JP2000068976A - ディスクリ―ト・マルチト―ン(dmt)ベ―スの通信システムにおける符号化技法 - Google Patents
ディスクリ―ト・マルチト―ン(dmt)ベ―スの通信システムにおける符号化技法Info
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Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04L—TRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
- H04L27/00—Modulated-carrier systems
- H04L27/26—Systems using multi-frequency codes
- H04L27/2601—Multicarrier modulation systems
- H04L27/2602—Signal structure
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04L—TRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
- H04L1/00—Arrangements for detecting or preventing errors in the information received
- H04L1/08—Arrangements for detecting or preventing errors in the information received by repeating transmission, e.g. Verdan system
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- H04L27/2614—Peak power aspects
-
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- H04L27/2624—Reduction thereof by clipping by soft clipping
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
- Signal Processing (AREA)
- Telephonic Communication Services (AREA)
- Cable Transmission Systems, Equalization Of Radio And Reduction Of Echo (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 本発明は、高速データ通信システムに関す
る。 【解決手段】 非同期ディジタル加入者ループ(ADS
L)のディスクリート・マルチトーン(DMT)システ
ムにおいて、ADSL DMT装置がfシンボル/秒を
表しているDMT入力信号上で動作し、送信のために、
Nfシンボル/秒を表しているDMT出力信号を発生
し、ここでN>1であり、そしてDMT入力信号からの
各シンボルが冗長形式でDMT出力信号の中で発生され
るエンコーダを含む。冗長形式の一例においては、DM
T入力信号からの各シンボルが、DMT出力信号の中の
N個の連続したシンボル区間の中で繰り返される。冗長
形式の別の例においては、N個のDMT入力シンボルの
すべての値がDMT出力信号の中の2N個の連続したシ
ンボル区間の中で送信される。DMT出力信号の中のこ
れらの2N個の連続したシンボルは、1)値がN個のD
MT入力シンボルの値にそれぞれ等しいN個のシンボ
ル、および、2)値がそれぞれのN個のDMT入力シン
ボル値の関数であるN個のシンボルを含む。
る。 【解決手段】 非同期ディジタル加入者ループ(ADS
L)のディスクリート・マルチトーン(DMT)システ
ムにおいて、ADSL DMT装置がfシンボル/秒を
表しているDMT入力信号上で動作し、送信のために、
Nfシンボル/秒を表しているDMT出力信号を発生
し、ここでN>1であり、そしてDMT入力信号からの
各シンボルが冗長形式でDMT出力信号の中で発生され
るエンコーダを含む。冗長形式の一例においては、DM
T入力信号からの各シンボルが、DMT出力信号の中の
N個の連続したシンボル区間の中で繰り返される。冗長
形式の別の例においては、N個のDMT入力シンボルの
すべての値がDMT出力信号の中の2N個の連続したシ
ンボル区間の中で送信される。DMT出力信号の中のこ
れらの2N個の連続したシンボルは、1)値がN個のD
MT入力シンボルの値にそれぞれ等しいN個のシンボ
ル、および、2)値がそれぞれのN個のDMT入力シン
ボル値の関数であるN個のシンボルを含む。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、概して、通信に関
し、特に高速のデータ通信システムに関する。
し、特に高速のデータ通信システムに関する。
【0002】
【従来の技術、及び、発明が解決しようとする課題】在
来型の電話サービス(POTS)は、通常、個々の加入
者に対して、ツイスト・ペア線上で提供されている。現
在、音声サービスの他に、高速のデータ・アクセス、た
とえば、インターネットをこのツイスト・ペア上でアク
セスしたい加入者が増えつつある。ツイスト・ペア上で
の伝送容量を増やす1つの技術は非対称ディジタル加入
者ループ(ADSL)である。ADSLの1つのバージ
ョンはツイスト・ペアの帯域幅を1.1Mhz(メガヘ
ルツ)まで増加させ、それによって9Mbps(百万ビ
ット/秒)までの伝送能力を提供する。
来型の電話サービス(POTS)は、通常、個々の加入
者に対して、ツイスト・ペア線上で提供されている。現
在、音声サービスの他に、高速のデータ・アクセス、た
とえば、インターネットをこのツイスト・ペア上でアク
セスしたい加入者が増えつつある。ツイスト・ペア上で
の伝送容量を増やす1つの技術は非対称ディジタル加入
者ループ(ADSL)である。ADSLの1つのバージ
ョンはツイスト・ペアの帯域幅を1.1Mhz(メガヘ
ルツ)まで増加させ、それによって9Mbps(百万ビ
ット/秒)までの伝送能力を提供する。
【0003】ADSLは、アップストリーム通信とダウ
ンストリーム通信との間で異なる量の帯域幅を割り当て
(この故に「非対称」という用語で呼ばれている)、ア
ップストリーム通信の帯域幅がダウンストリーム通信の
帯域幅より狭くなっている。この場合、特定の帯域幅割
当てに対する各種の戦略および利用できる各種の変調方
法が存在する。たとえば、アップストリームの方向、す
なわち、加入者の顧客宅内設備(CPE)から中央局
(CO)または地域電話会社(LEC)への方向におい
ては、アップストリーム・チャネルには25Khz(キ
ロヘルツ)〜138Khzの帯域幅を割り当てることが
でき、一方、ダウンストリームの方向、すなわち、CO
からCPEへの方向においては、ダウンストリームのチ
ャネルに138Khz〜1.1Mhzの帯域幅を割り当
てることができる。(POTSの音声チャネル(0〜4
Khz)はADSLによっては影響されない)。この例
においては、アップストリーム・チャネルとダウンスト
リーム・チャネルとは分離されており、そして隣合わせ
でもある。しかし、ADSLシステムはアップストリー
ム・チャネルがダウンストリーム・チャネルと部分的に
オーバラップするように構築することができる。これは
ダウンストリーム信号に対する帯域幅を多く提供する
が、また、エコー打ち消し技法を使う必要もある。変調
方法に関しては、キャリヤレス振幅位相(CAP)変調
またはディスクリート・マルチトーン(DMT)変調を
使うことができる。(DMTは直交周波数分割マルチプ
レキシング(OFDM)の一変形である。)
ンストリーム通信との間で異なる量の帯域幅を割り当て
(この故に「非対称」という用語で呼ばれている)、ア
ップストリーム通信の帯域幅がダウンストリーム通信の
帯域幅より狭くなっている。この場合、特定の帯域幅割
当てに対する各種の戦略および利用できる各種の変調方
法が存在する。たとえば、アップストリームの方向、す
なわち、加入者の顧客宅内設備(CPE)から中央局
(CO)または地域電話会社(LEC)への方向におい
ては、アップストリーム・チャネルには25Khz(キ
ロヘルツ)〜138Khzの帯域幅を割り当てることが
でき、一方、ダウンストリームの方向、すなわち、CO
からCPEへの方向においては、ダウンストリームのチ
ャネルに138Khz〜1.1Mhzの帯域幅を割り当
てることができる。(POTSの音声チャネル(0〜4
Khz)はADSLによっては影響されない)。この例
においては、アップストリーム・チャネルとダウンスト
リーム・チャネルとは分離されており、そして隣合わせ
でもある。しかし、ADSLシステムはアップストリー
ム・チャネルがダウンストリーム・チャネルと部分的に
オーバラップするように構築することができる。これは
ダウンストリーム信号に対する帯域幅を多く提供する
が、また、エコー打ち消し技法を使う必要もある。変調
方法に関しては、キャリヤレス振幅位相(CAP)変調
またはディスクリート・マルチトーン(DMT)変調を
使うことができる。(DMTは直交周波数分割マルチプ
レキシング(OFDM)の一変形である。)
【0004】ADSL伝送に対する1つの標準はANS
IのT1.413である。この標準はDMT変調の使用
を規定し、その変調は情報を伝えるために複数のキャリ
ヤ(サブキャリヤとも呼ばれることがある)を利用す
る。DMT変調においては割り当てられた周波数範囲が
K個のキャリヤ・チャネルに分割され、K>1であり、
各キャリヤ・チャネル同士は約4Khzだけ隔てられて
いる。そのような方法においては、DMTベースのAD
SLシステムは「マルチトーン・シンボル」または「D
MTシンボル」と呼ばれるものを送信する。
IのT1.413である。この標準はDMT変調の使用
を規定し、その変調は情報を伝えるために複数のキャリ
ヤ(サブキャリヤとも呼ばれることがある)を利用す
る。DMT変調においては割り当てられた周波数範囲が
K個のキャリヤ・チャネルに分割され、K>1であり、
各キャリヤ・チャネル同士は約4Khzだけ隔てられて
いる。そのような方法においては、DMTベースのAD
SLシステムは「マルチトーン・シンボル」または「D
MTシンボル」と呼ばれるものを送信する。
【0005】DMTベースのADSLシステムは、イン
パルス・ノイズ(これは周波数領域においてはすべての
周波数にわたって発生する)の影響を特に受けやすいの
で望ましくない。結果として、インパルス・ノイズのヒ
ットによって、DMTベースのADSLシステムにおい
て回復不可能なエラーを生じる可能性がある。さらに、
これらのADSLシステムは高速であるので、インパル
ス・ノイズに対する保護を提供するだけでなく、コスト
も比較的掛からない。すなわち、プロセッサの複雑度が
少ない装置の設計を提供することに関するチャレンジを
提示する。
パルス・ノイズ(これは周波数領域においてはすべての
周波数にわたって発生する)の影響を特に受けやすいの
で望ましくない。結果として、インパルス・ノイズのヒ
ットによって、DMTベースのADSLシステムにおい
て回復不可能なエラーを生じる可能性がある。さらに、
これらのADSLシステムは高速であるので、インパル
ス・ノイズに対する保護を提供するだけでなく、コスト
も比較的掛からない。すなわち、プロセッサの複雑度が
少ない装置の設計を提供することに関するチャレンジを
提示する。
【0006】
【課題を解決するための手段】発明者は上記のインパル
ス・ノイズに対する追加の保護を提供するだけでなく、
コストも比較的安い、すなわち、複雑度の小さい符号化
