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JP2000125301A - 画像符号化装置 - Google Patents

画像符号化装置

Info

Publication number
JP2000125301A
JP2000125301A JP31684198A JP31684198A JP2000125301A JP 2000125301 A JP2000125301 A JP 2000125301A JP 31684198 A JP31684198 A JP 31684198A JP 31684198 A JP31684198 A JP 31684198A JP 2000125301 A JP2000125301 A JP 2000125301A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image
area
moving
encoding
data
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP31684198A
Other languages
English (en)
Inventor
Norikazu Hagitani
則和 萩谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Engineering Ltd
Original Assignee
NEC Engineering Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NEC Engineering Ltd filed Critical NEC Engineering Ltd
Priority to JP31684198A priority Critical patent/JP2000125301A/ja
Publication of JP2000125301A publication Critical patent/JP2000125301A/ja
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  • Compression Or Coding Systems Of Tv Signals (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】映像信号の静止領域と動領域とを求め、発生情
報量を抑えることが可能な高解像度の画像符号化装置を
提供する。 【解決手段】映像データを比較器135によりしきい値
と比較して静止領域と動領域を検出し、静止領域は符号
化器13による符号化を止め、動領域のみ高解像度で符
号化可能にする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は画像符号化装置、特
に符号化領域を限定することが可能な画像符号化装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】特開平1−154691号公報には、従
来の動画像伝送装置が開示されている。この従来装置に
あっては、動領域と静止領域とを求め、静止領域は符号
化を止め、動領域のみ符号化を行っている。このよう
に、静止領域は符号化を止めてベクトルのみを伝送する
ことで、符号化による発生情報量を大幅に抑えることが
可能になる。また、動領域の量子化(符号化)を通常よ
り細かく設定することで、一層鮮明な画質で符号化し伝
送することが可能となる。
【0003】図4に、従来の画像付号化部のブロック図
を示す。この符号化部では、入力される画像データ(又
は映像信号)が入力される減算器42a、42bを有す
る。更に、比較器43、選択器44、DCT(Discrete
Cosine Transform)45、QNT(Quantizer)4
6、VLC47、IQNT48、IDCT49、加算器
50、FM(フレームメモリ)51、選択器52、サブ
ブロック分割回路53、背景メモリ54、比較器55、
静止領域検出器56及び選択器60を備える。
【0004】この従来の画像符号化部は、フレーム間予
測、又は背景予測のいずれか一方を行い、背景予測で
は、静止領域の符号化効率を向上させる為に、サブブロ
ックに分割して符号化を行っている。
【0005】この符号化部に入力される画像データは、
