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JP2000099244A - 文字列入力装置及びその方法 - Google Patents

文字列入力装置及びその方法

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Publication number
JP2000099244A
JP2000099244A JP10285980A JP28598098A JP2000099244A JP 2000099244 A JP2000099244 A JP 2000099244A JP 10285980 A JP10285980 A JP 10285980A JP 28598098 A JP28598098 A JP 28598098A JP 2000099244 A JP2000099244 A JP 2000099244A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
key
example sentence
index information
record
input
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10285980A
Other languages
English (en)
Inventor
Satoshi Ogasawara
聡 小笠原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Casio Computer Co Ltd
Original Assignee
Casio Computer Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Casio Computer Co Ltd filed Critical Casio Computer Co Ltd
Priority to JP10285980A priority Critical patent/JP2000099244A/ja
Publication of JP2000099244A publication Critical patent/JP2000099244A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 対応表を持ち歩くことなく、しかも少ないキ
ー操作で必要な例文を即座に入力できる文字列入力装置
及びその方法の提供。 【解決手段】 キーボタンの何れかが操作されると、そ
の操作キーに関連付けされたインデックス情報を有する
レコードに登録された例文を入力文字列として確定す
る。操作キーとインデックス情報との関連付けを工夫す
ることにより、あらかじめ登録された多数の例文の一つ
を少ないキー操作で選択的に入力することができ、必要
な例文を速やかに見つけ出すことができるとともに、対
応表も不要にできる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、文字列入力装置及
びその方法に関し、例えば、電子メールの送受信機能を
有する携帯電話機に用いて好適な文字列入力装置及びそ
の方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、インターネットにアクセスして電
子メールを送受信できる携帯電話機が普及している。こ
の携帯電話機は20文字程度の電子メールを作成して送
信(もちろん受信も)することができ、簡単な連絡であ
れば、いちいちモバイルコンピュータを持ち運ぶ必要が
ないという利便性を有している。
【0003】ところで、かかる電子メール機能付きの携
帯電話機にあっては、当然ながらモバイルコンピュータ
のようなキーボードを備えておらず、また、液晶ディス
プレイも低解像度であるためタッチパネルのような補助
入力装置も備えていない。このため、電子メール作成の
際の文字入力は、もっぱら電話番号入力用のキーボタン
(以下「キー」と略すこともある)に頼ることになる
が、キーの数が少ない上、キーの文字割当てが多重割当
て(注1)になっていることから、きわめて操作性が悪
いという難点があった。 注1:例えば、数字モードで「1」のキーは、カナモー
ドでは「カ行」のすべて(カ〜コ)、アルファベットモ
ードでは「A〜C」の割当てになっている。カナの
「コ」を入力するには、カナモードにした後、「1」キ
ーを5回も押さなければならない。
【0004】かかる難点を解決して操作性を改善するた
めに、従来から、携帯電話機の内部に使用頻度の高い例
文をいくつか記憶させておくことが行われており、その
