JP2000123846A - 燃料電池システム - Google Patents
燃料電池システムInfo
- Publication number
- JP2000123846A JP2000123846A JP10296673A JP29667398A JP2000123846A JP 2000123846 A JP2000123846 A JP 2000123846A JP 10296673 A JP10296673 A JP 10296673A JP 29667398 A JP29667398 A JP 29667398A JP 2000123846 A JP2000123846 A JP 2000123846A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- fuel cell
- fuel
- reformer
- cell system
- cell stack
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01M—PROCESSES OR MEANS, e.g. BATTERIES, FOR THE DIRECT CONVERSION OF CHEMICAL ENERGY INTO ELECTRICAL ENERGY
- H01M8/00—Fuel cells; Manufacture thereof
- H01M8/06—Combination of fuel cells with means for production of reactants or for treatment of residues
- H01M8/0606—Combination of fuel cells with means for production of reactants or for treatment of residues with means for production of gaseous reactants
- H01M8/0612—Combination of fuel cells with means for production of reactants or for treatment of residues with means for production of gaseous reactants from carbon-containing material
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01M—PROCESSES OR MEANS, e.g. BATTERIES, FOR THE DIRECT CONVERSION OF CHEMICAL ENERGY INTO ELECTRICAL ENERGY
- H01M2300/00—Electrolytes
- H01M2300/0017—Non-aqueous electrolytes
- H01M2300/0065—Solid electrolytes
- H01M2300/0082—Organic polymers
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01M—PROCESSES OR MEANS, e.g. BATTERIES, FOR THE DIRECT CONVERSION OF CHEMICAL ENERGY INTO ELECTRICAL ENERGY
- H01M8/00—Fuel cells; Manufacture thereof
- H01M8/04—Auxiliary arrangements, e.g. for control of pressure or for circulation of fluids
- H01M8/04007—Auxiliary arrangements, e.g. for control of pressure or for circulation of fluids related to heat exchange
- H01M8/04014—Heat exchange using gaseous fluids; Heat exchange by combustion of reactants
- H01M8/04022—Heating by combustion
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01M—PROCESSES OR MEANS, e.g. BATTERIES, FOR THE DIRECT CONVERSION OF CHEMICAL ENERGY INTO ELECTRICAL ENERGY
- H01M8/00—Fuel cells; Manufacture thereof
- H01M8/04—Auxiliary arrangements, e.g. for control of pressure or for circulation of fluids
- H01M8/04082—Arrangements for control of reactant parameters, e.g. pressure or concentration
- H01M8/04089—Arrangements for control of reactant parameters, e.g. pressure or concentration of gaseous reactants
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E60/00—Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
- Y02E60/30—Hydrogen technology
- Y02E60/50—Fuel cells
Landscapes
- Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Manufacturing & Machinery (AREA)
- Sustainable Development (AREA)
- Sustainable Energy (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
- Electrochemistry (AREA)
- General Chemical & Material Sciences (AREA)
- Fuel Cell (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 燃料電池スタックの電極触媒の一酸化炭素被
