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JP2000122982A - 多階層クライアントサーバシステム - Google Patents

多階層クライアントサーバシステム

Info

Publication number
JP2000122982A
JP2000122982A JP10291816A JP29181698A JP2000122982A JP 2000122982 A JP2000122982 A JP 2000122982A JP 10291816 A JP10291816 A JP 10291816A JP 29181698 A JP29181698 A JP 29181698A JP 2000122982 A JP2000122982 A JP 2000122982A
Authority
JP
Japan
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server
business
data
client
server computer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10291816A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroki Inaba
浩樹 稲葉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP10291816A priority Critical patent/JP2000122982A/ja
Publication of JP2000122982A publication Critical patent/JP2000122982A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Computer And Data Communications (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 3層クライアントサーバシステムが本来的に
持つ特徴を有効に利用してバックアップ的なハードウェ
ア構成を設けなくても中断させずに業務処理を行う。 【解決手段】 業務マスタデータベース管理部32が行
う1つのデータ更新トランザクションにより業務マスタ
データベース31と業務データベース21は同時に更新
され各データベース21,31のデータは常時一致す
る。通常運用時に要求に応じて拠点サーバ20から送信
された業務データに基づき業務処理を行うクライアント
10は、拠点サーバ20のダウンを検知すると接続先を
センタサーバ30へ切り替え業務処理を継続する。拠点
サーバ20の復旧時、拠点サーバ復旧処理部33は、業
務マスタデータベース31と業務データベース21との
データ同一性を確保する。クライアント10は、復旧し
た旨の通知の受信後、接続先を拠点サーバ20へ切り替
えて業務処理を継続する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はクライアントコンピ
ュータ、第1のサーバコンピュータ及びその上位に設け
た第2のサーバコンピュータとで構築される3層クライ
アントサーバシステムにおいて、第1のサーバコンピュ
ータのシステムが停止したときでもその第1のサーバコ
ンピュータに接続されているクライアントコンピュータ
で実行される業務処理を停止させないシステムの運用形
態に関する。
【0002】
【従来の技術】フライトスケジュール管理システムや気
象画像システムなど各拠点にサブシステムを設置し、各
サブシステムと中継装置を介して接続した上位のサーバ
コンピュータから業務情報を各拠点に供給して24時間
体制で業務を実行させるシステムが存在する。このよう
なシステム停止が許されないシステムにおいて業務の停
止を未然に防止するために、従来から様々なシステム形
態が提案されている。例えば、常時業務を遂行する主系
(稼働系)のバックアップとしてホットスタンバイ状態
で待機する主系と同一システム構成の従系(待機系)を
別途設置し、主系がシステム停止したときには即座に従
系に業務システムを切り替える二重系システムがある。
また、特開平9−293059号公報には、同一LAN
に接続された他のサーバコンピュータを業務処理の待機
系として用いるシステム構成が開示されている。
【0003】ところで、前述したフライトスケジュール
管理システム等は、3層クライアントサーバシステムで
構築されることが一般的である。例えば、フライトスケ
ジュール管理システムにおける3層クライアントサーバ
システムは、拠点に配置されたクライアントコンピュー
タ及び拠点サーバコンピュータとセンタ局に配置された
センタサーバコンピュータとで3階層に構築される。こ
