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JP2000076865A - 半導体記憶装置 - Google Patents

半導体記憶装置

Info

Publication number
JP2000076865A
JP2000076865A JP10242829A JP24282998A JP2000076865A JP 2000076865 A JP2000076865 A JP 2000076865A JP 10242829 A JP10242829 A JP 10242829A JP 24282998 A JP24282998 A JP 24282998A JP 2000076865 A JP2000076865 A JP 2000076865A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
input
output
configuration
memory
bit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10242829A
Other languages
English (en)
Inventor
Yuichi Segawa
裕一 瀬川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
JFE Steel Corp
Original Assignee
Kawasaki Steel Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kawasaki Steel Corp filed Critical Kawasaki Steel Corp
Priority to JP10242829A priority Critical patent/JP2000076865A/ja
Publication of JP2000076865A publication Critical patent/JP2000076865A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【課題】短期間、低コストで開発することができ、様々
なワード構成およびビット構成に対応可能な半導体記憶
装置を提供する。 【解決手段】構成制御信号によって、ワードおよび入出
力ビットの構成の変更を制御し、追加アドレス信号によ
って、ワードおよび入出力ビットの構成を変更した場合
に増加するワードのアドレスを指定することにより、制
御デコーダによって、各々のメモリブロックのメモリセ
ルアレイの動作/非動作を制御し、切替回路によって、
各々のメモリブロックの入出力部の動作/非動作を制御
し、かつ、各々のメモリブロックのメモリセルアレイと
各々のメモリブロックの入出力部との電気的な接続/非
接続を切り替え、動作状態としたメモリブロックのメモ
リセルアレイと動作状態としたメモリブロックの入出力
部とを電気的に接続することにより、上記課題を解決す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体メモリのワ
ード構成(ワード数)およびビット構成(入出力データ
のビット数)を必要に応じて自由に変更可能な半導体記
憶装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】半導体メモリ製品等の半導体記憶装置、
特に、ASIC(Application Specific Integrated Ci
rcuit)と呼ばれる特定用途向けの製品等に搭載されるメ
モリでは、様々な組み合わせのワード構成およびビット
構成の各種のメモリを提供する必要がある。できる限り
流動的に製品に要求される構成のメモリを実現するため
には、各種のメモリに対応した様々な構成部品を設計す
る必要があり、このため開発期間が長く、開発コストも
増大する等の問題があった。
【0003】ここで、図9に、従来の半導体記憶装置の
一例の構成概念図を示す。図示例の半導体記憶装置50
は、各々の入出力ビットD0 ,D1 ,…,DN-1に各々
対応するN個のメモリブロック52、および、行デコー
ダ54を有する。また、各々のメモリブロック52は、
同図に示すように、i行×j列=Mワードのメモリセル
からなるメモリセルアレイ56、カラムセレクタ58お
よび入出力部60を有する。
【0004】続いて、図10に、メモリブロックの一例
の構成概念図を示す。同図に示すメモリブロック52に
おいて、カラムセレクタ58は、列デコーダ62、およ
び、メモリセルアレイ56のメモリセルの各々の列に対
応するj個のN型MOSトランジスタ(以下、NMOS
という)64を有する。また、入出力部60は、センス
アンプおよびDout バッファ66、ならびに、Dinバッ
ファ68を有する。
【0005】図10に示すメモリブロック52は、図9
に示す半導体記憶装置50で用いられているメモリブロ
ックの内の1つを取り上げて、その構成の一例を示した
もので、同図には、図9に示す行デコーダ54も合わせ
て示してある。ここで、行デコーダ54には行アドレス
信号Ax [0:S](i=2S+1)が入力されており、行
デコーダ54からは行デコード信号WL0 −WLi-1
出力され、メモリセルアレイ56に入力されている。
【0006】これに対し、列デコーダ62には列アドレ
ス信号Ay [0:R](j=2R+1)が入力されており、
列デコーダ62からは、メモリセルアレイ56のメモリ
セルの各々の列に対応するj本の列デコード信号C
0 ,CL1 ,…,CLj-1 が出力され、各々対応する
NMOS64のゲートに入力されている。
【0007】また、NMOS64のドレインは、メモリ
セルアレイ56の各々対応する列のメモリセルのビット
線BL0 ,BL1 ,…,BLj-1 に接続され、そのソー
スは短絡され、データ線DLn を介して、入出力部60
のセンスアンプおよびDoutバッファ66、ならびに、
inバッファ68の一方の端子に接続されている。ま
た、センスアンプおよびDout バッファ66、ならび
に、Dinバッファ68の他方の端子は短絡され、入出力
ビットDn に接続されている。
【0008】半導体記憶装置50においては、まず、行
デコーダ54によって、行アドレス信号Ax [0:S]
