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JP2000097963A - 移動体の識別装置 - Google Patents

移動体の識別装置

Info

Publication number
JP2000097963A
JP2000097963A JP10266339A JP26633998A JP2000097963A JP 2000097963 A JP2000097963 A JP 2000097963A JP 10266339 A JP10266339 A JP 10266339A JP 26633998 A JP26633998 A JP 26633998A JP 2000097963 A JP2000097963 A JP 2000097963A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
vehicle
light
identification
bicycle
moving object
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10266339A
Other languages
English (en)
Inventor
Naoyuki Tojo
尚幸 東條
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP10266339A priority Critical patent/JP2000097963A/ja
Publication of JP2000097963A publication Critical patent/JP2000097963A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Indicating Or Recording The Presence, Absence, Or Direction Of Movement (AREA)
  • Geophysics And Detection Of Objects (AREA)
  • Traffic Control Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 赤外線カメラで捉えた移動物体の映像を基に
パターンマッチングによる形状識別と移動物体の速度か
ら無灯火車両の存在を判別し知らせる。 【解決手段】 赤外線カメラ1で捉えた移動物体の映像
を車両識別回路2で予め記憶させた典型的な車両パター
ンとの照合と移動物体の速度から車両が存在している
か、また、ライトを点灯しているか識別し、さらに無灯
火車両識別回路3及び時計4によりその車両が無灯火車
両であるか判別し、無灯火車両の場合にロジックレベル
が1の信号を出力することによって無灯火の違反車両の
存在を例えば監視や取締用の情報として知らせる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、無灯火の車両を
識別する移動体の識別装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の装置は、車両に発電式又
は電池式のライトや反射板を取り付け、上記ライトや反
射板の光を歩行者や自動車の運転者が見て車両の存在を
認識し、徐行したり、避けたりして衝突を回避してい
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の衝突防止装置は
ライトの光や反射板の反射光を利用するため、例えば、
自転車を例にとると、発電式自転車ライトの場合、ペダ
ルで漕ぐ負荷が増え、電池式自転車ライトの場合、頻繁
に電池を交換しなければならない等の理由から、夜間無
灯火で走る自転車が多く、また、反射板は自転車の後ろ
向きに取付けられていることが多く正面から反射光を得
ることが困難なため自転車の存在を認識しにくく、人や
車と衝突する交通事故が絶えないという問題点があっ
た。
【0004】この発明はかかる課題を解決するためにな
