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JP2000090669A - 半導体装置およびその検査方法 - Google Patents

半導体装置およびその検査方法

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JP2000090669A
JP2000090669A JP25264998A JP25264998A JP2000090669A JP 2000090669 A JP2000090669 A JP 2000090669A JP 25264998 A JP25264998 A JP 25264998A JP 25264998 A JP25264998 A JP 25264998A JP 2000090669 A JP2000090669 A JP 2000090669A
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voltage
circuit
transistor
bit line
reference voltage
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JP25264998A
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Kazuhiko Shimakawa
一彦 島川
Kenichi Origasa
憲一 折笠
Kiyoto Ota
清人 大田
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Panasonic Holdings Corp
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 微細化、低電圧化により蓄積電荷量が減少し
た場合に問題となるDRAMの“H”レベルの読み出し
マージン低下を緩和し、安定した読み出し動作を実現す
る。 【解決手段】 プリチャージ電圧をビット線電圧の中間
値より低く設定し、メモリセルのハイレベルのストレー
ジノード電位を等分する値とし、“L”レベルと“H”
レベルの読み出しマージンを同等・最適化なものとす
る。またプリチャージ後高速に同電圧に設定するよう出
力回路を2系統設け、基準電圧に比較して低い時は昇圧
電流を1系統のみで供給し、基準電圧に比較して高い時
は降圧電流を2系統をもって供給する。差動増幅回路な
どにより降圧電流を流す供給能力を大きくし、高速に所
望のプリチャージ電圧を得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ダイナミック型R
AM(ダイナミック型ランダム・アクセス・メモリ、以
下単にDRAMと略記する)のビット線やメインビット
線、IO線(インプット・アウトプット線、以下単にI
O線と略記する)のプリチャージ電圧設定方法に関し、
特にワード線昇圧回路を有しないDRAMの安定動作に
有効なプリチャージ電圧を設定するための技術に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】DRAMは、読み出し動作前に、ビット
線対の電圧をビット線の高い電圧(例えばVDD)と低
い電圧(例えば0V)の中間値(VDD/2)に対応し
た電圧にプリチャージしておく方法が一般的である。
【0003】以下に、従来のDRAM回路の記録・読み
出し動作の方式を詳細に説明する。図18はDRAMの
メモリセルとセンスアンプの回路図を示したものであ
る。100は2ビット分で代表したメモリセルアレイ、
101はビット線プリチャージ回路、102はセンスア
ンプ回路である。
【0004】メモリセルアレイ100は、ワード線WL
1〜WL2をゲート入力に、ビット線対BLまたはBL
Bをドレインに接続されたNチャネルMOSトランジス
タQ1とそのソースN1(一般にストレージノードと称
す)に接続された電荷蓄積キャパシタMCで1ビットが
構成され、所望の容量分マトリックス状に配置される。
また電荷蓄積キャパシタMCの他方の電極は各メモリセ
ルで共通に接続され、セルプレート電圧VCP(一般に
VDD/2)が印加されている。
【0005】ビット線プリチャージ回路101は、プリ
チャージ信号PRがゲートに接続されたビット線対BL
とBLBの電圧をイコライズ制御するNチャネルMOS
トランジスタQ2と、同じくプリチャージ信号PRがゲ
ートに接続され、ビット線BLとBLBの電圧を各々ビ
ット線プリチャージ電圧VBP(一般にVDD/2)に
プリチャージ制御するNチャネルMOSトランジスタQ
3、Q4との3個のNチャネルMOSトランジスタで構
成される。このビット線プリチャージ回路101は、ビ
ット線対毎に1個配置される。また一般的に、電荷蓄積
キャパシタMCに蓄積される電荷量を多くするために、
ワード線の電圧を電源電圧VDDに対しトランジスタQ
1のしきい値電圧Vt以上の電圧VDH(VDH>VD
D+Vt)に昇圧する。このため、DRAMのゲート酸
化膜Toxは比較的厚いものが用いられている。
【0006】図19aは、ビット線プリチャージ電圧V
BPを供給する一般的なVBP電圧発生回路の回路図を
示している。Qn1、Qn2はNチャネルMOSトラン
ジスタ、Qp1、Qp2はPチャネルMOSトランジス
タ、R1、R2は抵抗素子である。抵抗素子R1は一方
を電源電極VDDに接続され、他方の端子はノードN2
においてトランジスタQn1のゲートおよびドレインに
接続されている。トランジスタQn1のソースはノード
N4においてトランジスタQp1のソースおよびウェル
基板と接続され、ゲートおよびドレインはノードN3に
おいて抵抗素子R2と接続され、R2を介して接地電源
VSSに接続されている。トランジスタQn2のドレイ
ンには電源電圧VDDが供給され、ソースはトランジス
タQp2のソースに接続されている。トランジスタQp
2のドレインは接地電源VSSに接続されている。トラ
ンジスタQn2のゲート電極はノードN2に接続され、
トランジスタQp2のゲート電極はノードN3に接続さ
れている。図中すべてのトランジスタのしきい値電圧を
Vtとし、抵抗素子R1、R2の抵抗値が等しく且つ十
分大きい場合、ノードN2、N4、N3はそれぞれVD
D/2+Vt、VDD/2、VDD/2−Vtの電圧と
なる。それゆえトランジスタQn2とQp2が接続され
るノードVBPにはVDD/2の電圧が出力される。な
お本回路構成の場合、トランジスタQn2とQp2はし
きい値電圧Vt近傍で動作するため電流供給量は小さ
い。また出力電圧値は抵抗素子R1とR2の比率で決ま
る。図19bは、VBP電圧発生回路の別の構成を示し
ている。基本構成は図19aの回路と同じであるが、抵
抗素子R1、R2の値をヒューズ素子Fのトリミングで
調整しVBP電圧を調整できる構成となっている。
【0007】以上のように構成された従来のDRAMに
ついて、その動作を図20のタイミング図を用いて説明
する。図20は、“H”レベルの読み出し動作(t0〜
t4の期間)とその後のプリチャージ動作(t4〜t0
の期間)に関して、ワード線WL1、プリチャージ信号
PR、ビット線対BL、BLB、ストレージノードN1
の電圧の変化の様子を示している。
【0008】まず、メモリセルの読み出し動作の以前
(t0までの期間)は、プリチャージ信号PRは“H”
レベルが設定され、ビット線対BL、BLBはプリチャ
ージされている。次に、時間t0でプリチャージ信号P
Rが“L”レベルに設定され、プリチャージが終了す
る。次に、時間t1でワード線WL1に昇圧された電圧
レベルVDHが加えられ、電荷蓄積キャパシタMCとビ
ット線BLが電気的に接続され、VDD電圧まで充電さ
れていた電荷蓄積キャパシタMCの電荷が、ビット線B
Lの持つ寄生容量のためビット線BLに対して再配分さ
れ、ビット線BLの電圧レベルが、当初のプリチャージ
電圧に対してΔVH上昇するとともに電荷蓄積キャパシ
タMCの蓄積電荷が失われ、メモリセルに記憶されてい
た情報は破壊される。この時、もう一方のビット線BL
Bの電圧は、プリチャージ電圧VBPが保持されてお
り、この電圧VBPがビット線BLのデータが“1”か
“0”であるかを識別する為の基準電圧となる。
【0009】次に、時間t2でセンスアンプ回路102
が活性化され、ビット線対BL、BLBの電圧差ΔVH
は、電源電圧レベルまで増幅されるとともに、電荷蓄積
キャパシタMCには“H”レベル電圧としてVDDレベ
ルの再書き込みが比較的短時間に行われる。
【0010】次に、時間t3でワード線WL1に“L”
レベルが設定され、ゲートトランジスタQ1がオフとな
り、ビット線BLと電荷蓄積キャパシタMCは電気的に
遮断される。
【0011】次に、時間t4でプリチャージ信号PR
が”H”レベルに設定され、ビット線対BL、BLBが
プリチャージされる。このプリチャージ動作は、図18
に示すNチャネルMOSトランジスタQ2を介してビッ
ト線BLとBLBのイコライズと、NチャネルMOSト
ランジスタQ3、Q4を介して電圧VBPレベルへのプ
リチャージを同時に行う。図19aに示すVBP電圧発
生回路の出力電圧は、抵抗素子R1とR2の抵抗値の差
や、トランジスタ特性の製造ばらつきなどの要因によっ
