JP2000098804A - 電子写真感光体ドラム - Google Patents
電子写真感光体ドラムInfo
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- JP2000098804A JP2000098804A JP26650398A JP26650398A JP2000098804A JP 2000098804 A JP2000098804 A JP 2000098804A JP 26650398 A JP26650398 A JP 26650398A JP 26650398 A JP26650398 A JP 26650398A JP 2000098804 A JP2000098804 A JP 2000098804A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- adhesive
- filler
- resin filler
- photosensitive drum
- resin
- Prior art date
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- Pending
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- Discharging, Photosensitive Material Shape In Electrophotography (AREA)
- Photoreceptors In Electrophotography (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 接触帯電方式での使用に適した電子写真感光
体ドラムを提供する。 【解決手段】 感光体支持体内部に挿入した充填物を、
接着剤で支持体内壁と固定するに際して、接着剤として
樹脂フィラーを混入した接着剤を使用する。
体ドラムを提供する。 【解決手段】 感光体支持体内部に挿入した充填物を、
接着剤で支持体内壁と固定するに際して、接着剤として
樹脂フィラーを混入した接着剤を使用する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真感光体ド
ラム内部に挿入する詰め物を固定する接着剤、及びそれ
を用いた電子写真感光体ドラムに関する。
ラム内部に挿入する詰め物を固定する接着剤、及びそれ
を用いた電子写真感光体ドラムに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、電子写真装置の小型化、軽量化に
伴ない、感光体ドラムもそうした小型化、軽量化が求め
られ、これに付随して感光体ドラムの支持体には小径の
もの、薄肉のものが用いられるようになっている。さら
に、電子写真プロセスの帯電方式としてコロナ放電に変
わり、電圧を印加したローラーやブラシ、ブレード等の
導電部材(帯電部材)を感光体ドラム表面に接触させる
接触帯電方式の採用が増加している。
伴ない、感光体ドラムもそうした小型化、軽量化が求め
られ、これに付随して感光体ドラムの支持体には小径の
もの、薄肉のものが用いられるようになっている。さら
に、電子写真プロセスの帯電方式としてコロナ放電に変
わり、電圧を印加したローラーやブラシ、ブレード等の
導電部材(帯電部材)を感光体ドラム表面に接触させる
接触帯電方式の採用が増加している。
【0003】この接触帯電方式はオゾン発生の減少や印
加電圧の低電圧化等のメリットがある。しかし、それに
反してクリーニングブレードの摩擦によって共鳴音を発
生したり、あるいは接触帯電器との共振によって異音を
発生するなどの問題が重要視されている。この問題を解
決するための異音低減化手段として、実開昭62−12
7567号公報には感光体ドラム内面に振動を吸収又は
抑制する部材を設けることが記載されており、特開昭6
3−60481号公報には、感光体ドラム内部に緩衝体
を圧挿することが記載されており、特開平3−1053
48号公報には感光体ドラムの内部に粘弾性材料を充填
することが記載されている。また、特開平5−3516
7号公報には感光体ドラム基体(支持体)と充填物の隙間
が100μm以内で接着による固定を行うことで、実用
上問題ない音のレベルに到達することが報告されてい
る。
加電圧の低電圧化等のメリットがある。しかし、それに