例文の読み出し方として以下の二方式があった。 <コード入力方式>例文ごとに数桁の数字コード(例え
ば、コード“00"は“おはようこざいます")を与えて
おく方式である。ユーザはコードと例文の対応表を持ち
歩き、電子メール作成の都度、その対応表を見ながら適
当な例文のコードを入力する。例文と同じ文字列を直接
キー入力するのに比べて遥かにキーを押す回数が少な
く、操作性を改善できるが、対応表を持ち歩くことは現
実的でないし、また、対応表をなくしたりどこかに忘れ
たりした場合は、直接的なキー入力をせざるを得ないと
いう点で実用的でない。 <表示選択法式>ディスプレイ上に例文を順次に表示し
ながら選択する方式である。必要な例文が表示されたと
きに所定のキーを押してその例文を入力する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
表示選択法式にあっては、対応表を持ち歩かなくて済む
ので、コード入力方式の欠点を解消できるというメリッ
トはあるものの、ディスプレイの文字数が少ないため、
一度に多くの例文を表示できず、必要な例文を見つけ出
すのに時間がかかるという問題点がある。
【0006】そこで本発明は、対応表を持ち歩くことな
く、しかも少ないキー操作で必要な例文を即座に入力で
きる文字列入力装置及びその方法の提供を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明に係
る文字列入力装置は、各レコードに例文を登録するとと
もに各レコードにユニークなインデックス情報を付与し
たテーブルと、複数のキーボタンの何れが操作されたか
を検出する検出手段と、前記検出手段の出力と前記テー
ブルのインデックス情報とを関連付ける関連付け手段
と、前記キーボタンの何れかが操作されたとき前記検出
手段の出力に基づいて前記テーブルを検索し該出力に関
連付けされたインデックス情報を有するレコードに登録
された例文を入力文字列とする入力手段と、を備え、前
記関連付け手段は、前記テーブルに登録された例文の先
頭から少なくとも2音の各先頭文字に対応するキーボタ
ンをその例文のインデックス情報に関連付けることを特
徴とする。請求項2記載の発明に係る文字列入力装置
は、各レコードに例文を登録するとともに各レコードに
ユニークなインデックス情報を付与したテーブルと、複
数のキーボタンの何れが操作されたかを検出する検出手
段と、前記検出手段の出力と前記テーブルのインデック
ス情報とを関連付ける関連付け手段と、前記キーボタン
の何れかが操作されたとき前記検出手段の出力に基づい
て前記テーブルを検索し該出力に関連付けされたインデ
ックス情報を有するレコードに登録された例文を入力文
字列とする入力手段と、を備え、前記テーブルに登録さ
れた例文は、語尾の活用が変化する類似の例文を含み、
前記関連付け手段は、語尾の活用を表す音の先頭文字に
対応するキーボタンを該類似の例文のインデックス情報
に付加することを特徴とする。請求項3記載の発明に係
る文字列入力方法は、各レコードに例文を登録するとと
もに各レコードにユニークなインデックス情報を付与し
たテーブルを生成する第1ステップと、複数のキーボタ
ンの何れが操作されたかを検出する第2ステップと、前
記第2ステップの出力と前記テーブルのインデックス情
報とを関連付ける第3ステップと、前記キーボタンの何
れかが操作されたとき前記第2ステップの出力に基づい
て前記テーブルを検索し該出力に関連付けされたインデ
ックス情報を有するレコードに登録された例文を入力文
字列とする第4ステップと、を含み、前記第3ステップ
は、前記テーブルに登録された例文の先頭から少なくと
も2音の各先頭文字に対応するキーボタンをその例文の
インデックス情報に関連付けることを特徴とする。請求
項4記載の発明に係る文字列入力方法は、各レコードに
例文を登録するとともに各レコードにユニークなインデ
ックス情報を付与したテーブルを生成する第1ステップ
と、複数のキーボタンの何れが操作されたかを検出する
第2ステップと、前記第2ステップの出力と前記テーブ
ルのインデックス情報とを関連付ける第3ステップと、
前記キーボタンの何れかが操作されたとき前記第2ステ
ップの出力に基づいて前記テーブルを検索し該出力に関
連付けされたインデックス情報を有するレコードに登録
された例文を入力文字列とする第4ステップと、を含
み、前記テーブルに登録された例文は、語尾の活用が変
化する類似の例文を含み、前記第3ステップは、語尾の
活用を表す音の先頭文字に対応するキーボタンを該類似
の例文のインデックス情報に付加することを特徴とす
る。請求項5記載の発明に係る記録媒体は、請求項1又
は請求項2記載のテーブル、検出手段、関連付け手段及
