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JP2000051197A - 医用画像処理装置 - Google Patents

医用画像処理装置

Info

Publication number
JP2000051197A
JP2000051197A JP10221768A JP22176898A JP2000051197A JP 2000051197 A JP2000051197 A JP 2000051197A JP 10221768 A JP10221768 A JP 10221768A JP 22176898 A JP22176898 A JP 22176898A JP 2000051197 A JP2000051197 A JP 2000051197A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
projection data
phase
data
ray detector
image
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10221768A
Other languages
English (en)
Inventor
Katsuyuki Taguchi
克行 田口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP10221768A priority Critical patent/JP2000051197A/ja
Publication of JP2000051197A publication Critical patent/JP2000051197A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 心臓、寝台の動きを補正してヘリカルスキャ
ンにより明瞭な断層像を得る。 【解決手段】 システム制御部5が、マルチスライス用
のX線検出器2を用いてヘリカルスキャンにより得られ
た投影データに、心電波形送信器10により検出された
被検体の心電波形、架台回転部3の回転位相、及び寝台
位置(スライス位置)を付加してデータ格納部13に格
納する。そして、指定されたスライス位置を挟み、心電
位相及び回転位相が合致したタイミングで得られた投影
データを選択し、これらを用いてヘリカル補間処理後に
画像再構成処理を行い断層像を形成する。これにより、
心臓の動き及び寝台の動きを補正すると共に、マルチス
ライス用のX線検出器2で得られた投影データにより密
な補間間隔でヘリカル補間を行うことができ、明瞭な断
層像を得ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ヘリカルスキャン
により被検体の所望の部位の撮影を行うX線CT装置か
らの投影データに基づいて断層像や三次元画像を形成す
る医用画像処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】今日において、被検体が載置された寝台
を被検体の体軸方向に沿って徐々に移動させると共に、
被検体の周りをX線管及びX線検出部を360度回転さ
せながら所定の角度毎に(或いは連続的に)X線を曝射
することで、該被検体の所望の部位を螺旋状にスキャン
するヘリカルスキャン方式のX線CT装置が知られてい
る。また、このヘリカルスキャン方式のX線CT装置か
ら得られた360度分(最低180度分)の投影データ
に基づいて画像再構成処理を行い、所望の部位の三次元
画像を形成する医用画像処理装置も知られている。
【0003】このようなヘリカルスキャン方式で撮影を
行った場合、例えば頭部のように静止している部位を撮
像した場合には、前記医用画像処理装置において明確な
三次元画像を形成することができるのであるが、心臓等
のように動きを伴う部位を撮影した場合には、ヘリカル
スキャンにより得られる断層像に動きが反映されてしま
い、前記医用画像処理装置において明確な三次元画像を
形成することが困難となる。このような問題を解決する
ために、従来、特開平5−3867号の公開特許公報に
おいて三次元画像診断装置が、また、特開平9−753
36号の公開特許公報において画像生成方法、画像表示
方法及びX線CT装置が開示されている。
【0004】特開平5−3867号の公開特許公報に開
示されている三次元画像診断装置は、ヘリカルスキャン
を行うと共に心電波形を検出し、この心電波形の同一位
相のタイミングの投影データを用いて画像再構成処理を
行うものである。
【0005】また、特開平9−75336号の公開特許
公報に開示されている画像生成方法、画像表示方法及び
X線CT装置は、例えば心臓等の走査対象を細かいピッ
チでヘリカルスキャンを行って多数の再構成画像を形成
した後に、心電位相の合った複数の再構成画像を選択
し、これらに基づいて所望のスライス位置の断層像を形
成(リサンプリング)するものである。
