JP2000090503A - 記録再生装置の位置決め機構、及びトラッキング機構 - Google Patents
記録再生装置の位置決め機構、及びトラッキング機構Info
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- JP2000090503A JP2000090503A JP10331987A JP33198798A JP2000090503A JP 2000090503 A JP2000090503 A JP 2000090503A JP 10331987 A JP10331987 A JP 10331987A JP 33198798 A JP33198798 A JP 33198798A JP 2000090503 A JP2000090503 A JP 2000090503A
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Landscapes
- Moving Of The Head To Find And Align With The Track (AREA)
Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【課題】記録媒体に物理的な加工を行うことなく、数〜
数十nmオーダーで、記録再生と同じ原理、機構を用い
て、再現性の高い位置制御が可能な記録再生装置の位置
決め機構、及びトラッキング機構を提供する。 【解決手段】複数本のプローブで構成された位置検出プ
ローブ又はトラッキングプローブと、前記位置検出プロ
ーブと相対し、位置検出プローブと相対動作する記録媒
体と、位置検出プローブ又はトラッキングプローブにお
ける複数本のプローブの間隔と異なる間隔を有する複数
のマーカーによって構成された位置決めマーカー又はト
ラッキングマーカーと、位置検出プローブによる位置決
めマーカー又はトラッキングマーカーの有無の検出に基
づく出力に応じた制御信号を出力する制御信号出力手段
と、制御信号によって、記録媒体とプローブの相対位置
を制御する制御手段とを有する。
数十nmオーダーで、記録再生と同じ原理、機構を用い
て、再現性の高い位置制御が可能な記録再生装置の位置
決め機構、及びトラッキング機構を提供する。 【解決手段】複数本のプローブで構成された位置検出プ
ローブ又はトラッキングプローブと、前記位置検出プロ
ーブと相対し、位置検出プローブと相対動作する記録媒
体と、位置検出プローブ又はトラッキングプローブにお
ける複数本のプローブの間隔と異なる間隔を有する複数
のマーカーによって構成された位置決めマーカー又はト
ラッキングマーカーと、位置検出プローブによる位置決
めマーカー又はトラッキングマーカーの有無の検出に基
づく出力に応じた制御信号を出力する制御信号出力手段
と、制御信号によって、記録媒体とプローブの相対位置
を制御する制御手段とを有する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はSPM(走査型プロ
ーブ顕微鏡)の原理を用いた位置決め機構、及び高密度
・大容量メモリ装置における記録再生装置のトラッキン
グ機構に関するものである。
ーブ顕微鏡)の原理を用いた位置決め機構、及び高密度
・大容量メモリ装置における記録再生装置のトラッキン
グ機構に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、導体の電子構造を直接観察できる
走査型トンネル顕微鏡(以後、STMと略す)が開発さ
れ[G.Binnig et al.Phys.Re
v.Lett,49,57(1982)]、単結晶、多
結晶を問わず実空間像の高い分解能の測定ができるよう
になった。以来、先端の尖ったプローブを走査すること
により様々な情報を得る走査プローブ顕微鏡(SPM)
や、さらに基板に電気的、化学的あるいは物理的作用を
及ぼす事を目的としたSPMを応用した微細加工技術の
研究開発が行われている。さらに、このようなSPM技
術はメモリ技術にも応用されつつある。例えば、特開昭
63−161552号公報、特開昭63−161553
号公報等には、記録層として電圧電流のスイッチング特
性に対してメモリ効果を持つ材料、例えばπ電子径有機
化合物やカルコゲン化合物類の薄膜層を用いて、記録・
再生をSPMで行う方法が開示されている。この方法を
用いて記録のビットサイズを直径10nmとすれば、1
012bit/cm2の記録密度を持つ情報処理装置が実
現できる。
走査型トンネル顕微鏡(以後、STMと略す)が開発さ
れ[G.Binnig et al.Phys.Re
v.Lett,49,57(1982)]、単結晶、多
結晶を問わず実空間像の高い分解能の測定ができるよう
になった。以来、先端の尖ったプローブを走査すること
により様々な情報を得る走査プローブ顕微鏡(SPM)
や、さらに基板に電気的、化学的あるいは物理的作用を
及ぼす事を目的としたSPMを応用した微細加工技術の
研究開発が行われている。さらに、このようなSPM技
術はメモリ技術にも応用されつつある。例えば、特開昭
63−161552号公報、特開昭63−161553
号公報等には、記録層として電圧電流のスイッチング特
性に対してメモリ効果を持つ材料、例えばπ電子径有機
化合物やカルコゲン化合物類の薄膜層を用いて、記録・
再生をSPMで行う方法が開示されている。この方法を
用いて記録のビットサイズを直径10nmとすれば、1
012bit/cm2の記録密度を持つ情報処理装置が実
現できる。
【0003】一般に、媒体上に記録された情報を読み出
す場合には、媒体上の情報列に沿って情報読み出し用の
プローブを相対移動させる必要がある。そのためには、
何らかの方法で情報列の位置を知り、その位置にプロー
ブを移動させることが必要となる。まず、情報列の位置
を検出する方法として媒体上に物理的なトラックを形成
し、そのトラックにプローブを沿わせる方法が知られて
いる。
す場合には、媒体上の情報列に沿って情報読み出し用の
プローブを相対移動させる必要がある。そのためには、
何らかの方法で情報列の位置を知り、その位置にプロー
ブを移動させることが必要となる。まず、情報列の位置
を検出する方法として媒体上に物理的なトラックを形成
し、そのトラックにプローブを沿わせる方法が知られて
いる。
【0004】特開平1−107341号公報には記録媒
体表面にトラックとしてV字型の溝を形成し、プローブ
電極が常にこの溝の中央に位置するように制御する方法
が開示されている。また特開平1−133239号公報
には記録媒体の下にトラックを導電体層で形成して、ト
ラックにトラッキング信号を印加し、プローブから検出
されるトラッキング信号に基づいてフィードバック制御
を行う方法が開示されている。
体表面にトラックとしてV字型の溝を形成し、プローブ
電極が常にこの溝の中央に位置するように制御する方法
が開示されている。また特開平1−133239号公報
には記録媒体の下にトラックを導電体層で形成して、ト
ラックにトラッキング信号を印加し、プローブから検出
されるトラッキング信号に基づいてフィードバック制御
を行う方法が開示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た特開平1−107341号公報や特開平1−1332
39号公報に開示されているような媒体上に物理トラッ
クを作成する方法は、物理トラックを設ける工程が必要
になり記録媒体の作成工程が複雑になることや、物理的
な加工を行うために、記録媒体や、その基板の材質に対
する制限が問題となる。
た特開平1−107341号公報や特開平1−1332
39号公報に開示されているような媒体上に物理トラッ
クを作成する方法は、物理トラックを設ける工程が必要
になり記録媒体の作成工程が複雑になることや、物理的
な加工を行うために、記録媒体や、その基板の材質に対
する制限が問題となる。
【0006】そこで、本発明は上記した記録再生装置の
課題を解決し、記録媒体に物理的な加工を行うことな
く、数〜数十nmオーダーで、記録再生と同じ原理、機
構を用いて、再現性の高い位置制御が可能な記録再生装
置の位置決め機構、及びトラッキング機構を提供するこ
とを目的とする。
課題を解決し、記録媒体に物理的な加工を行うことな
く、数〜数十nmオーダーで、記録再生と同じ原理、機
構を用いて、再現性の高い位置制御が可能な記録再生装
置の位置決め機構、及びトラッキング機構を提供するこ
とを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を達
成するため、記録再生装置の位置決め機構、及びトラッ
キング機構を、つぎのように構成したことを特徴とする
ものである。すなわち、本発明の位置決め機構は、記録
媒体上をプローブで相対走査して該記録媒体上に情報を
記録し、または該記録媒体から情報を再生する記録再生
装置の位置決め機構において、複数本のプローブで構成
された位置検出プローブと、前記位置検出プローブと相
対し、該位置検出プローブと相対動作する記録媒体と、
前記位置検出プローブにおける複数本のプローブの間隔
と、異なる間隔を有する複数のマーカーによって構成さ
れた位置決めマーカーと、前記位置検出プローブによる
位置決めマーカーの有無の検出に基づく出力に応じた制
御信号を出力する制御信号出力手段と、前記制御信号に