てVDD/2とは若干の差異が生じるが、VBP電圧発
生回路の電流供給能力は小さいため、通常のサイクル時
間でDRAMを動作させた場合にはイコライズ動作が支
配的で、ビット線対BL、BLBのプリチャージレベル
は、ビット線BLとBLBの電圧の中間電圧(即ちVD
D/2)に収束する。
【0012】以上のようなDRAMの読み出し動作にお
いて、電荷蓄積キャパシタMCの静電容量をCs、ビッ
ト線BLの静電容量をCdとすると、電荷蓄積キャパシ
タMCに“H”レベルVDDが蓄積されている場合、電
荷蓄積キャパシタMCに接続されたビット線BLの電圧
の変動分ΔVHは、ΔVH={Cs/(Cs+Cd)}
・VDD/2だけ当初のプリチャージ電圧から上昇す
る。一方、電荷蓄積キャパシタMCに“L”レベル(0
V)の電圧が蓄積されている場合、接続されたビット線
BLの電圧変動分ΔVLは、ΔVL={Cs/(Cs+
Cd)}・VDD/2のレベルだけ当初のプリチャージ
電圧から下降する。通常この電圧差ΔVH、ΔVLは約
100mVと小さい。そこで、センスアンプ回路102
の安定動作のため、ΔVHとΔVLを出来るだけ等しく
なるように設定することが求められる。この理由から最
適なプリチャージ電圧としてVDD/2が用いられてい
る。
【0013】以上が従来のDRAM回路におけるビット
情報の記録・読み出しの方式の概要である。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】近年、マイクロプロセ
ッサやASIC(以下ロジックと称す)とDRAMを混
載化して、DRAMとロジックとの間のデータ転送速度
の向上や、低消費電力化などを実現したLSIが製品化
されてきている。一般にマイクロプロセッサやASIC
製品は、高速性が重視され、また回路動作として昇圧回
路を用いないため比較的薄いゲート酸化膜が用いられて
いる。一方DRAM製品は従来例で説明したように、ワ
ード線の昇圧を前提とするため比較的厚いゲート酸化膜
が用いられている。
【0015】このようなロジックとDRAMを混載化し
たLSIでは、ロジックのトランジスタ性能を落とさな
いことと、コスト低減のため出来るだけ少ないプロセス
工程数による製造を実現することが重要となる。これに
対する一つの解決手段は、DRAMを構成するトランジ
スタのゲート酸化膜を、ロジック部の比較的薄いゲート
酸化膜と同じ膜厚のもので兼用化することである。この
ためにはワード線昇圧を必要としないDRAMの技術が
重要となる。
【0016】DRAMにおいてワード線昇圧を行なわな
い場合は、メモリセル(ストレージノードN1)に書き
込まれる“H”レベル電圧は、電源電圧VDDに対して
しきい値電圧Vt分だけ降下するので、ビット線の
“H”レベル電圧はVDD−Vtになる。従来の技術に
よれば、VBP電圧発生回路の出力電圧は(VDD−V
t)/2に設定することになる。
【0017】しかしながらワード線昇圧を行なわずに従
来のVBP電圧発生回路を用いると次のような問題があ
る。例えば、読み出し動作によりメモリセルの内容は一
度破壊された(図20のt1〜t2の期間)後、メモリ
セルへの再書き込み動作により(図20のt2〜t3の
期間)その内容は再度記憶される。しかしながら、ワー
ド線昇圧を行なわないため、NチャネルMOSトランジ
スタQ1のオン抵抗が大きく、ストレージノードN1へ
の“H”レベルの再書き込み電圧VHは限られた時間内
ではVDD−Vtまで到達することができず、VH=V
DD−Vt−vsとなる。(vsは通常0.1〜0.3
V)。一方、“L”レベルの再書き込み電圧VLは、し
きい値電圧Vtの影響を殆ど受けないため、比較的短時
間にVL=VSSとすることができる。プリチャージ電
圧を(VDD−Vt)/2とした場合、電荷蓄積キャパ
シタの静電容量をCs、ビット線の静電容量をCdとす
ると、ビット線の電圧変化ΔVH、ΔVLは、ΔVH=
{Cs/(Cs+Cd)}・{(VDD−Vt)/2−
vs}、ΔVL={Cs/(Cs+Cd)}・(VDD
−Vt)/2となり、ΔVHとΔVLとの間でバランス
が保てない。そのため、センスアンプ読み出し感度の雑
音等に対するマージンが上記“H”レベル読み出し時の
ビット線電圧変化により制限される問題を有していた。
またこの問題を回避するためVBP電圧発生回路102
の設定電圧を低く設定しておいても、VBP電圧発生回
路102の電流供給能力は小さいため、通常の動作時間
内ではイコライズ動作が支配的であり、VBP電圧発生
回路の出力電圧はほぼイコライズ電圧である(VDD−
Vt)/2になっていた。
【0018】また図19bのような構成でVBP電圧を
調整する場合、一般に貫通電流を極力抑える目的で、抵
抗素子r1、r2の抵抗値を非常に大きく(例えば数メ
ガオーム)設定されており、ヒューズ素子Fをトリミン
グした後の抵抗値はさらに大きく(例えば数十メガオー
ム以上)設定する必要があった。これらを大量生産され
る製造工程において安定的に実現するためにはトリミン
グ装置の精度や、照射エネルギー等の細かな管理を必要
としていたため、製造コスト向上、製造工数の増大を招
いていた。
【0019】本発明の目的は、ワード線昇圧を必要とし
ないDRAMの安定動作を実現するビット線のプリチャ
ージ電圧発生回路を備えた半導体装置を提供することに
あり、ロジック回路のゲート酸化膜と同様の膜厚でDR
AM素子を形成を実現し、LSIのコスト低減、製造工
程短縮を図ることを目的とする。さらに、本発明の半導
体装置の製造段階における検査方法を提供することを目
的とする。
【0020】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の半導体装置は、メモリセルと、前記メモリセ
ルが所定個数接続された第1及び第2のビット線と、前
記第1のビット線に接続された前記メモリセルを選択す
る第1のワード線群と、前記第2のビット線に接続され
た前記メモリセルを選択する第2のワード線群と、前記
第1のビット線と前記第2のビット線を制御信号により
短絡するイコライズ回路と、前記第1及び前記第2のビ
ット線を前記制御信号により所定の電圧にプリチャージ
するプリチャージ回路と、前記第1および第2のビット
線が接続されその電圧差を増幅するセンスアンプ回路
と、基準電圧発生回路と出力回路で構成されたビット線
プリチャージ電圧発生回路において、前記基準電圧発生
回路の基準電圧値を設定する基準電圧設定信号を出力す
る基準電圧設定部を備え、前記ビット線プリチャージ電
圧発生回路が前記基準電圧設定部の前記基準電圧値の調
整により前記第1および第2のビット線のプリチャージ
電圧を前記第1および第2のビット線のビット線電圧振
幅の中間電圧より低く設定することを特徴とする。
【0021】この構成により、プリチャージ電圧を任意
に精度良く設定することができ、センスアンプ活性時の
電圧マージンを最適化できる。DRAM回路において昇
圧回路を不要とし、DRAM回路のゲート酸化膜厚をロ
ジック回路のゲート酸化膜厚と同様の薄いものとするこ
とができ、DRAM回路とロジック回路を一体化したシ
ステムLSIにおいて高速動作の確保と製造工程の短縮
を実現することができる。
【0022】次に、前記設定されたプリチャージ電圧が
前記メモリセルのハイレベルのストレージノード電位を
等分する値であることが好ましい。この構成により、セ
ンスアンプ活性時の電圧マージンを最適な値とすること
ができる。
【0023】次に、前記ビット線プリチャージ電圧発生
回路の出力回路が、前記出力端子電圧が前記基準電圧に
比較して高い時は下げる方向の降圧電流を供給する部分
と前記基準電圧に比較して低い時は上げる方向の昇圧電
流を供給する部分を備え、前記降圧電流供給能力が前記
昇圧電流供給能力より大きいことが好ましい。
【0024】この構成により、高速にプリチャージ電圧
を形成することができる。次に、前記ビット線プリチャ
ージ電圧発生回路の出力回路が、前記出力端子電圧が前
記基準電圧に比較して高い時は下げる方向の降圧電流を
供給し、前記基準電圧に比較して低い時は上げる方向の
昇圧電流を供給する第1の出力回路と、前記出力端子電
圧が前記基準電圧に比較して高い時のみ下げる方向の降
圧電流を供給する第2の出力回路を並列接続で備え、前
記第1の出力回路の電流供給能力より前記第2の出力回
路の電流供給能力の方が大きくなる手段を備えることが
好ましい。
【0025】この構成により、前記出力端子電圧が前記
基準電圧に比較して高い場合に、第1および第2の出力
回路の出力により、高速に所望のプリチャージ電圧を形
成することができる。
【0026】次に、前記第1の出力回路は、一端が電圧
源に接続され他端が出力端子に接続された第1のトラン
ジスタと、一端が接地され他端が前記出力端子に接続さ
れた第2のトランジスタとを備え、前記第1のトランジ
スタのゲートには前記基準電圧より前記第1のトランジ
スタのしきい値電圧相当分高い電圧が第1のトランジス
タ制御信号として前記基準電圧発生回路より供給され、
前記第2のトランジスタのゲートには前記基準電圧より
前記第2のトランジスタのしきい値電圧相当分低い電圧
が第2のトランジスタ制御信号として前記基準電圧発生
回路より供給されることが好ましい。
【0027】この構成により、前記出力端子電圧を前記
基準電圧と比較してトランジスタのしきい値範囲内の値