技法をマルチキャリヤ通信システムにおいて提供するた
めの方法および装置を実現した。特に、そして本発明の
原理に従って、マルチキャリヤ伝送信号が形成され、各
シンボルの値が連続した複数のシンボル・インターバル
において冗長形式で送信される。結果として、このシン
ボルの冗長性はプロセッサの複雑度を追加する必要なし
に、インパルス・ノイズに対する保護を提供する。
ス・ノイズに対する追加の保護を提供するだけでなく、
コストも比較的安い、すなわち、複雑度の小さい符号化
技法をマルチキャリヤ通信システムにおいて提供するた
めの方法および装置を実現した。特に、そして本発明の
原理に従って、マルチキャリヤ伝送信号が形成され、各
シンボルの値が連続した複数のシンボル・インターバル
において冗長形式で送信される。結果として、このシン
ボルの冗長性はプロセッサの複雑度を追加する必要なし
に、インパルス・ノイズに対する保護を提供する。
【0007】本発明の1つの実施形態においては、AD
SLのDMT装置の送信機部分の内部で、エンコーダが
fシンボル/秒を表しているDMT入力信号について動
作し、Nfシンボル/秒を表しているDMT出力信号を
送信のために発生する。ここで、N>1である。この例
においては、冗長形式はDMT出力信号の中でN個の連
続したシンボル区間において各入力シンボル値を繰り返
すことによって示されている。
SLのDMT装置の送信機部分の内部で、エンコーダが
fシンボル/秒を表しているDMT入力信号について動
作し、Nfシンボル/秒を表しているDMT出力信号を
送信のために発生する。ここで、N>1である。この例
においては、冗長形式はDMT出力信号の中でN個の連
続したシンボル区間において各入力シンボル値を繰り返
すことによって示されている。
【0008】本発明のもう1つの実施形態においては、
異なるタイプの冗長形式が示されている。ふたたび、A
DSLのDMT装置の送信機部分の内部で、エンコーダ
がfシンボル/秒を表しているDMT入力信号について
動作し、送信に対しては、Nfシンボル/秒を表してい
るDMT出力信号を発生する。ここで、N>1である。
この例においては、N個のDMT入力シンボル値はDM
T出力信号においては2N個の連続したシンボル区間に
おいて送信する。DMT出力信号の中のこれらの2N個
の連続したシンボル区間は、1)それぞれの値がN個の
DMT入力シンボル値に等しいN個のシンボルおよび、
2)値がそれぞれのN個のDMT入力シンボル値の関数
であるN個のシンボルを含む。
異なるタイプの冗長形式が示されている。ふたたび、A
DSLのDMT装置の送信機部分の内部で、エンコーダ
がfシンボル/秒を表しているDMT入力信号について
動作し、送信に対しては、Nfシンボル/秒を表してい
るDMT出力信号を発生する。ここで、N>1である。
この例においては、N個のDMT入力シンボル値はDM
T出力信号においては2N個の連続したシンボル区間に
おいて送信する。DMT出力信号の中のこれらの2N個
の連続したシンボル区間は、1)それぞれの値がN個の
DMT入力シンボル値に等しいN個のシンボルおよび、
2)値がそれぞれのN個のDMT入力シンボル値の関数
であるN個のシンボルを含む。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明の概念を説明する前に、図
1に示されている従来の技術のADSL通信装置100
がいくつかの背景情報を提供するために記述される。図
1に示されている要素はよく知られており、詳細には説
明しない。説明の目的のために、ADSL装置100は
COにあると仮定されている。加入者の構内にある対応
しているADSL装置、すなわち、末端のADSL装
置、すなわち、CPEは同様なものであり、ここでは説
明しない。ADSL 100はADSL T1.413
に適合していると仮定されている。また、図1によって
表されているADSLシステムは、図2に示されている
ように帯域幅を割り当てると仮定されている。POTS
チャネルは0〜4Khzの範囲内にあり、アップストリ
ーム・チャネル、すなわち、CPEからCOへのチャネ
ルは25Khz〜138Khzの範囲内にあり、一方、
ダウンストリーム・チャネル、すなわち、COからCP
Eへのチャネルは138Khz〜1.1Mhzの範囲内
にある。したがって、アップストリーム・チャネルとダ
ウンストリーム・チャネルとは離れており、また隣接し
ている。
1に示されている従来の技術のADSL通信装置100
がいくつかの背景情報を提供するために記述される。図
1に示されている要素はよく知られており、詳細には説
明しない。説明の目的のために、ADSL装置100は
COにあると仮定されている。加入者の構内にある対応
しているADSL装置、すなわち、末端のADSL装
置、すなわち、CPEは同様なものであり、ここでは説
明しない。ADSL 100はADSL T1.413
に適合していると仮定されている。また、図1によって
表されているADSLシステムは、図2に示されている
ように帯域幅を割り当てると仮定されている。POTS
チャネルは0〜4Khzの範囲内にあり、アップストリ
ーム・チャネル、すなわち、CPEからCOへのチャネ
ルは25Khz〜138Khzの範囲内にあり、一方、
ダウンストリーム・チャネル、すなわち、COからCP
Eへのチャネルは138Khz〜1.1Mhzの範囲内
にある。したがって、アップストリーム・チャネルとダ
ウンストリーム・チャネルとは離れており、また隣接し
ている。
【0010】図1に戻って、ADSL 100の送信機
の部分は直並列変換器(S/P)105、シンボル・マ
ッパー110、高速逆フーリエ変換要素(IFFT)1
15、サイクリック・エクステンダ(CE)120、並
直列変換器(P/S)125、ディジタル−アナログ変
換器(D/A)130、およびハイブリッド135を含
む。データ信号がS/P 105へ与えられ、S/P
105はそのデータ信号をシリアルからパラレルの形式
へ変換し、n0 〜n255 の256個の信号を提供する。
信号n0 〜n255 がシンボル・マッパー110へ与えら
れる。シンボル・マッパー110は256個のシンボル
・マッパーを含み、それはS/P 105のパラレル出
力信号のそれぞれに対して1つある。(以下にさらに詳
しく説明されるように、各シンボル・マッパーによって
符号化されるビットの数、および、したがって各ni に
おいてS/P 125が提供するビットの数は、トレー
ニングのフェーズにおいて決定されたスペクトル応答の
結果として決定される。)シンボル・マッパー110か
らの結果の256個の出力シンボル・ストリームは複素
数化されており、そしてIFFT 115へ加えられ、
IFFT 115は各種のキャリヤをその出力シンボル
・ストリームで変調して512個の出力信号を提供す
る。(IFFT 115は、その256個の出力シンボ
ル・ストリームの複素共役数(図示せず)を取って51
2個の実信号を提供する。)IFFT115からの51
2個の出力信号はCE 120へ加えられ、CE 12
0はサイクリック拡張(以下に説明される)を実行し
て、拡張されたシンボルをパラレル形式で提供する。
の部分は直並列変換器(S/P)105、シンボル・マ
ッパー110、高速逆フーリエ変換要素(IFFT)1
15、サイクリック・エクステンダ(CE)120、並
直列変換器(P/S)125、ディジタル−アナログ変
換器(D/A)130、およびハイブリッド135を含
む。データ信号がS/P 105へ与えられ、S/P
105はそのデータ信号をシリアルからパラレルの形式
へ変換し、n0 〜n255 の256個の信号を提供する。
信号n0 〜n255 がシンボル・マッパー110へ与えら
れる。シンボル・マッパー110は256個のシンボル
・マッパーを含み、それはS/P 105のパラレル出
力信号のそれぞれに対して1つある。(以下にさらに詳
しく説明されるように、各シンボル・マッパーによって
符号化されるビットの数、および、したがって各ni に
おいてS/P 125が提供するビットの数は、トレー
ニングのフェーズにおいて決定されたスペクトル応答の
結果として決定される。)シンボル・マッパー110か
らの結果の256個の出力シンボル・ストリームは複素
数化されており、そしてIFFT 115へ加えられ、
IFFT 115は各種のキャリヤをその出力シンボル
・ストリームで変調して512個の出力信号を提供す
る。(IFFT 115は、その256個の出力シンボ
ル・ストリームの複素共役数(図示せず)を取って51
2個の実信号を提供する。)IFFT115からの51
2個の出力信号はCE 120へ加えられ、CE 12
0はサイクリック拡張(以下に説明される)を実行し
て、拡張されたシンボルをパラレル形式で提供する。
【0011】ADSL DMTベースのシステムにおけ
る1つの問題点は、シンボル間の干渉(ISI)(in
tersymbol interference)、す
なわち、隣接しているDMTシンボルが互いに干渉し合
う可能性があることである。ISIの影響を減らすため
に、「サイクリック拡張」の概念が使われる。サイクリ
ック拡張においては、DMTシンボルは部分的に、そし
てサイクリックに、両方向に拡張される。概念的な図が
受信機における単独のキャリヤに対して図3に示されて
いる。DMTシンボルは、たとえば、キャリヤ10の位
相によって表される。サイクリック拡張はDMTシンボ
ルの前および後で発生する。本質的に、キャリヤ10
は、サイクリック拡張1(CE1 )およびサイクリック
拡張2(CE2 )によって表される両方の方向において
拡張することができる。それは互いに等しくても等しく
なくてもよい。CE1およびCE2はDMT送信における
オーバヘッドの形式であり、この分野の技術においては
プレフィックスおよびポストフィックスとしてもそれぞ
れ知られている。実際には、ADSL DMTの送信機
は、図3に示されているように、単純に単独のサイクリ
ック拡張CEをDMTシンボルに対して加算し、一方、
その受信機は2つの明らかなサイクリック拡張、CE1
およびCE2 の結果、CE=CE1およびCE2であるよ
うにサンプリング・プロセスを調整する。ここで使われ
ている拡張DMTシンボルという用語はDMTシンボル
に少なくとも1つのサイクリック拡張を加えたものを含
む。CEの値は評価されたチャネル・インパルス応答
(以下に説明される)のスパンの関数として調整され
る。
る1つの問題点は、シンボル間の干渉(ISI)(in
tersymbol interference)、す
なわち、隣接しているDMTシンボルが互いに干渉し合
う可能性があることである。ISIの影響を減らすため
に、「サイクリック拡張」の概念が使われる。サイクリ
ック拡張においては、DMTシンボルは部分的に、そし
てサイクリックに、両方向に拡張される。概念的な図が
受信機における単独のキャリヤに対して図3に示されて
いる。DMTシンボルは、たとえば、キャリヤ10の位
相によって表される。サイクリック拡張はDMTシンボ
ルの前および後で発生する。本質的に、キャリヤ10
は、サイクリック拡張1(CE1 )およびサイクリック
拡張2(CE2 )によって表される両方の方向において
拡張することができる。それは互いに等しくても等しく
なくてもよい。CE1およびCE2はDMT送信における
オーバヘッドの形式であり、この分野の技術においては
プレフィックスおよびポストフィックスとしてもそれぞ
れ知られている。実際には、ADSL DMTの送信機
は、図3に示されているように、単純に単独のサイクリ
ック拡張CEをDMTシンボルに対して加算し、一方、
その受信機は2つの明らかなサイクリック拡張、CE1
およびCE2 の結果、CE=CE1およびCE2であるよ
うにサンプリング・プロセスを調整する。ここで使われ