よって、前記記録媒体と前記プローブの相対位置を制御
する制御手段と、を有することを特徴としている。ま
た、本発明の位置決め機構は、前記位置検出プローブの
長手方向が互いに直交する向きに配置されてなる二つ以
上の位置検出プローブを備え、該二つ以上の位置検出プ
ローブにおける一方の位置検出プローブと相対している
位置決めマーカーの向きと、他方の位置検出プローブと
相対している位置決めマーカーの向きとが、互いに直交
していることを特徴としている。また、本発明の位置決
め機構は、前記位置決めマーカーが、互いに平行な直線
状の形状を有することを特徴としている。また、本発明
の位置決め機構は、前記位置決めマーカーが、記録ビッ
トであることを特徴としている。また、本発明の位置決
め機構は、前記記録ビットを線状に並べ、直線状の形状
を有する位置決めマーカーを形成したことを特徴として
いる。また、本発明の位置決め機構は、前記位置決めマ
ーカーが、前記位置検出プローブを用いて形成されるこ
とを特徴としている。また、本発明の位置決め機構は、
前記制御信号出力手段は、前記位置検出プローブによる
位置決めマーカーの有無の検出に基づく出力に応じた制
御信号を出力する信号検出手段と、前記信号検出手段の
出力を、前記位置検出プローブの位置決め目標からの位
置に応じて演算する演算手段と、を有することを特徴と
している。また、本発明の位置決め機構は、前記演算手
段は、前記信号検出手段からの出力信号に対して、前記
位置検出プローブの位置決め目標からの位置に応じた符
号をつけて、加算することを特徴としている。また、本
発明の位置決め機構は、前記演算手段は、前記信号検出
手段からの出力信号に対して、前記位置検出プローブの
位置決め目標からの位置に応じた係数をかけた上で、加
算することを特徴としている。また、本発明の位置決め
機構は、前記制御信号出力手段は、過去の信号の履歴を
積分する積分手段と、信号を増幅し制御信号として出力
する増幅手段とを有することを特徴としている。また、
本発明のトラッキング機構は、記録媒体上をプローブで
相対走査して該記録媒体上に情報を記録し、または該記
録媒体から情報を再生する記録再生装置のトラッキング
機構において、複数本のプローブで構成されたトラッキ
ングプローブと、前記トラッキングプローブと相対し、
該トラッキングプローブと相対動作する記録媒体と、前
記トラッキングプローブにおける複数本のプローブの間
隔と、異なる間隔を有する複数のマーカーによって構成
されたトラッキングマーカーと、前記トラッキングプロ
ーブによるトラッキングマーカーの有無の検出に基づく
出力に応じた制御信号を出力する制御信号出力手段と、
前記制御信号によって、前記記録媒体と前記プローブの
相対位置を制御する制御手段と、を有することを特徴と
している。また、本発明のトラッキング機構は、前記ト
ラッキングマーカーが平行移動することで互いに重なり
合う線状の形状を有することを特徴としている。また、
本発明のトラッキング機構は、前記トラッキングマーカ
ーが記録ビットであることを特徴としている。また、本
発明のトラッキング機構は、前記記録ビットを線状に並
べ、直線状の形状を有するトラッキングマーカーを形成
したことを特徴としている。また、本発明のトラッキン
グ機構は、前記トラッキングマーカーが、前記トラッキ
ングプローブを用いて形成されることを特徴としてい
る。また、本発明のトラッキング機構は、前記制御信号
出力手段は、前記トラッキングプローブによるトラッキ
ングマーカーの有無の検出に基づく出力に応じた制御信
号を出力する信号検出手段と、前記信号検出手段の出力
を、前記トラッキングプローブのトラッキング目標から
の位置に応じて演算する演算手段と、を有することを特
徴としている。また、本発明のトラッキング機構は、前
記信号検出手段からの出力信号に対して、前記トラッキ
ングプローブのトラッキング目標からの位置に応じた符
号をつけて、加算することを特徴としている。また、本
発明のトラッキング機構は、前記信号検出手段からの出
力信号に対して、前記トラッキングプローブのトラッキ
ング目標からの位置に応じた係数をかけた上で、加算す
ることを特徴としている。また、本発明のトラッキング
機構は、前記制御信号出力手段は、過去の信号の履歴を
積分する積分手段と、信号を増幅し制御信号として出力
する増幅手段とを有することを特徴としている。また、
本発明は、上記した本発明のいずれかの記録再生装置の
位置決め機構によって、トラッキング機構を兼ねるよう
に構成したことを特徴としている。
成するため、記録再生装置の位置決め機構、及びトラッ
キング機構を、つぎのように構成したことを特徴とする
ものである。すなわち、本発明の位置決め機構は、記録
媒体上をプローブで相対走査して該記録媒体上に情報を
記録し、または該記録媒体から情報を再生する記録再生
装置の位置決め機構において、複数本のプローブで構成
された位置検出プローブと、前記位置検出プローブと相
対し、該位置検出プローブと相対動作する記録媒体と、
前記位置検出プローブにおける複数本のプローブの間隔
と、異なる間隔を有する複数のマーカーによって構成さ
れた位置決めマーカーと、前記位置検出プローブによる
位置決めマーカーの有無の検出に基づく出力に応じた制
御信号を出力する制御信号出力手段と、前記制御信号に
よって、前記記録媒体と前記プローブの相対位置を制御
する制御手段と、を有することを特徴としている。ま
た、本発明の位置決め機構は、前記位置検出プローブの
長手方向が互いに直交する向きに配置されてなる二つ以
上の位置検出プローブを備え、該二つ以上の位置検出プ
ローブにおける一方の位置検出プローブと相対している
位置決めマーカーの向きと、他方の位置検出プローブと
相対している位置決めマーカーの向きとが、互いに直交
していることを特徴としている。また、本発明の位置決
め機構は、前記位置決めマーカーが、互いに平行な直線
状の形状を有することを特徴としている。また、本発明
の位置決め機構は、前記位置決めマーカーが、記録ビッ
トであることを特徴としている。また、本発明の位置決
め機構は、前記記録ビットを線状に並べ、直線状の形状
を有する位置決めマーカーを形成したことを特徴として
いる。また、本発明の位置決め機構は、前記位置決めマ
ーカーが、前記位置検出プローブを用いて形成されるこ
とを特徴としている。また、本発明の位置決め機構は、
前記制御信号出力手段は、前記位置検出プローブによる
位置決めマーカーの有無の検出に基づく出力に応じた制
御信号を出力する信号検出手段と、前記信号検出手段の
出力を、前記位置検出プローブの位置決め目標からの位
置に応じて演算する演算手段と、を有することを特徴と
している。また、本発明の位置決め機構は、前記演算手
段は、前記信号検出手段からの出力信号に対して、前記
位置検出プローブの位置決め目標からの位置に応じた符
号をつけて、加算することを特徴としている。また、本
発明の位置決め機構は、前記演算手段は、前記信号検出
手段からの出力信号に対して、前記位置検出プローブの
位置決め目標からの位置に応じた係数をかけた上で、加
算することを特徴としている。また、本発明の位置決め
機構は、前記制御信号出力手段は、過去の信号の履歴を
積分する積分手段と、信号を増幅し制御信号として出力
する増幅手段とを有することを特徴としている。また、
本発明のトラッキング機構は、記録媒体上をプローブで
相対走査して該記録媒体上に情報を記録し、または該記
録媒体から情報を再生する記録再生装置のトラッキング
機構において、複数本のプローブで構成されたトラッキ
ングプローブと、前記トラッキングプローブと相対し、
該トラッキングプローブと相対動作する記録媒体と、前
記トラッキングプローブにおける複数本のプローブの間
隔と、異なる間隔を有する複数のマーカーによって構成
されたトラッキングマーカーと、前記トラッキングプロ
ーブによるトラッキングマーカーの有無の検出に基づく
出力に応じた制御信号を出力する制御信号出力手段と、
前記制御信号によって、前記記録媒体と前記プローブの
相対位置を制御する制御手段と、を有することを特徴と
している。また、本発明のトラッキング機構は、前記ト
ラッキングマーカーが平行移動することで互いに重なり
合う線状の形状を有することを特徴としている。また、
本発明のトラッキング機構は、前記トラッキングマーカ
ーが記録ビットであることを特徴としている。また、本
発明のトラッキング機構は、前記記録ビットを線状に並
べ、直線状の形状を有するトラッキングマーカーを形成
したことを特徴としている。また、本発明のトラッキン
グ機構は、前記トラッキングマーカーが、前記トラッキ
ングプローブを用いて形成されることを特徴としてい
る。また、本発明のトラッキング機構は、前記制御信号
出力手段は、前記トラッキングプローブによるトラッキ
ングマーカーの有無の検出に基づく出力に応じた制御信
号を出力する信号検出手段と、前記信号検出手段の出力
を、前記トラッキングプローブのトラッキング目標から
の位置に応じて演算する演算手段と、を有することを特
徴としている。また、本発明のトラッキング機構は、前
記信号検出手段からの出力信号に対して、前記トラッキ
ングプローブのトラッキング目標からの位置に応じた符
号をつけて、加算することを特徴としている。また、本
発明のトラッキング機構は、前記信号検出手段からの出
力信号に対して、前記トラッキングプローブのトラッキ
