[go: up one dir, main page]

JP2000116014A - 電力貯蔵装置 - Google Patents

電力貯蔵装置

Info

Publication number
JP2000116014A
JP2000116014A JP10283880A JP28388098A JP2000116014A JP 2000116014 A JP2000116014 A JP 2000116014A JP 10283880 A JP10283880 A JP 10283880A JP 28388098 A JP28388098 A JP 28388098A JP 2000116014 A JP2000116014 A JP 2000116014A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
secondary battery
discharge
storage device
power storage
depth
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10283880A
Other languages
English (en)
Inventor
Hisahiro Nomura
尚弘 野村
Akihiko Emori
昭彦 江守
Hideki Miyazaki
英樹 宮崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP10283880A priority Critical patent/JP2000116014A/ja
Publication of JP2000116014A publication Critical patent/JP2000116014A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/10Energy storage using batteries

Landscapes

  • Tests Of Electric Status Of Batteries (AREA)
  • Stand-By Power Supply Arrangements (AREA)
  • Charge And Discharge Circuits For Batteries Or The Like (AREA)
  • Secondary Cells (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】二次電池の特性差を補償して有効に活用する電
力貯蔵装置を提供する。 【解決手段】二次電池110a,bを具備するモジュー
ル100a,bを複数個、並列に接続してなる電力貯蔵
装置において、モジュール100a,b毎の充電深度も
しく放電深度から充電或いは放電の基準値を演算する制
御手段300a,bと、モジュール100a,bの充電
深度,放電深度とこの基準値の差に応じて、モジュール
100a,bの充電電力或いは放電電力を調整する変換
器手段200a,bをそれぞれコントローラ300a,
bで制御し、各二次電池モジュールの充電電力或いは放
電電力を制御するようにしたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電力貯蔵装置に係
り、二次電池を複数個、並列に接続して用いた電力貯蔵
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】電力貯蔵装置は、電力を重力、化学、熱
などのエネルギーに変換して貯蔵し、必要な時に再び電
力に変換して取り出す装置である。系統電力の負荷平準
化や系統電圧,系統周波数を安定化等のために利用され
ている。これまで、電力を貯蔵する方法は、揚水発電方
式が主流であった。これは他の方法に比べて経済的に優
れていたからである。揚水発電は、ポンプ−水車,電動
機−発電機を用い、夜間に余剰電力でポンプ−電動機で
水を汲み上げ、昼間にこの水で水車−発電機として発電
が行われ、最大出力数百MWで、昼間のピーク負荷にあ
てていた。しかし、近年、経済性や環境の要求を満たす
事のできる揚水発電用立地点が少なくなっており、ま
た、建設に年月を要すことから、揚水発電にかわる電力
の貯蔵方法が要請されていた。
【0003】この要請に応えるため二次電池を用いた電
力貯蔵装置が研究開発されてきた。しかし、二次電池
は、貯蔵できる電力容量、経済性、安全性に課題が多
く、大規模な電力貯蔵の実現は困難であった。現在開発
されている二次電池は、単電池容量が小さいため、電力
貯蔵のような大容量を必要とする場合には多数個の電池
を並列に組み合せて(以下、該並列に組み合せた電池群
をモジュールと呼ぶ)用いる必要がある。
【0004】さらに、大きな容量を必要とする場合は、
該モジュールを並列に接続するか、あるいは特開平8−
140285号公報に開示されているシステムのよう
に、各モジュール毎に変換器を設けて、該変換器を並列
に接続する必要がある。該システムは、電力制御システ
ムによりモジュール毎の電力を制御するようになってい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】電池は、それぞれこと
なった容量特性、充放電特性や内部抵抗を持つが、その
原因は、電池材料、製法、構造といった電池仕様、また
は製作上のばらつき、または、使用環境、使用状況等の
使用履歴によるものが考えられる。そのうち、容量の個
体差は、複数の電池を組み合せてモジュールとして使用
する場合に制御や充放電の効率低下といった悪影響を及
ぼすこととなる。
【0006】以下、図15を参照して放電時の現象を用
いて上記の悪影響について説明する。図15は、従来に
おける直列に接続された二個の二次電池の動作特性説明
図である。図15では、容量の小さい電池BBと容量の
大きい電池BGを直列に接続して使用した場合の放電特
性を示すものである。図示するごとく、二つの電池BB
と電池BGとが、直列に接続されているので、BBの放電
電流IBB501とBGの放電電流IBG502は等しく、
容量の小さい電池BB411が容量の大きい電池BG41
2に比べて、放電時の電圧が速く下降する。
【0007】一般に、二次電池の充放電は、充電時は上
限電圧を、放電時は下限電圧を設定し、それぞれ設定電
圧を超えて過充電,過放電にならないように監視する必
要がある。接続されているいずれかの電池が、下限電圧
になった時に放電を停止するが、通常は容量の小さい電
池BBが先に下限電圧403に達するので、図示するご
とく、容量の大きい電池BGは、残存容量613を残し
て放電を終了することとなり、全体としての放電量は、
電池BBの放電量611と電池BGの放電量612の合計
容量であり、電池容量の利用率が悪くなるという問題点
があった。
【0008】モジュールは、複数の電池を直並列に接続
して構成されるが、構成される電池の数が多くなればな
るほど、それぞれの電池で残存容量が生じ、利用率の低
下が起こると考えられる。その理由は、モジュール内の
最も容量の小さい電池が下限電圧に達した時に全ての電
池群の放電を終了させる必要があるからである。
【0009】図16を参照して、直列に接続される二次
電池の数が多い場合を説明する。図16は、従來におけ
る直並列に接続された多数の二次電池の動作特性説明図
である。図示するごとく、モジュールが、電池B1〜B4
の4つの電池を直列に接続して構成される場合、最小の
容量である電池B1の放電曲線421が下限電圧403
に達する時刻t1において、モジュールの放電を停止さ
せる必要がある。このように放電を停止させると、モジ
ュール全体の放電量は、図示する如く630であり、電
池B2〜B4のそれぞれの残存容量622、623、62
4は利用できないことになる。
【0010】同様にして、モジュールを複数個、並列に
接続して使用する場合において、各モジュール間に容量
差がある場合も上記同様のことが起こる。各モジュール
の放電電力を独立に制御できない場合、最小容量のモジ
ュールに合わせてシステム全体の放電終了とするため、
残存容量を残して放電終了となるモジュールが存在し、
モジュールの利用率が悪くなるという問題があった。
【0011】図17を参照して、複数のモジュールを並
列に接続して使用する場合を示したものである。図17
は、従来における複数個のモジュールが並列に接続され
た場合の動作特性説明図である。図示する如く、モジュ
ールMBとMGを接続して使用する場合、モジュールMB
の最小容量の電池B1の放電曲線421が下限電圧に達
した時刻t1において放電停止をすると、モジュールMG
の電池B5は放電曲線215が示すように独立して使用
すればt2まで放電できるはずであり、時刻t1で放電停
止するため、残存容量643を利用することができな
い。
【0012】また、モジュールを複数個、直並列に接続
して充電する場合においても、放電時同様に、利用率の
悪いモジュールが存在することになる。容量の大きい電
池と小さい電池を直並列に接続してモジュールを構成
し、該モジュールを充電する場合、容量の小さい電池が
