JP2000127736A - エアサスペンション装置 - Google Patents
エアサスペンション装置Info
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- JP2000127736A JP2000127736A JP10309856A JP30985698A JP2000127736A JP 2000127736 A JP2000127736 A JP 2000127736A JP 10309856 A JP10309856 A JP 10309856A JP 30985698 A JP30985698 A JP 30985698A JP 2000127736 A JP2000127736 A JP 2000127736A
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- 238000006073 displacement reaction Methods 0.000 claims description 10
- 238000001514 detection method Methods 0.000 claims description 9
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- 230000008878 coupling Effects 0.000 description 4
- 238000010168 coupling process Methods 0.000 description 4
- 238000005859 coupling reaction Methods 0.000 description 4
- 230000004043 responsiveness Effects 0.000 description 4
- 230000001133 acceleration Effects 0.000 description 1
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- 238000007789 sealing Methods 0.000 description 1
- 238000003466 welding Methods 0.000 description 1
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 車両の旋回時に左右のエアスプリングの連通
を応答性よく遮断することができるエアサスペンション
装置を提供する。 【解決手段】 左右の車輪を支持する車輪側部材と車体
部材との間に配設された左右一対のエアスプリングと、
該一対のエアスプリングに接続されたエアタンクと、該
エアタンクと一対のエアスプリングを接続する配管に配
設された三方弁とを有するエアサスペンション装置であ
って、車輪側部材と三方弁とを連結して配設され、左右
の車輪が同方向に変位したときは三方弁を連通状態に保
持しており、左右の車輪が逆方向に変位したときには三
方弁を連通が遮断するように作動する弁作動機構を具備
している。
を応答性よく遮断することができるエアサスペンション
装置を提供する。 【解決手段】 左右の車輪を支持する車輪側部材と車体
部材との間に配設された左右一対のエアスプリングと、
該一対のエアスプリングに接続されたエアタンクと、該
エアタンクと一対のエアスプリングを接続する配管に配
設された三方弁とを有するエアサスペンション装置であ
って、車輪側部材と三方弁とを連結して配設され、左右
の車輪が同方向に変位したときは三方弁を連通状態に保
持しており、左右の車輪が逆方向に変位したときには三
方弁を連通が遮断するように作動する弁作動機構を具備
している。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両のエアサスペ
ンション装置、更に詳しくは、乗り心地と旋回時の操縦
安定性とを両立させることができるエアサスペンション
装置に関する。
ンション装置、更に詳しくは、乗り心地と旋回時の操縦
安定性とを両立させることができるエアサスペンション
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】車両のエアサスペンション装置は、左右
の車輪を支持する車輪側部材と車体部材との間にそれぞ
れ配設されたエアスプリングを備え、この各エアスプリ
ングがエアタンクに接続されている。このようなエアサ
スペンション装置においては、各エアスプリングとエア
タンクとを連通することにより、エアタンクのバネ定数
が低くなり乗り心地がよくなる。一方、車両の旋回時お
けるロールを抑え操縦安定性を良くするために各エアス
プリングのロール剛性を高くする必要がある。そこで、
従来のエアサスペンション装置は、各エアスプリングと
エアタンクとを接続する各配管中にそれぞれ電磁開閉弁
を配設し、この電磁開閉弁を旋回時に電子制御装置によ
って閉弁することにより、エアスプリングのバネ定数を
高くしてロール剛性を得るようにしている。なお、上記
電子制御装置は、操舵角検出センサや車速検出センサお
よび横加速度センサからの検出信号のもとづいて旋回時
におけるロール発生を検知し、上記電磁開閉弁を制御す
る。このような電子制御エアサスペンション装置は、乗
り心地と旋回時におけるロール剛性を確保することはで
きるが、装置全体が非常に高価となる。
の車輪を支持する車輪側部材と車体部材との間にそれぞ
れ配設されたエアスプリングを備え、この各エアスプリ
ングがエアタンクに接続されている。このようなエアサ
スペンション装置においては、各エアスプリングとエア
タンクとを連通することにより、エアタンクのバネ定数
が低くなり乗り心地がよくなる。一方、車両の旋回時お
けるロールを抑え操縦安定性を良くするために各エアス
プリングのロール剛性を高くする必要がある。そこで、
従来のエアサスペンション装置は、各エアスプリングと
エアタンクとを接続する各配管中にそれぞれ電磁開閉弁
を配設し、この電磁開閉弁を旋回時に電子制御装置によ
って閉弁することにより、エアスプリングのバネ定数を
高くしてロール剛性を得るようにしている。なお、上記
