JP2000078176A - 通信ネットワ―ク及び通信ネットワ―ク・ノ―ド装置 - Google Patents
通信ネットワ―ク及び通信ネットワ―ク・ノ―ド装置Info
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Landscapes
- Data Exchanges In Wide-Area Networks (AREA)
- Small-Scale Networks (AREA)
- Use Of Switch Circuits For Exchanges And Methods Of Control Of Multiplex Exchanges (AREA)
- Optical Communication System (AREA)
- Telephonic Communication Services (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 障害時や保守時に用いる予備資源を有効に利
用可能で、保守時に現用パスと迂回パスの遅延差が少な
いリングシステムを構築する。 【解決手段】 予備リング104上に、ノード109からノー
ド107へ波長λ1のETパスが構成されている状態のと
き、ノード106とノード109の間の現用リング101の光フ
ァイバに破断障害が発生すると、ノード107の中にある
監視制御器は光パス601の障害を検出し、予備リング104
上のショート・パス(予備パス602)の切り離しを行う
ために、関係ノードにメッセージングを行い、ノード10
9からノード107へ波長λ1のETパスを切り離す。ノー
ド107はETパスの切り離しを確認すると、ノード106に
予備リング104を介して主信号光の送出を要求する。ノ
ード106では、その要求に従って、予備リング104にも光
を送出するように光スイッチを切り替える。
用可能で、保守時に現用パスと迂回パスの遅延差が少な
いリングシステムを構築する。 【解決手段】 予備リング104上に、ノード109からノー
ド107へ波長λ1のETパスが構成されている状態のと
き、ノード106とノード109の間の現用リング101の光フ
ァイバに破断障害が発生すると、ノード107の中にある
監視制御器は光パス601の障害を検出し、予備リング104
上のショート・パス(予備パス602)の切り離しを行う
ために、関係ノードにメッセージングを行い、ノード10
9からノード107へ波長λ1のETパスを切り離す。ノー
ド107はETパスの切り離しを確認すると、ノード106に
予備リング104を介して主信号光の送出を要求する。ノ
ード106では、その要求に従って、予備リング104にも光
を送出するように光スイッチを切り替える。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光通信等を用いた
通信ネットワークに関し、そのネットワーク構成、ノー
ド装置、障害回復方法、及び、保守方式に関するもので
ある。
通信ネットワークに関し、そのネットワーク構成、ノー
ド装置、障害回復方法、及び、保守方式に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】通信の大容量化の需要に対応するため
に、光通信ネットワークでは、波長多重を行うことによ
り1本の光伝送路中の容量を大きくする手段が取られて
いる。そのような網を効率的に運用するためには、通信
ネットワーク・ノードに於いて光信号の波長単位で切り
替え、光信号の分離、挿入を行う光ADM(Add/Drop M
ultiplexers)ノードをリングトポロジを構成するよう
に接続した光ADMリングシステムが検討されている。
に、光通信ネットワークでは、波長多重を行うことによ
り1本の光伝送路中の容量を大きくする手段が取られて
いる。そのような網を効率的に運用するためには、通信
ネットワーク・ノードに於いて光信号の波長単位で切り
替え、光信号の分離、挿入を行う光ADM(Add/Drop M
ultiplexers)ノードをリングトポロジを構成するよう
に接続した光ADMリングシステムが検討されている。
【0003】光ADMリングシステムとして、4ファイ
バ双方向パス・切替型リング(以下Bi-Path方式と略)が
検討されている(白垣、逸見:「Bi-directional Path-
switched波長多重セルフヒーリング・リングの提案」電
子情報通信学会1998年総合大会 B-10-147, 1998.
参照)。
バ双方向パス・切替型リング(以下Bi-Path方式と略)が
検討されている(白垣、逸見:「Bi-directional Path-
switched波長多重セルフヒーリング・リングの提案」電
子情報通信学会1998年総合大会 B-10-147, 1998.
参照)。
【0004】以下の説明において、分離とは、ネットワ
ーク・ノードに於いて転送されて来た信号を分解したも
のを自ノード内の他の通信装置へ出力することを意味す
る。挿入とは、ネットワーク・ノードに於いて、自ノー
ド内の他の通信装置からの信号を伝送信号に多重し、他
ノードに伝送することを意味する。通過とは、伝送され
て来た信号の一部あるいは全部を自ノード内の他の通信
装置へ分離や挿入を行わないで、そのまま波長やタイム
スロットの入れ替えをしないで、もしくは、空間的に接
続替えを行ったり波長あるいはタイムスロットを入れ替
えたりして、他ノードへ伝送することを意味する。又、
ここでは、あるノードで電気信号が光信号に変換されて
他ノードへ送出されてから、それが再び電気信号に変換
されるまでを光パスと定義する。以下では光パスには1
つの波長が対応する。
ーク・ノードに於いて転送されて来た信号を分解したも
のを自ノード内の他の通信装置へ出力することを意味す
る。挿入とは、ネットワーク・ノードに於いて、自ノー
ド内の他の通信装置からの信号を伝送信号に多重し、他
ノードに伝送することを意味する。通過とは、伝送され
て来た信号の一部あるいは全部を自ノード内の他の通信
装置へ分離や挿入を行わないで、そのまま波長やタイム
スロットの入れ替えをしないで、もしくは、空間的に接
続替えを行ったり波長あるいはタイムスロットを入れ替
えたりして、他ノードへ伝送することを意味する。又、
ここでは、あるノードで電気信号が光信号に変換されて
他ノードへ送出されてから、それが再び電気信号に変換
されるまでを光パスと定義する。以下では光パスには1
つの波長が対応する。
【0005】図21は、上記従来の方式を示すブロック
構成図である。図21に於いて、2101、2103は
互いに逆方向に光信号を伝送する現用光リング、210
2は2101と逆方向に光信号を伝送する予備光リン
グ、2104は2103と逆方向に光信号を伝送する予
備光リングである。
構成図である。図21に於いて、2101、2103は
互いに逆方向に光信号を伝送する現用光リング、210
2は2101と逆方向に光信号を伝送する予備光リン
グ、2104は2103と逆方向に光信号を伝送する予
備光リングである。
【0006】各リングの光ファイバ中では、波長多重さ
れた光信号が伝送されており、各波長は光パスを構成し
ている。Bi-Path方式では、各ノードに備えた1×2光
スイッチを切り替えることにより、光の送信に関して
は、現用リングに送出するか、それと逆回りの予備リン
グに送出するかを選択でき、光信号の分離出力に関して
は、現用リングの光信号を分離出力するか、それと逆回
りの伝送である予備リングの光信号を分離するか選択す
ることが可能な構成を用いる。図21では、1×2スイ
ッチ2110、2109がその機能を担っている。
れた光信号が伝送されており、各波長は光パスを構成し
ている。Bi-Path方式では、各ノードに備えた1×2光
スイッチを切り替えることにより、光の送信に関して
は、現用リングに送出するか、それと逆回りの予備リン
グに送出するかを選択でき、光信号の分離出力に関して
は、現用リングの光信号を分離出力するか、それと逆回
りの伝送である予備リングの光信号を分離するか選択す
ることが可能な構成を用いる。図21では、1×2スイ
ッチ2110、2109がその機能を担っている。
【0007】次に、図21に於ける障害回復動作につい
て簡単に説明する。ノード2106とノード2107間
で波長λ1を用いて現用光パス2131を構成している
ときに、ノード2106とノード2107間で現用光リ
ング2101のファイバの破断障害が発生すると、ノー
ド2107で現用光パス2131の障害を検出し、切り
替え要求を光パスの起点となっているノード2106に
送出する。ノード2106では、この切り替え要求を受
けると光スイッチ2110を切り替え、現用光パス21
31と逆回りの予備光パス2132を構成し、迂回を行
うことにより障害回復を行う。
て簡単に説明する。ノード2106とノード2107間
で波長λ1を用いて現用光パス2131を構成している
ときに、ノード2106とノード2107間で現用光リ
ング2101のファイバの破断障害が発生すると、ノー
ド2107で現用光パス2131の障害を検出し、切り
替え要求を光パスの起点となっているノード2106に
送出する。ノード2106では、この切り替え要求を受
けると光スイッチ2110を切り替え、現用光パス21
31と逆回りの予備光パス2132を構成し、迂回を行
うことにより障害回復を行う。
【0008】Bi-Path方式の構成、障害回復方法に於い
て、障害回復のための制御メッセージのやり取りは、SO
NETのライン・プロテクション(例えば、T-H Wu, “Fib
er Network Service Survivability,” Artech house,
1992を参照)と同様にリング上で主にノード2107と
ノード2106間でのやり取りを数回行えば良いので、
例えば50 msec程度の高速な障害回復を行うことが可能
である。又、SONETのライン・プロテクションのような
ループバック切り替えを行う方法を光のまま行うとリン
グを2周程度する場合も考慮しなければならず、光伝送
可能な距離の1/2倍のサイズにリングを設計しなけれ
ばならなかった。
て、障害回復のための制御メッセージのやり取りは、SO
NETのライン・プロテクション(例えば、T-H Wu, “Fib
er Network Service Survivability,” Artech house,
1992を参照)と同様にリング上で主にノード2107と
ノード2106間でのやり取りを数回行えば良いので、
例えば50 msec程度の高速な障害回復を行うことが可能
である。又、SONETのライン・プロテクションのような
ループバック切り替えを行う方法を光のまま行うとリン
グを2周程度する場合も考慮しなければならず、光伝送
可能な距離の1/2倍のサイズにリングを設計しなけれ
ばならなかった。
【0009】しかし、Bi-Path方式では、ループバック
切り替えを行わないので、リングのサイズを光伝送可能
な距離にすることが可能であるという利点がある(白
垣、逸見:「Bi-directional Path-switched波長多重セ
ルフヒーリング・リングの提案」電子情報通信学会19
98年総合大会 B-10-147, 1998.参照)。以上のよう
に、Bi-Path方式は、高速障害回復可能であり、且つ、
リングのサイズを光伝送可能な距離の(1/2倍でな
く)1倍に設定できるという利点がある。
切り替えを行わないので、リングのサイズを光伝送可能
な距離にすることが可能であるという利点がある(白
垣、逸見:「Bi-directional Path-switched波長多重セ
ルフヒーリング・リングの提案」電子情報通信学会19
98年総合大会 B-10-147, 1998.参照)。以上のよう
に、Bi-Path方式は、高速障害回復可能であり、且つ、
リングのサイズを光伝送可能な距離の(1/2倍でな
く)1倍に設定できるという利点がある。
【0010】一方、現在、通信の大容量化が進んでお
り、できるだけ使用可能なパスの数を多くする必要があ
る。そこで、優先度の低い通信を、予備リング上に構成
した光パスに収容して、収容できる通信量を増やすこと
が考えられている。以下ここでは、このように、予備リ
ング上に構成した現用パスをETパス(ET: Extra traf
fic.スタンバイ・アクセスとも言う)と呼ぶ。
り、できるだけ使用可能なパスの数を多くする必要があ
る。そこで、優先度の低い通信を、予備リング上に構成
した光パスに収容して、収容できる通信量を増やすこと
が考えられている。以下ここでは、このように、予備リ
ング上に構成した現用パスをETパス(ET: Extra traf
fic.スタンバイ・アクセスとも言う)と呼ぶ。
【0011】ETパスを用いると、障害が発生してない
ときには、システム全体で使用できる帯域が増加し、リ
ングシステムの使用効率が増加する。但し、ETパスは
優先度の低い通信なので、現用リング上の現用光パスに
障害が発生した場合にはその障害回復が優先し、現用リ
ング中の現用光パスの障害回復のために妨げとなるET
パスは切り離される。
ときには、システム全体で使用できる帯域が増加し、リ
ングシステムの使用効率が増加する。但し、ETパスは
優先度の低い通信なので、現用リング上の現用光パスに
障害が発生した場合にはその障害回復が優先し、現用リ
ング中の現用光パスの障害回復のために妨げとなるET
パスは切り離される。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】上記Bi-Pathリング上
で、ある2ノード間のパスを考えた場合、右回りのパス
と左回りのパスが考えられるが、通常、ホップ数の小さ
い方のパスを現用パスとして用いるので、ETパスはホ
ップ数の大きい予備リング上に構成される。
で、ある2ノード間のパスを考えた場合、右回りのパス
と左回りのパスが考えられるが、通常、ホップ数の小さ
い方のパスを現用パスとして用いるので、ETパスはホ
ップ数の大きい予備リング上に構成される。
【0013】しかしながら、障害回復時には、ホップ数
の大きい迂回パスを構成することになるので、この迂回
パス上にλmの波長を用いたETパスが存在すると、そ
のETパスを切り離す必要がある。ホップ数の大きい予
備パス(λm)を構成するためには、切り離さなければ
ならないETパスが多くなってしまい、ETパスを使用
しているユーザに障害が多数発生する。即ち、ETパス
の使用効率が悪い。
の大きい迂回パスを構成することになるので、この迂回
パス上にλmの波長を用いたETパスが存在すると、そ
のETパスを切り離す必要がある。ホップ数の大きい予
備パス(λm)を構成するためには、切り離さなければ
ならないETパスが多くなってしまい、ETパスを使用
しているユーザに障害が多数発生する。即ち、ETパス
の使用効率が悪い。
【0014】又、リング・システムの保守(例えば、光
スイッチの交換等)時にも、長い迂回パスを予備リング
中に構成しなければならず、切り離さなければならない
ETパスの総ホップ数も大きくなり、ETパスの使用効
率が悪くなる。
スイッチの交換等)時にも、長い迂回パスを予備リング
中に構成しなければならず、切り離さなければならない
ETパスの総ホップ数も大きくなり、ETパスの使用効
率が悪くなる。
【0015】又、従来の技術を用いると、保守時に、ホ
ップ数の大きいパスとホップ数の小さいパスとの間で切
り替えなければならない。従って、信号伝達するにあた
り、遅延差が大きいので瞬断する時間が長くなってしま
う。又、無瞬断切り替えを行うには、2つのパスの遅延
を揃えるために、メモリを用いて遅延差を吸収する必要
があるが、遅延差が大きいので必要なメモリ容量が大き
くなってしまう。
ップ数の大きいパスとホップ数の小さいパスとの間で切
り替えなければならない。従って、信号伝達するにあた
り、遅延差が大きいので瞬断する時間が長くなってしま
う。又、無瞬断切り替えを行うには、2つのパスの遅延
を揃えるために、メモリを用いて遅延差を吸収する必要
があるが、遅延差が大きいので必要なメモリ容量が大き
くなってしまう。
【0016】又、従来技術では必ずホップ数の大きいパ
スに切り替えるために、特に超長距離リングでは、切り
替えに関与するノードの数が多くなり、障害回復時間が
長くなってしまう。
スに切り替えるために、特に超長距離リングでは、切り
替えに関与するノードの数が多くなり、障害回復時間が
長くなってしまう。
【0017】又、切り替え先の候補が、ホップ数の大き
い予備パス(現用パスと逆回りに伝送する予備パス)の
みなので、障害時の信頼性が低い。
い予備パス(現用パスと逆回りに伝送する予備パス)の
みなので、障害時の信頼性が低い。
【0018】本発明の目的は、障害時や保守時にもET
パスの使用効率が高く、遅延差が少ない迂回経路の構成
が可能であり、超長距離リングでも障害状況によっては
高速障害回復が可能であり、障害時の信頼性が高いリン
グ・システムを構築することにある。
パスの使用効率が高く、遅延差が少ない迂回経路の構成
が可能であり、超長距離リングでも障害状況によっては
高速障害回復が可能であり、障害時の信頼性が高いリン
グ・システムを構築することにある。
【0019】
【課題を解決するための手段】本発明の通信ネットワー
クは、信号の挿入及び分離を行う複数の通信ノード手段
と、複数の伝送路とからなり、前記複数の通信ノード手
段は前記複数の伝送路の接続により同一のネットワーク
・トポロジを構成するように少なくとも第1のリング、
第2のリング、第3のリング、及び第4のリングを構成
し、前記第1のリングでは現用信号を右回り又は左回り
のいづれかに伝送し、前記第1のリングの現用信号に対
する予備資源として前記第1のリングと逆向き回りに信
号を伝送する前記第2のリング及び前記第1のリングと
同一方向に信号を伝送する前記第4のリングの予備資源
を複数の現用信号間で共有して用い、前記第3のリング
では現用信号を第1のリングと逆向き回りに伝送し、前
記第3のリングの現用信号に対する予備資源として前記
第3のリングと逆向き回りに信号を伝送する前記第4の
リング及び前記第3のリングと同一方向に信号を伝送す
る前記第2のリング予備資源を複数の現用信号間で共有
して用いることにより、
クは、信号の挿入及び分離を行う複数の通信ノード手段
と、複数の伝送路とからなり、前記複数の通信ノード手
段は前記複数の伝送路の接続により同一のネットワーク
・トポロジを構成するように少なくとも第1のリング、
第2のリング、第3のリング、及び第4のリングを構成
し、前記第1のリングでは現用信号を右回り又は左回り
のいづれかに伝送し、前記第1のリングの現用信号に対
する予備資源として前記第1のリングと逆向き回りに信
号を伝送する前記第2のリング及び前記第1のリングと
同一方向に信号を伝送する前記第4のリングの予備資源
を複数の現用信号間で共有して用い、前記第3のリング
では現用信号を第1のリングと逆向き回りに伝送し、前
記第3のリングの現用信号に対する予備資源として前記
第3のリングと逆向き回りに信号を伝送する前記第4の
リング及び前記第3のリングと同一方向に信号を伝送す
る前記第2のリング予備資源を複数の現用信号間で共有
して用いることにより、
【0020】前記複数の通信ノード手段の内の第i番目
の通信ノード手段で信号を挿入し前記第1のリングを経
由して第j番目の通信ノード手段で信号を終端する第1
の通信の障害回復や保守のために構成する迂回路とし
て、前記第2のリング又は前記第4のリングに構成する
迂回路を用い、前記複数の通信ノード手段の内の第m番
目の通信ノード手段で信号を挿入し前記第3のリングを
経由して第n番目の通信ノード手段で信号を終端する第
2の通信の障害回復や保守のために構成する迂回路とし
て、前記第4のリング又は前記第2のリングに構成する
迂回路を用いることを特徴とする。
の通信ノード手段で信号を挿入し前記第1のリングを経
由して第j番目の通信ノード手段で信号を終端する第1
の通信の障害回復や保守のために構成する迂回路とし
て、前記第2のリング又は前記第4のリングに構成する
迂回路を用い、前記複数の通信ノード手段の内の第m番
目の通信ノード手段で信号を挿入し前記第3のリングを
経由して第n番目の通信ノード手段で信号を終端する第
2の通信の障害回復や保守のために構成する迂回路とし
て、前記第4のリング又は前記第2のリングに構成する
迂回路を用いることを特徴とする。
【0021】本発明の通信ネットワークの他の実施の形
態では、信号の挿入及び分離を行う複数の通信ノード手
段と、複数の伝送路とからなり、前記複数の通信ノード
手段は前記複数の伝送路の接続により同一のネットワー
ク・トポロジを構成するように少なくとも第1のリン
グ、及び第2のリングを構成し、前記第1のリングでは
信号を右回り又は左回りのいづれかに伝送し、前記第2
のリングでは前記第1のリングと逆向き回りに信号を伝
送し、前記第1のリングは伝送帯域内に前記第2のリン
グで伝送される現用信号群及び前記第1のリングで伝送
される現用信号群の間で共有された予備資源帯域を持
ち、前記第2のリングは伝送帯域内に前記第1のリング
で伝送される現用信号群及び前記第2のリングで伝送さ
れる現用信号群の間で共有された予備資源帯域を持つよ
うに構成したことを特徴とし、前記複数の通信ノード手
段の内の第i番目の通信ノード手段で信号を挿入し前記
第1のリングを経由して第j番目の通信ノード手段で信
号を終端する第1の通信の障害回復や保守のために構成
する迂回路として、前記第2のリングの予備資源帯域又
は前記第1のリングの予備資源帯域により構成される通
信路を用い、前記複数の通信ノード手段の内の第m番目
の通信ノード手段で信号を挿入し前記第2のリングを経
由して第n番目の通信ノード手段で信号を終端する第2
の通信の障害回復や保守のために構成する迂回路とし
て、前記第1のリングの予備資源帯域又は前記第2のリ
ングの予備資源帯域により構成される通信路を用いるこ
とができるようになっている。
態では、信号の挿入及び分離を行う複数の通信ノード手
段と、複数の伝送路とからなり、前記複数の通信ノード
手段は前記複数の伝送路の接続により同一のネットワー
ク・トポロジを構成するように少なくとも第1のリン
グ、及び第2のリングを構成し、前記第1のリングでは
信号を右回り又は左回りのいづれかに伝送し、前記第2
のリングでは前記第1のリングと逆向き回りに信号を伝
送し、前記第1のリングは伝送帯域内に前記第2のリン
グで伝送される現用信号群及び前記第1のリングで伝送
される現用信号群の間で共有された予備資源帯域を持
ち、前記第2のリングは伝送帯域内に前記第1のリング
で伝送される現用信号群及び前記第2のリングで伝送さ
れる現用信号群の間で共有された予備資源帯域を持つよ
うに構成したことを特徴とし、前記複数の通信ノード手
段の内の第i番目の通信ノード手段で信号を挿入し前記
第1のリングを経由して第j番目の通信ノード手段で信
号を終端する第1の通信の障害回復や保守のために構成
する迂回路として、前記第2のリングの予備資源帯域又
は前記第1のリングの予備資源帯域により構成される通
信路を用い、前記複数の通信ノード手段の内の第m番目
の通信ノード手段で信号を挿入し前記第2のリングを経
由して第n番目の通信ノード手段で信号を終端する第2
の通信の障害回復や保守のために構成する迂回路とし
て、前記第1のリングの予備資源帯域又は前記第2のリ
ングの予備資源帯域により構成される通信路を用いるこ
とができるようになっている。
【0022】また、本発明の通信ネットワーク・ノード
装置は、多重信号を入力する複数又は単数の多重信号入
力端と信号を挿入する複数又は単数の挿入入力端と前記
多重信号入力端に入力された多重信号が多重分離された
多重分離信号を出力する複数又は単数の分離出力端と前
記挿入入力端に入力される信号及び前記多重分離信号を
多重して出力する多重信号出力端とを持つ複数の挿入分
離多重手段と、他ノードと接続される複数又は単数の外
部入力端と、他ノードと接続される複数又は単数の外部
出力端と、複数又は単数のスイッチ手段と、複数又は単
数の合流手段と、複数又は単数の信号入力端と、複数又
は単数の信号出力端とからなり、前記外部入力端が前記
挿入分離多重手段の多重信号入力端に接続され、前記挿
入分離多重手段の多重信号出力端が前記外部出力端に接
続され、前記信号入力端が前記スイッチ手段に接続さ
れ、該多重信号出力端と接続される前記外部出力端が同
一ノードに接続される複数の前記挿入分離多重手段の挿
入入力端及び前記同一ノードとは異なるノードに接続さ
れる前記挿入分離手段の挿入入力端が前記スイッチ手段
の出力端に接続され、該多重信号入力端と接続される前
記外部入力端が同一ノードに接続される複数の前記挿入
分離多重手段の分離出力端及び前記同一ノードとは異な
るノードに接続される前記挿入分離多重手段の分離出力
端が前記合流手段の入力端に接続され、前記合流手段が
前記信号出力端に接続されることを特徴とする。
装置は、多重信号を入力する複数又は単数の多重信号入
力端と信号を挿入する複数又は単数の挿入入力端と前記
多重信号入力端に入力された多重信号が多重分離された
多重分離信号を出力する複数又は単数の分離出力端と前
記挿入入力端に入力される信号及び前記多重分離信号を
多重して出力する多重信号出力端とを持つ複数の挿入分
離多重手段と、他ノードと接続される複数又は単数の外
部入力端と、他ノードと接続される複数又は単数の外部
出力端と、複数又は単数のスイッチ手段と、複数又は単
数の合流手段と、複数又は単数の信号入力端と、複数又
は単数の信号出力端とからなり、前記外部入力端が前記
挿入分離多重手段の多重信号入力端に接続され、前記挿
入分離多重手段の多重信号出力端が前記外部出力端に接
続され、前記信号入力端が前記スイッチ手段に接続さ
れ、該多重信号出力端と接続される前記外部出力端が同
一ノードに接続される複数の前記挿入分離多重手段の挿
入入力端及び前記同一ノードとは異なるノードに接続さ
れる前記挿入分離手段の挿入入力端が前記スイッチ手段
の出力端に接続され、該多重信号入力端と接続される前
記外部入力端が同一ノードに接続される複数の前記挿入
分離多重手段の分離出力端及び前記同一ノードとは異な
るノードに接続される前記挿入分離多重手段の分離出力
端が前記合流手段の入力端に接続され、前記合流手段が
前記信号出力端に接続されることを特徴とする。
【0023】本発明の通信ネットワーク・ノード装置の
他の実施の形態では、多重信号を入力する複数又は単数
の多重信号入力端と信号を挿入する複数又は単数の挿入
入力端と前記多重信号入力端に入力された多重信号が多
重分離された多重分離信号を出力する複数又は単数の分
離出力端と前記挿入入力端に入力される信号及び前記多
重分離信号を多重して出力する多重信号出力端とを持つ
複数の挿入分離多重手段と、他ノードと接続される複数
又は単数の外部入力端と、他ノードと接続される複数又
は単数の外部出力端と、複数又は単数のスイッチ手段
と、複数又は単数の合流手段と、複数又は単数の信号入
力端と、複数又は単数の信号出力端と、他ノードと制御
情報の授受を行い前記制御情報に基づき前記光スイッチ
手段の切り替え制御を行う複数又は単数の制御手段とか
らなり、前記外部入力端が前記挿入分離多重手段の多重
信号入力端に接続され、前記挿入分離多重手段の多重信
号出力端が前記外部出力端に接続され、前記信号入力端
が前記スイッチ手段に接続され、該多重信号出力端と接
続される前記外部出力端が同一ノードに接続される複数
の前記挿入分離多重手段の挿入入力端及び前記同一ノー
ドとは異なるノードに接続される前記挿入分離多重手段
の挿入入力端が前記スイッチ手段の出力端に接続され、
該多重信号入力端と接続される前記外部入力端が同一ノ
ードに接続される複数の前記挿入分離多重手段の分離出
力端及び前記同一ノードとは異なるノードに接続される
前記挿入分離多重手段の分離出力端が前記合流手段の入
力端に接続され、前記合流手段が前記信号出力端に接続
されることを特徴とする。
