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JP2000078383A - ファクシミリ原稿を送受信する通信装置およびファクシミリ原稿の通信方法 - Google Patents

ファクシミリ原稿を送受信する通信装置およびファクシミリ原稿の通信方法

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Publication number
JP2000078383A
JP2000078383A JP10242865A JP24286598A JP2000078383A JP 2000078383 A JP2000078383 A JP 2000078383A JP 10242865 A JP10242865 A JP 10242865A JP 24286598 A JP24286598 A JP 24286598A JP 2000078383 A JP2000078383 A JP 2000078383A
Authority
JP
Japan
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destination
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Pending
Application number
JP10242865A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi Morishita
洋 森下
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP10242865A priority Critical patent/JP2000078383A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ファクシミリ原稿の同報通信において、宛先へ
の原稿送信可否を送信開始前に確認できるようにし、不
要なリトライ処理を防止する。 【解決手段】入力されたファクシミリ原稿を、指定され
た宛先情報に基づいて複数の宛先ファクシミリ装置に送
信するファクシミリ通信装置であって、宛先ファクシミ
リ装置別に宛先ファクシミリ装置の状態情報を記憶する
手段を有し、ファクシミリ原稿が宛先ファクシミリ装置
に不達となった場合、宛先ファクシミリ装置の状態情報
に応じてファクシミリ原稿の再送信の可不可の判断を行
うようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ファクシミリ原稿
を送受信する通信装置およびファクシミリ原稿の同報通
信方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、企業などにおいて、通信料金の低
減や送受信操作の省力化を目的として、ファクシミリ蓄
積交換装置を導入するところが増加している。ファクシ
ミリ蓄積交換装置に一旦ファクシミリメール(送信原稿
をファクシミリ画像情報に変換したメール)を蓄積して
から送受信を行うような、ストアアンドフォワード方式
を用いたシステム構成にすると、同報通信、時刻指定通
信、メールボックス通信等、豊富なサービスを享受する
ことができるようになる。
【0003】一方、パーソナルコンピュータ(以下P
C:Personal Computer)も年々高性能化、高機能化が
進み、前述のファクシミリ蓄積交換装置と同等の機能・
性能を持つ製品も登場している。また、ファクシミリ装
置自身も特にビジネスユース機種は高機能化が進み、フ
ァクシミリ蓄積交換装置に匹敵する機能を持つ装置が開
発されている。
【0004】上記ファクシミリ蓄積交換装置およびファ
クシミリ装置における代表的なサービスのひとつに同報
通信サービスがある。同報通信サービス機能を有するフ
ァクシミリ装置は宛先数の多少に関係なく1回の発信操
作で複数の宛先に送信できるので、宛先数が多ければ多
いほど省力化につながる。特にファクシミリ蓄積交換装
置は、複数の回線を収容しているので同時に複数の宛先
へ送信可能であり、同報通信システムとしての利用価値
が高い。
【0005】また、ファクシミリ蓄積交換装置およびフ
ァクシミリ装置における主要な機能としてリトライ(再
送信)がある。リトライとは宛先が使用中(ビジー)で
ある等の理由で原稿を送信できない場合に、一定時間
(待機時間)経過後にその宛先に再度送信を試みる機能
である。リトライは、同報通信時にもよく用いられる。
リトライによって送り直しの手間がなくなるため、送信
操作の省力化を助けることができる。リトライの待機時
間や、リトライ許容回数等はシステムによって異なる
が、通常送信に成功するか、不達(リトライ許容回数ま
で送信を繰り返しても送信成功しない)となるまで繰り
返される。なお、リトライの許容回数は原稿単位で適用
されるものであり、同一宛先でも異なる原稿であればリ
トライカウント数は別々に管理される。
【0006】ところで、ファクシミリ蓄積交換装置また
はファクシミリ装置を用いて同報通信を行う場合には、
全宛先に対して送信が成功するかまたは不達が確定する
まで送信が行われ、最後に原稿の送信者(サービスの依
頼者)に対して配達完了通知、または不達通知が送信さ
れる。送信者は、この通知により同報サービスの終了を
知る。同報サービスにかかる時間は宛先数やトラフィッ
ク状況、宛先呼損率等により異なるが、あまり長くなる
と送信者は不安を感じるようになる。緊急の原稿を送信
する場合はなおさらである。
【0007】同報サービスにかかる時間を長くする要因
