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JP2000098920A - フラットパネルディスプレイの製造ライン - Google Patents

フラットパネルディスプレイの製造ライン

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Publication number
JP2000098920A
JP2000098920A JP27376098A JP27376098A JP2000098920A JP 2000098920 A JP2000098920 A JP 2000098920A JP 27376098 A JP27376098 A JP 27376098A JP 27376098 A JP27376098 A JP 27376098A JP 2000098920 A JP2000098920 A JP 2000098920A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
stage
transfer
substrate
flow shop
developing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP27376098A
Other languages
English (en)
Inventor
Katsushi Oyama
勝志 大山
Susumu Hashimoto
進 橋本
Takeshi Aiba
武 相場
Masahiro Koyama
雅弘 小山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Industries Corp
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Toyoda Automatic Loom Works Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp, Toyoda Automatic Loom Works Ltd filed Critical Sony Corp
Priority to JP27376098A priority Critical patent/JP2000098920A/ja
Publication of JP2000098920A publication Critical patent/JP2000098920A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 1枚の駆動回路が完成するまでの時間を短縮
して、在庫を少なくすることができるフラットパネルデ
ィスプレイの製造ラインを提供する。 【解決手段】 製造ライン1を構成する複数のパターン
形成工程は、洗浄工程2、薄膜形成工程3、レジスト塗
布工程4、露光工程5、現像工程6、エッチング工程7
及びレジスト剥離工程8を備えている。レジスト塗布工
程4、露光工程5及び現像工程6を除く各工程2,3,
7,8はパターン形成工程毎にフローショップ方式で配
置されている。フローショップ方式の各工程は、自走型
搬送車10のループ状の走行路11の外側に該走行路11に沿
って配置され、レジスト塗布工程4、露光工程5及び現
像工程6は走行路11の内側に配置されている。フローシ
ョップ方式の各工程はガラス基板を1枚ずつ順次受け入
れて枚葉処理を行うように構成され、各工程間は基板を
1枚ずつ順次搬送する搬送装置で連結されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はフラットパネルディ
スプレイの製造ラインに関するものである。
【0002】
【従来の技術】フラットパネルディスプレイの駆動回路
は、図6に示す各工程、即ち洗浄工程61、薄膜形成工
程62、レジスト塗布工程63、露光工程64、現像工
程65、エッチング工程66及びレジスト剥離工程67
から成るパターン形成工程を所定回数繰り返すことによ
り形成される。
【0003】従来、フラットパネルディスプレイ(例え
ば液晶表示装置)の駆動回路の製造ラインは、同種機能
の製造装置群をまとめて配置するジョブショップが主に
なっている。そして、基板は複数枚収容可能なカセット
に収容されて各工程間を搬送される。各工程では処理能
力を高めるため複数枚のガラス基板を同時に処理するバ
ッチ処理が行われるものが多いが、マザー・ガラスの大
型化によってバッチ方式では均一性を確保するのが難し