【0006】これら各開示技術によれば、心臓等のよう
に動きを伴う部位であっても、例えば心臓の拡張期のタ
イミングの投影データのみを用いて各断層像をそれぞれ
形成することができる。従って、この各断層像に基づい
て、心臓等の走査対象の動きを補正したかたちの三次元
画像を形成することができる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような各
開示技術では、心臓等の走査対象の動きを補正したかた
ちの断層像を形成することができるのはよいが、ヘリカ
ルスキャンによる寝台の動きまでは補正することができ
ず、やはり、各断層像上及び三次元画像上に寝台の動き
による画質劣化が生ずる問題があった。
【0008】また、特開平9−75336号の公開特許
公報に開示されている画像生成方法、画像表示方法及び
X線CT装置においては、画像再構成処理を行った後
に、各再構成画像の中から所定のタイミングの投影デー
タのみを選択し、これらに基づいて所望のスライス位置
の断層像を形成するようにしているため、選択の幅、す
なわち、体軸方向(スライス方向)であるZ方向の補間
間隔が大きくなりやはり画質が劣化する問題があった。
【0009】本発明は、上述の課題に鑑みてなされたも
のであり、心臓等の走査対象の動き及びヘリカルスキャ
ンによる寝台の動きを補正すると共に、Z方向の補間間
隔が大きくなる不都合を防止して、明瞭な断層像及び三
次元画像を形成することができるような医用画像処理装
置の提供を目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明に係る医用画像処
理装置は、上述の課題を解決するための手段として、被
検体の走査対象物の動きに対応する対象物位相を検出す
る対象物位相検出手段と、被検体が載置された寝台のヘ
リカルスキャン時における各寝台位置を検出する寝台位
置検出手段と、ヘリカルスキャン時における架台回転部
の回転位相を検出する回転位相検出手段とを有する。ま
た、これら各手段に加え、ヘリカルスキャンにより得ら
れた投影データの中から、指定されたスライス位置近傍
の投影データを前記寝台位置検出手段からの検出出力に
基づいて検出すると共に、この指定されたスライス位置
近傍の投影データの中から、前記対象物位相が所定の位
相範囲内で、かつ、回転位相が合致するタイミングで得
られた投影データを、前記対象物位相検出手段及び回転
位相検出手段からの各検出出力に基づいて選択し、この
選択した投影データに基づいて、前記指定されたスライ
ス位置に対応する投影データを補間処理により形成する
補間手段と、前記補間手段により形成された投影データ
を用いて画像再構成処理を行い、前記指定されたスライ
ス位置の断層像を形成する画像再構成手段とを有する。
【0011】このような医用画像処理装置は、回転位相
と対象物位相とが同じ(或いは所定範囲内の)投影デー
タ同士を選択して体軸方向(Z方向)に補間処理後に、
画像再構成処理を行う。これにより、心臓等の走査対象
の動きと共にヘリカルスキャンによる寝台の動きを補正
したかたちの補間データを得ることができる。このた
め、この補間データに基づいて再構成される断層像及び
三次元画像の画質向上を図ることができる。
【0012】また、本発明に係る医用画像処理装置は、
前記投影データとして、複数のX線検出器列を有するX
線検出器で検出された投影データを用い、或いはX線検
出器が有するX線検出器列のピッチよりも小さいピッチ
で寝台を移動することで得られた投影データを用いる。
【0013】これにより、細かなピッチのヘリカルスキ
ャンで得られた投影データを用いることとなるため、体
軸方向(Z方向)に密な補間処理を行うことができ、補
間データに基づいて再構成される断層像及び三次元画像
のさらなる画質向上を図ることができる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る医用画像処理
装置の好ましい実施の形態について、図面を参照しなが
ら詳細に説明する。本発明に係る医用画像処理装置は、
図1に示すようなヘリカルスキャン可能なX線CT装置
により被検体の断層像を撮影し、この各断層像に基づい
て三次元画像を形成する三次元画像診断装置に適用する
ことができる。
【0015】この図1において、本発明の実施の形態と
なる三次元画像診断装置は、相対向する位置関係を維持
した状態で回転するX線管1及びX線検出器2と、内周
部にこのX線管1及びX線検出器2が回転自在に設けら
れた架台回転部3と、被検体が載置される寝台4と、当
該三次元画像診断装置全体の制御を行うシステム制御部
5と、寝台4を被検体の体軸方向に移動制御する寝台制
御部6と、X線管1をオペレータにより支持された管電
圧、管電流及び曝射タイミングで駆動するX線管駆動制
御部7と、X線検出器2がX線像の取り込みを行うこと
で形成された投影データの収集を行うデータ収集部9と
を有している。
【0016】また、この三次元画像診断装置は、被検体