の一つとして、前述のリトライ機能がある。宛先に送信
できない場合はリトライ機能により一定時間経過後、再
度送信を試みるが、弊害としてリトライにより無効呼が
増えシステムのファクシミリ送信効率が低下するととも
に、不達までリトライを繰り返すことによって同報サー
ビス全体の時間が長くなってしまう。
【0008】同報時間を短縮するためには、送信不可の
宛先に対するリトライをいかに減少させるかが重要課題
となるが、このようなリトライを回避するための公知例
としては、特開平1−200743号公報に記載された
技術がある。特開平1−200743号公報は、宛先と
なるファクシミリ装置が使用中か未使用かの情報をあら
かじめ回線交換機からファクシミリ蓄積交換装置に通知
し、ファクシミリ蓄積交換装置は宛先が未使用の場合の
み送信動作を行うようにするものである。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上記の従来技術は、宛
先のファクシミリ装置が使用中の場合はリトライを回避
し、未使用となった時点で送信するものである。しか
し、送信不可となる要因は使用中に限らず、未使用の場
合でも送信不可となるケースは多い。例えば、宛先呼出
において無応答となる場合(宛先ファクシミリ装置の紙
切れ、電源オフ、回線未接続、ファクシミリ装置の自動
受信モード解除状態)、宛先ファクシミリ装置以外のビ
ジーの場合(伝送経路回線ビジー、交換機過負荷による
ビジー)、宛先応答後ファクシミリ手順に入らない場合
(間違い等で電話機に着信、信号レベル不具合等)、フ
ァクシミリ手順開始以降で送信不可の場合(途中紙切
れ、受信側メモリオーバー、伝送回線ノイズによるエラ
ー多発、信号レベル不具合等)は未使用でも送信不可と
なる。このような要因による送信不可は上記の従来技術
では事前に検出できず、送信不可によるリトライを防止
することはできないという問題点があった。
【0010】基本的にビジーを要因とする送信不可以外
は、リトライによる送信成功をあまり期待できない。例
えば電源オフ(休日や営業時間外)、回線未接続、ファ
クシミリ装置故障等は、復旧にはかなりの時間がかかる
ことが予想されるので、リトライしても無意味である。
ファクシミリ装置の紙切れ、自動受信モード解除状態は
宛先の利用者介在により復旧が見込まれるが、無人であ
れば同様にリトライは無意味である。伝送回線ノイズに
よるエラー多発は、伝送速度のフォールバックやリトラ
イによって少しずつでも送信が可能ではあるが、ファク
シミリ送信効率としては低下することは間違いないた
め、いたずらにリトライを試みるよりはシステム管理者
に警告を通知して、伝送路の改善等根本的な対策を行う
のが得策である。信号レベル不具合は宛先ファクシミリ
端末やファクシミリ蓄積交換装置のレベル調整や伝送路
の改善等、根本的な対策を行なわない限り復旧は見込め
ない。
【0011】また、リトライ許容回数の管理にも問題が
あった。従来はリトライ許容回数は原稿単位に設定され
ていたので、同一宛先でも異なる原稿であればリトライ
数はは別々にカウントされていた。従って、例えば休業
日で終日電源オフとなっている宛先ファクシミリ装置が
あったとすると、その宛先へ原稿を送信する毎にリトラ
イ許容回数までリトライを繰り返すことになるため、一
日の無効呼数は相当なものとなってしまう。このように
長時間復旧の見込みのない宛先ファクシミリ装置につい
ては、いたずらにリトライを試みるよりは即時に不達扱
いとし、同報原稿の送信者に不達通知で通知した方が、
同報時間の短縮化、システムのファクシミリ送信効率向
上の観点からして得策である。ただし、その宛先をいつ
までも即時不達扱いにしていると、復旧後も同報原稿が
その宛先に送信されないようになるため、その宛先の復
旧をファクシミリ蓄積交換装置側で検出する手段も考慮
する必要がある。
【0012】本発明は上記従来技術の問題点を解決する
ためになされたものであり、同報送信時に様々な要因で
発生する送信不可、リトライを極力回避し、同報サービ
ス時間の短縮化を図るとともに、ファクシミリ送信効率
を向上する通信装置および同報通信方法を提供すること
を目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は、入力ファクシミリ原稿および宛先情報を
受け付ける受付部と、ファクシミリ原稿を蓄積するファ
クシミリ原稿蓄積部と、宛先情報を受付部から受け取
り、その宛先情報に基づいてファクシミリ原稿の送信を
制御する制御部と、ファクシミリ原稿の送信条件を記憶
している主記憶部と、ファクシミリ原稿蓄積部に蓄積さ
れたファクシミリ原稿を読み出して制御部の制御に基づ
いて送信する出力部と、出力部からの送信結果情報を宛
先毎に記憶する宛先状態情報記憶部とを有し、出力部は
送信したファクシミリ原稿が不達となった場合、主記憶
部から読み出した送信条件および宛先状態情報記憶部に
記憶された宛先状態情報に基づいてファクシミリ原稿の
再送信の可不可の判断を行うようにしたものである。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の第1の実施例につ
いて図1ないし図3を用いて説明する。
【0015】第1の実施例においては、ファクシミリ蓄
積交換装置で本発明を実現する場合について説明する。
【0016】図1は本発明をファクシミリ蓄積交換装置
で実現した場合のシステム構成を示すブロック図であ
る。
【0017】図2は本発明による同報原稿の送信処理の
流れを示すフローチャートである。
【0018】図3は本発明の同報原稿送信時のファクシ
ミリ送信処理の詳細を示すフローチャートである。
【0019】図1に示すように、本発明を適用するシス