毒を防止し、起動時の制御性を容易にし、且つ改質器の
クールダウンを無理なく早く行う。 【解決手段】 水素を主成分とする燃料ガスに炭化水素
系燃料を改質する改質器1と、前記燃料ガスと酸化剤ガ
スを利用して発電する燃料電池スタック2を備える燃料
電池システムにおいて、前記改質器1から排出する燃料
ガスの一酸化炭素濃度検出手段(CO濃度計7)と、前
記燃料ガスの供給先を前記燃料電池スタック2以外に切
り替える切替手段(三方切替弁8)を備え、前記燃料電
池スタック以外の供給先に前記燃料ガスを燃焼する燃焼
手段(バーナ3)を、改質器1と独立に設けたことを特
徴とするの燃料電池システム。
毒を防止し、起動時の制御性を容易にし、且つ改質器の
クールダウンを無理なく早く行う。 【解決手段】 水素を主成分とする燃料ガスに炭化水素
系燃料を改質する改質器1と、前記燃料ガスと酸化剤ガ
スを利用して発電する燃料電池スタック2を備える燃料
電池システムにおいて、前記改質器1から排出する燃料
ガスの一酸化炭素濃度検出手段(CO濃度計7)と、前
記燃料ガスの供給先を前記燃料電池スタック2以外に切
り替える切替手段(三方切替弁8)を備え、前記燃料電
池スタック以外の供給先に前記燃料ガスを燃焼する燃焼
手段(バーナ3)を、改質器1と独立に設けたことを特
徴とするの燃料電池システム。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は燃料電池システムに
関する。
関する。
【0002】
【従来の技術】大気の汚染をできる限り減らすために自
動車の排ガス対策が重要になっており、その対策の一つ
として電気自動車が使用されているが、充電設備や走行
距離などの問題で普及に至っていない。
動車の排ガス対策が重要になっており、その対策の一つ
として電気自動車が使用されているが、充電設備や走行
距離などの問題で普及に至っていない。
【0003】燃料電池は、水素と酸素を使用して電気分
解の逆反応で発電し、水以外の排出物がなくクリーンな
発電装置として注目されており、前記燃料電池を使用し
た自動車が最も将来性のあるクリーンな自動車であると
見られている。前記燃料電池の中でも固体高分子電解質
型燃料電池が低温で作動するため自動車用として最も有
望である。
解の逆反応で発電し、水以外の排出物がなくクリーンな
発電装置として注目されており、前記燃料電池を使用し
た自動車が最も将来性のあるクリーンな自動車であると
見られている。前記燃料電池の中でも固体高分子電解質
型燃料電池が低温で作動するため自動車用として最も有
望である。
【0004】前記固体高分子電解質型燃料電池システム
は、一般的に二つの電極(燃料極と酸化剤極)で固体高
分子電解質を挟んだ構造をしている多数のセルが積層さ
れている燃料電池スタック、該燃料電池スタックに水素
を主成分とする燃料ガスを製造して供給する改質器、酸
化剤ガスを供給する酸化剤ガス供給手段及びガス配管
と、それらを制御する制御装置から構成されている。
は、一般的に二つの電極(燃料極と酸化剤極)で固体高
分子電解質を挟んだ構造をしている多数のセルが積層さ
れている燃料電池スタック、該燃料電池スタックに水素
を主成分とする燃料ガスを製造して供給する改質器、酸
化剤ガスを供給する酸化剤ガス供給手段及びガス配管
と、それらを制御する制御装置から構成されている。
【0005】前記燃料極側には前記燃料ガスが、前記酸
化剤極側には前記酸化剤ガスが送られ、電気化学反応に
より発電する。
化剤極側には前記酸化剤ガスが送られ、電気化学反応に
より発電する。
【0006】改質器は、炭化水素系燃料と水を蒸発させ
てガス化し、改質触媒(例えば、Pd触媒とCu−Zn
触媒等)に接触させて水素を主成分とする燃料ガスを製
造する装置である。炭化水素系燃料としては、メタノー
ル、エタノール、ガソリン等の液体燃料や天然ガス、L
PG等の気体燃料が考えられる。一般的には、コスト、
取り扱い性及び改質特性の良さのためメタノールが用い
られる。
てガス化し、改質触媒(例えば、Pd触媒とCu−Zn
触媒等)に接触させて水素を主成分とする燃料ガスを製
造する装置である。炭化水素系燃料としては、メタノー
ル、エタノール、ガソリン等の液体燃料や天然ガス、L
PG等の気体燃料が考えられる。一般的には、コスト、
取り扱い性及び改質特性の良さのためメタノールが用い
られる。
【0007】前記改質触媒により製造される燃料ガスは
一酸化炭素を0.5〜1%含んでおり、そのまま燃料電
池スタックに供給すると前記燃料極の電極触媒を被毒
し、燃料電池の発電性能を著しく低下させる。
一酸化炭素を0.5〜1%含んでおり、そのまま燃料電
池スタックに供給すると前記燃料極の電極触媒を被毒
し、燃料電池の発電性能を著しく低下させる。
【0008】前記改質器内部にはCO除去部が設けら
れ、CO除去触媒により前記燃料ガスから一酸化炭素を
除去して燃料電池スタックに供給する。
れ、CO除去触媒により前記燃料ガスから一酸化炭素を
除去して燃料電池スタックに供給する。
【0009】しかし、起動時には前記改質器の温度が十
分上昇していないため、前記CO除去部を通過した後で
も燃料ガス中の一酸化炭素濃度が高くなっている。この
燃料ガスを燃料電池スタックに供給すると前記燃料極の
電極触媒を被毒し、燃料電池の発電性能を著しく低下さ
せる。
分上昇していないため、前記CO除去部を通過した後で
も燃料ガス中の一酸化炭素濃度が高くなっている。この
燃料ガスを燃料電池スタックに供給すると前記燃料極の
電極触媒を被毒し、燃料電池の発電性能を著しく低下さ
せる。
【0010】一方、燃料電池システムの停止時にも改質
器への空気の供給が遮断されるので、燃料ガス中の一酸
化炭素濃度が高くなる。この時、水とメタノールの供給
は停止され、改質器の加熱も停止されているが、まだ温
度が十分高いので、残留している水とメタノールが蒸発
して内部のガス圧力が高くなり、燃料ガスは燃料電池ス
タックに供給され電極を被毒する。
器への空気の供給が遮断されるので、燃料ガス中の一酸
化炭素濃度が高くなる。この時、水とメタノールの供給
は停止され、改質器の加熱も停止されているが、まだ温
度が十分高いので、残留している水とメタノールが蒸発
して内部のガス圧力が高くなり、燃料ガスは燃料電池ス
タックに供給され電極を被毒する。
【0011】前記被毒を防止するために遮断弁により改
質器と燃料電池スタックを連結する管路を遮断すると前
記改質器の内圧が上昇してしまう問題があり、且つ改質
器が冷えたときに燃料ガス中の水蒸気が凝縮して改質触
媒やCO除去触媒に付着して触媒性能を低下させる問題
がある。また、切替弁により改質器に残留している燃料
ガスを大気中に放出すれば、大気を汚染してしまう問題
がある。
質器と燃料電池スタックを連結する管路を遮断すると前