反してクリーニングブレードの摩擦によって共鳴音を発
生したり、あるいは接触帯電器との共振によって異音を
発生するなどの問題が重要視されている。この問題を解
決するための異音低減化手段として、実開昭62−12
7567号公報には感光体ドラム内面に振動を吸収又は
抑制する部材を設けることが記載されており、特開昭6
3−60481号公報には、感光体ドラム内部に緩衝体
を圧挿することが記載されており、特開平3−1053
48号公報には感光体ドラムの内部に粘弾性材料を充填
することが記載されている。また、特開平5−3516
7号公報には感光体ドラム基体(支持体)と充填物の隙間
が100μm以内で接着による固定を行うことで、実用
上問題ない音のレベルに到達することが報告されてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このように、接触帯電
方式の振動による電子写真感光体ドラムからの音の発
生、及び感光体ドラムに接触するプロセスユニット(例
えばクリーニングブレード等)の摩擦により発生する音
に対応するため、電子写真感光体ドラム内部に金属や弾
性体等の充填物を入れたり、回転駆動させるため両端に
取り付けるABS樹脂材等のフランジに重量物をつけた
りすることで、全体重量を増やすなどの異音低減化手段
がとられている。また、電子写真感光体ドラム内部に金
属製の振動吸収部材(充填物)を入れる場合、感光体ド
ラムと充填物を固定する必要があり、接着剤で固定する
方法も提案されている。
方式の振動による電子写真感光体ドラムからの音の発
生、及び感光体ドラムに接触するプロセスユニット(例
えばクリーニングブレード等)の摩擦により発生する音
に対応するため、電子写真感光体ドラム内部に金属や弾
性体等の充填物を入れたり、回転駆動させるため両端に
取り付けるABS樹脂材等のフランジに重量物をつけた
りすることで、全体重量を増やすなどの異音低減化手段
がとられている。また、電子写真感光体ドラム内部に金
属製の振動吸収部材(充填物)を入れる場合、感光体ド
ラムと充填物を固定する必要があり、接着剤で固定する
方法も提案されている。
【0005】しかしながら、感光体ドラム基体と金属あ
るいは弾性体の充填物と組み合わせの場合、接着剤はド
ラム基体内壁と充填物の外壁との間に介在させる必要が
あり、接着剤の塗布状態の不均一性と接着剤自身の持つ
収縮率との関係から、充填物を挿入した部分のドラム基
体変形し、帯電装置が、接触帯電方式で複写する装置に
おいては帯電むらを生じさせ、その結果、ハーフトーン
画像に濃度むらのある画像が発生するといった不具合が
あった。
るいは弾性体の充填物と組み合わせの場合、接着剤はド
ラム基体内壁と充填物の外壁との間に介在させる必要が
あり、接着剤の塗布状態の不均一性と接着剤自身の持つ
収縮率との関係から、充填物を挿入した部分のドラム基
体変形し、帯電装置が、接触帯電方式で複写する装置に
おいては帯電むらを生じさせ、その結果、ハーフトーン
画像に濃度むらのある画像が発生するといった不具合が
あった。
【0006】従って、本発明の目的は、接触帯電方式で
の使用に適し、異音の発生が防げられ、帯電むらを生じ
させない電子写真感光体ドラムを提供することである。
の使用に適し、異音の発生が防げられ、帯電むらを生じ
させない電子写真感光体ドラムを提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、第一
に、支持体外周面に光導電層が形成され、帯電部材に接
触して帯電される感光体ドラムであって、支持体内部に
挿入された充填物を樹脂フィラー混入の接着剤で該支持
体内面に固定したことを特徴とする電子写真感光体ドラ
ムが提供される。
に、支持体外周面に光導電層が形成され、帯電部材に接
触して帯電される感光体ドラムであって、支持体内部に
挿入された充填物を樹脂フィラー混入の接着剤で該支持
体内面に固定したことを特徴とする電子写真感光体ドラ
ムが提供される。
【0008】第二に、接着剤が嫌気性接着剤であること
を特徴とする上記第一の電子写真感光体ドラムが提供さ
れる。
を特徴とする上記第一の電子写真感光体ドラムが提供さ
れる。
【0009】第三に、樹脂フィラーがジビニルベンゼン
を主成分とする架橋共重合物であることを特徴とする上
記第一又は第二の電子写真感光体ドラムが提供される。
