JP2000067725A - 封止接点装置 - Google Patents
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- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01H—ELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
- H01H50/00—Details of electromagnetic relays
- H01H50/54—Contact arrangements
-
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Abstract
(57)【要約】
【課題】電流が正逆何れの方向に流れても遮断性能がほ
とんど変わらず、また、各固定接点及び可動接点の接点
間の接点ギャップを調整することができる封止接点装置
を提供する。 【解決手段】接点収容部5aは、内部に空間が形成さ
れ、空間内に絶縁壁5a1が、接点収容部5aの長手方
向の中央に軸方向に立設される。この絶縁壁5a1を挟
んで形成される2つの空間5a2、5a2内に一対の可動
接点8c及び固定接点3aから成る2組の接点部がそれ
ぞれ別個に収容される。これにより、2組の接点部はそ
れぞれの空間5a2、5a2内に独立して配され、両接点
部の外側方向と内側方向のスペースが略等しい大きさに
構成することができ、接点開閉時に発生するアークが引
き伸ばされるスペースが等しくなり、電流が正逆どちら
の方向に流れても遮断性能がほとんど変わらず正逆取付
可能となる。
とんど変わらず、また、各固定接点及び可動接点の接点
間の接点ギャップを調整することができる封止接点装置
を提供する。 【解決手段】接点収容部5aは、内部に空間が形成さ
れ、空間内に絶縁壁5a1が、接点収容部5aの長手方
向の中央に軸方向に立設される。この絶縁壁5a1を挟
んで形成される2つの空間5a2、5a2内に一対の可動
接点8c及び固定接点3aから成る2組の接点部がそれ
ぞれ別個に収容される。これにより、2組の接点部はそ
れぞれの空間5a2、5a2内に独立して配され、両接点
部の外側方向と内側方向のスペースが略等しい大きさに
構成することができ、接点開閉時に発生するアークが引
き伸ばされるスペースが等しくなり、電流が正逆どちら
の方向に流れても遮断性能がほとんど変わらず正逆取付
可能となる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パワー負荷用のリ
レーや電磁開閉器などに好適な封止接点装置に関するも
のである。
レーや電磁開閉器などに好適な封止接点装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の封止接点装置としては、
図9及び図10に示す構成のものが存在する。
図9及び図10に示す構成のものが存在する。
【0003】図9に示す封止接点装置において、ベロー
ズ52とともに気密空間を形成し、水素又は水素を主体
とするガスが封入された封止容器51と、固定接点53
aを設けた固定端子53と、固定接点53aに接離する
可動接点54aを設けた可動接触子54と、接点当接方
向へ可動接触子54を付勢する接圧ばね55と、接点開
離方向へ可動接触子54を付勢し得るよう封止容器51
の内方面との間に配設されたコイル状の復帰ばね56
と、底板57a及びその底板57aの周囲に復帰ばね5
6の外側面を包囲する側壁57bを有した有底円筒状の
復帰ばね枠57と、固定接点53aと可動接点54aが
開離しているときに可動接触子54の接点当接方向の位
置規制をする可動接触子ホルダ58と、可動接触子54
に連設された棒状であって駆動される一端部59aが封
止容器51から突出し他端部59bが可動接触子ホルダ
58及び復帰ばね枠57の底板57aにそれぞれ設けら
れた貫通孔58a、57cに貫通して固定される可動軸
59と、を備えている。
ズ52とともに気密空間を形成し、水素又は水素を主体
とするガスが封入された封止容器51と、固定接点53
aを設けた固定端子53と、固定接点53aに接離する
可動接点54aを設けた可動接触子54と、接点当接方
向へ可動接触子54を付勢する接圧ばね55と、接点開
離方向へ可動接触子54を付勢し得るよう封止容器51
の内方面との間に配設されたコイル状の復帰ばね56
と、底板57a及びその底板57aの周囲に復帰ばね5
6の外側面を包囲する側壁57bを有した有底円筒状の
復帰ばね枠57と、固定接点53aと可動接点54aが
開離しているときに可動接触子54の接点当接方向の位
置規制をする可動接触子ホルダ58と、可動接触子54
に連設された棒状であって駆動される一端部59aが封
止容器51から突出し他端部59bが可動接触子ホルダ
58及び復帰ばね枠57の底板57aにそれぞれ設けら
れた貫通孔58a、57cに貫通して固定される可動軸
59と、を備えている。
【0004】つぎに、この封止接点装置の動作について
説明する。
説明する。
【0005】電磁石装置等によって、可動軸59の一端
部59aが駆動されると、可動接触子54の可動接点5
4aが固定接点53aに当接する。その後、可動軸59
が更に駆動されると、可動接点54aが固定接点53a
に当接している可動接触子54は可動しないが、可動軸
59に固定されている可動接触子ホルダ58が可動して
接圧ばね55は伸長し、可動接点54aと固定接点53
aの接圧が高くなる。このとき、復帰ばね56は、圧縮
される。
部59aが駆動されると、可動接触子54の可動接点5
4aが固定接点53aに当接する。その後、可動軸59
が更に駆動されると、可動接点54aが固定接点53a
に当接している可動接触子54は可動しないが、可動軸
59に固定されている可動接触子ホルダ58が可動して
接圧ばね55は伸長し、可動接点54aと固定接点53
aの接圧が高くなる。このとき、復帰ばね56は、圧縮
される。
【0006】また、可動軸59の一端部59aが駆動さ
れなくなると、可動軸59は、主として復帰ばね56の
ばね力で押し戻されて、元の状態に復帰する。そして、
復帰時に両接点54a、53a間に発生するアークは、
可動接触子54の両端部方向へ図示しない磁気手段によ
り引き伸ばされて消弧される。
れなくなると、可動軸59は、主として復帰ばね56の
ばね力で押し戻されて、元の状態に復帰する。そして、
復帰時に両接点54a、53a間に発生するアークは、
可動接触子54の両端部方向へ図示しない磁気手段によ
り引き伸ばされて消弧される。
【0007】また、図10に示す封止接点装置は、第1
の絶縁部材62及び第2の絶縁部材63とともに気密空
間を形成し、水素又は水素を主体とするガスが封入され
た封止容器61と、固定接点64aを設けた固定端子6
4と、固定接点64aに接離する可動接点65aを設け
た可動接触子65と、接点当接方向へ可動接触子65を
付勢する接圧ばね67と、中央片68a及び両対向片6
8b、68bを有する断面略コ字状に形成され、接圧ば
ね67を圧縮懸架状態で保持する可動接触子ホルダ68
と、一端部69aが太い略円柱状に形成され第1の接合
部材62に接合され、軸方向に挿通孔69bが設けられ
るとともに、他端部には挿通孔69bの内径よりも大き
い内径を有した凹部69cが設けられた固定鉄心69
と、略円柱状に形成され、その軸方向の一端側に固定鉄
心69との対向面70aを有し、他端部に凹部70cを
有する可動鉄心70と、接点開離方向へ可動鉄心70を
付勢し得るよう固定鉄心69の凹部69cに嵌まり込ん
で位置規制されるコイル状の復帰ばね71と、可動接触
子65に一端部66aが連設された棒状であって、他端
部66bが固定鉄心69及び可動鉄心70の軸方向にそ
れぞれ設けられた貫通孔69b、70bに貫通して、可
動鉄心70の凹部70cから突出した状態で固定される
可動軸66と、を備えている。
の絶縁部材62及び第2の絶縁部材63とともに気密空
間を形成し、水素又は水素を主体とするガスが封入され
た封止容器61と、固定接点64aを設けた固定端子6
4と、固定接点64aに接離する可動接点65aを設け
た可動接触子65と、接点当接方向へ可動接触子65を
付勢する接圧ばね67と、中央片68a及び両対向片6
8b、68bを有する断面略コ字状に形成され、接圧ば
ね67を圧縮懸架状態で保持する可動接触子ホルダ68
と、一端部69aが太い略円柱状に形成され第1の接合
部材62に接合され、軸方向に挿通孔69bが設けられ
るとともに、他端部には挿通孔69bの内径よりも大き
い内径を有した凹部69cが設けられた固定鉄心69
と、略円柱状に形成され、その軸方向の一端側に固定鉄
心69との対向面70aを有し、他端部に凹部70cを
有する可動鉄心70と、接点開離方向へ可動鉄心70を
付勢し得るよう固定鉄心69の凹部69cに嵌まり込ん
で位置規制されるコイル状の復帰ばね71と、可動接触
子65に一端部66aが連設された棒状であって、他端
部66bが固定鉄心69及び可動鉄心70の軸方向にそ
れぞれ設けられた貫通孔69b、70bに貫通して、可
動鉄心70の凹部70cから突出した状態で固定される
可動軸66と、を備えている。
【0008】つぎに、この封止接点装置の動作について
説明する。
説明する。
【0009】コイル72の励磁前は、可動接点65aは
固定接点64aと一定の接点ギャップを有して対向して
いる。コイル72を励磁すると、可動鉄心70は固定鉄
心69に吸引され、可動鉄心70に固定されている可動
軸66が駆動されることにより可動接点65aが固定接
点64aに当接する。その後、接圧ばね67のばね負荷
が急に大きくなり、さらに可動軸66が駆動されると、
可動接点65aはオーバートラベル量だけ駆動して、ば
ね負荷が更に大きくなる。この上記した接点ギャップ及
びオーバートラベル量の合計は、可動接点65aのスト
ロークとなっている。
固定接点64aと一定の接点ギャップを有して対向して
いる。コイル72を励磁すると、可動鉄心70は固定鉄
心69に吸引され、可動鉄心70に固定されている可動
軸66が駆動されることにより可動接点65aが固定接
点64aに当接する。その後、接圧ばね67のばね負荷
が急に大きくなり、さらに可動軸66が駆動されると、
可動接点65aはオーバートラベル量だけ駆動して、ば
ね負荷が更に大きくなる。この上記した接点ギャップ及
びオーバートラベル量の合計は、可動接点65aのスト
ロークとなっている。
【0010】また、コイル72の励磁が切られると、可
動接触子65は、主として接圧ばね67及び復帰ばね7
1の付勢力でもって可動接点65aは固定接点64aか
ら開離する。そして、復帰時に接点間に発生するアーク
は図外磁気手段の磁場により可動接触子65の両端方向
に引き伸ばされて消弧される。
動接触子65は、主として接圧ばね67及び復帰ばね7
1の付勢力でもって可動接点65aは固定接点64aか
ら開離する。そして、復帰時に接点間に発生するアーク
は図外磁気手段の磁場により可動接触子65の両端方向
に引き伸ばされて消弧される。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】上記封止接点装置にお
いては、前述したように、接点開閉時に発生するアーク
は、外部に構成された永久磁石(図示せず)によって引
き伸ばされ消弧する構成となっている。ここで電磁石に
通電される電流には方向性があり、正方向に流れる場合
はアークは可動接触子の外方向に引き伸ばされ、逆方向
に流れる場合は可動接触子の内方向に引き伸ばされる。
このため、封止接点装置においては、アークの引き伸ば
されるスペースが重要であり、上述した従来の封止接点
装置では可動接触子の内側と外側ではアークの引き伸ば
されるスペースが大きく異なる。つまり、正方向と逆方
向に電流が流れる場合で遮断性能が異なるという問題が
生じる。また、上記の封止接点装置には、部品公差及び
組立公差によって各固定接点の高さ位置が異なることに
より、一方の可動接点と固定接点の接点間の接点ギャッ
プと他方の可動接点と固定接点の接点間の接点ギャップ
がそれぞれ異なる場合に、各接点間の接点ギャップを調
整することができず、接点の開閉性能が不安定になると
いう問題があった。
いては、前述したように、接点開閉時に発生するアーク
は、外部に構成された永久磁石(図示せず)によって引
き伸ばされ消弧する構成となっている。ここで電磁石に
通電される電流には方向性があり、正方向に流れる場合
はアークは可動接触子の外方向に引き伸ばされ、逆方向
に流れる場合は可動接触子の内方向に引き伸ばされる。
このため、封止接点装置においては、アークの引き伸ば
されるスペースが重要であり、上述した従来の封止接点
装置では可動接触子の内側と外側ではアークの引き伸ば
されるスペースが大きく異なる。つまり、正方向と逆方
向に電流が流れる場合で遮断性能が異なるという問題が
生じる。また、上記の封止接点装置には、部品公差及び
組立公差によって各固定接点の高さ位置が異なることに
より、一方の可動接点と固定接点の接点間の接点ギャッ
プと他方の可動接点と固定接点の接点間の接点ギャップ
がそれぞれ異なる場合に、各接点間の接点ギャップを調
整することができず、接点の開閉性能が不安定になると
いう問題があった。
【0012】本発明は上記問題点の解決を目的とするも
のであり、電流が正逆何れの方向に流れても遮断性能が
ほとんど変わらず、また、各固定接点及び可動接点の接
点間の接点ギャップを調整することができる封止接点装
置を提供しようとするものである。
のであり、電流が正逆何れの方向に流れても遮断性能が