されたものであり、赤外線カメラにより無灯火の車両を
識別し、安全を向上させることを目的とするものであ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】第1の発明は、移動物体
を映像として捉えるための赤外線カメラと、このカメラ
の映像信号を基にパターンマッチングによる形状識別と
物体の移動速度から車両が接近しているか否か識別し、
さらに点灯すべき時刻にその車両がライトを点灯してい
るか否か識別して無灯火車両の存在を知らせ、監視や取
締に役立てようとするものである。
【0006】また、第2の発明は、移動物体を映像とし
て捉えるための赤外線カメラに加えて感度特性上車両の
ライト点灯をより鮮明に捉える可視カメラを備え、これ
ら赤外線カメラと可視カメラの映像信号を足し合わせた
画像データを基にパターンマッチングによる形状識別と
物体の移動速度から車両が接近しているか否か識別し、
さらに点灯すべき時刻にその車両がライトを点灯してい
るか否かをより正確に識別することにより、無灯火車両
の見間違いを少なくしようとするものである。
【0007】第3の発明は、点灯すべき時刻にライトを
点灯していない場合、当該車両の運転者に警告する手段
を設けたものである。
【0008】第4の発明は、点灯すべき時刻にライトを
点灯していない車両が歩行者や他の車両に接近してくる
場合、歩行者や車運転者に無灯火車両接近を報知する手
段を設けたものである。
【0009】また、第5の発明は、点灯すべき時刻にそ
の車両がライトを点灯しているか否か識別し、点灯して
いない場合に警告回路により、車両運転者に違反の警告
を発するとともに、無灯火で猛スピード走行していたり
警告後もライト点灯しない等悪質車両運転しているか否
かの判別をし、悪質車両運転である場合に車両運転者を
証拠としてカメラで自動撮影するものである。
【0010】
【発明の実施の形態】実施の形態1.図1はこの発明の
実施の形態1の構成を示す図である。なお、ここでは以
後説明をわかりやすくするために、車両として自転車を
一例にとって示している。1は例えば数100×数10
0の二次元PtSiアレイ等で構成された赤外線カメ
ラ、2は赤外線カメラ1の映像信号を基にパターンマッ
チングによる形状識別と物体の移動速度から物体が自転
車であるか否か、さらに、それが、ライトを点灯してい
るか否か識別してライト点灯識別信号LSを生成すると
ともに自転車速度信号SSを生成する車両識別回路、3
はカレンダ機能を備え現時刻と自転車がライトを点灯す
べき時刻即ち車両灯火時刻を生成する時計、4は上記車
両識別回路2で生成したライト点灯識別信号LS及び自
転車速度信号SSと時計3で生成した現時刻及び車両灯
火時刻を基に上記自転車が無灯火自転車であるか否か識
別する無灯火車両識別回路である。
【0011】図2は車両識別回路2の構成の一例を示す
図であり、図中、ESは赤外線カメラ1から出力される
赤外線カメラ映像信号、6は映像信号ESをデジタルに
変換する第1のA/D変換器、7は第1のA/D変換器
6から出力されるデジタルの映像信号を入力して1フレ
ーム分の画像データをフレーム周期毎にデータ更新しな
がら記憶する第1のフレームメモリ、8は第1のフレー
ムメモリ7に記憶された1フレーム分の画像の平均コン
トラスを求めその係数倍以上のレベルを有する画素をレ
ベルを1、それ以下の画素をレベル0とする2値化回
路、9は2値化回路8で2値化された個々の画素データ
を順次取り込んで1フレーム分の画像データをフレーム
周期毎にデータ更新しながら記憶する2値化フレームメ
モリ、10は2値化フレームメモリのレベル1の集合を
物体としてグループ化し、これら物体がある間隔以下に
近接している場合には同一のグループとしてまとめるグ
ループ化回路、11は人が自転車に乗っている時の典型
的な形状が典型自転車パターンとして記憶されている形
状パターンメモリ、12はグループ化回路10の出力と
形状パターンメモリ11の典型自転車形状パターンと比
較して自転車らしき物体であるか否か識別し、自転車ら