他の実施の形態では、多重信号を入力する複数又は単数
の多重信号入力端と信号を挿入する複数又は単数の挿入
入力端と前記多重信号入力端に入力された多重信号が多
重分離された多重分離信号を出力する複数又は単数の分
離出力端と前記挿入入力端に入力される信号及び前記多
重分離信号を多重して出力する多重信号出力端とを持つ
複数の挿入分離多重手段と、他ノードと接続される複数
又は単数の外部入力端と、他ノードと接続される複数又
は単数の外部出力端と、複数又は単数のスイッチ手段
と、複数又は単数の合流手段と、複数又は単数の信号入
力端と、複数又は単数の信号出力端と、他ノードと制御
情報の授受を行い前記制御情報に基づき前記光スイッチ
手段の切り替え制御を行う複数又は単数の制御手段とか
らなり、前記外部入力端が前記挿入分離多重手段の多重
信号入力端に接続され、前記挿入分離多重手段の多重信
号出力端が前記外部出力端に接続され、前記信号入力端
が前記スイッチ手段に接続され、該多重信号出力端と接
続される前記外部出力端が同一ノードに接続される複数
の前記挿入分離多重手段の挿入入力端及び前記同一ノー
ドとは異なるノードに接続される前記挿入分離多重手段
の挿入入力端が前記スイッチ手段の出力端に接続され、
該多重信号入力端と接続される前記外部入力端が同一ノ
ードに接続される複数の前記挿入分離多重手段の分離出
力端及び前記同一ノードとは異なるノードに接続される
前記挿入分離多重手段の分離出力端が前記合流手段の入
力端に接続され、前記合流手段が前記信号出力端に接続
されることを特徴とする。
【0024】本発明の通信ネットワーク・ノード装置の
更に他の実施の形態では、多重信号を入力する複数又は
単数の多重信号入力端と信号を挿入する複数又は単数の
挿入入力端と前記多重信号入力端に入力された多重信号
が多重分離された多重分離信号を出力する複数又は単数
の分離出力端と前記挿入入力端に入力される信号及び前
記多重分離信号を多重して出力する多重信号出力端とを
持つ複数の挿入分離多重手段と、他ノードと接続される
複数又は単数の外部入力端と、他ノードと接続される複
数又は単数の外部出力端と、複数の出力端を持つ複数又
は単数のスイッチ手段と、複数又は単数の合流手段と、
複数又は単数の信号入力端と、複数又は単数の信号出力
端と、合流手段に入力される信号を監視する複数又は単
数の信号監視手段と、他ノードと制御情報の授受を行い
前記光スイッチ手段の切り替え制御を行う複数又は単数
の制御手段とからなり、前記外部入力端が前記挿入分離
多重手段の多重信号入力端に接続され、前記挿入分離多
重手段の多重信号出力端が前記外部出力端に接続され、
前記信号入力端が前記スイッチ手段に接続され、該多重
信号出力端と接続される前記外部出力端が同一ノードに
接続される複数の前記挿入分離多重手段の挿入入力端及
び前記同一ノードとは異なるノードに接続される前記挿
入分離多重手段の挿入入力端が前記スイッチ手段の出力
端に接続され、該多重信号入力端と接続される前記外部
入力端が同一ノードに接続される複数の前記挿入分離多
重手段の分離出力端及び前記同一ノードとは異なるノー
ドに接続される前記挿入分離多重手段の分離出力端が前
記合流手段の入力端に接続され、前記合流手段が前記信
号出力端に接続され、前記制御手段が前記信号監視手段
の前記合流手段に入力される信号の監視結果及び前記他
ノードとの制御情報の授受の結果に基づいて前記スイッ
チ手段の制御を行うことを特徴とする。
更に他の実施の形態では、多重信号を入力する複数又は
単数の多重信号入力端と信号を挿入する複数又は単数の
挿入入力端と前記多重信号入力端に入力された多重信号
が多重分離された多重分離信号を出力する複数又は単数
の分離出力端と前記挿入入力端に入力される信号及び前
記多重分離信号を多重して出力する多重信号出力端とを
持つ複数の挿入分離多重手段と、他ノードと接続される
複数又は単数の外部入力端と、他ノードと接続される複
数又は単数の外部出力端と、複数の出力端を持つ複数又
は単数のスイッチ手段と、複数又は単数の合流手段と、
複数又は単数の信号入力端と、複数又は単数の信号出力
端と、合流手段に入力される信号を監視する複数又は単
数の信号監視手段と、他ノードと制御情報の授受を行い
前記光スイッチ手段の切り替え制御を行う複数又は単数
の制御手段とからなり、前記外部入力端が前記挿入分離
多重手段の多重信号入力端に接続され、前記挿入分離多
重手段の多重信号出力端が前記外部出力端に接続され、
前記信号入力端が前記スイッチ手段に接続され、該多重
信号出力端と接続される前記外部出力端が同一ノードに
接続される複数の前記挿入分離多重手段の挿入入力端及
び前記同一ノードとは異なるノードに接続される前記挿
入分離多重手段の挿入入力端が前記スイッチ手段の出力
端に接続され、該多重信号入力端と接続される前記外部
入力端が同一ノードに接続される複数の前記挿入分離多
重手段の分離出力端及び前記同一ノードとは異なるノー
ドに接続される前記挿入分離多重手段の分離出力端が前
記合流手段の入力端に接続され、前記合流手段が前記信
号出力端に接続され、前記制御手段が前記信号監視手段
の前記合流手段に入力される信号の監視結果及び前記他
ノードとの制御情報の授受の結果に基づいて前記スイッ
チ手段の制御を行うことを特徴とする。
【0025】また、本発明の障害回復方法は、迂回通信
路を構成するための予備資源が複数の現用信号により共
有され、制御メッセージ用の通信路を持つリング・ネッ
トワークに存在する第1の通信ネットワーク・ノード装
置の入力端から前記リング・ネットワークに存在する第
2の通信ネットワーク・ノード装置の出力端への通信の
障害回復方法に於いて、前記第2の通信ネットワーク・
ノード装置が前記通信の障害を検出すると、前記制御メ
ッセージ用の通信路を用いて前記第1の通信ネットワー
ク・ノード装置と前記第2の通信ネットワーク・ノード
装置の間で制御メッセージのやり取りを行い、前記第1
の通信ネットワーク・ノード装置、前記第2の通信ネッ
トワーク・ノード装置、及び、前記第1の通信ネットワ
ーク・ノード装置と前記第2の通信ネットワーク・ノー
ド装置との間にある通信ネットワーク・ノード装置とが
備えるスイッチ手段を切り替えることにより、迂回路の
構成に妨げとなる優先度の低い通信路があれば該通信路
を切り離し、前記通信路を前記通信路と逆向き回りの迂
回路又は同一方向の迂回路に切り替え、前記通信の障害
回復を行うことを特徴とする。
路を構成するための予備資源が複数の現用信号により共
有され、制御メッセージ用の通信路を持つリング・ネッ
トワークに存在する第1の通信ネットワーク・ノード装
置の入力端から前記リング・ネットワークに存在する第
2の通信ネットワーク・ノード装置の出力端への通信の
障害回復方法に於いて、前記第2の通信ネットワーク・
ノード装置が前記通信の障害を検出すると、前記制御メ
ッセージ用の通信路を用いて前記第1の通信ネットワー
ク・ノード装置と前記第2の通信ネットワーク・ノード
装置の間で制御メッセージのやり取りを行い、前記第1
の通信ネットワーク・ノード装置、前記第2の通信ネッ
トワーク・ノード装置、及び、前記第1の通信ネットワ
ーク・ノード装置と前記第2の通信ネットワーク・ノー
ド装置との間にある通信ネットワーク・ノード装置とが
備えるスイッチ手段を切り替えることにより、迂回路の
構成に妨げとなる優先度の低い通信路があれば該通信路
を切り離し、前記通信路を前記通信路と逆向き回りの迂
回路又は同一方向の迂回路に切り替え、前記通信の障害
回復を行うことを特徴とする。
【0026】本発明の障害回復方法の他の実施の形態で
は、迂回通信路を構成するための予備資源が複数の現用
信号により共有され、現用資源を用いて構成した通信路
の他に予備資源を用いた現用通信路も構成し、制御メッ
セージ用の通信路を持つリング・ネットワークに存在す
る第1の通信ネットワーク・ノード装置の入力端から前
記リング・ネットワークに存在する第2の通信ネットワ
ーク・ノード装置の出力端への通信の障害回復方法に於
いて、切り替え先として前記通信と逆向き回りの迂回路
又は同一方向の迂回路の内いずれに切り替えるかの優先
度決定方法を予め定めておき、前記第2の通信ネットワ
ーク・ノード装置が前記通信の障害を検出すると、前記
制御メッセージ用の通信路を用いて前記第1の通信ネッ
トワーク・ノード装置と前記第2の通信ネットワーク・
ノード装置の間で制御メッセージのやり取りを行い、前
記第1の通信ネットワーク・ノード装置、前記第2の通
信ネットワーク・ノード装置、及び、前記第1の通信ネ
ットワーク・ノード装置と前記第2の通信ネットワーク
・ノード装置との間にある通信ネットワーク・ノード装
置とが備えるスイッチ手段を切り替えることにより、前
記優先度決定方法に基づいて定まる第1の優先度を持つ
迂回路を構成するのに妨げとなる前記予備資源を用いた
現用通信路を切り離し、前記第1の優先度を持つ迂回路
への切り替えを試み、前記第1の優先度を持つ迂回路を
構成することが可能であれば前記第1の優先度を持つ迂
回路に切り替えることにより前記通信の障害回復を完了
し、前記第1の優先度を持つ迂回路を構成することが不
可能であれば、前記制御メッセージ用の通信路を用いて
前記第1の通信ネットワーク・ノード装置と前記第2の
通信ネットワーク・ノード装置の間で制御メッセージの
やり取りを行い、前記第1の通信ネットワーク・ノード
装置、前記第2の通信ネットワーク・ノード装置、及
び、前記第1の通信ネットワーク・ノード装置と前記第
2の通信ネットワーク・ノード装置との間にある通信ネ
ットワーク・ノード装置とが備えるスイッチ手段を切り
替えることにより、前記優先度決定方法に基づいて決ま
る第2の優先度を持つ迂回路を構成するのに妨げとなる
前記予備資源を用いた現用通信路を切り離し、前記第2
の優先度を持つ迂回路への切り替えを行うことにより前
記通信の障害回復を完了することを特徴とする。
は、迂回通信路を構成するための予備資源が複数の現用
信号により共有され、現用資源を用いて構成した通信路
の他に予備資源を用いた現用通信路も構成し、制御メッ
セージ用の通信路を持つリング・ネットワークに存在す
る第1の通信ネットワーク・ノード装置の入力端から前
記リング・ネットワークに存在する第2の通信ネットワ
ーク・ノード装置の出力端への通信の障害回復方法に於
いて、切り替え先として前記通信と逆向き回りの迂回路
又は同一方向の迂回路の内いずれに切り替えるかの優先
度決定方法を予め定めておき、前記第2の通信ネットワ
ーク・ノード装置が前記通信の障害を検出すると、前記
制御メッセージ用の通信路を用いて前記第1の通信ネッ
トワーク・ノード装置と前記第2の通信ネットワーク・
ノード装置の間で制御メッセージのやり取りを行い、前
記第1の通信ネットワーク・ノード装置、前記第2の通
信ネットワーク・ノード装置、及び、前記第1の通信ネ
ットワーク・ノード装置と前記第2の通信ネットワーク
・ノード装置との間にある通信ネットワーク・ノード装
置とが備えるスイッチ手段を切り替えることにより、前
記優先度決定方法に基づいて定まる第1の優先度を持つ
迂回路を構成するのに妨げとなる前記予備資源を用いた
現用通信路を切り離し、前記第1の優先度を持つ迂回路
への切り替えを試み、前記第1の優先度を持つ迂回路を
構成することが可能であれば前記第1の優先度を持つ迂
回路に切り替えることにより前記通信の障害回復を完了
し、前記第1の優先度を持つ迂回路を構成することが不
可能であれば、前記制御メッセージ用の通信路を用いて
前記第1の通信ネットワーク・ノード装置と前記第2の
通信ネットワーク・ノード装置の間で制御メッセージの
やり取りを行い、前記第1の通信ネットワーク・ノード
装置、前記第2の通信ネットワーク・ノード装置、及
び、前記第1の通信ネットワーク・ノード装置と前記第
2の通信ネットワーク・ノード装置との間にある通信ネ
ットワーク・ノード装置とが備えるスイッチ手段を切り
替えることにより、前記優先度決定方法に基づいて決ま
る第2の優先度を持つ迂回路を構成するのに妨げとなる
前記予備資源を用いた現用通信路を切り離し、前記第2
の優先度を持つ迂回路への切り替えを行うことにより前
記通信の障害回復を完了することを特徴とする。
【0027】また、本発明の通信ネットワーク保守方式
は、迂回通信路を構成する予備資源が複数の現用信号に
より共有されたリング・ネットワークに存在する第1の
通信ネットワーク・ノード装置の入力端から前記リング
・ネットワークに存在する第2の通信ネットワーク・ノ
ード装置の出力端への通信の保守方法に於いて、前記第
1の通信ネットワーク・ノード装置、前記第2の通信ネ
ットワーク装置、及び前記第1の通信ネットワーク装置
と前記第2の通信ネットワーク装置の間にある通信ネッ
トワーク装置とが備えるスイッチ手段を用いて前記通信
と逆向き回りに信号を伝送する迂回路又は同一方向に信
号を伝送する迂回路に切り替えることにより前記通信の
保守を行うことを特徴とする。
は、迂回通信路を構成する予備資源が複数の現用信号に
より共有されたリング・ネットワークに存在する第1の
通信ネットワーク・ノード装置の入力端から前記リング
・ネットワークに存在する第2の通信ネットワーク・ノ
ード装置の出力端への通信の保守方法に於いて、前記第
1の通信ネットワーク・ノード装置、前記第2の通信ネ
ットワーク装置、及び前記第1の通信ネットワーク装置
と前記第2の通信ネットワーク装置の間にある通信ネッ
トワーク装置とが備えるスイッチ手段を用いて前記通信
と逆向き回りに信号を伝送する迂回路又は同一方向に信
号を伝送する迂回路に切り替えることにより前記通信の
保守を行うことを特徴とする。
【0028】第21の発明は、通信装置であって、第1
の方路からの現用信号が入力される第1の入力端と、第
1の方路からの現用信号が出力される第1の出力端と、
第1の方路からの予備信号が入力される第2の入力端
と、第1の方路からの予備信号が出力される第2の出力
端と、第2の方路からの現用信号が入力される第3の入
力端と、第2の方路からの現用信号が出力される第3の
出力端と、第2の方路からの予備信号が入力される第4
の入力端と、第2の方路からの予備信号が出力される第
4の出力端と、スイッチ手段と、第1及び第2の挿入信
号入力端と、第1及び第2の分岐信号出力端とからな
り、前記第1、前記第2、及び前記第4の入力端と前記
第1の分岐信号出力端との接続と、前記第2、前記第
3、及び前記第4の入力端と前記第2の分岐信号出力端
との接続と、前記第1の挿入信号入力端と前記第1、前
記第2,及び前記第4の出力端との接続と、前記第2の
挿入信号入力端と前記第2、前記第3、及び前記第4の
出力端との接続が可能であることを特徴とする。
の方路からの現用信号が入力される第1の入力端と、第
1の方路からの現用信号が出力される第1の出力端と、
第1の方路からの予備信号が入力される第2の入力端
と、第1の方路からの予備信号が出力される第2の出力
端と、第2の方路からの現用信号が入力される第3の入
力端と、第2の方路からの現用信号が出力される第3の
出力端と、第2の方路からの予備信号が入力される第4
の入力端と、第2の方路からの予備信号が出力される第
4の出力端と、スイッチ手段と、第1及び第2の挿入信
号入力端と、第1及び第2の分岐信号出力端とからな
り、前記第1、前記第2、及び前記第4の入力端と前記
第1の分岐信号出力端との接続と、前記第2、前記第
3、及び前記第4の入力端と前記第2の分岐信号出力端
との接続と、前記第1の挿入信号入力端と前記第1、前
記第2,及び前記第4の出力端との接続と、前記第2の
挿入信号入力端と前記第2、前記第3、及び前記第4の
出力端との接続が可能であることを特徴とする。
【0029】第22の発明は、請求項21記載の通信装
置であって、優先度の低い通信が入力される第3及び第
4の挿入信号入力端と、優先度の低い通信が出力される
第3及び第4の分岐信号出力端とをも持ち、前記スイッ
チ手段は、前記第2の入力端と前記第3の分岐信号出力
端との接続と、前記第4の入力端と前記第4の分岐信号
出力端との接続と、前記第3の挿入信号入力端と前記第
2の出力端との接続と、前記第4の挿入信号入力端と前
記第4の出力端との接続も可能であることを特徴とす
る。
置であって、優先度の低い通信が入力される第3及び第
4の挿入信号入力端と、優先度の低い通信が出力される
第3及び第4の分岐信号出力端とをも持ち、前記スイッ
チ手段は、前記第2の入力端と前記第3の分岐信号出力
端との接続と、前記第4の入力端と前記第4の分岐信号
出力端との接続と、前記第3の挿入信号入力端と前記第
2の出力端との接続と、前記第4の挿入信号入力端と前
記第4の出力端との接続も可能であることを特徴とす
る。
【0030】第23の発明は、請求項20又は請求項2
1又は請求項22記載の通信装置前記入力端と、前記出
力端と、前記分岐信号出力端と、前記挿入信号入力端と
に、信号監視手段が接続されていることを特徴とする。
1又は請求項22記載の通信装置前記入力端と、前記出
力端と、前記分岐信号出力端と、前記挿入信号入力端と
に、信号監視手段が接続されていることを特徴とする。
【0031】第24の発明は、請求項23記載の通信装
置であって、他ノードと制御・監視情報の授受を行う手
段と、前記信号監視手段からの情報及び前記制御・監視
情報の授受を行う手段からの情報に基づいて前記スイッ
チ手段の切替制御を行うことを特徴とする。
置であって、他ノードと制御・監視情報の授受を行う手
段と、前記信号監視手段からの情報及び前記制御・監視
情報の授受を行う手段からの情報に基づいて前記スイッ
チ手段の切替制御を行うことを特徴とする。
【0032】第25の発明は、通信装置であって、第1
の方路からの現用信号が入力される第1の入力端と、第
1の方路からの現用信号が出力される第1の出力端と、
第1の方路からの予備信号が入力される第2の入力端
と、第1の方路からの予備信号が出力される第2の出力
端と、第2の方路からの現用信号が入力される第3の入
力端と、第2の方路からの現用信号が出力される第3の
出力端と、第2の方路からの予備信号が入力される第4
の入力端と、第2の方路からの予備信号が出力される第
4の出力端と、スイッチ手段と、第1及び第2の挿入信
号入力端と、第1及び第2の分岐信号出力端とからな
り、前記スイッチ手段は前記各入力端、前記各挿入信号
入力端、前記各出力端、前記各分岐信号出力端との接続
状態を任意に設定可能であることを特徴とする。
の方路からの現用信号が入力される第1の入力端と、第
1の方路からの現用信号が出力される第1の出力端と、
第1の方路からの予備信号が入力される第2の入力端
と、第1の方路からの予備信号が出力される第2の出力
端と、第2の方路からの現用信号が入力される第3の入
力端と、第2の方路からの現用信号が出力される第3の
出力端と、第2の方路からの予備信号が入力される第4
の入力端と、第2の方路からの予備信号が出力される第
4の出力端と、スイッチ手段と、第1及び第2の挿入信
号入力端と、第1及び第2の分岐信号出力端とからな
り、前記スイッチ手段は前記各入力端、前記各挿入信号
入力端、前記各出力端、前記各分岐信号出力端との接続
状態を任意に設定可能であることを特徴とする。
【0033】第26の発明は、通信装置であって、第1
の方路からの現用信号が入力される第1の入力端と、第
1の方路からの現用信号が出力される第1の出力端と、
第1の方路からの予備信号が入力される第2の入力端
と、第1の方路からの予備信号が出力される第2の出力
端と、第2の方路からの現用信号が入力される第3の入
力端と、第2の方路からの現用信号が出力される第3の
出力端と、第2の方路からの予備信号が入力される第4
の入力端と、第2の方路からの予備信号が出力される第
4の出力端と、スイッチ手段と、第1ないし第4の挿入
信号入力端と、第1ないし第4の分岐信号出力端とから
なり、前記スイッチ手段は前記各入力端、前記各挿入信
号入力端、前記各出力端、前記各分岐信号出力端との接
続状態を任意に設定可能であることを特徴とする。
の方路からの現用信号が入力される第1の入力端と、第
1の方路からの現用信号が出力される第1の出力端と、
第1の方路からの予備信号が入力される第2の入力端
と、第1の方路からの予備信号が出力される第2の出力
端と、第2の方路からの現用信号が入力される第3の入
力端と、第2の方路からの現用信号が出力される第3の
出力端と、第2の方路からの予備信号が入力される第4
の入力端と、第2の方路からの予備信号が出力される第
4の出力端と、スイッチ手段と、第1ないし第4の挿入
信号入力端と、第1ないし第4の分岐信号出力端とから
なり、前記スイッチ手段は前記各入力端、前記各挿入信
号入力端、前記各出力端、前記各分岐信号出力端との接
続状態を任意に設定可能であることを特徴とする。
【0034】第27の発明は、通信装置であって、第1
の方路からの現用信号が入力される第1の入力端と、第
1の方路からの現用信号が出力される第1の出力端と、
第1の方路からの予備信号が入力される第2の入力端
と、第1の方路からの予備信号が出力される第2の出力
端と、第2の方路からの現用信号が入力される第3の入
力端と、第2の方路からの現用信号が出力される第3の
出力端と、第2の方路からの予備信号が入力される第4
の入力端と、第2の方路からの予備信号が出力される第
4の出力端と、スイッチ手段と、第1ないし第4の挿入
信号入力端と、第1ないし第4の分岐信号出力端と、優
先度の低い通信が入力される第5及び第6の挿入信号入
力端と、優先度の低い通信が出力される第5及び第6の
分岐信号出力端とからなり、前記スイッチ手段は前記各
入力端、前記各挿入信号入力端、前記各出力端、前記各
分岐信号出力端との接続状態を任意に設定可能であるこ
とを特徴とする。
の方路からの現用信号が入力される第1の入力端と、第
1の方路からの現用信号が出力される第1の出力端と、
第1の方路からの予備信号が入力される第2の入力端
と、第1の方路からの予備信号が出力される第2の出力
端と、第2の方路からの現用信号が入力される第3の入
力端と、第2の方路からの現用信号が出力される第3の
出力端と、第2の方路からの予備信号が入力される第4
の入力端と、第2の方路からの予備信号が出力される第
4の出力端と、スイッチ手段と、第1ないし第4の挿入
信号入力端と、第1ないし第4の分岐信号出力端と、優
先度の低い通信が入力される第5及び第6の挿入信号入
力端と、優先度の低い通信が出力される第5及び第6の
分岐信号出力端とからなり、前記スイッチ手段は前記各
入力端、前記各挿入信号入力端、前記各出力端、前記各
分岐信号出力端との接続状態を任意に設定可能であるこ
とを特徴とする。
【0035】第28の発明は、請求項1記載の通信ネッ
トワークであって、前記通信ノード手段が光通信ノード
手段であり、前記伝送路が光伝送路であり、前記通信が
波長多重光通信であり、前記第1〜第4のリングは、波
長単位の光信号の接続により構成されるリングであるこ
とを特徴とする。
トワークであって、前記通信ノード手段が光通信ノード
手段であり、前記伝送路が光伝送路であり、前記通信が
波長多重光通信であり、前記第1〜第4のリングは、波
長単位の光信号の接続により構成されるリングであるこ
とを特徴とする。
【0036】本発明による通信ネットワークの各ノード
では、例えば右回りの現用リング上の光パスを右回りの
予備リング、左回りの予備リングどちらにでも切り替え
ることが可能なように、光スイッチを接続する。
では、例えば右回りの現用リング上の光パスを右回りの
予備リング、左回りの予備リングどちらにでも切り替え
ることが可能なように、光スイッチを接続する。
【0037】伝送路等に障害が発生した場合、障害を検
出したノードは、障害回復要求を送信ノードに送出し、
障害回復要求を受けた送信ノードは、右回りの予備リン
グ上で構成する迂回パス、左回りの予備リング上で構成
する迂回パスの内、いづれかホップ数の小さい迂回路に
より障害回復を行える場合(例えば、現用リングのファ
イバ1本にのみ障害が発生した場合)には、それにより
障害回復を行う。もし、ホップ数の小さい迂回パスによ
る障害回復が不可能であった場合(同一地点で複数リン
グのファイバに破断障害が発生した場合)には、ホップ
数の大きい迂回パスにより障害回復を行うという方法を
用いる。
出したノードは、障害回復要求を送信ノードに送出し、
障害回復要求を受けた送信ノードは、右回りの予備リン
グ上で構成する迂回パス、左回りの予備リング上で構成
する迂回パスの内、いづれかホップ数の小さい迂回路に
より障害回復を行える場合(例えば、現用リングのファ
イバ1本にのみ障害が発生した場合)には、それにより
障害回復を行う。もし、ホップ数の小さい迂回パスによ
る障害回復が不可能であった場合(同一地点で複数リン
グのファイバに破断障害が発生した場合)には、ホップ
数の大きい迂回パスにより障害回復を行うという方法を
用いる。
【0038】それらの場合分けは、例えば、まず、ホッ
プ数の小さい迂回路による障害回復を試み、ある一定時
間経過後でも障害が回復しなければ、ホップ数の大きい
迂回路による障害回復を行うことにより実現可能であ
る。保守を行う時は、ホップ数の小さい迂回路に切り替
えることが可能である。
プ数の小さい迂回路による障害回復を試み、ある一定時
間経過後でも障害が回復しなければ、ホップ数の大きい
迂回路による障害回復を行うことにより実現可能であ
る。保守を行う時は、ホップ数の小さい迂回路に切り替
えることが可能である。
【0039】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の第1の実施の形
態の波長多重光通信ネットワークのブロック構成図であ
る。図1において、105〜109は光通信ネットワー
ク・ノードである。これらのノードは、リング・トポロ
ジを構成するようにファイバを接続することにより、4
個のファイバ・リングを構成している。
態の波長多重光通信ネットワークのブロック構成図であ
る。図1において、105〜109は光通信ネットワー
ク・ノードである。これらのノードは、リング・トポロ
ジを構成するようにファイバを接続することにより、4
個のファイバ・リングを構成している。
【0040】101、103は現用リング、102,1
04は予備リングを表す。図中の矢印のように現用リン
グ101と103は互いに逆回りに光信号を伝送し、現
用リング101と予備リング102は互いに逆回りに光
信号を伝送し、現用リング103と予備リング104で
は互いに逆回りに光信号を伝送する。
04は予備リングを表す。図中の矢印のように現用リン
グ101と103は互いに逆回りに光信号を伝送し、現
用リング101と予備リング102は互いに逆回りに光
信号を伝送し、現用リング103と予備リング104で
は互いに逆回りに光信号を伝送する。
【0041】ノード107からは、分離信号111、1
12が波長多重分離されて出力される。分離信号111
は、現用リング101から波長多重分離された光信号で
あり、分離信号112は、現用リング103から波長多
重分離された光信号である(障害の発生していない
時)。また、ノード107には、挿入信号121、12
2が光信号として挿入される。挿入信号121は、現用
リング101に挿入する光信号であり、挿入信号122
は、現用リング103に挿入する光信号である(障害の
発生していない時)。
12が波長多重分離されて出力される。分離信号111
は、現用リング101から波長多重分離された光信号で
あり、分離信号112は、現用リング103から波長多
重分離された光信号である(障害の発生していない
時)。また、ノード107には、挿入信号121、12
2が光信号として挿入される。挿入信号121は、現用
リング101に挿入する光信号であり、挿入信号122
は、現用リング103に挿入する光信号である(障害の
発生していない時)。
【0042】リング中でデータの伝送を行う主信号光と
して、波長1.5μm帯の2波λ1,λ2を用いるとす