ほとんど変わらず、また、各固定接点及び可動接点の接
点間の接点ギャップを調整することができる封止接点装
置を提供しようとするものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】請求項1は、上記目的を
達成するために、一端に固定接点を有する複数の固定端
子と、前記複数の固定端子の固定接点に接離する複数の
可動接点を有する可動接触子と、前記可動接点を固定接
点に接離するために可動接触子を駆動する駆動部と、前
記固定端子、可動接触子及び接点駆動用電磁石を収容す
るための気密空間を形成するハウジングと、を有する封
止接点装置において、前記ハウジング内に絶縁部材によ
って隔絶された複数の空間を形成し、一対の固定接点及
び可動接点から成る複数の接点部をそれぞれ上記空間内
に配して成ることにより、各接点部はそれぞれ絶縁され
た空間内に配され、さらに空間内では可動接点を有する
可動接触子の外側方向と内側方向のスペースが略等しい
大きさに構成することが可能なため、アークの引き伸ば
される空間が等しくなり、電流が正逆どちらの方向に流
れても遮断性能が変わらず正逆取り付け可能となるとと
もに、一対の可動接点と固定接点から成る2組の接点部
の間は、絶縁部材により絶縁されているため、接点開閉
後の接点の飛散分の堆積による接点間の耐絶縁性を向上
させることができる。
達成するために、一端に固定接点を有する複数の固定端
子と、前記複数の固定端子の固定接点に接離する複数の
可動接点を有する可動接触子と、前記可動接点を固定接
点に接離するために可動接触子を駆動する駆動部と、前
記固定端子、可動接触子及び接点駆動用電磁石を収容す
るための気密空間を形成するハウジングと、を有する封
止接点装置において、前記ハウジング内に絶縁部材によ
って隔絶された複数の空間を形成し、一対の固定接点及
び可動接点から成る複数の接点部をそれぞれ上記空間内
に配して成ることにより、各接点部はそれぞれ絶縁され
た空間内に配され、さらに空間内では可動接点を有する
可動接触子の外側方向と内側方向のスペースが略等しい
大きさに構成することが可能なため、アークの引き伸ば
される空間が等しくなり、電流が正逆どちらの方向に流
れても遮断性能が変わらず正逆取り付け可能となるとと
もに、一対の可動接点と固定接点から成る2組の接点部
の間は、絶縁部材により絶縁されているため、接点開閉
後の接点の飛散分の堆積による接点間の耐絶縁性を向上
させることができる。
【0014】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て、前記可動接触子は、先端部に可動接点が固着される
とともに、可動接点と固定接点の接離する方向に沿った
複数の脚片を具備し、これら複数の脚片に長手方向に沿
った縦長のスリットが形成されて成ることにより、部品
公差及び組立公差によって2つの固定接点の取り付け位
置がそれぞれ異なる場合に、例えばマイナスドライバの
ような治具をスリットに挿入して脚片の幅方向にスリッ
トを変形させることによって、可動接点の位置を固定接
点から離れる方向に移動させることができ、これによ
り、各可動接点と固定接点の接点間の接点ギャップが互
いに等しくなるように調節して、接点の開閉性能を安定
させることができる。
て、前記可動接触子は、先端部に可動接点が固着される
とともに、可動接点と固定接点の接離する方向に沿った
複数の脚片を具備し、これら複数の脚片に長手方向に沿
った縦長のスリットが形成されて成ることにより、部品
公差及び組立公差によって2つの固定接点の取り付け位
置がそれぞれ異なる場合に、例えばマイナスドライバの
ような治具をスリットに挿入して脚片の幅方向にスリッ
トを変形させることによって、可動接点の位置を固定接
点から離れる方向に移動させることができ、これによ
り、各可動接点と固定接点の接点間の接点ギャップが互
いに等しくなるように調節して、接点の開閉性能を安定
させることができる。
【0015】請求項3の発明は、請求項2の発明におい
て、上記スリットを設けた部分の脚片の幅が幅広に形成
されて成ることにより、部品公差及び組立公差によって
2つの固定接点の取り付け位置がそれぞれ異なる場合
に、例えばマイナスドライバのような治具をスリットに
挿入して脚片の幅方向にスリットを変形させることによ
って、可動接点を固定接点から離れる方向に移動させる
ことができるとともに、脚片の幅広に形成された部分を
加圧すれば、可動接点を固定接点に近づく方向に移動さ
せることができ、これにより、各可動接点と固定接点の
接点間の接点ギャップが互いに等しくなるように調節し
て、接点の開閉性能を安定させることができる。
て、上記スリットを設けた部分の脚片の幅が幅広に形成
されて成ることにより、部品公差及び組立公差によって
2つの固定接点の取り付け位置がそれぞれ異なる場合
に、例えばマイナスドライバのような治具をスリットに
挿入して脚片の幅方向にスリットを変形させることによ
って、可動接点を固定接点から離れる方向に移動させる
ことができるとともに、脚片の幅広に形成された部分を
加圧すれば、可動接点を固定接点に近づく方向に移動さ
せることができ、これにより、各可動接点と固定接点の
接点間の接点ギャップが互いに等しくなるように調節し
て、接点の開閉性能を安定させることができる。
【0016】請求項4の発明は、請求項2の発明におい
て、上記スリットを挟んで脚片の横幅方向の両端に貫通
孔を設けたことにより、部品公差及び組立公差によって
2つの固定接点の取り付け位置がそれぞれ異なる場合
に、例えばマイナスドライバのような治具をスリットに
挿入して脚片の幅方向にスリットを変形させるか、或い
はスリットの両側に設けられた貫通孔にピン状の治具を
挿入し、脚片の幅方向に変形させると可動接点を固定接
点から離れる方向に移動させることができるとともに、
貫通孔を脚片の長手方向に変形させると可動接点を固定
接点に近づく方向に移動させることができ、これによ
り、各可動接点と固定接点の接点間の接点ギャップが互
いに等しくなるように調節して、接点の開閉性能を安定
させることができる。
て、上記スリットを挟んで脚片の横幅方向の両端に貫通
孔を設けたことにより、部品公差及び組立公差によって
2つの固定接点の取り付け位置がそれぞれ異なる場合
に、例えばマイナスドライバのような治具をスリットに
挿入して脚片の幅方向にスリットを変形させるか、或い
はスリットの両側に設けられた貫通孔にピン状の治具を
挿入し、脚片の幅方向に変形させると可動接点を固定接
点から離れる方向に移動させることができるとともに、
貫通孔を脚片の長手方向に変形させると可動接点を固定
接点に近づく方向に移動させることができ、これによ
り、各可動接点と固定接点の接点間の接点ギャップが互
いに等しくなるように調節して、接点の開閉性能を安定
させることができる。
【0017】請求項5の発明は、請求項1の発明におい
て、前記可動接触子は、先端部に可動接点が固着される
とともに、可動接点と固定接点の接離する方向に沿った
複数の脚片を具備し、これら複数の脚片の一部に曲げ部
が形成されて成ることにより、部品公差及び組立公差に
よって2つの固定接点の取り付け位置がそれぞれ異なる
場合に、脚片の曲げ部を加圧して、脚片の長手方向に変
形させることで可動接点を固定接点に近づく方向に移動
させることができ、これにより、各可動接点と固定接点
の接点間の接点ギャップが互いに等しくなるように調節
して、接点の開閉性能を安定させることができる。
て、前記可動接触子は、先端部に可動接点が固着される
とともに、可動接点と固定接点の接離する方向に沿った
複数の脚片を具備し、これら複数の脚片の一部に曲げ部
が形成されて成ることにより、部品公差及び組立公差に
よって2つの固定接点の取り付け位置がそれぞれ異なる
場合に、脚片の曲げ部を加圧して、脚片の長手方向に変
形させることで可動接点を固定接点に近づく方向に移動
させることができ、これにより、各可動接点と固定接点
の接点間の接点ギャップが互いに等しくなるように調節
して、接点の開閉性能を安定させることができる。
【0018】請求項6の発明は、請求項1の発明におい
て、前記可動接触子は、先端部に可動接点が固着される
とともに、可動接点と固定接点の接離する方向に沿った
複数の脚片を具備し、これら複数の脚片に略十字形のス
リットが形成されて成ることにより、部品公差及び組立
公差によって2つの固定接点の取り付け位置がそれぞれ
異なる場合に、例えばマイナスドライバのような治具を
スリットに挿入して脚片の横幅方向スリットを変形させ
ることによって、可動接点を固定接点から離れる方向に
移動させることができるとともに、脚片の長手方向にス
リットを変形させることによって、可動接点を固定接点
に近づく方向に移動させることができ、これにより各可
動接点と固定接点の接点間の接点ギャップが互いに等し
くなるように調整して、接点の開閉性能を安定させるこ
とができる。
て、前記可動接触子は、先端部に可動接点が固着される
とともに、可動接点と固定接点の接離する方向に沿った
複数の脚片を具備し、これら複数の脚片に略十字形のス
リットが形成されて成ることにより、部品公差及び組立
公差によって2つの固定接点の取り付け位置がそれぞれ
異なる場合に、例えばマイナスドライバのような治具を
スリットに挿入して脚片の横幅方向スリットを変形させ
ることによって、可動接点を固定接点から離れる方向に
移動させることができるとともに、脚片の長手方向にス
リットを変形させることによって、可動接点を固定接点
に近づく方向に移動させることができ、これにより各可
動接点と固定接点の接点間の接点ギャップが互いに等し
くなるように調整して、接点の開閉性能を安定させるこ
とができる。
【0019】請求項7の発明は、請求項1の発明におい
て、前記駆動部をハウジングに固着するための金属接合
部材を備え、該金属接合部材は駆動部が接合される取付
部を有することにより、駆動部の高さ或いは取り付け角
度を調整した後、金属部材の取付部に駆動部を取り付け
ることができ、可動接点のオーバートラベル量を調整す
ることができ、接点の開閉性能を安定させることができ
る。
て、前記駆動部をハウジングに固着するための金属接合
部材を備え、該金属接合部材は駆動部が接合される取付
部を有することにより、駆動部の高さ或いは取り付け角
度を調整した後、金属部材の取付部に駆動部を取り付け
ることができ、可動接点のオーバートラベル量を調整す
ることができ、接点の開閉性能を安定させることができ
る。
【0020】請求項8の発明は、請求項1の発明におい
て、前記駆動部は、接点駆動用電磁石と、接点駆動用電
磁石の一方の磁極部が載置される載置部及び接点駆動用
電磁石の側面に沿って配設される側部とから成る断面略
L型に形成された継鉄と、接点駆動用電磁石の他方の磁
極部に対向して前記側部に揺動自在に支持される揺動部
及び前記揺動部の支持される側の一端から接点駆動用電
磁石の一方の磁極部の下端付近まで延設される延設部か
ら成る断面略L型に形成されたアマチュアと、前記接点
駆動用電磁石の一方の磁極部の下端付近でアマチュアの
可動部のストローク方向の位置規制を行う位置規制部材
とを有することにより、可動接点と固定接点の接点性能
を安定させるためにストローク及びオーバートラベル量
を安定させる場合に、揺動部及び延設部から構成される
アマチュアを、揺動部よりも長い延設部で位置規制部材
によりストロークの規制を行うことにより、ストローク
のばらつきを小さく抑えて、接点の開閉性能を安定させ
ることができる。
て、前記駆動部は、接点駆動用電磁石と、接点駆動用電
磁石の一方の磁極部が載置される載置部及び接点駆動用
電磁石の側面に沿って配設される側部とから成る断面略
L型に形成された継鉄と、接点駆動用電磁石の他方の磁
極部に対向して前記側部に揺動自在に支持される揺動部
及び前記揺動部の支持される側の一端から接点駆動用電
磁石の一方の磁極部の下端付近まで延設される延設部か
ら成る断面略L型に形成されたアマチュアと、前記接点
駆動用電磁石の一方の磁極部の下端付近でアマチュアの
可動部のストローク方向の位置規制を行う位置規制部材
とを有することにより、可動接点と固定接点の接点性能
を安定させるためにストローク及びオーバートラベル量
を安定させる場合に、揺動部及び延設部から構成される
アマチュアを、揺動部よりも長い延設部で位置規制部材
によりストロークの規制を行うことにより、ストローク
のばらつきを小さく抑えて、接点の開閉性能を安定させ
ることができる。
【0021】
【発明の実施の形態】(実施形態1)本実施形態を図1
及び図2を用いて説明する。図1に示すように、封止接
点装置は、ハウジングA内に封止接点部B及び駆動部C
が収納されて構成される。
及び図2を用いて説明する。図1に示すように、封止接
点装置は、ハウジングA内に封止接点部B及び駆動部C
が収納されて構成される。
【0022】まず、ハウジングAについて説明する。ハ
ウジングAは、セラミックのような絶縁材料により矩形
状に形成されたボディ1にシートろう16によりろうつ
けされた金属接合部材4に一面が開口した箱状に形成さ
れたカバー2が気密接合されて形成される。
ウジングAは、セラミックのような絶縁材料により矩形
状に形成されたボディ1にシートろう16によりろうつ
けされた金属接合部材4に一面が開口した箱状に形成さ
れたカバー2が気密接合されて形成される。
【0023】前記ボディ1の底面の2個所に固定端子孔
1a、1aがそれぞれボディ1の長手方向の一端部に並
設されている。固定端子孔1a、1aに挿通される固定
端子3、3は略円筒形状に形成され、一端に固定接点3
