JP2000110743A - スクロール型流体機械 - Google Patents
スクロール型流体機械Info
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- JP2000110743A JP2000110743A JP10280242A JP28024298A JP2000110743A JP 2000110743 A JP2000110743 A JP 2000110743A JP 10280242 A JP10280242 A JP 10280242A JP 28024298 A JP28024298 A JP 28024298A JP 2000110743 A JP2000110743 A JP 2000110743A
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- Japan
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- casing
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- fixed
- scroll member
- fluid machine
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-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F04—POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
- F04C—ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
- F04C27/00—Sealing arrangements in rotary-piston pumps specially adapted for elastic fluids
- F04C27/008—Sealing arrangements in rotary-piston pumps specially adapted for elastic fluids for other than working fluid, i.e. the sealing arrangements are not between working chambers of the machine
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Rotary Pumps (AREA)
- Applications Or Details Of Rotary Compressors (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 ケーシングからの漏れを防止することが可能
なスクロール型流体機械を提供すること。 【解決手段】 ケーシング4と、第1の板体51及び第
1のうず巻体52を有し、ケーシング4内に固定された
固定スクロール部材5と、第2の板体61及び第2のう
ず巻体62を有する可動スクロール部材6と、ケーシン
グ4を貫通して固定スクロール部材5に嵌合し、固定ス
クロール部材5をケーシング4に固定する締結ボルト7
とを含むスクロール型流体機械1において、第1のうず
巻体52の高さ方向で互いに当接するケーシング4の端
面と固定スクロール部材5の端面の内、少なくとも一方
の端面に、少なくとも締結ボルト7を取り囲むシール溝
53dが形成され、シール溝53d内にシール部材81
が配置されていることを特徴とする。
なスクロール型流体機械を提供すること。 【解決手段】 ケーシング4と、第1の板体51及び第
1のうず巻体52を有し、ケーシング4内に固定された
固定スクロール部材5と、第2の板体61及び第2のう
ず巻体62を有する可動スクロール部材6と、ケーシン
グ4を貫通して固定スクロール部材5に嵌合し、固定ス
クロール部材5をケーシング4に固定する締結ボルト7
とを含むスクロール型流体機械1において、第1のうず
巻体52の高さ方向で互いに当接するケーシング4の端
面と固定スクロール部材5の端面の内、少なくとも一方
の端面に、少なくとも締結ボルト7を取り囲むシール溝
53dが形成され、シール溝53d内にシール部材81
が配置されていることを特徴とする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スクロール型圧縮
機、スクロール型ポンプ等のスクロール型流体機械に属
する。
機、スクロール型ポンプ等のスクロール型流体機械に属
する。
【0002】
【従来の技術】図7は従来のスクロール型流体機械の一
例の縦断面図である。図7を参照して、従来のスクロー
ル型流体機械1には、ケーシング4と、第1の板体5
1、及び第1の板体51の一面上に設けられた第1のう
ず巻体52を有し、ケーシング4内に固定された固定ス
クロール部材5と、第2の板体61、及び第2の板体6
1の一面上に設けられ、第1の板体51に対して位相を
180°ずらして噛み合された第2のうず巻体62を有
する可動スクロール部材6と、ケーシング4を貫通して
固定スクロール部材5に嵌合し、固定スクロール部材5
をケーシング4に固定する締結ボルト7とを含むものが
ある。
例の縦断面図である。図7を参照して、従来のスクロー
ル型流体機械1には、ケーシング4と、第1の板体5
1、及び第1の板体51の一面上に設けられた第1のう
ず巻体52を有し、ケーシング4内に固定された固定ス
クロール部材5と、第2の板体61、及び第2の板体6
1の一面上に設けられ、第1の板体51に対して位相を
180°ずらして噛み合された第2のうず巻体62を有
する可動スクロール部材6と、ケーシング4を貫通して
固定スクロール部材5に嵌合し、固定スクロール部材5
