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JP2000080123A - シアノアクリレート用硬化促進剤 - Google Patents

シアノアクリレート用硬化促進剤

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Publication number
JP2000080123A
JP2000080123A JP10263895A JP26389598A JP2000080123A JP 2000080123 A JP2000080123 A JP 2000080123A JP 10263895 A JP10263895 A JP 10263895A JP 26389598 A JP26389598 A JP 26389598A JP 2000080123 A JP2000080123 A JP 2000080123A
Authority
JP
Japan
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cyanoacrylate
cyclodextrin
amine
toluidine
compound
Prior art date
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Pending
Application number
JP10263895A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshiharu Ohashi
吉春 大橋
Mitsuyoshi Sato
三善 佐藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toagosei Co Ltd
Original Assignee
Toagosei Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toagosei Co Ltd filed Critical Toagosei Co Ltd
Priority to JP10263895A priority Critical patent/JP2000080123A/ja
Priority to US09/385,767 priority patent/US6251818B1/en
Publication of JP2000080123A publication Critical patent/JP2000080123A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08FMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED BY REACTIONS ONLY INVOLVING CARBON-TO-CARBON UNSATURATED BONDS
    • C08F22/00Homopolymers and copolymers of compounds having one or more unsaturated aliphatic radicals each having only one carbon-to-carbon double bond, and at least one being terminated by a carboxyl radical and containing at least one other carboxyl radical in the molecule; Salts, anhydrides, esters, amides, imides or nitriles thereof
    • C08F22/30Nitriles
    • C08F22/32Alpha-cyano-acrylic acid; Esters thereof
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C09DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • C09JADHESIVES; NON-MECHANICAL ASPECTS OF ADHESIVE PROCESSES IN GENERAL; ADHESIVE PROCESSES NOT PROVIDED FOR ELSEWHERE; USE OF MATERIALS AS ADHESIVES
    • C09J4/00Adhesives based on organic non-macromolecular compounds having at least one polymerisable carbon-to-carbon unsaturated bond ; adhesives, based on monomers of macromolecular compounds of groups C09J183/00 - C09J183/16

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  • Organic Chemistry (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