aが固着されるとともに、他端には鍔部3bが設けられ
ている。而して、固定端子3は固定端子孔1aにワッシ
ャ3cを介して挿入され、その他端がボディ1から突出
した状態で、鍔部3b付近がボディ1にロウ付け等され
ることによりボディ1に固定端子3が気密接合される。
1a、1aがそれぞれボディ1の長手方向の一端部に並
設されている。固定端子孔1a、1aに挿通される固定
端子3、3は略円筒形状に形成され、一端に固定接点3
aが固着されるとともに、他端には鍔部3bが設けられ
ている。而して、固定端子3は固定端子孔1aにワッシ
ャ3cを介して挿入され、その他端がボディ1から突出
した状態で、鍔部3b付近がボディ1にロウ付け等され
ることによりボディ1に固定端子3が気密接合される。
【0024】また、ボディ1の底面の他端部の2箇所に
はコイル端子孔1b、1bが併設されるとともに、この
コイル端子孔1b、1bに挿通されるコイル端子17、
17は、一端に鍔部17aを設けた略円柱状に形成され
る。而して、コイル端子17、17は、固定端子3、3
と同様にコイル端子孔1b、1bにワッシャ17bを介
して挿入され、ボディ1に気密接合される。
はコイル端子孔1b、1bが併設されるとともに、この
コイル端子孔1b、1bに挿通されるコイル端子17、
17は、一端に鍔部17aを設けた略円柱状に形成され
る。而して、コイル端子17、17は、固定端子3、3
と同様にコイル端子孔1b、1bにワッシャ17bを介
して挿入され、ボディ1に気密接合される。
【0025】金属接合部材4は、封止接点部B及び駆動
部Cを接合するためのもので、それぞれ封止接点部B及
び駆動部Cが接合される側の面には、長手方向の内側面
に一対の突片4a、4a及び4c、4cがそれぞれ突設
されるとともに、幅方向の内側面には、支持片4b及び
4dが突設されている。
部Cを接合するためのもので、それぞれ封止接点部B及
び駆動部Cが接合される側の面には、長手方向の内側面
に一対の突片4a、4a及び4c、4cがそれぞれ突設
されるとともに、幅方向の内側面には、支持片4b及び
4dが突設されている。
【0026】封止接点部Bは、第1の絶縁部材5及び第
2の絶縁部材7が接合されて構成される。
2の絶縁部材7が接合されて構成される。
【0027】第1の絶縁部材5は、接点を収容する空間
を形成する接点収容部5aと台座部5bとから構成され
る。接点収容部5aは、内部に空間が形成され、該空間
内には絶縁壁5a1が設けられている。絶縁壁5a1は、
接点収容部5aの長手方向の中央に軸方向に立設され、
この絶縁壁5a1を挟んで形成される2つの空間は、そ
れぞれが独立した別個の空間5a2、5a2となる。本実
施形態においては、これら絶縁壁5a1に絶縁された空
間5a2、5a2内に一対の可動接点及び固定接点から成
る2組の接点部がそれぞれ独立して別個に収容される。
これにより、2組の接点部はそれぞれの空間5a2、5
a2内に別個に配されるため、両接点部の外側方向と内
側方向のスペースが略等しい大きさに構成することがで
き、接点開閉時に発生するアークの引き伸ばされるスペ
ースを等しくすることができ、電流が正逆どちらの方向
に流れても遮断性能がほとんど変わらず正逆取付可能と
なる。また、両接点部間に絶縁物の金属壁5a1を設け
ているため、接点開閉後、接点の飛散分の堆積による接
点間の耐絶縁性に優れる。また、この接点収容部5aの
側面の上端には後述する可動接触子8が挿通される凹部
5a3が形成されている。台座部5bは、長手方向及び
幅方向の寸法が接点収容部5aよりも一回り大きい箱型
に形成され、その底面には、ボディ1の固定端子孔1a
に対応する一対の貫通孔5b1及び金属接合部材4の突
片4cと接合するための一対の接合部5b2が設けられ
ている。また、その上面は接点収容部5aが立設され
て、前記空間5a2、5a2と連通している。この絶縁
部材5は台座部5bの接合部5b2及び一側面を金属接
合部材4の一対の突片4c及び4dと接合して金属接合
部材4に接合する。このとき、ボディ1に気密接合され
た固定端子3は、台座部5bの貫通孔5b1に挿通され
て絶縁部材5の接点収容部5aに設けられた空間5a
2、5a2内にそれぞれ別個に配される。
を形成する接点収容部5aと台座部5bとから構成され
る。接点収容部5aは、内部に空間が形成され、該空間
内には絶縁壁5a1が設けられている。絶縁壁5a1は、
接点収容部5aの長手方向の中央に軸方向に立設され、
この絶縁壁5a1を挟んで形成される2つの空間は、そ
れぞれが独立した別個の空間5a2、5a2となる。本実
施形態においては、これら絶縁壁5a1に絶縁された空
間5a2、5a2内に一対の可動接点及び固定接点から成
る2組の接点部がそれぞれ独立して別個に収容される。
これにより、2組の接点部はそれぞれの空間5a2、5
a2内に別個に配されるため、両接点部の外側方向と内
側方向のスペースが略等しい大きさに構成することがで
き、接点開閉時に発生するアークの引き伸ばされるスペ
ースを等しくすることができ、電流が正逆どちらの方向
に流れても遮断性能がほとんど変わらず正逆取付可能と
なる。また、両接点部間に絶縁物の金属壁5a1を設け
ているため、接点開閉後、接点の飛散分の堆積による接
点間の耐絶縁性に優れる。また、この接点収容部5aの
側面の上端には後述する可動接触子8が挿通される凹部
5a3が形成されている。台座部5bは、長手方向及び
幅方向の寸法が接点収容部5aよりも一回り大きい箱型
に形成され、その底面には、ボディ1の固定端子孔1a
に対応する一対の貫通孔5b1及び金属接合部材4の突
片4cと接合するための一対の接合部5b2が設けられ
ている。また、その上面は接点収容部5aが立設され
て、前記空間5a2、5a2と連通している。この絶縁
部材5は台座部5bの接合部5b2及び一側面を金属接
合部材4の一対の突片4c及び4dと接合して金属接合
部材4に接合する。このとき、ボディ1に気密接合され
た固定端子3は、台座部5bの貫通孔5b1に挿通され
て絶縁部材5の接点収容部5aに設けられた空間5a
2、5a2内にそれぞれ別個に配される。
【0028】第2の絶縁部材7は、その一端面に凹部7
aを有し、該凹部7a内に突部7bが突設されるととも
に、他端面が開口した箱型に形成され、その長手方向の
寸法は前記第1の絶縁部材5を構成する台座部5bの長
手方向の寸法と略同じに形成されている。この第2の絶
縁部材7は第1の絶縁部材5と接合され、接点収容部5
aの開口面を塞ぐもので、凹部7a内には板ばね19が
配設される。板ばね19は、カバー2と絶縁部材7との
間に配設されて、絶縁部材7を絶縁部材5に押さえつけ
るもので、中央に取付孔19aを有し、前記凹部7a内
に設けられた突部7bを取付孔19aに挿入して、凹部
7a内に配設される。而して、カバー2が金属接合部材
4に気密接合されると、第2の絶縁部材7はカバー2及
び板ばね19により第1の絶縁部材5に押さえつけられ
て絶縁部材5の開口面を塞ぐ。
aを有し、該凹部7a内に突部7bが突設されるととも
に、他端面が開口した箱型に形成され、その長手方向の
寸法は前記第1の絶縁部材5を構成する台座部5bの長
手方向の寸法と略同じに形成されている。この第2の絶
縁部材7は第1の絶縁部材5と接合され、接点収容部5
aの開口面を塞ぐもので、凹部7a内には板ばね19が
配設される。板ばね19は、カバー2と絶縁部材7との
間に配設されて、絶縁部材7を絶縁部材5に押さえつけ
るもので、中央に取付孔19aを有し、前記凹部7a内
に設けられた突部7bを取付孔19aに挿入して、凹部
7a内に配設される。而して、カバー2が金属接合部材
4に気密接合されると、第2の絶縁部材7はカバー2及
び板ばね19により第1の絶縁部材5に押さえつけられ
て絶縁部材5の開口面を塞ぐ。
【0029】可動接触子8は、一対の脚片8aを備え、
一端部8bで脚片8a、8aの一端が結合した形状に形
成されており、それぞれの脚片8aは略垂直に折り曲げ
られて、その他端の下面にそれぞれ可動接点8c、8c
が固着されている。この可動接触子8は、一端部8bを
前記第1の絶縁部材5に設けられた凹部5a3に挿通した
状態で、絶縁部材5の絶縁壁5a1に絶縁された空間5
a2、5a2内に脚片8a、8aをそれぞれ挿入して可
動接点8c、8cを前記空間内に配設する。
一端部8bで脚片8a、8aの一端が結合した形状に形
成されており、それぞれの脚片8aは略垂直に折り曲げ
られて、その他端の下面にそれぞれ可動接点8c、8c
が固着されている。この可動接触子8は、一端部8bを
前記第1の絶縁部材5に設けられた凹部5a3に挿通した
状態で、絶縁部材5の絶縁壁5a1に絶縁された空間5
a2、5a2内に脚片8a、8aをそれぞれ挿入して可
動接点8c、8cを前記空間内に配設する。
【0030】而して、絶縁部材5の接点収容部5aに設
けられた空間5a2、5a2内にそれぞれ一対の可動接点
8c及び固定接点3aからなる2組の接点部がそれぞれ
別個に独立して配設される。
けられた空間5a2、5a2内にそれぞれ一対の可動接点
8c及び固定接点3aからなる2組の接点部がそれぞれ
別個に独立して配設される。
【0031】磁気手段6は、永久磁石6aと、磁性材料
から成るコ字型に形成された磁性部材6bとから構成さ
れ、一対の永久磁石6aを絶縁部材5の台座部5b上面
に載置して接点収容部5aの両側面に当接させるととも
に、その両端に磁性部材6b、6bをはりつけて、第1
の絶縁部材5に付設する。これにより、磁気手段6は、
可動接点8c及び固定接点3aが存在する空間に磁場を
構成し、両接点が開離する際に発生するアークを消弧す
る。
から成るコ字型に形成された磁性部材6bとから構成さ
れ、一対の永久磁石6aを絶縁部材5の台座部5b上面
に載置して接点収容部5aの両側面に当接させるととも
に、その両端に磁性部材6b、6bをはりつけて、第1
の絶縁部材5に付設する。これにより、磁気手段6は、
可動接点8c及び固定接点3aが存在する空間に磁場を
構成し、両接点が開離する際に発生するアークを消弧す
る。
【0032】つぎに、駆動部Cについて説明する。
【0033】駆動部Cは、コイル9a、コイルボビン9
b及び固定鉄心9cから成る接点駆動用電磁石9と、継
鉄10と、アマチュア12とから構成される。
b及び固定鉄心9cから成る接点駆動用電磁石9と、継
鉄10と、アマチュア12とから構成される。
【0034】コイルボビン9bは、その軸方向に固定鉄
心9cが挿入される挿入孔9b1が設けられるととも
に、その下端に一対の端子部9b2が突設された略円筒
形状に形成されている。この端子部9b2は、略直方体
状に形成され、それぞれ内部に巻線9b3の一端が配さ
れて、端子板9dと接合される。さらに、この端子板9
dとコイル端子17が溶接、カシメ等により固定され
る。また、コイルボビン9bの上端には位置規制部材1
1が取着されている。この位置規制部材11は、後述す
るアマチュア12の位置規制を行うもので、略コ字型に
形成され、その先端に規制片11aを有している。ま
た、固定鉄心9cは一端部に鍔部9c1を有する略円柱
状に形成され、前記コイルボビン9aに設けられた挿入
孔9c4に挿入される。
心9cが挿入される挿入孔9b1が設けられるととも
に、その下端に一対の端子部9b2が突設された略円筒
形状に形成されている。この端子部9b2は、略直方体
状に形成され、それぞれ内部に巻線9b3の一端が配さ
れて、端子板9dと接合される。さらに、この端子板9
dとコイル端子17が溶接、カシメ等により固定され
る。また、コイルボビン9bの上端には位置規制部材1
1が取着されている。この位置規制部材11は、後述す
るアマチュア12の位置規制を行うもので、略コ字型に
形成され、その先端に規制片11aを有している。ま
た、固定鉄心9cは一端部に鍔部9c1を有する略円柱
状に形成され、前記コイルボビン9aに設けられた挿入
孔9c4に挿入される。
【0035】継鉄10は、後述するアマチュア12とと
もに磁路を形成するためのもので、コイルボビン9bを
載置する載置部10a及びコイルボビン9bの側面に沿
って載置部10aの一端から垂設される側部10bとで
略L型に形成される。この載置部10aは、その底面の
中央にコイルボビン9bの挿入孔9b1に連通する貫通
孔10a1が設けられるとともに、側部10b側の一端
部の幅が狭く形成され、その両側端には金属接合部材4
の突片4aと接合される一対の突片10a2が突設され
ている。また、側部10bは、その背面の両側端に後述
する復帰ばね14を取り付けるための一対の突部10b
1が突設されるとともに、一端部が載置部10aの一端
部と同寸法に形成され、これにより、この部分にコイル
ボビン9bの端子部9b2を配設するための凹部10c
が形成される。
もに磁路を形成するためのもので、コイルボビン9bを
載置する載置部10a及びコイルボビン9bの側面に沿
って載置部10aの一端から垂設される側部10bとで
略L型に形成される。この載置部10aは、その底面の
中央にコイルボビン9bの挿入孔9b1に連通する貫通
孔10a1が設けられるとともに、側部10b側の一端
部の幅が狭く形成され、その両側端には金属接合部材4
の突片4aと接合される一対の突片10a2が突設され
ている。また、側部10bは、その背面の両側端に後述
する復帰ばね14を取り付けるための一対の突部10b
1が突設されるとともに、一端部が載置部10aの一端
部と同寸法に形成され、これにより、この部分にコイル
ボビン9bの端子部9b2を配設するための凹部10c
が形成される。
【0036】而して、コイルボビン9bの下端に設けら
れた端子部9b2を継鉄10に形成された凹部10cに
