JP2000111895A - 偏光子およびそれを用いた液晶表示装置 - Google Patents
偏光子およびそれを用いた液晶表示装置Info
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- JP2000111895A JP2000111895A JP10285553A JP28555398A JP2000111895A JP 2000111895 A JP2000111895 A JP 2000111895A JP 10285553 A JP10285553 A JP 10285553A JP 28555398 A JP28555398 A JP 28555398A JP 2000111895 A JP2000111895 A JP 2000111895A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 表示画面の正面以外からは表示が見えにく
く、公共の場所においても機密性を維持しながら文書を
作成することを実現する偏光子およびそれを用いた液晶
表示装置を提供する。 【解決手段】 第1の基板と、第2の基板と、第1およ
び第2の基板間に挟持されたゲストホスト型液晶組成物
と、ゲストホスト型液晶組成物に前記第1の基板および
第2の基板とほぼ平行な方向に電界を形成する電界形成
手段とを有する偏光子およびそれを用いた液晶表示装
置。
く、公共の場所においても機密性を維持しながら文書を
作成することを実現する偏光子およびそれを用いた液晶
表示装置を提供する。 【解決手段】 第1の基板と、第2の基板と、第1およ
び第2の基板間に挟持されたゲストホスト型液晶組成物
と、ゲストホスト型液晶組成物に前記第1の基板および
第2の基板とほぼ平行な方向に電界を形成する電界形成
手段とを有する偏光子およびそれを用いた液晶表示装
置。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、偏光子およびそれ
を用いた液晶表示装置に係り、特に、面内スイッチング
方式のゲストホスト型液晶からなる偏光子およびそれを
用いた液晶表示装置に関する。
を用いた液晶表示装置に係り、特に、面内スイッチング
方式のゲストホスト型液晶からなる偏光子およびそれを
用いた液晶表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】液晶表示装置は、液晶分子に電圧を印加
することで分子配列を変化させて、光透過率を制御する
ことによって表示を行うことを特徴とするものであり、
薄型で低消費電力であるため表示装置として広く用いら
れている。
することで分子配列を変化させて、光透過率を制御する
ことによって表示を行うことを特徴とするものであり、
薄型で低消費電力であるため表示装置として広く用いら
れている。
【0003】こうした液晶表示装置には、これまで、大
型スクリーンや据え置き型のパソコンやワープロ、テレ
ビ等のように広い視野角が求められてきた。
型スクリーンや据え置き型のパソコンやワープロ、テレ
ビ等のように広い視野角が求められてきた。
【0004】しかしながら、昨今のパーソナルユースの
モバイルパソコンやワープロ、電子手帳のようないわゆ
る携帯用端末機器等のように、これまでとは逆に狭い視
野角のものが求められるようになってきている。という
のは、こうした携帯用端末機器を電車や飛行機等の移動
体で用いる場合、通常、表示画面の正面に位置する使用
者ばかりでなく、その左右や背後等に位置する不特定多
数の人間にも表示内容が目視されてしまう可能性が高
く、機密性の高い文書を作成しかねるという問題がある
ためである。
モバイルパソコンやワープロ、電子手帳のようないわゆ
る携帯用端末機器等のように、これまでとは逆に狭い視
野角のものが求められるようになってきている。という
のは、こうした携帯用端末機器を電車や飛行機等の移動
体で用いる場合、通常、表示画面の正面に位置する使用
者ばかりでなく、その左右や背後等に位置する不特定多
数の人間にも表示内容が目視されてしまう可能性が高
く、機密性の高い文書を作成しかねるという問題がある
ためである。
【0005】さて、液晶分子の駆動方法には、液晶を挟
む2枚の基板にそれぞれ設けられた電極に電圧を印加し
て、両基板に垂直な縦方向の電場により液晶を駆動する
方式と、片側の基板面にのみ例えば櫛形状の電極を形成
し、両基板に平行な横方向の電場により液晶を駆動する
方式がある。
む2枚の基板にそれぞれ設けられた電極に電圧を印加し
て、両基板に垂直な縦方向の電場により液晶を駆動する
方式と、片側の基板面にのみ例えば櫛形状の電極を形成
し、両基板に平行な横方向の電場により液晶を駆動する
方式がある。
【0006】縦方向駆動方式では、電圧を印加すると液
晶分子が基板に対して垂直に立ち上がるため、視野角に
よって液晶分子の屈折率の変化が大きくなる。縦方向駆
動方式の液晶表示装置の断面図を図3に示す。2つの偏
光子10、11の間に液晶8を封入したパネルを挟持さ
せ、液晶8に電界をかけることで液晶8の配列が縦方向
に変わり、光を透過または遮断することで表示を行って
いる。
晶分子が基板に対して垂直に立ち上がるため、視野角に
よって液晶分子の屈折率の変化が大きくなる。縦方向駆
動方式の液晶表示装置の断面図を図3に示す。2つの偏
光子10、11の間に液晶8を封入したパネルを挟持さ
せ、液晶8に電界をかけることで液晶8の配列が縦方向
に変わり、光を透過または遮断することで表示を行って
いる。
【0007】一方、横方向駆動方式では、電圧を印加す
ると液晶分子が基板に平行に回転するため、屈折率の変
化は広い視野角にわたっておこりにくくなるため、前述
した広い視野角を求める液晶表示装置に向いている。こ
のような横方向駆動方式を実現するのは、2つの電極が
同一面上にある面内スイッチング形(IPS)とよばれ
る表示素子形式である。IPS型液晶表示パネルでは、
液晶分子が常に基板と平行な状態であるため、電極を液
晶セルの厚さ方向に対向させるように配置した従来の液
晶表示パネルに比べてパネルを斜め方向からみてもコン
トラストが変化しにくいという特性を有している。
ると液晶分子が基板に平行に回転するため、屈折率の変
化は広い視野角にわたっておこりにくくなるため、前述
した広い視野角を求める液晶表示装置に向いている。こ
のような横方向駆動方式を実現するのは、2つの電極が
同一面上にある面内スイッチング形(IPS)とよばれ
る表示素子形式である。IPS型液晶表示パネルでは、
液晶分子が常に基板と平行な状態であるため、電極を液
晶セルの厚さ方向に対向させるように配置した従来の液
晶表示パネルに比べてパネルを斜め方向からみてもコン
トラストが変化しにくいという特性を有している。
【0008】このように、携帯用端末機器の普及に伴
い、正面以外からは見えにい表示画面をもつ液晶表示装
置が望まれている。また、IPS方式は広角視野特性を
実現するためにだけしか利用されていなかった。
い、正面以外からは見えにい表示画面をもつ液晶表示装
置が望まれている。また、IPS方式は広角視野特性を
実現するためにだけしか利用されていなかった。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上述した通り、従来の
液晶表示装置においては、表示画面の正面以外からも表
示が見えてしまい機密性を保ちながら公共の場で液晶表
示装置を使用することができなかった。
液晶表示装置においては、表示画面の正面以外からも表
示が見えてしまい機密性を保ちながら公共の場で液晶表
示装置を使用することができなかった。
【0010】本発明はかかる課題を解決するためになさ
れたものであり、表示画面の正面以外からは表示が見え
にくく、公共の場所においても機密性を維持しながら文
書を作成することを実現する偏光子およびそれを用いた
液晶表示装置を提供することを目的とする。
れたものであり、表示画面の正面以外からは表示が見え
にくく、公共の場所においても機密性を維持しながら文
書を作成することを実現する偏光子およびそれを用いた
液晶表示装置を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の偏光子は、第1
の基板と、第2の基板と、前記第1および第2の基板間
に挟持されたゲストホスト型液晶組成物と、前記ゲスト
ホスト型液晶組成物に前記第1の基板および第2の基板
とほぼ平行な方向に電界を形成する電界形成手段とを有
することを特徴としている。
の基板と、第2の基板と、前記第1および第2の基板間
に挟持されたゲストホスト型液晶組成物と、前記ゲスト
ホスト型液晶組成物に前記第1の基板および第2の基板
とほぼ平行な方向に電界を形成する電界形成手段とを有
することを特徴としている。
【0012】本発明の偏光子において、前記電界形成手
段は、前記第2の基板の一主面上に配置された2つの電
極間に電界を形成する。
段は、前記第2の基板の一主面上に配置された2つの電
極間に電界を形成する。
【0013】本発明の液晶表示装置は、液晶セルと、前
記液晶セルと平行に配置された2つの偏光子とを具備
し、一方の偏光子が、第1の基板と、第2の基板と、前
記第1および第2の基板間に挟持されたゲストホスト型
液晶組成物と、前記ゲストホスト型液晶組成物に前記第
1の基板および第2の基板とほぼ平行な方向に電界を形
成する電界形成手段とを有することを特徴としている。
記液晶セルと平行に配置された2つの偏光子とを具備
し、一方の偏光子が、第1の基板と、第2の基板と、前
記第1および第2の基板間に挟持されたゲストホスト型
液晶組成物と、前記ゲストホスト型液晶組成物に前記第
1の基板および第2の基板とほぼ平行な方向に電界を形
成する電界形成手段とを有することを特徴としている。
【0014】本発明の液晶表示装置において、前記電界
形成手段は、前記第2の基板の一主面上に配置された2
つの電極間に電界を形成する。
形成手段は、前記第2の基板の一主面上に配置された2
つの電極間に電界を形成する。
【0015】本発明の液晶表示装置において、前記液晶
セルは、一主面上にマトリクス状に走査線、信号線、ス
イッチング素子およびスイッチング素子に接続された画
素電極を有するスイッチング素子アレイ基板と、一主面
上に共通電極を有する対向基板とを両主面が対向するよ
うに配置して、両基板間に液晶組成物を挟持してなる。
セルは、一主面上にマトリクス状に走査線、信号線、ス
イッチング素子およびスイッチング素子に接続された画
素電極を有するスイッチング素子アレイ基板と、一主面
上に共通電極を有する対向基板とを両主面が対向するよ
うに配置して、両基板間に液晶組成物を挟持してなる。
【0016】本発明の液晶表示装置の液晶セルに用いら
れる前記液晶表示組成物はツイステッドネマティック液
晶である。
れる前記液晶表示組成物はツイステッドネマティック液
晶である。
【0017】さらに、本発明の液晶表示装置は、第1の
偏光手段と、電圧印加手段を備えた液晶層を有する第2
の偏光手段との間に配置された電圧印加手段を備えた液
晶層を有する表示手段を具備し、第2の偏光手段に電圧
をかけることによって液晶表示装置の視野特性を変化さ
せることを特徴としている。
偏光手段と、電圧印加手段を備えた液晶層を有する第2
の偏光手段との間に配置された電圧印加手段を備えた液
晶層を有する表示手段を具備し、第2の偏光手段に電圧
をかけることによって液晶表示装置の視野特性を変化さ
せることを特徴としている。
【0018】すなわち、本発明によれば、2つの偏光子
を備えた液晶表示装置において、一方の偏光子を面内ス
イッチング(IPS)方式のゲストホスト型液晶とする
ことで、正面以外からは表示を見えにくくすることので
きる液晶表示装置を実現することができる。
を備えた液晶表示装置において、一方の偏光子を面内ス
イッチング(IPS)方式のゲストホスト型液晶とする
ことで、正面以外からは表示を見えにくくすることので
きる液晶表示装置を実現することができる。
【0019】このように、本発明においては、IPS方
式を表示素子としてではなく偏光子として用いている。
式を表示素子としてではなく偏光子として用いている。
【0020】本発明によれば、液晶表示装置の表側の偏
光子を、その偏光子の偏光軸と同方向に液晶を配列させ
た電界によるコレステリック・ネマティック相転位現象
を用いるいわゆるゲストホスト型液晶を使用したIPS
方式の偏光子とすることで、通常の視野角の表示と、正
面以外からは見えにくくする表示とを併用することが可
能となる。
光子を、その偏光子の偏光軸と同方向に液晶を配列させ
た電界によるコレステリック・ネマティック相転位現象
を用いるいわゆるゲストホスト型液晶を使用したIPS
方式の偏光子とすることで、通常の視野角の表示と、正
面以外からは見えにくくする表示とを併用することが可
能となる。
【0021】IPS方式においては、電圧のオン・オフ
時における液晶分子の配列変化が電極基板面内に沿って
生じる。従って、電極は基板の片側にのみ形成されてい
る。
時における液晶分子の配列変化が電極基板面内に沿って
生じる。従って、電極は基板の片側にのみ形成されてい
る。
【0022】すなわち、IPS方式のゲストホスト型液
晶を使用した偏光子は、電圧無印加状態では通常の偏光
子として機能し、電圧印加によって液晶の配列を乱すこ
とで、偏光子としての機能を低下させることができる。
このとき、表示のコントラストが低下するため、正面以
外からは液晶表示装置の表示内容を見えにくくすること
ができるようになる。
晶を使用した偏光子は、電圧無印加状態では通常の偏光
子として機能し、電圧印加によって液晶の配列を乱すこ
とで、偏光子としての機能を低下させることができる。
このとき、表示のコントラストが低下するため、正面以
外からは液晶表示装置の表示内容を見えにくくすること
ができるようになる。
【0023】
【発明の実施の形態】本発明による液晶表示装置の断面
図を図1に示す。
図を図1に示す。
【0024】図1の液晶表示装置は、偏光板10、IP
S方式の偏光板11および表示素子12から構成されて
いる。
S方式の偏光板11および表示素子12から構成されて
いる。
【0025】表側の偏光子をその偏光子の偏光軸と同方
向に、ホモジニアス配向処理を施し、対向する基板面に
ITO電極を形成し、その間に染料入りの液晶材料を封
入したゲストホスト型液晶9を用いたIPS方式の偏光
子11としてある。このゲストホスト型液晶は、0°ラ
ビング処理のホモジニアス配向を施してある。表示素子
12の液晶8は透過型のツイステッドネマティック(T
N)型で、90°ラビング処理を施してある。
向に、ホモジニアス配向処理を施し、対向する基板面に
ITO電極を形成し、その間に染料入りの液晶材料を封
入したゲストホスト型液晶9を用いたIPS方式の偏光
子11としてある。このゲストホスト型液晶は、0°ラ
ビング処理のホモジニアス配向を施してある。表示素子
12の液晶8は透過型のツイステッドネマティック(T
N)型で、90°ラビング処理を施してある。
【0026】この液晶表示装置は次のようにして作製さ
れた。
れた。
【0027】すなわち、基板122上に透明電極124
を形成し、基板121上には、画素サイズ110×33
0μmのITO電極123を基板端に対して平行なマト
リクス状に、かつ走査線および信号線(図示せず)に接
続させて形成した。
を形成し、基板121上には、画素サイズ110×33
0μmのITO電極123を基板端に対して平行なマト
リクス状に、かつ走査線および信号線(図示せず)に接
続させて形成した。
【0028】これらの基板121、122に、配向膜
(図示せず)として厚さ約8000A厚の膜を形成し紫
外線を照射した。
(図示せず)として厚さ約8000A厚の膜を形成し紫
外線を照射した。
【0029】次に、基板121上に直径約5μmのスぺ
ーサを散布して基板122を対向配置し、さらに、基板
122に印刷された配向膜の周辺に沿って接着剤を印刷
し、基板122から対向電極に電圧を印加するための電
極転移材を接着剤の周辺の電極転移材電極上に形成し
た。
ーサを散布して基板122を対向配置し、さらに、基板
122に印刷された配向膜の周辺に沿って接着剤を印刷
し、基板122から対向電極に電圧を印加するための電
極転移材を接着剤の周辺の電極転移材電極上に形成し
た。
【0030】しかる後、配向膜どうしが対向するよう基
板121と基板122を重ね合わせ、150℃で1時間
加熱して接着剤を硬化させ両基板を貼り合わせた。その
後真空注入法によりTN液晶組成物を注入し、この後注
入口を紫外線硬化樹脂で塞ぎ約3J/cm2 の紫外線で
硬化させ封止して液晶セルである表示素子12を作製し
た。
板121と基板122を重ね合わせ、150℃で1時間
加熱して接着剤を硬化させ両基板を貼り合わせた。その
後真空注入法によりTN液晶組成物を注入し、この後注
入口を紫外線硬化樹脂で塞ぎ約3J/cm2 の紫外線で
硬化させ封止して液晶セルである表示素子12を作製し
た。
【0031】偏光板11は次のようにして作製した。す
なわち、基板112に透明電極113とITO電極11
4を形成し、基板111と112にそれぞれ配向膜(図
示せず)として厚さ約8000A厚の膜を形成し紫外線
を照射した。
なわち、基板112に透明電極113とITO電極11
4を形成し、基板111と112にそれぞれ配向膜(図
示せず)として厚さ約8000A厚の膜を形成し紫外線
を照射した。
【0032】次に、基板111上に直径約3μmのスぺ
ーサを散布して基板112を対向配置し、さらに、基板
112に印刷された配向膜の周辺に沿って接着剤を印刷
した。
ーサを散布して基板112を対向配置し、さらに、基板
112に印刷された配向膜の周辺に沿って接着剤を印刷
した。
【0033】しかる後、配向膜どうしが対向するよう基
板111と基板112を重ね合わせ、150℃で1時間
加熱して接着剤を硬化させ両基板を貼り合わせた。その
後真空注入法によりゲストホスト液晶組成物を注入し、
この後注入口を紫外線硬化樹脂で塞ぎ約3J/cm2 の
紫外線で硬化させ封止して偏光板11を作製した。
板111と基板112を重ね合わせ、150℃で1時間
加熱して接着剤を硬化させ両基板を貼り合わせた。その
後真空注入法によりゲストホスト液晶組成物を注入し、
この後注入口を紫外線硬化樹脂で塞ぎ約3J/cm2 の
紫外線で硬化させ封止して偏光板11を作製した。
【0034】この偏光板11を表示素子12の表側に貼
り、裏面には通常の偏光板を貼り付け、液晶モジュール
に組み立てた。
り、裏面には通常の偏光板を貼り付け、液晶モジュール
に組み立てた。
【0035】本発明による液晶表示装置の表示動作につ
いて図2を参照して説明する。
いて図2を参照して説明する。
【0036】図2(a)は、TN型液晶表示装置とゲス
トホスト型液晶を使用したIPS方式の表示装置の両方
に電圧を印加していない状態を示している。このとき、
表示装置背面からの光は背面偏光子で偏光され、TN型
液晶表示装置内で旋光されて偏光の方向が90°変わ
り、ゲストホスト型表示装置を透過して白表示となる。
トホスト型液晶を使用したIPS方式の表示装置の両方
に電圧を印加していない状態を示している。このとき、
表示装置背面からの光は背面偏光子で偏光され、TN型
液晶表示装置内で旋光されて偏光の方向が90°変わ
り、ゲストホスト型表示装置を透過して白表示となる。
【0037】図2(b)は、TN型液晶表示装置にのみ
電圧を印加した状態を示している。このとき、90°の
ツイスト配列が崩れ、背面偏光子で偏光された光がその
ままの状態でゲストホスト型液晶表示装置まで届き、光
が透過せず黒表示となる。
電圧を印加した状態を示している。このとき、90°の
ツイスト配列が崩れ、背面偏光子で偏光された光がその
ままの状態でゲストホスト型液晶表示装置まで届き、光
が透過せず黒表示となる。
【0038】図2(c)は、TN型液晶表示装置とゲス
トホスト型表示装置の両方に電圧を印加した状態を示し
ている。このとき、ゲストホスト型表示装置の液晶の配
列方向が変わり、あたかも偏光板の偏光軸が時計と逆回
りにずれた場合と同じ状態となる。そのため、表示のコ
ントラストは低下し、正面からは表示が認識できるが、
その他の方向の上下左右方向からは表示が見えにくくな
る状態となる。
トホスト型表示装置の両方に電圧を印加した状態を示し
ている。このとき、ゲストホスト型表示装置の液晶の配
列方向が変わり、あたかも偏光板の偏光軸が時計と逆回
りにずれた場合と同じ状態となる。そのため、表示のコ
ントラストは低下し、正面からは表示が認識できるが、
その他の方向の上下左右方向からは表示が見えにくくな
る状態となる。
【0039】
【発明の効果】本発明によれば、液晶表示装置の表側の
偏光子を、その偏光子の偏光軸と同方向に液晶を配列さ
せたゲストホスト型液晶を使用したIPS方式の表示装
置に変更することで、通常の視野角の表示と正面以外か
らは見えにくくなる表示を併用することが可能な視覚制
御された液晶表示装置を提供することができる。
偏光子を、その偏光子の偏光軸と同方向に液晶を配列さ
せたゲストホスト型液晶を使用したIPS方式の表示装
置に変更することで、通常の視野角の表示と正面以外か
らは見えにくくなる表示を併用することが可能な視覚制
御された液晶表示装置を提供することができる。
【図1】本発明の偏光子を用いた液晶表示装置の拡大断
面図。
面図。
【図2】本発明の偏光子を用いた液晶表示装置による表
示の動作を示す図。
示の動作を示す図。
【図3】従来の液晶表示装置の拡大断面図。
1、2、111、112、121、122…基板 3、4、113、114、123、124…電極 5、115、125…シール部 6、116、126…配向膜 7、117、127…スペーサー材 8…液晶 9…ゲストホスト液晶 10、11…偏光板 12…表示素子