に装着され、該被検体の心電波形を検出して心電データ
を送信する心電波形送信器10と、この心電波形送信器
10から送信された心電データを受信するアンテナ11
と、アンテナ11で受信された心電データをシステム制
御部5に供給する心電波形入力部12と、データ収集部
9で収集された投影データや再構成された断層像等を格
納するデータ格納部13とを有している。
【0017】また、この三次元画像診断装置は、同じ寝
台位置で、かつ、心電位相と回転位相とが合致したタイ
ミングの投影データを検出し、この投影データに基づい
て目的のスライス位置の断層像を画像再構成する画像再
構成部15と、画像再構成部15により形成された断層
像を表示する画像表示部16とを有している。
【0018】前記X線検出器2としては、例えば図2に
示すように複数のX線検出素子をチャンネル方向に並設
して形成したX線検出器列2aを、前記チャンネル方向
と直行するスライス厚方向(前記架台回転部3の回転中
心軸:体軸方向、Z軸)に4列分並設して形成したマル
チスライス用のX線検出器が設けられている。
【0019】次に、このような構成を有する当該実施の
形態の三次元画像診断装置の動作説明をする。
【0020】まず、オペレータにより被検体の所望の部
位のヘリカルスキャンが指定されると、システム制御部
5は、被検体の載置された寝台4が所定量ずつ被検体の
体軸方向に移動するように該寝台制御部6を介して該寝
台4を移動制御する。具体的には、この例の場合、前記
X線検出器2は4列分のX線検出器列を有している。1
ピッチを1つのX線検出器列2の幅に相当するX線ビー
ムの回転中心における幅分の移動距離であるとすると、
システム制御部5は、4ピッチ以下の例えば2.5ピッ
チずつ徐々に移動するように前記寝台4を移動制御す
る。
【0021】また、システム制御部5は、これと共に、
架台回転部3内のX線管1及びX線検出器2を回転制御
すると共に、所定の回転角度毎にX線管1から被検体に
対してX線が曝射されるように、X線管駆動制御部7を
介してX線管1を曝射駆動する。これにより、寝台4上
の被検体の周囲を回転するX線管1により被検体に対し
て螺旋状にX線が曝射されることとなり、いわゆるヘリ
カルスキャンによる撮影が行われることとなる。なお、
このヘリカルスキャンにおいては、前述のように前記寝
台4が2.5ピッチずつ徐々に移動するように移動制御
されているため、後半1.5ピッチ分がオーバーラップ
された状態でヘリカルスキャン(オーバーラップスキャ
ン)が行われることとなる。データ収集部9は、このよ
うなオーバーラップスキャンにより形成されたX線像を
取り込むことで投影データを形成し、これをシステム制
御部5に供給する。
【0022】一方、心電波形送信器10は、この撮影
中、図4(a)に示すような被検体の心電波形を検出
し、この心電データを送信する。この送信された心電デ
ータは、アンテナ11により受信され、心電波形入力部
12に供給される。心電波形入力部12は、この心電デ
ータを取り込みシステム制御部5に供給する。システム
制御部5は、この心電データに基づいて、図4(b)に
示すような心電位相を検出する。そして、図4(b)中
斜線で示すように、この心電位相中、周期的に現れる例
えば心臓の拡張期に相当する位相θ1〜位相θ2の間で
ある心電位相θh(t)を検出する。
【0023】また、システム制御部5は、寝台4を移動
制御しているため、現在供給された投影データに対応す
る寝台位置(スライス位置)を検出可能となっている。
また、架台回転部3のX線管1及びX線検出器2を回転
制御しているため、これらの回転位相も検出可能となっ
ている。このため、システム制御部5は、データ収集部
9から各投影データが供給されると、この各投影データ
に前記寝台位置を示す寝台位置データ、前記回転位相を
示す回転位相データ及び前記心電位相を示す心電位相デ
ータを付加し、これをデータ格納部13に一旦格納す
る。
【0024】ここで、図4(c)は、ヘリカルスキャン
により各寝台位置毎に得られる360度(2π)毎の投
影データを示しており、同図中、実線で示す投影データ
は実データを、また、点線で示す投影データは同じX線
パスの対向データを示しているのであるが、図4(b)
に示す心電位相θh(t)の間においては、同図(c)
に鎖線で示す実データをそれぞれ得ることができる。す
なわち、この鎖線で示す実データは、スキャン位置が隣
接し、なおかつ、心電位相と回転位相とが同じ実データ
である。そして、対向データの場合も同様に、同じ心電
位相θh(t)及び回転位相のタイミングで得られた対
向データが存在する。この心電位相θh(t)のタイミ
ングで得られた実データ及び対向データを見ると、36
0度分の投影データが揃っていることがわかる。
【0025】画像再構成部15は、このような理論に基
づき、データ格納部13に前記各投影データが格納され
ると、画像再構成が指定されたスライス位置を挟む投影
データを前記寝台位置データに基づいて検出する(画像
