JP2000077604A - 表面実装部品モジュール及びその製造方法 - Google Patents
表面実装部品モジュール及びその製造方法Info
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- Surface Acoustic Wave Elements And Circuit Networks Thereof (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】本発明は基板上に表面実装部品と共にこの表面
実装部品を覆うキャップを表面実装する表面実装部品モ
ジュール及びその製造方法に関し、製造効率の向上及び
モジュールの小型化を図ることを課題とする。 【解決手段】フィルタ22,23、チップ部品32、及
びこれらを覆うキャップ14を基板11上に実装した構
成の弾性表面波モジュール20(表面実装部品モジュー
ル)において、キャップ14の側面部にキャップ内部に
位置するフィルタ22,23、チップ部品32をキャッ
プ外部から観察しうる開口部30を設ける。これによ
り、製造効率を向上させるためフィルタ22,23、チ
ップ部品32、及びキャップ14を一括的に基板11に
実装しても、この実装処理後にフィルタ22,23及び
チップ部品32の実装状態を検査することが可能とな
る。
実装部品を覆うキャップを表面実装する表面実装部品モ
ジュール及びその製造方法に関し、製造効率の向上及び
モジュールの小型化を図ることを課題とする。 【解決手段】フィルタ22,23、チップ部品32、及
びこれらを覆うキャップ14を基板11上に実装した構
成の弾性表面波モジュール20(表面実装部品モジュー
ル)において、キャップ14の側面部にキャップ内部に
位置するフィルタ22,23、チップ部品32をキャッ
プ外部から観察しうる開口部30を設ける。これによ
り、製造効率を向上させるためフィルタ22,23、チ
ップ部品32、及びキャップ14を一括的に基板11に
実装しても、この実装処理後にフィルタ22,23及び
チップ部品32の実装状態を検査することが可能とな
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は表面実装部品モジュ
ール及びその製造方法に係り、特に基板上に表面実装部
品と共にこの表面実装部品を覆うキャップを表面実装す
る表面実装部品モジュール及びその製造方法に関する。
近年、例えば携帯電話に代表されるような携帯電子機器
では、小型化が急速な勢いで進んである。また同時に、
これらの携帯電子機器には高い信頼性が要求されてい
る。
ール及びその製造方法に係り、特に基板上に表面実装部
品と共にこの表面実装部品を覆うキャップを表面実装す
る表面実装部品モジュール及びその製造方法に関する。
近年、例えば携帯電話に代表されるような携帯電子機器
では、小型化が急速な勢いで進んである。また同時に、
これらの携帯電子機器には高い信頼性が要求されてい
る。
【0002】よって、これらの携帯電子機器に搭載され
る表面実装部品モジュールにおいても、小型化及び高信
頼性を実現する必要がある。
る表面実装部品モジュールにおいても、小型化及び高信
頼性を実現する必要がある。
【0003】
【従来の技術】従来の表面実装部品モジュールの一例と
して、弾性表面モジュールを例に挙げて説明する。図1
及び図2は、従来の表面実装部品モジュールの一例であ
る弾性表面モジュール10を示している。図1は弾性表
面モジュール10の斜視図であり、図2はその断面図で
ある。
して、弾性表面モジュールを例に挙げて説明する。図1
及び図2は、従来の表面実装部品モジュールの一例であ
る弾性表面モジュール10を示している。図1は弾性表
面モジュール10の斜視図であり、図2はその断面図で
ある。
【0004】各図に示す弾性表面モジュール10は、送
信側SAWフィルタ12と受信側SAWフィルタ13を
一つの基板11上に表面実装した、いわゆるデュープレ
クサである。この弾性表面モジュール10は、大略する
と基板11,送信側SAWフィルタ12,受信側SAW
フィルタ13,及びキャップ14等により構成されてい
る。
信側SAWフィルタ12と受信側SAWフィルタ13を
一つの基板11上に表面実装した、いわゆるデュープレ
クサである。この弾性表面モジュール10は、大略する
と基板11,送信側SAWフィルタ12,受信側SAW
フィルタ13,及びキャップ14等により構成されてい
る。
【0005】基板11は、例えばセラミック基板に白金
パターン(図示せず)が形成された構成とされている。
この基板11上には、送信側SAWフィルタ12及び受
信側SAWフィルタ13が表面実装されている。各フィ
ルタ12,13は、その外周を覆いシールド効果を実現
する金属製のフィルタ用キャップ12a,13aを有し
ている。このフィルタ用キャップ12a,13aは、フ
ィルタ接合用はんだ16により基板11上に形成されて
いるグランドパターンに接合されている。
パターン(図示せず)が形成された構成とされている。
この基板11上には、送信側SAWフィルタ12及び受
信側SAWフィルタ13が表面実装されている。各フィ
ルタ12,13は、その外周を覆いシールド効果を実現
する金属製のフィルタ用キャップ12a,13aを有し
ている。このフィルタ用キャップ12a,13aは、フ
ィルタ接合用はんだ16により基板11上に形成されて
いるグランドパターンに接合されている。
【0006】また、キャップ14は金属製で有底箱状の
形状を有し、各フィルタ12,13を覆うようキャップ
接合用はんだ25を用いて基板11上に接合される。ま
た、この接合の際、キャップ14は基板11上に形成さ
れているグランドパターンに接合される。これにより、
各フィルタ12,13内に形成された能動部(櫛歯状電
極)は、フィルタ用キャップ12a,13aに加えてキ
ャップ14によってもシールドされるため、外乱の侵入
を確実に防止することができる。また、キャップ14は
各フィルタ12,13を共に覆う構成とすることによ
り、例えば携帯用電子機器に弾性表面波モジュール10
を搬送し実装する際、キャップ14の天板部を吸引吸着
して搬送することが可能となり、実装時における取り扱
いの利便性を向上させることができる。
形状を有し、各フィルタ12,13を覆うようキャップ
接合用はんだ25を用いて基板11上に接合される。ま
た、この接合の際、キャップ14は基板11上に形成さ
れているグランドパターンに接合される。これにより、
各フィルタ12,13内に形成された能動部(櫛歯状電
極)は、フィルタ用キャップ12a,13aに加えてキ
ャップ14によってもシールドされるため、外乱の侵入
を確実に防止することができる。また、キャップ14は
各フィルタ12,13を共に覆う構成とすることによ
り、例えば携帯用電子機器に弾性表面波モジュール10
を搬送し実装する際、キャップ14の天板部を吸引吸着
して搬送することが可能となり、実装時における取り扱
いの利便性を向上させることができる。
【0007】尚、図1及び図2には図示していないが、
基板11上には前記した各フィルタ12,13に加え、
コンデンサー,抵抗等のチップ部品が表面実装される。
このチップ部品も、キャップ14を基板11に接合した
状態においてキャップ14の内部に位置するよう構成さ
れている。図3及び図4は、上記構成とされた弾性表面
波モジュール10の製造方法を説明するための図であ
る。弾性表面波モジュール10を製造するには、先ず図
3に示すように基板11を用意する。
基板11上には前記した各フィルタ12,13に加え、
コンデンサー,抵抗等のチップ部品が表面実装される。
このチップ部品も、キャップ14を基板11に接合した
状態においてキャップ14の内部に位置するよう構成さ
れている。図3及び図4は、上記構成とされた弾性表面
波モジュール10の製造方法を説明するための図であ
る。弾性表面波モジュール10を製造するには、先ず図
3に示すように基板11を用意する。
【0008】続いて、この基板11上に各フィルタ1
2,13及びチップ部品を表面実装すると共に、フィル
タ用キャップ12a,13aを基板11に接合する。具
体的には、クリームはんだを用いてフィルタ12,1
3、チップ部品、及びフィルタ用キャップ12a,13
aを基板11上の所定位置に装着し、続いてこれをリフ
ロー炉内に送り込みリフロー処理を行なう(第1のリフ
ロー処理)。
2,13及びチップ部品を表面実装すると共に、フィル
タ用キャップ12a,13aを基板11に接合する。具
体的には、クリームはんだを用いてフィルタ12,1
3、チップ部品、及びフィルタ用キャップ12a,13
aを基板11上の所定位置に装着し、続いてこれをリフ
ロー炉内に送り込みリフロー処理を行なう(第1のリフ
ロー処理)。
【0009】これにより、クリームはんだ内のはんだは
溶融すると共に含まれる有機成分は飛散し、基板11上
に各フィルタ12,13(フィルタ用キャップ12a,
13aを含む)及びチップ部品がはんだ付けされる。続
いて、検査処理が行なわれ、各フィルタ12,13(フ
ィルタ用キャップ12a,13aを含む)及びチップ部