減算器42a、42bにより、前記フレームのデータと
差分をとり、符号化される。減算器41では、フレーム
間予測又は背景予測により符号化、復号化されたデータ
が蓄積されるフレームメモリ51が出力する前フレーム
のデータと減算を行う。他方、減算器42bでは、背景
メモリ54が出力する前フレームのデータと減算を行
う。両減算器42a、42bの出力は、共に比較器43
に出力され、差分の小さい方を符号化する。つまり、比
較器43でフレーム間予測を行うか背景予測を行うかを
選択する。選択器44は、フレーム間予測であれば減算
器42aの出力を選択し、背景予測であれば減算器42
bを選択する。
【0006】背景予測を行う場合には、参照する前フレ
ームデータは、背景メモリ54から読出したデータとす
る。背景メモリ54へ書込まれるデータは、フレームメ
モリ51が出力する前フレームデータを符号化単価であ
るブロックを更に細分化する為に、サブブロック分割回
路53により、サブブロックに分割する。比較器55で
は、サブブロックの大きさで動領域か静止領域かを検出
する。動領域又は数フレームの間静止領域であれば、選
択器60により背景メモリ54の出力がそのまま背景メ
モリ54へ書込まれる。動領域から静止領域に移行中で
あれば、静止領域検出回路56により静止領域で特定さ
れた場合のみ、選択器60により背景メモリ54の内容
を書き換える。よって、背景メモリ54は、サブブロッ
ク単位で検出した静止領域のデータを蓄える。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上述の従来の画像符号
化装置によると、動領域と静止領域を分けて符号化す
る。静止領域の予測誤差を抑えることにより画面全体の
圧縮効率を向上させるが、動領域に対しての圧縮効率を
上げる為の工夫をして画面全体の圧縮効率を向上させる
ものではないので、動領域において画質向上の為の何ら
かの工夫がなされていないという課題があった。
【0008】また、従来の画像符号化装置によると、静
止領域の検出及び静止領域の予測効率を上げる為に背景
メモリが必須であり、伝送するデータはサブブロックよ
り大きいブロック単位で符号化を行うのに対して、背景
メモリへデータを書込む為にサブブロック分割回路を必
要とするので、回路構成が複雑且つ大きくなるという課
題があった。
【0009】そこで、本発明の目的は、背景メモリ及び
サブブロック分割回路を不要にすることにより、回路構
成の簡易化及び特性/性能の向上を図る画像符号化装置
を提供することにある。
【0010】また、本発明の別の目的は、背景、静止領
域、もしくは選択された領域の符号化を行わないことに
より伝送効率を向上する画像符号化装置を提供すること
にある。
【0011】
【課題を解決するための手段】前述の課題を解決するた
め、本発明による画像符号化装置は、次のような特徴的
な構成を採用している。
【0012】(1)入力されるアナログ映像信号をデジ
タル信号に変換する画像符号化装置において、前記映像
信号を複数のブロックに分けて夫々のしきい値と比較す
る比較器を設け、該比較器の比較結果がしきい値以下で
あれば静止領域とし、前記しきい値より大きければ動領
域とし、前記静止領域は、符号化を止め、前記動領域
は、高解像度で符号化する画像符号化装置。
【0013】(2)前記動領域から静止領域の移り変わ
りを数フレームの保護を行う保護回路を設けた上記
(1)の画像符号化装置。
【0014】(3)前記保護回路により、前記静止領域
のDCT係数を0固定とする選択器を有する上記(2)
の画像符号化装置。
【0015】(4)前記選択器に代って前記DCT係数
に0か1を乗じる乗算器を備える上記(3)の画像符号
化装置。
【0016】(5)前記静止領域で伝送するベクトルの
代わりに固定データを伝送する画像データ格納メモリを
備える上記(1)、(2)、(3)、又は(4)の画像
符号化装置。
【0017】(6)前記保護回路がON/OFF選択可
能である上記(2)、(3)、(4)又は(5)の画像
符号化装置。
【0018】即ち、本発明の画像符号化装置によると、
動領域と静止領域を求め、静止領域は符号化を止め、動
領域のみ符号化を行う。これにより、静止領域は符号化
を止めてベクトルのみを伝送することで符号化による発
生情報量を大幅に抑え、その分だけ動領域の量子化/符
号化を通常より細かく設定し、鮮明な画質の符号化で伝
送することを可能にする。
【0019】本発明の画像符号化装置によると、背景、
