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JP2000130529A - 摩擦式多段ローラ変速機 - Google Patents

摩擦式多段ローラ変速機

Info

Publication number
JP2000130529A
JP2000130529A JP10307545A JP30754598A JP2000130529A JP 2000130529 A JP2000130529 A JP 2000130529A JP 10307545 A JP10307545 A JP 10307545A JP 30754598 A JP30754598 A JP 30754598A JP 2000130529 A JP2000130529 A JP 2000130529A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
roller
peripheral surface
outer ring
oil
outer peripheral
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP10307545A
Other languages
English (en)
Inventor
Tatsuo Kawase
達夫 川瀬
Tomoaki Makino
智昭 牧野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NTN Corp
Original Assignee
NTN Corp
NTN Toyo Bearing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NTN Corp, NTN Toyo Bearing Co Ltd filed Critical NTN Corp
Priority to JP10307545A priority Critical patent/JP2000130529A/ja
Publication of JP2000130529A publication Critical patent/JP2000130529A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H57/00General details of gearing
    • F16H57/04Features relating to lubrication or cooling or heating
    • F16H57/048Type of gearings to be lubricated, cooled or heated
    • F16H57/0487Friction gearings

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Details Of Gearings (AREA)
  • Friction Gearing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 転走面に安定した潤滑油を供給することで、
油膜切れによる損傷を防ぎ、摩擦式多段ローラ変速機を
長期間にわたって安定して運転する。 【解決手段】 サンローラの転走面、アウターリングの
転走面、そしてサンローラとアウターリング間に配置さ
れるローラの転走面の内、少なくとも一つの転走面と接
するような含油部材を設ける。また、アウターリングと
摩擦接触するローラ間の空間に、前記ローラの対向する
面または該ローラと摩擦接触するローラと対向する面の
少なくともどちらか一方に凹面が形成された潤滑剤保持
部材を設ける。また、前記含油部材および潤滑剤保持部
材をアウターリングと摩擦接触するローラに対する相対
位置を保つように支持させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、径方向に多段に配
置したローラを介して入力回転を減速または増速する摩
擦式多段ローラ変速機に関する。
【0002】
【従来の技術】一定な変速比を有するトラクションドラ
イブの代表的なものに、図27(a)および(b)に示
すような遊星ローラ式動力伝達装置がある。これは、遊
星歯車を構成する各歯車をローラまたはリング状部材に
置き換えたもので、その軸心が一致するように配置され
たサンローラ1およびリング2と、このサンローラ1と
リング2の間に形成される空間に配置される複数の遊星
ローラ3と、その遊星ローラ3を円周方向に等間隔かつ
回転自在に保持するキャリア4とで構成される。この装
置においては、例えば、リング2の円周方向の回転を拘
束することで、サンローラ1とキャリア4間で動力が伝
達される。斯かる遊星ローラ式動力伝達装置は、遊星ロ
ーラ3とキャリア4の接触の仕方によって2つのタイプ
に分けられる。即ち、図27(a)は中空な遊星ローラ
3の内周面において遊星ローラ3とキャリア4が接触す
るタイプであり、、図27(b)は遊星ローラ3の外周
面において遊星ローラ3とキャリア4が接触するタイプ
である。
【0003】以上のような一組の遊星ローラ式動力伝達
装置は、その変速比を10以上に設定することも可能で
あるが、サンローラ1と遊星ローラ3の接触面圧とリン
グ2と遊星ローラ3の接触面圧のバランスから、通常、
その変速比は3〜6が適当である。
【0004】そこで、さらに大きな変速比をとれる動力
伝達装置として、摩擦式多段ローラ変速機がある。これ
は図28または図29に示すように、その軸心が一致す
るように配置されたサンローラ11とアウターリング1
2と、そのサンローラ11とアウターリング12の間に
形成される空間に円周方向に等間隔に配置された2種類
以上(図28ではローラ13,14の2種類、図29で
はローラ13〜15の3種類)のローラ13〜15とで
構成される。ここで、それぞれのローラ13〜15の個
数は3個以上である。そして、それらのローラ13〜1
5のうち、少なくとも1種類のローラ(図28ではロー
ラ13、図29ではローラ13,14)を複数の円筒で
構成してそのローラに2つの異なる回転半径を有する摩
擦接触部の転走面(外周面)を持たせることで、一層大
きな変速比を確保することができる。
【0005】図28はサンローラ11とアウターリング
12の間に第1ローラ13と第2ローラ14の2種類の
ローラをそれぞれ4個ずつ設け、第1ローラ13にのみ
2種類の回転半径を有する転走面を与えた例である。第
1ローラ13および第2ローラ14のサンローラ11周
りの回転(公転)が拘束される場合、変速比eは、e=
(R0 1L)/(RS 1S)で示される。
【0006】一方、第1ローラ13および第2ローラ1