電子制御装置は、操舵角検出センサや車速検出センサお
よび横加速度センサからの検出信号のもとづいて旋回時
におけるロール発生を検知し、上記電磁開閉弁を制御す
る。このような電子制御エアサスペンション装置は、乗
り心地と旋回時におけるロール剛性を確保することはで
きるが、装置全体が非常に高価となる。
【0003】上述した電子制御エアサスペンション装置
の問題を解決し、旋回時におけるロール剛性を確保する
ことができるエアサスペンション装置が実開平3ー61
410号公報に開示されている。この公報に記載された
エアサスペンション装置は、左右一対のエアスプリング
を配管によって接続するとともに、該配管とエアタンク
とを接続する配管との接続部に左右のエアスプリングの
圧力差によって作動する摺動弁を配設し、旋回時にロー
ルが発生して左右のエアスプリングに圧力差が生じたら
摺動弁が作動して左右のエアスプリングおよびエアタン
クとの連通を遮断するように構成されている。
の問題を解決し、旋回時におけるロール剛性を確保する
ことができるエアサスペンション装置が実開平3ー61
410号公報に開示されている。この公報に記載された
エアサスペンション装置は、左右一対のエアスプリング
を配管によって接続するとともに、該配管とエアタンク
とを接続する配管との接続部に左右のエアスプリングの
圧力差によって作動する摺動弁を配設し、旋回時にロー
ルが発生して左右のエアスプリングに圧力差が生じたら
摺動弁が作動して左右のエアスプリングおよびエアタン
クとの連通を遮断するように構成されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】而して、実開平3ー6
1410号公報に開示されエアサスペンション装置は、
ロールが発生して左右のエアスプリングに圧力差が生じ
てから摺動弁が作動して左右のエアスプリングおよびエ
アタンクとの連通を遮断するので、応答性が遅い。ま
た、応答性を良くするためには摺動弁を小さい圧力差で
作動するように構成する必要があり、そのためには受圧
面積が大きい摺動弁となって、装置全体が大型化すると
いう問題がある。また、摺動弁を小さい圧力差で作動す
るように構成するには、摺動摩擦を小さくする必要があ
るが、摺動摩擦を小さくするにはシール性が問題とな
る。
1410号公報に開示されエアサスペンション装置は、
ロールが発生して左右のエアスプリングに圧力差が生じ
てから摺動弁が作動して左右のエアスプリングおよびエ
アタンクとの連通を遮断するので、応答性が遅い。ま
た、応答性を良くするためには摺動弁を小さい圧力差で
作動するように構成する必要があり、そのためには受圧
面積が大きい摺動弁となって、装置全体が大型化すると
いう問題がある。また、摺動弁を小さい圧力差で作動す
るように構成するには、摺動摩擦を小さくする必要があ
るが、摺動摩擦を小さくするにはシール性が問題とな
る。
【0005】本発明は上記事実に鑑みてなされたもの
で、その主たる技術的課題は、車両の旋回時に左右のエ
アスプリングの連通を応答性よく遮断することができる
エアサスペンション装置を提供することである。
で、その主たる技術的課題は、車両の旋回時に左右のエ
アスプリングの連通を応答性よく遮断することができる
エアサスペンション装置を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、上記主
たる技術的課題を解決するために、左右の車輪を支持す
る車輪側部材と車体部材との間に配設された左右一対の
エアスプリングと、該一対のエアスプリングに接続され
たエアタンクと、該エアタンクと該一対のエアスプリン
グを接続する配管に配設された三方弁とを有するエアサ
スペンション装置において、該車輪側部材と該三方弁と
を連結して配設され、左右の車輪が同方向に変位したと
きは該三方弁を連通状態に保持しており、左右の車輪が
逆方向に変位したときには該三方弁を連通が遮断するよ
うに作動する弁作動機構を具備する、ことを特徴とする
エアサスペンション装置が提供される。
たる技術的課題を解決するために、左右の車輪を支持す
る車輪側部材と車体部材との間に配設された左右一対の
エアスプリングと、該一対のエアスプリングに接続され
たエアタンクと、該エアタンクと該一対のエアスプリン
グを接続する配管に配設された三方弁とを有するエアサ
スペンション装置において、該車輪側部材と該三方弁と
を連結して配設され、左右の車輪が同方向に変位したと
きは該三方弁を連通状態に保持しており、左右の車輪が
逆方向に変位したときには該三方弁を連通が遮断するよ
うに作動する弁作動機構を具備する、ことを特徴とする
エアサスペンション装置が提供される。
【0007】上記三方弁は、上記エアタンク側と接続す
る第1の連通ポートと上記一対のエアスプリングと各々
接続する第2の連通ポートおよび第3の連通ポートとを
備えた弁本体と、該弁本体に回動可能に配設され各連通
ポートに対応する第1の制御ポートと第2の制御ポート
および第3の制御ポートを備えた回動弁とを具備してお
り、上記弁作動機構は、上記回動弁に一端部が取り付け
られた第1のレバーと、該第1のレバーの他端部に中間
部が回動可能に支持された第2のレバーと、該第2のレ
バーの一端部に一端が接続され他端が左右車輪側部材の
一方に連結された第1のプッシュプルケーブルと、第2
のレバーの他端部に一端が接続され他端が左右車輪側部
材の他方に連結された第2のプッシュプルケーブルとを
具備している。
る第1の連通ポートと上記一対のエアスプリングと各々
接続する第2の連通ポートおよび第3の連通ポートとを
備えた弁本体と、該弁本体に回動可能に配設され各連通
ポートに対応する第1の制御ポートと第2の制御ポート
および第3の制御ポートを備えた回動弁とを具備してお
り、上記弁作動機構は、上記回動弁に一端部が取り付け
られた第1のレバーと、該第1のレバーの他端部に中間
部が回動可能に支持された第2のレバーと、該第2のレ
バーの一端部に一端が接続され他端が左右車輪側部材の
一方に連結された第1のプッシュプルケーブルと、第2
のレバーの他端部に一端が接続され他端が左右車輪側部
材の他方に連結された第2のプッシュプルケーブルとを
具備している。
【0008】また、上記弁作動機構は、上記回動弁に自
