変調を
安定して行うことができる。
【0014】請求項3の光変調素子は、前記遮光膜が、
隣接する前記格子壁の間で、一方の格子壁の側に接して
他方の格子壁の側に開口部を形成するように敷設され、
前記可動子は前記開口部を覆うように前記他方の格子壁
の側に設けられたことを特徴とする。
【0015】この光変調素子では、隣接する格子壁の間
で、一方の格子壁の側に接して他方の格子壁の側に開口
部を形成するように遮光膜を敷設して、形成された開口
部が覆われるように可動子を他方の格子壁の側に設ける
ことにより、透明基板、格子壁、及び可動子の遮光領域
を、セルフアライメントにより同時に形成することが可
能となる。
【0016】請求項4の光変調素子は、前記固定壁が、
遮光性を有していることを特徴とする。
【0017】この光変調素子では、固定壁が遮光性を有
していることで、光変調に寄与しない透明基板に導入さ
れる光を確実に遮光することができ、光変調能力を向上
させることができる。
【0018】請求項5の光変調素子は、前記可動子が、
前記透明基板に対して略垂直に形成された導電部と遮光
部とからなることを特徴とする。
【0019】この光変調素子では、可動子の導電部及び
遮光部を透明基板に対して略垂直に形成することで、導
電部による静電気力の発生効率を向上させ、より安定し
て可動子が移動可能になる。
【0020】請求項6の光変調素子は、前記可動子が、
前記透明基板に対して略垂直に形成された導電部と、前
記透明基板に対して略水平に形成された遮光部とからな
ることを特徴とする。
【0021】この光変調素子では、可動子の導電部を透
明基板に対して略垂直に、遮光部を透明基板に対して略
水平に形成することで、導電部による静電気力の発生効
率を向上させつつ、遮光部による遮光効率を高めて必要
最小限の膜厚で良好な遮光性を得ることができる。
【0022】請求項7の光変調素子は、前記可動子移動
手段が、各可動子の非動作時には前記可動子と固定壁と
の間の電位を一致させる一方、各可動子の動作時には該
可動子の移動方向側の固定壁と前記可動子との間に異な
る電位を印加することを特徴とする。
【0023】この光変調素子では、各可動子の非動作時
には、可動子と固定壁との間の電位が一致しているため
に静電気力は作用せずにニュートラル位置で静止する。
また、各可動子の動作時には、可動子と固定壁との間が
異なる電位となり、可動子は発生する静電吸引力により
固定壁側に移動する。この移動によって正確且つ安定し
て光変調が行われる。
【0024】請求項8の光変調素子は、前記可動子移動
手段が、前記可動子に隣接する一方の固定壁を画像信号
電極に接続すると共に、他方の固定壁を走査信号電極に
接続し、前記可動子を近接する側の固定壁と同じ電極に
接続することを特徴とする。
【0025】この光変調素子では、固定壁を交互に画像
信号電極と走査信号電極に接続することにより、可動子
の動作時に、可動子が極性の異なる側の固定壁に吸引さ
れて移動することで光変調される。
【0026】請求項9の光変調素子は、前記可動子移動
手段が、前記走査信号電極又は画像信号電極のいずれか
一方の電極を前記固定壁に接続すると共に、他方の電極
を前記可動子に接続することを特徴とする。
【0027】この光変調素子では、走査信号電極又は画
像信号電極のいずれか一方の電極に可動子が全て接続さ
れ、他方の電極に格子壁が全て接続されるので、配線構
造及びその形成プロセスが簡略化される。
【0028】本発明に係る請求項10のアレイ型光変調
素子は、請求項1〜請求項9のいずれか1項記載の光変
調素子を、一次元又は二次元のマトリクス状に配置して
構成したことを特徴とする。
【0029】このアレイ型光変調素子では、一次元又は
二次元のマトリクス状に配列された光変調素子を、画像
情報に基づき選択的に駆動することで、画像情報の表示
処理が可能になる。
【0030】本発明に係る請求項11の平面表示装置
は、請求項10記載のアレイ型光変調素子と、該アレイ
型光変調素子に対向配置した平面光源と、前記アレイ型
光変調素子を挟み前記平面光源の反対側に設けた蛍光体
と、を具備し、前記アレイ型光変調素子を透過した光に
よって前記蛍光体を発光表示させることを特徴とする。
【0031】この平面表示装置では、電気機械動作によ
って可動子が透明基板上の遮光膜に重なり合うと、透明
基板に導入された光は光変調領域を通過して光変調素子
の上方へ出射され、出射した光が蛍光体を励起して画像
情報に基づいた画像の表示を可能にする。
