JP2000100501A - フローティングコネクタ - Google Patents
フローティングコネクタInfo
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Landscapes
- Details Of Connecting Devices For Male And Female Coupling (AREA)
- Coupling Device And Connection With Printed Circuit (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】位置ずれした状態で差し込み側コネクタと受け
側コネクタとを挿抜した場合にも十分な接触信頼性を得
る。 【解決手段】端子板5の延設片5aのコンタクト部50
のみ保持部材4により保持する。すなわち、保持部材4
は、コネクタ本体1から分離して、延設片5aのコンタ
クト部50のみを保持している。而して、位置ずれが生
じた場合でも保持部材4が存在しない部分で延設片5a
が撓むから、コンタクト部50,60における接触圧が
均等となり、十分な接触信頼性を確保することができ
る。
側コネクタとを挿抜した場合にも十分な接触信頼性を得
る。 【解決手段】端子板5の延設片5aのコンタクト部50
のみ保持部材4により保持する。すなわち、保持部材4
は、コネクタ本体1から分離して、延設片5aのコンタ
クト部50のみを保持している。而して、位置ずれが生
じた場合でも保持部材4が存在しない部分で延設片5a
が撓むから、コンタクト部50,60における接触圧が
均等となり、十分な接触信頼性を確保することができ
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、フローティング機
能を有するコンタクトを備えたフローティングコネクタ
に関するものである。
能を有するコンタクトを備えたフローティングコネクタ
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、フローティングコネクタとして
は、相互に嵌合し合う図7及び図8に示す差し込み側コ
ネクタと図9及び図10に示す受け側コネクタとから構
成されるものが存在する。
は、相互に嵌合し合う図7及び図8に示す差し込み側コ
ネクタと図9及び図10に示す受け側コネクタとから構
成されるものが存在する。
【0003】図7及び図8に示す差し込み側コネクタの
コネクタ本体1は、直方体状の主部2と、主部2の前面
両端近傍に突設される一対のガイド柱3と、ガイド柱3
の間でガイド柱3に沿って突設される平板状の保持部材
5とが絶縁性を有する合成樹脂により一体に形成されて
いる。
コネクタ本体1は、直方体状の主部2と、主部2の前面
両端近傍に突設される一対のガイド柱3と、ガイド柱3
の間でガイド柱3に沿って突設される平板状の保持部材
5とが絶縁性を有する合成樹脂により一体に形成されて
いる。
【0004】端子板5は、帯板状の金属部材を折曲して
略L形に形成されるとともに、保持部材5の両面側で保
持される延設片5a、主部2にインサートされる垂設片
5b並びに主部2の底面から突出してプリント基板Aに
接続される接続片5cを備えている。そして、これら複
数の端子板5が、延設片5aが保持部材5の両面に略等
間隔で並ぶようにコネクタ本体1にインサートされてお
り、各端子板5の先端部分でコンタクト部50が構成さ
れる。
略L形に形成されるとともに、保持部材5の両面側で保
持される延設片5a、主部2にインサートされる垂設片
5b並びに主部2の底面から突出してプリント基板Aに
接続される接続片5cを備えている。そして、これら複
数の端子板5が、延設片5aが保持部材5の両面に略等
間隔で並ぶようにコネクタ本体1にインサートされてお
り、各端子板5の先端部分でコンタクト部50が構成さ
れる。
【0005】一方、受け側コネクタのコネクタ本体20
は、絶縁性を有する合成樹脂により凹部21を有する略
直方体状に形成され、この凹部21の底面には保持部材
4の先端部が嵌合する嵌合凹部22が凹設されている。
また、コネクタ本体20の凹部21の下部には後述する
端子板23の接続片24を凹部21の下面とで挟持する
挟持片26が突設される。また、コネクタ本体20の両
端には差し込み側コネクタのガイド柱3が差し込まれる
挿通孔25が設けられるとともに、この挿通孔25の周
縁25aはテーパ状に形成され、受け側コネクタと差し
込み側コネクタを嵌合する際に、位置ずれが生じた場合
でもスムーズにガイド柱3が挿通孔25に挿通する構成