4のサンローラ11周りの回転(公転)を拘束する代わ
りに、アウターリング12の回転を拘束する場合には、
変速比eは、e=(R0 1L)/(RS 1S)−1とな
る。
【0007】図29はサンローラ11とアウターリング
12の間に第1ローラ13、第2ローラ14、第3ロー
ラ15の3種類のローラをそれぞれ5個ずつ設け、その
うち第1ローラ13および第2ローラ14に2種類の回
転半径を有する転走面を与えた例である。第1〜第3ロ
ーラ13〜15のサンローラ11周りの回転(公転)が
拘束される場合、変速比eは、e=(R0 1L2L)/
(RS 1S2S)で示される。
【0008】一方、第1〜第3ローラ13〜15のサン
ローラ11周りの回転(公転)を拘束する代わりに、ア
ウターリング12の回転を拘束する場合には、変速比e
は、e=(R0 1L2L)/(RS 1S2S)+1とな
る。
【0009】このように半径方向に多段化させることで
軸方向のサイズが大きくなることを避けて大きな変速比
を得ることができる。
【0010】図30は摩擦式多段ローラ変速機の構造図
を示す。ここではサンローラ11とアウターリング12
の間に第1ローラ13および第2ローラ14の2種類の
ローラが設けられ、その第1ローラ13および第2ロー
ラ14がそれぞれ4個ずつである。その一端がサンロー
ラ11である高速軸16が2個の軸受17でハウジング
18に支持されており、高速軸16と同軸状に配置され
たアウターリング12との間に、サンローラ11の外周
面と摩擦接触する第1ローラ13と、アウターリング1
2の内周面と摩擦接触する第2ローラ14がそれぞれ円
周等間隔に配置される。ここでは第1ローラ13が複数
の円筒で形成されることで2種類の転走面を有してい
る。ハウジング18には第2ローラ14の個数だけの第
2ローラ支持軸19が植設されており、第2ローラ14
が軸受20を介して第2ローラ支持軸19に支持される
ことで第2ローラ14のサンローラ11周り回転が拘束
され、その結果、第1ローラ13のサンローラ11周り
の回転も拘束される。ハウジング21には低速軸22が
2個の軸受23で支持されており、低速軸22と高速軸
16が同軸に配置されるようハウジング21とハウジン
グ18はボルト24によって結合されている。アウター
リング12と低速軸22をボルト25とナット26によ
って結合することで、アウターリング12の回転を低速
軸22に伝達させる。ここではアウターリング12と低
速軸22とは別部材であり、ボルト25とナット26に
よって結合されているが、低速軸22の一端が内周面状
の摩擦接触部となるように、低速軸22とアウターリン
グ12を一体に形成しても構わない。
【0011】図30に示す摩擦式多段ローラ変速機で
は、第1ローラ13および第2ローラ14のサンローラ
11周りの回転(公転)を拘束されており、動力はサン
ローラ11とアウターリング12の回転によって伝達さ
れる。
【0012】その他の方式として、第1ローラ13およ
び第2ローラ14のサンローラ11周りの回転(公転)
を拘束する代わり、アウターリング12の回転を拘束す
る場合の摩擦式多段ローラ変速機の構造図を図31に示
す。図30と同様に、高速軸22とアウターリング12
の間に、それぞれ4個の第1ローラ13と第2ローラ1
4がそれぞれ円周等間隔に圧接状態で配置される。アウ
ターリング12はボルト27によってハウジング17に
固定されることで、その回転が拘束される。また、低速
軸22には第2ローラ14の個数だけの第2ローラ支持
軸19が植設されており、第2ローラ14が軸受20を
介して第2ローラ支持軸19に支持される。動力はサン
ローラ11の回転と第1ローラ13および第2ローラ1
4のサンローラ11周りの回転(公転)によって伝達さ
れる。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】ところで、摩擦式多段
ローラ変速機を長期間にわたって安定して運転させるた
めには、各摩擦接触部において十分な油膜が形成できる
ように潤滑油を安定して供給することが必要である。潤
滑方法として油浴潤滑または圧送された潤滑油を供給す
る強制潤滑を採用する場合は十分な潤滑油を各摩擦接触
部に供給できるが、シール機構の付加等により装置の大
型化および製作コストの増大を招く。装置の小型化およ
び製作コストの低減のためには、潤滑方式をグリース潤
滑にすることが望ましい。しかしながら、グリース潤滑
の場合、運転に伴い転走面からグリースが排除され、潤
滑不足となり易い。特に摩擦式多段ローラ変速機では、
面圧を低下させて転がり疲労寿命を向上させるために、
各摩擦接触部は線接触させている。このように、各摩擦
接触部における接触形態が線接触である場合は、運転に
伴う転走面からのグリースの排除が点接触の場合よりも
著しく、潤滑不足による損傷を招き易い。
【0014】そこで、本発明は前述の問題点に鑑みて提
案されたもので、その目的とするところは、各摩擦接触
部に安定した潤滑油の供給を行って潤滑性能を向上する
ことにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】前述の目的を達成するた
めの技術的手段として、本発明に係る摩擦式多段ローラ
変速機は、その軸心が一致するように配置されたサンロ
ーラとアウターリングの間に形成される空間に、2種類
以上のローラ(サンローラに近い順に第1〜nとする)
が圧接状態でそれぞれ円周方向に等間隔に配置され、そ
れらのローラの内、少なくとも第1ローラは複数の円筒
で構成されることで2つの異なる回転半径を有する転走
面である外周面を持つ摩擦式多段ローラ変速機におい
て、サンローラの転走面である外周面、アウターリング
の転走面である内周面、そしてサンローラとアウターリ
ング間に配置されるローラの転走面である外周面の内、
少なくとも一つの転走面と接する含油部材を設けたもの
である。
【0016】また、本発明に係る摩擦式多段ローラ変速
機は、その軸心が一致するように配置されたサンローラ
とアウターリングの間に形成される空間に、2種類以上
のローラが圧接状態でそれぞれ円周方向に等間隔に配置
され、それらのローラの内、少なくとも1種類のローラ
は複数の円筒で構成されることで2つの異なる回転半径
を有する転走面である外周面を持つ摩擦式多段ローラ変
速機において、アウターリングの転走面である内周面ま
たはアウターリングと摩擦接触するローラの転走面であ
る外周面の少なくともいずれか一方に接する含油部材を
少なくとも1個、アウターリングと摩擦接触するローラ
間の空間に設け、かつ、この含油部材をアウターリング
と摩擦接触するローラに対する相対位置を保つように支
持させたものである。
【0017】また、本発明に係る摩擦式多段ローラ変速
機は、その軸心が一致するように配置されたサンローラ