ると、例えば、挿入信号121、122は互いに逆回り
の現用リング101、103に挿入されるので、λ1の
波長の光信号を割り当てることが可能である。主信号光
の他、隣接ノード間で制御信号をやりとりするために
1.3μm帯の制御信号光(波長:λs)も主信号光と
波長多重して伝送する。尚、制御信号光として1.3μ
m帯を用いなくても、主信号光で用いてなく、且つ、主
信号光との分離が可能であれば、他の波長(例えば、
1.51μm(現状では、主信号光に用いる光アンプの
帯域外なので主信号光として用いることができず、制御
信号光として使用することが可能))でも良い。上記説
明では、ノード107についてしか説明しなかったが、
他のノードも同様な機能を持つ。
して、波長1.5μm帯の2波λ1,λ2を用いるとす
ると、例えば、挿入信号121、122は互いに逆回り
の現用リング101、103に挿入されるので、λ1の
波長の光信号を割り当てることが可能である。主信号光
の他、隣接ノード間で制御信号をやりとりするために
1.3μm帯の制御信号光(波長:λs)も主信号光と
波長多重して伝送する。尚、制御信号光として1.3μ
m帯を用いなくても、主信号光で用いてなく、且つ、主
信号光との分離が可能であれば、他の波長(例えば、
1.51μm(現状では、主信号光に用いる光アンプの
帯域外なので主信号光として用いることができず、制御
信号光として使用することが可能))でも良い。上記説
明では、ノード107についてしか説明しなかったが、
他のノードも同様な機能を持つ。
【0043】図2は、図1に示す本発明波長多重光通信
ネットワークで用いられるノード105〜109の構成
を示すブロック図である。図2において、ノード200
は、外部信号光入力端202、204、214、216
と、外部信号光出力端201,203,213,215
を有し、それぞれ光ファイバを用いて他ノードと接続さ
れる。
ネットワークで用いられるノード105〜109の構成
を示すブロック図である。図2において、ノード200
は、外部信号光入力端202、204、214、216
と、外部信号光出力端201,203,213,215
を有し、それぞれ光ファイバを用いて他ノードと接続さ
れる。
【0044】以下では、説明の便宜上ノード200を、
図1のノード107の位置に当てはめて他ノードとの接
続関係について説明する。
図1のノード107の位置に当てはめて他ノードとの接
続関係について説明する。
【0045】現用リング101の光ファイバは、ノード
109の方から外部入力端204に接続され、外部出力
端213からノード108の方へ接続される。予備リン
グ102の光ファイバは、ノード108の方から外部入
力端214に接続され、外部出力端203からノード1
09の方へ接続される。現用リング103の光ファイバ
は、ノード108の方から外部入力端216に接続さ
れ、外部出力端201からノード109の方へ接続され
る。予備リング104の光ファイバは、ノード109の
方から外部入力端202に接続され、外部出力端215
からノード108の方へ接続される。
109の方から外部入力端204に接続され、外部出力
端213からノード108の方へ接続される。予備リン
グ102の光ファイバは、ノード108の方から外部入
力端214に接続され、外部出力端203からノード1
09の方へ接続される。現用リング103の光ファイバ
は、ノード108の方から外部入力端216に接続さ
れ、外部出力端201からノード109の方へ接続され
る。予備リング104の光ファイバは、ノード109の
方から外部入力端202に接続され、外部出力端215
からノード108の方へ接続される。
【0046】230,231は光スイッチ部であり、障
害回復や保守のための切り替えを行う。217〜220
は光ADM部であり、入力された1.5μm帯の波長多重
信号光を波長多重分離して分岐出力端の方へ光信号を出
力させたり、外部入力端から入力された波長多重信号光
の内の一部の波長をそのまま通過させ、挿入端の方から
の光信号との多重を行って出力端201へ出力させる。
害回復や保守のための切り替えを行う。217〜220
は光ADM部であり、入力された1.5μm帯の波長多重
信号光を波長多重分離して分岐出力端の方へ光信号を出
力させたり、外部入力端から入力された波長多重信号光
の内の一部の波長をそのまま通過させ、挿入端の方から
の光信号との多重を行って出力端201へ出力させる。
【0047】242、244、246、248は制御信
号分離器で外部入力端から入力された光信号を分離し
て、1.5μm帯の波長多重された主信号光をそれぞれ
光ADM部217〜220に送出し、1.3μmの制御
信号光(λs)を監視制御装置221に入力させる。制
御信号分離器としては、1.3μm帯の波長と1.5μ
m帯の波長を分離するWDMカップラを用いることが可
能である。
号分離器で外部入力端から入力された光信号を分離し
て、1.5μm帯の波長多重された主信号光をそれぞれ
光ADM部217〜220に送出し、1.3μmの制御
信号光(λs)を監視制御装置221に入力させる。制
御信号分離器としては、1.3μm帯の波長と1.5μ
m帯の波長を分離するWDMカップラを用いることが可
能である。
【0048】205、208は波長多重分離された光信
号(λ1)を出力する分離出力端であり、209、21
2は1波の光信号(λ1)を入力する分離入力端であ
り、それぞれ、SONET終端装置、ATMスイッチ
(例えば、T-H Wu, “Fiber Network Service Surviva
bility,”Artech house,1992参照)等、他のネットワ
ーク機器が接続される。ここでは、説明を簡単にするた
め、1波(λ1)のみの分離出力、分離入力する例が示
されているが、分離出力、分離入力する数は1波でなく
ても良い。分離、挿入する数が複数ある場合は、光スイ
ッチ部を複数並列に並べてそれぞれを光ADM部に接続
すればよい。
号(λ1)を出力する分離出力端であり、209、21
2は1波の光信号(λ1)を入力する分離入力端であ
り、それぞれ、SONET終端装置、ATMスイッチ
(例えば、T-H Wu, “Fiber Network Service Surviva
bility,”Artech house,1992参照)等、他のネットワ
ーク機器が接続される。ここでは、説明を簡単にするた
め、1波(λ1)のみの分離出力、分離入力する例が示
されているが、分離出力、分離入力する数は1波でなく
ても良い。分離、挿入する数が複数ある場合は、光スイ
ッチ部を複数並列に並べてそれぞれを光ADM部に接続
すればよい。
【0049】222〜225は光分岐器であり、光AD
M部から波長多重分離されて出力された光信号の一部を
タップ(例えば10%の光パワー分)して、監視制御器
221に接続し、残りの大部分の光信号(例えば90%
の光パワー分)を光スイッチ部230、231の方へ出
力する。
M部から波長多重分離されて出力された光信号の一部を
タップ(例えば10%の光パワー分)して、監視制御器
221に接続し、残りの大部分の光信号(例えば90%
の光パワー分)を光スイッチ部230、231の方へ出
力する。
【0050】221は監視制御器であり、222〜22
5でタップした光信号の監視を行い、光ADM部217〜
220、光スイッチ部230,231に切り替え制御信
号を送出する。監視制御器221は、光信号と電気信号
とのインターフェース、メモリ、CPU等を備えてい
る。図2に於いて、ノード内の制御に関係する電気信号
は破線で示してある。
5でタップした光信号の監視を行い、光ADM部217〜
220、光スイッチ部230,231に切り替え制御信
号を送出する。監視制御器221は、光信号と電気信号
とのインターフェース、メモリ、CPU等を備えてい
る。図2に於いて、ノード内の制御に関係する電気信号
は破線で示してある。
【0051】監視制御器221の入力端に光受信器を設
置することにより、入力された光信号のビット誤り率を
監視して光信号の伝送品質を監視する(例えば、光信号
としてSONETフレームを用い、そのB1バイトを監
視することによりビット誤り率の監視を行うことが可能
である。;T-H Wu, “Fiber Network Service Survivab
ility,” Artech House, 1992を参照)。また、監視制
御器221は、光スイッチ部230、231、光ADM部
217〜220に接続されており、監視制御部の情報に
基づいてそれらの切り替え制御を行う。
置することにより、入力された光信号のビット誤り率を
監視して光信号の伝送品質を監視する(例えば、光信号
としてSONETフレームを用い、そのB1バイトを監
視することによりビット誤り率の監視を行うことが可能
である。;T-H Wu, “Fiber Network Service Survivab
ility,” Artech House, 1992を参照)。また、監視制
御器221は、光スイッチ部230、231、光ADM部
217〜220に接続されており、監視制御部の情報に
基づいてそれらの切り替え制御を行う。
【0052】外部出力端201,203、213、21
5の前段にはそれぞれ制御信号合波器241,243、
245,247が接続されており、監視制御器221か
ら送出される他ノードへの制御信号光(1.3μm帯)
と主信号光(1.5μm帯)とを波長多重する。制御信
号合波器としては、制御信号分離器と同様にWDMカッ
プラを用いることが可能である。
5の前段にはそれぞれ制御信号合波器241,243、
245,247が接続されており、監視制御器221か
ら送出される他ノードへの制御信号光(1.3μm帯)
と主信号光(1.5μm帯)とを波長多重する。制御信
号合波器としては、制御信号分離器と同様にWDMカッ
プラを用いることが可能である。
【0053】制御信号分離器、制御信号合波器を用いて
制御信号光の主信号光への重畳、分離を行うことによ
り、他ノードとの制御信号のやり取りを行うことが可能
である。監視制御器221には他ノードからの制御信号
光が入力され、又、自ノードの光信号監視結果も得られ
るので、他ノードからの制御情報に基づく切り替え、及
び、自ノードの光信号の監視結果に基づく切り替えの両
方が可能となる。
制御信号光の主信号光への重畳、分離を行うことによ
り、他ノードとの制御信号のやり取りを行うことが可能
である。監視制御器221には他ノードからの制御信号
光が入力され、又、自ノードの光信号監視結果も得られ
るので、他ノードからの制御情報に基づく切り替え、及
び、自ノードの光信号の監視結果に基づく切り替えの両
方が可能となる。
【0054】制御信号光には、情報として、宛先ノー
ド、光パス名、及び制御内容をのせることが可能であ
る。例えば、SONETのセクションオーバヘッドのように
フレーミングされたビットの位置と値に情報を割り当て
る場合には、フレーミングされたビット列の最初の8ビ
ットを宛先ノード名に割り当て、次の8ビットを障害回
復制御メッセージに割り当てることが可能である。この
計16ビットのビット列を波長数だけ時分割多重により
連結したフレーム構成を用いると、波長数分の光パスの
切り替え要求メッセージを一括して送ることができる。
このメッセージの中にETパスの切り離し命令や切り離
しの確認メッセージを含める。
ド、光パス名、及び制御内容をのせることが可能であ
る。例えば、SONETのセクションオーバヘッドのように
フレーミングされたビットの位置と値に情報を割り当て
る場合には、フレーミングされたビット列の最初の8ビ
ットを宛先ノード名に割り当て、次の8ビットを障害回
復制御メッセージに割り当てることが可能である。この
計16ビットのビット列を波長数だけ時分割多重により
連結したフレーム構成を用いると、波長数分の光パスの
切り替え要求メッセージを一括して送ることができる。
このメッセージの中にETパスの切り離し命令や切り離
しの確認メッセージを含める。
【0055】図2のノード構成中に示したように、これ
らのメッセージは、ノード間毎に必ず終端するので、ノ
ード毎に情報を転送することが可能である。現用リング
101に関するメッセージと予備リング104に関する
メッセージは同一方向の伝送なので、それらを更に時分
間多重することにより、現用リング101上を転送する
情報と予備リング104上を転送する情報の両方をそれ
ぞれのリング上で転送することができる。同様に、現用
リング103上を転送するメッセージと予備リング10
2上を転送するメッセージの両方をそれぞれのリング上
で転送することができる。
らのメッセージは、ノード間毎に必ず終端するので、ノ
ード毎に情報を転送することが可能である。現用リング
101に関するメッセージと予備リング104に関する
メッセージは同一方向の伝送なので、それらを更に時分
間多重することにより、現用リング101上を転送する
情報と予備リング104上を転送する情報の両方をそれ
ぞれのリング上で転送することができる。同様に、現用
リング103上を転送するメッセージと予備リング10
2上を転送するメッセージの両方をそれぞれのリング上
で転送することができる。
【0056】制御信号光は、隣接ノード間毎に電気終端
するが、制御メッセージに宛先ノードが含まれており、
通信相手ノードを特定することができるので、この制御
メッセージにより、2ノード間の制御メッセージ用の通
信路を構成することが可能である。
するが、制御メッセージに宛先ノードが含まれており、
通信相手ノードを特定することができるので、この制御
メッセージにより、2ノード間の制御メッセージ用の通
信路を構成することが可能である。
【0057】次に、ノード200中の各ブロックについ
て説明する。図3は、図2中で用いられる光スイッチ部
(230、又は231)のブロック図である。図3にお
いて、光スイッチ部300は、入出力端301、304
〜308、1×2の光カップラ314、315及び1×
3光スイッチ309、312によって構成される。入出
力端301、304〜308は、例えば光スイッチ部2
30として用いる場合には、301、304は出力端、
305〜308は入力端として用い、光スイッチ部23
1として用いる場合は、301、304は入力端、30
5〜308は出力端として用いる。
て説明する。図3は、図2中で用いられる光スイッチ部
(230、又は231)のブロック図である。図3にお
いて、光スイッチ部300は、入出力端301、304
〜308、1×2の光カップラ314、315及び1×
3光スイッチ309、312によって構成される。入出
力端301、304〜308は、例えば光スイッチ部2
30として用いる場合には、301、304は出力端、
305〜308は入力端として用い、光スイッチ部23
1として用いる場合は、301、304は入力端、30
5〜308は出力端として用いる。
【0058】光スイッチ部300を図2の光スイッチ部
231として用いる場合には、挿入端209が入出力端
301に、挿入端212が入出力端304にそれぞれ接
続され、入出力端308が光ADM部220に、入出力端
307が光ADM部219に、入出力端306が光ADM部2
18に、入出力端305が光ADM部217に、それぞれ
接続される。
231として用いる場合には、挿入端209が入出力端
301に、挿入端212が入出力端304にそれぞれ接
続され、入出力端308が光ADM部220に、入出力端
307が光ADM部219に、入出力端306が光ADM部2
18に、入出力端305が光ADM部217に、それぞれ
接続される。
【0059】以上の接続関係を採用することにより、光
スイッチ部231を用いて以下のような切り替え機能を
持つ2×4のスイッチ機能が実現される。すなわち、挿
入端209に入力された光信号は、現用リング101、
予備リング102の他に、予備リング104にも送出可
能となる。同様に、挿入端212に入力された光信号
は、現用リング103、予備リング104の他に、予備
リング102に送出可能となる。
スイッチ部231を用いて以下のような切り替え機能を
持つ2×4のスイッチ機能が実現される。すなわち、挿
入端209に入力された光信号は、現用リング101、
予備リング102の他に、予備リング104にも送出可
能となる。同様に、挿入端212に入力された光信号
は、現用リング103、予備リング104の他に、予備
リング102に送出可能となる。
【0060】光スイッチ部300を図2の光スイッチ部
230として用いる場合には、光分岐器222が入出力
端308に、光分岐器223が入出力端307に、光分
岐器224が入出力端306に、光分岐器225が入出
力端305に、それぞれ接続され、以下のような切り替
え機能を持つ4×2のスイッチ機能を実現している。す
なわち、現用リング101、予備リング102、予備リ
ング104のいづれのリングからの光信号も分離出力端
205に出力することが可能となり、同様に、現用リン
グ103、予備リング104、予備リング102のいづ
れのリングからの光信号も分離出力端208に出力する
ことが可能となる。
230として用いる場合には、光分岐器222が入出力
端308に、光分岐器223が入出力端307に、光分
岐器224が入出力端306に、光分岐器225が入出
力端305に、それぞれ接続され、以下のような切り替
え機能を持つ4×2のスイッチ機能を実現している。す
なわち、現用リング101、予備リング102、予備リ
ング104のいづれのリングからの光信号も分離出力端
205に出力することが可能となり、同様に、現用リン
グ103、予備リング104、予備リング102のいづ
れのリングからの光信号も分離出力端208に出力する
ことが可能となる。
【0061】図4は、図3の1×3光スイッチ309、
312の構成例を示すブロック図である。図4におい
て、1×3光スイッチ400は、入出力端401〜40
4、光ゲート型光スイッチ405〜407及び光カップ
ラ408によって構成されている。ゲート型光スイッチ
405〜407としては、機械式光スイッチを用いるこ
とが可能である。また、光カップラ408としては、フ
ァイバ融着型の光カップラを用いることが可能である。
312の構成例を示すブロック図である。図4におい
て、1×3光スイッチ400は、入出力端401〜40
4、光ゲート型光スイッチ405〜407及び光カップ
ラ408によって構成されている。ゲート型光スイッチ
405〜407としては、機械式光スイッチを用いるこ
とが可能である。また、光カップラ408としては、フ
ァイバ融着型の光カップラを用いることが可能である。
【0062】図5は、図2中で用いられる光ADM部2
17〜220の構成例を示すブロック図である。図5の
光ADM部500において、501は波長多重された信
号光を入力する多重信号入力端であり、506は波長多
重された光信号を出力する多重信号出力端である。50
2、503は多重信号入力端501に入力された光信号
を波長多重分離して出力する分離信号出力端である。5
04,505は挿入信号入力端であり、それぞれ対応す
る波長の光信号をこの光ADM部に入力する。
17〜220の構成例を示すブロック図である。図5の
光ADM部500において、501は波長多重された信
号光を入力する多重信号入力端であり、506は波長多
重された光信号を出力する多重信号出力端である。50
2、503は多重信号入力端501に入力された光信号
を波長多重分離して出力する分離信号出力端である。5
04,505は挿入信号入力端であり、それぞれ対応す
る波長の光信号をこの光ADM部に入力する。
【0063】514は波長多重分離器、507は波長多
重合波器で、AWG(Arrayed-Waveguide Grating:例
えば、K.Okamoto et al,“Fabrication of unequal c
hannel spacing arrayed-waveguide demultiplexer mod
ules,” Electron.Lett,1995,vol.31,no.17,p
p.1464-1465参照)を用いることが可能である。波長多
重器、波長多重分離器としては、波長を多重したり波長
多重分離する機能を持つものであれば、必ずしもAWG
を用いる必要はない。例えば、回折格子を用いたり、フ
ァイバ・ブラッグ・グレーティング(ファイバの中に周
期構造を持たせてフィルタを構成したもの)を組み合わ
せたもの等は、波長を多重したり波長多重分離する機能
を持つので適用可能である。
重合波器で、AWG(Arrayed-Waveguide Grating:例
えば、K.Okamoto et al,“Fabrication of unequal c
hannel spacing arrayed-waveguide demultiplexer mod
ules,” Electron.Lett,1995,vol.31,no.17,p
p.1464-1465参照)を用いることが可能である。波長多
重器、波長多重分離器としては、波長を多重したり波長
多重分離する機能を持つものであれば、必ずしもAWG
を用いる必要はない。例えば、回折格子を用いたり、フ
ァイバ・ブラッグ・グレーティング(ファイバの中に周
期構造を持たせてフィルタを構成したもの)を組み合わ
せたもの等は、波長を多重したり波長多重分離する機能
を持つので適用可能である。
【0064】510,511は光ゲートスイッチであ
り、機械式光スイッチや、半導体光アンプを用いたゲー
トスイッチを用いることが可能である。512、513
は入力された光のパワーを2分岐して、一方をそれぞれ
分離出力端502,503へ出力し、他方をそれぞれ光
ゲート510、511の方へ出力する光分岐器である。
508、509は光カップラであり、挿入信号入力端5
04、505からの信号光と光ゲート510,511か
らの出力をそれぞれ結合したものを出力する。
り、機械式光スイッチや、半導体光アンプを用いたゲー
トスイッチを用いることが可能である。512、513
は入力された光のパワーを2分岐して、一方をそれぞれ
分離出力端502,503へ出力し、他方をそれぞれ光
ゲート510、511の方へ出力する光分岐器である。
508、509は光カップラであり、挿入信号入力端5
04、505からの信号光と光ゲート510,511か
らの出力をそれぞれ結合したものを出力する。
【0065】波長多重分離器507は、光カップラ50
8、509からの出力を合波した波長多重光を出力す
る。光カップラ508、509は、光ゲート510、光
ゲート511をOn状態にしたり、Off状態にするこ
とにより、波長多重合波器507に入力させる信号を、
光分岐器512,513の出力からのものにするか、挿
入信号入力端504,505からのものにするか選択す
ることが可能である(挿入信号入力端側は、光スイッチ
部231の動作によりOn/Off状態の切り替えは可
能である)。図5の構成では、光分岐器512,513
により分岐しているので、分岐信号出力端には常に光信
号が出力される。
8、509からの出力を合波した波長多重光を出力す
る。光カップラ508、509は、光ゲート510、光
ゲート511をOn状態にしたり、Off状態にするこ
とにより、波長多重合波器507に入力させる信号を、
光分岐器512,513の出力からのものにするか、挿
入信号入力端504,505からのものにするか選択す
ることが可能である(挿入信号入力端側は、光スイッチ
部231の動作によりOn/Off状態の切り替えは可
能である)。図5の構成では、光分岐器512,513
により分岐しているので、分岐信号出力端には常に光信
号が出力される。
【0066】光ADM部500を、図2で光ADM部2
20として用いた場合、制御信号分離器244が多重信
号入力端501に接続され、多重信号出力端506が制
御信号合波器245に接続され、光スイッチ部231
は、挿入信号端504に接続され、分離信号出力端50
3が光分岐器225に接続される。他の光ADM部も同
様な接続を行う。
20として用いた場合、制御信号分離器244が多重信
号入力端501に接続され、多重信号出力端506が制
御信号合波器245に接続され、光スイッチ部231
は、挿入信号端504に接続され、分離信号出力端50
3が光分岐器225に接続される。他の光ADM部も同
様な接続を行う。
【0067】以上説明したような図2のノード構成を図
1の各ノードに用いることにより、各ノードは、挿入端
209から光信号を挿入した場合、現用リング101、
予備リング102、及び予備リング104のいづれにも
光信号を送出することが可能となる。同様に、挿入端2
12に光信号を挿入した場合、現用リング103、予備
リング104,及び予備リング102のいづれにも光信
号を送出することが可能となる。
1の各ノードに用いることにより、各ノードは、挿入端
209から光信号を挿入した場合、現用リング101、
予備リング102、及び予備リング104のいづれにも
光信号を送出することが可能となる。同様に、挿入端2
12に光信号を挿入した場合、現用リング103、予備
リング104,及び予備リング102のいづれにも光信
号を送出することが可能となる。
【0068】又、分岐出力端205には、現用リング1
01、予備リング102、及び予備リング104のいづ
れかの光信号を出力させることが可能となる。同様に、
分岐出力端208には、現用リング103、予備リング
104、及び予備リング102からのうちのいづれかか
らの光信号を出力させることが可能となる。従って、各
ノードの光スイッチ部230、231、光ADM部21
7〜220を切り替えることにより、ある現用リング上
の現用光パスの障害に対し、右回りの予備リング上、左
回りの予備リング上のどちらにでもに迂回光パスを構成
することが可能となる。
01、予備リング102、及び予備リング104のいづ
れかの光信号を出力させることが可能となる。同様に、
分岐出力端208には、現用リング103、予備リング
104、及び予備リング102からのうちのいづれかか
らの光信号を出力させることが可能となる。従って、各
ノードの光スイッチ部230、231、光ADM部21
7〜220を切り替えることにより、ある現用リング上
の現用光パスの障害に対し、右回りの予備リング上、左
回りの予備リング上のどちらにでもに迂回光パスを構成
することが可能となる。
【0069】次に、図2のノード構成を用いて図1のネ
ットワークを構成した場合の障害回復動作について、図
6〜図9を参照して説明する。
ットワークを構成した場合の障害回復動作について、図
6〜図9を参照して説明する。
【0070】リング上でのパスの割り当て方として、右
回りのパスを割り当てる方法と、左回りのパスを割り当
てる方法がある。それらの光パスのホップ数はどちらか
の方が小さいか、又は等しい。以下、ホップ数の小さい
方をショート・パスと呼び、ホップ数の大きい方をロン
グ・パスと呼ぶ。ホップ数が等しい場合は、現用光パス
と同一方向に伝送する方をショート・パス、現用光パス
と逆方向に伝送するパスをロング・パスと呼ぶ。
回りのパスを割り当てる方法と、左回りのパスを割り当
てる方法がある。それらの光パスのホップ数はどちらか
の方が小さいか、又は等しい。以下、ホップ数の小さい
方をショート・パスと呼び、ホップ数の大きい方をロン
グ・パスと呼ぶ。ホップ数が等しい場合は、現用光パス
と同一方向に伝送する方をショート・パス、現用光パス
と逆方向に伝送するパスをロング・パスと呼ぶ。
【0071】図2の構成のノードからなるリングの障害
に対しその回復を行う場合、挿入信号、分離信号は右回
り、左回りいずれの予備リングに対しても接続が可能で
あるので、ショート・パスを構成して障害回復を行う方
法を用いるか、ロング・パスを構成して障害回復を行う
方法を用いるかを選択することができる。
に対しその回復を行う場合、挿入信号、分離信号は右回
り、左回りいずれの予備リングに対しても接続が可能で
あるので、ショート・パスを構成して障害回復を行う方
法を用いるか、ロング・パスを構成して障害回復を行う
