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JP2000101265A - 電気機器の防水構造 - Google Patents

電気機器の防水構造

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Publication number
JP2000101265A
JP2000101265A JP10267545A JP26754598A JP2000101265A JP 2000101265 A JP2000101265 A JP 2000101265A JP 10267545 A JP10267545 A JP 10267545A JP 26754598 A JP26754598 A JP 26754598A JP 2000101265 A JP2000101265 A JP 2000101265A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
case
bush
notch
groove
case portion
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10267545A
Other languages
English (en)
Inventor
Hideo Yajima
英男 矢嶋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsumi Electric Co Ltd
Original Assignee
Mitsumi Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsumi Electric Co Ltd filed Critical Mitsumi Electric Co Ltd
Priority to JP10267545A priority Critical patent/JP2000101265A/ja
Publication of JP2000101265A publication Critical patent/JP2000101265A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、高精度の寸法管理が不要となり、
コストが低減され得るようにした、電気機器の防水構造
を提供することを目的とする。 【解決手段】 電気機器を構成する電気回路,電気部品
等を収容する第一のケース部11及び第二のケース部1
2から成るケースと、上記第一のケース部及び第二のケ
ース部の突き合わせ端面に介挿される防水パッキン16
と、外部からのケーブル14をケース内に導入するため
に、第二のケース部の突き合わせ端面に隣接して形成さ
れた切欠部13と、上記切欠部の形状より僅かに大きい
形状を有し且つ上記ケーブルの周囲に一体的に形成され
ると共に、上記切欠部内に圧入されるブッシュ15と、
を含んでいる、電気機器の防水構造10において、上記
ブッシュ及び切欠部が、その互いに接触するすべての部
分にて、第一のケース部及び第二のケース部の突き合わ
せ端面に対して対向するように、形成されるように、電
気機器の防水構造10を構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、外部ケーブル導入
部に関して防水性を備えるようにした電気機器の防水構
造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、各種電気機器においては、ケース
内に収容される電気回路,電気部品の防水性を確保する
ために、密閉式ケースを使用すると共に、外部との接続
のためのケーブル等の導入部に防水性を備えるようにし
た防水構造が知られている。このような防水構造を備え
た電気機器として、例えば屋外に設置される所謂GPS
(グローバルポジショニングシステム)用のアンテナ装
置があり、これは、例えばケース内部に、平面アンテナ
素子と、このアンテナ素子による受信電波を増幅するロ
ーノイズアンプ等の電気回路を収容しており、外部の信
号処理回路等に対してケーブルにより接続されるように
なっている。
【0003】このようなアンテナ装置は、例えば図6に
示すように構成されている。即ち、図6において、アン
テナ装置1は、ケース2と、ケース2内に収容されたア
ンテナ組立体3と、から構成されている。上記ケース2
は、樹脂成形による上ケース4及び下ケース5とから構
成されており、これらの上ケース4及び下ケース5が互
いに組合せられることにより、内部に密閉空間を画成す