び入力手段手段を実現するためのプログラムを格納した
ことを特徴とする。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、電
子メールの送受信機能を有する携帯電話機を例にして、
図面を参照しながら説明する。図1において、1は携帯
電話機であり、この携帯電話機1は、本体2と、この本
体2に取り付けられたアンテナ3、20文字×20行程
度の表示画面を持つ液晶ディスプレイ4及び開閉可能な
フラップ5を備えており、フラップ5には電話番号入力
用のキーボタン群6が設けられている。なお、7は受話
用のスピーカ、8は送話用のマイクである。
【0009】キーボタン群6は、図中にその拡大図を示
すように、数字の「0」から「9」までの数字キーと、
アスタリスク(*)及びシャープ(#)の二つの記号キ
ーで構成されており、その配列順は図示のとおりであ
る。数字キーは、数字入力以外にもカナ入力やアルファ
ベット入力にも用いられるようになっており、各数字キ
ーのトップに刻印されたカナ文字、例えば、「2」キー
の“カ"はカ行の文字(カ〜コ)の何れかの入力に使用
できることを示し、さらに、同トップに刻印されたアル
ファベット、例えば、「2」キーの“ABC"は“A"〜
“C"の何れかの入力に使用できることを示している。
すなわち、キーボタン群6の数字キーは、数字モードの
ときには刻印通りの数字を入力するが、カナ入力モード
のときには刻印に示された行を構成するカナの一つを入
力し、アルファベットモードのときには刻印に示された
複数のアルファベットの一つを入力するというものであ
る。
【0010】図2は、携帯電話機1の電子回路のブロッ
ク図である。この図において、10はマイクロコンピュ
ータ等を含む制御部(検出手段、関連付け手段及び入力
手段)、11はアンテナ3で受けた電波を復調して制御
部10に出力するとともに制御部10からの信号を変調
してアンテナ3から送信する通信部、12は上述のキー
ボタン群6を含むキー入力部、13は上述のスピーカ7
及びマイク8を含む音声入出力部、14は上述の液晶デ
ィスプレイ4を含む表示部、15は記憶部である。
【0011】記憶部15は、図示を略したプログラム格
納領域を含むとともに、例文記憶領域15a(テーブ
ル)と作業領域15bを含み、少なくとも例文記憶領域
15aは、例えばバッテリバックアップや不揮発性半導
体メモリなどを用いることによって、その記憶内容を長
期にわたって保持できるようになっている。
【0012】<第1の実施の形態>図3は、例文記憶領
域15aの構造を概念的に示す図であり、“1回目"、
“2回目"及び“メッセージ"と命名された三つのフィー
ルドからなる多数のレコードで構成されている。なお、
1回目フィールドと2回目フィールドには、図1で示し
た数字キーのイメージ(絵)が記載されているが、これ
は説明の便宜を図るためである。実際には、各数字キー
を一意に識別できるコードが格納されており、1回目フ
ィールドのコードと2回目フィールドのコードを組み合
せてユニークなコード(インデックス情報)を構成して
いる。例えば、「6」キーのコードを“09"、「4」
キーのコードを“01"とすると、これらを組み合わせ
た“0901"は、例文記憶領域15aの中で一つしか
存在しないようになっている。
【0013】ここで、メッセージフィールドに格納され
た例文とキーの組み合わせは、以下の規則に基づいてい
る。例えば、第1レコードを例にして説明すると、図4
に示すように、例文のローマ字綴り(いわゆるヘボン式
と呼ばれる標準式、日本式又は訓令式の何れでも構わな
い)を“音"に分解し、第1音の先頭文字(アルファベ
ットの“O")に対応するキー(「6」キー;正確には
そのキーコード)を1回目フィールドに格納し、第2音
の先頭文字(アルファベットの“H")に対応するキー
(「4」キー;同)を2回目フィールドに格納する。
【0014】この規則は、要するに、「例文のローマ字
綴りの第1音の先頭文字に対応するキー(のコード)
を、その例文と同じレコードの1回目フィールドに格納
し、同第2音の先頭文字に対応するキー(のコード)
を、同2回目フィールドに格納する」というものであ
り、例えば、“おはようございます"の該当文字(ロー
マ字綴りの第1音及び第2音)は“O"と“HA"で、直
感的にその先頭文字の“O"と“H"を想起し易く、した
がって、例文を想像するだけで直ちに対応するキー
(「6」キーと「4」キー)を操作できるという、ユー
ザの思考過程を十分に検討した考え方に基づくものであ
る。
【0015】ちなみに、他の例文についても説明を加え
れば、上記考え方の妥当性を納得できる。すなわち、
“おやすみなさい"の該当文字は“O"と“YA"であ