方法を用いるかを選択することができる。
【0072】具体的には、図6に於いて、現用リング1
01上でノード106→ノード109→ノード107の
経路の現用光パス601の障害に対して、予備リング1
04(左回り伝送)を用いてノード106→ノード10
9→ノード107の経路の迂回パス(予備光パス60
2:ショート・パス)を形成して障害回復を行う方法
と、予備リング102(右回り伝送)を用いてノード1
06→ノード105→ノード108→ノード107の経
路の迂回パス(予備光パス603:ロング・パス)を構
成する方法がある。
01上でノード106→ノード109→ノード107の
経路の現用光パス601の障害に対して、予備リング1
04(左回り伝送)を用いてノード106→ノード10
9→ノード107の経路の迂回パス(予備光パス60
2:ショート・パス)を形成して障害回復を行う方法
と、予備リング102(右回り伝送)を用いてノード1
06→ノード105→ノード108→ノード107の経
路の迂回パス(予備光パス603:ロング・パス)を構
成する方法がある。
【0073】予備リング上にETパスを構成している場
合は、可能であれば、ショート・パスを構成して障害回
復を行う方が、ETパスを切り離す数が少なくて済む。
例えば、予備リング上で、ホップ数が1ホップである光
パス全てを波長をλ1とし、ホップ数1の全てのパスを
ETパスとして用いていた場合、予備光パス602(シ
ョート・パス)を構成して障害回復を行う場合は、2個
のETパスを切り離す必要があるが、予備光パス603
(ロング・パス)を構成して障害回復を行う場合は、3
個のETパスを切り離す必要がある。
合は、可能であれば、ショート・パスを構成して障害回
復を行う方が、ETパスを切り離す数が少なくて済む。
例えば、予備リング上で、ホップ数が1ホップである光
パス全てを波長をλ1とし、ホップ数1の全てのパスを
ETパスとして用いていた場合、予備光パス602(シ
ョート・パス)を構成して障害回復を行う場合は、2個
のETパスを切り離す必要があるが、予備光パス603
(ロング・パス)を構成して障害回復を行う場合は、3
個のETパスを切り離す必要がある。
【0074】従って、図2のノード構成からなるリング
・ネットワークに於いて、障害時でのETパスの使用効
率を考え、障害回復の優先順位を、ショート・パスへの
迂回による障害回復、ロング・パスへの迂回による障害
回復とすると、障害回復時のETパスへの影響(ETパ
スの切り離し数)を小さくすることができる。
・ネットワークに於いて、障害時でのETパスの使用効
率を考え、障害回復の優先順位を、ショート・パスへの
迂回による障害回復、ロング・パスへの迂回による障害
回復とすると、障害回復時のETパスへの影響(ETパ
スの切り離し数)を小さくすることができる。
【0075】以下、図2のノード構成からなるリング・
ネットワークを用い、ETパスへの影響が小さくなる障
害回復方法について説明する。
ネットワークを用い、ETパスへの影響が小さくなる障
害回復方法について説明する。
【0076】図6は、図1のネットワークにおいて、障
害発生後にショートパスへの迂回が行われる場合の制御
信号及び各ノードでの動作ステップを表している。
害発生後にショートパスへの迂回が行われる場合の制御
信号及び各ノードでの動作ステップを表している。
【0077】601は現用主信号光を転送する現用光パ
ス(波長:λ1)であり、ノード106(ソースノード
(送信ノード):以下Sノードと略)からノード109
を経由してノード107(デスティネーション・ノード
(受信ノード):以下、Dノードと略)で終端される。
通常は、予備リングは使用されておらず、障害の発生し
た時のみ予備リングに光パスが設定され、使用される。
現用リング、予備リングでの光パスの設定は、光スイッ
チ部230、231の切り替え状態を切り替えたり、図
5の光ゲート510,511の切り替え状態(On状態
/Off状態)を切り替えることにより実現する。
ス(波長:λ1)であり、ノード106(ソースノード
(送信ノード):以下Sノードと略)からノード109
を経由してノード107(デスティネーション・ノード
(受信ノード):以下、Dノードと略)で終端される。
通常は、予備リングは使用されておらず、障害の発生し
た時のみ予備リングに光パスが設定され、使用される。
現用リング、予備リングでの光パスの設定は、光スイッ
チ部230、231の切り替え状態を切り替えたり、図
5の光ゲート510,511の切り替え状態(On状態
/Off状態)を切り替えることにより実現する。
【0078】今、予備リング104上では、ノード10
9からノード107へ波長λ1のETパスが構成されて
いる状態とする。このような状態において、ノード10
6とノード109の間の現用リング101の光ファイバ
のみに破断障害が発生した時の障害回復動作について具
体的に説明する。
9からノード107へ波長λ1のETパスが構成されて
いる状態とする。このような状態において、ノード10
6とノード109の間の現用リング101の光ファイバ
のみに破断障害が発生した時の障害回復動作について具
体的に説明する。
【0079】この場合、光ファイバの破断障害なので、
光パス601は終端ノード107に到着しなくなり、ま
ず、ノード107の中にある監視制御器221は光分岐
器225から分岐された光信号が来ないことを検出して
光パス601の障害を認識する(ステップ1)。
光パス601は終端ノード107に到着しなくなり、ま
ず、ノード107の中にある監視制御器221は光分岐
器225から分岐された光信号が来ないことを検出して
光パス601の障害を認識する(ステップ1)。
【0080】監視制御器221が現用光パス601の障
害を検出すると、その障害回復を行おうとするが、その
際上記のように、まずショート・パスへの迂回による障
害回復を行おうとするので、予備リング104上のショ
ート・パス(予備パス602)の切り離しを行うため
に、関係ノードにメッセージングを行う。
害を検出すると、その障害回復を行おうとするが、その
際上記のように、まずショート・パスへの迂回による障
害回復を行おうとするので、予備リング104上のショ
ート・パス(予備パス602)の切り離しを行うため
に、関係ノードにメッセージングを行う。
【0081】今、予備光パス602を構成する上で関係
するETパスとして、ノード109からノード107の
間でλ1の波長のETパスを使用しているので、まず、
ノード107でETパスを受信しないように切り替え、
ノード109へETパスの送信を停止する旨の命令を
1.3μm帯の制御信号光を用いて転送する(ステップ
2)。具体的には、制御信号光を受信後、ノード109
やノード107中の光スイッチ部230や231中のゲ
ートスイッチを切り替えることによりETパスの切り離
しが実現できる。
するETパスとして、ノード109からノード107の
間でλ1の波長のETパスを使用しているので、まず、
ノード107でETパスを受信しないように切り替え、
ノード109へETパスの送信を停止する旨の命令を
1.3μm帯の制御信号光を用いて転送する(ステップ
2)。具体的には、制御信号光を受信後、ノード109
やノード107中の光スイッチ部230や231中のゲ
ートスイッチを切り替えることによりETパスの切り離
しが実現できる。
【0082】ETパスの切り離しをDノードであるノー
ド107が確認すると、Sノードであるノード106に
予備リング104に主信号光を送出して欲しいという要
求を転送する(ステップ3)。この要求メッセージは先
ずノード109に到着するが、ノード109では、到着
したメッセージの要求先がノード106に対してであ
り、自ノード宛でないことを認識すると、何も情報の加
工をせずに次のノードへそのまま転送する。
ド107が確認すると、Sノードであるノード106に
予備リング104に主信号光を送出して欲しいという要
求を転送する(ステップ3)。この要求メッセージは先
ずノード109に到着するが、ノード109では、到着
したメッセージの要求先がノード106に対してであ
り、自ノード宛でないことを認識すると、何も情報の加
工をせずに次のノードへそのまま転送する。
【0083】ノード106では、現用パス601を構成
するために現用リング101に対してのみ信号光を送出
している状態で、前記自ノードへの切り替え要求を受信
すると、その要求に従って、予備リング104にも光を
送出するように光スイッチを切り替える(ステップ
4)。具体的には、図3の入出力端301に光信号が入
力されており、入出力端308が現用光リング101の
方に接続されており、入出力端306の方に予備リング
104が接続されており、光スイッチ309が図4のよ
うな構成になっている場合、障害の発生してない場合は
ゲート型光スイッチ407のみOn状態となっていたの
を、ゲート型スイッチ405もOn状態となるように切
り替える。
するために現用リング101に対してのみ信号光を送出
している状態で、前記自ノードへの切り替え要求を受信
すると、その要求に従って、予備リング104にも光を
送出するように光スイッチを切り替える(ステップ
4)。具体的には、図3の入出力端301に光信号が入
力されており、入出力端308が現用光リング101の
方に接続されており、入出力端306の方に予備リング
104が接続されており、光スイッチ309が図4のよ
うな構成になっている場合、障害の発生してない場合は
ゲート型光スイッチ407のみOn状態となっていたの
を、ゲート型スイッチ405もOn状態となるように切
り替える。
【0084】ノード106は、ステップ4の動作が完了
すると、1.3μm帯の制御信号光を用いてDノード
(ノード107)へその旨を転送する(ステップ5)。
その途中のノード109に於ける光ADM部では、予備
光パス602を構成するようなスイッチ状態になってい
なければ、そのような状態となるような切り替えを行
う。具体的には途中のノードの光ADM部500の光ゲ
ートのOn/Offの切り替えを行う。
すると、1.3μm帯の制御信号光を用いてDノード
(ノード107)へその旨を転送する(ステップ5)。
その途中のノード109に於ける光ADM部では、予備
光パス602を構成するようなスイッチ状態になってい
なければ、そのような状態となるような切り替えを行
う。具体的には途中のノードの光ADM部500の光ゲ
ートのOn/Offの切り替えを行う。
【0085】ノード107では、ステップ5の内容を受
信するとノード107で予備リング104からの光信号
を受信するように切り替える(ステップ6)。具体的に
は、図2の光スイッチ部230が図3の構成になってい
るとすると、現用リング101からの光信号を受信して
いる状態(図4でゲート型光スイッチ407のみOn状
態)から予備リング104からの光信号を受信する状態
(図4でゲート型光スイッチ405のみOn状態)へ切
り替えることにより実現可能である。ステップ6により
Dノード107では障害光パスの回復を認識する。
信するとノード107で予備リング104からの光信号
を受信するように切り替える(ステップ6)。具体的に
は、図2の光スイッチ部230が図3の構成になってい
るとすると、現用リング101からの光信号を受信して
いる状態(図4でゲート型光スイッチ407のみOn状
態)から予備リング104からの光信号を受信する状態
(図4でゲート型光スイッチ405のみOn状態)へ切
り替えることにより実現可能である。ステップ6により
Dノード107では障害光パスの回復を認識する。
【0086】ステップ6の終了後、その旨を制御信号光
を用いてSノード106に転送する(ステップ7)。S
ノード106でステップ6で行った動作を確認すると、
Sノードで障害回復完了を認識する(ステップ8)。
を用いてSノード106に転送する(ステップ7)。S
ノード106でステップ6で行った動作を確認すると、
Sノードで障害回復完了を認識する(ステップ8)。
【0087】以上の動作例では、現用光リング101の
みに障害が発生した場合を示したが、この場合には、予
備リング上に構成したショートパスへの切り替えにより
障害回復を行っているので、切り離すETパスの数が少
なくて済む。
みに障害が発生した場合を示したが、この場合には、予
備リング上に構成したショートパスへの切り替えにより
障害回復を行っているので、切り離すETパスの数が少
なくて済む。
【0088】次に、現用リング101と予備リング10
4の両方のファイバに破断障害が発生した場合の動作に
ついて、図7を参照して説明する。
4の両方のファイバに破断障害が発生した場合の動作に
ついて、図7を参照して説明する。
【0089】この場合、ステップ5までは、図6の場合
と同様な動作を行う。しかし、予備リング104にファ
イバの破断障害が発生しているので、ステップ3で転送
しようとした内容はDノード107へ転送されない。従
って、ノード107で図6で説明したような動作を起こ
すことができず、図6のステップ8での障害回復完了を
確認することができない。各ノードは図6でのステップ
8までに要する時間を予め保持しておき、その時間内に
図6でのステップ8での障害回復確認を行うことができ
なかった場合、ショート・パスへの迂回による障害回復
は不可能であったと判断し、ロング・パスへの迂回によ
る障害回復動作を開始する。
と同様な動作を行う。しかし、予備リング104にファ
イバの破断障害が発生しているので、ステップ3で転送
しようとした内容はDノード107へ転送されない。従
って、ノード107で図6で説明したような動作を起こ
すことができず、図6のステップ8での障害回復完了を
確認することができない。各ノードは図6でのステップ
8までに要する時間を予め保持しておき、その時間内に
図6でのステップ8での障害回復確認を行うことができ
なかった場合、ショート・パスへの迂回による障害回復
は不可能であったと判断し、ロング・パスへの迂回によ
る障害回復動作を開始する。
【0090】ロング・パスへの迂回による障害回復を行
うために、まず、ロング・パスを構成する予備リング1
02上で用いられているλ1を用いているETパスを切
り離す(ステップB6)。その後、予備リング102へ
光信号を送出する(ステップB7)。具体的には、ノー
ド106は、図2のノード200と同じ構成なので、図
2、図3、図4を用いて説明する。障害発生前は、ゲー
ト型光スイッチ407のみOn状態であった。ショート
・パスへの迂回をやろうと試みた時(ステップ4)は、
ゲート型光スイッチ407とゲート型光スイッチ405
がOn状態とした。ステップB7では、ロング・パスへ
の迂回を試みているので、ゲート型光スイッチ407と
406をOn状態としている。
うために、まず、ロング・パスを構成する予備リング1
02上で用いられているλ1を用いているETパスを切
り離す(ステップB6)。その後、予備リング102へ
光信号を送出する(ステップB7)。具体的には、ノー
ド106は、図2のノード200と同じ構成なので、図
2、図3、図4を用いて説明する。障害発生前は、ゲー
ト型光スイッチ407のみOn状態であった。ショート
・パスへの迂回をやろうと試みた時(ステップ4)は、
ゲート型光スイッチ407とゲート型光スイッチ405
がOn状態とした。ステップB7では、ロング・パスへ
の迂回を試みているので、ゲート型光スイッチ407と
406をOn状態としている。
【0091】ステップB7の動作が完了すると、その旨
を制御信号光を用いてDノードへ転送する(ステップB
8)。ショート・パス方向への迂回による切り替えはで
きなかったので、制御信号光による制御情報の転送もロ
ング・パス方向に沿って行われる。メッセージングの途
中のノードの光ADM部は予備光パス603を構成する
ようになっていない場合は、予備光パス603を構成す
るように切り替える。具体的には、図5の光ゲート51
0の切り替えにより予備光リング102でλ1が通る光
ゲートをOn状態にする。
を制御信号光を用いてDノードへ転送する(ステップB
8)。ショート・パス方向への迂回による切り替えはで
きなかったので、制御信号光による制御情報の転送もロ
ング・パス方向に沿って行われる。メッセージングの途
中のノードの光ADM部は予備光パス603を構成する
ようになっていない場合は、予備光パス603を構成す
るように切り替える。具体的には、図5の光ゲート51
0の切り替えにより予備光リング102でλ1が通る光
ゲートをOn状態にする。
【0092】ステップB8のメッセージを受信したDノ
ード107で、予備リング102からの光信号を受信す
るように切り替え、ロング・パスによる迂回パスを構成
する(ステップB9)。具体的には、図2、図3、図4
をノード107に置き換えて考えると、図4でゲート型
光スイッチ406のみOn状態となるように切り替える
ことにより実現可能である。最後に、Sノード(ノード
106)へ障害回復が完了した旨を通知し(ステップB
10)、Sノードが障害回復完了を認識し、障害回復動
作が終了する(ステップB11)。
ード107で、予備リング102からの光信号を受信す
るように切り替え、ロング・パスによる迂回パスを構成
する(ステップB9)。具体的には、図2、図3、図4
をノード107に置き換えて考えると、図4でゲート型
光スイッチ406のみOn状態となるように切り替える
ことにより実現可能である。最後に、Sノード(ノード
106)へ障害回復が完了した旨を通知し(ステップB
10)、Sノードが障害回復完了を認識し、障害回復動
作が終了する(ステップB11)。
【0093】図8は、ショート・パスへの迂回による障
害回復の場合(図6)のノード間通信とノードでの動作
のシーケンスチャートを示すものである。縦軸は時間軸
であり、下に行く程時間が後であることを表す。また、
図9は、ロング・パスへの迂回による障害回復の場合
(図7)のノード間通信とノードでの動作のシーケンス
チャートを示すものである。
害回復の場合(図6)のノード間通信とノードでの動作
のシーケンスチャートを示すものである。縦軸は時間軸
であり、下に行く程時間が後であることを表す。また、
図9は、ロング・パスへの迂回による障害回復の場合
(図7)のノード間通信とノードでの動作のシーケンス
チャートを示すものである。
【0094】以上の説明により、図2のノード構成から
なるリング・ネットワークに於いて、障害の種類に応
じ、ショート・パスへの迂回が可能な場合はショート・
パスへの迂回による障害回復を行い、ショート・パスへ
の迂回が不可能な場合はロング・パスへの迂回を行う動
作を示した。従って、障害回復時に切り離されるETパ
スの数を少なくすることが可能になり、ETパスの使用
効率の高いリング・ネットワークを構成することが可能
となる。
なるリング・ネットワークに於いて、障害の種類に応
じ、ショート・パスへの迂回が可能な場合はショート・
パスへの迂回による障害回復を行い、ショート・パスへ
の迂回が不可能な場合はロング・パスへの迂回を行う動
作を示した。従って、障害回復時に切り離されるETパ
スの数を少なくすることが可能になり、ETパスの使用
効率の高いリング・ネットワークを構成することが可能
となる。
【0095】又、保守の時にも、ロング・パスへの迂回
を行わないで済み、ショート・パスへの迂回により保守
を行うことが可能であるので、保守時のETパスの切り
離しが少なくて済み、保守時の使用効率が増大するとい
う効果もある。保守時には高速性が求められないので、
プロテクション用のシグナリングを用いないで行うこと
が可能である。
を行わないで済み、ショート・パスへの迂回により保守
を行うことが可能であるので、保守時のETパスの切り
離しが少なくて済み、保守時の使用効率が増大するとい
う効果もある。保守時には高速性が求められないので、
プロテクション用のシグナリングを用いないで行うこと
が可能である。
【0096】又、ショート・パスは現用パスと同一経路
を通るので、ショート・パスへ迂回を行うことにより、
遅延差が少なく、切り替え時の瞬断時間が少ない。遅延
差が少ないことにより、無瞬断切り替えに必要なメモリ
容量も少なくて済む。
を通るので、ショート・パスへ迂回を行うことにより、
遅延差が少なく、切り替え時の瞬断時間が少ない。遅延
差が少ないことにより、無瞬断切り替えに必要なメモリ
容量も少なくて済む。
【0097】又、障害回復時に必ずロング・パスへの迂
回を行うのではないので、ショート・パスへの迂回によ
り障害回復可能である場合には、切り替えに関与するノ
ード数が減少するので障害回復時間が短縮される。これ
は、特に超長距離リングに於いて、効果が大きい。
回を行うのではないので、ショート・パスへの迂回によ
り障害回復可能である場合には、切り替えに関与するノ
ード数が減少するので障害回復時間が短縮される。これ
は、特に超長距離リングに於いて、効果が大きい。
【0098】又、障害時に迂回候補が、ショート・パス
とロング・パスの2つのパスがあるので、信頼性が向上
する。特に、同一方向に信号を伝送するリングのファイ
バを別のファイバ管路に敷設すると信頼性が向上する。
例えば、高速道路にファイバを敷設する場合、同一方向
に信号を伝送するファイバを、高速道路の両側に分散さ
せると、片側のファイバが切れても、もう片方が切れて
ない可能性が高くなるので、ショート・パスへ切り替え
られる可能性は高くなる。
とロング・パスの2つのパスがあるので、信頼性が向上
する。特に、同一方向に信号を伝送するリングのファイ
バを別のファイバ管路に敷設すると信頼性が向上する。
例えば、高速道路にファイバを敷設する場合、同一方向
に信号を伝送するファイバを、高速道路の両側に分散さ
せると、片側のファイバが切れても、もう片方が切れて
ない可能性が高くなるので、ショート・パスへ切り替え
られる可能性は高くなる。
【0099】以上の説明では、同一地点で現用リング1
01、103に障害が発生した場合について説明した
が、同一地点で全てのリングの光ファイバに障害が発生
した場合等においても、同様の方法で障害回復は可能で
ある。但し、障害の箇所により制御メッセージを伝達す
る方向がショート・パスに沿って行われるか、ロング・
パスに沿って行われるかが異なる。
01、103に障害が発生した場合について説明した
が、同一地点で全てのリングの光ファイバに障害が発生
した場合等においても、同様の方法で障害回復は可能で
ある。但し、障害の箇所により制御メッセージを伝達す
る方向がショート・パスに沿って行われるか、ロング・
パスに沿って行われるかが異なる。
【0100】制御メッセージの伝達が可能であれば、ど
ちら周りに制御情報が伝達されても良いが、両方向に制
御メッセージを転送した場合、ショート・パスに沿って
の制御メッセージの伝達が可能であればその制御メッセ
ージが先に伝達先のノードに到着するので、ショート・
パスが有効になるが、障害によりショート・パス方向の
制御メッセージの転送が不可能であれば、ロング・パス
に沿っての制御メッセージの伝達が有効となる。
ちら周りに制御情報が伝達されても良いが、両方向に制
御メッセージを転送した場合、ショート・パスに沿って
の制御メッセージの伝達が可能であればその制御メッセ
ージが先に伝達先のノードに到着するので、ショート・
パスが有効になるが、障害によりショート・パス方向の
制御メッセージの転送が不可能であれば、ロング・パス
に沿っての制御メッセージの伝達が有効となる。
【0101】本実施の形態では、λ1の光信号の障害回
復方法について述べたが、本発明構成、方法を用いれ
ば、波長多重されている系に於いて任意の一重障害に対
し、障害部を通っている全ての光パス(ソースノード、
終端ノードの異なっているものを含む)の障害回復を行
うことが可能である。以下、これについて説明する。
復方法について述べたが、本発明構成、方法を用いれ
ば、波長多重されている系に於いて任意の一重障害に対
し、障害部を通っている全ての光パス(ソースノード、
終端ノードの異なっているものを含む)の障害回復を行
うことが可能である。以下、これについて説明する。
【0102】ファイバやノードの一重障害が発生する
と、波長多重数分の光パスに障害が起こることになる。
予備リングは現用リングの現用信号により共有されてい
るので、障害が発生していない時は、予備リングは用い
られていない。従って、予備リングに現用光パスと同じ
波長を割り当てれば、波長衝突(1本の光ファイバ中で
同じ波長が光パスに割り当てられて分離できなくなるこ
と)無く予備光パスを割り当てることが可能である。
と、波長多重数分の光パスに障害が起こることになる。
予備リングは現用リングの現用信号により共有されてい
るので、障害が発生していない時は、予備リングは用い
られていない。従って、予備リングに現用光パスと同じ
波長を割り当てれば、波長衝突(1本の光ファイバ中で
同じ波長が光パスに割り当てられて分離できなくなるこ
と)無く予備光パスを割り当てることが可能である。
【0103】従って、任意の1重障害に対して、そこを
通っている全ての光パスの障害を回復できる。又、多重
障害が発生した場合でも、ショート・パスかロング・パ
スのどちらか一方の構成が可能であれば、対応可能であ
る。
通っている全ての光パスの障害を回復できる。又、多重
障害が発生した場合でも、ショート・パスかロング・パ
スのどちらか一方の構成が可能であれば、対応可能であ
る。
【0104】以上、現用リング101の現用光パスの障
害回復を共有予備資源である予備リング102、又は、
予備リング104を用いて障害回復を行う方法、そのノ
ード構成について説明したが、現用リング103(現用
リング101と逆向きの信号伝送)と予備リング10
4、予備リング102に関しても同様のノード構成、障
害回復方法を適用することが可能である。尚、障害回復
動作後、光ファイバの障害点を確認し、光ファイバの融
着接続により現用リング101の修理を完了した場合
は、予備資源を共有しているので次の障害に備えるた
め、現用光パス601は現用リング101を使用して伝
送されるように元に戻しておくと、予備資源を有効に使
える。
害回復を共有予備資源である予備リング102、又は、
予備リング104を用いて障害回復を行う方法、そのノ
ード構成について説明したが、現用リング103(現用
リング101と逆向きの信号伝送)と予備リング10
4、予備リング102に関しても同様のノード構成、障
害回復方法を適用することが可能である。尚、障害回復
動作後、光ファイバの障害点を確認し、光ファイバの融
着接続により現用リング101の修理を完了した場合
は、予備資源を共有しているので次の障害に備えるた
め、現用光パス601は現用リング101を使用して伝
送されるように元に戻しておくと、予備資源を有効に使
える。
【0105】次に、第2の実施の形態について説明す
る。第1の実施の形態では4ファイバリングの構成、方
法について説明したが、第2の実施の形態では、2ファ
イバリングの場合について説明する。2ファイバリング
では右回りのリングと左回りのリングが存在する。λ1
〜λ4の4波が波長多重されているとし、両リング中
で、λ1、λ2を現用光パスの波長、λ3,λ4を予備
光パスの波長に割り当てる。右回りのリング中のλ1、
λ2を用いて構成された現用光パスに対応する予備資源
を左回りのリングのλ3、λ4に割り当てることが可能
であり、左回りのリング中のλ1、λ2を用いて構成さ
れた現用光パスに対応する予備資源を右回りのリングの
λ3、λ4に割り当てることが可能である。
る。第1の実施の形態では4ファイバリングの構成、方
法について説明したが、第2の実施の形態では、2ファ
イバリングの場合について説明する。2ファイバリング
では右回りのリングと左回りのリングが存在する。λ1
〜λ4の4波が波長多重されているとし、両リング中
で、λ1、λ2を現用光パスの波長、λ3,λ4を予備
光パスの波長に割り当てる。右回りのリング中のλ1、
λ2を用いて構成された現用光パスに対応する予備資源
を左回りのリングのλ3、λ4に割り当てることが可能