しき物体であると判断したグループの画像データを自転
車疑似物体画像データZGSとして出力する比較識別回
路、13は上記自転車疑似物体画像データZGSの大き
さから自転車疑似物体の距離を算出する距離算出回路、
14、15は上記距離算出回路13で算出した自転車疑
似物体の距離をフレーム周期毎にデータ更新しながら順
次記憶する第1、第2の距離メモリ、16は上記第1、
第2の距離メモリ14、15に記憶された距離の差分か
ら自転車疑似物体の速度、方向を算出する速度・方向算
出回路、GSは速度・方向算出回路17で生成される自
転車疑似物体速度信号、17は上記自転車疑似物体速度
信号GSと自転車疑似物体画像データZGSを入力して
自転車の速度は歩行者より数倍速いことを利用して自転
車物体と歩行者とを区別し最終的に自転車物体であると
判断したグループの画像データと速度をそれぞれ自転車
物体画像データZBS、自転車速度信号SSとして出力
する車両・人区別回路、18は第1のフレームメモリ7
の画像データと上記車両・人区別回路17の自転車物体
画像データZBSを入力して自転車のライトが点灯して
いるか否か識別するライト点灯識別回路、LSはライト
点灯識別回路18で生成されるライト点灯識別信号であ
る。
【0012】次にこの発明による無灯火車両衝突防止装
置の動作について説明する。赤外線カメラ1は例えば電
信柱、道路標識等に取付けられて歩道と路肩数メートル
分の約5メートル四方の領域を撮影し、車両識別回路2
の第1のA/D変換器6にこの視野内の物体を映像信号
として出力し、このアナログの映像信号ESを第1のA
/D変換器6でデジタルに変換して上記第1のフレーム
メモリ7に送り込み、フレーム周期毎にデータ更新しな
がら2次元画像データとして記憶する。
【0013】次に第1のフレームメモリ7に記憶された
画像データは2値化回路8で1フレーム分の画素の映像
レベル値の平均値を算出し、これの係数倍をスレショル
ドとして、このスレショルド以上の画素をレベルを1、
それ以下をレベル0として2値化し、これら2値化した
画像データを2値化フレームメモリ9に送り込みフレー
ム周期毎にデータ更新しながら2値化画像データとして
記憶する。
【0014】続いてグループ化回路10は2値化フレー
ムメモリ9に記憶された2値化画像データを入力し、レ
ベル1の集合を物体としてグループ化し、これら物体が
ある間隔以下に近接している場合には同一のグループの
物体としてまとめる。尚グループが複数個ある場合は区
別するために番号付けをしてこれらグループ毎の画像デ
ータを比較識別回路12に送り込む。
【0015】一方形状パターンメモリ11には人が自転
車に乗っている時の典型的な形状パターンがフィールド
データを基に予め何種類か生成されて典型自転車パター
ンとして記憶されていて、比較識別回路12では上記グ
ループの一つずつの画像データが形状パターンメモリ1
1に記憶されている典型自転車パターンと照合されて相
似関係にあるか否か調べられ相似関係にあるグループを
自転車らしき物体と判断し、その画像データを自転車疑
似物体画像データZGSとして出力する。
【0016】次に自転車疑似物体画像データZGSは距
離算出回路13に入力されて自転車疑似物体画像の大き
さにより自転車疑似物体の距離を算出する。
【0017】図3はこの様子を示したもので、赤外線カ
メラ1で捉えられた自転車疑似物体画像の大きさが画素
何個分に相当するかで自転車疑似物体の距離を算出する
方法を示したものである。図中、23は赤外線カメラ1
を構成する数100×数100の二次元赤外線撮像素
子、24は赤外線カメラ1を構成する物体を撮像素子上
に結像するための焦点距離fのレンズ、25、26はそ
れぞれ赤外線カメラ1からL1、L2(但し、L1<L
2)離れた高さHの自転車物体である。この時、自転車
物体の高さHは次式で表される。
【0018】
【数1】
【0019】ここで自転車物体の大きさ、即ち人が自転
車に乗っている時の大きさは高さがだいたい1.5〜
2.0メートルであり既知であると仮定すると自転車物
体の赤外線カメラ1からの距離Lは(1)式を変形し