を主成分とする架橋共重合物であることを特徴とする上
記第一又は第二の電子写真感光体ドラムが提供される。
【0010】第四に、樹脂フィラーの粒径が2〜100
μmであることを特徴とする上記第一、第二又は第三の
電子写真感光体ドラムが提供される。
μmであることを特徴とする上記第一、第二又は第三の
電子写真感光体ドラムが提供される。
【0011】第五に、樹脂フィラーと接着剤と混合割合
が、重量比で7:13〜1:99の範囲であることを特
徴とする上記第一〜四のいずれかに記載の電子写真感光
体ドラムが提供される。
が、重量比で7:13〜1:99の範囲であることを特
徴とする上記第一〜四のいずれかに記載の電子写真感光
体ドラムが提供される。
【0012】
【発明の実施の形態】以下本発明をさらに詳細に説明す
る。図1は感光体ドラムの防振のために用いられる充填
物1の一例で、28.25mmφ×60mmの円柱形で
アルミ製のものである。もっとも、本発明で使用できる
充填物は、円柱形、円筒形を問わない。また、充填物の
材質としては、真鋳、鉄、ステンレス等の金属製ものあ
るいは、金属粉含有のプラスチック成形材及び、セメン
ト等の無機材、ゴム材でもよい。図2は感光体ドラム4
の支持体内部に充填物1が挿入され、この充填物が支持
体内壁2aに樹脂フィラー混入接着剤5で固定される様
子を表わしている。図中、2は支持体、3は光導電層、
6はドラム端面部材である。
る。図1は感光体ドラムの防振のために用いられる充填
物1の一例で、28.25mmφ×60mmの円柱形で
アルミ製のものである。もっとも、本発明で使用できる
充填物は、円柱形、円筒形を問わない。また、充填物の
材質としては、真鋳、鉄、ステンレス等の金属製ものあ
るいは、金属粉含有のプラスチック成形材及び、セメン
ト等の無機材、ゴム材でもよい。図2は感光体ドラム4
の支持体内部に充填物1が挿入され、この充填物が支持
体内壁2aに樹脂フィラー混入接着剤5で固定される様
子を表わしている。図中、2は支持体、3は光導電層、
6はドラム端面部材である。
【0013】本発明で使用できる接着剤は嫌気性接着剤
が好ましく、市販されているものとしてはスリーボンド
社製のスリーボンド1303N(粘度150mPa
s)、スリーボンド1373N(粘度90mPas)、
ロックタイヤ社のLOCTITE601(粘度100m
Pas)などがあげられる。一般に知られているシアノ
アクリレート系接着剤、エポキシ系接着剤は本発明での
使用には不向きである。すなわち、シアノアクリレート
系接着剤は接着剤自身が昇華し、空気中の水分と反応す
ることにより白化する現象がある。また、エポキシ系接
着剤は2液混合型であるため、接着剤のポットライフが
短かく、接着能力の低下および操作性に問題がある。
が好ましく、市販されているものとしてはスリーボンド
社製のスリーボンド1303N(粘度150mPa
s)、スリーボンド1373N(粘度90mPas)、
ロックタイヤ社のLOCTITE601(粘度100m
Pas)などがあげられる。一般に知られているシアノ
アクリレート系接着剤、エポキシ系接着剤は本発明での
使用には不向きである。すなわち、シアノアクリレート
系接着剤は接着剤自身が昇華し、空気中の水分と反応す
ることにより白化する現象がある。また、エポキシ系接
着剤は2液混合型であるため、接着剤のポットライフが
短かく、接着能力の低下および操作性に問題がある。
【0014】また、本発明で使用できる樹脂フィラーは
ジビニルベンゼンを主成分とする架橋共重合物であり、
好ましくはその粒径が2〜100μm好ましくは5〜1
6μmのものである。ここで、樹脂フィラーの粒径はコ
ールターカウンター(ZB−1/C−1000)で測定
された数平均粒子径である。市販されている樹脂フィラ
ーとしては積水ファインケミカル社製の「ミクロパール
SP−241,SP−205,SP−208,SP−2
10」などがあげられる。
ジビニルベンゼンを主成分とする架橋共重合物であり、
好ましくはその粒径が2〜100μm好ましくは5〜1
6μmのものである。ここで、樹脂フィラーの粒径はコ
ールターカウンター(ZB−1/C−1000)で測定
された数平均粒子径である。市販されている樹脂フィラ
ーとしては積水ファインケミカル社製の「ミクロパール
SP−241,SP−205,SP−208,SP−2
10」などがあげられる。
【0015】樹脂フィラー混入の接着剤を調製するに