在継ぎ手を介して一端が連結された作動ロッドと、該作
動ロッドの他端に中間部が連結された変位検出ロッドと
を具備しており、変位検出ロッドの一端が左右車輪側部
材の一方に連結され、変位検出ロッドの他端が左右車輪
側部材の他方に連結されているション装置。
在継ぎ手を介して一端が連結された作動ロッドと、該作
動ロッドの他端に中間部が連結された変位検出ロッドと
を具備しており、変位検出ロッドの一端が左右車輪側部
材の一方に連結され、変位検出ロッドの他端が左右車輪
側部材の他方に連結されているション装置。
【0009】上記弁作動機構は、上記回動弁に自在継ぎ
手を介を介して一端が連結された作動ロッドと、該作動
ロッドの他端に装着されたスプロケットと、該スプロケ
ットを車体部材に上下方向に移動可能に支持する支持部
材と、該支持部材を常に上方に移動すべく付勢する弾性
付勢部材と、スプロケットに捲回されたチェーンとによ
って構成されており、該チェーンの一端がが左右車輪側
部材の一方に連結され、該チェーンの他端が左右車輪側
部材の他方に連結されている。ペンション装置。
手を介を介して一端が連結された作動ロッドと、該作動
ロッドの他端に装着されたスプロケットと、該スプロケ
ットを車体部材に上下方向に移動可能に支持する支持部
材と、該支持部材を常に上方に移動すべく付勢する弾性
付勢部材と、スプロケットに捲回されたチェーンとによ
って構成されており、該チェーンの一端がが左右車輪側
部材の一方に連結され、該チェーンの他端が左右車輪側
部材の他方に連結されている。ペンション装置。
【0010】上記弁作動機構は、上記回動弁に一端部が
取り付けられたレバーと、該作動ロッドの他端に装着さ
れたスプロケットと、該レバーに中間部が連結された弾
性を有する作動線材とによって構成されており、該作動
線材の一端がが左右車輪側部材の一方に連結され、該作
動線材の他端が左右車輪側部材の他方に連結されてい
る。項1記載のエアサスペンション装置。
取り付けられたレバーと、該作動ロッドの他端に装着さ
れたスプロケットと、該レバーに中間部が連結された弾
性を有する作動線材とによって構成されており、該作動
線材の一端がが左右車輪側部材の一方に連結され、該作
動線材の他端が左右車輪側部材の他方に連結されてい
る。項1記載のエアサスペンション装置。
【0011】上記弁作動機構は、上記回動弁と上記車輪
側部材の中央部にそれぞれ自在継ぎ手を介して連結さ
れ、軸方向には摺動可能であるが回転力は伝達する軸継
ぎ手からなっている。
側部材の中央部にそれぞれ自在継ぎ手を介して連結さ
れ、軸方向には摺動可能であるが回転力は伝達する軸継
ぎ手からなっている。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明に従って構成された
エアサスペンション装置を図示している添付図面を参照
して、更に詳細に説明する。
エアサスペンション装置を図示している添付図面を参照
して、更に詳細に説明する。
【0013】図1には、本発明に従って構成されたエア
サスペンション装置の概略構成ブロック図が示されてい
る。図1に示すエアサスペンション装置は、左右の車輪
を支持するための例えばサスペンションレバー等の車輪
側部材1a、1bと車体部材との間に配設された左右一
対のエアスプリング2、3を備えている。左右一対のエ
アスプリング2、3は、配管4aおよび4bによって接
続されている。また、配管4aおよび4bは、配管4c
を介してサブエアタンク5に接続されている。なお、サ
ブエアタンク5は図示しないエアコンプレッサに接続さ
れたメインエアタンクに接続されている。
サスペンション装置の概略構成ブロック図が示されてい
る。図1に示すエアサスペンション装置は、左右の車輪
を支持するための例えばサスペンションレバー等の車輪
側部材1a、1bと車体部材との間に配設された左右一
対のエアスプリング2、3を備えている。左右一対のエ
アスプリング2、3は、配管4aおよび4bによって接
続されている。また、配管4aおよび4bは、配管4c
を介してサブエアタンク5に接続されている。なお、サ
ブエアタンク5は図示しないエアコンプレッサに接続さ
れたメインエアタンクに接続されている。
【0014】上記配管4aと4bおよび4cの接続部に
は、三方弁6が配設されている。この三方弁6につい
て、図2を参照して説明する。三方弁6は、弁本体61
と該弁本体61の中央部に回動可能に配設された回動弁
62とからなっている。弁本体61は、上記サブエアタ
ンク5側の配管4cと接続する第1の連通ポート611
と、上記左側のエアスプリング2側の配管4aと接続す
る第2の連通ポート612と、上記右側のエアスプリン
グ2側の配管4bと接続する第3の連通ポート613と
を備え、車体部材に装着されている。回動弁62は、上
記第1の連通ポート611と第2の連通ポート612お
よび第3の連通ポート613にそれぞれ対応する位置に
放射状に設けられた第1の制御ポート621と第2の制
御ポート622および第3の制御ポート623を備えて
おり、これら各制御ポートは互いに連通している。
は、三方弁6が配設されている。この三方弁6につい
て、図2を参照して説明する。三方弁6は、弁本体61
と該弁本体61の中央部に回動可能に配設された回動弁
62とからなっている。弁本体61は、上記サブエアタ
ンク5側の配管4cと接続する第1の連通ポート611
と、上記左側のエアスプリング2側の配管4aと接続す
る第2の連通ポート612と、上記右側のエアスプリン
グ2側の配管4bと接続する第3の連通ポート613と
を備え、車体部材に装着されている。回動弁62は、上
記第1の連通ポート611と第2の連通ポート612お
よび第3の連通ポート613にそれぞれ対応する位置に
放射状に設けられた第1の制御ポート621と第2の制
御ポート622および第3の制御ポート623を備えて
おり、これら各制御ポートは互いに連通している。
【0015】上述した三方弁6を構成する回動弁62
は、弁作動機構7によって作動されるようになってい
る。この弁作動機構7の第1の実施形態についてについ
て、図1および図3を参照して説明する。図示の実施形
態における弁作動機構7は、回動弁62に一端部が取り
付けられた第1のレバー71と、該第1のレバー71の