て、次式で与えられる。
【0020】
【数2】
【0021】上記距離算出回路13は自転車疑似物体画
像データZGSを入力してその大きさが赤外線撮像素子
の何画素分に相当しているかによって(2)式の計算を
して自転車疑似物体の赤外線カメラ1からの距離を算出
する。
【0022】続いて、フレーム周期毎に距離算出回路1
3で生成された自転車疑似物体の距離は順次、第1、第
2の距離メモリ14、15に記憶され、これら第1の距
離メモリ14には現時刻の自転車疑似物体の距離、第2
の距離メモリ15には1フレーム前の自転車疑似物体の
距離が記憶される。次に速度算出回路16で第1の距離
メモリ14に記憶された距離から第2の距離メモリ15
に記憶された距離を減算し、この後フレーム周期で除し
てフレーム周期毎の自転車疑似物体速度信号GSが算出
される。尚、上記速度の符号は自転車疑似物体が接近し
ている時は距離が時々刻々短くなるので負となり、遠ざ
かっている場合はその逆で正となるので、上記速度・方
向算出回路16は自転車疑似物体が接近しているか遠ざ
かるかを符号で表現した速度を自転車疑似物体速度信号
GSとして出力している。
【0023】車両・人区別回路17は、自転車は歩行者
より数倍速い速度で移動していることを利用して自転車
物体と歩行者を区別するものであり、上記速度・方向算
出回路16で生成された自転車疑似物体速度信号GSと
比較識別回路12の自転車疑似物体画像データZGSを
入力し先ず自転車疑似物体速度信号GSの速度が、歩行
速度の数倍、例えば5Km/Hr以上であるか否か調
べ、5Km/Hr以上である場合に自転車疑似物体は自
転車物体であると最終的に判断してその画像データと速
度をそれぞれ自転車物体画像データZBS、自転車速度
信号SSとして出力する。
【0024】次に、ライト点灯識別回路18は車両・人
区別回路17の自転車画像データZBSと、第1のフレ
ームメモリ7に記憶された1フレーム分の画像データを
入力し、自転車物体画像の中にライトの高輝度光源によ
って映像レベルが高い円状の部分が存在するか否かによ
って自転車がライトを点灯しているか否か識別する。
【0025】図4はこの様子を示したもので、図のaは
自転車物体画像データで27はライトを点灯している自
転車物体、28はライトを点灯していない自転車物体で
ある。図のbは第1のフレームメモリ7に記憶された画
像データの対応する自転車物体の中心付近の映像レベル
の分布を示したもので、縦軸は自転車物体の位置、横軸
は映像信号のレベルを表している。なお、ここでは便宜
的に垂直方向の映像レベル分布のみを示している。
【0026】これからわかるように自転車がライトを点
灯している場合、ライトの高輝度光源により、自転車物
体の領域内には映像レベルがピーク状に高くなっている
部分が存在するので、例えば2値化回路のスレショルド
より数倍高めに設定したスレショルドを用いて検出して
これが自転車物体の領域内で円状に分布しているか否か
で自転車がライトを点灯しているか否か識別し、点灯し
ていないと判断した時ロジックレベル0を、点灯してい
ると判断した時ロジックレベル1をライト点灯識別信号
として出力する。
【0027】次に時計3はカレンダ機能を用いて夜間、
例えば日の長い夏ならば19時〜5時、日の短い冬なら
ば17時〜7時の自転車がライトを点灯すべき時刻、即
ち、車両灯火時刻を生成して現時刻と一緒に無灯火車両
識別回路4に送り込む。無灯火車両識別回路4は車両識
別回路2のライト点灯識別信号LS、自転車速度信号S
S及び上記時計3の出力である現時刻と車両灯火時刻を
入力して、先ず、現時刻と車両灯火時刻を比較すること
によって自転車がライトを点灯すべき時刻になっている
か否か判断し、点灯すべき時刻になっている場合、自転
車速度信号SSの符号が負であるか調べることにより接
近している自転車が存在しているか否か識別する。そし
て接近している自転車が存在する場合にライト点灯識別
信号のロジックレベルが0になっている場合、その自転
車は無灯火自転車であると判断してロジックレベルが1
