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JP2000049731A - Sdh伝送システム及びsdh伝送装置並びにsdh伝送システムにおける回線切り替え制御方法 - Google Patents

Sdh伝送システム及びsdh伝送装置並びにsdh伝送システムにおける回線切り替え制御方法

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Publication number
JP2000049731A
JP2000049731A JP10213129A JP21312998A JP2000049731A JP 2000049731 A JP2000049731 A JP 2000049731A JP 10213129 A JP10213129 A JP 10213129A JP 21312998 A JP21312998 A JP 21312998A JP 2000049731 A JP2000049731 A JP 2000049731A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
setting information
sdh transmission
transmission device
sdh
unit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10213129A
Other languages
English (en)
Inventor
Tsuneji Takeguchi
恒次 竹口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu Ltd filed Critical Fujitsu Ltd
Priority to JP10213129A priority Critical patent/JP2000049731A/ja
Priority to US09/261,338 priority patent/US6735171B2/en
Publication of JP2000049731A publication Critical patent/JP2000049731A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L1/00Arrangements for detecting or preventing errors in the information received
    • H04L1/22Arrangements for detecting or preventing errors in the information received using redundant apparatus to increase reliability
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04JMULTIPLEX COMMUNICATION
    • H04J3/00Time-division multiplex systems
    • H04J3/02Details
    • H04J3/14Monitoring arrangements
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04JMULTIPLEX COMMUNICATION
    • H04J2203/00Aspects of optical multiplex systems other than those covered by H04J14/05 and H04J14/07
    • H04J2203/0001Provisions for broadband connections in integrated services digital network using frames of the Optical Transport Network [OTN] or using synchronous transfer mode [STM], e.g. SONET, SDH
    • H04J2203/0057Operations, administration and maintenance [OAM]
    • H04J2203/006Fault tolerance and recovery

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Time-Division Multiplex Systems (AREA)
  • Detection And Prevention Of Errors In Transmission (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 SDH伝送システムにおける回線切り替え制
御についての設定情報の不一致を発生させないようにし
て、常に、対向装置との間で正常な回線切り替え制御を
行なえるようにする。 【解決手段】 一方のSDH伝送装置2に、現用回線4
と予備回線5との間の回線切り替え制御についての設定
情報に従って回線切り替え制御を行なう第1回線切り替
え制御部22と、上記の設定情報を他方のSDH伝送装
置3における設定情報として他のSDH伝送装置3へ転
送する設定情報転送部29Aとをそなえるとともに、他
方のSDH伝送装置3に、一方のSDH伝送装置2から
転送されてくる上記の設定情報を検出する設定情報検出
部39Aと、この設定情報検出部39Aで検出された設
定情報に従って自己の回線切り替え制御を行なう第2回
線切り替え制御部32とをそなえるように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】(目次) 発明の属する技術分野 従来の技術(図9〜図11) 発明が解決しようとする課題 課題を解決するための手段 発明の実施の形態(図1〜図8) 発明の効果