がデコードされ、これに対応するただ1つの行デコード
信号WLがアクティブ状態とされる。また同時に、列デ
コーダ62によって、列アドレス信号Ay [0:R]が
デコードされ、これに対応するただ1つの列デコード信
号CLがアクティブ状態とされ、これに対応するただ1
つのNMOS64がオン状態となる。
【0009】ここで、データの書き込み動作時には、外
部から入出力ビットDn にデータが与えられる。入出力
ビットDn から入力されるデータはDinバッファ68に
よって駆動され、前述のただ1つオン状態となっている
NMOS64を介して、これに対応するビット線BLを
経てメモリセルアレイ56に入力され、行アドレス信号
x [0:S]および列アドレス信号Ay [0:R]に
よって指定される行列のメモリセルにデータが書き込ま
れる。
【0010】これに対し、データの読み出し動作時に
は、行アドレス信号Ax [0:S]によって指定される
行のj列のメモリセルからデータが読み出される。メモ
リセルから読み出されたj列のデータは、これに各々対
応するビット線BL0 ,BL1,BLj-1 を経て、列ア
ドレス信号Ay [0:R]に応じて、ただ1つオン状態
となっているNMOS64およびデータ線DLn を介し
てセンスアンプおよびD out バッファ66に入力され、
センスアンプによって増幅された後、Dout バッファに
よって駆動されて外部へ出力される。
【0011】以上、従来の半導体記憶装置について、一
般的な回路構成を例示して説明したが、図示例の半導体
記憶装置50は、Mワード×Nビット構成の半導体メモ
リ、例えば65536ワード×8ビット構成の半導体メ
モリとしてだけ使用することができるものであり、メモ
リセルの総数が同じ524288ビットであっても、例
えば131072ワード×4ビット構成や524288
ワード×1ビット構成の半導体メモリ等としては使用す
ることができない。
【0012】したがって、従来の半導体記憶装置では、
前述のように、例えば65536ワード×8ビット構成
の半導体メモリや、131072ワード×4ビット構成
の半導体メモリ、524288ワード×1ビット構成の
半導体メモリをそれぞれ個別に設計しなければならない
ため、様々な組み合わせのワード構成およびビット構成
の各種のメモリを提供するためには、必然的に開発期間
やテスト時間が長くなり、開発コストも増大するという
問題があった。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、前記
従来技術に基づく問題点をかえりみて、短期間、低コス
トで開発することができ、様々なワード構成およびビッ
ト構成に対応可能な半導体記憶装置を提供することにあ
る。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、少なくとも2ビット以上の入出力ビット
を持ち、これらの入出力ビットに各々対応するメモリブ
ロックを備えており、各々の前記メモリブロックが、所
定行列のメモリセルからなる所定ワード数のメモリセル
アレイと、このメモリセルアレイの列を指定するカラム
セレクタと、前記メモリセルアレイのデータの入出力を
制御する入出力部とを有する半導体記憶装置であって、
さらに、各々の前記メモリブロックのメモリセルアレイ
の動作/非動作を制御する制御デコーダと、各々の前記
メモリブロックの入出力部の動作/非動作を制御し、各
々の前記メモリブロックのメモリセルアレイと各々の前
記メモリブロックの入出力部との電気的な接続/非接続
を切り替える切替回路とを有し、構成制御信号によっ
て、前記ワードおよび前記入出力ビットの構成の変更を
制御し、追加アドレス信号によって、前記ワードおよび
前記入出力ビットの構成を変更した場合に増加する前記
ワードのアドレスを指定することにより、前記制御デコ
ーダによって動作状態とした前記メモリブロックのメモ
リセルアレイと前記切替回路により動作状態とした前記
メモリブロックの入出力部とを電気的に接続して、前記
ワードおよび前記入出力ビットの構成を変更可能である
ことを特徴とする半導体記憶装置を提供するものであ
る。
【0015】
【発明の実施の形態】以下に、添付の図面に示す好適実
施例に基づいて、本発明の半導体記憶装置を詳細に説明
する。
【0016】図1は、本発明の半導体記憶装置の一実施
例の構成概念図である。図示例の半導体記憶装置10
は、Mワード×Nビット構成のメモリを、後述する構成
制御信号ENおよび追加アドレス信号Ay R+を用い
て、k・Mワード×N/kビット(kは2のべき乗)〜
Mワード×Nビットまでの構成に自由に変更可能なもの
で、各々の入出力ビットD0 ,D1 ,…,DN-1 に各々
対応するN個のメモリブロック12、および、行デコー
ダ14を有する。
【0017】半導体記憶装置10において、メモリブロ
ック12は、各々の入出力ビットD 0 ,D1 …,DN-1
に各々対応する複数の1ビットデータを記憶するもの
で、Mワード=i行×j列のメモリセルからなるメモリ
セルアレイ16、カラムセレクタ18および入出力部2
0を有する。また、行デコーダ14は、前述のメモリセ
ルアレイ16の行を指定する行アドレス信号をデコード
するものである。
【0018】以下、本発明の特徴部分である前述のカラ
ムセレクタ18および入出力部20の詳細な回路構成と
その動作について順次詳細に説明する。
【0019】まず、図2に、カラムセレクタの一実施例
の構成概念図を示す。同図に示すカラムセレクタ18
は、メモリセルアレイ16の列を指定するもので、この
列を指定する列アドレス信号Ay [0:R]をデコード
する列デコーダ22、メモリセルアレイ16のメモリセ
ルの各々の列に対応するj個の2入力ANDゲート2
4、および、j個のN型MOSトランジスタ(以下、N
MOSという)26を有する。
【0020】ここで、前述の列アドレス信号Ay [0:
R]は列デコーダ22に入力され、列デコーダ22から
は、メモリセルアレイ16の各々の列に対応するj本の
信号が出力されている。列デコーダ22の出力信号は、
各々対応するANDゲート24の一方の入力端子に入力
され、ANDゲート24の他方の入力端子には、後述す
る制御デコーダから入力されるメモリ制御信号PRAy
[n]が共通に入力され、ANDゲート24からは列デ
コード信号CL0 ,CL1 ,…,CLj-1 が出力されて