の信号を出力することによって無灯火の違反自転車の存
在を例えば道路交通情報管理センタ等に知らせ、監視や
取締に役立てることができる。
【0028】実施の形態2.図5はこの発明の実施の形
態2の構成を示しており、図中、1〜4は実施の形態1
と同一のもの、5は無灯火車両識別回路4の出力を基に
自転車運転者に違反の警告をする例えば点滅ライトと音
声発生器より構成された警告回路である。赤外線カメラ
1、車両識別回路2、時計3及び無灯火車両識別回路4
により自転車がライトを点灯すべき時刻になっている時
に、接近している自転車が存在するか否か識別し、さら
に、その自転車がライトを点灯しているか判断するとこ
ろまでは実施の形態1と同じである。
【0029】次に警告回路5は無灯火車両識別回路4の
出力を入力してロジックレベルを調べることにより、接
近している自転車が無灯火自転車か否か判断してロジッ
クレベルが1の場合に無灯火自転車であると判断し、ラ
イト点滅すると同時に、指向性のスピーカ等音声発生器
によって「ライトをつけなさい」という警告音を自転車
の方向に向けて発し、光と音声により自転車運転者に違
反の警告をする。
【0030】実施の形態3.図6はこの発明の実施の形
態3の構成を示しており、図中、1〜4は実施の形態1
と同一のもの、19は例えば点滅ライトと音声発生器よ
り構成される危険報知回路である。赤外線カメラ1、車
両識別回路2、時計3及び無灯火車両識別回路4により
自転車がライトを点灯すべき時刻になっている時に、接
近している自転車が存在するか否か識別し、さらに、そ
の自転車がライトを点灯しているか判断するところまで
は実施の形態1と同じである。
【0031】次に危険報知回路19は無灯火車両識別回
路4の出力を入力してロジックレベルを調べて0の場合
に接近している自転車が無灯火自転車であると判断し、
ライト点滅すると同時に、指向性のスピーカ等音声発生
器によって「無灯火自転車接近」という警告音を歩行者
と自動車運転者の方向に向けて発し、光と音声により無
灯火自転車接近の危険を報知する。
【0032】実施の形態4.図7はこの発明の実施の形
態4の構成を示しており、図中、1〜5は実施の形態1
と同一のもの、20は上記警告回路5の出力、車両識別
回路2のライト点灯識別信号LS及び自転車速度信号S
Sを入力し、悪質運転であるか否か識別する悪質運転判
別回路、21は上記悪質運転判別回路20の出力及び車
両識別回路2の自転車速度信号SSを基に悪質運転者を
撮影するカメラ自動撮影回路である。
【0033】赤外線カメラ1、車両識別回路2、時計
3、無灯火車両識別回路4及び警告回路5により自転車
がライトを点灯すべき時刻になっている時に、接近して
いる自転車が存在するか否か識別し、さらに、その自転
車がライトを点灯しているか判断し、ライトを点灯して
いない場合にライト点滅すると同時に、指向性のスピー
カによって警告音を自転車の方向に向けて発し光と音声
により自転車運転者に違反の警告をするところまでは実
施の形態1と同じである。
【0034】次に悪質運転判別回路20は上記警告回路
5の出力を基に無灯火自転車に対して違反の警告を発し
た時に先ず車両識別回路2の自転車速度信号SSを調
べ、無灯火時に危険な速度例えば20Km/Hr以上の
猛スピードで走行していないか判別し、また、車両識別
回路2のライト点灯識別信号LSを調べることによって
警告後直ちにライトが点灯したか判別し、そのいずれか
が守られていない時に悪質運転と判断したロジックレベ
ル1の出力をする。
【0035】続いてカメラ自動撮影回路21は上記悪質
運転判別回路20の出力及び車両識別回路2の自転車速
度信号SSを入力して上記悪質運転判別回路20の出力
のロジックレベルを調べ、ロジックレベルが1の場合に
悪質運転と判断して車両識別回路2の自転車速度信号S
Sよりカメラのシャッタタイミングを算出しこれをスト
ロボカメラ等夜間撮影可能なカメラに送り込んで悪質自
転車運転者をカメラ撮影する。
【0036】実施の形態5.図8はこの発明の実施の形
態5の構成を実施の形態2を一例にとって示したもので
あり、図中、2〜5は実施の形態1と同一のもの、22
