JP2000083020A - カオス力学系の同期を用いた暗号装置、復号装置、暗号システム、暗号方法、復号方法、暗号プログラムを記録した記録媒体、および復号プログラムを記録した記録媒体 - Google Patents
カオス力学系の同期を用いた暗号装置、復号装置、暗号システム、暗号方法、復号方法、暗号プログラムを記録した記録媒体、および復号プログラムを記録した記録媒体Info
- Publication number
- JP2000083020A JP2000083020A JP10251551A JP25155198A JP2000083020A JP 2000083020 A JP2000083020 A JP 2000083020A JP 10251551 A JP10251551 A JP 10251551A JP 25155198 A JP25155198 A JP 25155198A JP 2000083020 A JP2000083020 A JP 2000083020A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- signal
- irregular
- secret key
- chaotic
- transmission
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Abstract
とにより、1本の伝送路のみを用いてカオス同期による
秘匿通信を可能とし、伝送効率の向上および安全性の向
上を図ったカオス力学系の同期を用いた暗号装置、復号
装置、暗号システム、暗号方法、復号方法、暗号プログ
ラムを記録した記録媒体、および復号プログラムを記録
した記録媒体を提供する。 【解決手段】 秘密鍵となるパラメータを持つカオス力
学系を用いて不規則信号を不規則信号生成部41で生成
し、該不規則信号に秘密鍵パラメータと情報信号の和信
号を乗算器42で乗じた積信号を加算器43で加算し
て、不規則な送信信号を生成して送信し、該送信信号を
カオス力学系への入力信号としてフィードバックすると
ともに、該送信信号を受信し、カオス力学系と同期し、
前記不規則信号と同一の不規則信号を生成し、この不規
則信号と送信信号の相関値を計算し、該相関値に基づき
情報信号を復号する。
Description
する守秘機能を有し、カオス力学系の同期を用いた暗号
装置、復号装置、暗号システム、暗号方法、復号方法、
暗号プログラムを記録した記録媒体、および復号プログ
ラムを記録した記録媒体に関する。
装置は、図6に符号15として示すように、カオス力学
系を用いた不規則信号生成部11、乗算器12、加算器
13および14よりなる。不規則信号生成部11は、秘
密鍵となるパラメータを含んでおり、N個の不規則信号
x1 ,x2 ,…,xN が生成される。乗算器12では、
これらそれぞれに二値情報信号b1 ,b2 ,…,bN が
乗じられる。更に、加算器13では、乗算器12の出力
の和が計算されて、情報用信号17が生成され送信され
る。一方、加算器14では、x1 ,x2 ,…,xN の和
が計算され、同期用信号16が生成され送信される。こ
の同期用信号は、同時に不規則信号生成部11への入力
として、フィードバックされる。
6および情報用信号17は、図2に示す復号装置23で
受信される。この復号装置23は、同期回路21、相関
値計算部22よりなる。同期回路21は、秘密鍵となる
パラメータ値について、不規則信号生成部11と同一の
値をとる。ここでは、送信されてきた同期用信号16を
用いて暗号装置内の不規則信号生成部11との同期を達
成し、同一の不規則信号x1 ,x2 ,…,xN が生成さ
れる。これらの不規則信号と、送信されてきた情報用信
号17との相関値が、相関値計算部22で計算され、計
算された相関値に基づき二値情報信号b1 ,b2 ,…,
bN が復号される。秘密鍵となるパラメータ値が未知の
場合は、同期が達成できないため、不規則信号x1 ,x
2 ,…,xN が再現されず、従って、二値情報信号の復
号は困難となり、通信の機密を保護することが可能とな
る。
系の同期を用いた暗号装置および復号装置について詳し
くは、電子情報通信学会論文誌 (A) vol.J79-A,no.8(19
96)pp.1427-1432 に記されている。
の暗号システムの構成を示す図である。図8において、
S1 ,S2 ,…,SN は互いに異なるパラメータ値を持
つカオスサブシステムであり、x1 ,x2 ,…,xN は
各サブシステムからの不規則な出力信号、b1 ,b2 ,
…,bN は二値情報信号を表す。一方、受信側の
S1′,S2 ′,…,SN ′はそれぞれ、S1 ,S2 ,
…,SN と同一のサブシステムであり、対応するサブシ
ステムと秘密鍵であるパラメータの値を共有する。ここ
で、同一の入力がある場合には送信側と受信側の対応す
るサブシステム同士は、同期するように設計する。すな
わち、1つの信号Xを入力として受け取ったとき、Si
とSi ′は、全く同じ不規則出力信号(xi ′=xi )
を生成するものとする。
とにより、大域的に結合されている。同時に、Xは同期
用信号として受信側に送信され、サブシステムS1 ′,
S2 ′,…,SN ′へ入力される。従って、送信側と受
信側のすべてのサブシステムにはXが入力される。仮定
より、対応するサブシステムSi とSi ′は、同期する
ので、受信側では、同期信号XからN個の不規則信号x