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  • Polymers & Plastics (AREA)
  • Adhesives Or Adhesive Processes (AREA)
  • Addition Polymer Or Copolymer, Post-Treatments, Or Chemical Modifications (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 不快な臭気が殆どなく、かつ前処理および後
処理の両方の硬化促進性能が高い、シアノアクリレート
用硬化促進剤を提供すること。 【解決手段】 芳香族アミンをゲスト物質とする包接化
合物からなるシアノアクリレート用硬化促進剤。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、シアノアクリレー
トの重合硬化のために用いられる硬化促進剤に関するも
ので、特に、現在各種産業分野で幅広く利用されている
シアノアクリレート系接着剤用の硬化促進剤として有用
なものである。即ち、本発明の硬化促進剤はシアノアク
リレート系接着剤を用いて各種被着材を接着する場合の
前処理剤としてまたは充填接着や盛り上げ接着の場合の
後処理剤として好ましく利用されるものである。
【0002】
【従来の技術】シアノアクリレート系接着剤は一液常温
硬化型の接着剤で、多くの被着材を接着することができ
るため広く利用されているものであるが、その反面、隙
間充填性に欠ける点、木材などの多孔質材料の接着が困
難である点、盛り上げ接着が不可能である点、さらに被
着材からはみ出したシアノアクリレートによって接着部
周辺に白化を生じる点などの問題点を有している。
【0003】このような問題点を解決するためには、シ
アノアクリレートの硬化速度を向上させることが有効で
あり、各種硬化促進剤の提案がされている。例えば、特
公昭47−8718号公報はジメチルアニリンまたは/
およびトリス[1−(2−メチル)アジリデイニール]
フォスフィンオキサイドを含む液で被着材表面を処理す
る方法を、特公昭49−12094号公報は特定のアミ
ン、アミドまたはイミドを含む液で被着材表面を処理す
る方法を、特公昭51−25441号公報はビニルエー
テル類またはビニルチオエーテル類で処理する方法を、
特公昭54−19416号公報はN,N−ジメチル−m
−トルイジンで処理する方法を、特公昭62−1227
9号公報は特定の界面活性剤の使用を、並びに特公昭6
0−24826号公報は部分的にアルコキシ化されても
よいメチロール尿素、メラミンまたはそれらの誘導体を
それぞれ開示している。
【0004】これらの硬化促進剤の中で、アミン類は特
に有効であるが、その臭気が新たな問題点となるため、
アミン臭の発生を抑制したり、マスキングする方法が提
案されている。例えば、特公昭62−29471号公報
はN,N−ジ低級アルキルトルイジン、サッカリン並び
にアスコルビン酸またはイソアスコルビン酸からなる組
成物を開示しており、特開昭59−66471号公報は
アミン化合物、脱臭剤および溶剤の混合物を開示してい
る。また、高沸点のアミン類を有効成分として用いるこ
とにより、臭気の問題を解決する方法も提案されてい
る。例えば、特開平6−57218号公報はR3 Nで表
されRのうち少なくとも1個の炭化水素基が炭素数8〜
24の長鎖炭化水素基であるアミンを開示し、特開平5
−247412号公報ではジメチルアミノエチルオキシ
カルボニル基を有する含窒素化合物かまたは特定の第3
級アミンを開示している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これら
の従来技術は硬化促進性能とアミン臭の抑制が両立して
いなかった。即ち、硬化促進性能が十分な組成物はアミ
ン臭の抑制が不十分で作業環境が悪く、またアミン臭が
抑制されているものは硬化促進性能、特に充填接着や盛
り上げ接着の場合に要求される後処理硬化性能が不十分
で生産性が悪かった。
【0006】本発明の目的は、以上のような従来技術の
問題点を改善し、不快な臭気が殆どなく、かつ前処理お
よび後処理の両方の硬化促進性能が高い、シアノアクリ
レート用硬化促進剤を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者らは上記課題を
解決するために鋭意検討した結果、芳香族アミンをホス
ト化合物に包接させることによって臭気が低減し、かつ
得られた包接化合物は前処理および後処理の両方の硬化
促進性能が高いことを見出して本発明を完成した。
【0008】即ち、本発明は芳香族アミンをゲスト物質
とする包接化合物からなるシアノアクリレート用硬化促
進剤である。
【0009】
【発明の実施の形態】以下に、本発明のシアノアクリレ
ート用硬化促進剤について詳細に説明する。本発明に用
いられる芳香族アミンとしては、下記一般式(1)で表
される化合物が硬化促進能が良く好ましい。
【0010】
【化1】
【0011】(式中、R1 、R2 は水素または炭素数1
〜3のアルキル基であり、同じでも異なっていてもよ