【0032】請求項12の平面表示装置は、前記平面光
源が、前記光変調素子の透明基板を導光板とすると共
に、該透明基板に光源からの光を導入して構成したこと
を特徴とする。
【0033】この平面表示装置では、光変調素子の透明
基板を導光板として使用するため、平面表示装置の構成
が簡略化され、装置の小型化、低コスト化を図ることが
できる。
【0034】請求項13の平面表示装置は、前記平面光
源から出射される光が、紫外光であることを特徴とす
る。
【0035】この平面表示装置では、蛍光体を励起する
ことによる発光表示が可能となる。
【0036】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る光変調素子及
びアレイ型光変調素子並びに平面表示装置の好適な実施
の形態を図面を参照して詳細に説明する。図1に本発明
に係る光変調素子の一部分を切り欠いた斜視図、図2に
図1に示す光変調素子を単純マトリクス構成として配列
したアレイ型光変調素子の平面図、図3に図1に示す光
変調素子をアクティブマトリクス構成として配列したア
レイ型光変調素子の平面図を示した。
【0037】図1に示すように、絶縁性を有し変調しよ
うとする光に対して透明な透明基板1上には、一定の間
隔を隔てて複数の遮光膜3を形成してある。この遮光膜
3は、透明基板下側からの光を遮光して上側への光出射
を阻止している。また、透明基板1上には隣接する遮光
膜3の間に格子壁5を一方の遮光膜3に接して設けてあ
る。格子壁5の内部には、帯状の導電体(帯電体)8が
形成されており、この導電体8の表面は絶縁体9によっ
て被覆されている。そして、格子壁5の上端面には遮光
膜11が形成されている。従って、透明基板1の下方か
ら導入された光は、図1に示す状態においては格子壁5
の上端面から出射されないようになっている。この格子
壁5は、光変調素子及び表示装置として用いた場合、コ
ントラスト比を向上させるブラックマトリクスとして利
用することができる。
【0038】格子壁5と、格子壁5に接しない他方の遮
光膜3との間には、光変調領域13が形成される。透明
基板1の下方から導入された光は、この光変調領域13
を通過して透明基板1の上側へ出射される。この光変調
領域13の上方には可動子15が配設される。可動子1
5は、長手方向の両端に断面積の小さくなったくびれ部
15aを有しており、このくびれ部15aが脆弱部とな
って変形することで、可動子15が透明基板1に対して
平行な方向に移動可能となっている。 可動子15に
は、帯状の導電体(帯電体)18と、該導電体18の上
面に遮光膜19とがそれぞれ形成されている。この導電
体18と遮光膜19とは、遮光性導電膜により一体に形
成したものであっても良い。例えば、可動子15は、金
属、金属化合物、高不純物ドープ半導体、導電性高分子
等を用いることができ、それ自身に遮光性を付与しても
良い。また、絶縁体の周囲(特に可動子の側面)に導電
性膜を形成しても良い。この可動子15は、ニュートラ
ル状態のとき(各導電体が同電位で静電気力が作用しな
いとき)、光変調領域13上に配置され、光変調領域1
3を通過した光が光変調素子20上側へ出射されること
を阻止する。
【0039】このように構成された光変調素子20は、
図2に一例として示す二次元のアレイ型光変調素子23
を形成することができる。アレイ型光変調素子23は、
複数の走査信号電極25を平行に配列すると共に、複数
の画像信号電極29を走査信号電極25に直交させて平
行に配列している。勿論、この例に限らず、光変調素子
を一次元に配列したアレイ型光変調素子としても良い。
この走査信号電極25,画像信号電極29、及び、これ
らに出力する信号を制御する図示しない制御装置が可動
子移動手段に相当する。ここにおいて、図2は単純マト
リクスの構成図であるが、図3に示すようにTFT等の
半導体スイッチ28を画素毎に設けたアクティブマトリ
クスや、図示は省略するが、接点部を有する可撓薄膜の
静電気動作により動作させる電気機械スイッチを画素毎
に設けたアクティブマトリクスの構成でも良い。尚、図
1の光変調素子は、主としてフォトリソによるパターニ
ング、エッチング、メッキ、印刷、転写等の種々の薄膜
プロセス、厚膜プロセスにより形成可能である。
【0040】次に、単純マトリクス構成における画素部
について説明する。光変調素子20は、走査信号電極2
5と画像信号電極29の交差部にそれぞれ設けてある。
これらの各光変調素子20は、図4(a)に示すように、
1つの可動子15に隣接する2つの格子壁5のうち、一