くなった。そのため、エッチング、レジスト剥離工程等
がガラス基板を1枚単位で処理する枚葉処理に変わり、
露光工程では枚葉式が主流になっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来装置で
は枚葉処理を行う工程でも、ガラス基板は複数枚(例え
ば20枚)のガラス基板を収容するカセットに収容され
た状態で当該工程に搬入される。そして、カセットに収
容されたガラス基板が1枚ずつ処理され、当該工程の処
理が完了したものが順次カセットに収容され、1カセッ
ト分のガラス基板の処理が終了した後、次工程あるいは
ストッカーへ搬送される。従って、従来装置では枚葉処
理が行われる場合でも、各工程の処理単位はカセットに
収容されるガラス基板の枚数になる。その結果、1枚当
たりの処理時間が同じでもパターン形成工程にガラス基
板が受け入れられた後、製品として出てくるまでの時間
が長くなり、少量の製品を短期で納入するためには、工
程内在庫を確保しておく必要があるという問題がある。
また、各工程で製品検査を行う場合1カセット分の処理
が終了した後に搬送されるため、工程の故障で不良品が
発生した時に1カセット分が不良品となって製品の歩留
まりが低下するという問題もある。
【0005】本発明は前記の問題点に鑑みてなされたも
のであって、その目的は1枚の駆動回路が完成するまで
の時間を短縮して、在庫を少なくすることができるフラ
ットパネルディスプレイの製造ラインを提供することに
ある。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
め、請求項1に記載の発明では、駆動回路の製造工程を
構成する、洗浄工程、薄膜形成工程、レジスト塗布工
程、露光工程、現像工程、エッチング工程及びレジスト
剥離工程のうち、レジスト塗布工程、露光工程及び現像
工程を除く各工程を、パターン形成工程毎にフローショ
ップ方式とし、レジスト塗布工程、露光工程及び現像工
程に使用する処理装置は複数のパターン形成工程で共用
し、かつ前記フローショップ方式の各工程で基板を1枚
ずつ順次受け入れて枚葉処理を行う。
【0007】請求項2に記載の発明では、請求項1に記
載の発明において、前記フローショップ方式の各工程は
第1のゾーンとして配置され、前記レジスト塗布工程、
露光工程及び現像工程は第2のゾーンとして配置され、
第1のゾーンと第2のゾーンとの間の基板の搬送は自走
型搬送車を介して行われる。
【0008】請求項3に記載の発明では、請求項2に記
載の発明において、前記第2のゾーンには基板を一時保
管するストッカーが設けられている。請求項4に記載の
発明では、請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載の
発明において、前記フローショップ方式の各工程は各処
理装置がほぼ一列に配置され、各工程間は基板を搬送す
る搬送装置で連結されている。
【0009】請求項5に記載の発明では、請求項4に記
載の発明において、前記フローショップ方式の各工程で
の基板の搬送は、各工程の任意の二つの工程間で基板を
搬送可能とするため、各工程を連絡する共通の経路に沿
って基板を往復搬送可能な搬送装置を備えたシャトル方
式で行われる。
【0010】従って、請求項1に記載の発明では、駆動
回路のパターン形成工程において、高価な装置あるいは
広い設置スペースが必要なレジスト塗布工程、露光工程
及び現像工程を除く、洗浄工程、薄膜形成工程、エッチ
ング工程及びレジスト剥離工程に、基板が1枚ずつ順次
受け入れられる。そして、各工程で枚葉処理が行われ
る。レジスト塗布工程、露光工程及び現像工程は複数の
パターン形成工程で共用されるため、薄膜形成工程が終
了した基板は、レジスト塗布工程に搬送され、現像工程
を経てエッチング工程に受け入れられる。パターン形成
工程毎に設けられた洗浄工程、薄膜形成工程、エッチン
グ工程及びレジスト剥離工程はフローショップ方式のた
め、基板の搬送経路がジョブショップ方式に比較して単
純になる。
【0011】請求項2に記載の発明では、請求項1に記
載の発明において、第1のゾーンに配置された各パター
ン形成工程間及びパターン形成工程内のフローショップ
方式の各工程間の基板の搬送はそれぞれ個別の搬送装置
を介して行われる。第1のゾーンと第2のゾーンとの間
の基板の搬送は自走型搬送車を介して行われる。即ち、
薄膜形成工程で処理が完了した基板は、自走型搬送車を
介してレジスト塗布工程に搬送される。また、現像処理
が完了した基板は、自走型搬送車を介してエッチング工