先に上限電圧に達するため、容量の大きい電池は充電可
能な容量を残して充電を終了するので、電池容量の利用
率が悪いことになる。モジュールを複数個、並列に接続
して充電する場合においても、放電時同様に、利用率の
悪いモジュールが存在することとなる。
【0013】また、別の問題としてモジュール内におい
て、容量の異なる電池を直並列に接続して使用する場合
もしくはモジュールを複数個接続して使用する場合にお
いても、容量の小さい電池は、容量の大きい電池に比べ
て放電深度の利用帯域の幅が深いため、容量の大きい電
池に比べて劣化が早く、寿命が短くなり、個々の電池や
モジュールの寿命がばらつくという問題があった。ここ
でいう放電深度の利用帯域とは、充電終了時の放電深度
から放電終了時の放電深度までの利用帯域のことをいう
ものである。
【0014】図17に示す如く、電池B1は、その放電
曲線421が示す如く、モジュールMB内において最も
劣化が早く、同様に電池B5はその放電曲線215が示
す如く、モジュールMG内において最も劣化が早い。さ
らに、電池B1の放電曲線421と電池B5の放電曲線2
15を比較すると、電池B1がより劣化が早くなるとい
う問題である。
【0015】さらに、別の問題として、一つでもモジュ
ールを構成する電池が故障した場合は、該電池を含むモ
ジュールの停止だけでなく、システム全体の停止に陥っ
てしまうという問題があった。またさらに、別の問題と
して、1つのモジュールを単独に使用する場合において
も、劣化等の電池の状態を考慮せずに充電や放電を行う
と、過電流等になる問題があった。
【0016】上記各問題に対処するため種々の技術が提
案されている。例えば、特開平8−88944号公報記
載の技術がある。一つの二次電池からなるセルまたは複
数のセルからなるモジュールを複数個直列または直並列
に接続した組電池を充電する場合に、上記セルまたはモ
ジュールの電圧値と電流値に基づいて、各セルまたはモ
ジュール毎に充電量を演算し、常に、各セルまたはモジ
ュール毎に放電容量を均一にするものである。この方式
では、直列分の劣化を並列分の供給電流で補償するもの
であり、複雑な補充充電手段が必要となってくる。
【0017】また、例えば、特開平8−140285号
公報記載の技術がある。互いに並列に配置され、その充
電及び放電を互いに独立的に制御可能に構成された複数
の二次電池モジュールを備え、内部抵抗の大きい領域で
は、放電電力を小となるようにし、予め定められた優先
順位に従って充電及び放電を行なわせる電力貯蔵システ
ムであり、エネルギー変換効率が高く、負荷の急変動に
対しても安定化したシステムである。しかし、それぞれ
電池に対する全体負荷の配分については考慮が不十分な
面もあった。
【0018】本発明は、かかる従来の問題点を解決する
ためになされたものであり、複雑な制御システムが不要
であり、並列接続の場合において、二次電池個々の特性
差を補償して有効に活用して二次電池の利用率を高め、
残存容量を少なくし、寿命のバラツキを防止して、電池
寿命を揃え、過電流,過電圧,劣化防止を防止し、シス
テムを構成する電池の負荷分担を考慮し、安定な電力貯
蔵装置を提供することをその目的とする。
【0019】
【課題を解決するための手段】上記課題は、二次電池も
しくはモジュールを具備する電力貯蔵装置において、前
記二次電池の充電深度或いは放電深度を検出する手段
と、該充電深度或いは放電深度と基準値の差に応じて、
前記二次電池の充電電力或いは放電電力を制御する変換
器手段を有することによって達成される。すなわち、二
次電池もしくは二次電池を具備する二次電池モジュール
を複数個、並列に接続してなる電力貯蔵装置において、
前記二次電池の充電深度或いは放電深度を検出する手段
を前記各二次電池もしくはモジュールに備えると共に、
前記二次電池もしくはモジュール毎の充電深度或いは放
電深度に関わる検出結果から充電或いは放電の基準値を
演算する制御手段と、前記充電深度或いは放電深度の検
出結果と前記基準値の差に応じて、該制御手段により、
前記各二次電池もしくはモジュールの充電電力或いは放
電電力がそれぞれに制御される変換器手段を備えること
で、上記課題を解決することができる。
【0020】
【発明の実施の形態】本発明の各実施形態を図1ないし
図14を参照して説明する。 〔実施形態 1〕図1は、本発明に係る電力貯蔵装置の
一実施形態の構成図である。図示する如く、800は、
電力貯蔵装置ユニット(以下単にユニットという)、1
00は、モジュール、110は、1もしくは2以上の二
次電池、130は、モジュール接続回路を制御する第二
の制御手段、200は、変換器、300は、コントロー
ラ、310は、電流決定手段、320は、変換器200
を制御し、全体的な電圧、電流を制御する第一の制御手
段、400は、電圧検出手段、500,501は、二次
電池の入出力電流検出手段であり、これらの部材で該ユ
ニット800が構成されている。
【0021】次ぎに、ユニット800の構成を説明す
る。モジュール100は、1もしくは2以上の二次電池
110と、必要に応じて二次電池の電圧、電流、放電深
度、内部抵抗、温度等を検出する検出手段120と、該
検出手段の検出値により該二次電池110の接続回路を
制御する第二の制御手段130とからなっている。
【0022】該第二の制御手段130は、該二次電池1
10が過充電や過放電にならないようにするための制御
や、該電池特性に不具合があった場合に当該電池もしく
は全体を回路から切離したり、該電池を保護するための
制御手段である。該検出手段120と第二の制御手段1
30は、図示ではモジュール100の内部に設けられて
いるが、外部に設けても差し支えない。モジュール10
0の入出力端子、すなわち二次電池110の入出力端子
には、前記変換器200が接続されている。該変換器2
00は、種々の電力レベルを同一レベルに変換したりも
しくは直流と交流を変換する等の変換手段であり、コン
トローラ300によって制御される。
【0023】該コントローラ300は、該変換器200
を制御する第一の制御手段320と電流決定手段310
とからなっている。該電流決定手段310は、該二次電
池110の端子電圧を検出する検出手段400や、該二
次電池110の入出力電流を検出する電流検出手段50
0や変換器200の入出力電流を検出する501や該二
次電池110の電圧、電流の検出手段120等から信号
に基づいて、後述の図2で示す現在の放電モジュールか
らの電流量の増減を決定するものである。該第一の制御
手段320は、該電流決定手段310の決定値にしたが
い、該変換器200の入出力の制御を行い、主に電流、
電圧の増減、運転開始、停止を行うものである。
【0024】該変換器200の入出力電流量は、該変換
器200に接続されている負荷に対する前記二次電池1
10の入出力電流量と、該二次電池110の検出手段1
20や該検出手段120の検出信号を用いる制御手段1
30や電圧検出手段400,電流検出手段500、50
1の検出値を用いた演算によって決定される。
【0025】ユニット800においては、必要に応じて
モジュール100の増設や交換が可能である。また、コ
ントローラ300はユニット800の外部にあっても差
し支えない。該第一の制御手段320と電流決定手段3
10とを該コントローラ300内で一体化して差し支え
ない。さらにまた、該第二の制御手段130と該第一の
制御手段320は、別体として機能を具備させている
が、該第一の制御手段320に一体化して機能を具備さ
せ、該第二の制御手段130を省略しても差し支えな
い。一般に、電池は、安全上の理由により、過電流が許
されない場合がある。また、経年劣化により初期と同じ
電流を流す事ができない場合も考えられる。つまり、負
荷の要求を無条件に受け入れて放電することができない
場合が考えられ、電池の状態に応じた放電電流量を決め
る必要がある。
【0026】図2、3を参照して、放電時における放電
電流決定の一方法を説明する。図2は、電力貯蔵装置に
おける放電電流の調整方法、図3は、図2の調整方法の
フローチャートである。図2には、電池電圧対放電深度
の放電曲線を示しているが、横軸は放電深度(DOD)
0〜100%を示し、縦軸は端子電圧400の値を示し
ているものとする。
【0027】いま、説明を簡単にするため、ステップ1
において、放電レートを定める定数k=1とし、放電レ
ートR1とする。各放電レートRk=1・・・nの放電曲線値
は、予め適宜なメモリ、例えば該第一の制御手段32
0,電流決定手段310のメモリ内に格納されている。
ここでは、該電流決定手段310のメモリ内に格納され
ているものとする。また、該第一の制御手段320と電
流決定手段310とは、別体と成っているが、一体化す
ることを勿論差し支えない。ステップ2において、該電
流決定手段310により、該二次電池110の電圧等を
検出する該検出手段120や該モジュール100の端子
電圧を検出する電圧検出手段400や該モジュールの入
出力を検出する電流手段500等の値より、該モジュー
ル100が放電レートR1の放電曲線701で放電して
おり、該端子電圧をVR401とし、これは放電曲線上
のHR点11に位置するため、放電深度はDODR601