静止領域もしくは選択領域の符号化は行わない。過去の
データとの差分を何回かとり、この差分がある値を超え
ない限り静止領域とみなし、ベクトルのみ又は固定値を
伝送する。
【0020】また、この手法で特定した静止領域では、
DCT係数に強制的に0を乗ずることとし、伝送するデ
ータはベクトルのみとする。ここで、ベクトルは0でも
可能とする。静止領域の発生情報量としては、ベクトル
のみとなるので、通常の符号化で得られる情報量より小
さい値となる。また、ベクトルを0固定とすることで、
静止領域の発生情報量は、より小さい値となる。
【0021】逆に、動領域では通常の符号化より多くの
情報量を発生させることが可能となる。よって、動領域
においては、量子化を細かく設定することが可能となる
ので、高画質に符号化することができる。
【0022】また、本発明の画像符号化装置にあって
は、ON/OFF機能を有する。例えば、DCT係数に
0か1を乗ずる乗算器があり、ONに設定された場合、
差分値がしきい値より小さければDCT係数に0を乗ず
る。しきい値より大きければ、DCT係数に1を乗じ
る。OFFの場合には、DCT係数に常時1を乗じる。
別の手法としては、選択器により差分値がしきい値より
大きければ、本来のDCT係数を選択し、しきい値より
小さければ0を選択する。OFFに設定されていれば常
に本来のDCT係数を選択する。
【0023】更に、前フレームと差分が発生すれば、動
領域とする。但し、動領域の検出は、差分値のしきい値
及び数フレームの保護をかけることで行う。保護回路
は、カウンタ、メモリ、保護段数検出とカウンタ出力を
比較する比較器、比較器の結果とカウンタ出力を除算す
る減算器とから構成される。この保護回路により静止領
域では瞬間的に動く物体については無視され、動領域で
は常に安定した高画質の符号化が可能となる。
【0024】例えば、遠隔教育等のアプリケーションに
おいてテニスの教育を行っている場合を考える。ラケッ
トを握っている講師の映像は細かく量子化で符号化さ
れ、背景であるテニスコートは静止領域として符号化は
行なわずベクトル0のみを伝送する。これにより、ネッ
ト等の細かい画像に情報量をとらえることがなくなり、
講師だけが鮮明な画像として符号化されることとなる。
また、講師の後ろを一瞬の間転がるボール等は、保護回
路により無視され、講師の映像は鮮明なまま符号化され
ることとなる。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、本発明の画像符号化装置の
好適実施形態例を添付図、特に図1乃至図3を参照して詳
細に説明する。
【0026】先ず、本発明の画像符号化装置を使用する
画像伝送装置のブロック図を示す図1を参照して説明す
る。図1の画像伝送装置は、自局側画像伝送装置10
と、対局側画像伝送装置30とが相互に伝送路100に
て接続されて構成されている。自局側画像伝送装置10
には、カメラ71とモニタ72が接続され、同様に対局
側画像伝送装置30にはモニタ81とカメラ82とリモ
コン83とが接続されている。
【0027】自局側画像伝送装置10は、カメラ71か
らの信号を受けてアナログデジタル変換するAD変換部
11、前処理部12、符号化部13、送信バッファメモ
リ14、MUX(マルチプレクサ)15、DMUX(デ
マルチプレクサ)16、受信バッファメモリ17、復号
化部18、後処理部19及びDA(デジタルアナログ)
変換部20を含む。このDA変換部20の出力はモニタ
72に入力される。
【0028】他方、対局側画像伝送装置30は、DMU
X31、受信バッファメモリ32、復号化部33、後処
理部34、DA変換部35、AD変換部36、前処理部
37、符号化部38、送信バッファメモリ39、MUX
40及びリモートコントローラレシーバ41を含んでい
る。DA変換部35の出力は、モニタ81に入力され
る。AD変換部36には、カメラ82の出力が入力され
る。また、リモートコントローラレシーバ41には、リ
モコン83からのリモートコントロール信号が入力され
る。
【0029】このように構成された画像伝送装置におい
て、自局側画像伝送装置10のカメラ71の出力映像信
号は、AD変換部11によりデジタル信号に変換され、
前処理部12においてフィルタリング及びスキャン(走
査)変換される。スキャン変換されたデータは、ブロッ
ク毎に符号化部13で符号化される。この符号化部13