となるように制御する第1の出力回路を得ることができ
る。次に、前記第2の出力回路は、前記基準電圧を第1
の入力としたトランジスタを負荷とするカレントミラー
型差動増幅回路を備えた比較回路と、一端が前記カレン
トミラー型差動増幅回路の第2の入力に接続され、他端
が接地され、ゲートが前記カレントミラー型差動増幅回
路の比較結果出力ノードに接続された帰還用トランジス
タとを備え、前記帰還用トランジスタの前記カレントミ
ラー型差動増幅回路の第2の入力に接続された端子を前
記第2の出力回路の出力端子とすることが好ましい。
【0028】この構成により、出力端子電圧が前記基準
電圧と比較して高い場合に、より高速かつ精度よく出力
端子電圧が基準電圧値となるように制御する第2の出力
回路を得ることができる。
【0029】次に、前記第2の出力回路は、所定本数の
前記第1のワード線群および前記第2のワード線群を駆
動し所定の間隔で配置されるロウデコーダブロック内に
構成されることが好ましい。
【0030】この構成により、差動増幅回路のトランジ
スタサイズは、ロウデコーダブロックが駆動するメモリ
アレイおよびセンスアンプブロックに供給できるだけの
電流駆動能力を備えておけばよく、メモリ容量の増減に
おいても最適な能力を備えることができる次に、前記第
2の出力回路が、プリチャージ開始時間より所定時間経
過の期間のみ活性化することが好ましい。
【0031】この構成により、プリチャージ動作期間内
の所定時間だけ、差動増幅回路が活性化されて大電流の
駆動を実行し、それ以外の期間の電流消費を抑えること
ができる。
【0032】次に、前記基準電圧発生回路が、電圧源
と、前記基準電圧設定信号によりその抵抗値が可変とな
る第1および第2のトランジスタ抵抗素子回路と、第3
のトランジスタと、第4のトランジスタと、基準電圧出
力端子を備え、前記第1のトランジスタ抵抗素子回路の
一端を前記電圧源に接続し、他端を前記第3のトランジ
スタを介して前記基準電圧出力端子に接続し、前記第2
のトランジスタ抵抗素子回路の一端を接地し、他端を第
4のトランジスタを介して前記基準電圧出力端子に接続
し、前記第1および第2のトランジスタ抵抗素子回路に
対して対応する前記基準電圧設定信号を入力して前記第
1および第2のトランジスタ抵抗素子回路の抵抗値を設
定することにより、第1および第2のトランジスタ抵抗
素子回路の抵抗値の比で決まる電圧を基準電圧として前
記基準電圧出力端子より出力し、前記第3のトランジス
タは前記第1のトランジスタ抵抗素子回路に接続された
端子から前記基準電圧よりしきい値電圧相当分高い電圧
を、前記第1の出力回路へ前記第1のトランジスタ制御
信号として出力し、前記第4のトランジスタは前記第2
のトランジスタ抵抗素子回路に接続された端子から前記
基準電圧よりしきい値電圧相当分低い信号を、前記第1
の出力回路へ前記第2のトランジスタ制御信号として出
力することが好ましい。
【0033】この構成により、基準電圧発生回路は、第
1および第2のトランジスタ抵抗素子回路の抵抗値を制
御することにより、抵抗値の比で決まる電圧を基準電圧
とすることができる。
【0034】次に、前記第1のトランジスタ抵抗素子回
路が、基本抵抗素子回路を1以上直列に接続したNチャ
ネルトランジスタ抵抗素子回路を備え、前記基本抵抗素
子回路が、ドレインおよびソース同士を接続して並列接
続した第3および第4のNチャネルトランジスタであっ
て、前記第3のNチャネルトランジスタのゲートにオン
状態となる所定電圧が印加され、前記第4のNチャネル
トランジスタのゲートには前記基準電圧設定信号が接続
され、前記第4のNチャネルトランジスタがオフに設定
された場合は前記第3のNチャネルトランジスタのオン
抵抗値を示し、前記第4のNチャネルトランジスタがオ
ンに設定された場合は前記第4のNチャネルトランジス
タのオン抵抗値が支配的となるよう前記第3のNチャネ
ルトランジスタと前記第4のNチャネルトランジスタの
サイズを設定した回路であり、前記基準電圧設定信号を
前記基本抵抗素子回路毎に個別に設定することでその抵
抗値を変更することが好ましい。
【0035】この構成により、第1のトランジスタの抵
抗値を基準電圧設定信号により所望の値とすることがで
きる。次に、前記第1のトランジスタ抵抗素子回路のそ
れぞれの基本抵抗素子回路の第3のNチャネルトランジ
スタのオン抵抗値が各基本抵抗素子回路ごとに異なるこ
とが好ましい。
【0036】この構成により、第1のトランジスタ抵抗
素子回路において、それぞれ値の違う抵抗値の組み合わ
せにより、多様な抵抗値の設定が可能となる。次に、前
記第1のトランジスタ抵抗素子回路のそれぞれの基本抵
抗素子回路の第3のNチャネルトランジスタのオン抵抗
値が、最小のものを基準として順に2の倍数になる設定
とすることが好ましい。
【0037】この構成により、第1のトランジスタ抵抗
素子回路において、最小の抵抗値を基準として順に2の
倍数になる抵抗値の組み合わせにより、最小の抵抗値を
きざみとした多様な抵抗値の設定が可能となる。
【0038】次に、前記第2のトランジスタ抵抗素子回
路が、基本抵抗素子回路を1以上直列に接続したPチャ
ネルトランジスタ抵抗素子回路を備え、前記基本抵抗素
子回路が、ドレインおよびソース同士を接続して並列接
続した第3および第4のPチャネルトランジスタであっ
て、前記第3のPチャネルトランジスタのゲートにオン
状態となる所定電圧が印加され、前記第4のPチャネル
トランジスタのゲートには前記基準電圧設定信号が接続
され、前記第4のPチャネルトランジスタがオフに設定
された場合は前記第3のPチャネルトランジスタのオン
抵抗値を示し、前記第4のPチャネルトランジスタがオ
ンに設定された場合は前記第4のPチャネルトランジス
タのオン抵抗値が支配的となるよう前記第3のPチャネ
ルトランジスタと前記第4のPチャネルトランジスタの
サイズを設定した回路であり、前記基準電圧設定信号を
前記基本抵抗素子回路毎に個別に設定することでその抵
抗値を変更することが好ましい。
【0039】この構成により、第2のトランジスタの抵
抗値を基準電圧設定信号により所望の値とすることがで
きる。次に、前記第2のトランジスタ抵抗素子回路のそ
れぞれの基本抵抗素子回路の第3のPチャネルトランジ
スタのオン抵抗値が各基本抵抗素子回路ごとに異なるこ
とが好ましい。
【0040】この構成により、第2のトランジスタ抵抗
素子回路において、それぞれ値の違う抵抗値の組み合わ
せにより、多様な抵抗値の設定が可能となる。次に、前
記第2のトランジスタ抵抗素子回路のそれぞれの基本抵
抗素子回路の第3のPチャネルトランジスタのオン抵抗
値が、最小のものを基準として順に2の倍数になる設定
とすることが好ましい。
【0041】この構成により、第2のトランジスタ抵抗
素子回路において、最小の抵抗値を基準として順に2の
倍数になる抵抗値の組み合わせにより、最小の抵抗値を
きざみとした多様な抵抗値の設定が可能となる。
【0042】次に、前記基準電圧設定部が、基準電圧設
定信号それぞれを“H”または“L”に設定する設定手
段を備えることが好ましい。また、前記設定手段が、ヒ
ューズ素子のトリミングにより出力信号を“H”または
“L”に設定する手段であることが好ましい。
【0043】また、前記設定手段が、フローティングゲ
ート構造素子への書き込みまたは消去により出力信号を
“H”または“L”に設定する手段であることが好まし
い。また、前記設定手段が、フォトマスク工程で出力信
号を“H”または“L”に設定する手段であることが好
ましい。
【0044】この構成により、第1または第2のトラン
ジスタ抵抗素子回路において、プログラムにより抵抗値
を所望の値に設定することができる。次に、前記メモリ
セルが、一つの容量素子と一つのトランジスタ素子で構
成されることが好ましい。
【0045】この構成により、容量素子を用いたDRA
M回路に対して本発明を適用することができる。次に、
前記メモリセルが、一つの強誘電体記憶素子と一つのト
ランジスタ素子で構成されることが好ましい。
【0046】この構成により、強誘電体記憶素子を用い
たFRAM回路に対して本発明を適用することができ
る。また、上記目的を達成するために本発明の半導体装
置の検査方法は、ウエファー検査工程でビット線プリチ
ャージ電圧を測定するビット線プリチャージ電圧検査工
程と、前記測定されたビット線プリチャージ電圧が、基
準電圧である所望のビット線プリチャージ電圧と異なる
場合に前記基準電圧設定信号の設定により所望のビット
線プリチャージ電圧値に調整して再設定する工程とを備
えたことを特徴とする。
【0047】この方法により、半導体装置の製造過程に
おいて、所望のプリチャージ電圧が得られているか検査
し、得られていない場合に動的に再設定することがで
き、製品の精度を高く保つことができ、また、歩留まり
を上げることができる。
【0048】また、上記目的を達成するために本発明の
半導体装置の検査方法は、ウエファー検査工程でビット
線プリチャージ電圧を測定するビット線プリチャージ電
圧検査工程と、チップ外部より仮のビット線プリチャー
ジ電圧を印加して半導体装置の読み出し動作を検査し、
メモリセルのハイレベルのストレージノード電位を等分
する値となる最適ビット線プリチャージ電圧を求める最
適ビット線プリチャージ電圧検査工程と、前記基準電圧
設定信号の設定によりビット線プリチャージ電圧値を前