り、直感的にその先頭文字の“O"と“Y"を想起して、
そのキー(「6」キーと「9」キー)を操作することが
でき、また、“連絡ください"の該当文字は“RE"と
“N"であり、直感的にその先頭文字の“R"と“N"を
想起して、そのキー(「7」キーと「6」キー)を操作
することができからである。さらに、“電話ください"
の該当文字は“DEN"と“N"であり、直感的にその先
頭文字の“D"と“N"を想起して、そのキー(「3」キ
ーと「6」キー)を操作することができ、また、“あり
がとうございました"の該当文字は“A"と“RI"であ
り、直感的にその先頭文字の“A"と“R"を想起して、
そのキー(「2」キーと「7」キー)を操作することが
できからである。さらに、“愛してる"の該当文字は
“A"と“I"であり、直感的にその先頭文字の“A"と
“I"を想起して、そのキー(「2」キーと「4」キ
ー)を操作することができ、また、“後で会いましょ
う"の該当文字は“A"と“TO"であり、直感的にその
先頭文字の“A"と“T"を想起して、そのキー(「2」
キーと「8」キー)を操作することができからである。
さらに、“よろしくお願いいたします"の該当文字は
“YO"と“RO"であり、直感的にその先頭文字の
“Y"と“R"を想起して、そのキー(「9」キーと
「7」キー)を操作することができ、また、“予定が変
更になりました"の該当文字は“YO"と“TE"であ
り、直感的にその先頭文字の“Y"と“T"を想起して、
そのキー(「9」キーと「8」キー)を操作することが
できるからである。
【0016】図5は、1回目のキー操作と2回目のキー
操作に基づいて、例文記憶領域15aより該当する例文
を抽出するフローチャートである。このフローチャート
では、まず、1回目のキー入力を行って(S1)その入
力値(例えば、便宜的に「7」キーのキーコードとす
る)を第1変数Kin1にセットし(S2)、続けて2
回目のキー入力を行って(S3)その入力値(例えば、
便宜的に「9」キーのキーコードとする)を第2変数K
in2にセットする(S4)。
【0017】次に、例文記憶領域15aの検索用ポイン
タを第1行にセット(S5)した後、例文記憶領域15
aの1回目フィールドの格納値とKin1とを比較し
(S7)、一致するまでポインタを+1しながら(S
9)Kin1の比較動作を繰り返し、一致すると例文記
憶領域15aの2回目フィールドの格納値とKin2と
を比較する(S8)。
【0018】そして、同様に一致するまでポインタを+
1しながら(S9)Kin2の比較動作を繰り返し、K
in2も一致すると、そのレコードのメッセージフィー
ルドに格納された例文(「7」キーと「9」キーに一致
するレコードに格納された例文は“連絡ください")を
表示部14に送り(S10)、その例文を入力値として
確定する(S11)という処理を実行する。
【0019】なお、上記の一致判定の過程でポインタの
値が例文記憶領域15aの最終行を越えても一致しない
場合は、該当する例文が登録されていないので、所要の
エラー処理、例えば、例文がありません等のエラーメッ
セージを表示(S12)した後、処理を終了する。
【0020】以上のとおり、本実施の形態によれば、
「例文のローマ字綴りの第1音の先頭文字に対応するキ
ー(のコード)を、その例文と同じレコードの1回目フ
ィールドに格納し、同第2音の先頭文字に対応するキー
(のコード)を、同2回目フィールドに格納する」とい
う特有の規則に基づいて例文記憶領域15aを構成した
から、入力を希望する例文の該当文字を予測し、それに
対応する二つのキーを押すだけで、その例文を速やかに
入力することができる。したがって、対応表を持ち歩く
必要がないばかりか、例文の文字数に比べて遥かに少な
いキー操作(上記実施の形態では2回のキー操作)で必
要な例文を即座に入力することができ、特に、電子メー
ルの送受信機能を有する携帯電話機の操作性を大幅に改
善できるという格別有益な効果が得られる。
【0021】なお、本実施の形態では、例文の音分解に
ローマ字綴りを用いており、その理由は、数字キーに割
り当てられた数字以外の文字数はアルファベットが3文
字ないし4文字で、カナ文字の割当数(各行の最大5文
字)に比べて少なく、選択に苦労しないからであるが、
ローマ字綴りを知らないユーザや慣れていないユーザに
とっては却って不便であるので、例文の音とカナ文字と
を対応させて、その第1音及び第2音の各先頭文字に対
応するキー(のコード)を、例文記憶領域15aの1回
目フィールドと2回目フィールドに格納してもよい。
【0022】また、本実施の形態では、2回のキー操作
で例文を入力しているが、この回数に限定されない。少
なくとも2回であればよく、例文の登録数によっては3
