JP2000111205A - 分配器及び空気調和機 - Google Patents
分配器及び空気調和機Info
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-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F25—REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
- F25B—REFRIGERATION MACHINES, PLANTS OR SYSTEMS; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS
- F25B41/00—Fluid-circulation arrangements
- F25B41/40—Fluid line arrangements
- F25B41/42—Arrangements for diverging or converging flows, e.g. branch lines or junctions
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F25—REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
- F25B—REFRIGERATION MACHINES, PLANTS OR SYSTEMS; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS
- F25B39/00—Evaporators; Condensers
- F25B39/02—Evaporators
- F25B39/028—Evaporators having distributing means
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Abstract
(57)【要約】
【課題】冷媒を均一にし加工や設置の誤差に対して安定
で、コンパクトな分配器及び空気調和機を得る。 【解決手段】一方に冷媒が流入する流入管2が接続され
他方に冷媒が流出する複数の流出管8が接続され、流入
管2に連通された圧力室4と、該圧力室4から流出管8
に至る間に流出管8の断面積よりも小さい断面積である
冷媒流路5が設けられた分配器において、冷媒を圧力室
4から流出管8の本数より多い数となるように複数に分
流し、扇状に配置された複数の冷媒流路5と、各冷媒流
路5を合流してその後さらに分岐する合流分岐部6と、
合流分岐部6によって分岐された冷媒流路5を合流し各
流出管8に連通する出口合流部7とを備える。
で、コンパクトな分配器及び空気調和機を得る。 【解決手段】一方に冷媒が流入する流入管2が接続され
他方に冷媒が流出する複数の流出管8が接続され、流入
管2に連通された圧力室4と、該圧力室4から流出管8
に至る間に流出管8の断面積よりも小さい断面積である
冷媒流路5が設けられた分配器において、冷媒を圧力室
4から流出管8の本数より多い数となるように複数に分
流し、扇状に配置された複数の冷媒流路5と、各冷媒流
路5を合流してその後さらに分岐する合流分岐部6と、
合流分岐部6によって分岐された冷媒流路5を合流し各
流出管8に連通する出口合流部7とを備える。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の流路に冷媒
を分流する分配器あるいは熱交換器及びそれを用いた空
気調和機に係わり、特に冷媒を均一にして性能を向上
し、かつ性能を安定させるものに好適である。
を分流する分配器あるいは熱交換器及びそれを用いた空
気調和機に係わり、特に冷媒を均一にして性能を向上
し、かつ性能を安定させるものに好適である。
【0002】
【従来の技術】空気調和機では、効率の向上や冷媒封入
量の削減のため、伝熱管の細径化し、熱交換器のパス数
を増加することが知られ、例えば冷媒の分流には、特開
平7−294061号公報に記載されている。
量の削減のため、伝熱管の細径化し、熱交換器のパス数
を増加することが知られ、例えば冷媒の分流には、特開
平7−294061号公報に記載されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術のもの
は、加工が容易であるが、冷媒の分配特性は、主に圧力
室と冷媒流路の位置関係に大きく依存するため、加工誤
差や組み立て誤差に対して、分配特性が不安定になる恐
れがある。さらに分配器を重力方向に対して傾けて設置
すると、圧力室で液相と気相の分離が生じ、冷媒は不均