品が適正に基板11にはんだ付けされたかどうかを外観
検査する。
溶融すると共に含まれる有機成分は飛散し、基板11上
に各フィルタ12,13(フィルタ用キャップ12a,
13aを含む)及びチップ部品がはんだ付けされる。続
いて、検査処理が行なわれ、各フィルタ12,13(フ
ィルタ用キャップ12a,13aを含む)及びチップ部
品が適正に基板11にはんだ付けされたかどうかを外観
検査する。
【0010】この検査処理において基板11に対しフィ
ルタ12,13等が適正にはんだ付けされていると判断
されると、続いて図4に示すように、キャップ14を基
板11上に接合する処理が行なわれる。具体的には、ク
リームはんだを用いてキャップ14をを基板11上の所
定位置に装着し、続いてこれをリフロー炉内に送り込み
リフロー処理を行なう(第2のリフロー処理)。
ルタ12,13等が適正にはんだ付けされていると判断
されると、続いて図4に示すように、キャップ14を基
板11上に接合する処理が行なわれる。具体的には、ク
リームはんだを用いてキャップ14をを基板11上の所
定位置に装着し、続いてこれをリフロー炉内に送り込み
リフロー処理を行なう(第2のリフロー処理)。
【0011】これにより、キャップ14は基板11上に
はんだ付けされることにより接合する。続いて、検査処
理が行なわれ、キャップ14が基板11に適正にはんだ
付けされたかどうかを外観検査する。そして、この検査
処理において基板11に対しキャップ14が適正にはん
だ付けされていると判断されることにより、図1に示す
弾性表面波モジュール10が完成する。
はんだ付けされることにより接合する。続いて、検査処
理が行なわれ、キャップ14が基板11に適正にはんだ
付けされたかどうかを外観検査する。そして、この検査
処理において基板11に対しキャップ14が適正にはん
だ付けされていると判断されることにより、図1に示す
弾性表面波モジュール10が完成する。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、上記した弾
性表面波モジュール10(表面実装部品モジュール)で
は、先ず基板11に対しフィルタ12,13等を実装処
理(第1のリフロー処理)し、その後にキャップ14の
接合処理(第2のリフロー処理)を行なうため、製造工
程が複雑化し製造効率が低下するという問題点があっ
た。
性表面波モジュール10(表面実装部品モジュール)で
は、先ず基板11に対しフィルタ12,13等を実装処
理(第1のリフロー処理)し、その後にキャップ14の
接合処理(第2のリフロー処理)を行なうため、製造工
程が複雑化し製造効率が低下するという問題点があっ
た。
【0013】また、製造効率の向上を図るため、フィル
タ12,13等の実装処理とキャップ14の接合処理を
一括的に行い、1回のリフロー処理により実装する方法
も考えられるが、従来のキャップ14の構造では、キャ
ップ14を基板11に接合した状態では、キャップ内部
に配設されたフィルタ12,13等の外観検査を行なう
ことができない。よって、フィルタ12,13及びキャ
ップ14を1回のリフロー処理により実装した場合に
は、製造される弾性表面波モジュール10の歩留りが悪
化するという問題点が生じる。
タ12,13等の実装処理とキャップ14の接合処理を
一括的に行い、1回のリフロー処理により実装する方法
も考えられるが、従来のキャップ14の構造では、キャ
ップ14を基板11に接合した状態では、キャップ内部
に配設されたフィルタ12,13等の外観検査を行なう
ことができない。よって、フィルタ12,13及びキャ
ップ14を1回のリフロー処理により実装した場合に
は、製造される弾性表面波モジュール10の歩留りが悪
化するという問題点が生じる。
【0014】また、従来ではキャップ14をフィルタ1
2,13と別個に基板11に接合していたため、キャッ
プ接合用はんだ15はキャップ14の外周に配設する必
要がり、このはんだ付けに要する面積分だけ基板11
(即ち、弾性表面波モジュール10)が大型化してしま
うという問題点もあった。本発明は上記の点に鑑みてな
されたものであり、製造効率の向上及びモジュールの小
型化を図りうる表面実装部品モジュール及びその製造方
法を提供することを目的とする。
2,13と別個に基板11に接合していたため、キャッ
プ接合用はんだ15はキャップ14の外周に配設する必
要がり、このはんだ付けに要する面積分だけ基板11
(即ち、弾性表面波モジュール10)が大型化してしま
うという問題点もあった。本発明は上記の点に鑑みてな
されたものであり、製造効率の向上及びモジュールの小
型化を図りうる表面実装部品モジュール及びその製造方
法を提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに本発明では、次に述べる各手段を講じたことを特徴
とするものである。請求項1記載の発明は、基板上に複
数の表面実装部品を表面実装する共に、前記複数の表面
実装部品を覆うキャップを有してなり、前記キャップを
前記複数の表面実装部品の内、最も高背の表面実装部品
に接合させた構成の表面実装部品モジュールにおいて、
前記キャップの側面部に、前記表面実装部品を観察しう
る開口部を形成したことを特徴とするものである。
めに本発明では、次に述べる各手段を講じたことを特徴
とするものである。請求項1記載の発明は、基板上に複
数の表面実装部品を表面実装する共に、前記複数の表面
実装部品を覆うキャップを有してなり、前記キャップを
前記複数の表面実装部品の内、最も高背の表面実装部品
に接合させた構成の表面実装部品モジュールにおいて、
前記キャップの側面部に、前記表面実装部品を観察しう
る開口部を形成したことを特徴とするものである。
【0016】また、請求項2記載の発明は、前記請求項
1記載の表面実装部品モジュールにおいて、前記基板に
ノッチ部を形成する共に、前記キャップの前記ノッチ部
形成位置と対向する位置に突起部を形成し、前記基板に
前記キャップが装着された状態において、前記突起部が
前記ノッチ部に係合する構成としたことを特徴とするも
のである。
1記載の表面実装部品モジュールにおいて、前記基板に
ノッチ部を形成する共に、前記キャップの前記ノッチ部
形成位置と対向する位置に突起部を形成し、前記基板に
前記キャップが装着された状態において、前記突起部が
前記ノッチ部に係合する構成としたことを特徴とするも
のである。
【0017】また、請求項3記載の発明は、前記請求項
2記載の表面実装部品モジュールにおいて、前記突起部
と前記ノッチ部との係合位置で、前記基板と前記キャッ
プとの電気的接続を行なう構成としたことを特徴とする
ものである。また、請求項4記載の発明は、前記請求項
1乃至3のいずれかに記載の表面実装部品モジュールに
おいて、前記キャップを導電性金属により形成すると共
に、前記キャップと前記最も高背の表面実装部品とを接
合する接合材としてはんだを用いたことを特徴とするも
のである。
2記載の表面実装部品モジュールにおいて、前記突起部
と前記ノッチ部との係合位置で、前記基板と前記キャッ
プとの電気的接続を行なう構成としたことを特徴とする
ものである。また、請求項4記載の発明は、前記請求項
1乃至3のいずれかに記載の表面実装部品モジュールに
おいて、前記キャップを導電性金属により形成すると共
に、前記キャップと前記最も高背の表面実装部品とを接
合する接合材としてはんだを用いたことを特徴とするも
のである。
【0018】また、請求項5記載の発明は、前記請求項
1乃至4のいずれかに記載の表面実装部品モジュールに
おいて、前記キャップを導電性金属により形成すると共
に、前記キャップと前記最も高背の表面実装部品とを接
合する接合材として導電性樹脂を用いたことを特徴とす
るものである。
1乃至4のいずれかに記載の表面実装部品モジュールに
おいて、前記キャップを導電性金属により形成すると共
に、前記キャップと前記最も高背の表面実装部品とを接
合する接合材として導電性樹脂を用いたことを特徴とす
るものである。
【0019】また、請求項6記載の発明は、前記請求項
1乃至5のいずれかに記載の表面実装部品モジュールに
おいて、前記キャップを熱伝導性の良好な金属により形
成すると共に、前記キャップと前記最も高背の表面実装
部品とを熱的に接続した構成としたことを特徴とするも
のである。
1乃至5のいずれかに記載の表面実装部品モジュールに
おいて、前記キャップを熱伝導性の良好な金属により形
成すると共に、前記キャップと前記最も高背の表面実装
部品とを熱的に接続した構成としたことを特徴とするも
のである。
【0020】また、請求項7記載の発明は、前記請求項
1乃至3のいずれかに記載の表面実装部品モジュールに
おいて、前記キャップと前記最も高背の表面実装部品と
を接合する接合材として絶縁性樹脂を用いたことを特徴
とするものである。また、請求項8記載の発明は、前記
請求項1乃至7のいずれかに記載の表面実装部品モジュ
ールにおいて、前記表面実装部品は、弾性表面波デバイ
スであることを特徴とするものである。
1乃至3のいずれかに記載の表面実装部品モジュールに
おいて、前記キャップと前記最も高背の表面実装部品と