のシステムにおけるクライアントコンピュータは、設置
された拠点において離発着する機材(航空機)の運用ス
ケジュール管理等の業務処理を実行する。拠点サーバコ
ンピュータは、設置された拠点における業務処理に使用
する業務データを業務データベースで保有・管理し、ク
ライアントコンピュータからのアクセス要求に応じて業
務データを返す。センタサーバコンピュータは、上位コ
ンピュータから送られてくる業務データをデータベース
で保有・管理し、下位の拠点サーバコンピュータへそれ
ぞれに必要な業務データを分配する。このような3層ク
ライアントサーバシステムにおいては、センタサーバコ
ンピュータ上でデータ更新トランザクションを実行する
ことで各データベースの更新を行う。すなわち、センタ
サーバコンピュータは、上位コンピュータから送られて
くる業務データを受け付けると、その業務データで自己
のデータベースを更新すると共に各拠点サーバコンピュ
ータにもそれぞれ更新するための業務データを送信して
業務データベースの更新を行わせる。データ更新トラン
ザクションは、センタサーバコンピュータ及び拠点サー
バコンピュータの双方においてデータベースの更新が正
常終了したことを確認して終了する。このように、3層
クライアントサーバシステムにおいては、上位のセンタ
サーバコンピュータと下位の拠点サーバコンピュータと
の各データベースを同時に更新することで常時各データ
ベースの内容が一致しているという特徴を有している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来か
らあるシステムにおいては、前述したように冗長的なハ
ードウェア構成を設けて主系のサーバコンピュータのシ
ステム停止に対応するようにしていたため、設置場所、
メンテナンス作業、コストなどの様々な点から多くの無
駄が発生していた。
【0005】また、主系と従系は独立したサーバコンピ
ュータであったため、データの整合性を維持するうえで
種々の手段、手法を投じなければならなかった。
【0006】本発明は以上のような問題を解決するため
になされたものであり、その目的は、3層クライアント
サーバシステムが本来的に持つ特徴を有効に利用するこ
とで、バックアップ的なハードウェア構成を設けなくて
も中断させずに業務処理を行うことのできる3層クライ
アントサーバシステムを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】以上のような目的を達成
するために、本発明に係る3層クライアントサーバシス
テムは、業務処理を実行する複数台のクライアントコン
ピュータと、少なくとも1台の前記クライアントコンピ
ュータを接続し、接続された前記各クライアントコンピ
ュータが業務処理の実行のためにアクセスする業務デー
タベースを搭載した複数台の第1のサーバコンピュータ
と、前記各クライアントコンピュータ及び前記各第1の
サーバコンピュータを中継装置を介して接続し、データ
更新トランザクションにより搭載した業務マスタデータ
ベースの内容が更新されたと同時にその更新されたデー
タを使用する前記第1のサーバコンピュータの前記業務
データベースの内容を更新して常時前記業務マスタデー
タベースと前記各業務データベースのデータを一致させ
る第2のサーバコンピュータとを有し、前記クライアン
トコンピュータは、接続した前記第1のサーバコンピュ
ータが停止したときに接続先を前記第2のサーバコンピ
ュータに切り替えるサーバ接続制御管理手段を有し、停
止した前記第1のサーバコンピュータに代わって前記第
2のサーバコンピュータからデータを送信してもらうこ
とで業務処理を継続して行うものである。
【0008】また、上記発明において、前記第2のサー
バコンピュータは、システム停止をしていた前記第1の
サーバコンピュータが再起動した後に前記業務マスタデ
ータベースと前記各業務データベースのデータを一致さ
せる復旧作業を行うとともに前記第1のサーバコンピュ
ータが復旧した旨を当該クライアントコンピュータに通
知するサーバ復旧処理手段を有し、前記サーバ接続制御
管理手段は、前記第2のサーバコンピュータからの通知
を受けるとその旨を出力し、操作者からの入力指示を受
けてから前記第2のサーバコンピュータから前記第1の
サーバコンピュータに接続先を切り替えるものである。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて、本発明の
好適な実施の形態について説明する。
【0010】図1は、本発明に係る3層クライアントサ
ーバシステムの一実施の形態を示したシステム構成図で
ある。本実施の形態では、本発明に係る3層クライアン
トサーバシステムをフライトスケジュール管理システム
に適用した場合を例にして説明する。
【0011】本実施の形態における3層クライアントサ