1 ,x2 ,…,xN を再現することが可能となる。
b2 ,…,bN を各サブシステムからの出力x1 ,
x2 ,…,xN に乗じた後に、和をとることによって C=b1 x1 +b2 x2 +…+bN xN のように構成される。この情報用信号を、同期用信号と
は別の伝送路を用いて、受信側に送信する。
テムS1 ,S2 ,…,SN を設計する。すなわち、任意
の関数f(t),g(t)に対して時間間隔Tでの相関
値を、
を復号することが可能となる。
ステムでは、受信側カオス力学系を送信側に同期させ複
数の直交する不規則信号を再現するための同期用信号
と、情報用信号のための2本の伝送路が必要であり、伝
送効率の観点より好ましくない。更に、秘密鍵パラメー
タが含まれず二値情報信号の影響も受けない送信側のカ
オス力学系の出力Xそのものが、同期用信号として送信
されるため、この同期用信号から秘密鍵である系のパラ
メータを推定できる可能性があり、秘匿通信法としての
安全性の面からも好ましくない。
その目的とするところは、情報用信号を同期用信号とし
ても利用することにより、1本の伝送路のみを用いてカ
オス同期による秘匿通信を可能とし、伝送効率の向上お
よび安全性の向上を図ったカオス力学系の同期を用いた
暗号装置、復号装置、暗号システム、暗号方法、復号方
法、暗号プログラムを記録した記録媒体、および復号プ
ログラムを記録した記録媒体を提供することにある。
め、請求項1記載の本発明は、情報信号を暗号化して送
信する暗号装置であって、系に含まれるパラメータを秘
密鍵として持つカオス力学系を用いて直交性を有する不
規則信号を生成する不規則信号生成手段と、秘密鍵の一
部である秘密鍵パラメータと前記情報信号を加算する加
算手段と、該加算手段から出力される前記秘密鍵パラメ
ータと前記情報信号の和信号に前記不規則信号生成手段
で生成された不規則信号を乗じる乗算手段と、該乗算手
段から出力される積信号を加算し、暗号文である不規則
な送信信号を生成して送信するとともに、該送信信号を
カオス力学系への入力信号として前記不規則信号生成手
段にフィードバックする手段とを有することを要旨とす
る。
となるパラメータを持つカオス力学系を用いて不規則信
号を生成し、この不規則信号に秘密鍵パラメータと情報
信号の和信号を乗じて生成される積信号を加算して、暗
号文である不規則な送信信号を生成して送信するととも
に、該送信信号をカオス力学系への入力信号としてフィ
ードバックするため、1本の伝送路のみを用いて、複数
チャネルの情報信号を伝送でき、伝送効率を向上し得る
とともに、送信信号の係数は秘密鍵パラメータの一部を
含むと同時に、情報信号の影響も受けるため、送信信号
の波形から秘密鍵パラメータを推定することは困難であ
り、安全性を向上することができる。
れるパラメータを秘密鍵として持つカオス力学系を用い
て直交性を有する不規則信号に秘密鍵の一部である秘密
鍵パラメータと情報信号との和信号を乗じた積信号を加
算して生成される暗号文である不規則な送信信号を受信
して復号する復号装置であって、前記送信信号を受信
し、前記カオス力学系と同期し、前記不規則信号と同一
の不規則信号を生成する同期手段と、該同期手段で生成
された前記不規則信号と前記送信信号の相関値を計算
し、該相関値に基づき情報信号を復号する相関値計算手
段とを有することを要旨とする。
となるパラメータを持つカオス力学系を用いて生成され
る不規則信号に秘密鍵パラメータと情報信号との和信号
を乗じた積信号を加算して生成される暗号文である不規
則な送信信号を受信し、前記カオス力学系と同期し、前
記不規則信号と同一の不規則信号を生成し、この生成さ
れた不規則信号と送信信号の相関値を計算し、該相関値
に基づき情報信号を復号するため、1本の伝送路のみを
用いて、複数チャネルの情報信号を伝送でき、伝送効率
を向上し得るとともに、送信信号の係数は秘密鍵パラメ
ータの一部を含むと同時に、情報信号の影響も受けるた
め、送信信号の波形から秘密鍵パラメータを推定するこ
とは困難であり、安全性を向上することができる。
を暗号化して送信する暗号装置および該暗号装置からの
暗号化された送信信号を受信して復号する復号装置を有
する暗号システムであって、前記暗号装置が、系に含ま
れるパラメータを秘密鍵として持つカオス力学系を用い
て直交性を有する不規則信号を生成する不規則信号生成
手段と、秘密鍵の一部である秘密鍵パラメータと前記情
報信号を加算する加算手段と、該加算手段から出力され
る前記秘密鍵パラメータと情報信号の和信号に前記不規
則信号生成手段で生成された不規則信号を乗じる乗算手
段と、該乗算手段から出力される積信号を加算し、暗号
文である不規則な送信信号を生成して復号装置に送信す
るとともに、該送信信号をカオス力学系への入力信号と
して前記不規則信号生成手段にフィードバックする手段
とを有し、前記復号装置が、前記暗号装置からの前記送
信信号を受信し、前記暗号装置内に含まれるカオス力学
系と同期し、暗号装置内で生成される不規則信号と同一
の不規則信号を生成する同期手段と、該同期手段で生成
された前記不規則信号と前記送信信号の相関値を計算
し、該相関値に基づき情報信号を復号する相関値計算手
段とを有することを要旨とする。
となるパラメータを持つカオス力学系を用いて不規則信
号を生成し、この不規則信号に秘密鍵パラメータと情報
信号の和信号を乗じて生成される積信号を加算して、暗
号文である不規則な送信信号を生成して送信し、該送信