回若しくは3回以上であっても構わない。回数をn(n
>3)とすれば、例文記憶領域15aに1回目フィール
ド、2回目フィールド・・・・n回目フィールドを設ければ
よい。
【0023】<第2の実施の形態>ところで、よく用い
られる例文の中には類似のものがしばしば見受けられ
る。例えば、“連絡ください"という肯定文は“連絡く
れませんか?"という疑問文で使われることがある。こ
のような二つの例文に上記第1の実施の形態の規則を適
用すると、文章の最初の部分(“連絡く")が同一であ
るため、識別できないという不都合を生じる。また、か
かる例文をすべて登録した場合は、例文記憶領域15a
のサイズが大きくなるという不都合も生じる。
【0024】本第2の実施の形態は、かかる不都合を解
消するものであり、類似の例文がある場合は、その例文
の最初の部分(共通部分)と変化部分を登録するととも
に、変化部分の選択を3回目のキー入力で行うようにし
たものである。
【0025】図6は、本実施の形態における例文記憶領
域15aの概念構造図であり、新たにフラグフィールド
と3回目フィールドが設けられている。フラグフィール
ドはFalse(偽)とTrue(真)を取り得るBo
olean型のフィールドであり、このフィールドにF
alseがセットされている場合は類似の例文がないこ
とを示し、Trueがセットされている場合は類似の例
文があることを示している。
【0026】図において、類似の例文(フラグフィール
ドにTrueがセットされている)は、符号A〜Eのレ
コードに登録されているものである。例えば、(A)は
“連絡ください"と“連絡くれませんか?"に変化し、
(B)は“電話ください"と“電話くれませんか?" に
変化し、(C)は“愛しています"と“愛していますか
?" に変化し、(D)は“後で会いましょう"と“後で
会えませんか?" に変化し、(E)は“予定が変更にな
りました"と“予定が変更になりましたか?" に変化す
る。
【0027】図からも理解されるように、類似の例文を
選択する3回目のキーは、「4」キーと「5」キーだけ
である。これらのキーを割り当てた理由は、以下のとお
りである。例文A〜Eは、既述のとおり、肯定文と疑問
文に変化し、その特徴は語尾の活用に現れている。特に
疑問文は“か?"で終わっているため、そのローマ字綴
り(“KA")の先頭文字より、「5」キー(すなわ
ち、アルファベットの“K"の割当キー)を容易に予測
できるからであり、例えば、“連絡くれませんか?"を
入力する場合は、1回目と2回目のキー入力で「7」キ
ー(アルファベットの“R"の割当キー)と「6」キー
(アルファベットの“N"の割当キー)を押した後、3
回目のキー入力で「5」キー(アルファベットの“K"
の割当キー)を押せばよいからである。また、肯定文
(例えば、“連絡ください")を入力する場合も同様
に、語尾のローマ字綴り(“I")の先頭文字より、
「4」キー(すなわち、アルファベットの“I"の割当
キー)を容易に予測できるからである。
【0028】なお、符号CとEの例文については、肯定
文の語尾のローマ字綴り(例文Cでは“SU"、例文E
では“TA")と3回目フィールドに格納されたキー
(「4」キー)とが対応していないが、これは、肯定文
の割当キーを「4」キーに統一したからである。もし、
語尾のローマ字綴り(“I")の先頭文字に対応したキ
ーを3回目のキーにするという規則を定めるのであれ
ば、例文Cの肯定文に「7」キー(“S"キー)を割り
当てるとともに、例文Eの肯定文に「8」キー(“T"
キー)を割り当てればよい。
【0029】図7は、本実施の形態における例文抽出の
フローチャートであり、図5のステップS10、S11
に置き換わるものである。すなわち、1回目のキー入力
値(Kin1)と2回目のキー入力値(Kin2)に一
致したレコードが特定された後に行われるフローチャー
トである。今、特定されたレコードを図6の先頭レコー
ドと仮定すると、まず、そのレコードのメッセージ
(“おはようございます")を表示(S20)した後、
そのレコードのフラグフィールドを検査してFalse
か否かを判定(S21)するが、当該レコードのフラグ
フィールドはFalseであり、類似のメッセージは登
録されていないから、そのメッセージを入力(S29)
して処理を終了する。
【0030】一方、特定されたレコードを図6の、例え
ば、第3レコードと仮定すると、まず、そのレコードの
メッセージ(“連絡く")を表示(S20)した後、そ
のレコードのフラグフィールドを検査してFalseか
否かを判定(S21)するが、当該レコードのフラグフ
ィールドはTrueであり、類似のメッセージが登録さ
れているから、今度は3回目のキー入力を受け付け(S