を接合する接合材として絶縁性樹脂を用いたことを特徴
とするものである。また、請求項8記載の発明は、前記
請求項1乃至7のいずれかに記載の表面実装部品モジュ
ールにおいて、前記表面実装部品は、弾性表面波デバイ
スであることを特徴とするものである。
【0021】また、請求項9記載の発明は、前記請求項
8記載の表面実装部品モジュールにおいて、前記弾性表
面波デバイスは、その外周を覆うフィルタ用キャッブを
具備していることを特徴とするものである。また、請求
項10記載の発明は、基板上に複数の表面実装部品と該
複数の表面実装部品を覆うキャップとを表面実装する表
面実装部品モジュールの製造方法において、前記キャッ
プを前記複数の表面実装部品の内、最も高背の表面実装
部品に第1の接合材を介して仮接合する第1の仮接合工
程と、前記表面実装部品を前記基板上に第2の接合材を
介して仮接合する第2の仮接合工程と、前記第1及び第
2の仮接合工程の終了後、前記第1及び第2の接合材を
共に加熱処理し、前記表面実装部品と前記基板との接合
処理と、前記表面実装部品と前記キャップとの接合処理
とを同時に行なう実装工程と、前記接合工程終了後、前
記表面実装部品及び前記キャップの前記基板への接合状
態を検査する検査工程とを有することを特徴とするもの
である。
8記載の表面実装部品モジュールにおいて、前記弾性表
面波デバイスは、その外周を覆うフィルタ用キャッブを
具備していることを特徴とするものである。また、請求
項10記載の発明は、基板上に複数の表面実装部品と該
複数の表面実装部品を覆うキャップとを表面実装する表
面実装部品モジュールの製造方法において、前記キャッ
プを前記複数の表面実装部品の内、最も高背の表面実装
部品に第1の接合材を介して仮接合する第1の仮接合工
程と、前記表面実装部品を前記基板上に第2の接合材を
介して仮接合する第2の仮接合工程と、前記第1及び第
2の仮接合工程の終了後、前記第1及び第2の接合材を
共に加熱処理し、前記表面実装部品と前記基板との接合
処理と、前記表面実装部品と前記キャップとの接合処理
とを同時に行なう実装工程と、前記接合工程終了後、前
記表面実装部品及び前記キャップの前記基板への接合状
態を検査する検査工程とを有することを特徴とするもの
である。
【0022】また、請求項11記載の発明は、前記請求
項10記載の表面実装部品モジュールの製造方法におい
て、前記キャップの側面に開口部を形成しておき、前記
検査工程において、前記表面実装部品の前記基板への表
面実装状態を前記開口部を介して行なうことを特徴とす
るものである。
項10記載の表面実装部品モジュールの製造方法におい
て、前記キャップの側面に開口部を形成しておき、前記
検査工程において、前記表面実装部品の前記基板への表
面実装状態を前記開口部を介して行なうことを特徴とす
るものである。
【0023】また、請求項12記載の発明は、前記請求
項10または11記載の表面実装部品モジュールの製造
方法において、 前記第1及び第2の接合材としてはん
だを用いると共に、前記加熱処理としてリフロー処理を
行なうことを特徴とするものである。また、請求項13
記載の発明は、前記請求項10乃至12のいずれかに記
載の表面実装部品モジュールの製造方法において、前記
表面実装部品は、弾性表面波デバイスであることを特徴
とするものである。
項10または11記載の表面実装部品モジュールの製造
方法において、 前記第1及び第2の接合材としてはん
だを用いると共に、前記加熱処理としてリフロー処理を
行なうことを特徴とするものである。また、請求項13
記載の発明は、前記請求項10乃至12のいずれかに記
載の表面実装部品モジュールの製造方法において、前記
表面実装部品は、弾性表面波デバイスであることを特徴
とするものである。
【0024】更に、請求項14記載の発明は、前記請求
項13記載の表面実装部品モジュールにおいて、前記弾
性表面波デバイスは、その外周を覆うフィルタ用キャッ
ブを具備していることを特徴とするものである。上記し
た各手段は、次のように作用する。
項13記載の表面実装部品モジュールにおいて、前記弾
性表面波デバイスは、その外周を覆うフィルタ用キャッ
ブを具備していることを特徴とするものである。上記し
た各手段は、次のように作用する。
【0025】請求項1記載の発明によれば、キャップの
側面部に表面実装部品を観察しうる開口部を形成したこ
とにより、キャップを基板に接合し実装した後において
も、開口部を介してキャップ内に実装された表面実装部
品の実装状態を検査することができる。また、複数の表
面実装部品の内、最も高背の表面実装部品にキャップを
接合させたことにより、キャップと高背の表面実装部品
との間に間隙は形成されず、よって表面実装部品モジュ
ールの低背化を図ることができる。
側面部に表面実装部品を観察しうる開口部を形成したこ
とにより、キャップを基板に接合し実装した後において
も、開口部を介してキャップ内に実装された表面実装部
品の実装状態を検査することができる。また、複数の表
面実装部品の内、最も高背の表面実装部品にキャップを
接合させたことにより、キャップと高背の表面実装部品
との間に間隙は形成されず、よって表面実装部品モジュ
ールの低背化を図ることができる。
【0026】また、請求項2記載の発明によれば、基板
にキャップが装着された状態において、キャップに形成
された突起部が基板に形成されたノッチ部に係合する構
成としたことにより、突起部とノッチ部との係合により
基板とキャップの位置決めを行なうことができ、基板と
キャップとの間にずれが発生することを防止できる。
にキャップが装着された状態において、キャップに形成
された突起部が基板に形成されたノッチ部に係合する構
成としたことにより、突起部とノッチ部との係合により
基板とキャップの位置決めを行なうことができ、基板と
キャップとの間にずれが発生することを防止できる。
【0027】また、請求項3記載の発明によれば、突起
部とノッチ部との係合位置で、基板とキャップとの電気
的接続を行なう構成としたことにより、基板とキャップ
の位置決めと電気的接続を同時に行なうことができる。
また、キャップの他の部位に電気的接続部を設ける構成
に比べ、構成の簡単化を図ることができる。
部とノッチ部との係合位置で、基板とキャップとの電気
的接続を行なう構成としたことにより、基板とキャップ
の位置決めと電気的接続を同時に行なうことができる。
また、キャップの他の部位に電気的接続部を設ける構成
に比べ、構成の簡単化を図ることができる。
【0028】また、請求項4及び請求項5記載の発明に
よれば、キャップを導電性金属により形成すると共に、
このキャップと表面実装部品とを接合する接合材として
はんだまたは導電性樹脂を用いたことにより、キャップ
と表面実装部品とを電気的に接続することができる。よ
って、表面実装部品のキャップと接続する部位を接地し
ておくことにより、キャップを電磁シールドとして用い
ることが可能となる。
よれば、キャップを導電性金属により形成すると共に、
このキャップと表面実装部品とを接合する接合材として
はんだまたは導電性樹脂を用いたことにより、キャップ
と表面実装部品とを電気的に接続することができる。よ
って、表面実装部品のキャップと接続する部位を接地し
ておくことにより、キャップを電磁シールドとして用い
ることが可能となる。
【0029】また、請求項6記載の発明によれば、キャ
ップを熱伝導性の良好な金属により形成すると共に、こ
のキャップと表面実装部品とを熱的に接続した構成とし
たことにより、キャップを放熱部材として用いることが
可能となり、表面実装部品で発生する熱を効率よく放熱
することができる。
ップを熱伝導性の良好な金属により形成すると共に、こ
のキャップと表面実装部品とを熱的に接続した構成とし
たことにより、キャップを放熱部材として用いることが
可能となり、表面実装部品で発生する熱を効率よく放熱
することができる。
【0030】また、請求項7記載の発明によれば、キャ
ップと表面実装部品とを接合する接合材として絶縁性樹
脂を用いたことにより、電気的に絶縁した状態でキャッ
プと表面実装部品とを接合することができる。また、請
求項8,請求項9,請求項12,及び請求項13記載の
発明のように、表面実装部品としては、弾性表面波デバ
イスを用いることができる。
ップと表面実装部品とを接合する接合材として絶縁性樹
脂を用いたことにより、電気的に絶縁した状態でキャッ
プと表面実装部品とを接合することができる。また、請
求項8,請求項9,請求項12,及び請求項13記載の
発明のように、表面実装部品としては、弾性表面波デバ
イスを用いることができる。
【0031】また、請求項10記載の発明によれば、実
装工程において、第1及び第2の仮接合工程の終了後、
第1及び第2の接合材を共に加熱処理することにより、
表面実装部品と基板との接合処理と、表面実装部品とキ
ャップとの接合処理とを同時に行なうことにより、1回
の加熱処理で表面実装部品及びキャップの接合処理(実
装処理)を一括的に行なうことが可能となる。よって、
従来のように表面実装部品の接合処理とキャップの接合
処理を別個に行なう方法に比べ、製造工程の簡略化及び
効率化を図ることができる。