信号をカオス力学系への入力信号としてフィードバック
するとともに、前記送信信号を受信し、前記カオス力学
系と同期し、前記不規則信号と同一の不規則信号を生成
し、この生成された不規則信号と送信信号の相関値を計
算し、該相関値に基づき情報信号を復号するため、1本
の伝送路のみを用いて、複数チャネルの情報信号を伝送
でき、伝送効率を向上し得るとともに、送信信号の係数
は秘密鍵パラメータの一部を含むと同時に、情報信号の
影響も受けるため、送信信号の波形から秘密鍵パラメー
タを推定することは困難であり、安全性を向上すること
ができる。
化して送信する暗号方法であって、系に含まれるパラメ
ータを秘密鍵として持つカオス力学系を用いて直交性を
有する不規則信号を生成し、秘密鍵の一部である秘密鍵
パラメータと前記情報信号を加算し、この加算した前記
秘密鍵パラメータと前記情報信号の和信号に前記不規則
信号を乗じて積信号を生成し、この積信号を加算し、暗
号文である不規則な送信信号を生成して送信するととも
に、該送信信号をカオス力学系への入力信号としてフィ
ードバックすることを要旨とする。
となるパラメータを持つカオス力学系を用いて不規則信
号を生成し、この不規則信号に秘密鍵パラメータと情報
信号の和信号を乗じて生成される積信号を加算して、暗
号文である不規則な送信信号を生成して送信するととも
に、該送信信号をカオス力学系への入力信号としてフィ
ードバックするため、1本の伝送路のみを用いて、複数
チャネルの情報信号を伝送でき、伝送効率を向上し得る
とともに、送信信号の係数は秘密鍵パラメータの一部を
含むと同時に、情報信号の影響も受けるため、送信信号
の波形から秘密鍵パラメータを推定することは困難であ
り、安全性を向上することができる。
れるパラメータを秘密鍵として持つカオス力学系を用い
て直交性を有する不規則信号に秘密鍵の一部である秘密
鍵パラメータと情報信号との和信号を乗じた積信号を加
算して生成される暗号文である不規則な送信信号を受信
して復号する復号方法であって、前記送信信号を受信
し、前記カオス力学系と同期し、前記不規則信号と同一
の不規則信号を生成し、この生成された前記不規則信号
と前記送信信号の相関値を計算し、該相関値に基づき情
報信号を復号することを要旨とする。
となるパラメータを持つカオス力学系を用いて生成され
る不規則信号に秘密鍵パラメータと情報信号との和信号
を乗じた積信号を加算して生成される暗号文である不規
則な送信信号を受信し、前記カオス力学系と同期し、前
記不規則信号と同一の不規則信号を生成し、この生成さ
れた不規則信号と送信信号の相関値を計算し、該相関値
に基づき情報信号を復号するため、1本の伝送路のみを
用いて、複数チャネルの情報信号を伝送でき、伝送効率
を向上し得るとともに、送信信号の係数は秘密鍵パラメ
ータの一部を含むと同時に、情報信号の影響も受けるた
め、送信信号の波形から秘密鍵パラメータを推定するこ
とは困難であり、安全性を向上することができる。
を暗号化し送信信号として送信し、この送信信号を受信
して復号する暗号方法であって、系に含まれるパラメー
タを秘密鍵として持つカオス力学系を用いて直交性を有
する不規則信号を生成し、秘密鍵の一部である秘密鍵パ
ラメータと情報信号を加算し、この加算した前記秘密鍵
パラメータと情報信号の和信号に前記不規則信号生成手
段で生成された不規則信号を乗じて積信号を生成し、こ
の積信号を加算し、暗号文である不規則な送信信号を生
成して送信するとともに、該送信信号をカオス力学系へ
の入力信号としてフィードバックし、前記送信信号を受
信し、前記カオス力学系と同期し、前記不規則信号と同
一の不規則信号を生成し、この生成された前記不規則信
号と前記送信信号の相関値を計算し、該相関値に基づき
情報信号を復号することを要旨とする。
となるパラメータを持つカオス力学系を用いて不規則信
号を生成し、この不規則信号に秘密鍵パラメータと情報
信号の和信号を乗じて生成される積信号を加算して、暗
号文である不規則な送信信号を生成して送信し、該送信
信号をカオス力学系への入力信号としてフィードバック
するとともに、前記送信信号を受信し、前記カオス力学
系と同期し、前記不規則信号と同一の不規則信号を生成
し、この生成された不規則信号と送信信号の相関値を計
算し、該相関値に基づき情報信号を復号するため、1本
の伝送路のみを用いて、複数チャネルの情報信号を伝送
でき、伝送効率を向上し得るとともに、送信信号の係数
は秘密鍵パラメータの一部を含むと同時に、情報信号の
影響も受けるため、送信信号の波形から秘密鍵パラメー
タを推定することは困難であり、安全性を向上すること
ができる。
化して送信する暗号プログラムを記録した記録媒体であ
って、系に含まれるパラメータを秘密鍵として持つカオ
ス力学系を用いて直交性を有する不規則信号を生成し、
秘密鍵の一部である秘密鍵パラメータと前記情報信号を
加算し、この加算した前記秘密鍵パラメータと前記情報
信号の和信号に前記不規則信号を乗じて積信号を生成
し、この積信号を加算し、暗号文である不規則な送信信
号を生成して送信するとともに、該送信信号をカオス力
学系への入力信号としてフィードバックするカオス力学
系の同期を用いた暗号プログラムを記録媒体に記録する
ことを要旨とする。
となるパラメータを持つカオス力学系を用いて不規則信
号を生成し、この不規則信号に秘密鍵パラメータと情報
信号の和信号を乗じて生成される積信号を加算して、暗