再構成が指定されたスライス位置の前後の投影データを
前記寝台位置データに基づいて検出する)と共に、この
検出した投影データの中から、心電位相及び回転位相が
同じ投影データ(実データ及び対向データ)を、前記回
転位相データ及び心電位相データに基づいて検出する。
そして、この検出した投影データに基づいてヘリカル補
間データを形成し(ヘリカル補間は、例えば距離の逆比
とする。)する。なお、このような投影データの選択及
びヘリカル補間は、外挿になるようにしてもよい。
【0026】すなわち、画像再構成部15は、指定され
たスライス位置を挟み最も近い位置で収集された、心電
位相と回転位相が同じ投影データ同士を用いてヘリカル
補間を行う。上述のように、前記X線検出器2は、4列
分のX線検出器列2aを有するマルチスライス用のX線
検出器である。このため、図4(d)に示すようにX線
管1及びX線検出器2が1回転することで、4列分の投
影データを一度に収集することができる。これは、一つ
の焦点位置の投影データだけでヘリカル補間が可能とな
ることを意味する。従って、図4(d)に示すZcを目
的のスライス位置であるとすると、同図(d)中点線で
示すようにこの目的のスライス位置Zcに最も近い投影
データを用いてヘリカル補間処理を行うことができる。
すなわち、投影データに抜けがなく、Z方向(=体軸方
向)に一定のサンプリング間隔を確保することができ
る。そして、異なる回転で得られた投影データであって
も(実データ或いは対向データであっても)、心電位相
と回転位相のタイミングが合致すれば、前記Z方向に対
する密なサンプリングを可能とすることができる。
【0027】画像再構成部15は、このようなヘリカル
補間処理後にファンビーム画像再構成処理を行い、指定
されたスライス位置の断層像を形成して画像表示部16
に供給し、或いは複数の前記断層像に基づい三次元画像
を形成して画像表示部16に供給する。これにより、画
像表示部16に、前記指定されたスライス位置の断層
像、或いは前記指定されたスライス位置の断層像を含む
三次元画像が表示されることとなる。
【0028】以上の説明から明らかなように、当該実施
の形態の三次元画像診断装置は、指定されたスライス位
置を挟み最も近い位置で収集された、心電位相と回転位
相が同じ投影データ同士を用いてヘリカル補間を行う。
このため、ヘリカル補間を行う際に心電位相の合った投
影データを用いているため(ヘリカル補間を行う際に心
電位相を合わせているため)、画像再構成後に画像再構
成に用いられた投影データの重心で心電位相を合わせる
場合よりも、心臓の動き及び寝台の動きを補正したかた
ちのヘリカル補間処理を行うことができる。
【0029】また、マルチスライス用の4列分のX線検
出器列2aを有するX線検出器2により一つの焦点位置
の4列分の投影データを収集することができるため、目
的のスライス位置に最も近い投影データを用いてヘリカ
ル補間処理を行うことができ、投影データに抜けのな
い、Z方向(=体軸方向)に密なサンプリング間隔のヘ
リカル補間処理を可能とすることができる。従って、明
瞭な断層像及び三次元画像を形成することができる。
【0030】なお、上述の実施の形態の説明では、心電
位相を検出することとしたが、これは例えば呼吸の位相
等のように他の位相を検出するようにしてもよい。ま
た、実データ及び対向データを用いてヘリカル補間処理
を用いることとしたが、これは、実データのみ或いは対
向データのみを用いてヘリカル補間処理を行うようにし
てもよい。
【0031】また、画像再構成部15は、「心電位相が
同じ投影データ」を用いてヘリカル補間処理を行うこと
としたが、これは、「心電位相差が所定の範囲内の投影
データ(或いは所定の位相範囲に含まれる投影デー
タ)」を用いてヘリカル補間処理を行うようにしてもよ
い。これにより、ヘリカル補間処理に用いる投影データ
にある程度の幅を持たせることができ、ヘリカル補間処
理の演算時間の短縮化等を図ることができる。
【0032】また、寝台4をマルチスライス用のX線検
出器列2aの2.5ピッチ分ずつ移動させることとした
が(ヘリカルピッチを2.5ピッチとしたが)、これ
は、ヘリカルピッチを4以上としてもよい。この場合、
ヘリカル補間処理に用いる投影データのサンプリング間
隔は大きくなるが、スキャン時間を短縮化することがで
き、被検体の被曝低減を図ることができる。また、ヘリ
カルピッチを4以上とした場合でも、4列分のX線検出
器列2a間におけるサンプリング間隔は確保されている
ためさほど問題とはならない。
【0033】また、X線検出器列2aを4列分有するマ
ルチスライス用のX線検出器2を設けることとしたが、
これは、2列分のX線検出器列を有するデュアルスライ
ス用のX線検出器や、図3に示すような1列分のX線検
出器列を有するシングルスライス用のX線検出器を設け
る等、他のX線検出器を設けるようにしてもよい。
【0034】この1列分のX線検出器列を有するシング
ルスライス用のX線検出器を設けた場合には、寝台4を
1ピッチ以下のヘリカルピッチで移動制御し、これによ
り得られた投影データに基づいてヘリカル補間処理を行
う。これにより、密なサンプリング間隔のヘリカル補間
処理を可能とすることができ、明瞭な断層像及び三次元
画像を形成することができる等、上述と同様の効果を得
ることができる。また、この場合、1ピッチ以上のヘリ
カルピッチで寝台4を移動制御してもよい。これによ
り、スキャン時間を短縮化することができ、被検体の被
曝低減を図ることができる。
【0035】最後に、上述の実施の形態は本発明のほん
の一例であり、本発明は、上述の各実施の形態に限定さ
れることはない。例えば、上述の実施の形態の説明で
は、心電位相に同期した投影データを選択することとし
たが、これは、呼吸等の略周期的なものに同期するよう
にしてもよく、この他、本発明に係る技術的思想を逸脱
しない範囲であれば、設計等に応じて種々の変更が可能
であることは勿論である。
【0036】
【発明の効果】本発明に係る医用画像処理装置は、心臓
等の走査対象の動きと共にヘリカルスキャンによる寝台
の動きを補正してヘリカル補間処理を行うことができ
る。また、Z方向(体軸方向)の補間間隔が密にするこ
とができる。このため、明瞭な断層像及び三次元画像を
形成することを可能とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る医用画像処理装置を適用した実施
の形態の三次元画像診断装置のブロック図である。
【図2】前記実施の形態の三次元画像診断装置に設けら
れているマルチスライス用のX線検出器の模式図であ
る。
【図3】前記実施の形態の三次元画像診断装置に設けら
れるシングルスライス用のX線検出器の模式図である。
【図4】前記実施の形態の三次元画像診断装置のヘリカ
ル補間動作を説明するためのタイミングチャートであ
る。
【符号の説明】
1…X線管、2…X線検出器、3…架台回転部、4…寝
台、5…システム制御部、6…寝台制御部、7…X線管
駆動制御部、9…データ収集部、10…心電波形送信
器、11…アンテナ、12…心電波形入力部、13…デ
ータ格納部、15…画像再構成部、16…画像表示部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被検体の走査対象物の動きに対応する対
    象物位相を検出する対象物位相検出手段と、 被検体が載置された寝台のヘリカルスキャン時における
    各寝台位置を検出する寝台位置検出手段と、 ヘリカルスキャン時における架台回転部の回転位相を検
    出する回転位相検出手段と、 ヘリカルスキャンにより得られた投影データの中から、
    指定されたスライス位置近傍の投影データを前記寝台位
    置検出手段からの検出出力に基づいて検出すると共に、
    この指定されたスライス位置近傍の投影データの中か
    ら、前記対象物位相が所定の位相範囲内で、かつ、回転
    位相が合致するタイミングで得られた投影データを、前
    記対象物位相検出手段及び回転位相検出手段からの各検
    出出力に基づいて選択し、この選択した投影データに基
    づいて、前記指定されたスライス位置に対応する投影デ
    ータを補間処理により形成する補間手段と、 前記補間手段により形成された投影データを用いて画像
    再構成処理を行い、前記指定されたスライス位置の断層
    像を形成する画像再構成手段とを有することを特徴とす
    る医用画像処理装置。
  2. 【請求項2】 前記補間手段は、前記対象物位相検出手
    段及び回転位相検出手段からの各検出出力に基づいて、
    実データとなる投影データのみを選択して前記補間処理
    を行い、或いは実データ及びこの実データと同じX線パ
    スの対向データを選択して前記補間処理を行うことを特
    徴とする請求項1記載の医用画像処理装置。
  3. 【請求項3】 前記投影データは、複数のX線検出器列
    を有するX線検出器で検出された投影データであること
    を特徴とする請求項1又は請求項2記載の医用画像処理
    装置。
  4. 【請求項4】 前記投影データは、一列のX線検出器列
    を有するX線検出器で検出された投影データであること
    を特徴とする請求項1又は請求項2記載の医用画像処理
    装置。
  5. 【請求項5】 前記投影データは、X線検出器が有する
    X線検出器列のピッチよりも小さいピッチで寝台を移動
    することで得られた投影データであることを特徴とする
    請求項1乃至請求項4にうち、いずれか1項記載の医用
    画像処理装置。
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Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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