となっている。
は、絶縁性を有する合成樹脂により凹部21を有する略
直方体状に形成され、この凹部21の底面には保持部材
4の先端部が嵌合する嵌合凹部22が凹設されている。
また、コネクタ本体20の凹部21の下部には後述する
端子板23の接続片24を凹部21の下面とで挟持する
挟持片26が突設される。また、コネクタ本体20の両
端には差し込み側コネクタのガイド柱3が差し込まれる
挿通孔25が設けられるとともに、この挿通孔25の周
縁25aはテーパ状に形成され、受け側コネクタと差し
込み側コネクタを嵌合する際に、位置ずれが生じた場合
でもスムーズにガイド柱3が挿通孔25に挿通する構成
となっている。
【0006】コネクタ本体20には略L字型と略U字型
に折曲形成された複数の端子板23がそれぞれ接触片2
3aを凹部21に突出させるようにして略等間隔に配設
されている。そして、各端子板23の接触片23aの先
端部分を湾曲させて接触部23cが形成してあり、この
接触部23cにて差し込み側コネクタのコンタクト部5
0と接触導通するコンタクト部60が形成される。な
お、端子板23の垂設片23bの先端には端子板23を
プリント基板Bに接続するための接続片24が一体に形
成されている。なお、この接続片24は、凹部21の下
部と挟持片26とで挟持されて外部に導出される。
に折曲形成された複数の端子板23がそれぞれ接触片2
3aを凹部21に突出させるようにして略等間隔に配設
されている。そして、各端子板23の接触片23aの先
端部分を湾曲させて接触部23cが形成してあり、この
接触部23cにて差し込み側コネクタのコンタクト部5
0と接触導通するコンタクト部60が形成される。な
お、端子板23の垂設片23bの先端には端子板23を
プリント基板Bに接続するための接続片24が一体に形
成されている。なお、この接続片24は、凹部21の下
部と挟持片26とで挟持されて外部に導出される。
【0007】而して、前記プリント基板Aに固定された
差し込み側コネクタのガイド柱3をプリント基板Bに固
定された受け側コネクタの挿通孔25に挿通するように
して差し込み側コネクタの保持部材4の先端部を受け側
コネクタの凹部21から嵌合凹部22に嵌め込むと、保
持部材4の両面に略等間隔で配設されている端子板5の
延設片5aの先端部分が受け側コネクタの端子板23の
接触片23aの先端に設けられた接触部23cと接触す
ることになり、差し込み側コネクタのコンタクト部50
と受け側コネクタのコンタクト部60とが接触導通して
電気的に接続されることになる。
差し込み側コネクタのガイド柱3をプリント基板Bに固
定された受け側コネクタの挿通孔25に挿通するように
して差し込み側コネクタの保持部材4の先端部を受け側
コネクタの凹部21から嵌合凹部22に嵌め込むと、保
持部材4の両面に略等間隔で配設されている端子板5の
延設片5aの先端部分が受け側コネクタの端子板23の
接触片23aの先端に設けられた接触部23cと接触す
ることになり、差し込み側コネクタのコンタクト部50
と受け側コネクタのコンタクト部60とが接触導通して
電気的に接続されることになる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上述のような従来例に
おいては、図11及び図12に示すように、受け側コネ
クタの凹部21に対して差し込み側コネクタのコンタク
ト部50を位置がずれた状態で差し込もうとすると、挿
抜時に保持部材4の両面の各コンタクト部50に加わる
接触力が不均衡になり、コンタクト部50の磨耗度合い
に偏りが生じ、挿抜寿命が短くなるという不具合が生じ
る。また、プリント基板Aと接続片5cとの半田接続さ
れた部分にストレスが加わり、半田が剥がれるなどの接
触不良が発生する虞がある。さらに、合成樹脂成形品か
ら成る保持部材4がコネクタ本体20に干渉しながら凹
部21内に挿入されるため、挿入力が高くなってしま
う。
おいては、図11及び図12に示すように、受け側コネ
クタの凹部21に対して差し込み側コネクタのコンタク
ト部50を位置がずれた状態で差し込もうとすると、挿
抜時に保持部材4の両面の各コンタクト部50に加わる
接触力が不均衡になり、コンタクト部50の磨耗度合い
に偏りが生じ、挿抜寿命が短くなるという不具合が生じ
る。また、プリント基板Aと接続片5cとの半田接続さ
れた部分にストレスが加わり、半田が剥がれるなどの接
触不良が発生する虞がある。さらに、合成樹脂成形品か
ら成る保持部材4がコネクタ本体20に干渉しながら凹
部21内に挿入されるため、挿入力が高くなってしま
う。