程に搬送される。従って、複数のパターン形成工程でレ
ジスト塗布工程、露光工程及び現像工程を共用しても基
板の搬送が円滑に行われる。
【0012】請求項3に記載の発明では、請求項2に記
載の発明において、基板がストッカーに一時保管され、
ストッカーがバッファの役割を果たす。請求項4に記載
の発明では、請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載
の発明において、前記フローショップ方式の各工程は各
処理装置がほぼ一列に配置されているため、各工程間を
連絡する搬送装置の配置が簡単になる。
【0013】請求項5に記載の発明では、請求項4に記
載の発明において、前記フローショップ方式の各工程で
の基板の搬送は、各工程を連絡する共通の経路に沿って
基板を往復搬送可能な搬送装置によって行われる。例え
ば、検査工程を各工程共通とすると、基板は検査工程と
他の工程との間を繰り返し搬送される。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明をフラットパネルデ
ィスプレイとしての液晶表示装置の駆動回路の製造ライ
ンに具体化した一実施の形態を図1〜図3に従って説明
する。
【0015】図1に示すように、駆動回路としてのTF
T(薄膜トランジスタ)の製造ライン1を構成する複数
のパターン形成工程は、洗浄工程2、薄膜形成工程3、
レジスト塗布工程4、露光工程5、現像工程6、エッチ
ング工程7及びレジスト剥離工程8を備えている。フォ
トリソグラフ工程を構成するレジスト塗布工程4、露光
工程5及び現像工程6を除く各工程2,3,7,8はT
FTの各層のパターン形成工程毎にフローショップ方式
で配置されている。レジスト塗布工程4、露光工程5及
び現像工程6は複数のパターン形成工程で共用するた
め、各パターン形成工程の配置とは関係なく配置されて
いる。この実施の形態ではパターン形成工程の数が7に
対して、レジスト塗布工程4、露光工程5及び現像工程
6は2組設けられている。現像工程6の近傍にはストッ
カー9がそれぞれ設けられている。
【0016】フローショップ方式の各工程は第1のゾー
ンとして配置され、レジスト塗布工程4、露光工程5及
び現像工程6は第2のゾーンとして配置されている。こ
の実施の形態ではフローショップ方式の各工程は、自走
型搬送車10のループ状の走行路11の外側に該走行路
11に沿って配置されている。レジスト塗布工程4、露
光工程5及び現像工程6は走行路11の内側に配置され
ている。従って、ループ状の走行路11の外側が第1の
ゾーンとなり、走行路11の内側が第2のゾーンとな
る。第1のゾーン及び第2のゾーンとの間の基板として
のガラス基板12(図3に図示)の搬送は自走型搬送車
10を介して行われる。
【0017】フローショップ方式の各工程はガラス基板
12を1枚ずつ順次受け入れて枚葉処理を行うように構
成され、各工程間はガラス基板12を1枚ずつ順次搬送
する搬送装置13(図2及び図3に図示)で連結されて
いる。各工程間のガラス基板12の搬送はカセット等を
使用せずに、ガラス基板12を搬送装置13の支持部が
直接支持した状態で行われるようになっている。各工程
は各工程の処理装置がほぼ一列に配置されている。
【0018】各パターン形成工程の洗浄工程2及び薄膜
形成工程3はそれぞれ隣接して配置され、エッチング工
程7及びレジスト剥離工程8はそれぞれ隣接して配置さ
れている。プロセスフローに従って配設された装置間の
必要箇所に移載ステーション14が配設されている。こ
の実施の形態では、移載ステーション14は薄膜形成工
程3とエッチング工程7との間に配設されている。移載
ステーション14は薄膜形成処理が完了したガラス基板
12を自走型搬送車10に載置された収納ステージ(図
示せず)に移載する作業と、現像処理工程6で現像処理
が完了したガラス基板12を自走型搬送車10の収納ス
テージから1枚ずつ搬送装置13上に移載する作業とを
行う。図2に示すように、ループ状の走行路11には各
移載ステーション14と対応する箇所に迂回路としての
待避通路11aが設けられている。
【0019】図3に示すように、各工程間あるいは工程
と移載ステーション14間を連結する搬送装置13は、
ガラス基板12の下面を支持する受け台15を備えた移
動体16がレール17に沿って往復移動する構成となっ
ている。移動体16は例えば駆動源としてリニアモータ
を使用している。受け台15は図3に鎖線で示す上昇位
置と、実線で示す待機位置とに配置可能となっている。
搬送装置13はレール17及び移動体16の部分がカバ