い。R3 、R4 は水素、メチル基またはヒドロキシル基
であり、同じでも異なっていてもよい。)
【0012】その具体例としては、アニリン、o−トル
イジン、m−トルイジン、p−トルイジン、N−メチル
アニリン、N−エチルアニリン、N−n−プロピルアニ
リン、N−イソプロピルアニリン、N−メチル−o−ト
ルイジン、N−メチル−m−トルイジン、N−メチル−
p−トルイジン、N−エチル−o−トルイジン、N−エ
チル−m−トルイジン、N−エチル−p−トルイジン、
N,N−ジメチルアニリン、N,N−ジエチルアニリ
ン、N,N−ジ−n−プロピルアニリン、N,N−ジイ
ソプロピルアニリン、N−メチル−N−エチルアニリ
ン、N−メチル−N−n−プロピルアニリン、N−エチ
ル−N−n−プロピルアニリン、N,N−ジメチル−o
−トルイジン、N,N−ジメチル−m−トルイジン、
N,N−ジメチル−p−トルイジン、N,N−ジエチル
−o−トルイジン、N,N−ジエチル−m−トルイジ
ン、N,N−ジエチル−p−トルイジンおよびN,N−
ジメチル−3−アミノフェノールなどが挙げられる。
【0013】これらの中では第3級アミンがより好まし
く、さらに臭気や硬化促進性の両面から特に好ましい芳
香族アミンとしてN,N−ジメチルアニリン、N,N−
ジメチル−p−トルイジンおよびN,N−ジメチル−3
−アミノフェノールが挙げられる。
【0014】本発明の包接化合物を構成するホスト化合
物としては、ジャーナル オブ アメリカン ケミカル
ソサイエティー(J.Am.Chem.Soc.)1
16巻111頁(1994年)に記載のHemicar
cerandなどの種々の化合物が使用できるが、芳香
族アミンとの包接化合物を容易に形成できるという点で
シクロデキストリンおよびその誘導体が好ましい。シク
ロデキストリンは環状のオリゴ糖であり、構成単位のD
−グルコピラノースが6、7、8個からなるものをそれ
ぞれα−、β−、γ−シクロデキストリンと通称されて
いる。シクロデキストリンの空洞内部はCH結合やエー
テル結合からなり、疎水的な環境にあるため、疎水性の
芳香族アミンをこの空洞に包接し得る化合物である。シ
クロデキストリンおよびその誘導体の構造式を示すと下
記一般式(2)で表される。
【0015】
【化2】
【0016】(式中、R5 、R6 およびR7 は水素、ア
ルキル基、アルケニル基、シクロアルキル基、アルキル
アリール基、アシル基、トリアルキルシリル基、ウレタ
ン基またはモノクロロトリアジニル基などであり、それ
らは互いに同じでも異なっていてもよい。また、これら
の基は他の置換基、例えばヒドロキシル基またはアルコ
キシル基、ハロゲン原子を有していてもよく、エーテル
結合、エステル結合などを有していてもよい。nは通常
6、7または8である。)
【0017】本発明で用いられるシクロデキストリンお
よびその誘導体の具体例としては、α−シクロデキスト
リン、β−シクロデキストリン、γ−シクロデキストリ
ン、メチル−α−シクロデキストリン、メチル−β−シ
クロデキストリン、メチル−γ−シクロデキストリン、
ヒドロキシプロピル−β−シクロデキストリン、2,6
−ジ−n−ブチル−β−シクロデキストリン、2,6−
ジ−n−ブチル,3−アセチル−β−シクロデキストリ
ン、トリアセチル−β−シクロデキストリン、トリメチ
ルシリル−β−シクロデキストリンおよびモノクロロト
リアジニル−β−シクロデキストリン等が挙げられる。
【0018】これらの中では、水や有機溶剤に対する溶
解性が高い点から、シクロデキストリンのヒドロキシル
基が完全にまたは部分的に置換された誘導体が好まし
く、特に好ましい誘導体としてはメチル−β−シクロデ
キストリン、ヒドロキシプロピル−β−シクロデキスト
リンおよびトリアセチル−β−シクロデキストリンが挙
げられる。
【0019】芳香族アミンとホスト化合物との包接化合
物を調製する際の両者の使用割合は、包接化合物が容易
に得られるとの理由から1:0.5〜2が好ましく、約
1:1がさらに好ましい。本発明で用いる芳香族アミン
の包接化合物は、一般的な方法である混錬法、飽和溶液
法または粉体混合法によって容易に製造することがで
き、具体例な包接方法は実施例で詳細に説明する。
【0020】本発明で用いる芳香族アミンの包接化合物
は通常固体であり、そのままでもシアノアクリレート用
硬化促進剤として十分に使用できるが、各種の溶剤に溶
解して使用した方が基材に均一に塗工できる点から好ま
しい。使用される溶剤は当該包接化合物と相溶性のある
溶剤が好ましく、包接化合物の溶解性が高いとの理由か
ら、水、低級アルコール、低級エーテル、低級ケトンま
たは低級エステル等の比較的極性の高いものが好まし
い。具体的にはメタノール、エタノール、イソプロピル
アルコール、ジエチルエーテル、ジイソプロピルエーテ
ル、ジブチルエーテル、アセトン、メチルエチルケト
ン、ジエチルケトン、酢酸エチル、酢酸イソプロピルお
よび酢酸ブチルなどが挙げられる。特に好ましい溶剤
は、メタノール、エタノールおよびアセトンである。
【0021】本発明で用いる芳香族アミンの包接化合物
を溶液状として使用する場合の、該化合物の溶剤に対す
る配合量は特に制限されないが、0.1〜50重量%が
好ましく、より好ましくは1〜30重量%である。0.
