JP2000104097A - 光漂白剤組成物 - Google Patents
光漂白剤組成物Info
- Publication number
- JP2000104097A JP2000104097A JP10279176A JP27917698A JP2000104097A JP 2000104097 A JP2000104097 A JP 2000104097A JP 10279176 A JP10279176 A JP 10279176A JP 27917698 A JP27917698 A JP 27917698A JP 2000104097 A JP2000104097 A JP 2000104097A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- photosensitizer
- group
- light
- porphyrin
- synthesis example
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Detergent Compositions (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 広範囲の波長の光に対して効率的に漂白が進
行する光漂白剤を提供する。 【解決手段】 光集積機能基を有する光増感剤を含有す
ることを特徴とする光漂白組成物。
行する光漂白剤を提供する。 【解決手段】 光集積機能基を有する光増感剤を含有す
ることを特徴とする光漂白組成物。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光漂白組成物に関
する。詳しくは、特に繊維及び住居用の漂白剤ないしは
しみぬき剤、微生物の防除、殺菌剤あるいは持続的に効
果を発現する防汚、防かび剤として有用な光増感剤を有
効成分として含有してなる光漂白組成物に関するもので
ある。
する。詳しくは、特に繊維及び住居用の漂白剤ないしは
しみぬき剤、微生物の防除、殺菌剤あるいは持続的に効
果を発現する防汚、防かび剤として有用な光増感剤を有
効成分として含有してなる光漂白組成物に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】水溶性のフタロシアニン化合物あるいは
ポルフィリン化合物を光増感剤として用いることによ
り、繊維の光漂白あるいは洗浄を有効に実施し得ること
が知られている(特開昭48−9100、特開昭53−
119381、特開昭54−135806)。この場合
の光漂白機構としては、主に以下の2つの機構が提唱さ
れている。 i)光増感剤が光によって励起し、そのエネルギーを大
気中の酸素分子に与え、励起一重項状態の酸素を発生さ
せる機構(特開昭48−9100)。 ii)犠牲ドナーの存在下、電荷分離により還元反応が進
行する機構(特開昭58−195000)。
ポルフィリン化合物を光増感剤として用いることによ
り、繊維の光漂白あるいは洗浄を有効に実施し得ること
が知られている(特開昭48−9100、特開昭53−
119381、特開昭54−135806)。この場合
の光漂白機構としては、主に以下の2つの機構が提唱さ
れている。 i)光増感剤が光によって励起し、そのエネルギーを大
気中の酸素分子に与え、励起一重項状態の酸素を発生さ
せる機構(特開昭48−9100)。 ii)犠牲ドナーの存在下、電荷分離により還元反応が進
行する機構(特開昭58−195000)。
【0003】一方、光漂白剤に従来用いられてきた光増
感剤の課題としては以下の点が挙げられる。 i)2量化による活性低下。 ii)励起のライフタイムが短い。 iii)どれも紫外光及び紫外光に近い波長の可視光を必要
とするため、例えば、晴天の日に屋外で洗濯物を干した
場合にしか効果を発しない。
感剤の課題としては以下の点が挙げられる。 i)2量化による活性低下。 ii)励起のライフタイムが短い。 iii)どれも紫外光及び紫外光に近い波長の可視光を必要
とするため、例えば、晴天の日に屋外で洗濯物を干した
場合にしか効果を発しない。
【0004】前記した如き従来の光増感剤の性能向上を
目的とした技術としては以下のようなものが有る。 i)バルクな置換基を導入したり、ポリマー内に固定す
ることによる2量化の防止(Homogeneous
Photocatalysis,M.Chanon e
d.,Wiley,1998,page 221−26
2.)。 ii)両親媒性ミセル中での光増感剤励起三重項状態のラ
イフタイムの向上(Y.MorishimaらJ.Ph
ys.Chem.1995,99,4552.)。 iii)置換基(スルホン酸基、4級カチオン基、エチレン
オキサイド鎖)導入による水溶性の向上及び繊維に対す
る吸着性の向上。 iv)ジエチレントリアミンペンタアセテート等のキレ
ート剤を添加することによる光漂白能の向上(特表平1
0−505114)。 v)酸素分子坦体を添加することによる大気中の酸素分
子の溶解性向上(特開昭57−92095)。 vi)置換基導入により、より長波長の光で励起できる
ようにする。
目的とした技術としては以下のようなものが有る。 i)バルクな置換基を導入したり、ポリマー内に固定す
ることによる2量化の防止(Homogeneous
Photocatalysis,M.Chanon e
d.,Wiley,1998,page 221−26
2.)。 ii)両親媒性ミセル中での光増感剤励起三重項状態のラ
イフタイムの向上(Y.MorishimaらJ.Ph
ys.Chem.1995,99,4552.)。 iii)置換基(スルホン酸基、4級カチオン基、エチレン
オキサイド鎖)導入による水溶性の向上及び繊維に対す
る吸着性の向上。 iv)ジエチレントリアミンペンタアセテート等のキレ
ート剤を添加することによる光漂白能の向上(特表平1
0−505114)。 v)酸素分子坦体を添加することによる大気中の酸素分
子の溶解性向上(特開昭57−92095)。 vi)置換基導入により、より長波長の光で励起できる
ようにする。
【0005】一方、ポルフィリンにある種の樹状高分子
(デンドリマー)をつけると、光エネルギーの集積が起
こり、赤外光という非常に微弱のエネルギーの光でも、
ポルフィリン核で触媒反応(オレフィン、アミン、スル
フィドの酸化)が起きることが見出されている。ただ
し、光漂白剤としての応用は示されていない(相田ら、
Nature 1997,388,454.日本化学会
第74春季年会 講演予稿集1G−43,44,45,
46)。
(デンドリマー)をつけると、光エネルギーの集積が起
こり、赤外光という非常に微弱のエネルギーの光でも、
ポルフィリン核で触媒反応(オレフィン、アミン、スル
フィドの酸化)が起きることが見出されている。ただ
し、光漂白剤としての応用は示されていない(相田ら、
Nature 1997,388,454.日本化学会
第74春季年会 講演予稿集1G−43,44,45,
46)。
【0006】また、持統的に効果を発現する防汚、防か
び剤として、酸化チタン光触媒を応用したものが実用化
されているが、このものも紫外線でしか励起せず、しか
も、粉体であったり、特別な処理や施工を必要とするた
め、一般消費者が手軽に使用できる組成物には利用困難
であった。
び剤として、酸化チタン光触媒を応用したものが実用化
されているが、このものも紫外線でしか励起せず、しか
も、粉体であったり、特別な処理や施工を必要とするた
め、一般消費者が手軽に使用できる組成物には利用困難
であった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、より広範囲