【0009】本発明は上記問題点の解決を目的とするも
のであり、位置ずれした状態で差し込み側コネクタと受
け側コネクタとを挿抜した場合にも十分な接触信頼性を
得ることができるフローティングコネクタを提供しよう
とするものである。
のであり、位置ずれした状態で差し込み側コネクタと受
け側コネクタとを挿抜した場合にも十分な接触信頼性を
得ることができるフローティングコネクタを提供しよう
とするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1の発明は、受け側コネクタと差し込み側コ
ネクタとから構成され、前記差し込み側コネクタは、コ
ネクタ本体と、該コネクタ本体から外部に導出されて基
板に接続される接続片と、該コネクタ本体の一端部から
突出して、その先端に前記受け側コネクタのコンタクト
部に接触して導通するコンタクト部を有する1乃至複数
の端子板と、少なくとも前記端子板のコンタクト部をコ
ネクタ本体から分離して保持する保持部材と、を備えて
成ることを特徴とし、コンタクト部とコネクタ本体の間
で端子板が保持部材で保持されない部分を設けてこの部
分の端子板の弾性を利用してコンタクト部を揺動自在に
支持することができ、差し込み側コネクタと受け側コネ
クタに位置ずれが生じた状態で差し込み接続された場合
でも、端子板が撓んで差し込み側コネクタのコンタクト
部と受け側コネクタのコンタクト部との接触圧が均等と
なり、十分な接触信頼性を確保することができる。しか
も、差し込み側コネクタと受け側コネクタの挿抜を繰り
返しても各コンタクト部の磨耗が不均等になることを防
ぐことができ、また、プリント基板に半田付けされる接
続片に不要なストレスがかかることを防いで、半田が破
壊されることを防ぐことが可能になるとともに、差し込
み側コネクタと受け側コネクタの接続時における挿入力
が高くなることを防ぐことができる。
に、請求項1の発明は、受け側コネクタと差し込み側コ
ネクタとから構成され、前記差し込み側コネクタは、コ
ネクタ本体と、該コネクタ本体から外部に導出されて基
板に接続される接続片と、該コネクタ本体の一端部から
突出して、その先端に前記受け側コネクタのコンタクト
部に接触して導通するコンタクト部を有する1乃至複数
の端子板と、少なくとも前記端子板のコンタクト部をコ
ネクタ本体から分離して保持する保持部材と、を備えて
成ることを特徴とし、コンタクト部とコネクタ本体の間
で端子板が保持部材で保持されない部分を設けてこの部
分の端子板の弾性を利用してコンタクト部を揺動自在に
支持することができ、差し込み側コネクタと受け側コネ
クタに位置ずれが生じた状態で差し込み接続された場合
でも、端子板が撓んで差し込み側コネクタのコンタクト
部と受け側コネクタのコンタクト部との接触圧が均等と
なり、十分な接触信頼性を確保することができる。しか
も、差し込み側コネクタと受け側コネクタの挿抜を繰り
返しても各コンタクト部の磨耗が不均等になることを防
ぐことができ、また、プリント基板に半田付けされる接
続片に不要なストレスがかかることを防いで、半田が破
壊されることを防ぐことが可能になるとともに、差し込
み側コネクタと受け側コネクタの接続時における挿入力
が高くなることを防ぐことができる。
【0011】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て、前記差し込み側コネクタのコンタクト部とコネクタ
本体との間で、前記端子板の幅をコンタクト部での幅よ
りも幅狭に形成したことを特徴とし、端子板に柔軟性が
得られ、位置ずれに対してさらに十分な接触信頼性を得
ることができる。
て、前記差し込み側コネクタのコンタクト部とコネクタ
本体との間で、前記端子板の幅をコンタクト部での幅よ
りも幅狭に形成したことを特徴とし、端子板に柔軟性が
得られ、位置ずれに対してさらに十分な接触信頼性を得
ることができる。
【0012】請求項3の発明は、請求項1の発明におい
て、前記差し込み側コネクタのコンタクト部とコネクタ
本体との間で、前記端子板に1乃至複数のスリットを設
けたことを特徴とし、このスリットにより端子板に柔軟
性と伸縮性が得られ、位置ずれに対してさらに十分な接
触信頼性を得ることができる。
て、前記差し込み側コネクタのコンタクト部とコネクタ
本体との間で、前記端子板に1乃至複数のスリットを設
けたことを特徴とし、このスリットにより端子板に柔軟
性と伸縮性が得られ、位置ずれに対してさらに十分な接
触信頼性を得ることができる。
【0013】
【発明の実施の形態】(実施形態1)本発明の実施形態
1を図1〜図4を参照して説明する。但し、本実施形態