【0002】
【発明の属する技術分野】本発明は、SDH(Synchrono
us Digital Hierarchy)伝送方式における回線(ライ
ン)の冗長化に用いて好適な、SDH伝送システム及び
SDH伝送装置並びにSDH伝送システムにおける回線
切り替え制御方法に関する。
【0003】
【従来の技術】近年、ITU−TによるSDH伝送技術
(方式)の標準化に伴い世界各国でSDHネットワーク
〔北米ではSONET(Synchronous Optical NETwork)
と呼ばれる〕の導入が図られている。このSDHネット
ワーク(SDH伝送システム)は、端局多重中継装置や
中継装置などのSDH伝送方式に準拠した各種の伝送装
置(以下、「SDH伝送装置」もしくは「SDH装置」
という)を用いて構築される。
【0004】そして、例えば図9に示すように、このよ
うなSDH伝送システム100は、通常、通信の信頼性
向上のために、SDH装置200,300間を接続する
ライン(回線)を冗長化(現用回線400と予備回線5
00とを用意)しておき、現用回線400の障害(回線
断など)時に通信回線を予備回線500に切り替えるこ
とで、回線障害による通信(主信号)の断状態を回避で
きるようになっている。
【0005】ここで、上記の現用回線400と予備回線
500との間の切り替えは、SDHネットワークでは、
例えば図11に示すようなフレームフォーマットを有す
る伝送フレーム〔STM:Synchronous Transfer Module
(SONETではSTS:Synchronous Transport Signa
l)〕におけるセクションオーバヘッド(SOH)11内
に定義されているAPS(Automatic Protection Syste
m) バイト(K1,K2バイト)を用いて制御(以下、
APS制御という)されるようになっている。
【0006】なお、この図11において、SOH11に
続く部分はペイロード12と呼ばれ、このペイロード1
2には、ATM(Asynchronous Transfer Mode)セルなど
の所望の通信データ(主信号)がその伝送速度に応じて
適宜の数〔例えば、VC−3(約51Mb/s)なら3
つ、VC−4(約150Mb/s)なら1つ〕だけ低次
のバーチャルコンテナ(VC)として収容され、その収
容位置〔パスオーバヘッド部(POH)13の先頭(J
1バイト)〕がSOH11のAUポインタ14(H1〜
H3バイト)により表示されるようになっている。
【0007】そして、上記のSDH装置200(30
0)は、上記APS制御機能の実現のために、例えば図
10に示すように、少なくとも、現用回線400(下り
回線400A,上り回線400B)を通じて伝送フレー
ムの伝送処理(双方向)を行なうワークユニット(現用
系)201W(301W)と、この現用系201W(3
01W)の予備用として機能し予備回線500(下り回
線500A,上り回線500B)を通じて伝送フレーム
の伝送処理(双方向)を行なうプロテクションユニット
(予備系)201P(301P)とをそなえるととも
に、これらの各ユニット201W,201P(301
W,301P)間の切り替え(APS)制御を行なうA
PS制御ファームウェア202(302)をそなえて構
成される。
【0008】ただし、この場合、現用の下り回線400
A(上り回線400B)と予備用の下り回線500A
(上り回線500B)にはそれぞれ同一の信号(伝送フ
レーム)が伝送されるようになっており、通常運用時に
は、受信端(SDH装置200,300)においていず
れか一方の信号(例えば、信号品質の良い方)が選択受
信されるようになっている。
【0009】なお、この図10において、符号203
(303)で示すものは主信号送信部、符号204(3
04)で示すものは送信用主信号にPOH13を挿入す
るPOH挿入処理部、符号205(305)で示すもの
はSOH終端後の主信号のPOH13を終端するPOH
終端処理部、符号206(306)で示すものはPOH
13の終端後の主信号を受信する主信号受信部である。
【0010】また、この図10において、符号600,
700で示すものは、それぞれ、マイクロコンピュータ
(μ−COM)で、ここでは、これらのマイクロコンピ
ュータ(以下、マイコンという)600,700を通じ
てAPS制御についての同じ設定情報〔単方向(Unidire
ctional)/双方向(Bidirectional) 切り替え動作,1+
1/1:N切り替え動作など)がネットワークの保守者
によって各APS制御ファームウェア(以下、単に「フ
ァームウェア」という)202,302に対してそれぞ
れ個別に設定されるようになっている。
【0011】ここで、上記の「単方向切り替え動作」と
は、例えば、現用の下り回線400Aに障害が発生する
と下り回線400A及び上り回線400Bの両方を予備
(下り回線500A,上り回線500B)に切り替える
動作を表し、「双方向切り替え動作」とは、下り回線4
00Aに障害が発生するとその下り回線400Aのみを
予備(下り回線500A)に切り替える動作を表す。
【0012】また、上記の「1+1切り替え動作」と
は、予備対現用が1対1の構成ときの切り替え動作を表
し、「1:N切り替え動作」とは、予備対現用が1対N
(Nは2以上の整数)の構成のときの切り替え動作を表
す。なお、図10に示す構成では、現用系201W,3
01W(予備系201P,301P)がそれぞれ下り回
線400A(500A),上り回線400B(500
B)を収容しているため、ファームウェア202,30
2に設定されるべきAPS設定情報は、「1+1切り替
え動作」で「ユニディレクショナル切り替え動作」とな
る。
【0013】ところで、上記の現用系201W(301
W)は、図10に示すように、回線障害検出/SOH終
端部211W(311W),ハイインピーダンス(スイ
ッチ)部212W(312W)及びSOH挿入処理部2