いる。
【0021】ANDゲート24から出力される列デコー
ド信号CL0 ,CL1 ,…,CLj- 1 は、各々対応する
NMOS26のゲートに入力されている。NMOS26
のドレインは、メモリセルアレイ16の各々対応する列
のビット線BL0 ,BL1 ,…,BLj-1 に接続され、
そのソースは短絡されてデータ線DLn を介して、入出
力部20に接続されている。なお、図示していないが、
メモリセルアレイ16には、図1に示す行デコーダ14
の出力信号が入力される。
【0022】図示例のカラムセレクタ18においては、
まず、列デコーダ22によって列アドレス信号A
y [0:R]がデコードされ、列デコーダ22から出力
されるj本の信号の内、列アドレス信号Ay [0:R]
に対応する1本の信号だけがアクティブ状態であるハイ
レベルとなる。
【0023】ここで、メモリ制御信号PRAy [n]が
ハイレベルであれば、列デコーダ22の出力が列デコー
ド信号CL0 ,CL1 ,…,CLj-1 としてANDゲー
ト24から出力され、アクティブ状態であるハイレベル
の列デコード信号CLに対応するただ1つのNMOS2
6がオン状態となって、メモリセルアレイ16は動作状
態(アクセス可能な状態)となる。メモリセルアレイ1
6では、行デコーダ14によって、行アドレス信号をデ
コードすることにより指定される行アドレスのj個のメ
モリセルが同時に選択され、オン状態のNMOS26を
介して、これに対応する1つのメモリセルのビット線B
Lがデータ線DLn と電気的に接続される。
【0024】これに対し、メモリ制御信号PRA
y [n]がローレベルであれば、列デコード信号C
0 ,CL1 ,…,CLj-1 は、列デコーダ22の出力
に係らず全てローレベルとなり、全てのNMOSがオフ
状態となる。したがって、ビット線BL 0 ,BL1
…,BLj-1 とデータ線DLn とは電気的に遮断され、
メモリセルアレイ16は、データの書き込みも、データ
の読み出しもできない非動作状態となる。
【0025】ここで、図3に、前述の制御デコーダの一
実施例の構成回路図を示す。同図に示す制御デコーダ2
8は、カラムセレクタ18のANDゲート24の他方の
入力端子に入力されるメモリ制御信号PRAy [n]を
発生するもので、図示例の場合、3つの2入力NAND
ゲート30、および、これに各々対応する3つの2入力
NANDゲート32、ならびに、8個の3入力NAND
ゲート34、および、これに各々対応する8個のインバ
ータ36を有する。
【0026】同図に示すように、NANDゲート30,
32の一方の入力端子には、各々構成制御信号EN
[2:0]が入力されている。NANDゲート30の他
方の入力端子には、各々追加アドレス信号Ay R+3,
y R+2,Ay R+1が入力され、その出力は、各々
出力信号P2N,P1N,P0Nとして出力されるとと
もに、各々対応するNANDゲート32の他方の入力端
子に入力され、NANDゲート32の出力は、各々出力
信号P2,P1,P0として出力されている。
【0027】また、メモリ制御信号PRAy [7:0]
に各々対応するNANDゲート34の入力端子には、各
々出力信号P2,P1,P0、出力信号P2,P1,P
0N、出力信号P2,P1N,P0、出力信号P2,P
1N,P0N、出力信号P2N,P1,P0、出力信号
P2N,P1,P0N、出力信号P2N,P1N,P
0、出力信号P2N,P1N,P0Nが入力されてい
る。NANDゲート34の出力は、各々対応するインバ
ータ36に入力され、インバータ36の出力は各々メモ
リ制御信号PRAy [7:0]として出力されている。
【0028】図示例の制御デコーダ28は、半導体記憶
装置10が物理的に8ビットの入出力ビットD0
1 ,…,D7 を持ち、これらの8ビットの入出力ビッ
トD0 ,D1 ,…,D7 に各々対応する8個のメモリブ
ロック12を有する場合の制御デコーダの一例を示すも
ので、メモリ制御信号PRAy [0:7]は、入出力ビ
ットD0 ,D1 ,…,D7 に各々対応するメモリブロッ
ク12のANDゲート24の他方の入力端子に入力され
る。
【0029】ここで、Nビットの入出力ビットD0 ,D
1,…,DN-1 に各々対応するN個のメモリブロック1
2を有する半導体記憶装置10において、ワード構成お
よびビット構成を2のべき乗単位で自由に変更可能とす
るためには、ワード数の増加に伴って、L本(k=
L )の追加アドレス信号Ay R+が余計に必要にな
る。また、このようなメモリ構成の変更を制御するため
には、さらにL本の構成制御信号ENが必要となる。
【0030】図示例の制御デコーダ28は、構成制御信
号EN[2:0]および追加アドレス信号Ay R+3,
y R+2,Ay R+1の制御によって動作が決定され
る。本実施例ではkは2のべき乗であり、したがって、
k=1,2,4,8の場合、構成制御信号EN[2:
0]は、各々‘000’,‘001’,‘011’,
‘111’とされる。また、構成制御信号EN[2:
0]の状態に応じて、追加アドレス信号Ay R+3,A
y R+2,Ay R+1がイネーブル状態とされ、この追
加アドレス信号Ay R+3,Ay R+2,Ay R+1の
制御によってメモリ制御信号PRAy [7:0]の状態
が制御される。
【0031】続いて、図4に、入出力部の一実施例の構
成概念図を示す。入出力部20は、メモリセルアレイ1
6のデータの入出力を制御するもので、同図に示すよう
に、データの入出力を切り替えるI/O回路38の他、
隣接する2本のデータ線DLn 間の電気的な接続/非接
続を各々切り替える第1のパスゲート40、および、デ
ータ線DLn とI/O回路38との間の電気的な接続/
非接続を各々切り替える第2のパスゲート42からなる
切替回路を有する。
【0032】なお、図示を省略しているが、I/O回路
38は、例えば図10に示す従来の半導体記憶装置のメ
モリブロックの入出力部60と同じように、センスアン
プおよびDout バッファ、ならびに、Dinバッファを有
する。
【0033】ここで、I/O回路38の一方の入出力端
子は、各々の入出力ビットD0 ,D 1 ,…,DN-1 に接
続されている。また、I/O回路38の他方の入出力端
子は、ビットD0 に対応するI/O回路38について
は、これに対応するデータ線DL0 に接続され、ビット