ング目標からの位置に応じた係数をかけた上で、加算す
ることを特徴としている。また、本発明のトラッキング
機構は、前記制御信号出力手段は、過去の信号の履歴を
積分する積分手段と、信号を増幅し制御信号として出力
する増幅手段とを有することを特徴としている。また、
本発明は、上記した本発明のいずれかの記録再生装置の
位置決め機構によって、トラッキング機構を兼ねるよう
に構成したことを特徴としている。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明は、上記構成により、記録
媒体に物理的な加工を行うことなく、数〜数十nmオー
ダーで、記録再生と同じ原理、機構を用いて、再現性の
高い位置制御が可能な記録再生装置の位置決め機構、及
びトラッキング機構を実現することができる。また、本
発明においては、プローブ間隔とビット間隔をずらして
記録媒体上に位置決めマーカーを生成し、どのプローブ
がマーカー上にあるかを検出することにより、高精度の
位置決めが可能となる。また、本発明においては、位置
決めマーカー検出信号の有無のみにより、位置決めを行
うため、ノイズに強い位置決め制御系の構築が可能とな
る。また、本発明においては、位置決めに用いるプロー
ブの数を増やすことにより、より広範囲の位置決めが可
能となる。また、本発明においては、記録媒体上を位置
検出プローブで走査し、前記位置決め動作を行いなが
ら、これをトラッキング手段をも兼ねさせることが可能
となり、単純な構成で両機能を実現することができる。
さらに、記録媒体に対して、物理的な加工を施さず、記
録再生原理そのものによって、位置決め及びトラッキン
グが行われるため、記録再生機構と位置決め及びトラッ
キング機構との一体成形が容易であり、マーカーを位置
決め機構自身で形成することが可能となり、また、記録
媒体の材質に対する制限も小さくなる。
媒体に物理的な加工を行うことなく、数〜数十nmオー
ダーで、記録再生と同じ原理、機構を用いて、再現性の
高い位置制御が可能な記録再生装置の位置決め機構、及
びトラッキング機構を実現することができる。また、本
発明においては、プローブ間隔とビット間隔をずらして
記録媒体上に位置決めマーカーを生成し、どのプローブ
がマーカー上にあるかを検出することにより、高精度の
位置決めが可能となる。また、本発明においては、位置
決めマーカー検出信号の有無のみにより、位置決めを行
うため、ノイズに強い位置決め制御系の構築が可能とな
る。また、本発明においては、位置決めに用いるプロー
ブの数を増やすことにより、より広範囲の位置決めが可
能となる。また、本発明においては、記録媒体上を位置
検出プローブで走査し、前記位置決め動作を行いなが
ら、これをトラッキング手段をも兼ねさせることが可能
となり、単純な構成で両機能を実現することができる。
さらに、記録媒体に対して、物理的な加工を施さず、記
録再生原理そのものによって、位置決め及びトラッキン
グが行われるため、記録再生機構と位置決め及びトラッ
キング機構との一体成形が容易であり、マーカーを位置
決め機構自身で形成することが可能となり、また、記録
媒体の材質に対する制限も小さくなる。
【0009】図5を用いて、本発明の実施の形態につい
て説明する。導電性を有する基板501上の記録層50
2からなる記録媒体503に対し、先端に設けられてい
る探針504が接触するように、複数のプローブ505
が配置されている。各プローブ505において、探針5
04は、たわむ様に弾性変形を生じる弾性体506によ
り支持されている。ここで、弾性体506の弾性変形の
弾性定数が約0.1[N/m]、弾性変形量が約1[μ
m]であるとすると、記録媒体に対する探針の接触力は
約10-7[N]程度となる。
て説明する。導電性を有する基板501上の記録層50
2からなる記録媒体503に対し、先端に設けられてい
る探針504が接触するように、複数のプローブ505
が配置されている。各プローブ505において、探針5
04は、たわむ様に弾性変形を生じる弾性体506によ
り支持されている。ここで、弾性体506の弾性変形の
弾性定数が約0.1[N/m]、弾性変形量が約1[μ
m]であるとすると、記録媒体に対する探針の接触力は
約10-7[N]程度となる。
【0010】制御コンピュータ514により制御された
位置制御回路513からの位置制御信号を受け、xyz
駆動機構507により、記録媒体503に取り付けられ
たxyzステージ508が駆動され、プローブ505と
記録媒体503とは相対的に3次元方向に移動する。記
録媒体503に対し、プローブにおける探針504のx
y方向及びz方向位置を調節し、探針504先端が記録
媒体503上の所望の位置で、かつ所望の接触力で接触
させた状態になるようプローブ505が位置合せされ
る。上記の記録再生装置において記録媒体503に対し
プローブ505を走査する際、プローブ505上の探針
504先端は記録媒体503に対し、常に接触した状態
を保つ。このような接触走査方式は、探針504先端を
記録媒体503に対し接触させたまま走査する場合に、
記録媒体503の表面に凹凸があっても、弾性体506
の弾性変形によりこれを吸収するため、探針504先端
と記録媒体503表面の接触力はほぼ一定に保たれ、探
針504先端や記録媒体503表面が破壊することを避
けられる。この方式は個々のプローブをz方向に位置合
せするピエゾ素子等の手段が不必要であるため、構成が
複雑にならず、特に複数のプローブを有する装置に適し
ている。
位置制御回路513からの位置制御信号を受け、xyz
駆動機構507により、記録媒体503に取り付けられ
たxyzステージ508が駆動され、プローブ505と
記録媒体503とは相対的に3次元方向に移動する。記
録媒体503に対し、プローブにおける探針504のx
y方向及びz方向位置を調節し、探針504先端が記録
媒体503上の所望の位置で、かつ所望の接触力で接触
させた状態になるようプローブ505が位置合せされ
る。上記の記録再生装置において記録媒体503に対し
プローブ505を走査する際、プローブ505上の探針
504先端は記録媒体503に対し、常に接触した状態
を保つ。このような接触走査方式は、探針504先端を
記録媒体503に対し接触させたまま走査する場合に、
記録媒体503の表面に凹凸があっても、弾性体506
の弾性変形によりこれを吸収するため、探針504先端
と記録媒体503表面の接触力はほぼ一定に保たれ、探
針504先端や記録媒体503表面が破壊することを避
けられる。この方式は個々のプローブをz方向に位置合
せするピエゾ素子等の手段が不必要であるため、構成が
複雑にならず、特に複数のプローブを有する装置に適し
ている。
【0011】また、記録媒体503に対する個々のプロ
ーブ505のz方向位置のフィードバック制御が不必要
であるため、記録媒体503に対するプローブ505の
高速走査が可能となる。制御コンピュータ514により
制御された記録制御回路511から発生された記録信号
が、記録系に切り替えられた切り替えスイッチ509を
通し、各探針504から記録媒体503に印加される。
このようにして、記録層502の探針504先端が接触
する部分に局所的に記録が行われる。
ーブ505のz方向位置のフィードバック制御が不必要
であるため、記録媒体503に対するプローブ505の
高速走査が可能となる。制御コンピュータ514により
制御された記録制御回路511から発生された記録信号
が、記録系に切り替えられた切り替えスイッチ509を
通し、各探針504から記録媒体503に印加される。
このようにして、記録層502の探針504先端が接触
する部分に局所的に記録が行われる。
【0012】上述の装置における記録層502として
は、電圧印加により流れる電流値が変化するような材料
を用いる。具体例としては、第1に、特開昭63−16
1552号公報、特開昭63−161553号公報に開
示されているようなポリイミドやSOAZ(ビス−n−
オクチルスクアリリウムアズレン)等電気メモリー効果
を有するLB膜(=Langmuir−Blodget
te法により作成された有機単分子膜の累積膜)が挙げ
られる。この材料は、探針−LB膜−基板間にしきい値
以上の電圧(5〜10[V]程度)を印加するとLB膜
の導電性が変化(OFF状態→ON状態)し、再生用の
バイアス電圧(0.01〜2[V]程度)を印加した際
に流れる電流が増大するものである。
は、電圧印加により流れる電流値が変化するような材料
を用いる。具体例としては、第1に、特開昭63−16
1552号公報、特開昭63−161553号公報に開
示されているようなポリイミドやSOAZ(ビス−n−
オクチルスクアリリウムアズレン)等電気メモリー効果
を有するLB膜(=Langmuir−Blodget
te法により作成された有機単分子膜の累積膜)が挙げ
られる。この材料は、探針−LB膜−基板間にしきい値
以上の電圧(5〜10[V]程度)を印加するとLB膜
の導電性が変化(OFF状態→ON状態)し、再生用の
バイアス電圧(0.01〜2[V]程度)を印加した際
に流れる電流が増大するものである。
【0013】第2の具体例として、GeTe,GaS
b,SnTe等の非晶質薄膜材料が挙げられる。この材
料は、探針−非晶質薄膜材料−基板間に電圧を印加し、
流れる電流により発生する熱で非晶質→結晶質への相転
移を起こさせるものである。これにより材料の導電性が