配設するとともに、固定鉄心9cを前記貫通孔10a1
に挿通してコイルボビン9bを継鉄10に固定する。そ
して、この継鉄10は、突片10a2を金属接合部材4
の突片4aと、側部10bを金属接合部材4の支持片4
bにそれぞれ当接して接合することにより金属接合部材
4に固定される。このように、金属接合部材4は一対の
突片4a及び支持片4bが形成され、これら突片4a及
び支持片4bにより継鉄10が接合される構成とするこ
とにより、コイルボビン9bを予め治具などで金属接合
部材4に仮止めして、コイルボビン9bの高さ位置ある
いは取り付け角度を調整した後金属接合部材4に接合す
ると、可動接点8cのオーバートラベル量を調整するこ
とができ、接点の開閉性能を安定させることができる。
れた端子部9b2を継鉄10に形成された凹部10cに
配設するとともに、固定鉄心9cを前記貫通孔10a1
に挿通してコイルボビン9bを継鉄10に固定する。そ
して、この継鉄10は、突片10a2を金属接合部材4
の突片4aと、側部10bを金属接合部材4の支持片4
bにそれぞれ当接して接合することにより金属接合部材
4に固定される。このように、金属接合部材4は一対の
突片4a及び支持片4bが形成され、これら突片4a及
び支持片4bにより継鉄10が接合される構成とするこ
とにより、コイルボビン9bを予め治具などで金属接合
部材4に仮止めして、コイルボビン9bの高さ位置ある
いは取り付け角度を調整した後金属接合部材4に接合す
ると、可動接点8cのオーバートラベル量を調整するこ
とができ、接点の開閉性能を安定させることができる。
【0037】アマチュア12は、コイル9aが励磁され
ると、固定鉄心9bに吸引されるもので、薄板の平板状
に形成されている。接圧ばね13は、一端が前記アマチ
ュア12に固着されるとともに、他端が絶縁部材15を
介して可動接触子8に固定されている。この接圧ばね1
3はアマチュア12が固定鉄心9cに吸引されて可動接
触子8の先端に固着された可動接点8cが固定接点3a
に当接し、その後更に押し込まれることによって撓み、
接点圧を得ることができるように構成されている。復帰
ばね14は、可動接点8cが固定接点3aから開離する
方向に可動接触子8を付勢するもので、両端に一対の固
着孔14cを有する固着部14aと、固着部14aの両
端から延設される一対の脚片14bとから成り、該脚片
14bが略く字型に折り曲げられて形成されている。こ
の脚片14bの一端はそれそれアマチュア12に固着さ
れるとともに、脚片14bの他端は、固着部14aの両
端に設けられた固着孔14cに、前述した継鉄10の側
部10bに設けられた突部10b1に嵌め込んで継鉄1
0に固着される。また、絶縁部材15は、接圧ばね14
の他端及び可動接触子8の一端部8bがそれぞれ固着さ
れており、略直方体状に形成され、その長手方向の長さ
寸法及び高さ寸法はコイルボビン9bの上面に設けられ
た位置規制部材11のそれよりも若干短い寸法に形成さ
れている。而して、この絶縁部材15は位置規制部材1
1内に配設され、可動接点8c及び固定接点3aが開離
すると、その両端が位置規制部材11の先端に設けられ
た規制片11bに規制されて、アマチュア12の位置規
制を行う。
ると、固定鉄心9bに吸引されるもので、薄板の平板状
に形成されている。接圧ばね13は、一端が前記アマチ
ュア12に固着されるとともに、他端が絶縁部材15を
介して可動接触子8に固定されている。この接圧ばね1
3はアマチュア12が固定鉄心9cに吸引されて可動接
触子8の先端に固着された可動接点8cが固定接点3a
に当接し、その後更に押し込まれることによって撓み、
接点圧を得ることができるように構成されている。復帰
ばね14は、可動接点8cが固定接点3aから開離する
方向に可動接触子8を付勢するもので、両端に一対の固
着孔14cを有する固着部14aと、固着部14aの両
端から延設される一対の脚片14bとから成り、該脚片
14bが略く字型に折り曲げられて形成されている。こ
の脚片14bの一端はそれそれアマチュア12に固着さ
れるとともに、脚片14bの他端は、固着部14aの両
端に設けられた固着孔14cに、前述した継鉄10の側
部10bに設けられた突部10b1に嵌め込んで継鉄1
0に固着される。また、絶縁部材15は、接圧ばね14
の他端及び可動接触子8の一端部8bがそれぞれ固着さ
れており、略直方体状に形成され、その長手方向の長さ
寸法及び高さ寸法はコイルボビン9bの上面に設けられ
た位置規制部材11のそれよりも若干短い寸法に形成さ
れている。而して、この絶縁部材15は位置規制部材1
1内に配設され、可動接点8c及び固定接点3aが開離
すると、その両端が位置規制部材11の先端に設けられ
た規制片11bに規制されて、アマチュア12の位置規
制を行う。
【0038】上述のように構成される封止接点装置は、
以下のように動作する。
以下のように動作する。
【0039】コイル9aの励磁前は、可動接点8cが可
動接点3aと接点ギャップを有して対向している。コイ
ル9aを励磁すると、アマチュア12が固定鉄心9cに
吸引されるとともに、アマチュア12に固定された接圧
ばね13及び接圧ばね13の先端に絶縁部材15を介し
て固着された可動接触子8が駆動され、可動接点8cが
固定接点3aに当接する。その後、更に可動接触子8が
駆動されると、接圧ばね13が撓み、これにより接点圧
を得ることができる。
動接点3aと接点ギャップを有して対向している。コイ
ル9aを励磁すると、アマチュア12が固定鉄心9cに
吸引されるとともに、アマチュア12に固定された接圧
ばね13及び接圧ばね13の先端に絶縁部材15を介し
て固着された可動接触子8が駆動され、可動接点8cが
固定接点3aに当接する。その後、更に可動接触子8が
駆動されると、接圧ばね13が撓み、これにより接点圧
を得ることができる。
【0040】また、コイル9aの励磁が切られると、ア
マチュア12が固定鉄心9cから離れ、アマチュア12
に固定された接圧ばね13及び接圧ばね13の先端に絶
縁部材15を介して固着された可動接触子8が駆動さ
れ、可動接点8cが固定接点3aから開離し、絶縁部材
15が位置規制部材11の規制片11bに接触してアマ
チュア8の位置規制が行われる。なお、本実施形態にお
いては、一対の可動接点8c及び可動接点3aから構成
される2組の接点部はそれぞれ別個の空間5a2、5a2
内に配されているため、両接点部の外側方向と内側方向
のスペースが略等しい大きさに構成することができ、接
点開閉時に発生するアークの引き伸ばされるスペースが
等しくなり、電流が正逆どちらの方向に流れても遮断性
能がほとんど変わらず正逆取付可能となる。また、両接
点部間に絶縁壁5a1を設けているため、接点開閉後、
接点の飛散分の堆積による接点間の耐絶縁性に優れる。 (実施形態2)本実施形態の基本構成は実施形態1と共
通するために、共通する部分については共通の符号を付
して説明を省略し、本実施形態の特徴となる部分につい
てのみ詳細に説明する。
マチュア12が固定鉄心9cから離れ、アマチュア12
に固定された接圧ばね13及び接圧ばね13の先端に絶
縁部材15を介して固着された可動接触子8が駆動さ
れ、可動接点8cが固定接点3aから開離し、絶縁部材
15が位置規制部材11の規制片11bに接触してアマ
チュア8の位置規制が行われる。なお、本実施形態にお
いては、一対の可動接点8c及び可動接点3aから構成
される2組の接点部はそれぞれ別個の空間5a2、5a2
内に配されているため、両接点部の外側方向と内側方向
のスペースが略等しい大きさに構成することができ、接
点開閉時に発生するアークの引き伸ばされるスペースが
等しくなり、電流が正逆どちらの方向に流れても遮断性
能がほとんど変わらず正逆取付可能となる。また、両接
点部間に絶縁壁5a1を設けているため、接点開閉後、
接点の飛散分の堆積による接点間の耐絶縁性に優れる。 (実施形態2)本実施形態の基本構成は実施形態1と共
通するために、共通する部分については共通の符号を付
して説明を省略し、本実施形態の特徴となる部分につい
てのみ詳細に説明する。
【0041】従来の封止接点装置において、部品公差及
び組立公差によって、各固定接点3aの高さ位置がそれ
ぞれ異なることにより、一方の可動接点8cと固定接点
3aの接点間の接点ギャップと他方の可動接点8cと固
定接点3aの接点間の接点ギャップがそれぞれ異なる場
合に、各接点間の接点ギャップをそれぞれ調整すること
ができず、接点の開閉性能が安定しないという問題があ
った。
び組立公差によって、各固定接点3aの高さ位置がそれ
ぞれ異なることにより、一方の可動接点8cと固定接点
3aの接点間の接点ギャップと他方の可動接点8cと固
定接点3aの接点間の接点ギャップがそれぞれ異なる場
合に、各接点間の接点ギャップをそれぞれ調整すること
ができず、接点の開閉性能が安定しないという問題があ
った。
【0042】本実施形態では、上記の問題を解決するた
めに、図3に示すように、可動接触子8の各脚片8aの
長手方向及び幅方向の中央付近で脚片8aの長手方向に
沿った縦長のスリット8dをそれぞれ設けている。
めに、図3に示すように、可動接触子8の各脚片8aの
長手方向及び幅方向の中央付近で脚片8aの長手方向に
沿った縦長のスリット8dをそれぞれ設けている。
【0043】而して、部品公差及び組立公差によって、
ボディ1に気密接合された一対の固定端子3、3の一端
に固着された固定接点3a、3aの高さ位置がそれぞれ
異なる場合に、スリット8dに例えばマイナスドライバ
ーのような治具を挿入し、脚片8aの幅方向に変形させ
る。これにより、脚片8aの長手方向の寸法を短くし、
各脚片8aの先端にそれぞれ固着された可動接点8cの
位置を固定接点3a、3aから離れる方向に移動させる
ことができ、一方の可動接点8cと固定接点3aの接点
間の接点ギャップG1と、他方の可動接点4bと固定接
点3aの接点間の接点ギャップG2が等しくなるように
調整することができる。この結果、各固定接点3a、3
aの高さ位置がずれても、各接点間の接点ギャップを調
整して、接点の開閉性能を安定させることができる。 (実施形態3)本実施形態の基本構成は実施形態1と共
通するために、共通する部分については共通の符号を付
して説明を省略し、本実施形態の特徴となる部分につい
てのみ詳細に説明する。
ボディ1に気密接合された一対の固定端子3、3の一端
に固着された固定接点3a、3aの高さ位置がそれぞれ
異なる場合に、スリット8dに例えばマイナスドライバ
ーのような治具を挿入し、脚片8aの幅方向に変形させ
る。これにより、脚片8aの長手方向の寸法を短くし、
各脚片8aの先端にそれぞれ固着された可動接点8cの
位置を固定接点3a、3aから離れる方向に移動させる
ことができ、一方の可動接点8cと固定接点3aの接点
間の接点ギャップG1と、他方の可動接点4bと固定接
点3aの接点間の接点ギャップG2が等しくなるように
調整することができる。この結果、各固定接点3a、3
aの高さ位置がずれても、各接点間の接点ギャップを調
整して、接点の開閉性能を安定させることができる。 (実施形態3)本実施形態の基本構成は実施形態1と共
通するために、共通する部分については共通の符号を付
して説明を省略し、本実施形態の特徴となる部分につい
てのみ詳細に説明する。
【0044】従来の封止接点装置において、部品公差及
び組立公差によって、各固定接点3aの高さ位置がそれ
ぞれ異なることにより、一方の可動接点8cと固定接点
3aの接点間の隙間と他方の可動接点8cと固定接点3
aの接点間の接点ギャップがそれぞれ異なる場合に、各
接点間の接点ギャップを調整することができず、接点の
開閉性能が安定しないという問題があった。
び組立公差によって、各固定接点3aの高さ位置がそれ
ぞれ異なることにより、一方の可動接点8cと固定接点
3aの接点間の隙間と他方の可動接点8cと固定接点3
aの接点間の接点ギャップがそれぞれ異なる場合に、各
接点間の接点ギャップを調整することができず、接点の
開閉性能が安定しないという問題があった。
【0045】本実施形態では、上記問題を解決するため
に、図4に示すように、可動接触子8の脚片8aの長手
方向及び幅方向の中央付近に脚片8aの長手方向に沿っ
た縦長のスリット8eを設けるとともに、このスリット
8eを設けた位置付近の各脚片8aの両側端に突部8
f、8fを設けて幅広としている。
に、図4に示すように、可動接触子8の脚片8aの長手
方向及び幅方向の中央付近に脚片8aの長手方向に沿っ
た縦長のスリット8eを設けるとともに、このスリット
8eを設けた位置付近の各脚片8aの両側端に突部8
f、8fを設けて幅広としている。
【0046】而して、部品公差及び組立公差によって、
ボディ1に気密接合された一対の固定端子3、3の一端
に固着された固定接点3a、3aの高さ位置がそれぞれ
異なる場合に、スリット8eに例えばマイナスドライバ
ーのような治具を挿入し、脚片8aの幅方向に変形さ
せ、脚片8aの長手方向の寸法を短くし、各脚片8aの
先端にそれぞれ固着された可動接点8cを固定接点3
a、3aから離れる方向に移動させることができる。ま
た、各脚片8aの両側端に設けられた突部8e、8eを
加圧して、各脚片8aの内側に押し込むことにより、各
脚片8aの長手方向の寸法をそれぞれ長くして、可動接
点8cを固定接点3aに近づく方向に移動させることが
できる。これにより、各固定接点3a、3aの高さ位置
がずれても、一方の可動接点8cと固定接点3aの接点
間の接点ギャップG1と、他方の可動接点8cと固定接
点3aの接点間の接点ギャップG2が等しくなるように
調節することができ、接点の開閉性能を安定させること
ができる。