1 ,D2 ,…,DN-1 に対応するI/O回路38につ
いては、各々対応するパスゲート42を介して、各々対
応するデータ線DL1 ,DL2 ,…,DLN-1 に接続さ
れている。
【0034】また、I/O回路38のイネーブル入力端
子IO_enは、I/O回路38の動作/非動作を切り
替える制御端子であって、ビットD0 に対応するI/O
回路38は電源に接続されて常時動作状態とされ、ビッ
トD1 ,D2 ,…,DN-1 に対応するI/O回路38に
ついては、各々対応する構成制御信号EN[n] ̄(構
成制御信号EN[n]の反転信号)が入力されている。
また、本実施例の場合、互いに隣接するデータ線DLn
の間は、各々対応するパスゲート40を介して互いに接
続されている。
【0035】なお、パスゲート40,42の制御端子お
よび反転制御端子には、各々対応するI/O回路38の
イネーブル入力端子IO_enに入力されている構成制
御信号EN[n] ̄に対応する構成制御回路EN
[n],EN[n] ̄が入力される。以下、上述するI
/O回路38のイネーブル制御端子IO_en、およ
び、これに各々対応するパスゲート40,42の制御端
子に接続される構成制御信号EN[n],EN[n] ̄
について具体例を挙げて説明する。
【0036】図5は、入出力部の具体例を表す構成概念
図である。この図は、図3に示す制御デコーダ28に対
応する8ビットの入出力ビットD 0 ,D1 ,…,D7
有する半導体記憶装置10の入出力部20の一例を示す
もので、I/O回路380 ,381 ,…,387 の他、
第1のパスゲート401 ,402 ,…,407 、およ
び、第2のパスゲート421 ,422 ,…,427 から
なる切替回路を有する。
【0037】構成制御信号EN[2:0]の接続に際し
ては、まず、I/O回路38を2つずつ組み合わせて第
1の組を構成し、各々の第1の組の内の一方のI/O回
路38のイネーブル入力端子IO_enに構成制御信号
EN[0] ̄を入力する。また、これに対応するパスゲ
ート40の制御端子および反転制御端子にそれぞれ構成
制御信号EN[0]およびEN[0] ̄を入力し、パス
ゲート42の制御端子および反転制御端子にそれぞれ構
成制御信号EN[0] ̄およびEN[0]を入力する。
【0038】本実施例の場合、(I/O回路380 およ
び381 )、(I/O回路382 および383 )、(I
/O回路384 および385 )、(I/O回路386
よび387 )をそれぞれ第1の組として、これらの第1
の組の内の一方のI/O回路381 ,383 ,385
387 のイネーブル入力端子IO_enに構成制御信号
EN[0] ̄が入力されている。また、これに対応する
パスゲート401 ,403 ,405 ,407 の制御端子
および反転制御端子にそれぞれ構成制御信号EN[0]
およびEN[0] ̄が入力され、パスゲート421 ,4
3 ,425 ,427 の制御端子および反転制御端子に
構成制御信号EN[0] ̄およびEN[0]が入力され
ている。
【0039】以下同様にして、前述の第1の組を2つず
つ組み合わせて第2の組を構成し、各々の第2の組の内
の一方の第1の組の内の他方のI/O回路38のイネー
ブル入力端子IO_enに構成制御信号EN[1] ̄を
入力する。また、これに対応するパスゲート40の制御
端子および反転制御端子にそれぞれ構成制御信号EN
[1]およびEN[1] ̄を入力し、パスゲート42の
制御端子および反転制御端子にそれぞれ構成制御信号E
N[1] ̄およびEN[1]を入力する。
【0040】本実施例の場合、((I/O回路380 ,3
1)および(I/O回路382 ,383 ))、((I/O回
路384 ,385)および(I/O回路386 ,387 ))
をそれぞれ第2の組として、これらの第2の組の内の一
方の第1の組である(I/O回路382 ,383)、(I
/O回路386 ,387)の内の他方のI/O回路3
2 ,386 のイネーブル入力端子IO_enに構成制
御信号EN[1] ̄が入力されている。また、これに対
応するパスゲート402 ,406 の制御端子および反転
制御端子に構成制御信号EN[1]およびEN[1] ̄
が入力され、パスゲート422 ,426 の制御端子およ
び反転制御端子に構成制御信号EN[1] ̄およびEN
[1]が入力されている。
【0041】さらに、前述の第2の組を2つ組み合わせ
て第3の組を構成し、第3の組の内の一方の第2の組の
内の他方の第1の組の内の他方のI/O回路38のイネ
ーブル入力端子IO_enに構成制御信号EN[2] ̄
を入力する。また、これに対応するパスゲート40の制
御端子および反転制御端子にそれぞれ構成制御信号EN
[2]およびEN[2] ̄を入力し、パスゲート42の
制御端子および反転制御端子にそれぞれ構成制御信号E
N[2] ̄およびEN[2]を入力する。
【0042】本実施例の場合、(((I/O回路380
381)および(I/O回路382 ,383 ))および((I
/O回路384 ,385)および(I/O回路386 ,3
7)))を第3の組として、この第3の組の内の一方の
第2の組である((I/O回路384 ,385)および(I
/O回路386 ,387 ))の内の他方の第1の組である
(I/O回路384 ,385)の内の他方のI/O回路3
4 のイネーブル入力端子IO_enに構成制御信号E
N[2] ̄が入力されている。また、これに対応するパ
スゲート404 の制御端子および反転制御端子に構成制
御信号EN[2]およびEN[2] ̄が入力され、パス
ゲート424 の制御端子および反転制御端子に構成制御
信号EN[2] ̄およびEN[2]が入力されている。
【0043】なお、8ビットの入出力ビットD1
2 ,…,D7 の場合を例示して説明したが、本発明は
これに限定されず、入出力ビットのビット数に応じて同
じように入出力部20を構成することができる。また、
本実施例では、説明を簡単にするために、互いに隣接す
るビット同士を組み合わせているが、これも限定され
ず、任意のビットを組み合わせて第1の組を構成しても
よいし、同じように、任意の第nの組を組み合わせて第
(n+1)の組を構成してもよい。
【0044】入出力部20は、構成制御信号EN[2:
0]の制御によって動作が決定される。本実施例では、