ー13aで覆われ、受け台15がカバー13aの外に出
た状態で移動するようになっている。各搬送装置13は
同一パターン形成工程内では一直線上に配置され、各搬
送装置13の端部には搬送装置13と各工程の処理装置
との間でガラス基板12の受渡を行うロボット(ハンド
ラー)18,19が配設されている。
【0020】薄膜形成工程3に配置されたCVD(Chem
ical Vapor Deposition)装置20と対応する位置には、
搬送装置13の受け台15上とCVD装置20のロード
ロック室21との間でガラス基板12の向きを180度
変更して受け渡すロボット18が配設されている。その
他の各工程及び移載ステーション14と対応する位置に
は、ガラス基板12の向きを90度変更して受渡を行う
ロボット19が配設されている。
【0021】レジスト塗布工程4と対応する位置には自
走型搬送車10に載置された収納ステージからガラス基
板12を1枚ずつレジスト塗布工程4の搬送装置13に
受け渡すロボット(図示せず)が配設されている。現像
工程6と対応する位置には、現像工程6の搬送装置13
上のガラス基板12を自走型搬送車10に載置された収
納ステージに収容するように受け渡すロボット(図示せ
ず)が配設されている。走行路11にはレジスト塗布工
程4及び現像工程6の前記ロボットと対応する箇所に待
避通路11aが設けられている。
【0022】CVD装置20はロードロック室21と、
ロボット(図示せず)が内蔵されたトランスファ室22
と、プロセス室23とが直線状に配列された構成となっ
ている。通常CVD装置20は薄膜形成工程3に1台で
あるが、絶縁膜のパターン形成工程では2台平行に配置
されている。
【0023】次に前記のように構成された製造ライン1
の作用を説明する。図示しない搬送装置により製造ライ
ン1に1枚ずつガラス基板12が搬入され、複数のパタ
ーン形成工程を経てTFTアレイ基板が完成する。完成
したTFTアレイ基板はカラーフィルタ形成工程に搬出
される。即ち、ガラス基板12は基本的に1枚ずつ図1
に矢印で示すように各パターン形成工程を順次フローシ
ョップ的な流れで移動する。
【0024】各パターン形成工程では、ガラス基板12
は洗浄工程2、薄膜形成工程3、レジスト塗布工程4、
露光工程5、現像工程6、エッチング工程7及びレジス
ト剥離工程8の順に1枚ずつ処理を受ける。ガラス基板
12は洗浄工程2と薄膜形成工程3、薄膜形成工程3と
移載ステーション14、移載ステーション14とエッチ
ング工程7、エッチング工程7とレジスト剥離工程8と
の間はそれぞれ搬送装置13を介して搬送される。ガラ
ス基板12は移載ステーション14とレジスト塗布工程
4、現像工程6と移載ステーション14との間は自走型
搬送車10を介して搬送される。
【0025】前工程から搬送装置13を介して搬送され
てきたガラス基板12は、当該工程の処理装置と対応す
る位置で停止し、ロボット18又はロボット19により
当該工程の処理装置に受け渡される。当該工程の処理が
完了したガラス基板12はロボット18又はロボット1
9により搬送装置13の移動体16に受け渡される。移
載ステーション14と対応する位置に搬送されたガラス
基板12はロボット18により、移動体16と自走型搬
送車10との間で受渡が行われる。移載ステーション1
4でのガラス基板12の受渡は、自走型搬送車10が移
載ステーション14と対応する待避通路11aに停止し
た状態で行われる。
【0026】薄膜形成工程3と移載ステーション14と
を連結する搬送装置13の移動体16に支持されたガラ
ス基板12は、ロボット18により自走型搬送車10の
収納ステージに搬入される。収納ステージに所定枚数収
容されると、自走型搬送車10によりガラス基板12が
第2のゾーンのレジスト塗布工程4へ搬送される。収納
ステージに収容されて第2のゾーンの現像工程6から自
走型搬送車10により移載ステーション14まで搬送さ
れたガラス基板12は、ロボット18により収納ステー
ジから1枚ずつ取り出されて移載ステーション14とエ
ッチング工程7とを連結する搬送装置13の移動体16
上に受け渡される。
【0027】レジスト塗布工程4、露光工程5及び現像
工程6の処理能力は大きいため、現像処理が完了したガ
ラス基板12は一旦ストッカー9に収容される。その
後、自走型搬送車10の収納ステージに所定枚数収容さ
れた状態で移載ステーション14へ搬送される。
【0028】この実施の形態では以下の効果を有する。 (1) TFTの各層のパターン形成工程毎に基本的に
フローショップ方式で各工程が配置され、フローショッ