テムは、ファクシミリ蓄積交換装置12と複数のファク
シミリ装置1,2からなる。
【0020】図1において、ファクシミリ装置1は、フ
ァクシミリ蓄積交換装置12に同報通信サービスを依頼
する発信ファクシミリ装置である。ファクシミリ装置2
は、ファクシミリ装置1より指定された複数の同報原稿
送信先のひとつである。他の宛先ファクシミリ装置は図
示を省略している。
【0021】まず、発信ファクシミリ装置1から、ファ
クシミリ蓄積交換装置12を呼び出すと、この呼び出し
が受付部3により受信されて受付が開始される。発信フ
ァクシミリ装置1はファクシミリ蓄積交換装置12に依
頼するサービス内容と宛先とをPB信号またはOCRシ
ート、あるいはOMRシート等により指定する。
【0022】OCRシートを用いる場合には、発信ファ
クシミリ装置1側でシートに記入された文字・数字等の
情報を光学的に読み取り、これをファクシミリ画像情報
に変換してファクシミリ蓄積交換装置12に送り、ファ
クシミリ蓄積交換装置12側ではその画像情報を文字・
数字等の受付情報に変換する。
【0023】また、OMRシートは、同じく光学的に読
み取りしたシートをファクシミリ画像情報に変換してフ
ァクシミリ蓄積交換装置12に送り、ファクシミリ蓄積
交換装置12側ではシート上に記入されたマーキング位
置から受付情報を得る。
【0024】PB信号によるサービス指定の場合には、
発信者はまず同報通信のサービスコードをPB信号によ
り入力し、続けて同報通信を行う宛先の番号を入力して
いく。
【0025】受付部3はPB信号、OCR/OMRシー
ト等により入力されたサービス内容、オプションサービ
ス、及び宛先を解読後、これらの情報の正規性について
チェックを行う。正常な場合、PB信号によるサービス
指定の場合は発信ファクシミリ装置1にその旨をガイダ
ンスにより通知して、同報原稿の画像情報受付を開始す
る。
【0026】発信ファクシミリ装置1は、この正常受付
の通知を受けた後、発信者の操作によりファクシミリ手
順を開始し、ファクシミリ蓄積交換装置12に対して同
報原稿の画像情報送信を開始する。
【0027】受付部3で受け付けられた画像情報はファ
クシミリ蓄積交換装置12の蓄積形式に符号化されて、
ファクシミリ画像蓄積部4に蓄積される。
【0028】また、受付部3は受付した同報原稿を正常
にファクシミリ画像蓄積部4に蓄積した後、先に解読し
たサービス、宛先等の受付情報を制御部10に転送す
る。
【0029】制御部10は指定されたサービスの内容に
基づき各部の制御を行う。また宛先の電話番号等の情報
を主記憶部11に記憶させ、宛先管理を行う。そして、
主記憶部11に展開した宛先管理情報にもとづき、各宛
先ファクシミリ装置との接続制御を開始するよう、各出
力部5を起動する。
【0030】ファクシミリ蓄積交換装置11は、前にも
述べたが、複数の回線を有しており、複数回線の同時通
信制御が可能である。従って図示は省略しているが受付
部3と出力部5は、ファクシミリ蓄積交換装置が収容し
ている回線毎に設けられており、複数の発信ファクシミ
リ装置1と、複数の宛先ファクシミリ装置2との同時通
信が可能となっている。
【0031】制御部10は、主記憶部11に展開した宛
先管理情報にもとづき、各宛先との接続制御を開始する
よう、上記複数の出力部5を起動する。
【0032】出力部5は制御部10の指示に従い宛先フ
ァクシミリ装置2への呼び出し操作を行おうとするが、
以降の手順については図2を用いて説明する。
【0033】図2は本発明を適用した同報原稿の送信処
理の流れを示すフローチャートである。ここで、不要リ
トライ回避のための内部処理について説明する。
【0034】出力部5は宛先ファクシミリ装置2の呼び
出しに先立ち、その宛先に関する情報を宛先状態情報記
憶部6から取り出す(S201)。宛先状態情報記憶部
6には各宛先が正常送信可能であるか、不可であるかを
示す状態、その宛先の送信結果情報、および連続リトラ
イ回数等が累積されている。図5(a)に宛先状態情報
記憶部6内のデータ構造を示す。宛先状態情報記憶部6
には、例えば図示するようなレイアウトで、宛先端末番
号と対応付けて送信可能/不可状態および要因毎に発生
回数が記憶されている。
【0035】また、システム規定リトライ値は、主記憶
部11内に記憶されている。システム規定リトライ値の
データ構成を図5(b)に示す。主記憶部11内には例
えば図示するようなレイアウトで要因コード毎にリトラ
イ可能回数およびリトライ間隔が、要因コードと対応付
けて格納されている。宛先毎情報およびシステム規定リ
トライ値に格納されている情報は、各出力部5の同報通
信結果によって随時更新されている。
【0036】次に、S201で宛先状態情報記憶部6か
ら宛先に関する情報を取り出した出力部5は、その情報
に基づいて、宛先ファクシミリ装置2が送信可能である
かどうか判定する(S202)。もし送信不可であれば
送信結果情報記憶部7に、その宛先は送信不可により即
不達扱いとした旨の情報を書き込む(S211)。出力
部5は以降、その同報原稿についてはの不達扱いとした
宛先ファクシミリ装置2にはリトライ送信しなくなる。
一方、S202において宛先が送信可能であれば、出力
部5はその宛先への同報原稿送信処理を開始する(S2
03)。
【0037】以降の同報原稿送信時のファクシミリ送信
処理については、図3を用いて説明する。図3は本発明
の同報原稿送信時のファクシミリ送信処理の詳細を示す
フローチャートである。アナログ回線の交換機、伝送路
を経由して宛先ファクシミリ装置2に接続し、同報原稿
を送信する手順を例にして説明する。
【0038】まず出力部5は交換機と接続されている回