記改質器の内圧が上昇してしまう問題があり、且つ改質
器が冷えたときに燃料ガス中の水蒸気が凝縮して改質触
媒やCO除去触媒に付着して触媒性能を低下させる問題
がある。また、切替弁により改質器に残留している燃料
ガスを大気中に放出すれば、大気を汚染してしまう問題
がある。
【0012】従来技術として、特開平8−293312
号公報には、燃料電池システムの起動時の一酸化炭素濃
度が高い燃料ガス及び停止時に改質器に残留している燃
料ガスを燃料電池スタックに送らず、改質器中の炭化水
素系燃料と水を蒸発させる蒸発部に送って燃焼させる燃
料電池システムが開示されている。
号公報には、燃料電池システムの起動時の一酸化炭素濃
度が高い燃料ガス及び停止時に改質器に残留している燃
料ガスを燃料電池スタックに送らず、改質器中の炭化水
素系燃料と水を蒸発させる蒸発部に送って燃焼させる燃
料電池システムが開示されている。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来技
術は、起動時には改質するために蒸発させる炭化水素系
燃料と水の量と、前記蒸発部で燃焼させる燃焼量とのバ
ランスを取ることが困難になり、燃料電池システムの起
動時の制御性が悪くなる問題がある。従来技術はまた、
停止時には前記蒸発部で燃焼しているのでクールダウン
が遅くなる上、改質器が空だき状態になる不具合が発生
する。
術は、起動時には改質するために蒸発させる炭化水素系
燃料と水の量と、前記蒸発部で燃焼させる燃焼量とのバ
ランスを取ることが困難になり、燃料電池システムの起
動時の制御性が悪くなる問題がある。従来技術はまた、
停止時には前記蒸発部で燃焼しているのでクールダウン
が遅くなる上、改質器が空だき状態になる不具合が発生
する。
【0014】本発明は上記課題を解決したもので、燃料
電池スタックの電極触媒の一酸化炭素被毒を防止し、起
動時の制御性を容易にし、且つ改質器のクールダウンを
無理なく早く行うことができる燃料電池システムを提供
する。
電池スタックの電極触媒の一酸化炭素被毒を防止し、起
動時の制御性を容易にし、且つ改質器のクールダウンを
無理なく早く行うことができる燃料電池システムを提供
する。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記技術的課題を解決す
るために、本発明の請求項1において講じた技術的手段
(以下、第1の技術的手段と称する。)は、水素を主成
分とする燃料ガスに炭化水素系燃料を改質する改質器
と、前記燃料ガスと酸化剤ガスを利用して発電する燃料
電池スタックを備える燃料電池システムにおいて、前記
改質器から排出する燃料ガスの一酸化炭素濃度検出手段
と、前記燃料ガスの供給先を前記燃料電池スタック以外
に切り替える切替手段を備え、前記燃料電池スタック以
外の供給先に前記燃料ガスを燃焼する燃焼手段を、改質
器と独立に設けたことを特徴とするの燃料電池システム
である。
るために、本発明の請求項1において講じた技術的手段
(以下、第1の技術的手段と称する。)は、水素を主成
分とする燃料ガスに炭化水素系燃料を改質する改質器
と、前記燃料ガスと酸化剤ガスを利用して発電する燃料
電池スタックを備える燃料電池システムにおいて、前記
改質器から排出する燃料ガスの一酸化炭素濃度検出手段
と、前記燃料ガスの供給先を前記燃料電池スタック以外
に切り替える切替手段を備え、前記燃料電池スタック以
外の供給先に前記燃料ガスを燃焼する燃焼手段を、改質
器と独立に設けたことを特徴とするの燃料電池システム
である。
【0016】上記第1の技術的手段による効果は、以下
のようである。
のようである。
【0017】即ち、一酸化炭素濃度が高い燃料ガスを改
質器から独立した燃焼手段で燃焼させるので、燃料電池
スタックの電極触媒の一酸化炭素被毒を防止し、且つ改
質器の制御と独立に燃焼させることができ、起動時の制
御性が良く、停止時に改質器を無理なく早くクールダウ
ンする燃料電池システムができる効果を有する。
質器から独立した燃焼手段で燃焼させるので、燃料電池
スタックの電極触媒の一酸化炭素被毒を防止し、且つ改
質器の制御と独立に燃焼させることができ、起動時の制
御性が良く、停止時に改質器を無理なく早くクールダウ
ンする燃料電池システムができる効果を有する。
【0018】上記技術的課題を解決するために、本発明
の請求項2において講じた技術的手段(以下、第2の技
術的手段と称する。)は、前記燃焼手段が前記燃料電池
スタックから排出される未利用燃料ガスを燃焼する燃焼
手段であることを特徴とする請求項1記載の燃料電池シ
ステムである。
の請求項2において講じた技術的手段(以下、第2の技
術的手段と称する。)は、前記燃焼手段が前記燃料電池
スタックから排出される未利用燃料ガスを燃焼する燃焼
手段であることを特徴とする請求項1記載の燃料電池シ
ステムである。
【0019】上記第2の技術的手段による効果は、以下
のようである。
のようである。
【0020】即ち、前記未利用燃料ガスを燃焼する燃焼
手段と共通の燃焼手段を利用することができるので、燃
料電池システムを小型にできる効果を有する。
手段と共通の燃焼手段を利用することができるので、燃
料電池システムを小型にできる効果を有する。
【0021】上記技術的課題を解決するために、本発明
の請求項3において講じた技術的手段(以下、第3の技
術的手段と称する。)は、前記燃焼手段の燃焼エネルギ
ーを利用してタービンを回転して、前記燃焼エネルギー
を回収することを特徴とする請求項2記載の燃料電池シ
ステムである。
の請求項3において講じた技術的手段(以下、第3の技
術的手段と称する。)は、前記燃焼手段の燃焼エネルギ
ーを利用してタービンを回転して、前記燃焼エネルギー
を回収することを特徴とする請求項2記載の燃料電池シ
ステムである。
【0022】上記第3の技術的手段による効果は、以下
のようである。
のようである。
【0023】即ち、前記燃焼手段の燃焼エネルギーを再
利用することができるので、高効率な燃料電池システム
ができる効果を有する。
利用することができるので、高効率な燃料電池システム
ができる効果を有する。
【0024】上記技術的課題を解決するために、本発明
の請求項4において講じた技術的手段(以下、第4の技
術的手段と称する。)は、前記タービンの回転を電力に
変換する発電装置を有することを特徴とする請求項3記
載の燃料電池システムである。
の請求項4において講じた技術的手段(以下、第4の技
術的手段と称する。)は、前記タービンの回転を電力に
変換する発電装置を有することを特徴とする請求項3記
載の燃料電池システムである。
【0025】上記第4の技術的手段による効果は、以下
のようである。
のようである。
【0026】即ち、前記燃焼手段の燃焼エネルギーを電