ボディ1に気密接合された一対の固定端子3、3の一端
に固着された固定接点3a、3aの高さ位置がそれぞれ
異なる場合に、スリット8eに例えばマイナスドライバ
ーのような治具を挿入し、脚片8aの幅方向に変形さ
せ、脚片8aの長手方向の寸法を短くし、各脚片8aの
先端にそれぞれ固着された可動接点8cを固定接点3
a、3aから離れる方向に移動させることができる。ま
た、各脚片8aの両側端に設けられた突部8e、8eを
加圧して、各脚片8aの内側に押し込むことにより、各
脚片8aの長手方向の寸法をそれぞれ長くして、可動接
点8cを固定接点3aに近づく方向に移動させることが
できる。これにより、各固定接点3a、3aの高さ位置
がずれても、一方の可動接点8cと固定接点3aの接点
間の接点ギャップG1と、他方の可動接点8cと固定接
点3aの接点間の接点ギャップG2が等しくなるように
調節することができ、接点の開閉性能を安定させること
ができる。
【0047】(実施形態4)本実施形態の基本構成は実
施形態1と共通するために、共通する部分については共
通の符号を付して説明を省略し、本実施形態の特徴とな
る部分についてのみ詳細に説明する。
施形態1と共通するために、共通する部分については共
通の符号を付して説明を省略し、本実施形態の特徴とな
る部分についてのみ詳細に説明する。
【0048】従来の封止接点装置において、部品公差及
び組立公差によって、各固定接点3aの高さ位置がそれ
ぞれ異なることにより、一方の可動接点8cと固定接点
3aの接点間の接点ギャップと他方の可動接点8cと固
定接点3aの接点間の接点ギャップがそれぞれ異なる場
合に、各接点間の接点ギャップを調整することができ
ず、接点の開閉性能が安定しないという問題があった。
び組立公差によって、各固定接点3aの高さ位置がそれ
ぞれ異なることにより、一方の可動接点8cと固定接点
3aの接点間の接点ギャップと他方の可動接点8cと固
定接点3aの接点間の接点ギャップがそれぞれ異なる場
合に、各接点間の接点ギャップを調整することができ
ず、接点の開閉性能が安定しないという問題があった。
【0049】本実施形態では、上記問題を解決するため
に、図5に示すように、可動接触子8の各脚片8aの長
手方向及び幅方向の中央付近で脚片8aの長手方向に沿
って縦長にそれぞれスリット8g設けるとともに、この
スリット8gを挟んで脚片8aの幅方向の両端に一対の
貫通孔8hを設けている。
に、図5に示すように、可動接触子8の各脚片8aの長
手方向及び幅方向の中央付近で脚片8aの長手方向に沿
って縦長にそれぞれスリット8g設けるとともに、この
スリット8gを挟んで脚片8aの幅方向の両端に一対の
貫通孔8hを設けている。
【0050】而して、部品公差及び組立公差によって、
ボディ1に気密接合された一対の固定端子3、3の一端
に固着された固定接点3a、3aの高さ位置がそれぞれ
異なる場合に、スリット8gに例えばマイナスドライバ
ーのような治具を挿入し、脚片8aの幅方向に変形させ
るか、或いは、スリット8gの両端に設けられた貫通孔
8hにピン状の治具を挿入して脚片8aの幅方向に貫通
孔8hを変形させ、脚片8aの長手方向の寸法を短く
し、各脚片8aの先端にそれぞれ固着された可動接点8
cを固定接点3aから離れる方向に移動させることがで
きる。また、貫通孔8hに治具を挿入して脚片8aの長
手方向に変形させ、脚片8aの長手方向の寸法を長く
し、各脚片8aの先端にそれぞれ固着された可動接点8
cを固定接点3aから離れる方向に移動させることがで
きる。これにより、各固定接点3aの高さ位置がずれて
も、一方の可動接点8cと固定接点3aの接点間の接点
ギャップG1と、他方の可動接点8cと固定接点3aの
接点間の接点ギャップG2を等しく調節することがで
き、接点の開閉性能を安定させることができる。 (実施形態5)本実施形態の基本構成は実施形態1と共
通するために、共通する部分については共通の符号を付
して説明を省略し、本実施形態の特徴となる部分につい
てのみ詳細に説明する。
ボディ1に気密接合された一対の固定端子3、3の一端
に固着された固定接点3a、3aの高さ位置がそれぞれ
異なる場合に、スリット8gに例えばマイナスドライバ
ーのような治具を挿入し、脚片8aの幅方向に変形させ
るか、或いは、スリット8gの両端に設けられた貫通孔
8hにピン状の治具を挿入して脚片8aの幅方向に貫通
孔8hを変形させ、脚片8aの長手方向の寸法を短く
し、各脚片8aの先端にそれぞれ固着された可動接点8
cを固定接点3aから離れる方向に移動させることがで
きる。また、貫通孔8hに治具を挿入して脚片8aの長
手方向に変形させ、脚片8aの長手方向の寸法を長く
し、各脚片8aの先端にそれぞれ固着された可動接点8
cを固定接点3aから離れる方向に移動させることがで
きる。これにより、各固定接点3aの高さ位置がずれて
も、一方の可動接点8cと固定接点3aの接点間の接点
ギャップG1と、他方の可動接点8cと固定接点3aの
接点間の接点ギャップG2を等しく調節することがで
き、接点の開閉性能を安定させることができる。 (実施形態5)本実施形態の基本構成は実施形態1と共
通するために、共通する部分については共通の符号を付
して説明を省略し、本実施形態の特徴となる部分につい
てのみ詳細に説明する。
【0051】従来の封止接点装置において、部品公差及
び組立公差によって、各固定接点3aの高さ位置が異な
ることにより、一方の可動接点8cと固定接点3aの接
点間の隙間と他方の可動接点8cと固定接点3aの接点
間の隙間がそれぞれ異なる場合に、各接点間の隙間を調
整することができず、接点の開閉性能が安定しないとい
う問題があった。
び組立公差によって、各固定接点3aの高さ位置が異な
ることにより、一方の可動接点8cと固定接点3aの接
点間の隙間と他方の可動接点8cと固定接点3aの接点
間の隙間がそれぞれ異なる場合に、各接点間の隙間を調
整することができず、接点の開閉性能が安定しないとい
う問題があった。
【0052】本実施形態では、上記の問題を解決するた
めに、図6に示すように、可動接触子8の各脚片8aの
長手方向中央付近に曲げ部8iを設けている。
めに、図6に示すように、可動接触子8の各脚片8aの
長手方向中央付近に曲げ部8iを設けている。
【0053】而して、部品公差及び組立公差によって、
ボディ1に気密接合された一対の固定端子3、3の一端
に固着された固定接点3a、3aの高さ位置がそれぞれ
異なる場合に、脚片8aに設けられた曲部8iを加圧し
て脚片8aの長手方向の寸法を長くし、可動接点8cが
固定接点3aに近づく方向に移動させることができる。
これにより、各固定接点8cの位置がずれても、一方の
可動接点8cと固定接点3aの接点間の接点ギャップG
1と、他方の可動接点8cと固定接点3aの接点間の接
点ギャップG2を等しく調節することができ、接点の開
閉性能を安定させることができる。 (実施形態6)本実施形態の基本構成は実施形態1と共
通するために、共通する部分については共通の符号を付
して説明を省略し、本実施形態の特徴となる部分につい
てのみ詳細に説明する。
ボディ1に気密接合された一対の固定端子3、3の一端
に固着された固定接点3a、3aの高さ位置がそれぞれ
異なる場合に、脚片8aに設けられた曲部8iを加圧し
て脚片8aの長手方向の寸法を長くし、可動接点8cが
固定接点3aに近づく方向に移動させることができる。
これにより、各固定接点8cの位置がずれても、一方の
可動接点8cと固定接点3aの接点間の接点ギャップG
1と、他方の可動接点8cと固定接点3aの接点間の接
点ギャップG2を等しく調節することができ、接点の開
閉性能を安定させることができる。 (実施形態6)本実施形態の基本構成は実施形態1と共
通するために、共通する部分については共通の符号を付
して説明を省略し、本実施形態の特徴となる部分につい
てのみ詳細に説明する。
【0054】従来の封止接点装置において、部品公差及
び組立公差によって、各固定接点3aの位置が異なるこ
とにより、一方の可動接点8cと固定接点3aの接点間
の隙間と他方の可動接点8cと固定接点3aの接点間の
接点ギャップがそれぞれ異なる場合に、各接点間の接点
ギャップを調整することができず、接点の開閉性能が安
定しないという問題があった。
び組立公差によって、各固定接点3aの位置が異なるこ
とにより、一方の可動接点8cと固定接点3aの接点間
の隙間と他方の可動接点8cと固定接点3aの接点間の
接点ギャップがそれぞれ異なる場合に、各接点間の接点
ギャップを調整することができず、接点の開閉性能が安
定しないという問題があった。
【0055】本実施形態では、図7に示すように、可動
接触子8の各脚片8aの長手方向及び幅方向の中央付近
で略十字型のスリット8jを設けている。
接触子8の各脚片8aの長手方向及び幅方向の中央付近
で略十字型のスリット8jを設けている。
【0056】而して、部品公差及び組立公差によって、
ボディ1に気密接合された一対の固定端子3、3の一端
に固着された固定接点3a、3aの高さ位置がそれぞれ
異なる場合に、スリット8jに例えばマイナスドライバ
ーのような治具を挿入し、脚片8aの幅方向に変形させ
て脚片8aの長手方向の寸法を短くし、各脚片8aの先
端にそれぞれ固着された可動接点8cの位置を固定接点
3a、3aから離れる方向に移動させることができる。
また、スリット8jに治具を挿入して脚片8aの長手方
向に変形させ、脚片8aの長手方向の寸法を長くして、
可動接点8cを固定接点3aから離れる方向に移動させ
ることができる。これにより、各固定接点3aの高さ位
置がずれても、一方の可動接点8cと固定接点3aの間
の接点ギャップG1と、他方の可動接点8cと固定接点
3aの間の接点ギャップG2を等しく調節することがで
き、接点の開閉性能を安定させることができる。 (実施形態7)本実施形態の基本構成は実施形態1と共
通するために、共通する部分については共通の符号を付
して説明を省略し、本実施形態の特徴となる部分につい
てのみ詳細に説明する。
ボディ1に気密接合された一対の固定端子3、3の一端
に固着された固定接点3a、3aの高さ位置がそれぞれ
異なる場合に、スリット8jに例えばマイナスドライバ
ーのような治具を挿入し、脚片8aの幅方向に変形させ
て脚片8aの長手方向の寸法を短くし、各脚片8aの先
端にそれぞれ固着された可動接点8cの位置を固定接点
3a、3aから離れる方向に移動させることができる。
また、スリット8jに治具を挿入して脚片8aの長手方
向に変形させ、脚片8aの長手方向の寸法を長くして、
可動接点8cを固定接点3aから離れる方向に移動させ
ることができる。これにより、各固定接点3aの高さ位
置がずれても、一方の可動接点8cと固定接点3aの間
の接点ギャップG1と、他方の可動接点8cと固定接点
3aの間の接点ギャップG2を等しく調節することがで
き、接点の開閉性能を安定させることができる。 (実施形態7)本実施形態の基本構成は実施形態1と共
通するために、共通する部分については共通の符号を付
して説明を省略し、本実施形態の特徴となる部分につい
てのみ詳細に説明する。
【0057】実施形態1において、可動接点8cと固定
接点3aの接点性能を安定させるためにストローク及び
オーバートラベル量を安定させる必要があるが、アマチ
ュア12の長手方向の寸法が短ければ、ストロークのば
らつきが大きくなるという問題が生じる。
接点3aの接点性能を安定させるためにストローク及び
オーバートラベル量を安定させる必要があるが、アマチ
ュア12の長手方向の寸法が短ければ、ストロークのば
らつきが大きくなるという問題が生じる。
【0058】本実施形態では、上記の問題を解決するた
め、図8に示すように、アマチュア12を、揺動部12
a及び延設部12bを有する略L型に形成するととも
に、延設部12bの位置規制を行う位置規制部材10d
を継鉄10に設けている。
め、図8に示すように、アマチュア12を、揺動部12
a及び延設部12bを有する略L型に形成するととも
に、延設部12bの位置規制を行う位置規制部材10d
を継鉄10に設けている。
【0059】アマチュア12の揺動部12aはコイルボ
ビン9bの上面に揺動自在に配されるとともに、一端が
継鉄10の側部10bに支持されている。また、延設部
12bは前記揺動部12aの支持される側の一端からコ
イルボビン9bの下端付近まで延設されている。このよ
うにアマチュア12は揺動部12aと延設部12bから
成る断面略L型に形成される。また、位置規制部材10
dは、コイルボビン9bの下端付近で継鉄10の側部1
0bから一定の間隔をおいて突設されている。この間隔
は延設部12bのストローク方向の可動範囲となるもの
である。
ビン9bの上面に揺動自在に配されるとともに、一端が
継鉄10の側部10bに支持されている。また、延設部
12bは前記揺動部12aの支持される側の一端からコ
イルボビン9bの下端付近まで延設されている。このよ
うにアマチュア12は揺動部12aと延設部12bから
成る断面略L型に形成される。また、位置規制部材10
dは、コイルボビン9bの下端付近で継鉄10の側部1
0bから一定の間隔をおいて突設されている。この間隔
は延設部12bのストローク方向の可動範囲となるもの
である。
【0060】而して、コイル9aが励磁され、固定鉄心
9cにアマチュア12の揺動部12aが吸引されると、
延設部12bの下端が規制部材10dに当接するために
アマチュア12のストロークの位置規制がなされる。こ
の結果、実施形態1と比較して、本実施形態ではアマチ
ュア12が揺動部12aと延設部12bを有する略L型
に形成され、揺動部12aよりも長い寸法の延設部12