方の格子壁を画像信号電極に接続すると共に、他方の格
子壁を走査信号電極に接続している。そして、可動子
は、近接する側の格子壁と同じ電極に接続している。即
ち、2つの格子壁5に挟まれた可動子15と遮光膜3が
それぞれ1つの光変調部を形成している。このような素
子構成と電極接続により、走査信号電極25に対する画
像信号電極29の電圧が0[V]のときは、図4(a)に
示すように可動子はニュートラル状態である遮光状態と
なり、Va[V]のときは、図4(b)に示すように可動
子は静電気力により移動して光透過状態となる。
【0041】次に、このように構成される光変調素子2
0、及びアレイ型光変調素子23の具体的な駆動方法を
説明する。図5(a)に示すように、走査信号電極25、
画像信号電極29が同電位(0[V])である場合は、
可動子15は光変調領域13の上方に重なって位置し、
光変調領域13を通過した光の光変調素子20上側への
出射を阻止する。
【0042】一方、図5(b)に示すように、走査時、画
像信号電極29に画像信号電圧Vaが印加され、走査信
号電極25に0[V]の電圧が印加された場合は、画像
信号電極29と格子壁5の導電体8、及び走査信号電極
25と可動子15の導電体18とに蓄えられた電荷相互
間の静電吸引力によって、可動子15が格子壁5に吸引
されて、図中矢印で示すように透明基板1に対して平行
に移動する。この結果、光変調領域13における可動子
15による光の遮断がなくなり、透明基板1を通過した
光が光変調領域13から出射され、2値の光変調が可能
になる。この基本原理により、図2に示した単純マトリ
クス構造で2次元光変調アレイを駆動することができ
る。この例では、走査信号電極25と画像信号電極29
との電圧と、それによる可動子15の変位との関係がヒ
ステリシス特性を有することを利用し、その特性に応じ
て適応な電圧を両電極25,29に印加することにより
行われる。
【0043】尚、上記第1実施形態において、印加電圧
を全て0[V]としたニュートラル位置を図4(a)に示
す遮光位置に設定し、図4(a)に示す遮光位置と図4(b)
に示す光透過位置との2値制御とすると、透明基板1、
格子壁5、及び可動子15の遮光領域を、セルフアライ
メントにより同時に形成することが可能となる。
【0044】即ち、可動子15を透明基板1に対して遮
光位置となるように位置させた状態(図4(a)に示す状
態)で、可動子15及び透明基板1に、上方から金属薄
膜等を蒸着することにより、透明基板1、格子壁5、及
び可動子15の遮光領域を同時に形成することができ
る。これにより、可動子15上の遮光膜19と透明基板
1上の遮光膜3、及び格子壁5上の遮光膜11との位置
合わせが不要となり(セルフアライメント)、製造プロ
セスを高い形成精度を保ちつつ簡単にすることでき、以
て、製造コストを低減することができる。また、漏れ光
の極めて少ない遮光膜を得ることができる。尚、上記例
の他に、格子壁5と可動子15及び遮光膜3の配置は如
何なる配置形態であっても良い。また、それに伴う各電
極の接続方法、及び印加電圧は本発明の主旨に添うもの
であれば如何なる組み合わせであっても良い。例えば、
図6(a)に本実施形態の一変形例として示すように、遮
光膜3を、格子壁5に右側に接する位置と左側に接する
位置とで交互に敷設すると共に、これに合わせてニュー
トラル位置における可動子15の位置を、光変調領域1
3の上方に重なるように位置させる配置形態としても良
い。この配置形態によれば、画像信号電極に可動子が全
て接続され、走査信号電極に格子壁のみが接続されるの
で、配線構造及びその形成プロセスが簡略化される。
【0045】また、図7に示すように、図6(a)のニュ
ートラル状態における可動子側の格子壁を透明基板1上
の遮光膜3で代用した構成としても良い。この構成で
は、格子壁を1つおきに省略することができ、配線構造
及びその形成プロセスがより簡略化される。尚、図7に
おいては、可動子を画像信号電極に接続し、格子壁を走
査信号電極に接続した例を示しているが、可動子を走査
信号電極に、格子壁を画像信号電極に接続した構成であ
っても良く、この場合も同様な動作が得られる。
【0046】上記各構成の光変調素子は、透明基板上で
高密度に配列することが可能であり、高い解像度を容易
に得ることができる。そして、1画素を格子状とするこ
とで変調に必要な可動子の変位量を小さくできると共
に、可動子も小型軽量化できる。従って、低電圧で高速