I/O回路38は、構成制御信号EN[n] ̄がハイレ
ベルの場合に動作状態となる。また、パスゲート40
は、構成制御信号EN[n]がハイレベルで、構成制御
信号EN[n] ̄がローレベルの場合にオン状態とな
り、これとは逆に、パスゲート42は、構成制御信号E
N[n]がローレベルで、構成制御信号EN[n] ̄が
ハイレベルの場合にオン状態となる。
【0045】以下、図3に示す制御デコーダ28および
図5に示す入出力部20を参照しながら、物理的に8ビ
ットの入出力ビットD0 ,D1 ,…,D7 を有する場合
の本発明の半導体記憶装置10の動作について説明す
る。まず、例えばk=1として、半導体記憶装置10を
Mワード×Nビット、すなわち本実施例では8ビット構
成のメモリとして使用する場合、構成制御信号EN
[2:0]=‘000’とする。
【0046】この場合、制御デコーダ28では、P2〜
P0およびP2N〜P0Nが全てハイレベルとなり、メ
モリ制御信号PRAy [7:0]は、追加アドレス信号
yR+3,Ay R+2,Ay R+1の状態に係らず全
てハイレベルとなる。したがって、全てのメモリブロッ
ク12が動作状態となる。
【0047】また、入出力部20では、全てのI/O回
路380 ,381 ,…,387 のイネーブル入力端子I
O_enがハイレベルとなって動作状態となり、全ての
パスゲート401 ,402 ,…,407 がオフ状態とな
って、各々のデータ線DL0,DL1 ,…,DL7 が電
気的に遮断され、全てのパスゲート421 ,422
…,427 がオン状態となって、I/O回路381 ,3
2 ,…,387 が各々対応するデータ線DL0 ,DL
1 ,…,DL7 に電気的に接続される。
【0048】この場合、半導体記憶装置10において
は、行デコーダ14によって、行アドレス信号がデコー
ドされ、行アドレス信号に対応する1つの行デコード信
号がアクティブ状態となる。また同時に、列デコーダ2
2によって、列アドレス信号A y [0:R]がデコード
され、列アドレス信号Ay [0:R]に対応する1つの
列デコード信号がアクティブ状態となり、ANDゲート
24を介して、これに対応する1つのNMOS26だけ
がオン状態となる。
【0049】ここで、データの書き込み動作時には、外
部から入出力ビットD0 ,D1 ,…,D7 にデータが与
えられる。入出力ビットD0 ,D1 ,…,D7 から入力
されたデータは、各々対応するI/O回路380 ,38
1 ,…,387 によって駆動され、前述のオン状態とな
っているNMOS26を介して、これに対応するビット
線BLn を経てメモリセルアレイ16に入力され、行ア
ドレス信号Ax [0:S]および列アドレス信号A
y [0:R]によって指定される行列のメモリセルにデ
ータが書き込まれる。
【0050】これに対し、データの読み出し動作時に
は、行アドレス信号Ax [0:S]によって指定される
行のメモリセルからj列のデータが読み出される。メモ
リセルから読み出されたj列のデータは、各々対応する
ビット線BL0 ,BL1 ,…,BLj-1 を経て、列アド
レス信号Ay [0:R]に応じてオン状態となっている
NMOS26を介して、データ線DL0 ,DL1 ,…,
DL7 を経て、各々のI/O回路380 ,381 ,…,
387 に入力され、外部へ出力される。
【0051】以上のように、半導体記憶装置10は、構
成制御信号EN[2:0]=‘000’とした場合に
は、Mワード×8ビット構成のメモリとして機能する。
続いて、k=2として、半導体記憶装置10を2Mワー
ド×N/2ビット、すなわち4ビット構成のメモリとし
て使用する場合、構成制御信号EN[2:0]=‘00
1’とする。
【0052】この場合、制御デコーダ28では、追加ア
ドレス信号Ay R+1によって出力信号P0およびP0
Nの状態の制御が可能となり、追加アドレス信号Ay
+1の状態に応じて、メモリ制御信号PRAy [7,
5,3,1]またはメモリ制御信号PRAy [6,4,
2,0]のいずれかがハイレベルとなる。したがって、
同時には、入出力ビットD7 ,D5 ,D3 ,D1 または
入出力ビットD6 ,D4,D2 ,D0 の一方に対応する
各々のメモリセルアレイ16が動作状態となり、他方の
メモリセルアレイ16が非動作状態となる。
【0053】また、入出力部20では、前述の状態か
ら、I/O回路381 ,383 ,38 5 ,387 のイネ
ーブル入力端子IO_enがローレベルとなって非動作
状態となり、パスゲート401 ,403 ,405 ,40
7 がオン状態となって、データ線DL0 およびDL1
データ線DL2 およびDL3 、データ線DL4 およびD
5 、データ線DL6 およびDL7 が各々電気的に接続
され、パスゲート421,423 ,425 ,427 がオ
フ状態となって、I/O回路381 ,383 ,385
387 が各々対応するデータ線DL1 ,DL3 ,D
5 ,DL7 から電気的に遮断される。
【0054】すなわち、追加アドレス信号Ay R+1を
‘0’および‘1’とすることにより、入出力ビットD
0 ,D2 ,D4 ,D6 を介して、各々入出力ビット
0 ,D 2 ,D4 ,D6 および入出力ビットD1
3 ,D5 ,D7 に対応するメモリセルアレイ16に対
して書き込みおよび読み出しを行うことができる。以上
のように、構成制御信号EN[2:0]=‘001’と
した場合、半導体記憶装置10は、2Mワード×4ビッ
ト構成のメモリとして機能する。
【0055】次に、k=4として、半導体記憶装置10
を4Mワード×N/4ビット、すなわち2ビット構成の
メモリとして使用する場合、構成制御信号EN[2:
0]=‘011’とする。
【0056】この場合、制御デコーダ28では、追加ア
ドレス信号Ay R+2,Ay R+1によって、各々出力
信号P1,P1Nおよび出力信号P0、P0Nの状態の
制御が可能となり、これらの追加アドレス信号Ay R+
2,Ay R+1の状態に応じて、メモリ制御信号PRA
y [7,3]、メモリ制御信号PRAy [6,2]、メ
モリ制御信号PRAy [5,1]またはメモリ制御信号
PRAy [4,0]のいずれかが同時にハイレベルとな
る。したがって、同時には、入出力ビットD7,D3
入出力ビットD6 ,D2 、入出力ビットD5 ,D1 また
は入出力ビットD4 ,D0 のいずれか1つに対応する各