の基本構成は従来例と共通であり、共通する部分につい
ては同一の符号を付して説明を省略し、本実施形態の特
徴となる部分についてのみ詳細に説明する。
1を図1〜図4を参照して説明する。但し、本実施形態
の基本構成は従来例と共通であり、共通する部分につい
ては同一の符号を付して説明を省略し、本実施形態の特
徴となる部分についてのみ詳細に説明する。
【0014】本実施形態の特徴とするところは、図1に
示すように、差し込み側コネクタの端子板5の延設片5
aを保持する保持部材4をコネクタ本体1の主部2から
分離し、コンタクト部50のみを保持するようにして、
各端子板5の延設片5aに保持部材4によって保持され
ない部分を形成している点にある。
示すように、差し込み側コネクタの端子板5の延設片5
aを保持する保持部材4をコネクタ本体1の主部2から
分離し、コンタクト部50のみを保持するようにして、
各端子板5の延設片5aに保持部材4によって保持され
ない部分を形成している点にある。
【0015】すなわち、本実施形態においては、保持部
材4がコネクタ本体1から分離して、おおよそ受け側コ
ネクタの凹部21内に設けられた嵌合凹部22の底面か
ら接触片23の接触部23cまでの寸法に形成されてい
る。而して、差し込み側コネクタのコンタクト部50と
コネクタ本体1との間(図1における寸法C)には、保
持部材4が存在せず、複数の端子板5の延設片5aによ
ってのみコンタクト部50が揺動自在に支持される構成
となっている。
材4がコネクタ本体1から分離して、おおよそ受け側コ
ネクタの凹部21内に設けられた嵌合凹部22の底面か
ら接触片23の接触部23cまでの寸法に形成されてい
る。而して、差し込み側コネクタのコンタクト部50と
コネクタ本体1との間(図1における寸法C)には、保
持部材4が存在せず、複数の端子板5の延設片5aによ
ってのみコンタクト部50が揺動自在に支持される構成
となっている。
【0016】また、コネクタ本体1の主部2には、端子
板5の延設片5aの基部を保持する基端部2cが突設さ
れている。なお、ガイド柱3についても前記した寸法C
においては存在せず、保持部材4の両側端に一体に設け
られている。
板5の延設片5aの基部を保持する基端部2cが突設さ
れている。なお、ガイド柱3についても前記した寸法C
においては存在せず、保持部材4の両側端に一体に設け
られている。
【0017】而して、例えば、上記のように構成された
差し込み側コネクタのコンタクト部50を、位置ずれが
生じた状態で受け側コネクタの凹部21に挿入した場合
でも、図3及び図4に示すように保持部材4が存在しな
い部分で端子板5の延設片5aが撓むことにより、差し
込み側コネクタのコンタクト部50と受け側コネクタの
コンタクト部60との接触圧が両面において均等とな
り、十分な接触信頼性を確保することができる。しか
も、差し込み側コネクタと受け側コネクタの挿抜を繰り
返しても、差し込み側コネクタのコンタクト部50と受
け側コネクタのコンタクト部60(接触部23c)の磨
耗が不均等になることを防ぎ、接触信頼性が損なわれな
い。また、位置ずれによって接続片5cとプリント基板
Aの半田付け部にストレスがかかることがなく、半田の
破壊を防止することが可能になるとともに、差し込み側
コネクタと受け側コネクタの挿入力が高くなることを防
ぐことができる。 (実施形態2)本実施形態は、差し込み側コネクタの端
子板5の延設片5aの、保持部材4により保持されてい
ない部分の少なくとも一部の幅を他の部分の幅(コンタ
クト部50の延設片5aの幅)よりも狭く形成している
点に特徴があり、それ以外の構成については実施形態1
と共通であるから図示並びに説明は省略する。
差し込み側コネクタのコンタクト部50を、位置ずれが
生じた状態で受け側コネクタの凹部21に挿入した場合
でも、図3及び図4に示すように保持部材4が存在しな
い部分で端子板5の延設片5aが撓むことにより、差し
込み側コネクタのコンタクト部50と受け側コネクタの
コンタクト部60との接触圧が両面において均等とな
り、十分な接触信頼性を確保することができる。しか
も、差し込み側コネクタと受け側コネクタの挿抜を繰り
返しても、差し込み側コネクタのコンタクト部50と受
け側コネクタのコンタクト部60(接触部23c)の磨
耗が不均等になることを防ぎ、接触信頼性が損なわれな
い。また、位置ずれによって接続片5cとプリント基板
Aの半田付け部にストレスがかかることがなく、半田の
破壊を防止することが可能になるとともに、差し込み側
コネクタと受け側コネクタの挿入力が高くなることを防