変化し、再生用のバイアス電圧を印加した際に流れる電
流が増大するものである。第3の具体例として、Znや
W、Si、CaAs等の酸化性金属・半導体材料が挙げ
られる。この材料は、探針−酸化性金属・半導体材料間
に電圧を印加すると、流れる電流により、材料表面に吸
着している水や大気中の酸素と反応し、表面に酸化膜が
形成される。このため材料表面の接触抵抗が変化し、バ
イアス電圧を印加した際に流れる電流が減少する。
b,SnTe等の非晶質薄膜材料が挙げられる。この材
料は、探針−非晶質薄膜材料−基板間に電圧を印加し、
流れる電流により発生する熱で非晶質→結晶質への相転
移を起こさせるものである。これにより材料の導電性が
変化し、再生用のバイアス電圧を印加した際に流れる電
流が増大するものである。第3の具体例として、Znや
W、Si、CaAs等の酸化性金属・半導体材料が挙げ
られる。この材料は、探針−酸化性金属・半導体材料間
に電圧を印加すると、流れる電流により、材料表面に吸
着している水や大気中の酸素と反応し、表面に酸化膜が
形成される。このため材料表面の接触抵抗が変化し、バ
イアス電圧を印加した際に流れる電流が減少する。
【0014】さて、上述のように記録が行われたビット
の再生は次のように行う。スイッチ509により、各プ
ローブ505からの信号配線を再生系に切り替えた後、
バイアス電圧印加手段510により、探針504と基板
501との間にバイアス電圧を印加し、間に流れる電流
を再生制御回路512において検出する。記録媒体50
3上の記録ビットの部分は記録がなされていない部分に
比べ電流が多く(または、少なく)流れるため、再生制
御回路512において、この電流の違いを検出し、再生
信号とし、制御コンピュータ514に出力する。なお、
本発明においては説明のため、前述の電流が多く流れる
状態を電流が流れる、電流が少なく流れる状態を電流が
流れないと記述する。
の再生は次のように行う。スイッチ509により、各プ
ローブ505からの信号配線を再生系に切り替えた後、
バイアス電圧印加手段510により、探針504と基板
501との間にバイアス電圧を印加し、間に流れる電流
を再生制御回路512において検出する。記録媒体50
3上の記録ビットの部分は記録がなされていない部分に
比べ電流が多く(または、少なく)流れるため、再生制
御回路512において、この電流の違いを検出し、再生
信号とし、制御コンピュータ514に出力する。なお、
本発明においては説明のため、前述の電流が多く流れる
状態を電流が流れる、電流が少なく流れる状態を電流が
流れないと記述する。
【0015】以下、図面を参照しながら本発明の構成と
動作について説明する。図1において、dは2本のプロ
ーブ102,103の間隔を示している。これに対し
て、位置決めビット106はプローブ間隔dに対してΔ
dだけずれた間隔で作られている。図1は、ビット列の
間隔をd+ΔdすなわちΔdだけ広くした場合の例であ
る。もちろん、ビットの間隔をd−ΔdすなわちΔdだ
け狭くしてもかまわない。ここで、ビットの書き込まれ
た記録媒体上で複数本のプローブに、バイアス電圧を印
加すると、プローブがビット106上にある場合には、
プローブと記録媒体との間に電流が流れる。この電流を
モニタすることにより、どのプローブがビット106上
にあるかを判別することができる。
動作について説明する。図1において、dは2本のプロ
ーブ102,103の間隔を示している。これに対し
て、位置決めビット106はプローブ間隔dに対してΔ
dだけずれた間隔で作られている。図1は、ビット列の
間隔をd+ΔdすなわちΔdだけ広くした場合の例であ
る。もちろん、ビットの間隔をd−ΔdすなわちΔdだ
け狭くしてもかまわない。ここで、ビットの書き込まれ
た記録媒体上で複数本のプローブに、バイアス電圧を印
加すると、プローブがビット106上にある場合には、
プローブと記録媒体との間に電流が流れる。この電流を
モニタすることにより、どのプローブがビット106上
にあるかを判別することができる。
【0016】ここで、プローブ103がビットの中心に
くるように位置あわせを行った場合の例を図1、3、4
を用いて説明する。図3に示すように、プローブが目標
通りの位置にある場合には、プローブ102,103,
104に電流が流れる。電流の流れるプローブの配置は
目標のプローブ103に対して対称である。しかし、ビ
ットに対して誤差が生じた場合、電流の流れるプローブ
の配置は目標のプローブ103に対して対称でなくな
る。例えば、図4の例では、プローブ103,104,
105に電流が流れる。ここで、誤差の向きに応じた極
性と電流の流れるプローブの本数に応じた大きさを持つ
信号を、演算手段を用いて出力する。これを用いて位置
あわせを行う。
くるように位置あわせを行った場合の例を図1、3、4
を用いて説明する。図3に示すように、プローブが目標
通りの位置にある場合には、プローブ102,103,
104に電流が流れる。電流の流れるプローブの配置は
目標のプローブ103に対して対称である。しかし、ビ
ットに対して誤差が生じた場合、電流の流れるプローブ
の配置は目標のプローブ103に対して対称でなくな
る。例えば、図4の例では、プローブ103,104,
105に電流が流れる。ここで、誤差の向きに応じた極
性と電流の流れるプローブの本数に応じた大きさを持つ
信号を、演算手段を用いて出力する。これを用いて位置
あわせを行う。
【0017】以上、プローブが5本の場合について説明
したが、プローブの本数はこれに限定されるものではな
い。位置決め精度はプローブ間隔とビット間隔の差、す
なわち前記Δdに依存するが、位置決めできる範囲は、
Δdが一定の場合、プローブの本数に比例して大きくな
る。すなわち、目標とする位置を選べる範囲が大きくな
る、あるいは、より大きな位置ずれに対応した位置決め
を行うことができる。
したが、プローブの本数はこれに限定されるものではな
い。位置決め精度はプローブ間隔とビット間隔の差、す
なわち前記Δdに依存するが、位置決めできる範囲は、
Δdが一定の場合、プローブの本数に比例して大きくな
る。すなわち、目標とする位置を選べる範囲が大きくな
る、あるいは、より大きな位置ずれに対応した位置決め
を行うことができる。
【0018】また、電流の流れるプローブを検出するの
ではなく、電流の流れないプローブを検出して、位置あ
わせを行うことも可能であるが、この場合、位置あわせ
に用いられるプローブの配置が、位置あわせの目標に対
して、対称である必要がある。さらに、本方式を、記録
再生時のトラッキング手段として用いることも可能であ
る。例えば、図1において、図中矢印の方向に走査を行
いながら、プローブ101,102,104,105を
用いて前記位置あわせを行い、同時に、プローブ103
を記録再生プローブとして利用することで、トラッキン
グ機構を有する記録再生装置を構成することができる。
本発明を適用する記録再生装置は前記構成の装置に限ら
れるものではない。磁気記録再生装置、光磁気記録再生
装置等、近接場光記録再生装置等、他の記録再生装置に
も適用可能である。
ではなく、電流の流れないプローブを検出して、位置あ
わせを行うことも可能であるが、この場合、位置あわせ
に用いられるプローブの配置が、位置あわせの目標に対
して、対称である必要がある。さらに、本方式を、記録
再生時のトラッキング手段として用いることも可能であ
る。例えば、図1において、図中矢印の方向に走査を行
いながら、プローブ101,102,104,105を
用いて前記位置あわせを行い、同時に、プローブ103
を記録再生プローブとして利用することで、トラッキン
グ機構を有する記録再生装置を構成することができる。
本発明を適用する記録再生装置は前記構成の装置に限ら
れるものではない。磁気記録再生装置、光磁気記録再生
装置等、近接場光記録再生装置等、他の記録再生装置に
も適用可能である。
【0019】
【実施例】以下に、本発明の実施例について説明する。 [実施例1]図1及び図2を用いて、前記構成の記録再
生装置に対し、本発明のトラッキング機構を適用した実
施例1について以下に詳細な説明を行う。まず、上記装
置に対して、200μm間隔で一体成形された5本のプ
ローブ群101,102,103,104,105を取
り付けた。全プローブの先端を記録媒体に接触させてか
ら、プローブ101に電圧パルスを印加した。電圧は
5.5V、印加時間は0.3μsecである。生成され
た位置合わせビットの直径は約10nmであった。この
後、プローブ群をプローブ101からみてプローブ10
5の方向に4nm移動させた後、電圧パルスを印加して
位置合わせビットを生成するという動作をプローブ10
2からプローブ105まで順次行った。
生装置に対し、本発明のトラッキング機構を適用した実
施例1について以下に詳細な説明を行う。まず、上記装
置に対して、200μm間隔で一体成形された5本のプ
ローブ群101,102,103,104,105を取
り付けた。全プローブの先端を記録媒体に接触させてか
ら、プローブ101に電圧パルスを印加した。電圧は
5.5V、印加時間は0.3μsecである。生成され
た位置合わせビットの直径は約10nmであった。この
後、プローブ群をプローブ101からみてプローブ10
5の方向に4nm移動させた後、電圧パルスを印加して
位置合わせビットを生成するという動作をプローブ10