プ方式の各工程でガラス基板を1枚ずつ受け入れて枚葉
処理が行われる。従って、1枚のTFTが完成するまで
の時間が短縮され、在庫を少なくできる。また、仕掛品
の検査は1枚の処理が完了した段階でできるため、複数
枚の処理が完了した段階で検査が行われる場合に比較し
て、工程に故障が発生した際の歩留まりが向上する。
【0029】(2) 第1のゾーンと第2のゾーンとの
間のガラス基板12の搬送が、両ゾーン間に配置された
自走型搬送車10を介して行われる。従って、複数のパ
ターン形成工程でレジスト塗布工程4、露光工程5及び
現像工程6を共用しても、ガラス基板12の搬送が円滑
に行われる。
【0030】(3) フローショップ方式の各工程は各
処理装置がほぼ一列に配置されているため、各工程間で
ガラス基板12を搬送する搬送装置13の配置が簡単に
なるとともに、メンテナンス作業がやり易くなる。
【0031】(4) 各工程間のガラス基板12の搬送
がカセット(トレイ)を使用せずに行われるため、処理
装置と搬送装置13との間の移載時にガラス基板12と
カセットとの衝突でガラス基板12が破損する虞がな
い。
【0032】(5) 自走型搬送車10の走行路11が
単純なループ状に形成され、走行路11の外側にフロー
ショップ方式の各工程が配置され、走行路11の内側に
レジスト塗布工程4、露光工程5及び現像工程6が配置
されている。従って、走行路11の配置が簡単になる。
【0033】(6) 複数のパターン形成工程で共用す
る処理装置を備えた第2のゾーン、この実施の形態では
現像工程にストッカー9が設けられている。従って、レ
ジスト塗布工程4、露光工程5及び現像工程6の処理時
間と、エッチング工程での処理時間とのバランスが崩れ
ても、ガラス基板12をストッカー9に一時保管するこ
とにより、ストッカー9がバッファの役割を果たし、各
工程間の流れが円滑になる。
【0034】(7) 走行路11の各移載ステーション
14と対応する位置に待避通路11aが設けられている
ため、1台の自走型搬送車10が移載ステーション14
と対応する位置で停止して移載作業中の状態でも、後続
の自走型搬送車10は支障無く当該移載ステーション1
4を通過できる。
【0035】(8) CVD装置20はプロセス室23
が1個で枚葉処理を行う構成のため、ロードロック室2
1、トランスファ室22及びプロセス室23の容積が小
さくなり、装置の小型化が容易になる。また、ロードロ
ック室21、トランスファ室22及びプロセス室23を
所定圧力まで減圧するため、及び所定の圧力まで昇圧す
るための時間を短縮でき、1枚当たりの処理時間を短縮
できる。また、他の真空プロセス装置も同様な効果を有
する。
【0036】なお、実施の形態は前記に限定されるもの
ではなく、例えば、次のように具体化してもよい。 ○ 図5に示すように、フローショップ方式の各工程間
を共通の搬送装置13で連結する構成としてもよい。洗
浄工程2、薄膜形成工程3、エッチング工程7及びレジ
スト剥離工程8の各工程を1台の搬送装置13に沿って
配置し、搬送装置13の端部に移載ステーション14を
配置する。そして、各工程2,3,7,8に共通の検査
工程24を搬送装置13に沿って配置する。各工程の搬
送装置13と対応する位置にはロボット18が配置され
ている。
【0037】この実施の形態では各工程から所望の別の
工程へのガラス基板12の搬送が共通の搬送装置13の
移動体16を介して行われる。各工程の処理が完了した
ガラス基板12は共通の検査工程24で検査が行われた
後、次の工程に送られる。また、洗浄工程2は処理能力
が大きいので、他の工程で洗浄が必要な場合に当該工程
に洗浄装置を配置せずに、洗浄工程2の洗浄装置を共用
するようにしている。従って、ガラス基板12は大きく
見れば工程順にフローショップ的な流れで移動するが、
洗浄工程2及び検査工程24との間は複数回往復移動す
る。その結果、移動体16はレール17上を頻繁に往復
移動する。即ち、移動体16はシャトルのようにガラス
基板12を往復搬送する。この実施の形態の場合は、検
査工程を各工程毎に設ける必要がなく、洗浄装置も洗浄
工程2のものを共用するので、その分、設備費を低減で
きるとともに設置スペースが小さくなる。なお、各工程
共通の搬送装置13の他に、隣接する工程間を連結する
搬送装置13を設けてもよい。
【0038】○ 図4に示すように、ループ状の走行路
11の内側に、各パターン形成工程のフローショップ方
式の各工程を平行に配置し、レジスト塗布工程4、露光
工程5及び現像工程6からなるリソグラフ工程をフロー