るようになっている。上記下ケース5は、収容室5aを
備えており、この収容室5a内に上記アンテナ組立体3
が組み込まれるようになっている。さらに、上記上ケー
ス4及び下ケース5は、互いに突き合わせられる環状壁
4a及び座面5bとの間に、平坦な環状の防水パッキン
6が配設されることにより、上ケース4及び下ケース5
の間の防水性が確保され得るようになっている。
【0004】上記アンテナ組立体3は、アンテナ素子3
a,回路基板3b及びシールドケース3cから構成され
ている。アンテナ素子3aは、平面アンテナ素子であっ
て、GPS衛星からの電波を受信するようになってい
る。回路基板3bは、アンテナ素子3aからの受信電波
を検波すると共に、増幅するローノイズアンプ等を含ん
でおり、その出力信号は、アンテナケーブル7を介して
外部に送出されるようになっている。
【0005】このアンテナケーブル7は、図7に示すよ
うな防水構造により、ケース2内に導入されるようにな
っている。図7にて、防水構造8は、下ケース5に設け
られたU字形の切欠部5dと、ケース2内に導入される
アンテナケーブル7の先端部分7aに取り付けられ且つ
上記切欠部5d内に圧入されるブッシュ8aと、から構
成されている。上記ブッシュ8aは、アンテナケーブル
7の先端部分7aに対して一体成形され、あるいは被嵌
されることにより、一体的に構成されている。この場
合、ブッシュ8aは、その外形が、上記切欠部5dの形
状に合わせて、U字形に形成されていると共に、圧入に
より上記切欠部5dの内面に密着するように、切欠部5
dの内寸より僅かに大きく形成されている。さらに、こ
のブッシュ8aは、上ケース4及び下ケース5が組み合
わせられたとき、ブッシュ8aの上面に前記防水パッキ
ン6が載置されることにより、上ケース4に対して密着
する。これにより、アンテナケーブル7をケース2内に
導入する部分における防水構造8による防水性が得られ
るようになっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
構成の防水構造8においては、図8に示すように、ブッ
シュ8aと切欠部5dの形状がU字形であることから、
ブッシュ8aの両側にて圧入方向に沿って延びる領域8
b,8cを含んでいる。このため、上ケース4及び下ケ
ース5の組合せによる防水パッキン6の押圧力がブッシ
ュ8aの下方領域には作用するが、これらの領域8b,
8cには作用しないことになり、ブッシュ8aの周面に
おける防水性が不均一になる。従って、この領域8b,
8cにおける防水性を確保して、ブッシュ8aの周面に
おける防水性を均一にするためには、ブッシュ8aと切
欠部5dの寸法公差の精度を高める必要がある。これに
より、ブッシュ8a及び切欠部5dの厳密な寸法管理が
必要となり、コストが高くなってしまうという問題があ
った。
【0007】さらに、上記防水構造8においては、防水
境界、即ちブッシュ8aと切欠部5dとの接触部が面で
あることから、例えば図9に示すように、ブッシュ8a
の上面8dと下カバー5の座面5bとの間に段差hがあ
る場合、防水パッキン6の押圧力を高めたとしても、こ
の段差部分における防水性が低下してしまうことにな
る。従って、このような段差hを形成しないようなブッ
シュ8a及び切欠部5dの寸法管理が必要となり、同様
にコストが高くなってしまうという問題があった。
【0008】本発明は、以上の点に鑑み、高精度の寸法
管理が不要となり、コストが低減され得るようにした、
電気機器の防水構造を提供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的は、本発明によ
れば、電気機器を構成する電気回路,電気部品等を収容
する第一のケース部及び第二のケース部から成るケース
と、上記第一のケース部及び第二のケース部の突き合わ
せ端面に介挿される防水パッキンと、外部からのケーブ
ルをケース内に導入するために、第一のケース部または
第二のケース部の突き合わせ端面に隣接して形成された
切欠部と、上記切欠部の形状より僅かに大きい形状を有
し且つ上記ケーブルの周囲に一体的に形成されると共
に、上記切欠部内に圧入されるブッシュと、を含んでい
る、電気機器の防水構造において、上記ブッシュ及び切
欠部が、その互いに接触するすべての部分にて、第一の
ケース部及び第二のケース部の突き合わせ端面に対して
対向するように、形成されていることを特徴とする、電
気機器の防水構造により、達成される。
【0010】本発明による電気機器の防水構造は、好ま
しくは、さらに、上記第一のケース部または第二のケー
ス部の突き合わせ端面に、上記切欠部を横切るように形
成された第一の溝と、上記第一の溝と連続するように、