記最適ビット線プリチャージ電圧に調整して再設定する
工程とを備えたことを特徴とする。
【0049】この方法により、製造に伴う各素子値の誤
差を考慮した最適なビット線プリチャージ電圧に設定す
ることができ、製品の精度を高く保つことができ、ま
た、歩留まりを上げることができる。
【0050】
【発明の実施の形態】(実施の形態1)本発明の半導体
装置およびその検査方法について図面を参照しつつ説明
する。以下、本発明の半導体装置の全体および各構成部
分概要の説明、ビット線プリチャージ電圧VBPの設定
方法の説明、本発明の半導体装置の動作の概要の説明、
ビット線プリチャージ電圧VBPの最適設定値の説明、
量産製造過程におけるビット線プリチャージ電圧VBP
の設定方法の説明などについて順を追って説明する。
【0051】まず、本発明の半導体装置の全体および各
構成部分を説明する。図1はメモリセルとロジックを混
載した半導体装置のレイアウト概略図を示している。1
は混載化された半導体装置、2は本発明が適応されたD
RAMマクロセル、3はロジック、4はパッドと入出力
インターフェース回路で構成されたIOセルであり、D
RAMマクロセル2、ロジック3、IOセル4は半導体
装置1の製品仕様に従って互いに結線されている。ま
た、半導体装置1の製造プロセスにおいて、DRAMマ
クロセル2とロジック3は同一のゲート酸化膜厚で形成
されている。なお、上記例ではメモリセルとしてDRA
Mとしたが強誘電体記憶素子を用いたFeRAMであっ
ても良い。
【0052】図2はDRAMマクロセル2のブロック図
を示している。5はメモリセル基本ブロック5aが所定
個数配列されたメモリセルアレイ、6はセンスアンプ基
本ブロック6aが所定個数配列されたセンスアンプブロ
ック、7はロウデコーダ基本ブロック7aが所定個数配
列されたロウデコーダ、8はメインアンプ基本ブロック
8aが所定個数配列されたメインアンプブロック、9は
インターフェイスブロック、10は制御回路ブロック、
11はロウアドレスプリデコーダブロック、12は電源
回路ブロックである。電源回路ブロック12はVBB
(バックバイアス電圧)発生回路12a、VCP(メモ
リセルプレート電圧)発生回路12b、VBP(ビット
線プリチャージ電圧)発生回路12c、VMBP(メイ
ンビット線プリチャージ電圧)発生回路12dで構成さ
れている。DRAMマクロセル2は階層ビット線構造で
構成されており、各センスアンプブロック6の出力がス
イッチ素子およびメインビット線対MBL、MBLBを
介してメインアンプブロック8と接続されている。図3
は、メモリセルアレイ基本ブロック5aならびにセンス
アンプ基本ブロック6aの詳細な回路図を示している。
図18の従来例と同一のものについては同じ記号が付し
てあり、ここでは異なるものについてのみ説明する。な
お説明を簡潔にするため、メモリセルは4ビット分のみ
を示している。図3において、14aは、シェアードゲ
ート制御信号SSLをゲート入力としてNチャネルMO
SトランジスタQ5、Q6で構成されたシェアードゲー
ト回路、同様に14bは、シェアードゲート制御信号S
SRをゲート入力としてNチャネルMOSトランジスタ
Q13、Q14で構成されたシェアードゲート回路であ
る。なお、本図には省略されているが、シェアードゲー
ト回路14bを介して右側には隣のメモリセル基本ブロ
ック5aが配置され、左右のメモリセルアレイ基本ブロ
ック5aがセンスアンプ基本ブロック6aを共有するシ
ェアードセンスアンプ構成を採っている。15はセンス
アンプ回路102の出力をメインビット線MBL、MB
LBに転送するトランスファゲート制御信号MBTをゲ
ート入力とするNチャネルMOSトランジスタQ7、Q
8で構成されたトランスファゲート回路である。センス
アンプ回路102は、ソースをセンスアンプ共通駆動線
信号VSHに接続されたPチャネルMOSトランジスタ
Q9、Q10と、ソースをセンスアンプ共通駆動線信号
VSLに接続されたNチャネルMOSトランジスタQ1
1、Q12とにより構成される一般的に用いられている
クロス型アンプで、2ビット線対に一つのセンスアンプ
基本ブロック6aが配置されている。
【0053】図4は、メインアンプブロックの基本ブロ
ック8aの詳細な回路図を示している。20はメインビ
ット線プリチャージ回路、21はメインアンプ回路であ
るメインビット線プリチャージ回路20は、メインビッ
ト線プリチャージ信号MPRがゲートに接続されたメイ
ンビット線対MBLとMBLBの電圧をイコライズ制御
するNチャネルMOSトランジスタQ20と、同じくメ
インビット線プリチャージ信号MPRがゲートに接続さ
れ、メインビット線対MBLとMBLBの電圧をメイン
ビット線プリチャージ電圧VMBPにプリチャージ制御
するNチャネルMOSトランジスタQ21、Q22との
3個のNチャネルMOSトランジスタで構成される。こ
のメインビット線プリチャージ回路20は、メインビッ
ト線対毎に1個配置される。
【0054】メインアンプ回路21は、ソースをメイン
アンプ共通駆動線信号VMHに接続されたPチャネルM
OSトランジスタQ23、Q24と、ソースをメインア
ンプ共通駆動線信号VMLに接続されたNチャネルMO
SトランジスタQ25、Q26で構成され、センスアン
プ回路102と同じクロス型アンプである。このメイン
アンプ回路21は、メインビット線対毎に1個配置され
る。
【0055】図5は、図2のVBP発生回路12cの詳
細な回路図を示している。30はVBP基準電圧発生回
路、31は後述する第1の出力回路と第2の出力回路を
備えたVBP出力回路、32はタイミング制御回路、3
4はVBP基準電圧設定回路である。33はVBP電圧
モニター用のパッドで、図1のIOセル4の領域に配置
されている。
【0056】VBP基準電圧発生回路30はその出力ノ
ードをVREFとし、NチャネルMOSトランジスタQ
m1、Qm2、Qm4、Qr6〜Qr10、Tm5〜T
m8および、PチャネルMOSトランジスタQr1〜Q
r5、Qm3、Qm5、Tm1〜Tm4で構成されてい
る。なお、このうち、Qr1〜Qr5とTm1〜Tm4
により第1のトランジスタ抵抗素子回路を形成し、Qr
6〜Qr10とTm5〜Tm8により第2のトランジス
タ抵抗素子回路を形成し、Qm4が第1のトランジス
タ、Qm5が第2のトランジスタQm2が第3のトラン
ジスタ、Qm3が第4のトランジスタである。
【0057】このVBP基準電圧発生回路30は、図1
9aにより説明した従来のVBP電圧発生回路と同様の
回路構成を採用しているが以下の点が異なっている。電
源電極VDDより直接供給している代わりに、ドレイン
及びゲートを電源電極VDDに接続されたNチャネルM
OSトランジスタQm1を用いることによりVDDから
しきい値電圧Vt分降下した電圧(VDD−Vt)を供
給し、さらには抵抗素子R1の代わりにゲート電極をV
REFに接続したPチャネルMOSトランジスタQr1
〜Qr5で代用し、抵抗素子R2の代わりにゲート電極
をVREFに接続したNチャネルMOSトランジスタQ
r6〜Qr10で代用している。この抵抗素子R1、R
2の代用トランジスタのうちQr1〜Qr4、Qr7〜
Qr10には各々Tm1〜Tm4、Tm5〜Tm8が並
列に接続され、またトランジスタTm1とTm8のゲー
トにはVBP電圧制御信号FB0が接続され、トランジ
スタTm2とTm7のゲートにはVBP電圧制御信号F
B1が接続され、トランジスタTm3とTm6のゲート
にはVBP電圧制御信号FB2が接続され、トランジス
タTm4とTm5のゲートにはVBP電圧制御信号FB
3が接続されている。
【0058】このトランジスタQr1〜Qr5、Qr6
〜Qr10、Tm1〜Tm4、Tm5〜Tm8は、電圧
制御信号FB0〜FB3の設定レベルに応じてVREF
を任意の電圧に設定するために設けられている。このた
めトランジスタQr1〜Qr10は、それぞれゲート長
を長くしてオン抵抗を大きくし、またVBP電圧をバイ
ナリー設定できるようにサイズ設定が行われている。な
お、本実施形態ではトランジスタ幅をW、トランジスタ
ゲート長をLとすると、PチャネルMOSトランジスタ
Qr1、Qr2、Qr3、Qr4、Qr5のW(μm)
/L(μm)は、それぞれ1/32、1/16、1/
8、1/4、1/2としてあり、NチャネルMOSトラ
ンジスタQr6、Qr7、Qr8、Qr9、Qr10の
W(μm)/L(μm)は、それぞれ1/6、1/12、
1/24、1/48、1/96とし、ゲート入力が共通
なトランジスタTmに並列接続されたPチャネルおよび
NチャネルMOSトランジスタQrのオン抵抗がほぼ等
しくなるサイズに設定されているものとする。またTm
1〜Tm8は、トランジスタQr1〜Qr10のオン抵
抗に比べて十分低くなるようサイズ設定が行われてい
る。なお、本実施形態では、全て1/0.26とする。
【0059】電圧制御信号FB0〜FB3の設定値は、
VBP基準電圧設定回路34に備えたヒューズ素子を用
いてプログラム化することで記憶されており、この記憶
情報は半導体装置1のリセット時に取り込む方法を用い
て行われる。具体的回路は、特願平10−22885
「半導体装置、その製造方法およびそのアドレス検出回
路」に開示されておりここでは説明を省略する。
【0060】VBP出力回路31は、ドレイン及びゲー