とアウターリングの間に形成される空間に、2種類以上
のローラが圧接状態でそれぞれ円周方向に等間隔に配置
され、それらのローラの内、少なくとも1種類のローラ
は複数の円筒で構成されることで2つの異なる回転半径
を有する転走面である外周面を持ち、アウターリングと
摩擦接触するローラがハウジングまたは低速軸に植設さ
れたローラ支持軸によって回転自在に支持される摩擦式
多段ローラ変速機において、アウターリングと摩擦接触
するローラの転走面である外周面と対向する面または該
ローラと摩擦接触するローラの転走面である外周面と対
向する面の少なくともどちらか一方に凹面が形成された
潤滑剤保持部材を少なくとも1個、アウターリングと摩
擦接触するローラ間の空間に設け、かつ、この潤滑剤保
持部材をアウターリングと摩擦接触するローラに対する
相対位置を保つように支持させたことを特徴とする摩擦
式多段ローラ変速機。
【0018】また、本発明に係る摩擦式多段ローラ変速
機は、その軸心が一致するように配置されたサンローラ
とアウターリングの間に形成される空間に、2種類以上
のローラが圧接状態でそれぞれ円周方向に等間隔に配置
され、それらのローラの内、アウターリングと摩擦接触
するローラがハウジングまたは低速軸に植設されたロー
ラ支持軸によって回転自在に支持され、該ローラと圧接
状態で摩擦接触するローラは複数の円筒で構成されるこ
とで2つの異なる回転半径を有する転走面である外周面
を持つ摩擦式多段ローラ変速機において、アウターリン
グと摩擦接触するローラに対して圧接状態で摩擦接触す
るローラのもう一方の転走面である大径側外周面と接す
る含油部材を少なくとも1個、ハウジングまたは低速軸
に植設されたローラ支持軸に支持させたものである。
【0019】また、本発明に係る摩擦式多段ローラ変速
機は、その軸心が一致するように配置されたサンローラ
とアウターリングの間に形成される空間に、2種類以上
のローラが圧接状態でそれぞれ円周方向に等間隔に配置
され、それらのローラの内、アウターリングと摩擦接触
するローラがハウジングまたは低速軸に植設されたロー
ラ支持軸によって回転自在に支持され、該ローラと圧接
状態で摩擦接触するローラは複数の円筒で構成されるこ
とで2つの異なる回転半径を有する転走面である外周面
を持つ摩擦式多段ローラ変速機において、アウターリン
グと摩擦接触するローラに対して圧接状態で摩擦接触す
るローラのもう一方の転走面である大径側外周面と対向
する面が凹面に形成された含油部材を少なくとも1個、
ハウジングまたは低速軸に植設されたローラ支持軸に支
持させたものである。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る摩擦式多段ロ
ーラ変速機の各種実施形態を図1乃至図26について説
明する。尚、図24以外の図1乃至図26は図30また
は図31のサンローラ11とアウターリング12の間に
2種類のローラ(ローラ13,14)がそれぞれ4個ず
つ円周方向に等間隔に配置されている摩擦式多段ローラ
変速機に適用した場合の実施形態を示しており、図30
および図31と同一または相当部分には同一符号を付し
て説明を省略する。また、図24は図29のサンローラ
11とアウターリング12の間に3種類のローラ(ロー
ラ13〜15)がそれぞれ5個ずつ円周方向に等間隔に
配置されている摩擦式多段ローラ変速機に適用した場合
の実施形態を示しており、図29と同一または相当部分
には同一符号を付して説明を省略する。
【0021】第1ローラ13が2種類の転走面を有する
ために軸方向断面H型形状に形成されている場合、サン
ローラ11と第1ローラ13の間には含油部材を設ける
ことのできる空間が存在する。この空間を利用した場合
の実施形態を図1乃至図3に示す。
【0022】即ち、図1に示す実施形態は、サンローラ
11の外周面または第1ローラ13の小径側外周面の少
なくともどちらか一方に接触するような環状の含油部材
28を、サンローラ11と第1ローラ13の間の空間に
設けている。ここで含油部材28は、その内周面におい
てサンローラ11の外周面に接しているとともに、その
外周面において第1ローラ13の小径側外周面に接触し
ている。
【0023】含油部材28は、例えば焼結材より形成し
た多孔質部材に潤滑油を含浸したもの、ポリエチレン等
の発泡性樹脂を多孔質状に形成した部材に潤滑油を含浸
したもの、ポリエチレン等の樹脂と潤滑油の混合物を加
熱・冷却により固形化したもの等で形成されている。
【0024】図1に示すように、サンローラ11の外周
面または第1ローラ13の小径側外周面の少なくともど
ちらか一方に接触するような含油部材28を設けること
で、本摩擦式多段ローラ変速機の運転に伴い含油部材2
8に含まれる潤滑油がサンローラ11の転走面および/
または第1ローラ13の転走面に安定して供給されるよ
うになり、各摩擦接触部に油膜が安定して形成されて潤
滑性能を向上することができる。
【0025】図2に示す実施形態は、サンローラ11の
外周面または第2ローラ14の外周面の少なくともどち
らか一方に接するような環状の含油部材29を、サンロ
ーラ11と第1ローラ13の間の空間に設けている。こ
こで含油部材29は、その内周面においてサンローラ1
1の外周面に接しているとともに、その外周面において
第2ローラ14の外周面に接している。これにより、含
油部材29に含まれる潤滑油がサンローラ11の転走面
および/または第1ローラ13の転走面に安定して供給
されるようになり、各摩擦接触部に油膜が安定して形成
されて潤滑性能を向上することができる。
【0026】図3に示す実施形態は、図1で示した第1
ローラ13の小径側外周面と局部的に接触(線接触)す
るような含油部材28の代わりに、その外周部に第1ロ
ーラ13の小径側外周面と面接触状態で接するような含
油部材30を、サンローラ11と第1ローラ13の間の
空間に設けている。含油部材30には、その外周面に第
1ローラ13の小径側外周面と面接触するような凹面3
0aを第1ローラ13の個数だけ円周方向に等間隔に有
している。これにより、含油部材30と第1ローラ13
の小径側外周面は面接触するようになり、含油部材30
に含まれる潤滑油が第1ローラ13の小径側外周面に供
給されやすくなって潤滑性能の更なる向上が可能とな
る。
【0027】また、アウターリング12と摩擦接触する
第2ローラ14間にも含油部材を設けることのできる空
間が存在する。この空間を利用した場合の実施形態を図
4乃至図7に示す。
【0028】即ち、図4に示す実施形態は、第2ローラ
14の外周面またはアウターリング12の内周面の少な
くともどちらか一方に接するような円筒状の含油部材3
1を、アウターリング12と摩擦接触する第2ローラ1
4間の空間に設けている。ここで含油部材31は、その