13W(313W)をそなえて構成されており、予備系
201P(301P)も、同様に、回線障害検出/SO
H終端部211P(311P),ハイインピーダンス
(スイッチ)部212P(312P)及びSOH挿入処
理部213P(313P)をそなえて構成されている。
【0014】ここで、上記のSOH挿入処理部213
W,213P(313W,313P)は、それぞれ、P
OH挿入済みの対向局300(200)宛の主信号にS
OH11を付与(挿入)することにより伝送フレームを
組み立てるものであるが、このSOH11の挿入処理時
に、ファームウェア202(302)で生成される上記
の「切り替え要求」や「切り替え応答」をSOH11の
APSバイト(K1,K2バイト)として挿入して対向
局300(200)へ伝送することができるようになっ
ている。
【0015】また、回線障害検出/SOH終端部(以
下、単に「終端部」という)211W,311W(21
1P,311P)は、それぞれ、現用系201W,30
1W(予備系201P,301P)を使用した通信の運
用中に、光信号(伝送フレーム)の入力断や入力光信号
の劣化などの障害要因をアプリケーション(ソフトウェ
ア)で監視することによって現用回線400(予備回線
500)の障害を検出する一方、受信伝送フレームのS
OH11を終端することによりそのSOH11に上述の
ごとくAPSバイトとして挿入されている対向局300
(200)側からの「切り替え要求」や「切り替え応
答」を検出するものである。
【0016】さらに、ファームウェア202(302)
は、上記の終端部211W(311W)〔又は211P
(311P)〕において、回線障害が検出されるとその
障害内容を認識して、上記のAPSバイトを予備回線5
00(又は現用回線400)を通じて対向局300(2
00)との間で送受信して、自局200(300)の現
用系201W(301W)と予備系201P(301
P)との間の切り替え制御を行なうものである。
【0017】なお、上記の切り替え制御は、ファームウ
ェア202(302)がスイッチ部212W,212P
(312W,312P)の導通/不通状態を制御するこ
とによって行なわれ、常に、マイコン600(700)
によって設定されたAPS設定情報に基づいて行なわれ
る。以下、上述のごとく構成されたSDHシステム10
0(SDH装置200,300)におけるAPS制御に
ついて、現用回線400の下り回線400Bに障害が発
生した場合を例にして説明する。
【0018】下り回線400Bに障害が発生すると、受
信側であるSDH装置200の現用系201Wにおける
終端部211Wでこの回線障害が検出される。すると、
ファームウェア202は、マイコン600によって予め
設定されているAPS設定情報に基づいて、対向局30
0宛の「切り替え要求」を生成する。この「切り替え要
求」は、予備系201PのSOH挿入処理部213Pに
おいて、APSバイト(K1バイト)として上り方向の
伝送フレームのSOH11内に挿入され予備用の上り回
線500Bを通じて対向局300へ伝送される。
【0019】対向局300では、このAPSバイトが予
備系301Pの終端部311Pで検出されると、ファー
ムウェア302が、マイコン700によって予め設定さ
れているAPS設定情報に従って使用系を現用系301
Wから予備系301Pに切り替える。そして、ファーム
ウェア302は、この切り替えが完了すると、対向局2
00宛の「切り替え応答」を生成する。この「切り替え
応答」は、予備系301PのSOH挿入処理部313P
において、APSバイト(K2バイト)として下り方向
の伝送フレームのSOH11内に挿入され予備用の下り
回線500Aを通じて対向局200へ伝送される。
【0020】そして、このAPSバイトがSDH装置2
00の予備系201Pにおける終端部211Pで検出さ
れると、ファームウェア202が、対向局300の切り
替えが完了したことを確認して、自局200も対向局3
00と同様に、マイコン600によって設定されている
APS設定情報に従って使用系を現用系201Wから予
備系201Pに切り替える。
【0021】これにより、現用の上り回線400Aを使
用して行なわれていた通信が予備用の上り回線500A
によって救済され、正常な通信を継続して行なうことが
できる。なお、対向局300の終端部311Wで回線障
害が検出された場合も、ファームウェア302が起点と
なって上記と同様の処理が行なわれる。また、予備系2
01P(301P)で回線障害が検出された場合は、現
用系201W(301W)を通じて上記と同様のAPS
バイトの送受信が行なわれることによって、予備系20
1P(301P)から現用系201W(301W)への
切り替えが行なわれる。
【0022】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たSDH伝送システム100(SDH伝送装置200,
300)には、通常、複数方向へのルート(例えば、パ
スやセクション)が設定されており、それに応じた複数
のAPS設定情報が存在するため、上記のようにファー
ムウェア202,302に対するAPS設定情報の設定
を各SDH装置200,300毎に個別に行なうと、一
方のSDH装置200(又は300)においてこの設定
が誤って行なわれる可能性がある。
【0023】この場合は、各ファームウェア202,3
02の設定が相互に異なるので、回線障害発生時に、各
SDH装置200,300がそれぞれ異なった切り替え
制御を行なってしまい、最悪の場合、主信号が不通状態
となり、正常な回線救済を行なうことができなくなる。
そこで、従来より、このような設定の不一致(モードミ
スマッチ)をSDH装置200(300)で検出して解
消できるようにした技術(特開平7−264156号公
報参照)や、モードミスマッチが生じていても正常な切
り替え制御を行なえるようにした技術(特開平8−28
8981号公報参照)などが提案されている。