線をオフフックして送信を開始する(S301)。交換
機は出力部5のオフフックを検知すると、ダイヤルトー
ン信号を送出しダイヤル可能である旨を発信者に通知す
るが、交換機のトラフィックが増大して過負荷となって
いる状態ではまれにダイヤルトーンが送出されない場合
がある(交換機ビジー)。出力部5はこのダイヤルトー
ンの検出を行い、交換機がダイヤル可能な状態であるか
判定する(S302)。もしダイヤルトーンが検出でき
ない場合はダイヤルしても無効呼となるため、出力部5
は即座に同報原稿送信を中止する(S311)。
【0039】ダイヤルトーンが正常に検出できた場合、
出力部5は宛先ファクシミリ装置2の電話番号をダイヤ
ルパルス、またはPBトーン信号で交換機に送出する
(S303)。交換機は指定された電話番号の相手先に
対して呼び出しを行おうとするが、相手先までの伝送経
路上での回線ビジーや、相手先のビジー、または誤った
電話番号(ネットワーク上で存在しない番号や、桁数過
不足等)を指定された場合は、発信者である出力部5に
対してビジートーンを送出する。なお、交換機によって
は誤った電話番号を指定された場合にはトーキーを用い
て音声で電話番号誤りを通知するものもある。出力部5
はこのビジートーンの検出を行い、伝送経路及び宛先フ
ァクシミリ装置2が使用中の状態であるか判定する(S
304)。もしビジートーンを検出した場合はファクシ
ミリ手順に入っていたとしても無効呼となるため、出力
部5は即座に同報原稿の送信を中止する(S321)。
【0040】指定された電話番号が正しく、伝送経路及
び宛先ファクシミリ装置2が未使用の状態であれば、交
換機は発信者である出力部5に対してリングバックトー
ンを送出する。出力部5はこのリングバックトーンの検
出を行い、宛先の応答を監視する(S305)。相手先
が応答すると、交換機は発信者である出力部5に対して
リングバックトーンを停止をもって相手先応答を通知す
る。それと同時に発信者である出力部5と接続相手先と
のパスを形成し、相互に通信を可能にする。出力部5は
リングバックトーンの停止を検出することにより宛先応
答を検出する(S306)。なお交換機の回線種別によ
っては回線の極性反転(リバース)により相手先応答を
通知する場合もある。一定時間内に宛先応答が検出でき
ない場合はファクシミリ手順に入っていたとしても無効
呼となるため、出力部5は即座に同報原稿送信を中止す
る(S331)。
【0041】宛先の応答を検知した場合、出力部5は宛
先に対してファクシミリ識別信号であるCNG(Callin
g Tone)を送出する(S307)。CNGは呼び出し音
であり、送信局が非音声端末であることを示す信号であ
る。同時に宛先からのファクシミリ応答信号であるCE
D(Called Station Identification)を検出開始する
(S308)。CEDはトーナル被呼局識別であり、被
呼局が非音声端末であることを示す信号である。このC
EDが一定時間内に検出できない場合は、宛先が音声端
末(電話機)である可能性が高い。前述した、交換機に
よって誤った電話番号を指定された場合にトーキーを用
いて音声で電話番号誤りを通知するケースについてもこ
れに該当する。この場合、出力部5は音声端末応答とし
て即座に同報原稿送信を中止する(S341)。
【0042】宛先からCEDを検出した場合は、宛先が
ファクシミリ装置であることが確認されたため、出力部
5はファクシミリ送信手順を開始する(S309)。こ
の際出力部5と宛先ファクシミリ装置2との間で、通信
速度・圧縮方式・付加機能使用等の通信上のネゴシエー
ションを行う。また伝送経路品質の確認のため、ネゴシ
エーションで決定した通信方式により一定時間テストデ
ータを送受信するトレーニングチェックが行われる。こ
れらの結果により、出力部5はその宛先ファクシミリ装
置との手順成否を判定する(S30A)。もし出力部5
と宛先ファクシミリ装置2との間でネゴシエーションが
成立しない場合、あるいはトレーニングチェックでエラ
ーが発生して伝送速度を落としていっても解決しない
(フォールバックオーバー)場合は手順異常、または伝
送経路品質不良として、出力部5は即座に同報原稿送信
を中止する(S351)。
【0043】出力部5と宛先ファクシミリ装置2との間
でネゴシエーションが成立し、トレーニングチェックも
正常であれば、出力部5は宛先ファクシミリ装置2への
同報原稿画像送信を開始する(S30B)。同報原稿が
正常に送られているかどうかは送信側である出力部5は
検出できないので、同報原稿途中あるいは同報原稿送信
終了時に宛先ファクシミリ装置2から通知される受信O
KまたはNGの信号応答により同報画像正常送信を判定
する(S30C)。もし宛先ファクシミリ装置2から受
信NGが通知され、手順上で訂正、再送等の措置が取れ
ない場合、あるいは宛先ファクシミリ端末2や伝送経路
上の強制切断等により通信を継続できなくなった場合は
画像品質NG、または伝送経路品質不良として、出力部
5は即座に同報原稿送信を中止する(S361)。
【0044】宛先ファクシミリ装置2から受信OKが通
知され、同報原稿画像が正常に送信されたと判断した場
合は、出力部5は手順終了信号を宛先ファクシミリ装置
2に送出して、ファクシミリ送信処理を終了する(S3
0D)。
【0045】以上説明した通り、1回の同報原稿送信処
理中に宛先に対して同報原稿送信不可となるケースは様
々であるが、本発明においては、これら全てのケースで
同報原稿送信のリトライを適用するのではなく、送信不
可要因に応じてリトライの可否を決定するようにしたも
のである。
【0046】再び図2を用いて、本発明を用いた不要リ