ぐことができる。 (実施形態2)本実施形態は、差し込み側コネクタの端
子板5の延設片5aの、保持部材4により保持されてい
ない部分の少なくとも一部の幅を他の部分の幅(コンタ
クト部50の延設片5aの幅)よりも狭く形成している
点に特徴があり、それ以外の構成については実施形態1
と共通であるから図示並びに説明は省略する。
【0018】図5に示すように複数の端子板5の延設片
5aの保持部材4に保持されていない部分(寸法C)の
幅を幅狭に形成しており、この部分に柔軟性が得られる
ことになる。
5aの保持部材4に保持されていない部分(寸法C)の
幅を幅狭に形成しており、この部分に柔軟性が得られる
ことになる。
【0019】而して、差し込み側コネクタのコンタクト
部50と受け側コネクタのコンタクト部60が位置ずれ
が生じた状態で嵌合した際に、撓みが生じる部分である
延設片5aの幅がコンタクト部50の延設片5aの幅よ
りも狭く形成されて柔軟性が得られるために、実施形態
1に比較してさらに接触信頼性を高めることができる。 (実施形態3)本実施形態は、差し込み側コネクタの端
子板5の延設片5aの、保持部材4により保持されてい
ない部分の少なくとも一部に複数のスリットSを形成し
ている点に特徴があり、それ以外の構成に付いては実施
形態1と共通であるから図示並びに説明は省略する。
部50と受け側コネクタのコンタクト部60が位置ずれ
が生じた状態で嵌合した際に、撓みが生じる部分である
延設片5aの幅がコンタクト部50の延設片5aの幅よ
りも狭く形成されて柔軟性が得られるために、実施形態
1に比較してさらに接触信頼性を高めることができる。 (実施形態3)本実施形態は、差し込み側コネクタの端
子板5の延設片5aの、保持部材4により保持されてい
ない部分の少なくとも一部に複数のスリットSを形成し
ている点に特徴があり、それ以外の構成に付いては実施
形態1と共通であるから図示並びに説明は省略する。
【0020】図6に示すように複数の端子板5の延設片
5aの保持部材4に保持されていない部分(寸法C)に
複数のスリットSを設けてこの部分を略クランク状に形
成しており、この部分に柔軟性と伸縮性が得られる。
5aの保持部材4に保持されていない部分(寸法C)に
複数のスリットSを設けてこの部分を略クランク状に形
成しており、この部分に柔軟性と伸縮性が得られる。
【0021】而して、差し込み側コネクタのコンタクト
部50と受け側コネクタのコンタクト部60が位置ずれ
が生じた状態で嵌合した際に、撓みが生じる部分である
延設片5aに複数のスリットSを設けて柔軟性と伸縮性
とが得られているから、位置ずれに対してさらに十分な
接触信頼性を得ることができる。
部50と受け側コネクタのコンタクト部60が位置ずれ
が生じた状態で嵌合した際に、撓みが生じる部分である
延設片5aに複数のスリットSを設けて柔軟性と伸縮性
とが得られているから、位置ずれに対してさらに十分な
接触信頼性を得ることができる。
【0022】なお、本実施形態において、スリットSを
延設片5aの板幅方向に複数個設けて、クランク状に形
成したが、スリットSの形状はこれに限られたものでは
なく、延設片5aに対してどの方向にどのように設けて
も良く、またいくつ設けてよい。
延設片5aの板幅方向に複数個設けて、クランク状に形
成したが、スリットSの形状はこれに限られたものでは
なく、延設片5aに対してどの方向にどのように設けて
も良く、またいくつ設けてよい。
【0023】
【発明の効果】請求項1の発明は、受け側コネクタと差
し込み側コネクタとから構成され、前記差し込み側コネ
クタは、コネクタ本体と、該コネクタ本体から外部に導
出されて基板に接続される接続片と、該コネクタ本体の
一端部から突出して、その先端に前記受け側コネクタの
コンタクト部に接触して導通するコンタクト部を有する
1乃至複数の端子板と、少なくとも前記端子板のコンタ
クト部をコネクタ本体から分離して保持する保持部材
と、を備えて成るので、コンタクト部とコネクタ本体の
間で端子板が保持部材で保持されない部分を設けてこの
部分の端子板の弾性を利用してコンタクト部を揺動自在
に支持することができ、差し込み側コネクタと受け側コ
ネクタに位置ずれが生じた状態で差し込み接続された場
合でも、端子板が撓んで差し込み側コネクタのコンタク
ト部と受け側コネクタのコンタクト部との接触圧が均等
となり、十分な接触信頼性を確保することができる。し
かも、差し込み側コネクタと受け側コネクタの挿抜を繰
り返しても各コンタクト部の磨耗が不均等になることを
防ぐことができ、また、プリント基板に半田付けされる
接続片に不要なストレスがかかることを防いで、半田が