力として回収できるので、燃料電池システムの発電効率
を向上させることができる。
力として回収できるので、燃料電池システムの発電効率
を向上させることができる。
【0027】上記技術的課題を解決するために、本発明
の請求項5において講じた技術的手段(以下、第5の技
術的手段と称する。)は、前記タービンの回転を、燃料
電池システムに必要な酸化剤ガスを供給する酸化剤ガス
供給手段の動力とすることを特徴とする請求項3記載の
燃料電池システムである。
の請求項5において講じた技術的手段(以下、第5の技
術的手段と称する。)は、前記タービンの回転を、燃料
電池システムに必要な酸化剤ガスを供給する酸化剤ガス
供給手段の動力とすることを特徴とする請求項3記載の
燃料電池システムである。
【0028】上記第5の技術的手段による効果は、以下
のようである。
のようである。
【0029】即ち、前記燃焼手段の燃焼エネルギーを、
燃料電池システムに必要な酸化剤ガスを供給する酸化剤
ガス供給手段の動力として利用できるので、高効率な燃
料電池システムができる。
燃料電池システムに必要な酸化剤ガスを供給する酸化剤
ガス供給手段の動力として利用できるので、高効率な燃
料電池システムができる。
【0030】上記技術的課題を解決するために、本発明
の請求項6において講じた技術的手段(以下、第6の技
術的手段と称する。)は、前記酸化剤ガス供給手段が、
前記タービン及びモータを動力として酸化剤ガスを燃料
電池スタックに供給する装置であることを特徴とする請
求項5記載の燃料電池システムである。
の請求項6において講じた技術的手段(以下、第6の技
術的手段と称する。)は、前記酸化剤ガス供給手段が、
前記タービン及びモータを動力として酸化剤ガスを燃料
電池スタックに供給する装置であることを特徴とする請
求項5記載の燃料電池システムである。
【0031】上記第5の技術的手段による効果は、以下
のようである。
のようである。
【0032】即ち、前記燃焼手段で燃焼が開始していな
い燃料電池システムの始動時にはモータの動力で酸化剤
ガスを供給することができ、始動時以降には改質器から
排出される一酸化炭素濃度の高い燃料ガスまたは燃料電
池スタックから排出される未利用燃料ガスの燃焼エネル
ギーを利用して酸化剤ガスを供給することができるの
で、始動時とそれ以降で別の酸化剤ガス供給手段を設け
る必要がなく、燃料電池システムを小型化できる効果を
有する。
い燃料電池システムの始動時にはモータの動力で酸化剤
ガスを供給することができ、始動時以降には改質器から
排出される一酸化炭素濃度の高い燃料ガスまたは燃料電
池スタックから排出される未利用燃料ガスの燃焼エネル
ギーを利用して酸化剤ガスを供給することができるの
で、始動時とそれ以降で別の酸化剤ガス供給手段を設け
る必要がなく、燃料電池システムを小型化できる効果を
有する。
【0033】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例について、
図面に基づいて説明する。
図面に基づいて説明する。
【0034】図1は、本発明の実施例の固体高分子電解
質型燃料電池システム図である。本実施例の構成を説明
する。
質型燃料電池システム図である。本実施例の構成を説明
する。
【0035】前記固体高分子電解質型燃料電池システム
は、改質器1、燃料電池スタック2、燃焼手段であるバ
ーナ3及びターボアシストコンプレッサ4から構成され
ている。また前記固体高分子電解質型燃料電池システム
には、水タンク5、メタノールタンク6、一酸化炭素濃
度検出手段であるCO濃度計7、切替手段である三方切
替弁8、9などが備えられている。
は、改質器1、燃料電池スタック2、燃焼手段であるバ
ーナ3及びターボアシストコンプレッサ4から構成され
ている。また前記固体高分子電解質型燃料電池システム
には、水タンク5、メタノールタンク6、一酸化炭素濃
度検出手段であるCO濃度計7、切替手段である三方切
替弁8、9などが備えられている。
【0036】前記改質器1は、燃料である水とメタノー
ルを改質して水素を主成分とする燃料ガスに変換する装
置で、燃焼部101、蒸発部102、改質部103及び
CO除去部104から構成されている。前記改質器1の
燃焼部101は、メタノールを貯蔵しているメタノール
タンク6とメタノールポンプP3を介して連結し、エア
ーコンプレッサC1と空気管路13を介して連結してい
る。前記改質器1の蒸発部102は、水を貯蔵している
水タンク5と水ポンプP1を介して連結し、前記メタノ
ールタンク6とメタノールポンプP2を介して連結して
いる。
ルを改質して水素を主成分とする燃料ガスに変換する装
置で、燃焼部101、蒸発部102、改質部103及び
CO除去部104から構成されている。前記改質器1の
燃焼部101は、メタノールを貯蔵しているメタノール
タンク6とメタノールポンプP3を介して連結し、エア
ーコンプレッサC1と空気管路13を介して連結してい
る。前記改質器1の蒸発部102は、水を貯蔵している
水タンク5と水ポンプP1を介して連結し、前記メタノ
ールタンク6とメタノールポンプP2を介して連結して
いる。
【0037】また前記改質器1は、燃料ガス管路14を
介して三方切替弁8に連結している。前記燃料ガス管路
14には、前記改質器1から排出される燃料ガス中の一
酸化炭素濃度を検出するCO濃度計7が備えられてい
る。前記三方切替弁8は、燃料ガス管路15を介して燃
料電池スタック2の燃料ガス供給口21と連結してい
る。前記三方切替弁8はまた、燃料ガス管路12を介し
てバーナ3の空気供給口31と連結している。
介して三方切替弁8に連結している。前記燃料ガス管路
14には、前記改質器1から排出される燃料ガス中の一
酸化炭素濃度を検出するCO濃度計7が備えられてい
る。前記三方切替弁8は、燃料ガス管路15を介して燃
料電池スタック2の燃料ガス供給口21と連結してい
る。前記三方切替弁8はまた、燃料ガス管路12を介し
てバーナ3の空気供給口31と連結している。
【0038】前記ターボアシストコンプレッサ4は、タ
ービン41、モータ42、コンプレッサ43から構成さ
れている。前記コンプレッサ43は、酸化剤ガスである
空気を圧縮して供給する酸化剤ガス供給手段で、空気管
路16を介して三方切替弁9と連結している。前記コン
プレッサ43はまた、空気管路16から分岐している空
気管路16aを介して流量制御バルブV1と、同じく空
気管路16から分岐している空気管路16bを介して流
量制御バルブV2と連結している。
ービン41、モータ42、コンプレッサ43から構成さ
れている。前記コンプレッサ43は、酸化剤ガスである
空気を圧縮して供給する酸化剤ガス供給手段で、空気管
路16を介して三方切替弁9と連結している。前記コン