22)、その入力値を第3変数Kin3にセット(S2
3)した後、Kin3と3回路フィールドの格納値との
一致を判定する(S24)。そして、第3レコードの3
回目フィールドは空値で一致しないから、ポインタを+
1し(S25)、第4レコードに移動して再び一致を判
定する。
【0031】ここで、Kin3の値が「4」キーに相当
する場合は、ステップS24で一致が判定されるので、
表示中のメッセージ(“連絡く")と第4レコードのメ
ッセージ(“ださい")とを結合して表示を更新(S2
7)し、その更新メッセージ(“連絡ください")を入
力文字列として確定する(S28)。
【0032】又は、Kin3の値が「5」キーに相当す
る場合は、ステップS24で一致が判定されないため、
ポインタを+1し(S25)、第5レコードに移動して
再び判定すると今度は一致が判定されるため、表示中の
メッセージ(“連絡く")と第5レコードのメッセージ
(“れませんか?")とを結合して表示を更新(S2
7)し、その更新メッセージ(“連絡くれませんか")
を入力文字列として確定する(S28)。
【0033】なお、上記の一致判定の過程でポインタの
値が例文記憶領域15aの最終行を越えても一致しない
場合(ステップS26のYES判定)は、該当する例文
が登録されていないので、所要のエラー処理、例えば、
例文がありません等のエラーメッセージを表示(S2
9)した後、処理を終了する。
【0034】以上のとおり、本実施の形態によれば、類
似の例文の最初の部分(共通部分)と変化部分とを例文
記憶領域15aに登録するとともに、変化部分の選択を
3回目のキー入力で行うようにしたから、類似の例文が
ない場合は前記第1実施の形態と同様の2回のキー入力
で、また、類似の例文がある場合は3回のキー入力で例
文選択を行うことができる。したがって、前記第1実施
の形態の不都合を回避でき、類似の例文を識別できると
ともに、例文記憶領域15aのサイズ増大も招かないと
いう特有の効果が得られる。
【0035】なお、上記の各実施の形態の主要な機能
(検出手段、関連付け手段、入力手段及びテーブルな
ど)は、マイクロコンピュータを含むハードウェア資産
と、OSや各種プログラムなどのソフトウェア資産との
有機的結合によって機能的に実現されるものであるが、
ハードウェア資産は汎用のものを利用できるから、本発
明にとって欠くことのできない必須の事項は、実質的
に、OSや各種プログラムに集約されているということ
がいえる。したがって、本発明は、OS及び各種プログ
ラムのすべて又はその要部を格納した、フロッピーディ
スク、MO、CD、ハードディスク、半導体メモリなど
の記録媒体(それ自体が流通経路に乗るものはもちろ
ん、ネットワーク上にあって記録内容だけを提供するも
のも含む)を包含するものである。また、上記した各実
施の形態では携帯電話機の適用例を示したが、例文を簡
易に入力する必要のある各種電子機器、例えば電子手
帳、小型情報端末機、パーソナルコンピュータ、ワープ
ロなどに本発明を適用可能であることは言うまでもな
い。
【0036】
【発明の効果】各請求項記載の発明によれば、キーボタ
ンの何れかが操作されると、その操作キーに関連付けさ
れたインデックス情報を有するレコードに登録された例
文が入力文字列として確定される。したがって、操作キ
ーとインデックス情報との関連付けを工夫することによ
り、あらかじめ登録された多数の例文の一つを少ないキ
ー操作で選択的に入力することができ、必要な例文を速
やかに見つけ出すことができるとともに、対応表も不要
にできるという効果が得られる。請求項1又は請求項3
記載の発明によれば、テーブルに登録された例文の先頭
から少なくとも2音の各先頭文字に対応するキーボタン
をその例文のインデックス情報に関連付けたので、少な
くとも二つのキーボタンを操作するだけで必要な例文を
入力することができ、操作性の大幅な改善を図ることが
できるという効果が得られる。請求項2又は請求項4記
載の発明によれば、テーブルに登録された例文は、語尾
の活用が変化する類似の例文を含み、且つ、語尾の活用
を表す音の先頭文字に対応するキーボタンを該類似の例
文のインデックス情報に付加するので、少なくとも三つ
のキーボタンを操作するだけで、類似の例文を選択的に
入力することができ、操作の煩雑化や記憶容量の増大を
招くことなく、例文の種類を増やすことができるという
効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態の外観図である。
【図2】実施の形態のブロック図である。
【図3】第1の実施の形態のテーブル概念図である。
【図4】例文とキーボタンの関連付けを示す図である。
【図5】第1の実施の形態のフローチャートである。