一に分流するので、各パス間で暖房若しくは冷房の能力
差が生じ、空気調和機の性能が劣化する。
は、加工が容易であるが、冷媒の分配特性は、主に圧力
室と冷媒流路の位置関係に大きく依存するため、加工誤
差や組み立て誤差に対して、分配特性が不安定になる恐
れがある。さらに分配器を重力方向に対して傾けて設置
すると、圧力室で液相と気相の分離が生じ、冷媒は不均
一に分流するので、各パス間で暖房若しくは冷房の能力
差が生じ、空気調和機の性能が劣化する。
【0004】本発明の目的は、冷媒量を均一に分岐し、
かつ誤差に対して安定な分配器及び空気調和機を提供す
ることにある。
かつ誤差に対して安定な分配器及び空気調和機を提供す
ることにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明は、一方に冷媒が流入する流入管が接続され
他方に冷媒が流出する複数の流出管が接続され、前記流
入管に連通された圧力室と、該圧力室から前記流出管に
至る間に前記流出管の断面積よりも小さい断面積である
冷媒流路が設けられた分配器において、 冷媒を前記圧
力室から前記流出管の本数より多い数となるように複数
に分流し、扇状に配置された複数の前記冷媒流路と、前
記各冷媒流路を合流してその後さらに分岐する合流分岐
部と、前記合流分岐部によって分岐された冷媒流路を合
流し前記各流出管に連通する出口合流部とを備えたもの
である。
め、本発明は、一方に冷媒が流入する流入管が接続され
他方に冷媒が流出する複数の流出管が接続され、前記流
入管に連通された圧力室と、該圧力室から前記流出管に
至る間に前記流出管の断面積よりも小さい断面積である
冷媒流路が設けられた分配器において、 冷媒を前記圧
力室から前記流出管の本数より多い数となるように複数
に分流し、扇状に配置された複数の前記冷媒流路と、前
記各冷媒流路を合流してその後さらに分岐する合流分岐
部と、前記合流分岐部によって分岐された冷媒流路を合
流し前記各流出管に連通する出口合流部とを備えたもの
である。
【0006】また、本発明は上記のものにおいて、前記
圧力室、前記冷媒流路、前記合流分岐部及び前記出口合
流部が一対の板状部材で形成されたことが望ましい。
圧力室、前記冷媒流路、前記合流分岐部及び前記出口合
流部が一対の板状部材で形成されたことが望ましい。
【0007】さらに、本発明は上記のものにおいて、前
記圧力室、前記冷媒流路、前記合流分岐部及び前記出口
合流部が前記流入管側が円錐状となった円柱又は円筒状
の部材で形成されたことが望ましい。
記圧力室、前記冷媒流路、前記合流分岐部及び前記出口
合流部が前記流入管側が円錐状となった円柱又は円筒状
の部材で形成されたことが望ましい。
【0008】さらに、本発明は上記のものにおいて、前
記冷媒流路が網目状とされたことが望ましい。
記冷媒流路が網目状とされたことが望ましい。
【0009】さらに、本発明は圧縮機、膨張弁、熱交換
器及び分配器を有し冷媒を循環させる空気調和機におい
て、一方に冷媒が流入する流入管が接続され他方に冷媒
が流出する複数の流出管が接続され、前記流入管に連通
された圧力室と、該圧力室から前記流出管に至る間に前
記流出管の断面積よりも小さい断面積である冷媒流路が
設けられた分配器であって、冷媒を前記圧力室から前記
流出管の本数より多い数となるように複数に分流し、扇
状に配置された複数の前記冷媒流路と、前記各冷媒流路
を合流してその後さらに分岐する合流分岐部と、前記合
流分岐部によって分岐された冷媒流路を合流し前記各流
出管に連通する出口合流部とを備えたものである。
器及び分配器を有し冷媒を循環させる空気調和機におい
て、一方に冷媒が流入する流入管が接続され他方に冷媒
が流出する複数の流出管が接続され、前記流入管に連通
された圧力室と、該圧力室から前記流出管に至る間に前
記流出管の断面積よりも小さい断面積である冷媒流路が
設けられた分配器であって、冷媒を前記圧力室から前記
流出管の本数より多い数となるように複数に分流し、扇
状に配置された複数の前記冷媒流路と、前記各冷媒流路
を合流してその後さらに分岐する合流分岐部と、前記合
流分岐部によって分岐された冷媒流路を合流し前記各流
出管に連通する出口合流部とを備えたものである。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態を図
面を参照して説明する。本発明の一実施例を図1から図
3を用いて説明する。図2は分配器3aの斜視図であ
り、分配器3aは、一対の板状部材301、302と流
入管2と複数の流出管8とカバ−9とを備えている。本
図では、流出管8が4本の場合を示している。図2のA
−Aで示した分配器3aの平断面を図1に、 B−Bで示