ショップ方式の各工程と平行に配置する。そして、各パ
ターン形成工程毎にフローショップ方式の各工程間を共
通の搬送装置13で連結する。各搬送装置13の両端に
は移載ステーション14が配設されている。レジスト塗
布工程4及びストッカー9と対応する位置には自走型搬
送車10の収納ステージとの間でガラス基板12の受渡
しを行うロボットが配設されている。この実施の形態で
も検査工程24や洗浄装置が同一パターン形成工程毎に
共用される。そして、各工程間のガラス基板12の搬送
は搬送装置13によって行われ、パターン形成工程間及
びリソグラフ工程との間の搬送は自走型搬送車10によ
って行われる。
【0039】○ ループ状の走行路11の内側に、完成
したTFTアレイ基板と組み合わせて液晶パネルを構成
するカラーフィルタ製造工程を配置してもよい。フロー
ショップ方式の各工程をループ状の走行路11の外側に
配置した場合、走行路の内側に2組のレジスト塗布工程
4、露光工程5及び現像工程6を配置した残りのスペー
スにカラーフィルタ製造工程を配置できる。従って、工
場のスペースを効率良く利用できる。
【0040】○ フローショップ方式の各工程をループ
状の走行路11の内側に、走行路11に沿って配置し、
レジスト塗布工程4、露光工程5及び現像工程6を走行
路11の外側に配置してもよい。
【0041】○ フローショップ方式の各工程に沿って
配置される走行路11を単純なループ状(環状)ではな
く、蛇行部分と直線部分とが組み合わされた無端状とし
てもよい。
【0042】○ フローショップ方式の各工程の内側に
配置されたループ状の走行路11に沿って走行する自走
型搬送車は、天井に設置された軌道に沿って走行するタ
イプの搬送車であってもよい。
【0043】○ 複数のパターン形成工程で共用するレ
ジスト塗布工程4、露光工程5及び現像工程6と、その
前後の工程との間でガラス基板12を搬送する自走型搬
送車10の走行路11は無端状に限らず、他の形状でも
よい。
【0044】○ 真空プロセス装置はロードロック室、
トランスファ室及びプロセス室を各1個ずつ備えた構成
に限らず、ロードロック室を搬入用と搬出用に1個ずつ
設けたり、プロセス室を複数(例えば2個)設けてもよ
い。また、ロードロック室、トランスファ室及びプロセ
ス室を各1個ずつ備えた構成において、各室を一直線上
に配置せずに、トランスファ室内のロボットが例えば9
0°回動することでロードロック室とプロセス室との間
でガラス基板12の受渡が可能な構成としてもよい。
【0045】○ 第1のゾーンと第2のゾーンとの間の
ガラス基板12の搬送を、ガラス基板12を収納ステー
ジに複数枚収容した状態ではなく、1枚ずつ搬送しても
よい。現像工程6での処理能力がエッチング工程7の処
理能力より高いため、移載ステーション14にはガラス
基板12を一時保管する保管部が設けられる。そして、
ロボット19は現像工程6からガラス基板12を搬送し
てきた自走型搬送車10が待避通路11aで停止する
と、ガラス基板12を自走型搬送車10上から保管部に
受け渡す。そして、移載ステーション14とエッチング
工程7とを連結する搬送装置13の移動体16上へはガ
ラス基板12を保管部から受け渡す。
【0046】○ 各工程間でガラス基板12を搬送する
搬送装置13として、レール17に沿って往復移動する
移動体16を備えた構成に代えて、搬送コンベアを使用
してもよい。
【0047】○ 液晶パネルの駆動回路に限らず、プラ
ズマディスプレイパネル(PDP)やFED(Field Em
ission Display) 等、他のフラットパネルディスプレイ
の駆動回路の製造ラインに適用してもよい。
【0048】前記実施の形態から把握できる請求項記載
以外の発明(技術思想)について、以下にその効果とと
もに記載する。 (1) 請求項2に記載の発明において、前記自走型搬
送車はループ状に形成された走行路に沿って走行し、前
記フローショップ方式の各パターン形成工程は前記走行
路の外側に該走行路に沿って配置され、レジスト塗布工
程、露光工程及び現像工程は前記走行路の内側に配置さ
れている。この場合、走行路の配置が簡単になる。
【0049】(2) (1)に記載の発明において、前
記フローショップ方式に配置された各パターン形成工程
の薄膜形成工程とエッチング工程との間には移載ステー
ションが配置され、前記ループ状の走行路には前記各移
載ステーションと対応する箇所に迂回路が設けられてい
る。この場合、1台の自走型搬送車が移載ステーション
と対応する位置で停止して移載作業中の状態でも、後続