をケーシング4に固定する締結ボルト7とを含むものが
ある。
【0003】そして、この従来のスクロール型流体機械
1では、締結ボルト7の頭部に対向するケーシング4の
底面に、円形のシール溝40が形成され、このシール溝
40内に、Oリングやシールワッシャ等のリング状のシ
ール部材8が配置されている。締結ボルト7で固定スク
ロール部材5をケーシング4に固定すると、シール溝4
0内に配置されたシール部材8は、締結ボルト7の頭部
と圧着し、これにより、ケーシング4の締結ボルト7が
貫通している部分のシールを行っている。
1では、締結ボルト7の頭部に対向するケーシング4の
底面に、円形のシール溝40が形成され、このシール溝
40内に、Oリングやシールワッシャ等のリング状のシ
ール部材8が配置されている。締結ボルト7で固定スク
ロール部材5をケーシング4に固定すると、シール溝4
0内に配置されたシール部材8は、締結ボルト7の頭部
と圧着し、これにより、ケーシング4の締結ボルト7が
貫通している部分のシールを行っている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
この種のスクロール型流体機械では、締結ボルトを締め
付ける際に、シール部材として用いたOリングが回転す
る締結ボルトの頭部等に接触し、この結果、Oリングが
締結ボルトの頭部とシール溝の上端縁との間に挟まった
り、或いは、シール部材として用いたシールワッシャが
回転する締結ボルトのネジ部等と接触して傾き、この状
態で締結ボルトが固定されたりすることがあった。この
Oリングの噛み込みや、シールワッシャのかじりによ
り、シール不良を起こし、ケーシングの締結ボルトが貫
通している部分から漏れが発生することがあった。
この種のスクロール型流体機械では、締結ボルトを締め
付ける際に、シール部材として用いたOリングが回転す
る締結ボルトの頭部等に接触し、この結果、Oリングが
締結ボルトの頭部とシール溝の上端縁との間に挟まった
り、或いは、シール部材として用いたシールワッシャが
回転する締結ボルトのネジ部等と接触して傾き、この状
態で締結ボルトが固定されたりすることがあった。この
Oリングの噛み込みや、シールワッシャのかじりによ
り、シール不良を起こし、ケーシングの締結ボルトが貫
通している部分から漏れが発生することがあった。
【0005】それ故に、本発明の課題は、ケーシングか
らの漏れを防止することが可能なスクロール型流体機械
を提供することにある。
らの漏れを防止することが可能なスクロール型流体機械
を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明によ
れば、ケーシングと、第1の板体、及び該第1の板体の
一面上に設けられた第1のうず巻体を有し、前記ケーシ
ング内に固定された固定スクロール部材と、第2の板
体、及び該第2の板体の一面上に設けられ、前記第1の
板体に対して位相を180°ずらして噛み合された第2
のうず巻体を有する可動スクロール部材と、前記ケーシ
ングを貫通して前記固定スクロール部材に嵌合し、該固
定スクロール部材を前記ケーシングに固定する締結ボル
トとを含むスクロール型流体機械において、前記第1の
うず巻体の高さ方向で互いに当接する前記ケーシングの
端面と前記固定スクロール部材の端面の内、少なくとも
一方の端面に、少なくとも前記締結ボルトを取り囲むシ
ール溝が形成され、該シール溝内にシール部材が配置さ
れていることを特徴とするスクロール型流体機械が得ら
れる。
れば、ケーシングと、第1の板体、及び該第1の板体の
一面上に設けられた第1のうず巻体を有し、前記ケーシ
ング内に固定された固定スクロール部材と、第2の板
体、及び該第2の板体の一面上に設けられ、前記第1の
板体に対して位相を180°ずらして噛み合された第2
のうず巻体を有する可動スクロール部材と、前記ケーシ
ングを貫通して前記固定スクロール部材に嵌合し、該固
定スクロール部材を前記ケーシングに固定する締結ボル
トとを含むスクロール型流体機械において、前記第1の
うず巻体の高さ方向で互いに当接する前記ケーシングの
端面と前記固定スクロール部材の端面の内、少なくとも
一方の端面に、少なくとも前記締結ボルトを取り囲むシ
ール溝が形成され、該シール溝内にシール部材が配置さ
れていることを特徴とするスクロール型流体機械が得ら
れる。
【0007】請求項2記載の発明によれば、前記シール
部材が、Oリングであることを特徴とする請求項1記載
のスクロール型流体機械が得られる。
部材が、Oリングであることを特徴とする請求項1記載
のスクロール型流体機械が得られる。
【0008】請求項3記載の発明によれば、前記シール
部材が、シールワッシャであることを特徴とする請求項
1記載のスクロール型流体機械が得られる。
部材が、シールワッシャであることを特徴とする請求項
1記載のスクロール型流体機械が得られる。
【0009】請求項4記載の発明によれば、前記シール
部材が、ガスケットであることを特徴とする請求項1記
載のスクロール型流体機械が得られる。
部材が、ガスケットであることを特徴とする請求項1記
載のスクロール型流体機械が得られる。
【0010】請求項5記載の発明によれば、ケーシング
と、第1の板体、及び該第1の板体の一面上に設けられ
た第1のうず巻体を有し、前記ケーシング内に固定され
た固定スクロール部材と、第2の板体、及び該第2の板
体の一面上に設けられ、前記第1の板体に対して位相を
180°ずらして噛み合された第2のうず巻体を有する
可動スクロール部材とを含むスクロール型流体機械にお
いて、前記ケーシング内で、前記ケーシングと前記固定
スクロール部材に圧入された固定ピンにより、前記固定
スクロール部材が前記ケーシングに固定されていること
を特徴とするスクロール型流体機械が得られる。
と、第1の板体、及び該第1の板体の一面上に設けられ