号文である不規則な送信信号を生成して送信するととも
に、該送信信号をカオス力学系への入力信号としてフィ
ードバックする暗号プログラムを記録媒体に記録してい
るため、該記録媒体を用いて、その流通性を高めること
ができる。
れるパラメータを秘密鍵として持つカオス力学系を用い
て直交性を有する不規則信号に秘密鍵の一部である秘密
鍵パラメータと情報信号との和信号を乗じた積信号を加
算して生成される暗号文である不規則な送信信号を受信
して復号する復号プログラムを記録した記録媒体であっ
て、前記送信信号を受信し、前記カオス力学系と同期
し、前記不規則信号と同一の不規則信号を生成し、この
生成された前記不規則信号と前記送信信号の相関値を計
算し、該相関値に基づき情報信号を復号するカオス力学
系の同期を用いた復号プログラムを記録媒体に記録する
ことを要旨とする。
となるパラメータを持つカオス力学系を用いて生成され
る不規則信号に秘密鍵パラメータと情報信号との和信号
を乗じた積信号を加算して生成される暗号文である不規
則な送信信号を受信し、前記カオス力学系と同期し、前
記不規則信号と同一の不規則信号を生成し、この生成さ
れた不規則信号と送信信号の相関値を計算し、該相関値
に基づき情報信号を復号する復号プログラムを記録媒体
に記録しているため、該記録媒体を用いて、その流通性
を高めることができる。
を暗号化し送信信号として送信し、この送信信号を受信
して復号する暗号プログラムを記録した記録媒体であっ
て、系に含まれるパラメータを秘密鍵として持つカオス
力学系を用いて直交性を有する不規則信号を生成し、秘
密鍵の一部である秘密鍵パラメータと情報信号を加算
し、この加算した前記秘密鍵パラメータと情報信号の和
信号に前記不規則信号生成手段で生成された不規則信号
を乗じて積信号を生成し、この積信号を加算し、暗号文
である不規則な送信信号を生成して送信するとともに、
該送信信号をカオス力学系への入力信号としてフィード
バックし、前記送信信号を受信し、前記カオス力学系と
同期し、前記不規則信号と同一の不規則信号を生成し、
この生成された前記不規則信号と前記送信信号の相関値
を計算し、該相関値に基づき情報信号を復号するカオス
力学系の同期を用いた暗号プログラムを記録媒体に記録
することを要旨とする。
となるパラメータを持つカオス力学系を用いて不規則信
号を生成し、この不規則信号に秘密鍵パラメータと情報
信号の和信号を乗じて生成される積信号を加算して、暗
号文である不規則な送信信号を生成して送信し、該送信
信号をカオス力学系への入力信号としてフィードバック
するとともに、前記送信信号を受信し、前記カオス力学
系と同期し、前記不規則信号と同一の不規則信号を生成
し、この生成された不規則信号と送信信号の相関値を計
算し、該相関値に基づき情報信号を復号する暗号プログ
ラムを記録媒体に記録しているため、該記録媒体を用い
て、その流通性を高めることができる。
の形態について説明する。図1および図2は、それぞれ
本発明の一実施形態に係るカオス力学系の同期を用いた
暗号装置および復号装置の構成を示すブロック図であ
る。図1に示す暗号装置45で暗号化された情報信号
は、図2の復号装置53に送信され、復号装置53は、
この暗号化された送信信号を受信して復号し、情報信号
を生成するようになっている。
系を用いた不規則信号生成部41、乗算器42、加算器
43および加算器44よりなる。不規則信号生成部41
は、秘密鍵となるパラメータを含んでおり、N個の不規
則信号x1 ,x2 ,…,xNが生成される。加算器44
では、二値情報信号b1 ,b2 ,…,bN と秘密鍵の一
部であるパラメータa1 ,a2 ,…,aN の各組の和が
計算される。乗算器42では、その結果のそれぞれがN
個の不規則信号x1 ,x2 ,…,xN に乗じられる。更
に、加算器43では、乗算器42の出力の和が計算さ
れ、送信信号46が生成される。この送信信号は、図2
の復号装置に向けて送信されるとともに、不規則信号生
成部41への入力として、フィードバックされる。
メータ値について図1の暗号装置の不規則信号生成部4
1と同一の値をとる同期回路51、および該同期回路5
1の出力信号と暗号装置からの送信信号の相関値を計算
し、該相関値に基づいて前記二値情報信号を復号する相
関値計算部52からなる。
述したように図1の暗号装置45から送信されてくる暗
号化された送信信号46を受信すると、同期回路51
は、暗号装置45内の不規則信号生成部41との同期を
達成し、同一の不規則信号x1,x2 ,…,xN が生成
される。送信信号46は相関値計算部52にも入力さ
れ、ここで、同期回路51で生成された不規則信号
x1 ,x2 ,…,xN と送信信号46との相関値が計算
され、計算された相関値に基づき二値情報信号b1 ,b
2 ,…,bN が復号される。秘密鍵となるパラメータ値
が未知の場合は、同期が達成できないため、不規則信号
x1 ,x2 ,…,xN が再現されず、従って、二値情報
信号の復号も困難となり、通信の機密を保護することが
可能となる。
復号装置53にそれぞれ送信回路71および受信回路7
2を接続して構成される暗号システムの構成を示してい
る。同図に示すように、暗号装置45からの送信信号4
6は送信回路71を介して復号装置53に向けて送信さ
れ、受信回路72で受信され、復号装置53に供給さ
れ、上述したように復号される。
暗号装置および復号装置をそれぞれ送信側および受信側