bで位置規制部材10bによりストロークを規制するた
め、ストロークを安定させることができ、接点の開閉性
能を安定させることができる。
9cにアマチュア12の揺動部12aが吸引されると、
延設部12bの下端が規制部材10dに当接するために
アマチュア12のストロークの位置規制がなされる。こ
の結果、実施形態1と比較して、本実施形態ではアマチ
ュア12が揺動部12aと延設部12bを有する略L型
に形成され、揺動部12aよりも長い寸法の延設部12
bで位置規制部材10bによりストロークを規制するた
め、ストロークを安定させることができ、接点の開閉性
能を安定させることができる。
【0061】
【発明の効果】請求項1の発明は、一端に固定接点を有
する複数の固定端子と、前記複数の固定端子の固定接点
に接離する複数の可動接点を有する可動接触子と、前記
可動接点を固定接点に接離するために可動接触子を駆動
する駆動部と、前記固定端子、可動接触子及び接点駆動
用電磁石を収容するための気密空間を形成するハウジン
グと、を有する封止接点装置において、前記ハウジング
内に絶縁部材によって隔絶された複数の空間を形成し、
一対の固定接点及び可動接点から成る複数の接点部をそ
れぞれ上記空間内に配して成ることにより、各接点部は
それぞれ絶縁された空間内に配され、さらに空間内では
可動接点を有する可動接触子の外側方向と内側方向のス
ペースが略等しい大きさに構成することが可能なため、
アークの引き伸ばされる空間が等しくなり、電流が正逆
どちらの方向に流れても遮断性能が変わらず正逆取り付
け可能となるとともに、一対の可動接点と固定接点から
成る2組の接点部の間は、絶縁物材により絶縁されてい
るため、接点開閉後の接点の飛散分の堆積による接点間
の耐絶縁性を向上させることができるという効果があ
る。
する複数の固定端子と、前記複数の固定端子の固定接点
に接離する複数の可動接点を有する可動接触子と、前記
可動接点を固定接点に接離するために可動接触子を駆動
する駆動部と、前記固定端子、可動接触子及び接点駆動
用電磁石を収容するための気密空間を形成するハウジン
グと、を有する封止接点装置において、前記ハウジング
内に絶縁部材によって隔絶された複数の空間を形成し、
一対の固定接点及び可動接点から成る複数の接点部をそ
れぞれ上記空間内に配して成ることにより、各接点部は
それぞれ絶縁された空間内に配され、さらに空間内では
可動接点を有する可動接触子の外側方向と内側方向のス
ペースが略等しい大きさに構成することが可能なため、
アークの引き伸ばされる空間が等しくなり、電流が正逆
どちらの方向に流れても遮断性能が変わらず正逆取り付
け可能となるとともに、一対の可動接点と固定接点から
成る2組の接点部の間は、絶縁物材により絶縁されてい
るため、接点開閉後の接点の飛散分の堆積による接点間
の耐絶縁性を向上させることができるという効果があ
る。
【0062】請求項2の発明は、前記可動接触子は、先
端部に可動接点が固着されるとともに、可動接点と固定
接点の接離する方向に沿った複数の脚片を具備し、これ
ら複数の脚片に長手方向に沿った縦長のスリットが形成
されて成ることにより、部品公差及び組立公差によって
2つの固定接点の取り付け位置がそれぞれ異なる場合
に、例えばマイナスドライバのような治具をスリットに
挿入して脚片の幅方向にスリットを変形させることによ
って、可動接点の位置を固定接点から離れる方向に移動
させることができ、これにより、各可動接点と固定接点
の接点間の接点ギャップが互いに等しくなるように調節
して、接点の開閉性能を安定させることができるという
効果がある。
端部に可動接点が固着されるとともに、可動接点と固定
接点の接離する方向に沿った複数の脚片を具備し、これ
ら複数の脚片に長手方向に沿った縦長のスリットが形成
されて成ることにより、部品公差及び組立公差によって
2つの固定接点の取り付け位置がそれぞれ異なる場合
に、例えばマイナスドライバのような治具をスリットに
挿入して脚片の幅方向にスリットを変形させることによ
って、可動接点の位置を固定接点から離れる方向に移動
させることができ、これにより、各可動接点と固定接点
の接点間の接点ギャップが互いに等しくなるように調節
して、接点の開閉性能を安定させることができるという
効果がある。
【0063】請求項3の発明は、上記スリットを設けた
部分の脚片の幅が幅広に形成されて成ることにより、部
品公差及び組立公差によって2つの固定接点の取り付け
位置がそれぞれ異なる場合に、例えばマイナスドライバ
のような治具をスリットに挿入して脚片の幅方向にスリ
ットを変形させることによって、可動接点を固定接点か
ら離れる方向に移動させることができるとともに、脚片
の幅広に形成された部分を加圧すれば、可動接点を固定
接点に近づく方向に移動させることができ、これによ
り、各可動接点と固定接点の接点間の接点ギャップが互
いに等しくなるように調節して、接点の開閉性能を安定
させることができるという効果がある。
部分の脚片の幅が幅広に形成されて成ることにより、部
品公差及び組立公差によって2つの固定接点の取り付け
位置がそれぞれ異なる場合に、例えばマイナスドライバ
のような治具をスリットに挿入して脚片の幅方向にスリ
ットを変形させることによって、可動接点を固定接点か
ら離れる方向に移動させることができるとともに、脚片
の幅広に形成された部分を加圧すれば、可動接点を固定
接点に近づく方向に移動させることができ、これによ
り、各可動接点と固定接点の接点間の接点ギャップが互
いに等しくなるように調節して、接点の開閉性能を安定
させることができるという効果がある。
【0064】請求項4の発明は、上記スリットを挟んで
脚片の横幅方向の両端に貫通孔を設けたことにより、部
品公差及び組立公差によって2つの固定接点の取り付け
位置がそれぞれ異なる場合に、例えばマイナスドライバ
のようなシ治具をスリットに挿入して脚片の幅方向にス
リットを変形させるか、或いはスリットの両側に設けら
れた貫通孔にピン状の治具を挿入し、脚片の幅方向に変
形させると可動接点を固定接点から離れる方向に移動さ
せることができるとともに、貫通孔を脚片の長手方向に
変形させると可動接点を固定接点に近づく方向に移動さ
せることができ、これにより、各可動接点と固定接点の
接点間の接点ギャップが互いに等しくなるように調節し
て、接点の開閉性能を安定させることができるという効
果がある。
脚片の横幅方向の両端に貫通孔を設けたことにより、部
品公差及び組立公差によって2つの固定接点の取り付け
位置がそれぞれ異なる場合に、例えばマイナスドライバ
のようなシ治具をスリットに挿入して脚片の幅方向にス
リットを変形させるか、或いはスリットの両側に設けら
れた貫通孔にピン状の治具を挿入し、脚片の幅方向に変
形させると可動接点を固定接点から離れる方向に移動さ
せることができるとともに、貫通孔を脚片の長手方向に
変形させると可動接点を固定接点に近づく方向に移動さ
せることができ、これにより、各可動接点と固定接点の
接点間の接点ギャップが互いに等しくなるように調節し
て、接点の開閉性能を安定させることができるという効
果がある。
【0065】請求項5の発明は、前記可動接触子は、先
端部に可動接点が固着されるとともに、可動接点と固定
接点の接離する方向に沿った複数の脚片を具備し、これ
ら複数の脚片の一部に曲げ部が形成されて成ることによ
り、部品公差及び組立公差によって2つの固定接点の取
り付け位置がそれぞれ異なる場合に、脚片の曲げ部を加
圧して、脚片の長手方向に変形させることで可動接点を
固定接点に近づく方向に移動させることができ、これに
より、各可動接点と固定接点の接点間の接点ギャップが
互いに等しくなるように調節して、接点の開閉性能を安
定させることができるという効果がある。
端部に可動接点が固着されるとともに、可動接点と固定
接点の接離する方向に沿った複数の脚片を具備し、これ
ら複数の脚片の一部に曲げ部が形成されて成ることによ
り、部品公差及び組立公差によって2つの固定接点の取
り付け位置がそれぞれ異なる場合に、脚片の曲げ部を加
圧して、脚片の長手方向に変形させることで可動接点を
固定接点に近づく方向に移動させることができ、これに
より、各可動接点と固定接点の接点間の接点ギャップが
互いに等しくなるように調節して、接点の開閉性能を安
定させることができるという効果がある。
【0066】請求項6の発明は、前記可動接触子は、先
端部に可動接点が固着されるとともに、可動接点と固定
接点の接離する方向に沿った複数の脚片を具備し、これ
ら複数の脚片に略十字形のスリットが形成されて成るこ
とにより、部品公差及び組立公差によって2つの固定接
点の取り付け位置がそれぞれ異なる場合に、例えばマイ
ナスドライバのような治具をスリットに挿入して脚片の
横幅方向スリットを変形させることによって、可動接点
を固定接点から離れる方向に移動させることができると
ともに、脚片の長手方向にスリットを変形させることに
よって、可動接点を固定接点に近づく方向に移動させる
ことができ、これにより各可動接点と固定接点の接点間
の接点ギャップが互いに等しくなるように調整して、接
点の開閉性能を安定させることができるという効果があ
る。
端部に可動接点が固着されるとともに、可動接点と固定
接点の接離する方向に沿った複数の脚片を具備し、これ
ら複数の脚片に略十字形のスリットが形成されて成るこ
とにより、部品公差及び組立公差によって2つの固定接
点の取り付け位置がそれぞれ異なる場合に、例えばマイ
ナスドライバのような治具をスリットに挿入して脚片の
横幅方向スリットを変形させることによって、可動接点
を固定接点から離れる方向に移動させることができると
ともに、脚片の長手方向にスリットを変形させることに
よって、可動接点を固定接点に近づく方向に移動させる
ことができ、これにより各可動接点と固定接点の接点間
の接点ギャップが互いに等しくなるように調整して、接
点の開閉性能を安定させることができるという効果があ
る。
【0067】請求項7の発明は、前記駆動部をハウジン
グに固着するための金属接合部材を備え、該金属接合部
材は駆動部が接合される取付部を有することにより、駆
動部の高さ或いは取り付け角度を調整した後、金属部材
の取付部に駆動部を取り付けることができ、可動接点の
オーバートラベル量を調整することができ、接点の開閉
性能を安定させることができるという効果がある。
グに固着するための金属接合部材を備え、該金属接合部
材は駆動部が接合される取付部を有することにより、駆
動部の高さ或いは取り付け角度を調整した後、金属部材
の取付部に駆動部を取り付けることができ、可動接点の
オーバートラベル量を調整することができ、接点の開閉
性能を安定させることができるという効果がある。
【0068】請求項8の発明は、前記駆動部は、接点駆
動用電磁石と、接点駆動用電磁石の一方の磁極部が載置
される載置部及び接点駆動用電磁石の側面に沿って配設
される側部とから成る断面略L型に形成された継鉄と、
接点駆動用電磁石の他方の磁極部に対向して前記支持部
に揺動自在に支持される揺動部及び前記揺動部の側部に
支持される側の一端から接点駆動用電磁石の一方の磁極
部の下端付近まで延設される延設部から成る断面略L型
に形成されたアマチュアと、前記接点駆動用電磁石の一
方の磁極部の下端付近でアマチュアの可動部のストロー
ク方向の位置規制を行う位置規制部材とを有することに
より、可動接点と固定接点の接点性能を安定させるため
にストローク及びオーバートラベル量を安定させる場合
に、揺動部及び延設部から構成されるアマチュアを、揺
動部よりも長い延設部で位置規制部材によりストローク
の規制を行うことにより、ストロークのばらつきを小さ
く抑えて、接点の開閉性能を安定させることができると
いう効果がある。
動用電磁石と、接点駆動用電磁石の一方の磁極部が載置
される載置部及び接点駆動用電磁石の側面に沿って配設
される側部とから成る断面略L型に形成された継鉄と、
接点駆動用電磁石の他方の磁極部に対向して前記支持部
に揺動自在に支持される揺動部及び前記揺動部の側部に
支持される側の一端から接点駆動用電磁石の一方の磁極
部の下端付近まで延設される延設部から成る断面略L型
に形成されたアマチュアと、前記接点駆動用電磁石の一
方の磁極部の下端付近でアマチュアの可動部のストロー
ク方向の位置規制を行う位置規制部材とを有することに
より、可動接点と固定接点の接点性能を安定させるため
にストローク及びオーバートラベル量を安定させる場合
に、揺動部及び延設部から構成されるアマチュアを、揺
動部よりも長い延設部で位置規制部材によりストローク
の規制を行うことにより、ストロークのばらつきを小さ
く抑えて、接点の開閉性能を安定させることができると
いう効果がある。
【図1】実施形態1を示し、(a)は平面図、(b)は
側面断面図である。
側面断面図である。
【図2】同上の分解斜視図である。
【図3】実施形態2の要部を示す正面図である。
【図4】実施形態3の要部を示す正面図である。
【図5】実施形態4の要部を示す正面図である。
【図6】実施形態5の要部を示す側面図である。
【図7】実施形態6の要部を示す正面図である。
【図8】実施形態7を示す一部省略した側面断面図であ
る。
る。
【図9】従来の封止接点装置を示す断面図である。
【図10】他の従来の封止接点装置を示す断面図であ
る。
る。
1 ボディ 2 カバー 3 固定端子 4 金属接合部材 5 第1の絶縁部材 7 第2の絶縁部材 9 接点駆動用電磁石 8 可動接触子 10 継鉄
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成10年12月7日(1998.12.