ている拡張DMTシンボルという用語はDMTシンボル
に少なくとも1つのサイクリック拡張を加えたものを含
む。CEの値は評価されたチャネル・インパルス応答
(以下に説明される)のスパンの関数として調整され
る。
【0012】次に、これらの拡張されたシンボルがP/
S 125へ加えられ、シリアル出力信号、DMTシン
ボルにサイクリック拡張をプラスしたものを提供し、そ
れはA/D 130によってディジタルからアナログへ
変換される。後者は拡張DMTシンボルのシーケンスを
表しているダウンストリームADSL信号をハイブリッ
ド135に対して提供し、ハイブリッド135はこのダ
ウンストリームADSL信号をコンバイナ/スプリッタ
150に対して結合し、コンバイナ/スプリッタ150
はPOTSチャネルの中に含められる。コンバイナ/ス
プリッタ150からの出力信号は、0〜4Khzの範囲
内のPOTSチャネルおよび138Khz〜1.1Mh
zの範囲内のダウンストリーム信号を含み、ツイスト・
ペア151によって表されている通信チャネルに対して
加えられる。
S 125へ加えられ、シリアル出力信号、DMTシン
ボルにサイクリック拡張をプラスしたものを提供し、そ
れはA/D 130によってディジタルからアナログへ
変換される。後者は拡張DMTシンボルのシーケンスを
表しているダウンストリームADSL信号をハイブリッ
ド135に対して提供し、ハイブリッド135はこのダ
ウンストリームADSL信号をコンバイナ/スプリッタ
150に対して結合し、コンバイナ/スプリッタ150
はPOTSチャネルの中に含められる。コンバイナ/ス
プリッタ150からの出力信号は、0〜4Khzの範囲
内のPOTSチャネルおよび138Khz〜1.1Mh
zの範囲内のダウンストリーム信号を含み、ツイスト・
ペア151によって表されている通信チャネルに対して
加えられる。
【0013】ADSL装置100の受信機部分は、ハイ
ブリッド135、アナログ−ディジタル変換器(A/
D)155、CEゲート160、S/P 165、高速
フーリエ変換要素170、イコライザ/シンボル・スラ
イサ175、およびP/S 180を含む。コンバイナ
/スプリッタ150は、ツイスト・ペア151上に提供
されている信号からPOTSチャネルをスプリットして
取り出し、残りのアップストリームADSL信号(13
8Khz〜1.1Mhzの範囲内の)をハイブリッド1
35に対して提供する。ハイブリッド135はアップス
トリームのADSL信号をA/D 155に対して結合
し、A/D 155はその信号をCEゲート160へ加
えるためにアナログからディジタルへ変換する。CEゲ
ート160は、受信された各拡張DMTシンボルからD
MTシンボルをこの技術の分野において知られているよ
うに抽出する。(CEゲート160の機能は代わりにS
/P165の後で実行することもできることに留意され
たい。)
ブリッド135、アナログ−ディジタル変換器(A/
D)155、CEゲート160、S/P 165、高速
フーリエ変換要素170、イコライザ/シンボル・スラ
イサ175、およびP/S 180を含む。コンバイナ
/スプリッタ150は、ツイスト・ペア151上に提供
されている信号からPOTSチャネルをスプリットして
取り出し、残りのアップストリームADSL信号(13
8Khz〜1.1Mhzの範囲内の)をハイブリッド1
35に対して提供する。ハイブリッド135はアップス
トリームのADSL信号をA/D 155に対して結合
し、A/D 155はその信号をCEゲート160へ加
えるためにアナログからディジタルへ変換する。CEゲ
ート160は、受信された各拡張DMTシンボルからD
MTシンボルをこの技術の分野において知られているよ
うに抽出する。(CEゲート160の機能は代わりにS
/P165の後で実行することもできることに留意され
たい。)
【0014】CEゲート150の1つの機能は、その抽
出プロセスを開始する時期を決定することである。CE
ゲート150の内部で使うための構造の例が図4に示さ
れている。拡張DMTシンボルを表している信号79が
遅延要素80およびコンバイナ85に対して加えられ
る。遅延要素80をコンバイナ85と組み合わせること
によって、現在のサンプルの、512点前に発生したサ
ンプルの値との比較が可能となる。コンバイナ85はそ
の拡張DMTシンボルの中でその抽出プロセスが何時存
在し得るか、すなわち、どの可能な512個のサンプル
がそのDMTシンボルを表すかを示す信号を提供する。
出プロセスを開始する時期を決定することである。CE
ゲート150の内部で使うための構造の例が図4に示さ
れている。拡張DMTシンボルを表している信号79が
遅延要素80およびコンバイナ85に対して加えられ
る。遅延要素80をコンバイナ85と組み合わせること
によって、現在のサンプルの、512点前に発生したサ
ンプルの値との比較が可能となる。コンバイナ85はそ
の拡張DMTシンボルの中でその抽出プロセスが何時存
在し得るか、すなわち、どの可能な512個のサンプル
がそのDMTシンボルを表すかを示す信号を提供する。
【0015】図1に戻って、CEゲート160からの出
力信号がS/P 165に対して加えられ、S/P 1
65は512個の出力信号をFFT 170に対して提
供し、FFT 170は各キャリヤからのシンボルを復
元する。イコライザ/シンボル・スライサ175は各キ
ャリヤごとに1つずつの、データ信号をパラレル形式に
復元するための複数のイコライザおよびシンボル・スラ
イサの構造を表す。イコライザ/シンボル・スライサ1
75の出力信号は、そのデータ信号をシリアル形式に戻
すように変換するためにP/S 180へ加えられる。
力信号がS/P 165に対して加えられ、S/P 1
65は512個の出力信号をFFT 170に対して提
供し、FFT 170は各キャリヤからのシンボルを復
元する。イコライザ/シンボル・スライサ175は各キ
ャリヤごとに1つずつの、データ信号をパラレル形式に
復元するための複数のイコライザおよびシンボル・スラ
イサの構造を表す。イコライザ/シンボル・スライサ1
75の出力信号は、そのデータ信号をシリアル形式に戻
すように変換するためにP/S 180へ加えられる。
【0016】従来の技術のADSL装置の代わりの例が
図5に示されている。異なる図の中の同様な番号は同様
な要素であることに留意されたい。ADSL装置100
は、DMT変換器185、DMT復調器195、ハイブ
リッド135、およびコントローラ190を含んでいる
ものとして図5に示されている。DMT変調器185は
ADSL信号の送信に関して上記のように動作し、図1
の上記のコンポーネント、たとえば、S/P 105な
どを含む。同様に、DMT復調器195はADSL信号
の受信に関して上で説明されたように動作し、A/D
155などの図1の上記のコンポーネントを含む。
図5に示されている。異なる図の中の同様な番号は同様
な要素であることに留意されたい。ADSL装置100
は、DMT変換器185、DMT復調器195、ハイブ
リッド135、およびコントローラ190を含んでいる
ものとして図5に示されている。DMT変調器185は
ADSL信号の送信に関して上記のように動作し、図1
の上記のコンポーネント、たとえば、S/P 105な
どを含む。同様に、DMT復調器195はADSL信号
の受信に関して上で説明されたように動作し、A/D
155などの図1の上記のコンポーネントを含む。
【0017】図5の中にはコントローラ190も示され
ている。コントローラ190は、例として、この分野の
技術において知られているようなストアードプログラム
のコントローラおよびそれに付随するメモリである。コ
ントローラ190はDMT変調器185およびDMT復
調器195からの情報を、それぞれシグナリング196
および197経由で制御し、受信する。一般的に言う
と、ADSLの通信セッションは、トレーニング・フェ
ーズと通信フェーズとを含む。トレーニングの間に、A
DSL装置100は遠隔端のADSL装置(図示せず)
とシグナリングを交換する。コントローラ190はこの
シグナリングを使って通信チャネル151の上記のスペ
クトル応答を確立する(遠隔端のADSL装置の中の同
様なコントローラが行うように)。スペクトル応答はク
ロストーク、通信チャネル151のツイスト・ペアの物
理的なループ長などのアイテムによって影響される。ツ
イスト・ペアのスペクトル応答を求めるために、コント
ローラ190は一般的に次のステップを実行する。先ず
最初に、DMT変調器185が広帯域テスト信号を遠隔
端のADSL装置に対して送信する。それを受信する
と、遠隔端のADSL装置はその受信された信号を評価
してツイスト・ペアのスペクトル応答を求める。スペク
トル応答が求められると、遠隔端のADSL装置はビッ
ト・ローディング・テーブルを発生し、そのビット・ロ
ーディング・テーブルをADSL装置100に対して送
信する。ビット・ローディング・テーブルは、各キャリ
ヤに対して、各キャリヤがサポートすることができるビ
ットの数を含む。ビット・ローディング・テーブルは各
種の動作パラメータ、たとえば、各キャリヤにおけるシ
ンボル・マッピングなどを選択するためにコントローラ
190によって使われる。(各キャリヤはMビットまで
の情報をサポートすることができるが、1つのキャリヤ
がサポートする実際のビットの数は異なるキャリヤ周波
数におけるツイスト・ペアのスペクトル応答によって変
わる。たとえば、1つのキャリヤは12ビットを収容す
ることができ、一方、他のキャリヤは2ビットしか収容
できない可能性がある。)トレーニング・フェーズが完
了すると、送信を開始することができる。すなわち、A
DSLの通信セッションが通信フェーズに入る。
ている。コントローラ190は、例として、この分野の
技術において知られているようなストアードプログラム
のコントローラおよびそれに付随するメモリである。コ
ントローラ190はDMT変調器185およびDMT復
調器195からの情報を、それぞれシグナリング196
および197経由で制御し、受信する。一般的に言う
と、ADSLの通信セッションは、トレーニング・フェ
ーズと通信フェーズとを含む。トレーニングの間に、A
DSL装置100は遠隔端のADSL装置(図示せず)
とシグナリングを交換する。コントローラ190はこの
シグナリングを使って通信チャネル151の上記のスペ
クトル応答を確立する(遠隔端のADSL装置の中の同
様なコントローラが行うように)。スペクトル応答はク
ロストーク、通信チャネル151のツイスト・ペアの物
理的なループ長などのアイテムによって影響される。ツ
イスト・ペアのスペクトル応答を求めるために、コント
ローラ190は一般的に次のステップを実行する。先ず
最初に、DMT変調器185が広帯域テスト信号を遠隔
端のADSL装置に対して送信する。それを受信する
と、遠隔端のADSL装置はその受信された信号を評価
してツイスト・ペアのスペクトル応答を求める。スペク
トル応答が求められると、遠隔端のADSL装置はビッ
ト・ローディング・テーブルを発生し、そのビット・ロ
ーディング・テーブルをADSL装置100に対して送
信する。ビット・ローディング・テーブルは、各キャリ
ヤに対して、各キャリヤがサポートすることができるビ
ットの数を含む。ビット・ローディング・テーブルは各
種の動作パラメータ、たとえば、各キャリヤにおけるシ
ンボル・マッピングなどを選択するためにコントローラ
190によって使われる。(各キャリヤはMビットまで
の情報をサポートすることができるが、1つのキャリヤ
がサポートする実際のビットの数は異なるキャリヤ周波
数におけるツイスト・ペアのスペクトル応答によって変
わる。たとえば、1つのキャリヤは12ビットを収容す
ることができ、一方、他のキャリヤは2ビットしか収容
できない可能性がある。)トレーニング・フェーズが完