装工程において、第1及び第2の仮接合工程の終了後、
第1及び第2の接合材を共に加熱処理することにより、
表面実装部品と基板との接合処理と、表面実装部品とキ
ャップとの接合処理とを同時に行なうことにより、1回
の加熱処理で表面実装部品及びキャップの接合処理(実
装処理)を一括的に行なうことが可能となる。よって、
従来のように表面実装部品の接合処理とキャップの接合
処理を別個に行なう方法に比べ、製造工程の簡略化及び
効率化を図ることができる。
【0032】また、請求項11記載の発明によれば、キ
ャップの側面に開口部を形成しておき、この開口部を介
して検査工程において表面実装部品の基板への表面実装
状態を検査することにより、実装工程を終了した後に検
査工程を実施することが可能となる。よって、表面実装
部品と基板との接合処理と、表面実装部品とキャップと
の接合処理とを同時に行なう構成としても、正確な検査
工程を実施することができ、製造される表面実装部品モ
ジュールの信頼性を向上させることができる。
ャップの側面に開口部を形成しておき、この開口部を介
して検査工程において表面実装部品の基板への表面実装
状態を検査することにより、実装工程を終了した後に検
査工程を実施することが可能となる。よって、表面実装
部品と基板との接合処理と、表面実装部品とキャップと
の接合処理とを同時に行なう構成としても、正確な検査
工程を実施することができ、製造される表面実装部品モ
ジュールの信頼性を向上させることができる。
【0033】更に、請求項12記載の発明によれば、第
1及び第2の接合材としてはんだを用いると共に、加熱
処理としてリフロー処理を行なうことにより、安価かつ
量産性をもって表面実装部品モジュールを製造すること
ができる。
1及び第2の接合材としてはんだを用いると共に、加熱
処理としてリフロー処理を行なうことにより、安価かつ
量産性をもって表面実装部品モジュールを製造すること
ができる。
【0034】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て図面と共に説明する。図5乃至図7は、本発明の一実
施例である従来の表面実装部品モジュールを示してい
る。尚、本実施例では、表面実装部品モジュールとし
て、弾性表面波モジュールを例に挙げて説明するものと
する。しかるに、本発明の適用は弾性表面モジュールに
限定されるものではない。
て図面と共に説明する。図5乃至図7は、本発明の一実
施例である従来の表面実装部品モジュールを示してい
る。尚、本実施例では、表面実装部品モジュールとし
て、弾性表面波モジュールを例に挙げて説明するものと
する。しかるに、本発明の適用は弾性表面モジュールに
限定されるものではない。
【0035】図5は弾性表面モジュール20の斜視図で
あり、図6は弾性表面モジュール20の側面図であり、
図7は弾性表面モジュール20の断面図である。各図に
示す弾性表面モジュール20は、送信側SAWフィルタ
22と受信側SAWフィルタ23を一つの基板21上に
表面実装した、いわゆるデュープレクサである。この弾
性表面モジュール20は、大略すると基板21,送信側
SAWフィルタ22,受信側SAWフィルタ23,及び
キャップ24等により構成されている。
あり、図6は弾性表面モジュール20の側面図であり、
図7は弾性表面モジュール20の断面図である。各図に
示す弾性表面モジュール20は、送信側SAWフィルタ
22と受信側SAWフィルタ23を一つの基板21上に
表面実装した、いわゆるデュープレクサである。この弾
性表面モジュール20は、大略すると基板21,送信側
SAWフィルタ22,受信側SAWフィルタ23,及び
キャップ24等により構成されている。
【0036】基板21は、例えばセラミック基板に配線
パターン(図示せず)が形成された構成とされている。
この基板21の所定位置には、ノッチ部31が形成され
ている。このノッチ部31は基板21を略半円状に切り
欠いた溝部であり、本実施例では基板21の対向する一
対の側辺の中央位置に夫々形成されている。この基板2
1上には、送信側SAWフィルタ22及び受信側SAW
フィルタ23が表面実装されている。各フィルタ22,
23は、その外周を覆いシールド効果を実現する金属製
のフィルタ用キャップ22a,23aを有している。こ
のフィルタ用キャップ22a,23aは、フィルタ接合
用はんだ26により基板21上に形成されているグラン
ドパターンに接合されている。
パターン(図示せず)が形成された構成とされている。
この基板21の所定位置には、ノッチ部31が形成され
ている。このノッチ部31は基板21を略半円状に切り
欠いた溝部であり、本実施例では基板21の対向する一
対の側辺の中央位置に夫々形成されている。この基板2
1上には、送信側SAWフィルタ22及び受信側SAW
フィルタ23が表面実装されている。各フィルタ22,
23は、その外周を覆いシールド効果を実現する金属製
のフィルタ用キャップ22a,23aを有している。こ
のフィルタ用キャップ22a,23aは、フィルタ接合
用はんだ26により基板21上に形成されているグラン
ドパターンに接合されている。
【0037】また、基板21上には、各フィルタ22,
23と共に、チップ部品32が表面実装されている。こ
のチップ部品32は、例えばコンデンサー素子や抵抗素
子であり、基板21に形成された配線パターンに部品接
合用はんだ33を用いて実装されている。尚、図示の便
宜上、図5には1個のチップ部品32のみ示したが、こ
のチップ部品32は基板21に複数配設されるものであ
る。また、図6及び図7においては、チップ部品32の
図示を省略している。
23と共に、チップ部品32が表面実装されている。こ
のチップ部品32は、例えばコンデンサー素子や抵抗素
子であり、基板21に形成された配線パターンに部品接
合用はんだ33を用いて実装されている。尚、図示の便
宜上、図5には1個のチップ部品32のみ示したが、こ
のチップ部品32は基板21に複数配設されるものであ
る。また、図6及び図7においては、チップ部品32の
図示を省略している。
【0038】一方、キャップ24は高熱伝導性を有した
導電性金属により形成されており、またその形状は略有
底箱状の形状とされている。具体的には、図5乃至図7
に加えて図8に示すように、キャップ24は天板部2
7、側壁部28a,28b、突出部29A,及び開口部
30を有した構成とされている。側壁部28a,28b
は、天板部27の外周縁から鉛直下方に延出するよう折
曲形成されている。また、側壁部28bの高さH2は、
側壁部28aの高さH1に対して小さくなるよう構成さ
れている。よって、キャップ24を基板21に実装した
際、基板21と側壁部28bの下縁との間には高さH3
(H3=H1−H2)の開口部30が形成される。
導電性金属により形成されており、またその形状は略有
底箱状の形状とされている。具体的には、図5乃至図7
に加えて図8に示すように、キャップ24は天板部2
7、側壁部28a,28b、突出部29A,及び開口部
30を有した構成とされている。側壁部28a,28b
は、天板部27の外周縁から鉛直下方に延出するよう折
曲形成されている。また、側壁部28bの高さH2は、
側壁部28aの高さH1に対して小さくなるよう構成さ
れている。よって、キャップ24を基板21に実装した
際、基板21と側壁部28bの下縁との間には高さH3
(H3=H1−H2)の開口部30が形成される。
【0039】このように、キャップ24の側面に開口部
30が形成されることにより、この開口部30を介して
キャップ24の内部を観察することが可能となる。よっ
て、キャップ24を基板21に接合し実装した後におい
ても、開口部24を介してキャップ24内に実装された
各部品22,23,32の実装状態を検査することが可
能となる。尚、この点については後に詳述するものとす
る。
30が形成されることにより、この開口部30を介して
キャップ24の内部を観察することが可能となる。よっ
て、キャップ24を基板21に接合し実装した後におい
ても、開口部24を介してキャップ24内に実装された
各部品22,23,32の実装状態を検査することが可
能となる。尚、この点については後に詳述するものとす
る。
【0040】また、突出部29Aは、一対の側壁部28
aの下縁中央位置に、夫々下方に向け突出するよう形成
されている。この突出部29Aの形成位置は、前記した
基板21に形成されたノッチ部31の形成位置に対応す
るよう設定されている。よって、基板21にキャップ2
4が装着された状態において、突起部29Aはノッチ部
31に係合する。このように、突起部29Aとノッチ部
31が係合することにより、基板21とキャップ24と
の位置決めを行なうことができる。これにより、基板2
1上でキャップ24が移動することを防止でき、基板2
1とキャップ24との間にずれが発生することを防止で
きる。
aの下縁中央位置に、夫々下方に向け突出するよう形成
されている。この突出部29Aの形成位置は、前記した
基板21に形成されたノッチ部31の形成位置に対応す
るよう設定されている。よって、基板21にキャップ2
4が装着された状態において、突起部29Aはノッチ部