破壊されることを防ぐことが可能になるとともに、差し
込み側コネクタと受け側コネクタの接続時における挿入
力が高くなることを防ぐことができる。
し込み側コネクタとから構成され、前記差し込み側コネ
クタは、コネクタ本体と、該コネクタ本体から外部に導
出されて基板に接続される接続片と、該コネクタ本体の
一端部から突出して、その先端に前記受け側コネクタの
コンタクト部に接触して導通するコンタクト部を有する
1乃至複数の端子板と、少なくとも前記端子板のコンタ
クト部をコネクタ本体から分離して保持する保持部材
と、を備えて成るので、コンタクト部とコネクタ本体の
間で端子板が保持部材で保持されない部分を設けてこの
部分の端子板の弾性を利用してコンタクト部を揺動自在
に支持することができ、差し込み側コネクタと受け側コ
ネクタに位置ずれが生じた状態で差し込み接続された場
合でも、端子板が撓んで差し込み側コネクタのコンタク
ト部と受け側コネクタのコンタクト部との接触圧が均等
となり、十分な接触信頼性を確保することができる。し
かも、差し込み側コネクタと受け側コネクタの挿抜を繰
り返しても各コンタクト部の磨耗が不均等になることを
防ぐことができ、また、プリント基板に半田付けされる
接続片に不要なストレスがかかることを防いで、半田が
破壊されることを防ぐことが可能になるとともに、差し
込み側コネクタと受け側コネクタの接続時における挿入
力が高くなることを防ぐことができる。
【0024】請求項2の発明は、前記差し込み側コネク
タのコンタクト部とコネクタ本体との間で、前記端子板
の幅をコンタクト部での幅よりも幅狭に形成したので、
端子板に柔軟性が得られ、位置ずれに対してさらに十分
な接触信頼性を得ることができる。
タのコンタクト部とコネクタ本体との間で、前記端子板
の幅をコンタクト部での幅よりも幅狭に形成したので、
端子板に柔軟性が得られ、位置ずれに対してさらに十分
な接触信頼性を得ることができる。
【0025】請求項3の発明は、前記差し込み側コネク
タのコンタクト部とコネクタ本体との間で、前記端子板
に1乃至複数のスリットを設けたので、このスリットに
より端子板に柔軟性と伸縮性が得られ、位置ずれに対し
てさらに十分な接触信頼性を得ることができる。
タのコンタクト部とコネクタ本体との間で、前記端子板
に1乃至複数のスリットを設けたので、このスリットに
より端子板に柔軟性と伸縮性が得られ、位置ずれに対し
てさらに十分な接触信頼性を得ることができる。
【図1】実施形態1の差し込み側コネクタを示し、
(a)は平面図、(b)は側面図である。
(a)は平面図、(b)は側面図である。
【図2】同上の差し込み側コネクタを示し、(a)は正
面図、(b)は側面断面図である。
面図、(b)は側面断面図である。
【図3】同上の差し込み側コネクタと受け側コネクタの
嵌合時に位置ずれが生じた場合を示す側面断面図であ
る。
嵌合時に位置ずれが生じた場合を示す側面断面図であ
る。
【図4】同上を示す側面断面図である。
【図5】実施形態2の要部を示す平面図である。
【図6】実施形態3の要部を示す平面図である。
【図7】従来例の差し込み側コネクタを示し、(a)は
平面図、(b)は側面図である。
平面図、(b)は側面図である。
【図8】従来例の差し込み側コネクタを示し、(a)は
正面図、(b)は側面断面図である。
正面図、(b)は側面断面図である。
【図9】従来例の受け側コネクタを示し、(a)は正面
図、(b)は側面断面図である。
図、(b)は側面断面図である。
【図10】従来例の受け側コネクタを示し、(a)は正
面図、(b)は側面図である。
面図、(b)は側面図である。
【図11】従来の差し込み側コネクタと受け側コネクタ
の嵌合時に位置ずれが生じた場合を示す側面断面図であ
る。
の嵌合時に位置ずれが生じた場合を示す側面断面図であ
る。
【図12】同上を示す側面断面図である。
1 コネクタ本体 2 主部 3 ガイド柱 4 保持部材 5 端子板 6 接続片
Claims (3)
- 【請求項1】受け側コネクタと差し込み側コネクタとか
ら構成され、前記差し込み側コネクタは、コネクタ本体
と、該コネクタ本体から外部に導出されて基板に接続さ
れる接続片と、該コネクタ本体の一端部から突出して、
その先端に前記受け側コネクタのコンタクト部に接触し
て導通するコンタクト部を有する1乃至複数の端子板
と、少なくとも前記端子板のコンタクト部をコネクタ本
体から分離して保持する保持部材と、を備えて成ること
を特徴とするフローティングコネクタ。 - 【請求項2】前記差し込み側コネクタのコンタクト部と