7)
7)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0005
【補正方法】変更
【補正内容】
【0005】電磁石装置等によって、可動軸59の一端
部59aが駆動されると、可動接触子54の可動接点5
4aが固定接点53aに当接する。その後、可動軸59
が更に駆動されると、可動接点54aが固定接点53a
に当接している可動接触子54は可動しないが、可動軸
59に固定されている可動接触子ホルダ58が可動して
接圧ばね55により、可動接点54aと固定接点53a
の接圧が高くなる。このとき、復帰ばね56は、圧縮さ
れる。
部59aが駆動されると、可動接触子54の可動接点5
4aが固定接点53aに当接する。その後、可動軸59
が更に駆動されると、可動接点54aが固定接点53a
に当接している可動接触子54は可動しないが、可動軸
59に固定されている可動接触子ホルダ58が可動して
接圧ばね55により、可動接点54aと固定接点53a
の接圧が高くなる。このとき、復帰ばね56は、圧縮さ
れる。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0007
【補正方法】変更
【補正内容】
【0007】また、図10に示す封止接点装置は、第1
の部材62及び第2の部材63とともに気密空間を形成
し、水素又は水素を主体とするガスが封入された封止容
器61と、固定接点64aを設けた固定端子64と、固
定接点64aに接離する可動接点65aを設けた可動接
触子65と、接点当接方向へ可動接触子65を付勢する
接圧ばね67と、中央片68a及び両対向片68b、6
8bを有する断面略コ字状に形成され、接圧ばね67を
圧縮懸架状態で保持する可動接触子ホルダ68と、一端
部69aが太い略円柱状に形成され第1の接合部材62
に接合され、軸方向に挿通孔69bが設けられるととも
に、他端部には挿通孔69bの内径よりも大きい内径を
有した凹部69cが設けられた固定鉄心69と、略円柱
状に形成され、その軸方向の一端側に固定鉄心69との
対向面70aを有し、他端部に凹部70cを有する可動
鉄心70と、接点開離方向へ可動鉄心70を付勢し得る
よう固定鉄心69の凹部69cに嵌まり込んで位置規制
されるコイル状の復帰ばね71と、可動接触子65に一
端部66aが連設された棒状であって、他端部66bが
固定鉄心69及び可動鉄心70の軸方向にそれぞれ設け
られた貫通孔69b、70bに貫通して、可動鉄心70
の凹部70cから突出した状態で固定される可動軸66
と、を備えている。
の部材62及び第2の部材63とともに気密空間を形成
し、水素又は水素を主体とするガスが封入された封止容
器61と、固定接点64aを設けた固定端子64と、固
定接点64aに接離する可動接点65aを設けた可動接
触子65と、接点当接方向へ可動接触子65を付勢する
接圧ばね67と、中央片68a及び両対向片68b、6
8bを有する断面略コ字状に形成され、接圧ばね67を
圧縮懸架状態で保持する可動接触子ホルダ68と、一端
部69aが太い略円柱状に形成され第1の接合部材62
に接合され、軸方向に挿通孔69bが設けられるととも
に、他端部には挿通孔69bの内径よりも大きい内径を
有した凹部69cが設けられた固定鉄心69と、略円柱
状に形成され、その軸方向の一端側に固定鉄心69との
対向面70aを有し、他端部に凹部70cを有する可動
鉄心70と、接点開離方向へ可動鉄心70を付勢し得る
よう固定鉄心69の凹部69cに嵌まり込んで位置規制
されるコイル状の復帰ばね71と、可動接触子65に一
端部66aが連設された棒状であって、他端部66bが
固定鉄心69及び可動鉄心70の軸方向にそれぞれ設け
られた貫通孔69b、70bに貫通して、可動鉄心70
の凹部70cから突出した状態で固定される可動軸66
と、を備えている。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0023
【補正方法】変更
【補正内容】
【0023】前記ボディ1の底面の2個所に固定端子孔
1a、1aがそれぞれボディ1の長手方向の一端部に並
設されている。固定端子孔1a、1aに挿通される固定
端子3、3は略円筒形状に形成され、一端に固定接点3
aが固着されるとともに、他端には鍔部3bが設けられ
ている。而して、固定端子3は固定端子孔1aに挿入さ
れ、その他端がボディ1から突出した状態で、鍔部3b
付近がボディ1にロウ付け等されることによりボディ1
に固定端子3が気密接合される。
1a、1aがそれぞれボディ1の長手方向の一端部に並
設されている。固定端子孔1a、1aに挿通される固定
端子3、3は略円筒形状に形成され、一端に固定接点3
aが固着されるとともに、他端には鍔部3bが設けられ
ている。而して、固定端子3は固定端子孔1aに挿入さ
れ、その他端がボディ1から突出した状態で、鍔部3b
付近がボディ1にロウ付け等されることによりボディ1
に固定端子3が気密接合される。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0024
【補正方法】変更
【補正内容】
【0024】また、ボディ1の底面の他端部の2箇所に
はコイル端子孔1b、1bが併設されるとともに、この
コイル端子孔1b、1bに挿通されるコイル端子17、
17は、一端に鍔部17aを設けた略円柱状に形成され
る。而して、コイル端子17、17は、固定端子3、3
と同様にコイル端子孔1b、1bに挿入され、ボディ1
に気密接合される。
はコイル端子孔1b、1bが併設されるとともに、この
コイル端子孔1b、1bに挿通されるコイル端子17、
17は、一端に鍔部17aを設けた略円柱状に形成され
る。而して、コイル端子17、17は、固定端子3、3
と同様にコイル端子孔1b、1bに挿入され、ボディ1
に気密接合される。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0037
【補正方法】変更
【補正内容】
【0037】アマチュア12は、コイル9aが励磁され
ると、固定鉄心9cに吸引されるもので、薄板の平板状
に形成されている。接圧ばね13は、一端が前記アマチ
ュア12に固着されるとともに、他端が絶縁部材15を
介して可動接触子8に固定されている。この接圧ばね1
3はアマチュア12が固定鉄心9cに吸引されて可動接
触子8の先端に固着された可動接点8cが固定接点3a
に当接し、その後更に押し込まれることによって撓み、
接点圧を得ることができるように構成されている。復帰
ばね14は、可動接点8cが固定接点3aから開離する
方向に可動接触子8を付勢するもので、両端に一対の固
着孔14cを有する固着部14aと、固着部14aの両
端から延設される一対の脚片14bとから成り、該脚片
14bが略く字型に折り曲げられて形成されている。こ
の脚片14bの一端はそれそれアマチュア12に固着さ
れるとともに、脚片14bの他端は、固着部14aの両
端に設けられた固着孔14cに、前述した継鉄10の側
部10bに設けられた突部10b1に嵌め込んで継鉄1
0に固着される。また、絶縁部材15は、接圧ばね13
の他端及び可動接触子8の一端部8bがそれぞれ固着さ
れており、略直方体状に形成され、その長手方向の長さ
寸法及び高さ寸法はコイルボビン9bの上面に設けられ
た位置規制部材11のそれよりも若干短い寸法に形成さ
れている。而して、この絶縁部材15は位置規制部材1
1内に配設され、可動接点8c及び固定接点3aが開離
すると、その両端が位置規制部材11の先端に設けられ
た規制片11aに規制されて、アマチュア12の位置規
制を行う。
ると、固定鉄心9cに吸引されるもので、薄板の平板状
に形成されている。接圧ばね13は、一端が前記アマチ
ュア12に固着されるとともに、他端が絶縁部材15を
介して可動接触子8に固定されている。この接圧ばね1
3はアマチュア12が固定鉄心9cに吸引されて可動接
触子8の先端に固着された可動接点8cが固定接点3a
に当接し、その後更に押し込まれることによって撓み、
接点圧を得ることができるように構成されている。復帰
ばね14は、可動接点8cが固定接点3aから開離する
方向に可動接触子8を付勢するもので、両端に一対の固
着孔14cを有する固着部14aと、固着部14aの両
端から延設される一対の脚片14bとから成り、該脚片
14bが略く字型に折り曲げられて形成されている。こ
の脚片14bの一端はそれそれアマチュア12に固着さ
れるとともに、脚片14bの他端は、固着部14aの両
端に設けられた固着孔14cに、前述した継鉄10の側
部10bに設けられた突部10b1に嵌め込んで継鉄1
0に固着される。また、絶縁部材15は、接圧ばね13
の他端及び可動接触子8の一端部8bがそれぞれ固着さ
れており、略直方体状に形成され、その長手方向の長さ
寸法及び高さ寸法はコイルボビン9bの上面に設けられ
た位置規制部材11のそれよりも若干短い寸法に形成さ
れている。而して、この絶縁部材15は位置規制部材1
1内に配設され、可動接点8c及び固定接点3aが開離
すると、その両端が位置規制部材11の先端に設けられ
た規制片11aに規制されて、アマチュア12の位置規
制を行う。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0040
【補正方法】変更
【補正内容】
【0040】また、コイル9aの励磁が切られると、ア
マチュア12が固定鉄心9cから離れ、アマチュア12
に固定された接圧ばね13及び接圧ばね13の先端に絶
縁部材15を介して固着された可動接触子8が駆動さ
れ、可動接点8cが固定接点3aから開離し、絶縁部材
15が位置規制部材11の規制片11aに接触してアマ
チュア8の位置規制が行われる。なお、本実施形態にお
いては、一対の可動接点8c及び可動接点3aから構成
される2組の接点部はそれぞれ別個の空間5a2、5a2
内に配されているため、両接点部の外側方向と内側方向
のスペースが略等しい大きさに構成することができ、接
点開閉時に発生するアークの引き伸ばされるスペースが
等しくなり、電流が正逆どちらの方向に流れても遮断性
能がほとんど変わらず正逆取付可能となる。また、両接
点部間に絶縁壁5a1を設けているため、接点開閉後、
接点の飛散分の堆積による接点間の耐絶縁性に優れる。 (実施形態2)本実施形態の基本構成は実施形態1と共
通するために、共通する部分については共通の符号を付
して説明を省略し、本実施形態の特徴となる部分につい
てのみ詳細に説明する。
マチュア12が固定鉄心9cから離れ、アマチュア12
に固定された接圧ばね13及び接圧ばね13の先端に絶
縁部材15を介して固着された可動接触子8が駆動さ
れ、可動接点8cが固定接点3aから開離し、絶縁部材
15が位置規制部材11の規制片11aに接触してアマ
チュア8の位置規制が行われる。なお、本実施形態にお
いては、一対の可動接点8c及び可動接点3aから構成
される2組の接点部はそれぞれ別個の空間5a2、5a2
内に配されているため、両接点部の外側方向と内側方向
のスペースが略等しい大きさに構成することができ、接
点開閉時に発生するアークの引き伸ばされるスペースが
等しくなり、電流が正逆どちらの方向に流れても遮断性
能がほとんど変わらず正逆取付可能となる。また、両接
点部間に絶縁壁5a1を設けているため、接点開閉後、
接点の飛散分の堆積による接点間の耐絶縁性に優れる。 (実施形態2)本実施形態の基本構成は実施形態1と共
通するために、共通する部分については共通の符号を付
して説明を省略し、本実施形態の特徴となる部分につい
てのみ詳細に説明する。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0043
【補正方法】変更
【補正内容】
【0043】而して、部品公差及び組立公差によって、
ボディ1に気密接合された一対の固定端子3、3の一端
に固着された固定接点3a、3aの高さ位置がそれぞれ
異なる場合に、スリット8dに例えばマイナスドライバ
ーのような治具を挿入し、脚片8aの幅方向に変形させ
る。これにより、脚片8aの長手方向の寸法を短くし、
各脚片8aの先端にそれぞれ固着された可動接点8cの
位置を固定接点3a、3aから離れる方向に移動させる
ことができ、一方の可動接点8cと固定接点3aの接点
間の接点ギャップG1と、他方の可動接点8cと固定接
点3aの接点間の接点ギャップG2が等しくなるように
調整することができる。この結果、各固定接点3a、3
aの高さ位置がずれても、各接点間の接点ギャップを調
整して、接点の開閉性能を安定させることができる。 (実施形態3)本実施形態の基本構成は実施形態1と共
通するために、共通する部分については共通の符号を付
して説明を省略し、本実施形態の特徴となる部分につい
てのみ詳細に説明する。
ボディ1に気密接合された一対の固定端子3、3の一端
に固着された固定接点3a、3aの高さ位置がそれぞれ
異なる場合に、スリット8dに例えばマイナスドライバ
ーのような治具を挿入し、脚片8aの幅方向に変形させ
る。これにより、脚片8aの長手方向の寸法を短くし、
各脚片8aの先端にそれぞれ固着された可動接点8cの
位置を固定接点3a、3aから離れる方向に移動させる
ことができ、一方の可動接点8cと固定接点3aの接点
間の接点ギャップG1と、他方の可動接点8cと固定接
点3aの接点間の接点ギャップG2が等しくなるように
調整することができる。この結果、各固定接点3a、3
aの高さ位置がずれても、各接点間の接点ギャップを調
整して、接点の開閉性能を安定させることができる。 (実施形態3)本実施形態の基本構成は実施形態1と共
通するために、共通する部分については共通の符号を付
して説明を省略し、本実施形態の特徴となる部分につい
てのみ詳細に説明する。
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0046
【補正方法】変更
【補正内容】
【0046】而して、部品公差及び組立公差によって、
ボディ1に気密接合された一対の固定端子3、3の一端
に固着された固定接点3a、3aの高さ位置がそれぞれ
異なる場合に、スリット8eに例えばマイナスドライバ
ーのような治具を挿入し、脚片8aの幅方向に変形さ
せ、脚片8aの長手方向の寸法を短くし、各脚片8aの
先端にそれぞれ固着された可動接点8cを固定接点3
a、3aから離れる方向に移動させることができる。ま
た、各脚片8aの両側端に設けられた突部8f、8fを
加圧して、各脚片8aの内側に押し込むことにより、各
脚片8aの長手方向の寸法をそれぞれ長くして、可動接
点8cを固定接点3aに近づく方向に移動させることが
できる。これにより、各固定接点3a、3aの高さ位置
がずれても、一方の可動接点8cと固定接点3aの接点
間の接点ギャップG1と、他方の可動接点8cと固定接
点3aの接点間の接点ギャップG2が等しくなるように
調節することができ、接点の開閉性能を安定させること
ができる。
ボディ1に気密接合された一対の固定端子3、3の一端
に固着された固定接点3a、3aの高さ位置がそれぞれ
異なる場合に、スリット8eに例えばマイナスドライバ
ーのような治具を挿入し、脚片8aの幅方向に変形さ
せ、脚片8aの長手方向の寸法を短くし、各脚片8aの
先端にそれぞれ固着された可動接点8cを固定接点3
a、3aから離れる方向に移動させることができる。ま
た、各脚片8aの両側端に設けられた突部8f、8fを
加圧して、各脚片8aの内側に押し込むことにより、各
脚片8aの長手方向の寸法をそれぞれ長くして、可動接
点8cを固定接点3aに近づく方向に移動させることが
できる。これにより、各固定接点3a、3aの高さ位置
がずれても、一方の可動接点8cと固定接点3aの接点