31に係合する。このように、突起部29Aとノッチ部
31が係合することにより、基板21とキャップ24と
の位置決めを行なうことができる。これにより、基板2
1上でキャップ24が移動することを防止でき、基板2
1とキャップ24との間にずれが発生することを防止で
きる。
【0041】上記構成とされたキャップ24は、各フィ
ルタ22,23及びチップ部品32を覆うよう基板21
上に接合される。この接合の際、本実施例ではキャップ
24を直接基板21に接合されるのではなく、フィルタ
22,23を介して基板21に接合する構成としてい
る。即ち、本実施例では、キャップ24はキャップ接合
用はんだ25(図5には図示せず)により各フィルタ2
2,23のフィルタ用キャップ22a,23aに接合さ
れている。そして、このフィルタ用キャップ22a,2
3aが基板21のグランドパターンにフィルタ接合用は
んだ26で接合されることにより、キャップ24はフィ
ルタ22,23を介して基板21に接合した構成とされ
ている。
ルタ22,23及びチップ部品32を覆うよう基板21
上に接合される。この接合の際、本実施例ではキャップ
24を直接基板21に接合されるのではなく、フィルタ
22,23を介して基板21に接合する構成としてい
る。即ち、本実施例では、キャップ24はキャップ接合
用はんだ25(図5には図示せず)により各フィルタ2
2,23のフィルタ用キャップ22a,23aに接合さ
れている。そして、このフィルタ用キャップ22a,2
3aが基板21のグランドパターンにフィルタ接合用は
んだ26で接合されることにより、キャップ24はフィ
ルタ22,23を介して基板21に接合した構成とされ
ている。
【0042】また、キャップ24は導電性金属により形
成されており、このキャップ24と各フィルタ22,2
3はキャップ接合用はんだ25により機械的及び電気的
に接合されている。更に、フィルタ22,23のフィル
タ用キャップ22a,23aも導電性金属により形成さ
れており、このフィルタ用キャップ22a,23aと基
板21はフィルタ接合用はんだ24により機械的及び電
気的に接合されている。従って、キャップ24は基板2
1に形成されているグランドパターンに電気的に接続
し、キャップ24を電磁シールドとして用いることが可
能となる。
成されており、このキャップ24と各フィルタ22,2
3はキャップ接合用はんだ25により機械的及び電気的
に接合されている。更に、フィルタ22,23のフィル
タ用キャップ22a,23aも導電性金属により形成さ
れており、このフィルタ用キャップ22a,23aと基
板21はフィルタ接合用はんだ24により機械的及び電
気的に接合されている。従って、キャップ24は基板2
1に形成されているグランドパターンに電気的に接続
し、キャップ24を電磁シールドとして用いることが可
能となる。
【0043】これにより、各フィルタ22,23内に形
成された能動部(櫛歯状電極)は、フィルタ用キャップ
22a,23aに加えてキャップ24によってもシール
ドされるため、外乱の侵入を確実に防止することができ
る。また、キャップ24は各フィルタ22,23を共に
覆う構成とすることにより、例えば携帯用電子機器に弾
性表面波モジュール20を搬送し実装する際、キャップ
24の天板部27を吸引吸着して搬送することが可能と
なり、実装時における取り扱いの利便性を向上させるこ
とができる。
成された能動部(櫛歯状電極)は、フィルタ用キャップ
22a,23aに加えてキャップ24によってもシール
ドされるため、外乱の侵入を確実に防止することができ
る。また、キャップ24は各フィルタ22,23を共に
覆う構成とすることにより、例えば携帯用電子機器に弾
性表面波モジュール20を搬送し実装する際、キャップ
24の天板部27を吸引吸着して搬送することが可能と
なり、実装時における取り扱いの利便性を向上させるこ
とができる。
【0044】更に、キャップ24を基板21に形成され
た表面実装部品(フィルタ22,23、チップ部品32
等)に接合する際、本実施例では基板21に対し最も高
背とされた表面実装部品にキャップ24を接合するよう
構成している。本実施例の場合には、フィルタ22,2
3(各フィルタ22,23は同一高さ)が他の表面実装
部品に対し最も高背の部品である。
た表面実装部品(フィルタ22,23、チップ部品32
等)に接合する際、本実施例では基板21に対し最も高
背とされた表面実装部品にキャップ24を接合するよう
構成している。本実施例の場合には、フィルタ22,2
3(各フィルタ22,23は同一高さ)が他の表面実装
部品に対し最も高背の部品である。
【0045】このため、本実施例ではキャップ24をフ
ィルタ22,23に接合した構成としている。このよう
に、最も高背の表面実装部品であるフィルタ22,23
にキャップ24を接合させたことにより、キャップ24
とフィルタ22,23とは密接するため、両者間に間隙
が形成されることはない。これに対し、図2に示したよ
うに、従来の弾性表面波モジュール10では、キャップ
14は基板11に接合され、フィルタ22,23(高背
部品)とは接合しない構成であったため、キャップ14
とフィルタ22,23との間には間隙ΔHが形成されて
しまう。よって、この間隙ΔHの部分は不要な空間部
(いわゆる、デッドスペース)となってしまい、弾性表
面波モジュール10は厚くなり大型化してしまう。
ィルタ22,23に接合した構成としている。このよう
に、最も高背の表面実装部品であるフィルタ22,23
にキャップ24を接合させたことにより、キャップ24
とフィルタ22,23とは密接するため、両者間に間隙
が形成されることはない。これに対し、図2に示したよ
うに、従来の弾性表面波モジュール10では、キャップ
14は基板11に接合され、フィルタ22,23(高背
部品)とは接合しない構成であったため、キャップ14
とフィルタ22,23との間には間隙ΔHが形成されて
しまう。よって、この間隙ΔHの部分は不要な空間部
(いわゆる、デッドスペース)となってしまい、弾性表
面波モジュール10は厚くなり大型化してしまう。
【0046】しかるに、本実施例の弾性表面波モジュー
ル20では、図6及び図7に示されるように、キャップ
24とフィルタ22,23とは密着し間隙は形成されな
いため、表面実装部品モジュール20の低背化を図るこ
とができる。また、キャップ接合用はんだ25はキャッ
プ24の内部に位置する構成となるため、図1及び図2
に示した従来の弾性表面波モジュール10(キャップ接
合用はんだ15がキャップ14の外部に位置する)に比
べて基板21の小型化を図ることができ、よって弾性表
面波モジュール20の小型化を図ることができる。
ル20では、図6及び図7に示されるように、キャップ
24とフィルタ22,23とは密着し間隙は形成されな
いため、表面実装部品モジュール20の低背化を図るこ
とができる。また、キャップ接合用はんだ25はキャッ
プ24の内部に位置する構成となるため、図1及び図2
に示した従来の弾性表面波モジュール10(キャップ接
合用はんだ15がキャップ14の外部に位置する)に比
べて基板21の小型化を図ることができ、よって弾性表
面波モジュール20の小型化を図ることができる。
【0047】更に、前記したようにキャップ24は熱伝
導性の良好な金属により形成されているため、キャップ
24とフィルタ22,23とが密着することにより、キ
ャップ24とフィルタ22,23は熱的にも接続した構
成なる。よって、キャップ24を放熱部材として用いる
ことが可能となり、各フィルタ22,23で発生した熱
はキャップ24を介して放熱される。これにより、各フ
ィルタ22,23で発生する熱を効率よく放熱すること
ができる。
導性の良好な金属により形成されているため、キャップ
24とフィルタ22,23とが密着することにより、キ
ャップ24とフィルタ22,23は熱的にも接続した構
成なる。よって、キャップ24を放熱部材として用いる
ことが可能となり、各フィルタ22,23で発生した熱
はキャップ24を介して放熱される。これにより、各フ
ィルタ22,23で発生する熱を効率よく放熱すること
ができる。
【0048】尚、上記した実施例では、突起部29Aと
ノッチ部31とを単に係合させたのみの構成を示した
が、ノッチ部31の内壁にグランドパターンに接続され
た電極膜を形成し、このノッチ部31と突起部29Aと
を電気的に接続する構成とすることも可能である。この
構成によれば、基板21とキャップ24の位置決めと電
気的接続を同時に行なうことが可能となる。
ノッチ部31とを単に係合させたのみの構成を示した
が、ノッチ部31の内壁にグランドパターンに接続され
た電極膜を形成し、このノッチ部31と突起部29Aと
を電気的に接続する構成とすることも可能である。この
構成によれば、基板21とキャップ24の位置決めと電
気的接続を同時に行なうことが可能となる。
【0049】また、表面実装部品の種類によっては、キ
ャップ24にシールド効果を持たせる必要がないものも
ある。このような場合には、キャップ24と表面実装部
品とを接合する接合材として絶縁性樹脂を用いることも
可能である。更に、本実施例では突起部29Aの形状を