了すると、送信を開始することができる。すなわち、A
DSLの通信セッションが通信フェーズに入る。
【0018】上記に注記されたように、マルチキャリヤ
信号はインパルス・ノイズに対して比較的弱い。さら
に、マルチキャリヤ装置の処理の複雑度は、マルチキャ
リヤ信号の処理が追加されるので、シンボル・レートと
共に増加する(たとえば、送信機部分におけるIFFT
および受信機部分におけるFFT)。しかし、発明者
は、上記のインパルス・ノイズに対する追加的な保護を
提供するだけでなく、コストが比較的低い、複雑度のよ
り小さいマルチキャリヤ通信システムにおける符号化技
法を提供するための方法および装置を実現した。特に、
そして本発明の原理に従って、マルチキャリヤ送信信号
は各信号値が複数の連続したシンボル区間にわたって冗
長形式で送信されるように形成されている。結果とし
て、このシンボルの冗長性はプロセッサの複雑度を増加
させることなしにインパルス・ノイズに対する保護を提
供する。
信号はインパルス・ノイズに対して比較的弱い。さら
に、マルチキャリヤ装置の処理の複雑度は、マルチキャ
リヤ信号の処理が追加されるので、シンボル・レートと
共に増加する(たとえば、送信機部分におけるIFFT
および受信機部分におけるFFT)。しかし、発明者
は、上記のインパルス・ノイズに対する追加的な保護を
提供するだけでなく、コストが比較的低い、複雑度のよ
り小さいマルチキャリヤ通信システムにおける符号化技
法を提供するための方法および装置を実現した。特に、
そして本発明の原理に従って、マルチキャリヤ送信信号
は各信号値が複数の連続したシンボル区間にわたって冗
長形式で送信されるように形成されている。結果とし
て、このシンボルの冗長性はプロセッサの複雑度を増加
させることなしにインパルス・ノイズに対する保護を提
供する。
【0019】本発明の概念はすべての形式のマルチキャ
リヤ送信に対して適用可能である。ADSL送信の1つ
の形式はADSL「ライト(Lite)」として知られ
ている。ADSLライトにおいては、送信レートは約1
Mbps(百万ビット/秒)であり、これに対してAD
SL「ヘビー(Heavy)」では送信レートは約6M
bpsである。ADSLライトの場合、キャリヤまたは
トーンのサブセットだけが、たとえば、1/2だけが使
われる。しかし、以下にさらに詳しく説明されるよう
に、利用できるキャリヤの組全体を使い、同じDMTシ
ンボルを繰り返し、しかも同じ実効データ・レートを維
持することができる。
リヤ送信に対して適用可能である。ADSL送信の1つ
の形式はADSL「ライト(Lite)」として知られ
ている。ADSLライトにおいては、送信レートは約1
Mbps(百万ビット/秒)であり、これに対してAD
SL「ヘビー(Heavy)」では送信レートは約6M
bpsである。ADSLライトの場合、キャリヤまたは
トーンのサブセットだけが、たとえば、1/2だけが使
われる。しかし、以下にさらに詳しく説明されるよう
に、利用できるキャリヤの組全体を使い、同じDMTシ
ンボルを繰り返し、しかも同じ実効データ・レートを維
持することができる。
【0020】本発明の概念は、シンボルを「冗長形式」
で送信することであることに留意されたい。以下にさら
に詳しく説明されるように、この冗長形式は任意の方法
で実現することができる。したがって、本発明の概念は
ここに説明されている冗長形式には限定されない。さら
に、本発明の概念は冗長形式の「シンボル」を送信す
る。この説明の目的のために、拡張DMTシンボルおよ
びDMTシンボルという用語は交換可能である。拡張D
MTシンボルが冗長形式で提供されるか、あるいはDM
Tシンボルが冗長形式で提供されるかどうかは単なるハ
ードウェアの選択の問題であり、本発明の概念は依然と
して適用される。
で送信することであることに留意されたい。以下にさら
に詳しく説明されるように、この冗長形式は任意の方法
で実現することができる。したがって、本発明の概念は
ここに説明されている冗長形式には限定されない。さら
に、本発明の概念は冗長形式の「シンボル」を送信す
る。この説明の目的のために、拡張DMTシンボルおよ
びDMTシンボルという用語は交換可能である。拡張D
MTシンボルが冗長形式で提供されるか、あるいはDM
Tシンボルが冗長形式で提供されるかどうかは単なるハ
ードウェアの選択の問題であり、本発明の概念は依然と
して適用される。
【0021】本発明の原理を具体化しているADSLシ
ステムの一例が図6に示されている。以下にさらに詳し
く説明されるように、このADSLシステムは「時間冗
長の帯域幅拡張」を実行する。そのADSLシステムは
ADSLの顧客宅内(CP)設備300に対してツイス
ト・ペア136経由で結合されているADSL CO設
備200を含む。また、これらのそれぞれがここではマ
ルチキャリヤ・エンドポイントとも呼ばれる。(POT
Sチャネルに対するスプリッタ/コンバイナは簡単のた
めに取り除かれている。)ADSL DMTシステムは
分離されていて、隣接しているアップストリームおよび
ダウンストリームのチャネルを備えていると仮定する
(これは本発明の概念にとっては不要であるが)。簡単
のため、ダウンストリーム送信だけを説明する。アップ
ストリーム送信も同様であり、ここでは説明されない。
本発明の概念以外に、図6−図8に示されている要素は
よく知られており、ここでは詳しくは説明しない。さら
に、異なるクロック周波数を発生するための技法もよく
知られており、ここでは説明しない。
ステムの一例が図6に示されている。以下にさらに詳し
く説明されるように、このADSLシステムは「時間冗
長の帯域幅拡張」を実行する。そのADSLシステムは
ADSLの顧客宅内(CP)設備300に対してツイス
ト・ペア136経由で結合されているADSL CO設
備200を含む。また、これらのそれぞれがここではマ
ルチキャリヤ・エンドポイントとも呼ばれる。(POT
Sチャネルに対するスプリッタ/コンバイナは簡単のた
めに取り除かれている。)ADSL DMTシステムは
分離されていて、隣接しているアップストリームおよび
ダウンストリームのチャネルを備えていると仮定する
(これは本発明の概念にとっては不要であるが)。簡単
のため、ダウンストリーム送信だけを説明する。アップ
ストリーム送信も同様であり、ここでは説明されない。
本発明の概念以外に、図6−図8に示されている要素は
よく知られており、ここでは詳しくは説明しない。さら
に、異なるクロック周波数を発生するための技法もよく
知られており、ここでは説明しない。
【0022】本発明の概念の中で使うことができる「冗
長形式」の各種の例を説明する前に、本発明の原理を具
体化している、対応しているマルチキャリヤ装置の送信
機および受信機の部分が説明される。
長形式」の各種の例を説明する前に、本発明の原理を具
体化している、対応しているマルチキャリヤ装置の送信
機および受信機の部分が説明される。
【0023】ADSL CO設備200の送信機部分2
50が図7に示されている。送信機部分250は、直並
列変換器(S/P)205、シンボル・マッパー21
0、高速の逆フーリエ変換(IFFT)215、サイク
リック・エクステンダ(CE)220、並直列変換器
(P/S)225、ディジタル−アナログ変換器(D/
A)230、Nfコーダ290、およびハイブリッド2
35を含む。データ信号がS/P 205へ加えられ、
S/P 205はそのデータ信号をシリアルからパラレ
ルへの形式へ変換し、256個の信号n0 〜n255 を提
供する。信号n0 〜n255 はシンボル・マッパー210
へ加えられる。シンボル・マッパー210はS/P 2
05のパラレル出力信号のそれぞれに対して1つの、2
56個のシンボル・マッパーを含む(上記のように、各
シンボル・マッパーによって符号化されるビットの数、
したがって、各ni の中でS/P 225が提供するビ
ットの数は、トレーニング・フェーズの間に求められた
スペクトル応答の結果として決定される。)シンボル・
マッパー210からの結果の256個の出力シンボル・
ストリームの値は複素数化され、IFFT 215へ加
えられる。IFFT 215は各種のキャリヤをその出
力シンボル・ストリームで変調して512個の出力信号
を提供する。(IFFT 215は256個の出力シン
ボル・ストリームの複素共役数(図示せず)を取って5
12個の実信号を提供する。)IFFT215からの5
12個の出力信号はCE 220に対して加えられ、C
E 220はサイクリック拡張(上記)を実行し、拡張
されたシンボルをパラレル形式で提供する。これらの拡
張されたシンボルは次にP/S 225に対して加えら
れ、P/S 225は拡張DMTシンボルのシーケンス
をfシンボル/秒のシンボル・レートで提供する。本発
明の概念に従って、Nfコーダ290(下記)は加えら
れたDMTシンボルをレートfで受信し、マルチキャリ
ヤ信号Nfを、シンボル・レートNfでの送信のために
形成し、ここで、加えられたDMTシンボルは冗長形式
で現われる。マルチキャリヤ信号Nfは、D/A 23
0によってディジタルからアナログの形式へ変換され
る。D/A 230は拡張DMTシンボルのシーケンス
を表しているダウンストリームのADSL信号をシンボ
ル・レートNfでハイブリッド135に対して提供し、
ハイブリッド135はこのダウンストリームのADSL
信号をツイスト・ペア136に対して結合する。
50が図7に示されている。送信機部分250は、直並
列変換器(S/P)205、シンボル・マッパー21
0、高速の逆フーリエ変換(IFFT)215、サイク
リック・エクステンダ(CE)220、並直列変換器
(P/S)225、ディジタル−アナログ変換器(D/
A)230、Nfコーダ290、およびハイブリッド2
35を含む。データ信号がS/P 205へ加えられ、
S/P 205はそのデータ信号をシリアルからパラレ
ルへの形式へ変換し、256個の信号n0 〜n255 を提
供する。信号n0 〜n255 はシンボル・マッパー210
へ加えられる。シンボル・マッパー210はS/P 2
05のパラレル出力信号のそれぞれに対して1つの、2
56個のシンボル・マッパーを含む(上記のように、各
シンボル・マッパーによって符号化されるビットの数、
したがって、各ni の中でS/P 225が提供するビ
ットの数は、トレーニング・フェーズの間に求められた
スペクトル応答の結果として決定される。)シンボル・
マッパー210からの結果の256個の出力シンボル・
ストリームの値は複素数化され、IFFT 215へ加
えられる。IFFT 215は各種のキャリヤをその出
力シンボル・ストリームで変調して512個の出力信号
を提供する。(IFFT 215は256個の出力シン
ボル・ストリームの複素共役数(図示せず)を取って5
12個の実信号を提供する。)IFFT215からの5
12個の出力信号はCE 220に対して加えられ、C
E 220はサイクリック拡張(上記)を実行し、拡張
されたシンボルをパラレル形式で提供する。これらの拡
張されたシンボルは次にP/S 225に対して加えら
れ、P/S 225は拡張DMTシンボルのシーケンス
をfシンボル/秒のシンボル・レートで提供する。本発
明の概念に従って、Nfコーダ290(下記)は加えら
れたDMTシンボルをレートfで受信し、マルチキャリ
ヤ信号Nfを、シンボル・レートNfでの送信のために
形成し、ここで、加えられたDMTシンボルは冗長形式
で現われる。マルチキャリヤ信号Nfは、D/A 23
0によってディジタルからアナログの形式へ変換され
る。D/A 230は拡張DMTシンボルのシーケンス
を表しているダウンストリームのADSL信号をシンボ
ル・レートNfでハイブリッド135に対して提供し、
ハイブリッド135はこのダウンストリームのADSL