の自走型搬送車は支障無く当該移載ステーションを通過
できる。
【0050】
【発明の効果】以上詳述したように、請求項1〜請求項
5に記載の発明によれば、1枚の駆動回路が完成するま
での時間を短縮して、在庫を少なくすることができる。
【0051】請求項2に記載の発明によれば、複数のパ
ターン形成工程でレジスト塗布工程、露光工程及び現像
工程を共用しても、ガラス基板の搬送を自走型搬送車に
より円滑に行うことができる。
【0052】請求項3に記載の発明によれば、レジスト
塗布工程、露光工程及び現像工程の処理時間とエッチン
グ工程の処理時間とのバランスが崩れても、ガラス基板
をストッカーに一時保管することにより、各工程間の流
れが円滑になる。
【0053】請求項4に記載の発明によれば、フローシ
ョップ方式の各工程間を連絡する搬送装置の配置が簡単
になるとともに、メンテナンス作業がやり易くなる。請
求項5に記載の発明によれば、製造ラインを短く形成で
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 一実施の形態の概略構成図。
【図2】 部分概略平面図。
【図3】 搬送装置の概略側面図。
【図4】 別の実施の形態の概略構成図。
【図5】 別の実施の形態の概略構成図。
【図6】 駆動回路のパターン形成工程のフローチャー
ト。
【符号の説明】
1…製造ライン、2…洗浄工程、3…薄膜形成工程、4
…レジスト塗布工程、5…露光工程、6…現像工程、7
…エッチング工程、8…レジスト剥離工程、9…ストッ
カー、10…自走型搬送車、11…走行路、12…ガラ
ス基板、20…処理装置としてのCVD装置。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 橋本 進 愛知県刈谷市豊田町2丁目1番地 株式会 社豊田自動織機製作所内 (72)発明者 相場 武 東京都品川区北品川6丁目7番地35号 ソ ニー 株式会社内 (72)発明者 小山 雅弘 東京都品川区北品川6丁目7番地35号 ソ ニー 株式会社内 Fターム(参考) 2H088 FA17 FA18 FA21 FA25 FA30 HA08 MA20 5G435 BB12 EE33 KK05

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 駆動回路の製造工程を構成する、洗浄工
    程、薄膜形成工程、レジスト塗布工程、露光工程、現像
    工程、エッチング工程及びレジスト剥離工程のうち、レ
    ジスト塗布工程、露光工程及び現像工程を除く各工程
    を、パターン形成工程毎にフローショップ方式とし、レ
    ジスト塗布工程、露光工程及び現像工程に使用する処理
    装置は複数のパターン形成工程で共用し、かつ前記フロ
    ーショップ方式の各工程で基板を1枚ずつ順次受け入れ
    て枚葉処理を行うフラットパネルディスプレイの製造ラ
    イン。
  2. 【請求項2】 前記フローショップ方式の各工程は第1
    のゾーンとして配置され、前記レジスト塗布工程、露光
    工程及び現像工程は第2のゾーンとして配置され、第1
    のゾーンと第2のゾーンとの間の基板の搬送は自走型搬
    送車を介して行われる請求項1に記載のフラットパネル
    ディスプレイの製造ライン。
  3. 【請求項3】 前記第2のゾーンには基板を一時保管す
    るストッカーが設けられている請求項2に記載のフラッ
    トパネルディスプレイの製造ライン。
  4. 【請求項4】 前記フローショップ方式の各工程は各処
    理装置がほぼ一列に配置され、各工程間は基板を搬送す
    る搬送装置で連結されている請求項1〜請求項3のいず
    れか一項に記載のフラットパネルディスプレイの製造ラ
    イン。
  5. 【請求項5】 前記フローショップ方式の各工程での基
    板の搬送は、各工程の任意の二つの工程間で基板を搬送
    可能とするため、各工程を連絡する共通の経路に沿って
    基板を往復搬送可能な搬送装置を備えたシャトル方式で
    行われる請求項4に記載のフラットパネルディスプレイ
    の製造ライン。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110429047A (zh) * 2019-06-28 2019-11-08 福建省福联集成电路有限公司 一种砷化镓集成电路制造黄光区自动化系统和装置

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