であり、左回りのリング中のλ1、λ2を用いて構成さ
れた現用光パスに対応する予備資源を右回りのリングの
λ3、λ4に割り当てることが可能である。
【0106】従って、2ファイバリングでも4ファイバ
リングと同様に考えることが可能である。右回りリング
のλ1、λ2の資源を図1の現用リング101に対応さ
せ、左回りリングのλ3、λ4を図1の予備リング10
2に対応させ、左回りリングλ1、λ2を図1の現用リ
ング103に対応させ、右回りリングのλ3、λ4を図
1の予備リングに対応させると、論理的には第1の実施
の形態で説明した4ファイバリングと同様の動作が可能
であることがわかる。
リングと同様に考えることが可能である。右回りリング
のλ1、λ2の資源を図1の現用リング101に対応さ
せ、左回りリングのλ3、λ4を図1の予備リング10
2に対応させ、左回りリングλ1、λ2を図1の現用リ
ング103に対応させ、右回りリングのλ3、λ4を図
1の予備リングに対応させると、論理的には第1の実施
の形態で説明した4ファイバリングと同様の動作が可能
であることがわかる。
【0107】ノード構成は現用光パスにλ1,λ2を用
いており、予備光パスにλ3、λ4を用いているので、
図2の4ファイバのノード構成に比べて、出力端20
1、入力端202、入力端216,出力端215、光A
DM部217,218を用いず、光スイッチ部231の
出力端を全て、光ADM部219、220に接続する。
光スイッチ部231と光ADM部219、220の間及
び、光スイッチ部230と光ADM部219,220の
間に、波長変換器を設ける。
いており、予備光パスにλ3、λ4を用いているので、
図2の4ファイバのノード構成に比べて、出力端20
1、入力端202、入力端216,出力端215、光A
DM部217,218を用いず、光スイッチ部231の
出力端を全て、光ADM部219、220に接続する。
光スイッチ部231と光ADM部219、220の間及
び、光スイッチ部230と光ADM部219,220の
間に、波長変換器を設ける。
【0108】現用系λ1のパスを予備系に入力する時に
は、λ1→λ3の波長変換器に通して波長変換を行い、
現用系と予備系の波長の整合を取る。波長変換器として
は、光信号をフォトダイオードを用いて一旦電気信号に
変換してから、その電気信号を用いて所望の波長のレー
ザ光に変調をかけて別の波長に変換する方法を用いるこ
とが可能である。
は、λ1→λ3の波長変換器に通して波長変換を行い、
現用系と予備系の波長の整合を取る。波長変換器として
は、光信号をフォトダイオードを用いて一旦電気信号に
変換してから、その電気信号を用いて所望の波長のレー
ザ光に変調をかけて別の波長に変換する方法を用いるこ
とが可能である。
【0109】第2の実施の形態を用いることにより、第
1の実施の形態での効果と同様な効果がある。第1の実
施の形態と異なる部分としては、用いるファイバ数(リ
ング数)が半分なので、光ファイバ敷設費がコストの中
で大部分を占める場合、どうしても2ファイバリングし
か構成できない場合に特に効果が大きくなる、という点
が上げられる。
1の実施の形態での効果と同様な効果がある。第1の実
施の形態と異なる部分としては、用いるファイバ数(リ
ング数)が半分なので、光ファイバ敷設費がコストの中
で大部分を占める場合、どうしても2ファイバリングし
か構成できない場合に特に効果が大きくなる、という点
が上げられる。
【0110】第2の実施の形態では、固定波長出力の波
長変換器を図2のノード構成に挿入したが、可変波長出
力の波長変換器を適用しても本発明が適用可能なことは
自明である。その場合、予備光パスの割り当て方を柔軟
に変更できるので多重障害に対応する場合に、固定波長
変換器を用いた場合よりも効果がある。
長変換器を図2のノード構成に挿入したが、可変波長出
力の波長変換器を適用しても本発明が適用可能なことは
自明である。その場合、予備光パスの割り当て方を柔軟
に変更できるので多重障害に対応する場合に、固定波長
変換器を用いた場合よりも効果がある。
【0111】第2の実施の形態では、波長変換器として
光信号を電気信号に変換してから再び光信号に変換する
方法を用いたが、光のままの波長変換器(例えば、半導
体光アンプの相互利得変調の効果や、相互位相変調の効
果を用いた波長変換器)を用いても本発明が実施可能で
あることは自明である。
光信号を電気信号に変換してから再び光信号に変換する
方法を用いたが、光のままの波長変換器(例えば、半導
体光アンプの相互利得変調の効果や、相互位相変調の効
果を用いた波長変換器)を用いても本発明が実施可能で
あることは自明である。
【0112】次に、本発明適用方式として第3の実施の
形態について説明する。第3の実施の形態は、第2の実
施の形態と同様に、2ファイバリングの場合であり、第
1のリングと第2のリングは逆向き回りに光信号を伝送
する。第1のリングの現用信号を伝送する波長としてλ
1、λ2を用いる。その予備資源として、第1のリング
の波長λ1の現用光パスに対して第2のリングの波長λ
1、第1のリングの波長λ2の現用光パスに対して第2
のリングのλ2を用いる。第2のリングの現用信号を伝
送する波長としてλ3、λ4を用いる。その予備資源と
して、第2のリングの波長λ3の現用光パスに対して第
1のリングのλ3、第2のリングの波長λ4の現用光パ
スに対して第1のリングのλ4を用いる。
形態について説明する。第3の実施の形態は、第2の実
施の形態と同様に、2ファイバリングの場合であり、第
1のリングと第2のリングは逆向き回りに光信号を伝送
する。第1のリングの現用信号を伝送する波長としてλ
1、λ2を用いる。その予備資源として、第1のリング
の波長λ1の現用光パスに対して第2のリングの波長λ
1、第1のリングの波長λ2の現用光パスに対して第2
のリングのλ2を用いる。第2のリングの現用信号を伝
送する波長としてλ3、λ4を用いる。その予備資源と
して、第2のリングの波長λ3の現用光パスに対して第
1のリングのλ3、第2のリングの波長λ4の現用光パ
スに対して第1のリングのλ4を用いる。
【0113】このように2ファイバリングに現用用、予
備用の波長として、互いに逆回りに伝送するリングに同
じ波長を割り当てると、第2の実施の形態で用いていた
波長変換器を用いる必要が無くなる。第2の実施の形態
では、あるソースノードに於いて現用光パスλ1と予備
光パスλ3とを切り替えて送出する必要があったが、第
3の実施の形態を用いると現用光パスに用いる波長と予
備光パスに用いる波長が同一であるため波長変換の必要
が無いからである。
備用の波長として、互いに逆回りに伝送するリングに同
じ波長を割り当てると、第2の実施の形態で用いていた
波長変換器を用いる必要が無くなる。第2の実施の形態
では、あるソースノードに於いて現用光パスλ1と予備
光パスλ3とを切り替えて送出する必要があったが、第
3の実施の形態を用いると現用光パスに用いる波長と予
備光パスに用いる波長が同一であるため波長変換の必要
が無いからである。
【0114】第3の実施の形態を用いると、波長変換器
が不要になるという以外には、第2の実施の形態で説明
した効果と同様の効果がある。
が不要になるという以外には、第2の実施の形態で説明
した効果と同様の効果がある。
【0115】本発明の実施の形態では、光スイッチ部2
30、231として、図3の構成を用いて説明したが、
光スイッチ部は、図3の構成以外にも種々の構成が考え
られる。
30、231として、図3の構成を用いて説明したが、
光スイッチ部は、図3の構成以外にも種々の構成が考え
られる。
【0116】図10は、光スイッチ部の他の構成例を示
すものであり、1×3光スイッチ309、312の障害
に備えたものである。図10において、1010、10
11は光カップラ、1001〜1008は入出力端、3
09、312は1×3光スイッチ、310、311は1
×2光スイッチである。この構成では、光カップラ10
10、1011により光信号を2分岐して、1×2光ス
イッチ310、311とも接続し、1×3光スイッチ3
09、312の障害に対応した。
すものであり、1×3光スイッチ309、312の障害
に備えたものである。図10において、1010、10
11は光カップラ、1001〜1008は入出力端、3
09、312は1×3光スイッチ、310、311は1
×2光スイッチである。この構成では、光カップラ10
10、1011により光信号を2分岐して、1×2光ス
イッチ310、311とも接続し、1×3光スイッチ3
09、312の障害に対応した。
【0117】この光スイッチ部1000を光スイッチ部
231として用いた場合、入出力端1005には現用リ
ング101に現用光パスを構成する現用光信号、入出力
端1008には1005とは逆方向に伝送し、現用リン
グ103に現用光パスを構成する現用光信号、入出力端
1007には1008に入力される現用光信号が挿入さ
れる。
231として用いた場合、入出力端1005には現用リ
ング101に現用光パスを構成する現用光信号、入出力
端1008には1005とは逆方向に伝送し、現用リン
グ103に現用光パスを構成する現用光信号、入出力端
1007には1008に入力される現用光信号が挿入さ
れる。
【0118】もし、光スイッチ309に障害が発生した
ら、光スイッチ310を代わりに用いる。但し、2重障
害の場合(光スイッチ309の障害とロング・パスの障
害)は、光スイッチ310がショート・パス方向に接続
されてないので、ショート・パス切り替えには対応でき
ない。
ら、光スイッチ310を代わりに用いる。但し、2重障
害の場合(光スイッチ309の障害とロング・パスの障
害)は、光スイッチ310がショート・パス方向に接続
されてないので、ショート・パス切り替えには対応でき
ない。
【0119】図11は、前記2重障害の場合にも対応可
能に構成した光スイッチ部の他の構成例を示すものであ
る。図11においては、図3の構成に於いて1×3光ス
イッチ309、312の障害に備えてそれらを二重化し
たものであり、図10の構成に対して更に、光スイッチ
310と光カップラ314、光スイッチ311と光カッ
プラ315が接続されているので、光スイッチ309、
311に障害が発生しても、光スイッチ310、311
はそれぞれの代役を完全に務めることができる(即ち、
光スイッチ310、311は、それぞれ光スイッチ30
9、312と同一切り替え機能を持つ)。従って、リン
グ上のファイバの障害等の他、光スイッチの障害に対し
ても対応できる。
能に構成した光スイッチ部の他の構成例を示すものであ
る。図11においては、図3の構成に於いて1×3光ス
イッチ309、312の障害に備えてそれらを二重化し
たものであり、図10の構成に対して更に、光スイッチ
310と光カップラ314、光スイッチ311と光カッ
プラ315が接続されているので、光スイッチ309、
311に障害が発生しても、光スイッチ310、311
はそれぞれの代役を完全に務めることができる(即ち、
光スイッチ310、311は、それぞれ光スイッチ30
9、312と同一切り替え機能を持つ)。従って、リン
グ上のファイバの障害等の他、光スイッチの障害に対し
ても対応できる。
【0120】図12は、光スイッチ部の他の構成例を示
すものであり、図10の光スイッチに於いて挿入あるい
は分岐側の入出力端を2個ではなく、4個としたもので
ある。すなわち、図10では、入出力端子1001に入
力した光信号を光カップラ1010により分岐して予備
系を作っていたが、その機能を光スイッチ部の外側に持
っている系に適用可能な構成である。入出力端子120
2に入力される光信号は、入出力端子1201と同一で
あり入出力端子1201の予備系の光信号である。同様
に、入出力端子1203に入力される光信号は入出力端
子1204と同一であり入出力端子1204の予備系の
光信号である。
すものであり、図10の光スイッチに於いて挿入あるい
は分岐側の入出力端を2個ではなく、4個としたもので
ある。すなわち、図10では、入出力端子1001に入
力した光信号を光カップラ1010により分岐して予備
系を作っていたが、その機能を光スイッチ部の外側に持
っている系に適用可能な構成である。入出力端子120
2に入力される光信号は、入出力端子1201と同一で
あり入出力端子1201の予備系の光信号である。同様
に、入出力端子1203に入力される光信号は入出力端
子1204と同一であり入出力端子1204の予備系の
光信号である。
【0121】図13は、光スイッチ部の他の構成例を示
すものであり、図11の光スイッチに於いて挿入あるい
は分岐側の入出力端を2個ではなく、4個としたもので
ある。すなわち、図11では、入出力端子1101に入
力した光信号を光カップラ1010により分岐して予備
系を作っていたが、その機能を光スイッチ部の外側に持
っている系に適用可能な構成である。入出力端子130
2に入力される光信号は、入出力端子1301と同一で
あり入出力端子1301の予備系の光信号である。同様
に、入出力端子1303に入力される光信号は入出力端
子1304と同一であり入出力端子1304の予備系の
光信号である。
すものであり、図11の光スイッチに於いて挿入あるい
は分岐側の入出力端を2個ではなく、4個としたもので
ある。すなわち、図11では、入出力端子1101に入
力した光信号を光カップラ1010により分岐して予備
系を作っていたが、その機能を光スイッチ部の外側に持
っている系に適用可能な構成である。入出力端子130
2に入力される光信号は、入出力端子1301と同一で
あり入出力端子1301の予備系の光信号である。同様
に、入出力端子1303に入力される光信号は入出力端
子1304と同一であり入出力端子1304の予備系の
光信号である。
【0122】図14は、光スイッチ部の更に他の構成例
を示すものである。図14に於いて、1401〜140
8は入出力端、1411〜1414は1×4の光カップ
ラ、1415〜1418は1×4光スイッチである。こ
のスイッチ構成によれば、4×4の非閉塞スイッチが構
成されるので、切り替える先が限定されている図12、
図13のスイッチ構成と比べて切り替えの自由度が増大
する。更に、2×4光スイッチを用いて構成すれば、切
り替えの自由度を一層増大させることができる。
を示すものである。図14に於いて、1401〜140
8は入出力端、1411〜1414は1×4の光カップ
ラ、1415〜1418は1×4光スイッチである。こ
のスイッチ構成によれば、4×4の非閉塞スイッチが構
成されるので、切り替える先が限定されている図12、
図13のスイッチ構成と比べて切り替えの自由度が増大
する。更に、2×4光スイッチを用いて構成すれば、切
り替えの自由度を一層増大させることができる。
【0123】また、1×3光スイッチの形態について
も、図4の構成以外に種々の構成が考えられる。
も、図4の構成以外に種々の構成が考えられる。
【0124】図15は、1×3光スイッチの他の構成例
を示すものである。図15において、1×3光スイッチ
1500は、入出力端1501〜1504、1×2光ス
イッチ1507、1508によって構成される。この構
成例においては、1×2スイッチを組み合わせることに
より、1×3スイッチ機能を実現しているので、コスト
の低減を図ることができる。一般に、1×1スイッチ
は、1×2スイッチの1個の入出力端を使用しない構成
(例:機械式光スイッチ)となっており、1×2スイッ
チと1×1スイッチの1個あたりのコストは同程度であ
るので、図4と比べて1×3スイッチのコストが低減す
るという効果がある。
を示すものである。図15において、1×3光スイッチ
1500は、入出力端1501〜1504、1×2光ス
イッチ1507、1508によって構成される。この構
成例においては、1×2スイッチを組み合わせることに
より、1×3スイッチ機能を実現しているので、コスト
の低減を図ることができる。一般に、1×1スイッチ
は、1×2スイッチの1個の入出力端を使用しない構成
(例:機械式光スイッチ)となっており、1×2スイッ
チと1×1スイッチの1個あたりのコストは同程度であ
るので、図4と比べて1×3スイッチのコストが低減す
るという効果がある。
【0125】図16は、1×3光スイッチの他の構成例
を示すものである。この1×3光スイッチ1600は、
図4の1×3光スイッチにおいて、ゲート型光スイッチ
405を省略した構成となっている。この1×3光スイ
ッチ1600を例えば図4の1×3光スイッチ400と
組み合わせて使用することにより、本発明に適用するこ
とができる。
を示すものである。この1×3光スイッチ1600は、
図4の1×3光スイッチにおいて、ゲート型光スイッチ
405を省略した構成となっている。この1×3光スイ
ッチ1600を例えば図4の1×3光スイッチ400と
組み合わせて使用することにより、本発明に適用するこ
とができる。
【0126】すなわち、Sノードの光スイッチ部中の1
×3スイッチに図16の構成を用い、障害回復時にSノ
ードで現用リングに光信号を送出したままでも、Dノー
ドで迂回先の予備リングからの光信号を選択すれば問題
はない。逆にDノードの光スイッチ部中の1×3スイッ
チに図16の構成を用い、Sノードで図4の構成を用
い、Dノードで常に現用リングと接続される構成であっ
ても、Sノードで現用リングに光信号を送出しないよう
にできるので、本発明に適用可能である。
×3スイッチに図16の構成を用い、障害回復時にSノ
ードで現用リングに光信号を送出したままでも、Dノー
ドで迂回先の予備リングからの光信号を選択すれば問題
はない。逆にDノードの光スイッチ部中の1×3スイッ
チに図16の構成を用い、Sノードで図4の構成を用
い、Dノードで常に現用リングと接続される構成であっ
ても、Sノードで現用リングに光信号を送出しないよう
にできるので、本発明に適用可能である。
【0127】従って、図16の構成をSノード側、図4
の構成をDノード側に用いる方法、図16の構成をDノ
ード側、図4のノードをSノード側に用いる方法、いず
れの構成を用いても本発明が実施可能である。図16の
構成を用いると、図4の構成に比べて、用いるゲートス
イッチの数が少なくて済むという利点がある。
の構成をDノード側に用いる方法、図16の構成をDノ
ード側、図4のノードをSノード側に用いる方法、いず
れの構成を用いても本発明が実施可能である。図16の
構成を用いると、図4の構成に比べて、用いるゲートス
イッチの数が少なくて済むという利点がある。
【0128】尚、図16の構成をSノードに用いた場合
に障害時に、現用光信号をその終端ノードに到着しない
ようにするためには、途中のノードで障害の起こった光
信号の波長のみを遮断する方法を用いることが可能であ
る。
に障害時に、現用光信号をその終端ノードに到着しない
ようにするためには、途中のノードで障害の起こった光
信号の波長のみを遮断する方法を用いることが可能であ
る。
【0129】図17は、1×3光スイッチの他の構成例
を示すものである。図17において、1700は1×3
光スイッチ、1701〜1704は入出力端、1711
はゲート型光スイッチ、1712は1×2光スイッチ、
408は光カップラを示す。この構成例も、図4の光ス
イッチと比べてスイッチの数を減らすことができ、低コ
スト化を図ることができる。
を示すものである。図17において、1700は1×3
光スイッチ、1701〜1704は入出力端、1711
はゲート型光スイッチ、1712は1×2光スイッチ、
408は光カップラを示す。この構成例も、図4の光ス
イッチと比べてスイッチの数を減らすことができ、低コ
スト化を図ることができる。
【0130】図18は、1×3光スイッチの更に他の構
成例を示すものである。図18において、1800は1
×3光スイッチ、1801〜1804は入出力端、18
12は1×2光スイッチ、408は光カップラを示す。
この1×3光スイッチ1800は、図16の1×3光ス
イッチに対応するものであり、図16における2個のゲ
ートスイッチを1個の1×2スイッチに置き換えている
ので、より低コスト化を図ることができる。
成例を示すものである。図18において、1800は1
×3光スイッチ、1801〜1804は入出力端、18
12は1×2光スイッチ、408は光カップラを示す。
この1×3光スイッチ1800は、図16の1×3光ス
イッチに対応するものであり、図16における2個のゲ
ートスイッチを1個の1×2スイッチに置き換えている
ので、より低コスト化を図ることができる。
【0131】また、光ADM部の構成についても、図5
の構成以外にも、例えば図19あるいは図20の構成を
用いることが可能である。
の構成以外にも、例えば図19あるいは図20の構成を
用いることが可能である。
【0132】図19における光ADM部1900は、波
長多重分離器514と波長多重合波器507の間に2×
2の光スイッチ1908、1909を挿入し、挿入信号
入力端1902、1903や、分離信号出力端190
4、1905へ切り替えるようにしたものである。図5
の構成では、常に分離信号出力端に光信号が出力されて
いたが、この構成では2×2光スイッチとして分配選択
型(マルチキャスト型)を用いていない場合は、2×2
光スイッチをクロス状態にした時のみ分離信号出力端に
出力される。
長多重分離器514と波長多重合波器507の間に2×
2の光スイッチ1908、1909を挿入し、挿入信号
入力端1902、1903や、分離信号出力端190
4、1905へ切り替えるようにしたものである。図5
の構成では、常に分離信号出力端に光信号が出力されて
いたが、この構成では2×2光スイッチとして分配選択
型(マルチキャスト型)を用いていない場合は、2×2
光スイッチをクロス状態にした時のみ分離信号出力端に
出力される。
【0133】図20における光ADM部2000では、
波長多重分離器514の出力の内一部を波長多重合波器
507に直結し、又、他の一部を分離信号出力端200
2へ直結するものである。
波長多重分離器514の出力の内一部を波長多重合波器
507に直結し、又、他の一部を分離信号出力端200
2へ直結するものである。
【0134】例えば、図2のノード中で、現用リングに
接続されている光ADM部の構成として図20の構成を
用い、予備リングに接続されている光ADM部として図
5の構成を用いると、現用光パスの構成を固定にした構
成となるが、予備系は図5の構成を用いているので、構
成を変えるころができ、障害回復、保守を行うことは可
能である。この構成によれば、現用系の光ADM部に光
スイッチ及びそれに伴い必要となる光カップラを用いて
ないので、その分コストが低減する。
接続されている光ADM部の構成として図20の構成を
用い、予備リングに接続されている光ADM部として図
5の構成を用いると、現用光パスの構成を固定にした構
成となるが、予備系は図5の構成を用いているので、構
成を変えるころができ、障害回復、保守を行うことは可
能である。この構成によれば、現用系の光ADM部に光
スイッチ及びそれに伴い必要となる光カップラを用いて
ないので、その分コストが低減する。
【0135】また、現用リングに接続されている光AD
M部内の接続が全て固定接続とせずに、光ADM部内の
一部の接続のみを図20のように固定接続とし、他の接
続は図5のように光スイッチ510を用いて可変にした
構成とすることもでき、その場合にも固定接続の部分に
関しては光スイッチ等の数が低減するという効果を奏す
る。
M部内の接続が全て固定接続とせずに、光ADM部内の
一部の接続のみを図20のように固定接続とし、他の接
続は図5のように光スイッチ510を用いて可変にした
構成とすることもでき、その場合にも固定接続の部分に
関しては光スイッチ等の数が低減するという効果を奏す
る。
【0136】図22に示すように、図2の光スイッチ部
230と光スイッチ部231を一つにまとめたものを単
位とする装置(一体型光スイッチ部)を構成し、光AD
M部に接続しても本発明は支障無く実現可能である。図
22で2201、2202は外部出力端、2203、2
204は外部入力端であり、他のネットワーク装置が接
続される。2205〜2208は多重装置へと接続され
る出力端である。2209〜2212は多重分離装置か
ら接続される入力端である。2217〜2220は光カ
ップラであり、2213〜2216は1×3の光スイッ
チである。2212、2208を右回り現用リングに接
続し、2211、2207を右回り予備用リングに接続
し、2210,2206を左回り予備用リングに接続
し、2209、2205を左回り現用リングに接続する
ことにより、本発明の障害回復を実施することが可能で
ある。
230と光スイッチ部231を一つにまとめたものを単
位とする装置(一体型光スイッチ部)を構成し、光AD
M部に接続しても本発明は支障無く実現可能である。図
22で2201、2202は外部出力端、2203、2
204は外部入力端であり、他のネットワーク装置が接
続される。2205〜2208は多重装置へと接続され
る出力端である。2209〜2212は多重分離装置か
ら接続される入力端である。2217〜2220は光カ
ップラであり、2213〜2216は1×3の光スイッ
チである。2212、2208を右回り現用リングに接
続し、2211、2207を右回り予備用リングに接続
し、2210,2206を左回り予備用リングに接続
し、2209、2205を左回り現用リングに接続する
ことにより、本発明の障害回復を実施することが可能で
ある。
【0137】図25を用いて図22と別の構成を説明す
る。図22は、図2で光ADM部から入力された信号を
分岐出力端側へ出力せずに、他の光ADM部へ出力する
ことができないが、図25はそれを可能とする構成(信
号がそのまま通過するような設定が可能な構成)であ
る。図25で2501、2502は外部出力端、250
3、2504は外部入力端であり、他のネットワーク装
置が接続される。2505〜2508は多重装置へと接
続される出力端である。2509〜2512は多重分離
装置から接続される入力端である。2500は6×6の
光スイッチであり、非閉塞光スイッチを用いる。n×n
非閉塞スイッチは、例えば文献(A. Himeno and M. Kob
ayashi, "4x4 Optical-Gate matrix switch," IEEE J.
LightwaveTechnol., vol. LT-3, no.2, April 1985)の
図1に示されるようにn個のn分岐光スプリッタを入出
力端に接続し、光スプリッタを介し、各入力端と全ての
出力端が接続され、各出力端と全ての入力端が接続さ
れ、入力側の光スプリッタと出力側の光スプリッタとの
間にゲート光スイッチを配置する構成を用いることによ
り実現可能である。2512、2508を右回り現用リ
ングに接続し、2511、2507を右回り予備用リン
グに接続し、2510,2506を左回り予備用リング
に接続し、2509、2505を左回り現用リングに接
続することにより、本発明の障害回復を実施することが
可能である。図25の構成を用いて、例えば入力端25
12、出力端2508を接続する事により、入力端25
12へ入力された信号をそのまま次のノードへ通過させ
る事が可能である。
る。図22は、図2で光ADM部から入力された信号を
分岐出力端側へ出力せずに、他の光ADM部へ出力する
ことができないが、図25はそれを可能とする構成(信
号がそのまま通過するような設定が可能な構成)であ
る。図25で2501、2502は外部出力端、250
3、2504は外部入力端であり、他のネットワーク装
置が接続される。2505〜2508は多重装置へと接
続される出力端である。2509〜2512は多重分離
装置から接続される入力端である。2500は6×6の
光スイッチであり、非閉塞光スイッチを用いる。n×n
非閉塞スイッチは、例えば文献(A. Himeno and M. Kob
ayashi, "4x4 Optical-Gate matrix switch," IEEE J.