は、適当な容器に接着剤を入れ、これに樹脂フィラーを
投入し撹拌混合すればよい。これら樹脂フィラーと接着
剤との混合割合は、重量比で7:13〜1:99が適当
であり、好ましくは1:2〜2:1である。この範囲か
ら外れると接着剤の塗布むらが生じたり、良好な接着が
行われなくなったりする。
は、適当な容器に接着剤を入れ、これに樹脂フィラーを
投入し撹拌混合すればよい。これら樹脂フィラーと接着
剤との混合割合は、重量比で7:13〜1:99が適当
であり、好ましくは1:2〜2:1である。この範囲か
ら外れると接着剤の塗布むらが生じたり、良好な接着が
行われなくなったりする。
【0016】接着手段としては、(a)予めドラム基体
(支持体)の内面に樹脂フィラー混入接着剤を塗布して
おいても、(b)充填物の外面に樹脂フィラー混入接着
剤を塗布しておき、これをドラム基体の内部に挿入して
もよいし、(c)ドラム基体の内部に充填物を挿入して
おき、この支持体内壁と充填物との間に樹脂フィラー混
入接着剤を注入してもよい。
(支持体)の内面に樹脂フィラー混入接着剤を塗布して
おいても、(b)充填物の外面に樹脂フィラー混入接着
剤を塗布しておき、これをドラム基体の内部に挿入して
もよいし、(c)ドラム基体の内部に充填物を挿入して
おき、この支持体内壁と充填物との間に樹脂フィラー混
入接着剤を注入してもよい。
【0017】
【実施例】(感光体ドラムの作成)アルキッド樹脂ベッ
コゾール1307−60EL(固形分60wt%)(大
日本インキ化学(株)製)15重量部、メラミン樹脂ス
ーパーベッカミンG821−60(固形分60%)(大
日本インキ化学(株)製)10重量部をメチルエチルケ
トン50重量部に溶解し、これに酸化チタン粉末タイペ
ークCR−EL(石原産業(株)製)90重量部を加
え、ボールミルで12時間分散し、中間層塗布液を作成
した。これを外径φ30mm、長さ340mm、厚さ
0.75mmのアルミ製の中空円筒状支持体上に塗布
し、130℃30分間乾燥し、厚さ2μmの中間層を形
成した。
コゾール1307−60EL(固形分60wt%)(大
日本インキ化学(株)製)15重量部、メラミン樹脂ス
ーパーベッカミンG821−60(固形分60%)(大
日本インキ化学(株)製)10重量部をメチルエチルケ
トン50重量部に溶解し、これに酸化チタン粉末タイペ
ークCR−EL(石原産業(株)製)90重量部を加
え、ボールミルで12時間分散し、中間層塗布液を作成
した。これを外径φ30mm、長さ340mm、厚さ
0.75mmのアルミ製の中空円筒状支持体上に塗布
し、130℃30分間乾燥し、厚さ2μmの中間層を形
成した。
【0018】次にブチラール樹脂エスレックBLS(積
水化学(株)製)5重量部をシクロヘキサノン150重
量部に溶解し、式(1)のトリスアゾ顔料10重量部を
加え、ボールミルにて48時間分散した。さらに、シク
ロヘキサノン210重量部を加え3時間分散した。
水化学(株)製)5重量部をシクロヘキサノン150重
量部に溶解し、式(1)のトリスアゾ顔料10重量部を
加え、ボールミルにて48時間分散した。さらに、シク
ロヘキサノン210重量部を加え3時間分散した。
【化1】 このようにして得られた電荷発生層用塗布液を前記中間
層上に浸漬塗布し、125℃で10分間の乾燥を行い、
厚さ0.2μmの電荷発生層を形成した。
層上に浸漬塗布し、125℃で10分間の乾燥を行い、
厚さ0.2μmの電荷発生層を形成した。
【0019】さらに、式(2)の電荷輸送物質8重量
部、ポリカーボネート樹脂パンライトC−1400(帯
人化成(株)製)10重量部、シリコンオイルKF−5
0(信越化学工業(株)製)0.002重量部を塩化メ
チレン90重量部に溶解した。こうして得られた電荷輸
送層用塗布液を前記電荷発生層上に浸漬塗布し、130
℃で20分間乾燥して、厚さ30μmの電荷輸送層を形
成し、電子写真感光体ドラムとした。
部、ポリカーボネート樹脂パンライトC−1400(帯
人化成(株)製)10重量部、シリコンオイルKF−5
0(信越化学工業(株)製)0.002重量部を塩化メ
チレン90重量部に溶解した。こうして得られた電荷輸
送層用塗布液を前記電荷発生層上に浸漬塗布し、130
℃で20分間乾燥して、厚さ30μmの電荷輸送層を形
成し、電子写真感光体ドラムとした。
【化2】
【0020】(充填物の作成)充填物には、φ28.2
5mm×60mmのアルミニウム製円柱物を用意した。