【0024】しかしながら、上記の各技術は、いずれ
も、発生してしまった(もしくは発生するであろう)設
定の不一致に対してどのように対処するかに主眼を置い
ている(即ち、設定の不一致の発生を前提としている)
ので、SDH装置に対する付加機能が多くなり装置規模
が増大したり、回線切り替え制御が複雑化したりしてし
まう。従って、これらの各技術も、上記のような設定の
相違を解消する根本的な解決策とはいえない。
【0025】本発明は、このような課題に鑑み創案され
たもので、回線切り替え制御についての設定情報の不一
致を発生させないようにして、常に、対向装置との間で
正常な回線切り替え制御を行なうことのできる、SDH
伝送システム及びSDH伝送装置並びにSDH伝送シス
テムにおける回線切り替え制御方法を提供することを目
的とする。
【0026】
【課題を解決するための手段】このため、本発明のSD
H伝送システムは、SDH伝送方式に準拠した伝送フレ
ームを伝送するための現用回線と該現用回線の予備とし
て機能する予備回線とを介してそれぞれ対向して接続さ
れる少なくとも2つのSDH伝送装置をそなえたシステ
ムにおいて、一方のSDH伝送装置が、上記の現用回線
と予備回線との間の回線切り替え制御についての設定情
報に従って回線切り替え制御を行なう第1回線切り替え
制御部と、上記の設定情報を他方のSDH伝送装置にお
ける回線切り替え制御についての設定情報として上記の
他方のSDH伝送装置へ転送する設定情報転送部とをそ
なえるとともに、上記の他方のSDH伝送装置が、上記
の一方のSDH伝送装置から転送されてくる設定情報を
検出する設定情報検出部と、この設定情報検出部で検出
された設定情報に従って自己の回線切り替え制御を行な
う第2回線切り替え制御部とをそなえていることを特徴
としている(請求項1)。
【0027】ここで、上記の一方のSDH伝送装置にお
ける設定情報転送部は、上記の該設定情報を上記の伝送
フレームに格納して他方のSDH伝送装置へ転送するよ
うに構成されるのがよく、この場合、他方のSDH伝送
装置における設定情報検出部は、この一方のSDH伝送
装置から伝送フレームに格納されて転送されてくる設定
情報を検出するように構成されるのがよい(請求項
2)。
【0028】また、上記の他方のSDH伝送装置は、上
記の設定情報検出部で検出された設定情報を上記の一方
のSDH伝送装置以外の他のSDH伝送装置における回
線切り替え制御についての設定情報としてそのSDH伝
送装置へ転送する設定情報再転送部をそなえていてもよ
い(請求項3)。次に、本発明のSDH伝送装置は、S
DH伝送方式に準拠した伝送フレームを伝送するための
現用回線とこの現用回線の予備として機能する予備回線
とを介して他のSDH伝送装置と対向して接続される装
置であって、上記の現用回線と予備回線との間の回線切
り替え制御についての設定情報が設定され、その設定情
報に従って上記の回線切り替え制御を行なう第1回線切
り替え制御部と、上記の設定情報を上記の他のSDH伝
送装置における回線切り替え制御についての設定情報と
して上記他のSDH伝送装置へ転送する設定情報転送部
とをそなえていることを特徴としている(請求項4)。
【0029】ここで、上記の設定情報転送部は、上記の
設定情報を上記伝送フレームに格納して上記の他のSD
H伝送装置へ転送するように構成するのがよく(請求項
5)、例えば、上記伝送フレームにおけるセクションオ
ーバヘッド部に上記の設定情報を格納するように構成す
るのがよい(請求項6)。この場合は、上記のセクショ
ンオーバヘッド部の未定義部分に上記の設定情報を格納
してもよいし(請求項7)、上記のセクションオーバヘ
ッド部の定義済みバイトの未使用部分を用いて上記の設
定情報を格納するようにしてもよい(請求項8)。
【0030】また、上記の設定情報転送部は、上記伝送
フレームにおけるパスオーバヘッド部に上記の設定情報
を格納するように構成してもよく(請求項9)。この場
合は、上記パスオーバヘッド部の定義済みバイトの未使
用部分を用いて上記の設定情報を格納するように構成す
るのがよい(請求項10)。また、本発明のSDH伝送
装置は、SDH伝送方式に準拠した伝送フレームを伝送
するための現用回線とこの現用回線の予備として機能す
る予備回線とを介して他の第1SDH伝送装置と対向し
て接続される装置であって、前記の第1SDH伝送装置
から転送されてくる第1SDH伝送装置における現用回
線と予備回線との間の回線切り替え制御についての設定
情報を検出する設定情報検出部と、この設定情報検出部
で検出された設定情報に従って自己の回線切り替え制御
を行なう第2回線切り替え制御部とをそなえていること
を特徴としている(請求項11)。
【0031】ここで、上記の設定情報検出部は、上記の
第1SDH伝送装置から上記の伝送フレームに格納され
て転送されてくる設定情報を検出するように構成するの
がよく(請求項12)、例えば、上記伝送フレームにお
けるセクションオーバヘッド部に格納されている設定情
報を検出するように構成するのがよい(請求項13)。
この場合は、上記セクションオーバヘッド部の未定義部
分に格納されている設定情報を検出するようにしてもよ
いし(請求項14)、上記セクションオーバヘッド部の
定義済みバイトの未使用部分を用いて格納されている設
定情報を検出するようにしてもよい(請求項15)。
【0032】また、上記の設定情報検出部は、上記伝送
フレームにおけるパスオーバヘッド部に格納されている
設定情報を検出するように構成してもよく(請求項1
6)、この場合は、上記パスオーバヘッド部の定義済み
バイトの未使用部分を用いて格納されている設定情報を
検出するようにするのがよい(請求項17)。さらに、
本SDH伝送装置は、上記の設定情報検出部で検出され
た設定情報を上記の第1SDH伝送装置以外の他の第2
SDH伝送装置における回線切り替え制御についての設
定情報としてその第2SDH伝送装置へ転送する設定情
報再転送部をそなえていてもよい(請求項18)。
