JP2000111414A - 医療体温計 - Google Patents
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- JP2000111414A JP2000111414A JP11249218A JP24921899A JP2000111414A JP 2000111414 A JP2000111414 A JP 2000111414A JP 11249218 A JP11249218 A JP 11249218A JP 24921899 A JP24921899 A JP 24921899A JP 2000111414 A JP2000111414 A JP 2000111414A
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- G—PHYSICS
- G01—MEASURING; TESTING
- G01K—MEASURING TEMPERATURE; MEASURING QUANTITY OF HEAT; THERMALLY-SENSITIVE ELEMENTS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- G01K1/00—Details of thermometers not specially adapted for particular types of thermometer
- G01K1/16—Special arrangements for conducting heat from the object to the sensitive element
-
- G—PHYSICS
- G01—MEASURING; TESTING
- G01K—MEASURING TEMPERATURE; MEASURING QUANTITY OF HEAT; THERMALLY-SENSITIVE ELEMENTS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- G01K13/00—Thermometers specially adapted for specific purposes
- G01K13/20—Clinical contact thermometers for use with humans or animals
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- Physics & Mathematics (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Measuring And Recording Apparatus For Diagnosis (AREA)
- Measuring Temperature Or Quantity Of Heat (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 簡単かつ経済的な方法で製造でき、従来の小
型電子医療体温計と比較して、患者の体温をより速く測
定できる家庭用小型速応式電子医療体温計を提供するこ
と。 【解決手段】 患者の体温を測定する医療体温計は、患
者の組織に接触する外部接触面3を有した金属チップ2
を備える。金属チップ2内部に取り付けられた温度セン
サ4は、金属チップ2の温度を表わす信号を発生させる
のに用いられている。温度はディスプレイに表示され
る。金属チップ2はほぼ中空のキャビティ8を取り囲ん
でいて、その長さLは金属チップ2の直径より少なくと
も3倍、望ましくは5倍大きい。金属チップ2には追加
熱手段がない。
型電子医療体温計と比較して、患者の体温をより速く測
定できる家庭用小型速応式電子医療体温計を提供するこ
と。 【解決手段】 患者の体温を測定する医療体温計は、患
者の組織に接触する外部接触面3を有した金属チップ2
を備える。金属チップ2内部に取り付けられた温度セン
サ4は、金属チップ2の温度を表わす信号を発生させる
のに用いられている。温度はディスプレイに表示され
る。金属チップ2はほぼ中空のキャビティ8を取り囲ん
でいて、その長さLは金属チップ2の直径より少なくと
も3倍、望ましくは5倍大きい。金属チップ2には追加
熱手段がない。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は独立請求項1の前文