2からプローブ105まで順次行った。
【0020】次に、プローブ103が位置あわせビット
の直上に位置するように位置合わせ動作を行った。ここ
で、図2を用いて本実施例で用いた位置合わせ機構につ
いて説明する。5本のプローブから出力された位置あわ
せビットの電流信号はI/V変換回路201によって電
圧信号に変換され、増幅回路202によってそれぞれ増
幅された後、信号検出回路203で、プローブに通流が
流れているか検出される。信号検出回路203は、それ
ぞれに対応するプローブに電流が流れた場合は1、流れ
ていない場合は0の2値の信号を加算回路204へ出力
する。加算回路204では入力された信号のうち、位置
合わせ目標のプローブ103よりプローブ101側にあ
るプローブ、すなわちプローブ101,102の信号を
正負反転し、プローブ104,105の信号と共に足し
込み出力する。プローブ103の信号は足し込まない。
加算回路204の出力信号はPIDフィルタ205を通
り、積分回路206で過去の履歴と足し合わされ、増幅
回路207で増幅され、図6におけるxyz駆動機構5
07を制御する。プローブ群を元の位置に戻してから、
5本のプローブに1.5Vのバイアス電圧を印加し、そ
れぞれのプローブに流れる電流をモニタした結果、プロ
ーブ101,102に電流が流れていることが検出され
た。次に、図2に示す回路を接続した後、それぞれのプ
ローブに流れる電流をモニタした結果、プローブ10
2,103,104に電流が流れていることが検出され
た。次にプローブ群を、位置合わせ前の位置に戻してか
ら長さ100μmにわたり、線速度0.1mm/sで直
線状に走査を行った。走査中、プローブ101を用い
て、2048回電圧パルスを印加した。電圧は5.5
V、印加時間は0.3μsecである。生成されたトラ
ッキングビットの直径は約10nm、ビット間隔は約5
0nmであった。走査終了後、プローブを走査前の位置
に戻した。次に、プローブ群をプローブ101からプロ
ーブ105の方向に4nm動かし、同様に走査を行い、
電圧パルスを印加し、走査前の位置に戻すという動作を
プローブ102からプローブ105まで繰り返して行っ
た。
の直上に位置するように位置合わせ動作を行った。ここ
で、図2を用いて本実施例で用いた位置合わせ機構につ
いて説明する。5本のプローブから出力された位置あわ
せビットの電流信号はI/V変換回路201によって電
圧信号に変換され、増幅回路202によってそれぞれ増
幅された後、信号検出回路203で、プローブに通流が
流れているか検出される。信号検出回路203は、それ
ぞれに対応するプローブに電流が流れた場合は1、流れ
ていない場合は0の2値の信号を加算回路204へ出力
する。加算回路204では入力された信号のうち、位置
合わせ目標のプローブ103よりプローブ101側にあ
るプローブ、すなわちプローブ101,102の信号を
正負反転し、プローブ104,105の信号と共に足し
込み出力する。プローブ103の信号は足し込まない。
加算回路204の出力信号はPIDフィルタ205を通
り、積分回路206で過去の履歴と足し合わされ、増幅
回路207で増幅され、図6におけるxyz駆動機構5
07を制御する。プローブ群を元の位置に戻してから、
5本のプローブに1.5Vのバイアス電圧を印加し、そ
れぞれのプローブに流れる電流をモニタした結果、プロ
ーブ101,102に電流が流れていることが検出され
た。次に、図2に示す回路を接続した後、それぞれのプ
ローブに流れる電流をモニタした結果、プローブ10
2,103,104に電流が流れていることが検出され
た。次にプローブ群を、位置合わせ前の位置に戻してか
ら長さ100μmにわたり、線速度0.1mm/sで直
線状に走査を行った。走査中、プローブ101を用い
て、2048回電圧パルスを印加した。電圧は5.5
V、印加時間は0.3μsecである。生成されたトラ
ッキングビットの直径は約10nm、ビット間隔は約5
0nmであった。走査終了後、プローブを走査前の位置
に戻した。次に、プローブ群をプローブ101からプロ
ーブ105の方向に4nm動かし、同様に走査を行い、
電圧パルスを印加し、走査前の位置に戻すという動作を
プローブ102からプローブ105まで繰り返して行っ
た。
【0021】次に、プローブ101,102,104,
105を用いてトラッキングを行いながらプローブ10
3を用いてビット列の再生動作を行った。ここで、図2
を用いて本実施例で用いた位置合わせ機構について説明
する。5本のプローブから出力された位置あわせビット
の電流信号はI/V変換回路201によって電圧信号に
変換され、増幅回路202によってそれぞれ増幅された
後、信号検出回路203で、プローブに電流が流れてい
るか検出される。信号検出回路203は、それぞれに対
応するプローブに電流が流れた場合は1、流れていない
場合は0の2値の信号を加算回路204へ出力する。加
算回路204では入力された信号のうち、位置合わせ目
標のプローブ103よりプローブ101側にあるプロー
ブ、すなわちプローブ101,102の信号を正負反転
し、プローブ104,105の信号と共に足し込み出力
する。プローブ103の信号は足し込まない。加算回路
204の出力信号はPIDフィルタ205を通り、積分
回路206で過去の履歴と足し合わされ、増幅回路20
7で増幅された後、位置制御信号と足し合わされて、図
6におけるxyz駆動機構507を制御する。前記ビッ
ト列の生成動作が終了した状態で、プローブ群はプロー
ブ105が第一番目のビットの直上にある状態にある。
そこでまず、前記位置決め方法で、プローブ101,1
02,104,105を用いて、プローブ103が第一
番目のビットの直上に位置するよう、位置決め動作を行
った。次に、前記位置決め動作をトラッキング動作とし
て行ったまま、プローブ群で記録媒体上を線速度0.1
mm/sで走査して、50往復の再生動作を行い、プロ
ーブ103からの再生信号をモニタした結果、再生エラ
ーは認められなかった。
105を用いてトラッキングを行いながらプローブ10
3を用いてビット列の再生動作を行った。ここで、図2
を用いて本実施例で用いた位置合わせ機構について説明
する。5本のプローブから出力された位置あわせビット
の電流信号はI/V変換回路201によって電圧信号に
変換され、増幅回路202によってそれぞれ増幅された
後、信号検出回路203で、プローブに電流が流れてい
るか検出される。信号検出回路203は、それぞれに対
応するプローブに電流が流れた場合は1、流れていない
場合は0の2値の信号を加算回路204へ出力する。加
算回路204では入力された信号のうち、位置合わせ目
標のプローブ103よりプローブ101側にあるプロー
ブ、すなわちプローブ101,102の信号を正負反転
し、プローブ104,105の信号と共に足し込み出力
する。プローブ103の信号は足し込まない。加算回路
204の出力信号はPIDフィルタ205を通り、積分
回路206で過去の履歴と足し合わされ、増幅回路20
7で増幅された後、位置制御信号と足し合わされて、図
6におけるxyz駆動機構507を制御する。前記ビッ
ト列の生成動作が終了した状態で、プローブ群はプロー
ブ105が第一番目のビットの直上にある状態にある。
そこでまず、前記位置決め方法で、プローブ101,1
02,104,105を用いて、プローブ103が第一
番目のビットの直上に位置するよう、位置決め動作を行
った。次に、前記位置決め動作をトラッキング動作とし
て行ったまま、プローブ群で記録媒体上を線速度0.1
mm/sで走査して、50往復の再生動作を行い、プロ
ーブ103からの再生信号をモニタした結果、再生エラ
ーは認められなかった。
【0022】[実施例2]図6及び図7を用いて、前記
構成の記録再生装置に対し、本発明の位置決め機構を適
用した実施例2について以下に詳細な説明を行う。上記
装置に対して、200μm間隔で一体成形された5本の
プローブ群を2組用意し、まず、第1の位置検出プロー
ブ群101,102,103,104,105を取り付
けた。次に、図6に示すように、第2の位置検出プロー
ブ群601,602,603,604,605を第1の
プローブ群と直交するように取り付けた。さらに、1本
の記録再生プローブ606を取り付けた。以上11本の
プローブは一体となって動作するように取り付けられて
いる。ここで、全プローブの先端を記録媒体に接触させ
た。
構成の記録再生装置に対し、本発明の位置決め機構を適
用した実施例2について以下に詳細な説明を行う。上記
装置に対して、200μm間隔で一体成形された5本の
プローブ群を2組用意し、まず、第1の位置検出プロー
ブ群101,102,103,104,105を取り付
けた。次に、図6に示すように、第2の位置検出プロー
ブ群601,602,603,604,605を第1の
プローブ群と直交するように取り付けた。さらに、1本
の記録再生プローブ606を取り付けた。以上11本の
プローブは一体となって動作するように取り付けられて
いる。ここで、全プローブの先端を記録媒体に接触させ
た。
【0023】次に、第1の位置検出プローブ群を用い
て、位置決めビットを作成した。まず、プローブ101
に電圧パルスを印加した。電圧は5.5V、印加時間は
0.3μsecである。生成された位置合わせビットの
直径は約10nmであった。この後、全プローブを図6
中Xの正の方向に、7nm移動させ、同条件でパルス印