の波長の光に対して効率的に漂白が進行する光漂白剤を
提供することをその課題とする。
の波長の光に対して効率的に漂白が進行する光漂白剤を
提供することをその課題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記課題
を解決すべく鋭意研究の結果、本発明を完成するに至っ
た。即ち、本発明によれば、光集積機能基を有する光増
感剤を含有することを特徴とする光漂白組成物が提供さ
れる。
を解決すべく鋭意研究の結果、本発明を完成するに至っ
た。即ち、本発明によれば、光集積機能基を有する光増
感剤を含有することを特徴とする光漂白組成物が提供さ
れる。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明で用いる光増感剤は、光集
積機能と光増感機能を有するものである。本明細書にお
いて光集積機能とは、反応に必要なエネルギーをそのエ
ネルギー以下の光エネルギーを捕捉して集め、反応中心
に効率的、持続的に移動することのできる機能をいう。
また、光増感機能とは、光によって励起された分子や原
子が、それが含まれる系中の反応を促進させるある種の
反応中心になる機能をさす。通常、光漂白反応は、光増
感剤が紫外から可視領域の比較的高いエネルギーの光を
吸収し、励起することにより進行する。この光増感剤に
光集積機能を付与することにより、従来の光増感剤が機
能する紫外から可視領域ばかりでなく、赤外光といった
比較的エネルギーの低い光で、しかも持続的に光漂白反
応を引き起こすことができるので、あらゆる光の存在す
る環境での光漂白の応用が可能となる。
積機能と光増感機能を有するものである。本明細書にお
いて光集積機能とは、反応に必要なエネルギーをそのエ
ネルギー以下の光エネルギーを捕捉して集め、反応中心
に効率的、持続的に移動することのできる機能をいう。
また、光増感機能とは、光によって励起された分子や原
子が、それが含まれる系中の反応を促進させるある種の
反応中心になる機能をさす。通常、光漂白反応は、光増
感剤が紫外から可視領域の比較的高いエネルギーの光を
吸収し、励起することにより進行する。この光増感剤に
光集積機能を付与することにより、従来の光増感剤が機
能する紫外から可視領域ばかりでなく、赤外光といった
比較的エネルギーの低い光で、しかも持続的に光漂白反
応を引き起こすことができるので、あらゆる光の存在す
る環境での光漂白の応用が可能となる。
【0010】本発明で用いる光増感機能と光集積機能と
を有する光増感剤は、光増感剤に光集積機能基を結合さ
せることにより得ることができる。前記光集積機能基と
しては、従来公知の各種のもの、特に、下記一般式
(1)で表されるポリフェニルエーテル骨格を持つ樹状
ポリマー鎖(Gn)挙げることができる。
を有する光増感剤は、光増感剤に光集積機能基を結合さ
せることにより得ることができる。前記光集積機能基と
しては、従来公知の各種のもの、特に、下記一般式
(1)で表されるポリフェニルエーテル骨格を持つ樹状
ポリマー鎖(Gn)挙げることができる。
【化2】 なお、前記樹状ポリマーのうち、a2〜anの値が全て等
しいものはデンドリマーと呼ばれている。前記したnが
2である場合のGn-1(=G1)を示す下記式(2)
しいものはデンドリマーと呼ばれている。前記したnが
2である場合のGn-1(=G1)を示す下記式(2)
【化3】 において、そのRは水素又は置換基を示す。a1が2〜
5の整数を示し、ベンゼン環に複数のRが結合している
ときには、それらの複数のRの全ては同一である必要は
なく、それらのRの一部又は全部が相互に異なったもの
であることができる。前記Rが置換基を示す場合、その
置換基の種類は特に制約されず、ベンゼン核に結合し得
る各置換基であればよい。このような置換基としては、
アルキル基、アルケニル基、アルコキシ基、アルコキシ
カルボニル基、アルキルカルボニル基、アルキルカルボ
ニルオキシ基、アミド基、カルボキシル基、スルホン酸
基、硫酸基、リン酸エステル基、4級アンモニウム基、
4級ピリジニウム基、ポリオキシエチレン基等を好まし
いものとして例示することができる。
5の整数を示し、ベンゼン環に複数のRが結合している
ときには、それらの複数のRの全ては同一である必要は
なく、それらのRの一部又は全部が相互に異なったもの
であることができる。前記Rが置換基を示す場合、その
置換基の種類は特に制約されず、ベンゼン核に結合し得
る各置換基であればよい。このような置換基としては、
アルキル基、アルケニル基、アルコキシ基、アルコキシ
カルボニル基、アルキルカルボニル基、アルキルカルボ
ニルオキシ基、アミド基、カルボキシル基、スルホン酸
基、硫酸基、リン酸エステル基、4級アンモニウム基、
4級ピリジニウム基、ポリオキシエチレン基等を好まし
いものとして例示することができる。
【0011】前記アルキル基において、炭素数は1〜1
8、好ましくは1〜6である。アルケニル基において、
その炭素数は2〜18、好ましくは2〜6である。前記
アルコキシ基及びアルコキシカルボニル基において、そ
のアルキル基の炭素数は1〜18、好ましくは1〜6で
ある。前記アルキルカルボニル基及びアルキルカルボニ
ルオキシ基において、そのアルキル基の炭素数は1〜1
8、好ましくは1〜6である。前記アミド基は−CON
R2(Rは水素又は炭素数1〜6の低級アルキル基を示
す)で表される置換基であり、カルボキシル基はCOO
Hで表される置換基であり、スルホン酸基はSO3Hで
表される置換基であり、硫酸基は−OSO3Hで表され
る置換基であり、リン酸エステル基は−OPO(OR)2
(Rは水素又は炭素数1〜6の低級アルキル基を示す)
で表される置換基であり、4級アンモニウム基はR4N+
(Rは水素又はアルキル基、好ましくは炭素数1〜6の
低級アルキル基を示す)で表される置換基であり、4級
ピリジニウム基はピリジニウム基の窒素原子に水素原子
又はアルキル基、好ましくは炭素数1〜6の低級アルキ
ル基を結合させたものであり、ポリオキシエチレン基は
(OCH2CH2)nOH(nは好ましくは1〜20の数を
示す)で表される置換基である。
8、好ましくは1〜6である。アルケニル基において、
その炭素数は2〜18、好ましくは2〜6である。前記
アルコキシ基及びアルコキシカルボニル基において、そ
のアルキル基の炭素数は1〜18、好ましくは1〜6で
ある。前記アルキルカルボニル基及びアルキルカルボニ
ルオキシ基において、そのアルキル基の炭素数は1〜1
8、好ましくは1〜6である。前記アミド基は−CON
R2(Rは水素又は炭素数1〜6の低級アルキル基を示
す)で表される置換基であり、カルボキシル基はCOO
Hで表される置換基であり、スルホン酸基はSO3Hで
表される置換基であり、硫酸基は−OSO3Hで表され
る置換基であり、リン酸エステル基は−OPO(OR)2
(Rは水素又は炭素数1〜6の低級アルキル基を示す)
で表される置換基であり、4級アンモニウム基はR4N+
(Rは水素又はアルキル基、好ましくは炭素数1〜6の
低級アルキル基を示す)で表される置換基であり、4級
ピリジニウム基はピリジニウム基の窒素原子に水素原子
又はアルキル基、好ましくは炭素数1〜6の低級アルキ
ル基を結合させたものであり、ポリオキシエチレン基は
(OCH2CH2)nOH(nは好ましくは1〜20の数を
示す)で表される置換基である。
【0012】一方、光集積機能基を結合させる基材とな
る光増感剤としては、特に制約されず、従来公知の各種
のものを用いることができる。このような光増感剤とし
ては、エオシン、ローズベンガル、フルオレセイン、ク
ロロフィル、メチレンブルー、ポルフィリン誘導体、金
属ポルフィリン誘導体、フタロシアニン誘導体、金属フ