外周面において第2ローラ14の外周面またはアウター
リング12の内周面の少なくともどちらか一方に接する
ような外径を有している。
【0029】図4に示すように、第2ローラ14の外周
面またはアウターリング12の内周面の少なくともどち
らか一方に接するような円筒状の含油部材31を、アウ
ターリング12と摩擦接触する第2ローラ14間の空間
に設けることで、本摩擦式多段ローラ変速機の運転に伴
い含油部材31に含まれる潤滑油がサンローラ11の転
走面および/または第2ローラ14の転走面に安定して
供給されるようになり、各摩擦接触部に油膜が安定して
形成されて潤滑性能を向上することができる。
【0030】図5に示す実施形態は、図4で示した円筒
状の含油部材31の代わりに、中空円環状の含油部材3
2をアウターリング12と摩擦接触する第2ローラ14
間の空間に設けている。これにより、含油部材32の重
量を減少させて本摩擦式多段ローラ変速機の軽量化を図
ることができる。
【0031】図6に示す実施形態は、第2ローラ14の
外周面またはアウターリング12の内周面の少なくとも
どちらか一方に、面接触状態で接するような扇形の含油
部材33を、アウターリング12と摩擦接触する第2ロ
ーラ14間の空間に設けている。ここで含油部材33
は、第2ローラ14の外周面と面接触するような凹面3
3aまたはアウターリング12の内周面と面接触するよ
うな凸面33bの少なくとも一方を有している。これに
より、含油部材33と第3ローラ14の外周面および/
またはアウターリング12の内周面は面接触状態で接す
るようになり、含油部材33に含まれる潤滑油が供給さ
れやすくなって潤滑性能の更なる向上が可能となる。
【0032】図7に示す実施形態は、図6で示した含油
部材33の代わりに、第2ローラ14の外周面、アウタ
ーリング12の内周面および第1ローラ13の大径側外
周面の内、少なくとも一つの転走面と面接触状態で接す
るような扇形の含油部材34を、アウターリング12と
摩擦接触する第2ローラ14間の空間に設けている。こ
こで含油部材34は、第2ローラ14の外周面と面接触
するような大凹面34a、アウターリング12の内周面
と面接触するような凸面34bおよび第1ローラ13の
大径側外周面と面接触するような小凹面34cの内、少
なくとも一つを有している。これにより、含油部材34
と第2ローラ14の外周面、アウターリング12の内周
面および第1ローラ13の大径側外周面の内、少なくと
も一つの転走面は面接触状態で接するようになり、含油
部材34に含まれる潤滑油が供給されやすくなって潤滑
性能の更なる向上が可能となる。
【0033】また、第1ローラ13が2種類の転走面を
有するために軸方向断面H型に形成されている場合、そ
の各第1ローラ13の大径側外周面に接するような含油
部材を設けることができる。その実施形態を図8に示
す。
【0034】即ち、図8示すように、その内周部に第1
ローラ13の大径側外周面と接するような凹面35aを
第1ローラ13の個数だけ円周方向に等間隔に有する含
油部材35を、第2ローラ14群の軸方向左右両側にサ
ンローラ11と同軸上に設けている。含油部材35に
は、その外周部に第2ローラ支持軸19の個数だけの切
欠き35bが円周方向に等間隔に形成され、この切欠き
35bを第2ローラ支持軸19に係合させることで、含
油部材35の第1ローラ13に対する相対位置を保つこ
とができる。ここで第2ローラ支持軸19は、図30に
示すように、第2ローラ14のサンローラ11周りの回
転(公転)が拘束される場合にはハウジング18に植設
され、図31に示すように、アウターリング12の回転
が拘束される場合には低速軸22に植設される。
【0035】図8に示すように、各第1ローラ13の大
径側外周面に接触するような含油部材35を設けること
で、本摩擦式多段ローラ変速機の運転に伴い含油部材3
5に含まれる潤滑油が各第1ローラ13の転走面に安定
して供給されるようになり、各摩擦接触部に油膜が安定
して形成されて潤滑性能を向上することができる。
【0036】尚、含油部材35は、図9(a)に示すよ
うに、すべて潤滑油を含浸させた部材35’で形成して
も構わないが、図9(b)に示すように、第1ローラ1
3と接する部分のみ潤滑油を含浸させた部材35’で形
成し、それ以外は金属製部材35”で形成することで、
含油部材35全体の強度を上げることができる。
【0037】また、本摩擦式多段ローラ変速機の運転に
伴って含油部材が第2ローラ14と強く干渉したり、ア
ウターリング12と第2ローラ14によって形成される
くさび内部に引き込まれることを防止させる場合の実施
形態を図10乃至図15に示す。
【0038】即ち、図10に示す実施形態は、第2ロー
ラ14の外周面またはアウターリング12の内周面の少
なくともどちらか一方に接するような円筒状の含油部材
36を、アウターリング12と摩擦接触する第2ローラ
14間の空間に設け、かつ、含油部材支持プレート37
に植設または一体に形成された含油部材支持軸38に回
転自在に支持させている。含油部材36には、図11に
示すように、中空円筒孔36aが形成され、この中空円
筒孔36aを含油部材支持プレート37に植設または一
体に形成された含油部材支持軸38に嵌挿させること
で、含油部材支持プレート37に回転自在に支持するこ
とができる。また、含油部材支持プレート37には、そ
の内周部に第2ローラ支持軸19の個数だけの切欠き3
7aが円周方向に等間隔に形成され、この切欠き37a
を第2ローラ支持軸19に係合させることで、含油部材
支持プレート37の第2ローラ支持軸19に対する相対
位置、即ち、含油部材36の第2ローラ14に対する相
対位置を保つことができる。ここで第2ローラ支持軸1
9は、図30に示すように、第2ローラ14のサンロー
ラ11周りの回転(公転)が拘束される場合にはハウジ
ング18に植設され、図31に示すように、アウターリ
ング12の回転が拘束される場合には低速軸22に植設
される。
【0039】図10に示すように、第2ローラ14の外
周面またはアウターリング12の内周面の少なくともど
ちらか一方に接するような円筒状の含油部材36を、ア
ウターリング12と摩擦接触する第2ローラ14間の空
間に設け、かつ、含油部材支持プレート37に植設また
は一体に形成された含油部材支持軸38に回転自在に支
持させることで、本摩擦式多段ローラ変速機の運転に伴
い含油部材36に含まれる潤滑油がアウターリング12
の転走面および/または第2ローラ14の転走面に安定
して供給されて潤滑性能を向上させるとともに、含油部
材36が第2ローラ14と強く干渉することによる不具
合を防止したり、アウターリング12と第2ローラ14
によって形成されるくさび内部に引き込まれることによ
る当該含油部材36の変形や破損を防止させることがで