した流路断面を図3に示す。部材301は、流入管2に
接続した圧力室4と、圧力室4と流出管8に至る複数の
冷媒流路5とを備え、部材301は、板状部材にプレス
加工等により形成される。
面を参照して説明する。本発明の一実施例を図1から図
3を用いて説明する。図2は分配器3aの斜視図であ
り、分配器3aは、一対の板状部材301、302と流
入管2と複数の流出管8とカバ−9とを備えている。本
図では、流出管8が4本の場合を示している。図2のA
−Aで示した分配器3aの平断面を図1に、 B−Bで示
した流路断面を図3に示す。部材301は、流入管2に
接続した圧力室4と、圧力室4と流出管8に至る複数の
冷媒流路5とを備え、部材301は、板状部材にプレス
加工等により形成される。
【0011】冷媒流路5は、流出管の本数より多い数と
なるように複数に分流し、扇状に配置され、その流路と
なる断面積は流出管8の流路断面積以下である。さらに
部材301は、冷媒流路5同士が合流した後再分岐する
2個の合流分岐部と、2本の冷媒流路5同士を合流し流
出管8に接続する4個の出口分岐部を有している。圧力
室4は部材301の板幅方向に幅L1であり、出口分岐部
は幅L1はよりも広い幅L2の範囲に配置されている。冷媒
流路5は、圧力室のすぐ下流において、流入管2の管軸
を中心に扇状に配置されている。
なるように複数に分流し、扇状に配置され、その流路と
なる断面積は流出管8の流路断面積以下である。さらに
部材301は、冷媒流路5同士が合流した後再分岐する
2個の合流分岐部と、2本の冷媒流路5同士を合流し流
出管8に接続する4個の出口分岐部を有している。圧力
室4は部材301の板幅方向に幅L1であり、出口分岐部
は幅L1はよりも広い幅L2の範囲に配置されている。冷媒
流路5は、圧力室のすぐ下流において、流入管2の管軸
を中心に扇状に配置されている。
【0012】本例において、流入管2から流入した冷媒
は、圧力室4から複数の冷媒流路5に分流する。この部
分で冷媒流路5の配置は扇状であるから、圧力室4から
冷媒流路5至る流路断面は滑らかであり、冷媒は強い偏
向を受けずに拡散する。このため剥離や渦が抑制され、
均一な初期分岐が行われる。
は、圧力室4から複数の冷媒流路5に分流する。この部
分で冷媒流路5の配置は扇状であるから、圧力室4から
冷媒流路5至る流路断面は滑らかであり、冷媒は強い偏
向を受けずに拡散する。このため剥離や渦が抑制され、
均一な初期分岐が行われる。
【0013】初期分岐された冷媒は、さらに下流にある
2個の合流分岐部6で合流し、再度分岐される。初期分
岐で冷媒量に偏りが残った場合も、合流分岐部6での衝
突に伴い冷媒量が交換され、均一化される。さらに冷媒
流路5の流路断面積は、流出管8の流路断面積より充分
小さい。このため体積力である重力よりも面積力である
壁面摩擦力や圧力が支配的となり、設置誤差(重力方向
に対する傾斜)に対して安定な特性が得られる。
2個の合流分岐部6で合流し、再度分岐される。初期分
岐で冷媒量に偏りが残った場合も、合流分岐部6での衝
突に伴い冷媒量が交換され、均一化される。さらに冷媒
流路5の流路断面積は、流出管8の流路断面積より充分
小さい。このため体積力である重力よりも面積力である
壁面摩擦力や圧力が支配的となり、設置誤差(重力方向
に対する傾斜)に対して安定な特性が得られる。
【0014】また、冷媒流路5は、流出管の本数よりも
多く数に設置されているので、1個所の加工誤差の影響
は相対的に減少し、統計的に平均化され安定した特性を
維持できる。さらに、分配器3aは、設置角や加工・組
み立て誤差に影響されず、安定した分配が可能である。
多く数に設置されているので、1個所の加工誤差の影響
は相対的に減少し、統計的に平均化され安定した特性を
維持できる。さらに、分配器3aは、設置角や加工・組
み立て誤差に影響されず、安定した分配が可能である。
【0015】本例において、冷媒流路5の流路断面は矩
形であるが、矩形以外の例えば円形でも良い。また部材
301に内部形状を設けたが、同様の内部形状を部材3
02に設けてもよい。合流分岐部6の個数をさらに増や
してもよい。
形であるが、矩形以外の例えば円形でも良い。また部材
301に内部形状を設けたが、同様の内部形状を部材3
02に設けてもよい。合流分岐部6の個数をさらに増や
してもよい。
【0016】本発明の第2の実施の形態を図4から図8
を用いて説明する。図4は分配器3bの分解斜視図であ
る。本例では、圧力室4と冷媒流路5を円筒部材301
の表面に設け、分配器3aは、円筒状部材302に円筒
状部材301を内接しカバ−9をかぶせたものに流入管
2と複数の流出管8を接続して構成される。部材301