では、図2を参照して後述する如く、静止画像領域の符
号化を止め、動領域を高画質に符号化する。符号化部1
3で符号化された画像データは、送信バッファメモリ1
4に蓄えられ、音声信号及び制御信号等とMUX15に
より多重化されて伝送路100へ送出される。
【0030】同様に、対局側画像伝送装置30において
も、カメラ82からの映像信号は、AD変換部36、前
処理部37、符号化部38、送信バッファメモリ39及
びMUX40を介して伝送路100に送出される。この
対局側画像伝送装置30のカメラ82からの画像データ
は、DMUX16により映像信号、音声信号、制御信号
等に分離される。
【0031】また、このDMUX16は、対局側画像伝
送装置30に接続されたリモコン83等の制御措置によ
り設定されて、諸機能のON/OFF設定、しきい値設
定、動領域検出の保護段数設定信号を分離し、符号化部
13へ出力する。DMUX16より分離された映像信号
は、受信バッファメモリ17に蓄えられ、復号化部18
へ出力される。復号化部18により復号化された映像信
号は、後処理部19でスキャン変換、フィルタリング処
理等の後に、DA変換部20によりアナログ信号に変換
されてモニタ72に入力される。
【0032】次に、図2を参照して、本発明の画像符号
化装置である図1の符号化部13の構成を説明する。図
2のブロック図に示す如く、この画像符号化装置は、画
像データが入力される遅延回路(mD)131、動ベク
トル検出部143に加えて減算器132、DCT13
3、QNT134、VLC147、比較器135、保護
回路136、選択器137、IQNT138、IDCT
139、選択器145、量子化選択回路146、遅延回
路(nD)144、加算器140及びフレームメモリ
(FM)141、142を含んでいる。
【0033】図1の前処理部12より出力される画像デ
ータは、遅延回路(mD)131と、動ベクトル検出部
143に入力される。遅延回路131は、動ベクトル検
出部143が動ベクトル検出に要する処理時間の遅延を
与える。遅延回路131より出力される現フレームの画
像データは、フレームメモリ(FM)141が出力する
前フレームの画像データとの差分を減算器132により
求める。この減算器132が求める差分値は、DCT1
33と比較器135に入力される。
【0034】比較器135は、DMUX16より分離又
は自局側画像伝送装置10内で設定したしきい値と比較
する。比較結果がしきい値以上であれば静止領域検出と
し、しきい値より大きければ動領域検出とする。
【0035】検出結果は、保護回路136へ入力され、
静止領域と動領域の特定を行う。保護回路136により
静止領域と特定された場合、選択器137は、DCT係
数を0固定としてDCT133に出力する。DCT13
3は、0でDCTされるので、変換結果は全て0とな
る。QNT134は、0を量子化するので、量子化結果
は全て0となる。VLC147は、0と検出ベクトルを
可変長符号化し、MUX15へ出力する。
【0036】また、QNT134の出力は、IQNT
(逆量子化)138へも出力される。ここでは、QNT
134で量子化されたデータを逆量子化する。この逆量
子化されたデータは、IDCT139で逆DCT変換さ
れ、加算器140へ送られる。加算器140は、現フレ
ームのデータと、前フレームのデータの差分を加算す
る。加算されたデータは、フレームメモリ(FM)14
1、142へ入力される。
【0037】動ベクトル検出部143は、フレームメモ
リ142から出力される前フレームのデータと前処理部
12から出力される現フレームのデータから動きベクト
ルを検出する。検出されたベクトルは、フレームメモリ
141へ入力して、検出したベクトル分移動した前フレ
ームのデータが減算器132と遅延回路144に送られ
る。遅延回路(nD)144は、符号処理に要する処理
時間の遅延を与える。
【0038】保護回路136により動領域と特定された
場合、選択器145は、DCT係数を出力するので、通
常の変換が行われる。量子化幅選択回路146は、発生
情報量より量子化幅を算出しQNT134へ出力する。
QNT134の出力は、VLC147とIQNT138
へ入力され、静止領域の場合と同様の処理を行う。
【0039】次に、図3を参照して保護回路136の具
体的構成のブロック図を説明する。この保護回路136
は、メモリ501、nビットカウンタ502、複数のA
NDゲート503、比較器504、減算器505及びO