トを電源電極VDDに接続されたNチャネルMOSトラ
ンジスタQm12を用いることによりVDDからしきい
値電圧Vt分を降下した電圧(VDD−Vt)を供給電
源とし、前記VBP基準電圧発生回路30のNチャネル
MOSトランジスタQm4のゲート入力との共通信号を
ゲート入力とするNチャネルMOSトランジスタQm1
3と、PチャネルMOSトランジスタQm5のゲート入
力との共通信号をゲート入力とするPチャネルMOSト
ランジスタQm14とにより構成されるVBP回路の第
1の出力回路と、Qm6〜Qm11により構成される差
動増幅回路である第2の出力回路との出力とが共通接続
された構成となっている。
【0061】なお、この差動増幅回路は、カレントミラ
ー型のNチャネルMOSトランジスタQm9、Qm10
からなる負荷回路と、差動形態にされたPチャネルMO
SトランジスタQm7、Qm8と、タイミング制御回路
32より供給されるVBP制御信号CBPがゲートに接
続された電流制御用PチャネルMOSトランジスタQm
6、で差動増幅回路を構成し、差動増幅部の基準電圧に
はVREFが入力され、ビット線プリチャージ電圧VB
Pを出力し、さらに駆動用NチャネルMOSトランジス
タQm11を帰還用トランジスタとして用い、ビット線
プリチャージ電圧VBPを負帰還するように接続されて
いる。
【0062】タイミング制御回路32は、内部RAS
(ロウアドレスストローブ信号、以下RASと略記す
る)信号であるIRASを入力とした遅延素子D30の
出力と、同じく内部RAS信号IRASを入力としたイ
ンバータ素子I30の出力との2つの信号を入力信号と
するNAND回路N30で構成され、NAND回路N3
0の出力CBPはVBP出力回路31に接続されてい
る。
【0063】以上の構成により、VBP基準電圧発生回
路30において、電圧制御信号FB0〜FB3の設定を
通じて、出力基準電圧VREFを(VDD−Vt)から
所望の電圧分を降下させた電位とすることができる。
【0064】次に、図6は、図2内のVMBP発生回路
12dの詳細な回路図を示している。図6に示すVMB
P発生回路12dの回路構成は、電圧制御信号FM0〜
FM3がVMBP発生回路12d用にそれぞれ独立に設
けられている点、またメインビット線プリチャージ電圧
出力部41およびタイミング制御回路42のトランジス
タサイズが異なっている点を除けば、図5に示すVBP
発生回路の回路構成と同様である。本実施形態において
VMBPの電圧は、VBPの電圧とは異なり、ほぼVD
D/2になるよう設定されている。
【0065】次に、DRAMマクロセル2について説明
する。DRAMマクロセル2は、メモリセルアレイ5、
センスアンプブロック6、ロウデコーダ基本ブロック7
aを一組として、この配置個数を変えることで各種容量
に展開できる構成としている。一方DRAMの動作時
は、メモリセルアレイ5、センスアンプブロック6を同
時に複数個活性化するのが一般的である。例えば図2に
示すDRAMマクロセル2は、16組配置されたメモリ
セルアレイ5の内8組が同時に活性化される。一方最小
容量のDRAMマクロセルの場合は、メモリセルアレイ
5、センスアンプブロック6、ロウデコーダ基本ブロッ
ク7aは2組配置され、その内一組が活性化されること
となる。従ってVBP発生回路12cやVMBP発生回
路12dの電流供給量は、DRAM容量によって異なる
こととなる。このため最大容量時を想定して、VBP発
生回路12cやVMBP発生回路12dのトランジスタ
サイズが設定されている。
【0066】次に、以上のように構成されたDRAMマ
クロセル2におけるVBP電圧の設定方法について説明
する。例として、図5に示すVBP発生回路12cのV
BP基準電圧設定回路34において(FB3、FB2、
FB1、FB0)=(H、L、H、L)とプログラムさ
れた場合を説明する。上記設定の場合、PチャネルMO
SトランジスタTm1およびTm3はオンし、Tm2お
よびTm4はオフする。またNチャネルMOSトランジ
スタTm5およびTm7はオンし、Tm6およびTm8
はオフする。ここで、並列に接続されているトランジス
タQr1〜Qr8のオン抵抗に比べて、トランジスタT
m1〜Tm8のオン抵抗は十分低くなるようにサイズ設
定されているため、PチャネルMOSトランジスタで構
成される抵抗成分はQr2、Qr4、Qr5の直列抵抗
分で近似的に表現でき、またNチャネルMOSトランジ
スタで構成される抵抗成分はQr6、Qr8、Qr10
の直列抵抗分で近似的に表現でき、出力電圧VREF
は、これらの抵抗の比で決まることとなる。
【0067】本実施形態の構成では、Tm1〜Tm4は
PチャネルMOSトランジスタ、Tm5〜Tm8はNチ
ャネルMOSトランジスタという相補的構成であり、ゲ
ートを共通とするトランジスタTm1〜Tm8に並列接
続されるPチャネルまたはNチャネルMOSトランジス
タQr1〜Qr8はそれぞれお互いにオン抵抗がほぼ等
しくなるようサイズ設定されている。このためPチャネ
ルMOSトランジスタで構成される直列抵抗分が大きく
なると、NチャネルMOSトランジスタで構成される直
列抵抗分は小さくなり、逆にPチャネルMOSトランジ
スタで構成される直列抵抗分が小さくなると、Nチャネ
ルMOSトランジスタで構成される直列抵抗分は大きく
なり、広い範囲でVREFの電圧設定ができるととも
に、その電圧設定値によって貫通電流が変動しない構成
となっている。
【0068】図7は、図5に示すVBP発生回路12c
に入力されるVBP電圧制御信号FB0〜FB3の設定
値と、その出力電圧VREFの関係を示しており、横軸
は(FB3、FB2、FB1、FB0)=(L、L、
L、L)〜(H、H、H、H)の16通りの組み合わせ
を10進数で表現している。図7から明らかなように、
FB3〜FB0を用いた設定によりVREF電圧を所望
の値(本例では0.75V〜1.5V)にすることがで
きる。
【0069】図8は、VBP電圧制御信号FB0〜FB
3が特定の設定値の場合におけるVBP発生回路12c
の負荷電流特性を示したものである。図8において正の
電流はVBP端子から接地電極VSSに流れ出す電流を
示し、負の電流は電源電極VDDからVBP端子に流れ
込む電流を示している。また実線で示したIonは、N
チャネルMOSトランジスタQm11に流れる電流を示
し、破線で示したIoffは、NチャネルMOSトラン
ジスタQm13またはPチャネルMOSトランジスタQ
m14に流れる電流を示している。図8から明らかなよ
うに、VBPの電圧がVREFより高い場合には、図5
中のビット線プリチャージ電圧出力部31の第2の出力
回路である差動増幅回路が働くため、Ionで示す大き
な電流を駆動することができる。このように、loff
で示す第1の出力回路の電流供給能力よりlonで示す
第2の出力回路の電流供給能力の方が大きいことが好ま
しい。
【0070】また、図6に示すVMBP基準電圧発生回
路40の出力電圧VMREFも同様の特性となる。次に
タイミング制御回路32の動作について説明する。本発
明が適用されたDRAMマクロセル2はクロック同期型
のメモリである。図9は、その制御信号の一つであるR
AS信号およびRAS信号により派生されるVBP発生
回路12cおよびVMBP発生回路12dの制御に必要
な内部信号のタイミング波形を示している。
【0071】図9に示すようにクロックCLKの立ち上
がりエッジに同期してRAS信号が取り込まれ、内部R
AS信号IRASがセットされる。このIRASが
“L”の期間(t14〜t10’)はDRAMのプリチ
ャージ動作が行われ、“H”の期間(t10〜t14ま
たはt10’〜t14’)はリード動作やライト動作が
行われる。タイミング制御回路32は、信号CBPおよ
びCMBPが内部RAS信号IRASの立ち下がりタイ
ミングt14に対応して“L”に設定され、遅延素子D
30で決まる所定時間後、“H”に設定されるようなパ
ルス発生回路を構成している。従ってプリチャージ動作
期間内の所定時間だけ、ビット線プリチャージ電圧出力
部31の差動増幅回路が活性化され、図8に示す大電流
の駆動が可能となり、それ以外の期間は電流消費を抑え
ている。
【0072】次に、図3に示すメモリセルアレイ基本ブ
ロック5aならびにセンスアンプ基本ブロック6aの読
み出し動作を、図10〜図12のタイミング図を用いて
説明する。図10は、メモリセルアレイ基本ブロック5
aならびにセンスアンプ基本ブロック6aに入力される
信号のタイミング図を示している。図11はビット線対
BL、BLBとストレージノードN1の動きを示してい
る。図12はメインビット線対MBL、MBLBと前記
ビット線対BL、BLBの動きを示している。
【0073】まず、時間t10において、“H”レベル
にあったプリチャージ信号PRおよびシェアードゲート
制御信号SSRが“L”に設定され、ビット線のプリチ
ャージ終了とセンスアンプ102の右側ブロックが非選
択状態に設定される。
【0074】次に、時間t11において、ワード線WL
1が“H”(VDDレベル)に設定され、ゲートトラン
ジスタQ1がオンとなり、電荷蓄積キャパシタMCとビ
ット線BLが電気的に接続され、電荷蓄積キャパシタM
Cの電荷がビット線BLの持つ寄生容量により再配分さ
れ、ビット線BLの電圧レベルがプリチャージ電圧に対
してΔVH上昇する。このときストレージノードN1の