【0033】ここで、この場合も、上記の設定情報再転
送部は、上記の設定情報を上記の伝送フレームに格納し
て上記第2SDH伝送装置へ転送するように構成するの
がよく(請求項19)、例えば、上記伝送フレームにお
けるセクションオーバヘッド部に上記の設定情報を格納
するように構成するのがよい(請求項20)。この場合
も、上記の設定情報は、上記セクションオーバヘッド部
の未定義部分に格納してもよいし(請求項21)、上記
セクションオーバヘッド部の定義済みバイトの未使用部
分を用いて格納してもよい(請求項22)。
【0034】また、上記の設定情報再転送部も、上記伝
送フレームにおけるパスオーバヘッド部に上記の設定情
報を格納するように構成してもよく(請求項23)、こ
の場合も、上記パスオーバヘッド部の定義済みバイトの
未使用部分を用いて上記の設定情報を格納するのがよい
(請求項24)。次に、本発明のSDH伝送システムに
おける回線切り替え制御方法は、SDH伝送方式に準拠
した伝送フレームを扱うSDH伝送装置を少なくとも2
つそなえるとともに、これらの各SDH伝送装置が、そ
れぞれ、上記の伝送フレームを伝送する現用回線とこの
現用回線の予備として機能する予備回線とを介して対向
して接続されたSDH伝送システムにおいて、一方のS
DH伝送装置からそのSDH伝送装置における現用回線
と予備回線との間の回線切り替え制御についての設定情
報を他方のSDH伝送装置へ転送し、そのSDH伝送装
置では一方のSDH伝送装置から転送されてきた設定情
報に従って自己の回線切り替え制御を行なうことを特徴
としている(請求項25)。
【0035】なお、このとき、上記の他方のSDH伝送
装置は、上記の設定情報をさらに上記一方のSDH伝送
装置以外の他のSDH伝送装置における回線切り替え制
御についての設定情報としてそのSDH伝送装置へ転送
してもよい(請求項26)。また、この場合も、上記の
設定情報は、上記の伝送フレームに格納して転送するの
がよい(請求項27)。
【0036】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。図1は本発明の一実施形態として
のSDH伝送装置が適用されたSDH伝送システムを示
すブロック図であるが、この図1に示すSDH伝送シス
テム1も、図10により前述したシステム100と同様
に、SDH伝送装置2とSDH伝送装置3とが、現用回
線4(下り回線4A,上り回線4B)及び予備回線5
(下り回線5A,上り回線5B)を介し相互に対向して
接続され、SDH伝送装置2(3)が、ワークユニット
(現用系)21W(31W),プロテクションユニット
(予備系)21P(31P)及びAPS制御ファームウ
ェア22(32)をそなえるほか、図10により前述し
たものとそれぞれ同様の主信号送信部23(33),主
信号受信部24(34),POH挿入処理部41(4
3)及びPOH終端処理部42(44)をそなえて構成
されている。
【0037】ここで、現用系21W(31W)は、現用
回線4を通じて図11により前述したフレームフォーマ
ットを有する伝送フレーム(STM又はSTS)の伝送
処理を行なうものであり、予備系21P(31P)は、
この現用回線4の障害発生時に現用回線4に代わり予備
回線5を通じて上記の伝送フレームの伝送処理を行なう
ものである。
【0038】また、APS制御ファームウェア〔第1
(第2)回線切り替え制御部〕22(32)(以下、単
に「ファームウェア22(32)」という)は、これら
の現用系21W(31W)(現用回線4)と予備系21
P(31P)(予備回線5)との間の回線切り替え制御
についての設定情報(APS設定情報)に従って回線障
害発生時のAPS制御を行なうものである。
【0039】ただし、本実施形態では、システム立ち上
げ時や保守者(保守コマンド)によるAPS設定情報の
変更時等に、SDH伝送装置2のファームウェア22に
対してのみ上記APS設定情報がマイクロコンピュータ
(μ−COM)25を通じて設定され、SDH伝送装置
3のファームウェア32に対するAPS設定情報の設定
は、後述するように、SDH伝送装置2のファームウェ
ア22に設定されたAPS設定情報をSDH伝送装置3
に転送することによって行なわれるようになっている。
【0040】このため、SDH伝送装置2における現用
系21W(予備系21P)は、図1に示すように、図1
0により前述したものと同様の回線(LINE)障害検出/S
OH終端部26W(26P),ハイインピーダンス(ス
イッチ)部27W(27P),SOH挿入処理部28W
(28P)をそなえるほか、このSOH挿入処理部28
W(28P)に、APS設定情報挿入部29Aが設けら
れた構成となっている。
【0041】ここで、このAPS設定情報挿入部(設定
情報転送部)29Aは、上記のシステム立ち上げ時等に
おいて、POH挿入処理部41からのPOH挿入後の主
信号に対してSOH11を挿入する際、ファームウェア
22から上記のAPS設定情報を受けて、そのAPS設
定情報をSOH11の空き領域(未定義バイト:図2に
おいて無印のバイト)に挿入することにより、ファーム
ウェア22に設定されたAPS設定情報を伝送フレーム
に格納して対向局であるSDH伝送装置3(ファームウ
ェア32)におけるAPS設定情報としてSDH伝送装
置3へ転送するものである。
【0042】なお、本実施形態では、APS設定情報挿
入部29Aが現用系21W,予備系21Pのそれぞれに
設けられているので、現用回線4及び予備回線5の両方
を通じて同じAPS設定情報がそれぞれSDH伝送装置
3へ転送されることになるが、SDH伝送装置3では、
主信号の受信端切り替え(選択)と同様にして、いずれ
か一方のAPS設定情報が選択されるようになっている
ものとする。
【0043】一方、SDH伝送装置3における現用系3
1W(予備系31P)は、図1に示すように、図10に
より前述したものと同様の回線(LINE)障害検出/SOH
終端部36W(36P),ハイインピーダンス(スイッ