た第1のうず巻体を有し、前記ケーシング内に固定され
た固定スクロール部材と、第2の板体、及び該第2の板
体の一面上に設けられ、前記第1の板体に対して位相を
180°ずらして噛み合された第2のうず巻体を有する
可動スクロール部材とを含むスクロール型流体機械にお
いて、前記ケーシング内で、前記ケーシングと前記固定
スクロール部材に圧入された固定ピンにより、前記固定
スクロール部材が前記ケーシングに固定されていること
を特徴とするスクロール型流体機械が得られる。
【0011】請求項6記載の発明によれば、前記第1の
うず巻体の高さ方向で、前記固定ピンの一端部が前記ケ
ーシングに圧入され、他端部が前記固定スクロール部材
に圧入されていることを特徴とする請求項5記載のスク
ロール型流体機械が得られる。
うず巻体の高さ方向で、前記固定ピンの一端部が前記ケ
ーシングに圧入され、他端部が前記固定スクロール部材
に圧入されていることを特徴とする請求項5記載のスク
ロール型流体機械が得られる。
【0012】請求項7記載の発明によれば、前記固定ピ
ンが、ダブルピンであることを特徴とする請求項6記載
のスクロール型流体機械が得られる。
ンが、ダブルピンであることを特徴とする請求項6記載
のスクロール型流体機械が得られる。
【0013】
【作用】本発明の請求項1乃至4に係るスクロール型流
体機械の場合、第1のうず巻体の高さ方向で互いに当接
するケーシングの端面と固定スクロール部材の端面の
内、少なくとも一方の端面に、少なくとも締結ボルトを
取り囲むシール溝が形成され、このシール溝内に、シー
ル部材が配置されているので、従来のようにシール部材
が回転する締結ボルトに接触して、ずれたり、傾いたり
することがない。即ち、固定スクロール部材がケーシン
グ内の所定位置に配置される際、シール部材は、ケーシ
ングと固定スクロール部材の端面によって押圧されるだ
けなので、シール部材が、ずれたり、傾いたりすること
がなく、正確にシール溝内の所定位置に収まる。シール
部材がシール溝内の所定位置に配置された後、この締結
ボルトを締め付けることにより、固定スクロール部材
は、ケーシングに固定される。この際、上述のようにシ
ール部材は既にシール溝内の所定位置に配置されている
ので、締結ボルト締結時にシール部材が損傷する問題が
生じない。
体機械の場合、第1のうず巻体の高さ方向で互いに当接
するケーシングの端面と固定スクロール部材の端面の
内、少なくとも一方の端面に、少なくとも締結ボルトを
取り囲むシール溝が形成され、このシール溝内に、シー
ル部材が配置されているので、従来のようにシール部材
が回転する締結ボルトに接触して、ずれたり、傾いたり
することがない。即ち、固定スクロール部材がケーシン
グ内の所定位置に配置される際、シール部材は、ケーシ
ングと固定スクロール部材の端面によって押圧されるだ
けなので、シール部材が、ずれたり、傾いたりすること
がなく、正確にシール溝内の所定位置に収まる。シール
部材がシール溝内の所定位置に配置された後、この締結
ボルトを締め付けることにより、固定スクロール部材
は、ケーシングに固定される。この際、上述のようにシ
ール部材は既にシール溝内の所定位置に配置されている
ので、締結ボルト締結時にシール部材が損傷する問題が
生じない。
【0014】本発明の請求項5乃至7に係るスクロール
型流体機械の場合、締結ボルトの代わりに、ケーシング
と固定スクロール部材に圧入された固定ピンによって、
固定スクロール部材がケーシングに固定されており、こ
の固定ピンは、ケーシング内で圧入されているので、即
ち、固定ピンがケーシングを貫通していないので、ケー
シングに漏れが生じることがない。
型流体機械の場合、締結ボルトの代わりに、ケーシング
と固定スクロール部材に圧入された固定ピンによって、
固定スクロール部材がケーシングに固定されており、こ
の固定ピンは、ケーシング内で圧入されているので、即
ち、固定ピンがケーシングを貫通していないので、ケー
シングに漏れが生じることがない。
【0015】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。図1は本発明の一実施形態
によるスクロール型圧縮機の縦断面図、図2は図1に示
すA−A線での断面図である。
て図面を参照して説明する。図1は本発明の一実施形態
によるスクロール型圧縮機の縦断面図、図2は図1に示
すA−A線での断面図である。
【0016】図1及び図2を参照して、本実施形態のス
クロール型圧縮機1は、ケーシング4と、固定スクロー
ル部材5と、可動スクロール部材6と、締結ボルト7
と、Oリング81と、主軸11を含んで構成されてい
る。
クロール型圧縮機1は、ケーシング4と、固定スクロー
ル部材5と、可動スクロール部材6と、締結ボルト7
と、Oリング81と、主軸11を含んで構成されてい
る。
【0017】ケーシング4は、略カップ状のカップ状部
分41と、このカップ状部分41の開口側端部を閉塞す
る略漏斗状のフロントケーシング42とで構成されてい
る。このカップ状部分41の底面には、締結ボルト7を
挿通させるための挿通孔41aが穿設されている。ま
た、フロントケーシング42は、その先端部に、筒状の
ボス部42aを有し、このボス部42aには、ローター
ベアリング43を介在させて、電磁クラッチ12が装着
されている。
分41と、このカップ状部分41の開口側端部を閉塞す
る略漏斗状のフロントケーシング42とで構成されてい
る。このカップ状部分41の底面には、締結ボルト7を
挿通させるための挿通孔41aが穿設されている。ま
た、フロントケーシング42は、その先端部に、筒状の
ボス部42aを有し、このボス部42aには、ローター
ベアリング43を介在させて、電磁クラッチ12が装着
されている。
【0018】固定スクロール部材5は、第1の板体51
と、第1のうず巻体52と、脚部53とを有している。
第1の板体51は、円板状である。第1のうず巻体52