ーバシステムは、拠点1に配置され、スケジュール管理
用端末として設けられたクライアントコンピュータ(以
下、単に「クライアント」という)10及びクライアン
ト10が使用する業務データ(ダイヤデータ等)を保有
・管理する第1のサーバコンピュータとしての拠点サー
バコンピュータ(以下、単に「拠点サーバ」という)2
0と、センタ局3に配置され各拠点サーバ20へ業務デ
ータの分配を行う第2のサーバコンピュータとしてのセ
ンタサーバコンピュータ(以下、単に「センタサーバ」
という)30とで仮想的な3階層のシステム形態を構築
する。各拠点1では、監視対象の空港に離発着する航空
機の運用スケジュール管理が行われており、各拠点にお
ける運用スケジュール管理等の業務処理をクライアント
10を用いて行っている。拠点サーバ20は、同じ拠点
に設置された1乃至複数台のクライアント10とローカ
ルエリアネットワーク(LAN)4で接続されており、
各拠点における業務処理の実行に必要な業務データを格
納した業務データベース21を有している。同一拠点の
各クライアント10は、通常運用時には同じLAN4に
接続された拠点サーバ20が保有・管理する業務データ
ベース21をアクセスしながら業務処理の実行を行うこ
とになる。センタサーバ30は、図示しない上位のコン
ピュータシステムから航空機の運用スケジュール管理に
必要な業務データを一括して受け取り、各拠点における
業務処理に必要な業務データを分配する。実際には、他
の拠点における運用スケジュールを参照したい場合が少
なくないので各拠点に他の拠点の業務データも送信して
いる。
【0012】以上のシステム構成において24時間体制
で航空機の運用スケジュール管理を行っている。なお、
センタ局3は、中継装置5を介して複数の拠点1と接続
されているが、便宜上、1拠点のみを詳細に図示した。
また、拠点サーバ20には、1台以上のクライアント1
0が接続されているが、各クライアント10は同等の機
能を有しているので、便宜上、1台のみを詳細に図示し
た。次に、各コンピュータ10,20,30の構成につ
いて説明する。
【0013】クライアント10は、運用スケジュール管
理等の業務処理を実行する業務処理実行部11、サーバ
20,30との接続等の実施、制御管理を行うサーバ接
続制御管理部12、LAN4を介して拠点サーバ20
と、又は中継装置6、専用線7を介してセンタサーバ3
0との通信制御を行う通信インタフェース部13及びオ
ペレータの入出力の管理を行うユーザインタフェース部
14を有している。このうち、サーバ接続制御管理部1
2は、拠点サーバ20からの回答が送られてこないこと
によって拠点サーバ20のシステム停止を検知する拠点
サーバダウン検知部15、クライアント10の接続先の
切替えを行う接続先切替処理部16及びセンタサーバ3
0からの通知を受け取ることで拠点サーバ20の復旧を
検知する拠点サーバ復旧検知部17を有している。サー
バ接続制御管理部12は、航空機の運用に直接関係のな
い処理機能を有しているため、図1に示したように業務
処理実行部11と別個の手段として設けたが、業務処理
の実行中にサーバ20,30の停止、復旧を検知し、サ
ーバ接続先の切替え等の制御処理を行うため広義には業
務処理の一機能とみなすこともできる。
【0014】拠点サーバ20は、センタサーバ30から
送られてくる業務データにより業務データベース21の
更新及びクライアント10からのアクセス要求に応じて
業務データベース21の検索等を行う業務データベース
管理部22、システムダウン後の再起動をセンタサーバ
30に通知する復旧通知部23及びLAN4を介してク
ライアント10と、又は中継装置6、専用線7を介して
センタサーバ30との通信制御を行う通信インタフェー
ス部24を有している。
【0015】センタサーバ30は、図示しない上位コン
ピュータから送られてくる業務データを受信して業務マ
スタデータベース31に保有・管理するとともにデータ
更新トランザクションを実行することで業務マスタデー
タベース31の更新と同時に業務データベース21の更
新を行う業務マスタデータベース管理部32、拠点サー
バ20のシステム停止後の復旧作業を行う拠点サーバ復
旧処理部33及び中継装置5、専用線7を介してクライ
アント10とセンタサーバ30との間の通信制御を行う
通信インタフェース部34を有している。このうち、拠
点サーバ復旧処理部33は、システム停止した拠点サー
バ20の再起動後に業務マスタデータベース31と当該
拠点サーバ20の業務データベース21のデータの整合
を図ることでデータを一致させる業務データ管理部35
と、拠点サーバ20が復旧し、当該業務データベース2
1の使用が可能になったことをクライアント10に通知
する拠点サーバ復旧通知部36とを有している。
【0016】本実施の形態において特徴的なことは、1
つのデータ更新トランザクションによりセンタサーバ3