と部材302は、流入管2を接続する側の一端が円錐状
に成形されている。
を用いて説明する。図4は分配器3bの分解斜視図であ
る。本例では、圧力室4と冷媒流路5を円筒部材301
の表面に設け、分配器3aは、円筒状部材302に円筒
状部材301を内接しカバ−9をかぶせたものに流入管
2と複数の流出管8を接続して構成される。部材301
と部材302は、流入管2を接続する側の一端が円錐状
に成形されている。
【0017】図4のC−Cで示した分配器3bの流路断
面を図5に、部材301の円筒部分の展開図を図6に示
す。部材301に、矩形断面である複数の冷媒流路5を
網目状に設けた。このため合流分岐部6を数多く備えて
いるので安定性が高くできる。さらに、部材301を円
筒状に設けたため、冷媒に遠心力が働き、より設置誤差
に強い構造になる。
面を図5に、部材301の円筒部分の展開図を図6に示
す。部材301に、矩形断面である複数の冷媒流路5を
網目状に設けた。このため合流分岐部6を数多く備えて
いるので安定性が高くできる。さらに、部材301を円
筒状に設けたため、冷媒に遠心力が働き、より設置誤差
に強い構造になる。
【0018】部材301の円錐部分の展開図を図7に示
し、冷媒流路5は、部材301の円錐部分の頂点を中心
にして放射状に設けられている。冷媒流路5は、流入管
2の管軸に対して対称に配置される。中心軸に対称な位
置にある冷媒流路5同士は、出口分岐部6の個所で距離
L2に配置され、L2は圧力室の直径である距離L1よ
りも大きい。このため遠心力の効果を損なうことなく、
冷媒を分流できる。
し、冷媒流路5は、部材301の円錐部分の頂点を中心
にして放射状に設けられている。冷媒流路5は、流入管
2の管軸に対して対称に配置される。中心軸に対称な位
置にある冷媒流路5同士は、出口分岐部6の個所で距離
L2に配置され、L2は圧力室の直径である距離L1よ
りも大きい。このため遠心力の効果を損なうことなく、
冷媒を分流できる。
【0019】本例は部材301を、板状部材にプレス加
工等により流路を形成した後ロール状に加工して接合部
を溶接したものである。部材301は、円筒若しくは円
柱部材に切削等で流路を加工しても良いし、樹脂を材料
にして一体成型してもよい。部材301の円錐部分の冷
媒流路5を放射状に配置したが、図8のように合流分岐
を6を設けることも望ましい。この場合部材301は短
くなり、分配器3bがコンパクトになるという利点もあ
る。流入管2での偏流が少なければ、円錐部分のみで部
材301を構成してもよい。さらに部材301の変わり
に、圧力室4や冷媒流路5を部材302の内面に設けて
ることも望ましい。
工等により流路を形成した後ロール状に加工して接合部
を溶接したものである。部材301は、円筒若しくは円
柱部材に切削等で流路を加工しても良いし、樹脂を材料
にして一体成型してもよい。部材301の円錐部分の冷
媒流路5を放射状に配置したが、図8のように合流分岐
を6を設けることも望ましい。この場合部材301は短
くなり、分配器3bがコンパクトになるという利点もあ
る。流入管2での偏流が少なければ、円錐部分のみで部
材301を構成してもよい。さらに部材301の変わり
に、圧力室4や冷媒流路5を部材302の内面に設けて
ることも望ましい。
【0020】次に本発明の第3の実施の形態を図9と図
10を用いて説明する。分配器3cの斜視図を図9に示
し、部材301の板面に垂直な流入管2を備えている。
図10は分配器3cの側断面図である。流入管2から流
入した冷媒は、一様に偏向を受けて冷媒流路5へ流入す
る。この際遠心力により、液相は部材301側に気相は
部材302側に分離する。このため単相流を扱うように
均等な分岐を行える。
10を用いて説明する。分配器3cの斜視図を図9に示
し、部材301の板面に垂直な流入管2を備えている。
図10は分配器3cの側断面図である。流入管2から流
入した冷媒は、一様に偏向を受けて冷媒流路5へ流入す
る。この際遠心力により、液相は部材301側に気相は
部材302側に分離する。このため単相流を扱うように
均等な分岐を行える。
【0021】本例は、部材301、部材302に施す加
工工程が減るため、コスト的に有利である。また図11
に示すように流入管2に曲げ加工を施すことも良い。
工工程が減るため、コスト的に有利である。また図11
に示すように流入管2に曲げ加工を施すことも良い。
【0022】次に図12を参照して、本発明による空気
調和機を説明する。図12の矢印は冷媒の循環方向を示
し、実線が室内を暖房する場合、破線が室内を冷房する
場合である。空気調和機は、圧縮機10、室内熱交換器
1a、室外熱交換器1b、分配器3、膨張弁11、冷媒回