図10(A)に拡大して示すように矩形状としたが、突
起部29Aの形状はこれに限定されるものではない。具
体的には、図10(B)に示すように角部に面取りを行
なった突起部29Bとしてもよく、図10(C)に示す
ように半円状の先端部を有する突起部29Cとしてもよ
く、また、図10(D)に示すように先端が尖った形状
の突起部29Dとしてもよい。このように、突起部29
A〜29Dの形状を適宜設定することにより、突起部2
9A〜29Dとノッチ部31との係合処理を容易に行な
うことが可能となる。
ャップ24にシールド効果を持たせる必要がないものも
ある。このような場合には、キャップ24と表面実装部
品とを接合する接合材として絶縁性樹脂を用いることも
可能である。更に、本実施例では突起部29Aの形状を
図10(A)に拡大して示すように矩形状としたが、突
起部29Aの形状はこれに限定されるものではない。具
体的には、図10(B)に示すように角部に面取りを行
なった突起部29Bとしてもよく、図10(C)に示す
ように半円状の先端部を有する突起部29Cとしてもよ
く、また、図10(D)に示すように先端が尖った形状
の突起部29Dとしてもよい。このように、突起部29
A〜29Dの形状を適宜設定することにより、突起部2
9A〜29Dとノッチ部31との係合処理を容易に行な
うことが可能となる。
【0050】次に、図5乃至図7に示された弾性表面波
モジュール20の製造方法について説明する。図8及び
図9は、上記構成とされた弾性表面波モジュール20の
製造方法を説明するための図である。図8に示すよう
に、弾性表面波モジュール20を製造するには、キャッ
プ24を複数の表面実装部品の内、最も高背の表面実装
部品(本実施例の場合には、各フィルタ22,23)に
クリームはんだ37(図9参照)を用いて仮接合する
(第1の仮接合工程)。また、各フィルタ22,23及
びチップ部品32を基板21上にクリーム半田38を介
して仮接合する(第2の仮接合工程)。
モジュール20の製造方法について説明する。図8及び
図9は、上記構成とされた弾性表面波モジュール20の
製造方法を説明するための図である。図8に示すよう
に、弾性表面波モジュール20を製造するには、キャッ
プ24を複数の表面実装部品の内、最も高背の表面実装
部品(本実施例の場合には、各フィルタ22,23)に
クリームはんだ37(図9参照)を用いて仮接合する
(第1の仮接合工程)。また、各フィルタ22,23及
びチップ部品32を基板21上にクリーム半田38を介
して仮接合する(第2の仮接合工程)。
【0051】尚、この第1の仮接合工程と第2の仮接続
工程は、何方を先に実施しても構わない。即ち、上記の
ようにキャップ24をフィルタ22,23に仮接合した
後にフィルタ22,23をチップ部品32と共に基板2
1に仮接合する方法としても、また基板21にフィルタ
22,23及びチップ部品32を仮接合した後に、キャ
ップ24をフィルタ22,23に仮接合する方法として
もよい。
工程は、何方を先に実施しても構わない。即ち、上記の
ようにキャップ24をフィルタ22,23に仮接合した
後にフィルタ22,23をチップ部品32と共に基板2
1に仮接合する方法としても、また基板21にフィルタ
22,23及びチップ部品32を仮接合した後に、キャ
ップ24をフィルタ22,23に仮接合する方法として
もよい。
【0052】上記した第1及び第2の仮接合工程が終了
すると、続いて図9に示すように、フィルタ22,23
及びキャップ24等がクリームはんだ37,38により
仮固定された基板21をリフロー炉34に送り込み加熱
処理(リフロー処理)を実施する。リフロー炉34はヒ
ーター35及び搬送コンベアー36を有しており、基板
21は搬送コンベアー36により同図中矢印Xで示す方
向に搬送される構成とされている。
すると、続いて図9に示すように、フィルタ22,23
及びキャップ24等がクリームはんだ37,38により
仮固定された基板21をリフロー炉34に送り込み加熱
処理(リフロー処理)を実施する。リフロー炉34はヒ
ーター35及び搬送コンベアー36を有しており、基板
21は搬送コンベアー36により同図中矢印Xで示す方
向に搬送される構成とされている。
【0053】そして、この搬送過程において、ヒーター
35の熱によりクリームはんだ37,38に含有されて
いるはんだは溶融し、キャップ接合用はんだ25,フィ
ルタ接合用はんだ26,及び部品接合用はんだ33が生
成される。これにより、キャップ24と各フィルタ2
2,23はキャップ接合用はんだ25により電気的及び
機械的に接合され、また基板21と各フィルタ22,2
3(フィルタ用キャップ22a,23aを含む)はフィ
ルタ接合用はんだ26により電気的及び機械的に接合さ
れ、更に基板21とチップ部品32は部品接合用はんだ
33により電気的及び機械的に接合される(実装工
程)。
35の熱によりクリームはんだ37,38に含有されて
いるはんだは溶融し、キャップ接合用はんだ25,フィ
ルタ接合用はんだ26,及び部品接合用はんだ33が生
成される。これにより、キャップ24と各フィルタ2
2,23はキャップ接合用はんだ25により電気的及び
機械的に接合され、また基板21と各フィルタ22,2
3(フィルタ用キャップ22a,23aを含む)はフィ
ルタ接合用はんだ26により電気的及び機械的に接合さ
れ、更に基板21とチップ部品32は部品接合用はんだ
33により電気的及び機械的に接合される(実装工
程)。
【0054】このように、本実施例では実装工程におい
て、キャップ24と各フィルタ22,23との接合処理
と、基板21と各フィルタ22,23及びチップ部品3
2との接合処理を同時に行なう構成としている。このた
め、従来の製造方法では図3及び図4を用いて先に説明
したように2回必要であったリフロー処理を、本実施例
に係る製造方法では1回のリフロー処理で実施すること
が可能となる。よって、本実施例に係る製造方法によれ
ば、弾性表面波モジュール20の製造工程の簡略化及び
製造コストの低減を図ることが可能となる。
て、キャップ24と各フィルタ22,23との接合処理
と、基板21と各フィルタ22,23及びチップ部品3
2との接合処理を同時に行なう構成としている。このた
め、従来の製造方法では図3及び図4を用いて先に説明
したように2回必要であったリフロー処理を、本実施例
に係る製造方法では1回のリフロー処理で実施すること
が可能となる。よって、本実施例に係る製造方法によれ
ば、弾性表面波モジュール20の製造工程の簡略化及び
製造コストの低減を図ることが可能となる。
【0055】また、実装工程においてクリームはんだ3
7が溶融しても、キャップ24は突起部29Aがノッチ
部31と係合することにより基板21に係止されてお
り、基板21上で基板24が移動してしまうことはな
い。よって、高い位置精度をもってキャップ24を基板
21に実装することができる。上記した接合工程が終了
すると、続いて各フィルタ22,23、キャップ24、
及びチップ部品32が適正な状態で基板21に接合され
ているかどうかを検査する検査処理が実施される(検査
工程)。
7が溶融しても、キャップ24は突起部29Aがノッチ
部31と係合することにより基板21に係止されてお
り、基板21上で基板24が移動してしまうことはな
い。よって、高い位置精度をもってキャップ24を基板
21に実装することができる。上記した接合工程が終了
すると、続いて各フィルタ22,23、キャップ24、
及びチップ部品32が適正な状態で基板21に接合され
ているかどうかを検査する検査処理が実施される(検査
工程)。
【0056】この検査処理は外観検査が主体となる検査
である。しかるに、本実施例に係る製造方法により形成
される弾性表面波モジュール20では、キャップ24の
側面部分に開口部30が形成されており、この開口部3
0を介してキャップ24の内部を観察することが可能で
ある。即ち、この開口部30を設けることにより、実装
工程を終了した後に検査工程を実施することが可能とな
る。よって、実装工程においてキャップ24と各フィル
タ22,23との接合処理と、基板21と各フィルタ2
2,23及びチップ部品32との接合処理を同時に行な
う構成としても、その後に実施される検査工程において
正確な検査処理を実施することが可能となる。これによ
り、実装工程において製造効率の向上を図りつつ、か
つ、製造される表面実装部品モジュール20の信頼性を
向上させることができる。
である。しかるに、本実施例に係る製造方法により形成
される弾性表面波モジュール20では、キャップ24の
側面部分に開口部30が形成されており、この開口部3
0を介してキャップ24の内部を観察することが可能で
ある。即ち、この開口部30を設けることにより、実装
工程を終了した後に検査工程を実施することが可能とな
る。よって、実装工程においてキャップ24と各フィル
タ22,23との接合処理と、基板21と各フィルタ2
2,23及びチップ部品32との接合処理を同時に行な
う構成としても、その後に実施される検査工程において
正確な検査処理を実施することが可能となる。これによ
り、実装工程において製造効率の向上を図りつつ、か