他端部に支持ピン73によって中間部が回動可能に支持
された第2のレバー72とを具備している。第2のレバ
ー72の一端部には第1のプッシュプルケーブル74が
連結され、また、第2のレバー72の他端部には第2の
プッシュプルケーブル75が連結されている。第1のプ
ッシュプルケーブル74は、アウターケーブル741と
インナーケーブル742とからなり、アウターケーブル
741が車体部材に取り付けられている。インナーケー
ブル742は、その一端が上記第2のレバー72の一端
部に連結され、その他端が左車輪側部材1aに連結され
ている。また、第2のプッシュプルケーブル75も車体
部材に取り付けられアウターケーブル751とインナー
ケーブル752とからなり、インナーケーブル752の
一端が上記第2のレバー72の他端部に連結され、その
他端が右車輪側部材1bに連結されている。なお、図示
の実施形態においては、上記第1のレバー71と上記三
方弁6との間にセンタリングスプリング76が配設され
ている。このセンタリングスプリング76は、第1のレ
バー71を図1に示す状態、即ち第1のレバー71を図
2に示す三方弁6の連通位置に戻すように付勢してい
る。
は、弁作動機構7によって作動されるようになってい
る。この弁作動機構7の第1の実施形態についてについ
て、図1および図3を参照して説明する。図示の実施形
態における弁作動機構7は、回動弁62に一端部が取り
付けられた第1のレバー71と、該第1のレバー71の
他端部に支持ピン73によって中間部が回動可能に支持
された第2のレバー72とを具備している。第2のレバ
ー72の一端部には第1のプッシュプルケーブル74が
連結され、また、第2のレバー72の他端部には第2の
プッシュプルケーブル75が連結されている。第1のプ
ッシュプルケーブル74は、アウターケーブル741と
インナーケーブル742とからなり、アウターケーブル
741が車体部材に取り付けられている。インナーケー
ブル742は、その一端が上記第2のレバー72の一端
部に連結され、その他端が左車輪側部材1aに連結され
ている。また、第2のプッシュプルケーブル75も車体
部材に取り付けられアウターケーブル751とインナー
ケーブル752とからなり、インナーケーブル752の
一端が上記第2のレバー72の他端部に連結され、その
他端が右車輪側部材1bに連結されている。なお、図示
の実施形態においては、上記第1のレバー71と上記三
方弁6との間にセンタリングスプリング76が配設され
ている。このセンタリングスプリング76は、第1のレ
バー71を図1に示す状態、即ち第1のレバー71を図
2に示す三方弁6の連通位置に戻すように付勢してい
る。
【0016】図1乃至図3に示すエアサスペンション装
置は以上のように構成されており、以下、その作用につ
いて図4乃至図6をも参照して説明する。車両が平坦路
を走行しているとき等左右の車輪が車体に対して同一高
さに位置しているときには、弁作動機構7を構成する各
部材は図2に示す状態にあり、三方弁6は図2に示すよ
うに第1の連通ポート611と第1の制御ポート62
1、第2の連通ポート612と第2の制御ポート622
および第3の連通ポート613と第3の制御ポート62
3がそれぞれ連通している。
置は以上のように構成されており、以下、その作用につ
いて図4乃至図6をも参照して説明する。車両が平坦路
を走行しているとき等左右の車輪が車体に対して同一高
さに位置しているときには、弁作動機構7を構成する各
部材は図2に示す状態にあり、三方弁6は図2に示すよ
うに第1の連通ポート611と第1の制御ポート62
1、第2の連通ポート612と第2の制御ポート622
および第3の連通ポート613と第3の制御ポート62
3がそれぞれ連通している。
【0017】図2に示す状態から、左右の車輪が同時に
突き上げられる所謂同相入力が作用した場合について、
図4を参照して説明する。所謂同相入力が作用すると、
左車輪側部材1aと右車輪側部材1bが車体に対して同
時に上方に変位しする。この結果、第1のプッシュプル
ケーブル74および第2のプッシュプルケーブル75の
インナーケーブル742および752は、共に第2のレ
バー72を押すことになる。このため、第2のレバー7
2は支持ピン73を中心として回動するが、第1のレバ
ー71は図1の状態が維持されており、三方弁6は図2
に示すように第1の連通ポート611と第1の制御ポー
ト621、第2の連通ポート612と第2の制御ポート
622および第3の連通ポート613と第3の制御ポー
ト623がそれぞれ連通している。従って、左右のエア
スプリング2、3は、サブエアタンク5と連通している
ので低いバネ定数が維持され、乗り心地が良い。
突き上げられる所謂同相入力が作用した場合について、
図4を参照して説明する。所謂同相入力が作用すると、
左車輪側部材1aと右車輪側部材1bが車体に対して同
時に上方に変位しする。この結果、第1のプッシュプル
ケーブル74および第2のプッシュプルケーブル75の
インナーケーブル742および752は、共に第2のレ
バー72を押すことになる。このため、第2のレバー7
2は支持ピン73を中心として回動するが、第1のレバ
ー71は図1の状態が維持されており、三方弁6は図2
に示すように第1の連通ポート611と第1の制御ポー
ト621、第2の連通ポート612と第2の制御ポート
622および第3の連通ポート613と第3の制御ポー
ト623がそれぞれ連通している。従って、左右のエア
スプリング2、3は、サブエアタンク5と連通している
ので低いバネ定数が維持され、乗り心地が良い。
【0018】次に、車両が旋回してロールが発生して左
右の車輪の一方が下方に他方が上方に変位する所謂逆相
入力が作用した場合について、図5および図6を参照し
て説明する。例えば、車両が旋回してロールが発生しは
じめて左車輪側部材1aが下方に変位し、右車輪側部材
1bが上方に変位すると、第1のプッシュプルケーブル
74のインナーケーブル742は第2のレバー72を引
っ張り、第2のプッシュプルケーブル75のインナーケ
ーブル752は第2のレバー72を押すことになる。こ
の結果、第2のレバー72は支持ピン73を中心として
回動することなく、図5において左方に変位する。この
ため、第1のレバー71は三方弁6の回動弁62を図5