は、例えば、ボロメータ等の感温素子を利用した非冷却
赤外線カメラである。
【0037】赤外線カメラ1として赤外線撮像素子冷却
用のクーラが不要な非冷却赤外線カメラを使用する以外
は実施の形態2と同じであり、非冷却赤外線カメラ2
2、車両識別回路2、時計3、無灯火車両識別回路4及
び警告回路5により自転車がライトを点灯すべき時刻に
なっている時に、接近している自転車が存在するか否か
識別し、さらに、その自転車がライトを点灯しているか
判断し、ライトを点灯していない場合にライト点滅する
と同時に、指向性のスピーカによって警告音を自転車の
方向に向けて発し、光と音声により自転車運転者に警告
をする。なお、この場合クーラが不要なのでこれを保守
整備する必要がないという長所がある。
【0038】実施の形態6.図9はこの発明の実施の形
態6の構成を示しており、図中1〜5は実施の形態2と
同一のもの、29は赤外線カメラ1の例えば映像信号か
ら同期をとるためのタイミング信号TSを発生するタイ
ミング発生回路、30は赤外線カメラ1と同じ視野を有
した例えばCCD可視カメラで上記タイミング発生回路
29のタイミング信号TSにより赤外線カメラ1と同期
がとらえた映像信号を可視カメラ映像信号KESとして
出力する。31は上記赤外線カメラ1と可視カメラ30
の映像信号を足し合わせた画像データを基にパターンマ
ッチングにより物体の形状と速度から物体が自転車であ
るか否か、さらにそれがライトを点灯しているか否かよ
り正確に識別してライト点灯識別信号LSを生成すると
ともに自転車速度信号SSを生成するライト強調方式車
両識別回路である。
【0039】図10はライト強調方式車両識別回路31
の構成の一例を示す図であり、図中、6〜18は実施の
形態1と同一のもの、ESは赤外線カメラ1から出力さ
れる赤外線カメラ映像信号、KESは可視カメラ30か
ら出力される可視カメラ映像信号、TSはタイミング発
生回路29から出力されるタイミング信号、32は可視
カメラ映像信号KESのレベルを調節するレベルを調節
器、33はレベルを調節器32の出力をデジタルに変換
する第2のA/D変換器、34は第2のA/D変換器3
3から出力されるデジタルの映像信号を入力して1フレ
ーム分の画像データをフレーム周期毎にデータ更新しな
がら記憶する第2のフレームメモリであり、上記タイミ
ングTSにより第1のフレームメモリ7と同期がとられ
ている。35は上記第1、第2のフレームメモリ7、3
4の個々の画素データを足し合わせる加算回路、36は
上記加算回路35の出力を入力して1フレーム分の画像
データをフレーム周期毎にデータ更新しながら記憶する
第3のフレームメモリである。
【0040】次にこの発明による無灯火車両衝突防止装
置の動作について説明する。赤外線カメラ1と可視カメ
ラ30は例えば電信柱、道路標識等に取付けられて歩道
と路肩数メートル分の約5メートル四方の同じ領域を撮
影し、赤外線カメラ1はライト強調方式車両識別回路3
1の第1のA/D変換器6にこの視野内の物体を映像信
号として出力し、このアナログの映像信号ESを第1の
A/D変換器6でデジタルに変換して上記第1のフレー
ムメモリ7に送り込み、フレーム周期毎にデータ更新し
ながら2次元画像データとして記憶する。
【0041】ここでライトは一般にガラス等で保護され
ており、ガラスの吸収のために赤外線量は少なく、可視
領域に感度を持つ可視カメラの方が赤外線カメラよりラ
イト点灯を鮮明に捉える性質がある。上記可視カメラ3
0はこの性質を利用してライト点灯を鮮明に捉えた映像
信号をレベル調節器32に送り込み、赤外線カメラ1の
映像信号とレベルが合わされた後、第2のA/D変換器
33でデジタルに変換されて第2のフレームメモリ34
にフレーム周期毎にデータ更新しながら2次元画像デー
タとして記憶される。
【0042】次に上記第1、第2のフレームメモリ7、
34に記憶された個々の画素データが加算回路35で足
し合わされてライト点灯を鮮明に捉えた一つの画像デー
タとなり、フレーム周期毎にデータ更新しながら第3の