チ)部37W(37P)及びSOH挿入処理部38W
(38P)をそなえるほか、回線障害検出/SOH終端
部(以下、単に「終端部」という)36W(36P)
に、APS設定情報終端部39Aが設けられた構成とな
っている。
【0044】ここで、このAPS設定情報終端部(設定
情報検出部)39Aは、受信伝送フレームのSOH11
を終端することにより、上述したAPS設定情報挿入部
29AによってSDH伝送装置2(第1SDH伝送装
置)からSOH11の未定義バイトに挿入されて転送さ
れてくる上記のAPS設定情報を検出するもので、検出
したAPS設定情報はファームウェア(回線切り替え制
御部)32に転送・設定されるようになっている。
【0045】つまり、本実施形態のSDH伝送システム
1は、一方のSDH伝送装置2をAPS設定情報につい
てのマスター装置とし、他方のSDH伝送装置3をこの
SDH伝送装置2に従属するスレーブ装置とし、システ
ム立ち上げ時等に、マスター装置2からスレーブ装置3
へAPS設定情報を転送することにより、SDH伝送装
置3におけるAPS設定情報をSDH伝送装置2におけ
るAPS設定情報に一致させるようになっているのであ
る。
【0046】以下、上述のごとく構成された本実施形態
のSDH伝送システム1の動作について詳述する。ま
ず、例えば、システム1が立ち上がるとマスター装置2
のファームウェア22から現用系21W及び予備系21
Pの各APS設定情報挿入部29AにAPS設定情報が
出力される。すると、各APS設定情報挿入部29A
は、それぞれ、受信したAPS設定情報をスレーブ装置
3宛の伝送フレームのSOH11の未定義バイトに挿入
する。これにより、各伝送フレームは、現用回線4及び
予備回線5を通じてそれぞれスレーブ装置3へ伝送され
る。
【0047】一方、スレーブ装置3では、上記の各伝送
フレームが終端部36W,36Pでそれぞれ受信され、
APS設定情報終端部39Aが、それぞれ、受信伝送フ
レームのSOH11を終端することにより、上述のごと
くマスター装置2にてSOH11の未定義バイトに挿入
されたAPS設定情報を検出する。そして、検出したA
PS設定情報は、それぞれ、ファームウェア32へ転送
され、ファームウェア32は、各APS設定情報のいず
れか一方(例えば、信号品質の良い方)を選択受信す
る。
【0048】なお、システム立ち上げ時や保守コマンド
によるAPS設定情報の変更時等に、既に、各回線4,
5のいずれかに障害が発生していた場合は、障害の発生
していない回線4,5を通じて受信される伝送フレーム
(SOH11の未定義バイト)に格納されていたAPS
設定情報が自動的にファームウェア32で受信されて設
定される。
【0049】これにより、スレーブ装置3のファームウ
ェア32には、マスター装置2のファームウェア22と
同一のAPS設定情報が設定され、モードミスマッチな
どの設定不一致が発生することは無い。従って、回線障
害発生時には、各SDH伝送装置2,3がそれぞれ同一
のAPS制御を実施することができ、常に正常な回線救
済制御を行なうことができる。なお、APS制御自体に
ついては従来と同様の手順で行なわれるので、ここで
は、その詳細な説明は省略する。
【0050】このように、本実施形態のSDH伝送シス
テム1によれば、マスター装置2におけるAPS設定情
報を、対向するスレーブ装置3におけるAPS設定情報
として転送するので、マスター装置2に対してAPS設
定情報を設定するだけで、スレーブ装置3においても同
じAPS設定情報を設定することができる。従って、次
のような利点が得られる。
【0051】各SDH伝送装置2,3におけるAPS
設定情報の不一致の発生自体を防止することができるの
で、従来のように各APS設定情報の不一致を解消する
ための特別な処理を行なうことなく、常に、対向装置3
との間の回線障害発生時の正常なAPS制御(回線救済
制御)を実施することができる。 各SDH伝送装置2,3に対するAPS制御の設定を
各SDH伝送装置2,3で個別に行なう必要が無いの
で、保守者によるAPS制御の設定作業の負担を大幅に
軽減することができる。
【0052】各SDH伝送装置2,3におけるAPS
設定情報を1つのSDH伝送装置(マスター装置)2で
一括管理することができるので、例えば、APS設定情
報を変更する場合にもその変更作業を各SDH伝送装置
2,3で行なう必要が無く、APS設定情報の変更にも
極めて柔軟に対応することができる。また、本実施形態
のマスター装置2は、APS設定情報挿入部29AをO
H挿入処理部28W(28P)に設けることにより、既
存のOH挿入処理を利用して上記のAPS設定情報を伝
送フレームのSOH11の未定義バイトに格納してスレ
ーブ装置3へ転送するようになっているので、極めて簡
素な構成で、確実なAPS設定情報の転送を実現するこ
とができている。一方、この場合、スレーブ装置3も、
APS設定情報終端部39Aを、OH終端機能をもった
終端部36W(36P)にそなえることで、既存のOH
終端処理を利用して伝送フレームのSOH11に格納さ
れて転送されてきたAPS設定情報を検出できるように
なっているので、極めて簡素な構成で、確実なAPS設
定情報の検出を実現することができている。
【0053】さらに、本実施形態では、マスター装置2
側の各系21W,21PのそれぞれにAPS設定情報挿
入部29Aを設けるとともに、スレーブ装置3側の各系
31W,31PのそれぞれにAPS設定情報検出部39
Aを設けているので、APS設定情報の転送時に、各回
線4,5のいずれか一方に回線障害が発生していても、
障害の発生していない回線4,5を通じてAPS設定情
報の転送を正常に行なうことができる(即ち、APS設
定情報の転送処理が冗長化されている)。従って、AP
S制御の設定の信頼性をも向上することができている。
【0054】なお、上記のAPS設定情報挿入部29A
(APS設定情報検出部39A)は、現用系21W(3
1W)及び予備系21P(31P)のいずれか一方にだ