電圧はビット線BLと同じ電圧となり、電荷蓄積キャパ
シタMCの電荷は放出されてメモリセルの情報は破壊さ
れる。またもう一方のビット線BLBの電圧は、プリチ
ャージ電圧VBPが保持されている。
【0075】次に、時間t12において、センスアンプ
共通駆動線信号VSH、VSLはプリチャージレベルか
ら、各々VDDおよびVSSが供給されセンスアンプ1
02が活性化され増幅が開始される。ビット線対BL、
BLBはNチャネルMOSトランジスタで構成されたシ
ェアードゲート14aを介しているため、しきい値電圧
Vt分の降下を生じ、それぞれVDD−VtおよびVS
Sに増幅される。この時、ストレージノードN1には、
ビット線BLの電圧上昇に応じて“H”レベルが再度書
き込まれ、読み出し破壊された電荷蓄積キャパシタMC
の電荷を再充電する。
【0076】次に時間t13でトランスファゲート制御
信号MBTに“H”が設定され、トランスファゲートト
ランジスタがオンとなり、メインビット線対MBL、M
BLBと、ビット線対BL、BLBが接続される。この
時、VDD/2にプリチャージされていたメインビット
線対MBL、MBLBの電荷が増幅動作中のセンスアン
プ回路102及びシェアードゲート回路14aを介して
ビット線対BL、BLBに一瞬流れ込むため、ビット線
の“L”側電位(本説明図ではBLB)は図12中にD
BLLで示す程度浮き、またビット線の“H”側電位
(本説明図ではBL)は図12中にDBLHで示す程度
降下する。
【0077】次に、時間t14において、メインアンプ
共通駆動線信号VMH、VMLはプリチャージレベルか
ら、それぞれVDDおよびVSSが供給されメインアン
プ21が活性化され増幅が開始され、メインビット線対
MBL、MBLBはそれぞれVDDレベルおよびVSS
レベルに増幅されて読み出しデータが保持される。
【0078】次に、時間t15において、トランスファ
ゲート制御信号MBTに“L”が設定され、メインビッ
ト線対MBL、MBLBと、ビット線対BL、BLBが
遮断される。
【0079】次に、時間t16において、ワード線WL
1は“L”レベルに設定され、ゲートトランジスタQ1
がオフとなり、電荷蓄積キャパシタMCとビット線BL
が電気的に遮断され、この時点で再書き込み動作も終了
する。
【0080】次に、時間t17において、プリチャージ
信号PRは“H”に設定され、センスアンプ共通駆動線
信号VSH、VSLはプリチャージレベルに設定され
る。この時ビット線対BL、BLBのプリチャージは、
NチャネルMOSトランジスタQ2を介してビット線B
LとBLBとが一旦、(VDD−Vt)/2の電圧にイ
コライズされた後、NチャネルMOSトランジスタQ
3、Q4を介して図5に示すVBP基準電圧発生回路3
0に設定された電圧VREFへのプリチャージが完了す
る。
【0081】一方、メインビット線プリチャージ信号M
PRは“H”に、メインセンスアンプ共通駆動線信号V
MH、VMLはプリチャージレベルに設定され、VDD
/2へのプリチャージが完了する。
【0082】以上のような動作において、メモリセル蓄
積データの読み出しに最適なビット線プリチャージ電圧
VBPの設定値について図13を用いて説明する。図1
3は、メモリセル読み出しに関する電圧レベルの関係を
示している。ビット線の“H”レベルはしきい値電圧V
t分降下したVDD−Vtになる。ビット線のイコライ
ズ電圧VEQは、aで示した電圧で等分された(VDD
−Vt)/2のレベルにある。ストレージノードの
“H”レベルは上記従来技術の課題として説明のよう
に、所定時間内にVDD−Vtレベルまでは上昇しきら
ないことや時間経過で発生するリーク電流の影響で、V
DD−Vt−vsとなる。ここで、従来技術にようにビ
ット線のプリチャージ電圧が、実質、ビット線のイコラ
イズ電圧VEQと等しくなってしまう構成であれば、プ
リチャージ電圧(=読み出し時の基準電圧)に対してメ
モリセルMCの“H”レベルの時の電位差は図13中の
cとなり、“L”レベルの時の電位差は図13中のaと
なり不均衡が生じることとなる。つまり、メモリセルM
Cに蓄積されている電荷が“H”レベル(VDD−Vt
−vs)の場合では、メモリセルMCの静電容量をC
s、ビット線BLの容量をCdとするとワード線WLが
電源電圧VDDにされたとき、ビット線に現れる電圧変
化ΔVHは、 ΔVH={Cs/(Cs+Cd)}・(VDD−Vt−
vs)/2 となり、メモリセルMCに蓄積される電荷が“L”レベ
ルVSSの場合では、ビット線に現れる電圧変化ΔVL
は、 ΔVL={Cs/(Cs+Cd)}・(VDD−Vt)
/2 となる。ΔVHはΔVLに比べて小さい値となり、セン
スアンプ動作時の感度マージンは“H”レベル読み出し
で制限されることとなる。本発明の半導体装置のDRA
M回路では、ビット線プリチャージ電圧VBPをイコラ
イズ電圧VPRからVBPまで下げ、(VDD−Vt−
vs)を図13中bで示したように等分する電位とする
ことにより、ビット線に現れる電圧変化はΔVH、ΔV
Lはともに{Cs/(Cs+Cd)}・(VDD−Vt
−vs)/2となり、センスアンプ動作時の感度マージ
ンはハイ読み出し、ロー読み出しともに等しく、すなわ
ち最適とすることができる。
【0083】次に、量産製造過程におけるビット線プリ
チャージ電圧VBPの検査方法およびビット線プリチャ
ージ電圧VBPの再設定方法について説明する。まず、
DRAMマクロセル2の最適なVBP電圧は、試作評価
段階で(VDD−Vt−vs)を等分する値を求めて定
値化しておく。次に、量産時の検査は図14の検査フロ
ー図に従って実施される。まず拡散工程終了後のウエフ
ァーは、ステップS1で示すウエファー検査工程1にお
いて半導体装置1のIOセル4のコンタクト検査やリー
ク検査などのDC検査やファンクション検査、不良チッ
プの冗長救済可否判定と不良情報のデータファイル化
等、従来のDRAMの検査で実施される検査とともに、
VBP電圧モニター用のパッド33にプロービングする
ことで当該チップのVBP電圧測定とデータファイル化
を行う。次に、ステップS2のヒューズトリミング工程
において、当該チップの不良救済が必要な場合、前記不
良情報のデータファイルに従った不良アドレスのプログ
ラミングを行う。さらにVBP電圧の測定値をもとにV
BP電圧を前記最適値に調整すべく、図7に示すVBP
電圧制御信号FB0〜FB3の設定値とVREFの関係
に従ってVBP基準電圧設定回路34をプログラミング
する。次にステップS3のウエファー検査工程2におい
て前記ウエファー検査工程1(S1)と同様の検査を行
い、前記ヒューズトリミング工程(S2)の工程が正常
に行われたかの確認を行う。次にステップS4のパッケ
ージ組み立て工程を行う。以上の工程により量産製造過
程におけるビット線プリチャージ電圧VBPを設定す
る。
【0084】また、VBP電圧の設定には上記方法の
他、チップ毎の最適なVBP電圧を設定する方法もあ
る。この場合、ステップS1のウエファー検査工程1に
おいてVBP電圧モニター用のパッド33にプロービン
グすることで当該チップのVBP電圧測定後、幾通りか
の電圧をVBP電圧モニター用のパッド33に外部印加
して、動作限界またはリフレッシュ時間に関するファン
クション検査を行い、最も特性の良いVBP電圧をステ
ップS2のヒューズトリミング工程においてプログラミ
ングする。
【0085】なお、本実施形態においてDRAMマクロ
セル2は階層ビット線構造、かつ、ワード線昇圧を行な
っていない構成のものであるが、単層ビット線構成やワ
ード線昇圧を行う従来構成のDRAMに対しても適用で
きることはいうまでもない。またVBP基準電圧発生回
路30において、トランジスタTm1とTm8、Tm2
とTm7、Tm3とTm6、Tm4とTm5のゲートは
それぞれ共通とし、VBP電圧制御信号FB0〜FB3
の4本で制御出来る構成としたが、Tm1〜Tm8の8
個のトランジスタをそれぞれ独立に制御する構成でもよ
い。
【0086】なお、プログラミングの方法は、ヒューズ
トリミングに限らず、例えば、フローティングゲート構
造素子への書き込みまたは消去によってもプログラムす
ることができ、またVBP電圧の詳細な設定精度を要し
ない場合、VBP基準電圧設定回路34へのヒューズト
リミング操作に代え、フォトマスク工程でVBP電圧制
御信号FB0〜FB3を最初から所定値に固定しておい
てもよい。
【0087】また、プリチャージによるビット線電圧
は、ビット線対のイコライズ動作により中間電圧に設定
することができる。従ってVBP出力回路31におい
て、NチャネルMOSトランジスタQm12、Nチャネ
ルMOSトランジスタQm13、PチャネルMOSトラ
ンジスタQm14を省略し、差動増幅回路のみの構成と
してもよい。
【0088】また、この差動増幅回路は、タイミング制
御回路32により所定期間のみ活性化する構成とした
が、消費電流を細かく低減する必要が無い場合等は、常
時活性化しておいてもよい。
【0089】なお、本発明においてメインビット線のプ
リチャージ電圧は従来技術と同様にメインビット線対の
中間電圧(VDD/2)に設定している。これはセンス
アンプ102の活性化後ビット線対の電圧が十分増幅さ
れた後にメインアンプ21を活性化しているためメイン
ビット線のプリチャージ電圧レベルにメインアンプの特