きる。
【0040】図12に示す実施形態は、図10で示した
含油部材36の代わりに、第2ローラ14の外周面と面
接触するような凹部またはアウターリング12の内周面
と面接触するような凸部の少なくともどちらか一方を有
する扇形の含油部材39を、アウターリング12と摩擦
接触する第2ローラ14間の空間に設けている。この含
油部材39の支持機構は図10で示したものと同じであ
る。
【0041】図10乃至図12で示した含油部材の支持
方式以外として、第2ローラ支持軸19が植設された部
材に含油部材支持軸を植設し、その含油部材支持軸に第
2ローラ14間に設けられた含油部材を支持することで
も、本摩擦式多段ローラ変速機の運転に伴って含油部材
が第2ローラ14と強く干渉することによる不具合を防
止したり、アウターリング12と第2ローラ14によっ
て形成されるくさび内部に引き込まれることを防止でき
る。その実施形態を図13および図14に示す。
【0042】即ち、図13に示す実施形態は、第1ロー
ラ13および第2ローラ14のサンローラ11周りの回
転(公転)が拘束される場合の摩擦式多段ローラ変速機
において、第2ローラ支持軸19が植設されたハウジン
グ18に含油部材支持軸40を植設し、この含油部材支
持軸40に第2ローラ14の外周面またはアウターリン
グ12の内周面の少なくともどちらか一方に接するよう
な円筒形状の含油部材41を回転自在に支持させてい
る。ここで含油部材41は、中空円筒孔を有し、この中
空円筒孔を含油部材支持軸40に嵌挿することで、含油
部材支持軸40に回転自在に支持させる。
【0043】図14に示す実施形態は、アウターリング
12の回転が拘束される場合の摩擦式多段ローラ変速機
において、第2ローラ支持軸19が植設された低速軸2
2に含油部材支持軸42を植設し、この含油部材支持軸
42に第2ローラ14の外周面またはアウターリング1
2の内周面の少なくともどちらか一方に接するような円
筒形状の含油部材43を回転自在に支持させている。こ
こで含油部材43は、中空円筒孔を有し、この中空円筒
孔を含油部材支持軸42に嵌挿することで、含油部材支
持軸42に回転自在に支持させる。
【0044】また、アウターリング12と摩擦接触する
第2ローラ14間の空間に潤滑剤保持部材を設ける場合
の実施形態を図15乃至図21に示す。
【0045】即ち、図15に示す実施形態は、アウター
リング12と摩擦接触する第2ローラ14間の空間に支
持プレート44に支持される潤滑剤保持部材45を設
け、その潤滑剤保持部材45の第2ローラ14と対向す
る面に第2ローラ14の外周面の曲率半径よりもわずか
に大きい曲率半径を有する凹面45aが形成されてい
る。潤滑剤保持部材45には、図16に示すように、中
空円筒孔45bが形成され、この中空円筒孔45bを支
持プレート44に植設または一体に形成された支持軸4
6に嵌挿させることで、支持プレート44に回転自在に
支持することができる。また、支持プレート44には、
その内周部に第2ローラ支持軸19の個数だけの切欠き
44aが円周方向に等間隔に形成され、この切欠き44
aを第2ローラ支持軸19に係合させることで、支持プ
レート44の第2ローラ支持軸19に対する相対位置、
即ち、潤滑剤保持部材45の第2ローラ14に対する相
対位置を保つことができる。ここで第2ローラ支持軸1
9は、図30に示すように、第2ローラ14のサンロー
ラ11周りの回転(公転)が拘束される場合はハウジン
グ18に植設され、図31に示すように、アウターリン
グ12の回転が拘束される場合は低速軸22に植設され
る。
【0046】図15に示すように、アウターリング12
と摩擦接触する第2ローラ14間の空間に支持プレート
44に支持される潤滑剤保持部材45を設け、その潤滑
剤保持部材45の第2ローラ14と対向する面に第2ロ
ーラ14の外周面の曲率半径よりもわずかに大きい曲率
半径を有する凹面45aを形成することで、図17に示
すように、潤滑剤保持部材45の第2ローラ14と対向
する面に形成された凹面45aと第2ローラ14の間に
潤滑剤Cが停留するような隙間が形成され、その隙間に
潤滑剤Cが安定して保持されるようになり、第2ローラ
14の転走面に潤滑剤Cが安定して供給されて潤滑性能
を向上することができる。
【0047】図18に示す実施形態は、図15で示した
潤滑剤保持部材45の代わりに、潤滑剤保持部材47を
アウターリング12と摩擦接触する第2ローラ14間の
空間に設けている。潤滑剤保持部材47には、第2ロー
ラ14と対向する面に第2ローラ14の外周面の曲率半
径よりもわずかに大きい曲率半径を有する凹面47aが
形成され、その凹面47aに軸方向に連続する潤滑剤溜
り用溝47bを形成している。この潤滑剤保持部材47
の支持機構は図15で示したものと同じである。これに
より、潤滑剤Cが潤滑剤溜り用溝47bにより多く保持
されるようになり、第2ローラ14の転走面に潤滑剤C
が供給されやすくなって潤滑性能の更なる向上が可能で
ある。
【0048】図19に示す実施形態は、潤滑剤保持を目
的とした2種類の凹面を有する潤滑剤保持部材48を、
アウターリング12と摩擦接触する第2ローラ14間の
空間に設けている。潤滑剤保持部材48には、第2ロー
ラ14と対向する面に第2ローラ14の外周面の曲率半
径よりもわずかに大きい曲率半径を有する凹面48aが
形成され、第1ローラ13と対向する面に第1ローラ1
3の大径側外周面の曲率半径よりもわずかに大きい曲率
半径を有する凹面48bが形成されている。この潤滑剤
保持部材48の支持機構は図15で示したものと同じで
ある。これにより、第1ローラ13および第2ローラ1
4の転走面に潤滑剤Cが安定して供給されて潤滑性能の
更なる向上が可能である。
【0049】図15乃至図19で示した潤滑剤保持部材
の支持方式以外として、第2ローラ支持軸19が植設さ
れた部材に潤滑剤保持部材の支持軸を植設し、その支持
軸に第2ローラ14間に設けられた潤滑剤保持部材を支
持させても構わない。その実施形態を図20および図2
1に示す。
【0050】即ち、図20に示す実施形態は、第1ロー
ラ13および第2ローラ14のサンローラ11周りの回
転(公転)が拘束される場合の摩擦式多段ローラ変速機
において、第2ローラ支持軸19が植設されたハウジン
グ18に支持軸49を植設し、この支持軸49に第2ロ
ーラ14と対向する面に第2ローラ14の外周面の曲率
半径よりもわずかに大きい曲率半径を有する凹面が形成
された潤滑剤保持部材50を回転自在に支持させてい
る。ここで潤滑剤保持部材50は、中空円筒孔を有し、
この中空円筒孔を支持軸49に嵌挿することで、支持軸
49に回転自在に支持させる。
【0051】図21に示す実施形態は、アウターリング
12の回転が拘束される場合の摩擦式多段ローラ変速機