LightwaveTechnol., vol. LT-3, no.2, April 1985)の
図1に示されるようにn個のn分岐光スプリッタを入出
力端に接続し、光スプリッタを介し、各入力端と全ての
出力端が接続され、各出力端と全ての入力端が接続さ
れ、入力側の光スプリッタと出力側の光スプリッタとの
間にゲート光スイッチを配置する構成を用いることによ
り実現可能である。2512、2508を右回り現用リ
ングに接続し、2511、2507を右回り予備用リン
グに接続し、2510,2506を左回り予備用リング
に接続し、2509、2505を左回り現用リングに接
続することにより、本発明の障害回復を実施することが
可能である。図25の構成を用いて、例えば入力端25
12、出力端2508を接続する事により、入力端25
12へ入力された信号をそのまま次のノードへ通過させ
る事が可能である。
【0138】信号を分岐挿入せずに次のノードへと伝送
するような接続が可能であることにより、現用信号の構
成に柔軟性を持たせることが可能である。図22の構成
では、信号を分岐挿入せずに通過させる場合、図2の光
ADM部を通過状態にさせることにより実現する必要が
あった。従って、光ADM部と図22の協調動作が必要
であったが、図25の構成を用いると、それだけで信号
の通過状態を構成できるので、協調動作を必要とせず、
制御が簡単になる。この構成の他の利点としては、光ス
イッチ2500として非閉塞スイッチを用いているの
で、入力された信号をそのまま入力信号の方向へ戻すよ
うな切替設定をすることが可能である。例えば入力端2
512と出力端2509が同一のネットワークノードに
接続されているとすると、6×6スイッチ部2500を
切り替え、入力端2512と出力端2509を接続する
事により、入力された信号をそのまま入力信号の方向へ
戻すような設定とする事が可能となる。これが可能であ
ることにより、保守時に自分の送った信号そのものが隣
のノードまで届いているかどうか遠隔確認することが可
能である。
するような接続が可能であることにより、現用信号の構
成に柔軟性を持たせることが可能である。図22の構成
では、信号を分岐挿入せずに通過させる場合、図2の光
ADM部を通過状態にさせることにより実現する必要が
あった。従って、光ADM部と図22の協調動作が必要
であったが、図25の構成を用いると、それだけで信号
の通過状態を構成できるので、協調動作を必要とせず、
制御が簡単になる。この構成の他の利点としては、光ス
イッチ2500として非閉塞スイッチを用いているの
で、入力された信号をそのまま入力信号の方向へ戻すよ
うな切替設定をすることが可能である。例えば入力端2
512と出力端2509が同一のネットワークノードに
接続されているとすると、6×6スイッチ部2500を
切り替え、入力端2512と出力端2509を接続する
事により、入力された信号をそのまま入力信号の方向へ
戻すような設定とする事が可能となる。これが可能であ
ることにより、保守時に自分の送った信号そのものが隣
のノードまで届いているかどうか遠隔確認することが可
能である。
【0139】又、図23に示すように、一体型光スイッ
チ部に於いて、分岐信号出力端と挿入信号入力端とがそ
れぞれ二重化されていても本発明は実施可能である。図
23で2301〜2304は外部出力端、2305〜2
308は外部入力端であり、他のネットワーク装置が接
続される。図22の構成では、外部入力端、外部出力端
にそれぞれ2個のネットワーク装置が接続された時に予
備の光伝送路が存在しなかった。図23の構成では、外
部出力端、外部入力端の個数が図22の構成と比べて2
倍あり、半分を予備用に用いることが可能である。22
05〜2208は多重装置へと接続される出力端であ
る。2309〜2312は多重分離装置から接続される
入力端である。2325〜2332は光カップラであ
り、2317〜2324は1×3の光スイッチである。
2316、2312を右回り現用リングに接続し、23
15、2311を右回り予備用リングに接続し、231
4,2310を左回り予備用リングに接続し、231
3、2309を左回り現用リングに接続することによ
り、本発明を実施することが可能である。
チ部に於いて、分岐信号出力端と挿入信号入力端とがそ
れぞれ二重化されていても本発明は実施可能である。図
23で2301〜2304は外部出力端、2305〜2
308は外部入力端であり、他のネットワーク装置が接
続される。図22の構成では、外部入力端、外部出力端
にそれぞれ2個のネットワーク装置が接続された時に予
備の光伝送路が存在しなかった。図23の構成では、外
部出力端、外部入力端の個数が図22の構成と比べて2
倍あり、半分を予備用に用いることが可能である。22
05〜2208は多重装置へと接続される出力端であ
る。2309〜2312は多重分離装置から接続される
入力端である。2325〜2332は光カップラであ
り、2317〜2324は1×3の光スイッチである。
2316、2312を右回り現用リングに接続し、23
15、2311を右回り予備用リングに接続し、231
4,2310を左回り予備用リングに接続し、231
3、2309を左回り現用リングに接続することによ
り、本発明を実施することが可能である。
【0140】図26を用いて図23と別の構成を説明す
る。図23は、図2で光ADM部から入力された信号を
分岐出力端側へ出力せずに、他の光ADM部へ出力する
ことができないが、図26はそれを可能とする構成(信
号がそのまま通過するような設定が可能な構成)であ
る。図26で2601〜2504は外部出力端、260
5〜2608は外部入力端であり、他のネットワーク装
置が接続される。2609〜2612は多重装置へと接
続される出力端である。2613〜2616は多重分離
装置から接続される入力端である。2600は8×8の
光スイッチであり、非閉塞光スイッチを用いる。261
6、2612を右回り現用リングに接続し、2615,
2611を右回り予備用リングに接続し、2614、2
610を左回り予備用リングに接続し、2613,26
09を左回り現用リングに接続することにより、本発明
の障害回復を実施することが可能である。
る。図23は、図2で光ADM部から入力された信号を
分岐出力端側へ出力せずに、他の光ADM部へ出力する
ことができないが、図26はそれを可能とする構成(信
号がそのまま通過するような設定が可能な構成)であ
る。図26で2601〜2504は外部出力端、260
5〜2608は外部入力端であり、他のネットワーク装
置が接続される。2609〜2612は多重装置へと接
続される出力端である。2613〜2616は多重分離
装置から接続される入力端である。2600は8×8の
光スイッチであり、非閉塞光スイッチを用いる。261
6、2612を右回り現用リングに接続し、2615,
2611を右回り予備用リングに接続し、2614、2
610を左回り予備用リングに接続し、2613,26
09を左回り現用リングに接続することにより、本発明
の障害回復を実施することが可能である。
【0141】信号を分岐挿入せずに次のノードへと伝送
するような接続が可能であることにより、現用信号の構
成に柔軟性を持たせることが可能である。図23の構成
では、信号を分岐挿入せずに通過させる場合、図2の光
ADM部を通過状態にさせることにより実現する必要が
あった。従って、光ADM部と図22の協調動作が必要
であったが、図26の構成を用いると、それだけで信号
の通過状態を構成できるので、協調動作を必要とせず、
制御が簡単になる。又、図26の構成では、2600と
して非閉塞スイッチを用いているので、入力された信号
をそのまま入力信号の方向へ戻すような切替設定をする
ことが可能である。これが可能であることにより、保守
時に自分の送った信号そのものが隣のノードまで届いて
いるかどうか遠隔確認することが可能である。
するような接続が可能であることにより、現用信号の構
成に柔軟性を持たせることが可能である。図23の構成
では、信号を分岐挿入せずに通過させる場合、図2の光
ADM部を通過状態にさせることにより実現する必要が
あった。従って、光ADM部と図22の協調動作が必要
であったが、図26の構成を用いると、それだけで信号
の通過状態を構成できるので、協調動作を必要とせず、
制御が簡単になる。又、図26の構成では、2600と
して非閉塞スイッチを用いているので、入力された信号
をそのまま入力信号の方向へ戻すような切替設定をする
ことが可能である。これが可能であることにより、保守
時に自分の送った信号そのものが隣のノードまで届いて
いるかどうか遠隔確認することが可能である。
【0142】又、分岐出力端側、挿入端側に、優先度の
低い信号を予備リングに収容できるように優先度の低い
信号の入出力端を設けて、優先度の低い信号を予備リン
グに収容する機能を付加した一体型光スイッチを用いて
も、本発明は実施可能である。図24はETパスを現用
信号や予備信号とは異なる入出力端で収容できるように
した構成例である。図24で2401〜2404、及び
2433、2434は外部出力端、2405〜240
8、及び、2435,2436は外部入力端であり、他
のネットワーク装置が接続される。図22の構成では、
外部入力端、外部出力端にそれぞれ2個のネットワーク
装置が接続された時に予備の光伝送路が存在しなかっ
た。図24の構成では、1個の右回り又は左回りの現用
信号に対し、他のネットワーク装置の現用、予備用の入
出力端に接続できる。例えば、2401に現用信号を出
力し、2402にはその予備用の信号を出力する。その
ような現用・予備用のペアを2403と2404、24
05と2406、2407と2408にも組むことがで
きる。更に、2433〜2436は優先度の低い信号の
入出力に用いることができる。2409〜2412は多
重装置へと接続される出力端である。2413〜241
6は多重分離装置から接続される入力端である。242
5〜2432は光カップラであり、2417〜2424
は1×3の光スイッチである。2416、2412を右
回り現用リングに接続し、2415、2411を右回り
予備用リングに接続し、2414,2410を左回り予
備用リングに接続し、2413、2409を左回り現用
リングに接続することにより、本発明の障害回復を実施
することが可能である。
低い信号を予備リングに収容できるように優先度の低い
信号の入出力端を設けて、優先度の低い信号を予備リン
グに収容する機能を付加した一体型光スイッチを用いて
も、本発明は実施可能である。図24はETパスを現用
信号や予備信号とは異なる入出力端で収容できるように
した構成例である。図24で2401〜2404、及び
2433、2434は外部出力端、2405〜240
8、及び、2435,2436は外部入力端であり、他
のネットワーク装置が接続される。図22の構成では、
外部入力端、外部出力端にそれぞれ2個のネットワーク
装置が接続された時に予備の光伝送路が存在しなかっ
た。図24の構成では、1個の右回り又は左回りの現用
信号に対し、他のネットワーク装置の現用、予備用の入
出力端に接続できる。例えば、2401に現用信号を出
力し、2402にはその予備用の信号を出力する。その
ような現用・予備用のペアを2403と2404、24
05と2406、2407と2408にも組むことがで
きる。更に、2433〜2436は優先度の低い信号の
入出力に用いることができる。2409〜2412は多
重装置へと接続される出力端である。2413〜241
6は多重分離装置から接続される入力端である。242
5〜2432は光カップラであり、2417〜2424
は1×3の光スイッチである。2416、2412を右
回り現用リングに接続し、2415、2411を右回り
予備用リングに接続し、2414,2410を左回り予
備用リングに接続し、2413、2409を左回り現用
リングに接続することにより、本発明の障害回復を実施
することが可能である。
【0143】図27を用いて別の構成を説明する。図2
4は、図2で光ADM部から入力された信号を分岐出力
端側へ出力せずに、他の光ADM部へ出力することがで
きないが、図27はそれを可能とする構成(信号がその
まま通過するような設定が可能な構成)である。図27
で2701〜2706は外部出力端、2707〜271
2は外部入力端であり、他のネットワーク装置が接続さ
れる。図27の構成では、1個の右回り又は左回りの現
用信号に対し、他のネットワーク装置の現用、予備用の
入出力端に接続できる。例えば、2702に現用信号を
出力し、2703にはその予備用の信号を出力する。そ
のような現用・予備用のペアを2704と2705、2
708と2709、2710と2711にも組むことが
できる。更に、2701、2706、2707、271
2は優先度の低い信号の入出力に用いることができる。
2713〜2716は多重装置へと接続される出力端で
ある。2717〜2720は多重分離装置から接続され
る入力端である。2700は10×10の光スイッチで
あり、非閉塞光スイッチを用いる。2720、2716
を右回り現用リングに接続し、2719,2715を右
回り予備用リングに接続し、2718、2714を左回
り予備用リングに接続し、2717,2713を左回り
現用リングに接続することにより、本発明の障害回復を
実施することが可能である。
4は、図2で光ADM部から入力された信号を分岐出力
端側へ出力せずに、他の光ADM部へ出力することがで
きないが、図27はそれを可能とする構成(信号がその
まま通過するような設定が可能な構成)である。図27
で2701〜2706は外部出力端、2707〜271
2は外部入力端であり、他のネットワーク装置が接続さ
れる。図27の構成では、1個の右回り又は左回りの現
用信号に対し、他のネットワーク装置の現用、予備用の
入出力端に接続できる。例えば、2702に現用信号を
出力し、2703にはその予備用の信号を出力する。そ
のような現用・予備用のペアを2704と2705、2
708と2709、2710と2711にも組むことが
できる。更に、2701、2706、2707、271
2は優先度の低い信号の入出力に用いることができる。
2713〜2716は多重装置へと接続される出力端で
ある。2717〜2720は多重分離装置から接続され
る入力端である。2700は10×10の光スイッチで
あり、非閉塞光スイッチを用いる。2720、2716
を右回り現用リングに接続し、2719,2715を右
回り予備用リングに接続し、2718、2714を左回
り予備用リングに接続し、2717,2713を左回り
現用リングに接続することにより、本発明の障害回復を
実施することが可能である。
【0144】信号を分岐挿入せずに次のノードへと伝送
するような接続が可能であることにより、現用信号の構
成に柔軟性を持たせることが可能である。図24の構成
では、信号を分岐挿入せずに通過させる場合、図2の光
ADM部を通過状態にさせることにより実現する必要が
あった。従って、光ADM部と図22の協調動作が必要
であったが、図27の構成を用いると、それだけで信号
の通過状態を構成できるので、協調動作を必要とせず、
制御が簡単になる。又、図27の構成では、2700と
して非閉塞スイッチを用いているので、入力された信号
をそのまま入力信号の方向へ戻すような切替設定をする
ことが可能である。これが可能であることにより、保守
時に自分の送った信号そのものが隣のノードまで届いて
いるかどうか確認することが可能である。
するような接続が可能であることにより、現用信号の構
成に柔軟性を持たせることが可能である。図24の構成
では、信号を分岐挿入せずに通過させる場合、図2の光
ADM部を通過状態にさせることにより実現する必要が
あった。従って、光ADM部と図22の協調動作が必要
であったが、図27の構成を用いると、それだけで信号
の通過状態を構成できるので、協調動作を必要とせず、
制御が簡単になる。又、図27の構成では、2700と
して非閉塞スイッチを用いているので、入力された信号
をそのまま入力信号の方向へ戻すような切替設定をする
ことが可能である。これが可能であることにより、保守
時に自分の送った信号そのものが隣のノードまで届いて
いるかどうか確認することが可能である。
【0145】又、それらの入出力端に信号監視装置を付
加しても本発明は実施可能である。常時、信号の監視を
スイッチ部の入力側、出力側で行うことによって、障害
時の切替が高速化される。信号の監視としては、信号の
ビット誤り率や、信号に付与された識別子が所定のもの
か(誤接続がないか)を監視する。
加しても本発明は実施可能である。常時、信号の監視を
スイッチ部の入力側、出力側で行うことによって、障害
時の切替が高速化される。信号の監視としては、信号の
ビット誤り率や、信号に付与された識別子が所定のもの
か(誤接続がないか)を監視する。
【0146】又、他ノードと制御・監視情報を授受する
手段を付加し、信号の監視手段から得られた情報と、他
ノードとの制御・監視情報の授受により得られた情報に
基づき、スイッチ部の制御を行うことによっても本発明
は実施可能である。これにより障害回復は自動化され
る。
手段を付加し、信号の監視手段から得られた情報と、他
ノードとの制御・監視情報の授受により得られた情報に
基づき、スイッチ部の制御を行うことによっても本発明
は実施可能である。これにより障害回復は自動化され
る。
【0147】本発明の実施の形態の説明では、リング上
で、光パスが全体としてどのように構成されているかに
ついて言及しなかったが、別波長による制御信号の転送
がループを形成さえすれば、ある波長に関する現用光パ
ス自身はループを構成しなくても良い。例えば、λ1の
波長の現用光パスが1個のみリング存在している場合で
も、別波長で制御信号を別波長で隣接ノード間毎に転送
しており、ノード間シグナリングを行うことが可能であ
るので、本発明の実施が可能である。
で、光パスが全体としてどのように構成されているかに
ついて言及しなかったが、別波長による制御信号の転送
がループを形成さえすれば、ある波長に関する現用光パ
ス自身はループを構成しなくても良い。例えば、λ1の
波長の現用光パスが1個のみリング存在している場合で
も、別波長で制御信号を別波長で隣接ノード間毎に転送
しており、ノード間シグナリングを行うことが可能であ
るので、本発明の実施が可能である。
【0148】本発明の実施の形態として、図6、図7に
おいて、1本、又は、2本の光ファイバに破断障害が発
生した場合について説明したが、同一地点でそれ以上の
本数の光ファイバに障害が発生した場合であっても、本
発明を実施することができる。
おいて、1本、又は、2本の光ファイバに破断障害が発
生した場合について説明したが、同一地点でそれ以上の
本数の光ファイバに障害が発生した場合であっても、本
発明を実施することができる。
【0149】本発明の実施の形態では、同一地点のファ
イバ障害について説明したが、異なる地点にファイバ障
害が発生した場合でも、ショート・パス、又はロング・
パスによる迂回路を構成することができ、かつ制御メッ
セージのやり取りを行うことが可能であれば、本発明を
適用することができる。
イバ障害について説明したが、異なる地点にファイバ障
害が発生した場合でも、ショート・パス、又はロング・
パスによる迂回路を構成することができ、かつ制御メッ
セージのやり取りを行うことが可能であれば、本発明を
適用することができる。
【0150】本発明の実施の形態では、ファイバ障害の
場合について説明したが、ノード障害等他の障害の場
合、ある波長のみの障害(例えば、ある波長の光送信器
の障害)に対しても、同様の方法で障害回復を行うこと
が可能である。
場合について説明したが、ノード障害等他の障害の場
合、ある波長のみの障害(例えば、ある波長の光送信器
の障害)に対しても、同様の方法で障害回復を行うこと
が可能である。
【0151】本発明の実施の形態では、光パスの監視と
してビット誤り率を監視する方法を用いたが、光パワー
を監視する方法を用いて監視することも可能である。光
パワーの監視手段は、例えば、フォトダイオードを入力
端に設置し、そのフォトカレントを監視することにより
実現可能である。その他、光のS/N(信号対雑音比)
を監視する方法を適用することも可能である。光のS/
Nを監視する方法としては、例えば、ASE(自然放出
光雑音)と信号光の比を求めることにより光のS/Nを
求めることによって実現可能である。
してビット誤り率を監視する方法を用いたが、光パワー
を監視する方法を用いて監視することも可能である。光
パワーの監視手段は、例えば、フォトダイオードを入力
端に設置し、そのフォトカレントを監視することにより
実現可能である。その他、光のS/N(信号対雑音比)
を監視する方法を適用することも可能である。光のS/
Nを監視する方法としては、例えば、ASE(自然放出
光雑音)と信号光の比を求めることにより光のS/Nを
求めることによって実現可能である。
【0152】本発明の実施の形態では、障害回復手順と
して、図8、図9に示すようなシーケンス・チャートを
用いたが、必ずしもこれと同一のものを用いる必要はな
い。例えば、ETパスの切り離しを、ETパスのSノー
ド、Dノードともに切り離すという動作を先に行ってか
ら迂回予備光パスを構成したが、ETパスのSノードの
み切り離しても、ETパスの波長の光信号が予備リング
上に存在しなくなり波長衝突が起こらないので迂回パス
を構成することが可能である。
して、図8、図9に示すようなシーケンス・チャートを
用いたが、必ずしもこれと同一のものを用いる必要はな
い。例えば、ETパスの切り離しを、ETパスのSノー
ド、Dノードともに切り離すという動作を先に行ってか
ら迂回予備光パスを構成したが、ETパスのSノードの
み切り離しても、ETパスの波長の光信号が予備リング
上に存在しなくなり波長衝突が起こらないので迂回パス
を構成することが可能である。
【0153】この場合、ETパスのDノードでは、ET
パスを切り離してないので、急に光信号が来なくなった
り、違う宛先の光信号を受信するようになりDノードが
混乱する恐れがあるが、その旨を制御信号光で通知する
等の方法を用いれば、ETパスのDノードにその旨を認
識させることが可能である。
パスを切り離してないので、急に光信号が来なくなった
り、違う宛先の光信号を受信するようになりDノードが
混乱する恐れがあるが、その旨を制御信号光で通知する
等の方法を用いれば、ETパスのDノードにその旨を認
識させることが可能である。
【0154】本発明の実施の形態では、予め定めた一定
時間経過後にショート・パス切り替え完了のメッセージ
が返って来なかったら、障害回復方法をショート・パス
切り替えからロング・パス切り替えに変更したが、必ず
しもこれと同じ方法を用いなくても良い。例えば、いず
れかのノードがショート・パス切り替えによる障害回復
が不可能であることを認識している場合には、そのノー
ドからのメッセージングによりショート・パス切り替え
を行わないようにする方法を用いることが可能である。
時間経過後にショート・パス切り替え完了のメッセージ
が返って来なかったら、障害回復方法をショート・パス
切り替えからロング・パス切り替えに変更したが、必ず
しもこれと同じ方法を用いなくても良い。例えば、いず
れかのノードがショート・パス切り替えによる障害回復
が不可能であることを認識している場合には、そのノー
ドからのメッセージングによりショート・パス切り替え
を行わないようにする方法を用いることが可能である。
【0155】本実施の形態では、ETパスの存在に関係
なく、ショート・パスへの迂回を優先して行ったが、E
Tパスが存在するか否かによる優先度で障害回復動作を
行う方法によっても本発明は支障無く実施可能である。
例えば、ショート・パスを構成する予備リング上にET
パスが存在し、ロング・パスを構成するリング上にET
パスが存在しなければ、ロング・パスへの迂回による障
害回復を行うという方法でもよい。
なく、ショート・パスへの迂回を優先して行ったが、E
Tパスが存在するか否かによる優先度で障害回復動作を
行う方法によっても本発明は支障無く実施可能である。
例えば、ショート・パスを構成する予備リング上にET
パスが存在し、ロング・パスを構成するリング上にET
パスが存在しなければ、ロング・パスへの迂回による障
害回復を行うという方法でもよい。
【0156】本発明の実施の形態では、ショート・パス
に優先して切り替える方法を用いたが、切り替え先の優
先度決定方法は、この方法を用いなくても実施できる。
例えば、障害回復のために切り離さなければならないE
Tパスの総ホップ数、総伝送距離、通信量等を考慮して
優先度を決める方法を用いることも可能である。
に優先して切り替える方法を用いたが、切り替え先の優
先度決定方法は、この方法を用いなくても実施できる。
例えば、障害回復のために切り離さなければならないE
Tパスの総ホップ数、総伝送距離、通信量等を考慮して
優先度を決める方法を用いることも可能である。
【0157】本発明の実施の形態では、波長多重システ
ムに於いて光パスを用いるリングについて説明したが、
SONET、SDH等のパスが時間多重されているシス
テムにも本発明を適用することができる。但し、本発明
では、ループバックスイッチを行わないことより光信号
の伝送距離が少なくて済むので、リング長を大きく取る
ことが可能であるため、ノードを光信号が光のまま通過
する光ネットワークに於いて本発明を適用する方が有効
性が増大する(SONETリングでは、各ノード毎に光
信号を電気信号に変換して信号の再生を行っている)。
ムに於いて光パスを用いるリングについて説明したが、
SONET、SDH等のパスが時間多重されているシス
テムにも本発明を適用することができる。但し、本発明
では、ループバックスイッチを行わないことより光信号
の伝送距離が少なくて済むので、リング長を大きく取る
ことが可能であるため、ノードを光信号が光のまま通過
する光ネットワークに於いて本発明を適用する方が有効
性が増大する(SONETリングでは、各ノード毎に光
信号を電気信号に変換して信号の再生を行っている)。
【0158】又、光のパスは2.5Gb/sの光信号で
あろうと10Gb/sの光信号であろうと、一本の光パ
スであるので、2.5Gb/sの光パスと10Gb/s
の光パスが混在したしたシステムに於いても、第1の実
施の形態と同様のノード構成、障害回復方法を用いるこ
とが可能であり、柔軟性が高い。
あろうと10Gb/sの光信号であろうと、一本の光パ
スであるので、2.5Gb/sの光パスと10Gb/s
の光パスが混在したしたシステムに於いても、第1の実
施の形態と同様のノード構成、障害回復方法を用いるこ
とが可能であり、柔軟性が高い。
【0159】各現用光パスの信号速度が異なってもノー
ド間のシグナリングが可能であれば、予備リング中で共
有しているのは、予備資源となる予備波長であり、光の
信号速度無依存性よりどのような信号速度(伝送可能な
範囲)にも対応可能であるからである。
ド間のシグナリングが可能であれば、予備リング中で共
有しているのは、予備資源となる予備波長であり、光の
信号速度無依存性よりどのような信号速度(伝送可能な
範囲)にも対応可能であるからである。
【0160】又、光パスの信号はどのような信号フォー
マットのものが混在しても、光スイッチで切り替え、ノ
ード間のシグナリングが可能であれば、光スイッチが信
号フォーマット無依存なので本発明の実施が可能であ
る。
マットのものが混在しても、光スイッチで切り替え、ノ
ード間のシグナリングが可能であれば、光スイッチが信
号フォーマット無依存なので本発明の実施が可能であ
る。
【0161】本発明の実施の形態では、波長多重システ
ムに於いて光パスを用いる方法について説明したが、A
TMのVP(Virtual Path)やVC(Virtual Channe
l)に対しても、リングネットワークであれば、本発明
を適用することができる。
ムに於いて光パスを用いる方法について説明したが、A
TMのVP(Virtual Path)やVC(Virtual Channe
l)に対しても、リングネットワークであれば、本発明
を適用することができる。
【0162】本発明の実施の形態では、主信号系に1.