信号をツイスト・ペア136に対して結合する。
【0024】Nfコーダ290の一例が図8に示されて
いる。Nfコーダ290は1つのシンボル・バッファ2
91を含む。加えられたDMTシンボルは周波数fでバ
ッファ291の中にサンプルされる。バッファ291の
中のDMTサンプル値はレートNfでクロック・アウト
される。
いる。Nfコーダ290は1つのシンボル・バッファ2
91を含む。加えられたDMTシンボルは周波数fでバ
ッファ291の中にサンプルされる。バッファ291の
中のDMTサンプル値はレートNfでクロック・アウト
される。
【0025】ADSLのCP設備300の対応している
受信機部分350が図8に示されている。受信機部分3
50は、ハイブリッド335、アナログ−ディジタル変
換器(A/D)355、Nfデコーダ395、CEゲー
ト360、S/P 365、高速フーリエ変換要素37
0、イコライザ/シンボル・スライサ375、およびP
/S 380を含む。ハイブリッド335はツイスト・
ペア136から受信されたダウンストリームADSL信
号をA/D 355に対して結合し、A/D355はそ
の信号をアナログからディジタルの形式に変換し、Nf
シンボル/秒のシンボル・レートの受信された拡張DM
Tシンボルのシーケンスを表している、受信されたマル
チキャリヤ信号のディジタル形式を提供する。Nfデコ
ーダ395は拡張DMT信号を復元し(下記)、その復
元された拡張DMTシンボルをfシンボル/秒のレート
でCEゲート360に対して提供する。CEゲート36
0は受信された各拡張DMTシンボルから、従来の技術
において知られているようにDMTシンボルを抽出す
る。(CEゲート360の機能は代わりにS/P365
の後で実行されてもよいことに留意されたい。)CEゲ
ート360からの出力信号はS/P 365に対して加
えられ、S/P 365は512個の出力信号をFFT
370に対して提供し、FFT 370は各キャリヤ
からそのシンボルを復元する。イコライザ/シンボル・
スライサ375は複数のイコライザおよびシンボル・ス
ライサの構造を表し、イコライザは各キャリヤごとに1
つあってデータ信号をパラレル形式に復元する。イコラ
イザ/シンボル・スライサ375の出力信号はそのデー
タ信号をシリアル形式に戻すためにP/S 380に対
して加えられる。
受信機部分350が図8に示されている。受信機部分3
50は、ハイブリッド335、アナログ−ディジタル変
換器(A/D)355、Nfデコーダ395、CEゲー
ト360、S/P 365、高速フーリエ変換要素37
0、イコライザ/シンボル・スライサ375、およびP
/S 380を含む。ハイブリッド335はツイスト・
ペア136から受信されたダウンストリームADSL信
号をA/D 355に対して結合し、A/D355はそ
の信号をアナログからディジタルの形式に変換し、Nf
シンボル/秒のシンボル・レートの受信された拡張DM
Tシンボルのシーケンスを表している、受信されたマル
チキャリヤ信号のディジタル形式を提供する。Nfデコ
ーダ395は拡張DMT信号を復元し(下記)、その復
元された拡張DMTシンボルをfシンボル/秒のレート
でCEゲート360に対して提供する。CEゲート36
0は受信された各拡張DMTシンボルから、従来の技術
において知られているようにDMTシンボルを抽出す
る。(CEゲート360の機能は代わりにS/P365
の後で実行されてもよいことに留意されたい。)CEゲ
ート360からの出力信号はS/P 365に対して加
えられ、S/P 365は512個の出力信号をFFT
370に対して提供し、FFT 370は各キャリヤ
からそのシンボルを復元する。イコライザ/シンボル・
スライサ375は複数のイコライザおよびシンボル・ス
ライサの構造を表し、イコライザは各キャリヤごとに1
つあってデータ信号をパラレル形式に復元する。イコラ
イザ/シンボル・スライサ375の出力信号はそのデー
タ信号をシリアル形式に戻すためにP/S 380に対
して加えられる。
【0026】Nfデコーダ395の一例が図10に示さ
れている。Nfコーダ395は、N個のシンボルバッフ
ァ396および決定要素397を含む。受信されたマル
チキャリヤ信号は、Nfシンボル/秒のレートでシンボ
ル・バッファ396の中にサンプルされる。シンボル・
バッファ396はN個のサンプルされたDMTシンボル
値を記憶する。これらのN個のサンプル値は決定要素3
97(以下にさらに詳しく説明される)に対して加えら
れ、決定要素397はその受信されたDMTシンボルに
関して決定を行う。これらの復元されたDMTシンボル
が、fシンボル/秒のシンボル・レートでCEゲート3
60に対して提供される(上記)。
れている。Nfコーダ395は、N個のシンボルバッフ
ァ396および決定要素397を含む。受信されたマル
チキャリヤ信号は、Nfシンボル/秒のレートでシンボ
ル・バッファ396の中にサンプルされる。シンボル・
バッファ396はN個のサンプルされたDMTシンボル
値を記憶する。これらのN個のサンプル値は決定要素3
97(以下にさらに詳しく説明される)に対して加えら
れ、決定要素397はその受信されたDMTシンボルに
関して決定を行う。これらの復元されたDMTシンボル
が、fシンボル/秒のシンボル・レートでCEゲート3
60に対して提供される(上記)。
【0027】Nfの高いシンボル・レートによって、N
倍の数のシンボルが処理される(たとえば、FFT、お
よびIFFTなどによって)ので、そのような高いレー
トの信号を送信および受信するように設計される送信の
複雑度が増加するように見えるが、シンボルの冗長形式
を使う本発明の概念は大きな複雑度を追加せず、インパ
ルス・ノイズに対する保護を提供する(下記)。図7お
よび図9に示されているように、本発明の概念の実装は
送信機における追加のIFFT処理を必要とせず、ま
た、受信機における追加のFFT処理も必要としない。
倍の数のシンボルが処理される(たとえば、FFT、お
よびIFFTなどによって)ので、そのような高いレー
トの信号を送信および受信するように設計される送信の
複雑度が増加するように見えるが、シンボルの冗長形式
を使う本発明の概念は大きな複雑度を追加せず、インパ
ルス・ノイズに対する保護を提供する(下記)。図7お
よび図9に示されているように、本発明の概念の実装は
送信機における追加のIFFT処理を必要とせず、ま
た、受信機における追加のFFT処理も必要としない。
【0028】冗長形式の一例が図11に示されている。
図11の例においては、N=2である。したがって、送
信のために選択されたすべてのDMTシンボルは2回送
信される。DMTシンボルのシーケンス20は、Nfコ
ーダ290に対して加えられた選択されたDMTシンボ
ルのストリームの一部分を表している。たとえば、第1
のシンボル区間Tにおいて、Nfコーダ290はDMT
シンボルAを受信し、その次のシンボル区間Tにおいて
DMTシンボルBを受信する。シンボル区間Tの中で受
信された各シンボルに対して、Nfコーダ290はシー
ケンス25によって表されるように2個の対応している
出力シンボルを提供する。このシーケンスは2個のDM
T Aシンボルを2/Tのレートで送信し、その次に2
個のDMT Bシンボルを送信する。以下同様に送信さ
れる。(加えられたDMTシンボルと同じ数のサブキャ
リヤが使われ、それらはさらに分離される。)したがっ
て、そして本発明の原理によると、現在選択されている
シンボルの冗長形式だけが送信されているので、送信機
において追加のIFFT処理を実行する必要はない。
図11の例においては、N=2である。したがって、送
信のために選択されたすべてのDMTシンボルは2回送
信される。DMTシンボルのシーケンス20は、Nfコ
ーダ290に対して加えられた選択されたDMTシンボ
ルのストリームの一部分を表している。たとえば、第1
のシンボル区間Tにおいて、Nfコーダ290はDMT
シンボルAを受信し、その次のシンボル区間Tにおいて
DMTシンボルBを受信する。シンボル区間Tの中で受
信された各シンボルに対して、Nfコーダ290はシー
ケンス25によって表されるように2個の対応している
出力シンボルを提供する。このシーケンスは2個のDM
T Aシンボルを2/Tのレートで送信し、その次に2
個のDMT Bシンボルを送信する。以下同様に送信さ
れる。(加えられたDMTシンボルと同じ数のサブキャ
リヤが使われ、それらはさらに分離される。)したがっ
て、そして本発明の原理によると、現在選択されている
シンボルの冗長形式だけが送信されているので、送信機
において追加のIFFT処理を実行する必要はない。
【0029】たとえば、N=2の場合、(図10のデコ
ーダ要素395の中の)対応している決定要素397
は、2つの受信されたコピーA’およびA”の対応して
いるサンプルを加算することによってDMTシンボルを
単純に復元する。その加算の結果がCEゲート360へ
加えられる(上記)。
ーダ要素395の中の)対応している決定要素397
は、2つの受信されたコピーA’およびA”の対応して
いるサンプルを加算することによってDMTシンボルを
単純に復元する。その加算の結果がCEゲート360へ
加えられる(上記)。
【0030】N=2の時、本発明の概念はガウス雑音の
存在において3dBの性能改善が得られ、ここではそれ
は、「組合せ利得」と呼ばれる。この性能改善は2倍の
帯域幅(2倍のシンボル・レート)が使われるので、2
倍のパワーが送信されるので可能である。このアイデア
を図12に示されているようにN=3、すなわち、3f
シンボル/秒のシンボル・レートに対して拡張すること
ができる。
存在において3dBの性能改善が得られ、ここではそれ
は、「組合せ利得」と呼ばれる。この性能改善は2倍の
帯域幅(2倍のシンボル・レート)が使われるので、2
倍のパワーが送信されるので可能である。このアイデア
を図12に示されているようにN=3、すなわち、3f
シンボル/秒のシンボル・レートに対して拡張すること
ができる。
【0031】図12の例においては、送信のために選択
されたすべてのDMTシンボルが3回送信される。DM
Tシンボルのシーケンス30は、Nfコーダ290に対
して加えられた選択されたDMTシンボルのストリーム
の一部分を表している。たとえば、第1のシンボル区間
Tにおいて、Nfコーダ290はDMTシンボルAを受
信し、次のシンボル区間TにおいてはDMTシンボルB
を受信する。シンボル区間Tの中で受信された各シンボ
ルに対して、Nfコーダ290はシーケンス35によっ
て表されるように3個の対応している出力シンボルを提
供し、シーケンス35は3個のDMTのAシンボルを3
/Tのレートで送信し、それに続いて3個のDMT B
シンボルを送信し、以下同様に送信する状況を示してい
る。N=3の場合、3倍の帯域幅が使われ、そして4.
5dBの組合せ利得がガウス雑音の存在において生じる
(そのチャネルが周波数帯域の拡張された部分において
大きな減衰を有する場合、この4.5dBの組合せ利得
のすべてが利用できるわけではないことに留意された
い)。
されたすべてのDMTシンボルが3回送信される。DM
Tシンボルのシーケンス30は、Nfコーダ290に対
して加えられた選択されたDMTシンボルのストリーム
の一部分を表している。たとえば、第1のシンボル区間
Tにおいて、Nfコーダ290はDMTシンボルAを受
信し、次のシンボル区間TにおいてはDMTシンボルB
を受信する。シンボル区間Tの中で受信された各シンボ
ルに対して、Nfコーダ290はシーケンス35によっ
て表されるように3個の対応している出力シンボルを提
供し、シーケンス35は3個のDMTのAシンボルを3
/Tのレートで送信し、それに続いて3個のDMT B
シンボルを送信し、以下同様に送信する状況を示してい
る。N=3の場合、3倍の帯域幅が使われ、そして4.