は、インボリュート曲線に従ってうず巻いており、第1
の板体51の一面上に形成されている。脚部53は、第
1の板体51の他面上に形成されており、4つの円筒状
部分53aと、隣接する円筒状部分53aを連結する隔
壁部分53bとを有している。この脚部53の円筒状部
分53aには、雌ネジ53cが形成されている。また、
第1のうず巻体51の高さ方向における円筒状部分53
aの端面には、雌ネジ53cを取り囲む円形のシール溝
53dが形成されている。
と、第1のうず巻体52と、脚部53とを有している。
第1の板体51は、円板状である。第1のうず巻体52
は、インボリュート曲線に従ってうず巻いており、第1
の板体51の一面上に形成されている。脚部53は、第
1の板体51の他面上に形成されており、4つの円筒状
部分53aと、隣接する円筒状部分53aを連結する隔
壁部分53bとを有している。この脚部53の円筒状部
分53aには、雌ネジ53cが形成されている。また、
第1のうず巻体51の高さ方向における円筒状部分53
aの端面には、雌ネジ53cを取り囲む円形のシール溝
53dが形成されている。
【0019】固定スクロール部材5の第1の板体51の
中心部には、吐出孔54が形成されている。この吐出孔
54は、後述する流体ポケット44内で圧縮された冷媒
ガスを後述する吐出室46へ吐出させるものである。
中心部には、吐出孔54が形成されている。この吐出孔
54は、後述する流体ポケット44内で圧縮された冷媒
ガスを後述する吐出室46へ吐出させるものである。
【0020】固定スクロール部材5の第1の板体51に
は、吐出孔54を開閉するための吐出弁55と、この吐
出弁55のリフト量を制限するバルブリテーナ56と
が、ボルト57によって固定されている。
は、吐出孔54を開閉するための吐出弁55と、この吐
出弁55のリフト量を制限するバルブリテーナ56と
が、ボルト57によって固定されている。
【0021】可動スクロール部材6は、第2の板体61
と、第2のうず巻体62と、ボス部63とを有してい
る。第2の板体61は、円板状である。第2のうず巻体
62は、第1のうず巻体52と同じインボリュート曲線
に従ってうず巻いており、第2の板体61の一面上に形
成されている。ボス部63は、円筒状であり、第2の板
体61の他面上に形成されている。このボス部63内に
は、ニードルベアリング64を介在させて、偏心孔65
aを有する偏心ブッシュ65が回転自在に配置されてい
る。可動スクロール部材6は、第2のうず巻体62を第
1のうず巻体52に対して位相を180°ずらして、固
定スクロール部材5に噛み合され、これにより、第1の
うず巻体52と第2のうず巻体62との間に、複数対の
流体ポケット44が構成されるように成っている。ま
た、可動スクロール部材6の他面側とフロントケーシン
グ42の一端面との間には、回転阻止機構13が備えら
れている。この回転阻止機構13は、可動スクロール部
材6が固定スクロール部材5の中心点を中心にして所定
の軌道半径(偏心量)で円軌道運動を行う際に、可動ス
クロール部材6の自転を阻止するように成っている。
と、第2のうず巻体62と、ボス部63とを有してい
る。第2の板体61は、円板状である。第2のうず巻体
62は、第1のうず巻体52と同じインボリュート曲線
に従ってうず巻いており、第2の板体61の一面上に形
成されている。ボス部63は、円筒状であり、第2の板
体61の他面上に形成されている。このボス部63内に
は、ニードルベアリング64を介在させて、偏心孔65
aを有する偏心ブッシュ65が回転自在に配置されてい
る。可動スクロール部材6は、第2のうず巻体62を第
1のうず巻体52に対して位相を180°ずらして、固
定スクロール部材5に噛み合され、これにより、第1の
うず巻体52と第2のうず巻体62との間に、複数対の
流体ポケット44が構成されるように成っている。ま
た、可動スクロール部材6の他面側とフロントケーシン
グ42の一端面との間には、回転阻止機構13が備えら
れている。この回転阻止機構13は、可動スクロール部
材6が固定スクロール部材5の中心点を中心にして所定
の軌道半径(偏心量)で円軌道運動を行う際に、可動ス
クロール部材6の自転を阻止するように成っている。
【0022】締結ボルト7は、カップ状部分41の底部
に形成された挿通孔41aを通じて、固定スクロール部
材5の脚部53に形成された雌ネジ53cに、嵌合する
ことにより、固定スクロール部材5をカップ状部分41
に固定している。この状態で、第1の板体51の外周面
は、カップ状部分41の内周面に嵌め合わさり、更にこ
の第1の板体51の外周面とカップ状部分41の内周面
との間には、シール部材58を介在させてある。従っ
て、ケーシング4内には、第1の板体51を境にして、
2つの空間が構成され、第1の板体51の一面側(第1
のうず巻体52側)からフロントケーシング42に掛け
て構成された空間の内、特に第1のうず巻体52及び第
2のうず巻体62を取り囲む空間は、取込空間45と成
っており、また、第1の板体51の他面側(脚部53
側)からカップ状部分41の内側底面に掛けて構成され
た空間は、吐出室46と成っている。
に形成された挿通孔41aを通じて、固定スクロール部
材5の脚部53に形成された雌ネジ53cに、嵌合する
ことにより、固定スクロール部材5をカップ状部分41
に固定している。この状態で、第1の板体51の外周面
は、カップ状部分41の内周面に嵌め合わさり、更にこ
の第1の板体51の外周面とカップ状部分41の内周面
との間には、シール部材58を介在させてある。従っ
て、ケーシング4内には、第1の板体51を境にして、
2つの空間が構成され、第1の板体51の一面側(第1
のうず巻体52側)からフロントケーシング42に掛け
て構成された空間の内、特に第1のうず巻体52及び第
2のうず巻体62を取り囲む空間は、取込空間45と成
っており、また、第1の板体51の他面側(脚部53
側)からカップ状部分41の内側底面に掛けて構成され
た空間は、吐出室46と成っている。
【0023】Oリング81は、第1のうず巻体52の高
さ方向における脚部53の端面とカップ状部分41の内
側底面との間をシールするシール部材であり、固定スク
ロール部材5の脚部53に形成されたシール溝53d内
に、配置されている。
さ方向における脚部53の端面とカップ状部分41の内
側底面との間をシールするシール部材であり、固定スク
ロール部材5の脚部53に形成されたシール溝53d内
に、配置されている。
【0024】主軸11は、細長いシャフト部111と、
このシャフト部111の一端にこれと同軸に設けられた
円板状の大径部112と、この大径部112の中心から
偏心させて大径部112に取り付けられたクランクピン
113とから成る。この主軸11は、シャフト部111
をボールベアリング47を介在させてフロントケーシン
グ42のボス部42aに回転自在に支持され、大径部1
12をボールベアリング48を介在させてフロントケー
シング42の可動スクロール部材6側部分に回転自在に
支持されている。また、主軸11のシャフト部111の
先端部は、フロントケーシング42の外部へと突出して
おり、この突出部分は、電磁クラッチ12に連結されて
いる。また、クランクピン113は、可動スクロール部
材6のボス部63内に回転自在に配置された偏心ブッシ
ュ65の偏心孔65aに挿入されている。これにより、
主軸11と可動スクロール部材6とが連結され、電磁ク
ラッチ12を介して外部駆動源(例えば、自動車のエン
ジン)から駆動力が主軸11に伝達されると、主軸11
が回転し、この主軸11の回転により、可動スクロール
部材6が円軌道運動を行うように成っている。
このシャフト部111の一端にこれと同軸に設けられた
円板状の大径部112と、この大径部112の中心から
偏心させて大径部112に取り付けられたクランクピン
113とから成る。この主軸11は、シャフト部111
をボールベアリング47を介在させてフロントケーシン
グ42のボス部42aに回転自在に支持され、大径部1
12をボールベアリング48を介在させてフロントケー
シング42の可動スクロール部材6側部分に回転自在に
支持されている。また、主軸11のシャフト部111の
先端部は、フロントケーシング42の外部へと突出して
おり、この突出部分は、電磁クラッチ12に連結されて
いる。また、クランクピン113は、可動スクロール部
材6のボス部63内に回転自在に配置された偏心ブッシ
ュ65の偏心孔65aに挿入されている。これにより、
主軸11と可動スクロール部材6とが連結され、電磁ク
ラッチ12を介して外部駆動源(例えば、自動車のエン
ジン)から駆動力が主軸11に伝達されると、主軸11
が回転し、この主軸11の回転により、可動スクロール
部材6が円軌道運動を行うように成っている。
【0025】上述の締結ボルト7は、固定スクロール部
材5がケーシング4内の所定位置に配置された後、雌ネ
ジ53cに嵌合させられる。細述すると、先ず、固定ス
クロール部材5の脚部53に形成されたシール溝53d
内にOリング81を配置し、この状態で、固定スクロー
ル部材5をカップ状部分41内に挿入し、更に、固定ス
クロール部材5を第1のうず巻体52の高さ方向で押し
込み、固定スクロール部材5の脚部53の端面をカップ
状部分41の内側底面に当接させる。この際、Oリング
81は、第1のうず巻体の52の高さ方向で、単順にカ
ップ状部分41の内側底面と当接するので、Oリング8
1がシール溝53d内でずれたり傾いたりすることがな
い。このように固定スクロール部材5をケーシング4内
の所定位置に配置した後、締結ボルト7は、ケーシング
4の挿通孔41aを通じて固定スクロール部材5の雌ネ
ジ53c内に挿入され、そして締め付けられる。したが
って、締結ボルト7をケーシング4及び固定スクロール
部材5に挿通する際には、Oリング81は、既に、シー
ル溝53d内の所定位置に配置されているので、締結ボ
ルト7を締め付けても、Oリング81の噛み込みが発生
しない。
材5がケーシング4内の所定位置に配置された後、雌ネ
ジ53cに嵌合させられる。細述すると、先ず、固定ス
クロール部材5の脚部53に形成されたシール溝53d
内にOリング81を配置し、この状態で、固定スクロー
ル部材5をカップ状部分41内に挿入し、更に、固定ス
クロール部材5を第1のうず巻体52の高さ方向で押し
込み、固定スクロール部材5の脚部53の端面をカップ
状部分41の内側底面に当接させる。この際、Oリング
81は、第1のうず巻体の52の高さ方向で、単順にカ
ップ状部分41の内側底面と当接するので、Oリング8
1がシール溝53d内でずれたり傾いたりすることがな
い。このように固定スクロール部材5をケーシング4内
の所定位置に配置した後、締結ボルト7は、ケーシング
4の挿通孔41aを通じて固定スクロール部材5の雌ネ
ジ53c内に挿入され、そして締め付けられる。したが
って、締結ボルト7をケーシング4及び固定スクロール
部材5に挿通する際には、Oリング81は、既に、シー
ル溝53d内の所定位置に配置されているので、締結ボ
ルト7を締め付けても、Oリング81の噛み込みが発生
しない。
【0026】尚、本実施形態では、シール溝53dを固
定スクロール部材5の脚部53の端面に形成してある
が、このシール溝は、ケーシングの端面に設けても良い
し、或いはケーシングと固定スクロール部材の両方の端
面に互いに対向するように設けても良い。
定スクロール部材5の脚部53の端面に形成してある
が、このシール溝は、ケーシングの端面に設けても良い
し、或いはケーシングと固定スクロール部材の両方の端
面に互いに対向するように設けても良い。
【0027】図3は本発明の第2の実施形態によるスク
ロール型圧縮機を示し、図2と同じ部位での断面図であ
る。
ロール型圧縮機を示し、図2と同じ部位での断面図であ
る。
【0028】図3を参照して、本実施形態は、第1のう
ず巻体52の高さ方向における脚部53の端面とカップ
状部分41の内側底面との間をシールするシール部材と
して、シールワッシャ82を用いている。この点を除
き、本実施形態は、第1の実施形態と同構成であるの
で、第1の実施形態と構成の同じ部分については、第1
の実施形態と同じ参照番号を付して、その説明を省略す
る。
ず巻体52の高さ方向における脚部53の端面とカップ
状部分41の内側底面との間をシールするシール部材と
して、シールワッシャ82を用いている。この点を除
き、本実施形態は、第1の実施形態と同構成であるの
で、第1の実施形態と構成の同じ部分については、第1
の実施形態と同じ参照番号を付して、その説明を省略す
る。
【0029】図4は本発明の第3の実施形態によるスク
ロール型圧縮機を示し、図2と同じ部位での断面図であ
る。
ロール型圧縮機を示し、図2と同じ部位での断面図であ
る。
【0030】図4を参照して、本実施形態は、第1のう
ず巻体52の高さ方向における脚部53の端面とカップ
状部分41の内側底面との間をシールするシール部材と
して、ガスケット83を用いている。本実施形態の場
合、シール溝53dは、脚部53の隔壁部分53bの上
端面上にも形成され、これに対応させて、ガスケット8
3も隔壁部分53bの上端面に形成されたシール溝53
d内に配置される部分を有している。以上の点を除き、
本実施形態は、第1の実施形態と同構成であるので、第
1の実施形態と構成の同じ部分については、第1の実施
形態と同じ参照番号を付して、その説明を省略する。
ず巻体52の高さ方向における脚部53の端面とカップ
状部分41の内側底面との間をシールするシール部材と
して、ガスケット83を用いている。本実施形態の場
合、シール溝53dは、脚部53の隔壁部分53bの上
端面上にも形成され、これに対応させて、ガスケット8
3も隔壁部分53bの上端面に形成されたシール溝53
d内に配置される部分を有している。以上の点を除き、
本実施形態は、第1の実施形態と同構成であるので、第
1の実施形態と構成の同じ部分については、第1の実施
形態と同じ参照番号を付して、その説明を省略する。
【0031】次に、本発明の第4の実施形態について説
明する。図5は本発明の第4の実施形態によるスクロー
ル型圧縮機の縦断面図、図6は図5に示すB−B線での
断面図である。
明する。図5は本発明の第4の実施形態によるスクロー
ル型圧縮機の縦断面図、図6は図5に示すB−B線での
断面図である。
【0032】図5及び図6を参照して、本実施形態は、
第1の実施形態と略同構成であるので、第1の実施形態
と構成の同じ部分或いは構成の同様な部分については、
第1の実施形態と同じ参照番号を付してその説明を省略
し、第1の実施形態と構成の異なる部分についてのみ説
明する。
第1の実施形態と略同構成であるので、第1の実施形態
と構成の同じ部分或いは構成の同様な部分については、
第1の実施形態と同じ参照番号を付してその説明を省略
し、第1の実施形態と構成の異なる部分についてのみ説
明する。
【0033】本実施形態は、第1乃至第3の実施形態と
比較して、締結ボルト7が廃されていることが特徴であ
る。締結ボルト7が廃されているので、本実施形態で
は、締結ボルト7の挿通部分をシールするシール部材
(Oリング81、シールワッシャ82、ガスケット8
3)も必要としない。このように、本実施形態では、締
結ボルトの挿通部分をシールするシール部材が無いの
で、当然ながら、固定スクロール部材5をケーシング4
内に固定する際に、シール部材の噛み込みやかじり等が
発生しない。
比較して、締結ボルト7が廃されていることが特徴であ
る。締結ボルト7が廃されているので、本実施形態で
は、締結ボルト7の挿通部分をシールするシール部材
(Oリング81、シールワッシャ82、ガスケット8
3)も必要としない。このように、本実施形態では、締
結ボルトの挿通部分をシールするシール部材が無いの
で、当然ながら、固定スクロール部材5をケーシング4
内に固定する際に、シール部材の噛み込みやかじり等が
発生しない。
【0034】本実施形態では、固定スクロール部材5を
ケーシング4に固定する手段として、ダブルピン9を用
いている。このダブルピン9は、第1のうず巻体52の
高さ方向で、ケーシング4と固定スクロール部材5に圧
入されている。このダブルピン9の圧入のために、ケー
シング4のカップ状部分41の内側底部には、第1のピ
ン穴49が形成され、固定スクロール部材5の脚部53
の円筒状部分53aには、第2のピン穴53eが形成さ
れている。勿論、ケーシング4に形成された第1のピン
穴49は、貫通孔ではない。そして、第1のうず巻体5
2の高さ方向で、ダブルピン9の一端部を第1のピン穴
49に圧入し、ダブルピン9の他端部を第2のピン穴5
3eに圧入すると、固定スクロール部材5がダブルピン
9によってカップ状部分41内に固定されるように成っ
ている。
ケーシング4に固定する手段として、ダブルピン9を用
いている。このダブルピン9は、第1のうず巻体52の
高さ方向で、ケーシング4と固定スクロール部材5に圧
入されている。このダブルピン9の圧入のために、ケー
シング4のカップ状部分41の内側底部には、第1のピ
ン穴49が形成され、固定スクロール部材5の脚部53
の円筒状部分53aには、第2のピン穴53eが形成さ
れている。勿論、ケーシング4に形成された第1のピン
穴49は、貫通孔ではない。そして、第1のうず巻体5
2の高さ方向で、ダブルピン9の一端部を第1のピン穴
49に圧入し、ダブルピン9の他端部を第2のピン穴5
3eに圧入すると、固定スクロール部材5がダブルピン
9によってカップ状部分41内に固定されるように成っ
ている。
【0035】尚、本実施形態では、固定スクロール部材
5をケーシング4内に固定する固定ピンとして、ダブル
ピン9を用いたが、これに限らず、固定ピンとして、円
柱ピン、三角ピン等の多角形ピンを用いても良い。ま
た、本実施形態では、固定ピンの圧入方向を固定スクロ
ール部材5の第1のうず巻体52の高さ方向としたが、
固定ピンがケーシングを貫通しないようにすれば良く、
例えば、ケーシングの径方向で、固定ピンをケーシング
及び固定スクロール部材に圧入しても良い。
5をケーシング4内に固定する固定ピンとして、ダブル
ピン9を用いたが、これに限らず、固定ピンとして、円
柱ピン、三角ピン等の多角形ピンを用いても良い。ま
た、本実施形態では、固定ピンの圧入方向を固定スクロ
ール部材5の第1のうず巻体52の高さ方向としたが、
固定ピンがケーシングを貫通しないようにすれば良く、
例えば、ケーシングの径方向で、固定ピンをケーシング
及び固定スクロール部材に圧入しても良い。
【0036】また、上述の実施形態は、いずれもスクロ
ール型圧縮機であるが、本発明は、スクロール型ポンプ
等、スクロール型流体機械一般に適用可能である。
ール型圧縮機であるが、本発明は、スクロール型ポンプ
等、スクロール型流体機械一般に適用可能である。
【0037】
【発明の効果】本発明のスクロール型流体機械は、シー
ル部材の噛み込みやかじりを防止することができるの
で、確実にケーシングのシールを行うことができ、した
がって、ケーシングの漏れを防止することができる。
ル部材の噛み込みやかじりを防止することができるの
で、確実にケーシングのシールを行うことができ、した
がって、ケーシングの漏れを防止することができる。
【図1】図1は本発明の一実施形態によるスクロール型
圧縮機の縦断面図である。
圧縮機の縦断面図である。
【図2】図2は図1に示すA−A線での断面図である。
【図3】図3は本発明の第2の実施形態によるスクロー
ル型圧縮機を示し、図2と同じ部位での断面図である。
ル型圧縮機を示し、図2と同じ部位での断面図である。
【図4】図4は本発明の第3の実施形態によるスクロー
ル型圧縮機を示し、図2と同じ部位での断面図である。
ル型圧縮機を示し、図2と同じ部位での断面図である。
【図5】図5は本発明の第4の実施形態によるスクロー
ル型圧縮機の縦断面図である。
ル型圧縮機の縦断面図である。
【図6】図6は図5に示すB−B線での断面図である。
【図7】図7は従来のスクロール型流体機械の一例の縦
断面図である。
断面図である。
1 スクロール型圧縮機 4 ケーシング 41 カップ状部分 41a 挿通孔 42 フロントケーシング 42a ボス部 43 ローターベアリング 44 流体ポケット 45 取込空間 46 吐出室 47 ボールベアリング 48 ボールベアリング 49 第1のピン穴 5 固定スクロール部材 51 第1の板体 52 第1のうず巻体 53 脚部 53a 円筒部分 53b 隔壁部分 53c 雌ネジ 53d シール溝 53e 第2のピン穴 54 吐出孔 55 吐出弁 56 バルブリテーナ 57 ボルト 58 シール部材 6 可動スクロール部材 61 第2の板体 62 第2のうず巻体 63 ボス部 64 ニードルベアリング 65 偏心ブッシュ 65a 偏心孔 7 締結ボルト 8 シール部材 81 Oリング(シール部材) 82 シールワッシャ(シール部材) 83 ガスケット(シール部材) 9 ダブルピン(固定ピン) 11 主軸 111 シャフト部 112 大径部 113 クランクピン 12 電磁クラッチ 13 回転阻止機構
Claims (7)
- 【請求項1】 ケーシングと、第1の板体、及び該第1
の板体の一面上に設けられた第1のうず巻体を有し、前
記ケーシング内に固定された固定スクロール部材と、第
2の板体、及び該第2の板体の一面上に設けられ、前記
第1の板体に対して位相を180°ずらして噛み合され
た第2のうず巻体を有する可動スクロール部材と、前記
ケーシングを貫通して前記固定スクロール部材に嵌合
し、該固定スクロール部材を前記ケーシングに固定する
締結ボルトとを含むスクロール型流体機械において、前
記第1のうず巻体の高さ方向で互いに当接する前記ケー
シングの端面と前記固定スクロール部材の端面の内、少
なくとも一方の端面に、少なくとも前記締結ボルトを取
り囲むシール溝が形成され、該シール溝内にシール部材
が配置されていることを特徴とするスクロール型流体機
械。 - 【請求項2】 前記シール部材が、Oリングであること
を特徴とする請求項1記載のスクロール型流体機械。 - 【請求項3】 前記シール部材が、シールワッシャであ
ることを特徴とする請求項1記載のスクロール型流体機
械。 - 【請求項4】 前記シール部材が、ガスケットであるこ
とを特徴とする請求項1記載のスクロール型流体機械。 - 【請求項5】 ケーシングと、第1の板体、及び該第1
の板体の一面上に設けられた第1のうず巻体を有し、前
記ケーシング内に固定された固定スクロール部材と、第
2の板体、及び該第2の板体の一面上に設けられ、前記
第1の板体に対して位相を180°ずらして噛み合され
た第2のうず巻体を有する可動スクロール部材とを含む
スクロール型流体機械において、前記ケーシング内で、
前記ケーシングと前記固定スクロール部材に圧入された
固定ピンにより、前記固定スクロール部材が前記ケーシ
ングに固定されていることを特徴とするスクロール型流
体機械。 - 【請求項6】 前記第1のうず巻体の高さ方向で、前記
固定ピンの一端部が前記ケーシングに圧入され、他端部
が前記固定スクロール部材に圧入されていることを特徴
とする請求項5記載のスクロール型流体機械。 - 【請求項7】 前記固定ピンが、ダブルピンであること
を特徴とする請求項6記載のスクロール型流体機械。
Priority Applications (5)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10280242A JP2000110743A (ja) | 1998-10-01 | 1998-10-01 | スクロール型流体機械 |
DE1999147132 DE19947132A1 (de) | 1998-10-01 | 1999-09-30 | Spiralfluidverdrängungsvorrichtung |
CA 2284425 CA2284425A1 (en) | 1998-10-01 | 1999-09-30 | Scroll-type fluid displacement apparatus |
CN 99125152 CN1251410A (zh) | 1998-10-01 | 1999-09-30 | 涡旋型流体排放装置 |
FR9912238A FR2784145B1 (fr) | 1998-10-01 | 1999-09-30 | Appareil de deplacement de fluide du type a spirale |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10280242A JP2000110743A (ja) | 1998-10-01 | 1998-10-01 | スクロール型流体機械 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000110743A true JP2000110743A (ja) | 2000-04-18 |
Family
ID=17622287
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10280242A Pending JP2000110743A (ja) | 1998-10-01 | 1998-10-01 | スクロール型流体機械 |
Country Status (5)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000110743A (ja) |
CN (1) | CN1251410A (ja) |
CA (1) | CA2284425A1 (ja) |
DE (1) | DE19947132A1 (ja) |
FR (1) | FR2784145B1 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4246826B2 (ja) * | 1998-12-14 | 2009-04-02 | サンデン株式会社 | スクロール型圧縮機 |
JP6098265B2 (ja) * | 2013-03-21 | 2017-03-22 | 株式会社豊田自動織機 | 圧縮機 |
CN103671107A (zh) * | 2013-12-25 | 2014-03-26 | 江苏晨宇车业有限公司 | 新型汽车空调用涡旋压缩机及其制造方法 |
CN110206728B (zh) * | 2019-05-14 | 2020-11-24 | 珠海格力节能环保制冷技术研究中心有限公司 | 一种涡旋压缩机和空调器 |
Family Cites Families (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5855359B2 (ja) * | 1980-05-07 | 1983-12-09 | サンデン株式会社 | スクロ−ル型圧縮機 |
JPS5915691A (ja) * | 1982-07-15 | 1984-01-26 | Sanden Corp | スクロ−ル型流体装置 |
US4538975A (en) * | 1983-08-16 | 1985-09-03 | Sanden Corporation | Scroll type compressor with lubricating system |
CA2043569C (en) * | 1990-09-03 | 1995-05-09 | Yoshiyasu Ito | Scroll type fluid machinery and assembling method of the same |
US5286180A (en) * | 1992-05-11 | 1994-02-15 | Ford Motor Company | Method for attaching fixed scroll to rear head of scroll compressor |
-
1998
- 1998-10-01 JP JP10280242A patent/JP2000110743A/ja active Pending
-
1999
- 1999-09-30 FR FR9912238A patent/FR2784145B1/fr not_active Expired - Fee Related
- 1999-09-30 CA CA 2284425 patent/CA2284425A1/en not_active Abandoned
- 1999-09-30 DE DE1999147132 patent/DE19947132A1/de not_active Ceased
- 1999-09-30 CN CN 99125152 patent/CN1251410A/zh active Pending
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
FR2784145A1 (fr) | 2000-04-07 |
CA2284425A1 (en) | 2000-04-01 |
CN1251410A (zh) | 2000-04-26 |
DE19947132A1 (de) | 2000-04-06 |
FR2784145B1 (fr) | 2006-02-10 |
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