路12、四方弁13を備えている。複数の室外熱交換器
1bを使用するため、分配器3を冷媒回路12の途中に
設置している。分配器3により、各流出管8の冷媒流量
の差がなくなるため、室外熱交換器1bの能力を損失な
く利用でき、空気調和機の高性能化を図ることができ
る。さらに余分な冷媒が必要ないため、省冷媒化にも望
ましい。分配器3は設置誤差に対して安定性が高いた
め、空いたスペースを有効に利用できるさらに、分配器
3の代わりに冷媒が流入する側でパスの間隔が狭く、冷
媒が流出する側でパスの間隔が広い熱交換器を用いれ
ば、特に液冷媒の分配が均等化され、能力を有効に利用
できる。よって、広い空間に冷媒を均等に配給するか
ら、伝熱管の配置間隔を広げても能力の低下が生じない
ので、伝熱管本数の削減や、伝熱管の任意の配置が可能
となる。
調和機を説明する。図12の矢印は冷媒の循環方向を示
し、実線が室内を暖房する場合、破線が室内を冷房する
場合である。空気調和機は、圧縮機10、室内熱交換器
1a、室外熱交換器1b、分配器3、膨張弁11、冷媒回
路12、四方弁13を備えている。複数の室外熱交換器
1bを使用するため、分配器3を冷媒回路12の途中に
設置している。分配器3により、各流出管8の冷媒流量
の差がなくなるため、室外熱交換器1bの能力を損失な
く利用でき、空気調和機の高性能化を図ることができ
る。さらに余分な冷媒が必要ないため、省冷媒化にも望
ましい。分配器3は設置誤差に対して安定性が高いた
め、空いたスペースを有効に利用できるさらに、分配器
3の代わりに冷媒が流入する側でパスの間隔が狭く、冷
媒が流出する側でパスの間隔が広い熱交換器を用いれ
ば、特に液冷媒の分配が均等化され、能力を有効に利用
できる。よって、広い空間に冷媒を均等に配給するか
ら、伝熱管の配置間隔を広げても能力の低下が生じない
ので、伝熱管本数の削減や、伝熱管の任意の配置が可能
となる。
【0023】以上の本発明の実施の形態として、圧縮
機、熱交換器、分配器、冷媒回路等より構成される空気
調和機における分配器について述べたが、冷凍機や冷蔵
庫等にも適用できることは言うまでもない。
機、熱交換器、分配器、冷媒回路等より構成される空気
調和機における分配器について述べたが、冷凍機や冷蔵
庫等にも適用できることは言うまでもない。
【0024】
【発明の効果】本発明によれば、冷媒流路が複数本で扇
状に配置されているので、圧力室から冷媒流路に至る流
路断面を滑らかにでき、冷媒は強い偏向を受けず、剥離
や渦を抑制できる。そして、冷媒を圧力室から流出管の
本数より多い数となるように複数に分流するので、加工
誤差が平均化され、さらに、各冷媒流路を合流してその
後さらに分岐し、分岐された冷媒流路を合流し各流出管
に連通するので、初期分岐で冷媒量に偏りが残った場合
も均一化することができる分配器及び空気調和機を得る
ことができる。
状に配置されているので、圧力室から冷媒流路に至る流
路断面を滑らかにでき、冷媒は強い偏向を受けず、剥離
や渦を抑制できる。そして、冷媒を圧力室から流出管の
本数より多い数となるように複数に分流するので、加工
誤差が平均化され、さらに、各冷媒流路を合流してその
後さらに分岐し、分岐された冷媒流路を合流し各流出管
に連通するので、初期分岐で冷媒量に偏りが残った場合
も均一化することができる分配器及び空気調和機を得る
ことができる。
【0025】以上により、安定した分配特性を維持する
ことができるので、冷媒の不均一分配による熱交換器等
の劣化が抑制され、空気調和機の高性能化、コンパクト
化が図ることができる。
ことができるので、冷媒の不均一分配による熱交換器等
の劣化が抑制され、空気調和機の高性能化、コンパクト
化が図ることができる。
【図1】 本発明による一実施の形態に係る分配器を示
す断面図である。
す断面図である。
【図2】 図1の一実施の形態の斜視図である。
【図3】 図1の一実施の形態の流路断面図である。
【図4】 本発明による他の実施の形態に係る分配器の
分解した状態を示す斜視図である。
分解した状態を示す斜視図である。
【図5】 図4の他の実施の形態の流路断面図である。
【図6】 図4の他の実施の形態の部材の円筒部分を示
す展開図である。
す展開図である。
【図7】 図4の他の実施の形態の部材の円錐部分を示
す展開図である。
す展開図である。
【図8】 本発明のさらに他の実施の形態を示す部材の
円錐部分の展開図である。
円錐部分の展開図である。
【図9】 本発明のさらに他の実施の形態に係る分配器
を示す斜視図である。
を示す斜視図である。
【図10】 図9の実施の形態の側断面図である。
【図11】 本発明による他の実施の形態に係る分配器