において矢印で示す方向に回動せしめる。従って、三方
弁6は図6に示すように各連通ポート611、612、
613と各制御ポート621、622、623の連通が
遮断されるので、左右のエアスプリング2、3は高いバ
ネ定数となり、ロール剛性が高くなり旋回時の操縦安定
性が向上する。このように、図1乃至図6に示す実施形
態においては、三方弁6の回動弁62を作動する弁作動
機構7は車輪側部材1a、1bと機械的に連結されてい
るので、車輪側部材1a、1bの車体に対する変位を迅
速かつ確実に回動弁62に伝えることができ、応答性を
向上することができる。
右の車輪の一方が下方に他方が上方に変位する所謂逆相
入力が作用した場合について、図5および図6を参照し
て説明する。例えば、車両が旋回してロールが発生しは
じめて左車輪側部材1aが下方に変位し、右車輪側部材
1bが上方に変位すると、第1のプッシュプルケーブル
74のインナーケーブル742は第2のレバー72を引
っ張り、第2のプッシュプルケーブル75のインナーケ
ーブル752は第2のレバー72を押すことになる。こ
の結果、第2のレバー72は支持ピン73を中心として
回動することなく、図5において左方に変位する。この
ため、第1のレバー71は三方弁6の回動弁62を図5
において矢印で示す方向に回動せしめる。従って、三方
弁6は図6に示すように各連通ポート611、612、
613と各制御ポート621、622、623の連通が
遮断されるので、左右のエアスプリング2、3は高いバ
ネ定数となり、ロール剛性が高くなり旋回時の操縦安定
性が向上する。このように、図1乃至図6に示す実施形
態においては、三方弁6の回動弁62を作動する弁作動
機構7は車輪側部材1a、1bと機械的に連結されてい
るので、車輪側部材1a、1bの車体に対する変位を迅
速かつ確実に回動弁62に伝えることができ、応答性を
向上することができる。
【0019】次に、弁作動機構7の第2の実施形態につ
いて、図7を参照して説明する。図7に示す弁作動機構
7aは、三方弁6の回動弁62に自在継ぎ手71aを介
して一端が連結された作動ロッド72aと、該作動ロッ
ド72aの他端に中間部が溶接等の固着手段によって連
結された変位検出ロッド73aとを具備しており、変位
検出ロッド73aの一端が左車輪側部材1aに連結さ
れ、その他端が右車輪側部材1bに連結されている。こ
のように構成された弁作動機構7aに左右の車輪が同時
に突き上げられる所謂同相入力が作用した場合には、図
7において1点鎖線で示すように作動ロッド72aは自
在継ぎ手71aを支点として上下に揺動するが回動しな
い。従って、三方弁6は図2に示すように第1の連通ポ
ート611と第1の制御ポート621、第2の連通ポー
ト612と第2の制御ポート622および第3の連通ポ
ート613と第3の制御ポート623がそれぞれ連通し
ている。一方、車両が旋回してロールが発生して左右の
車輪の一方が下方に他方が上方に変位する所謂逆相入力
が作用した場合には、変位検出ロッド73aが図7にお
いて2点鎖線で示すように変位するため、作動ロッド7
2aは矢印74aで示す方向に回動せしめられる。従っ
て、三方弁6は図6に示すように各連通ポート611、
612、613と各制御ポート621、622、623
の連通が遮断される。
いて、図7を参照して説明する。図7に示す弁作動機構
7aは、三方弁6の回動弁62に自在継ぎ手71aを介
して一端が連結された作動ロッド72aと、該作動ロッ
ド72aの他端に中間部が溶接等の固着手段によって連
結された変位検出ロッド73aとを具備しており、変位
検出ロッド73aの一端が左車輪側部材1aに連結さ
れ、その他端が右車輪側部材1bに連結されている。こ
のように構成された弁作動機構7aに左右の車輪が同時
に突き上げられる所謂同相入力が作用した場合には、図
7において1点鎖線で示すように作動ロッド72aは自
在継ぎ手71aを支点として上下に揺動するが回動しな
い。従って、三方弁6は図2に示すように第1の連通ポ
ート611と第1の制御ポート621、第2の連通ポー
ト612と第2の制御ポート622および第3の連通ポ
ート613と第3の制御ポート623がそれぞれ連通し
ている。一方、車両が旋回してロールが発生して左右の
車輪の一方が下方に他方が上方に変位する所謂逆相入力
が作用した場合には、変位検出ロッド73aが図7にお
いて2点鎖線で示すように変位するため、作動ロッド7
2aは矢印74aで示す方向に回動せしめられる。従っ
て、三方弁6は図6に示すように各連通ポート611、
612、613と各制御ポート621、622、623
の連通が遮断される。
【0020】次に、弁作動機構7の第3の実施形態につ
いて、図8を参照して説明する。図8に示す弁作動機構
7bは、三方弁6の回動弁62に自在継ぎ手71bを介
を介して一端が連結された作動ロッド72bと、該作動
ロッド72bの他端に装着されたスプロケット73b
と、該スプロケット73bを車体部材に案内杆74bに
沿って上下方向に移動可能に支持する支持部材75b
と、該支持部材75bを常に上方に移動すべく付勢する
コイルスプリング76bと、上記スプロケット73bに
捲回されたチェーン77bとによって構成されており、
チェーン77bの一端が左車輪側部材1aに連結され、
その他端が右車輪側部材1bに連結されている。このよ
うに構成された弁作動機構7bに左右の車輪が同時に突
き上げられる所謂同相入力が作用した場合には、図8に
おいて1点鎖線で示すようにスプロケット73bが上下
に移動するため作動ロッド72bは自在継ぎ手71bを
支点として上下に揺動するが回動しない。従って、三方
弁6は図2に示すように第1の連通ポート611と第1
の制御ポート621、第2の連通ポート612と第2の
制御ポート622および第3の連通ポート613と第3
の制御ポート623がそれぞれ連通している。一方、車
両が旋回してロールが発生して左右の車輪の一方が下方
に他方が上方に変位する所謂逆相入力が作用した場合に
は、チェーン75bが図8において2点鎖線で示すよう
に変位するため、スプロケット73bが矢印78aで示
す方向に回動せしめられるので、該スプロケット73b
を装着した作動ロッド72bは矢印78aで示す方向に