な光変調を安定して行うことが可能となる。さらに、本
実施形態の光変調素子を図3に示すようなアクティブマ
トリクス構成で駆動する場合は、前例の走査信号電極を
共通電極として例えば0[V]を印加し、画像信号電極
には画素スイッチを通じて所望の電圧(例えば0[V]
〜Va[V])を印加することにより駆動できる。この
場合では、より大きなコントラスト比を得ることがで
き、また、印加電圧の値、印加時間等を適宜設定するこ
とにより連続階調を得ることができる。尚、本実施形態
においては、1画素に6つの光変調領域を備えた構成を
示しているが、これに限らず、任意の複数個の光変調領
域を備えた構成としても良い。また、透明基板1上の遮
光膜3は、光変調素子20とは別体にして設けられた他
の透明基板上に敷設して、該他の透明基板と透明基板1
とを位置合わせしつつ接合した構成としても良い。この
構成では光変調素子20の作製プロセスが単純化され
る。
【0047】次に、本発明に係る光変調素子の第2実施
形態を説明する。図8に本実施形態に係る光変調素子の
遮光状態及び透過状態を示す要部断面図を示した。 本
実施形態の光変調素子30では、各可動子16の格子壁
5の反対側端部に導電体18aを垂設した構成となって
いる。このように導電体18aを薄肉化することで各可
動子16の軽量化を図ることができ、以て、光変調を行
う際の可動子16の移動動作に良好な高速応答性を持た
せることができる。また、印加電圧を全て0[V]とし
たニュートラル位置を図8(a)に示す遮光位置に設定す
ることで、2値の光変調を可能にしている。
【0048】これらの各光変調素子20は、図8(a)に
示すように、1つの可動子16に隣接する2つの格子壁
5のうち、一方の格子壁を画像信号電極に接続すると共
に、他方の格子壁を走査信号電極に接続している。そし
て、可動子は、近接する側の格子壁と同じ電極に接続し
ている。即ち、2つの格子壁5に挟まれた可動子15と
遮光膜3がそれぞれ1つの光変調部を形成している。
【0049】この光変調素子30による光変調動作を以
下に説明する。図8(a)に示すように、各格子壁5及び
各可動子16の導電体8,18aの電圧が共に0[V]
となるニュートラル状態においては、各可動子16は、
くびれ部15aの弾性力によって光変調領域13の上方
で静止する。これにより、透明基板1下方から導入され
た光は、光変調領域13を通過するが、可動子16の遮
光膜19により遮光される(遮光状態)。
【0050】一方、図8(b)に示すように、各格子壁5
及び各可動子16の導電体8,18aにそれぞれ、所定
の駆動電圧Va及び電圧0[V]を交互に印加すると、
各可動子16は、静電気力の作用によって隣接する格子
壁5側に吸引されて移動し、光変調領域13の上方を開
口する。これにより、透明基板1下方から導入された光
は、光変調領域13を通過して光変調素子40の上方に
出射される(光透過状態)。そして、再び各格子壁5及
び各可動子16の導電体8,18aへの印加電圧を0
[V]にすると、各可動子15は、くびれ部15aの弾
性力によって図8(a)に示すニュートラル位置に戻る。
【0051】尚、本実施形態においては、図9に示すよ
うに、各格子壁5及び各可動子16の導電体位置をアン
バランスにすることで、各格子壁5の導電体8に印加す
る電圧を全て0[V]、各可動子16の導電体18aに
印加する電圧を全てVaとすることもできる。この場合
は、配線プロセスが単純となると共に、格子壁5と可動
子16の導電体同士の距離がより短くなるので、低電圧
駆動で高速応答が可能となる。
【0052】次に、上述の光変調素子を用いて平面表示
装置を構成した第3実施形態を説明する。図10に本発
明に係る平面表示装置40の断面図を示した。本実施形
態の光変調素子としては第1実施形態の光変調素子20
を一例として用いている。本実施形態の平面表示装置4
0の構成では、光変調素子20の透明基板1の下面に紫
外線出力部となる紫外線平面光源31を配設している。
そして、光変調素子20の上方には前面板35が設けら
れ、該前面板35の光変調素子20側の面には蛍光体3
3a、33b、…が各光変調素子20毎に設けてある。
また、各蛍光体の間にはブラックマトリクス34が設け
られ、表示画像のコントラストを向上させている。この
ような平面表示装置40の構成により、平面光源31か
らの光は透明基板1内に進入し、光変調素子の光透過時
においては図10における透明基板1の上面へ導かれ
る。そして、光変調素子20からの光が蛍光体に照射さ