上記ブッシュに形成された第二の溝と、上記第一の溝及
び第二の溝に対向するように、第二のケース部または第
一のケース部の突き合わせ端面に形成された突条部と、
を含んでいる。
【0011】上記構成によれば、ブッシュ及び切欠部に
よる防水境界が、ケースの突き合わせ端面に対して対向
しているので、ブッシュを切欠部内に圧入する場合、圧
入が容易に行なわれると共に、第一のケース部及び第二
のケース部が突き合わせられたとき、防水パッキンによ
る押圧力によって、ブッシュが切欠部に対して押圧され
ると、ブッシュの切欠部に接触するすべての部分が、ケ
ースの突き合わせ端面に対して対向していることから、
この接触部分が全体として、切欠部に当接することにな
る。従って、防水パッキンの押圧力が、ブッシュの接触
部分全体に均一に作用することになり、ブッシュの周面
における均一な防水性が得られることになる。この場
合、ブッシュ及び切欠部の互いに接触する面の寸法公差
の精度が、従来に比較して高くなくてもよいことから、
ブッシュ及び切欠部の寸法管理が厳密でなくてもよく、
製造コストが低減され得ることになる。
【0012】さらに、上記第一のケース部または第二の
ケース部の突き合わせ端面に、上記切欠部を横切るよう
に形成された第一の溝と、上記第一の溝と連続するよう
に、上記ブッシュに形成された第二の溝と、上記第一の
溝及び第二の溝に対向するように、第二のケース部また
は第一のケース部の突き合わせ端面に形成された突条部
と、を含んでいる場合には、第一のケース部及び第二の
ケース部が互いに突き合わされたとき、防水パッキンの
一部が、上記突条部により、上記第一の溝及びブッシュ
の第二の溝内に押し込まれて、変形する。これにより、
第一の溝及び第二の溝の端縁と防水パッキンとが線接触
することになることから、ブッシュと切欠部の寸法管理
が厳密でなく、ブッシュと切欠部の間に段差が発生した
としても、高い防水性が得られることになると共に、第
一のケース部及び第二のケース部の間に加えられる押圧
力があまり大きくなくても、十分な防水性が達成され得
ることになる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、図面に示した実施形態に基
づいて、本発明を詳細に説明する。図1は、本発明によ
る防水構造の第一の実施形態を示している。図1におい
て、防水構造10は、例えば図6に示した電気機器の一
部であり、図7に示す防水構造8に代わって備えられる
ものである。防水構造10は、密閉した内部空間を画成
する上ケース11及び下ケース12から成るケースに関
して、下ケース12に設けられたU字形の切欠部13
と、ケース内に導入されるべきケーブル14の先端部分
14aに取り付けられ且つ上記切欠部13内に圧入され
るブッシュ15と、から構成されている。
【0014】上記ブッシュ15は、ケーブル14の先端
部分14aに対して一体成形され、あるいは被嵌される
ことにより、一体的に構成されている。この場合、ブッ
シュ15は、その外形が、上記切欠部13の形状に合わ
せて形成されていると共に、圧入により上記切欠部13
の内面に密着するように、切欠部13の内寸より僅かに
大きく形成されている。さらに、このブッシュ15は、
上ケース11及び下ケース12がその突き合わせ端面の
間に防水パッキン16を挟持して組み合わせられたと
き、ブッシュ15の上面に前記防水パッキン16が載置
されることにより、上ケース11に対して密着するよう
になっている。
【0015】以上の構成は、図7に示した従来の防水構
造8とほぼ同様の構成であるが、本発明実施形態による
防水構造10においては、以下の点で異なる構成になっ
ている。即ち、図2に詳細に示すように、上記切欠部1
3及びブッシュ15は、その形状が、上ケース11及び
下ケース12の突き合わせ端面に対して対向するよう
に、即ち、この突き合わせ端面に対して垂直な部分また
は背向する部分がないように、形成されている。図示の
場合、上記切欠部13及びブッシュ15は、中央の円筒
状部分13aと両側の傾斜した平面13b,13cとか
ら構成されている。
【0016】本発明実施形態による防水構造10は、以
上のように構成されており、ブッシュ15が、切欠部1
3内に圧入された後、上ケース11及び下ケース12が
突き合わせられたとき、その押圧力が防水パッキン16
を介して、ブッシュ15の上面に作用する。これによ
り、ブッシュ15は、切欠部13内に押圧されることに
なる。このとき、ブッシュ15の形状は、切欠部13に
対するすべての接触部分が、上記上ケース11及び下ケ
ース12の突き合わせ端面、即ち上面に向かって対向す
るように形成されているので、ブッシュ15の切欠部1
