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JP2000052495A - 離形フィルム - Google Patents

離形フィルム

Info

Publication number
JP2000052495A
JP2000052495A JP10222782A JP22278298A JP2000052495A JP 2000052495 A JP2000052495 A JP 2000052495A JP 10222782 A JP10222782 A JP 10222782A JP 22278298 A JP22278298 A JP 22278298A JP 2000052495 A JP2000052495 A JP 2000052495A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
film
release
group
resin
polyester
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10222782A
Other languages
English (en)
Inventor
Sachiro Morimoto
幸朗 森本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Teijin Ltd
Original Assignee
Teijin Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Teijin Ltd filed Critical Teijin Ltd
Priority to JP10222782A priority Critical patent/JP2000052495A/ja
Publication of JP2000052495A publication Critical patent/JP2000052495A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Paints Or Removers (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)
  • Polyesters Or Polycarbonates (AREA)
  • Polyoxymethylene Polymers And Polymers With Carbon-To-Carbon Bonds (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 繰り出しや走行の際に帯電が少なく離形性良
好なフィルムを得る。 【解決手段】 本発明は、ポリエステルフィルムの片面
に表面固有抵抗値が1×105 〜1×1012Ω/□の帯
電防止層を設け、その帯電防止層の上に離形層を設けて
なる離形フィルムであって、帯電防止層中にチオフェン
及び/又はチオフェン誘導体を重合して得られる導電性
重合体を含むことを特徴とする離形フィルムである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は離形フィルムに関
し、さらに詳しくはポリエステルフィルムをベースフィ
ルムとし、繰り出しや走行の際に帯電が少なく、粘着剤
フィルムや樹脂シート等の成形用キャリヤーフィルムに
用いた際に離形層上に形成された粘着剤フィルムや樹脂
シートに帯電障害を生じさせることなく、優れた剥離挙
動を有する離形フィルムに関する。
【0002】
【従来の技術】離形フィルムは、粘着剤被膜、樹脂シー
ト、樹脂被膜あるいはセラミックシート等の成形用キャ
リヤーフィルムとして用いられ、例えば、塩化ビニル樹
脂シートは塩化ビニル樹脂と溶媒からなる塗液を離形フ
ィルム(キャリヤーフィルム)上に塗工した後、溶媒を
加熱除去することにより塩化ビニルシート(例えばマー
キングシート用)として成形される。これらの粘着剤被
膜、樹脂シート、樹脂被膜あるいはセラミックシート
は、キャリヤーフィルム上に形成された積層フィルムの
まま搬送され、適当な大きさに裁断され、印刷等に供さ
れる。
【0003】これらの搬送や裁断、印刷等の工程では上
記の積層フィルムは種々のロール、ベルトコンベヤーと
接触する。ところが、ポリエステルフィルムをベースフ
ィルムとした離形フィルムをキャリヤーフィルムに用い
た場合、ポリエステルフィルムが帯電しやすく、さらに
帯電電圧がある値以上になると、製品となる樹脂シート
等をキャリヤーフィルムから剥離した際に樹脂シート等
の表面に放電が起こり、特に放電が著しい場合には樹脂
シート等の表面に重大な物理的損傷を与える問題があっ
た。
【0004】また、樹脂シート等をキャリヤーフィルム
と積層したまま、あるいは樹脂シート等をキャリヤーフ
ィルムから離形分離した後に所望の一定形状に裁断し、
この裁断された一定形状のシートをケース等に積み重ね
る場合、電気的反発によりきれいに積み重ねることがで
きなかったり、逆に電気的引き合いにより積み重ねられ
たシート同士が貼り付いてしまい、シートの角を揃えよ
うとしてもきれいに揃えられなかったり、シートを一枚
づつ拾い上げる場合に数枚のシートが貼り付いた状態で
拾い上げられてしまったりする等の不具合が生じてい