つ、製造される表面実装部品モジュール20の信頼性を
向上させることができる。
【0057】尚、上記した実施例では、開口部30をキ
ャップ24の側面部に形成したが、開口部の形成位置は
キャップ側面に限定されるものではなく、キャップの天
板部に形成することも可能である。この際、開口部の形
成位置は高背部品とキャップとの接合位置を除いた位置
に形成する必要がある。また、上記した実施例では、突
起部29A及びノッチ部31の形成位置を対向する2箇
所に設定したが、突起部及びノッチ部の形成数及び形成
位置はこれに限定されるものではなく、キャップを基板
に確実に係止しうる構成であれば他の構成としてもよ
い。
ャップ24の側面部に形成したが、開口部の形成位置は
キャップ側面に限定されるものではなく、キャップの天
板部に形成することも可能である。この際、開口部の形
成位置は高背部品とキャップとの接合位置を除いた位置
に形成する必要がある。また、上記した実施例では、突
起部29A及びノッチ部31の形成位置を対向する2箇
所に設定したが、突起部及びノッチ部の形成数及び形成
位置はこれに限定されるものではなく、キャップを基板
に確実に係止しうる構成であれば他の構成としてもよ
い。
【0058】
【発明の効果】上述の如く本発明によれば、次に述べる
種々の効果を実現することができる。請求項1記載の発
明によれば、キャップを基板に接合し実装した後におい
ても、開口部を介して表面実装部品の実装状態を検査す
ることが可能となり、よって表面実装部品モジュールの
信頼性を向上させることができる。
種々の効果を実現することができる。請求項1記載の発
明によれば、キャップを基板に接合し実装した後におい
ても、開口部を介して表面実装部品の実装状態を検査す
ることが可能となり、よって表面実装部品モジュールの
信頼性を向上させることができる。
【0059】また、複数の表面実装部品の内、最も高背
の表面実装部品にキャップを接合させたことにより、キ
ャップと高背の表面実装部品との間に間隙は形成され
ず、よって表面実装部品モジュールの低背化を図ること
ができる。また、請求項2記載の発明によれば、突起部
とノッチ部との係合により基板とキャップの位置決めを
行なうことができ、基板とキャップとの間にずれが発生
することを防止できる。
の表面実装部品にキャップを接合させたことにより、キ
ャップと高背の表面実装部品との間に間隙は形成され
ず、よって表面実装部品モジュールの低背化を図ること
ができる。また、請求項2記載の発明によれば、突起部
とノッチ部との係合により基板とキャップの位置決めを
行なうことができ、基板とキャップとの間にずれが発生
することを防止できる。
【0060】また、請求項3記載の発明によれば、基板
とキャップの位置決めと電気的接続を同時に行なうこと
ができ、またキャップの他の部位に電気的接続部を設け
る構成に比べて構成の簡単化を図ることができる。ま
た、請求項4及び請求項5記載の発明によれば、キャッ
プと表面実装部品とを電気的に接続することができる。
よって、例えば表面実装部品のキャップと接続する部位
を接地しておくことにより、キャップを電磁シールドと
して用いることが可能となる。
とキャップの位置決めと電気的接続を同時に行なうこと
ができ、またキャップの他の部位に電気的接続部を設け
る構成に比べて構成の簡単化を図ることができる。ま
た、請求項4及び請求項5記載の発明によれば、キャッ
プと表面実装部品とを電気的に接続することができる。
よって、例えば表面実装部品のキャップと接続する部位
を接地しておくことにより、キャップを電磁シールドと
して用いることが可能となる。
【0061】また、請求項6記載の発明によれば、キャ
ップを放熱部材として用いることが可能となり、表面実
装部品で発生する熱を効率よく放熱することができる。
また、請求項7記載の発明によれば、電気的に絶縁した
状態でキャップと表面実装部品とを接合することができ
る。また、請求項10記載の発明によれば、1回の加熱
処理で表面実装部品及びキャップの接合処理(実装処
理)を一括的に行なうことが可能となり、よって従来の
ように表面実装部品の接合処理とキャップの接合処理を
別個に行なう方法に比べ、製造工程の簡略化及び効率化
を図ることができる。
ップを放熱部材として用いることが可能となり、表面実
装部品で発生する熱を効率よく放熱することができる。
また、請求項7記載の発明によれば、電気的に絶縁した
状態でキャップと表面実装部品とを接合することができ
る。また、請求項10記載の発明によれば、1回の加熱
処理で表面実装部品及びキャップの接合処理(実装処
理)を一括的に行なうことが可能となり、よって従来の
ように表面実装部品の接合処理とキャップの接合処理を
別個に行なう方法に比べ、製造工程の簡略化及び効率化
を図ることができる。
【0062】また、請求項11記載の発明によれば、実
装工程を終了した後に検査工程を実施することが可能と
なり、よって表面実装部品と基板との接合処理、及び表
面実装部品とキャップとの接合処理とを同時に実施して
も、その後において正確な検査工程を実施することがで
きる。よって、製造される表面実装部品モジュールの信
頼性を向上させることができる。
装工程を終了した後に検査工程を実施することが可能と
なり、よって表面実装部品と基板との接合処理、及び表
面実装部品とキャップとの接合処理とを同時に実施して
も、その後において正確な検査工程を実施することがで
きる。よって、製造される表面実装部品モジュールの信
頼性を向上させることができる。
【0063】更に、請求項12記載の発明によれば、第
1及び第2の接合材としてはんだを用いると共に、加熱
処理としてリフロー処理を行なうことにより、安価かつ
量産性をもって表面実装部品モジュールを製造すること
ができる。
1及び第2の接合材としてはんだを用いると共に、加熱
処理としてリフロー処理を行なうことにより、安価かつ
量産性をもって表面実装部品モジュールを製造すること
ができる。
【図1】従来の表面実装部品モジュールの一例である弾
性表面波モジュールを示す斜視図である。
性表面波モジュールを示す斜視図である。
【図2】従来の表面実装部品モジュールの一例である弾
性表面波モジュールを示す断面図である。
性表面波モジュールを示す断面図である。
【図3】図1に示す弾性表面波モジュールの製造方法を
説明するための図である(その1)。
説明するための図である(その1)。
【図4】図1に示す弾性表面波モジュールの製造方法を
説明するための図である(その2)。
説明するための図である(その2)。
【図5】本発明の一実施例である表面実装部品モジュー
ル(弾性表面波モジュール)を示す斜視図である。
ル(弾性表面波モジュール)を示す斜視図である。
【図6】図5に示す弾性表面波モジュールの側面図であ
る。
る。
【図7】図5に示す弾性表面波モジュールの断面図であ
る。
る。
【図8】図5に示す弾性表面波モジュールの製造方法を
説明するための図である(その1)。
説明するための図である(その1)。
【図9】図5に示す弾性表面波モジュールの製造方法を
説明するための図である(その2)。
説明するための図である(その2)。
【図10】突出部の変形例を示す図である。
20 弾性表面波モジュール 21 基板 22 送信側SAWフィルタ 23 受信側SAWフィルタ 24 キャップ 25 キャップ接合用はんだ 26 フィルタ接合用はんだ 27 天板部 28a,28b 側壁部 29A〜29D 突出部 30 開口部 31 ノッチ部 32 チップ部品 33 部品接合用はんだ 34 リフロー炉 35 ヒーター 37,38 クリームはんだ
フロントページの続き (72)発明者 郡池 聖 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内
Claims (14)
- 【請求項1】 基板上に複数の表面実装部品を表面実装
する共に、前記複数の表面実装部品を覆うキャップを有
してなり、 前記キャップを前記複数の表面実装部品の内、最も高背
の表面実装部品に接合させた構成の表面実装部品モジュ
ールにおいて、 前記キャップの側面部に、前記表面実装部品を観察しう
る開口部を形成したことを特徴とする表面実装部品モジ
ュール。 - 【請求項2】 請求項1記載の表面実装部品モジュール
において、 前記基板にノッチ部を形成する共に、前記キャップの前
記ノッチ部形成位置と対向する位置に突起部を形成し、 前記基板に前記キャップが装着された状態において、前
記突起部が前記ノッチ部に係合する構成としたことを特
徴とする表面実装部品モジュール。 - 【請求項3】 請求項2記載の表面実装部品モジュール
において、 前記突起部と前記ノッチ部との係合位置で、前記基板と
前記キャップとの電気的接続を行なう構成としたことを
特徴とする表面実装部品モジュール。 - 【請求項4】 請求項1乃至3のいずれかに記載の表面
実装部品モジュールにおいて、 前記キャップを導電性金属により形成すると共に、 前記キャップと前記最も高背の表面実装部品とを接合す
る接合材としてはんだを用いたことを特徴とする表面実
装部品モジュール。 - 【請求項5】 請求項1乃至4のいずれかに記載の表面
