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JP2000079630A - 射出成形用金型 - Google Patents

射出成形用金型

Info

Publication number
JP2000079630A
JP2000079630A JP10252770A JP25277098A JP2000079630A JP 2000079630 A JP2000079630 A JP 2000079630A JP 10252770 A JP10252770 A JP 10252770A JP 25277098 A JP25277098 A JP 25277098A JP 2000079630 A JP2000079630 A JP 2000079630A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mold
core
peltier element
cooling water
cavity
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10252770A
Other languages
English (en)
Inventor
Ryuichi Izumi
龍一 泉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sekisui Chemical Co Ltd filed Critical Sekisui Chemical Co Ltd
Priority to JP10252770A priority Critical patent/JP2000079630A/ja
Publication of JP2000079630A publication Critical patent/JP2000079630A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 金型の冷却水を通す通路を設け難い箇所にお
いても冷却することができ、剛性が低下する熱伝導性の
優れた材質を使用する必要のない射出成形用金型を提供
する。 【解決手段】 固定側金型及び可動側金型2が設けら
れ、固定側金型と可動側金型2との間にキャビティが設
けられ、可動側金型2に入れ子状コア23の一端側の基
部231が取付けられ、入れ子状コア23の他端側23
2がキャビティ3内に突出されている射出成形用金型で
あって、入れ子状コア23の基部231にペルチェ素子
4が設けられ、入れ子状コア23がペルチェ素子4によ
り冷却できるようになっており、入れ子状コア23の一
端側の基部231が取付けられた可動側金型2の入れ子
状コア23の基部231の付近に冷却水用配管24が設
けられ、冷却水用配管24内の冷却水によりペルチェ素
子4の放熱を吸収排熱できるようになっている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、射出成形用金型に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば、特公平1−48844号
公報等に記載されているように、固定側金型及び可動側
金型とが設けられ、固定側金型と可動側金型との間にキ
ャビティが設けられた射出成形用金型が知られている。
【0003】このような射出成形用金型においては、金
型を冷却するために、上記公報等に記載されているよう
に、金型に冷却水を通す通路を設けたり、或いは、通路
が設け難い場合には、金型の材質を熱伝導性の優れたも
のに変更したりしていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、金型に
冷却水を通す通路を設ける手段においては、冷却水を通
す通路を設ける場所はかなり限定されるので、キャビテ
ィ内に冷却され難い箇所が生じるといった問題があっ
た。例えば、狭いキャビティを形成する金型のコアやピ
ンの内部には冷却水を通す通路を設けることは至難であ
る。
【0005】又、金型の材質を熱伝導性の優れたものに
変更するのは、剛性の点では低下せざるを得ないといっ
た欠点があった。
【0006】本発明は、従来の射出成形用金型におけ
る、このような問題点に着目してなされたものであり、
その目的とするところは、従来の射出成形用金型におけ
る問題点を解消し、金型の冷却水を通す通路を設け難い
箇所においても冷却することができ、剛性が低下する熱
伝導性の優れた材質を使用する必要のない射出成形用金
型を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明の射出成形用金型は、固定側金型及び可動
側金型が設けられ、固定側金型と可動側金型との間にキ
ャビティが設けられ、固定側金型及び可動側金型のいず
れか少なくとも一方の金型に入れ子状コアの一端側の基
部が取付けられ、入れ子状コアの他端側がキャビティ内
に突出されている射出成形用金型であって、入れ子状コ
アの基部にペルチェ素子が設けられ、入れ子状コアがペ
ルチェ素子により冷却できるようになっており、入れ子
状コアの一端側の基部が取付けられた金型の入れ子状コ
アの基部付近に冷却流体流通用通路が設けられ、冷却流
体流通用通路内の冷却流体の流通によりペルチェ素子の
放熱を吸収排熱できるようになっていることを特徴とす
るものである。
【0008】本発明において、入れ子状コアの形状とし
ては、キャビティ内で成形される成形品の形状により適
宜決定され、例えば、丸ピン状であってもよく、角ブロ
ック状であってもよく、その他の形状であってもよい。
【0009】本発明において、冷却流体としては、金型
を冷却できる流体であればよいものであって、特に限定
されないが、例えば、水、空気、フロンガスその他の冷
媒が使用できる。
【0010】〔作用〕本発明の射出成形用金型において
は、入れ子状コアの基部にペルチェ素子が設けられ、入
れ子状コアがペルチェ素子により冷却できるようになっ
ているので、キャビティに入れ子状コアを突出させ、入
れ子状コアをペルチェ素子により冷却することにより従
来、冷却水用通路により冷却し難いキャビティを冷却す
ることができる。
【0011】又、入れ子状コアの一端側の基部が取付け
られた金型の入れ子状コアの基部付近に冷却流体流通用
通路が設けられ、冷却流体流通用通路内の冷却流体の流
通によりペルチェ素子の放熱を吸収排熱できるようにな
っているので、ペルチェ素子による冷却効率を向上させ
ることができる。