として記載するとともに、図1、図2に示した送信側の
暗号装置および受信側の復号装置の内部構成を複数のカ
オスサブシステムS1 ,S2,…,SN 、乗算器、加算
器等の複数の要素に分割して示している図である。
いに異なるパラメータ値を持つカオスサブシステムであ
り、x1 ,x2 ,…,xN は各サブシステムからの不規
則な出力信号を表す。a1 ,a2 ,…,aN は送信信号
を構成する際に用いられるパラメータであり、秘密鍵の
一部である。b1 ,b2 ,…,bN は二値情報信号であ
り、情報に対応して、正もしくは負の値をとる。一方、
受信側のS1 ′,S2′,…,SN ′はそれぞれ、
S1 ,S2 ,…,SN と同一のサブシステムであり、対
応するサブシステムと秘密鍵であるパラメータの値を共
有する。ここで、同一の入力がある場合には送信側と受
信側の対応するサブシステム同士は、同期するように設
計する。すなわち、1つの信号を入力として受け取った
とき、Si とSi ′は全く同じ不規則出力信号(xi =
xi ′)を生成するものとする。
信号の和 a1 +b1 ,a2 +b2 ,…,aN +bN を各サブシステムからの出力x1 ,x2 ,…,xN に乗
じた後に、和をとることによって
+…+(aN +bN )xN のように構成する。この信号Cは、各サブシステムへフ
ィードバックされ、サブシステムを大域的に結合するの
に用いる。同時に、信号Cは伝送路を通じて受信側へ送
信され、サブシステムS1 ′,S2 ′,…,SN ′へ入
力される。従って、送信側と受信側のすべてのサブシス
テムには信号Cが入力される。仮定より、対応するサブ
システムSi とSi ′は、同期するので、受信側では、
送信信号CからN個の不規則信号x1 ,x2 ,…,xN
を再現することが可能となる。
b2 ,…,bN は、以下のようにして復号される。
ステムS1 ,S2 ,…,SN を設計する。すなわち、相
関値が
て、Cとxi ′(i=1,2,…,N)の相関値
を復号することが可能となる。上式の分子において、
値が小さいながらも完全に0とはならず、精度よくbi
を復号するのに必要なためである。
る例について説明する。送信側のi番目の要素Si とし
て、次の方程式で表されるカオスサブシステムをとる。
密鍵となるパラメータである。ここで、Cは、送信信号
であり、次式で与えられる。
ステムSi は結合されている。
は、送信された信号Cを入力とする次式で与える。
秘密鍵パラメータである。
番号のサブシステムSi とSi ′は同期するので、
1,2,…,N) となる。このとき、同期によって得られる不規則信号v
i ′を用いて、
合における結果例を示す。図5(a)は、送信信号Cの
波形を示す。極めて不規則な信号であり、秘密鍵となる
パラメータが未知の場合この送信信号から二値情報信号
を解読することは困難である。また、送信信号Cは、係
数内に秘密鍵パラメータai と二値情報bi を含んであ
り、このことは、信号Cからの秘密鍵パラメータの推定
をより困難にする。
列を示している。白のマスがbi =1、斜線のマスがb
i =−1を表す。同図で、縦に2行あるが、各行が1つ
のチャネルを表し、横軸は時間を表す。例えば、チャネ
ル1では、−1,1,−1,−1,1,…の順に二値情
報が送られる。図5(c)は、送信側で復号された情報
を示す。チャネル2の最初のビットが誤っているが、こ
れは、この時点では、まだ同期が確立していないためで
ある。同期が確立された後は、完全に復号されている。
送信された信号は、Cのみであり、2本の伝送路を必要
とした従来システムに比較して、伝送効率が向上してい
る。
秘密鍵となるパラメータを持つカオス力学系を用いて不
規則信号を生成し、この不規則信号に秘密鍵パラメータ
と情報信号の和信号を乗じて生成される積信号を加算し
て、暗号文である不規則な送信信号を生成して送信する
とともに、該送信信号をカオス力学系への入力信号とし
てフィードバックするので、1本の伝送路のみを用い
て、複数チャネルの情報信号を伝送でき、伝送効率を向
上し得るとともに、送信信号の係数は秘密鍵パラメータ
の一部を含むと同時に、情報信号の影響も受けるため、
送信信号の波形から秘密鍵パラメータを推定することは
困難であり、安全性を向上することができる。
メータを持つカオス力学系を用いて不規則信号を生成
し、この不規則信号に秘密鍵パラメータと情報信号の和
信号を乗じて生成される積信号を加算して、暗号文であ
る不規則な送信信号を生成して送信し、該送信信号をカ
オス力学系への入力信号としてフィードバックするとと
もに、前記送信信号を受信し、前記カオス力学系と同期
し、前記不規則信号と同一の不規則信号を生成し、この
生成された不規則信号と送信信号の相関値を計算し、該
相関値に基づき情報信号を復号するので、1本の伝送路
のみを用いて、複数チャネルの情報信号を伝送でき、伝
送効率を向上し得るとともに、送信信号の係数は秘密鍵
パラメータの一部を含むと同時に、情報信号の影響も受
けるため、送信信号の波形から秘密鍵パラメータを推定
することは困難であり、安全性を向上することができ
る。
を用いた暗号装置の構成を示すブロック図である。
を用いた復号装置の構成を示すブロック図である。
れ送信回路および受信回路を接続して構成されるカオス
力学系の同期を用いた暗号システムの構成を示してい
る。
び復号装置をそれぞれ送信側および受信側として記載す
るとともに、図1、図2に示した送信側の暗号装置およ