3内への圧入が容易に行なわれ得ることになり、組立性
が向上することになる。さらに、ブッシュ15の切欠部
13に対する接触部分においては、図2にて矢印で示す
ように、すべての接触部分において、上記押圧力の法線
方向の分力が作用することにより、切欠部13に対して
押圧されることになる。
【0017】これにより、ブッシュ15と切欠部13と
の間には、そのすべての接触部分において、ほぼ均一な
防水性が得られることになる。従って、ブッシュ15及
び切欠部13の寸法公差は、従来に比較して高精度でな
くてもよいことから、ブッシュ15及び切欠部13の寸
法管理はあまり厳密でなくてもよい。かくして、ブッシ
ュ15及び切欠部13の製造コストが低減され得ること
になる。
【0018】図3は、本発明による防水構造の第二の実
施形態を示している。図3において、防水構造20は、
図1に示した防水構造10とほぼ同様の構成であるが、
以下の点で異なる構成になっている。即ち、防水構造2
0は、さらに、下ケース12の突き合わせ端面即ち上面
12aにて、切欠部13を横切るように形成された第一
の溝21と、この第一の溝21と連続するようにブッシ
ュ15の上面15dに形成された第二の溝22と、これ
らの溝21,22に対向するように、上ケース11の突
き合わせ端面に形成された突条部23と、を含んでい
る。
【0019】上記第一の溝21は、切欠部13の深さよ
りも深く形成されているが、上記第二の溝22は、第一
の溝21よりも浅く形成されている。上記突条部23
は、先端に向かって細くなるように形成されていると共
に、その厚さは、溝21,22の幅よりも薄く設定され
ている。
【0020】このような構成の防水構造20によれば、
図4に示すように、下ケース12の切欠部13内にブッ
シュ15が圧入されると、下ケース12の上面12a及
びブッシュ15の上面15dにおいて、第一の溝21及
び第二の溝22が連続した一つの溝のようになる。そし
て、この溝の上に、防水パッキン16が載置され、さら
にその上から上ケース11が載置され、下方に向かって
押圧されると、図5に示すように、防水パッキン16
は、溝21,22内に一部が入り込むように変形する。
この場合、突条部23の先端が細くなっていることによ
り、防水パッキン16の変形がより顕著に現われること
になる。
【0021】従って、防水構造20においては、図1に
示した防水構造10の場合と同様に、ブッシュ15の形
状は、切欠部13に対するすべての接触部分が、上記上
ケース11及び下ケース12の突き合わせ端面、即ち上
面に向かって対向するように形成されているので、ブッ
シュ15の切欠部13内への圧入が容易に行なわれ得る
ことになると共に、ブッシュ15の切欠部13に対する
接触部分においては、図2にて矢印で示すように、すべ
ての面及び線接触部分において、上記押圧力の法線方向
の分力が作用することにより、切欠部13に対して押圧
されることになる。これにより、ブッシュ15と切欠部
13との間には、そのすべての面及び線接触部分におい
て、ほぼ均一な防水性が得られることになる。
【0022】さらに、前述したように突条部23によっ
て変形した防水パッキン16が、溝21,22の縁部と
線接触することにより、溝21、22の形状が変形する
事により防水パッキンとのマッチングが向上し、下ケー
ス12の切欠部13とブッシュ15の寸法管理が厳密で
なく、図9に示すように段差が発生したとしても、確実
に防水性が得られることになる。この場合、上ケース1
1及び下ケース12を組み合わせて防水パッキン16を
変形される押圧力は、防水パッキン16を平坦な状態の
ままで圧縮する場合に比較して、小さくてもよいことに
なる。また、第一の溝21が、切欠部13より深く形成
されていることにより、ブッシュ15が切欠部13内に
圧入されたとき、ブッシュ15の側面が第一の溝21の
縁部と弾性的に係合することになるので、下ケース12
とブッシュ15との間の防水性が確保され得ることにな
る。
【0023】上記実施形態においては、切欠部13は下
ケース12に設けられているが、これに限らず、上ケー
ス11に設けられていてもよいことは明らかである。ま
た、上記実施形態においては、何れの場合も、ケースは
水平な分割ラインによって上ケース11及び下ケース1
2に分割されているが、これに限らず、垂直な分割ライ
ンあるいは斜めの分割ラインによって分割されたケース
の場合にも本発明を適用し得ることは明らかである。
【0024】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、ブ
ッシュ及び切欠部による防水境界が、ケースの突き合わ
せ端面に対して対向しているので、ブッシュを切欠部内