加を行った。この動作を繰り返し、計9点、位置決めビ
ットを生成し、図6に示すように帯状の位置決めビット
群を形成した。ビット群形成後、全プローブを、図6中
Xの負の方向に56nm移動させた。さらに、プローブ
全体をYの負の方向に4nm移動させるごとに、プロー
ブ101と同様に位置決めビット群を形成する動作をプ
ローブ102,103,104,105と順に行い、計
5列の位置決めビット群を形成した。隣り合う位置決め
ビット群の間隔は隣り合うプローブの間隔より4nm広
くなっている。以上の第1の位置検出プローブ群による
位置決めビット群の形成が終了した段階で、全プローブ
は、プローブ105が第1番目の位置決めビットの直上
に位置する位置にある。ここで、全プローブを図6中X
の正の方向に20nm、Yの負の方向に20nm移動さ
せた。
て、位置決めビットを作成した。まず、プローブ101
に電圧パルスを印加した。電圧は5.5V、印加時間は
0.3μsecである。生成された位置合わせビットの
直径は約10nmであった。この後、全プローブを図6
中Xの正の方向に、7nm移動させ、同条件でパルス印
加を行った。この動作を繰り返し、計9点、位置決めビ
ットを生成し、図6に示すように帯状の位置決めビット
群を形成した。ビット群形成後、全プローブを、図6中
Xの負の方向に56nm移動させた。さらに、プローブ
全体をYの負の方向に4nm移動させるごとに、プロー
ブ101と同様に位置決めビット群を形成する動作をプ
ローブ102,103,104,105と順に行い、計
5列の位置決めビット群を形成した。隣り合う位置決め
ビット群の間隔は隣り合うプローブの間隔より4nm広
くなっている。以上の第1の位置検出プローブ群による
位置決めビット群の形成が終了した段階で、全プローブ
は、プローブ105が第1番目の位置決めビットの直上
に位置する位置にある。ここで、全プローブを図6中X
の正の方向に20nm、Yの負の方向に20nm移動さ
せた。
【0024】次に、第2の位置検出プローブ群を用い
て、位置決めビットを作成した。まず、プローブ601
に電圧パルスを印加した。電圧は5.5V、印加時間は
0.3μsecである。生成された位置合わせビットの
直径は約10nmであった。この後、全プローブを図6
中Yの正の方向に、7nm移動させ、同条件でパルス印
加を行った。この動作を繰り返し、計9点、位置決めビ
ットを生成し、図6に示すように帯状の位置決めビット
群を形成した。ビット群形成後、全プローブを、図6中
Yの負の方向に56nm移動させた。さらに、プローブ
全体をXの正の方向に4nm移動させるごとに、プロー
ブ601と同様に位置決めビット群を形成する動作をプ
ローブ602,603,604,605と順に行い、計
5列の位置決めビット群を形成した。隣り合う位置決め
ビット群の間隔は隣り合うプローブの間隔より4nm広
くなっている。以上の第2の位置検出プローブ群による
位置決めビット群の形成が終了した段階で、全プローブ
は、プローブ605が第1番目の位置決めビットの直上
に位置する位置にある。ここで、全プローブを図6中Y
の正の方向に20nm移動させた。これでプローブ全体
はプローブ105と605がそれぞれの位置決めビット
群の直上に位置するようになっている。
て、位置決めビットを作成した。まず、プローブ601
に電圧パルスを印加した。電圧は5.5V、印加時間は
0.3μsecである。生成された位置合わせビットの
直径は約10nmであった。この後、全プローブを図6
中Yの正の方向に、7nm移動させ、同条件でパルス印
加を行った。この動作を繰り返し、計9点、位置決めビ
ットを生成し、図6に示すように帯状の位置決めビット
群を形成した。ビット群形成後、全プローブを、図6中
Yの負の方向に56nm移動させた。さらに、プローブ
全体をXの正の方向に4nm移動させるごとに、プロー
ブ601と同様に位置決めビット群を形成する動作をプ
ローブ602,603,604,605と順に行い、計
5列の位置決めビット群を形成した。隣り合う位置決め
ビット群の間隔は隣り合うプローブの間隔より4nm広
くなっている。以上の第2の位置検出プローブ群による
位置決めビット群の形成が終了した段階で、全プローブ
は、プローブ605が第1番目の位置決めビットの直上
に位置する位置にある。ここで、全プローブを図6中Y
の正の方向に20nm移動させた。これでプローブ全体
はプローブ105と605がそれぞれの位置決めビット
群の直上に位置するようになっている。
【0025】ここで、プローブ103,603が位置決
めビットの直上に位置するように位置合わせ動作を行っ
た。ここで、図7を用いて本実施例で用いた位置合わせ
機構について説明する。第1あるいは第2位置検出プロ
ーブ群のそれぞれ5本のプローブから出力された位置あ
わせビットの電流信号はI/V変換回路201によって
電圧信号に変換され、増幅回路202によってそれぞれ
増幅された後、信号検出回路203で、プローブに電流
が流れているか検出される。信号検出回路203は、そ
れぞれに対応するプローブに電流が流れた場合は1、流
れていない場合は0の2値の信号を加算回路204へ出
力する。加算回路204では入力された信号のうち、例
えば、プローブ103が位置合わせビットの直上に位置
するように、位置合わせを行う場合、プローブ103よ
りプローブ101側にあるプローブ、すなわちプローブ
101,102の信号を正負反転し、プローブ104,
105の信号と共に足し込み出力する。プローブ103
の信号は足し込まない。加算回路204の出力信号はP
IDフィルタ205を通り、積分回路206で過去の履
歴と足し合わされ、増幅回路207で増幅され、図6に
おけるxyz駆動機構507を制御する。
めビットの直上に位置するように位置合わせ動作を行っ
た。ここで、図7を用いて本実施例で用いた位置合わせ
機構について説明する。第1あるいは第2位置検出プロ
ーブ群のそれぞれ5本のプローブから出力された位置あ
わせビットの電流信号はI/V変換回路201によって
電圧信号に変換され、増幅回路202によってそれぞれ
増幅された後、信号検出回路203で、プローブに電流
が流れているか検出される。信号検出回路203は、そ
れぞれに対応するプローブに電流が流れた場合は1、流
れていない場合は0の2値の信号を加算回路204へ出
力する。加算回路204では入力された信号のうち、例
えば、プローブ103が位置合わせビットの直上に位置
するように、位置合わせを行う場合、プローブ103よ
りプローブ101側にあるプローブ、すなわちプローブ
101,102の信号を正負反転し、プローブ104,
105の信号と共に足し込み出力する。プローブ103
の信号は足し込まない。加算回路204の出力信号はP
IDフィルタ205を通り、積分回路206で過去の履
歴と足し合わされ、増幅回路207で増幅され、図6に
おけるxyz駆動機構507を制御する。
【0026】図7に示す回路を接続し、第1及び第2の
位置検出プローブ群の10本のプローブに1.5Vのバ
イアス電圧を印加した。その後、それぞれのプローブに
流れる電流をモニタした結果、プローブ102,10
3,104,602,603,604に電流が流れてい
ることが検出された。これにより、目標位置に位置決め
が行われたことを確認した。ここで、記録再生プローブ
606に電圧パルスを印加して、記録ビット607を生
成した。電圧は5.5V、印加時間は0.3μsecで
ある。生成された記録ビット607の直径は約10nm
であった。ここで、記録再生プローブ606に1.5V
のバイアス電圧を印加したところ、プローブ606に電
流が流れていることが、電流検出回路203で検出され
た。
位置検出プローブ群の10本のプローブに1.5Vのバ
イアス電圧を印加した。その後、それぞれのプローブに
流れる電流をモニタした結果、プローブ102,10
3,104,602,603,604に電流が流れてい
ることが検出された。これにより、目標位置に位置決め
が行われたことを確認した。ここで、記録再生プローブ
606に電圧パルスを印加して、記録ビット607を生
成した。電圧は5.5V、印加時間は0.3μsecで
ある。生成された記録ビット607の直径は約10nm
であった。ここで、記録再生プローブ606に1.5V
のバイアス電圧を印加したところ、プローブ606に電
流が流れていることが、電流検出回路203で検出され
た。
【0027】次に、全プローブのバイアス電圧を切って
から、図7に示す回路を接続したまま、プローブ全体を
図6中Xの正の方向に10nm、Yの正の方向に10n
m移動させた。ここで、記録再生プローブ606に1.
5Vのバイアス電圧を印加したところ、電流は流れなか
った。記録再生プローブ606のバイアス電圧を切った
後、第1、第2の位置検出プローブ群の全10本の位置
検出プローブに、1.5Vのバイアス電圧を印加し、プ
ローブ103,603がそれぞれの位置決めビット群の
直上に位置するように、位置合わせを行った。次に、記
録再生プローブ606に1.5Vのバイアス電圧を印加
したところ、プローブ606に電流が流れていることが
検出され、プローブ606が記録ビット607を生成し
た位置に再び位置あわせされた事が確認された。
から、図7に示す回路を接続したまま、プローブ全体を
図6中Xの正の方向に10nm、Yの正の方向に10n
m移動させた。ここで、記録再生プローブ606に1.
5Vのバイアス電圧を印加したところ、電流は流れなか
った。記録再生プローブ606のバイアス電圧を切った
後、第1、第2の位置検出プローブ群の全10本の位置
検出プローブに、1.5Vのバイアス電圧を印加し、プ
ローブ103,603がそれぞれの位置決めビット群の
直上に位置するように、位置合わせを行った。次に、記
録再生プローブ606に1.5Vのバイアス電圧を印加
したところ、プローブ606に電流が流れていることが
検出され、プローブ606が記録ビット607を生成し
た位置に再び位置あわせされた事が確認された。
【0028】[実施例3]図8、図9、及び図10を用
いて、前記構成の記録再生装置に対し、本発明の位置決
め及びトラッキング機構を適用した実施例3について以
下に詳細な説明を行う。上記装置に対して、200μm
間隔で一体形成された21本のプローブ群を用意し、ト
ラッキング及び記録再生プローブ群として、図8に示す
ように取り付けた。この21本のプローブのうち11本
の奇数番目のプローブは記録再生プローブ606、10
本の偶数番目のプローブはトラッキングプローブ80
1,802として用いられる。また、本装置に用いられ
る前記記録媒体には、電子線描画装置によって、線状の
形状を持つトラッキングマーカー803を書き込んだ。
トラッキングマーカー803は幅12nm、長さ110
μmで、隣り合うトラッキングプローブの間隔より6n
m広い間隔で平行に10本並んでいる。
いて、前記構成の記録再生装置に対し、本発明の位置決
め及びトラッキング機構を適用した実施例3について以
下に詳細な説明を行う。上記装置に対して、200μm
間隔で一体形成された21本のプローブ群を用意し、ト
ラッキング及び記録再生プローブ群として、図8に示す
ように取り付けた。この21本のプローブのうち11本
の奇数番目のプローブは記録再生プローブ606、10
本の偶数番目のプローブはトラッキングプローブ80
1,802として用いられる。また、本装置に用いられ
る前記記録媒体には、電子線描画装置によって、線状の
形状を持つトラッキングマーカー803を書き込んだ。
トラッキングマーカー803は幅12nm、長さ110
μmで、隣り合うトラッキングプローブの間隔より6n
m広い間隔で平行に10本並んでいる。
【0029】ここで、6番目の記録再生プローブがトラ
ッキングマーカー群の中央に位置するように位置合わせ
動作を行った。ここで、図9を用いて本実施例で用いた
位置合わせ機構について説明する。10本のトラッキン
グプローブから出力されたトラッキングマーカーの電流
信号はI/V変換回路201によって電圧信号に変換さ
れ、増幅回路202によってそれぞれ増幅された後、信
号検出回路203で、プローブに電流が流れているか検
出される。信号検出回路203は、それぞれに対応する
プローブに電流が流れた場合は1、流れていない場合は
0の2値の信号を加算回路204へ出力する。加算回路
204では入力された信号のうち、例えば、6番目の記
録再生プローブがトラッキングマーカー群の中央に位置
するように、位置合わせを行う場合、図10に示す係数
をかけてから、全トラッキングプローブの信号検出回路
からの出力を足し込み出力する。重み付け加算回路90
1の出力信号はPIDフィルタ205を通り、積分回路
206で過去の履歴と足し合わされ、増幅回路207で
増幅され、図6におけるxyz駆動機構507を制御す
る。
ッキングマーカー群の中央に位置するように位置合わせ
動作を行った。ここで、図9を用いて本実施例で用いた
位置合わせ機構について説明する。10本のトラッキン
グプローブから出力されたトラッキングマーカーの電流
信号はI/V変換回路201によって電圧信号に変換さ
れ、増幅回路202によってそれぞれ増幅された後、信
号検出回路203で、プローブに電流が流れているか検
出される。信号検出回路203は、それぞれに対応する
プローブに電流が流れた場合は1、流れていない場合は
0の2値の信号を加算回路204へ出力する。加算回路
204では入力された信号のうち、例えば、6番目の記
録再生プローブがトラッキングマーカー群の中央に位置
するように、位置合わせを行う場合、図10に示す係数
をかけてから、全トラッキングプローブの信号検出回路
からの出力を足し込み出力する。重み付け加算回路90
1の出力信号はPIDフィルタ205を通り、積分回路
206で過去の履歴と足し合わされ、増幅回路207で
増幅され、図6におけるxyz駆動機構507を制御す
る。
【0030】図9に示す回路を接続し、全トラッキング
プローブに1.5Vのバイアス電圧を印加し、位置合わ
せを行った。次に、前記位置決め動作を用いてトラッキ
ングを行いながら、記録再生プローブ群を用いて記録動
作を行った。長さ100μmにわたり、線速度0.1m
m/sで直線状に走査を行う。走査中、11本の記録再
生プローブを用いて、あらかじめ用意したデータに合わ
せて、各プローブ最大2048回電圧パルスを印加し
た。電圧は5.5V、印加時間は0.3μsecであ
る。生成されたデータビットの直径は約10nm、ビッ
ト間隔は約50nmであった。さらに、プローブ全体を
元の位置に戻してから、前記位置決め動作を用いてトラ
ッキングを行いながら記録再生プローブ群を用いてデー
タビット列の再生動作を行った。全プローブに1.5V
のバイアス電圧を印加し、線速度2mm/sで、長さ1
00μmにわたり、走査を行った。走査中、全記録再生
プローブの再生信号をモニタした。50往復の再生動作
を行った結果、再生エラーは認められなかった。
プローブに1.5Vのバイアス電圧を印加し、位置合わ
せを行った。次に、前記位置決め動作を用いてトラッキ
ングを行いながら、記録再生プローブ群を用いて記録動
作を行った。長さ100μmにわたり、線速度0.1m
m/sで直線状に走査を行う。走査中、11本の記録再
生プローブを用いて、あらかじめ用意したデータに合わ
せて、各プローブ最大2048回電圧パルスを印加し
た。電圧は5.5V、印加時間は0.3μsecであ
る。生成されたデータビットの直径は約10nm、ビッ
ト間隔は約50nmであった。さらに、プローブ全体を
元の位置に戻してから、前記位置決め動作を用いてトラ
ッキングを行いながら記録再生プローブ群を用いてデー
タビット列の再生動作を行った。全プローブに1.5V
のバイアス電圧を印加し、線速度2mm/sで、長さ1
00μmにわたり、走査を行った。走査中、全記録再生
プローブの再生信号をモニタした。50往復の再生動作
を行った結果、再生エラーは認められなかった。
【0031】
【発明の効果】本発明によれば、上記した構成により、
記録媒体に物理的な加工を行うことなく、数〜数十nm
オーダーで、記録再生と同じ原理、機構を用いて、再現
性の高い位置制御が可能な記録再生装置の位置決め機
構、及びトラッキング機構を実現することができる。ま
た、本発明においては、プローブ間隔とビット間隔をず
らして記録媒体上に位置決めマーカーを生成し、どのプ
ローブがマーカー上にあるかを検出することにより、高
精度の位置決めが可能となる。また、本発明において
は、位置決めマーカー検出信号の有無のみにより、位置
決めを行うことができるため、ノイズに強い位置決め制
御系の構築が可能となる。また、本発明においては、位
置決めに用いるプローブの数を増やすことにより、より
広範囲の位置決めが可能となる。また、本発明において
は、位置決め機構によってトラッキング機構を兼ねるよ
うに構成することが可能なため、単純な構成で両機能を
実現することができる。また、本発明においては、記録
媒体に対して、物理的な加工を施さず、記録再生原理そ
のものによって、位置決め及びトラッキングが行うこと
ができ、記録再生機構と位置決め及びトラッキング機構
との一体成形が容易となり、マーカーを位置決め機構自
身で形成することができ、さらに、記録媒体の材質に対
する制限も小さくなる。
記録媒体に物理的な加工を行うことなく、数〜数十nm
オーダーで、記録再生と同じ原理、機構を用いて、再現
性の高い位置制御が可能な記録再生装置の位置決め機
構、及びトラッキング機構を実現することができる。ま
た、本発明においては、プローブ間隔とビット間隔をず
らして記録媒体上に位置決めマーカーを生成し、どのプ
ローブがマーカー上にあるかを検出することにより、高
精度の位置決めが可能となる。また、本発明において
は、位置決めマーカー検出信号の有無のみにより、位置
決めを行うことができるため、ノイズに強い位置決め制
御系の構築が可能となる。また、本発明においては、位
置決めに用いるプローブの数を増やすことにより、より
広範囲の位置決めが可能となる。また、本発明において
は、位置決め機構によってトラッキング機構を兼ねるよ
うに構成することが可能なため、単純な構成で両機能を
実現することができる。また、本発明においては、記録
媒体に対して、物理的な加工を施さず、記録再生原理そ
のものによって、位置決め及びトラッキングが行うこと
ができ、記録再生機構と位置決め及びトラッキング機構
との一体成形が容易となり、マーカーを位置決め機構自
身で形成することができ、さらに、記録媒体の材質に対
する制限も小さくなる。
【図1】本発明の実施例1を説明する図である。
【図2】本発明の実施例1の位置決め及びトラッキング
機構を説明する図である。
機構を説明する図である。
【図3】本発明の位置決め及びトラッキング機構の原理
を説明する図である。
を説明する図である。
【図4】本発明の位置決め及びトラッキング機構の原理
を説明する図である。
を説明する図である。
【図5】本発明を適用する記録再生装置の全体構成を説
明する図である。
明する図である。
【図6】本発明の実施例2を説明する図である。
【図7】本発明の実施例2の位置決め機構を説明する図
である。
である。