れることで、蛍光体は励起して発光し、所望の画像が形
成される。上記蛍光体としては、三原色(例えばR、
G、B)の蛍光体を順次設けてカラー画像を表示可能に
しても良く、単色の蛍光体だけで構成してモノクロ画像
表示用としても良い。
【0053】尚、平面表示装置40の光変調素子20
は、透明基板1と前面板35との間を脱気した後、希ガ
スを封入して全体を封止し、外乱の影響を防止して安定
化を図るものであっても良い。また、第2実施形態にお
ける光変調素子30に対しても同様にして平面表示装置
40に適用することができる。
【0054】次に、このように構成された平面表示装置
40の作用を説明する。走査信号電極25、画像信号電
極29が同電位の場合、可動子15は、光変調領域13
の上方に重なって位置し、平面光源31からの光は、可
動子15と、遮光性導電膜3とで阻止され、透明基板1
の上面側へは透過しない。
【0055】走査時、画像信号電極29と走査信号電極
25との間に十分な電圧が印加されると、静電吸引力に
よって、1画素領域内の各可動子15が格子壁5に向か
って一斉に移動する。この結果、可動子15による光の
遮断がなくなり、透明基板1を通った光が光変調領域1
3から出射される。出射した光は、蛍光体33a、33
bを励起して、画像情報に基づいた画像を表示する。
【0056】この光変調素子が2値で制御される場合、
1画面を表示するフィールド周期を複数のサブフィール
ドに分割し、各々のサブフィールドで独立に2値制御を
行って多階調を得る駆動方法によってフルカラー表示が
可能である。また、アクティブマトリクス駆動方法によ
れば様々な連続階調の光変調が可能で、フルカラー表示
が可能となる。
【0057】このように、上述の平面表示装置50によ
れば、透明基板1から出射された光が、直接蛍光体33
a、33bを照射して励起するので、光利用効率を向上
させることができる。また、蛍光体は散乱発光するの
で、液晶分子の配向により光を透過させる液晶表示装置
に比べ、視野角度を広くすることができる。さらに、ア
レイ化が容易であるので、製造コストを安価にできる。
そして、可動子15の材料に低弾性材料、例えばポリイ
ミド等の高分子を用いたり、形状を最適化することによ
り、プラズマ表示装置等に比べて十分駆動電圧を低くす
ることができる。
【0058】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明に係
る光変調素子によれば、各可動子を静電気の作用によっ
て透明基板に対して略平行に変位させ、透明基板上の光
変調領域との相対位置を変化させることにより、透明基
板に導入される光を変調する。従って、低コストで駆動
電圧を低く抑えることができると共に、光変調に要する
可動子の必要変位量を小さくすることができ、優れた高
速応答性を確保することができる。また、導電体を必要
最小限に小型化することにより、可動子が軽量化され、
より高速な応答性を得ることができる。
【0059】そして、本発明に係るアレイ型光変調素子
は、光変調素子を一次元又は二次元のマトリクス状に配
置して構成することで、一次元又は二次元の光変調を簡
便に行うことができる。さらに、プラズマ表示のように
画素毎にプラズマを発生させるための隔壁形成や、FE
Dのように超高真空化が不要となるので、軽量化、且つ
大面積化が容易となり、製造コストも安価にできる。
【0060】そして、本発明に係る平面表示装置は、透
明基板から出射された光が、直接蛍光体を励起するの
で、光利用効率の低減を抑止しつつ高輝度で、視野角依
存性の無い表示を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る光変調素子の一部分を切り欠いた
斜視図である。
【図2】図1の光変調素子を単純マトリクス構成として
配列したアレイ型光変調素子の平面図である。
【図3】図1の光変調素子をアクティブマトリクス構成
として配列したアレイ型光変調素子の平面図である。
【図4】光変調素子の走査信号ライン及び画像信号ライ
ンとの結線状態を示す結線図である。
【図5】第1実施形態の光変調素子の各動作状態を説明
する要部断面図である。
【図6】第1実施形態の光変調素子における変形例を示
す要部断面図である。
【図7】第1実施形態の光変調素子における他の変形例
を示す要部断面図である。
【図8】第2実施形態の光変調素子の各動作状態を説明
する要部断面図である。
【図9】第2実施形態の光変調素子の変形例を示す要部
断面図である。
【図10】平面表示装置の構成を示す要部断面図であ