【0012】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態を図面
を参照しながら説明する。図1は本発明の射出成形用金
型の一例を示した断面図である。図1において、1は固
定側金型であり、11は固定側金型1の金型取付板、1
2は固定側金型1の型板である。
【0013】2は可動側金型であり、21は可動側金型
2の型板、22は可動側金型2の金型取付板である。3
は固定側金型1の型板12と可動側金型2の型板21と
の間に設けられたキャビティであり、キャビティ3は、
可動側金型2が上昇し、固定側金型1と可動側金型2と
の型締め時には、成形しようとする成形品の形状と適合
した形状を備えている。
【0014】図2は、図1のA部を拡大して示した断面
図である。図2に拡大して示したように、可動側金型2
の型板21には入れ子状コア23の一端側の基部231
が取付けられ、入れ子状コア23の他端側232がキャ
ビティ3内に突出されている。
【0015】4はペルチェ素子であり、ペルチェ素子4
は入れ子状コア23の一端側の基部231に取付けられ
ている。ペルチェ素子4に図示しない電線により電流を
流すとペルチェ素子4の片面41が吸熱され、他の片面
42が放熱されるようになっている。従って、ペルチェ
素子4に電流を流すことにより吸熱側の片面41と接触
されている入れ子状コア23が冷却されるようになって
いる。
【0016】24は型板21のペルチェ素子4の他の片
面42の付近に設けられた冷却水用通路であり、冷却水
用通路24内に冷却水を流通させることによりペルチェ
素子4の放熱側である片面42からの放熱を冷却水によ
り吸収排熱されるようになっている。
【0017】図1に示した射出成形用金型においては、
叙上の構造を備えているので、ペルチェ素子4に電流を
流すことにより入れ子状コア23が冷却され、キャビテ
ィ3内で成形される成形品を冷却することができる。ペ
ルチェ素子4の放熱は冷却水用通路24内に冷却水によ
り吸収排熱されるので冷却効率を高めることができる。
【0018】図3は本発明の射出成形用金型の他の一例
を示した拡大断面図である。図3に示した射出成形用金
型においては、大型の入れ子状コア53aが設けられた
ものであり、大型の入れ子状コア53aの一端側の基部
531には複数個の凹所533、533・・が凹設さ
れ、各凹所533、533・・にはペルチェ素子6、6
・・が装着されている。
【0019】入れ子状コア53aの他端側532には凹
凸が設けられ、凹凸が設けられた他端側532はキャビ
ティ内に突出されている。
【0020】ペルチェ素子6、6・・に、図示しない電
線により電流を流すことにより、ペルチェ素子6、6・
・の各片面61が吸熱され、他の片面62が放熱される
ようになっている。従って、ペルチェ素子6、6・・に
電流を流すことにより吸熱側の片面61と接触されてい
る入れ子状コア53aが冷却されるようになっている。
【0021】型板51の各ペルチェ素子6、6・・の他
の片面62の付近に冷却水用通路54、54・・設けら
れ、各冷却水用通路54、54・・内に冷却水を流通さ
せることにより各ペルチェ素子6、6・・の放熱側であ
る片面62からの放熱を冷却水により吸収排熱されるよ
うになっている。
【0022】以上、本発明を図示の実施の形態により説
明したが、本発明の具体的な構成は、この実施の形態に
限定されるものではなく、本発明の主旨を逸脱しない範
囲の設計変更等があっても本発明に含まれる。
【0023】例えば、図示の実施の形態のように、入れ
子状コアを可動側金型に設ける代わりに固定側金型に設
けてもよく、又、可動側金型及び固定側金型の双方に設
けるようにしてもよい。
【0024】又、固定側金型1に対して可動側金型2が
昇降する昇降式の射出成形金型の代わりに固定側金型に
対して可動側金型が左右に往復移動する方式の射出成形
金型であってもよい。
【0025】
【発明の効果】本発明の射出成形用金型においては、キ
ャビティに入れ子状コアを突出させ、入れ子状コアをペ
ルチェ素子により冷却することにより従来、冷却水用通
路により冷却し難いキャビティを冷却することができ
る。
【0026】又、入れ子状コアの一端側の基部が取付け
られた金型の入れ子状コアの基部付近に冷却水用通路が
設けられ、冷却水用通路内の冷却水によりペルチェ素子
の放熱を吸収排熱できるようになっているので、ペルチ
ェ素子による冷却効率を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の射出成形用金型の一例を示した説明
図。
【図2】図1のA部を拡大して示した断面図。
【図3】本発明の射出成形用金型の他の一例を示した拡
大断面図。
【符号の説明】
1 固定側金型 11 金型取付板 12 型板 2、5 移動側金型 21、51 型板 22 金型取付板 23、53a 入れ子状コア 24、54 冷却水用通路 3 キャビティ 4、6 ペルチェ素子 41、61 ペルチェ素子の放熱側片面 42、62 ペルチェ素子の吸熱側片面

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固定側金型及び可動側金型が設けられ、
    固定側金型と可動側金型との間にキャビティが設けら
    れ、固定側金型及び可動側金型のいずれか少なくとも一
    方の金型に入れ子状コアの一端側の基部が取付けられ、
    入れ子状コアの他端側がキャビティ内に突出されている
    射出成形用金型であって、入れ子状コアの基部にペルチ
    ェ素子が設けられ、入れ子状コアがペルチェ素子により
    冷却できるようになっており、入れ子状コアの一端側の
    基部が取付けられた金型の入れ子状コアの基部付近に冷
    却流体流通用通路が設けられ、冷却流体流通用通路内の
    冷却流体の流通によりペルチェ素子の放熱を吸収排熱で
    きるようになっていることを特徴とする射出成形用金
    型。
JP10252770A 1998-09-07 1998-09-07 射出成形用金型 Pending JP2000079630A (ja)

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JP10252770A Pending JP2000079630A (ja) 1998-09-07 1998-09-07 射出成形用金型

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