た。
【0005】これらの問題を解決するために該離形フィ
ルムに次の通り、種々の帯電防止処理方法が提案されて
おり、その1つとしてシリコーン樹脂層に直接帯電防止
性のある化合物を添加する方法が提案されているが帯電
防止性のある化合物を添加した場合、シリコーン樹脂層
の架橋反応が阻害され、剥離特性、滑り性などの特性が
悪化するだけでなく、ロールに巻取った際にその背面と
ブロッキング(貼り付き現象)を起したり、ひどい場合
には工程のロールに転写し、工程汚染を引き起こす。さ
らに、樹脂シートなどのキャスティングに使用した場
合、シリコーン樹脂や帯電防止化合物の転写によりその
樹脂シートを汚染するという問題があった。これらの場
合、帯電防止性化合物の添加量を少なくする方法もある
が所望の帯電防止性能が得られなかったりする。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、かか
る従来技術の欠点を改良し、繰り出しや走行の際に帯電
が少なく、粘着剤フィルムや樹脂シート等の成形用キャ
リヤーフィルムに用いた際に離形層に形成された粘着剤
フィルムや樹脂シートに帯電障害を生じることなく、ま
た適度の力で剥離が可能な(離形性がよい)離形層表面
を有する離形フィルムを提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の目的は、下記1
又は2の構成からなる表面保護フィルムによって達成さ
れる。
【0008】すなわち第1の構成は、ポリエステルフィ
ルムの片面に表面固有抵抗値が1×105 〜1×1012
Ω/□の帯電防止層を設け、その帯電防止層の上に離形
層を設けてなる離形フィルムであって、帯電防止層中に
チオフェン及び/又はチオフェン誘導体を重合して得ら
れる導電性重合体を含むことを特徴とする離形フィルム
である。
【0009】そして第2の構成は、ポリエステルフィル
ムの一方の面に表面固有抵抗値が1×105 〜1×10
12Ω/□の帯電防止層を設け、他方の面に離形層を設け
てなる離形フィルムであって、帯電防止層中にチオフェ
ン及び/又はチオフェン誘導体を重合して得られる導電
性重合体を含むことを特徴とする離形フィルムである。
【0010】また、前述の2つの構成以外に、ポリエス
テルフィルムの両面に帯電防止層を設け、一方の面に離
形層を設けたり、両面に離形層を設けた離形フィルムが
挙げられる。
【0011】以下、本発明を具体的に説明する。
【0012】本発明におけるポリエステルフィルムと
は、ポリエステルからなるフィルムである。
【0013】本発明においてポリエステルとは、ジカル
ボン酸成分とグリコール成分とからつくられる。ジカル
ボン酸成分としてはテレルタル酸、イソフタル酸、2,
6―ナフタレンジカルボン酸、ヘキサヒドロテレフタル
酸、4,4′―ジフェニルジカルボン酸、アジピン酸、
セバシン酸、ドデカンジカルボン酸、等を例示しうる。
特にフィルムの機械的性質の点からテレフタル酸、2,
6―ナフタレンジカルボン酸が好ましい。
【0014】グリコール成分としてはエチレングリコー
ル、ジエチレングリコール、プロピレングリコール、
1,3―プロパンジオール、1,4―ブタンジオール、
ネオペンチルグリコール、1,6―ヘキサンジオール、
シクロヘキサンジメタノール、ポリエチレングリコール
等を例示しうる。特にフィルムの剛直性の点からエチレ
ングリコールが好ましい。
【0015】上記のポリエステルは、第3成分として上
記ジカルボン酸成分あるいはグリコール成分を共重合し
たコポリエステルであっても良く、三官能以上の多価カ
ルボン酸成分あるいはポリオール成分を含んでも良く、
得られるポリエステルが実質的に線状となる範囲(例え
ば5モル%以下)で少量共重合したポリエステルであっ
ても良い。
【0016】上記ポリエステルとしては、ポリエチレン
テレフタレートまたはポリエチレン―2,6―ナフタレ
ートが特に好ましい。
【0017】かかるポリエステルは常法により作ること
ができ、ポリエステルの固有粘度(オルトクロロフェノ
ール中、35℃)が、0.45以上であるとフィルムの
剛性が大きい等の機械的特性が良好となるため好まし
い。
【0018】上記ポリエステルには、酸化珪素、酸化ア
ルミニウム、酸化マグネシウム、炭酸カルシウム、カオ
リン、タルク、酸化チタン、硫酸バリウム等のような無
機微粒子、架橋シリコーン樹脂、架橋ポリスチレン樹
脂、架橋アクリル樹脂、尿素樹脂、メラミン樹脂等のよ
うな耐熱性ポリマーからなる有機微粒子を含有させるこ
とができる。このほかに、ポリエチレン、ポリプロピレ
ン、エチレン・プロピレンコポリマー、オレフィン系ア
イオノマーのような他の樹脂、安定剤、酸化防止剤、紫
外線吸収剤、蛍光増白剤等を必要に応じて含有すること
もできる。
【0019】本発明におけるポリエステルフィルムは、
従来から知られている方法で製造することができる。例
えば、二軸延伸ポリエステルフィルムは、ポリエステル
を乾燥後、押出し機にて溶融し、ダイ(例えばT−ダ
イ、I−ダイ等)から回転冷却ドラム上に押出し、急冷
して未延伸フィルムを製造し、次いで該未延伸フィルム
を縦方向および横方向に延伸し、必要に応じて熱固定す
ることによって製造することができる。ポリエステルフ
ィルムの厚さは5μm〜250μmが好ましい。
【0020】本発明において、ポリエステルフィルムの