回動せしめられる。従って、三方弁6は図6に示すよう
に各連通ポート611、612、613と各制御ポート
621、622、623の連通が遮断される。
いて、図8を参照して説明する。図8に示す弁作動機構
7bは、三方弁6の回動弁62に自在継ぎ手71bを介
を介して一端が連結された作動ロッド72bと、該作動
ロッド72bの他端に装着されたスプロケット73b
と、該スプロケット73bを車体部材に案内杆74bに
沿って上下方向に移動可能に支持する支持部材75b
と、該支持部材75bを常に上方に移動すべく付勢する
コイルスプリング76bと、上記スプロケット73bに
捲回されたチェーン77bとによって構成されており、
チェーン77bの一端が左車輪側部材1aに連結され、
その他端が右車輪側部材1bに連結されている。このよ
うに構成された弁作動機構7bに左右の車輪が同時に突
き上げられる所謂同相入力が作用した場合には、図8に
おいて1点鎖線で示すようにスプロケット73bが上下
に移動するため作動ロッド72bは自在継ぎ手71bを
支点として上下に揺動するが回動しない。従って、三方
弁6は図2に示すように第1の連通ポート611と第1
の制御ポート621、第2の連通ポート612と第2の
制御ポート622および第3の連通ポート613と第3
の制御ポート623がそれぞれ連通している。一方、車
両が旋回してロールが発生して左右の車輪の一方が下方
に他方が上方に変位する所謂逆相入力が作用した場合に
は、チェーン75bが図8において2点鎖線で示すよう
に変位するため、スプロケット73bが矢印78aで示
す方向に回動せしめられるので、該スプロケット73b
を装着した作動ロッド72bは矢印78aで示す方向に
回動せしめられる。従って、三方弁6は図6に示すよう
に各連通ポート611、612、613と各制御ポート
621、622、623の連通が遮断される。
【0021】次に、弁作動機構7の第4の実施形態につ
いて、図9を参照して説明する。図9に示す弁作動機構
7cは、三方弁6の回動弁62に一端部が取り付けられ
たレバー71cと、該レバー71cに中間部が連結され
たピアノ線等の弾性を有する作動線材72cとによって
構成されており、該作動線材72の一端が左車輪側部材
1aに連結され、その他端が右車輪側部材1bに連結さ
れている。このように構成された弁作動機構7cに左右
の車輪が同時に突き上げられる所謂同相入力が作用した
場合には、図8において1点鎖線で示すように作動線材
72cが弾性変形するがレバー71cは回動されない。
従って、三方弁6は図2に示すように第1の連通ポート
611と第1の制御ポート621、第2の連通ポート6
12と第2の制御ポート622および第3の連通ポート
613と第3の制御ポート623がそれぞれ連通してい
る。一方、車両が旋回してロールが発生して左右の車輪
の一方が下方に他方が上方に変位する所謂逆相入力が作
用した場合には、作動線材72cが図8において2点鎖
線で示すように変位するため、レバー71cは矢印73
cで示す方向に回動せしめられる。従って、三方弁6は
図6に示すように各連通ポート611、612、613
と各制御ポート621、622、623の連通が遮断さ
れる。なお、図8に示す実施形態においては、1本の作
動線材72cの中間部をレバー71cに連結した例を示
したが、作動線材72cは2本に分割してもよい。
いて、図9を参照して説明する。図9に示す弁作動機構
7cは、三方弁6の回動弁62に一端部が取り付けられ
たレバー71cと、該レバー71cに中間部が連結され
たピアノ線等の弾性を有する作動線材72cとによって
構成されており、該作動線材72の一端が左車輪側部材
1aに連結され、その他端が右車輪側部材1bに連結さ
れている。このように構成された弁作動機構7cに左右
の車輪が同時に突き上げられる所謂同相入力が作用した
場合には、図8において1点鎖線で示すように作動線材
72cが弾性変形するがレバー71cは回動されない。
従って、三方弁6は図2に示すように第1の連通ポート
611と第1の制御ポート621、第2の連通ポート6
12と第2の制御ポート622および第3の連通ポート
613と第3の制御ポート623がそれぞれ連通してい
る。一方、車両が旋回してロールが発生して左右の車輪
の一方が下方に他方が上方に変位する所謂逆相入力が作
用した場合には、作動線材72cが図8において2点鎖
線で示すように変位するため、レバー71cは矢印73
cで示す方向に回動せしめられる。従って、三方弁6は
図6に示すように各連通ポート611、612、613
と各制御ポート621、622、623の連通が遮断さ
れる。なお、図8に示す実施形態においては、1本の作
動線材72cの中間部をレバー71cに連結した例を示
したが、作動線材72cは2本に分割してもよい。
【0022】次に、弁作動機構7の第5の実施形態につ
いて、図10および図11を参照して説明する。図10
に示す弁作動機構7dは、左右の車輪が一体のアクスル
ケースによって支持された所謂リジットサスペンション
に本発明を適用した例を示すものである。図10に示す
弁作動機構7dは、車輪側部材としてのアクスルケース
1dの中間部であるファイナルケース1eに一端が自在
継ぎ手71dを介して連結されたスプラインスリーブ7
2dと、三方弁6の回動弁62に一端が自在継ぎ手73
dを介して連結されその他端部が上記スプラインスリー
ブ72dに摺動可能にスプライン嵌合されたスプライン
74dとよって構成された軸継ぎ手70dからなってい
る。このように構成された軸継ぎ手70dは、軸方向に
は摺動可能であるが回転力は伝達する。以上のように構
成された弁作動機構7dに左右の車輪が同時に突き上げ
られる所謂同相入力が作用した場合には、アクスルケー
ス1dが平行に上下に変位するため、軸継ぎ手70dは
自在継ぎ手73dを支点として上下に揺動するが回動し
ない。従って、三方弁6は図2に示すように第1の連通
ポート611と第1の制御ポート621、第2の連通ポ
ート612と第2の制御ポート622および第3の連通
ポート613と第3の制御ポート623がそれぞれ連通
している。一方、車両が旋回してロールが発生して左右
の車輪の一方が下方に他方が上方に変位する所謂逆相入
力が作用した場合には、アクスルケース1dが図11に