Rゲート506を有する。
【0040】保護回路136は、動領域から静止領域の
移り変わりを数フレームの保護をかける。nビットカウ
ンタ502は、各処理ブロック毎に動領域が検出された
回数をカウント(計数)する。nビットカウンタ502
には、メモリ501に蓄えられた前フレームの動領域検
出数がロードされる。動領域であれば、カンウン値は1
繰り上げる。静止領域であれば、nビットカウンタ50
2は動作せず、ANDゲート503によりカウント値は
0にされる。ANDゲート503は、保護フレーム数に
より増減する。
【0041】図3においては、保護フレーム数を最大1
6フレームとした場合の構成である。カウント値は、比
較器504と減算器505に入力される。比較器504
では、DMUX16より分離又は自局側画像伝送装置1
0内で設定された保護段数と比較を行う。比較結果が保
護段数より小さければ0を出力し、静止領域と特定す
る。比較結果が保護段数と等しければ1を出力し、動領
域と特定する。比較結果は、符号化停止選択信号として
図2の選択器137、145へ出力する。
【0042】減算器505は、カウント値から比較結果
を演算し、その結果をメモリ501へ出力する。比較結
果が保護段数より小さければ0が出力されるので、減算
器505は、カウント値をそのままメモリ501へ出力
する。比較結果が保護段数と等しければ1を出力するの
で、カンウント値は1減算された値がメモリ501へ出
力される。
【0043】ここで、保護段数を32とした場合には、
nビットカウンタ502の出力が3のとき比較器504
の出力は1となる。メモリ501へは3−1=2を出力
する。nビットカウンタ502の出力が2のとき、比較
器504の出力は0となる。メモリ501へは、2−0
=2を出力する。よって保護回路136は、nビットカ
ウンタ502のカウンタ値が3となるまで静止領域とし
ている。
【0044】上述の説明から理解される如く、保護回路
136により動領域と特定された場合、選択器137は
DCT係数を出力するので、通常の変換が行われる。量
子化幅選択回路146は、発生情報量より量子化幅を算
出してQNT134へ出力する。静止領域で抑えられた
分、動領域で情報量を発生させることが可能なるので、
従来の画像符号化装置に比べて、より細かい量子化を行
うことが可能になる。これにより、動領域の解像度は向
上し、より鮮明な映像として符号化が可能になる。
【0045】また、保護回路136がない場合には、発
生情報量が前フレームより急激に多く発生することが考
えられる。例えば、画面の上半分が静止領域であり、下
半分が動領域で符号化を行った場合、本発明での1フレ
ーム中の情報量は下半分の静領域で得られた値である。
ここに、静止領域で新たに発生した動領域の発生情報量
を加えると、1フレームの中の発生情報量は、前フレー
ムの値より多くなり、発生情報量を抑える為に動領域の
量子化を粗くする等して発生情報量を抑える。
【0046】しかし、数フレーム後に動きが停止する一
時的に動く物体を細かく量子化したり、動領域の発生情
報量を抑える為に量子化を粗くするのは符号化効率が落
ちてしまう。そこで、本発明の画像符号化装置にあって
は、静止領域から動領域への移り変わりの検出に数フレ
ームの保護を持たせる為に保護回路26が設けられてい
る。
【0047】図3の保護回路136は、ON/OFF信
号により、ON/OFF設定が可能である。図3におい
て、ON/OFF信号をOFFに設定した場合、ORゲ
ート506により符号化停止設定信号が1固定となる。
そこで、図2の符号化部の比較器135の結果に拘らず
全て動領域として符号化を行う。
【0048】図2の符号化において、遅延回路131、
144は、フリップフロップ回路やSRAM等で構成可
能である。
【0049】以上、本発明の画像符号化装置及びそれを
使用する画像伝送装置の実施形態例を詳述した。しか
し、本発明は斯る特定例のみに限定されるべきではな
く、用途に応じて適宜種々の変形変更が可能であること
勿論である。例えば、図2の符号化部において選択器1
37は乗算器に置換することも可能である。この乗算器
は、DCT係数に1か0を乗ずるもので、ONに設定す
る場合、差分値がしきい値より小さければDCT係数に
0を乗じる。他方、しき値より大きければDCT係数に
1を乗じる。また、OFFの場合には、DCT係数に常
に1を乗じる構成とする。
【0050】静止領域で伝送されるデータは、0を量子