々のメモリセルアレイ16が動作状態となり、他のメモ
リセルアレイ16は非動作状態となる。
【0057】また、入出力部20では、前述の状態から
さらに、I/O回路382 ,386のイネーブル入力端
子IO_enがローレベルとなって非動作状態となり、
パスゲート402 ,406 がオン状態となって、データ
線DL0 〜DL3 、データ線DL4 〜DL7 が各々電気
的に接続され、パスゲート422 ,426 がオフ状態と
なって、I/O回路382 ,386 が各々対応するデー
タ線DL2 ,DL6 から電気的に遮断される。
【0058】すなわち、追加アドレス信号Ay R+2,
y R+1を‘00’,‘01’,‘10’および‘1
1’とすることにより、入出力ビットD0 ,D4 を介し
て、各々入出力ビットD0 ,D4 、入出力ビットD1
5 、入出力ビットD2 ,D 6 、および、入出力ビット
3 ,D7 に対応するメモリセルアレイ16に対して書
き込みおよび読み出しを行うことができる。
【0059】以上のように、構成制御信号EN[2:
0]=‘011’とした場合、半導体記憶装置10は、
4Mワード×2ビット構成のメモリとして機能する。ま
た、k=8として、半導体記憶装置10を8Mワード×
N/8ビット、すなわち1ビット構成のメモリとして使
用する場合、構成制御信号EN[2:0]=‘111’
とする。
【0060】この場合、制御デコーダ28では、追加ア
ドレス信号Ay R+3,Ay R+2,Ay R+1によっ
て、各々出力信号P2,P2N、出力信号P1,P1N
および出力信号P0,P0Nが制御可能となり、これら
の追加アドレス信号Ay R+3,Ay R+2,Ay R+
1の状態に応じて、メモリ制御信号PRAy [7:0]
の内のいずれか1つがハイレベルとなる。したがって、
同時には、入出力ビットD7 〜D0 の内のいずれか1つ
に対応する各々のメモリセルアレイ16だけが動作状態
となり、他のメモリセルアレイ16は非動作状態とな
る。
【0061】また、入出力部20では、前述の状態から
さらに、I/O回路384 のイネーブル入力端子IO_
enがローレベルとなって非動作状態となり、パスゲー
ト404 がオン状態となって、全てのデータ線DL0
DL7 が電気的に接続され、パスゲート424 がオフ状
態となって、I/O回路384 がこれに対応するデータ
線DL4 から電気的に遮断される。
【0062】すなわち、追加アドレス信号Ay R+3,
y R+2,Ay R+1を‘000’,‘001’,
‘010’,‘011’,‘100’,‘101’,
‘110’および‘111’とすることにより、入出力
ビットD0 を介して、各々入出力ビットD0 ,D1 ,D
2 ,D3 ,D4 ,D5 ,D6 およびD7 に対応するメモ
リセルアレイ16に対して書き込みおよび読み出しを行
うことができる。以上のように、構成制御信号EN
[2:0]=‘111’とした場合、半導体記憶装置1
0は、8Mワード×1ビット構成のメモリとして機能す
る。
【0063】このように、本発明の半導体記憶装置10
は、1つの半導体記憶装置を容易に異なるワード構成お
よびビット構成のメモリとして使用することができるた
め、半導体記憶装置の開発期間ならびにテスト時間を短
縮し、かつ、コストダウンを実現することができる。ま
た、図4および図5に示すように、ワード構成およびビ
ット構成を変更した場合に、使用しないI/O回路38
を非動作状態とすることができるため、消費電力を削減
することもできる。
【0064】なお、上記実施例では、8ビットの入出力
ビットを持つ半導体記憶装置10を、必要に応じて8ビ
ット、4ビット、2ビットおよび1ビット構成のメモリ
として自由に変更可能に構成した場合の一例を示した
が、本発明はこれに限定されず、例えば上記8ビットの
入出力ビットを持つ半導体記憶装置10を8ビットまた
は4ビット構成のメモリとして切り替えて使用可能に構
成するというように、必要に応じて適宜切替の自由度を
決定してもよい。
【0065】ここで、前述の8ビットまたは4ビット構
成のメモリとして切り替えて使用可能に構成した場合の
一例を挙げて説明する。
【0066】図6は、本発明の半導体記憶装置の別の実
施例の構成概念図である。この半導体記憶装置44は、
65536ワード×8ビット構成のメモリを、前述のよ
うに、8ビットまたは4ビット構成のメモリとして切り
替えて使用可能なものであり、入出力ビット数が8ビッ
トである点を除いて、図1に示す半導体記憶装置10と
全く同じ構成を有するものであるため、ここでは同一の
構成要素に同一符号を付して、その詳細な説明は省略す
る。
【0067】すなわち、半導体記憶装置44は、図6に
示すように、各々の入出力ビットD 0 ,D1 ,…,D7
に各々対応する8個のメモリブロック12、および、行
デコーダ14を有する。また、各々のメモリブロック1
2は、65536ワード=512行×128列のメモリ
セルからなるメモリセルアレイ16、カラムセレクタ1
8および入出力部20を有する。
【0068】続いて、図7に、カラムセレクタの別の実
施例の構成概念図を示す。ここで、同図(a)は、偶数
番目の入出力ビットD0 ,D2 ,D4 ,D6 に対応する
カラムセレクタ18a、同図(b)は、奇数番目の入出
力ビットD1 ,D 3 ,D5 ,D7 に対応するカラムセレ
クタ18bであり、偶数番目および奇数番目のメモリセ
ルアレイ16を各々MCevenおよびMCodd とし、偶数
番目および奇数番目のデータ線をDLevenおよびDL
odd としてある。
【0069】また、同図には、制御デコーダとなるNA
NDゲート46を合わせて図示してある。ここで、制御
デコーダとなるNANDゲート46の一方の入力端子に
は、構成制御信号A7_enが入力され、同図(a)で
は、その他方の入力端子に追加アドレス信号Ay 7が入
力され、同図(b)では、その他方の反転入力端子に追
加アドレス信号Ay 7が入力され、その出力は、各々対
応する全てのANDゲート24の入力端子に入力されて
いる。
【0070】なお、上記以外の構成については、図2に
示すカラムセレクタと同じであるため、ここでは、同一
の構成要素に同一の符号を付して、その詳細な説明を省
略する。すなわち、図示例のカラムセレクタ18a,1
8bは各々、列アドレス信号Ay [0:6]をデコード