けそなえるようにしても、少なくとも上記の〜に示
したような設定不一致の防止,設定作業負担の軽減化,
設定変更に対する柔軟性などの利点が得られる。 ・第1変形例の説明 図3は上述したSDH伝送システムの第1変形例を示す
ブロック図であるが、この図3に示すSDH伝送システ
ム1は、図1により上述したものに比して、マスター装
置2のOH挿入処理部28W,28Pに、上記のAPS
設定情報挿入部29Aに代えてAPS設定情報挿入部2
9Bが設けられるとともに、スレーブ装置3の回線障害
検出/OH終端部36W,36Pに、上記のAPS設定
情報検出部39Aに代えてAPS設定情報検出部39B
が設けられている点が異なる。
【0055】ここで、マスター装置2におけるAPS設
定情報挿入部29Bは、この場合も、システム立ち上げ
時等において、ファームウェア22から上記のAPS設
定情報を受信し、そのAPS設定情報を伝送フレーム内
に挿入(格納)して対向局であるスレーブ装置3(ファ
ームウェア32)に転送するものであるが、本第1変形
例では、主信号に対するSOH11の挿入時に、SOH
11の未定義バイトではなく定義済みバイト(例えば、
K1バイト又はK2バイト)に挿入するようになってい
る。
【0056】具体的には、本第1変形例のAPS設定情
報挿入部29Bは、図4に示すようなビット構成を有す
るK1バイトもしくは図5に示すようなビット構成を有
するK2バイトのうちの未使用コードを用いて、上記の
APS設定情報を定義済みバイトであるK1バイトもし
くはK2バイトに挿入するようになっている。例えば、
K1バイトであれば、次表1に示すように、スイッチ
(SW)要求タイプ(4ビット)で表される各種コード
のうちの“1001”や“0111”,“0011”等
が未使用(未定義)となっているので、これらの未使用
コードを用いて上記のAPS設定情報をK1バイトに挿
入することができる。
【0057】
【表1】
【0058】また、K2バイトであれば、次表2に示す
ように、「その他」(3ビット)で表される各種コード
のうちの“000”〜“101”がそれぞれ未使用(未
定義)となっているので、これらの未使用コードを用い
て上記のAPS設定情報をK2バイトに挿入することが
できる。
【0059】
【表2】
【0060】一方、スレーブ装置3におけるAPS設定
情報検出部39Bは、上記のマスター装置2のAPS設
定情報挿入部29BによってK1バイトもしくはK2バ
イトの未使用コードを利用してSOH11内に格納され
て転送されてくるAPS設定情報を検出するものであ
る。このような構成により、本第1変形例のSDH伝送
システム1でも、マスター装置2におけるAPS設定情
報を、K1バイトもしくはK2バイトの未使用コードを
利用することで、対向するスレーブ装置3におけるAP
S設定情報として転送することができるので、図1によ
り上述したシステム1と同様の作用効果が得られる。
【0061】特に、本変形例では、定義済みバイトであ
るK1バイトもしくはK2バイトの未使用コードを利用
することで、既存のK1,K2バイトの挿入/終端処理
を利用してAPS設定情報の挿入/検出処理を実現する
ことができるので、APS設定情報を挿入/検出するた
めの専用のユニットを別個にそなえる必要が無く、極め
て簡素な構成で、APS設定情報の挿入/検出機能を実
現することができている。
【0062】なお、上記のAPS設定情報挿入部29B
(APS設定情報検出部39B)も、図1により上述し
た実施形態と同様に、現用系21W(31W)及び予備
系21P(31P)のいずれか一方にだけそなえるよう
にしてもよい。また、APS設定情報は、上記のK1,
K2バイトの場合と同様に、未使用部分(未使用ビット
やコード)が有ればSOH11のどのバイトに挿入して
もよい。
【0063】・第2変形例の説明 図6は図1により上述したSDH伝送システムの第2変
形例を示すブロック図であるが、この図6に示すSDH
伝送システム1は、図1により前述したものに比して、
SOH挿入処理部28W(28P)及び終端部36W
(36P)にAPS設定情報挿入部29A及びAPS設
定情報終端部39Aを設けるのではなく、マスター装置
2のPOH挿入処理部42にAPS設定情報挿入部29
Cを設けるとともに、スレーブ装置3のPOH終端処理
部45にAPS設定情報終端部39Cを設けている点が
異なる。
【0064】ここで、マスター装置2のAPS設定情報
挿入部29Cは、システム立ち上げ時等において、主信
号送信部24からの主信号に対してPOH13を挿入す
る際に、ファームウェア22からAPS設定情報を受信
し、そのAPS設定情報をPOH13(図7参照)内に
挿入することにより、APS設定情報を伝送フレームに
格納してスレーブ装置3へ転送するものである。
【0065】具体的に、本第2変形例のAPS設定情報
挿入部29Cは、例えばVC−4のPOH13では、現
在、K3バイト(定義済みバイト:図7の斜線部参照)
のうちのビット番号5,6,7,8の計4ビットが未使
用(未定義)となっているので、この未定義部分を用い
て上記APS設定情報をPOH13内に挿入する。な
お、POH13についてはSOH11のように未定義バ
イトは無く、基本的に、全て何らかの定義がなされてい
るため、このように定義済みバイトの未使用部分を用い
るしかないと考えられる。
【0066】一方、スレーブ装置3のAPS設定情報終
端部29Cは、上記のマスター装置2のAPS設定情報
挿入部29CによってPOH13内の未使用部分を利用
して伝送フレームのPOH13内に格納されて転送され
てくるAPS設定情報を検出するものである。このよう
な構成により、本第2変形例のSDH伝送システム1で
も、マスター装置2におけるAPS設定情報を、POH
13の未使用部分(例えば、K3バイトの未使用ビッ
ト)を利用することで、対向するスレーブ装置3におけ
るAPS設定情報として転送することができるので、上
述した第1実施形態のシステム1と同様の作用効果が得
られる。