の側断面図である。
の側断面図である。
【図12】 本発明による他の実施の形態に係る空気調
和機の構成図である。
和機の構成図である。
1…熱交換器、1a…室内機側熱交換器、1b…室外機側
熱交換器、2…流入管、3…分配器、301…部材、3
02…部材、4… 圧力室、5…冷媒流路、6…合流分
岐部、7 …出口合流部、8…流出管、9… カバー、1
0…圧縮機、11…膨張弁、12…冷媒回路、13…四
方弁。
熱交換器、2…流入管、3…分配器、301…部材、3
02…部材、4… 圧力室、5…冷媒流路、6…合流分
岐部、7 …出口合流部、8…流出管、9… カバー、1
0…圧縮機、11…膨張弁、12…冷媒回路、13…四
方弁。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 佐々木 重幸 茨城県土浦市神立町502番地 株式会社日 立製作所機械研究所内 (72)発明者 工藤 光夫 茨城県土浦市神立町502番地 株式会社日 立製作所機械研究所内 (72)発明者 藤江 邦男 東京都杉並区阿佐谷南3−18−17
Claims (5)
- 【請求項1】一方に冷媒が流入する流入管が接続され他
方に冷媒が流出する複数の流出管が接続され、前記流入
管に連通された圧力室と、該圧力室から前記流出管に至
る間に前記流出管の断面積よりも小さい断面積である冷
媒流路が設けられた分配器において、 冷媒を前記圧力室から前記流出管の本数より多い数とな
るように複数に分流し、扇状に配置された複数の前記冷
媒流路と、 前記各冷媒流路を合流してその後さらに分岐する合流分
岐部と、 前記合流分岐部によって分岐された冷媒流路を合流し前
記各流出管に連通する出口合流部とを備えたことを特徴
とする分配器。 - 【請求項2】請求項1に記載のものにおいて、前記圧力
室、前記冷媒流路、前記合流分岐部及び前記出口合流部
が一対の板状部材で形成されたことを特徴とする分配
器。 - 【請求項3】請求項1に記載のものにおいて、前記圧力
室、前記冷媒流路、前記合流分岐部及び前記出口合流部
が前記流入管側が円錐状となった円柱又は円筒状の部材
で形成されたことを特徴とする分配器。 - 【請求項4】請求項1に記載のものにおいて、前記冷媒
流路が網目状とされたことを特徴とする分配器。 - 【請求項5】圧縮機、膨張弁、熱交換器及び分配器を有
し冷媒を循環させる空気調和機において、 一方に冷媒が流入する流入管が接続され他方に冷媒が流
出する複数の流出管が接続され、前記流入管に連通され
た圧力室と、該圧力室から前記流出管に至る間に前記流
出管の断面積よりも小さい断面積である冷媒流路が設け
られた分配器であって、冷媒を前記圧力室から前記流出
管の本数より多い数となるように複数に分流し、扇状に
配置された複数の前記冷媒流路と、前記各冷媒流路を合
流してその後さらに分岐する合流分岐部と、前記合流分
岐部によって分岐された冷媒流路を合流し前記各流出管
に連通する出口合流部とを備えたことを特徴とする空気
調和機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10285003A JP2000111205A (ja) | 1998-10-07 | 1998-10-07 | 分配器及び空気調和機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10285003A JP2000111205A (ja) | 1998-10-07 | 1998-10-07 | 分配器及び空気調和機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000111205A true JP2000111205A (ja) | 2000-04-18 |
Family
ID=17685896
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10285003A Pending JP2000111205A (ja) | 1998-10-07 | 1998-10-07 | 分配器及び空気調和機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000111205A (ja) |
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-
1998
- 1998-10-07 JP JP10285003A patent/JP2000111205A/ja active Pending
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