び受信側の復号装置の内部構成を複数の要素に分割して
示すカオス力学系の同期を用いた暗号システムの構成を
示す図である。
果例である送信信号、情報信号、復号信号を示す図であ
る。
構成を示すブロック図である。
構成を示すブロック図である。
ムの構成を示すブロック図である。
Claims (9)
- 【請求項1】 情報信号を暗号化して送信する暗号装置
であって、 系に含まれるパラメータを秘密鍵として持つカオス力学
系を用いて直交性を有する不規則信号を生成する不規則
信号生成手段と、 秘密鍵の一部である秘密鍵パラメータと前記情報信号を
加算する加算手段と、 該加算手段から出力される前記秘密鍵パラメータと前記
情報信号の和信号に前記不規則信号生成手段で生成され
た不規則信号を乗じる乗算手段と、 該乗算手段から出力される積信号を加算し、暗号文であ
る不規則な送信信号を生成して送信するとともに、該送
信信号をカオス力学系への入力信号として前記不規則信
号生成手段にフィードバックする手段とを有することを
特徴とするカオス力学系の同期を用いた暗号装置。 - 【請求項2】 系に含まれるパラメータを秘密鍵として
持つカオス力学系を用いて直交性を有する不規則信号に
秘密鍵の一部である秘密鍵パラメータと情報信号との和
信号を乗じた積信号を加算して生成される暗号文である
不規則な送信信号を受信して復号する復号装置であっ
て、 前記送信信号を受信し、前記カオス力学系と同期し、前
記不規則信号と同一の不規則信号を生成する同期手段
と、 該同期手段で生成された前記不規則信号と前記送信信号
の相関値を計算し、該相関値に基づき情報信号を復号す
る相関値計算手段とを有することを特徴とするカオス力
学系の同期を用いた復号装置。 - 【請求項3】 情報信号を暗号化して送信する暗号装置
および該暗号装置からの暗号化された送信信号を受信し
て復号する復号装置を有する暗号システムであって、 前記暗号装置は、 系に含まれるパラメータを秘密鍵として持つカオス力学
系を用いて直交性を有する不規則信号を生成する不規則
信号生成手段と、 秘密鍵の一部である秘密鍵パラメータと前記情報信号を
加算する加算手段と、 該加算手段から出力される前記秘密鍵パラメータと情報
信号の和信号に前記不規則信号生成手段で生成された不
規則信号を乗じる乗算手段と、 該乗算手段から出力される積信号を加算し、暗号文であ
る不規則な送信信号を生成して復号装置に送信するとと
もに、該送信信号をカオス力学系への入力信号として前
記不規則信号生成手段にフィードバックする手段とを有
し、 前記復号装置は、 前記暗号装置からの前記送信信号を受信し、前記暗号装
置内に含まれるカオス力学系と同期し、暗号装置内で生
成される不規則信号と同一の不規則信号を生成する同期
手段と、 該同期手段で生成された前記不規則信号と前記送信信号
の相関値を計算し、該相関値に基づき情報信号を復号す
る相関値計算手段とを有することを特徴とするカオス力
学系の同期を用いた暗号システム。 - 【請求項4】 情報信号を暗号化して送信する暗号方法
であって、 系に含まれるパラメータを秘密鍵として持つカオス力学
系を用いて直交性を有する不規則信号を生成し、 秘密鍵の一部である秘密鍵パラメータと前記情報信号を
加算し、 この加算した前記秘密鍵パラメータと前記情報信号の和
信号に前記不規則信号を乗じて積信号を生成し、 この積信号を加算し、暗号文である不規則な送信信号を
生成して送信するとともに、該送信信号をカオス力学系
への入力信号としてフィードバックすることを特徴とす
るカオス力学系の同期を用いた暗号方法。 - 【請求項5】 系に含まれるパラメータを秘密鍵として
持つカオス力学系を用いて直交性を有する不規則信号に
秘密鍵の一部である秘密鍵パラメータと情報信号との和
信号を乗じた積信号を加算して生成される暗号文である
不規則な送信信号を受信して復号する復号方法であっ
て、 前記送信信号を受信し、前記カオス力学系と同期し、前
記不規則信号と同一の不規則信号を生成し、 この生成された前記不規則信号と前記送信信号の相関値
を計算し、該相関値に基づき情報信号を復号することを
特徴とするカオス力学系の同期を用いた復号方法。 - 【請求項6】 情報信号を暗号化し送信信号として送信
し、この送信信号を受信して復号する暗号方法であっ
て、 系に含まれるパラメータを秘密鍵として持つカオス力学
系を用いて直交性を有する不規則信号を生成し、 秘密鍵の一部である秘密鍵パラメータと情報信号を加算
し、 この加算した前記秘密鍵パラメータと情報信号の和信号
に前記不規則信号生成手段で生成された不規則信号を乗
じて積信号を生成し、 この積信号を加算し、暗号文である不規則な送信信号を
生成して送信するとともに、該送信信号をカオス力学系
への入力信号としてフィードバックし、 前記送信信号を受信し、前記カオス力学系と同期し、前
記不規則信号と同一の不規則信号を生成し、 この生成された前記不規則信号と前記送信信号の相関値
を計算し、該相関値に基づき情報信号を復号することを
特徴とするカオス力学系の同期を用いた暗号方法。 - 【請求項7】 情報信号を暗号化して送信する暗号プロ
グラムを記録した記録媒体であって、 系に含まれるパラメータを秘密鍵として持つカオス力学
系を用いて直交性を有する不規則信号を生成し、 秘密鍵の一部である秘密鍵パラメータと前記情報信号を
加算し、 この加算した前記秘密鍵パラメータと前記情報信号の和
信号に前記不規則信号を乗じて積信号を生成し、 この積信号を加算し、暗号文である不規則な送信信号を