示すように変位するため、軸継ぎ手70dが三方弁6に
対して矢印75dで示す方向に所定角度回動したことに
なる。従って、三方弁6は図6に示すように各連通ポー
ト611、612、613と各制御ポート621、62
2、623の連通が遮断される。
いて、図10および図11を参照して説明する。図10
に示す弁作動機構7dは、左右の車輪が一体のアクスル
ケースによって支持された所謂リジットサスペンション
に本発明を適用した例を示すものである。図10に示す
弁作動機構7dは、車輪側部材としてのアクスルケース
1dの中間部であるファイナルケース1eに一端が自在
継ぎ手71dを介して連結されたスプラインスリーブ7
2dと、三方弁6の回動弁62に一端が自在継ぎ手73
dを介して連結されその他端部が上記スプラインスリー
ブ72dに摺動可能にスプライン嵌合されたスプライン
74dとよって構成された軸継ぎ手70dからなってい
る。このように構成された軸継ぎ手70dは、軸方向に
は摺動可能であるが回転力は伝達する。以上のように構
成された弁作動機構7dに左右の車輪が同時に突き上げ
られる所謂同相入力が作用した場合には、アクスルケー
ス1dが平行に上下に変位するため、軸継ぎ手70dは
自在継ぎ手73dを支点として上下に揺動するが回動し
ない。従って、三方弁6は図2に示すように第1の連通
ポート611と第1の制御ポート621、第2の連通ポ
ート612と第2の制御ポート622および第3の連通
ポート613と第3の制御ポート623がそれぞれ連通
している。一方、車両が旋回してロールが発生して左右
の車輪の一方が下方に他方が上方に変位する所謂逆相入
力が作用した場合には、アクスルケース1dが図11に
示すように変位するため、軸継ぎ手70dが三方弁6に
対して矢印75dで示す方向に所定角度回動したことに
なる。従って、三方弁6は図6に示すように各連通ポー
ト611、612、613と各制御ポート621、62
2、623の連通が遮断される。
【0023】
【発明の効果】本発明によるエアサスペンション装置は
以上のように構成されているので、以下に述べる作用効
果を奏する。
以上のように構成されているので、以下に述べる作用効
果を奏する。
【0024】即ち、本発明によるエアサスペンション装
置は、車輪側部材と左右一対のエアスプリングを接続す
る配管に配設された三方弁とを連結して配設され、左右
の車輪が同方向に変位したときは該三方弁を連通状態に
保持しており、左右の車輪が逆方向に変位したときには
該三方弁を連通が遮断するように作動する弁作動機構を
備えたので、車両の旋回時に左右の車輪が車体との間に
変位すると、三方弁に機械的に連結された弁作動機構に
よって迅速かつ確実に回動弁を作動して三方弁を連通が
遮断する。従って、左右一対のエアスプリングの圧力差
によって摺動弁を作動させる先行技術に比して、応答性
を向上することができる。
置は、車輪側部材と左右一対のエアスプリングを接続す
る配管に配設された三方弁とを連結して配設され、左右
の車輪が同方向に変位したときは該三方弁を連通状態に
保持しており、左右の車輪が逆方向に変位したときには
該三方弁を連通が遮断するように作動する弁作動機構を
備えたので、車両の旋回時に左右の車輪が車体との間に
変位すると、三方弁に機械的に連結された弁作動機構に
よって迅速かつ確実に回動弁を作動して三方弁を連通が
遮断する。従って、左右一対のエアスプリングの圧力差
によって摺動弁を作動させる先行技術に比して、応答性
を向上することができる。
【図1】本発明に従って構成されたエアサスペンション
装置の概略構成ブロック図。
装置の概略構成ブロック図。
【図2】図1に示すエアサスペンション装置に装備する
三方弁の断面図。
三方弁の断面図。
【図3】図1に示すエアサスペンション装置に装備する
弁作動機構の第1の実施形態を示す要部斜視図。
弁作動機構の第1の実施形態を示す要部斜視図。
【図4】図1に示すエアサスペンション装置に同相入力
が作用した場合を示す説明図。
が作用した場合を示す説明図。
【図5】図1に示すエアサスペンション装置に逆相入力
が作用した場合を示す説明図。
が作用した場合を示す説明図。
【図6】図1に示すエアサスペンション装置に装備する
三方弁の作動状態を示す断面図。
三方弁の作動状態を示す断面図。
【図7】図1に示すエアサスペンション装置に装備する
弁作動機構の第2の実施形態を示す斜視図。
弁作動機構の第2の実施形態を示す斜視図。
【図8】図1に示すエアサスペンション装置に装備する
弁作動機構の第3の実施形態を示す斜視図。
弁作動機構の第3の実施形態を示す斜視図。
【図9】図1に示すエアサスペンション装置に装備する
弁作動機構の第4の実施形態を示す斜視図。
弁作動機構の第4の実施形態を示す斜視図。
【図10】図1に示すエアサスペンション装置に装備す
る弁作動機構の第5の実施形態を示す斜視図。
る弁作動機構の第5の実施形態を示す斜視図。
【図11】図10に示す弁作動機構の作動状態を示す説
明図。
明図。
1a:左車輪側部材 1b:右車輪側部材 1d:アクスルケース 1e:ファイナルケース 2:左エアスプリング 3:右エアスプリング 配管4a、4b、4c:配管 5:サブエアタンク 6:三方弁 61:三方弁の弁本体 62:三方弁の回動弁 7:弁作動機構 71:第1のレバー 72:第2のレバー 73:支持ピン 74:第1のプッシュプルケーブル 75:第2のプッシュプルケーブル 7a:弁作動機構 71a:自在継ぎ手 72a:作動ロッド 73a:変位検出ロッド 7b:弁作動機構 71b:在継ぎ手 72b:作動ロッド 73b:スプロケット 74b:案内杆 75b:支持部材 76b:コイルスプリング 77b:チェーン 7c:弁作動機構 71c:レバー 72c:作動線材 7d:弁作動機構 70d:軸継ぎ手 71d:自在継ぎ手 72d:スプラインスリーブ 73d:自在継ぎ手 74d:スプライン軸
Claims (6)
- 【請求項1】 左右の車輪を支持する車輪側部材と車体
部材との間に配設された左右一対のエアスプリングと、
該一対のエアスプリングに接続されたエアタンクと、該
エアタンクと該一対のエアスプリングを接続する配管に
配設された三方弁とを有するエアサスペンション装置に
おいて、 該車輪側部材と該三方弁とを連結して配設され、左右の
車輪が同方向に変位したときは該三方弁を連通状態に保
持しており、左右の車輪が逆方向に変位したときには該
三方弁を連通が遮断するように作動する弁作動機構を具
備する、 ことを特徴とするエアサスペンション装置。 - 【請求項2】 該三方弁は、該エアタンク側と接続する
第1の連通ポートと該一対のエアスプリングと各々接続
する第2の連通ポートおよび第3の連通ポートとを備え
た弁本体と、該弁本体に回動可能に配設され該各連通ポ
ートに対応する第1の制御ポートと第1の制御ポートお
よび第3の制御ポートを備えた回動弁とを具備してお
り、 該弁作動機構は、該回動弁に一端部が取り付けられた第
1のレバーと、該第1のレバーの他端部に中間部が回動
可能に支持された第2のレバーと、該第2のレバーの一
端部に一端が連結され他端が左右車輪側部材の一方に連
結された第1のプッシュプルケーブルと、該第2のレバ
ーの他端部に一端が連結され他端が左右車輪側の他方に
連結された第2のプッシュプルケーブルとを具備してい
る、請求項1記載のエアサスペンション装置。 - 【請求項3】 該三方弁は、該エアタンク側と接続する
第1の連通ポートと該一対のエアスプリングと各々接続
する第2の連通ポートおよび第3の連通ポートとを備え
た弁本体と、該弁本体に回動可能に配設され該各連通ポ
ートに対応する第1の制御ポートと第1の制御ポートお
よび該第3の制御ポートを備えた回動弁とを具備してお
り、 該弁作動機構は、該回動弁に自在継ぎ手を介して一端が
連結された作動ロッドと、該作動ロッドの他端に中間部
が連結された変位検出ロッドとを具備しており、該変位
検出ロッドの一端が左右車輪側部材の一方に連結され、
該変位検出ロッドの他端が左右車輪側部材の他方に連結
されている、請求項1記載のエアサスペンション装置。 - 【請求項4】 該三方弁は、該エアタンク側と接続する
第1の連通ポートと該一対のエアスプリングと各々接続
する第2の連通ポートおよび第3の連通ポートとを備え
た弁本体と、該弁本体に回動可能に配設され該各連通ポ
ートに対応する第1の制御ポートと第1の制御ポートお
よび該第3の制御ポートを備えた回動弁とを具備してお
り、 該弁作動機構は、該回動弁に自在継ぎ手を介を介して一
端が連結された作動ロッドと、該作動ロッドの他端に装
着されたスプロケットと、該スプロケットを車体部材に
上下方向に移動可能に支持する支持部材と、該支持部材
を常に上方に移動すべく付勢する弾性付勢部材と、該ス
プロケットに捲回されたチェーンとによって構成されて
おり、該チェーンの一端がが左右車輪側部材の一方に連
結され、該チェーンの他端が左右車輪側部材の他方に連
結されている、請求項1記載のエアサスペンション装
置。 - 【請求項5】 該三方弁は、該エアタンク側と接続する
第1の連通ポートと該一対のエアスプリングと各々接続
する第2の連通ポートおよび第3の連通ポートとを備え
た弁本体と、該弁本体に回動可能に配設され該各連通ポ
ートに対応する第1の制御ポートと第1の制御ポートお
よび該第3の制御ポートを備えた回動弁とを具備してお
り、 該弁作動機構は、該回動弁に一端部が取り付けられたレ
バーと、該作動ロッドの他端に装着されたスプロケット
と、該レバーに中間部が連結された弾性を有する作動線
材とによって構成されており、該作動線材の一端がが左
右車輪側部材の一方に連結され、該作動線材の他端が左
右車輪側部材の他方に連結されている、請求項1記載の
エアサスペンション装置。 - 【請求項6】 該三方弁は、該エアタンク側と接続する
第1の連通ポートと該一対のエアスプリングと各々接続
する第2の連通ポートおよび第3の連通ポートとを備え
た弁本体と、該弁本体に回動可能に配設され該各連通ポ
ートに対応する第1の制御ポートと第1の制御ポートお
よび該第3の制御ポートを備えた回動弁とを具備してお
り、 該弁作動機構は、該回動弁と該車輪側部材の中央部にそ
れぞれ自在継ぎ手を介して連結され、軸方向には摺動可
能であるが回転力は伝達する軸継ぎ手からなっている、
請求項1記載のエアサスペンション装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10309856A JP2000127736A (ja) | 1998-10-30 | 1998-10-30 | エアサスペンション装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10309856A JP2000127736A (ja) | 1998-10-30 | 1998-10-30 | エアサスペンション装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000127736A true JP2000127736A (ja) | 2000-05-09 |
Family
ID=17998125
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10309856A Withdrawn JP2000127736A (ja) | 1998-10-30 | 1998-10-30 | エアサスペンション装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000127736A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20010093470A (ko) * | 2000-03-29 | 2001-10-29 | 김장수 | 유압장치 |
KR100475906B1 (ko) * | 2001-10-19 | 2005-03-10 | 현대자동차주식회사 | 에어서스펜션 차량의 롤 스태빌라이저 장치 |
JP2012111393A (ja) * | 2010-11-26 | 2012-06-14 | Toyota Motor Corp | 車両のサスペンション装置 |
-
1998
- 1998-10-30 JP JP10309856A patent/JP2000127736A/ja not_active Withdrawn
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