5dBの組合せ利得がガウス雑音の存在において生じる
(そのチャネルが周波数帯域の拡張された部分において
大きな減衰を有する場合、この4.5dBの組合せ利得
のすべてが利用できるわけではないことに留意された
い)。
【0032】例として、N=3の時、(図10のデコー
ダ要素395の中の)対応している決定要素397は対
応している3つの受信されたコピーのサンプルA’、
A”およびA”’を加算することによってDMTシンボ
ルを単純に復元する。その加算の結果がGEゲート36
0へ加えられる(上記)。
ダ要素395の中の)対応している決定要素397は対
応している3つの受信されたコピーのサンプルA’、
A”およびA”’を加算することによってDMTシンボ
ルを単純に復元する。その加算の結果がGEゲート36
0へ加えられる(上記)。
【0033】しかし、本発明の概念はガウス雑音に対す
る中程度の性能向上を提供するが、インパルス・ノイズ
に対する大幅な不感性も可能である。たとえば、N=3
の場合、受信された3つのコピーを単純に加算する代わ
りに、決定要素397はその復元されたシンボルを選択
するために多数決の規則による判定を使用する。詳しく
言えば、決定要素397は、一致する2つの受信された
コピーを選択し、一致しない受信されたコピーを捨て
る。(この判定アルゴリズムはインパルス・ノイズが一
度に1つのシンボルだけに主として影響すると仮定して
いる。したがって、他のアルゴリズムも使うことができ
る)
る中程度の性能向上を提供するが、インパルス・ノイズ
に対する大幅な不感性も可能である。たとえば、N=3
の場合、受信された3つのコピーを単純に加算する代わ
りに、決定要素397はその復元されたシンボルを選択
するために多数決の規則による判定を使用する。詳しく
言えば、決定要素397は、一致する2つの受信された
コピーを選択し、一致しない受信されたコピーを捨て
る。(この判定アルゴリズムはインパルス・ノイズが一
度に1つのシンボルだけに主として影響すると仮定して
いる。したがって、他のアルゴリズムも使うことができ
る)
【0034】3fシンボル/秒であっても、冗長性のシ
グナリングはインパルス・ノイズに対する不感性を提供
し、使用される帯域幅を3倍に拡大する。その拡大され
た帯域幅におけるチャネルの減衰が大きい場合、ガウス
雑音に対する性能の損失があり得る。したがって、図1
3は帯域幅を倍にするだけでインパルス・ノイズに対す
る不感性を提供するN=2の方式を示している。
グナリングはインパルス・ノイズに対する不感性を提供
し、使用される帯域幅を3倍に拡大する。その拡大され
た帯域幅におけるチャネルの減衰が大きい場合、ガウス
雑音に対する性能の損失があり得る。したがって、図1
3は帯域幅を倍にするだけでインパルス・ノイズに対す
る不感性を提供するN=2の方式を示している。
【0035】図13の例において、送信のために選択さ
れたN=2個のDMTシンボルのすべてが、連続した4
つのT/2シンボル区間において冗長形式で送信され
る。DMTシンボルのシーケンス40は、Nfコーダ2
90に対して加えられる選択されたDMTシンボルのス
トリームの一部分を表している。たとえば、第1のシン
ボル区間Tにおいて、Nfコーダ290はDMTシンボ
ルAを受信する。次のシンボル区間Tにおいては、続い
てDMTシンボルBが受信される。2つのTシンボル区
間にわたって受信された各シンボル・ペアに対して、N
fコーダ290は、シーケンス45によって表されてい
るような4つの対応している出力シンボルを提供し、シ
ーケンス45は4つのDMTシンボルの2/Tのレート
における送信を示している。これらの出力シンボルは、
1)値がそれぞれ2個のDMT入力シンボルの値に等し
い2つのシンボル、2)値がそれぞれの2個のDMT入
力シンボル値の関数である2個のシンボルを含む。ここ
で、この関数の例が((A+B)/√2)および((A
−B)/√2)で表されている。
れたN=2個のDMTシンボルのすべてが、連続した4
つのT/2シンボル区間において冗長形式で送信され
る。DMTシンボルのシーケンス40は、Nfコーダ2
90に対して加えられる選択されたDMTシンボルのス
トリームの一部分を表している。たとえば、第1のシン
ボル区間Tにおいて、Nfコーダ290はDMTシンボ
ルAを受信する。次のシンボル区間Tにおいては、続い
てDMTシンボルBが受信される。2つのTシンボル区
間にわたって受信された各シンボル・ペアに対して、N
fコーダ290は、シーケンス45によって表されてい
るような4つの対応している出力シンボルを提供し、シ
ーケンス45は4つのDMTシンボルの2/Tのレート
における送信を示している。これらの出力シンボルは、
1)値がそれぞれ2個のDMT入力シンボルの値に等し
い2つのシンボル、2)値がそれぞれの2個のDMT入
力シンボル値の関数である2個のシンボルを含む。ここ
で、この関数の例が((A+B)/√2)および((A
−B)/√2)で表されている。
【0036】Nfコーダ290の対応している変更され
た形式がNfコーダ290’として図14に示されてい
る。Nfコーダ290’は2個のシンボル・バッファ2
91’を含み、このバッファは入力のDMTシンボルを
レートfで受信する。これらの2つのシンボル値が4個
のシンボル・バッファ294に対して、および、これら
のシンボル値の他の必要な冗長形式を発生する要素29
2と293に対して加えられる。4個のシンボル・バッ
ファ294の中に記憶されたシンボル値は周波数Nf
(ここで、N=2)で送信される。4つの送信されたシ
ンボルのうちの1つだけがインパルス・ノイズによって
影響される限り、シンボルAおよびBは常に残りの3つ
のシンボルから復元できるので、インパルス・ノイズに
対する不感性が存在する。実際に、両方のシンボルAお
よびBの3つのコピーが送信される。さらに、ガウス雑
音に対する3dBの組合せ利得が得られる。
た形式がNfコーダ290’として図14に示されてい
る。Nfコーダ290’は2個のシンボル・バッファ2
91’を含み、このバッファは入力のDMTシンボルを
レートfで受信する。これらの2つのシンボル値が4個
のシンボル・バッファ294に対して、および、これら
のシンボル値の他の必要な冗長形式を発生する要素29
2と293に対して加えられる。4個のシンボル・バッ
ファ294の中に記憶されたシンボル値は周波数Nf
(ここで、N=2)で送信される。4つの送信されたシ
ンボルのうちの1つだけがインパルス・ノイズによって
影響される限り、シンボルAおよびBは常に残りの3つ
のシンボルから復元できるので、インパルス・ノイズに
対する不感性が存在する。実際に、両方のシンボルAお
よびBの3つのコピーが送信される。さらに、ガウス雑
音に対する3dBの組合せ利得が得られる。
【0037】同様に、(図10のデコーダ要素395の
中の)対応している決定要素397が図15に示されて
いるように、コピーA’、A”およびA”’および
B’、B”およびB”’を復元するために補完的な機能
を実行するように変更されている。Nfコーダ395’
の一例は、2N個のシンボル・バッファ396’および
決定要素397’を含む。受信されたマルチキャリヤ信
号は、Nfシンボル/秒のレートでシンボル・バッファ
396’の中にサンプルされる。シンボル・バッファ3
96’は2N個のサンプルされたDMTシンボル値を記
憶する。これらの2N個のサンプル値は、決定要素39
7’に対して加えられ、決定要素397’は、上記の補
完的機能を使って受信されたDMTシンボルに関する判
定を行う(この分野の技術に熟達した人であれば、左お
よび右のステレオ・チャネルを復元するためのステレオ
FM復調に対する類似性が十分に分かる)。復元された
3つのコピーを単純に加算する代わりに決定要素39
7’は復元されたシンボルを選択するために多数決の判
定アルゴリズムも使用する。詳しく言えば、決定要素3
97’はマッチする2つの受信されたコピーを選択し、
そしてマッチしない受信されたコピーを捨てる。その選
択されたシンボルがfシンボル/秒のシンボル・レート
でCEゲート360に加えられる。
中の)対応している決定要素397が図15に示されて
いるように、コピーA’、A”およびA”’および
B’、B”およびB”’を復元するために補完的な機能
を実行するように変更されている。Nfコーダ395’
の一例は、2N個のシンボル・バッファ396’および
決定要素397’を含む。受信されたマルチキャリヤ信
号は、Nfシンボル/秒のレートでシンボル・バッファ
396’の中にサンプルされる。シンボル・バッファ3
96’は2N個のサンプルされたDMTシンボル値を記
憶する。これらの2N個のサンプル値は、決定要素39
7’に対して加えられ、決定要素397’は、上記の補
完的機能を使って受信されたDMTシンボルに関する判
定を行う(この分野の技術に熟達した人であれば、左お
よび右のステレオ・チャネルを復元するためのステレオ
FM復調に対する類似性が十分に分かる)。復元された
3つのコピーを単純に加算する代わりに決定要素39
7’は復元されたシンボルを選択するために多数決の判
定アルゴリズムも使用する。詳しく言えば、決定要素3
97’はマッチする2つの受信されたコピーを選択し、
そしてマッチしない受信されたコピーを捨てる。その選
択されたシンボルがfシンボル/秒のシンボル・レート
でCEゲート360に加えられる。
【0038】DMT方式(直交周波数分割マルチプレキ
シング(OFDM)としても知られている)によって変
調された信号は、平均に対するピークの信号の比が高い
のが普通である。ディジタル−アナログ変換器およびア
ナログ・ドライバ(増幅器)(図示せず)における与え
られた精度に対して、送信のDMT信号をある確率でク
リップされる可能性がある。この確率を減らすために、
「バックオフ」の従来の技術が使われる。バックオフは
アナログ・ドライバ(図示せず)における消費電力を増
加させ、そして対応している受信信号における与えられ
た平均パワーに対するA/Dにおける利用可能なビット
数を減らすので望ましくない。
シング(OFDM)としても知られている)によって変
調された信号は、平均に対するピークの信号の比が高い
のが普通である。ディジタル−アナログ変換器およびア
ナログ・ドライバ(増幅器)(図示せず)における与え
られた精度に対して、送信のDMT信号をある確率でク
リップされる可能性がある。この確率を減らすために、
「バックオフ」の従来の技術が使われる。バックオフは
アナログ・ドライバ(図示せず)における消費電力を増
加させ、そして対応している受信信号における与えられ
た平均パワーに対するA/Dにおける利用可能なビット
数を減らすので望ましくない。
【0039】しかし、本発明の原理によると、DMTシ
ンボルが上記のA/Dまたはアナログ・デバイスのいず
れかによってクリッピングの対象となる場合、DMTシ
ンボルを図16に示されているように送信することがで
きる。図16の例においてはN=2である。したがっ
て、送信のために選択されたすべてのDMTシンボルは
2回送信される。DMTシンボルのシーケンス20は、
Nfコーダ290に対して加えられる選択されたDMT
シンボルのストリームの一部分を表している。たとえ
ば、第1のシンボル区間Tにおいて、Nfコーダ290
はDMTシンボルAを受信し、それに続いて次のシンボ
ル区間TにおいてDMTシンボルBを受信する。シンボ
ル区間Tの中で受信された各シンボルに対して、Nfコ
ーダ290はシーケンス25’によって表されているよ
うに、2つの対応している出力シンボルを提供する。シ
ーケンス25’は2/Tのレートでの2個のDMT A
シンボルの送信、続いて2個のDMT Bシンボルの送
信を示している。さらに、そのシンボルの平均パワー・
レベルを、図に示されているように調整することができ