に圧入する場合、圧入が容易に行なわれると共に、第一
のケース部及び第二のケース部が突き合わせられたと
き、防水パッキンによる押圧力によって、ブッシュが切
欠部に対して押圧されると、ブッシュの切欠部に接触す
るすべての部分が、ケースの突き合わせ端面に対して対
向していることから、この接触部分が全体として、切欠
部に当接することになる。従って、防水パッキンの押圧
力が、ブッシュの接触部分全体に均一に作用することに
なり、ブッシュの周面における均一な防水性が得られる
ことになる。この場合、ブッシュ及び切欠部の互いに接
触する面の寸法公差の精度が、従来に比較して高くなく
てもよいことから、ブッシュ及び切欠部の寸法管理が厳
密でなくてもよく、製造コストが低減され得ることにな
る。
【0025】さらに、上記第一のケース部または第二の
ケース部の突き合わせ端面に、上記切欠部を横切るよう
に形成された第一の溝と、上記第一の溝と連続するよう
に、上記ブッシュに形成された第二の溝と、上記第一の
溝及び第二の溝に対向するように、第二のケース部また
は第一のケース部の突き合わせ端面に形成された突条部
と、を含んでいる場合には、第一のケース部及び第二の
ケース部が互いに突き合わされたとき、防水パッキンの
一部が、上記突条部により、上記第一の溝及びブッシュ
の第二の溝内に押し込まれて、変形する。これにより、
第一の溝及び第二の溝の端縁と防水パッキンとが線接触
することになることから、ブッシュと切欠部の寸法管理
が厳密でなく、ブッシュと切欠部の間に段差が発生した
としても、高い防水性が得られることになると共に、第
一のケース部及び第二のケース部の間に加えられる押圧
力があまり大きくなくても、十分な防水性が達成され得
ることになる。
【0026】かくして、本発明によれば、高精度の寸法
管理が不要となり、コストが低減され得るようにした、
極めて優れた電気機器の防水構造が提供され得ることに
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による電気機器の防水構造の第一の実施
形態を示す分解斜視図である。
【図2】図1の防水構造の概略正面図である。
【図3】本発明による電気機器の防水構造の第二の実施
形態を示す分解斜視図である。
【図4】図3の防水構造を一部組み立てた状態を示す概
略斜視図である。
【図5】図3の防水構造の組立後の断面図である。
【図6】従来の防水構造を備えた電気機器の一例を示す
概略断面図である。
【図7】従来の防水構造の一例を示す分解斜視図であ
る。
【図8】図7の防水構造の概略正面図である。
【図9】図7の防水構造における段差を説明する正面図
である。
【符号の説明】
10,20 電気機器の防水構造 11 上ケース(第一のケース部) 12 下ケース(第二のケース部) 13 切欠部 14 ケーブル 15 ブッシュ 16 防水パッキン 21 第一の溝 22 第二の溝 23 突条部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電気機器を構成する電気回路,電気部品
    等を収容する第一のケース部及び第二のケース部から成
    るケースと、 上記第一のケース部及び第二のケース部の突き合わせ端
    面に介挿される防水パッキンと、 外部からのケーブルをケース内に導入するために、第一
    のケース部または第二のケース部の突き合わせ端面に隣
    接して形成された切欠部と、 上記切欠部の形状より僅かに大きい形状を有し且つ上記
    ケーブルの周囲に一体的に形成されると共に、上記切欠
    部内に圧入されるブッシュと、を含んでいる、電気機器
    の防水構造において、 上記ブッシュ及び切欠部が、その互いに接触するすべて
    の部分にて、第一のケース部及び第二のケース部の突き
    合わせ端面に対して対向するように、形成されているこ
    とを特徴とする、電気機器の防水構造。
  2. 【請求項2】 さらに、上記第一のケース部または第二
    のケース部の突き合わせ端面に、上記切欠部を横切るよ
    うに形成された第一の溝と、 上記第一の溝と連続するように、上記ブッシュに形成さ
    れた第二の溝と、 上記第一の溝及び第二の溝に対向するように、第二のケ
    ース部または第一のケース部の突き合わせ端面に形成さ
    れた突条部と、を含んでいることを特徴とする、請求項
    1に記載の電気機器の防水構造。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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