る。
【符号の説明】
1 透明基板 3 遮光性導電膜 5 格子壁 8、18,18a 導電体 13 光変調領域 15、16 可動子 20、30 光変調素子 23 アレイ型光変調素子 25 走査信号電極 29 画像信号電極 31 紫外線平面光源 33a、33b 蛍光体 40 平面表示装置

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 変調する光に対して透明な透明基板と、 該透明基板上に立設され導電性を有する固定壁と、 前記透明基板上の固定壁の立設領域外に光変調領域とな
    る開口部を残して敷設された遮光膜と、 前記開口部上を略水平方向に移動可能に支持された遮光
    性及び導電性を有する可動子と、 前記固定壁と前記可動子との間に電圧を印加すること
    で、前記可動子を静電気力により移動させ、前記開口部
    を覆う遮光面積を変化させる可動子移動手段と、を備
    え、 前記可動子の移動により前記光変調領域を通る光の透過
    率を変化させて光変調することを特徴とする光変調素
    子。
  2. 【請求項2】 前記固定壁は、所定間隔を空けて略平行
    に複数本立設され、各格子壁の間に前記遮光膜と前記可
    動子とをそれぞれ設けたことを特徴とする請求項1記載
    の光変調素子。
  3. 【請求項3】 前記遮光膜は、隣接する前記格子壁の間
    で、一方の格子壁の側に接して他方の格子壁の側に開口
    部を形成するように敷設され、前記可動子は前記開口部
    を覆うように前記他方の格子壁の側に設けられたことを
    特徴とする請求項2記載の光変調素子。
  4. 【請求項4】 前記固定壁は、遮光性を有していること
    を特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか1項記載の
    光変調素子。
  5. 【請求項5】 前記可動子は、前記透明基板に対して略
    垂直に形成された導電部と遮光部とからなることを特徴
    とする請求項1〜請求項4のいずれか1項記載の光変調
    素子。
  6. 【請求項6】 前記可動子は、前記透明基板に対して略
    垂直に形成された導電部と、前記透明基板に対して略水
    平に形成された遮光部とからなることを特徴とする請求
    項1〜請求項4のいずれか1項記載の光変調素子。
  7. 【請求項7】 前記可動子移動手段は、各可動子の非動
    作時には前記可動子と固定壁との間の電位を一致させる
    一方、各可動子の動作時には該可動子の移動方向側の固
    定壁と前記可動子との間に異なる電位を印加することを
    特徴とする請求項1〜請求項6のいずれか1項記載の光
    変調素子。
  8. 【請求項8】 前記可動子移動手段は、前記可動子に隣
    接する一方の固定壁を画像信号電極に接続すると共に、
    他方の固定壁を走査信号電極に接続し、前記可動子を近
    接する側の固定壁と同じ電極に接続することを特徴とす
    る請求項7記載の光変調素子。
  9. 【請求項9】 前記可動子移動手段は、前記走査信号電
    極又は画像信号電極のいずれか一方の電極を前記固定壁
    に接続すると共に、他方の電極を前記可動子に接続する
    ことを特徴とする請求項7記載の光変調素子。
  10. 【請求項10】 請求項1〜請求項9のいずれか1項記
    載の光変調素子を、一次元又は二次元のマトリクス状に
    配置して構成したことを特徴とするアレイ型光変調素
    子。
  11. 【請求項11】 請求項10記載のアレイ型光変調素子
    と、 該アレイ型光変調素子に対向配置した平面光源と、 前記アレイ型光変調素子を挟み前記平面光源の反対側に
    設けた蛍光体と、を具備し、 前記アレイ型光変調素子を透過した光によって前記蛍光
    体を発光表示させることを特徴とする平面表示装置。
  12. 【請求項12】 前記平面光源は、前記光変調素子の透
    明基板を導光板とすると共に、該透明基板に光源からの
    光を導入して構成したことを特徴とする請求項11記載
    の平面表示装置。
  13. 【請求項13】 前記光源から出射される光が、紫外光
    であることを特徴とする請求項11又は請求項12記載
    の平面表示装置。
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