0と拠点サーバ20がそれぞれに持つ各データベース2
1,31の内容が常に同時に更新されることで、各デー
タベース21,31のデータが常時一致しているという
3層クライアントサーバシステムの特徴を有効に利用
し、拠点サーバ20がシステムダウンしたときにはセン
タサーバ30が拠点サーバ20の代わりに業務マスタデ
ータベース31の保存した業務データをクライアント1
0へ送るようにしたことである。これにより、通常稼働
する拠点サーバ20のバックアップ用として待機系サー
バコンピュータを各拠点に設置しなくても、クライアン
ト10は業務処理を継続して行うことができる。また、
システムの設備コストの増大を防止することができる。
【0017】次に、本実施の形態における動作について
説明する。
【0018】通常のシステム運用時では、クライアント
10の業務処理実行部11は、ユーザインタフェース部
14を介してオペレータからの入力指示に応じて拠点サ
ーバ20が管理する業務データベース21へLAN4経
由でアクセスを行い、その結果をユーザインタフェース
部14を介して図示しない表示端末へ表示することで業
務処理を実行する。業務データベース21の内容は、具
体的には各航空機のフライトスケジュールなので、各拠
点サーバ20は、基本的にはスケジュールデータ(ダイ
ヤデータ)を1日に1回受信すればよいわけであるが、
現実のフライトは悪天候等により予定時間通りとはなら
ない場合があるため、到着時刻や出発時刻の変更等に応
じてダイヤデータはリアルタイムに更新されている。こ
のデータ更新処理について図2に示したフローチャート
を用いて説明する。
【0019】センタサーバ30において、上位のコンピ
ュータから運用スケジュールに関する業務データが送ら
れてくると、業務マスタデータベース管理部32は、受
信したデータを一時保存し(ステップ101)、適当な
フォーマットに変換した後、業務マスタデータベース3
1に格納することでデータ更新を行う(ステップ10
2)。データ更新後、業務マスタデータベース管理部3
2は、更新したデータに基づき拠点毎に必要なデータを
抽出し加工して各拠点サーバ20のための更新情報を生
成する(ステップ103)。そして、通信インタフェー
ス部34は、生成された更新情報を各拠点サーバ20へ
中継装置5、専用線7を介して送信する(ステップ10
4)。
【0020】拠点サーバ20において、業務データベー
ス管理部22は、通信インタフェース部24を介してセ
ンタサーバ30からの更新情報を受け取ると(ステップ
111)、その更新情報により業務データベース21の
内容を更新する(ステップ112)。
【0021】以上のデータ更新処理は、1つのデータ更
新トランザクションにより実行されるので、センタサー
バ30と拠点サーバ20がそれぞれに持つ各データベー
ス21,31のデータは常時一致することになる。
【0022】次に、拠点サーバ20のシステム停止を検
知したときに接続先をセンタサーバ30へ切り替えるク
ライアント10における処理について図3に示したフロ
ーチャートを用いて説明する。
【0023】クライアント10において、業務処理実行
部11は、上記のように拠点サーバ20への業務データ
の取得要求を送信し、その回答を受け取ることで業務処
理を実行するが(ステップ121,122)、拠点サー
バ20への要求に対して回答が送られてこなかった場合
は通信異常と判断して再送を行う(ステップ122,1
23)。再送によっても回答が送られてきた場合は業務
処理を継続して行うが、回答が送られてこなかった場合
には、拠点サーバ20において何らかの異常が発生して
システムが停止したと判断して、要求を送信したクライ
アント10の表示端末にその旨のメッセージを表示する
(ステップ124,125)。なお、図3に示した処理
では、最初の要求送信時の異常を送信異常と判断し、再
送時の異常で拠点サーバ20の異常と判断したが、どの
ようなイベントの発生を拠点サーバ20の異常と判断す
るかは、この手順に限られるものではない。
【0024】クライアント10を使用しているオペレー
タは、拠点サーバ20に障害が発生したことを表示メッ
セージで認識すると、画面上の指示に従い画面上のアイ
コンをマウスクリックすることで接続先となるサーバの
切替指示を出す。
【0025】接続先切替処理部16は、その切替指示を
受け付けると(ステップ126)、センタサーバ30へ
ネットワークの接続先を切り替える(ステップ12
7)。これは、接続先のアドレス定義を拠点サーバ20
からセンタサーバ30へ変更し、ネットワークシステム
を再立ち上げすることによって変更した接続先アドレス
定義に従い、クライアント10はセンタサーバ30と接
続されることになる。なお、クライアント10の表示端
末の一部に「接続先切替中」などのメッセージを表示し
ておけば、オペレータは切替作業中であることを把握す