において、第2ローラ支持軸19が植設された低速軸2
2に支持軸51を植設し、この支持軸51に第2ローラ
14と対向する面に第2ローラ14の外周面の曲率半径
よりもわずかに大きい曲率半径を有する凹面が形成され
た潤滑剤保持部材52を回転自在に支持させている。こ
こで潤滑剤保持部材52は、中空円筒孔を有し、この中
空円筒孔を支持軸51に嵌挿することで、支持軸51に
回転自在に支持させる。
【0052】また、ハウジング18または低速軸22に
植設されるローラ支持軸に含油部材を支持させる場合の
実施形態を図22乃至図25に示す。
【0053】即ち、図22に示す実施形態は、第1ロー
ラ13および第2ローラ14のサンローラ11周りの回
転(公転)が拘束される場合の摩擦式多段ローラ変速機
において、その外周面において第1ローラ13の大径側
外周面と接するような外径を有する円筒状の含油部材5
3を、第2ローラ14の軸方向左右両側に設け、かつ、
ハウジング18に植設された第2ローラ支持軸19に回
転自在に支持させている。ここで含油部材53は、中空
円筒孔を有し、この中空円筒孔を第2ローラ支持軸19
に嵌挿することで、第2ローラ支持軸19に回転自在に
支持させる。
【0054】図22に示すように、その外周面において
第1ローラ13の大径側外周面と接するような外径を有
する円筒状の含油部材53を、第2ローラ14の軸方向
左右両側に設け、かつ、ハウジング18に植設された第
2ローラ支持軸19に回転自在に支持させることで、本
摩擦式多段ローラ変速機の運転に伴い含油部材53に含
まれる潤滑油が第1ローラ13の転走面に安定して供給
されて潤滑性能を向上させるとともに、含油部材53が
第2ローラ14等と強く干渉することによる不具合を防
止したり、アウターリング12と第2ローラ14によっ
て形成されるくさび内部に引き込まれることによる当該
含油部材53の変形や破損を防止させることができる。
【0055】図23に示す実施形態は、アウターリング
12の回転が拘束される場合の摩擦式多段ローラ変速機
において、その外周面において第1ローラ13の大径側
外周面と接するような外径を有する円筒状の含油部材5
4を、第2ローラ14の軸方向左右両側に設け、かつ、
低速軸22に植設された第2ローラ支持軸19に回転自
在に支持させている。ここで含油部材54は、中空円筒
孔を有し、この中空円筒孔を第2ローラ支持軸19に嵌
挿することで、第2ローラ支持軸19に回転自在に支持
させる。
【0056】図24に示す実施形態は、サンローラ11
とアウターリング12の間に3種類のローラ13,1
4,15が設けられた摩擦式多段ローラ変速機におい
て、その外周面において第2ローラ14の大径側外周面
と接するような外径を有する円筒状の含油部材55を、
第3ローラ15の軸方向左右両側に設け、かつ、ハウジ
ング17または低速軸22に植設された第3ローラ支持
軸56に回転自在に支持させている。ここで含油部材5
5は、中空円筒孔を有し、この中空円筒孔を第3ローラ
支持軸56に嵌挿することで、第3ローラ支持軸56に
回転自在に支持させる。
【0057】図25に示す実施形態は、図22または図
23で示した含油部材53または54の代わりに、その
第1ローラ13と接する面が、第1ローラ13の大径側
外周面と面接触するような凹面状に形成された含油部材
57を、第2ローラ14の軸方向左右両側に設け、か
つ、ハウジング18または低速軸22に植設された第2
ローラ支持軸19に回転自在に支持させている。ここで
含油部材57は、中空円筒孔を有し、この中空円筒孔を
第2ローラ支持軸19に嵌挿することで、第2ローラ支
持軸19に回転自在に支持させる。これにより、含油部
材57に含まれる潤滑油が第1ローラ13の転走面に供
給されやすくなって潤滑性能の更なる向上が可能とな
る。
【0058】また、ハウジング18または低速軸22に
植設される第2ローラ支持軸19に潤滑剤保持部材を支
持させる場合の実施形態を図26に示す。
【0059】即ち、図26に示す実施形態は、その第1
ローラ13と対向する面が、第1ローラ13の大径側外
周面の曲率半径よりもわずかに大きい曲率半径を有する
凹面状に形成された潤滑剤保持部材58を、第2ローラ
14の軸方向左右両側に設け、かつ、ハウジング18ま
たは低速軸22に植設された第2ローラ支持軸19に回
転自在に支持させている。ここで潤滑剤保持部材58
は、中空円筒孔を有し、この中空円筒孔を第2ローラ支
持軸19に嵌挿することで、第2ローラ支持軸19に回
転自在に支持させる。
【0060】図26に示すように、その第1ローラ13
と対向する面が、第1ローラ13の大径側外周面の曲率
半径よりもわずかに大きい曲率半径を有する凹面状に形
成された潤滑剤保持部材58を、第2ローラ14の軸方
向左右両側に設け、かつ、ハウジング18または低速軸
22に植設された第2ローラ支持軸19に回転自在に支
持させることで、第1ローラ13の大径側外周面と潤滑
剤保持部材58の間に形成される隙間に潤滑剤が保持さ
れるようになり、第1ローラ13の転走面に潤滑剤が安
定して供給されて潤滑性能を向上することができる。
【0061】尚、以上の実施形態は、本発明の実施に好
ましい実施形態であるが、本発明はこの実施形態に限定
されるものではなく、サンローラとアウターリングの間
に設けられるローラの種類およびその個数、更に、それ
らのローラがサンローラ周りの回転(公転)を拘束され
るか否かに関わらず適用することができる。
【0062】
【発明の効果】本発明によれば、サンローラの転走面、
アウターリングの転走面、そしてサンローラとアウター
リング間に配置されるローラの転走面の内、少なくとも
一つの転走面と接するような含油部材を設けたことで、
含油部材に含まれる潤滑剤が転走面に安定して供給され
るようになり、各摩擦接触部に油膜が安定して形成され
て油膜切れによる損傷を防ぎ、本摩擦式多段ローラ変速
機を長期間にわたって安定して運転することが可能であ
る。
【0063】また、アウターリングと摩擦接触するロー
ラ間の空間に、前記ローラの対向する面または前記ロー
ラと摩擦接触するローラと対向する面の少なくともどち
らか一方に凹面が形成された潤滑剤保持部材を設けたこ
とで、潤滑剤保持部材の前記ローラと対向する面に形成
された凹面と前記ローラとの間に潤滑剤が安定して保持
されるようになり、 各摩擦接触部に油膜が安定して形
成されて油膜切れによる損傷を防ぎ、本摩擦式多段ロー
ラ変速機を長期間にわたって安定して運転することが可
能である。
【0064】また、前記含油部材および潤滑剤保持部材
をローラ支持軸、ハウジングまたは低速軸に支持させた
ことで、本摩擦式多段ローラ変速機の運転に伴い含油部
材および潤滑剤保持部材がローラ等と強く干渉すること
による不具合を防止したり、アウターリングとローラに