する列デコーダ22、メモリセルアレイ16のメモリセ
ルの各々の列に対応する128個の2入力ANDゲート
24、128個のNMOS26、および、制御デコーダ
となるNANDゲート46を有する。
【0071】図示例のカラムセレクタ18a,18bに
おいては、構成制御信号A7_enおよび追加アドレス
信号Ay 7の制御によって動作が決定される。本実施例
では、構成制御信号A7_enは、8ビット構成のメモ
リとして使用する場合に‘0’とされ、4ビット構成の
メモリとして使用する場合に‘1’とされる。また、構
成制御信号A7_enの状態に応じて、追加アドレス信
号Ay 7がイネーブル状態とされ、この追加アドレス信
号Ay 7の制御によってメモリセルアレイ16の動作/
非動作が制御される。
【0072】続いて、図8に、入出力部の別の実施例の
構成概念図を示す。同図は、偶数番目の入出力部20a
の1つ、および、奇数番目の入出力部20bの1つを1
組として示したものである。なお、同図には1組の入出
力部20a,20bだけしか示していないが、他の偶数
番目の入出力部の1つ、および、奇数番目の入出力部の
1つを1組とする入出力部の各組についても全く同じ構
成である。
【0073】図示例の入出力部20a,20bは、偶数
番目および奇数番目のI/O回路38a,38bの他、
各組の入出力部の2本のデータ線DLevenおよびDL
odd 間の電気的な接続/非接続を各々切り替える第1の
パスゲート40、データ線DL odd と奇数番目のI/O
回路38との間の電気的な接続/非接続を各々切り替え
る第2のパスゲート42、ならびに、データ線DLeven
と偶数番目のI/O回路38aとの間に設けられた第3
のパスゲート48からなる切替回路を有する。
【0074】なお、第3のパスゲート48は、データ線
DLeven〜偶数番目のI/O回路38aまでの時間と、
データ線DLodd 〜奇数番目のI/O回路38bまでの
時間とを調整するためのタイミング調整用のパスゲート
であり、その制御端子および反転制御端子は、各々電源
およびグランドに接続され、常時オン状態とされてい
る。また、I/O回路38a,38bは、各々センスア
ンプおよびDout バッファ66、ならびに、Dinバッフ
ァ68を有する。
【0075】偶数番目のI/O回路38aのセンスアン
プおよびDout バッファ66のイネーブル入力端子IO
_enは電源に接続されて常時動作状態とされ、奇数番
目のI/O回路38bのセンスアンプおよびDout バッ
ファ66のイネーブル入力端子IO_enには、構成制
御信号A7_en ̄(構成制御信号A7_enの反転信
号)が入力されている。また、第1のパスゲート40の
制御端子および反転制御端子には、各々構成制御信号A
7_enおよびA7_en ̄が入力され、第2のパスゲ
ート42の制御端子および反転制御端子には、各々構成
制御信号A7_en ̄およびA7_enが入力されてい
る。
【0076】すなわち、図8に示す入出力部20a,2
0bは、図5に示す入出力部20において、偶数番目の
パスゲート402 ,404 ,406 およびパスゲート4
2,424 ,426 を取り除き、データ線DL0 ,D
2 ,DL4 ,DL6 とこれに各々対応するI/O回路
380 ,382 ,384 ,386 との間に前述の第3の
パスゲート48を各々設けた構成を有するものである。
【0077】入出力部20a,20bは、構成制御信号
A7_enの制御によって動作が決定される。本実施例
では、偶数番目のI/O回路38aは常時動作状態であ
り、奇数番目のI/O回路38bは、構成制御信号A7
_en ̄がハイレベルの場合に動作状態となる。また、
パスゲート40は、構成制御信号A7_enがハイレベ
ルで、構成制御信号A7_en ̄がローレベルの場合に
オン状態となり、これとは逆に、パスゲート42は、構
成制御信号A7_enがローレベルで、構成制御信号A
7_en ̄がハイレベルの場合にオン状態となる。
【0078】以下、図6、図7および図8に示す本発明
の半導体記憶装置44の動作について説明する。まず、
半導体記憶装置44を65536ワード×8ビット構成
のメモリとして使用する場合、構成制御信号A7_en
を‘0’とする。この場合、制御デコーダであるNAN
Dゲート46の出力が全てハイレベルとなり、全てのメ
モリブロック12が動作状態となる。
【0079】また、入出力部20a,20bでは、奇数
番目のI/O回路38bのイネーブル入力端子IO_e
nがハイレベルとなって、全てのI/O回路38a,3
8bが動作状態となる。また、全てのパスゲート40が
オフ状態となって、各組の入出力部のデータ線DLeven
およびDLodd が電気的に遮断され、全てのパスゲート
42がオン状態となって、奇数番目のI/O回路38b
が各々対応するデータ線DLodd に電気的に接続され
る。なお、全てのパスゲート48は常時オン状態であ
り、偶数番目のI/O回路30aは各々対応するデータ
DLevenに電気的に接続されている。
【0080】この場合、半導体記憶装置44は、各々の
入出力ビットD0 ,D1 ,…,D7を介して、各々の入
出力ビットD0 ,D1 ,…,D7 に対応するメモリセル
アレイ16に対して書き込みおよび読み出しを行うこと
ができる。以上のように、構成制御信号A7_en=
‘0’とした場合、半導体記憶装置44は、65536
ワード×8ビット構成のメモリとして機能する。
【0081】続いて、半導体記憶装置44を13107
2ワード×4ビット構成のメモリとして使用する場合、
構成制御信号A7_enを‘1’とする。
【0082】この場合、制御デコーダであるNANDゲ
ート46の出力は、追加アドレス信号Ay 7によって制
御が可能となり、追加アドレス信号Ay 7の状態に応じ
て、偶数番目または奇数番目のメモリブロック12の内
の一方、すなわち、入出力ビットD6 ,D4 ,D2 ,D
0 または入出力ビットD7 ,D5 ,D3 ,D1 の一方に
対応する4つのメモリセルアレイ16が同時に動作状態
となり、他方に対応する4つのメモリセルアレイ16が
非動作状態となる。
【0083】また、入出力部20a,20bでは、前述
の状態から、奇数番目のI/O回路38bのイネーブル
入力端子IO_enがローレベルとなって非動作状態と
なる。また、全てのパスゲート40がオン状態となっ