ることができる。以上の接続先切替えが正常に終了すれ
ば切替えが完了した旨のメッセージを、正常に終了しな
ければその旨のメッセージを、切替指示を出したクライ
アント10の表示端末に表示する(ステップ128,1
29,130)。
【0026】以上のようにして、拠点サーバ20が復旧
するまでの間、クライアント10は、センタサーバ30
から業務データを送信してもらうことになる。前述した
データ更新トランザクションによりシステム停止した拠
点サーバ20の業務データベース21のデータと業務マ
スタデータベース31のデータとは一致しているため、
クライアント10において業務処理は、何ら問題なく継
続することができる。なお、センタサーバ30から業務
データを送ってもらっているクライアント10の表示端
末の一部に「バックアップ運転中」などのメッセージを
表示しておけば、オペレータは、現在の接続先を容易に
把握することができる。
【0027】最後に、拠点サーバ20が復旧してからク
ライアント10の接続先をセンタサーバ30から拠点サ
ーバ20へ切り替えるまでの処理について図4に示した
フローチャートを用いて説明する。
【0028】拠点サーバ20の復旧通知部23は、シス
テムが回復して起動された時点でシステムが復旧した旨
をセンタサーバ30に送信する(ステップ131)。
【0029】センタサーバ30において、拠点サーバ2
0のシステム復旧を検知すると(ステップ141)、業
務データ管理部35は、当該拠点サーバ20の業務デー
タベース21のデータが業務マスタデータベース31の
データと一致するように該当する業務データに基づき更
新情報を生成して当該拠点サーバ20へ送信する(ステ
ップ142)。拠点サーバ20の業務データベース管理
部22は、送られてきた更新情報により業務データベー
ス21を更新することによってシステム停止の間に受け
取ることができなかった業務データを業務データベース
21に反映させてデータの整合性を図る(ステップ13
2)。
【0030】拠点サーバ復旧通知部36は、システム停
止していた拠点サーバ20の業務データベース21のデ
ータの整合性が取れたことによって、正常に復旧作業が
終了し拠点サーバ20としての機能まで復旧されたこと
を確認すると(ステップ143)、その拠点サーバ20
と同一拠点に設置されたクライアント10に対して拠点
サーバ20が復旧した旨を通知する(ステップ14
4)。なお、拠点サーバ20の復旧作業が正常に終了で
きなかったときはセンタサーバ30が引き続きクライア
ント10へ業務データを送ることになる。
【0031】クライアント10において、拠点サーバ復
旧検知部17は、その旨を受信すると(ステップ15
1)、表示端末にその旨のメッセージを表示する(ステ
ップ152)。クライアント10を使用しているオペレ
ータは、拠点サーバ20が復旧したことを表示メッセー
ジで認識すると、画面上の指示に従い画面上のアイコン
をマウスクリックすることで接続先となるサーバの切替
指示を出す。
【0032】接続先切替処理部16は、その切替指示を
受け付けると(ステップ153)、拠点サーバ20へネ
ットワークの接続先を切り替える(ステップ154)。
この切替処理は、拠点サーバ20のシステム停止時とは
逆に、接続先のアドレス定義をセンタサーバ30から同
一LAN4上の拠点サーバ20へ変更し、ネットワーク
システムを再立ち上げすることによって変更した接続先
アドレス定義に従い復旧した拠点サーバ20と接続され
ることになる。なお、クライアント10の表示端末の一
部に「接続先切替中」などのメッセージを表示しておけ
ば、オペレータは切替作業中であることを把握すること
ができる。以上の接続先切替えが正常に終了すれば切替
えが完了した旨のメッセージを、正常に終了しなければ
その旨のメッセージを、切替指示を出したクライアント
10の表示端末に表示する(ステップ155,156,
157)。
【0033】以上のような復旧時処理により、クライア
ント10は、通常運用時と同様に拠点サーバ20から業
務データを送信してもらうことになるが、上記処理が行
われることによってクライアント10は、中断すること
なく継続して業務処理を行うことができる。
【0034】なお、本実施の形態においては、本発明に
係る3層クライアントサーバシステムをフライトスケジ
ュール管理システムに適用した場合を例にして説明した
が、他のシステムにも適用することができる。また、本
実施の形態では、典型的な3層クライアントサーバシス
テムを例示し、1階層目に相当するクライアント10が
1階層上の拠点サーバ20の停止時に更に1階層上のセ
ンタサーバ30と通信を行うようにしたが、4階層以上
のクライアントサーバシステムにおいてはデータ整合性
の取れたデータベースを持つセンタサーバ30より上の
階層のコンピュータと通信を行うようにしてもよい。
【0035】また、ネットワーク構成もLANや専用線