タロシアニン誘導体等を挙げることができる。
る光増感剤としては、特に制約されず、従来公知の各種
のものを用いることができる。このような光増感剤とし
ては、エオシン、ローズベンガル、フルオレセイン、ク
ロロフィル、メチレンブルー、ポルフィリン誘導体、金
属ポルフィリン誘導体、フタロシアニン誘導体、金属フ
タロシアニン誘導体等を挙げることができる。
【0013】光集積機能基を結合させた光増感剤におい
て、その光集積機能基の数は2個以上、好ましくは3個
以上にするのが好ましい。その光集積機能基の結合数の
上限値は特に制約されないが、通常、4個程度である。
また、その光増感剤に結合する複数個の光集積機能基
は、同一構造のものにする必要はなく、その一部又は全
部が相互に異なった構造のものであることができる。ま
た、光集積機能基Gnにおけるnは2以上、好ましくは
3以上であり、その上限値は、特に制約されないが、通
常5程度である。
て、その光集積機能基の数は2個以上、好ましくは3個
以上にするのが好ましい。その光集積機能基の結合数の
上限値は特に制約されないが、通常、4個程度である。
また、その光増感剤に結合する複数個の光集積機能基
は、同一構造のものにする必要はなく、その一部又は全
部が相互に異なった構造のものであることができる。ま
た、光集積機能基Gnにおけるnは2以上、好ましくは
3以上であり、その上限値は、特に制約されないが、通
常5程度である。
【0014】本発明で用いる好ましい光増感剤は、前記
光集積機能基Gnを少なくとも3個含有するポルフィリ
ン誘導体、金属ポルフィリン誘導体、フタロシアニン誘
導体又は金属フタロシアニン誘導体である。これらの誘
導体において、光集積機能基Gnは、そのポルフィリン
骨格やフタロシアニン骨格に直接又は連結基を解して結
合することができる。光集積機能基を有するポルフィリ
ン誘導体又は金属ポルフィリン誘導体としては、下記一
般式(3)で表されるものを示すことができる。
光集積機能基Gnを少なくとも3個含有するポルフィリ
ン誘導体、金属ポルフィリン誘導体、フタロシアニン誘
導体又は金属フタロシアニン誘導体である。これらの誘
導体において、光集積機能基Gnは、そのポルフィリン
骨格やフタロシアニン骨格に直接又は連結基を解して結
合することができる。光集積機能基を有するポルフィリ
ン誘導体又は金属ポルフィリン誘導体としては、下記一
般式(3)で表されるものを示すことができる。
【化4】
【0015】光集積機能基を有するフタロシアニン誘導
体又は金属フタロシアニン誘導体としては、下記一般式
(4)で表されるものを示すことができる。
体又は金属フタロシアニン誘導体としては、下記一般式
(4)で表されるものを示すことができる。
【化5】
【0016】前記一般式(3)において、Mは2H又は
金属を示す。金属としては、Zn、Al、Ca、Cd、
Mg、Sc、Sn、Fe、Co、Mn等が挙げられる。
Mが2Hの場合には、前記一般式(3)の化合物は、金
属を含まないポルフィリン誘導体を示し、Mが金属の場
合には金属ポルフィリン誘導体(ポルフィリン金属錯
体)を示す。X1〜X4は連結基を示し、m、p、q及び
sは0又は1を示す。m、p、q又はsが0の場合に
は、Y1、Y2、Y3又はY4は直接ポルフィリン骨格(ピ
ロール環)に結合していることを示す。Y1〜Y4は水素
又は置換基を示すが、それらのうちの少なくとも3個は
光集積機能基Gnを示す。
金属を示す。金属としては、Zn、Al、Ca、Cd、
Mg、Sc、Sn、Fe、Co、Mn等が挙げられる。
Mが2Hの場合には、前記一般式(3)の化合物は、金
属を含まないポルフィリン誘導体を示し、Mが金属の場
合には金属ポルフィリン誘導体(ポルフィリン金属錯
体)を示す。X1〜X4は連結基を示し、m、p、q及び
sは0又は1を示す。m、p、q又はsが0の場合に
は、Y1、Y2、Y3又はY4は直接ポルフィリン骨格(ピ
ロール環)に結合していることを示す。Y1〜Y4は水素
又は置換基を示すが、それらのうちの少なくとも3個は
光集積機能基Gnを示す。
【0017】前記一般式(4)において、Mは2H又は
金属を示す。金属としては、Zn、Al、Ca、Cd、
Mg、Sc、Sn、Fe、Co、Mn等が挙げられる。
Mが2Hの場合には、前記一般式(4)の化合物は、金
属を含まないフタロシアニン誘導体を示し、Mが金属の
場合には金属フタロシアニン誘導体(フタロシアニン金
属錯体)を示す。X1〜X4は連結基を示し、m、p、q
及びsは0又は1を示す。m、p、q又はsが0の場合
には、Y1、Y2、Y3又はY4は直接フタロシアニン骨格
(ベンゼン環)に結合していることを示す。Y1〜Y4は
水素又は置換基を示すが、それらのうちの少なくとも3
個は光集積機能基Gnを示す。
金属を示す。金属としては、Zn、Al、Ca、Cd、
Mg、Sc、Sn、Fe、Co、Mn等が挙げられる。
Mが2Hの場合には、前記一般式(4)の化合物は、金
属を含まないフタロシアニン誘導体を示し、Mが金属の
場合には金属フタロシアニン誘導体(フタロシアニン金
属錯体)を示す。X1〜X4は連結基を示し、m、p、q
及びsは0又は1を示す。m、p、q又はsが0の場合
には、Y1、Y2、Y3又はY4は直接フタロシアニン骨格
(ベンゼン環)に結合していることを示す。Y1〜Y4は
水素又は置換基を示すが、それらのうちの少なくとも3
個は光集積機能基Gnを示す。
【0018】前記一般式(3)及び(4)におけるY1
〜Y4は、前記のように、その少なくとも3個、好まし
くは4個がGnを示すが、この場合、YのGnとしては、
下記一般式(5)又は下記一般式(6)で表されるもの
が好ましい。
〜Y4は、前記のように、その少なくとも3個、好まし
くは4個がGnを示すが、この場合、YのGnとしては、
下記一般式(5)又は下記一般式(6)で表されるもの
が好ましい。
【化6】
【化7】
【0019】前記一般式(5)で表されるGnにおい
て、そのanは2である。一方、前記一般式(6)で表
されるGnにおいて、そのanは3である。またGnにお
けるnは2〜4であり、好ましくは3〜4である。これ
らGnはいずれも同一分岐の繰り返しによって形成され
るデンドリマー鎖となっている。
て、そのanは2である。一方、前記一般式(6)で表
されるGnにおいて、そのanは3である。またGnにお
けるnは2〜4であり、好ましくは3〜4である。これ
らGnはいずれも同一分岐の繰り返しによって形成され
るデンドリマー鎖となっている。
【0020】前記一般式(3)及び(4)における連結
基X1〜X4は、2価の基を示す。このようなものとして
は、エーテル結合(−O−)、エステル結合(−COO
−)、チオエーテル結合(−S−)、アミド結合(−N
HCO−)等が挙げられる。
基X1〜X4は、2価の基を示す。このようなものとして
は、エーテル結合(−O−)、エステル結合(−COO
−)、チオエーテル結合(−S−)、アミド結合(−N
HCO−)等が挙げられる。
【0021】前記一般式(5)及び(6)におけるR
は、水素又は置換基であるが、光漂白剤組成物を水溶液
中で用いる場合には、水溶性基であることが好ましい。
水溶性基は、アニオン性基、ノニオン性基又はカチオン
性基であることができる。各Rの全てが同一である必要
はなく、それらのRの一部又は全てが異なったものであ
ることができる。好ましいアニオン性水溶性基は、カル
ボキシレートCOO-、サルフェートOSO3 -、スルホ
ネートSO3 -、及びホスフェートOP(OH)(−O)O-
である。他の特に好ましいアニオン性水溶性基は、前述
したもののエトキシル化誘導体、特にnが1〜約20の
整数であるポリエトキシサルフェート基(CH2CH