化したデータと検出ベクトル又は0ベクトルが可変長符
号化され伝送される。ベクトルの代わりに固定値を送る
ことも可能である。この場合には、固定値は任意の画像
データとして静止領域を別の画像に重ねることも可能で
ある。例えば、壁紙となるデータを符号化側の装置内に
用意しておき、静止領域と判断された領域は壁紙に置き
換えて送信し、動領域は、実際のデータを送信する。壁
紙を設けるることで、背景により人物が見にくいという
問題は解消される。また、情報量を動領域にのみ発生さ
せることが可能となり、低レートでも高画質の伝送が可
能になる。
【0051】
【発明の効果】上述の説明から理解される如く、本発明
の画像符号化装置によると、静止領域の符号化を止める
ことで、発生情報量を抑え、その分を動領域の符号化に
利用するので、動領域の画像は通常よりも細かく量子化
幅で符号化を行うことができ、高解像度の符号化が可能
なる。また、ベクトルを0にすることで、静止領域は安
定した映像を伝送することができる。
【0052】また、保護回路を使用することにより、静
止領域では瞬間的に動く物体を無視し、動領域では常に
安定した高画質の符号化が可能であるので、動領域の圧
縮効果率を保つことが可能である等の実用上の顕著な効
果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の画像符号化装置が使用可能な画像伝送
装置のブロック図である。
【図2】本発明の画像符号化装置の好適実施形態例のブ
ロック図である。
【図3】図2の画像符号化装置に使用される保護回路の
具体例のブロック図である。
【図4】従来の画像符号化装置のブロック図である。
【符号の説明】
10 自局側画像伝送装置 30 対局側画像伝送装置 100 伝送路 71、82 カメラ 72、81 モニタ 83 リモコン 11、36 AD変換部 12、37 前処理部 13、38 符号化部 14、39 送信バッファメモリ 15、40 MUX(マルチプレクサ) 16、31 DMUX(デマルチプレクサ) 17、32 受信バッファメモリ 18、33 復号化部 19、34 後処理部 20、35 DA変換部 41 リモートコントローラレシーバ 131、144 遅延回路 132、505 減算器 133 DCT 134 QNT 135、504 比較器 136 保護回路 137、145 選択器 138 IQNT 139 IDCT 140 加算器 141、142 フレームメモリ 143 動ベクトル検出部 146 量子化選択回路 147 VLC 501 メモリ 502 nビットカウンタ 503 ANDゲート 506 ORゲート

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】入力されるアナログ映像信号をデジタル信
    号に変換する画像符号化装置において、 前記映像信号を複数のブロックに分けて夫々のしきい値
    と比較する比較器を設け、 該比較器の比較結果がしきい値以下であれば静止領域と
    し、 前記しきい値より大きければ動領域とし、 前記静止領域は、符号化を止め、前記動領域は、高解像
    度で符号化することを特徴とする画像符号化装置。
  2. 【請求項2】前記動領域から静止領域の移り変わりを数
    フレームの保護を行う保護回路を設けたことを特徴とす
    る請求項1に記載の画像符号化装置。
  3. 【請求項3】前記保護回路により、前記静止領域のDC
    T係数を0固定とする選択器を有することを特徴とする
    請求項2に記載の画像符号化装置。
  4. 【請求項4】前記選択器に代って前記DCT係数に0か
    1を乗じる乗算器を備えることを特徴とする請求項3に
    記載の画像符号化装置。
  5. 【請求項5】前記静止領域で伝送するベクトルの代わり
    に固定データを伝送する画像データ格納メモリを備える
    ことを特徴とする請求項1、2、3、又は4に記載の画
    像符号化装置。
  6. 【請求項6】前記保護回路がON/OFF選択可能であ
    ることを特徴とする請求項2、3、4又は5に記載の画
    像符号化装置。
JP31684198A 1998-10-20 1998-10-20 画像符号化装置 Pending JP2000125301A (ja)

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