トライ回避のための内部処理について説明する。出力部
5は図3によって説明した送信処理の結果について判定
する(S204)。送信結果がOKであった場合、出力
部5は送信結果情報記憶部7にその宛先への通信結果
(正常送信終了)を書込みして(S221)、宛先ファ
クシミリ装置2との通信回線を切断する(S222)。
これによりその宛先ファクシミリ装置2へのその同報原
稿送信処理が完了する。この際、出力部5は、宛先状態
情報記憶部6内にその正常に送信できた宛先情報につい
て累積しているNG要因とカウント値があれば、正常送
信完了をもってゼロクリアする。図5(a)を用いて説
明すると、正常に送信できた宛先の宛先毎情報のNG要
因のコード1〜nを検索し、要因コード別にカウントし
ている発生回数1〜nのうちで1以上の値が入っている
ものについてゼロクリアする。
【0047】S204において送信結果がNGであった
場合、出力部5は宛先状態情報記憶部6にその宛先への
送信結果を書き込む。宛先状態情報記憶部6はファクシ
ミリ蓄積交換装置12に登録された全てのファクシミリ
装置に関する情報を記憶しており、各装置毎に宛先状
態、そのファクシミリ装置への送信時発生したNG要因
とNG要因別の発生回数等を記憶している。出力部5は
宛先状態情報記憶部6のその宛先情報に対応する領域
に、通信結果NGとなった要因とその要因によるNG回
数をカウントアップして書き込む(S205)。図5
(a)を用いて説明すると、その宛先の宛先毎情報のう
ち、通信結果がNGとなった要因に対応する要因コード
xを選択し、その要因コードxに対応する発生回数xに
+1して回数を更新する。その後、宛先ファクシミリ装
置2との通信回線を切断する(S206)。
【0048】その後、出力部5はその宛先へのその通信
結果のNG要因と、宛先状態情報記憶部6のその宛先情
報内容に基づいて、その宛先に対してのリトライ可否を
判定する(S207)。リトライの可否判定は、以下の
通り処理される。
【0049】NG要因がダイヤルトーン未検出による送
信中止(交換機ビジー)の場合は、交換機の一時的なト
ラフィック増大によるものと考えられるので、リトライ
による送信成功が期待できる。したがって、システムで
規定されたダイヤルトーン未検出時のリトライ間隔、回
数を、その宛先のその同報原稿のみについて適用してリ
トライ手続きを行う。ここでシステムで規定されている
リトライ値について図5(b)を用いて説明する。シス
テム規定リトライ値は主記憶部11中にあり、各種要因
コード別のリトライ可能回数およびリトライ間隔(例え
ば分単位)が規定されている。ダイヤルトーン未検出
(交換機ビジー)の要因は例えば図5(b)中のシステ
ム規定リトライ値の要因コード1に該当するものとす
る。システム規定リトライ値については、他のNG要因
についても以降、同様の方法で参照されるものとする。
【0050】出力部5は図5(a)に示す宛先状態情報
記憶部6内のその宛先に対応する情報から、その宛先に
対するダイヤルトーン未検出の発生回数を取り出す。同
時にシステムで規定されたダイヤルトーン未検出時のリ
トライ間隔、回数を、図5(b)に示す主記憶部11か
ら取り出す。両者を比較してそのNG発生回数がシステ
ム規定値を超過していなければリトライ可能と判断し、
その宛先のその同報原稿送信について、システム規定値
のリトライ間隔時間経過後に再送信処理されるようリト
ライの時刻起動手続きを行う。そのNG発生回数がシス
テム規定値のリトライ回数を超過していればリトライ不
可として、出力部5は配信結果情報記憶部7にその宛先
送信結果を不達(ダイヤルトーン未検出によるリトライ
アウト)として書き込む。以後、リトライ手続きは行わ
ずにその宛先のその同報原稿送信についての処理を終了
する。
【0051】なお、その宛先のダイヤルトーン未検出に
よるリトライ回数は、前述した通りその同報原稿送信の
みに適用されるものであるため、正常送信完了時、また
はリトライアウトで不達確定時、ゼロクリアされて次の
その宛先への同報原稿送信時には継承されないものとす
る。さらに、リトライアウトで不達確定した場合でも、
宛先状態情報記憶部6に記憶されるその宛先の状態につ
いては送信可能の状態のままで更新されないものとす
る。
【0052】NG要因がビジートーン検出による送信中
止(伝送路、宛先ビジー)の場合も同様に、一時的なも
のと考えられるので、リトライによる送信成功が期待で
きる。したがって、システムで規定されたビジートーン
検出時のリトライ間隔、回数を、その宛先のその同報原
稿のみについて適用してリトライ手続きを行う。リトラ
イ可否の判定や処理方法については前述のダイヤルトー
ンダイヤルトーン未検出によるリトライ判定と同様であ
る。
【0053】NG要因が無応答の場合、記録紙交換中等
の一時的な場合も考えられるが、多くのケースでは宛先
ファクシミリ装置の電源OFF、回線未接続、ファクシ
ミリ装置故障等で、復旧にはかなりの時間がかかること
が予想される状況と考えられる。このことより、その宛
先が無応答の同一要因で送信不可を繰り返している場合
には、リトライは無意味と判断できる。したがって出力
部5は、宛先状態情報記憶部6に記憶されるその宛先に
おけるビジートーン検出時のNG回数を、その宛先へ送
信される一日分の各同報原稿依頼間で共有・継承してカ
ウントし、毎回のその宛先リトライ判定時にその累積カ
ウンタを参照するものとする。
【0054】リトライ可否の判断処理として、出力部5
は図5(a)に示す宛先状態情報記憶部6からその宛先
に対するそのNG累積発生回数を取り出し、同時に図5
(b)に示す主記憶部11からシステムで規定している
無応答時のリトライ間隔、回数を取り出す。両者を比較