2O)nSO3 -及びポリエトキシカルボキシレート基(C
H2CH2O)nCOO-である。アニオン性水溶性基の場
合、その対イオンは、ポルフィリン分子やフタロシアニ
ン分子に水溶性を与える任意のカチオンである。一価の
カチオン、特にアンモニウム、エタノールアンモニウム
又はアルカリ金属カチオンが好ましい。ナトリウム又は
カリウムカチオンが最も好ましい。好ましいノニオン性
水溶性基はポリエトキシレート(CH2CH2O)nH
(n:1〜20)である。好ましいカチオン性水溶性基
は四級アンモニウム塩又は四級ピリジニウム塩である。
カチオン性水溶性基の場合、その対イオンはポルフィリ
ン分子やフタロシアニン分子に水溶性を与える任意のア
ニオンである。一価アニオン、特にイオダイド、ブロマ
イド、クロライド又はトルエンスルホネートが好まし
い。水溶性基は、種類に応じて、ポルフィリン又はフタ
ロシアニンにGnを結合する前に導入しても、その結合
後に導入しても良い。
は、水素又は置換基であるが、光漂白剤組成物を水溶液
中で用いる場合には、水溶性基であることが好ましい。
水溶性基は、アニオン性基、ノニオン性基又はカチオン
性基であることができる。各Rの全てが同一である必要
はなく、それらのRの一部又は全てが異なったものであ
ることができる。好ましいアニオン性水溶性基は、カル
ボキシレートCOO-、サルフェートOSO3 -、スルホ
ネートSO3 -、及びホスフェートOP(OH)(−O)O-
である。他の特に好ましいアニオン性水溶性基は、前述
したもののエトキシル化誘導体、特にnが1〜約20の
整数であるポリエトキシサルフェート基(CH2CH
2O)nSO3 -及びポリエトキシカルボキシレート基(C
H2CH2O)nCOO-である。アニオン性水溶性基の場
合、その対イオンは、ポルフィリン分子やフタロシアニ
ン分子に水溶性を与える任意のカチオンである。一価の
カチオン、特にアンモニウム、エタノールアンモニウム
又はアルカリ金属カチオンが好ましい。ナトリウム又は
カリウムカチオンが最も好ましい。好ましいノニオン性
水溶性基はポリエトキシレート(CH2CH2O)nH
(n:1〜20)である。好ましいカチオン性水溶性基
は四級アンモニウム塩又は四級ピリジニウム塩である。
カチオン性水溶性基の場合、その対イオンはポルフィリ
ン分子やフタロシアニン分子に水溶性を与える任意のア
ニオンである。一価アニオン、特にイオダイド、ブロマ
イド、クロライド又はトルエンスルホネートが好まし
い。水溶性基は、種類に応じて、ポルフィリン又はフタ
ロシアニンにGnを結合する前に導入しても、その結合
後に導入しても良い。
【0022】次に、Gnを与えるポリフェニルエーテル
骨格を持つ樹状ポリマー鎖の合成法を示すと、下記反応
式(A)及び(B)の通りである。この場合の反応は、
アルカリ(K2CO3)の存在下及び18−crown−
6の存在下で実施される。
骨格を持つ樹状ポリマー鎖の合成法を示すと、下記反応
式(A)及び(B)の通りである。この場合の反応は、
アルカリ(K2CO3)の存在下及び18−crown−
6の存在下で実施される。
【0023】
【化8】
【化9】
【0024】ポリフェニルエーテル骨格を持つデンドリ
マーについては、文献に記載の方法で合成することがで
きる(J.M.J.Frechetら、J.Am.Ch
em.Soc.1990,112,7638,V.Pe
rcecら、J.Am.Chem.Soc.1997,
119,1539)。即ち、フェノールとベンジルアル
コールの反応性の違いを利用することにより、以下に示
すように、選択的にエーテル化を進行させることができ
る。 (a)3,5−位からの規則的な分岐を持つデンドリマ
ーについては、次式に従い合成できる。 i)ベンジルアルコールの臭素化反応
マーについては、文献に記載の方法で合成することがで
きる(J.M.J.Frechetら、J.Am.Ch
em.Soc.1990,112,7638,V.Pe
rcecら、J.Am.Chem.Soc.1997,
119,1539)。即ち、フェノールとベンジルアル
コールの反応性の違いを利用することにより、以下に示
すように、選択的にエーテル化を進行させることができ
る。 (a)3,5−位からの規則的な分岐を持つデンドリマ
ーについては、次式に従い合成できる。 i)ベンジルアルコールの臭素化反応
【化10】 ii)3,5−ジヒドロキシベンジルアルコールとのカッ
プリング反応
プリング反応
【化11】 以下、前記i)、ii)の各反応繰り返しで、より大きな
デンドリマーを合成できる。 (b)3,4,5−位からの規則的な分岐を持つデンド
リマーについては次式に従い合成できる。 i)エステル基の還元
デンドリマーを合成できる。 (b)3,4,5−位からの規則的な分岐を持つデンド
リマーについては次式に従い合成できる。 i)エステル基の還元
【化12】 ii)没食子酸メチルとのカップリング反応
【化13】 以下、ii)、i)の各反応の繰り返しで、より大きなデ
ンドリマーを合成できる。
ンドリマーを合成できる。
【0025】光集積機能を有するデンドリマー鎖(G
n)を含有するポルフィリン誘導体及びフタロシアニン
誘導体等の合成法としては、大別して以下に示す2つの
方法がある。i)ポルフィリン、フタロシアニン核を合
成後にデンドリマー鎖をつける(相田ら、J.Che
m.Soc.Chem.Commun.1993.12
60及び高分子論文集1997,54,674)。
n)を含有するポルフィリン誘導体及びフタロシアニン
誘導体等の合成法としては、大別して以下に示す2つの
方法がある。i)ポルフィリン、フタロシアニン核を合
成後にデンドリマー鎖をつける(相田ら、J.Che
m.Soc.Chem.Commun.1993.12
60及び高分子論文集1997,54,674)。
【0026】
【化14】 ii)デンドリマー鎖を持つユニットを結合させる(N.
B.McKeownらChem.Commun.199
8,969)。
B.McKeownらChem.Commun.199
8,969)。
【化15】
【0027】本発明の光漂白組成物において、光増感剤
の添加量は、水性液体中、0.0025〜5重量%、好
ましくは0.01〜1.0重量%の割合である。本発明
の組成物は、過ホウ酸ナトリウム、過炭酸ナトリウム、
過炭酸カリウムのようなペルオキシ酸素漂白剤を随意に
添加することができる。また、アニオン性、カチオン
性、ノニオン性、両性といった各種界面活性剤や、ある
いは各種ビルダー等の添加物も任意に配合することがで
きる。その際に、光集積機能を有する光増感剤の割合
は、全組成物の0.0025〜5重量%、好ましくは
0.01〜1.0重量%である。
の添加量は、水性液体中、0.0025〜5重量%、好
ましくは0.01〜1.0重量%の割合である。本発明
の組成物は、過ホウ酸ナトリウム、過炭酸ナトリウム、
過炭酸カリウムのようなペルオキシ酸素漂白剤を随意に
添加することができる。また、アニオン性、カチオン
性、ノニオン性、両性といった各種界面活性剤や、ある
いは各種ビルダー等の添加物も任意に配合することがで
きる。その際に、光集積機能を有する光増感剤の割合
は、全組成物の0.0025〜5重量%、好ましくは
0.01〜1.0重量%である。
【0028】
【実施例】以下、実施例を示して本発明を具体的に説明
するが、本発明は下記の実施例に制限されるものではな
い。
するが、本発明は下記の実施例に制限されるものではな
い。
【0029】(合成例1.1)3,5−ジメトキシベン
ジルブロミド[(MeO)2G1−CH2Br]の合成 200mLの4つ口フラスコに、3,5−ジメトキシベ
ンジルアルコール[(MeO)2G1−CH2OH]24.