実装部品モジュールにおいて、 前記キャップを導電性金属により形成すると共に、 前記キャップと前記最も高背の表面実装部品とを接合す
る接合材として導電性樹脂を用いたことを特徴とする表
面実装部品モジュール。 - 【請求項6】 請求項1乃至5のいずれかに記載の表面
実装部品モジュールにおいて、 前記キャップを熱伝導性の良好な金属により形成すると
共に、 前記キャップと前記最も高背の表面実装部品とを熱的に
接続した構成としたことを特徴とする表面実装部品モジ
ュール。 - 【請求項7】 請求項1乃至3のいずれかに記載の表面
実装部品モジュールにおいて、 前記キャップと前記最も高背の表面実装部品とを接合す
る接合材として絶縁性樹脂を用いたことを特徴とする表
面実装部品モジュール。 - 【請求項8】 請求項1乃至7のいずれかに記載の表面
実装部品モジュールにおいて、 前記表面実装部品は、弾性表面波デバイスであることを
特徴とする表面実装部品モジュール。 - 【請求項9】 請求項8記載の表面実装部品モジュール
において、 前記弾性表面波デバイスは、その外周を覆うフィルタ用
キャッブを具備していることを特徴とする表面実装部品
モジュール。 - 【請求項10】 基板上に複数の表面実装部品と該複数
の表面実装部品を覆うキャップとを表面実装する表面実
装部品モジュールの製造方法において、 前記キャップを前記複数の表面実装部品の内、最も高背
の表面実装部品に第1の接合材を介して仮接合する第1
の仮接合工程と、 前記表面実装部品を前記基板上に第2の接合材を介して
仮接合する第2の仮接合工程と、 前記第1及び第2の仮接合工程の終了後、前記第1及び
第2の接合材を共に加熱処理し、前記表面実装部品と前
記基板との接合処理と、前記表面実装部品と前記キャッ
プとの接合処理とを同時に行なう実装工程と、 前記接合工程終了後、前記表面実装部品及び前記キャッ
プの前記基板への接合状態を検査する検査工程とを有す
ることを特徴とする表面実装部品モジュールの製造方
法。 - 【請求項11】 請求項10記載の表面実装部品モジュ
ールの製造方法において、 前記キャップの側面に開口部を形成しておき、 前記検査工程において、前記表面実装部品の前記基板へ
の表面実装状態を前記開口部を介して行なうことを特徴
とする表面実装部品モジュールの製造方法。 - 【請求項12】 請求項10または11記載の表面実装
部品モジュールの製造方法において、 前記第1及び第2の接合材としてはんだを用いると共
に、前記加熱処理としてリフロー処理を行なうことを特
徴とする表面実装部品モジュールの製造方法。 - 【請求項13】 請求項10乃至12のいずれかに記載
の表面実装部品モジュールの製造方法において、 前記表面実装部品は、弾性表面波デバイスであることを
特徴とする表面実装部品モジュール。 - 【請求項14】 請求項13記載の表面実装部品モジュ
ールにおいて、 前記弾性表面波デバイスは、その外周を覆うフィルタ用
キャッブを具備していることを特徴とする表面実装部品
モジュール。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10246226A JP2000077604A (ja) | 1998-08-31 | 1998-08-31 | 表面実装部品モジュール及びその製造方法 |
KR1019990009679A KR20000016838A (ko) | 1998-08-31 | 1999-03-22 | 표면실장부품모듈및그제조방법 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10246226A JP2000077604A (ja) | 1998-08-31 | 1998-08-31 | 表面実装部品モジュール及びその製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000077604A true JP2000077604A (ja) | 2000-03-14 |
Family
ID=17145399
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10246226A Pending JP2000077604A (ja) | 1998-08-31 | 1998-08-31 | 表面実装部品モジュール及びその製造方法 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000077604A (ja) |
KR (1) | KR20000016838A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6700061B2 (en) | 2000-10-17 | 2004-03-02 | Murata Manufacturing Co., Ltd. | Composite electronic component |
WO2007034626A1 (ja) * | 2005-09-22 | 2007-03-29 | Murata Manufacturing Co., Ltd. | 電子部品モジュールの実装方法、それを用いた電子機器の製造方法、および電子部品モジュール |
US8076203B2 (en) | 2007-10-30 | 2011-12-13 | Elpida Memory, Inc. | Semiconductor device and method of manufacturing the same |
JP2015002296A (ja) * | 2013-06-17 | 2015-01-05 | オリンパス株式会社 | 電子部品実装構造体 |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20000040355A (ko) * | 1998-12-18 | 2000-07-05 | 가나자와 요쿠 | 유기기(遊技機) 제어용 ic 패키지 |
-
1998
- 1998-08-31 JP JP10246226A patent/JP2000077604A/ja active Pending
-
1999
- 1999-03-22 KR KR1019990009679A patent/KR20000016838A/ko not_active Ceased
Cited By (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6700061B2 (en) | 2000-10-17 | 2004-03-02 | Murata Manufacturing Co., Ltd. | Composite electronic component |
US6956166B2 (en) | 2000-10-17 | 2005-10-18 | Murata Manufacturing Co., Ltd. | Composite electronic component |
WO2007034626A1 (ja) * | 2005-09-22 | 2007-03-29 | Murata Manufacturing Co., Ltd. | 電子部品モジュールの実装方法、それを用いた電子機器の製造方法、および電子部品モジュール |
JPWO2007034626A1 (ja) * | 2005-09-22 | 2009-03-19 | 株式会社村田製作所 | 電子部品モジュールの実装方法、それを用いた電子機器の製造方法、および電子部品モジュール |
US7650692B2 (en) | 2005-09-22 | 2010-01-26 | Murata Manufacturing Co., Ltd. | Method for mounting electronic-component module |
KR100949473B1 (ko) | 2005-09-22 | 2010-03-29 | 가부시키가이샤 무라타 세이사쿠쇼 | 전자 부품 모듈의 실장 방법, 그것을 이용한 전자 기기의제조 방법 및 전자 부품 모듈 |
JP4631911B2 (ja) * | 2005-09-22 | 2011-02-16 | 株式会社村田製作所 | 電子部品モジュールの実装方法、それを用いた電子機器の製造方法、および電子部品モジュール |
US8076203B2 (en) | 2007-10-30 | 2011-12-13 | Elpida Memory, Inc. | Semiconductor device and method of manufacturing the same |
JP2015002296A (ja) * | 2013-06-17 | 2015-01-05 | オリンパス株式会社 | 電子部品実装構造体 |
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---|---|
KR20000016838A (ko) | 2000-03-25 |
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