コネクタ本体との間で、前記端子板の幅をコンタクト部
での幅よりも幅狭に形成したことを特徴とする請求項1
記載のフローティングコネクタ。 - 【請求項3】前記差し込み側コネクタのコンタクト部と
コネクタ本体との間で、前記端子板に1乃至複数のスリ
ットを設けたことを特徴とする請求項1記載のフローテ
ィングコネクタ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10288744A JP2000100501A (ja) | 1998-09-25 | 1998-09-25 | フローティングコネクタ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10288744A JP2000100501A (ja) | 1998-09-25 | 1998-09-25 | フローティングコネクタ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000100501A true JP2000100501A (ja) | 2000-04-07 |
Family
ID=17734145
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10288744A Withdrawn JP2000100501A (ja) | 1998-09-25 | 1998-09-25 | フローティングコネクタ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000100501A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1524733A1 (en) * | 2003-10-15 | 2005-04-20 | J.S.T. Mfg. Co., Ltd. | Connector |
JP2007287441A (ja) * | 2006-04-14 | 2007-11-01 | Matsushita Electric Works Ltd | コネクタ |
EP1870963A1 (en) * | 2006-06-22 | 2007-12-26 | Matsushita Electric Works, Ltd. | Connector assembly |
JP2008077844A (ja) * | 2006-09-19 | 2008-04-03 | Hosiden Corp | 基板用コネクタ |
US7658637B2 (en) | 2007-10-22 | 2010-02-09 | Denso Corporation | Connector having coupling guides for establishing connection with memory connector at right position |
-
1998
- 1998-09-25 JP JP10288744A patent/JP2000100501A/ja not_active Withdrawn
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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EP1870963A1 (en) * | 2006-06-22 | 2007-12-26 | Matsushita Electric Works, Ltd. | Connector assembly |
US7488200B2 (en) | 2006-06-22 | 2009-02-10 | Matsushita Electric Works, Ltd. | Connector assembly |
JP2008077844A (ja) * | 2006-09-19 | 2008-04-03 | Hosiden Corp | 基板用コネクタ |
US7658637B2 (en) | 2007-10-22 | 2010-02-09 | Denso Corporation | Connector having coupling guides for establishing connection with memory connector at right position |
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Legal Events
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