してそのNG発生回数がシステム規定値を超過していな
ければリトライ可能と判断し、その宛先のその同報原稿
送信について、システム規定値のリトライ間隔時間経過
後に再送信処理されるようリトライの時刻起動手続きを
行う。そのNG発生回数がシステム規定値のリトライ回
数を超過していればリトライ不可として、出力部5は送
信結果情報記憶部7にその宛先送信結果を不達(無応答
によるリトライアウト)として書き込む。以後、リトラ
イ手続きは行わずにその宛先のその同報原稿送信につい
ての処理を終了する。さらに出力部5は、図5(a)に
示す宛先状態情報管理部6のその宛先の状態を送信不可
とし、以降、その宛先に送信される同報原稿依頼につい
ては即不達となるものとする。これにより不要なリトラ
イの繰り返しを防止することができる。
【0055】NG要因がファクシミリ応答信号未検出の
場合、相手先が電話機等の音声端末であるか(間違い電
話等)、交換機の種類によるが誤った電話番号を指定さ
れた場合にトーキーを用いて音声で電話番号誤りを通知
している状態か、宛先ファクシミリ装置2が手動受信モ
ードとなっているか、伝送経路上信号レベルが低くて宛
先ファクシミリ装置2の信号を出力部5で検出できない
場合等が考えられる。これらの場合には自然復旧は見込
まれないため、リトライによる送信成功はほとんど期待
できない。むしろその宛先がファクシミリ応答信号未検
出の同一要因で送信不可を繰り返している場合には、リ
トライせずに即不達として同報原稿送信者、システム管
理者等に通知して対策を促す方が得策であると判断でき
る。したがって出力部5は、宛先状態情報記憶部6に記
憶されるその宛先におけるファクシミリ応答信号未検出
時のNG回数を、その宛先へ送信される一日分の各同報
原稿依頼間で共有・継承してカウントし、毎回のその宛
先リトライ判定時にその累積カウンタを参照するものと
する。リトライ可否の判定や処理方法については前述の
無応答によるリトライ判定と同様である。
【0056】NG要因がファクシミリ手順異常の場合、
伝送経路上の品質が悪いか、信号レベルが不安定で宛先
ファクシミリ装置2と出力部5とでネゴシエーションが
成立しない場合等が考えられる。これらの場合について
は、たとえば伝送スピードを順次落として(フォールバ
ック)トレーニングチェックの受かる低い伝送速度で送
信したり、複数頁に渡る同報原稿については正常送受信
頁のみをリトライで少しずつ送信するなどして、最終的
な送信完了はある程度期待できる。しかしながらその宛
先への同報原稿送信時間は他の宛先より長時間化し、シ
ステムの同報原稿送信能力としては低下するため、むし
ろその宛先がファクシミリ手順異常の同一要因で送信不
可を繰り返している場合には、リトライせずに即不達と
して同報原稿送信者、システム管理者等に通知して対策
を促す方が得策であると判断できる。したがって出力部
5は、宛先状態情報記憶部6に記憶されるその宛先にお
けるファクシミリ手順異常時のNG回数を、その宛先へ
送信される一日分の各同報原稿依頼間で共有・継承して
カウントし、毎回のその宛先リトライ判定時にその累積
カウンタを参照するものとする。リトライ可否の判定や
処理方法については前述の無応答によるリトライ判定と
同様である。
【0057】NG要因が画像品質NGの場合について
も、伝送経路上の品質が悪いか、信号レベル不安定等が
要因として考えられる。これらの場合についても、状況
的には前述のファクシミリ手順異常時のと同様であるた
め、リトライ可否の判定や処理方法については前述の無
応答によるリトライ判定と同様の処理が行われる。
【0058】以上のようにして、全ての宛先について同
報原稿送信操作、リトライが終了し、全ての宛先の送信
結果(成功、または不達)が確定した後、制御部10は
送信完了通知の作成とともに発信ファクシミリ装置1に
対して送信完了通知返信制御を開始するよう、編集部9
及び通知表出力部8を起動する。送信完了通知とは全宛
先ファクシミリ装置2への同報原稿送信処理が終了した
ことを発信ファクシミリ装置1に知らせるために、ファ
クシミリ蓄積交換装置12が生成するファクシミリ画像
である。オプションの指定により、不達となった宛先が
ある場合のみ発信ファクシミリ装置1に知らせる不達通
知もあるが、ここでは送信完了通知の場合を例に挙げ
て、再び図1を用いて説明する。
【0059】編集部9は、送信した宛先の送信結果一覧
を送信結果情報記憶部7から読み出し、送信完了通知を
文字情報として編集する。本発明では、宛先状態の判定
結果により送信を行わなかった(即不達とした)宛先が
ある場合、その宛先とともに即不達とした要因情報を表
示している。
【0060】通知表出力部8は発信ファクシミリ装置1
を呼び出し、相手応答後、編集部9によって編集された
送信完了通知をファクシミリ画像情報に変換して発信フ
ァクシミリ装置1に返信する。
【0061】発信者は返信された送信完了通知により同
報通信依頼の終了を知るとともに、送信完了通知の内容
を確認し、特に宛先状態の判定結果により送信を行わな
かった(即不達とした)宛先の情報について確認する事
ができる。必要があれば(手順異常や画像品質NG等)
システム管理者等に連絡して対策を依頼することができ
る。
【0062】なお、宛先結果情報管理部で送信NGとな
った宛先の復旧方法については、例えば日替わり(0
時)等に全宛先状態や全NG要因をリセットする等の手
段を設けることによって対応できる。当日は定休日で電
源OFFとなっていた宛先ファクシミリ装置について
は、翌日復電後には送信可能となるようになる。紙切れ
・故障等で停止していた宛先ファクシミリ装置等につい