5μm帯の波長の光信号、制御信号系に1.3μm帯の
波長の光信号を用いたが、主信号系と制御信号系が分離
できるものであれば、これらの波長を用いるに限定され
るものではなく、任意の波長の光信号に対して実施可能
である。
5μm帯の波長の光信号、制御信号系に1.3μm帯の
波長の光信号を用いたが、主信号系と制御信号系が分離
できるものであれば、これらの波長を用いるに限定され
るものではなく、任意の波長の光信号に対して実施可能
である。
【0163】本発明の実施の形態では、他ノードへの制
御信号の転送する方式としてフレーム構成を用い、最初
の8ビットに宛先ノード名、次の8ビットに制御メッセ
ージを割り当てる例について説明したが、これに限定さ
れるものではなく、パスの障害回復の要求がソースノー
ドに伝われば、どのようなビットの割り当て方でも良
い。又、ビットに情報を割り当てる必要も無く、メッセ
ージ指向通信を用いることも可能である。パケット通信
やフレーム・リレー、ATMを用いた通信を用いること
も可能である。
御信号の転送する方式としてフレーム構成を用い、最初
の8ビットに宛先ノード名、次の8ビットに制御メッセ
ージを割り当てる例について説明したが、これに限定さ
れるものではなく、パスの障害回復の要求がソースノー
ドに伝われば、どのようなビットの割り当て方でも良
い。又、ビットに情報を割り当てる必要も無く、メッセ
ージ指向通信を用いることも可能である。パケット通信
やフレーム・リレー、ATMを用いた通信を用いること
も可能である。
【0164】本発明の実施の形態では、制御信号の転送
手段として、主信号と異なる波長の光信号を用いる例に
ついて説明したが、これに限定されるものではなく、制
御情報を転送できる媒体であれば任意の手段を用いるこ
とができる。例えば、無線信号や、サブキャリアを光信
号に重畳して伝送する系を用いて制御情報をノード間で
やり取りしたり、電話回線を用いて制御信号のやり取り
を行ってもよい。
手段として、主信号と異なる波長の光信号を用いる例に
ついて説明したが、これに限定されるものではなく、制
御情報を転送できる媒体であれば任意の手段を用いるこ
とができる。例えば、無線信号や、サブキャリアを光信
号に重畳して伝送する系を用いて制御情報をノード間で
やり取りしたり、電話回線を用いて制御信号のやり取り
を行ってもよい。
【0165】又、時分割多重された主信号光中の制御監
視のための領域を用いて、他ノードと制御監視情報の授
受を行う方式を用いても本発明の実施は可能である。
視のための領域を用いて、他ノードと制御監視情報の授
受を行う方式を用いても本発明の実施は可能である。
【0166】本発明の実施の形態では、障害回復動作開
始のきっかけとして、自ノード終端信号の障害検出とい
う事象を用いて説明したが、他ノードや他のネットワー
ク機器からの障害通知によって障害回復動作を開始して
もよい。例えば、光パス(波長:λ1)を終端するノー
ドの前段のノードで、λ1の波長の光パスの異常を検出
してそれを終端ノードに通知することによって障害回復
動作を起こす方法を用いても本発明は支障無く実施でき
る。
始のきっかけとして、自ノード終端信号の障害検出とい
う事象を用いて説明したが、他ノードや他のネットワー
ク機器からの障害通知によって障害回復動作を開始して
もよい。例えば、光パス(波長:λ1)を終端するノー
ドの前段のノードで、λ1の波長の光パスの異常を検出
してそれを終端ノードに通知することによって障害回復
動作を起こす方法を用いても本発明は支障無く実施でき
る。
【0167】本発明の実施の形態としては、ノード間の
通信量が上り方向と下り方向で対称な場合、あるいは、
ノード間の通信量が上り方向と下り方向で非対称な場合
(例えば、下り方向の通信のみしかないシステム)のい
ずれの場合であっても、本発明を適用することができ
る。
通信量が上り方向と下り方向で対称な場合、あるいは、
ノード間の通信量が上り方向と下り方向で非対称な場合
(例えば、下り方向の通信のみしかないシステム)のい
ずれの場合であっても、本発明を適用することができ
る。
【0168】本発明の実施の形態では、1つのリングシ
ステムで1つの障害回復方法を用いる方式について説明
したが、これに限定されるものではなく、本発明構成、
方法と従来の1+1プロテクション方式等他の方式を組
み合わせても実現可能である。例えば、波長毎に、λ
1、λ2は1+1方式による障害回復方法、λ3、λ4
を本発明による障害回復に用いることもできる。
ステムで1つの障害回復方法を用いる方式について説明
したが、これに限定されるものではなく、本発明構成、
方法と従来の1+1プロテクション方式等他の方式を組
み合わせても実現可能である。例えば、波長毎に、λ
1、λ2は1+1方式による障害回復方法、λ3、λ4
を本発明による障害回復に用いることもできる。
【0169】本発明の実施の形態では、光スイッチ40
5〜406、510、511として機械式光スイッチを
用いたが、クロストークやロス等の性能を満たす光スイ
ッチであれば、電気光学効果を用いた光スイッチや、熱
光学効果を用いた光スイッチや、半導体光アンプを用い
た光ゲート・スイッチ等任意の光スイッチを採用するこ
とができる。
5〜406、510、511として機械式光スイッチを
用いたが、クロストークやロス等の性能を満たす光スイ
ッチであれば、電気光学効果を用いた光スイッチや、熱
光学効果を用いた光スイッチや、半導体光アンプを用い
た光ゲート・スイッチ等任意の光スイッチを採用するこ
とができる。
【0170】本発明の実施の形態では、例えば光スイッ
チ230、231として図3の構成を基本にして説明し
たが、それと異なるサイズ、構成のスイッチを用いて本
発明を構成することもできる。即ち、現用信号の共有予
備資源を持つ予備リングをn本持つシステムの場合、現
用リングと予備リング全てに切り替えることを可能にす
るためには(n+1)×1の光スイッチを用いる必要が
ある。このようなスイッチの機能を包含するより大規模
なm×nスイッチを用いて本発明を構成することができ
る。
チ230、231として図3の構成を基本にして説明し
たが、それと異なるサイズ、構成のスイッチを用いて本
発明を構成することもできる。即ち、現用信号の共有予
備資源を持つ予備リングをn本持つシステムの場合、現
用リングと予備リング全てに切り替えることを可能にす
るためには(n+1)×1の光スイッチを用いる必要が
ある。このようなスイッチの機能を包含するより大規模
なm×nスイッチを用いて本発明を構成することができ
る。
【0171】又、保守点検のために入力された信号をそ
のまま送信ノードに返す機能を持つスイッチ機能を持っ
ている構成でも本発明は支障無く実現できる。
のまま送信ノードに返す機能を持つスイッチ機能を持っ
ている構成でも本発明は支障無く実現できる。
【0172】本発明の実施の形態では、Sノード、Dノ
ードのスイッチとして光スイッチ230、231を用い
たが、ここでスイッチングをせずにそのまま直接分離出
力端や分離入力端に接続し、光信号を電気信号に変換し
た後に電気のスイッチによりプロテクションを行っても
よい。又、電気のスイッチとしては、空間的に切り替え
る電気のスイッチでも、時分割多重された信号を時分割
多重分離したものを切り替える電気のスイッチでも、A
TMスイッチのようにセルにより確立したコネクション
を切り替えるATMスイッチでも、本発明は支障無く実
施できる。
ードのスイッチとして光スイッチ230、231を用い
たが、ここでスイッチングをせずにそのまま直接分離出
力端や分離入力端に接続し、光信号を電気信号に変換し
た後に電気のスイッチによりプロテクションを行っても
よい。又、電気のスイッチとしては、空間的に切り替え
る電気のスイッチでも、時分割多重された信号を時分割
多重分離したものを切り替える電気のスイッチでも、A
TMスイッチのようにセルにより確立したコネクション
を切り替えるATMスイッチでも、本発明は支障無く実
施できる。
【0173】本発明の実施の形態では、光信号の監視の
ために10:90の分岐比の光カップラを用いた例につ
いて説明したが、これに限定されるものではなく、光レ
ベル設計が問題なければ、光パワー分岐比、結合比は任
意に設定可能である。
ために10:90の分岐比の光カップラを用いた例につ
いて説明したが、これに限定されるものではなく、光レ
ベル設計が問題なければ、光パワー分岐比、結合比は任
意に設定可能である。
【0174】本発明の実施の形態では、4ノード、2波
長のリングの場合について説明したが、これに限定され
るものではなく、ノード数、波長多重数がこれ以外のシ
ステムに対しても本発明を適用できることは自明であ
る。
長のリングの場合について説明したが、これに限定され
るものではなく、ノード数、波長多重数がこれ以外のシ
ステムに対しても本発明を適用できることは自明であ
る。
【0175】本発明の実施の形態では、光ADM部とし
て全ての光信号の挿入、分離が可能である構成を用いた
が、全ての波長の挿入分離が可能でない構成であっても
本発明が適用できることは明らかである。
て全ての光信号の挿入、分離が可能である構成を用いた
が、全ての波長の挿入分離が可能でない構成であっても
本発明が適用できることは明らかである。
【0176】本発明の実施の形態では、波長多重された
系を前提としているが、波長多重数が1の場合でも、本
発明が実施可能であることは明らかである。
系を前提としているが、波長多重数が1の場合でも、本
発明が実施可能であることは明らかである。
【0177】本発明の実施の形態では、光多重技術とし
て波長多重技術を適用した場合について説明したが、偏
波多重、時間多重、空間多重等他の多重技術が適用され
た系に対しても本発明を実施することができる。例え
ば、空間多重システムに本発明を適用するには、光ファ
イバ複数本を束ねた物を光ファイバ群として扱い、光フ
ァイバ群によりノードをリングトポロジに接続し、光フ
ァイバ群により構成されるリングを1つのリングとして
扱うことにより実現可能である。一例として、ファイバ
群のリングが4つであれば、第1の実施の形態と同様に
障害回復を行うことが可能であり、ファイバ群のリング
が2つであれば、第2の実施の形態、第3の実施の形態
と同様に取り扱える。
て波長多重技術を適用した場合について説明したが、偏
波多重、時間多重、空間多重等他の多重技術が適用され
た系に対しても本発明を実施することができる。例え
ば、空間多重システムに本発明を適用するには、光ファ
イバ複数本を束ねた物を光ファイバ群として扱い、光フ
ァイバ群によりノードをリングトポロジに接続し、光フ
ァイバ群により構成されるリングを1つのリングとして
扱うことにより実現可能である。一例として、ファイバ
群のリングが4つであれば、第1の実施の形態と同様に
障害回復を行うことが可能であり、ファイバ群のリング
が2つであれば、第2の実施の形態、第3の実施の形態
と同様に取り扱える。
【0178】本発明の実施の形態として、2ファイバの
場合、4ファイバの場合について示したが、本発明はそ
れに限定されるものではない。例えば、4ファイバシス
テムから、共有予備資源となる予備リングを右回り、左
回り1本ずつ増やし、障害回復に用いる光スイッチ30
9,312を1×4スイッチにすれば、6ファイバリン
グに於いても本発明が適用できる。又、第2の実施の形
態、第3の実施の形態で説明したように、帯域資源の一
部を現用資源、残りを予備資源として用いさせえすれ
ば、2ファイバリングである必要は無く、3ファイバリ
ング、4ファイバリングにも本発明は適用可能である。
場合、4ファイバの場合について示したが、本発明はそ
れに限定されるものではない。例えば、4ファイバシス
テムから、共有予備資源となる予備リングを右回り、左
回り1本ずつ増やし、障害回復に用いる光スイッチ30
9,312を1×4スイッチにすれば、6ファイバリン
グに於いても本発明が適用できる。又、第2の実施の形
態、第3の実施の形態で説明したように、帯域資源の一
部を現用資源、残りを予備資源として用いさせえすれ
ば、2ファイバリングである必要は無く、3ファイバリ
ング、4ファイバリングにも本発明は適用可能である。
【0179】また、光信号を1本のファイバ中で双方向
に伝送するシステムを用いれば、物理的には1つのリン
グしかないが、論理的的には逆向き回りの2つのリング
とみなすことができ、本発明構成、方法が適用可能であ
る。この技術を用いると、物理的には、本発明の実施の
発明で説明したリングの本数より少ない本数のリングを
用いて本発明の適用が可能である。
に伝送するシステムを用いれば、物理的には1つのリン
グしかないが、論理的的には逆向き回りの2つのリング
とみなすことができ、本発明構成、方法が適用可能であ
る。この技術を用いると、物理的には、本発明の実施の
発明で説明したリングの本数より少ない本数のリングを
用いて本発明の適用が可能である。
【0180】本発明の実施の形態では、波長多重器、波
長多重分離器としてAWGを用いる例について説明した
が、回折格子を用いたものや、ファイバ・ブラッグ・グ
レーティング(ファイバの中に周期構造を持たせてフィ
ルタを構成したもの)を組み合わせたもの等、波長を多
重したり波長多重分離する機能を持つものであれば、任
意のものを用いることができる。
長多重分離器としてAWGを用いる例について説明した
が、回折格子を用いたものや、ファイバ・ブラッグ・グ
レーティング(ファイバの中に周期構造を持たせてフィ
ルタを構成したもの)を組み合わせたもの等、波長を多
重したり波長多重分離する機能を持つものであれば、任
意のものを用いることができる。
【0181】本発明の実施の形態では、光増幅器を光通
信ノードや光伝送路中に用いていないが、それを用いた
系でも本発明が支障無く実施できることは自明である。
信ノードや光伝送路中に用いていないが、それを用いた
系でも本発明が支障無く実施できることは自明である。
【0182】本発明の実施の形態では、光信号を電気信
号に変換することなく、光のまま途中のノードを通過す
る光通信ネットワークについて説明したが、途中で電気
信号に変換して再び光信号に変換する装置が挿入しても
よい。このような装置を入れることによりリングの長距
離化が可能となったり、分離信号、挿入信号とのインタ
フェースとして信号を再生したり、光信号の監視を行う
ことが可能となったりする。又、電気信号に変換してか
ら再び光信号に変換する装置を光パスの中に構成する場
合、その装置が光を出すか出さないかを制御することに
より、ゲート型スイッチとして動作させることが可能で
ある。例えば、光を出力する状態としない状態の両方を
構成可能な光−電気−光変換装置はゲート型スイッチと
して動作可能であるので、図4のゲート型光スイッチ4
05〜407として用いることができる。
号に変換することなく、光のまま途中のノードを通過す
る光通信ネットワークについて説明したが、途中で電気
信号に変換して再び光信号に変換する装置が挿入しても
よい。このような装置を入れることによりリングの長距
離化が可能となったり、分離信号、挿入信号とのインタ
フェースとして信号を再生したり、光信号の監視を行う
ことが可能となったりする。又、電気信号に変換してか
ら再び光信号に変換する装置を光パスの中に構成する場
合、その装置が光を出すか出さないかを制御することに
より、ゲート型スイッチとして動作させることが可能で
ある。例えば、光を出力する状態としない状態の両方を
構成可能な光−電気−光変換装置はゲート型スイッチと
して動作可能であるので、図4のゲート型光スイッチ4
05〜407として用いることができる。
【0183】光信号を電気信号に変換する部分、電気信
号を光信号に変換する部分は、装置中、どこに存在して
も本発明の実施が可能であることは自明である。例え
ば、光スイッチ部の入力端や出力端に存在しても良い。
その場合、本発明の実施の形態中の光スイッチの代わり
に電気信号を切り替える電気スイッチを用いても本発明
の実施が可能であることは自明である。
号を光信号に変換する部分は、装置中、どこに存在して
も本発明の実施が可能であることは自明である。例え
ば、光スイッチ部の入力端や出力端に存在しても良い。
その場合、本発明の実施の形態中の光スイッチの代わり
に電気信号を切り替える電気スイッチを用いても本発明
の実施が可能であることは自明である。
【0184】本発明の実施の形態では、光パスとして途
中で波長変換の無いものを用いた場合について説明した
が、リングネットワーク中に波長変換器を挿入し、途中
で波長変換がなされているものを光パスとして扱っても
よい。波長変換器としては、光信号を一旦電気信号に変
換してから所望の波長の光源を用いて再び光信号に変換
する方法、相互利得変調、相互位相変調、四光波混合を
用いる方法等、どれでも適用できる。
中で波長変換の無いものを用いた場合について説明した
が、リングネットワーク中に波長変換器を挿入し、途中
で波長変換がなされているものを光パスとして扱っても
よい。波長変換器としては、光信号を一旦電気信号に変
換してから所望の波長の光源を用いて再び光信号に変換
する方法、相互利得変調、相互位相変調、四光波混合を
用いる方法等、どれでも適用できる。
【0185】波長変換器を用いた場合には、予備光パス
をうまく割り当てることにより、予備リングの中での波
長の再利用(同一リングで同じ波長を再び用いること)
が可能となるので二重障害等の多重障害への耐性が良く
なる。
をうまく割り当てることにより、予備リングの中での波
長の再利用(同一リングで同じ波長を再び用いること)
が可能となるので二重障害等の多重障害への耐性が良く
なる。
【0186】本発明の実施の形態では、予備リングでは
障害の起こっていない時に光を伝送していないが、予備
リングを用いた伝送系に障害が発生していないかを確認
するために、障害の起こっていない時にも光信号を流す
方法を用いたシステムに対しても本発明は適用可能であ
る。例えば、予備リングを周期的に全ての予備パスを構
成するように動作させて予備光パスの監視を周期的に行
い、障害を検出したり、切り替え要求メッセージを受信
すると、監視のための予備パスを構成することをやめ
て、障害回復のための予備光パスのみを構成する方法を
用いれば良い。
障害の起こっていない時に光を伝送していないが、予備
リングを用いた伝送系に障害が発生していないかを確認
するために、障害の起こっていない時にも光信号を流す
方法を用いたシステムに対しても本発明は適用可能であ
る。例えば、予備リングを周期的に全ての予備パスを構
成するように動作させて予備光パスの監視を周期的に行
い、障害を検出したり、切り替え要求メッセージを受信
すると、監視のための予備パスを構成することをやめ
て、障害回復のための予備光パスのみを構成する方法を
用いれば良い。
【0187】本発明の実施の形態では、左回りか右回り
の現用パスいづれか1方向の通信の障害に対する障害回
復について説明したが、本発明では、それぞれの共有予
備資源は独立に割り当てられており、それぞれ独立に迂
回路を形成できるので、右回りの通信と左回りの通信の
両方の障害が同時に起こる場合であっても本発明の適用
が可能である。
の現用パスいづれか1方向の通信の障害に対する障害回
復について説明したが、本発明では、それぞれの共有予
備資源は独立に割り当てられており、それぞれ独立に迂
回路を形成できるので、右回りの通信と左回りの通信の
両方の障害が同時に起こる場合であっても本発明の適用
が可能である。
【0188】但し、片方向(例えば、AノードからBノ
ードへの通信)の障害が発生したら両方向(Aノードか
らBノードへの通信とBノードからAノードへの通信の
両方)とも切り替える方式を用いても、本発明の実施が
可能であることは自明である。
ードへの通信)の障害が発生したら両方向(Aノードか
らBノードへの通信とBノードからAノードへの通信の
両方)とも切り替える方式を用いても、本発明の実施が
可能であることは自明である。
【0189】本発明の実施の形態では、リング・ネット
ワーク1個からなるネットワークの構成、障害回復方法
について説明したが、全体のネットワークが複数リング
・ネットワークが連結されたものであっても、本発明の
適用は可能である。各リング内に構成される光パスが複
数連結されて光パスを構成している時に、第mのリング
・ネットワーク中で障害が発生した場合、他のリングと
は無関係に、第mのリングの中で閉じた系で、実施の形
態で示したような障害回復を行えば良い。尚、全体のネ
ットワークは、必ずしも複数リング・ネットワークのみ
が連結されたもので無くても良い。例えば、リング・ネ
ットワークとリング・ネットワークとの間が現用系と予
備系を持った光伝送路により連結されている構成を、全
体のネットワーク中に含んでいても、リング・ネットワ
ーク中の障害に対しては、本発明の適用が可能である。
ワーク1個からなるネットワークの構成、障害回復方法
について説明したが、全体のネットワークが複数リング
・ネットワークが連結されたものであっても、本発明の
適用は可能である。各リング内に構成される光パスが複
数連結されて光パスを構成している時に、第mのリング
・ネットワーク中で障害が発生した場合、他のリングと
は無関係に、第mのリングの中で閉じた系で、実施の形
態で示したような障害回復を行えば良い。尚、全体のネ
ットワークは、必ずしも複数リング・ネットワークのみ
が連結されたもので無くても良い。例えば、リング・ネ
ットワークとリング・ネットワークとの間が現用系と予
備系を持った光伝送路により連結されている構成を、全
体のネットワーク中に含んでいても、リング・ネットワ
ーク中の障害に対しては、本発明の適用が可能である。
【0190】本発明の実施の形態では、光伝送路がリン
グトポロジとなっている場合について説明したが、本発
明はそれだけに限定されるものではない。例えば、ネッ
トワーク・ノードが複数存在し、それらがランダムに接
続されたメッシュ・ネットワークにおいても、波長毎の
光信号がリング・トポロジを構成するように接続されて
いれば、本発明の実施は可能である。それについて、図
28を用いて説明する。図28で、2801〜2809
はネットワークノードである。各ノードは、波長多重装
置、波長多重分離装置を備え、波長毎の光信号の挿入・
分岐が可能である。2811〜2815は光リンクであ
る。各光リンク中は波長多重伝送されている。ネットワ
ーク・ノードは複数の光リンク(ノード間の光伝送路)
により接続されている。各リンク中で、右回り現用の波
長、左回り現用の波長、右回り予備用の波長、左回り予
備の用波長を選択し、それらを接続すると、図28の太
線で示すように仮想的に波長毎のリングを構成すること
が可能である。ここで、各リンク中で用いる波長は、各
ノードで波長変換機能を持っていれば、必ずしも同一で
ある必要はない。例えば、仮想的な右回り現用のリング
を構成するのに、光リンク2811中でλ1の波長、光
リンク2812中でλ2の波長、光リンク2813中で
λ1の波長光リンク2814でλ2の波長、光リンク2
815でλ3の波長の連結によって構成する。そのよう
な仮想的なリングを4つ構成し、それらを現用右回り
用、その予備用、現用左回り用、その予備用のリングに
割り当てれば、本発明は実施可能である。
グトポロジとなっている場合について説明したが、本発
明はそれだけに限定されるものではない。例えば、ネッ
トワーク・ノードが複数存在し、それらがランダムに接
続されたメッシュ・ネットワークにおいても、波長毎の
光信号がリング・トポロジを構成するように接続されて
いれば、本発明の実施は可能である。それについて、図
28を用いて説明する。図28で、2801〜2809
はネットワークノードである。各ノードは、波長多重装
置、波長多重分離装置を備え、波長毎の光信号の挿入・
分岐が可能である。2811〜2815は光リンクであ
る。各光リンク中は波長多重伝送されている。ネットワ
ーク・ノードは複数の光リンク(ノード間の光伝送路)
により接続されている。各リンク中で、右回り現用の波
長、左回り現用の波長、右回り予備用の波長、左回り予
備の用波長を選択し、それらを接続すると、図28の太
線で示すように仮想的に波長毎のリングを構成すること
が可能である。ここで、各リンク中で用いる波長は、各
ノードで波長変換機能を持っていれば、必ずしも同一で
ある必要はない。例えば、仮想的な右回り現用のリング
を構成するのに、光リンク2811中でλ1の波長、光
リンク2812中でλ2の波長、光リンク2813中で
λ1の波長光リンク2814でλ2の波長、光リンク2
815でλ3の波長の連結によって構成する。そのよう
な仮想的なリングを4つ構成し、それらを現用右回り
用、その予備用、現用左回り用、その予備用のリングに
割り当てれば、本発明は実施可能である。
【0191】
【発明の効果】本発明によれば、障害時に、リング上の
ショート・パスへの迂回が可能なときショート・パスへ
の迂回による障害回復を行うことができ、ショート・パ
スへの迂回が不可能なとき、ロング・パスへの迂回によ
る障害回復を行っているので、ショート・パスによる障
害回復が可能である場合には、ETパスを切り離す数が
少なくて済み、障害回復時のETパスの運用効率が大き
くなる。又、部品の交換等の保守時にもショート・パス
の切り替えにより対応可能であるので、ETパスの切り
離し数が減り保守時のETパスの使用効率が大きくな
る。
ショート・パスへの迂回が可能なときショート・パスへ
の迂回による障害回復を行うことができ、ショート・パ
スへの迂回が不可能なとき、ロング・パスへの迂回によ
る障害回復を行っているので、ショート・パスによる障
害回復が可能である場合には、ETパスを切り離す数が
少なくて済み、障害回復時のETパスの運用効率が大き
くなる。又、部品の交換等の保守時にもショート・パス
の切り替えにより対応可能であるので、ETパスの切り
離し数が減り保守時のETパスの使用効率が大きくな
る。
【0192】又、ショート・パスは現用パスと同一経路
を通るので、ショート・パスへ迂回を行うことにより、
遅延差が少なく、切り替え時の瞬断時間が少なく、かつ
遅延差が少ないことにより、無瞬断切り替えに必要なメ
モリ容量が少なくて済む。
を通るので、ショート・パスへ迂回を行うことにより、
遅延差が少なく、切り替え時の瞬断時間が少なく、かつ
遅延差が少ないことにより、無瞬断切り替えに必要なメ
モリ容量が少なくて済む。
【0193】又、障害回復時に必ずロング・パスへの迂
回を行うのではないので、ショート・パスへの迂回によ
り障害回復可能である場合には、切り替えに関与するノ
ード数が減少するので障害回復時間が短縮される。これ
は、特に超長距離リングに於いて、効果が大きい。
回を行うのではないので、ショート・パスへの迂回によ
り障害回復可能である場合には、切り替えに関与するノ
ード数が減少するので障害回復時間が短縮される。これ
は、特に超長距離リングに於いて、効果が大きい。
【0194】又、障害時に迂回候補が、ショート・パス
とロング・パスの2つのパスがあるので、信頼性が向上
する。
とロング・パスの2つのパスがあるので、信頼性が向上
する。
【図1】本発明の第1の実施の形態を示すブロック構成
図である。
図である。
【図2】図1で用いられるノードのブロック構成図であ
る。
る。
【図3】図2で用いられる光スイッチ部を示すブロック
構成図である。
構成図である。
【図4】図3で用いられる1×3光スイッチを示すブロ
ック構成図である。
ック構成図である。
【図5】図2で用いられる光ADM部を示すブロック構
成図である。
成図である。
【図6】第1の実施の形態で用いられる障害回復動作
(ショート・パスへの迂回)を説明する図である。
(ショート・パスへの迂回)を説明する図である。
【図7】第1の実施の形態で用いられる障害回復動作
(ロング・パスへの迂回)を説明する図である。
(ロング・パスへの迂回)を説明する図である。
【図8】第1の実施の形態で用いられる障害回復動作
(ショート・パスへの迂回)を説明するシーケンス・チ
ャートである。
(ショート・パスへの迂回)を説明するシーケンス・チ
ャートである。
【図9】第1の実施の形態で用いられる障害回復動作
(ロング・パスへの迂回)を説明するシーケンス・チャ
ートである。