よって形成されるくさび内部に引き込まれることによる
の変形や破損を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態の摩擦式多段ローラ変
速機の主要部の正面図である。
【図2】本発明の第2の実施形態の摩擦式多段ローラ変
速機の主要部の正面図である。
【図3】本発明の第3の実施形態の摩擦式多段ローラ変
速機を示し、(a)はその主要部の正面図、(b)は含
油部材の斜視図である。
【図4】本発明の第4の実施形態の摩擦式多段ローラ変
速機の主要部の正面図である。
【図5】本発明の第5の実施形態の摩擦式多段ローラ変
速機の主要部の正面図である。
【図6】本発明の第6の実施形態の摩擦式多段ローラ変
速機を示し、(a)はその主要部の正面図、(b)は含
油部材の斜視図である。
【図7】本発明の第7の実施形態の摩擦式多段ローラ変
速機を示し、(a)はその主要部の正面図、(b)は含
油部材の斜視図である。
【図8】本発明の第8の実施形態の摩擦式多段ローラ変
速機を示し、(a)はその主要部の正面図、(b)は
(a)のA−A線に沿う断面図である。
【図9】図8で示した第8の実施形態の含油部材を示
し、(a)はすべて潤滑油を含浸させた部材で形成した
含油部材の斜視図、(b)はローラと接する部分のみ潤
滑油を含浸させた部材で形成し、それ以外は金属製部材
で形成した含油部材の斜視図である。
【図10】本発明の第9の実施形態の摩擦式多段ローラ
変速機を示し、(a)はその主要部の正面図、(b)は
(a)のA−A線に沿う断面図である。
【図11】図10で示した第9の実施形態の含油部材の
支持機構を示す図面で、(a)はその正面図、(b)は
分解斜視図である。
【図12】本発明の第10の実施形態の摩擦式多段ロー
ラ変速機の主要部の正面図である。
【図13】本発明の第11の実施形態の摩擦式多段ロー
ラ変速機を示し、(a)はその主要部の正面図、(b)
は含油部材の斜視図である。
【図14】本発明の第12の実施形態の摩擦式多段ロー
ラ変速機を示し、(a)はその主要部の正面図、(b)
は(a)のA−A線に沿う断面図である。
【図15】本発明の第13の実施形態の摩擦式多段ロー
ラ変速機を示し、(a)はその主要部の正面図、(b)
は(a)のA−A線に沿う断面図である。
【図16】図15で示した第13の実施形態の潤滑剤保
持部材の支持機構を示す図面で、(a)はその正面図、
(b)は分解斜視図である。
【図17】図15で示した第13の実施形態の一部拡大
図である。
【図18】本発明の第14の実施形態の摩擦式多段ロー
ラ変速機を示し、(a)はその主要部の正面図、(b)
は潤滑剤保持部材の斜視図である。
【図19】本発明の第15の実施形態の摩擦式多段ロー
ラ変速機を示し、(a)はその主要部の正面図、(b)
は潤滑剤保持部材の斜視図である。
【図20】本発明の第16の実施形態の摩擦式多段ロー
ラ変速機を示し、(a)はその主要部の正面図、(b)
は(a)のA−A線に沿う断面図である。
【図21】本発明の第17の実施形態の摩擦式多段ロー
ラ変速機を示し、(a)はその主要部の正面図、(b)
は(a)のA−A線に沿う断面図である。
【図22】本発明の第18の実施形態の摩擦式多段ロー
ラ変速機を示し、(a)はその主要部の正面図、(b)
は(a)のA−A線に沿う断面図である。
【図23】本発明の第19の実施形態の摩擦式多段ロー
ラ変速機を示し、(a)はその主要部の正面図、(b)
は(a)のA−A線に沿う断面図である。
【図24】本発明の第20の実施形態の摩擦式多段ロー
ラ変速機の主要部の正面図である。
【図25】本発明の第21の実施形態の摩擦式多段ロー
ラ変速機の主要部の正面図である。
【図26】本発明の第22の実施形態の摩擦式多段ロー
ラ変速機を示し、(a)はその主要部の正面図、(b)
は一部拡大図である。
【図27】遊星ローラ式動力伝達装置の2つの基本構造
を示し、(a)は中空な遊星ローラの内周面において遊
星ローラとキャリアが接触するタイプの組立分解斜視図
であり、(b)は遊星ローラの外周面において遊星ロー
ラとキャリア接触するタイプ組立分解の斜視図である。
【図28】従来の摩擦式多段(2段)ローラ変速機を示
し、(a)はその主要部の正面図、(b)は(a)のA
−A線に沿う断面図である。
【図29】従来の摩擦式多段(3段)ローラ変速機の主
要部の正面図である。
【図30】ローラのサンローラ周りの回転(公転)が拘
束される場合の図28で示した摩擦式多段ローラ変速機
の構造図を示し、(a)はその主要部の正面図、(b)
は(a)のA−A線に沿う断面図である。
【図31】アウターリングの回転が拘束される場合の図
28で示した摩擦式多段ローラ変速機の構造図を示し、
(a)はその主要部の正面図、(b)は(a)のA−A
線に沿う断面図である。
【符号の説明】
11 サンローラ 12 アウターリング 13 第1ローラ 14 第2ローラ 15 第3ローラ 16 高速軸 18 ハウジング 19 第2ローラ支持軸 21 ハウジング 22 低速軸 28〜36 含油部材 37 含油部材支持プレート 38 含油部材支持軸 39 含油部材 40 含油部材支持軸 41 含油部材 42 含油部材支持軸 43 含油部材 44 支持プレート 45 潤滑剤保持部材 46 支持軸 47 潤滑剤保持部材 48 潤滑剤保持部材 49 支持軸 50 潤滑剤保持部材 51 支持軸 52 潤滑剤保持部材 53〜55 含油部材 56 第3ローラ支持軸 57 含油部材 58 潤滑剤保持部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3J051 AA01 BA04 BB08 BC03 BD02 BE03 ED08 3J063 AB35 AC01 BA20 CA01 CB36 XD03 XD72 XF14

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 その軸心が一致するように配置されたサ
    ンローラとアウターリングの間に形成される空間に、2
    種類以上のローラ(サンローラに近い順に第1〜nとす
    る)が圧接状態でそれぞれ円周方向に等間隔に配置さ
    れ、それらのローラの内、少なくとも第1ローラは複数
    の円筒で構成されることで2つの異なる回転半径を有す
    る転走面である外周面を持つ摩擦式多段ローラ変速機に
    おいて、 サンローラの転走面である外周面、アウターリングの転
    走面である内周面、そしてサンローラとアウターリング
    間に配置されるローラの転走面である外周面の内、少な
    くとも一つの転走面と接する含油部材を設けたことを特
    徴とする摩擦式多段ローラ変速機。
  2. 【請求項2】 その内周面においてサンローラの外周面