プレッサ43はまた、空気管路16から分岐している空
気管路16aを介して流量制御バルブV1と、同じく空
気管路16から分岐している空気管路16bを介して流
量制御バルブV2と連結している。
【0039】前記流量制御バルブV1は空気管路16c
を介して改質器1の改質部103と連結し、前記流量制
御バルブV2は空気管路16dを介して改質器1のCO
除去部104と連結している。
を介して改質器1の改質部103と連結し、前記流量制
御バルブV2は空気管路16dを介して改質器1のCO
除去部104と連結している。
【0040】前記三方切替弁9は、空気管路17を介し
て燃料電池スタック2の空気供給口22と連結してい
る。前記三方切替弁9はまた、空気管路18を介してバ
ーナ3の空気供給口34と連結している。
て燃料電池スタック2の空気供給口22と連結してい
る。前記三方切替弁9はまた、空気管路18を介してバ
ーナ3の空気供給口34と連結している。
【0041】前記燃料電池スタック2の未利用燃料ガス
排出口23は、未利用燃料ガス管路19を介して逆止弁
11と連結している。前記逆止弁11は、未利用燃料ガ
ス管路25を介してバーナ3の燃料ガス供給口32と連
結している。
排出口23は、未利用燃料ガス管路19を介して逆止弁
11と連結している。前記逆止弁11は、未利用燃料ガ
ス管路25を介してバーナ3の燃料ガス供給口32と連
結している。
【0042】前記燃料電池スタック2の未利用空気排出
口24は、未利用空気管路20を介して逆止弁10と連
結している。前記逆止弁10は、未利用空気管路15を
介してバーナ3の空気供給口33と連結している。
口24は、未利用空気管路20を介して逆止弁10と連
結している。前記逆止弁10は、未利用空気管路15を
介してバーナ3の空気供給口33と連結している。
【0043】バーナ3は、未利用燃料ガス及び一酸化炭
素濃度の高い燃料ガスを燃焼する燃焼手段である。バー
ナ3はまた、燃料電池システムを停止した時に改質器1
に残留している燃料ガスを燃焼する燃焼手段を兼ねてい
る。前記バーナ3の排ガス排出口35は、排ガス管路2
7を介してターボアシストコンプレッサ4のタービン4
1と連結している。
素濃度の高い燃料ガスを燃焼する燃焼手段である。バー
ナ3はまた、燃料電池システムを停止した時に改質器1
に残留している燃料ガスを燃焼する燃焼手段を兼ねてい
る。前記バーナ3の排ガス排出口35は、排ガス管路2
7を介してターボアシストコンプレッサ4のタービン4
1と連結している。
【0044】以下、本実施例の動作及び作用について説
明する。
明する。
【0045】燃料電池システムが起動されると、メタノ
ールタンク6からメタノールポンプP3によりメタノー
ルが改質器1の燃焼部101に供給される。ターボアシ
ストコンプレッサ4のモータ42も起動されてコンプレ
ッサ43が起動される。同時にエアーコンプレッサC1
も起動される。
ールタンク6からメタノールポンプP3によりメタノー
ルが改質器1の燃焼部101に供給される。ターボアシ
ストコンプレッサ4のモータ42も起動されてコンプレ
ッサ43が起動される。同時にエアーコンプレッサC1
も起動される。
【0046】前記燃焼部101に供給されたメタノール
は、前記エアーコンプレッサC1から供給された空気を
助燃剤として燃焼し、蒸発器102を加熱する。
は、前記エアーコンプレッサC1から供給された空気を
助燃剤として燃焼し、蒸発器102を加熱する。
【0047】水タンク5から水ポンプP1により水が、
またメタノールタンク6からメタノールポンプP2によ
りメタノールが改質器1の蒸発部102に供給される。
供給された水とメタノールは、前記改質器1の蒸発部1
02で気化され改質部103に送られる。
またメタノールタンク6からメタノールポンプP2によ
りメタノールが改質器1の蒸発部102に供給される。
供給された水とメタノールは、前記改質器1の蒸発部1
02で気化され改質部103に送られる。
【0048】前記改質部103では、水とメタノールの
蒸気はターボアシストコンプレッサ4のコンプレッサ4
3から流量制御バルブV1を介して送られた空気と混合
され、改質触媒(例えば、Pd触媒とCu−Zn触媒
等)により水素を主成分とする燃料ガスに下記の反応で
改質されCO除去部104に送られる。
蒸気はターボアシストコンプレッサ4のコンプレッサ4
3から流量制御バルブV1を介して送られた空気と混合
され、改質触媒(例えば、Pd触媒とCu−Zn触媒
等)により水素を主成分とする燃料ガスに下記の反応で
改質されCO除去部104に送られる。
【0049】CH3OH +0.13O2 +0.47
N2 +0.75H2O→ 2.75H2O +CO2
+0.47N2 前記燃料ガスは一酸化炭素を0.5〜1%含んでおり、
前記CO除去部104のCO除去触媒(例えば、Pt触
媒等)により一酸化炭素を前記コンプレッサ43から流
量制御バルブV2を介して送られた空気で酸化してCO
2に変え、一酸化炭素濃度を10ppm以下にして燃料
電池スタック2に送られる。
N2 +0.75H2O→ 2.75H2O +CO2
+0.47N2 前記燃料ガスは一酸化炭素を0.5〜1%含んでおり、
前記CO除去部104のCO除去触媒(例えば、Pt触
媒等)により一酸化炭素を前記コンプレッサ43から流
量制御バルブV2を介して送られた空気で酸化してCO
2に変え、一酸化炭素濃度を10ppm以下にして燃料
電池スタック2に送られる。
【0050】起動直後においては改質部103の温度が
十分上昇していないため、前記改質器1から排出される
燃料ガスの一酸化炭素濃度は所定濃度(例えば、10p
pm)以下になっていない。CO濃度計7で検出した一
酸化炭素濃度が所定濃度より大きいときは、三方切替弁
8をバーナ3側に切り替えて、前記燃料ガスを燃料ガス
管路12を介して前記バーナ3に供給する。この時、三
方切替弁9は前記バーナ3側に切り替えられているの
で、コンプレッサ43から空気が前記バーナ3に送られ
る。
十分上昇していないため、前記改質器1から排出される
燃料ガスの一酸化炭素濃度は所定濃度(例えば、10p
pm)以下になっていない。CO濃度計7で検出した一
酸化炭素濃度が所定濃度より大きいときは、三方切替弁
8をバーナ3側に切り替えて、前記燃料ガスを燃料ガス
管路12を介して前記バーナ3に供給する。この時、三
方切替弁9は前記バーナ3側に切り替えられているの
で、コンプレッサ43から空気が前記バーナ3に送られ
る。
【0051】バーナ3は、改質器1から送られた燃料ガ
スをコンプレッサ43から送られた空気を助燃剤にして
燃焼する。前記バーナ3の排ガスはターボアシストコン
プレッサ4のタービン41に送られ、該タービン41を
回転する。
スをコンプレッサ43から送られた空気を助燃剤にして