5mm×60mmのアルミニウム製円柱物を用意した。
【0021】実施例1 嫌気性接着剤スリーボンド1303N((株)スリーボ
ンド製、粘度150mPas)20gに樹脂フィラーミ
クロパールSP214(積水ファインケミカル(株)
製、粒径14μm)10gを投入し、あらかじめ、接着
剤と樹脂フィラーを混合した。前記感光体の中空円筒状
に支持体の充填物をいれ、支持体内壁と充填物との間
に、前記の樹脂フィラー混入接着剤液をディスペンサー
にて、回転させながら塗布をおこなった。この際の樹脂
フィラー混入接着剤液の塗布量は、0.4gである。こ
うして得られた感光体を1昼夜放置後、ブレード方式の
クリーニングユニット、接触帯電器と現像器とを備えた
コピー機((株)リコー製、IMAGIOMF−20
0)で、ハーフトーン画像を出力し、画像に濃度むらの
無いことを確認した。
ンド製、粘度150mPas)20gに樹脂フィラーミ
クロパールSP214(積水ファインケミカル(株)
製、粒径14μm)10gを投入し、あらかじめ、接着
剤と樹脂フィラーを混合した。前記感光体の中空円筒状
に支持体の充填物をいれ、支持体内壁と充填物との間
に、前記の樹脂フィラー混入接着剤液をディスペンサー
にて、回転させながら塗布をおこなった。この際の樹脂
フィラー混入接着剤液の塗布量は、0.4gである。こ
うして得られた感光体を1昼夜放置後、ブレード方式の
クリーニングユニット、接触帯電器と現像器とを備えた
コピー機((株)リコー製、IMAGIOMF−20
0)で、ハーフトーン画像を出力し、画像に濃度むらの
無いことを確認した。
【0022】実施例2〜7及び比較例1、2 接着剤および樹脂フィラーの種類、これらの混合割合を
変えた樹脂フィラー混入接着剤液を用いた以外は実施例
1と同様して感光体を作成し、同様の画像出しを行なっ
た。結果を表1に示す。
変えた樹脂フィラー混入接着剤液を用いた以外は実施例
1と同様して感光体を作成し、同様の画像出しを行なっ
た。結果を表1に示す。
【0023】
【表1】
【0024】
【発明の効果】(1)請求項1の発明によれば、感光体
支持体内部に防振のために挿入する充填物を、樹脂フィ
ラーを含んだ接着剤で固定することにより、接着剤の塗
布むらによる支持体の変形を防止し、得られる画像の品
質を向上することができ、かつ、充填物の防振効果によ
り異音の発生を防止することができる。 (2)請求項2の発明によれば、嫌気性接着剤が用いら
れたことにより、支持体内部で接着剤が白化したり、昇
華したりすることがなく、良好な接着能力が維持され
る。 (3)請求項3の発明によれば、樹脂フィラーは無機フ
ィラー材料に比べ粒度分布が均一であることから、均質
の接着層が形成できる。 (4)請求項4の発明によれば、樹脂フィラーの粒径を
2〜100μmとしてあるので樹脂フイラー混入接着剤
液は隙間の隅隅まで入り込み、接着剤の浸透むらを極力
小さくすることができる。 (5)請求項5の発明によれば、粉体である樹脂フィラ
ーと液体である接着剤との混合比が効果を最大限に発揮
するものである。
支持体内部に防振のために挿入する充填物を、樹脂フィ
ラーを含んだ接着剤で固定することにより、接着剤の塗
布むらによる支持体の変形を防止し、得られる画像の品
質を向上することができ、かつ、充填物の防振効果によ
り異音の発生を防止することができる。 (2)請求項2の発明によれば、嫌気性接着剤が用いら
れたことにより、支持体内部で接着剤が白化したり、昇
華したりすることがなく、良好な接着能力が維持され
る。 (3)請求項3の発明によれば、樹脂フィラーは無機フ
ィラー材料に比べ粒度分布が均一であることから、均質
の接着層が形成できる。 (4)請求項4の発明によれば、樹脂フィラーの粒径を
2〜100μmとしてあるので樹脂フイラー混入接着剤
液は隙間の隅隅まで入り込み、接着剤の浸透むらを極力
小さくすることができる。 (5)請求項5の発明によれば、粉体である樹脂フィラ
ーと液体である接着剤との混合比が効果を最大限に発揮
するものである。
【図1】充填物の一例の概略図である。
【図2】感光体支持体内部に充填物が挿入されている状
態の一例の図である。
態の一例の図である。