間の接点ギャップG1と、他方の可動接点8cと固定接
点3aの接点間の接点ギャップG2が等しくなるように
調節することができ、接点の開閉性能を安定させること
ができる。
【手続補正9】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0050
【補正方法】変更
【補正内容】
【0050】而して、部品公差及び組立公差によって、
ボディ1に気密接合された一対の固定端子3、3の一端
に固着された固定接点3a、3aの高さ位置がそれぞれ
異なる場合に、スリット8gに例えばマイナスドライバ
ーのような治具を挿入し、脚片8aの幅方向に変形させ
るか、或いは、スリット8gの両端に設けられた貫通孔
8hにピン状の治具を挿入して脚片8aの幅方向に貫通
孔8hを変形させ、脚片8aの長手方向の寸法を短く
し、各脚片8aの先端にそれぞれ固着された可動接点8
cを固定接点3aから離れる方向に移動させることがで
きる。また、貫通孔8hに治具を挿入して脚片8aの長
手方向に変形させ、脚片8aの長手方向の寸法を長く
し、各脚片8aの先端にそれぞれ固着された可動接点8
cを固定接点3aに近づく方向に移動させることができ
る。これにより、各固定接点3aの高さ位置がずれて
も、一方の可動接点8cと固定接点3aの接点間の接点
ギャップG1と、他方の可動接点8cと固定接点3aの
接点間の接点ギャップG2を等しく調節することがで
き、接点の開閉性能を安定させることができる。 (実施形態5)本実施形態の基本構成は実施形態1と共
通するために、共通する部分については共通の符号を付
して説明を省略し、本実施形態の特徴となる部分につい
てのみ詳細に説明する。
ボディ1に気密接合された一対の固定端子3、3の一端
に固着された固定接点3a、3aの高さ位置がそれぞれ
異なる場合に、スリット8gに例えばマイナスドライバ
ーのような治具を挿入し、脚片8aの幅方向に変形させ
るか、或いは、スリット8gの両端に設けられた貫通孔
8hにピン状の治具を挿入して脚片8aの幅方向に貫通
孔8hを変形させ、脚片8aの長手方向の寸法を短く
し、各脚片8aの先端にそれぞれ固着された可動接点8
cを固定接点3aから離れる方向に移動させることがで
きる。また、貫通孔8hに治具を挿入して脚片8aの長
手方向に変形させ、脚片8aの長手方向の寸法を長く
し、各脚片8aの先端にそれぞれ固着された可動接点8
cを固定接点3aに近づく方向に移動させることができ
る。これにより、各固定接点3aの高さ位置がずれて
も、一方の可動接点8cと固定接点3aの接点間の接点
ギャップG1と、他方の可動接点8cと固定接点3aの
接点間の接点ギャップG2を等しく調節することがで
き、接点の開閉性能を安定させることができる。 (実施形態5)本実施形態の基本構成は実施形態1と共
通するために、共通する部分については共通の符号を付
して説明を省略し、本実施形態の特徴となる部分につい
てのみ詳細に説明する。
【手続補正10】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0056
【補正方法】変更
【補正内容】
【0056】而して、部品公差及び組立公差によって、
ボディ1に気密接合された一対の固定端子3、3の一端
に固着された固定接点3a、3aの高さ位置がそれぞれ
異なる場合に、スリット8jに例えばマイナスドライバ
ーのような治具を挿入し、脚片8aの幅方向に変形させ
て脚片8aの長手方向の寸法を短くし、各脚片8aの先
端にそれぞれ固着された可動接点8cの位置を固定接点
3a、3aから離れる方向に移動させることができる。
また、スリット8jに治具を挿入して脚片8aの長手方
向に変形させ、脚片8aの長手方向の寸法を長くして、
可動接点8cを固定接点3aに近づく方向に移動させる
ことができる。これにより、各固定接点3aの高さ位置
がずれても、一方の可動接点8cと固定接点3aの間の
接点ギャップG1と、他方の可動接点8cと固定接点3
aの間の接点ギャップG2を等しく調節することがで
き、接点の開閉性能を安定させることができる。 (実施形態7)本実施形態の基本構成は実施形態1と共
通するために、共通する部分については共通の符号を付
して説明を省略し、本実施形態の特徴となる部分につい
てのみ詳細に説明する。
ボディ1に気密接合された一対の固定端子3、3の一端
に固着された固定接点3a、3aの高さ位置がそれぞれ
異なる場合に、スリット8jに例えばマイナスドライバ
ーのような治具を挿入し、脚片8aの幅方向に変形させ
て脚片8aの長手方向の寸法を短くし、各脚片8aの先
端にそれぞれ固着された可動接点8cの位置を固定接点
3a、3aから離れる方向に移動させることができる。
また、スリット8jに治具を挿入して脚片8aの長手方
向に変形させ、脚片8aの長手方向の寸法を長くして、
可動接点8cを固定接点3aに近づく方向に移動させる
ことができる。これにより、各固定接点3aの高さ位置
がずれても、一方の可動接点8cと固定接点3aの間の
接点ギャップG1と、他方の可動接点8cと固定接点3
aの間の接点ギャップG2を等しく調節することがで
き、接点の開閉性能を安定させることができる。 (実施形態7)本実施形態の基本構成は実施形態1と共
通するために、共通する部分については共通の符号を付
して説明を省略し、本実施形態の特徴となる部分につい
てのみ詳細に説明する。
【手続補正11】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図1
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【手続補正12】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図5
【補正方法】変更
【補正内容】
【図5】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山本 律 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内 (72)発明者 伊東 督裕 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内 (72)発明者 星野 就俊 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内
Claims (8)
- 【請求項1】 一端に固定接点を有する複数の固定端子
と、前記複数の固定端子の固定接点に接離する複数の可
動接点を有する可動接触子と、前記可動接点を固定接点
に接離するために可動接触子を駆動する駆動部と、前記
固定端子、可動接触子及び駆動部を収容するための気密
空間を形成するハウジングと、を有する封止接点装置に
おいて、前記ハウジング内に絶縁部材によって隔絶され
た複数の空間を形成し、一対の固定接点及び可動接点か
ら成る複数の接点部をそれぞれ上記空間内に配して成る
ことを特徴とする封止接点装置。 - 【請求項2】 前記可動接触子は、先端部に可動接点が
固着されるとともに、可動接点と固定接点の接離する方
向に沿った複数の脚片を具備し、これら複数の脚片に長
手方向に沿った縦長のスリットが形成されて成ることを
特徴とする請求項1記載の封止接点装置。 - 【請求項3】 上記スリットを設けた部分の脚片の幅が
幅広に形成されて成ることを特徴とする請求項2記載の
封止接点装置。 - 【請求項4】 上記スリットを挟んで脚片の横幅方向の
両端に貫通孔を設けたことを特徴とする請求項2記載の
封止接点装置。 - 【請求項5】 前記可動接触子は、先端部に可動接点が
固着されるとともに、可動接点と固定接点の接離する方
向に沿った複数の脚片を具備し、これら複数の脚片の一
部に曲げ部が形成されて成ることを特徴とする請求項1
記載の封止接点装置。 - 【請求項6】 前記可動接触子は、先端部に可動接点が
固着されるとともに、可動接点と固定接点の接離する方
向に沿った複数の脚片を具備し、これら複数の脚片に略
十字型のスリットが形成されて成ることを特徴とする請
求項1記載の封止接点装置。 - 【請求項7】 前記駆動部をハウジングに固着するため
の金属接合部材を備え、該金属接合部材は駆動部が接合
される取付部を有することを特徴とする請求項1記載の
封止接点装置。 - 【請求項8】 前記駆動部は、接点駆動用電磁石と、接
点駆動用電磁石の一方の磁極部が載置される載置部及び
接点駆動用電磁石の側面に沿って配設される側部とから
成る断面略L型に形成された継鉄と、接点駆動用電磁石
の他方の磁極部に対向して前記側部に揺動自在に支持さ
れる揺動部及び前記揺動部の側部に支持される側の一端
から接点駆動用電磁石の一方の磁極部の下端付近まで延
設される延設部から成る断面略L型に形成されたアマチ
ュアと、前記接点駆動用電磁石の一方の磁極部の下端付
近でアマチュアのストロークの規制を行う位置規制部材
とを有することを特徴とする請求項1記載の封止接点装
置。
Priority Applications (6)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10257541A JP2000067725A (ja) | 1998-08-26 | 1998-08-26 | 封止接点装置 |
DE69936026T DE69936026T2 (de) | 1998-08-26 | 1999-08-04 | Einpoliger Schalteranordnung mit Relais |
EP99115429A EP0982746B1 (en) | 1998-08-26 | 1999-08-04 | Single-pole relay switch |
US09/373,581 US6075429A (en) | 1998-08-26 | 1999-08-13 | Single pole relay switch |
CN99111692A CN1108620C (zh) | 1998-08-26 | 1999-08-24 | 单极继电开关 |
KR1019990035377A KR100312465B1 (ko) | 1998-08-26 | 1999-08-25 | 단극형 릴레이 스위치 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10257541A JP2000067725A (ja) | 1998-08-26 | 1998-08-26 | 封止接点装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000067725A true JP2000067725A (ja) | 2000-03-03 |
Family
ID=17307725
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10257541A Withdrawn JP2000067725A (ja) | 1998-08-26 | 1998-08-26 | 封止接点装置 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000067725A (ja) |
KR (1) | KR100312465B1 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20160148710A (ko) | 2014-07-28 | 2016-12-26 | 후지쯔 콤포넌트 가부시끼가이샤 | 전자 계전기 및 코일 단자 |
US9905386B2 (en) | 2016-02-02 | 2018-02-27 | Lsis Co., Ltd. | Relay |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5202072B2 (ja) * | 2007-09-14 | 2013-06-05 | 富士通コンポーネント株式会社 | リレー |
US8193881B2 (en) | 2007-09-14 | 2012-06-05 | Fujitsu Component Limited | Relay |
KR102246384B1 (ko) * | 2020-10-28 | 2021-04-29 | 주식회사 와이엠텍 | 아크 소호 능력을 갖는 힌지형 직류 양방향 접점 장치 |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS60136449U (ja) * | 1984-02-23 | 1985-09-10 | 松下電工株式会社 | 電磁リレ− |
US4788516A (en) * | 1987-08-17 | 1988-11-29 | Beta Mfg. Co. | Enclosed electromagnetic relay |
JP3321963B2 (ja) * | 1994-02-22 | 2002-09-09 | 株式会社デンソー | プランジャ型電磁継電器 |
US5763847A (en) * | 1996-10-09 | 1998-06-09 | Eaton Corporation | Electric current switching apparatus with tornadic arc extinguishing mechanism |
-
1998
- 1998-08-26 JP JP10257541A patent/JP2000067725A/ja not_active Withdrawn
-
1999
- 1999-08-25 KR KR1019990035377A patent/KR100312465B1/ko not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20160148710A (ko) | 2014-07-28 | 2016-12-26 | 후지쯔 콤포넌트 가부시끼가이샤 | 전자 계전기 및 코일 단자 |
EP3367413A1 (en) | 2014-07-28 | 2018-08-29 | Fujitsu Component Limited | Electromagnetic relay and coil terminal |
KR20180117726A (ko) | 2014-07-28 | 2018-10-29 | 후지쯔 콤포넌트 가부시끼가이샤 | 전자 계전기 및 코일 단자 |
KR20180117725A (ko) | 2014-07-28 | 2018-10-29 | 후지쯔 콤포넌트 가부시끼가이샤 | 전자 계전기 및 코일 단자 |
US10242829B2 (en) | 2014-07-28 | 2019-03-26 | Fujitsu Component Limited | Electromagnetic relay and coil terminal |
US11120961B2 (en) | 2014-07-28 | 2021-09-14 | Fujitsu Component Limited | Electromagnetic relay and coil terminal |
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Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
KR100312465B1 (ko) | 2001-11-03 |
KR20000017527A (ko) | 2000-03-25 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20051101 |