燃焼する。前記バーナ3の排ガスはターボアシストコン
プレッサ4のタービン41に送られ、該タービン41を
回転する。
【0052】前記タービン41の回転により前記コンプ
レッサ43が回転されるので、前記モータ42の負荷が
低減され、電力が節約できる。補助電力が限られている
自動車等車載用の燃料電池システムでは、この効果は重
要である。
レッサ43が回転されるので、前記モータ42の負荷が
低減され、電力が節約できる。補助電力が限られている
自動車等車載用の燃料電池システムでは、この効果は重
要である。
【0053】前記CO濃度計7で検出した一酸化炭素濃
度が所定濃度以下になったら、三方切替弁8を燃料電池
スタック2側に切り替え、燃料ガスが前記燃料電池スタ
ック2の燃料ガス供給口21から前記燃料電池スタック
2の燃料極側に送られる。同時に、三方切替弁9も前記
燃料電池スタック2側に切り替え、空気が前記燃料電池
スタック2の空気供給口22から前記燃料電池スタック
2の酸化剤極側に送られる。
度が所定濃度以下になったら、三方切替弁8を燃料電池
スタック2側に切り替え、燃料ガスが前記燃料電池スタ
ック2の燃料ガス供給口21から前記燃料電池スタック
2の燃料極側に送られる。同時に、三方切替弁9も前記
燃料電池スタック2側に切り替え、空気が前記燃料電池
スタック2の空気供給口22から前記燃料電池スタック
2の酸化剤極側に送られる。
【0054】前記燃料電池スタック2では、送られた燃
料ガスと空気を用いて電気化学反応により発電する。前
記燃料電池スタック2では燃料ガス中の水素は100%
利用されることはなく、およそ80%の利用率である。
前記燃料電池スタック2で利用されなかった未利用燃料
ガスは未利用燃料ガス管路19、25を介してバーナ3
の燃料ガス供給口32に送られる。
料ガスと空気を用いて電気化学反応により発電する。前
記燃料電池スタック2では燃料ガス中の水素は100%
利用されることはなく、およそ80%の利用率である。
前記燃料電池スタック2で利用されなかった未利用燃料
ガスは未利用燃料ガス管路19、25を介してバーナ3
の燃料ガス供給口32に送られる。
【0055】一方、前記燃料電池スタック2には、過剰
の空気を送っているので未利用空気が未利用空気排出口
24から排出される。前記未利用空気は、未利用空気管
路20、26を介してバーナ3の空気供給口34に送ら
れる。
の空気を送っているので未利用空気が未利用空気排出口
24から排出される。前記未利用空気は、未利用空気管
路20、26を介してバーナ3の空気供給口34に送ら
れる。
【0056】前記バーナ3では、前記燃料電池スタック
2から送られた未利用燃料ガスと未利用空気で燃焼す
る。前記バーナ3の排ガスはターボアシストコンプレッ
サ4のタービン41に送られ、該タービン41を回転す
る。これで、燃料電池システムは定常運転状態になる。
2から送られた未利用燃料ガスと未利用空気で燃焼す
る。前記バーナ3の排ガスはターボアシストコンプレッ
サ4のタービン41に送られ、該タービン41を回転す
る。これで、燃料電池システムは定常運転状態になる。
【0057】前記タービン41の回転により前記コンプ
レッサが回転されるので、前記モータ42の負荷が低減
され、電力が節約できる。前記燃料電池システムの定常
運転時には、未利用燃料ガスの燃焼エネルギーが十分あ
るので、前記モータを動かす必要がなくなり前記モータ
は停止される。
レッサが回転されるので、前記モータ42の負荷が低減
され、電力が節約できる。前記燃料電池システムの定常
運転時には、未利用燃料ガスの燃焼エネルギーが十分あ
るので、前記モータを動かす必要がなくなり前記モータ
は停止される。
【0058】本実施例の燃料電池システムを停止すると
きは、三方切替弁8及び三方切替弁9をバーナ3側に切
り替えて、燃料電池スタック2への燃料ガスと空気の供
給を停止する。前記燃料電池スタック2内部の燃料ガス
は、残留圧力によりバーナ3に押し出される。
きは、三方切替弁8及び三方切替弁9をバーナ3側に切
り替えて、燃料電池スタック2への燃料ガスと空気の供
給を停止する。前記燃料電池スタック2内部の燃料ガス
は、残留圧力によりバーナ3に押し出される。
【0059】次に、流量制御バルブV1、V2を閉め、
同時にポンプP1、P2、P3及びエアーコンプレッサ
C1を停止する。蒸発部102に供給されている水とメ
タノール、燃焼器101に供給されているメタノールと
空気、改質部103及びCO除去部104に供給されて
いる空気が遮断される。
同時にポンプP1、P2、P3及びエアーコンプレッサ
C1を停止する。蒸発部102に供給されている水とメ
タノール、燃焼器101に供給されているメタノールと
空気、改質部103及びCO除去部104に供給されて
いる空気が遮断される。
【0060】改質器1に残留している空気の圧力によ
り、前記改質器1に残留しているメタノールと水がバー
ナ3に押し出される。
り、前記改質器1に残留しているメタノールと水がバー
ナ3に押し出される。
【0061】本発明では、燃料電池システムを停止する
ときの前記燃料電池スタック2の残留燃料ガス及び改質
器1の残留メタノールと水は、改質器1から独立したバ
ーナ3に送られて処理されるので、前記改質器のクール
ダウンが無理なく早く行うことができ、燃料電池システ
ムを早く停止することができる。
ときの前記燃料電池スタック2の残留燃料ガス及び改質
器1の残留メタノールと水は、改質器1から独立したバ
ーナ3に送られて処理されるので、前記改質器のクール
ダウンが無理なく早く行うことができ、燃料電池システ
ムを早く停止することができる。
【0062】本実施例では、未利用燃焼ガスの燃焼エネ
ルギーでタービンを回転させ、その動力を用いて燃料電
池システムに必要な空気を供給しているので効率的なシ
ステムになっている。前記タービンの動力を用いて発電
機を回転させて発電するシステムにすることもでき、空
気の供給と発電を同時に行うシステムにすることもでき
る。
ルギーでタービンを回転させ、その動力を用いて燃料電
池システムに必要な空気を供給しているので効率的なシ
ステムになっている。前記タービンの動力を用いて発電
機を回転させて発電するシステムにすることもでき、空
気の供給と発電を同時に行うシステムにすることもでき
る。
【0063】
【発明の効果】以上のように、本発明は、水素を主成分
とする燃料ガスに炭化水素系燃料を改質する改質器と、
前記燃料ガスと酸化剤ガスを利用して発電する燃料電池
スタックを備える燃料電池システムにおいて、前記改質
器から排出する燃料ガスの一酸化炭素濃度検出手段と、
前記燃料ガスの供給先を前記燃料電池スタック以外に切
り替える切替手段を備え、前記燃料電池スタック以外の
供給先に前記燃料ガスを燃焼する燃焼手段を、改質器と