性が特に影響しない点、またメインビット線のプリチャ
ージ電圧をイコライズ電圧レベルに止めておくのが放電
電流を抑えられ低消費電流とすることができる点を考慮
したためである。しかしながら、高速化のため、メイン
アンプ21の活性化タイミングをセンスアンプ102の
活性化タイミングとほぼ同時にする必要があるような場
合では、メインビット線のプリチャージ電圧もビット線
と同様の電圧に設定してもよい。
【0090】また、図14の検査フロー図において、ス
テップS2におけるヒューズトリミング歩留りが十分確
保できる場合、ステップS3のウエファー検査工程2は
省略してもよい。
【0091】(実施の形態2)図15は第2の発明のD
RAMマクロセルのブロック図を示しており、図2のD
RAMマクロセル2と同一のものについては同じ記号が
付してある。本実施形態2ではVBP発生回路12c’
およびロウデコーダ基本ブロック7bが、実施形態1と
異なっている。図16は本実施形態2のVBP(ビット
線プリチャージ電圧)発生回路12c’の詳細回路図を
示している。図17はロウデコーダ基本ブロック7bの
詳細回路図を示している。図17において、50はデコ
ード回路とワード線ドライバー回路で構成されたロウデ
コーダ回路であり、51は差動増幅回路である。本実施
形態2では、図5のVBP発生回路12c内の差動増幅
回路を、ロウデコーダ基本ブロック7b内に配置した構
成としている。
【0092】XPW(0〜m)はワード線選択用プリデ
コード信号、XBK(0〜n)はブロック選択プリデコ
ード信号、VREFはVBP発生回路12c’で発生さ
れる基準電圧、CBPはタイミング制御信号である。本
構成では、ブロック選択信号XBK(0〜n)で選択さ
れるロウデコーダ基本ブロック7bのみ差動増幅回路5
1が活性化され、実施の形態1と同様の動作を行う。こ
の構成では、差動増幅回路51のトランジスタサイズ
は、ロウデコーダ基本ブロック7bが駆動するメモリア
レイ5およびセンスアンプブロック6に供給できるだけ
の電流駆動能力を備えておけばよく、メモリ容量の増減
においても最適な能力を備えることができる。
【0093】
【発明の効果】本発明の半導体装置によれば、プリチャ
ージ電圧を任意に精度良く設定することができ、センス
アンプ活性時の電圧マージンを最適化できる。特に今後
微細化や低電圧化が進んで実効的なメモリセルへの蓄積
電荷量の低減化を図る上において、安定動作など信頼性
の高い半導体装置を提供できる。
【0094】さらに、本発明の半導体装置およびその検
査方法によれば、DRAM回路において昇圧回路を不要
とし、DRAM回路のゲート酸化膜厚をロジック回路の
ゲート酸化膜厚と同様の薄いものとすることができ、D
RAM回路とロジック回路を一体化したシステムLSI
において高速動作の確保と製造工程の短縮を実現するこ
とができる。
【0095】さらに、本発明の半導体装置によれば、任
意のメモリ容量を構成したとき、メモリ容量に応じて最
適な電流供給能力を備えたプリチャージ電圧発生回路を
提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施形態1による半導体装置のレイ
アウト概略図
【図2】 本発明の実施形態1によるDRAMマクロセ
ルのブロック図
【図3】 図2に示されたメモリセル基本ブロックおよ
びセンスアンプ基本ブロックの詳細回路図
【図4】 図2に示されたメインアンプブロックの詳細
回路図
【図5】 本発明の実施形態1のVBP発生回路の詳細
回路図
【図6】 本発明の実施形態1のVMBP発生回路の詳
細回路図
【図7】 図5に示されたVBP発生回路の電圧設定信
号とその出力電圧の関係図
【図8】 図5に示されたVBP発生回路の負荷電流特
性図
【図9】 図5に示されたVBP発生回路の制御信号の
タイミング図
【図10】 図3に示されたメモリセル基本ブロックお
よびセンスアンプ基本ブロックの制御信号のタイミング
【図11】 図3に示されたビット線対およびストレー
ジノードのタイミング図
【図12】 図3および図4に示されたビット線対およ
びメインビット線対のタイミング図
【図13】 本発明の実施形態1の主要ノードの電圧の
概念図
【図14】 本発明の実施形態1の検査フロー図
【図15】 本発明の実施形態2のDRAMマクロセル
のブロック図
【図16】 本発明の実施形態2のVBP発生回路の詳
細回路図
【図17】 本発明の実施形態2のロウデコーダ基本ブ
ロックの詳細回路図
【図18】 従来のDRAMのメモリセルおよびその周
辺回路図
【図19】 従来のVBP電圧発生回路の詳細回路図
【図20】 従来のDRAMの動作タイミング図
【符号の説明】
1 混載化された半導体装置 2 DRAMマクロセル 3 ロジック 4 IOセル 5 メモリセルアレイ 5a メモリセル基本ブロック 6 センスアンプブロック 6a センスアンプ基本ブロック 7 ロウデコーダ 7a,7b ロウデコーダ基本ブロック 8 メインアンプブロック 8a メインアンプ基本ブロック 9 インターフェイスブロック 10 制御回路ブロック 11 ロウアドレスプリデコーダブロック 12 電源回路ブロック 12a VBB(バックバイアス電圧)発生回路 12b VCP(メモリセルプレート電圧)発生回路 12c VBP(ビット線プリチャージ電圧)発生回路 12d VMBP(メインビット線プリチャージ電圧)
発生回路 12c’ VBP(ビット線プリチャージ電圧)発生回
路 14a,14b シェアードゲート回路 15 トランスファゲート回路 20 メインビット線プリチャージ回路 21 メインアンプ回路 30 VBP基準電圧発生回路 31 VBP出力回路 31a VBP出力回路31内の差動増幅回路 32 タイミング制御回路 33 VBP電圧モニター用のパッド 34 VBP基準電圧設定回路 40 VMBP基準電圧発生回路 41 メインビット線プリチャージ電圧出力部 42 タイミング制御回路 43 VMBP電圧モニター用のパッド 44 VMBP電圧設定回路 50 ロウデコーダ回路 51 差動増幅回路 100 メモリセルアレイ 101 ビット線プリチャージ回路 102 センスアンプ回路
フロントページの続き (72)発明者 大田 清人 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 5B024 AA04 BA02 BA07 BA10 BA27 CA16 EA01 5B025 AA07 AC01 AD09 AD11 AE08 AE09

Claims (23)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 メモリセルと、前記メモリセルが所定個
    数接続された第1及び第2のビット線と、前記第1のビ
    ット線に接続された前記メモリセルを選択する第1のワ
    ード線群と、前記第2のビット線に接続された前記メモ
    リセルを選択する第2のワード線群と、前記第1のビッ
    ト線と前記第2のビット線を制御信号により短絡するイ
    コライズ回路と、前記第1及び前記第2のビット線を前
    記制御信号により所定の電圧にプリチャージするプリチ
    ャージ回路と、前記第1および第2のビット線が接続さ
    れその電圧差を増幅するセンスアンプ回路と、基準電圧
    発生回路と出力回路で構成されたビット線プリチャージ
    電圧発生回路を備えた半導体装置において、前記基準電
    圧発生回路の基準電圧値を設定する基準電圧設定信号を
    出力する基準電圧設定部を備え、前記ビット線プリチャ
    ージ電圧発生回路が前記基準電圧設定部の前記基準電圧
    値の調整により前記第1および第2のビット線のプリチ
    ャージ電圧を前記第1および第2のビット線のビット線
    電圧振幅の中間電圧より低く設定することを特徴とした
    半導体装置。
  2. 【請求項2】 前記設定されたプリチャージ電圧が前記
    メモリセルのハイレベルのストレージノード電位とロウ
    レベルのストレージノード電位を等分する値である請求
    項1に記載の半導体装置。
  3. 【請求項3】 前記ビット線プリチャージ電圧発生回路
    の出力回路が、前記出力端子電圧が前記基準電圧に比較
    して高い時は下げる方向の降圧電流を供給する部分と前
    記基準電圧に比較して低い時は上げる方向の昇圧電流を
    供給する部分を備え、前記降圧電流供給能力が前記昇圧
    電流供給能力より大きい請求項1または2に記載の半導
    体装置。
  4. 【請求項4】 前記ビット線プリチャージ電圧発生回路
    の出力回路が、前記出力端子電圧が前記基準電圧に比較
    して高い時は下げる方向の降圧電流を供給し、前記基準
    電圧に比較して低い時は上げる方向の昇圧電流を供給す
    る第1の出力回路と、前記出力端子電圧が前記基準電圧
    に比較して高い時のみ下げる方向の降圧電流を供給する
    第2の出力回路を並列接続で備え、前記第1の出力回路
    の電流供給能力より前記第2の出力回路の電流供給能力
    の方が大きくなる手段を備えた請求項1または2に記載
    の半導体装置。
  5. 【請求項5】 前記第1の出力回路は、一端が電圧源に
    接続され他端が出力端子に接続された第1のトランジス