フレームメモリ36に記憶される。
【0043】続いて第3のフレームメモリ36に記憶さ
れた画像データはこの後2値化回路8、2値化フレーム
メモリ9、グループ化回路10、形状パターンメモリ1
1、比較識別回路12、距離算出回路13、第1の距離
メモリ14、第2の距離メモリ15、速度・方向算出回
路16、車両・人区別回路17及びライト点灯識別回路
18により実施の形態1と同様の処理がされる結果、物
体の形状と速度から物体が自転車であるか否か、さらに
それがライトを点灯しているか否か、より正確に識別さ
れたライト点灯識別信号LSを生成するとともに自転車
速度信号SSを生成する。
【0044】次にこれら自転車速度信号SSと、より正
確に識別されたライト点灯識別信号LSを基に時計3、
無灯火車両識別回路4及び警告回路5により自転車がラ
イトを点灯すべき時刻になっている時に、接近している
自転車が存在するか否か識別し、さらに、その自転車が
ライトを点灯しているかをより正確に判断することによ
り無灯火自転車の見間違いを少なくして自転車運転者に
違反の警告をする。
【0045】なお、ここでは自転車を一例にとって説明
したが、原付自転車、オートバイ、自動車等、他の車両
に対しても同様に適用できることはいうまでもない。
【0046】
【発明の効果】第1の発明によれば、接近している車両
が存在するか否か識別し、さらに点灯すべき時刻にその
車両がライトを点灯しているか判断して、点灯していな
い場合に無灯火の違反車両が存在することを例えば道路
交通情報管理センタ等に知らせ、監視や取締に役立てる
ことができる。
【0047】また、第2の発明によれば、ライト点灯を
鮮明に捉える可視カメラを追加することによって、接近
している車両が存在するか否か識別し、さらに点灯すべ
き時刻にその車両がライト点灯しているか判断する場合
にライト点灯の鮮明な画像データを用いることによっ
て、より正確に判断できるので、無灯火車両運転の見間
違いを少なくできるという効果がある。
【0048】また、第3の発明によれば、接近している
車両が存在するか否か識別し、さらに点灯すべき時刻に
その車両がライトを点灯しているか判断して、点灯して
いない場合に警告回路によって車両運転者に違反の警告
を発するので無灯火車両運転を少なくする効果がある。
【0049】また、第4の発明によれば、接近している
車両が存在するか否か識別し、さらに点灯すべき時刻に
その車両がライトを点灯しているか判断し、点灯してい
ない場合に危険報知回路によって歩行者や車運転者に無
灯火車両接近の報知をして車両との衝突を防ぐ効果があ
る。
【0050】また、第5の発明によれば、接近している
車両が存在するか否か識別し、さらに点灯すべき時刻に
その車両がライトを点灯しているか判断し、点灯してい
ない場合に違反の警告を発するとともに無灯火で猛スピ
ード走行していたり警告後もライト点灯しない悪質車両
運転の識別を行い、悪質車両運転者を証拠としてカメラ
で自動撮影することにより悪質車両運転者を減少させる
という効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明による無灯火車両の識別装置の実施
の形態1の構成図である。
【図2】 車両識別回路の構成の一例を示す図である。
【図3】 撮像素子に捉えられた自転車疑似物体画像の
大きさより自転車疑似物体の距離を算出する様子を示し
た図である。
【図4】 自転車物体画像の領域の中の映像レベルの高
い円状部分によりライト点灯の識別をする様子を示す図
である。
【図5】 この発明による無灯火車両の識別装置の実施
の形態2の構成図である。
【図6】 この発明による無灯火車両の識別装置の実施
の形態3の構成図である。
【図7】 この発明による無灯火車両の識別装置の実施
の形態4の構成図である。
【図8】 この発明による無灯火車両の識別装置の実施
の形態5の構成図である。
【図9】 この発明による無灯火車両の識別装置の実施
の形態6の構成図である。
【図10】 ライト強調方式車両識別回路の構成の一例
を示す図である。
【符号の説明】