【図6】第2の実施の形態のテーブル概念図である。
【図7】第2の実施の形態のフローチャートである。
【符号の説明】
10 制御部(検出手段、関連付け手段、入力手段) 15a 例文記憶領域(テーブル)

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 各レコードに例文を登録するとともに各
    レコードにユニークなインデックス情報を付与したテー
    ブルと、 複数のキーボタンの何れが操作されたかを検出する検出
    手段と、 前記検出手段の出力と前記テーブルのインデックス情報
    とを関連付ける関連付け手段と、 前記キーボタンの何れかが操作されたとき前記検出手段
    の出力に基づいて前記テーブルを検索し該出力に関連付
    けされたインデックス情報を有するレコードに登録され
    た例文を入力文字列とする入力手段と、を備え、 前記関連付け手段は、前記テーブルに登録された例文の
    先頭から少なくとも2音の各先頭文字に対応するキーボ
    タンをその例文のインデックス情報に関連付ける、 ことを特徴とする文字列入力装置。
  2. 【請求項2】 各レコードに例文を登録するとともに各
    レコードにユニークなインデックス情報を付与したテー
    ブルと、 複数のキーボタンの何れが操作されたかを検出する検出
    手段と、 前記検出手段の出力と前記テーブルのインデックス情報
    とを関連付ける関連付け手段と、 前記キーボタンの何れかが操作されたとき前記検出手段
    の出力に基づいて前記テーブルを検索し該出力に関連付
    けされたインデックス情報を有するレコードに登録され
    た例文を入力文字列とする入力手段と、を備え、 前記テーブルに登録された例文は、語尾の活用が変化す
    る類似の例文を含み、前記関連付け手段は、語尾の活用
    を表す音の先頭文字に対応するキーボタンを該類似の例
    文のインデックス情報に付加する、 ことを特徴とする文字列入力装置。
  3. 【請求項3】 各レコードに例文を登録するとともに各
    レコードにユニークなインデックス情報を付与したテー
    ブルを生成する第1ステップと、 複数のキーボタンの何れが操作されたかを検出する第2
    ステップと、 前記第2ステップの出力と前記テーブルのインデックス
    情報とを関連付ける第3ステップと、 前記キーボタンの何れかが操作されたとき前記第2ステ
    ップの出力に基づいて前記テーブルを検索し該出力に関
    連付けされたインデックス情報を有するレコードに登録
    された例文を入力文字列とする第4ステップと、を含
    み、 前記第3ステップは、前記テーブルに登録された例文の
    先頭から少なくとも2音の各先頭文字に対応するキーボ
    タンをその例文のインデックス情報に関連付ける、 ことを特徴とする文字列入力方法。
  4. 【請求項4】 各レコードに例文を登録するとともに各
    レコードにユニークなインデックス情報を付与したテー
    ブルを生成する第1ステップと、 複数のキーボタンの何れが操作されたかを検出する第2
    ステップと、 前記第2ステップの出力と前記テーブルのインデックス
    情報とを関連付ける第3ステップと、 前記キーボタンの何れかが操作されたとき前記第2ステ
    ップの出力に基づいて前記テーブルを検索し該出力に関
    連付けされたインデックス情報を有するレコードに登録
    された例文を入力文字列とする第4ステップと、を含
    み、 前記テーブルに登録された例文は、語尾の活用が変化す
    る類似の例文を含み、前記第3ステップは、語尾の活用
    を表す音の先頭文字に対応するキーボタンを該類似の例
    文のインデックス情報に付加する、 ことを特徴とする文字列入力方法。
  5. 【請求項5】 請求項1又は請求項2記載のテーブル、
    検出手段、関連付け手段及び入力手段手段を実現するた
    めのプログラムを格納したことを特徴とする記録媒体。
JP10285980A 1998-09-22 1998-09-22 文字列入力装置及びその方法 Pending JP2000099244A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002352085A (ja) * 2001-05-24 2002-12-06 Oki Electric Ind Co Ltd 自動取引システムおよび自動取引装置およびそれに使用する振込カード

Cited By (1)

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