る。時刻26の部分の間に、第1のDMT Aシンボル
がP1の受信された平均パワー・レベルにおいて送信さ
れる。P1 が所定のしきい値より大きかった場合、第1
のDMT Aシンボルの残りの部分27が所定の平均パ
ワー・レベルP2において送信される。第2に繰り返さ
れるDMTシンボルAも平均パワー・レベルP2 で送信
される。P1 が所定のしきい値より小さいか、あるいは
それに等しかった場合、送信は図10に示されている、
上記の、すなわち、すべて同じパワー・レベルで同様な
方法で発生する。DMTシンボルBの冗長送信に対して
も同様なコメントが適用される。P1 とP2 の間の比は
このDMTシンボルの中のピークの厳しさの関数であ
る。この比の値はディスクリートな値の組から選択する
か、あるいは連続関数によって決定することができる。
この方式を使うことの利点は、A/Dおよびアナログ・
デバイスにおけるバックオフの必要性を最小化するか、
あるいは完全になくすことである。この方式を実装する
ために、Nfコーダ290は上記の条件付きパワー・コ
ントロールを提供するために適切に変更される。
ンボルが上記のA/Dまたはアナログ・デバイスのいず
れかによってクリッピングの対象となる場合、DMTシ
ンボルを図16に示されているように送信することがで
きる。図16の例においてはN=2である。したがっ
て、送信のために選択されたすべてのDMTシンボルは
2回送信される。DMTシンボルのシーケンス20は、
Nfコーダ290に対して加えられる選択されたDMT
シンボルのストリームの一部分を表している。たとえ
ば、第1のシンボル区間Tにおいて、Nfコーダ290
はDMTシンボルAを受信し、それに続いて次のシンボ
ル区間TにおいてDMTシンボルBを受信する。シンボ
ル区間Tの中で受信された各シンボルに対して、Nfコ
ーダ290はシーケンス25’によって表されているよ
うに、2つの対応している出力シンボルを提供する。シ
ーケンス25’は2/Tのレートでの2個のDMT A
シンボルの送信、続いて2個のDMT Bシンボルの送
信を示している。さらに、そのシンボルの平均パワー・
レベルを、図に示されているように調整することができ
る。時刻26の部分の間に、第1のDMT Aシンボル
がP1の受信された平均パワー・レベルにおいて送信さ
れる。P1 が所定のしきい値より大きかった場合、第1
のDMT Aシンボルの残りの部分27が所定の平均パ
ワー・レベルP2において送信される。第2に繰り返さ
れるDMTシンボルAも平均パワー・レベルP2 で送信
される。P1 が所定のしきい値より小さいか、あるいは
それに等しかった場合、送信は図10に示されている、
上記の、すなわち、すべて同じパワー・レベルで同様な
方法で発生する。DMTシンボルBの冗長送信に対して
も同様なコメントが適用される。P1 とP2 の間の比は
このDMTシンボルの中のピークの厳しさの関数であ
る。この比の値はディスクリートな値の組から選択する
か、あるいは連続関数によって決定することができる。
この方式を使うことの利点は、A/Dおよびアナログ・
デバイスにおけるバックオフの必要性を最小化するか、
あるいは完全になくすことである。この方式を実装する
ために、Nfコーダ290は上記の条件付きパワー・コ
ントロールを提供するために適切に変更される。
【0040】例として、N=2の時、(図10のデコー
ダ要素395の中の)決定要素397は2つの受信され
たコピーA’およびA”の対応しているサンプルを加算
することによって、DMTシンボルを単純に復元する。
その加算の結果がCEゲート360(上記)に対して加
えられる。受信されたDMTシンボルの平均パワーにお
ける差が認められた時、決定要素397は最初のものを
無視し、データ復元のためにその繰り返されたものを使
用する。
ダ要素395の中の)決定要素397は2つの受信され
たコピーA’およびA”の対応しているサンプルを加算
することによって、DMTシンボルを単純に復元する。
その加算の結果がCEゲート360(上記)に対して加
えられる。受信されたDMTシンボルの平均パワーにお
ける差が認められた時、決定要素397は最初のものを
無視し、データ復元のためにその繰り返されたものを使
用する。
【0041】言い換えれば、本発明の概念は、平均に対
するピークが高いDMT信号の影響を最小化することも
できる。与えられたDMTシンボルのピークが許容でき
ない値(あるしきい値以上)であった場合、それは先ず
最初に変更されずに送信される(あるいはその一部
分)。それ以降のコピー(または複数のコピーまたは1
つのコピーの部分)が同じ固定の減衰(3〜6dB)で
送信される。その時、受信機がこれを容易に検出し、第
1のコピーを無視する。この方法で、ピークの大きい信
号がたまたま発生した時にあまり問題となることなしに
比較的高い平均パワーを送信することができる。
するピークが高いDMT信号の影響を最小化することも
できる。与えられたDMTシンボルのピークが許容でき
ない値(あるしきい値以上)であった場合、それは先ず
最初に変更されずに送信される(あるいはその一部
分)。それ以降のコピー(または複数のコピーまたは1
つのコピーの部分)が同じ固定の減衰(3〜6dB)で
送信される。その時、受信機がこれを容易に検出し、第
1のコピーを無視する。この方法で、ピークの大きい信
号がたまたま発生した時にあまり問題となることなしに
比較的高い平均パワーを送信することができる。
【0042】図6のADSLシステムにおいて使うため
の本発明の原理を具体化しているADSL装置の例40
0が図17に示されている。DSL表示400は、冗長
のシグナリング(上記)を備えているDMT変調器48
5、冗長のシグナリングの復元機能(上記)を有するD
MT復調器495、ハイブリッド135、およびコント
ローラ490を含む。コントローラ490は、一例とし
てストアード・プログラムのコントローラおよびそれに
付随するメモリであり、これはこの分野の技術において
知られている。DMT変調器485は、ハイブリッド1
35およびコンバイナ/スプリッタ150を経由してツ
イスト・ペア151上で送信するために、シンボル・レ
ートNfT における冗長性のシグナリングを伴うADS
L信号を形成する。DMT復調器495は、コンバイナ
/スプリッタ150およびハイブリッド135によって
提供される受信されたADSL信号からこのデータを復
元する。これらの受信されたADSL信号はNfR のレ
ートでDMTシンボルの受信されたシーケンスを表す。
(NfT およびNfR の表記によって示されているよう
に、送信周波数と受信周波数は異なっていてもよい。)
コントローラ490は、シグナリング496および49
7をそれぞれ経由してDMT変調器485およびDMT
復調器495からの情報を制御し、受信する。
の本発明の原理を具体化しているADSL装置の例40
0が図17に示されている。DSL表示400は、冗長
のシグナリング(上記)を備えているDMT変調器48
5、冗長のシグナリングの復元機能(上記)を有するD
MT復調器495、ハイブリッド135、およびコント
ローラ490を含む。コントローラ490は、一例とし
てストアード・プログラムのコントローラおよびそれに
付随するメモリであり、これはこの分野の技術において
知られている。DMT変調器485は、ハイブリッド1
35およびコンバイナ/スプリッタ150を経由してツ
イスト・ペア151上で送信するために、シンボル・レ
ートNfT における冗長性のシグナリングを伴うADS
L信号を形成する。DMT復調器495は、コンバイナ
/スプリッタ150およびハイブリッド135によって
提供される受信されたADSL信号からこのデータを復
元する。これらの受信されたADSL信号はNfR のレ
ートでDMTシンボルの受信されたシーケンスを表す。
(NfT およびNfR の表記によって示されているよう
に、送信周波数と受信周波数は異なっていてもよい。)
コントローラ490は、シグナリング496および49
7をそれぞれ経由してDMT変調器485およびDMT
復調器495からの情報を制御し、受信する。
【0043】上記のように、そして本発明の概念による
と、マルチキャリヤ送信システムは、各シンボルをN個
のシンボル期間にわたって冗長形式で送信する。この例
は、入力シンボルがN個の連続した出力シンボル区間上
で送信される場合の冗長形式を示しているが、本発明の
概念はそれおよび他の技法には制限されず、たとえば、
インターリービングを使うこともできる。同様に、N個
の入力シンボルの値をM個の出力シンボル区間上で冗長
形式で送信することができる。ここで、M≧2Nであ
る。したがって上記は単に本発明の原理を示しているだ
けであり、この分野の技術に熟達した人であれば本発明
の原理を具体化し、そしてその本発明の精神および範囲
内にある数多くの代替構成装置を、ここには明示的に記
述されていないが、工夫することができる。
と、マルチキャリヤ送信システムは、各シンボルをN個
のシンボル期間にわたって冗長形式で送信する。この例
は、入力シンボルがN個の連続した出力シンボル区間上
で送信される場合の冗長形式を示しているが、本発明の
概念はそれおよび他の技法には制限されず、たとえば、
インターリービングを使うこともできる。同様に、N個
の入力シンボルの値をM個の出力シンボル区間上で冗長
形式で送信することができる。ここで、M≧2Nであ
る。したがって上記は単に本発明の原理を示しているだ
けであり、この分野の技術に熟達した人であれば本発明
の原理を具体化し、そしてその本発明の精神および範囲
内にある数多くの代替構成装置を、ここには明示的に記
述されていないが、工夫することができる。
【0044】たとえば、本発明の概念が、ここではディ
スクリートな機能的ビルディング・ブロック、たとえ
ば、DMT変調器、Nfコーダなどで実装されている
が、それらのビルディング・ブロックの任意の1つまた
はそれ以上の機能を、1つまたはそれ以上の適切にプロ
グラムされたプロセッサ、たとえば、ディジタル信号プ
ロセッサなどを使って実行することができる。
スクリートな機能的ビルディング・ブロック、たとえ
ば、DMT変調器、Nfコーダなどで実装されている
が、それらのビルディング・ブロックの任意の1つまた
はそれ以上の機能を、1つまたはそれ以上の適切にプロ
グラムされたプロセッサ、たとえば、ディジタル信号プ
ロセッサなどを使って実行することができる。
【0045】さらに、本発明の概念は、冗長のシグナリ
ングを伝えるアップストリームおよびダウンストリーム
のチャネルの両方のコンテキストにおいて説明された
が、本発明の概念は1つだけのチャネルに対して適用す
ることもできる。実際に、冗長性のシグナリングそのも
のが上記のトレーニング・フェーズの間に選択できる1
つの動作パラメータである。
ングを伝えるアップストリームおよびダウンストリーム
のチャネルの両方のコンテキストにおいて説明された
が、本発明の概念は1つだけのチャネルに対して適用す
ることもできる。実際に、冗長性のシグナリングそのも
のが上記のトレーニング・フェーズの間に選択できる1
つの動作パラメータである。
【0046】また、本発明の概念は特定のADSL D
MTの帯域幅の割当て方式を使って説明されたが、本発
明の概念は、一般に、1.1Mhz以上および対称的D
SLに拡張するバージョンを含んでいるADSL DM
Tに対して適用可能である。実際に、本発明の概念は、
任意のマルチトーンあるいはマルチキャリヤ、通信シス
テムDSLまたは、無線システムに対しても適用可能で
ある。無線システムにおいては、各マルチトーン・シン
ボルは複数の加入者の情報を表すことができ、その場合
でも、本発明の概念がやはり適用可能である。
MTの帯域幅の割当て方式を使って説明されたが、本発
明の概念は、一般に、1.1Mhz以上および対称的D