    タと、一端が接地され他端が前記出力端子に接続された
    第2のトランジスタとを備え、前記第1のトランジスタ
    のゲートには前記基準電圧より前記第1のトランジスタ
    のしきい値電圧相当分高い電圧が第1のトランジスタ制
    御信号として前記基準電圧発生回路より供給され、前記
    第2のトランジスタのゲートには前記基準電圧より前記
    第2のトランジスタのしきい値電圧相当分低い電圧が第
    2のトランジスタ制御信号として前記基準電圧発生回路
    より供給される請求項4に記載の半導体装置。
  6. 【請求項6】 前記第2の出力回路は、前記基準電圧を
    第1の入力としたトランジスタを負荷とするカレントミ
    ラー型差動増幅回路を備えた比較回路と、 一端が前記カレントミラー型差動増幅回路の第2の入力
    に接続され、他端が接地され、ゲートが前記カレントミ
    ラー型差動増幅回路の比較結果出力ノードに接続された
    帰還用トランジスタとを備え、前記帰還用トランジスタ
    の前記カレントミラー型差動増幅回路の第2の入力に接
    続された端子を前記第2の出力回路の出力端子とする請
    求項4に記載の半導体装置。
  7. 【請求項7】 前記第2の出力回路は、所定本数の前記
    第1のワード線群および前記第2のワード線群を駆動し
    所定の間隔で配置されるロウデコーダブロック内に構成
    される請求項4に記載の半導体装置。
  8. 【請求項8】 前記第2の出力回路が、プリチャージ開
    始時間より所定時間経過の期間のみ活性化する請求項
    4、6または7のいずれか1項に記載の半導体装置
  9. 【請求項9】 前記基準電圧発生回路が、電圧源と、前
    記基準電圧設定信号によりその抵抗値が可変となる第1
    および第2のトランジスタ抵抗素子回路と、第3のトラ
    ンジスタと、第4のトランジスタと、基準電圧出力端子
    を備え、 前記第1のトランジスタ抵抗素子回路の一端を前記電圧
    源に接続し、他端を前記第3のトランジスタを介して前
    記基準電圧出力端子に接続し、前記第2のトランジスタ
    抵抗素子回路の一端を接地し、他端を第4のトランジス
    タを介して前記基準電圧出力端子に接続し、前記第1お
    よび第2のトランジスタ抵抗素子回路に対して対応する
    前記基準電圧設定信号を入力して前記第1および第2の
    トランジスタ抵抗素子回路の抵抗値を設定することによ
    り、第1および第2のトランジスタ抵抗素子回路の抵抗
    値の比で決まる電圧を基準電圧として前記基準電圧出力
    端子より出力し、 前記第3のトランジスタは前記第1のトランジスタ抵抗
    素子回路に接続された端子から前記基準電圧よりしきい
    値電圧相当分高い電圧を、前記第1の出力回路へ前記第
    1のトランジスタ制御信号として出力し、 前記第4のトランジスタは前記第2のトランジスタ抵抗
    素子回路に接続された端子から前記基準電圧よりしきい
    値電圧相当分低い信号を、前記第1の出力回路へ前記第
    2のトランジスタ制御信号として出力する請求項1に記
    載の半導体装置。
  10. 【請求項10】 前記第1のトランジスタ抵抗素子回路
    が、基本抵抗素子回路を1以上直列に接続したNチャネ
    ルトランジスタ抵抗素子回路を備え、前記基本抵抗素子
    回路が、ドレインおよびソース同士を接続して並列接続
    した第3および第4のNチャネルトランジスタであっ
    て、前記第3のNチャネルトランジスタのゲートにオン
    状態となる所定電圧が印加され、前記第4のNチャネル
    トランジスタのゲートには前記基準電圧設定信号が接続
    され、前記第4のNチャネルトランジスタがオフに設定
    された場合は前記第3のNチャネルトランジスタのオン
    抵抗値を示し、前記第4のNチャネルトランジスタがオ
    ンに設定された場合は前記第4のNチャネルトランジス
    タのオン抵抗値が支配的となるよう前記第3のNチャネ
    ルトランジスタと前記第4のNチャネルトランジスタの
    サイズを設定した回路であり、前記基準電圧設定信号を
    前記基本抵抗素子回路毎に個別に設定することでその抵
    抗値を変更する請求項9に記載の半導体装置。
  11. 【請求項11】 前記第1のトランジスタ抵抗素子回路
    のそれぞれの基本抵抗素子回路の第3のNチャネルトラ
    ンジスタのオン抵抗値が各基本抵抗素子回路ごとに異な
    る請求項10に記載の半導体装置。
  12. 【請求項12】 前記第1のトランジスタ抵抗素子回路
    のそれぞれの基本抵抗素子回路の第3のNチャネルトラ
    ンジスタのオン抵抗値が、最小のものを基準として順に
    2の倍数になる設定とした請求項11に記載の半導体装
    置。
  13. 【請求項13】 前記第2のトランジスタ抵抗素子回路
    が、基本抵抗素子回路を1以上直列に接続したPチャネ
    ルトランジスタ抵抗素子回路を備え、前記基本抵抗素子
    回路が、ドレインおよびソース同士を接続して並列接続
    した第3および第4のPチャネルトランジスタであっ
    て、前記第3のPチャネルトランジスタのゲートにオン
    状態となる所定電圧が印加され、前記第4のPチャネル
    トランジスタのゲートには前記基準電圧設定信号が接続
    され、前記第4のPチャネルトランジスタがオフに設定
    された場合は前記第3のPチャネルトランジスタのオン
    抵抗値を示し、前記第4のPチャネルトランジスタがオ
    ンに設定された場合は前記第4のPチャネルトランジス
    タのオン抵抗値が支配的となるよう前記第3のPチャネ
    ルトランジスタと前記第4のPチャネルトランジスタの
    サイズを設定した回路であり、前記基準電圧設定信号を
    前記基本抵抗素子回路毎に個別に設定することでその抵
    抗値を変更する請求項9に記載の半導体装置。
  14. 【請求項14】 前記第2のトランジスタ抵抗素子回路
    のそれぞれの基本抵抗素子回路の第3のPチャネルトラ
    ンジスタのオン抵抗値が各基本抵抗素子回路ごとに異な
    る請求項13に記載の半導体装置。
  15. 【請求項15】 前記第2のトランジスタ抵抗素子回路
    のそれぞれの基本抵抗素子回路の第3のPチャネルトラ
    ンジスタのオン抵抗値が、最小のものを基準として順に
    2の倍数になる設定とした請求項13に記載の半導体装
    置。
  16. 【請求項16】 前記基準電圧設定部が、基準電圧設定
    信号それぞれを“H”または“L”に設定する設定手段
    を備えた請求項1に記載の半導体装置。
  17. 【請求項17】 前記設定手段が、ヒューズ素子のトリ
    ミングにより出力信号を“H”または“L”に設定する
    手段である請求項16に記載の半導体装置。
  18. 【請求項18】 前記設定手段が、フローティングゲー
    ト構造素子への書き込みまたは消去により出力信号を
    “H”または“L”に設定する手段である請求項16に
    記載の半導体装置。
  19. 【請求項19】 前記設定手段が、フォトマスク工程で
    出力信号を“H”または“L”に設定する手段である請
    求項16に記載の半導体装置。
  20. 【請求項20】 前記メモリセルが、一つの容量素子と
    一つのトランジスタ素子で構成された請求項1に記載の
    半導体装置
  21. 【請求項21】 前記メモリセルが、一つの強誘電体記
    憶素子と一つのトランジスタ素子で構成された請求項1
    に記載の半導体装置
  22. 【請求項22】 請求項17または請求項18に記載の
    半導体装置の製造工程における検査方法であって、ウエ
    ファー検査工程でビット線プリチャージ電圧を測定する
    ビット線プリチャージ電圧検査工程と、前記測定された
    ビット線プリチャージ電圧が、基準電圧である所望のビ
    ット線プリチャージ電圧と異なる場合に前記基準電圧設
    定信号の設定により所望のビット線プリチャージ電圧値
    に調整して再設定する工程とを備えたことを特徴とする
    半導体装置の検査方法。
  23. 【請求項23】 請求項17または請求項18に記載の
    半導体装置の製造工程における検査方法であって、ウエ
    ファー検査工程でビット線プリチャージ電圧を測定する
    ビット線プリチャージ電圧検査工程と、チップ外部より
    仮のビット線プリチャージ電圧を印加して半導体装置の
    読み出し動作を検査し、メモリセルのハイレベルのスト
    レージノード電位を等分する値となる最適ビット線プリ
    チャージ電圧を求める最適ビット線プリチャージ電圧検
    査工程と、前記基準電圧設定信号の設定によりビット線
    プリチャージ電圧値を前記最適ビット線プリチャージ電
    圧に調整して再設定する工程とを備えたことを特徴とす
    る半導体装置の検査方法。
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