片面に設ける帯電防止層は、帯電防止性を有する成分と
して、チオフェン及び又は/チオフェン誘導体を重合し
て得られる導電性重合体を含む塗液を塗布することによ
って形成される。
【0021】本発明に用いる導電性重合体は、チオフェ
ン及び/又はチオフェン誘導体を重合して得られる単独
重合体または共重合体である。この導電性重合体は、重
合単位として下記式(I)、式(II)、式(III )及び
/又は式(IV)で示される単位を主成分とする単独重合
体または共重合体であり、この他の重合単位を共重合成
分として少量含む共重合体であってもよい。
【0022】
【化1】
【0023】
【化2】
【0024】
【化3】
【0025】
【化4】
【0026】上記式(I)および式(II)でR1 、R2
は同一または異なり水素元素(―H)、炭素数1〜20
の脂肪族炭化水素基、脂環族炭化水素基もしくは芳香族
炭化水素基、水酸基(―OH)、末端に水酸基を有する
基(―R3 OH:R3 は炭素数1〜20の2価の炭化水
素基(例えば、アルキレン基、アリーレン基、シクロア
ルキレン基、アルキレン・アリーレン基等))、アルコ
キシ基(―OR4 :R4 は炭素数1〜20の炭化水素
基)、末端にアルコキシ基を有する基(―R3 OR5
5 は炭素数1〜4のアルキル基)、カルボキシル基
(―COOH)、カルボキシル塩基(―COOM:Mは
アルカリ金属元素、第4級アミンまたはテトラホスホニ
ウム)、末端にカルボキシル基を有する基(―R3 CO
OH)、末端カルボキシル塩基を有する基(―R3 CO
OM)、エステル基(―COOR5 )、末端にエステル
基を有する基(―R3 COOR5 )、スルホン酸基(―
SO3H)、末端にスルホン酸基を有する基(―R3
3 H)、スルホン酸塩基(―SO3 M)、末端にスル
ホン酸塩基を有する基(―R3 SO3 M)、スルホニル
基(―SO2 4 )、末端にスルホニル基を有する基
(―R3 SO2 4 )、スルフィニル基(―S(=O)
4 )、末端にスルフィニル基を有する基(―R3
(=O)R4 )、アシル基(―C(=O)R6 :R6
炭素数1〜10の炭化水素基)、末端にアシル基を有す
る基(―R3 C(=O)R6 )、アミノ基(―N
2 )、末端にアミノ基を有する基(―R3 NH2 )、
アミノ基の水素元素の一部または全部が置換された基
(―NR7 6 、R7 は水素元素、炭素数1〜3のアル
キル基、―CH2 OHまたは―CH2 OR6 、R8 は炭
素数1〜3のアルキル基、―CH2 OHまたは―CH2
OR6 )、アミノ基の水素元素の一部または全部が置換
された基を末端に有する基(―R3 NR7 8 )、カル
バモイル基(―CONH2 )、末端にカルバモイル基を
有する基(―R3 CONH2 または―R3 NHCONH
2 )、カルバモイル基の水素元素の一部または全部が置
換された基(―CONR7 8 )、カルバモイル基の水
素元素の一部または全部が置換された基を末端に有する
基(―R3 CONR7 8 )、ハロゲン基(―F、―C
l、―Br、―I)、R4 の水素元素の一部がハロゲン
元素で置換された基、―[NR1 2 9 + ][X-
で示される基(R9 は水素元素または炭素数1〜20の
炭化水素基、X- はF- 、Cl- 、Br- 、I- 、R1
OSO3 - 、R1 SO3 - 、NO3 - またはR1 COO
- で示されるイオン)、リン酸塩基(―P(=O)(O
M)2 )、末端にリン酸塩基を有する基(―R3 P(=
O)(OM)2 )、オキシラン基(下記式(V−1)で
示される基)または末端にオキシラン基を有する基(下
記式(V−2)で示される基)である。
【0027】
【化5】
【0028】
【化6】
【0029】また、上記式(II)および式(IV)でY-
は、陰イオンを有する元素または化合物(Cl- 、Br
- 、I- 、F- 、R1 OSO3 - 、R1 SO3 - 、NO
3 -、R1 COO- 等)またはこれらの陰イオンを有す
る重合体を示す。
【0030】前記式(I)、式(II)、式(III )及び
/又は式(IV)で示される重合単位としては、例えば、
下記式(I−1)〜式(I−12)、下記式(II−1)
〜式(II−2)、下記式(III −1)および下記式(IV
−1)〜式(IV−2)を挙げることができる。
【0031】
【化7】
【0032】
【化8】
【0033】
【化9】
【0034】
【化10】
【0035】
【化11】
【0036】
【化12】
【0037】
【化13】
【0038】
【化14】
【0039】
【化15】
【0040】
【化16】
【0041】
【化17】
【0042】
【化18】
【0043】
【化19】
【0044】
【化20】
【0045】
【化21】
【0046】
【化22】
【0047】
【化23】
【0048】なお、チオフェン及び/又はチオフェン誘
導体を重合して得られる導電性重合体には、制電性を更
に良好なものとするためドーピング剤を、例えば導電性
重合体100重量部に対し0.1〜500重量部配合す
ることができる。このドーピング剤としては、LiC
l、R10COOLi(R10:炭素数1〜30の飽和炭化
水素基)、R10SO3 Li、R10COONa、R10SO
3 Na、R10COOK、R10SO3 K、テトラエチルア
ンモニウム、I2 、BF3 Na、BF4 Na、HClO
4 、CF3 SO3 H、FeCl3 、テトラシアノキノリ
ン(TCNQ)、Na2 10Cl10、フタロシアニン、
ポルフィリン、グルタミン酸、アルキルスルホン酸塩、
ポリスチレンスルホン酸Na(K、Li)塩、スチレン
・スチレンスルホン酸Na(K、Li)塩共重合体、ポ
リスチレンスルホン酸アニオン(例えば、前記式(II−
2a)、式(IV−1a)で示される重合体)、スチレン
スルホン酸・スチレンスルホン酸アニオン共重合体(例
えば、前記式(II−1a)、式(IV−2a)で示される
共重合体)等を挙げることができる。
【0049】本発明において、ポリエステルフィルムと
帯電防止層との接着性をより良好なものとするため、導
電性重合体にバインダー樹脂を配合することができる。
このバインダー樹脂は、ポリエステル樹脂、アクリル系
樹脂、アクリル変性ポリエステル樹脂およびウレタン樹
脂からなる群から選ばれる少なくとも1種の二次転移点
が20〜150℃の樹脂であることが好ましい。この二
次転移点が20℃未満であると制電性塗膜の耐ブロッキ
ング性が悪くなり、150℃を超えると帯電防止層の耐
削れ性が不足する。
【0050】ポリエステル樹脂としては、ジカルボン酸
成分とグリコール成分とからなる二次転移点が20〜1
50℃の共重合ポリエステルが好ましい。ジカルボン酸
成分としては、例えばテレフタル酸、イソフタル酸、
2,6―ナフタレンジカルボン酸、ヘキサヒドロテレフ
タル酸、4,4′―ジフェニルジカルボン酸、アジピン
酸、セバシン酸、ドデカンジカルボン酸、5―Naスル
ホイソフタル酸、5―Kスルホイソフタル酸等を挙げる
ことができる。また、グリコール成分としては、例えば
エチレングリコール、ジエチレングリコール、プロピレ
ングリコール、1,3―プロパンジオール、1,4―ブ
タンジオール、シクロヘキサンジメタノール、ポリエチ
レングリコール、ビスフェノールA・アルキレンオキシ
ド付加物等を挙げることができる。
【0051】尚、二次転移点が20〜150℃の共重合
ポリエステルは、ジカルボン酸成分として芳香族ジカル
ボン酸を主成分として用い、グリコール成分を二次転移
点が上記の範囲とすよるよう選ぶことにより得ることが
できる。
【0052】係るポリエステル樹脂は常法によりつくる
ことができる。平均分子量が10,000〜50,00
0であることが、帯電防止層の耐削れ性が良好となり、
帯電防止層の耐ブロッキング性が良好となるため好まし
い。
【0053】アクリル樹脂としては、アクリル酸エステ
ル系単量体を重合して得られる二次転移点が20〜15
0℃のアクリル系共重合体が好ましい。このアクリル酸
エステル系単量体としては、例えばメタクリル酸メチ
ル、メタクリル酸エチル、メタクリル酸ブチル、アクリ
ル酸メチル、アクリル酸エチル、アクリル酸ブチル、ク
ロトン酸エチル、メタクリル酸グリシジル、アクリル酸
2―ヒドロキシエチル、アクリル酸2―エチルヘキシル
等を挙げることができる。
【0054】このアクリル系共重合体は、上記のアクリ
ル酸エステル系単量体の少なくとも1種とアクリルアミ
ド、メタクリルアミド、アクリル酸、メタクリル酸、ア
クリル酸ソーダ、メタクリル酸カリ、アクリル酸アンモ
ニウム、N―メチロールアクリルアミド、N―メトキシ
メチルアクリルアミド等のアクリル酸系単量体を重合し
て得られる共重合体であってもよい。
【0055】アクリル系共重合体には、この他に塩化ビ
ニル、酢酸ビニル、スチレン、ビニルエーテル、ブタジ
エン、イソプレン、ビニルスルホン酸ソーダ等の単量体
を共重合成分として用いることもできる。
【0056】尚、アクリル系共重合体には、アクリル酸
塩成分、メタクリル酸塩成分、アクリル酸成分、アクリ
ルアミド成分、アクリル酸2―ヒドロキシエチル成分、
N―メチロールアクリルアミド成分等の親水性成分が共
重合成分として合まれることが、水性塗液中での分散性
や溶解性を良好なものとなるため好ましい。また、分子
側鎖に官能基を有する共重合体であってもよい。
【0057】また、二次転移点が20〜150℃のアク
リル系共重合体は、メタクリル酸メチルやメタクリル酸
エチルのような硬質成分を主成分として用い、共重合成
分としてアクリル酸エステルのような軟質成分を二次転
移点が上記の範囲となる割合で共重合させることにより
得ることができる。更にアクリル系共重合体の二次転移
点は、メチロール基やメトキシメチル基等を有する成分
を共重合成分として用い、これらの基を架橋させること
により調整することができる。
【0058】アクリル系共重合体の平均分子量は10,
000〜500,000であることが帯電防止性層の耐
削れ性が良好となり、帯電防止層の耐ブロッキング性が
良好となるため好ましい。
【0059】アクリル変性ポリエステル樹脂は、前記の
ポリエステル樹脂に前記のアクリル酸エステル系単量体
及び/又はアクリル酸系単量体を重合して得られる二次
転移点が20〜150℃の変性共重合体である。例え
ば、水性液中のポリエステル樹脂に、前記のアクリル酸
エステル系単量体及び/又はアクリル酸系単量体をラジ
カル開始剤を用いてグラフト重合させることにより得る
ことができる。この変性共重合体は、分子側鎖に官能基
を有するものであってもよい。また、変性共重合体の平
均分子量は10,000〜500,000であること
が、帯電防止層の耐削れ性が良好となり、帯電防止性層
の耐ブロッキング性が良好となるため好ましい。
【0060】尚、二次転移点が20〜150℃のアクリ
ル変性ポリエステル樹脂は、二次転移点が20〜150
℃の共重合ポリエステルに対し、メタクリル酸メチルや
メタクリル酸エチルのような硬質成分と、アクリル酸エ
ステルのような軟質成分とをアクリル変性ポリエステル
樹脂の二次転移点が20〜150℃となる割合で共重合
させることにより得ることができる。
【0061】ウレタン樹脂としては、脂肪酸ポリエーテ
ルや脂肪族ポリエステル、ジイソシアネート、ジアミ
ン、グリコール、ジメチロールプロピオン酸塩等からつ
くられる二次転移点が20〜150℃のポリウレタン系
重合体が好ましい。ポリウレタン系重合体の平均分子量
は耐削れ性の点で5,000〜50,000であること
が帯電防止層の耐削れ性が良好となり、帯電防止層の耐
ブロッキング性が良好となるため好ましい。
【0062】尚、二次転移点が20〜150℃のポリウ
レタン樹脂は、芳香族ポリエーテルまたはポリエステル
を含むプレポリマー、芳香族ジイソシアネート、アルキ
レンジアミン、アルキルグリコール、ジメチロールプロ
ピオン酸塩を用いて得ることができる。
【0063】本発明において用いるバインダー樹脂に
は、上記のポリエステル樹脂、アクリル樹脂、アクリル
変性ポリエステル樹脂およびポリウレタン樹脂から選ば
れる1種の樹脂を単独で用いることができ、或いは2種
以上の樹脂を混合して用いることもできる。
【0064】本発明の第1、2の構成における帯電防止
層は、チオフェン又び/又はチオフェン誘導体を重合し
て得られる導電性重合体を含む水性塗液を塗布し、乾
燥、硬化してつくられるため表面固有抵抗率が1×10
5 〜1×1012Ω/□の塗膜である。この表面固有抵抗
率が1×105 Ω/□未満であると塗漠が脆くなり、1
×1012Ω/□を超えると制電性が不足する。
【0065】また、本発明の第1、2の構成における帯
電防止層は、1〜95重量%(特に5〜70重量%)の
導電性重合体と、5〜99重量%(特に30〜95重量
%)の前記のバインダー樹脂からなる組成物を含む水性
塗液を塗布し、乾燥、硬化してつくられたものであるこ
とが好ましい。
【0066】導電性重合体と、バインダー樹脂の割合が
上記の範囲であると、ポリエステルフィルムと帯電防止
層との接着性が良好となり、帯電防止層の帯電防止性、
接着性や耐削れ性が良好となるため好ましい。
【0067】導電性重合体とバインダー樹脂との組成物
は、例えば、導電性重合体とバインダー樹脂とを混合す
る方法により得ることができるが、微粒子のバインダー
樹脂の表面に導電性重合体を被覆する方法や、導電性重
合体に合まれる官能基とバインダー樹脂に合まれる官能
基とを化学的に結合させる方法によっても得ることがで
きる。
【0068】帯電防止層の成分としては、前記成分以外
に帯電防止層の接着性、耐溶剤性、耐水性を調整する等
の目的でエポキシ樹脂、ビニル樹脂、ポリエーテル樹
脂、水溶性樹脂(例えばセルロース系樹脂)等を少量配
合することができる。
【0069】帯電防止層の成分として、この他に塗膜の
滑り性や耐ブロッキング性を良好なものとするため、滑
剤として平均粒径が0.01〜20μm程度の無機や有
機の微粒子を、例えば0.001〜5重量%の配合割合
で含有させることができる。かかる微粒子の具体例とし
て、シリカ、アルミナ、酸化チタン、カーボンブラッ
ク、カオリン、炭酸カルシウム等の無機微粒子、ポリス
チレン樹脂、架橋ポリスチレン樹脂、アクリル樹脂、架
橋アクリル樹脂、メラミン樹脂粒子、シリコーン樹脂、
フッ素樹脂、尿素樹脂、ベンゾグアナミン樹脂等の有機
微粒子等を好ましく挙げることができる。この有機微粒
子は、塗膜内で微粒子の状態を保つことができる樹脂で
あれば、熱可塑性樹脂であっても熱硬化性樹脂であって
もよく、また目的に応じた架橋度で架橋された樹脂であ
ってもよい。
【0070】前記微粒子以外にも界面活性剤、酸化防止
剤、着色剤、顔料、蛍光増白剤、可塑剤、架橋剤、有機
滑剤(滑り剤)、紫外線吸収剤、他の帯電防止剤等を必
要に応じて添加することができる。
【0071】本発明においては、前記組成物を含む水性
塗液を用いて帯電防止層を塗設するが、水性塗液の固形
分濃度は1〜30重量%が好ましく、特に2〜20重量
%が好ましい。固形分濃度がこの範囲にあると水性塗液
の粘度が塗布に適したものになる。本発明に用いる水性
塗液は、水溶液、水分散液、乳化液等任意の形態で用い
ることができる。また、水性塗液には少量の溶剤が含ま
れていてもよい。
【0072】本発明において、帯電防止層は上記塗液を
ポリエステルフィルムの一方の面に塗布しで形成するの
が好ましいが、該フィルムとしては、前述の方法で延伸
されて結晶配向が完了したポリエステルフィルム、ある
いは結晶配向が完了する前のポリエステルフィルムが好
ましく挙げられる。
【0073】結晶配向が完了したポリエステルフィルム
としては、ポリエステルを熱溶融してそのままフィルム
状とした未延伸フィルムを縦方向及び横方向に二軸延伸
し、熱固定処理をしたものを例示することができ、結晶
配向が完了する前のポリエステルフィルムとしては、ポ
リエステルを熱溶融してそのままフィルム状とした未延
伸フィルム、未延伸フィルムを縦方向または横方向のい
ずれか一方に配向せしめた一軸延伸フィルム、縦方向お
よび横方向の2方向に低倍率延伸配向させたもの(最終
的に縦方向および横方向に再延伸させて配向結晶化を完
了させる前の二軸延伸フィルム)を例示することができ
る。
【0074】ポリエステルフィルムへの塗液の塗布方法
としては、公知の塗布方法が適用できる。例えばロール
コート法、グラビアコード法、マイクログラビアコード
法、リバースコート法、ロールブラッシュ法、スプレー
コート法、エアーナイフコート法、含浸法およびカーテ
ンコート法などを単独または組み合わせて適用するとよ
い。
【0075】本発明において、帯電防止層の厚みは、
0.01〜1μm、さらに0.02〜0.5μmである
のが好ましい。厚みが0.01μm未満であると十分な
帯電防止効果が得られないことがあり、他方1μmを超
えると耐ブロッキング性が低下することがある。
【0076】本発明の第1、2の構成において、ポリエ
ステルフィルムの片面に設ける離形層は、各種離形性を
発現する塗液を塗布し、乾燥又は硬化させることによっ
て形成される。
【0077】かかる離形を発現する成分として硬化型シ
リコーン樹脂が好ましい。この硬化型シリコーン樹脂例
えば縮合反応型のもの、付加反応型のもの、紫外線もし
くは電子線硬化型のもの等いずれの反応型のものも用い
ることができる。これらの硬化型シリコーン樹脂は一種
を単独で用いてもよいし、二種以上併用してもよい。
【0078】各種シリコーン樹脂の硬化反応は、次のよ
うに示すことができる。
【0079】
【化24】
【0080】上記縮合反応型のシリコーン樹脂として
は、例えば末端−OH基を持つポリジメチルシロキサン
と末端に−H基を持つポリジメチルシロキサン(ハイド
ロジェンシラン)を有機錫触媒(例えば有機錫アシレー
ト触媒)を用いて縮合反応させ、三次元架橋構造をつく
るものが挙げられる。
【0081】付加反応型のシリコーン樹脂としては、例
えば末端にビニル基を導入したポリジメチルシロキサン
とハイドロジェンシランを白金触媒を用いて反応させ、
三次元架橋構造をつくるものが挙げられる。
【0082】紫外線硬化型のシリコーン樹脂としては、
例えば最も基本的なタイプとして通常のシリコーンゴム
架橋と同じラジカル反応を利用するもの、アクリル基を
導入して光硬化させるもの、紫外線でオニウム塩を分解
して強酸を発生させ、これによりエポキシ環を開裂させ
て架橋させるもの、ビニルシロキサンへのチオールの付
加反応で架橋するもの等が挙げられる。電子線は紫外線
よりもエネルギーが強く、紫外線硬化の場合のように開
始剤を用いずともラジカルによる架橋反応が起こる。
【0083】硬化型シリコーン樹脂としては、その重合
度が50〜20万程度、好ましくは千〜10万程度のも
のが好ましく、これらの具体例としては信越化学工業
(株)製のKS―718、―774、―775、―77
8、―779H、―830、―835、―837、―8
38、―839、―841、―843、―847、―8
47H、X―62―2418、―2422、―212
5、―2492、―2494、―470、―2366、
―630、X―92―140、―128、KS―723
A・B、―705F、―708A、―883、―70
9、―719、東芝シリコーン(株)製のTPR―67
01、―6702、―6703、―3704、―670
5、―6722、―6721、―6700、XSR―7
029、YSR―3022、YR―3286、ダウコー
ニング(株)製のDK―Q3―202、―203、―2
04、―210、―240、―3003、―205、―
3057、SFXF―2560、東レ・ダウコーニング
・シリコーン(株)製のSD―7226、―7320、
―7229、BY24―900、―171、―312、
―374、SRX―375、SYL―0FF23、SR
X―244、SEX―290、アイ・シー・アイ・ジャ
パン(株)製のSlLCOLEASE425等を挙げる
ことができる。また、特開昭47―34447号公報、
特公昭52―40918号公報等に記載のシリコーン樹
脂も用いることができる。
【0084】前記硬化型シリコーン樹脂塗膜をフィルム
表面に形成させる場合のコーティング方法としてはバー
コート法、ドクターブレード法、リバースロールコート
法またはグラビアロールコート法等の従来から知られて
いる方法が利用できる。
【0085】塗膜の乾燥及び硬化(熱硬化、紫外線硬化
等)は、それぞれ個別又は同時に行なうことができる。
同時に行なうときには100℃以上で行なうことか好ま
しい。乾燥及び硬化の条件としては100℃以上で30
秒以上が好ましい。乾燥温度が100℃未満及び硬化時
間が30秒未満では塗膜の硬化が不完全であり、塗膜か
脱落しやすくなるため好ましくない。
【0086】硬化型シリコーン樹脂塗膜の厚みは特に限
定されないが、0.05〜0.5μmの範囲が好まし
い。塗膜の厚みがこの範囲より薄くなると離形性能が低
下し満足すべき性能が得られない。逆に塗膜の厚みがこ
の範囲より厚くなるとキュアリングに時間がかかり生産
上不都合を生じる。
【0087】又、硬化性シリコーン離形剤を嫌う用途、
例えばはじき易い水系の粘着剤や樹脂溶液をシート化す
るためのキャスティング用支持フィルムとして用いる場
合やシリコーン成分の移行が少しでもあってはいけない
用途には長いアルキル側鎖を持つポリマーが好ましく、
炭素数12以上、特に16〜20のアルキル鎖を持つア
ルキルアクリレートとアクリル酸とのコポリマーがさら
に好ましい。アルキルアクリレートのアルキル鎖の炭素
数が12未満では十分な剥離性が得られないことがあ
る。
【0088】これらの中、特に好ましくは、ポリビニル
アルコールまたはポリエチレンイミンを塩素化アルキロ
イルまたはアルキルイソシアネートで長鎖アルキル化し
た共重合体が好ましく、具体的には、ポリビニルアルコ
ールとオクタデシルイソシアネートとの反応によって得
られるポリビニル―N―オクタデシルカルバメートや、
ポリエチレンイミンとオクタデシルイソシアネートとの
反応によって得られるポリエチレンイミン―N―オクタ
デシルカルバメートなどが挙げられる。
【0089】本発明においては、支障の無い限りフッ素
系離形剤やパラフィンワックスやカルナバワックスと言
ったワックス系離形剤も用いることができる。
【0090】上記長いアルキル側鎖を持つポリマーを用
いる離形層には、層の強度、帯電防上層又はポリエステ
ルフィルムへの密着性、耐水性、耐溶剤性、ブロッキン
グ性などの向上のためにバインダーとしで熱可塑性ポリ
エステル樹脂、アクリル樹脂、ポリビニル樹脂などの熱
可塑性樹脂および/または熱硬化性アクリル樹脂、ウレ
タン樹脂、メラミン樹脂、エポキシ樹脂などの熱硬化性
樹脂などの高分子化合物を含有させることが好ましく、
さらに架橋剤としで、メチロール化あるいはアルキロー
ル化したメラミン系、尿素系、グリオキザール系、アク
リルアミド系などの化合物、エポキシ化合物、ポリイソ
シアネートから選ばれた少なくとも1種類を含有するこ
とが特に好ましい。
【0091】また、離形層は、塗液の濃度、塗布方式お
よび塗布条件などの塗布方法は、帯電防止層の塗布方法
と同じ方法で実施することができる。
【0092】本発明の第1、2の構成においで、離形層
の厚みは、0.01〜1μm、さらに0.03〜0.5
μmであるのが好ましい。厚みが0.01μm未満であ
ると十分な離形効果が得られないことがあり、他方1μ
mを超える層は、過剰品質であり不経済である。
【0093】また、本発明の第1、2の構成とは別にポ
リエステルフィルムの両面に帯電防止層を設けても良
く、本発明の目的を十分に達成できるが、過剰品質であ
り不経済である。
【0094】本発明の離形フィルムは、離形したときの
剥離耐電位が−5〜+5KVであることが好ましい。
【0095】
【実施例】以下、実施例を挙げで本発明をさらに説明す
る。なお、各特性値は下記の方法で測定した。
【0096】(1)剥離強度 フィルムの離形層面にポリエステル粘着テープ(ニット
―31B)を貼り合わせ、5kgの圧着ローラーで圧着
し70℃、20時間の条件で維持した後、離形層と粘着
テープとの剥離力(RfO)を引張り試験機にて測定し
た。
【0097】(2)残留接着率 ポリエステル粘着テープ(ニツト―31B)をJIS
G4305に規定する冷間圧延ステンレス板(SUS3
04)に貼り付けた後の剥離力を測定し、基礎接着力
(fO )とした。次に新しい前記ポリエステル粘着テー
プをサンプルフィルムの離形層面に5kgの圧着ローラ
ーで圧着し30秒間維持した後粘着テープを剥がした。
そして、この剥がしたポリエステル粘着テープを前記ス
テンレス板に貼り、該貼合部の剥離力を測定し残留接着
力(f)とした。得られた基礎接着力(fO )と残留接
着力(f)とから下記式を用いて残留接着率を求めた。
【0098】残留接着率(%)=(f/fO )×100 (3)帯電性(剥離帯電評価法) フィルムの離形層面にポリエステル粘着テープ(ニツト
―31B)を貼り合わせ、5kgの圧着ローラーで圧着
し70℃、20時間の条件で維持した後、離形フィルム
側を下にして固定し、ポリエステル粘着テープを500
mm/分のスピードで剥離し、剥離されたポリエステル
粘着テープの粘着剤面の電位を粘着剤面から3cmの距
離から測定し、剥離帯電位とした。
【0099】(4)表面固有抵抗値 タケダ理研社製固有低抗測定器を使用し、測定温度23
℃、測定湿度65%RH及び45%RHの条件で印可電
圧500Vで1分後の表面固有抵抗値を測定した。表面
固有抵抗値としては、1×1013Ω未満が好ましい。
【0100】[実施例1]固有粘度0.64のポリエチ
レンテレフタレートを溶融して冷却ドラム上にキャスト
して未延伸フィルムとし、この未延伸フィルムを92℃
に加熱し縦方向に3.5倍延伸して一軸延伸フィルムと
した。次いでこの一軸延伸フィルムの片面に、前記式
(IV−2)を繰り返し単位とする共重合体(平均分子
量:12,600)15重量部に前記式(IV−2a)を
繰り返し単位とする共重合体(式(IV−2a)のaが4
0モル%、bが60モル%の共重合体、平均分子量:3
8,700)を25重量部ドーピングした導電性重合体
30重量部、ジカルボン酸成分としてテレフタル酸54
モル%、イソフタル酸37モル%、アジピン酸5モル%
および5―Naスルホイソフタル酸4モル%、グリコー
ル成分としてエチレングリコール92モル%、ジエチレ
ングリコール5モル%、1,4―ブタンジオール3モル
%を用いて得られた共重合ポリエステル(Tg59℃、
平均分子量20,660)70重量部、ノニオン界面活
性剤(ポリオキシエチレンノニルフェニルエーテル)を
10重量部からなる組成物の5重量%の水性塗液をグラ
ビアコーターで塗布した。次いで、104℃で乾燥後、
108℃で横方向に3.9倍延伸し、更に220℃で熱
処理して総厚さ38μm、帯電防止層の厚さ0.12μ
mの積層フィルムをつくった。
【0101】次にこの帯電防止層上に離形層として付加
反応型シリコーン樹脂(信越化学工業(株)製;KS―
778、固形分30%トルエン溶解液)100重量部
と、白金触媒(信越化学工業(株)製;PL―50T)
1重量部とをトルエンに溶解して、全体の固形分が3重
量%のトルエン溶液(離形層塗設用)を調製した後、グ
ラビアコーターを用いて塗布し、150℃、30分秒間
塗膜を乾燥・硬化させ、厚み0.2μmの離形層を設
け、離形フィルムを作成した。この離形フィルムの特性
を表1に示す。
【0102】[実施例2]離形層として、ポリビニル―
N―オクデシルイソシアネート(アシオ産業(株)製、
アシオニールRA―585S)をトルエンに溶解して、
固形分が2重量%のトルエン溶液を用いた以外は実施例
1と同じ方法で離形フィルムを作成した。この離形フィ
ルムの特性を表1に示す。
【0103】[実施例3]帯電防止層の反対面に離形層
を設ける他は実施例1と同じ方法で離形フィルムを作成
した。
【0104】[実施例4]一軸延伸フィルムの代わりに
二軸延伸後のポリエステルフィルム(帝人(株)製テト
ロンフィルム、G2 ―38μm)の片面に実施例1と同
じ水性塗料をグラビアコーターを用いて塗布し、150
℃、1分間乾燥・硬化させ、帯電防止層の厚さ0.12
μmの積層フィルムを作成し、以下実施例1と同じ方
法、条件で離形層を積層し、離形フィルムを作成した。
この離形フィルムの特性を表1に示す。
【0105】[比較例1]帯電防止層を設けない以外は
実施例1と同様にて離形フィルムを作成した。この離形
フィルムの特性を表1に示す。
【0106】
【表1】
【0107】
【発明の効果】本発明によれば、繰り出しや走行の際に
帯電が少なく、粘着剤フィルムや樹脂シート等の成形用
キャリヤーフィルムに用いた際に離形層上に形成された
粘着剤フィルムや樹脂シート等に帯電障害を生じさせる
ことなく、また粘着剤フィルムや樹脂シート等を適度の
力で剥離できる離形フィルムを提供できる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C08G 63/189 C08G 63/189 C09D 175/00 C09D 175/00 183/04 183/04 Fターム(参考) 4F100 AA07B AH06 AK04C AK21C AK41A AK42A AK52C AL01C AR00B AR00C BA03 BA07 BA10B BA10C GB41 JG03 JG03B JG04B JK07 JL14 JL14C YY00B 4J029 AA03 AB07 AC01 AC02 AD01 AD07 AE03 BA03 BA04 BA05 BA08 BD06A BF09 BF25 BF26 BH02 BH06 BH07 CA02 CA06 CB05A CB06A CB10A CC06A CD03 DB01 DB14 HA01 HB01 JE182 JE193 JF032 4J032 BA03 BA04 BA05 BB01 BB03 BB04 BB08 CF02 CG01 CG08 4J038 CE022 CR072 DK001 DL032 NA10 NA20 PA07 PC08

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ポリエステルフィルムの片面に表面固有
    抵抗値が1×105〜1×1012Ω/□の帯電防止層を
    設け、その帯電防止層の上に離形層を設けてなる離形フ
    ィルムであって、帯電防止層中にチオフェン及び/又は
    チオフェン誘導体を重合して得られる導電性重合体を含
    むことを特徴とする離形フィルム。
  2. 【請求項2】 ポリエステルフィルムの一方の面に表面
    固有抵抗値が1×105 〜1×1012Ω/□の帯電防止
    層を設け、他方の面に離形層を設けてなる離形フィルム
    であって、帯電防止層中にチオフェン及び/又はチオフ
    ェン誘導体を重合して得られる導電性重合体を含むこと
    を特徴とする離形フィルム。
  3. 【請求項3】 離形フィルムを剥離したときの剥離帯電
    位が−5〜+5kVであることを特徴とする請求項1又
    は2に記載の離形フィルム。
  4. 【請求項4】 離形性を発現する成分が、硬化性シリコ
    ーン樹脂であることを特徴とする請求項1〜3のいずれ
    かに記載の離形フィルム。
  5. 【請求項5】 離形性を発現する成分が、ポリビニルア
    ルコールまたはポリエチレンイミンを塩素化アルキロイ
    ルまたはアルキルイソシアネートで長鎖アルキル化した
    共重合体であることを特徴とする請求項1〜3のいずれ
    かに記載の離形フィルム。
  6. 【請求項6】 ポリエステルフィルムが、ポリエチレン
    テレフタレートフィルム又はポリエチレン―2,6―ナ
    フタレートフィルムである請求項1〜5のいずれかに記
    載の離形フィルム。
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