生成して送信するとともに、該送信信号をカオス力学系
への入力信号としてフィードバックすることを特徴とす
るカオス力学系の同期を用いた暗号プログラムを記録し
た記録媒体。 - 【請求項8】 系に含まれるパラメータを秘密鍵として
持つカオス力学系を用いて直交性を有する不規則信号に
秘密鍵の一部である秘密鍵パラメータと情報信号との和
信号を乗じた積信号を加算して生成される暗号文である
不規則な送信信号を受信して復号する復号プログラムを
記録した記録媒体であって、 前記送信信号を受信し、前記カオス力学系と同期し、前
記不規則信号と同一の不規則信号を生成し、 この生成された前記不規則信号と前記送信信号の相関値
を計算し、該相関値に基づき情報信号を復号することを
特徴とするカオス力学系の同期を用いた復号プログラム
を記録した記録媒体。 - 【請求項9】 情報信号を暗号化し送信信号として送信
し、この送信信号を受信して復号する暗号プログラムを
記録した記録媒体であって、 系に含まれるパラメータを秘密鍵として持つカオス力学
系を用いて直交性を有する不規則信号を生成し、 秘密鍵の一部である秘密鍵パラメータと情報信号を加算
し、 この加算した前記秘密鍵パラメータと情報信号の和信号
に前記不規則信号生成手段で生成された不規則信号を乗
じて積信号を生成し、 この積信号を加算し、暗号文である不規則な送信信号を
生成して送信するとともに、該送信信号をカオス力学系
への入力信号としてフィードバックし、 前記送信信号を受信し、前記カオス力学系と同期し、前
記不規則信号と同一の不規則信号を生成し、 この生成された前記不規則信号と前記送信信号の相関値
を計算し、該相関値に基づき情報信号を復号することを
特徴とするカオス力学系の同期を用いた暗号プログラム
を記録した記録媒体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25155198A JP3545613B2 (ja) | 1998-09-04 | 1998-09-04 | カオス力学系の同期を用いた暗号装置、復号装置、暗号システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25155198A JP3545613B2 (ja) | 1998-09-04 | 1998-09-04 | カオス力学系の同期を用いた暗号装置、復号装置、暗号システム |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000083020A true JP2000083020A (ja) | 2000-03-21 |
JP3545613B2 JP3545613B2 (ja) | 2004-07-21 |
Family
ID=17224518
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP25155198A Expired - Fee Related JP3545613B2 (ja) | 1998-09-04 | 1998-09-04 | カオス力学系の同期を用いた暗号装置、復号装置、暗号システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3545613B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008197685A (ja) * | 2008-05-19 | 2008-08-28 | Toshiba Information Systems (Japan) Corp | 暗号生成装置、暗号復号装置、暗号生成プログラム、暗号復号プログラム |
CN103221988A (zh) * | 2010-10-26 | 2013-07-24 | 日本电信电话株式会社 | 代理计算系统、计算装置、能力提供装置、代理计算方法、能力提供方法、程序和记录介质 |
JP2017517977A (ja) * | 2014-06-26 | 2017-06-29 | インテル コーポレイション | 安全なネットワーク通信のためのカオス・ベースの同期 |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN100534030C (zh) * | 2005-10-17 | 2009-08-26 | 浙江大学 | 输出-密文混和反馈混沌流密码加密解密方法 |
-
1998
- 1998-09-04 JP JP25155198A patent/JP3545613B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008197685A (ja) * | 2008-05-19 | 2008-08-28 | Toshiba Information Systems (Japan) Corp | 暗号生成装置、暗号復号装置、暗号生成プログラム、暗号復号プログラム |
CN103221988A (zh) * | 2010-10-26 | 2013-07-24 | 日本电信电话株式会社 | 代理计算系统、计算装置、能力提供装置、代理计算方法、能力提供方法、程序和记录介质 |
JP2017517977A (ja) * | 2014-06-26 | 2017-06-29 | インテル コーポレイション | 安全なネットワーク通信のためのカオス・ベースの同期 |