1重量%未満ではシアノアクリレートを硬化させるのに
十分な促進性が発現し難く、また50重量%を超えると
アミン臭が強くなり易くいずれも好ましくない。
【0022】本発明のシアノアクリレート用硬化促進剤
が、溶液状とした場合には、必要に応じて香料、脱臭
剤、染料または蛍光顔料などを配合することができる。
【0023】本発明の硬化促進剤を適用させるシアノア
クリレートとしては、下記一般式(3)で表される2−
シアノアクリレートが挙げられる。
【0024】
【化3】
【0025】(式中、R8 はアルキル基、アルケニル
基、シクロヘキシル基、フェニル基、ハロゲン化アルキ
ル基、アルコキシアルキル基またはテトラヒドロフルフ
リル基などを示す。)
【0026】その具体例としては、メチル−2−シアノ
アクリレート、エチル−2−シアノアクリレート、プロ
ピル−2−シアノアクリレート、イソプロピル−2−シ
アノアクリレート、ブチル−2−シアノアクリレート、
イソブチル−2−シアノアクリレート、アミル−2−シ
アノアクリレート、ヘキシル−2−シアノアクリレー
ト、シクロヘキシル−2−シアノアクリレート、オクチ
ル−2−シアノアクリレート、2−エチルヘキシル−2
−シアノアクリレート、アリル−2−シアノアクリレー
ト、ベンジル−2−シアノアクリレート、メトキシエチ
ル−2−シアノアクリレート、エトキシエチル−2−シ
アノアクリレート、メトキシプロピル−2−シアノアク
リレートおよびテトラヒドロフルフリル−2−シアノア
クリレートなどが挙げられ、これらの2−シアノアクリ
レートは1種類にとどまらず2種以上を混合使用するこ
ともできる。
【0027】これらのシアノアクリレートには、必要に
応じてアニオン重合防止剤、ラジカル重合防止剤、増粘
剤、硬化促進剤、着色剤、可塑剤、軟化剤、充填剤、香
料または溶剤などを添加することもできる。
【0028】本発明の硬化促進剤の使用方法としては、
例えば溶液の場合は、基材に硬化促進剤を塗付またはス
プレーした後にシアノアクリレートを塗付して硬化させ
る前処理方法や、逆にシアノアクリレートを基材に塗付
した後に硬化促進剤を塗付またはスプレーして硬化させ
る後処理方法があり、いずれの方法でも良い。また、基
材の種類は特に限定されない。硬化促進剤が固体状の場
合は、テープなどに保持させて使用したり、充填接着の
場合に充填材を兼ねた硬化促進剤として使用する方法な
どが挙げられる。
【0029】
【作用】本発明によれば、アミン臭が強い芳香族アミン
を、ホスト化合物に包接することにより不快臭を抑える
と共に、シアノアクリレートを硬化させる際においてゲ
スト化合物である芳香族アミンが包接化合物から引出さ
れ硬化促進性が発現させるという作用が奏される。
【0030】
【実施例】以下、実施例および比較例によりさらに詳し
く本発明を説明するが、本発明はこれらに限定されるも
のではない。
【0031】(包接化合物の調製例1)純水100gお
よびメチル−β−シクロデキストリン(置換度=1.