独立に設けたことを特徴とするの燃料電池システムであ
るので、燃料電池スタックの電極触媒の一酸化炭素被毒
を防止し、起動時の制御性を容易にでき、且つ改質器の
クールダウンを無理なく早く行うことができる。
とする燃料ガスに炭化水素系燃料を改質する改質器と、
前記燃料ガスと酸化剤ガスを利用して発電する燃料電池
スタックを備える燃料電池システムにおいて、前記改質
器から排出する燃料ガスの一酸化炭素濃度検出手段と、
前記燃料ガスの供給先を前記燃料電池スタック以外に切
り替える切替手段を備え、前記燃料電池スタック以外の
供給先に前記燃料ガスを燃焼する燃焼手段を、改質器と
独立に設けたことを特徴とするの燃料電池システムであ
るので、燃料電池スタックの電極触媒の一酸化炭素被毒
を防止し、起動時の制御性を容易にでき、且つ改質器の
クールダウンを無理なく早く行うことができる。
【図1】本発明の実施例の固体高分子電解質型燃料電池
システム図
システム図
1…改質器 2…燃料電池スタック 3…バーナ(燃焼手段) 4…ターボアシストコンプレッサ(酸化剤ガス供給手
段) 7…CO濃度計(一酸化炭素濃度検出手段) 8、9…三方切替弁(切替手段) 41…タービン 42…モータ 43…コンプレッサ(酸化剤ガス供給手段)
段) 7…CO濃度計(一酸化炭素濃度検出手段) 8、9…三方切替弁(切替手段) 41…タービン 42…モータ 43…コンプレッサ(酸化剤ガス供給手段)
Claims (6)
- 【請求項1】 水素を主成分とする燃料ガスに炭化水素
系燃料を改質する改質器と、前記燃料ガスと酸化剤ガス
を利用して発電する燃料電池スタックを備える燃料電池
システムにおいて、前記改質器から排出する燃料ガスの
一酸化炭素濃度検出手段と、前記燃料ガスの供給先を前
記燃料電池スタック以外に切り替える切替手段を備え、
前記燃料電池スタック以外の供給先に前記燃料ガスを燃
焼する燃焼手段を、改質器と独立に設けたことを特徴と
するの燃料電池システム。 - 【請求項2】 前記燃焼手段が前記燃料電池スタックか
ら排出される未利用燃料ガスを燃焼する燃焼手段である
ことを特徴とする請求項1記載の燃料電池システム。 - 【請求項3】 前記燃焼手段の燃焼エネルギーを利用し
てタービンを回転して、前記燃焼エネルギーを回収する
ことを特徴とする請求項2記載の燃料電池システム。 - 【請求項4】 前記タービンの回転を電力に変換する発
電装置を有することを特徴とする請求項3記載の燃料電
池システム。 - 【請求項5】 前記タービンの回転を、燃料電池システ
ムに必要な酸化剤ガスを供給する酸化剤ガス供給手段の
動力とすることを特徴とする請求項3記載の燃料電池シ
ステム。 - 【請求項6】 前記酸化剤ガス供給手段が、前記タービ
ン及びモータを動力として酸化剤ガスを燃料電池スタッ
クに供給する装置であることを特徴とする請求項5記載
の燃料電池システム。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10296673A JP2000123846A (ja) | 1998-10-19 | 1998-10-19 | 燃料電池システム |
DE19950143A DE19950143A1 (de) | 1998-10-19 | 1999-10-18 | Brennstoffzellensystem |
US09/420,571 US6544675B1 (en) | 1998-10-19 | 1999-10-19 | Fuel cell system |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10296673A JP2000123846A (ja) | 1998-10-19 | 1998-10-19 | 燃料電池システム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000123846A true JP2000123846A (ja) | 2000-04-28 |
Family
ID=17836602
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10296673A Pending JP2000123846A (ja) | 1998-10-19 | 1998-10-19 | 燃料電池システム |
Country Status (3)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US6544675B1 (ja) |
JP (1) | JP2000123846A (ja) |
DE (1) | DE19950143A1 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7357015B2 (en) | 2000-06-05 | 2008-04-15 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Gas concentration sensor, hydrogen purification unit using this and fuel cell system |
JP2014110227A (ja) * | 2012-12-04 | 2014-06-12 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | 複合発電システム及びその運転方法 |
JP2018006161A (ja) * | 2016-07-01 | 2018-01-11 | 日産自動車株式会社 | 燃料電池システムおよびその制御方法 |
Families Citing this family (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE10309794A1 (de) * | 2003-03-05 | 2004-09-23 | Daimlerchrysler Ag | Brennstoffzellensystem mit wenigstens einer Brennstoffzelle und einem Gaserzeugungssystem |
US7353897B2 (en) | 2003-07-23 | 2008-04-08 | Fernandez Dennis S | Telematic method and apparatus with integrated power source |
GB0507237D0 (en) * | 2005-04-09 | 2005-05-18 | Petrowell Ltd | Improved packer |