US10411889B2 (en) | 2014-06-26 | 2019-09-10 | Intel Corporation | Chaotic-based synchronization for secure network communications |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3545613B2 (ja) | 2004-07-21 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US7471792B2 (en) | Key agreement system, shared-key generation apparatus, and shared-key recovery apparatus | |
Almaiah et al. | A new hybrid text encryption approach over mobile ad hoc network | |
US6636968B1 (en) | Multi-node encryption and key delivery | |
EP0873617B1 (en) | Key agreement and transport protocol with implicit signatures | |
US11451369B2 (en) | Method and system for multi-authority controlled functional encryption | |
US7936874B2 (en) | Information transfer system, encryption device, and decryption device | |
JPH11239124A (ja) | 秘密鍵回復方法および装置 | |
JP2008172736A (ja) | 暗号文復号権委譲システム | |
JP5135070B2 (ja) | 暗号文復号権限委譲システム | |
US20090034716A1 (en) | Time apparatus, encryption apparatus, decryption apparatus, and encryption/decryption system | |
US20070183600A1 (en) | Secure Cryptographic Communication System Using Kem-Dem | |
CN113824677B (zh) | 联邦学习模型的训练方法、装置、电子设备和存储介质 | |
JP3545613B2 (ja) | カオス力学系の同期を用いた暗号装置、復号装置、暗号システム | |
CN111526131B (zh) | 基于秘密共享和量子通信服务站的抗量子计算的电子公文传输方法和系统 | |
CA2742530C (en) | Masking the output of random number generators in key generation protocols | |
He et al. | A new key escrow cryptosystem | |
KR20060078768A (ko) | 사용자 개인키의 분산 등록을 이용한 키 복구 시스템 및그 방법 | |
CN117240433A (zh) | 一种基于代理重加密的信息分享方法及装置 | |
US20010046296A1 (en) | Encryption method and cryptographic communication method | |
JP2001156773A (ja) | 暗号方法及び復号方法及び暗号システム及び暗号装置及び復号装置及び暗号プログラムを格納した記憶媒体及び復号プログラムを格納した記憶媒体 | |
Sherali | A New Approach for Enhancing AES-Based Data Encryption Using ECC | |
JP2001285278A (ja) | 暗号通信方法及び暗号通信システム | |
KR102372843B1 (ko) | 데이터 암호화 장치 및 방법 | |
EP1768300B1 (en) | Key agreement and transport protocol with implicit signatures | |
Miyazaki et al. | On Threshold RSA-signing with no dealer |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20040330 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20040408 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090416 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090416 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100416 Year of fee payment: 6 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |