JP2000075661A - 現像カートリッジ及び電子写真画像形成装置 - Google Patents
現像カートリッジ及び電子写真画像形成装置Info
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- JP2000075661A JP2000075661A JP10259214A JP25921498A JP2000075661A JP 2000075661 A JP2000075661 A JP 2000075661A JP 10259214 A JP10259214 A JP 10259214A JP 25921498 A JP25921498 A JP 25921498A JP 2000075661 A JP2000075661 A JP 2000075661A
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- Japan
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- developer
- developing cartridge
- sealing
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- Dry Development In Electrophotography (AREA)
- Electrophotography Configuration And Component (AREA)
Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【課題】 組立作業が容易で、且つ大型化を行っても十
分な剛性を維持できる現像カートリッジを得る。 【解決手段】 現像枠体201の側面にはそれぞれ供給
ローラ20YRのシャフト(軸体)20YR1、20Y
R2を貫通するための開口が設け、駆動側には丸穴20
1H、そして非駆動側にはU溝201Uが設ける。供給
ローラ20YRは駆動側のシャフト20YR1を丸穴2
01Hに通した後、非駆動側のシャフト20YR2をU
溝201Uに落とし込む。次にU溝201Uを穴埋めす
るための穴埋め部材210をU溝201Uに挿入する。
分な剛性を維持できる現像カートリッジを得る。 【解決手段】 現像枠体201の側面にはそれぞれ供給
ローラ20YRのシャフト(軸体)20YR1、20Y
R2を貫通するための開口が設け、駆動側には丸穴20
1H、そして非駆動側にはU溝201Uが設ける。供給
ローラ20YRは駆動側のシャフト20YR1を丸穴2
01Hに通した後、非駆動側のシャフト20YR2をU
溝201Uに落とし込む。次にU溝201Uを穴埋めす
るための穴埋め部材210をU溝201Uに挿入する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真画像形成
装置及び現像カートリッジに関するものである。
装置及び現像カートリッジに関するものである。
【0002】ここで、電子写真画像形成装置とは、電子
写真画像形成方式を用いて記録媒体に画像を形成するも
のである。電子写真画像形成装置としては、例えば電子
写真複写機、電子写真プリンタ(例えばレーザービーム
プリンタ、LEDプリンタなど)、ファクシミリ装置及
びワードプロセッサなどが含まれる。
写真画像形成方式を用いて記録媒体に画像を形成するも
のである。電子写真画像形成装置としては、例えば電子
写真複写機、電子写真プリンタ(例えばレーザービーム
プリンタ、LEDプリンタなど)、ファクシミリ装置及
びワードプロセッサなどが含まれる。
【0003】又、現像カートリッジとは、現像手段を一
体的にカートリッジ化し、このカートリッジを電子写真
画像形成装置本体に対して着脱可能とするものである。
体的にカートリッジ化し、このカートリッジを電子写真
画像形成装置本体に対して着脱可能とするものである。
【0004】
【従来の技術】まず、図9に沿って従来のカラーレーザ
ープリンタの一例について概略説明する。
ープリンタの一例について概略説明する。
【0005】このプリンタは、図9に示すように、給送
装置101から給送した記録媒体102を転写ドラム1
03に巻き付けて担持し、この記録媒体102を感光ド
ラム104aと対向した転写部に搬送し、感光ドラム1
04a上に露光、潜像形成、現像により形成された各色
のトナー像を記録媒体102上に転写してカラー画像を
得る。そして記録媒体102を定着器106に搬送し
て、そこでトナー像を記録媒体102に定着した後、排
出ローラ107により装置上部の排出部108に排出す
るものである。
装置101から給送した記録媒体102を転写ドラム1
03に巻き付けて担持し、この記録媒体102を感光ド
ラム104aと対向した転写部に搬送し、感光ドラム1
04a上に露光、潜像形成、現像により形成された各色
のトナー像を記録媒体102上に転写してカラー画像を
得る。そして記録媒体102を定着器106に搬送し
て、そこでトナー像を記録媒体102に定着した後、排
出ローラ107により装置上部の排出部108に排出す
るものである。
【0006】プリンタは、感光ドラム104aの周辺
に、一次帯電器104b、クリーナ104c、レーザス
キャナ部110、回転現像装置105、給紙装置101
及び転写ドラム103等を備える。
に、一次帯電器104b、クリーナ104c、レーザス
キャナ部110、回転現像装置105、給紙装置101
及び転写ドラム103等を備える。
【0007】一次帯電器104bは、導電ローラを備え
ており、この導電ローラを感光ドラム4aに当接させて
該ローラに電圧を印加することにより、感光ドラム4a
の表面が一様に帯電される。
ており、この導電ローラを感光ドラム4aに当接させて
該ローラに電圧を印加することにより、感光ドラム4a
の表面が一様に帯電される。
【0008】レーザスキャナ部110は、図示しないレ
ーザダイオードを有し、このレーザダイオードは画像信
号を与えられると、画像信号に対応した画像光を発生し
て、ポリゴンミラー110aに照射する。ポリゴンミラ
ー110aはスキャナモータによって高速回転して画像
光を反射し、反射した画像光を結像レンズ110b及び
反射ミラー110cを介して、像担持体ユニット104
の露光部から感光ドラム104a上を選択的に照射、露
光し、これにより感光ドラム104a上に静電潜像が形
成される。
ーザダイオードを有し、このレーザダイオードは画像信
号を与えられると、画像信号に対応した画像光を発生し
て、ポリゴンミラー110aに照射する。ポリゴンミラ
ー110aはスキャナモータによって高速回転して画像
光を反射し、反射した画像光を結像レンズ110b及び
反射ミラー110cを介して、像担持体ユニット104
の露光部から感光ドラム104a上を選択的に照射、露
光し、これにより感光ドラム104a上に静電潜像が形
成される。
【0009】回転現像装置105は各色すなわちマゼン
タ、シアン、イエロー、ブラックの現像剤を収容した現
像カートリッジ105M、105C、105Y、105
Kを有している。これら4色の現像カートリッジは軸1
05eに対して回転可能に配置され、各現像カートリッ
ジの中心に公転するギアの外周に配置された自転するギ
アに連動して回転し、その姿勢が一定に維持されてい
る。
タ、シアン、イエロー、ブラックの現像剤を収容した現
像カートリッジ105M、105C、105Y、105
Kを有している。これら4色の現像カートリッジは軸1
05eに対して回転可能に配置され、各現像カートリッ
ジの中心に公転するギアの外周に配置された自転するギ
アに連動して回転し、その姿勢が一定に維持されてい
る。
【0010】画像形成に際しては、潜像に対応した例え
ばマゼンタ色の現像カートリッジ105Mが感光ドラム
104aに対向した位置に静止し、さらにそこで現像ロ
ーラ105bが感光ドラム104a表面に微少間隔を介
して対向するように位置決めされる。
ばマゼンタ色の現像カートリッジ105Mが感光ドラム
104aに対向した位置に静止し、さらにそこで現像ロ
ーラ105bが感光ドラム104a表面に微少間隔を介
して対向するように位置決めされる。
【0011】現像時には現像ローラ105bがバイアス
の印加と回転駆動とを受けることで感光ドラム104a
上の潜像を現像しトナー像を形成する。
の印加と回転駆動とを受けることで感光ドラム104a
上の潜像を現像しトナー像を形成する。
【0012】各現像カートリッジ内に配置された、現像
ローラ105bには供給ローラ105aが摺接してお
り、現像に寄与しなかった現像剤を掻き取って、常に新
鮮な現像剤が供給されるようになっている。
ローラ105bには供給ローラ105aが摺接してお
り、現像に寄与しなかった現像剤を掻き取って、常に新
鮮な現像剤が供給されるようになっている。
【0013】一方、現像剤を収容する現像剤収容容器1
05dには現像剤を供給ローラ105aに供給するため
の現像剤搬送手段105tが回転していて供給ローラ1
05aに現像剤を搬送している。
05dには現像剤を供給ローラ105aに供給するため
の現像剤搬送手段105tが回転していて供給ローラ1
05aに現像剤を搬送している。
【0014】給紙装置101は、紙などの記録媒体10
2を収容した給紙カセット101aを有し、このカセッ
ト101aは、装置本体109内の底部に装填されてい
る。画像形成時には、カセット101aの出口近くに配
置された給紙ローラ101bが画像形成動作に応じて回
転して、給紙カセット101a内から記録媒体102を
1枚ずつ分離して転写ドラム103へ向けて送給する。
2を収容した給紙カセット101aを有し、このカセッ
ト101aは、装置本体109内の底部に装填されてい
る。画像形成時には、カセット101aの出口近くに配
置された給紙ローラ101bが画像形成動作に応じて回
転して、給紙カセット101a内から記録媒体102を
1枚ずつ分離して転写ドラム103へ向けて送給する。
【0015】転写ドラム103は、給送された記録媒体
102を巻き付けて、記録媒体102上に、感光ドラム
104a上に順次形成される各色のトナー像を転写させ
るために、感光ドラム104aの周速と同速度で矢印方
向に回転して、記録媒体102を感光ドラム4aと対向
した画像転写部へ向けて搬送するものである。
102を巻き付けて、記録媒体102上に、感光ドラム
104a上に順次形成される各色のトナー像を転写させ
るために、感光ドラム104aの周速と同速度で矢印方
向に回転して、記録媒体102を感光ドラム4aと対向
した画像転写部へ向けて搬送するものである。
【0016】転写ドラム103の外周面の所定位置に
は、給紙装置101から給送された記録媒体102の先
端を把持するグリッパ103fが設けられ、又転写ドラ
ム103の下側には、これに離接自在に静電吸着ローラ
103gが設置されている。
は、給紙装置101から給送された記録媒体102の先
端を把持するグリッパ103fが設けられ、又転写ドラ
ム103の下側には、これに離接自在に静電吸着ローラ
103gが設置されている。
【0017】定着器106は、回転駆動される加圧ロー
ラ106aと、これに圧接して記録媒体102に熱及び
圧力を加える定着ローラ106bとを備えている。転写
ドラム103から剥離して定着器106に送られた記録
媒体102は、加圧ローラ106aによる搬送によって
定着器106を通過すると共に、その通過の際に定着ロ
ーラ106bからの熱及び圧力によって各色のトナー像
の定着を受ける。
ラ106aと、これに圧接して記録媒体102に熱及び
圧力を加える定着ローラ106bとを備えている。転写
ドラム103から剥離して定着器106に送られた記録
媒体102は、加圧ローラ106aによる搬送によって
定着器106を通過すると共に、その通過の際に定着ロ
ーラ106bからの熱及び圧力によって各色のトナー像
の定着を受ける。
【0018】以上の構成のプリンタの画像形成動作を説
明すると、先ず、図9に示す給送ローラ101bを回転
駆動し、給紙カセット101a内の記録媒体102を1
枚分離してこれを転写ドラム103へ給送する。転写ド
ラム103は図の矢印方向へ回転し、これに給送された
記録媒体102の先端をグリッパ103fで把持すると
共に、吸着ローラ103gの作用により記録媒体102
をその周面に静電吸着する。
明すると、先ず、図9に示す給送ローラ101bを回転
駆動し、給紙カセット101a内の記録媒体102を1
枚分離してこれを転写ドラム103へ給送する。転写ド
ラム103は図の矢印方向へ回転し、これに給送された
記録媒体102の先端をグリッパ103fで把持すると
共に、吸着ローラ103gの作用により記録媒体102
をその周面に静電吸着する。
【0019】上記転写ドラム103の回転と同期して感
光ドラム104aを図の矢印方向へ回転駆動し、一次帯
電器104bによって感光ドラム104aの表面を均一
に帯電させ、スキャナ部110によりマゼンタ画像の画
像光を照射して、感光ドラム104a上にマゼンタ画像
の潜像が形成される。この潜像形成と同時にマゼンタ現
像器105Mを駆動し、感光ドラム104a上に形成さ
れた潜像にマゼンタトナーが付着するように、感光ドラ
ム104aの帯電極性と同極性で略同電位の現像バイア
スを印加して潜像を現像し、感光ドラム104a上にマ
ゼンタトナー像を形成する。そして転写ドラム3にマゼ
ンタトナーと逆極性の転写電圧を印加し、感光ドラム1
04a上のマゼンタトナー像を転写ドラム103上に保
持された記録媒体102上に転写する。
光ドラム104aを図の矢印方向へ回転駆動し、一次帯
電器104bによって感光ドラム104aの表面を均一
に帯電させ、スキャナ部110によりマゼンタ画像の画
像光を照射して、感光ドラム104a上にマゼンタ画像
の潜像が形成される。この潜像形成と同時にマゼンタ現
像器105Mを駆動し、感光ドラム104a上に形成さ
れた潜像にマゼンタトナーが付着するように、感光ドラ
ム104aの帯電極性と同極性で略同電位の現像バイア
スを印加して潜像を現像し、感光ドラム104a上にマ
ゼンタトナー像を形成する。そして転写ドラム3にマゼ
ンタトナーと逆極性の転写電圧を印加し、感光ドラム1
04a上のマゼンタトナー像を転写ドラム103上に保
持された記録媒体102上に転写する。
【0020】上記のようにして、マゼンタトナー像の転
写が終了すると、次の現像カートリッジ105C、10
5Y、105Kが回転して感光ドラム104aと対向し
た現像位置に順次位置決めされ、同様にしてシアン、イ
エロー及びブラックの潜像形成、現像、トナー像の記録
媒体102上への転写が順次行なわれ、記録媒体102
上に4色のトナー像を重ね合わせたカラー画像が形成さ
れる。
写が終了すると、次の現像カートリッジ105C、10
5Y、105Kが回転して感光ドラム104aと対向し
た現像位置に順次位置決めされ、同様にしてシアン、イ
エロー及びブラックの潜像形成、現像、トナー像の記録
媒体102上への転写が順次行なわれ、記録媒体102
上に4色のトナー像を重ね合わせたカラー画像が形成さ
れる。
【0021】4色のトナー像の転写が終了した記録媒体
102は、転写ドラム103から分離されて定着器10
6へ送られ、定着器106でトナー像の定着を受けた
後、装置本体上部に設けられたカバー上の排出トレイ1
08に排出ローラ107により排出され、ここに一連の
画像形成動作が終了する。
102は、転写ドラム103から分離されて定着器10
6へ送られ、定着器106でトナー像の定着を受けた
後、装置本体上部に設けられたカバー上の排出トレイ1
08に排出ローラ107により排出され、ここに一連の
画像形成動作が終了する。
【0022】記録媒体102が分離された転写ドラム1
03は、クリーナ103hにより表面に付着したトナー
をクリーニングした後、除電ローラ103kにより転写
時の帯電電荷を除電して、電気的に初期化される。
03は、クリーナ103hにより表面に付着したトナー
をクリーニングした後、除電ローラ103kにより転写
時の帯電電荷を除電して、電気的に初期化される。
【0023】上記の電子写真画像形成装置において、各
現像カートリッジ内に配置された現像ローラ105bに
は供給ローラ105aが摺接しており、現像に寄与しな
かったトナーを掻き取って、常に新鮮な現像剤が供給さ
れるようになっている。供給ローラ105aは図示のご
とく現像カートリッジの枠体に内包されており、供給ロ
ーラ105aを現像カートリッジ内に組み込む際には現
像カートリッジの枠体にU溝を設けて組み込んでいる。
現像カートリッジ内に配置された現像ローラ105bに
は供給ローラ105aが摺接しており、現像に寄与しな
かったトナーを掻き取って、常に新鮮な現像剤が供給さ
れるようになっている。供給ローラ105aは図示のご
とく現像カートリッジの枠体に内包されており、供給ロ
ーラ105aを現像カートリッジ内に組み込む際には現
像カートリッジの枠体にU溝を設けて組み込んでいる。
【0024】一方、トナーを収容するトナー収容器10
5dにはトナー搬送手段105tが回転可能に配置され
ており、トナーを供給ローラ105aに搬送供給する構
成とされている。
5dにはトナー搬送手段105tが回転可能に配置され
ており、トナーを供給ローラ105aに搬送供給する構
成とされている。
【0025】又、現像カートリッジ105M、105
C、105Y、105Kは装置本体に対して取り外し可
能に装着してあり、ユーザーは現像カートリッジの寿命
がきたときには、それぞれの現像カートリッジを簡単に
交換することが可能となっており、ユーザーのメンテナ
ンスの向上が図られている。
C、105Y、105Kは装置本体に対して取り外し可
能に装着してあり、ユーザーは現像カートリッジの寿命
がきたときには、それぞれの現像カートリッジを簡単に
交換することが可能となっており、ユーザーのメンテナ
ンスの向上が図られている。
【0026】
【発明が解決しようとする課題】近年、ユーザーのニー
ズの多様化により電子写真画像形成装置は従来のものと
比べてより大型の記録媒体(例えば、紙)に対応するた
め、装置を大型化する必要がある。ところが、上記構成
の現像カートリッジにあっては「従来の技術」の項にて
説明したように、供給ローラ105aを現像カートリッ
ジの枠体の内部に組み込むために現像カートリッジの枠
体の長手両端の壁面にU溝の開口を設けているものが多
い。このため、装置を大型化した際に、現像カートリッ
ジの剛性が不十分になり、現像ローラ等を回転駆動する
際の駆動力によって枠体が変形し、画像に悪影響を及ぼ
すという問題があった。
ズの多様化により電子写真画像形成装置は従来のものと
比べてより大型の記録媒体(例えば、紙)に対応するた
め、装置を大型化する必要がある。ところが、上記構成
の現像カートリッジにあっては「従来の技術」の項にて
説明したように、供給ローラ105aを現像カートリッ
ジの枠体の内部に組み込むために現像カートリッジの枠
体の長手両端の壁面にU溝の開口を設けているものが多
い。このため、装置を大型化した際に、現像カートリッ
ジの剛性が不十分になり、現像ローラ等を回転駆動する
際の駆動力によって枠体が変形し、画像に悪影響を及ぼ
すという問題があった。
【0027】そこで、上記の開口を丸穴にすることによ
って枠体の剛性を保つことも考えられるが、この方法だ
と供給ローラを現像カートリッジに組み込む作業が難し
くなてしまう。
って枠体の剛性を保つことも考えられるが、この方法だ
と供給ローラを現像カートリッジに組み込む作業が難し
くなてしまう。
【0028】一方、上記のU溝部分は、現像ローラと現
像カートリッジの枠体部分との隙間から現像剤が漏れる
のを防ぐための可撓性シール部材の貼り付け座面である
ことから、U溝を穴埋めするための部材が必要で、装置
の小型化のためにこの穴埋め部材の一部が可撓性シール
部材の貼り付け座面を兼ねるのが一般的である。
像カートリッジの枠体部分との隙間から現像剤が漏れる
のを防ぐための可撓性シール部材の貼り付け座面である
ことから、U溝を穴埋めするための部材が必要で、装置
の小型化のためにこの穴埋め部材の一部が可撓性シール
部材の貼り付け座面を兼ねるのが一般的である。
【0029】しかしながら、穴埋め部材が剛体の場合、
枠体を変形させずに枠体とU溝との隙間をなくすことは
非常に困難であり、上記隙間から現像剤が外部に漏れ出
してしまうという問題があった。
枠体を変形させずに枠体とU溝との隙間をなくすことは
非常に困難であり、上記隙間から現像剤が外部に漏れ出
してしまうという問題があった。
【0030】更に、上記穴埋め部材と現像カートリッジ
の枠体の境界部分には微小段差ができ易く、可撓性シー
ル部材と微小段差の隙間から現像剤が漏れるという問題
があった。
の枠体の境界部分には微小段差ができ易く、可撓性シー
ル部材と微小段差の隙間から現像剤が漏れるという問題
があった。
【0031】従って、本発明の主な目的は、組立作業が
容易で、且つ大型化を行っても十分な剛性を維持できる
現像カートリッジ及び該現像カートリッジを有する電子
写真画像形成装置を提供することである。
容易で、且つ大型化を行っても十分な剛性を維持できる
現像カートリッジ及び該現像カートリッジを有する電子
写真画像形成装置を提供することである。
【0032】本発明の他の目的は、現像カートリッジの
枠体の変形を起こすことなく、且つ現像剤の漏れを防止
できる現像カートリッジ及び該現像カートリッジを有す
る電子写真画像形成装置を提供することである。
枠体の変形を起こすことなく、且つ現像剤の漏れを防止
できる現像カートリッジ及び該現像カートリッジを有す
る電子写真画像形成装置を提供することである。
【0033】
【課題を解決するための手段】上記目的は本発明に係る
電子写真画像形成装置及び現像カートリッジにて達成さ
れる。要約すれば、本発明は、駆動源からの駆動を一端
に受け回転する現像剤担持体と、前記駆動を一端に受け
て回転し前記現像剤担持体に現像剤を供給する現像剤供
給部材と、前記現像剤担持体及び前記現像剤供給部材を
支持する現像枠体と、前記現像枠体に取り付けられ、前
記現像剤供給部材の軸体を回転可能に支持する軸受部材
とを有し、電子写真画像形成装置に取り外し可能に装着
される現像カートリッジにおいて、前記現像枠体はその
長手方向の両壁面に形成され、前記軸体が貫通する2つ
の開口を有し、前記開口の形状は、前記駆動を受ける駆
動伝達側が丸穴であり、非駆動伝達側がU溝であること
を特徴とする現像カートリッジである。
電子写真画像形成装置及び現像カートリッジにて達成さ
れる。要約すれば、本発明は、駆動源からの駆動を一端
に受け回転する現像剤担持体と、前記駆動を一端に受け
て回転し前記現像剤担持体に現像剤を供給する現像剤供
給部材と、前記現像剤担持体及び前記現像剤供給部材を
支持する現像枠体と、前記現像枠体に取り付けられ、前
記現像剤供給部材の軸体を回転可能に支持する軸受部材
とを有し、電子写真画像形成装置に取り外し可能に装着
される現像カートリッジにおいて、前記現像枠体はその
長手方向の両壁面に形成され、前記軸体が貫通する2つ
の開口を有し、前記開口の形状は、前記駆動を受ける駆
動伝達側が丸穴であり、非駆動伝達側がU溝であること
を特徴とする現像カートリッジである。
【0034】本発明による他の態様によれば、駆動源か
らの駆動を一端に受け回転する現像剤担持体と、前記駆
動を一端に受けて回転し前記現像剤担持体に現像剤を供
給する現像剤供給部材と、前記現像剤担持体及び前記現
像剤供給部材を支持する現像枠体と、前記現像枠体に取
り付けられ、前記現像剤供給部材の軸体を回転可能に支
持する軸受部材とを有する現像カートリッジを着脱自在
に装着する電子写真画像形成装置において、前記現像枠
体はその長手方向の両側壁面に形成され、前記軸体が貫
通する2つの開口を有し、前記開口の形状は、前記駆動
を受ける駆動伝達側が丸穴であり、非駆動伝達側がU溝
であることを特徴とする電子写真画像形成装置が提供さ
れる。提供される。
らの駆動を一端に受け回転する現像剤担持体と、前記駆
動を一端に受けて回転し前記現像剤担持体に現像剤を供
給する現像剤供給部材と、前記現像剤担持体及び前記現
像剤供給部材を支持する現像枠体と、前記現像枠体に取
り付けられ、前記現像剤供給部材の軸体を回転可能に支
持する軸受部材とを有する現像カートリッジを着脱自在
に装着する電子写真画像形成装置において、前記現像枠
体はその長手方向の両側壁面に形成され、前記軸体が貫
通する2つの開口を有し、前記開口の形状は、前記駆動
を受ける駆動伝達側が丸穴であり、非駆動伝達側がU溝
であることを特徴とする電子写真画像形成装置が提供さ
れる。提供される。
【0035】上記発明において、前記現像剤担持体の両
端部にて前記現像枠体と前記現像剤担持体の周面との隙
間をシールする可撓性の端部周面シール部材と、前記U
溝に前記可撓性シール部材を取り付けるための座面を形
成し、且つ前記軸体を貫通させる穴埋め部材とを有し、
前記穴埋め部材は弾性部材である。前記穴埋め部材はそ
の外周に少なくとも一つのリブ形状部を有する。前記軸
体と、前記穴埋め部材との隙間をシールするシール部材
を有し、前記シール部材は、前記穴埋め部材と前記現像
枠体との境界及び前記端部周面シール部材の間の隙間を
シールする部材を兼ねることが好ましい。前記穴埋め部
材はゴム硬度(JIS K−6301タイプA)が30
〜100であることが好ましい。
端部にて前記現像枠体と前記現像剤担持体の周面との隙
間をシールする可撓性の端部周面シール部材と、前記U
溝に前記可撓性シール部材を取り付けるための座面を形
成し、且つ前記軸体を貫通させる穴埋め部材とを有し、
前記穴埋め部材は弾性部材である。前記穴埋め部材はそ
の外周に少なくとも一つのリブ形状部を有する。前記軸
体と、前記穴埋め部材との隙間をシールするシール部材
を有し、前記シール部材は、前記穴埋め部材と前記現像
枠体との境界及び前記端部周面シール部材の間の隙間を
シールする部材を兼ねることが好ましい。前記穴埋め部
材はゴム硬度(JIS K−6301タイプA)が30
〜100であることが好ましい。
【0036】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る電子写真画像
形成装置及び現像カートリッジを図面に則して更に詳し
く説明する。
形成装置及び現像カートリッジを図面に則して更に詳し
く説明する。
【0037】[画像形成装置の全体の説明]まずカラー
画像形成装置の全体構成について、図1を参照して概略
説明する。図1にはカラー画像形成装置の一形態である
カラーレーザープリンタが示される。
画像形成装置の全体構成について、図1を参照して概略
説明する。図1にはカラー画像形成装置の一形態である
カラーレーザープリンタが示される。
【0038】カラーレーザープリンタは、図1に示すよ
うに、一定速度で回転する電子写真感光体(感光ドラ
ム)15と、固定式の黒現像カートリッジ21Bと、回
転可能な3色のカラー現像カートリッジ(イエロー現像
カートリッジ20Y、マゼンタ現像カートリッジ20
M、シアン現像カートリッジ20C)とから構成される
画像形成部、及び、画像形成部にて現像され、多重転写
されたカラー画像を保持し、転写材給送部から給送され
た記録媒体である転写材2にさらに転写する中間転写体
9を備えている。中間転写体9からカラー画像を転写さ
れた転写材2を定着部25へ搬送して転写材2に定着
し、排出ローラ34、35、36によって装置上面の排
出部37へ排出する。
うに、一定速度で回転する電子写真感光体(感光ドラ
ム)15と、固定式の黒現像カートリッジ21Bと、回
転可能な3色のカラー現像カートリッジ(イエロー現像
カートリッジ20Y、マゼンタ現像カートリッジ20
M、シアン現像カートリッジ20C)とから構成される
画像形成部、及び、画像形成部にて現像され、多重転写
されたカラー画像を保持し、転写材給送部から給送され
た記録媒体である転写材2にさらに転写する中間転写体
9を備えている。中間転写体9からカラー画像を転写さ
れた転写材2を定着部25へ搬送して転写材2に定着
し、排出ローラ34、35、36によって装置上面の排
出部37へ排出する。
【0039】なお、上記3色の回転現像カートリッジ及
び固定式の黒現像カートリッジはプリンター本体に対し
て個別に着脱可能に構成されている。
び固定式の黒現像カートリッジはプリンター本体に対し
て個別に着脱可能に構成されている。
【0040】つぎに上記画像形成装置の各部の構成につ
いて順次詳細に説明する。
いて順次詳細に説明する。
【0041】[感光ドラムユニット]感光ドラムユニッ
ト13は、像担持体(以下、「感光ドラム」という)1
5と、感光ドラム15のホルダーを兼ねるクリーニング
装置の容器14とが一体的に構成されている。そして、
このドラムユニット13はプリンター本体に対して着脱
自在に支持され、感光ドラム15の寿命に合わせて容易
にユニット交換が可能なように構成されている。
ト13は、像担持体(以下、「感光ドラム」という)1
5と、感光ドラム15のホルダーを兼ねるクリーニング
装置の容器14とが一体的に構成されている。そして、
このドラムユニット13はプリンター本体に対して着脱
自在に支持され、感光ドラム15の寿命に合わせて容易
にユニット交換が可能なように構成されている。
【0042】本実施例に係る感光ドラム15は、直径6
2mmのアルミシリンダーの外側に有機光導電体層を塗
布して構成し、前述のようにクリーニング装置の容器1
4に回転自在に支持されている。
2mmのアルミシリンダーの外側に有機光導電体層を塗
布して構成し、前述のようにクリーニング装置の容器1
4に回転自在に支持されている。
【0043】感光ドラム15の周上には、クリーナブレ
ード16、一次帯電手段17が配置され、又感光ドラム
15の一方端に図示しない駆動モータの駆動力を伝達す
ることにより、感光ドラム15を画像形成動作に応じて
図中反時計回りに回転させるようにしている。
ード16、一次帯電手段17が配置され、又感光ドラム
15の一方端に図示しない駆動モータの駆動力を伝達す
ることにより、感光ドラム15を画像形成動作に応じて
図中反時計回りに回転させるようにしている。
【0044】[帯電手段]一次帯電手段17は接触帯電
方法を用いた導電性ローラであり、導電性ローラを感光
ドラム15に当接させ、この導電性ローラ17に電圧を
印加することによって感光ドラム15の表面を一様に帯
電させるものである。
方法を用いた導電性ローラであり、導電性ローラを感光
ドラム15に当接させ、この導電性ローラ17に電圧を
印加することによって感光ドラム15の表面を一様に帯
電させるものである。
【0045】[露光手段]感光ドラム15への露光はス
キャナー部30から行なわれる。即ち画像信号がレーザ
ーダイオードに与えられると、このレーザーダイオード
は画像信号に対応する画像をポリゴンミラー31へ照射
する。
キャナー部30から行なわれる。即ち画像信号がレーザ
ーダイオードに与えられると、このレーザーダイオード
は画像信号に対応する画像をポリゴンミラー31へ照射
する。
【0046】ポリゴンミラー31はスキャナーモータ3
1aによって高速回転し、ポリゴンミラー31で反射し
た画像光が、結像レンズ32及び反射ミラー33を介し
て一定速度で回転する感光ドラム15の表面を選択的に
露光し、その結果感光ドラム15上に静電潜像が形成さ
れる。
1aによって高速回転し、ポリゴンミラー31で反射し
た画像光が、結像レンズ32及び反射ミラー33を介し
て一定速度で回転する感光ドラム15の表面を選択的に
露光し、その結果感光ドラム15上に静電潜像が形成さ
れる。
【0047】[現像手段]現像手段は、上記静電潜像を
可視像化するために、前述のようにイエロー、マゼン
タ、シアン、ブラックの各色現像を可能とする3個の現
像カートリッジ20Y、20M、20Cと1個の黒現像
カートリッジ21Bとから構成され、各々の現像カート
リッジが寿命が来た場合には、ユーザーがこれらを新し
い現像カートリッジと交換し、常に良質な画像を得るよ
うにされている。
可視像化するために、前述のようにイエロー、マゼン
タ、シアン、ブラックの各色現像を可能とする3個の現
像カートリッジ20Y、20M、20Cと1個の黒現像
カートリッジ21Bとから構成され、各々の現像カート
リッジが寿命が来た場合には、ユーザーがこれらを新し
い現像カートリッジと交換し、常に良質な画像を得るよ
うにされている。
【0048】黒現像カートリッジ21Bは固定現像カー
トリッジであり、感光ドラム15に対向した位置に現像
ローラ21BSが、感光ドラム15に対し微小間隔(3
00μm程度)をもって配置され、感光ドラム15にブ
ラック現像剤による可視像を形成する。
トリッジであり、感光ドラム15に対向した位置に現像
ローラ21BSが、感光ドラム15に対し微小間隔(3
00μm程度)をもって配置され、感光ドラム15にブ
ラック現像剤による可視像を形成する。
【0049】黒現像カートリッジ21Bは容器内の現像
剤を送り機構21BTによって現像剤担持体である現像
ローラ21BSに送り込まれ、現像ローラ21BSの外
周に圧接された塗布ブレード21BBによって、図中時
計方向に回転する現像ローラ21BSの外周に現像剤を
薄層塗布し、且つ現像剤へ電荷を付与(摩擦帯電)す
る。
剤を送り機構21BTによって現像剤担持体である現像
ローラ21BSに送り込まれ、現像ローラ21BSの外
周に圧接された塗布ブレード21BBによって、図中時
計方向に回転する現像ローラ21BSの外周に現像剤を
薄層塗布し、且つ現像剤へ電荷を付与(摩擦帯電)す
る。
【0050】又潜像が形成された感光ドラム15と対向
した現像ローラ21BSに現像バイアスを印加すること
により、潜像に応じて感光ドラム15上にトナー現像を
行うものである。
した現像ローラ21BSに現像バイアスを印加すること
により、潜像に応じて感光ドラム15上にトナー現像を
行うものである。
【0051】3個のカラー現像カートリッジ20Y、2
0M、20Cは各々6000ページ(A4、5%印字)
相当の現像剤を内包し、軸22を中心として回転する現
像ロータリー23に夫々着脱可能に保持されている。
0M、20Cは各々6000ページ(A4、5%印字)
相当の現像剤を内包し、軸22を中心として回転する現
像ロータリー23に夫々着脱可能に保持されている。
【0052】画像形成に際しては各現像カートリッジが
現像ロータリー23に保持された状態で軸22を中心に
回転移動し、所定の現像カートリッジが、感光ドラム1
5に対向した位置に止り、更に現像ローラが感光ドラム
15に対し微小間隔(300μm程度)をもって対向す
るように位置決めされた後、感光ドラム15の静電潜像
に対応して可視像を形成する。
現像ロータリー23に保持された状態で軸22を中心に
回転移動し、所定の現像カートリッジが、感光ドラム1
5に対向した位置に止り、更に現像ローラが感光ドラム
15に対し微小間隔(300μm程度)をもって対向す
るように位置決めされた後、感光ドラム15の静電潜像
に対応して可視像を形成する。
【0053】カラー画像形成時には中間転写体9の1回
転毎に現像ロータリー23が回転しイエロー現像カート
リッジ20Y、マゼンタ現像カートリッジ20M、シア
ン現像カートリッジ20C、次いで黒現像カートリッジ
20Bの順で現像工程がなされる。
転毎に現像ロータリー23が回転しイエロー現像カート
リッジ20Y、マゼンタ現像カートリッジ20M、シア
ン現像カートリッジ20C、次いで黒現像カートリッジ
20Bの順で現像工程がなされる。
【0054】例えば、図1には、イエロー現像カートリ
ッジ20Yが感光ドラムカートリッジ13に対向した位
置に位置決め静止している状態を示している。さらに、
図2に詳しく示されているように、現像カートリッジ2
0Yは現像容器20YH内の現像剤を送り機構20YT
によって現像剤供給部材である供給ローラ20YRへ送
り込み、図示時計方向に回転する供給ローラ20YR、
及び現像ローラ20YSの外周に圧接されたブレード2
0YBによって、図中時計方向に回転する現像ローラ2
0YSの外周に現像剤を薄層塗布し、且つ現像剤へ電荷
を付与(摩擦帯電)する。
ッジ20Yが感光ドラムカートリッジ13に対向した位
置に位置決め静止している状態を示している。さらに、
図2に詳しく示されているように、現像カートリッジ2
0Yは現像容器20YH内の現像剤を送り機構20YT
によって現像剤供給部材である供給ローラ20YRへ送
り込み、図示時計方向に回転する供給ローラ20YR、
及び現像ローラ20YSの外周に圧接されたブレード2
0YBによって、図中時計方向に回転する現像ローラ2
0YSの外周に現像剤を薄層塗布し、且つ現像剤へ電荷
を付与(摩擦帯電)する。
【0055】潜像形成された感光ドラム15と対向した
現像ローラ20YSに、現像バイアスを印加することに
より、潜像に応じて感光ドラム15上にトナー現像を行
なうものである。
現像ローラ20YSに、現像バイアスを印加することに
より、潜像に応じて感光ドラム15上にトナー現像を行
なうものである。
【0056】マゼンタ現像カートリッジ20M、シアン
現像カートリッジ20Cについても上記同様なメカニズ
ムでトナー現像が行なわれる。
現像カートリッジ20Cについても上記同様なメカニズ
ムでトナー現像が行なわれる。
【0057】又、各回転現像カートリッジ20Y、20
M、20Cの各現像ローラは、各現像カートリッジが現
像位置に回転移動されたとき、プリンター本体に設けら
れた各色現像用高圧電源、及び駆動源と接続されてお
り、各色現像毎に順次選択的に電圧が印加され駆動が伝
達される。
M、20Cの各現像ローラは、各現像カートリッジが現
像位置に回転移動されたとき、プリンター本体に設けら
れた各色現像用高圧電源、及び駆動源と接続されてお
り、各色現像毎に順次選択的に電圧が印加され駆動が伝
達される。
【0058】[中間転写体]中間転写体9は、カラー画
像形成動作時には各現像カートリッジにより可視化され
た感光ドラム15上のトナー画像を4回(Y、M、C、
Bの4色の各画像)にわたり多重転写を受けるため、感
光ドラム15の外周速度と同期して図中時計回りに回転
している。又、多重転写を受けた中間転写体9は、電圧
を印加された転写ローラ10によって転写材2を挟み込
み搬送することにより、転写材2に中間転写体9上の各
色トナー像を同時多重転写する。
像形成動作時には各現像カートリッジにより可視化され
た感光ドラム15上のトナー画像を4回(Y、M、C、
Bの4色の各画像)にわたり多重転写を受けるため、感
光ドラム15の外周速度と同期して図中時計回りに回転
している。又、多重転写を受けた中間転写体9は、電圧
を印加された転写ローラ10によって転写材2を挟み込
み搬送することにより、転写材2に中間転写体9上の各
色トナー像を同時多重転写する。
【0059】本実施例に係る中間転写体9は、直径18
6mmのアルミシリンダー12の外周を中抵抗スポンジ
や中抵抗ゴム等の弾性層11で覆った構成をしている。
中間転写体9は回転自在に支持され、一体的に固定され
たギヤ(図示せず)に駆動を受けて回転する。
6mmのアルミシリンダー12の外周を中抵抗スポンジ
や中抵抗ゴム等の弾性層11で覆った構成をしている。
中間転写体9は回転自在に支持され、一体的に固定され
たギヤ(図示せず)に駆動を受けて回転する。
【0060】[クリーニング手段]クリーニング手段
は、現像手段によって感光ドラム15に可視像化された
現像剤が、中間転写体9に転写された後、感光ドラム1
5上に残った現像剤をクリーニングするものである。ク
リーニングされた除去現像剤は、クリーナ容器14に蓄
えられる。容器14に蓄えられる除去現像剤の量は、感
光ドラム15の寿命より早く容器14を満たすことはな
く、従って、容器14は感光ドラム15の寿命交換時に
同時に一体で交換処理される。
は、現像手段によって感光ドラム15に可視像化された
現像剤が、中間転写体9に転写された後、感光ドラム1
5上に残った現像剤をクリーニングするものである。ク
リーニングされた除去現像剤は、クリーナ容器14に蓄
えられる。容器14に蓄えられる除去現像剤の量は、感
光ドラム15の寿命より早く容器14を満たすことはな
く、従って、容器14は感光ドラム15の寿命交換時に
同時に一体で交換処理される。
【0061】[給紙部]給紙部は、画像形成部へ転写材
2を給送するものであり、複数枚の転写材2を収納した
カセット1、給紙ローラ3、4、重送防止のリタードロ
ーラ5、給紙ガイド6、搬送ローラ7、及びレジストロ
ーラ8から主に構成される。
2を給送するものであり、複数枚の転写材2を収納した
カセット1、給紙ローラ3、4、重送防止のリタードロ
ーラ5、給紙ガイド6、搬送ローラ7、及びレジストロ
ーラ8から主に構成される。
【0062】画像形成時には給紙ローラ3が、画像形成
動作に応じて駆動回転し、カセット1内の転写材2を1
枚ずつ分離給送すると共に、ガイド板6によってガイド
し、搬送ローラ7を経由してレジストローラ8に至る。
動作に応じて駆動回転し、カセット1内の転写材2を1
枚ずつ分離給送すると共に、ガイド板6によってガイド
し、搬送ローラ7を経由してレジストローラ8に至る。
【0063】画像形成動作中にレジストローラ8は、転
写材2を静止待機させる非回転の動作と、転写材2を中
間転写体9に向けて搬送する回転の動作とを所定のシー
ケンスで行ない、次工程である転写工程時の画像と転写
材2との位置合わせを行なう。
写材2を静止待機させる非回転の動作と、転写材2を中
間転写体9に向けて搬送する回転の動作とを所定のシー
ケンスで行ない、次工程である転写工程時の画像と転写
材2との位置合わせを行なう。
【0064】[転写部]転写部は、揺動可能な転写ロー
ラ10からなり、転写ローラ10は、金属軸を中抵抗発
泡弾性体で巻いてあり、図中上下に移動可能で且つ駆動
を有する。
ラ10からなり、転写ローラ10は、金属軸を中抵抗発
泡弾性体で巻いてあり、図中上下に移動可能で且つ駆動
を有する。
【0065】中間転写体9上に4色の現像剤像を形成し
ている間、即ち中間転写体9が複数回回転する間は、そ
の画像を乱さぬように、転写ローラ10は図中実線で示
す下方に位置し中間転写体9とは離れている。
ている間、即ち中間転写体9が複数回回転する間は、そ
の画像を乱さぬように、転写ローラ10は図中実線で示
す下方に位置し中間転写体9とは離れている。
【0066】中間転写体9上に4色のトナー像が形成し
終わった後、転写ローラ10は、転写材2にカラー画像
を転写するタイミングに合わせて、図示しないカム部材
により図中細線で示す上方位置にあって転写材2を介し
て中間転写体9に所定の圧で押付けられる。この時同時
に転写ローラ10には、バイアスが印加され、中間転写
体9上のトナー画像が転写材2に転写される。
終わった後、転写ローラ10は、転写材2にカラー画像
を転写するタイミングに合わせて、図示しないカム部材
により図中細線で示す上方位置にあって転写材2を介し
て中間転写体9に所定の圧で押付けられる。この時同時
に転写ローラ10には、バイアスが印加され、中間転写
体9上のトナー画像が転写材2に転写される。
【0067】ここで中間転写体9と転写ローラ10と
は、夫々駆動されているため、両者に挟まれた状態の転
写材2は転写工程が行なわれると同時に、図中左方向に
所定の速度で搬送され、次工程を行なう定着部25に向
けて送られる。
は、夫々駆動されているため、両者に挟まれた状態の転
写材2は転写工程が行なわれると同時に、図中左方向に
所定の速度で搬送され、次工程を行なう定着部25に向
けて送られる。
【0068】[定着部]定着部25は、現像手段20、
21により形成されたトナー画像を中間転写体9を介し
て転写材2上に形成したトナー画像を定着させるもので
あり、図1に示すように、転写材2に熱を加えるための
定着ローラ26と転写材2を定着ローラ26に圧接する
ための加圧ローラ27とからなる。各ローラ26、27
は中空ローラで、その内部に夫々ヒーター28、29を
有し、回転駆動され同時に転写材2を搬送するよう構成
されている。
21により形成されたトナー画像を中間転写体9を介し
て転写材2上に形成したトナー画像を定着させるもので
あり、図1に示すように、転写材2に熱を加えるための
定着ローラ26と転写材2を定着ローラ26に圧接する
ための加圧ローラ27とからなる。各ローラ26、27
は中空ローラで、その内部に夫々ヒーター28、29を
有し、回転駆動され同時に転写材2を搬送するよう構成
されている。
【0069】即ちトナー像を保持した転写材2は定着ロ
ーラ26と加圧ローラ27とにより搬送されると共に、
熱及び圧力を加えられることによりトナーが転写材2に
定着される。
ーラ26と加圧ローラ27とにより搬送されると共に、
熱及び圧力を加えられることによりトナーが転写材2に
定着される。
【0070】次に、本発明の特徴部分である現像カート
リッジの枠体に供給ローラを組み込む手段について説明
する。なお、下記の説明においては、イエロー用の現像
カートリッジ20Yを代表として説明するが、マゼン
タ、及びシアン用の現像カートリッジについても同様で
ある。
リッジの枠体に供給ローラを組み込む手段について説明
する。なお、下記の説明においては、イエロー用の現像
カートリッジ20Yを代表として説明するが、マゼン
タ、及びシアン用の現像カートリッジについても同様で
ある。
【0071】現像カートリッジ20Yは、図2に示すよ
うに、現像剤を収容する現像容器20YHと、供給ロー
ラ20YR、現像ローラ20YS、及びブレード20Y
B等を支持する現像枠体とが一体に構成されている。
うに、現像剤を収容する現像容器20YHと、供給ロー
ラ20YR、現像ローラ20YS、及びブレード20Y
B等を支持する現像枠体とが一体に構成されている。
【0072】プリンタ本体の駆動源からの駆動は、現像
時に適宜手段により現像ローラ20YSにその一端を介
して伝達され、同時に供給ローラ20YRにもその一端
を介して伝達され、双方とも、図中時計方向に回転され
る。
時に適宜手段により現像ローラ20YSにその一端を介
して伝達され、同時に供給ローラ20YRにもその一端
を介して伝達され、双方とも、図中時計方向に回転され
る。
【0073】図3には現像カートリッジ20Yに供給ロ
ーラ20YRを組み込む状態が示されている。
ーラ20YRを組み込む状態が示されている。
【0074】現像枠体201の側面にはそれぞれ供給ロ
ーラ20YRのシャフト(軸体)20YR1、20YR
2を貫通するための開口が設けられており、具体的に
は、駆動側、つまり駆動源からの駆動を受ける側(図3
中右側)には丸穴201H、そして非駆動側(図3中左
側)にはU溝201Uが設けられている。供給ローラ2
0YRは駆動側のシャフト20YR1を丸穴201Hに
通した後、非駆動側のシャフト20YR2をU溝201
Uに落とし込む。次にU溝201Uを穴埋めするための
穴埋め部材210をU溝201Uに挿入する。この時、
丸穴201Hや、U溝201Uの内径よりも供給ローラ
のシャフト20YR1、20YR2の外径は細くないと
組み込みは不可能である。
ーラ20YRのシャフト(軸体)20YR1、20YR
2を貫通するための開口が設けられており、具体的に
は、駆動側、つまり駆動源からの駆動を受ける側(図3
中右側)には丸穴201H、そして非駆動側(図3中左
側)にはU溝201Uが設けられている。供給ローラ2
0YRは駆動側のシャフト20YR1を丸穴201Hに
通した後、非駆動側のシャフト20YR2をU溝201
Uに落とし込む。次にU溝201Uを穴埋めするための
穴埋め部材210をU溝201Uに挿入する。この時、
丸穴201Hや、U溝201Uの内径よりも供給ローラ
のシャフト20YR1、20YR2の外径は細くないと
組み込みは不可能である。
【0075】続いて、現像枠体201と供給ローラ20
YR、本図には不図示の現像ローラ20YSと供給ロー
ラ20YRとの関係を位置決めするための軸受部材21
1、211によって供給ローラ20YRは回転可能に支
持される。
YR、本図には不図示の現像ローラ20YSと供給ロー
ラ20YRとの関係を位置決めするための軸受部材21
1、211によって供給ローラ20YRは回転可能に支
持される。
【0076】図4には供給ローラ20YRが現像枠体2
01内に組み込まれた状態が示されている。
01内に組み込まれた状態が示されている。
【0077】図4に示すように、穴埋め部材210によ
って現像ローラ20YSと現像枠体201の隙間をシー
ルする端部周面シール部材212(図6参照)の貼り付
け座面201Sが形成される。
って現像ローラ20YSと現像枠体201の隙間をシー
ルする端部周面シール部材212(図6参照)の貼り付
け座面201Sが形成される。
【0078】このとき、前述したように、駆動側の現像
枠体201は供給ローラ20YRのシャフト20YR1
を通すための穴が丸穴201Hであるために現像枠体2
01の剛性は保たれている。非駆動側の穴はU溝201
Uのため、剛性は落ちているが供給ローラ20YRを回
転駆動する際、力を受ける駆動側の剛性が十分であるた
めに現像枠体201が変形するという問題は発生しな
い。
枠体201は供給ローラ20YRのシャフト20YR1
を通すための穴が丸穴201Hであるために現像枠体2
01の剛性は保たれている。非駆動側の穴はU溝201
Uのため、剛性は落ちているが供給ローラ20YRを回
転駆動する際、力を受ける駆動側の剛性が十分であるた
めに現像枠体201が変形するという問題は発生しな
い。
【0079】次に、穴埋め部材210と現像枠体201
のシール手段について説明する。
のシール手段について説明する。
【0080】本実施例においては、穴埋め部材210は
弾性部材を使用している。更に詳細に説明すると、ゴム
硬度60(JIS K−6301 タイプAの規定によ
る)のクロロブレンゴムを使用している。これは穴埋め
部材210を弾性部材とすることで、現像枠体201と
穴埋め部材210の密閉度を現像枠体201の変形を最
小限に抑えつつ高めるためである。本発明者らの実験に
よると、ゴム硬度は30〜100が望ましく、材質に関
してはゴム硬度を満足する弾性部材であれば他の材料の
選択も可能である。
弾性部材を使用している。更に詳細に説明すると、ゴム
硬度60(JIS K−6301 タイプAの規定によ
る)のクロロブレンゴムを使用している。これは穴埋め
部材210を弾性部材とすることで、現像枠体201と
穴埋め部材210の密閉度を現像枠体201の変形を最
小限に抑えつつ高めるためである。本発明者らの実験に
よると、ゴム硬度は30〜100が望ましく、材質に関
してはゴム硬度を満足する弾性部材であれば他の材料の
選択も可能である。
【0081】図5により、穴埋め部材210と現像枠体
201とのシール性を更に高める手段について説明す
る。図5には穴埋め部材210を拡大した正面図(a)
と側面図(b)が示されている。
201とのシール性を更に高める手段について説明す
る。図5には穴埋め部材210を拡大した正面図(a)
と側面図(b)が示されている。
【0082】両図に示すように、穴埋め部材210の現
像枠体201と密着する部分の外周にはリブ210Rを
配設している。穴埋め部材210を現像枠体201に挿
入する際に、リブ210Rが完全に潰れることによって
現像枠体210との密着度は高くなる。穴埋め部材21
0をリブ210Rがあるときと同様のつぶし量を確保す
ると現像枠体は変形してしまうが、この方法を採用する
ことで、現像枠体201と穴埋め部材210の密着度を
高めても、現像枠体201は変形しない。
像枠体201と密着する部分の外周にはリブ210Rを
配設している。穴埋め部材210を現像枠体201に挿
入する際に、リブ210Rが完全に潰れることによって
現像枠体210との密着度は高くなる。穴埋め部材21
0をリブ210Rがあるときと同様のつぶし量を確保す
ると現像枠体は変形してしまうが、この方法を採用する
ことで、現像枠体201と穴埋め部材210の密着度を
高めても、現像枠体201は変形しない。
【0083】更に、本実施例においては、リブ210R
を2本設けているが、これはリブによる密着部分を複数
にすることでシール性のマージンアップを図っているた
めで、1本であっても十分に機能するものであり、更に
リブの本数を増やすことで更なるマージンアップも可能
である。又、リブの形状においても本実施例において
は、先端形状を丸形形状にしているが、四角形状や三角
形状でも同様の効果が得られる。
を2本設けているが、これはリブによる密着部分を複数
にすることでシール性のマージンアップを図っているた
めで、1本であっても十分に機能するものであり、更に
リブの本数を増やすことで更なるマージンアップも可能
である。又、リブの形状においても本実施例において
は、先端形状を丸形形状にしているが、四角形状や三角
形状でも同様の効果が得られる。
【0084】しかしながら、これまで説明した構成だけ
では、シール性について不十分な部分がある。即ち、現
像ローラ20YSと現像枠体201の隙間をシールする
端部周面シール部材212(図6参照)を貼り付けるた
めの貼り付け座面201Sが、上記の穴埋め部材210
と現像枠体201とによって形成されるが、この貼り付
け座面201Sにおける両者の境界部分に微小段差がで
き、ここに微小隙間が生じてしまう。上記微小段差は非
常に小さい段差ではあるが、前述したように端部周面シ
ール部材212の貼り付け座面201Sを複数の部品に
よって形成する以上なくすことのできないものである。
では、シール性について不十分な部分がある。即ち、現
像ローラ20YSと現像枠体201の隙間をシールする
端部周面シール部材212(図6参照)を貼り付けるた
めの貼り付け座面201Sが、上記の穴埋め部材210
と現像枠体201とによって形成されるが、この貼り付
け座面201Sにおける両者の境界部分に微小段差がで
き、ここに微小隙間が生じてしまう。上記微小段差は非
常に小さい段差ではあるが、前述したように端部周面シ
ール部材212の貼り付け座面201Sを複数の部品に
よって形成する以上なくすことのできないものである。
【0085】又、供給ローラ20YRのシャフト20Y
R2の外径と穴埋め部材210の内径部分との間にも隙
間ができてしまう。これは、穴埋め部材210が前述し
たように、自ら変形することによって現像枠体201の
U溝201Uと密着するため、供給ローラ20YRのシ
ャフト20YR2との関係は十分に隙間をもったものに
しておく必要があるためである。
R2の外径と穴埋め部材210の内径部分との間にも隙
間ができてしまう。これは、穴埋め部材210が前述し
たように、自ら変形することによって現像枠体201の
U溝201Uと密着するため、供給ローラ20YRのシ
ャフト20YR2との関係は十分に隙間をもったものに
しておく必要があるためである。
【0086】そこで、本実施例では、図6に示すよう
に、シール部材213を図示のように穴埋め部材210
と端部周面シール部材212の外側に設けることによっ
て、上記貼り付け座面201Sの微小段差と、供給ロー
ラ20YRのシャフト20YR2の周面と穴埋め部材2
10の内径の隙間とから漏れてくるトナーをシールする
ものである。
に、シール部材213を図示のように穴埋め部材210
と端部周面シール部材212の外側に設けることによっ
て、上記貼り付け座面201Sの微小段差と、供給ロー
ラ20YRのシャフト20YR2の周面と穴埋め部材2
10の内径の隙間とから漏れてくるトナーをシールする
ものである。
【0087】この部分を更に詳細に説明する。図7は本
実施例の現像カートリッジ20Yの軸受部材211を組
み付ける前の状態を示す側面図である。同図に示すよう
に、現像ローラ20YSと現像枠体201の隙間をシー
ルするための端部周面シール部材212の貼り付け座面
201Sは現像枠体201と穴埋め部材210によって
形成されている。しかしながら、前述のごとく、端部周
面シール部材212の貼り付け座面201Sを複数の部
品によって構成することで各々の部品の境界部分には微
小段差が発生しやすい。
実施例の現像カートリッジ20Yの軸受部材211を組
み付ける前の状態を示す側面図である。同図に示すよう
に、現像ローラ20YSと現像枠体201の隙間をシー
ルするための端部周面シール部材212の貼り付け座面
201Sは現像枠体201と穴埋め部材210によって
形成されている。しかしながら、前述のごとく、端部周
面シール部材212の貼り付け座面201Sを複数の部
品によって構成することで各々の部品の境界部分には微
小段差が発生しやすい。
【0088】そこで、図8の拡大図に示すように、前述
の現像枠体201と穴埋め部材210の境界部分にでき
る微小段差(図示せず)があることによって発生する端
部周面シール部材212の貼り付け座面201Sに発生
する微小隙間から漏れてくるトナーを、端部周面シール
部材212と、穴埋め部材210と、現像枠体201の
境界部分を側面から覆うシール部材213を配設するこ
とによってシールするものである。
の現像枠体201と穴埋め部材210の境界部分にでき
る微小段差(図示せず)があることによって発生する端
部周面シール部材212の貼り付け座面201Sに発生
する微小隙間から漏れてくるトナーを、端部周面シール
部材212と、穴埋め部材210と、現像枠体201の
境界部分を側面から覆うシール部材213を配設するこ
とによってシールするものである。
【0089】このとき、図6に示すように、シール部材
213は前述の供給ローラ20YRの位置決め部材であ
る軸受部材211によってシール部材213を現像枠体
201と、穴埋め部材210と、端部周面シール部材2
12の側面に押しつけることによって、十分なシール性
能を得ることが可能となる。
213は前述の供給ローラ20YRの位置決め部材であ
る軸受部材211によってシール部材213を現像枠体
201と、穴埋め部材210と、端部周面シール部材2
12の側面に押しつけることによって、十分なシール性
能を得ることが可能となる。
【0090】更に、このシール部材213は供給ローラ
20YRのシャフト20YR2と穴埋め部材210の内
径穴の隙間をシールするシール部材として機能するよう
にシール部材213の内径を供給ローラのシャフト20
YR2の外径に対して圧入する構成としている。
20YRのシャフト20YR2と穴埋め部材210の内
径穴の隙間をシールするシール部材として機能するよう
にシール部材213の内径を供給ローラのシャフト20
YR2の外径に対して圧入する構成としている。
【0091】尚、本実施例の説明において現像カートリ
ッジ20Yを例に挙げて説明したが、現像カートリッジ
20M、20Cについても同様である。
ッジ20Yを例に挙げて説明したが、現像カートリッジ
20M、20Cについても同様である。
【0092】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の電子写真画像形成装置及び現像カートリッジによれ
ば、現像枠体がその長手方向の両側壁面に形成され、前
記軸体が貫通する2つの開口を有し、前記開口の形状
が、駆動を受ける駆動伝達側が丸穴であり、非駆動伝達
側がU溝であることにより、組立作業が容易で、且つ大
型化を行っても十分な剛性を備えることができ、又、現
像剤担持体の両端部にて前記現像枠体と現像剤担持体の
周面との隙間をシールする可撓性の端部周面シール部材
と、前記U溝に前記端部周面シール部材を取り付けるた
めの座面を形成し、且つ前記軸体を貫通させる穴埋め部
材とを有し、前記穴埋め部材は弾性部材であることによ
り、現像枠体の変形を起こすことなく、現像剤の漏れを
防止することができる。
の電子写真画像形成装置及び現像カートリッジによれ
ば、現像枠体がその長手方向の両側壁面に形成され、前
記軸体が貫通する2つの開口を有し、前記開口の形状
が、駆動を受ける駆動伝達側が丸穴であり、非駆動伝達
側がU溝であることにより、組立作業が容易で、且つ大
型化を行っても十分な剛性を備えることができ、又、現
像剤担持体の両端部にて前記現像枠体と現像剤担持体の
周面との隙間をシールする可撓性の端部周面シール部材
と、前記U溝に前記端部周面シール部材を取り付けるた
めの座面を形成し、且つ前記軸体を貫通させる穴埋め部
材とを有し、前記穴埋め部材は弾性部材であることによ
り、現像枠体の変形を起こすことなく、現像剤の漏れを
防止することができる。
【図1】本発明に係る電子写真画像形成装置の一実施例
を示す全体構成図である。
を示す全体構成図である。
【図2】本発明に係る現像カートリッジの一実施例を示
す断面図である。
す断面図である。
【図3】現像カートリッジに供給ローラ及び穴埋め部材
を組み込む様子を示す説明図である。
を組み込む様子を示す説明図である。
【図4】現像カートリッジに供給ローラ及び穴埋め部材
を組み込んだ後の様子を示す説明図である。
を組み込んだ後の様子を示す説明図である。
【図5】本発明に係る穴埋め部材の一実施例を示す正面
図(a)、及び側面図(b)である。
図(a)、及び側面図(b)である。
【図6】現像カートリッジにシール部材を取り付ける様
子を示す要部拡大斜視図である。
子を示す要部拡大斜視図である。
【図7】現像カートリッジに軸受部材を組み付ける前の
様子を示す側面図である。
様子を示す側面図である。
【図8】現像カートリッジにシール部材を取り付けた状
態を示す拡大側面図である。
態を示す拡大側面図である。
【図9】従来の電子写真画像形成装置の一例を示す構成
図である。
図である。
15 感光ドラム(電子写真感光体) 20C、20M、20Y 現像カートリッジ 20YR 供給ローラ 20YR1、20YR2 シャフト(軸体) 201 現像枠体 201H 丸穴 201U U溝 210 穴埋め部材 211 軸受部材 212 端部周面シール部材 213 シール部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2H071 BA03 BA14 BA27 BA35 BA36 DA08 2H077 AA02 AA35 AC04 AD06 AD13 BA08 CA12 FA21 GA13
Claims (10)
- 【請求項1】 駆動源からの駆動を一端に受け回転する
現像剤担持体と、前記駆動を一端に受けて回転し前記現
像剤担持体に現像剤を供給する現像剤供給部材と、前記
現像剤担持体及び前記現像剤供給部材を支持する現像枠
体と、前記現像枠体に取り付けられ、前記現像剤供給部
材の軸体を回転可能に支持する軸受部材とを有し、電子
写真画像形成装置に取り外し可能に装着される現像カー
トリッジにおいて、 前記現像枠体はその長手方向の両側壁面に形成され、前
記軸体が貫通する2つの開口を有し、前記開口の形状
は、前記駆動を受ける駆動伝達側が丸穴であり、非駆動
伝達側がU溝であることを特徴とする現像カートリッ
ジ。 - 【請求項2】 前記現像剤担持体の両端部にて前記現像
枠体と前記現像剤担持体の周面との隙間をシールする可
撓性の端部周面シール部材と、前記U溝に前記端部周面
シール部材を取り付けるための座面を形成し、且つ前記
軸体を貫通させる穴埋め部材とを有し、前記穴埋め部材
は弾性部材である請求項1の現像カートリッジ。 - 【請求項3】 前記穴埋め部材はその外周に少なくとも
一つのリブ形状部を有する請求項2の現像カートリッ
ジ。 - 【請求項4】 前記軸体と、前記穴埋め部材との隙間を
シールするシール部材を有し、前記シール部材は、前記
穴埋め部材と前記現像枠体との境界及び前記端部周面シ
ール部材の間の隙間をシールする部材を兼ねることを特
徴とする請求項2又は3の現像カートリッジ。 - 【請求項5】 前記穴埋め部材はゴム硬度(JIS)が
30〜100である請求項2、3、又は4の現像カート
リッジ。 - 【請求項6】 駆動源からの駆動を一端に受け回転する
現像剤担持体と、前記駆動を一端に受けて回転し前記現
像剤担持体に現像剤を供給する現像剤供給部材と、前記
現像剤担持体及び前記現像剤供給部材を支持する現像枠
体と、前記現像枠体に取り付けられ、前記現像剤供給部
材の軸体を回転可能に支持する軸受部材とを有する現像
カートリッジを取り外し可能に装着する電子写真画像形
成装置において、 前記現像枠体はその長手方向の両側壁面に形成され、前
記軸体が貫通する2つの開口を有し、前記開口の形状
は、前記駆動を受ける駆動伝達側が丸穴であり、非駆動
伝達側がU溝であることを特徴とする電子写真画像形成
装置。 - 【請求項7】 前記現像剤担持体の両端部にて前記現像
枠体と前記現像剤担持体の周面との隙間をシールする可
撓性の端部周面シール部材と、前記U溝に前記端部周面
シール部材を取り付けるための座面を形成し、且つ前記
軸体を貫通させる穴埋め部材とを有し、前記穴埋め部材
は弾性部材である請求項6の電子写真画像形成装置。 - 【請求項8】 前記穴埋め部材はその外周に少なくとも
一つのリブ形状部を有する請求項7の電子写真画像形成
装置。 - 【請求項9】 前記軸体と、前記穴埋め部材との隙間を
シールするシール部材を有し、前記シール部材は、前記
穴埋め部材と前記現像枠体との境界及び前記端部周面シ
ール部材の間の隙間をシールする部材を兼ねることを特
徴とする請求項7又は8の電子写真画像形成装置。 - 【請求項10】 前記穴埋め部材はゴム硬度(JIS
K−6301 タイプA)が30〜100である請求項
7、8、又は9の電子写真画像形成装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10259214A JP2000075661A (ja) | 1998-08-31 | 1998-08-31 | 現像カートリッジ及び電子写真画像形成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10259214A JP2000075661A (ja) | 1998-08-31 | 1998-08-31 | 現像カートリッジ及び電子写真画像形成装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000075661A true JP2000075661A (ja) | 2000-03-14 |
Family
ID=17330991
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10259214A Pending JP2000075661A (ja) | 1998-08-31 | 1998-08-31 | 現像カートリッジ及び電子写真画像形成装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000075661A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002132047A (ja) * | 2000-10-24 | 2002-05-09 | Canon Inc | 現像剤担持体スリーブ取付方法、現像剤担持体スリーブ交換方法、プロセスカートリッジ及び画像形成装置 |
US6823160B2 (en) * | 2002-04-02 | 2004-11-23 | Brother Kogyo Kabushiki Kaisha | Developing device and image forming apparatus having a gear holder |
US7162181B2 (en) | 2003-11-28 | 2007-01-09 | Canon Kabushiki Kaisha | Remanufacturing method for process cartridge |
WO2007062602A1 (fr) * | 2005-12-02 | 2007-06-07 | Print-Rite Technology Development Co., Ltd Of Zhuhai | Cartouche pour imprimante laser |
-
1998
- 1998-08-31 JP JP10259214A patent/JP2000075661A/ja active Pending
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002132047A (ja) * | 2000-10-24 | 2002-05-09 | Canon Inc | 現像剤担持体スリーブ取付方法、現像剤担持体スリーブ交換方法、プロセスカートリッジ及び画像形成装置 |
JP4545913B2 (ja) * | 2000-10-24 | 2010-09-15 | キヤノン株式会社 | スリーブユニット取付方法 |
US6823160B2 (en) * | 2002-04-02 | 2004-11-23 | Brother Kogyo Kabushiki Kaisha | Developing device and image forming apparatus having a gear holder |
US7460816B2 (en) | 2002-04-02 | 2008-12-02 | Brother Kogyo Kabushiki Kaisha | Developing device and image forming apparatus having gears whose relative positions can be determined with precision |
US7620347B2 (en) | 2002-04-02 | 2009-11-17 | Brother Kogyo Kabushiki Kaisha | Developing device and image forming apparatus having a gear holder |
US7162181B2 (en) | 2003-11-28 | 2007-01-09 | Canon Kabushiki Kaisha | Remanufacturing method for process cartridge |
WO2007062602A1 (fr) * | 2005-12-02 | 2007-06-07 | Print-Rite Technology Development Co., Ltd Of Zhuhai | Cartouche pour imprimante laser |
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