    と接するか、またはその外周面において第1ローラの一
    方の転走面である小径側外周面と接する含油部材を、サ
    ンローラと第1ローラの間の空間に設けたことを特徴と
    する請求項1記載の摩擦式多段ローラ変速機。
  3. 【請求項3】 その内周面においてサンローラの外周面
    と接するか、またはその外周面において第2ローラの外
    周面と接する含油部材を、サンローラと第1ローラおよ
    び第2ローラの間の空間に設けたことを特徴とする請求
    項1記載の摩擦式多段ローラ変速機。
  4. 【請求項4】 アウターリングの内周面と、アウターリ
    ングの内周面と摩擦接触する第nローラの外周面と、第
    nローラと摩擦接触する第n−1ローラの外周面の内、
    少なくとも一つの転走面と接する含油部材を、第nロー
    ラ間とアウターリングの間に形成される空間に設けたこ
    とを特徴とする請求項1記載の摩擦式多段ローラ変速
    機。
  5. 【請求項5】 その内周面において各第1ローラのもう
    一方の転走面である大径側外周面と接する含油部材をサ
    ンローラと同軸上に配置して設けたことを特徴とする請
    求項1記載の摩擦式多段ローラ変速機。
  6. 【請求項6】 その軸心が一致するように配置されたサ
    ンローラとアウターリングの間に形成される空間に、2
    種類以上のローラが圧接状態でそれぞれ円周方向に等間
    隔に配置され、それらのローラの内、少なくとも1種類
    のローラは複数の円筒で構成されることで2つの異なる
    回転半径を有する転走面である外周面を持つ摩擦式多段
    ローラ変速機において、 アウターリングの転走面である内周面またはアウターリ
    ングと摩擦接触するローラの転走面である外周面の少な
    くともいずれか一方に接する含油部材を少なくとも1
    個、アウターリングと摩擦接触するローラ間の空間に設
    け、かつ、この含油部材をアウターリングと摩擦接触す
    るローラに対する相対位置を保つように支持させたこと
    を特徴とする摩擦式多段ローラ変速機。
  7. 【請求項7】 ハウジングまたは低速軸に植設されたロ
    ーラ支持軸にその回転方向の動きが規制させるように支
    持プレートを設け、この支持プレートに植設または一体
    に形成された含油部材支持軸に前記含油部材を支持させ
    たことを特徴とする請求項6記載の摩擦式多段ローラ変
    速機。
  8. 【請求項8】 ハウジングまたは低速軸に植設または一
    体に形成された含油部材支持軸に前記含油部材を支持さ
    せたことを特徴とする請求項6記載の摩擦式多段ローラ
    変速機。
  9. 【請求項9】 その軸心が一致するように配置されたサ
    ンローラとアウターリングの間に形成される空間に、2
    種類以上のローラが圧接状態でそれぞれ円周方向に等間
    隔に配置され、それらのローラの内、少なくとも1種類
    のローラは複数の円筒で構成されることで2つの異なる
    回転半径を有する転走面である外周面を持ち、アウター
    リングと摩擦接触するローラがハウジングまたは低速軸
    に植設されたローラ支持軸によって回転自在に支持され
    る摩擦式多段ローラ変速機において、 アウターリングと摩擦接触するローラの転走面である外
    周面と対向する面または該ローラと摩擦接触するローラ
    の転走面である外周面と対向する面の少なくともどちら
    か一方に凹面が形成された潤滑剤保持部材を少なくとも
    1個、アウターリングと摩擦接触するローラ間の空間に
    設け、かつ、この潤滑剤保持部材をアウターリングと摩
    擦接触するローラに対する相対位置を保つように支持さ
    せたことを特徴とする摩擦式多段ローラ変速機。
  10. 【請求項10】 ハウジングまたは低速軸に植設された
    ローラ支持軸にその回転方向の動きが規制させるように
    支持プレートを設け、この支持プレートに植設または一
    体に形成された潤滑剤保持部材支持軸に前記潤滑剤保持
    部材を支持させたことを特徴とする請求項9記載の摩擦
    式多段ローラ変速機。
  11. 【請求項11】 ハウジングまたは低速軸に植設または
    一体に形成された潤滑剤保持部材支持軸に前記潤滑剤保
    持部材を支持させたことを特徴とする請求項9記載の摩
    擦式多段ローラ変速機。
  12. 【請求項12】 前記潤滑剤保持部材に形成された凹面
    に、軸方向に貫通する潤滑剤溜り用溝を少なくとも1個
    設けたことを特徴とする請求項9〜11いずれか記載の
    摩擦式多段ローラ変速機。
  13. 【請求項13】 その軸心が一致するように配置された
    サンローラとアウターリングの間に形成される空間に、
    2種類以上のローラが圧接状態でそれぞれ円周方向に等
    間隔に配置され、それらのローラの内、アウターリング
    と摩擦接触するローラがハウジングまたは低速軸に植設
    されたローラ支持軸によって回転自在に支持され、該ロ
    ーラと圧接状態で摩擦接触するローラは複数の円筒で構
    成されることで2つの異なる回転半径を有する転走面で
    ある外周面を持つ摩擦式多段ローラ変速機において、 アウターリングと摩擦接触するローラに対して圧接状態
    で摩擦接触するローラのもう一方の転走面である大径側
    外周面と接する含油部材を少なくとも1個、ハウジング
    または低速軸に植設されたローラ支持軸に支持させたこ
    とを特徴とする摩擦式多段ローラ変速機。
  14. 【請求項14】 その軸心が一致するように配置された
    サンローラとアウターリングの間に形成される空間に、
    2種類以上のローラが圧接状態でそれぞれ円周方向に等
    間隔に配置され、それらのローラの内、アウターリング
    と摩擦接触するローラがハウジングまたは低速軸に植設
    されたローラ支持軸によって回転自在に支持され、該ロ
    ーラと圧接状態で摩擦接触するローラは複数の円筒で構
    成されることで2つの異なる回転半径を有する転走面で
    ある外周面を持つ摩擦式多段ローラ変速機において、 アウターリングと摩擦接触するローラに対して圧接状態
    で摩擦接触するローラのもう一方の転走面である大径側
    外周面と対向する面が凹面に形成された含油部材を少な
    くとも1個、ハウジングまたは低速軸に植設されたロー
    ラ支持軸に支持させたことを特徴とする摩擦式多段ロー
    ラ変速機。
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