8)28.8g(0.022モル)を還流冷却管と温度
計を装着した四つ口フラスコに仕込み50℃で攪拌し
た。溶液が均一になったことを確認し、ここにN,N−
ジメチル−p−トルイジン2.7g(0.02モル)を
ゆっくりと滴下し、50℃で30分間攪拌した。その
後、この溶液を攪拌しながら2時間放冷したところ、均
一な水溶液が得られた。この水溶液を凍結乾燥し、白色
粉末の包接化合物約29gを得た。なお、ここで「置換
度」とはシクロデキストリンの構成単位であるD−グル
コピラノースの3個の水酸基の置換割合を指すものであ
る。
【0032】(包接化合物の調製例2)アセトン50g
およびトリアセチル−β−シクロデキストリン20.2
g(0.01モル)を還流冷却管を装着した四つ口フラ
スコに仕込み室温で攪拌した。溶液が均一になったこと
を確認し、ここにN,N−ジメチルアニリン1.21g
(0.01モル)をゆっくりと滴下し、室温下で2時間
攪拌した。その後、この溶液を50℃で真空乾燥し、淡
黄色粉末の包接化合物約21gを得た。
【0033】実施例1は包接化合物の調製例1によって
得られた化合物を使用し、実施例2は包接化合物の調製
例1において芳香族アミンをN,N−ジメチル−3−ア
ミノフェノールに変えて得られた包接化合物を用いた。
実施例3は包接化合物の調製例2によって得られた化合
物を使用し、実施例4は包接化合物の調製例2において
芳香族アミンをN,N−ジメチル−m−トルイジンに変
えて得られた包接化合物を用いた。実施例5は包接化合
物の調製例1においてシクロデキストリンをヒドロキシ
プロピル−β−シクロデキストリンに変えて得られた包
接化合物を用いた。
【0034】これら包接化合物を用いて表1記載の溶剤
に溶かして硬化促進剤を製造し、下記の評価方法に従い
性能を評価した。結果を表1に示した。 (評価方法) 臭気 硬化促進剤の有効成分の臭気を直接嗅いで、定性的に評
価した。芳香族アミン自身の臭気を基準(×)として、
アミン臭が殆どないものを(○)とし、中間を(△)と
した。 前処理効果 ポリエチレン製試験片(縦25mm×横50mm×厚さ3m
m)を用い、第一の試験片の面上に硬化促進剤を塗付し
風乾させ、第二の試験片に東亞合成(株)製瞬間接着剤
「アロンアルフア#201」1滴を滴下して第一の試験
片を張合わせる。手で試験片を引き剥がし、接着剤が完
全に固まるまでに要する時間を計測した。 後処理効果 ポリエチレン製試験片の面上に東亞合成(株)製瞬間接
着剤「アロンアルフアGEL−10」を1滴塗付し、こ
の上から硬化促進剤を滴下した、その後、接着剤の表面
を針で刺して固まるまでに要する時間を計測した。
【0035】
【表1】
【0036】
【発明の効果】本発明のシアノアクリレート用硬化促進
剤は、シアノアクリレート系接着剤を使用して各種被着
材を接着する場合の前処理剤として、また充填接着や盛
り上げ接着の場合の後処理剤として有効であり、さらに
不快な臭気がほとんどしないために作業環境を著しく改
善するものである。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 芳香族アミンをゲスト物質とする包接化
    合物からなるシアノアクリレート用硬化促進剤。
  2. 【請求項2】 包接化合物を構成するホスト化合物が、
    シクロデキストリンまたはその誘導体である請求項1記
    載のシアノアクリレート用硬化促進剤。
JP10263895A 1998-09-03 1998-09-03 シアノアクリレート用硬化促進剤 Pending JP2000080123A (ja)

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