2gと四臭化炭素55.8gを加え、少量のテトラヒド
ロフラン35mLに溶解させた。氷冷した後、窒素下に
て撹拌しながら、トリフェニルフォスフィン44.1g
を少しずつ加えた。溶液が自濁してからさらに、30分
間反応させた。水/クロロホルム(3×150mL)で
洗浄、抽出した後、有機相を無水硫酸マグネシウムで乾
燥させた。濃縮後、粗生成物をシリカゲルクロマトグラ
フィー(ヘキサン/クロロホルム:1/4)で精製し
た。溶媒を濃縮した後、ヘキサン/クロロホルムで再結
晶し、目的物を白色針状結晶として得た。収率81%。
ジルブロミド[(MeO)2G1−CH2Br]の合成 200mLの4つ口フラスコに、3,5−ジメトキシベ
ンジルアルコール[(MeO)2G1−CH2OH]24.
2gと四臭化炭素55.8gを加え、少量のテトラヒド
ロフラン35mLに溶解させた。氷冷した後、窒素下に
て撹拌しながら、トリフェニルフォスフィン44.1g
を少しずつ加えた。溶液が自濁してからさらに、30分
間反応させた。水/クロロホルム(3×150mL)で
洗浄、抽出した後、有機相を無水硫酸マグネシウムで乾
燥させた。濃縮後、粗生成物をシリカゲルクロマトグラ
フィー(ヘキサン/クロロホルム:1/4)で精製し
た。溶媒を濃縮した後、ヘキサン/クロロホルムで再結
晶し、目的物を白色針状結晶として得た。収率81%。
【0030】(合成例1.2)3,5−ビス(3,5−
ジメトキシベンジロキシ)ベンジルアルコール[(Me
O)4G2−CH2OH]の合成 炭酸カリウム38.3gと18−クラウン−6:3.9
gの存在下、lリットル容の4つ口フラスコ中に、3,
5−ジメトキシベンジルブロミド33.7gと3,5−
ジヒドロキシベンジルアルコール10.2gを加えた。
蒸留したアセトン700mLを加え、窒素下にて加熱還
流した。12時間反応後、反応溶液を濃縮乾固した。水
/クロロホルムで洗浄、抽出した後、有機相を無水硫酸
ナトリウムで乾燥させた。濃縮後、粗生成物をシリカゲ
ルクロマトグラフイー(クロロホルム)で精製した。溶
媒を濃縮した後、ヘキサン/クロロホルムで再結晶し、
目的物を白色結晶として得た。収率86%。
ジメトキシベンジロキシ)ベンジルアルコール[(Me
O)4G2−CH2OH]の合成 炭酸カリウム38.3gと18−クラウン−6:3.9
gの存在下、lリットル容の4つ口フラスコ中に、3,
5−ジメトキシベンジルブロミド33.7gと3,5−
ジヒドロキシベンジルアルコール10.2gを加えた。
蒸留したアセトン700mLを加え、窒素下にて加熱還
流した。12時間反応後、反応溶液を濃縮乾固した。水
/クロロホルムで洗浄、抽出した後、有機相を無水硫酸
ナトリウムで乾燥させた。濃縮後、粗生成物をシリカゲ
ルクロマトグラフイー(クロロホルム)で精製した。溶
媒を濃縮した後、ヘキサン/クロロホルムで再結晶し、
目的物を白色結晶として得た。収率86%。
【0031】(合成例1.3)3,5−ビス(3,5−
ジメトキシベンジロキシ)ベンジルブロマイド[(Me
O)4G2−CH2Br]の合成 合成例1.1と同様の反応条件下で、(MeO)4G2−
CH2OHを四臭化炭素/トリフェニルホスフィンで臭
素化し、(MeO)4G2−CH2Brを合成した。収率
81%。
ジメトキシベンジロキシ)ベンジルブロマイド[(Me
O)4G2−CH2Br]の合成 合成例1.1と同様の反応条件下で、(MeO)4G2−
CH2OHを四臭化炭素/トリフェニルホスフィンで臭
素化し、(MeO)4G2−CH2Brを合成した。収率
81%。
【0032】(合成例1.4)3,5−[3,5−
{3,5−(MeO)2C6H3CH2O}2C 6H3CH
2O]2C6H3CH2OH[(MeO)8G3−CH2OH]
の合成 合成例1.1と同様の反応条件下で、2倍モルの(Me
O)4G2−CH2Brを3,5−ジヒドロキシベンジル
アルコールと縮合し、(MeO)8G3−CH2OHを合成
した。収率79%。
{3,5−(MeO)2C6H3CH2O}2C 6H3CH
2O]2C6H3CH2OH[(MeO)8G3−CH2OH]
の合成 合成例1.1と同様の反応条件下で、2倍モルの(Me
O)4G2−CH2Brを3,5−ジヒドロキシベンジル
アルコールと縮合し、(MeO)8G3−CH2OHを合成
した。収率79%。
【0033】(合成例1.5)3,5−[3,5{3,
5−(MeO)2C6H3CH2O}2C6H 3CH2O]2C6H
3CH2Br[(MeO)8G3−CH2Br]の合成 合成例1.1と同様の反応条件下で、(MeO)8G3−
CH2OHを四臭化炭素/トリフェニルホスフィンで臭
素化し、(MeO)8G3−CH2Brを合成した。収率7
4%。
5−(MeO)2C6H3CH2O}2C6H 3CH2O]2C6H
3CH2Br[(MeO)8G3−CH2Br]の合成 合成例1.1と同様の反応条件下で、(MeO)8G3−
CH2OHを四臭化炭素/トリフェニルホスフィンで臭
素化し、(MeO)8G3−CH2Brを合成した。収率7
4%。
【0034】(合成例1.6)p−ブロモメチル安息香
酸メチル[(MeOCO)G1−CH2Br]の合成 合成例1.1と同様の反応条件下で、(MeOCO)G1
−CH2OHを四臭化炭素/トリフェニルフォスフィン
で臭素化し、(MeOCO)G1−CH2Brを合成し
た。収率87%。
酸メチル[(MeOCO)G1−CH2Br]の合成 合成例1.1と同様の反応条件下で、(MeOCO)G1
−CH2OHを四臭化炭素/トリフェニルフォスフィン
で臭素化し、(MeOCO)G1−CH2Brを合成し
た。収率87%。
【0035】(合成例1.7)3,5−(p−MeOC
OC6H4CH2O)2C6H3CH2OH[(MeOCO)2G
2−CH2OH]の合成 合成例1.2と同様の反応条件下で、2倍モルの(Me
OCO)G1−CH2Brを3,5−ジヒドロキシベンジ
ルアルコールと縮合し、(MeOCO)2G2−CH2OH
を合成した。収率85%。
OC6H4CH2O)2C6H3CH2OH[(MeOCO)2G
2−CH2OH]の合成 合成例1.2と同様の反応条件下で、2倍モルの(Me
OCO)G1−CH2Brを3,5−ジヒドロキシベンジ
ルアルコールと縮合し、(MeOCO)2G2−CH2OH
を合成した。収率85%。
【0036】(合成例1.8)3,5−(p−MeOC
OC6H4CH2O)2C6H3CH2Br[(MeOCO)2
G2−CH2Br]の合成 合成例1.1と同様の反応条件下で、(MeOCO)2G
2CH2OHを四臭化炭素/トリフェニルフォスフィンで
臭素化し、(MeOCO)2G2−CH2Brを合成した。
収率84%。
OC6H4CH2O)2C6H3CH2Br[(MeOCO)2
G2−CH2Br]の合成 合成例1.1と同様の反応条件下で、(MeOCO)2G
2CH2OHを四臭化炭素/トリフェニルフォスフィンで
臭素化し、(MeOCO)2G2−CH2Brを合成した。
収率84%。
【0037】(合成例1.9)3,5−{3,5−(p
−MeOCOC6H4CH2O)2C6H3CH2O}2C6H3
CH2Br[(MeOCO)4G3−CH2Br]の合成 合成例1,2と同様の反応条件下で、2倍モルの(Me
OCO)2G2−CH2Brを3,5−ジヒドロキシベンジ
ルアルコールと縮合し、(MeOCO)4G3−CH2OH
を合成した。収率90%。
−MeOCOC6H4CH2O)2C6H3CH2O}2C6H3
CH2Br[(MeOCO)4G3−CH2Br]の合成 合成例1,2と同様の反応条件下で、2倍モルの(Me
OCO)2G2−CH2Brを3,5−ジヒドロキシベンジ
ルアルコールと縮合し、(MeOCO)4G3−CH2OH
を合成した。収率90%。
【0038】(合成例1.10)3,5−{3,5−
(p−MeOCOC6H4CH2O)2C6H 3CH2O}2C6
H3CH2Br[(MeOCO)4G3−CH2Br]の合成 合成例1.1と同様の反応条件下で、(MeOCO)4G
3−CH2OHを四臭化炭素/トリフェニルフォスフィン
で臭素化し、(MeOCO)4G3−CH2Brを合成し
た。収率86%。
(p−MeOCOC6H4CH2O)2C6H 3CH2O}2C6
H3CH2Br[(MeOCO)4G3−CH2Br]の合成 合成例1.1と同様の反応条件下で、(MeOCO)4G
3−CH2OHを四臭化炭素/トリフェニルフォスフィン
で臭素化し、(MeOCO)4G3−CH2Brを合成し
た。収率86%。
【0039】(合成例1.11)3,5−[3,5−
{3,5−(p−MeOCOC6H4CH 2O)2C6H3C
H2O}2C6H3CH2O]2C6H3CH2OH)[(Me
OCO)8G 4−CH2OH]の合成 合成例1.2と同様の反応条件下で、2倍モルの(Me
OCO)4G3−CH2Brを3,5−ジヒドロキシベンジ
ルアルコールと縮合し、(MeOCO)8G4−CH2OH
を合成した。収率75%。
{3,5−(p−MeOCOC6H4CH 2O)2C6H3C
H2O}2C6H3CH2O]2C6H3CH2OH)[(Me
OCO)8G 4−CH2OH]の合成 合成例1.2と同様の反応条件下で、2倍モルの(Me
OCO)4G3−CH2Brを3,5−ジヒドロキシベンジ
ルアルコールと縮合し、(MeOCO)8G4−CH2OH
を合成した。収率75%。
【0040】(合成例2.1)テトラキス−(3,5−
ジメトキシフェニル)ポルフィリン[{(MeO)
2G1}4−Por]の合成 窒素置換した2Lフラスコに、使用直前に蒸留したピロ
ール1252μL,3,5−ジメトキシベンズアルデヒ
ド3.0g、脱水したクロロホルム2L、トリフルオロ
ボロンジエチルエーテルコンブレックス728μLを加
え、遮光下で100分間撹拌した。2,3−ジクロロ−
5,6−ジシアノ−1,4−ベンゾキノン3.0gを加
え、さらに90分間撹拌した。トリエチルアミン0.8
3mLを加えて中和した後に低沸点物を減圧除去した。
得られた褐色の固体をシリカゲルカラム(ヘキサン/ク
ロロホルム)により精製し、赤紫色微結晶として目的物
を得た。収量1.9g。
ジメトキシフェニル)ポルフィリン[{(MeO)
2G1}4−Por]の合成 窒素置換した2Lフラスコに、使用直前に蒸留したピロ
ール1252μL,3,5−ジメトキシベンズアルデヒ
ド3.0g、脱水したクロロホルム2L、トリフルオロ
ボロンジエチルエーテルコンブレックス728μLを加
え、遮光下で100分間撹拌した。2,3−ジクロロ−
5,6−ジシアノ−1,4−ベンゾキノン3.0gを加
え、さらに90分間撹拌した。トリエチルアミン0.8
3mLを加えて中和した後に低沸点物を減圧除去した。
得られた褐色の固体をシリカゲルカラム(ヘキサン/ク
ロロホルム)により精製し、赤紫色微結晶として目的物
を得た。収量1.9g。
【0041】(合成例2.2)テトラキス−(3,5−
ヒドロキシフェニル)ポルフィリン([{(HO)
2G1}4−Por]の合成 窒素置換した100mLフラスコ内で、テトラキス−
(3,5−ジメトキシフェニル)ポルフィリン1.48
gを脱水したジクロロメタン40mLに溶解した。氷浴
下で1.0mol/Lのトリブロモホウ素、ジクロロメ
タン溶液14.5mLをゆっくりと滴下した。一晩室温
で撹拌した後に、得られた濃緑色のサスペンジョンにメ
タノール12.5mL、水60mLを加え、3時間撹拌
した。低沸点物を減圧後、濾別した。濃緑色の濾過残に
飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加えると、紫色になっ
た。エーテルより抽出後、水で2回洗浄した。エーテル
層に無水硫酸ナトリウムを加え乾燥し、エーテルを減圧
除去し、目的物を青色微結晶として得た。収量960m
g。
ヒドロキシフェニル)ポルフィリン([{(HO)
2G1}4−Por]の合成 窒素置換した100mLフラスコ内で、テトラキス−
(3,5−ジメトキシフェニル)ポルフィリン1.48
gを脱水したジクロロメタン40mLに溶解した。氷浴
下で1.0mol/Lのトリブロモホウ素、ジクロロメ
タン溶液14.5mLをゆっくりと滴下した。一晩室温
で撹拌した後に、得られた濃緑色のサスペンジョンにメ
タノール12.5mL、水60mLを加え、3時間撹拌
した。低沸点物を減圧後、濾別した。濃緑色の濾過残に
飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加えると、紫色になっ
た。エーテルより抽出後、水で2回洗浄した。エーテル
層に無水硫酸ナトリウムを加え乾燥し、エーテルを減圧
除去し、目的物を青色微結晶として得た。収量960m
g。
【0042】(合成例2.3){(MeO)16G4}4−
Porの合成 テトラキス(3,5−ジヒドロキシ)フェニルポルフィ
リン35.2mg、(MeO)8G3−CH2Br560.
0mg、18−crown−6:13.1mg、炭酸カ
リウム279.4mg、アセトン15mLを窒素ガス雰
囲気下、遮光下で9日間、加熱還流した。反応後、低沸
点物を減圧留去した。反応混合物をクロロホルムに再溶
解し、シリカゲルクロマトグラフィー(クロロホルム/
ヘキサン=8/2)で精製した。収量170mg。 (合成例2.4){(MeOCO)8G4}4−Porの合
成 同様にして、テトラキス(3,5−ジヒドロキシ)フェ
ニルポルフィリン35.2mg、(MeOCO)4G3−
CH2Br611.9mg、18−crown−6:1
3.2mg、炭酸カリウム279.3mgをアセトン1
5mLを窒素ガス雰囲気下、遮光下で15日間、加熱還
流した。反応混合物を水洗し、クロロホルムで抽出し
た。有機相をシリカゲルカラム(エーテル/ジクロロメ
タン=1/9)にかけ、粗生成物をジクロロメタン/ヘ
キサンより再沈殿した。収量110mg。
Porの合成 テトラキス(3,5−ジヒドロキシ)フェニルポルフィ
リン35.2mg、(MeO)8G3−CH2Br560.
0mg、18−crown−6:13.1mg、炭酸カ
リウム279.4mg、アセトン15mLを窒素ガス雰
囲気下、遮光下で9日間、加熱還流した。反応後、低沸
点物を減圧留去した。反応混合物をクロロホルムに再溶
解し、シリカゲルクロマトグラフィー(クロロホルム/
ヘキサン=8/2)で精製した。収量170mg。 (合成例2.4){(MeOCO)8G4}4−Porの合
成 同様にして、テトラキス(3,5−ジヒドロキシ)フェ
ニルポルフィリン35.2mg、(MeOCO)4G3−
CH2Br611.9mg、18−crown−6:1
3.2mg、炭酸カリウム279.3mgをアセトン1
5mLを窒素ガス雰囲気下、遮光下で15日間、加熱還
流した。反応混合物を水洗し、クロロホルムで抽出し
た。有機相をシリカゲルカラム(エーテル/ジクロロメ
タン=1/9)にかけ、粗生成物をジクロロメタン/ヘ
キサンより再沈殿した。収量110mg。
【0043】(合成例2.5){(MeOCO)8G4}
4−Por亜鉛錯体の合成 {(MeOCO)8G4}4−Porのジクロロメタン溶
液に酢酸亜鉛のメタノール溶液を加え、過熱還流した。
水で洗い、ジクロロメタンで抽出後、シリカゲルカラム
クロマトグラフィーより精製した。収率93%。
4−Por亜鉛錯体の合成 {(MeOCO)8G4}4−Porのジクロロメタン溶
液に酢酸亜鉛のメタノール溶液を加え、過熱還流した。
水で洗い、ジクロロメタンで抽出後、シリカゲルカラム
クロマトグラフィーより精製した。収率93%。
【0044】(合成例2.6)スルホン化{(MeO)
16G4}4−Porの合成 {(MeO)16G4}4−Por85mgをジオキサン5
mLに加え、溶液を10度に冷やし、三酸化イオウ13
mL(ポルフィリンの32倍モルに相当)をゆっくりと
加えた。6時間加熱還流後、溶媒を減圧留去し、氷浴下
で水酸化ナトリウム水溶液を加え、中和した。透析で、
無機塩を除去し、真空乾燥し目的物を得た。なお、生成
物の元素分析の結果より、スルホン酸基がポルフィリン
1モルあたり約30個ついていることが判った。
16G4}4−Porの合成 {(MeO)16G4}4−Por85mgをジオキサン5
mLに加え、溶液を10度に冷やし、三酸化イオウ13
mL(ポルフィリンの32倍モルに相当)をゆっくりと
加えた。6時間加熱還流後、溶媒を減圧留去し、氷浴下
で水酸化ナトリウム水溶液を加え、中和した。透析で、
無機塩を除去し、真空乾燥し目的物を得た。なお、生成
物の元素分析の結果より、スルホン酸基がポルフィリン
1モルあたり約30個ついていることが判った。
【0045】(合成例2.7)スルホン化{(MeO)
16G4}4−Por亜鉛錯体の合成 合成例2.6で合成したスルホン化{(MeO)16G4}
4−Porのメタノール溶液に酢酸亜鉛のメタノール溶
液を加え、過熱還流した。透析で、無機塩を除去し、真
空乾燥した。収率92%。
16G4}4−Por亜鉛錯体の合成 合成例2.6で合成したスルホン化{(MeO)16G4}
4−Porのメタノール溶液に酢酸亜鉛のメタノール溶
液を加え、過熱還流した。透析で、無機塩を除去し、真
空乾燥した。収率92%。
【0046】(合成例2.8){(HOCO)8G4}4−
Por亜鉛錯体の合成 {(MeOCO)8G4}4−Por亜鉛錯体をテトラハ
イドロフランに溶解し、水酸化カリウムを加え、80度
で6時間撹拌した。反応混合物に希塩酸を加え、{(H
OCO)8G4}4−Por亜鉛錯体を沈澱として単離し
た。収率72%。
Por亜鉛錯体の合成 {(MeOCO)8G4}4−Por亜鉛錯体をテトラハ
イドロフランに溶解し、水酸化カリウムを加え、80度
で6時間撹拌した。反応混合物に希塩酸を加え、{(H
OCO)8G4}4−Por亜鉛錯体を沈澱として単離し
た。収率72%。
【0047】(合成例2.9){(NaOCO)8G4}
4−Por亜鉛錯体の合成 {(HOCO)4G4}4−Por亜鉛錯体に水酸化ナトリ
ウム水溶液を加え、中和した。透析で過剰量の水酸化ナ
トリウムを除去し、精製を行い目的物を得た。収率97
%。
4−Por亜鉛錯体の合成 {(HOCO)4G4}4−Por亜鉛錯体に水酸化ナトリ
ウム水溶液を加え、中和した。透析で過剰量の水酸化ナ
トリウムを除去し、精製を行い目的物を得た。収率97
%。
【0048】(合成例2.l0) 4−{(MeOCO)8G4−CH2O}4−C6H3(CN)2
の合成 4−ニトロフタロニトリル173mg、(MeOCO)8
G4−CH2OH1.21g、無水炭酸カリウム152m
g、ジメチルホルムアミド10mLを50度で24時間
撹拌した。反応後、反応混合物を水で洗い、クロロホル
ムで抽出後、シリカゲルクロマトグラフィーで精製し
た。収率77%。
の合成 4−ニトロフタロニトリル173mg、(MeOCO)8
G4−CH2OH1.21g、無水炭酸カリウム152m
g、ジメチルホルムアミド10mLを50度で24時間
撹拌した。反応後、反応混合物を水で洗い、クロロホル
ムで抽出後、シリカゲルクロマトグラフィーで精製し
た。収率77%。
【0049】(合成例2.11){(MeOCO)8G4
−CH2O}4−フタロシアニン亜鉛錯体の合成 4−{(MeOCO)8G4−CH2O}4C6H3(CN)26
66mg、無水塩化亜鉛34mg、DBU:0.4m
L、n−ペンタノール10mLを窒素下で5日間加熱還
流した。反応混合物を水で洗い、クロロホルムで抽出
後、シリカゲルクロマトグラフイーで精製し、目的物を
得た。収率15%。
−CH2O}4−フタロシアニン亜鉛錯体の合成 4−{(MeOCO)8G4−CH2O}4C6H3(CN)26
66mg、無水塩化亜鉛34mg、DBU:0.4m
L、n−ペンタノール10mLを窒素下で5日間加熱還
流した。反応混合物を水で洗い、クロロホルムで抽出
後、シリカゲルクロマトグラフイーで精製し、目的物を
得た。収率15%。
【0050】(合成例2.12){(NaOCO)8G4
−CH2O}4−フタロシアニン亜鉛錯体の合成 {(MeOCO)8G4−CH2O}4−フタロシアニン亜
鉛錯体をメタノールに溶解し、水酸化ナトリウム水溶液
を加え、6時間還流した。透析により反応混合物から無
機塩を除去し、目的物を得た。収率98%。
−CH2O}4−フタロシアニン亜鉛錯体の合成 {(MeOCO)8G4−CH2O}4−フタロシアニン亜
鉛錯体をメタノールに溶解し、水酸化ナトリウム水溶液
を加え、6時間還流した。透析により反応混合物から無
機塩を除去し、目的物を得た。収率98%。
【0051】(実施例1〜3及び比較例1〜9)光漂白
剤20mgを水200mLに溶解し、あらかじめ紅茶に
て汚染した木綿布(10cm×10cm)3枚を30分
(20度)浸漬し、各種光源下で1時間暴露後に軽くす
すいで風乾し、下記に述べた方法で漂白効率を算出し
た。
剤20mgを水200mLに溶解し、あらかじめ紅茶に
て汚染した木綿布(10cm×10cm)3枚を30分
(20度)浸漬し、各種光源下で1時間暴露後に軽くす
すいで風乾し、下記に述べた方法で漂白効率を算出し
た。
【0052】(漂白効率の算出方法)漂白効率は光電式
反射度光度計ELREPHO(CarlZeiss社)
にて測定(λ:457nm、8番フィルター)し、下記
の算出方法にて求めた。 漂白効率(%)=(漂白処理後の反射率(%)一漂白処
理前の反射率(%))/(紅茶汚染前の木綿布反射率
(%)一漂白処理前の反射率(%))×100 前記で得た漂白効率を表1に示す。
反射度光度計ELREPHO(CarlZeiss社)
にて測定(λ:457nm、8番フィルター)し、下記
の算出方法にて求めた。 漂白効率(%)=(漂白処理後の反射率(%)一漂白処
理前の反射率(%))/(紅茶汚染前の木綿布反射率
(%)一漂白処理前の反射率(%))×100 前記で得た漂白効率を表1に示す。
【0053】
【表1】
【0054】表1に示した結果から、本発明の光増感剤
は、従来の光増感剤に比べ、非常に広範囲の波長に対し
て漂白能を発揮することができる。
は、従来の光増感剤に比べ、非常に広範囲の波長に対し
て漂白能を発揮することができる。
【0055】
【発明の効果】本発明に含まれる光集積機能を有する光
増感剤は、紫外線が実質的に存在しない環境においても
有効に機能し、また、簡便に使用できるので、特に繊維
及び住居用の漂白剤ないしはしみぬき剤、微生物の防
除、殺菌剤あるいは持続的に効果を発現する防汚、防か
び剤として価値の高いものである。
増感剤は、紫外線が実質的に存在しない環境においても
有効に機能し、また、簡便に使用できるので、特に繊維
及び住居用の漂白剤ないしはしみぬき剤、微生物の防
除、殺菌剤あるいは持続的に効果を発現する防汚、防か