SLに拡張するバージョンを含んでいるADSL DM
Tに対して適用可能である。実際に、本発明の概念は、
任意のマルチトーンあるいはマルチキャリヤ、通信シス
テムDSLまたは、無線システムに対しても適用可能で
ある。無線システムにおいては、各マルチトーン・シン
ボルは複数の加入者の情報を表すことができ、その場合
でも、本発明の概念がやはり適用可能である。
【図1】従来の技術のADSL通信装置を示す図であ
る。
る。
【図2】ADSLの帯域幅割当ての例を示す図である。
【図3】ISIに対して補正するためにADSL−DM
T送信において使われるサイクリック拡張を概念的に示
す図である。
T送信において使われるサイクリック拡張を概念的に示
す図である。
【図4】図1のCEゲート160のCEゲート検出器要
素の一例を示す図である。
素の一例を示す図である。
【図5】従来の技術のADSL通信装置の別の例を示す
図である。
図である。
【図6】本発明の原理によるADSL通信システムを示
す図である。
す図である。
【図7】本発明の原理による送信機の一部分を示す図で
ある。
ある。
【図8】図7の送信機の中で使われるコーダの一例を示
す図である。
す図である。
【図9】本発明の原理による受信機の一部分を示す図で
ある。
ある。
【図10】図9の受信機の中で使うためのデコーダの一
例を示す図である。
例を示す図である。
【図11】異なるタイプの冗長形式を示す図である。
【図12】異なるタイプの冗長形式を示す図である。
【図13】異なるタイプの冗長形式を示す図である。
【図14】図7の送信機の中で使うためのコーダの変更
された形式を示す図である。
された形式を示す図である。
【図15】図9の受信機の中で使うためのデコーダの変
更された形式を示す図である。
更された形式を示す図である。
【図16】別のタイプの冗長形式を示す図である。
【図17】本発明の原理によるADSL装置を示す図で
ある。
ある。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ジン−デア ワン アメリカ合衆国 07712 ニュージャーシ ィ,オーシャン,バッキンガム ドライヴ 9
Claims (27)
- 【請求項1】 マルチキャリヤ装置において使用する方
法であって、 データ信号を受信するステップと、 前記データ信号を送信のためのマルチキャリヤ信号に符
号化し、各シンボルの値が少なくとも1つの追加のシン
ボル区間上で冗長形式で送信されるようにするステップ
とを含む方法。 - 【請求項2】 請求項1に記載の方法において、前記の
符号化のステップがそれぞれのマルチキャリヤ信号の中
で少なくとも一度各シンボル値を繰り返すようになって
いる方法。 - 【請求項3】 請求項1に記載の方法において、前記マ
ルチキャリヤ装置が非同期ディジタル加入者回線(AD
SL)の装置である方法。 - 【請求項4】 請求項1に記載の方法において、前記符
号化のステップが、 第1のシンボル・レートfにおいてシンボルのシーケン
スを受信するステップと、 Nfのシンボル・レートで前記マルチキャリヤ信号を提
供し、ここでN>1であり、前記受信されたシーケンス
からの各シンボル値が前記マルチキャリヤ信号の中でN
回送信されるようになっているステップとを含む方法。 - 【請求項5】 請求項4に記載の方法において、前記受
信されたシーケンスからの各シンボル値が、前記マルチ
キャリヤ信号の中で連続のN個のシンボル区間の中で送
信されるようになっている方法。 - 【請求項6】 請求項1に記載の方法において、前記符
号化のステップが、 第1のシンボル・レートfでシンボルのシーケンスを受
信するステップと、 Nfのシンボル・レートで前記マルチキャリヤ信号を提
供し、ここでNは>1であり、そして前記受信されたシ
ーケンスからの各シンボル値が、前記マルチキャリヤ信
号の中でN回送信されるようになっているステップと、 前記受信されたシーケンスのそれぞれの各シンボル値の
関数として前記マルチキャリヤ信号の信号レベルを調整
するステップとを含む方法。 - 【請求項7】 請求項1に記載の方法において、前記符
号化のステップが、前記複数のシンボルのうちの少なく
とも1つに対して信号レベルを変化させるステップを含
む方法。 - 【請求項8】 請求項1に記載の方法において、前記符
号化のステップが、 第1のシンボル・レートfでシンボルのシーケンスを受
信するステップと、 Nfのシンボル・レートで前記マルチキャリヤ信号を提
供し、ここでN>1であり、前記シーケンスからのN個
の各グループのシンボル値が前記マルチキャリヤ信号の
中で2Nシンボル区間にわたって送信され、ここで2N
個のシンボル区間は、1)値が各グループからのそれぞ
れのN個のシンボル値に等しいN個のシンボルと、2)
値が前記グループのN個のシンボル値のそれぞれの関数
であるN個のシンボルとを含むステップとを含む方法。 - 【請求項9】 請求項8に記載の方法において、各グル
ープがN=2のシンボル値、第1の値および第2の値を
含んでいて、前記マルチキャリヤ信号の中の4つのシン
ボル区間が、1)前記第1の値および前記第2の値、お
よび2)前記第1の値と前記第2の値との合計を2の平
方根で割った値、および前記第1の値と前記第2の値と
の差を2の平方根で割った値との合計を含む方法。 - 【請求項10】 マルチキャリヤ装置において使用する
装置であって、該装置は、 シンボル・レートがfであるマルチキャリヤ信号を受信
するための手段と、 前記受信されたマルチキャリヤ信号をデコードしてシン
ボル・レートがf/Nである復元されたマルチキャリヤ
信号を提供するための手段とを含む装置。 - 【請求項11】 請求項10に記載の装置において、前
記デコードの手段は前記受信されたマルチキャリヤ信号
からのN個のシンボル値を組み合わせて、前記受信され
たマルチキャリヤ信号の各シンボルに対する値を提供す
るようになっている装置。 - 【請求項12】 請求項10に記載の装置において、前
記デコードのための手段が前記受信されたマルチキャリ
ヤ信号からN個の連続したシンボル値を組み合わせて、
前記復元されたマルチキャリヤ信号の各シンボルに対す
る値を提供するようになっている装置。 - 【請求項13】 請求項10に記載の装置において、前
記デコードのための手段が、前記受信されたマルチキャ
リヤ信号からのそれぞれのN個のシンボル値の関数とし
て、前記復元されたマルチキャリヤ信号の各シンボル値
を決定するようになっている装置。 - 【請求項14】 請求項10に記載の装置において、前
記デコードのための手段が、前記受信されたマルチキャ
リヤ信号からのそれぞれのN個の連続したシンボル値の
関数として、前記復元されたマルチキャリヤ信号の各シ
ンボル値を決定するようになっている装置。 - 【請求項15】 請求項10に記載の装置において、前
記デコードのための手段が、前記受信されたマルチキャ
リヤ信号からのN個のそれぞれのシンボル値の大半の値
の関数として、前記復元されたマルチキャリヤ信号の各
シンボル値を決定するようになっている装置。 - 【請求項16】 請求項10に記載の装置において、前
記デコードのための手段が、前記受信されたマルチキャ
リヤ信号からのN個のそれぞれの連続したシンボル値の
大半の値の関数として、前記復元されたマルチキャリヤ
信号の各シンボル値を決定するようになっている装置。 - 【請求項17】 請求項10に記載の装置において、前
記マルチキャリヤ装置が非同期ディジタル加入者回線
(ADSL)の装置である装置。 - 【請求項18】 請求項10に記載の装置において、前
記デコードのための手段が、前記受信されたマルチキャ
リヤ信号からのそれぞれの2N個のシンボル値の値の関
数として、前記復元されたマルチキャリヤ信号の各シン
ボル値を決定するようになっている装置。 - 【請求項19】 マルチキャリヤ装置において使用する
装置であって、 データ信号を受信するための手段と、 前記データ信号をシンボル・レートがfである第1のマ
ルチキャリヤ信号に符号化するための手段と、 第2のマルチキャリヤを形成することによって前記第1
のマルチキャリヤ信号の帯域幅を拡大し、前記第1のマ
ルチキャリヤ信号の各シンボル値が、遠隔端のマルチキ
ャリヤ装置に対して送信するために前記第2のマルチキ
ャリヤ信号の中で冗長形式で送信されるようになってい
る手段とを含む装置。 - 【請求項20】 請求項19に記載の装置において、前
記マルチキャリヤ装置が非同期ディジタル加入者回線
(ADSL)の装置である装置。 - 【請求項21】 請求項19に記載の装置において、前
記冗長形式が、前記第1のマルチキャリヤ信号の各シン
ボル値が少なくとも一度繰り返されることを意味してい
る装置。 - 【請求項22】 請求項19に記載の装置において、前
記第2のマルチキャリヤ信号のシンボル・レートがNf
である装置。 - 【請求項23】 請求項22に記載の装置において、前
記冗長形式が、前記第1のマルチキャリヤ信号の各シン
ボル値がN回送信されることを意味している装置。 - 【請求項24】 請求項23に記載の装置において、前
記拡大のための手段が、前記第1のマルチキャリヤ信号
の各シンボル値の関数として、前記第2のマルチキャリ
ヤ信号の信号レベルを調整するようになっている装置。 - 【請求項25】 請求項22に記載の装置において、前
記冗長形式が、前記第2のマルチキャリヤ信号のN個の
連続したシンボル区間の中で前記第1のマルチキャリヤ
信号の各シンボル値が送信されることを意味している装
置。 - 【請求項26】 請求項22に記載の装置において、前
記冗長の形式が2N個のシンボルを含み、各グループ
は、1)値が前記第1のマルチキャリヤ信号からのN個
のそれぞれのシンボル値に等しいN個のシンボルと、
2)値が前記第1のマルチキャリヤ信号からのN個のそ
れぞれのシンボル値の関数であるN個のシンボルとを含
む装置。 - 【請求項27】 請求項22に記載の装置において、前
記冗長形式が4つのシンボルのグループを含み、各グル
ープが、1)各値が前記第1のマルチキャリヤ信号から
の第1のシンボル値および第2のシンボル値にそれぞれ
等しい2個のシンボルと、2)値が前記第1のシンボル
値と前記第2のシンボル値の和を2の平方根で割った値
に等しい1つのシンボルと、値が前記第1のシンボル値
と前記第2のシンボル値との差を2の平方根で割った値
に等しい1つのシンボルとを含む装置。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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US09/100,615 US6628722B1 (en) | 1998-06-19 | 1998-06-19 | Decoding technique in discrete multi-tone (DMT) based communications systems |
US09/100615 | 1998-06-19 |
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JP2000068976A true JP2000068976A (ja) | 2000-03-03 |
Family
ID=22280652
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Country | Link |
---|---|
US (2) | US6628722B1 (ja) |
EP (1) | EP0966135A2 (ja) |
JP (1) | JP2000068976A (ja) |
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