て、対処を施して復旧したのち、随時ファクシミリ蓄積
交換装置11での宛先状態を更新したい場合は、そのフ
ァクシミリ装置からファクシミリ蓄積交換装置11を呼
び出し、そのファクシミリ装置復旧のサービスコードを
入力することによって行う等の手段を設けることによっ
て対応できる。ファクシミリ蓄積交換装置11で宛先フ
ァクシミリ装置の復旧を検出するようにしたい場合は、
例えば送信不可状態の宛先に対して即不達ではなく初期
送信動作のみ試みる手段を設けることによって対応でき
る。初期送信動作の結果、送信OKならその宛先の状態
は送信可能に更新され、累積しているNG要因や回数に
ついてリセットすることができる。
【0063】以上、本発明をファクシミリ蓄積交換装置
に適用した場合の実施例について説明したが、蓄積交換
機能を有するファクシミリ装置や、ファックスモデム等
を備えたPC、その他ファクシミリ蓄積交換装置と同等
の機能・性能を具備する装置においても本発明は実施可
能である。
【0064】次に第2の実施例について説明する。第2
の実施例においては、ファクシミリ装置で本発明を実現
する場合について説明する。
【0065】図4に、蓄積交換機能を有するファクシミ
リ装置で本発明の同報通信方法を実現した場合のシステ
ム構成図を示す。
【0066】蓄積交換機能を有するファクシミリ装置に
本発明の同報通信機能を持たせる場合には、発信ファク
シミリ装置40の中に図1で示した点線内のファクシミ
リ蓄積交換装置12の構成が含まれるようになる。ま
た、図1の発信ファクシミリ装置1はファクシミリ装置
の操作パネル及び原稿読み取り部41に置き換えられ
る。また、図1では複数用意されていた出力部5が、フ
ァクシミリ装置の場合は1回線分のみとなる。動作につ
いては第1の実施例と同様である。
【0067】次に第3の実施例について説明する。第3
の実施例においては、本発明をPCで実現する場合につ
いて説明する。
【0068】図6に、本発明をPCで実現した場合のシ
ステム構成図を示す。
【0069】PCに適用した場合は、ファクシミリ蓄積
交換装置12とほぼ同等の構成で、図1点線内のファク
シミリ蓄積交換装置12の構成において、制御部10が
CPUとOS・アプリケーションソフト等、主記憶部1
1、宛先状態情報記憶部6、送信結果情報記憶部7がメ
モリー等、ファクシミリ画像蓄積部4がハードディスク
等、編集部がアプリケーションソフト等、受付部3、出
力部5、通知表出力部8が、ファックスモデム(または
専用拡張ボード)等に対応する。特に受付部3、出力部
5、通知表出力部8等の通信制御部分にファックスモデ
ムを用いる場合は、図1における出力部5が1ないし2
回線分となることが多いが、特にPCのシステムバスに
接続する専用拡張ボードを用いた場合は、ボード1枚8
回線制御とし、ボードのスロット数を4とすれば32回
線分となり、ファクシミリ蓄積交換装置と同等の回線数
分を確保できる。
【0070】このように、本発明による同報通信方式
は、装置の構成の種類はいとわず、様々なシステムに応
用することが可能である。
【0071】以上説明したように本発明によれば、ファ
クシミリ蓄積交換装置等を介して同報通信を行う場合に
おいて、同報原稿送信前に宛先状態を確認してから送信
動作を行うため、長期間復旧の見込みのない宛先ファク
スミリ装置に対して、不要なリトライによる無効呼を事
前に防止できる。これによりシステムのファクシミリ効
率が向上し、同時に発信者の依頼した同報サービスの処
理時間を短縮化する等の効果がある。
【0072】また本発明によれば、宛先状態を更新する
手段として、NG要因別にシステムで規定されたリトラ
イ設定値と、リトライ数カウント手段を設けるので、一
定時間内に送信できる可能性のある宛先ファクシミリに
対してはリトライを行うことができるので、送信可能宛
先に対する送信漏れを防止することができる。
【0073】
【発明の効果】本発明によれば、同報送信時に様々な要
因で発生する送信不可、リトライを極力回避し、同報サ
ービス時間の短縮化を図るとともに、ファクシミリ送信
効率を向上する通信装置および同報通信方法を提供する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例におけるシステム構成を
示すブロック図である。
【図2】同報原稿の送信処理のフローチャートである。
【図3】同報原稿送信時のファクシミリ送信処理の詳細
を示すフローチャートである。
【図4】本発明の第2の実施例におけるシステム構成を
示すブロック図である。
【図5】宛先情報記憶部および主記憶部内のデータ構造
を説明する図である。
【図6】本発明の第3の実施例におけるシステム構成を
示すブロック図である。
【符号の説明】
1…発信ファクシミリ装置、2…宛先ファクシミリ装
置、3…受付部、4…ファクシミリ画像蓄積部、5…出
力部、6…宛先情報記憶部、7…送信結果情報記憶部、
8…編集部、9…通知表出力部、10…制御部、11…
主記憶部、12…ファクシミリ蓄積交換装置、40…蓄
積交換機能を有した発信ファクシミリ装置、41…操作
パネル及び原稿読み取り部、60…蓄積交換機能を有す
るパーソナルコンピュータ。

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ファクシミリ装置から入力されたファクシ
    ミリ原稿を蓄積し、上記ファクシミリ装置から指定され
    た宛先情報に基づいて複数の宛先ファクシミリ装置に上
    記ファクシミリ原稿を送信する通信装置であって、 上記入力ファクシミリ原稿および上記宛先情報を受け付
    ける受付部と、上記ファクシミリ原稿を蓄積するファク
    シミリ原稿蓄積部と、上記宛先情報を受付部から受け取