フロントページの続き Fターム(参考) 2H088 EA02 EA22 FA10 HA08 HA18 JA05 JA06 MA20 2H091 FA08X FA08Z FD06 GA08 GA09 GA13 HA07 HA08 LA30 5C006 BB08 BB15 FA54 FA55
Claims (7)
- 【請求項1】 第1の基板と、第2の基板と、前記第1
および第2の基板間に挟持されたゲストホスト型液晶組
成物と、前記ゲストホスト型液晶組成物に前記第1の基
板および第2の基板とほぼ平行な方向に電界を形成する
電界形成手段とを有することを特徴とする偏光子。 - 【請求項2】 前記電界形成手段は、前記第2の基板の
一主面上に配置された2つの電極間に電界を形成するこ
とを特徴とする請求項1記載の偏光子。 - 【請求項3】 液晶セルと、前記液晶セルと平行に配置
された2つの偏光子とを具備する液晶表示装置におい
て、 一方の偏光子が、第1の基板と、第2の基板と、前記第
1および第2の基板間に挟持されたゲストホスト型液晶
組成物と、前記ゲストホスト型液晶組成物に前記第1の
基板および第2の基板とほぼ平行な方向に電界を形成す
る電界形成手段とを有することを特徴とする偏光子。 - 【請求項4】 前記電界形成手段は、前記第2の基板の
一主面上に配置された2つの電極間に電界を形成するこ
とを特徴とする請求項3記載の液晶表示装置。 - 【請求項5】 前記液晶セルは、一主面上にマトリクス
状に走査線、信号線、スイッチング素子およびスイッチ
ング素子に接続された画素電極を有するスイッチング素
子アレイ基板と、一主面上に共通電極を有する対向基板
とを両主面が対向するように配置して、両基板間に液晶
組成物を挟持してなることを特徴とする請求項3記載の
液晶表示装置。 - 【請求項6】 前記液晶表示組成物はツイステッドネマ
ティック液晶であることを特徴とする請求項5記載の液
晶表示装置。 - 【請求項7】 第1の偏光手段と、電圧印加手段を備え
た液晶層を有する第2の偏光手段との間に配置された電
圧印加手段を備えた液晶層を有する表示手段を具備する
液晶表示装置であって、 第2の偏光手段に電圧をかけることによって液晶表示装
置の視野特性を変化させることを特徴とする液晶表示装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10285553A JP2000111895A (ja) | 1998-10-07 | 1998-10-07 | 偏光子およびそれを用いた液晶表示装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10285553A JP2000111895A (ja) | 1998-10-07 | 1998-10-07 | 偏光子およびそれを用いた液晶表示装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000111895A true JP2000111895A (ja) | 2000-04-21 |
Family
ID=17693042
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10285553A Withdrawn JP2000111895A (ja) | 1998-10-07 | 1998-10-07 | 偏光子およびそれを用いた液晶表示装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000111895A (ja) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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-
1998
- 1998-10-07 JP JP10285553A patent/JP2000111895A/ja not_active Withdrawn
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
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