として求めることができる。
【0028】ステップ2において、該電流決定手段31
0により、二次電池110の経年劣化や将来の充放電を
予測して、現在における理想的な放電深度を求め、これ
を基準値としてDODI602とする。ステップ3にお
いて、該電流決定手段310により、DODR601と
DODI602の差の絶対値が許容値以上かどうかを判
断する。許容値以内の場合はステップ1にかえる。許容
値以上の場合はステップ4に進む。ステップ4におい
て、該電流決定手段310により、該DODR601と
DODI602との差より現在の放電レートR1の放電曲
線701上のHI点12より理想電圧VI402を求め
る。ステップ5において、該電流決定手段310によ
り、端子電圧が該理想電圧VI402になるように放電
電流値の調整量を決定する。ここで、該放電電流を減
じ、放電レートを下げれば、内部抵抗等による電圧降下
が減少するので端子電圧は上がり、逆に、該放電電流を
増加し、放電レートを上げれば内部抵抗等による電圧降
下が増加するので端子電圧は下がることになる。ステッ
プ6において、該決定された、放電電流値の調整量にし
たがい、該第一の制御手段320が、kをk+1とし、
図示矢印の如く、放電レートを下げ、放電電流を調整し
てVR≒VIとなるようにする。VR≒VIとならなけれ
ば、ステップ5に返る。VR≒VIとなればステップ7に
進む。ステップ7において、k+1をkとし、放電レー
トを元に戻し、ステップ2に返る。
【0029】このようにすることにより、現実の放電深
度を理想放電深度に近づけることが可能となる。ここで
いう理想放電深度とは、例えば、将来における放電量の
増加を予測して放電容量を確保するために設定する放電
深度であったり、電池の使用履歴や使用状態から勘案し
て、電池の放電スピードが早くなりすぎないように放電
深度の進行を抑制するもの等である。そして、それは、
システムからの放電電力の要求と電池の寿命や経年劣化
を現在と将来にわたって見通した上で決定される。放電
深度を理想放電深度に近づけるための方法は、前記説明
した方法に限られないし、また、放電電流の調整は、放
電深度を理想放電深度に近づけることにより決定される
とは限らない。充電時においても、同様の方法で理想充
電深度に近けることができる。
【0030】〔実施形態 2〕図4を参照して、本発明
に係る電力貯蔵装置の他の実施形態のシステム説明図で
ある。本実施形態は、図1の〔実施形態 1〕のユニッ
ト800a,bを二個以上を用いて構成するものであ
る。該ユニット800a,bは、図1の〔実施形態
1〕のユニット800とほぼ同一の構成であり、且つ図
4において図1と同一符号は、同一機能、同一構成の相
当部材であるので、再度の説明は煩瑣となるので省略
し、特徴部分を中心に説明する。添字aが付く符号は、
図4の上段側のユニット、添字bが付く符号は、図4の
下段側のユニットを示すものである。
【0031】本実施形態では、変換器200a,200
bと変圧器600は接続されており、変換器200a、
bは、交流と直流を変換する手段である。変圧器600
の変換器200a、bとの接続側を二次側、反対側を一
次側とする。該変圧器600は、ユニット毎に備える巻
線を同一鉄心に複数巻線構造としても差し支えない。ま
た、各ユニット800a、b毎に変圧器を設け、一次側
出力を合成するように接続してもよい。
【0032】図4の実施形態において、二個のモジュー
ル100a、bは、いずれも変圧器600を介して充電
と放電が行われる。図1の〔実施形態 1〕では、一ユ
ニットであるため、電流決定手段310が単独で判断す
ればよいが、図4の〔実施形態 2〕では、二個の電流
決定手段310a、310b間で調整を取りながら、放
電電流量を決定する。このため、情報伝達手段700で
コントローラ300a,300b間で情報が伝送できる
ように構成してある。
【0033】該情報伝達手段700は、アナログ信号で
もよいし、デジタル信号でも差し支えない。有線、無線
のいずれでも差し支えない。図4は、自律分散型電力貯
蔵装置の構成図を示しているが、後掲の図14に示す情
報伝達手段700は、コントローラ300a,300b
制御を統括する総合制御手段1400に接続されても差
し支えない。また、図4は、電力配電線1500a,b
と情報伝達手段700は別個に示されているが、電力配
電線を利用した電力搬送波を用いて情報伝達手段を利用
してもよい。この場合は詳細な図示は省略するが、電力
配電線1500a,bが変圧器600に接続されている
場合は、変圧器600を介して通信は困難であるので、
両電力配電線1500a,b間に検波、変調、増幅等を
行う中継器が必要となる。変圧器600を用いないで電
力配電線が接続されてない場合は中継器が不要となる。
【0034】ここで考慮しなければならないのは、放電
時において、図4に示す二つの変換器200a,200
bが異なる電圧を出力すると、一つの変換器から他の変
換器に誘起電圧が発生させることも考えられるが、ここ
では説明を簡単にするため、誘起電圧が発生はないもの
とする。なお、この対策については詳細を後述する。コ
ントローラ300a,300bは、ユニット800a,
800bの外部にあっても差し支えない。また、複数の
ユニットで一つのコントローラを共通に利用しても差し
支えない。
【0035】図4に示す構成の電力貯蔵装置を、図5、
6を参照して従来の技術と本発明の技術と比較して説明
する。図5は、従來における電力貯蔵装置の一例の動作
説明図である。図6は、本発明に係る電力貯蔵装置の一
実施形態の動作説明図である。図5において、モジュー
ル100aを容量の小さいモジュールMBとモジュール
100bの容量の大きいモジュールMGを接続した場
合、該モジュールMB,MG内の電池の状態情報を得られ
ない場合には、任意の電流値IMB1521およびIMG1
22で放電する方法のみしかなかった。
【0036】その結果、該容量の大きいモジュールMG
には、残存容量643が生じ、モジュールの利用効率が
わるくなる。しかし、電池モジュールの状態情報が得ら
れていれば、各モジュールの出力を調整することにより
全てのモジュールを同時に放電終了とすることができ、
モジュールの利用率が向上できる。
【0037】図5において、情報伝達手段700で相互
に電池モジュールの状態情報を得た上で、電流IMB1
21とIMG522を、電流IMB1523とIMG524と
に調整することにより、モジュールMGの残存容量64
3を少なくするようにして、図6に示す如く、モジュー
ルMGの放電量632を放電量634に増加させ、同時
に放電終了させるることができる。
【0038】上記の如く、全てのモジュールを同時に放
電終了させる一方法を図7、8を参照して説明する。該
電力貯蔵装置において、全てのモジュールMB,MG内を
同時に放電終了とするには、例えば各モジュールの放電
深度を揃えながら放電する方法がある。しかし、該両モ
ジュールMB,MGを構成する電池は、それぞれ特性が異
なるので放電深度も異なり、全ての放電深度を揃えるこ
とはできない。そこで、各モジュールを代表する電池の
放電深度を揃えるようにすればよい。例えば、各モジュ
ールの最も放電深度の大きいものを代表放電深度とする
ことにする。
【0039】図7,8を参照して、モジュール毎の代表
放電深度を揃える方法の一実施形態を説明する。図7
は、本発明に係る電力貯蔵装置の一実施形態の電池電圧
対放電深度の調整方法の説明図である。図8は、図7の
調整方法のフローチャートである。一般に、放電レート
が0.5C,1C,1.5Cと異なる場合、各電池は、
図7に示すように異なった放電線図を示すものである。
図7は横軸が放電深度、縦軸は電池の端子電圧である。
【0040】いま、説明を簡単にするため、モジュール
A,モジュールBは、それぞれ放電レート1Cで放電し
ているとする。放電レート1C・・等は、電流決定手段
310a,bに予め記憶させておき、その値にしたが
い、制御手段320a,320bが変換器200a,2
00bの出力電圧を制御している。ステップS11にお
いて、検出手段120a,120bにより該モジュール
A,該モジュールBのそれぞれの代表電池電圧VA28
1,VB282を検出し、電流決定手段310a,31
0bに入力し、該電流決定手段310a,310bで該
代表電池電圧VA281,VB282に対応する該モジュ
ールA,モジュールBの代表放電深度を、それぞれDO
A291,DODB292として求める。
【0041】ステップS12において、該電流決定手段
310a,310bが、DODA291とDODB292
との差の絶対値と許容値との大小が判断される。許容値
より小である場合には、ステップS11に返る。許容値
より大である場合には、ステップS13に進む。ステッ
プS13において、該電流決定手段310a,310b
で、それぞれ該モジュールAの代表電池電圧VA281
と該モジュールBの該代表電池電圧VB282とを比較
する。代表電池電圧VA281が該代表電池電圧VB28
2より大きい場合には、ステップS14aへ進む。代表
電池電圧VA281が該代表電池電圧VB282より大き
い場合には、ステップS14bへ進む。
【0042】ステップS14aにおいて、該電流決定手
段310a,310bで、放電レート1Cの放電曲線上
における該代表電池電圧VA281と該代表電池電圧VB
282に対応する位置をそれぞれA1点11,B1点21
を決定する。ここで、該モジュールA,該モジュールB
の合計の放電量を変えないように、電圧の高い該モジュ
ールAの放電電流を徐々に上げ、電圧の低いモジュール
の放電電流を徐々に下げ、各モジュールA,Bの代表電
池電圧がほぼ等しくなるように、VA≒VB=VEとなる
放電レート1・5Cと<放電レート0・5Cとを決定す
る。ここでは、簡単のために、調整後の合計放電量が、
調整前の合計放電量2C=1C+1Cと等しくなるよ
う、1.5Cと0.5Cを選んだが、他の組合せでも差
し支えない。
【0043】制御手段320a,320bは、このよう
にして決定された該VA≒VB=VEとなる放電レート1
・5C上のA212および放電レート0・5C上のB2
2まで該調整を行うようにする。該モジュールAの放電
電流が大であるので、放電が該モジュールBより進むこ
ととなり、両モジュールA,Bの放電深度が次第に揃う
ことになる。上記放電レートの変更後も該モジュールA
と該モジュールBでは、電池電圧の差が発生するが、上
記同様に適宜放電レートの変更を行うことにより、放電
深度を揃わせ、各モジュールは、同時に放電を終了する
ことができる。
【0044】ステップS14bに進んだ場合には、ステ
ップS14aと逆の調整をすればよい。該VA≠VBのと
きは、ステップS13へ戻り、VA≒VBとなるようにす
る。上記は放電時について述べたが、充電時についても
代表充電深度を揃えるように調整すれば、各モジュール
の充電を同時に終了することができる。
【0045】次ぎに、二つのモジュールにおいて放電電
流が異なる場合に発生が予想される前記図4に示す二台
の変換器200a,b間の干渉について説明する。該干
渉の例としては、該変換器200a,bが、それぞれ接
続された変圧器600の二次側(あるいは一次側)巻線
の間で、いわゆる横流が流れるような場合が考えられ
る。こうした場合には、変換器200a,bの交流側に
設けた電流検出器501a,bで横流を検出し、変換器
200a,bをコントローラ300a、300bでそれ
ぞれ独立に制御する。
【0046】次ぎに、上記制御法の詳細について説明す
る。該変換器200a,bの構成として、該モジュール
100a,bとそれぞれ接続される直流側には昇降圧チ
ョッパー回路200a1,200b1を、また、変圧器6
00の巻線と接続する交流側にはインバータ回路200
2,200b2をそれぞれ具備させるようにする。
【0047】図7で説明したように二つのモジュール
A,Bの放電電流を変える場合、変換器200a側を電
流を減少させる側、変換器200b側を電流を増加させ
る側とすると、該変換器200aは、該昇降圧チョッパ
ー回路200a1によって出力の直流電圧が以前の値よ
りも小さくなるように、該制御手段320aで制御され
る。一方、電流を増加させる側の変換器200bは、昇
降圧チョッパー回路200b2によって出力の直流電圧
を以前の値よりも大きくなるように制御手段320bで
制御される。
【0048】両変換器200a,b間では、情報伝達手
段700により両モジュール100a,100bの放電
深度と共に、電流値、インバータ回路のパルス幅制御信
号、電流検出手段500及び501の検出値等の必要な
情報が相互に伝達されている。ここで、両変換器200
a,bのインバータ回路200a2,200b2では、該
インバータ回路のパルス幅制御信号が揃うように制御す
ることにより、昇降圧チョッパー回路200a1,20
0b1によって直流電圧が変化した値に比例するよう
に、該インバータ回路200a2,200b2の出力交流
電流も変化することができる。
【0049】上記の如く、制御すれば、両変換器200
a,bのそれぞれのインバータ回路200a2,200
2では、図示しない各スイッチ素子のオン、オフが同
期しているため、変圧器600の二次巻線間で横流が流
れることはない。なお、図4に示す実施形態では。両変
換器200a,bを変圧器600を介在させて並列運転
させるが、該変圧器600トランスにリアクトルを用い
て、変換器200a,bを連結させても差し支えない。
【0050】このように、本発明は、複数の電池モジュ
ールを接続して使用する場合において、該電池モジュー
ル内の電池情報をモジュール間で伝達し、その情報をも
とに充放電電力をリアルタイムに調整する点に特徴があ
るものである。例えば、放電時において、モジュール内
の電池は、それぞれ放電深度が異なるが、最大放電深度
となる電池の放電深度を各モジュールの代表値として用
い、この代表値を揃えるように各モジュールの放電を行
えば、全てのモジュールは、同時に放電を終了すること
ができ、電池容量を最大限利用することができる。
【0051】また、電池利用の安全性や寿命の向上が可
能となる。このことは充電時も同様であり、各モジュー
ルの最大充電状態となる電池の充電状態を揃えるように
充電を行えば、電池容量を最大限利用することができ
る。このように、各モジュールの最大放電深度や最大充
電深度を揃えるように充放電を行うことにより、各モジ
ュール間の放電深度の利用帯域の格差が少なくなるの
で、劣化速度の差が少なくなり、全てのモジュールの寿
命を揃えることができる。
【0052】さらに加えて、モジュールを構成する電池
の容量や内部抵抗等の電池特性を揃えるようにすれば、
個々の電池の容量を最大限に利用でき、放電深度の利用
帯域を揃えることが可能となり、寿命を揃えることがで
きる。これは、単電池の充放電特性、使用条件や環境等
の履歴を記録する手段と、モジュール内で特異な電池を
判別する手段の少なくとも一方を備えることにより達成
できる。
【0053】また、モジュール内の電池に異常やモジュ
ールに異常等が発生した場合、該モジュールを停止させ
るとともにその情報を伝達し、その情報をもとに他のモ
ジュールの放電電力を上昇させる等の措置をとれば、シ
ステム全体の出力を低下することなく運転することが可
能である。さらに、複数の電池モジュールを並列運転さ
せる場合にも、必要な情報を伝達して、変換器200
a,bをそれぞれ独立に制御することによって変換器間
で横流が流れることはない。
【0054】〔実施形態 3〕図9を参照して、本発明
に係る電力貯蔵装置の他の実施形態を説明する。図9
は、本発明に係る電力貯蔵装置の他の実施形態のシステ
ム構成図である。図9において、図1と同一符号は同一
機能、同一構成の部材であるので、再度の説明は煩瑣と
なるので省略する。また、ユニット800の構成も、図
1と同一であるので、説明を省略する。図9に図示する
如く、ユニット800と、他の電力源900を並列に接
続した構成である。図3に示した実施形態において、下
側のユニット800bが、電力源800に置換しただけ
であり、その他の構成は同じである。
【0055】図9における電池モジュール100に対し
て充電および放電の深度を検出し、図7、8において説
明した方法により、現実の充電深度及び放電深度と理想
の充電深度及び放電深度との差に応じて、充電もしくは
放電のレートを変更する。電力源900と接続された変
換器200bは、電池モジュール100に接続された変
換器200aとの間で情報を伝達して説明した如く、両
変換器200a、200b間でいわゆる横流が流れない
ように制御される。
【0056】変換器の制御法は図7、8の〔実施形態
2〕で説明した、いわゆる横流抑制法と同じであり、こ
こでは再度の説明を省略する。本実施形態の特徴は、電
池モジュール100の状態に応じて、他の電力源900
から放電する電流を制御することであり、システム全体
での長寿命化、高信頼度化が達成される。
【0057】〔実施形態 4〕また、本発明に係る電力
貯蔵装置の他の実施形態を説明する。図10は、本発明
に係る電力貯蔵装置のさらに他の一実施形態のモジュー
ルの放電説明図、図11は、図10の電力貯蔵装置のモ
ジュールの電力補填時の放電説明図である。図10は、
任意の電池モジュールの出力に制限ある場合の放電状態
の説明図である。図10に示す時刻tSにおいて、モジ
ュールM4の放電量644が制限されている場合が示さ
れている。図11に示す如く、時刻tSにおいて、他の
モジュールM1,M2,M3の出力を上げて補填すること
により、モジュールM4の放電量644をそのままの状
態にして、システム全体としての放電電流IS521を
変えることなく、運転することができる。
【0058】〔実施形態 5〕図12,13を参照し
て、電池容量を最大限に利用するための一実施形態を示
す。図12は、本発明に係る電力貯蔵装置のさらに他の
一実施形態のモジュールの放電説明図、図13は、図1
2の電力貯蔵装置のモジュールの電力補填時の放電説明
図である。図12において示す如く、モジュールM1
おいて電池B1が、他の電池B2,電池B3,電池B4より
容量が大きく且つモジュールM2において電池B5が他の
電池B6,B7,B8より容量が小さいとする。
【0059】各モジュールM1,M2は、最小容量の電池
に揃って放電を終了するので、モジュールM1は残存容
量653、モジュールM2は残存容量654を残存する
こととなる。ここで、電池B1,B2,B3,B4,B5
6,B7,B8の充放電特性を記録し保持していれば、
各モジュールM1,M2内における、例えば電池B1が電
池B2,B3,B4より大きく、例えば電池B5が電池
6,B7,B8より小さい等、電池容量が、他と異なる
等の電池を発見することが可能である。この電池を判別
し、信号等を発生する手段を設ける方法も考えられる。
【0060】これらの手段によりモジュールM1,M2
に特異な電池を発見した場合、モジュールM1内の電池
1とモジュールM2内の電池B5を交換することによ
り、モジュールM1とM2間で移動させることによって、
図13において示す如く、モジュールM1の残存容量は
0となり、モジュールM2の容量は増加し、システム全
体の放電容量が向上される。
【0061】前記の如く、モジュール間M1,M2での電
池の交換にとどまらず、このような電池を外部の電池と
交換しても目的は達成でき、この場合は、モジュールが
1つの場合でも放電容量を増加させることができる。上
記において、各モジュールの放電においては、以上で説
明した本発明に係る電力貯蔵装置における各モジュール
毎の放電電流の調整を行えることはいうまでもない。
【0062】また、内部抵抗が異なった電池によって構
成されたモジュールは、充放電時の電圧降下によって充
電量や放電量に差がつくことになるが、モジュールを構
成する電池の容量を揃えると共に、内部抵抗を揃えるこ
とにより、システム全体の容量の向上が期待できる。内
部抵抗のみをモジュール内で揃えることによっても、十
分な効果が上がる。
【0063】〔実施形態 6〕図14を参照して、二次
電池を具備した電力貯蔵装置の有効な利用方法の一実施
形態を説明する。図14は、本発明に係る電力貯蔵装置
のさらに他の一実施形態の構成図である。これまで説明
した(実施形態)の電力貯蔵装置は、様々な方法があっ
たが、多くの普及が望めなかった。
【0064】その理由としては、電力貯蔵装置が高価で
あり、初期投資に多くの費用がかかることが挙げられ
る。また、ビル等の受配電設備のように、1受配電設備
から複数の需要家が電力の供給を受け、電力貯蔵を必要
とする需要家と必要としない需要家がいる場合、互いの
利益が異なるため、共通とする受配電設備に電力貯蔵装
置を備えることに難しい面があった。また、電力貯蔵装
置はその設備の設置スペースを多く必要とするため、そ
の設置スペースの確保が困難であった。
【0065】これを解決する方法として、電力貯蔵装置
を必要とする需要家毎や設置スペースに応じて分散配置
させ、分散配置した電力貯蔵装置と、電源と、負荷と、
電力調整手段等の電力系統に接続された設備の入出力電
力の状態情報を伝達する手段を設け、その状態情報をも
とに入出力電力を調節することにより、必要とする需要
家のみが電力貯蔵装置を備えることができる。
【0066】図14に図示する如く、電力源1000
(電力源1000a1等の総称)と負荷群1300(負
荷群1300a1等の総称)と、本発明に係るユニット
800(ユニット800a等の総称)を分散して配置す
るものである。該電力源1000は、発電所からの買電
電力でもよいし、自家発電機でも、太陽電池等の出力を
利用したものでもよく、これらの複数の組み合せでも、
単数でも差し支えない。
【0067】該ユニット800は、図示する如く、様々
な接続形態が考えられ、負荷群1300と並列であった
り、変圧器600を介して並列であったり、他の並列形
態であっても差し支えない。検出手段1200(検出器
群1200a1等の総称)は、必要に応じて電路に設け
られ、電圧、電流、位相、その他電力諸量を検出する手
段で、可能であれば電路に配置せず、各手段の入出力電
力の各量を直接求めてもよい。
【0068】情報伝達手段700は、該検出手段120
0からの情報を制御統括手段1400に伝達する。該制
御統括手段1400は、該ユニット800からの情報も
該情報伝達手段700から受け、各ユニット800の入
出力電力を制御する。情報統括手段1400を不要と
し、自律分散型としても差し支えなく、また、情報伝達
手段700は、全てを接続せずに、情報の伝達を必要と
する検出手段1200およびユニット800を接続する
だけでよい。
【0069】このように、各手段を備えることにより、
電力貯蔵装置を分散配置することができる。また、大き
なスペースを必要とせずに設置できる。また、本発明に
かかわる電力貯蔵装置は、ユニット毎、モジュール毎に
増設が可能であるので、初期投資を少なく必要に応じて
増設が可能であり、電力貯蔵需要の増減に応じてモジュ
ール単位、ユニット単位で容量の増減も可能である。
【0070】該容量の増加を必要とする場合、従来は古
い電池と新しい電池を混在させて使用することができな
かった。電池特性が異なるため、充放電を同時に行うこ
とができなかったからである。本発明の係る電力貯蔵装
置の構成を用いることにより、モジュール毎に適切な構
成となる電池の特性を揃え、新しい電池モジュールと古
い電池モジュールを混在して構成することができる。
【0071】図14では、電路における上位変電設備、
遮断器、開閉器、電圧検出手段、電流検出手段、事故検
出手段、保護手段、遠方制御手段、調相設備などの電力
調整手段、下位変電設備、下位配電設備等は詳細な図示
を省略しているが、これら手段と接続使用できることは
いうまでもない。また、これら手段と連系させて、本発
明における電力貯蔵装置の充放電電力の制御を使用でき
ることはいうまでもない。
【0072】
【発明の効果】以上、説明した通り、本発明の構成によ
れば、複雑な制御システムが不要であり、直並列接続の
場合において、二次電池個々の特性差を補償して有効に
活用して二次電池の利用率を高め、残存容量を少なく
し、寿命のバラツキを防止して、電池寿命を揃え、過電
流,過電圧,劣化防止を防止し、システムを構成する電
池の負荷分担を考慮し、安定な電力貯蔵装置を提供する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る電力貯蔵装置の一実施形態の構成
図である。
【図2】図1の電力貯蔵装置の放電電流の調整方法の説
明図である。
【図3】図2のの調整方法のフロチャートである。
【図4】本発明に係る電力貯蔵装置の他の一実施形態の
構成図である。
【図5】従來における電力貯蔵装置の一例の動作説明図
である。
【図6】図5の電力貯蔵装置の動作説明図である。
【図7】本発明に係る電力貯蔵装置の一実施形態の電池
電圧対放電深度の調整方法の説明図である。
【図8】図7の調整方法のフローチャートである。
【図9】本発明に係る電力貯蔵装置のさらに他の実施形
態の構成図である。
【図10】本発明に係る電力貯蔵装置のさらに他の一実
施形態のモジュールの放電説明図である。
【図11】図10の電力貯蔵装置のモジュールの電力補
填時の放電説明図である。
【図12】本発明に係る電力貯蔵装置のさらに他の一実
施形態のモジュールの放電説明図である。
【図13】図12の電力貯蔵装置のモジュールの電力補
填時の放電説明図である。
【図14】本発明に係る電力貯蔵装置のさらに他の一実
施形態の構成図である。
【図15】従来における直列に接続された二個の二次電
池の動作特性説明図である。
【図16】従来における直並列に接続された多数の二次
電池の動作特性説明図である。
【図17】従来のおける接続された複数個のモジュール
の動作特性説明図である。
【符号の説明】
100…モジュール,110、110a、110b…二
次電池,120、120a、120b…検出手段,13
0、130a、130b…制御手段,200、200
a、200b…変換器,300、300a、300b…
コントローラ,310、310a、310b…電流決定
手段,320、320a、320b…制御手段,40
0、400a、400b…電圧検出手段,500、50
0a、500b、501、501a、501b…電流検
出手段,600、600a・・…変圧器,700…情報
伝達手段,800、800a、800b・・…ユニッ
ト,900…電力源,1000、1000a・・…電力
源,1100…電路,1200、1200a、1200
b・・…検出手段,1300、1300a、1300b
・・…負荷群,1400…制御統括手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H02J 9/06 503 H02J 9/06 503A (72)発明者 宮崎 英樹 茨城県日立市大みか町七丁目1番1号 株 式会社日立製作所日立研究所内 Fターム(参考) 2G016 CA00 CB12 CB13 CB21 CB23 CB31 CC04 CC06 CC07 CD01 CD02 CD03 CE00 5G003 AA01 BA04 CA01 CA11 CC08 DA07 DA15 DA18 EA05 FA04 GB03 GB06 GC05 5G015 JA02 JA22 JA47 JA54 JA55 JA56 JA59 5H030 AA03 AA04 AS03 AS18 BB01 BB21 FF41 FF43 FF44

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 二次電池もしくは二次電池モジュールを
    複数個、並列に接続してなる電力貯蔵装置において、 該二次電池もしくは二次電池モジュールの端子電圧と充
    放電曲線から充電深度もしくは放電深度を演算する手段
    と、該二次電池もしくは二次電池モジュールの端子電圧
    と前記充電深度もしくは放電深度とから基準の充電深度
    もしくは放電深度を演算する演算手段と、前記充電深度
    もしくは放電深度と基準の充電深度もしくは放電深度と
    の差に応じて前記二次電池もしくは二次電池モジュール
    の充電電力もしくは放電電力を該二次電池もしくは二次
    電池モジュール毎にそれぞれ制御する制御手段を具備す
    ることを特徴とする電力貯蔵装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の電力貯蔵装置において、 該二次電池もしくは二次電池モジュールの最大放電深度
    または最大充電深度を前記二次電池もしくは二次電池モ
    ジュールの代表値とし、該代表値を同一値となるように
    放電電力もしくは充電電力を制御する制御手段を具備す
    ることを特徴とする電力貯蔵装置。
  3. 【請求項3】 請求項2の電力貯蔵装置において、任意
    の二次電池もしくは二次電池モジュールの出力が制限さ
    れもしくは運転を停止した場合に、不足する電力を該任
    意の二次電池もしくは二次電池モジュール以外の二次電
    池もしくは二次電池モジュールから補填する補填手段を
    具備することを特徴とする電力貯蔵装置。
  4. 【請求項4】 請求項1の電力貯蔵装置において、該電
    力貯蔵装置を構成する二次電池の特性を同一とすること
    を特徴とする電力貯蔵装置。
  5. 【請求項5】 請求項1、2、3記載のいずれかの電力
    貯蔵装置において、該電力貯蔵装置を構成する二次電池
    モジュールを構成する二次電池の特性を同一とすること
    を特徴とする電力貯蔵装置。
  6. 【請求項6】 請求項4、5記載のいずれかの電力貯蔵
    装置において、同一とする二次電池の特性は、電池容量
    と内部抵抗の少なくとも一つであることを特徴とする電
    力貯蔵装置。
  7. 【請求項7】 請求項1ないし6記載のいずれかの電力
    貯蔵装置において、該二次電池の充放電特性を記憶する
    記憶手段を具備したことを特徴とする電力貯蔵装置。
  8. 【請求項8】 請求項3記載の電力貯蔵装置において、
    該出力が制限されもしくは運転を停止した任意の二次電
    池もしくは二次電池モジュールを判別する手段を具備し
    たことを特徴とする電力貯蔵装置。
  9. 【請求項9】 二次電池モジュールを複数個、並列に接
    続してなる電力貯蔵装置において、 該並列の各二次電池モジュールに直流―交流変換機能を
    備えた変換器手段を接続し、該変換器手段の交流側を変
    圧器を介して接続すると共に、前記二次電池モジュール
    毎の充電深度もしくは放電深度を演算する演算手段と、
    該二次電池モジュールの端子電圧と前記充電深度もしく
    は放電深度とから基準の充電深度もしくは放電深度を演
    算する演算手段と、前記充電深度もしくは放電深度と基
    準の充電深度もしくは放電深度との差に応じて前記二次
    電池モジュールの充電電力もしくは放電電力を該二次電
    池モジュール毎にそれぞれ制御する制御手段を具備する
    ことを特徴とする電力貯蔵装置。
  10. 【請求項10】 二次電池モジュールを複数個、並列に
    接続してなる電力貯蔵装置において、 複数配設した電力貯蔵装置と、電源と、負荷と、遮断
    器、開閉器、保護手段、電力調整手段とからなる電力系
    統に接続されている設備の入出力電力情報を伝達する伝
    達手段を備え、該伝達情報に基づき入出力電力を制御す
    る制御手段を具備することを特徴とする電力貯蔵装置。
JP10283880A 1998-10-06 1998-10-06 電力貯蔵装置 Pending JP2000116014A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10283880A JP2000116014A (ja) 1998-10-06 1998-10-06 電力貯蔵装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10283880A JP2000116014A (ja) 1998-10-06 1998-10-06 電力貯蔵装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000116014A true JP2000116014A (ja) 2000-04-21

Family

ID=17671382

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10283880A Pending JP2000116014A (ja) 1998-10-06 1998-10-06 電力貯蔵装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000116014A (ja)

Cited By (36)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003339127A (ja) * 2002-05-21 2003-11-28 Matsushita Electric Ind Co Ltd 無停電電源装置
JP2003338324A (ja) * 2002-05-21 2003-11-28 Toyota Motor Corp 二次電池の充電制御装置、二次電池の放電制御装置及び二次電池の充電制御方法並びに二次電池の放電制御方法
WO2007123222A1 (ja) * 2006-04-24 2007-11-01 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha 電源システムおよび車両
JP2008295291A (ja) * 2007-04-27 2008-12-04 Sanyo Electric Co Ltd 電源装置及び電動車輌
WO2008153174A1 (ja) * 2007-06-11 2008-12-18 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha 電気システムの制御装置および制御方法
JP2009011034A (ja) * 2007-06-27 2009-01-15 Sanyo Electric Co Ltd バッテリシステム
WO2009013952A1 (ja) * 2007-07-25 2009-01-29 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha 電気システムの制御装置および制御方法
JP2009166679A (ja) * 2008-01-16 2009-07-30 Jtekt Corp 電動パワーステアリング装置のモータ制御装置
JP2010029015A (ja) * 2008-07-23 2010-02-04 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 組電池システム
WO2010058460A1 (ja) * 2008-11-19 2010-05-27 東芝三菱電機産業システム株式会社 二次電池システム
WO2010067735A1 (ja) * 2008-12-09 2010-06-17 三菱重工業株式会社 電圧均等化装置、方法、プログラム、及び電力貯蔵システム
JP2010148242A (ja) * 2008-12-18 2010-07-01 Sharp Corp 電力変換装置、電力変換装置の充放電制御方法、電力変換装置制御プログラム、並びに電力変換装置制御プログラムを記録した記録媒体
WO2011033558A1 (ja) * 2009-09-16 2011-03-24 Necエナジーデバイス株式会社 2次電池パックシステム
WO2011043173A1 (ja) * 2009-10-05 2011-04-14 日本碍子株式会社 制御装置、制御装置網及び制御方法
WO2011043172A1 (ja) * 2009-10-05 2011-04-14 日本碍子株式会社 制御装置、制御装置網及び制御方法
JP2011097669A (ja) * 2009-10-27 2011-05-12 Ricoh Co Ltd 充電回路及び充電方法
JP2011177025A (ja) * 2011-06-01 2011-09-08 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 組電池システム
US8053921B2 (en) 2007-02-13 2011-11-08 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Driving force generation system, vehicle using the system, and method for controlling the system
JP2012050213A (ja) * 2010-08-26 2012-03-08 Hitachi Ltd 電池制御装置及びこの電池制御装置を搭載した車両システム
JP2012065534A (ja) * 2010-08-19 2012-03-29 Ihi Corp 電源装置、電源システム及び電源システム制御方法
WO2012176868A1 (ja) * 2011-06-24 2012-12-27 三洋電機株式会社 電力供給システム
JP2013042584A (ja) * 2011-08-12 2013-02-28 Ihi Corp 電源システム
JP2013042583A (ja) * 2011-08-12 2013-02-28 Ihi Corp 電源システム
WO2012165890A3 (ko) * 2011-05-31 2013-03-28 주식회사 엘지화학 전력저장용 단위 랙의 연결을 위한 전압 평준화 장치 및 이를 포함하는 전력저장 시스템
CN103094952A (zh) * 2011-11-07 2013-05-08 索尼公司 控制装置、控制方法及控制系统
JP2013520947A (ja) * 2010-02-20 2013-06-06 ツェ,ローレンス・ツェ−レオン バッテリセルコンバータ管理システム
JP2013121207A (ja) * 2011-12-06 2013-06-17 Konica Minolta Business Technologies Inc 補助電源装置および電力供給方法
JP2013126331A (ja) * 2011-12-15 2013-06-24 Fdk Twicell Co Ltd 電子機器、電池ユニット
WO2014010176A1 (ja) * 2012-07-13 2014-01-16 パナソニック株式会社 蓄電池システム及びその制御方法
WO2014167802A1 (ja) * 2013-04-12 2014-10-16 パナソニック 株式会社 蓄電池の管理システム及び蓄電池の管理方法
US9496713B1 (en) 2009-11-21 2016-11-15 The Boeing Company Architecture and control method for dynamically conditioning multiple DC sources to drive an AC load
WO2016185543A1 (ja) * 2015-05-18 2016-11-24 三菱電機株式会社 電源供給装置および電源供給システム
JP2017504300A (ja) * 2014-01-10 2017-02-02 ローベルト ボッシュ ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング 電気化学的なエネルギー貯蔵器、及び、平衡化のための方法
CN107976636A (zh) * 2017-11-17 2018-05-01 深圳市恒翼能科技有限公司 基于电池部分充放电数据重建完整充放电数据的方法及系统
US10734689B2 (en) 2017-11-17 2020-08-04 Shenzhen Hynn Technologies Co., Ltd. Method and system for reconstructing complete charging-discharging data based on partial charging-discharging data of battery
CN112821396A (zh) * 2021-02-20 2021-05-18 珠海格力电器股份有限公司 线控器、电气设备、控制方法及其控制芯片

Cited By (70)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003338324A (ja) * 2002-05-21 2003-11-28 Toyota Motor Corp 二次電池の充電制御装置、二次電池の放電制御装置及び二次電池の充電制御方法並びに二次電池の放電制御方法
JP4517273B2 (ja) * 2002-05-21 2010-08-04 トヨタ自動車株式会社 二次電池の充放電制御装置及び二次電池の充放電制御方法
JP2003339127A (ja) * 2002-05-21 2003-11-28 Matsushita Electric Ind Co Ltd 無停電電源装置
JP4501893B2 (ja) * 2006-04-24 2010-07-14 トヨタ自動車株式会社 電源システムおよび車両
WO2007123222A1 (ja) * 2006-04-24 2007-11-01 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha 電源システムおよび車両
JP2007295701A (ja) * 2006-04-24 2007-11-08 Toyota Motor Corp 電源システムおよび車両
US7750505B2 (en) 2006-04-24 2010-07-06 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Power supply system and vehicle
CN101427438B (zh) * 2006-04-24 2011-07-13 丰田自动车株式会社 电源系统和车辆
US8053921B2 (en) 2007-02-13 2011-11-08 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Driving force generation system, vehicle using the system, and method for controlling the system
JP2008295291A (ja) * 2007-04-27 2008-12-04 Sanyo Electric Co Ltd 電源装置及び電動車輌
US8183837B2 (en) 2007-06-11 2012-05-22 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Control device and control method for electric system
CN101682208B (zh) * 2007-06-11 2012-06-13 丰田自动车株式会社 电气系统的控制装置及控制方法
JPWO2008153174A1 (ja) * 2007-06-11 2010-08-26 トヨタ自動車株式会社 電気システムの制御装置および制御方法
WO2008153174A1 (ja) * 2007-06-11 2008-12-18 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha 電気システムの制御装置および制御方法
JP2009011034A (ja) * 2007-06-27 2009-01-15 Sanyo Electric Co Ltd バッテリシステム
WO2009013952A1 (ja) * 2007-07-25 2009-01-29 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha 電気システムの制御装置および制御方法
JP2009166679A (ja) * 2008-01-16 2009-07-30 Jtekt Corp 電動パワーステアリング装置のモータ制御装置
JP2010029015A (ja) * 2008-07-23 2010-02-04 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 組電池システム
US9214814B2 (en) 2008-11-19 2015-12-15 Japan Wind Development Corporation Ltd. Secondary battery system
WO2010058460A1 (ja) * 2008-11-19 2010-05-27 東芝三菱電機産業システム株式会社 二次電池システム
JP5501248B2 (ja) * 2008-11-19 2014-05-21 東芝三菱電機産業システム株式会社 二次電池システム
US8963501B2 (en) 2008-12-09 2015-02-24 Mitsubishi Heavy Industries, Ltd. Voltage equalization device, method, program, and power storage system
WO2010067735A1 (ja) * 2008-12-09 2010-06-17 三菱重工業株式会社 電圧均等化装置、方法、プログラム、及び電力貯蔵システム
CN102227858A (zh) * 2008-12-09 2011-10-26 三菱重工业株式会社 电压均匀化装置、方法、程序及电力储存系统
KR101304729B1 (ko) * 2008-12-09 2013-09-05 규슈덴료쿠 가부시키가이샤 전압 균등화 장치, 방법, 프로그램을 기록한 컴퓨터 판독 가능한 기억 매체, 및 전력 저장 시스템
JP2010141970A (ja) * 2008-12-09 2010-06-24 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 電圧均等化装置、方法、プログラム、及び電力貯蔵システム
JP2010148242A (ja) * 2008-12-18 2010-07-01 Sharp Corp 電力変換装置、電力変換装置の充放電制御方法、電力変換装置制御プログラム、並びに電力変換装置制御プログラムを記録した記録媒体
US9118200B2 (en) 2009-09-16 2015-08-25 Nec Energy Devices, Ltd. Secondary battery pack system
WO2011033558A1 (ja) * 2009-09-16 2011-03-24 Necエナジーデバイス株式会社 2次電池パックシステム
US8803483B2 (en) 2009-09-16 2014-08-12 Nec Energy Devices, Ltd. Secondary battery pack power supply system
CN102484375A (zh) * 2009-09-16 2012-05-30 Nec能源元器件株式会社 二次电池组系统
US8928287B2 (en) 2009-10-05 2015-01-06 Ngk Insulators, Ltd. Control apparatus, control apparatus network and control method
WO2011043173A1 (ja) * 2009-10-05 2011-04-14 日本碍子株式会社 制御装置、制御装置網及び制御方法
CN102577010A (zh) * 2009-10-05 2012-07-11 日本碍子株式会社 控制装置、控制装置网以及控制方法
WO2011043172A1 (ja) * 2009-10-05 2011-04-14 日本碍子株式会社 制御装置、制御装置網及び制御方法
US8928288B2 (en) 2009-10-05 2015-01-06 Ngk Insulators, Ltd. Controller, controller network and control method
JPWO2011043173A1 (ja) * 2009-10-05 2013-03-04 日本碍子株式会社 制御装置、制御装置網及び制御方法
JP5628820B2 (ja) * 2009-10-05 2014-11-19 日本碍子株式会社 制御装置、制御装置網及び制御方法
JP5591815B2 (ja) * 2009-10-05 2014-09-17 日本碍子株式会社 制御装置、制御装置網及び制御方法
JP2011097669A (ja) * 2009-10-27 2011-05-12 Ricoh Co Ltd 充電回路及び充電方法
US9048676B2 (en) 2009-10-27 2015-06-02 Ricoh Electronic Devices Co., Ltd. Charging circuit and charging method
US9496713B1 (en) 2009-11-21 2016-11-15 The Boeing Company Architecture and control method for dynamically conditioning multiple DC sources to drive an AC load
JP2013520947A (ja) * 2010-02-20 2013-06-06 ツェ,ローレンス・ツェ−レオン バッテリセルコンバータ管理システム
JP2012065534A (ja) * 2010-08-19 2012-03-29 Ihi Corp 電源装置、電源システム及び電源システム制御方法
JP2012050213A (ja) * 2010-08-26 2012-03-08 Hitachi Ltd 電池制御装置及びこの電池制御装置を搭載した車両システム
CN102386457A (zh) * 2010-08-26 2012-03-21 株式会社日立制作所 电池控制装置及搭载了该电池控制装置的车辆系统
EP2424070A3 (en) * 2010-08-26 2015-07-01 Hitachi Ltd. Battery control system and vehicle system with battery control system
US9350168B2 (en) 2011-05-31 2016-05-24 Lg Chem, Ltd. Voltage equalization apparatus for connecting power storage unit racks and power storage system including the same
WO2012165890A3 (ko) * 2011-05-31 2013-03-28 주식회사 엘지화학 전력저장용 단위 랙의 연결을 위한 전압 평준화 장치 및 이를 포함하는 전력저장 시스템
JP2011177025A (ja) * 2011-06-01 2011-09-08 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 組電池システム
WO2012176868A1 (ja) * 2011-06-24 2012-12-27 三洋電機株式会社 電力供給システム
JP2013042584A (ja) * 2011-08-12 2013-02-28 Ihi Corp 電源システム
JP2013042583A (ja) * 2011-08-12 2013-02-28 Ihi Corp 電源システム
CN103094952A (zh) * 2011-11-07 2013-05-08 索尼公司 控制装置、控制方法及控制系统
JP2013102572A (ja) * 2011-11-07 2013-05-23 Sony Corp 制御装置、制御方法および制御システム
JP2013121207A (ja) * 2011-12-06 2013-06-17 Konica Minolta Business Technologies Inc 補助電源装置および電力供給方法
JP2013126331A (ja) * 2011-12-15 2013-06-24 Fdk Twicell Co Ltd 電子機器、電池ユニット
JPWO2014010176A1 (ja) * 2012-07-13 2016-06-20 パナソニックIpマネジメント株式会社 蓄電池システム及びその制御方法
WO2014010176A1 (ja) * 2012-07-13 2014-01-16 パナソニック株式会社 蓄電池システム及びその制御方法
JP5680769B2 (ja) * 2012-07-13 2015-03-04 パナソニックIpマネジメント株式会社 蓄電池システム及びその制御方法
US9209639B2 (en) 2012-07-13 2015-12-08 Panasonic Intellectual Property Management Co., Ltd. Storage battery system and method of controlling the same
JP2014207790A (ja) * 2013-04-12 2014-10-30 パナソニック株式会社 蓄電池の管理システム及び蓄電池の管理方法
WO2014167802A1 (ja) * 2013-04-12 2014-10-16 パナソニック 株式会社 蓄電池の管理システム及び蓄電池の管理方法
JP2017504300A (ja) * 2014-01-10 2017-02-02 ローベルト ボッシュ ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング 電気化学的なエネルギー貯蔵器、及び、平衡化のための方法
US10193356B2 (en) 2014-01-10 2019-01-29 Robert Bosch Gmbh Electrochemical energy accumulator and balancing method
WO2016185543A1 (ja) * 2015-05-18 2016-11-24 三菱電機株式会社 電源供給装置および電源供給システム
JPWO2016185543A1 (ja) * 2015-05-18 2017-11-30 三菱電機株式会社 電源供給システム
CN107976636A (zh) * 2017-11-17 2018-05-01 深圳市恒翼能科技有限公司 基于电池部分充放电数据重建完整充放电数据的方法及系统
US10734689B2 (en) 2017-11-17 2020-08-04 Shenzhen Hynn Technologies Co., Ltd. Method and system for reconstructing complete charging-discharging data based on partial charging-discharging data of battery
CN112821396A (zh) * 2021-02-20 2021-05-18 珠海格力电器股份有限公司 线控器、电气设备、控制方法及其控制芯片

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2000116014A (ja) 電力貯蔵装置
AU2021201000B2 (en) Renewable energy system with integrated home power supply system
JP5865602B2 (ja) バッテリと電力網との間で電気エネルギーを交換するための電力交換システム、および、バッテリと電力網との間で電気エネルギーを交換する方法
Putrus et al. Impact of electric vehicles on power distribution networks
JP6653197B2 (ja) 蓄電装置、機器及び制御方法
US20180037121A1 (en) Energy generation and storage system with electric vehicle charging capability
CN106487097B (zh) 用于交流电压网的蓄能装置
US20110234150A1 (en) Battery charging apparatus
WO2011016273A1 (ja) エネルギーシステム
JPH11504797A (ja) 交流や3相電流回路網におけるピークエネルギ需要を扱う方法及びその回路構成
KR20140097286A (ko) 전력 배터리 소자의 충전 밸런싱 장치
CN114050621B (zh) 一种分布式储能功率分配系统及方法
US20150015069A1 (en) System and method for controlling frequency
WO2010144595A1 (en) Electric gas stations having range extension and grid balancing
EP4195440A1 (en) Energy distribution system and method of controlling the distribution of energy
Tran et al. A solar powered ev charging or discharging facility to support local power grids
KR101856628B1 (ko) 에너지 저장 시스템의 비상 제어 장치 및 그 방법
KR20220158536A (ko) 국가 전력 공급예비율 관리기능을 부여한 ess 모듈을 주전력원으로 하고 교류전력을 보조 전력원으로 사용하는 통합형 전기차 충전 시스템 및 전력 공급예비율 분산관리 방법
JP2023095009A (ja) 電力システム及びその運転方法
KR102022321B1 (ko) 통신장비 부하용 에너지 저장 시스템
KR101993640B1 (ko) 통신장비에 사용되는 호핑 셀을 이용한 밸런싱 에너지 저장 시스템
KR102265569B1 (ko) 전기충전인프라 및 신재생 에너지 수용성 확대 시스템 및 방법
KR20220149069A (ko) 해양 부유물용 충전설비
Hamidi et al. Decentralized control framework for mitigation of the power-flow fluctuations at the integration point of smart grids
Bogdanovs et al. Opportunity Analysis of Battery Electric Vehicle Fast Charging Infrastructure Development in Latvia

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040107

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20040107

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20050520

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050531

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20051004