    り、その宛先情報に基づいて上記ファクシミリ原稿の送
    信を制御する制御部と、ファクシミリ原稿の送信条件を
    記憶している主記憶部と、上記ファクシミリ原稿蓄積部
    に蓄積されたファクシミリ原稿を読み出して上記制御部
    の制御に基づいて送信する出力部と、出力部からの送信
    結果情報を宛先毎に記憶する宛先状態情報記憶部とを有
    し、上記出力部は送信したファクシミリ原稿が不達とな
    った場合、上記主記憶部から読み出した送信条件および
    上記宛先状態情報記憶部に記憶された宛先状態情報に基
    づいてファクシミリ原稿の再送信の可不可の判断を行う
    ことを特徴とする通信装置。
  2. 【請求項2】前記主記憶部の送信条件および前記情報記
    憶部の宛先状態情報は不達の要因毎に管理されており、
    前記出力部は不達の要因に応じて再送信の可不可の判断
    を行うことを特徴とする請求項1に記載の通信装置。
  3. 【請求項3】前記送信条件は、不達の要因が交換機や相
    手先のビジーによる場合には送信間隔時間経過後に再送
    信するように設定され、不達の要因が相手先無応答や通
    信異常による場合には再送信不可と判断されるように設
    定されていることを特徴とする請求項2に記載の通信装
    置。
  4. 【請求項4】前記宛先状態情報記憶部は不達の要因毎に
    不達回数を計数して記憶し、前記主記憶部には前記不達
    の要因毎に不達時の再送信許容回数および送信間隔を記
    憶していることを特徴とする請求項2または3のいずれ
    かに記載の通信装置。
  5. 【請求項5】前記出力部は、ファクシミリ原稿の送信が
    正常に終了した場合、該ファクシミリ原稿の宛先ファク
    シミリ装置についての前記宛先状態情報記憶部に記憶さ
    れている不達回数をリセットすることを特徴とする請求
    項4に記載の通信装置。
  6. 【請求項6】入力されたファクシミリ原稿を、指定され
    た宛先情報に基づいて複数の宛先ファクシミリ装置に送
    信する通信装置であって、上記通信装置は宛先ファクシ
    ミリ装置別に上記宛先ファクシミリ装置の状態情報を記
    憶する手段を有し、上記ファクシミリ原稿が宛先ファク
    シミリ装置に不達となった場合、上記宛先ファクシミリ
    装置の状態情報に応じて上記ファクシミリ原稿の再送信
    の可不可の判断を行うことを特徴とする通信装置。
  7. 【請求項7】入力されたファクシミリ原稿を蓄積し、指
    定された宛先情報に基づいて上記ファクシミリ原稿を複
    数の宛先に送信する通信方法であって、 上記入力ファクシミリ原稿および上記宛先情報を受け付
    け、上記ファクシミリ原稿を蓄積し、上記蓄積したファ
    クシミリ原稿を読み出して上記宛先情報に基づいて送信
    し、送信結果を宛先毎に宛先状態情報として記憶し、上
    記ファクシミリ原稿が不達となった場合には、不達の要
    因別に予め設定されている送信条件および上記宛先状態
    情報を読み出し、上記送信条件および上記宛先状態情報
    に基づいて上記ファクシミリ原稿の再送信の可不可の判
    断を行うことを特徴とする通信方法。
  8. 【請求項8】前記送信条件および前記宛先状態情報は不
    達の要因毎に管理されており、不達の要因に応じて再送
    信の可不可の判断を行うことを特徴とする請求項7に記
    載の通信方法。
  9. 【請求項9】前記送信条件は、不達の要因が交換機や相
    手先のビジーによる場合には送信間隔時間経過後に再送
    信するように設定され、不達の要因が相手先無応答や通
    信異常による場合には再送信不可と判断されるように設
    定されていることを特徴とする請求項8に記載の通信方
    法。
  10. 【請求項10】前記宛先状態情報は不達の要因毎の不達
    回数を計数して記憶し、前記送信条件としては不達の要
    因毎に不達時の再送信許容回数および送信間隔を記憶し
    ていることを特徴とする請求項8または9のいずれかに
    記載の通信方法。
  11. 【請求項11】ファクシミリ原稿の送信が正常に終了し
    た場合、該ファクシミリ原稿の宛先について記憶されて
    いる不達回数をリセットすることを特徴とする請求項1
    0に記載の通信装置。
  12. 【請求項12】入力されたファクシミリ原稿を、指定さ
    れた宛先情報に基づいて複数の宛先ファクシミリ装置に
    送信する通信方法であって、宛先ファクシミリ装置別に
    上記宛先ファクシミリ装置の状態情報を有し、上記ファ
    クシミリ原稿が宛先ファクシミリ装置に不達となった場
    合、上記宛先ファクシミリ装置の状態情報に応じて上記
    ファクシミリ原稿の再送信の可不可の判断を行うことを
    特徴とする通信方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006287291A (ja) * 2005-03-31 2006-10-19 Kyocera Mita Corp 画像形成装置
JP2012033184A (ja) * 2011-09-27 2012-02-16 Canon Inc 通信装置及び通信方法
JP2013031120A (ja) * 2011-07-29 2013-02-07 Brother Ind Ltd ファクシミリ装置

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