に従った、速応式小型電子医療体温計に関する。
に従った、速応式小型電子医療体温計に関する。
【0002】
【従来の技術】医療目的で患者の体温を表示するのに、
電子体温計が用いられることは周知である。健康管理分
野におけるこれらの小型電子体温計は一般に、サーミス
タかあるいは他の温度感受部材を内包する細長いシャン
ク部分を備えた、手持プローブ形をしていて、この細長
いプローブは特に口、直腸、あるいは腋での使用に便利
なように構成されている。プローブはたいてい、その内
部に温度感受部材が取り付けられている金属チップを有
し、管の形をしている。
電子体温計が用いられることは周知である。健康管理分
野におけるこれらの小型電子体温計は一般に、サーミス
タかあるいは他の温度感受部材を内包する細長いシャン
ク部分を備えた、手持プローブ形をしていて、この細長
いプローブは特に口、直腸、あるいは腋での使用に便利
なように構成されている。プローブはたいてい、その内
部に温度感受部材が取り付けられている金属チップを有
し、管の形をしている。
【0003】1985年頃から、小型電子医療体温計は読み
取り易いディスプレイと、約60秒から90秒という、
より速い測定時間とによって、測定に3分〜5分かかる
従来の水銀体温計と比較して、優位性を保ってきた。こ
の測定時間の遅延はプローブ全体の熱容量と、プローブ
を患者の組織に接触させることによりプローブと接触し
た領域の組織の温度が引き下げられるという事実とによ
って引き起こされる。
取り易いディスプレイと、約60秒から90秒という、
より速い測定時間とによって、測定に3分〜5分かかる
従来の水銀体温計と比較して、優位性を保ってきた。こ
の測定時間の遅延はプローブ全体の熱容量と、プローブ
を患者の組織に接触させることによりプローブと接触し
た領域の組織の温度が引き下げられるという事実とによ
って引き起こされる。
【0004】最近の10年から15年の間に、小型電子
医療体温計の測定時間を短縮するためにいろいろなアプ
ローチがなされてきた。例えば合衆国特許4,183,248 号
では、2つの温度センサと1つのヒータコイルからなる
電子体温計のプローブが開示されている。ヒータコイル
は、チップをプローブの残部から熱的に絶縁するのに用
いられ、これにより長い熱時間遅延が排除される。この
特許は測定時間約16秒という驚くべき改良がなされる
ことを主張する。
医療体温計の測定時間を短縮するためにいろいろなアプ
ローチがなされてきた。例えば合衆国特許4,183,248 号
では、2つの温度センサと1つのヒータコイルからなる
電子体温計のプローブが開示されている。ヒータコイル
は、チップをプローブの残部から熱的に絶縁するのに用
いられ、これにより長い熱時間遅延が排除される。この
特許は測定時間約16秒という驚くべき改良がなされる
ことを主張する。
【0005】合衆国特許5,632,555 号はまた、ヒータ
と、予測アルゴリズムを適合させた強力で高価なマイク
ロプロセッサとからなる医療体温計を開示している。ヒ
ータは、プローブがベースハウジングから離れた時に、
プローブの金属チップをある一定の温度にするように用
いられる。予測アルゴリズムは、この温度が温度センサ
によって実際に測定される前に目的の温度を決定するこ
とができる。この特許は約4秒から15秒の測定時間を
主張する。
と、予測アルゴリズムを適合させた強力で高価なマイク
ロプロセッサとからなる医療体温計を開示している。ヒ
ータは、プローブがベースハウジングから離れた時に、
プローブの金属チップをある一定の温度にするように用
いられる。予測アルゴリズムは、この温度が温度センサ
によって実際に測定される前に目的の温度を決定するこ
とができる。この特許は約4秒から15秒の測定時間を
主張する。
【0006】これら既知の体温計のすべてにはいくつか
の欠点がある。特に、内蔵ヒータおよびまたは精巧な回
路を有する高価なマイクロプロセッサを備えた体温計は
家庭での使用には適さない。なぜなら、これらの付加的
な部材(ヒータ、高エネルギ消費のヒータ制御手段、高
価なマイクロプロセッサ)を使用すると、より高価で大
きな装置になるからである。
の欠点がある。特に、内蔵ヒータおよびまたは精巧な回
路を有する高価なマイクロプロセッサを備えた体温計は
家庭での使用には適さない。なぜなら、これらの付加的