て、各組の入出力部のデータ線DLevenおよびDLodd
が電気的に接続され、全てのパスゲート42がオフ状態
となって、奇数番目のI/O回路38bが各々対応する
データ線DLodd から電気的に遮断される。
【0084】すなわち、追加アドレス信号A7を‘0’
および‘1’とすることにより、偶数番目の入出力ビッ
トD0 ,D2 ,D4 ,D6 を介して、各々偶数番目の入
出力ビットD0 ,D2 ,D4 ,D6 、および、奇数番目
の入出力ビットD1 ,D3 ,D5 ,D7 に対応するメモ
リセルアレイ16に対して書き込みおよび読み出しを行
うことができる。以上のように、構成制御信号A7_e
nを‘1’とした場合、半導体記憶装置10は、131
072ワード×4ビット構成のメモリとして機能する。
【0085】なお、本実施例では、偶数番目のビットの
1つと奇数番目のビットの1つを1組として説明した
が、本発明はこれに限定されず、任意の2ビットを1組
として構成してもよい。また、本発明は、2ビット以上
の入出力ビットを持つ半導体記憶装置に適用可能なもの
であり、制御デコーダや切替回路の具体的な回路構成に
ついては何ら限定されず、実際の装置構成に応じて適宜
決定されるものである。
【0086】本発明の半導体記憶装置は、基本的に以上
のようなものである。以上、本発明の半導体記憶装置に
ついて詳細に説明したが、本発明は上記実施例に限定さ
れず、本発明の主旨を逸脱しない範囲において、種々の
改良や変更をしてもよいのはもちろんである。
【0087】
【発明の効果】以上詳細に説明した様に、本発明の半導
体記憶装置は、構成制御信号によって、ワードおよび入
出力ビットの構成の変更を制御し、かつ、追加アドレス
信号によって、ワードおよび入出力ビットの構成を変更
した場合に増加するワードのアドレスを指定することに
より、制御デコーダによって、各々のメモリブロックの
メモリセルアレイの動作/非動作を制御し、切替回路に
よって、各々のメモリブロックの入出力部の動作/非動
作を制御し、かつ、各々のメモリブロックのメモリセル
アレイと各々のメモリブロックの入出力部との電気的な
接続/非接続を切り替えて、動作状態としたメモリブロ
ックのメモリセルアレイと動作状態としたメモリブロッ
クの入出力部とを電気的に接続することにより、ワード
および入出力ビットの構成を変更可能に構成したもので
ある。したがって、本発明の半導体記憶装置によれば、
1つの製品で対応することができるメモリの構成が広が
るため、通常の半導体メモリ製品はもちろん、特に様々
なメモリ構成の製品を求められるASICの分野におい
ては、メモリの開発期間を短縮し、開発コストを大幅に
削減することができる。また、ワード数を増やして、使
用する入出力ビット数を減らした場合であっても、使用
しない入出力ビットのセンスアンプや入出力バッファを
非動作状態とすることができるため、無駄な電力消費を
省くことができる。また、例えば製品として必要なメモ
リ構成に対して、ワード数を少なく、かつ、入出力ビッ
ト数を多く構成しておくことにより、メモリのテスト時
間を短縮させることも可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の半導体記憶装置の一実施例の構成概
念図である。
【図2】 本発明の半導体記憶装置のカラムセレクタの
一実施例の構成概念図である。
【図3】 本発明の半導体記憶装置の制御デコーダの一
実施例の構成回路図である。
【図4】 本発明の半導体記憶装置の入出力部の一実施
例の構成概念図である。
【図5】 本発明の半導体記憶装置の入出力部の具体例
を表す構成概念図である。
【図6】 本発明の半導体記憶装置の別の実施例の構成
概念図である。
【図7】 (a)および(b)は、本発明の半導体記憶
装置のカラムセレクタの別の実施例の構成概念図であ
る。
【図8】 本発明の半導体記憶装置の入出力部の別の実
施例の構成概念図である。
【図9】 従来の半導体記憶装置の一例の構成概念図で
ある。
【図10】 従来の半導体記憶装置のメモリブロックの
一例の構成概念図である。
【符号の説明】
10,44,50 半導体記憶装置 12,52 メモリブロック 14,54 行デコーダ 16,56 メモリセルアレイ 18,18a,18b,58 カラムセレクタ 20,20a,20b,60 入出力部 22,62 列デコーダ 24 ANDゲート 26,64 N型MOSトランジスタ 28 制御デコーダ 30,32,34,46 NANDゲート 36 インバータ 38,38a,38b I/O回路 40,42,48 パスゲート 66 センスアンプおよびDout バッファ 68 Dinバッファ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】少なくとも2ビット以上の入出力ビットを
    持ち、これらの入出力ビットに各々対応するメモリブロ
    ックを備えており、 各々の前記メモリブロックが、所定行列のメモリセルか
    らなる所定ワード数のメモリセルアレイと、このメモリ
    セルアレイの列を指定するカラムセレクタと、前記メモ
    リセルアレイのデータの入出力を制御する入出力部とを
    有する半導体記憶装置であって、 さらに、各々の前記メモリブロックのメモリセルアレイ
    の動作/非動作を制御する制御デコーダと、各々の前記
    メモリブロックの入出力部の動作/非動作を制御し、各
    々の前記メモリブロックのメモリセルアレイと各々の前
    記メモリブロックの入出力部との電気的な接続/非接続
    を切り替える切替回路とを有し、 構成制御信号によって、前記ワードおよび前記入出力ビ
    ットの構成の変更を制御し、追加アドレス信号によっ
    て、前記ワードおよび前記入出力ビットの構成を変更し
    た場合に増加する前記ワードのアドレスを指定すること
    により、前記制御デコーダによって動作状態とした前記
    メモリブロックのメモリセルアレイと前記切替回路によ
    り動作状態とした前記メモリブロックの入出力部とを電
    気的に接続して、前記ワードおよび前記入出力ビットの
    構成を変更可能であることを特徴とする半導体記憶装
    置。
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