び剤として価値の高いものである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C11D 7:38) (72)発明者 菅藤 寿裕 東京都墨田区本所一丁目3番7号 ライオ ン株式会社内 Fターム(参考) 4H003 DA01 DA03 DA05 EE04 EE05 EE10 FA34 FA43
Claims (5)
- 【請求項1】 光集積機能基を有する光増感剤を含有す
ることを特徴とする光漂白組成物。 - 【請求項2】 該光集積機能基が、下記一般式(1)で
表されるポリフェニルエーテル骨格を持つ樹状ポリマー
鎖Gnからなる請求項1の光漂白組成物。 【化1】 - 【請求項3】 該光増感剤が、光集積機能基Gnを少な
くとも3個含有するポルフィリン誘導体又は金属ポルフ
ィリン誘導体からなる請求項2の光漂白組成物。 - 【請求項4】 該光増感剤が、光集積機能機Gnを少な
くとも3個含有するフタロシアニン誘導体又は金属フタ
ロシアニン誘導体からなる請求項2の光漂白組成物。 - 【請求項5】 過酸化水素又は過酸化水素発生剤を含有
する請求項1〜4のいずれかの光漂白組成物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10279176A JP2000104097A (ja) | 1998-09-30 | 1998-09-30 | 光漂白剤組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10279176A JP2000104097A (ja) | 1998-09-30 | 1998-09-30 | 光漂白剤組成物 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000104097A true JP2000104097A (ja) | 2000-04-11 |
Family
ID=17607513
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10279176A Pending JP2000104097A (ja) | 1998-09-30 | 1998-09-30 | 光漂白剤組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000104097A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017511819A (ja) * | 2014-01-31 | 2017-04-27 | ビーエーエスエフ ソシエタス・ヨーロピアBasf Se | 洗濯洗剤における光漂白剤としてのオルト置換エトキシ化AlまたはZnフタロシアニン化合物の使用 |
JP2019183294A (ja) * | 2018-04-02 | 2019-10-24 | 株式会社桑原 | 衣類の漂白装置および漂白方法 |
-
1998
- 1998-09-30 JP JP10279176A patent/JP2000104097A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017511819A (ja) * | 2014-01-31 | 2017-04-27 | ビーエーエスエフ ソシエタス・ヨーロピアBasf Se | 洗濯洗剤における光漂白剤としてのオルト置換エトキシ化AlまたはZnフタロシアニン化合物の使用 |
JP2019183294A (ja) * | 2018-04-02 | 2019-10-24 | 株式会社桑原 | 衣類の漂白装置および漂白方法 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
CA1125956A (en) | Fabric bleaching and stain removal compositions | |
KR100262996B1 (ko) | 저색조 광살균제를 사용하여 살균하는 방법 | |
EP1848725B1 (fr) | Dipyrromethenes-bore borocarbones insatures | |
Mukkala et al. | Development of luminescent europium (III) and terbium (III) chelates of 2, 2′: 6′, 2 ″‐terpyridine derivatives for protein labelling | |
Baron et al. | Click chemistry on a ruthenium polypyridine complex. An efficient and versatile synthetic route for the synthesis of photoactive modular assemblies | |
JP2001503073A (ja) | 金属配位子含有漂白組成物 | |
CZ9398A3 (cs) | Organokřemičitá fotosenzibilizační sloučenina, prací kompozice s touto sloučeninou, a ftalokyanin křemičitá nebo naftalokyanin křemičitá fotochemicky bělící kompozice | |
Fraser et al. | Synthesis of Halomethyl and Other Bipyridine Derivatives by Reaction of 4, 4 ‘-Bis [(trimethylsilyl) methyl]-2, 2 ‘-bipyridine with Electrophiles in the Presence of Fluoride Ion | |
Liu et al. | Molecular construction and photophysical properties of luminescent covalently bonded lanthanide hybrid materials obtained by grafting organic ligands containing 1, 2, 4-triazole on silica by mercapto modification | |
US5733341A (en) | Inhibition of dye migration in a wash liquor | |
KR840002845A (ko) | 수용성 징크 및 알루미늄 프탈로시아닌의 제조방법 | |
US6417150B2 (en) | Low hue photobleaches | |
Zucchi et al. | Highly luminescent, visible-emitting lanthanide macrocyclic chelates stable in water and derived from the cyclen framework | |
JP2000104097A (ja) | 光漂白剤組成物 | |
FI78502C (fi) | Detergentkomposition foer blekning av textiler med hjaelp av fotoaktivering och dess anvaendningsfoerfarande. | |
KR20080077602A (ko) | 활성 탄소 원자의 루이스 산 촉매 할로겐화 | |
JP2001511198A (ja) | 混合メタロシアニンを含んだ光漂白組成物 | |
JPH0673397A (ja) | 新規光活性剤、新規漂白剤、新規殺菌剤 | |
JP2012188519A (ja) | 有機/蛍光性金属ハイブリッドポリマー及びその配位子 | |
JPS5858396B2 (ja) | 布類を洗濯しかつ漂白するための組成物 | |
JP2001509191A (ja) | 光化学スーパーオキシド発生剤 | |
JP2000239373A (ja) | 環状ポリアミンコアを有するデンドリマーとその錯体 | |
CN111362977B (zh) | 一种双分子极性化合物及合成与应用 | |
Watakabe et al. | Characterization of π-conjugated monolayers of oligo (phenylenevinylene) derivatives by absorption spectroscopy and fluorescence microscopy | |
KR100575346B1 (ko) | 집광효과를 나타내는 어븀 이온 함유 새로운 덴드리머형유기발광 착화합물과 그의 제조방법 |