な部材(ヒータ、高エネルギ消費のヒータ制御手段、高
価なマイクロプロセッサ)を使用すると、より高価で大
きな装置になるからである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的の1つは
従来技術の欠点を克服すること、特に、従来の小型電子
医療体温計と比較して、簡単かつ経済的な方法で製造で
き、患者の体温をより速く測定できる、家庭用の小型速
応式電子医療体温計を提供することである。
従来技術の欠点を克服すること、特に、従来の小型電子
医療体温計と比較して、簡単かつ経済的な方法で製造で
き、患者の体温をより速く測定できる、家庭用の小型速
応式電子医療体温計を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、これら
の目的は、独立請求項1の特徴を述べている部分に従っ
た速応式小型電子医療体温計で解決できる。患者の体温
を測定する速応式小型電子医療体温計は、患者の組織に
接触する金属チップを備えるプローブ本体からなり、温
度センサはこの金属チップ内部に取り付けられる。温度
センサは金属チップの温度を表わす信号を発生するよう
に設計され、この金属チップを備えるプローブ本体は特
に口、直腸、あるいは腋での使用が意図されている。温
度センサは周知のどんな種類のもの、例えば熱感応抵抗
器(サーミスタ)、でもよい。
の目的は、独立請求項1の特徴を述べている部分に従っ
た速応式小型電子医療体温計で解決できる。患者の体温
を測定する速応式小型電子医療体温計は、患者の組織に
接触する金属チップを備えるプローブ本体からなり、温
度センサはこの金属チップ内部に取り付けられる。温度
センサは金属チップの温度を表わす信号を発生するよう
に設計され、この金属チップを備えるプローブ本体は特
に口、直腸、あるいは腋での使用が意図されている。温
度センサは周知のどんな種類のもの、例えば熱感応抵抗
器(サーミスタ)、でもよい。
【0009】さらにこの速応式小型電子医療体温計は金
属チップの温度を表示するディスプレイを備え、患者の
組織と金属チップとが接触すると、金属チップの表示温
度が患者の体温に近づく。驚いたことに本発明の発明者
は、金属チップを追加熱せず、かつ金属チップの長さと
直径との比が少なくとも3、より望ましくは5になるよ
うにプローブ本体を設計すれば、測定時間をかなり短縮
できることに気付いた。本発明によると、金属チップは
空気、あるいは同程度の熱容量を有する気体あるいは物
質で満たされた、ほぼ中空のキャビティを取り囲む。こ
れは、キャビティは温度センサを金属チップ内部に固着
するための接着材で満たされてはいないことを意味して
いる。金属チップは相対的に、例えば金属チップの直径
よりも少なくとも3倍、より望ましくは5倍、長いの
で、金属チップと患者の組織との接触面が大きい。
属チップの温度を表示するディスプレイを備え、患者の
組織と金属チップとが接触すると、金属チップの表示温
度が患者の体温に近づく。驚いたことに本発明の発明者
は、金属チップを追加熱せず、かつ金属チップの長さと
直径との比が少なくとも3、より望ましくは5になるよ
うにプローブ本体を設計すれば、測定時間をかなり短縮
できることに気付いた。本発明によると、金属チップは
空気、あるいは同程度の熱容量を有する気体あるいは物
質で満たされた、ほぼ中空のキャビティを取り囲む。こ
れは、キャビティは温度センサを金属チップ内部に固着
するための接着材で満たされてはいないことを意味して
いる。金属チップは相対的に、例えば金属チップの直径
よりも少なくとも3倍、より望ましくは5倍、長いの
で、金属チップと患者の組織との接触面が大きい。
【0010】プローブ本体は管状のプラスチック部分と
細長い金属チップとからなり、金属チップはほぼ円筒形
の部分と閉端とからなる。温度センサは閉端に取り付け
られているので、金属チップの円筒形部分によりプロー
ブ本体から隔てられている。円筒形部分は患者の組織に
接触して温められる。それによって温度勾配の発生が回
避されたり、あるいは温度勾配が減少したりする。金属
チップ全体が患者の組織に接触し、そしてまた温められ
る。人体の熱容量は金属チップのそれと比較してきわめ
て大きいので、金属チップは患者の組織をほとんど冷や
すことなく温められる。合衆国特許4,183,248 号の加熱
手段は、患者の組織に直接接触して温められる本発明の
細長い金属チップの円筒形部分に取って代わられる。細
長い金属チップの円筒形部分は、温度センサのある金属
チップの閉端とプローブ本体の残部とを熱的に絶縁する
ので、チップによって集められた熱エネルギが体温計の
ハウジングの方へ伝導するのを避けることができる。
細長い金属チップとからなり、金属チップはほぼ円筒形
の部分と閉端とからなる。温度センサは閉端に取り付け
られているので、金属チップの円筒形部分によりプロー
ブ本体から隔てられている。円筒形部分は患者の組織に
接触して温められる。それによって温度勾配の発生が回
避されたり、あるいは温度勾配が減少したりする。金属
チップ全体が患者の組織に接触し、そしてまた温められ
る。人体の熱容量は金属チップのそれと比較してきわめ
て大きいので、金属チップは患者の組織をほとんど冷や
すことなく温められる。合衆国特許4,183,248 号の加熱
手段は、患者の組織に直接接触して温められる本発明の
細長い金属チップの円筒形部分に取って代わられる。細
長い金属チップの円筒形部分は、温度センサのある金属
チップの閉端とプローブ本体の残部とを熱的に絶縁する
ので、チップによって集められた熱エネルギが体温計の
ハウジングの方へ伝導するのを避けることができる。
【0011】温度センサは望ましくはほぼ平らで、プロ
ーブ本体の金属チップ内部に配置され、静止空気中にお
ける熱時定数が4秒以下であることが望ましい。熱時定
数はセンサの温度が温度差の63.2%に達する時間と
定義される。プローブ本体の金属チップの長さは少なく
とも10mm、より望ましくは約12mm〜15mmで、その
直径は約3mmから4mmであることが望ましい。プローブ
本体は可能な限り長くするべきであるが、金属チップの
接触面全体が人体の組織に接触した状態を確保しなけれ
ばならない。金属チップは約0.12mm以下の厚さであ
ることが望ましい。
ーブ本体の金属チップ内部に配置され、静止空気中にお
ける熱時定数が4秒以下であることが望ましい。熱時定
数はセンサの温度が温度差の63.2%に達する時間と
定義される。プローブ本体の金属チップの長さは少なく
とも10mm、より望ましくは約12mm〜15mmで、その
直径は約3mmから4mmであることが望ましい。プローブ
本体は可能な限り長くするべきであるが、金属チップの
接触面全体が人体の組織に接触した状態を確保しなけれ
ばならない。金属チップは約0.12mm以下の厚さであ
ることが望ましい。
【0012】温度センサを金属チップの上部に配置し、
そこへ一滴の接着材、より望ましくは熱伝導率の高いエ
ポキシ樹脂で固着するのが望ましい。金属チップによっ
て形成されるキャビティの残部に接着材はなく、つまり
空気あるいは熱容量の小さい、気体あるいは別の物質で
満たされているだけである。チップ上部を形成する閉端
はほぼ平らな部分とほぼ円筒形の部分とからなる。金属
チップはたいてい金属、例えばステンレス鋼で作られる
が、十分な熱伝導率を備えた他のどんな適材から作られ
てもよい。
そこへ一滴の接着材、より望ましくは熱伝導率の高いエ
ポキシ樹脂で固着するのが望ましい。金属チップによっ
て形成されるキャビティの残部に接着材はなく、つまり
空気あるいは熱容量の小さい、気体あるいは別の物質で
満たされているだけである。チップ上部を形成する閉端
はほぼ平らな部分とほぼ円筒形の部分とからなる。金属
チップはたいてい金属、例えばステンレス鋼で作られる
が、十分な熱伝導率を備えた他のどんな適材から作られ
てもよい。
【0013】この体温計はたいてい電源をオン/オフす
るスイッチ手段と、体温を表示するディスプレイ手段と
からなり、スイッチは手動あるいは自動(例えば箱ある
いは動作センサと組み合わせて)でもいいし、ディスプ
レイは体温計のハウジングと一体型でも良いし、あるい
は遠隔設置型でも良い。本発明は添付図面に関連づけら
れた以下の説明からより明確に理解できる。
るスイッチ手段と、体温を表示するディスプレイ手段と
からなり、スイッチは手動あるいは自動(例えば箱ある
いは動作センサと組み合わせて)でもいいし、ディスプ
レイは体温計のハウジングと一体型でも良いし、あるい
は遠隔設置型でも良い。本発明は添付図面に関連づけら
れた以下の説明からより明確に理解できる。
【0014】
【発明の実施の形態】図1は従来の小型電子医療体温計
1の標準的な実施形態を示している。この体温計はその
内部にサーミスタが取り付けられた金属チップ42を備
えたプローブ本体13からなり、ディスプレイ14およ
びスイッチボタン25を備えている。図2は金属チップ
42付近の本体41を拡大した部分を示している。その
内部にはビーズ型サーミスタ43が接着材34によって
固着され、電線44に接続されている。
1の標準的な実施形態を示している。この体温計はその
内部にサーミスタが取り付けられた金属チップ42を備
えたプローブ本体13からなり、ディスプレイ14およ
びスイッチボタン25を備えている。図2は金属チップ
42付近の本体41を拡大した部分を示している。その
内部にはビーズ型サーミスタ43が接着材34によって
固着され、電線44に接続されている。
【0015】図3はこのような実施形態における熱流を
示している。患者の組織からの熱は矢印46が示すよう
にチップ42を介して内部へ流れ込み、センサ43へと
流れる。同時に熱は矢印37が示すように金属チップ4
2からシャンク45を介して流れたり、矢印39が示す
ように接着材34を介してシャンク45へと流れたりす
る。また電線44を介してもいくらか熱が流れる。熱は
平衡温度に達するまで、3つの経路のすべてを通って流
れることが再び理解できる。関係する部品の容量が大き
く、また数が多いため、かなりの時間(約60秒から9
0秒)が経たないとこの平衡状態に達しない。
示している。患者の組織からの熱は矢印46が示すよう
にチップ42を介して内部へ流れ込み、センサ43へと
流れる。同時に熱は矢印37が示すように金属チップ4
2からシャンク45を介して流れたり、矢印39が示す
ように接着材34を介してシャンク45へと流れたりす
る。また電線44を介してもいくらか熱が流れる。熱は
平衡温度に達するまで、3つの経路のすべてを通って流
れることが再び理解できる。関係する部品の容量が大き
く、また数が多いため、かなりの時間(約60秒から9
0秒)が経たないとこの平衡状態に達しない。
【0016】図4は合衆国特許4,183,248 号で開示され
ている体温計31を示している。体温計31は金属チッ
プ32を備えたプローブ本体からなる。金属チップ内部
には、患者の組織の温度を感知する第1サーミスタ33
と、金属チップの側面部分の温度を追跡する第2サーミ
スタとがある。第1温度センサ33はチップ前端の内部
に固着され、追跡サーミスタ34はチップの側面部分に
固着されている。2つのセンサ33、34にはリード線
が接続され、これらのリード線は中空のプローブシャン
ク35の中央を通って、患者の温度を計算および表示す
る回路に接続されている。この体温計31は金属チップ
の後端内部に位置するヒータ30をも備えていて、この
ヒータ30はリード線によって温度制御回路に接続され
ている。
ている体温計31を示している。体温計31は金属チッ
プ32を備えたプローブ本体からなる。金属チップ内部
には、患者の組織の温度を感知する第1サーミスタ33
と、金属チップの側面部分の温度を追跡する第2サーミ
スタとがある。第1温度センサ33はチップ前端の内部
に固着され、追跡サーミスタ34はチップの側面部分に
固着されている。2つのセンサ33、34にはリード線
が接続され、これらのリード線は中空のプローブシャン
ク35の中央を通って、患者の温度を計算および表示す
る回路に接続されている。この体温計31は金属チップ
の後端内部に位置するヒータ30をも備えていて、この
ヒータ30はリード線によって温度制御回路に接続され
ている。
【0017】図4に示した体温計31における熱流が図
5に示されている。プローブ本体が患者の体腔に挿入さ
れると、熱はプローブのチップ32を介して内部に流れ
込み、そしてセンサ33へと流れる。この熱流の経路は
矢印36で示されている。熱はさらに矢印40が示すよ
うに、ヒータ30の方へも流れる。この熱流はもちろ
ん、通常は挿入以前の状態である、患者の体腔がプロー
ブより高い温度である場合を仮定している。同時に熱は
チップ領域から矢印37および38が示すような経路で
伝導する。平衡温度が達成されるか、あるいはチップ領
域を含みかつこれと隣接する熱的メカニカルシステム内
全体がほぼ平衡温度になるまで、熱は3つの全経路を流
れることがわかる。熱がこれらの経路36、37、3
8、40を流れると、図5の構造において温度に段階的
変化、つまり1番高い温度であるチップ領域に接触して
いる肉体の温度から、1番低い温度であるチップ領域か
ら離れたシャンク35沿いの温度まで、が存在する。熱
が流れている限り温度の段階的変化が存在し、センサ3
3の温度は金属チップの表面に接触している肉体の温度
よりも低くなる。実際、ヒータ機能がなければ、チップ
付近のシャンク部分の温度が、センサ33の温度が人体
組織の温度の10分の1以内になる程度まで熱流を減少
させるのに十分高くなる平衡状態に達するのに3分かか
るかもしれない。
5に示されている。プローブ本体が患者の体腔に挿入さ
れると、熱はプローブのチップ32を介して内部に流れ
込み、そしてセンサ33へと流れる。この熱流の経路は
矢印36で示されている。熱はさらに矢印40が示すよ
うに、ヒータ30の方へも流れる。この熱流はもちろ
ん、通常は挿入以前の状態である、患者の体腔がプロー
ブより高い温度である場合を仮定している。同時に熱は
チップ領域から矢印37および38が示すような経路で
伝導する。平衡温度が達成されるか、あるいはチップ領
域を含みかつこれと隣接する熱的メカニカルシステム内
全体がほぼ平衡温度になるまで、熱は3つの全経路を流
れることがわかる。熱がこれらの経路36、37、3
8、40を流れると、図5の構造において温度に段階的
変化、つまり1番高い温度であるチップ領域に接触して
いる肉体の温度から、1番低い温度であるチップ領域か
ら離れたシャンク35沿いの温度まで、が存在する。熱
が流れている限り温度の段階的変化が存在し、センサ3
3の温度は金属チップの表面に接触している肉体の温度
よりも低くなる。実際、ヒータ機能がなければ、チップ
付近のシャンク部分の温度が、センサ33の温度が人体
組織の温度の10分の1以内になる程度まで熱流を減少
させるのに十分高くなる平衡状態に達するのに3分かか
るかもしれない。
【0018】サーミスタ33と34の間の温度差によっ
て制御されるヒータ30を付帯した体温計31において
は、温度差が検出される限り、温度差がゼロに達するま
でヒータが働く。いったん温度差がなくなれば、それは
熱流40が止まったことを意味する。この実施形態は金
属チップと体温計の本体31の残部との間を熱的に絶縁
する機能を果たす。結果として、この従来技術において
も約16秒という測定時間が達成される。
て制御されるヒータ30を付帯した体温計31において
は、温度差が検出される限り、温度差がゼロに達するま
でヒータが働く。いったん温度差がなくなれば、それは
熱流40が止まったことを意味する。この実施形態は金
属チップと体温計の本体31の残部との間を熱的に絶縁
する機能を果たす。結果として、この従来技術において
も約16秒という測定時間が達成される。
【0019】図6には本発明に従った体温計1が示され
ている。この体温計は金属チップ2と、ここでその詳細
は示されていない(図8参照)プラスチックのプローブ
本体13とからなる。金属チップ2は、概してプラスチ
ック素材のプローブ本体に接着材16部分によって結合
されている。金属チップ2は薄い金属製で、ほぼ円筒形
に形状されていて、端15で閉じている。この端15は
ほぼ円錐形の部分17を有し、平らなあるいは丸みを帯
びた先端部分で閉じられている。
ている。この体温計は金属チップ2と、ここでその詳細
は示されていない(図8参照)プラスチックのプローブ
本体13とからなる。金属チップ2は、概してプラスチ
ック素材のプローブ本体に接着材16部分によって結合
されている。金属チップ2は薄い金属製で、ほぼ円筒形
に形状されていて、端15で閉じている。この端15は
ほぼ円錐形の部分17を有し、平らなあるいは丸みを帯
びた先端部分で閉じられている。
【0020】円錐形の部分17の内部表面には温度セン
サ4が、例えば熱伝導率の高いエポキシ樹脂などの1点
の接着材7によって、取り付けられている。金属チップ
2の残部には接着材はなく、空気あるいは気体からなる
のが望ましい。特に金属チップ2の、平らなあるいは丸
みを帯びた部分18と、円錐形および円筒形の部分17
には、他のいかなるサーマルマスも接続されてはいな
い。電線9は温度センサ4を、温度センサ4によって測
定される温度を計算し、かつ表示するための回路に接続
している。温度センサは、例えばSEMITEC タイプのサー
ミスタ、TYPE 503FT-3P などの温度依存抵抗である。
サ4が、例えば熱伝導率の高いエポキシ樹脂などの1点
の接着材7によって、取り付けられている。金属チップ
2の残部には接着材はなく、空気あるいは気体からなる
のが望ましい。特に金属チップ2の、平らなあるいは丸
みを帯びた部分18と、円錐形および円筒形の部分17
には、他のいかなるサーマルマスも接続されてはいな
い。電線9は温度センサ4を、温度センサ4によって測
定される温度を計算し、かつ表示するための回路に接続
している。温度センサは、例えばSEMITEC タイプのサー
ミスタ、TYPE 503FT-3P などの温度依存抵抗である。
【0021】金属チップ2は患者の組織に接触するよう
に設計された、かつほぼ中空のキャビティ8を取り囲む
接触面3からなる。本発明に従えば、接触面3の長さL
は金属チップ2の外径dよりも少なくとも3倍は大き
い。患者の組織に締め付けられる接触面3、つまり金属
チップ2の外部表面は熱流と非常に関連がある。図6の
特別な実施形態におけるプローブ本体の場合、長さLは
約9〜15mmで、外径dは約3〜5mmである。
に設計された、かつほぼ中空のキャビティ8を取り囲む
接触面3からなる。本発明に従えば、接触面3の長さL
は金属チップ2の外径dよりも少なくとも3倍は大き
い。患者の組織に締め付けられる接触面3、つまり金属
チップ2の外部表面は熱流と非常に関連がある。図6の
特別な実施形態におけるプローブ本体の場合、長さLは
約9〜15mmで、外径dは約3〜5mmである。
【0022】金属チップ2はステンレス鋼かあるいは熱
伝導率の高い他のどんな素材で作られてもよく、またそ
の厚さはおよそ0.1〜0.12mmである。金属チップ
2に取り囲まれているキャビティ8は、金属チップ2の
内面に温度センサ4を取り付けるための接着材7の点を
除いてほぼ中空なので、金属チップ2の熱容量に関連す
る構成要素の総数は、図2で説明した従来の電子医療体
温計と比べて相対的に少ない。
伝導率の高い他のどんな素材で作られてもよく、またそ
の厚さはおよそ0.1〜0.12mmである。金属チップ
2に取り囲まれているキャビティ8は、金属チップ2の
内面に温度センサ4を取り付けるための接着材7の点を
除いてほぼ中空なので、金属チップ2の熱容量に関連す
る構成要素の総数は、図2で説明した従来の電子医療体
温計と比べて相対的に少ない。
【0023】図7は本発明に従った場合の、プローブ本
体の金属チップ2付近での熱流を示している。患者の組
織からの熱は、矢印20が示すように金属チップ2を介
して伝導する。同時に熱は矢印22が示すように、比較
的長い金属チップ2を介して流れている。金属チップ2
は比較的長く、その全長にわたって患者の組織に接触し
ているので、金属チップを取り囲んでいる組織は分配ヒ
ータのような機能を果たしている。金属チップの温度勾
配は無視できるので、その結果非常に小さい熱流21を
もたらす。細長い金属チップは、金属チップの前面部分
15とプローブ本体13の残部分との間を熱的に絶縁す
る機能を果たす。サーミスタ4を電子回路に接続する電
線9は非常に細いが、このことは熱流22もまた無視で
きることを意味する。
体の金属チップ2付近での熱流を示している。患者の組
織からの熱は、矢印20が示すように金属チップ2を介
して伝導する。同時に熱は矢印22が示すように、比較
的長い金属チップ2を介して流れている。金属チップ2
は比較的長く、その全長にわたって患者の組織に接触し
ているので、金属チップを取り囲んでいる組織は分配ヒ
ータのような機能を果たしている。金属チップの温度勾
配は無視できるので、その結果非常に小さい熱流21を
もたらす。細長い金属チップは、金属チップの前面部分
15とプローブ本体13の残部分との間を熱的に絶縁す
る機能を果たす。サーミスタ4を電子回路に接続する電
線9は非常に細いが、このことは熱流22もまた無視で
きることを意味する。
【0024】本発明の実施形態では、小さな熱容量と、
プローブチップと体温計のハウジングの残部との間を熱
的に絶縁する機能とを提供するプローブチップの独特な
構造設計を開示している。この結果、従来の電子体温計
とほとんど同じ製造原価で、元々60〜90秒かかって
いた温度測定時間を20〜30秒に大いに短縮すること
になる。図8は本発明による体温計を示していて、体温
計1は金属チップ2、プローブ本体13、ディスプレイ
5およびスイッチ25からなる。
プローブチップと体温計のハウジングの残部との間を熱
的に絶縁する機能とを提供するプローブチップの独特な
構造設計を開示している。この結果、従来の電子体温計
とほとんど同じ製造原価で、元々60〜90秒かかって
いた温度測定時間を20〜30秒に大いに短縮すること