1 充填物 2 支持体(2a支持体内壁) 3 光導電層 4 感光体ドラム 5 樹脂フィラー混入接着剤 6 ドラム端面部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 戸田 直博 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 齋藤 紀保 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 Fターム(参考) 2H035 CA07 CB02 CB03 2H068 AA21 AA54 AA60 BB10 BB57 EA07
Claims (5)
- 【請求項1】 支持体外周面に光導電層が形成され、帯
電部材に接触して帯電される感光体ドラムであって、支
持体内部に挿入された充填物を樹脂フィラー混入の接着
剤で該支持体内面に固定したことを特徴とする電子写真
感光体ドラム。 - 【請求項2】 接着剤が嫌気性接着剤であることを特徴
とする請求項1記載の電子写真感光体ドラム。 - 【請求項3】 樹脂フィラーがジビニルベンゼンを主成
分とする架橋共重合物であることを特徴とする請求項1
又は2記載の電子写真感光体ドラム。 - 【請求項4】 樹脂フィラーの粒径が2〜100μmで
あることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の
電子写真感光体ドラム。 - 【請求項5】 樹脂フィラーと接着剤と混合割合が、重
量比で7:13〜1:99の範囲であることを特徴とす
る請求項1〜4のいずれかに記載の電子写真感光体ドラ
ム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26650398A JP2000098804A (ja) | 1998-09-21 | 1998-09-21 | 電子写真感光体ドラム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26650398A JP2000098804A (ja) | 1998-09-21 | 1998-09-21 | 電子写真感光体ドラム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000098804A true JP2000098804A (ja) | 2000-04-07 |
Family
ID=17431829
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP26650398A Pending JP2000098804A (ja) | 1998-09-21 | 1998-09-21 | 電子写真感光体ドラム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000098804A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7437097B2 (en) | 2004-02-20 | 2008-10-14 | Canon Kabushiki Kaisha | Electrophotographic photosensitive member whose insert member has first and second surfaces of different levels, process cartridge, and electrophotographic apparatus having such photosensitive member |
-
1998
- 1998-09-21 JP JP26650398A patent/JP2000098804A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7437097B2 (en) | 2004-02-20 | 2008-10-14 | Canon Kabushiki Kaisha | Electrophotographic photosensitive member whose insert member has first and second surfaces of different levels, process cartridge, and electrophotographic apparatus having such photosensitive member |
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