KR100786462B1 (ko) * | 2006-05-17 | 2007-12-17 | 삼성에스디아이 주식회사 | 산소 공급기를 사용하는 개질기 및 이를 포함하는 연료전지시스템 |
DE102006032471A1 (de) | 2006-07-13 | 2008-01-17 | Webasto Ag | Brennstoffzellensystem mit Reformer und Nachbrenner |
JP6109529B2 (ja) * | 2012-10-31 | 2017-04-05 | 三菱日立パワーシステムズ株式会社 | 発電システム |
Family Cites Families (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2511866B2 (ja) * | 1986-02-07 | 1996-07-03 | 株式会社日立製作所 | 燃料電池発電システム及びその起動方法 |
JPH0789494B2 (ja) * | 1986-05-23 | 1995-09-27 | 株式会社日立製作所 | 複合発電プラント |
JPH0878037A (ja) * | 1994-08-31 | 1996-03-22 | Aqueous Res:Kk | 燃料電池発電システム及びその運転方法 |
JP3722868B2 (ja) | 1995-04-21 | 2005-11-30 | トヨタ自動車株式会社 | 燃料電池システム |
JP4000607B2 (ja) * | 1996-09-06 | 2007-10-31 | トヨタ自動車株式会社 | 燃料電池の発電装置およびその方法 |
DE19707814C1 (de) * | 1997-02-27 | 1998-08-20 | Dbb Fuel Cell Engines Gmbh | Brennstoffzellen-Energieerzeugungsanlage |
JP3988206B2 (ja) * | 1997-05-15 | 2007-10-10 | トヨタ自動車株式会社 | 燃料電池装置 |
JPH10330101A (ja) * | 1997-05-27 | 1998-12-15 | Sanyo Electric Co Ltd | 水素製造装置及び水素製造方法 |
US6001499A (en) * | 1997-10-24 | 1999-12-14 | General Motors Corporation | Fuel cell CO sensor |
-
1998
- 1998-10-19 JP JP10296673A patent/JP2000123846A/ja active Pending
-
1999
- 1999-10-18 DE DE19950143A patent/DE19950143A1/de not_active Withdrawn
- 1999-10-19 US US09/420,571 patent/US6544675B1/en not_active Expired - Fee Related
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7357015B2 (en) | 2000-06-05 | 2008-04-15 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Gas concentration sensor, hydrogen purification unit using this and fuel cell system |
JP2014110227A (ja) * | 2012-12-04 | 2014-06-12 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | 複合発電システム及びその運転方法 |
JP2018006161A (ja) * | 2016-07-01 | 2018-01-11 | 日産自動車株式会社 | 燃料電池システムおよびその制御方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
US6544675B1 (en) | 2003-04-08 |
DE19950143A1 (de) | 2000-05-18 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
AU2007353954B2 (en) | Fuel cell system operated with liquid gas | |
KR100456300B1 (ko) | 연료전지 차량 | |
JP2000182647A (ja) | 燃料電池システム | |
JP5382408B2 (ja) | 燃料電池システム | |
JPH10308230A (ja) | 燃料電池発電装置 | |
JP2000123846A (ja) | 燃料電池システム | |
JP5057295B2 (ja) | 燃料電池装置 | |
KR20070047231A (ko) | 연료 전지 보조 발전과 결합된 질소 산화물 재생을 위한합성가스의 생성 | |
JP4399884B2 (ja) | 燃料電池システム | |
JP2000223144A (ja) | 燃料電池システム及びその制御方法 | |
JP2000133294A (ja) | 燃料電池システム | |
CN116979107A (zh) | 一种燃料电池系统 | |
JP2012190630A (ja) | 固体酸化物形燃料電池システム | |
JP2002337999A (ja) | 燃料供給システム | |
JP2002128505A (ja) | 水素抽出装置 | |
CA2991562C (en) | Fuel cell system | |
US7666537B2 (en) | Fuel cell system for preventing hydrogen permeable metal layer degradation | |
JP2000185901A (ja) | 改質装置および燃料電池システム | |
JP2003197244A (ja) | 燃料電池発電システム | |
JP2001216990A (ja) | 固体高分子型燃料電池発電装置の運転方法およびその装置 | |
JP2000123853A (ja) | 燃料電池システム | |
JP2001006707A (ja) | 燃料電池システム | |
JP2002134140A (ja) | 燃料電池システム | |
JP2003100331A (ja) | 燃料電池システム | |
JP4066173B2 (ja) | 改質システム及びこれを含む燃料電池システム |