を用いた本実施の形態の構成に限定されるものではな
い。
【0036】
【発明の効果】本発明によれば、1つのデータ更新トラ
ンザクションにより第2のサーバコンピュータと第1の
サーバコンピュータがそれぞれに持つデータベースの内
容が常に同時に更新されることで、各データベースのデ
ータが常時一致しているという3層クライアントサーバ
システムの特徴を有効に利用し、第1のサーバコンピュ
ータがシステムダウンしたときには第2のサーバコンピ
ュータが第1のサーバコンピュータの代わりに業務デー
タをクライアントコンピュータへ送るようにしたので、
通常稼働する第1のサーバコンピュータのバックアップ
用として待機系サーバコンピュータを設置しなくても、
クライアントコンピュータは業務処理を継続して行うこ
とができる。また、システムの設備コストの増大を防止
することができる。
【0037】また、システムが停止した第1のサーバコ
ンピュータが復旧したときには、業務マスタデータベー
スと当該業務データベースのデータとを一致させた後に
クライアントコンピュータの接続先を第1のサーバコン
ピュータへ切り替えるようにしたので、クライアントコ
ンピュータは中断することなく業務処理を継続して行う
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る3層クライアントサーバシステ
ムの一実施の形態であるシステムの構成及び各コンピュ
ータのブロック構成を示した図である。
【図2】 本実施の形態におけるデータ更新処理を示し
たフローチャートである。
【図3】 本実施の形態において拠点サーバのシステム
停止時における処理を示したフローチャートである。
【図4】 本実施の形態において拠点サーバのシステム
復旧時における処理を示したフローチャートである。
【符号の説明】
1 拠点、3 センタ局、4 LAN、5,6 中継装
置、7 専用線、10クライアント(コンピュータ)、
11 業務処理実行部、12 サーバ接続制御管理部、
13,24,34 通信インタフェース部、14 ユー
ザインタフェース部、15 拠点サーバダウン検知部、
16 接続先切替処理部、17 拠点サーバ復旧検知
部、20 拠点サーバ(コンピュータ)、21 業務デ
ータベース、22 業務データベース管理部、23 復
旧通知部、30 センタサーバ(コンピュータ)、31
業務マスタデータベース、32 業務マスタデータベ
ース管理部、33 拠点サーバ復旧処理部、35 業務
データ管理部、36 拠点サーバ復旧通知部。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 業務処理を実行する複数台のクライアン
    トコンピュータと、少なくとも1台の前記クライアント
    コンピュータを接続し、接続された前記各クライアント
    コンピュータが業務処理の実行のためにアクセスする業
    務データベースを搭載した複数台の第1のサーバコンピ
    ュータと、 前記各クライアントコンピュータ及び前記各第1のサー
    バコンピュータを中継装置を介して接続し、データ更新
    トランザクションにより搭載した業務マスタデータベー
    スの内容が更新されたと同時にその更新されたデータを
    使用する前記第1のサーバコンピュータの前記業務デー
    タベースの内容を更新して常時前記業務マスタデータベ
    ースと前記各業務データベースのデータを一致させる第
    2のサーバコンピュータと、 を有し、 前記クライアントコンピュータは、接続した前記第1の
    サーバコンピュータが停止したときに接続先を前記第2
    のサーバコンピュータに切り替えるサーバ接続制御管理
    手段を有し、停止した前記第1のサーバコンピュータに
    代わって前記第2のサーバコンピュータからデータを送
    信してもらうことで業務処理を継続して行うことを特徴
    とする多階層クライアントサーバシステム。
  2. 【請求項2】 前記第2のサーバコンピュータは、シス
    テム停止をしていた前記第1のサーバコンピュータが再
    起動した後に前記業務マスタデータベースと前記各業務
    データベースのデータを一致させる復旧作業を行うとと
    もに前記第1のサーバコンピュータが復旧した旨を当該
    クライアントコンピュータに通知するサーバ復旧処理手
    段を有し、 前記サーバ接続制御管理手段は、前記第2のサーバコン
    ピュータからの通知を受けるとその旨を出力し、操作者
    からの入力指示を受けてから前記第2のサーバコンピュ
    ータから前記第1のサーバコンピュータに接続先を切り
    替えることを特徴とする請求項1記載の多階層クライア
    ントサーバシステム。
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