1 赤外線カメラ、2 車両識別回路、3 時計、4
無灯火車両識別回路、5 警告回路、6 第1のA/D
変換器、7 第1のフレームメモリ、8 2値化回路、
9 2値化フレームメモリ、10 グループ化回路、1
1 形状パターンメモリ、12 比較識別回路、13
距離算出回路、14 第1の距離メモリ、15 第2の
距離メモリ、16 速度・方向算出回路、17 車両・
人区別回路、18 ライト点灯識別回路、19 危険報
知回路、20 悪質運転判別回路、21 カメラ自動撮
影回路、22 非冷却赤外線カメラ、29 タイミング
発生回路、30 可視カメラ、31 ライト強調方式車
両識別回路、32 レベル調節器、33 第2のA/D
変換器、34 第2のフレームメモリ、35 加算回
路、36 第3のフレームメモリ。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 移動物体を映像として捉える赤外線カメ
    ラと、このカメラの映像信号を基に予め記憶しておいた
    ライトを有する車両の形状に対応するパターンとマッチ
    ングをとることにより形状を識別する機能、上記形状の
    識別と移動物体の移動速度とから移動物体が車両か否か
    を識別し、車両と識別された場合、当該車両のライトが
    点灯しているか否かを識別してライト点灯識別信号を生
    成するとともに当該車両の移動速度を生成する機能とを
    有する車両識別手段と、現時刻と車両がライトを点灯す
    べき車両灯火時刻を生成する時計と、上記ライト点灯識
    別信号、上記車両の移動速度、上記現時刻及び車両灯火
    時刻とを基に当該車両が無灯火車両か否かを識別する無
    灯火車両識別手段とを具備したことを特徴とする移動物
    体の識別装置。
  2. 【請求項2】 移動物体を映像として捉える赤外線カメ
    ラと、上記赤外線カメラの出力を基にタイミング信号を
    発生するタイミング発生手段と、移動体のライト点灯の
    映像を捉え上記タイミング信号により上記赤外線カメラ
    と同期をとって当該移動体のライト点灯の映像を出力す
    る可視カメラと、上記赤外線カメラと可視カメラの映像
    信号を合成した画像データを基に予め記憶しておいたラ
    イトを有する車両の形状に対応するパターンとマッチン
    グをとることにより形状を識別する機能、上記形状の識
    別と移動物体の移動速度とから移動物体が車両か否かを
    識別し、車両と識別された場合、当該車両のライトが点
    灯しているか否かを識別してライト点灯識別信号を生成
    するとともに当該車両の移動速度を生成する機能とを有
    する車両識別手段と、現時刻と車両がライトを点灯すべ
    き車両灯火時刻を生成する時計と、上記ライト点灯識別
    信号、上記車両の移動速度、上記現時刻及び車両灯火時
    刻とを基に当該車両が無灯火車両か否かを識別する無灯
    火車両識別手段とを具備したことを特徴とする移動物体
    の識別装置。
  3. 【請求項3】 上記無灯火車両識別手段の識別結果によ
    り当該車両運転者に無灯火を示す警告信号を発生する警
    告手段を設けたことを特徴とする請求項1又は2記載の
    移動物体の識別装置。
  4. 【請求項4】 上記無灯火車両識別手段の識別結果によ
    り歩行者、当該車両以外移動体の運転者に対し無灯火車
    両接近を示す報知信号を発生する報知手段を設けたこと
    を特徴とする請求項1又は2記載の移動物体の識別装
    置。
  5. 【請求項5】 上記ライト点灯識別信号、当該車両の移
    動速度、及び警告手段の出力に基づき警告無視の無灯火
    で所定速度を超える速度で走行する悪質な車両運転を識
    別し、悪質運転と識別した場合は、当該悪質な車両と運
    転者を撮影する撮影手段を設けたことを特徴とする請求
    項3記載の移動物体の識別装置。
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