【図8】本発明の実施例3を説明する図である。
【図9】本発明の実施例3の位置決め及びトラッキング
機構を説明する図である。
機構を説明する図である。
【図10】本発明の実施例3の重み付け加算回路におけ
る係数を表す図である。
る係数を表す図である。
101:位置検出プローブ1 102:位置検出プローブ2 103:位置検出プローブ3 104:位置検出プローブ4 105:位置検出プローブ5 106:位置決めビット 201:I/V変換回路 202:増幅回路 203:信号検出回路 204:加算回路 205:PIDフィルタ 206:積分回路 207:増幅回路 501:基板 502:記録層 503:記録媒体 504:探針 505:プローブ 506:弾性体 507:xyz駆動機構 508:xyz駆動ステージ 509:切り替えスイッチ 510:バイアス印加手段 511:記録制御回路 512:再生制御回路 513:位置制御回路 514:制御コンピュータ 601:位置検出プローブ6 602:位置検出プローブ7 603:位置検出プローブ8 604:位置検出プローブ9 605:位置検出プローブ10 606:記録再生プローブ 607:記録ビット 801:トラッキングプローブ1 802:トラッキングプローブ10 803:トラッキングマーカー 901:重み付け加算回路
Claims (20)
- 【請求項1】記録媒体上をプローブで相対走査して該記
録媒体上に情報を記録し、または該記録媒体から情報を
再生する記録再生装置の位置決め機構において、 複数本のプローブで構成された位置検出プローブと、 前記位置検出プローブと相対し、該位置検出プローブと
相対動作する記録媒体と、 前記位置検出プローブにおける複数本のプローブの間隔
と、異なる間隔を有する複数のマーカーによって構成さ
れた位置決めマーカーと、 前記位置検出プローブによる位置決めマーカーの有無の
検出に基づく出力に応じた制御信号を出力する制御信号
出力手段と、 前記制御信号によって、前記記録媒体と前記プローブの
相対位置を制御する制御手段と、 を有することを特徴とする記録再生装置の位置決め機
構。 - 【請求項2】前記位置検出プローブの長手方向が互いに
直交する向きに配置されてなる二つ以上の位置検出プロ
ーブを備え、該二つ以上の位置検出プローブにおける一
方の位置検出プローブと相対している位置決めマーカー
の向きと、他方の位置検出プローブと相対している位置
決めマーカーの向きとが、互いに直交していることを特
徴とする請求項1に記載の記録再生装置の位置決め機
構。 - 【請求項3】前記位置決めマーカーが、互いに平行な直
線状の形状を有することを特徴とする請求項1または請
求項2に記載の記録再生装置の位置決め機構。 - 【請求項4】前記位置決めマーカーが、記録ビットであ
ることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1
項に記載の記録再生装置の位置決め機構。 - 【請求項5】前記記録ビットを線状に並べ、直線状の形
状を有する位置決めマーカーを形成したことを特徴とす
る請求項4に記載の記録再生装置の位置決め機構。 - 【請求項6】前記位置決めマーカーが、前記位置検出プ
ローブを用いて形成されることを特徴とする請求項1か
ら請求項5のいずれか1項に記載の記録再生装置の位置
決め機構。 - 【請求項7】前記制御信号出力手段は、前記位置検出プ
ローブによる位置決めマーカーの有無の検出に基づく出
力に応じた制御信号を出力する信号検出手段と、 前記信号検出手段の出力を、前記位置検出プローブの位
置決め目標からの位置に応じて演算する演算手段と、を
有することを特徴とする請求項1に記載の記録再生装置
の位置決め機構。 - 【請求項8】前記演算手段は、前記信号検出手段からの
出力信号に対して、前記位置検出プローブの位置決め目
標からの位置に応じた符号をつけて、加算することを特
徴とする請求項7に記載の記録再生装置の位置決め機
構。 - 【請求項9】前記演算手段は、前記信号検出手段からの
出力信号に対して、前記位置検出プローブの位置決め目
標からの位置に応じた係数をかけた上で、加算すること
を特徴とする請求項7に記載の記録再生装置の位置決め
機構。 - 【請求項10】前記制御信号出力手段は、過去の信号の
履歴を積分する積分手段と、信号を増幅し制御信号とし
て出力する増幅手段とを有することを特徴とする請求項
1に記載の記録再生装置の位置決め機構。 - 【請求項11】記録媒体上をプローブで相対走査して該
記録媒体上に情報を記録し、または該記録媒体から情報
を再生する記録再生装置のトラッキング機構において、 複数本のプローブで構成されたトラッキングプローブ
と、 前記トラッキングプローブと相対し、該トラッキングプ
ローブと相対動作する記録媒体と、 前記トラッキングプローブにおける複数本のプローブの
間隔と、異なる間隔を有する複数のマーカーによって構
成されたトラッキングマーカーと、 前記トラッキングプローブによるトラッキングマーカー
の有無の検出に基づく出力に応じた制御信号を出力する
制御信号出力手段と、 前記制御信号によって、前記記録媒体と前記プローブの
相対位置を制御する制御手段と、 を有することを特徴とする記録再生装置のトラッキング
機構。 - 【請求項12】前記トラッキングマーカーが平行移動す
ることで互いに重なり合う線状の形状を有することを特
徴とする請求項11に記載のトラッキング機構。 - 【請求項13】前記トラッキングマーカーが記録ビット
であることを特徴とする請求項11に記載のトラッキン
グ機構。 - 【請求項14】前記記録ビットを線状に並べ、直線状の
形状を有するトラッキングマーカーを形成したことを特
徴とする請求項13に記載のトラッキング機構。 - 【請求項15】前記トラッキングマーカーが、前記トラ
ッキングプローブを用いて形成されることを特徴とする
トラッキング機構。 - 【請求項16】前記制御信号出力手段は、前記トラッキ
ングプローブによるトラッキングマーカーの有無の検出
に基づく出力に応じた制御信号を出力する信号検出手段
と、 前記信号検出手段の出力を、前記トラッキングプローブ
のトラッキング目標からの位置に応じて演算する演算手
段と、を有することを特徴とする請求項11に記載の記
録再生装置のトラッキング機構。 - 【請求項17】前記信号検出手段からの出力信号に対し
て、前記トラッキングプローブのトラッキング目標から
の位置に応じた符号をつけて、加算することを特徴とす
る請求項16に記載の記録再生装置のトラッキング機
構。 - 【請求項18】前記信号検出手段からの出力信号に対し
て、前記トラッキングプローブのトラッキング目標から
の位置に応じた係数をかけた上で、加算することを特徴
とする請求項16に記載の記録再生装置のトラッキング
機構。 - 【請求項19】前記制御信号出力手段は、過去の信号の
履歴を積分する積分手段と、信号を増幅し制御信号とし
て出力する増幅手段とを有することを特徴とする請求項
11に記載の記録再生装置のトラッキング機構。 - 【請求項20】請求項1から請求項10のいずれか1項
に記載の記録再生装置の位置決め機構によって、トラッ
キング機構を兼ねるように構成したことを特徴とする記
録再生装置における位置決め機構兼用のトラッキング機
構。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10331987A JP2000090503A (ja) | 1998-07-16 | 1998-11-06 | 記録再生装置の位置決め機構、及びトラッキング機構 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21861798 | 1998-07-16 | ||
JP10-218617 | 1998-07-16 | ||
JP10331987A JP2000090503A (ja) | 1998-07-16 | 1998-11-06 | 記録再生装置の位置決め機構、及びトラッキング機構 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000090503A true JP2000090503A (ja) | 2000-03-31 |
Family
ID=26522664
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10331987A Pending JP2000090503A (ja) | 1998-07-16 | 1998-11-06 | 記録再生装置の位置決め機構、及びトラッキング機構 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000090503A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100585670B1 (ko) | 2004-03-25 | 2006-06-07 | 엘지전자 주식회사 | 팁과 미디어 사이의 간격을 조절할 수 있는 탐침형정보저장기기 |
-
1998
- 1998-11-06 JP JP10331987A patent/JP2000090503A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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KR100585670B1 (ko) | 2004-03-25 | 2006-06-07 | 엘지전자 주식회사 | 팁과 미디어 사이의 간격을 조절할 수 있는 탐침형정보저장기기 |
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