(ロング・パスへの迂回)を説明するシーケンス・チャ
ートである。
【図10】図3の他の実施の形態を示すブロック構成図
である。
である。
【図11】図3の他の実施の形態を示すブロック構成図
である。
である。
【図12】図3の他の実施の形態を示すブロック構成図
である。
である。
【図13】図3の他の実施の形態を示すブロック構成図
である。
である。
【図14】図3の他の実施の形態を示すブロック構成図
である。
である。
【図15】図4の他の実施の形態を示すブロック構成図
である。
である。
【図16】図4の他の実施の形態を示すブロック構成図
である。
である。
【図17】図4の他の実施の形態を示すブロック構成図
である。
である。
【図18】図4の他の実施の形態を示すブロック構成図
である。
である。
【図19】図5の他の実施の形態を示すブロック構成図
である。
である。
【図20】図5の他の実施の形態を示すブロック構成図
である。
である。
【図21】従来例を示すブロック構成図である。
【図22】送り側のスイッチと受け側のスイッチが一体
となったの実施の形態を示すブロック構成図である。
となったの実施の形態を示すブロック構成図である。
【図23】図22の他の実施の形態を示すブロック構成
図である。
図である。
【図24】図22の他の実施の形態を示すブロック構成
図である。
図である。
【図25】図22の他の実施の形態を示すブロック構成
図である。
図である。
【図26】図23の他の実施の形態を示すブロック構成
図である。
図である。
【図27】図24の他の実施の形態を示すブロック構成
図である。
図である。
【図28】図1の他の実施の形態を示すネットワーク構
成図である。
成図である。
101、103 現用リング 102、104 予備リング 105〜109 ノード 201、203、215、213 出力端 202、204、214、216 入力端 205、208 分岐出力端 209、212 挿入端 217〜220 光ADM部 221 監視制御器 222〜225 光分岐器 230、231 光スイッチ部 241、243、245、247 制御信号合波器 242、244、246、248 制御信号分波器 309〜312 1×3光スイッチ 313〜316 光カップラ 405〜407 ゲート型光スイッチ 408 光カップラ 507 波長多重合波器 508、509 光カップラ 510、511 光ゲート 512、513 光分岐器 514 波長多重分離器 601 現用光パス 602 予備光パス 603 予備光パス 1010、1011 光カップラ 1411〜1414 光カップラ 1415〜1418 1×4光スイッチ 1507、1508 1×2光スイッチ 1711 ゲート型光スイッチ 1712、1812 1×2光スイッチ 1908、1909 2×2光スイッチ 2109、2110 1×2光スイッチ 2131 現用光パス 2132 予備光パス
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04M 3/00 H04L 11/20 C H04Q 3/52 101 (72)発明者 逸見 直也 東京都港区芝五丁目7番1号 日本電気株 式会社内 (72)発明者 竹下 仁士 東京都港区芝五丁目7番1号 日本電気株 式会社内 (72)発明者 下村 博史 東京都港区芝五丁目7番1号 日本電気株 式会社内
Claims (28)
- 【請求項1】信号の挿入及び分離を行う複数の通信ノー
ド手段と、複数の伝送路とからなり、前記複数の通信ノ
ード手段は前記複数の伝送路の接続により同一のネット
ワーク・トポロジを構成するように少なくとも第1のリ
ング、第2のリング、第3のリング、及び第4のリング
を構成し、前記第1のリングでは現用信号を右回り又は
左回りのいづれかに伝送し、前記第1のリングの現用信
号に対する予備資源として前記第1のリングと逆向き回
りに信号を伝送する前記第2のリング及び前記第1のリ
ングと同一方向に信号を伝送する前記第4のリングの予
備資源を複数の現用信号間で共有して用い、前記第3の
リングでは現用信号を第1のリングと逆向き回りに伝送
し、前記第3のリングの現用信号に対する予備資源とし
て前記第3のリングと逆向き回りに信号を伝送する前記
第4のリング及び前記第3のリングと同一方向に信号を
伝送する前記第2のリング予備資源を複数の現用信号間
で共有して用いることにより、 前記複数の通信ノード手段の内の第i番目の通信ノード
手段で信号を挿入し前記第1のリングを経由して第j番
目の通信ノード手段で信号を終端する第1の通信の障害
回復や保守のために構成する迂回路として、前記第2の
リング又は前記第4のリングに構成する迂回路を用い、
前記複数の通信ノード手段の内の第m番目の通信ノード
手段で信号を挿入し前記第3のリングを経由して第n番
目の通信ノード手段で信号を終端する第2の通信の障害
回復や保守のために構成する迂回路として、前記第4の
リング又は前記第2のリングに構成する迂回路を用いる
ことを特徴とする通信ネットワーク。 - 【請求項2】信号の挿入及び分離を行う複数の通信ノー
ド手段と、複数の伝送路とからなり、前記複数の通信ノ
ード手段は前記複数の伝送路の接続により同一のネット
ワーク・トポロジを構成するように少なくとも第1のリ
ング、及び第2のリングを構成し、前記第1のリングで
は現用信号を右回り又は左回りのいづれか一方向に伝送
し、前記第2のリングでは現用信号を前記第1のリング
と逆向き回りに伝送し、前記第1のリングはその伝送帯
域内に前記第2のリングで伝送される現用信号群及び前
記第1のリングで伝送される現用信号群の間で共有され
かつ前記現用信号と逆向き回りに伝送される予備資源帯
域を持ち、前記第2のリングはその伝送帯域内に前記第
1のリングで伝送される現用信号群及び前記第2のリン
グで伝送される現用信号群の間で共有されかつ前記現用
信号と逆向き回りに伝送される予備資源帯域を持つこと
により、 前記複数の通信ノード手段の内の第i番目の通信ノード
手段で信号を挿入し前記第1のリングを経由して第j番
目の通信ノード手段で信号を終端する第1の通信の障害
回復や保守のために構成する迂回路として、前記第2の
リングの予備資源帯域又は前記第1のリングの予備資源
帯域により構成される通信路を用い、前記複数の通信ノ
ード手段の内の第m番目の通信ノード手段で信号を挿入
し前記第2のリングを経由して第n番目の通信ノード手
段で信号を終端する第2の通信の障害回復や保守のため
に構成する迂回路として、前記第1のリングの予備資源
帯域又は前記第2のリングの予備資源帯域により構成さ
れる通信路を用いることを特徴とする通信ネットワー
ク。 - 【請求項3】前記通信ノード手段が光通信ノード手段で
あり、前記伝送路が光伝送路であり、前記通信が光通信
であることを特徴とする請求項1または請求項2記載の
通信ネットワーク。 - 【請求項4】前記光通信が波長多重光通信であることを
特徴とする請求項3記載の通信ネットワーク。 - 【請求項5】前記通信ネットワークは全体のネットワー
クの一部であることを特徴とする請求項1又は2記載の
通信ネットワーク。 - 【請求項6】多重信号を入力する複数又は単数の多重信
号入力端と、信号を挿入する複数又は単数の挿入入力端
と、前記多重信号入力端に入力された多重信号が多重分
離された多重分離信号を出力する複数又は単数の分離出
力端と、前記挿入入力端に入力される信号及び前記多重
分離信号を多重して出力する多重信号出力端とを持つ複
数の挿入分離多重手段と、 他ノードと接続される複数又は単数の外部入力端と、 他ノードと接続される複数又は単数の外部出力端と、 複数又は単数のスイッチ手段と、 複数又は単数の合流手段と、 複数又は単数の信号入力端と、 複数又は単数の信号出力端とからなり、 前記外部入力端が前記挿入分離多重手段の多重信号入力
端に接続され、 前記挿入分離多重手段の多重信号出力端が前記外部出力
端に接続され、 前記信号入力端が前記スイッチ手段に接続され、 前記多重信号出力端と接続される前記外部出力端が同一
ノードに接続される複数の前記挿入分離多重手段の挿入
入力端及び前記同一ノードとは異なるノードに接続され
る前記挿入分離多重手段の挿入入力端が前記スイッチ手
段の出力端に接続され、 前記多重信号入力端と接続される前記外部入力端が同一
ノードに接続される複数の前記挿入分離多重手段の分離
出力端及び前記同一ノードとは異なるノードに接続され
る前記挿入分離多重手段の分離出力端が前記合流手段の
入力端に接続され、 前記合流手段が前記信号出力端に接続されることを特徴
とする通信ネットワーク・ノード装置。 - 【請求項7】多重信号を入力する複数又は単数の多重信
号入力端と、信号を挿入する複数又は単数の挿入入力端
と、前記多重信号入力端に入力された多重信号が多重分
離された多重分離信号を出力する複数又は単数の分離出
力端と前記挿入入力端に入力される信号及び前記多重分
離信号を多重して出力する多重信号出力端とを持つ複数
の挿入分離多重手段と、 他ノードと接続される複数又は単数の外部入力端と、 他ノードと接続される複数又は単数の外部出力端と、 複数又は単数のスイッチ手段と、 複数又は単数の合流手段と、 複数又は単数の信号入力端と、 複数又は単数の信号出力端と、 他ノードと制御情報の授受を行い前記制御情報に基づき
前記スイッチ手段の切り替え制御を行う複数又は単数の
制御手段とからなり、 前記外部入力端が前記挿入分離多重手段の多重信号入力
端に接続され、 前記挿入分離多重手段の多重信号出力
端が前記外部出力端に接続され、 前記信号入力端が前記スイッチ手段に接続され、 前記多重信号出力端と接続される前記外部出力端が同一
ノードに接続される複数の前記挿入分離多重手段の挿入
入力端及び前記同一ノードとは異なるノードに接続され
る前記挿入分離多重手段の挿入入力端が前記スイッチ手
段の出力端に接続され、 前記多重信号入力端と接続される前記外部入力端が同一
ノードに接続される複数の前記挿入分離多重手段の分離
出力端及び前記同一ノードとは異なるノードに接続され
る前記挿入分離多重手段の分離出力端が前記合流手段の
入力端に接続され、 前記合流手段が前記信号出力端に接続されることを特徴
とする通信ネットワーク・ノード装置。 - 【請求項8】多重信号を入力する複数又は単数の多重信
号入力端と、信号を挿入する複数又は単数の挿入入力端
と、前記多重信号入力端に入力された多重信号が多重分
離された多重分離信号を出力する複数又は単数の分離出
力端と、前記挿入入力端に入力される信号及び前記多重
分離信号を多重して出力する多重信号出力端とを持つ複
数の挿入分離多重手段と、 他ノードと接続される複数又は単数の外部入力端と、 他ノードと接続される複数又は単数の外部出力端と、 複数の出力端を持つ複数又は単数のスイッチ手段と、 複数又は単数の合流手段と、 複数又は単数の信号入力端と、 複数又は単数の信号出力端と、 合流手段に入力される信号を監視する複数又は単数の信
号監視手段と、 他ノードと制御情報の授受を行い前記光スイッチ手段の
切り替え制御を行う複数又は単数の制御手段とからな
り、 前記外部入力端が前記挿入分離多重手段の多重信号入力
端に接続され、 前記挿入分離多重手段の多重信号出力
端が前記外部出力端に接続され、 前記信号入力端が前記スイッチ手段に接続され、 前記多重信号出力端と接続される前記外部出力端が同一
ノードに接続される複数の前記挿入分離多重手段の挿入
入力端及び前記同一ノードとは異なるノードに接続され
る前記挿入分離多重手段の挿入入力端が前記スイッチ手
段の出力端に接続され、 前記多重信号入力端と接続される前記外部入力端が同一
ノードに接続される複数の前記挿入分離多重手段の分離
出力端及び前記同一ノードとは異なるノードに接続され
る前記挿入分離多重手段の分離出力端が前記合流手段の
入力端に接続され、 前記合流手段が前記信号出力端に接続され、 前記制御手段が前記信号監視手段の前記合流手段に入力
される信号の監視結果及び前記他ノードとの制御情報の
授受の結果に基づいて前記スイッチ手段の制御を行うこ
とを特徴とする通信ネットワーク・ノード装置。 - 【請求項9】前記挿入分離多重手段が光信号の挿入分離
多重手段であることを特徴とする請求項6又は請求項7
又は請求項8記載の通信ネットワーク・ノード装置。 - 【請求項10】前記挿入分離多重手段が波長による挿入
分離多重を行う手段であることを特徴とする請求項6又
は請求項7又は請求項8記載の通信ネットワーク・ノー
ド装置。 - 【請求項11】現用リングに接続される前記挿入分離多
重手段の内部接続が固定接続であるものを含み、予備リ
ングに接続される前記挿入分離手段の内部にスイッチ手
段を持っており前記スイッチ手段を切り替えることによ
り内部接続が可変であることを特徴とする請求項6又は
請求項7又は請求項8記載の通信ネットワーク・ノード
装置。 - 【請求項12】迂回通信路を構成するための予備資源が
複数の現用信号により共有され、制御メッセージ用の通
信路を持つリング・ネットワークに存在する第1の通信
ネットワーク・ノード装置の入力端から前記リング・ネ
ットワークに存在する第2の通信ネットワーク・ノード
装置の出力端への通信の障害回復方法に於いて、 前記第2の通信ネットワーク・ノード装置が前記通信の
障害を検出すると、前記制御メッセージ用の通信路を用
いて前記第1の通信ネットワーク・ノード装置と前記第
2の通信ネットワーク・ノード装置の間で制御メッセー
ジのやり取りを行い、前記第1の通信ネットワーク・ノ
ード装置、前記第2の通信ネットワーク・ノード装置、
及び、前記第1の通信ネットワーク・ノード装置と前記
第2の通信ネットワーク・ノード装置との間にある通信
ネットワーク・ノード装置とが備えるスイッチ手段を切
り替えることにより、迂回路の構成に妨げとなる優先度
の低い通信路があれば該通信路を切り離し、前記通信路
を前記通信路と逆向き回りの迂回路又は同一方向の迂回
路に切り替え、前記通信の障害回復を行うことを特徴と
する通信ネットワーク障害回復方法。 - 【請求項13】迂回通信路を構成するための予備資源が
複数の現用信号により共有され、現用資源を用いて構成
した通信路の他に予備資源を用いた現用通信路も構成
し、制御メッセージ用の通信路を持つリング・ネットワ
ークに存在する第1の通信ネットワーク・ノード装置の
入力端から前記リング・ネットワークに存在する第2の
通信ネットワーク・ノード装置の出力端への通信の障害
回復方法に於いて、 障害発生時の切り替え先として前記通信と逆向き回りの
迂回路又は同一方向の迂回路の内いずれに切り替えるか
の優先度決定方法を予め決めておき、前記第2の通信ネ
ットワーク・ノード装置が前記通信の障害を検出する
と、前記制御メッセージ用の通信路を用いて前記第1の
通信ネットワーク・ノード装置と前記第2の通信ネット
ワーク・ノード装置の間で制御メッセージのやり取りを
行い、前記第1の通信ネットワーク・ノード装置、前記
第2の通信ネットワーク・ノード装置、及び、前記第1
の通信ネットワーク・ノード装置と前記第2の通信ネッ
トワーク・ノード装置との間にある通信ネットワーク・
ノード装置とが備えるスイッチ手段を切り替えることに
より、前記優先度決定方法に基づいて定まる第1の優先
度を持つ迂回路を構成するのに妨げとなる前記予備資源
を用いた現用通信路を切り離し、前記第1の優先度を持
つ迂回路への切り替えを試み、前記第1の優先度を持つ
迂回路を構成することが可能であれば前記第1の優先度
を持つ迂回路に切り替えることにより前記通信の障害回
復を完了し、前記第1の優先度を持つ迂回路を構成する
ことが不可能であれば、前記制御メッセージ用の通信路
を用いて前記第1の通信ネットワーク・ノード装置と前
記第2の通信ネットワーク・ノード装置の間で制御メッ
セージのやり取りを行い、前記第1の通信ネットワーク
・ノード装置、前記第2の通信ネットワーク・ノード装
置、及び、前記第1の通信ネットワーク・ノード装置と
前記第2の通信ネットワーク・ノード装置との間にある
通信ネットワーク・ノード装置とが備えるスイッチ手段
を切り替えることにより、前記優先度決定方法に基づい
て決まる第2の優先度を持つ迂回路を構成するのに妨げ
となる前記予備資源を用いた現用通信路を切り離し、前
記第2の優先度を持つ迂回路への切り替えを行うことに
より前記通信の障害回復を行うことを特徴とする通信ネ
ットワーク障害回復方法。 - 【請求項14】前記優先度を決定する方法として、前記
予備資源を用いた現用通信路の切り離しが少なくて済む
迂回路を優先する方法を用いたことを特徴とする請求項
13記載の通信ネットワーク障害回復方法。 - 【請求項15】前記優先度を決定する方法として、ホッ
プ数が少ない迂回路を優先する方法を用いたことを特徴
とする請求項13記載の通信ネットワーク障害回復方
法。 - 【請求項16】前記優先度を決定する方法として、伝送
距離が短い迂回路を優先する方法を用いたことを特徴と
する請求項13記載の通信ネットワーク障害回復方法。 - 【請求項17】前記第1の通信ネットワーク・ノード装
置及び前記第2の通信ネットワーク・ノード装置が、請
求項6又は請求項7又は請求項8記載の通信ネットワー
ク・ノード装置であることを特徴とする請求項12又は
請求項13記載の障害回復方法。 - 【請求項18】前記リング・ネットワークが全体のネッ
トワークでの一部の区間であることを特徴とする請求項
12又は請求項13記載の障害回復方法。 - 【請求項19】迂回通信路を構成する予備資源が複数の
現用信号により共有されたリング・ネットワークに存在
する第1の通信ネットワーク・ノード装置の入力端から
前記リング・ネットワークに存在する第2の通信ネット
ワーク・ノード装置の出力端への通信の保守を行う方式
に於いて、 前記第1の通信ネットワーク・ノード装置、前記第2の
通信ネットワーク・ノード装置、及び前記第1の通信ネ
ットワーク・ノード装置と前記第2の通信ネットワーク
・ノード装置の間にある通信ネットワーク・ノード装置
とが備えるスイッチ手段を用いて前記通信と逆向き回り
に信号を伝送する迂回路又は同一方向に信号を伝送する
迂回路に切り替えることにより前記通信の保守を行うこ
とを特徴とする通信ネットワーク保守方式。 - 【請求項20】第1の方路からの現用信号が入力される
第1の入力端と、第1の方路からの現用信号が出力され
る第1の出力端と、第1の方路からの予備信号が入力さ
れる第2の入力端と、第1の方路からの予備信号が出力
される第2の出力端と、第2の方路からの現用信号が入
力される第3の入力端と、第2の方路からの現用信号が
出力される第3の出力端と、第2の方路からの予備信号
が入力される第4の入力端と、第2の方路からの予備信
号が出力される第4の出力端と、スイッチ手段と、第1
及び第2の挿入信号入力端と、第1及び第2の分岐信号
出力端とからなり、 前記第1、前記第2、及び前記第4の入力端と前記第1
の分岐信号出力端との接続と、前記第2、前記第3、及
び前記第4の入力端と前記第2の分岐信号出力端との接
続と、前記第1の挿入信号入力端と前記第1、前記第
2,及び前記第4の出力端との接続と、前記第2の挿入
信号入力端と前記第2、前記第3、及び前記第4の出力
端との接続が可能であることを特徴とする通信装置。 - 【請求項21】第1の方路からの現用信号が入力される
第1の入力端と、第1の方路からの現用信号が出力され
る第1の出力端と、第1の方路からの予備信号が入力さ
れる第2の入力端と、第1の方路からの予備信号が出力
される第2の出力端と、第2の方路からの現用信号が入
力される第3の入力端と、第2の方路からの現用信号が
出力される第3の出力端と、第2の方路からの予備信号
が入力される第4の入力端と、第2の方路からの予備信
号が出力される第4の出力端と、スイッチ手段と、第1
及び第2の現用の挿入信号入力端と、第1及び第2の予
備用の挿入信号入力端と、第1及び第2の現用の分岐信
号出力端と、第1及び第2の予備用の分岐信号出力端と
からなり、 前記スイッチ手段は、前記第1、前記第2、及び前記第
4の入力端と前記第1の現用の分岐信号出力端との接続
と、前記第1、前記第2、及び前記第4の入力端と前記
第1の予備用の分岐信号出力端との接続と、前記第3、
前記第2、及び前記第4の入力端と前記第1の現用の分
岐信号出力端との接続と、前記第3、前記第2、及び前
記第4の入力端と前記第2の現用の分岐信号出力端との
接続と、前記第3、前記第2、及び前記第4の入力端と
前記第2の予備用の分岐信号出力端との接続と、 前記第1の現用の挿入信号入力端と前記第1、前記第
2、及び前記第4の出力端との接続と、前記第1の予備
用の挿入信号入力端と前記第1、前記第2、及び前記第
4の出力端との接続と、前記第1の現用の挿入信号入力
端と前記第3、前記第2、及び前記第4の出力端との接
続と、前記第2の現用の挿入信号入力端と前記第3、前
記第2、及び前記第4の出力端との接続と、前記第2の
予備用の挿入信号入力端と前記第3、前記第2、及び前
記第4の出力端との接続とが可能であることを特徴とす
る通信装置。 - 【請求項22】優先度の低い通信が入力される第3及び
第4の挿入信号入力端と、優先度の低い通信が出力され
る第3及び第4の分岐信号出力端とをも持ち、 前記スイッチ手段は、前記第2の入力端と前記第3の分
岐信号出力端との接続と、前記第4の入力端と前記第4
の分岐信号出力端との接続と、前記第3の挿入信号入力
端と前記第2の出力端との接続と、前記第4の挿入信号
入力端と前記第4の出力端との接続も可能であることを
特徴とする請求項21記載の通信装置。 - 【請求項23】前記入力端と、前記出力端と、前記分岐
信号出力端と、前記挿入信号入力端とに、信号監視手段
が接続されていることを特徴とする請求項20又は請求
項21又は請求項22記載の通信装置。 - 【請求項24】他ノードと制御・監視情報の授受を行う
手段と、前記信号監視手段からの情報及び前記制御・監
視情報の授受を行う手段からの情報に基づいて前記スイ
ッチ手段の切替制御を行うことを特徴とする請求項23
記載の通信装置。 - 【請求項25】第1の方路からの現用信号が入力される
第1の入力端と、第1の方路からの現用信号が出力され
る第1の出力端と、第1の方路からの予備信号が入力さ
れる第2の入力端と、第1の方路からの予備信号が出力
される第2の出力端と、第2の方路からの現用信号が入
力される第3の入力端と、第2の方路からの現用信号が
出力される第3の出力端と、第2の方路からの予備信号
が入力される第4の入力端と、第2の方路からの予備信
号が出力される第4の出力端と、スイッチ手段と、第1
及び第2の挿入信号入力端と、第1及び第2の分岐信号
出力端とからなり、 前記スイッチ手段は前記各入力端、前記各挿入信号入力
端、前記各出力端、前記各分岐信号出力端との接続状態
を任意に設定可能であることを特徴とする通信装置。 - 【請求項26】第1の方路からの現用信号が入力される
第1の入力端と、第1の方路からの現用信号が出力され
る第1の出力端と、第1の方路からの予備信号が入力さ
れる第2の入力端と、第1の方路からの予備信号が出力
される第2の出力端と、第2の方路からの現用信号が入
力される第3の入力端と、第2の方路からの現用信号が
出力される第3の出力端と、第2の方路からの予備信号
が入力される第4の入力端と、第2の方路からの予備信
号が出力される第4の出力端と、スイッチ手段と、第1
ないし第4の挿入信号入力端と、第1ないし第4の分岐
信号出力端とからなり、 前記スイッチ手段は前記各入力端、前記各挿入信号入力
端、前記各出力端、前記各分岐信号出力端との接続状態
を任意に設定可能であることを特徴とする通信装置。 - 【請求項27】第1の方路からの現用信号が入力される
第1の入力端と、第1の方路からの現用信号が出力され
る第1の出力端と、第1の方路からの予備信号が入力さ
れる第2の入力端と、第1の方路からの予備信号が出力
される第2の出力端と、第2の方路からの現用信号が入
力される第3の入力端と、第2の方路からの現用信号が
出力される第3の出力端と、第2の方路からの予備信号
が入力される第4の入力端と、第2の方路からの予備信
号が出力される第4の出力端と、スイッチ手段と、第1
ないし第4の挿入信号入力端と、第1ないし第4の分岐
信号出力端と、優先度の低い通信が入力される第5及び
第6の挿入信号入力端と、優先度の低い通信が出力され
る第5及び第6の分岐信号出力端とからなり、 前記スイッチ手段は前記各入力端、前記各挿入信号入力
端、前記各出力端、前記各分岐信号出力端との接続状態
を任意に設定可能であることを特徴とする通信装置。 - 【請求項28】前記通信ノード手段が光通信ノード手段
であり、前記伝送路が光伝送路であり、前記通信が波長
多重光通信であり、前記第1〜第4のリングは、波長単
位の光信号の接続により構成されるリングであることを
特徴とする請求項1記載の通信ネットワーク。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11143358A JP2000078176A (ja) | 1998-06-19 | 1999-05-24 | 通信ネットワ―ク及び通信ネットワ―ク・ノ―ド装置 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10-172997 | 1998-06-19 | ||
JP17299798 | 1998-06-19 | ||
JP11143358A JP2000078176A (ja) | 1998-06-19 | 1999-05-24 | 通信ネットワ―ク及び通信ネットワ―ク・ノ―ド装置 |
Related Child Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2004116621A Division JP2004254339A (ja) | 1998-06-19 | 2004-04-12 | 通信ネットワーク及び通信ネットワーク・ノード装置 |
Publications (1)
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---|---|
JP2000078176A true JP2000078176A (ja) | 2000-03-14 |
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ID=26475121
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11143358A Pending JP2000078176A (ja) | 1998-06-19 | 1999-05-24 | 通信ネットワ―ク及び通信ネットワ―ク・ノ―ド装置 |
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Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000078176A (ja) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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-
1999
- 1999-05-24 JP JP11143358A patent/JP2000078176A/ja active Pending
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US8554081B2 (en) | 2008-07-09 | 2013-10-08 | Tyco Electronics Subsea Communications, Llc | Optical add/drop multiplexer including reconfigurable filters and system including the same |
WO2024069807A1 (ja) * | 2022-09-28 | 2024-04-04 | 日本電信電話株式会社 | 光通信装置及び光通信経路開通方法 |
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