になる。図8は本発明による体温計を示していて、体温
計1は金属チップ2、プローブ本体13、ディスプレイ
5およびスイッチ25からなる。
【図1】従来の小型電子医療体温計の概略図。
【図2】従来の小型電子医療体温計における金属チップ
付近のプローブ本体の概略図。
付近のプローブ本体の概略図。
【図3】図2の実施形態における熱流を示す概略図。
【図4】合衆国特許4,183,248 号で開示されている体温
計の図。
計の図。
【図5】図4の体温計における熱流を示す概略図。
【図6】本発明における金属チップ付近のプローブ本体
の概略図。
の概略図。
【図7】図6の体温計における熱流を示す概略図。
【図8】本発明の概略図。
1:体温計 2:金属チップ 3:接触面 4:温度センサ 5:ディスプレイ 7:接着材 8:キャビティ 9:リード線 13:プローブ本体 15:閉端 16:凹み 17:円錐形部分 18:平らなあるいは丸みを帯びた部分 20:熱流 21:熱流 22:熱流 25:スイッチ
Claims (10)
- 【請求項1】 患者の組織に接触するように設計された
接触面を外側に有する金属チップと、前記金属チップ内
部に取り付けられ、前記金属チップの温度を表わす信号
を発生させることができるように設計された温度センサ
とからなる、患者の体温を測定する医療体温計であっ
て、 前記金属チップは、空気あるいは空気の熱容量と同等か
あるいはそれ以下の熱容量をもつ気体およびまたは物質
で満たされたほぼ中空のキャビティを取り囲み、 前記金属チップはほぼ円筒形の部分と、前記温度センサ
がその内部に配置されている閉端とからなり、 前記接触面の長さの前記金属チップの直径に対する比が
少なくとも3、望ましくは5で、 かつ、前記温度センサからプローブ本体の残部への熱流
を除去するための追加熱手段を有しないことを特徴とす
る医療体温計。 - 【請求項2】 請求項1に記載の医療体温計において、 前記温度センサの静止空気中における熱時定数が4.0
秒以下であることを特徴とする医療体温計。 - 【請求項3】 請求項1あるいは2に記載の体温計にお
いて、 前記金属チップの長さは少なくとも9mm、望ましくは少
なくとも12〜15mmで、直径は約2〜4mmであること
を特徴とする医療体温計。 - 【請求項4】 請求項3に記載の体温計において、 前記金属チップの厚さが0.15mm以下であることを特
徴とする体温計。 - 【請求項5】 請求項1乃至4のいずれかに記載の医療
体温計において、 前記温度センサは前記金属チップの内面に配置され、前
記金属チップの閉端に望ましくは熱伝導率の高いエポキ
シ樹脂のような接着材の1点で固着され、前記金属チッ
プの前記キャビティの残部には接着材がないことを特徴
とする医療体温計。 - 【請求項6】 請求項1乃至5のいずれかに記載の医療
体温計において、 前記金属チップは金属、望ましくはステンレス鋼ででき
ていることを特徴とする医療体温計。 - 【請求項7】 請求項1乃至6のいずれかに記載の医療
体温計において、 前記金属チップは細長い管状部分、平らなあるいは丸み
を帯びた閉端および、前記温度センサがその内部に配置
されている円錐形の部分からなることを特徴とする医療
体温計。 - 【請求項8】 請求項1乃至7のいずれかに記載の医療
体温計において、 前記プローブ本体は、前記金属チップを前記プローブ本
体に固定するために接着材で満たされる凹みを備えるこ
とを特徴とする医療体温計。 - 【請求項9】 請求項1乃至8のいずれかに記載の医療
体温計において、 前記温度センサは、直径約0.15mm以下、望ましくは
0.11mm以下のリード線で電気回路に接続されている
ことを特徴とする医療体温計。 - 【請求項10】 請求項1乃至9のいずれかに記載の医
療体温計において、 前記体温計の電源をオン/オフするスイッチ手段および
/または体温を表示するディスプレイ手段を備えること
を特徴とする医療体温計。
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US10356898P | 1998-10-09 | 1998-10-09 | |
US60/103568 | 1998-10-09 |
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2001
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