【0067】特に、本変形例では、POH13を利用す
ることで、既存のPOH13の挿入/終端処理を利用し
てAPS設定情報の挿入/検出処理を実現することがで
きるので、APS設定情報を挿入/検出するための専用
のユニットを別個にそなえる必要が無く、極めて簡素な
構成で、APS設定情報の挿入/検出機能を実現するこ
とができている。
【0068】また、この場合は、スレーブ装置3側でS
OH11の終端部分(終端部36W,36P)に何らか
の異常が生じても、POH終端処理部39Cにおいて正
常にPOH13に挿入されているAPS設定情報を検出
することができる(APS設定情報の検出には影響しな
い)ので、APS設定情報の転送の信頼度がさらに向上
している。
【0069】なお、APS設定情報は、上記のK3バイ
トと同様に、未使用部分が有ればPOH13のどのバイ
トに挿入するようにしてもよい。例えば、F2,F3バ
イトは「ユーザチャネル」として定義済みであるが、顧
客の了解のもとで使用することも可能である。また、時
間的に使用されない部分が生じるバイト〔例えば、パス
トレース(導通確認)用のJ1バイト等〕を時間限定で
使用することも可能である。
【0070】また、APS設定情報は、上記のようにP
OH13だけでなく、SOH11(未定義バイトもしく
は定義済みバイトの未使用部分)にも挿入してもよく、
このようにすれば、SOH11の終端機能,POH13
の終端機能のいずれかに何らかの障害が発生しても、正
常なAPS設定情報の設定を実施することができるの
で、より一層、APS設定情報の転送処理の信頼性が向
上する。
【0071】・第3変形例の説明 図8は本実施形態のSDH伝送システムの第3変形例を
示すブロック図であるが、この図8に示すSDH伝送シ
ステム1は、上記SDH伝送装置(マスター装置)2
と、SDH伝送装置3−1と、上記のSDH伝送装置3
と同様の構成を有するSDH伝送装置3−2とをそな
え、SDH伝送装置2とSDH伝送装置3−1との間及
びSDH伝送装置3−1とSDH伝送装置3−2との間
が、それぞれ、現用回線4及び予備回線5を介して接続
されて構成されている。
【0072】そして、SDH伝送装置3−1は、SDH
伝送装置2との間の伝送フレームの伝送処理を行なう伝
送処理系3Aとして、図1に示すSDH伝送装置3にお
けるものとそれぞれ同様の現用系31W,予備系31P
及びファームウェア32′,主信号送信部33,主信号
受信部34,POH挿入処理部43及びPOH終端処理
部44をそなえるほか、SDH伝送装置3−2との間の
伝送フレームの伝送処理を行なう伝送処理系3Bとし
て、図1に示すSDH伝送装置2におけるものとそれぞ
れ同様の現用系21W,予備系21P(APS設定情報
挿入部29A′は除く)及びファームウェア22′,主
信号送信部23,主信号受信部24,POH挿入処理部
41及びPOH終端処理部42をそなえて構成されてい
る。
【0073】ただし、この場合、伝送処理系3Aのファ
ームウェア32′は、APS設定情報終端部39Aで検
出されて設定されたAPS設定情報を伝送処理系3Bの
ファームウェア22′に設定するようになっており、フ
ァームウェア22′は、このようにファームウェア3
2′によって設定されたAPS設定情報を伝送処理系3
BのAPS設定情報挿入部29A′に出力するようにな
っている。なお、これらのファームウェア32′及び2
2′は共通化してもよい。
【0074】つまり、このSDH伝送装置3−1は、伝
送処理系3AのAPS設定情報終端部39Cで検出され
たAPS設定情報をSDH伝送装置2以外の他のSDH
伝送装置3−2におけるAPS設定情報としてSDH伝
送装置3−2へ転送するAPS設定情報再転送部として
APS設定情報挿入部29A′をそなえており、この場
合は、SDH伝送装置2と同様に、APS設定情報をS
OH11の未定義バイトに挿入することにより、APS
設定情報を伝送フレームに格納してSDH伝送装置3−
2へ転送するようになっているのである。
【0075】上述のごとく構成された本第3変形例のS
DH伝送システム1では、マスター装置2のファームウ
ェア22に設定されたAPS設定情報が、図1により前
述した手順と同様に、SOH11の未定義バイトに挿入
されて中継スレーブ装置であるSDH伝送装置3−1に
転送され、ファームウェア32′に設定される。する
と、ファームウェア32′は、さらにそのAPS設定情
報をファームウェア22′へ出力し、ファームウェア2
2′は、受信したAPS設定情報をAPS設定情報挿入
部29A′へ出力する。
【0076】そして、APS設定情報挿入部29A′
は、それぞれ、ファームウェア22′から受信したAP
S設定情報をSOH11の未定義バイトに挿入してスレ
ーブ装置であるSDH伝送装置3−2へ転送する。スレ
ーブ装置3−2では、前記のSDH伝送装置3と同様
に、APS設定情報終端部39Aにて、上述のごとく中
継スレーブ装置3−1でSOH11の未定義バイトに挿
入されて転送されてきたAPS設定情報を検出し、検出
したAPS設定情報をファームウェア32に設定する。
【0077】この結果、中継スレーブ装置3−1のファ
ームウェア32′,22′及びスレーブ装置3−2のフ
ァームウェア32には、それぞれ、マスター装置2のフ
ァームウェア22に設定されたAPS設定情報と同一の
情報が設定される。このように、本第3変形例のSDH
伝送システム1(SDH伝送装置3−1)によれば、マ
スター装置2から転送されてきたAPS設定情報をさら
に他のスレーブ装置3−2へ転送するので、マスター装
置2に対してAPS設定情報を設定するだけで、他の複
数のSDH伝送装置3−1,3−2にも同じAPS設定
情報を設定することができる。従って、各SDH伝送装
置2,3−1,3−2毎に個別にAPS制御の設定を行
なう必要が無く、図1により前述したシステム1に比し
て、さらにAPS制御の設定作業の負担を大幅に軽減す
ることができる。
【0078】なお、上述した第3変形例では、3つのS
DH伝送装置2,3−1,3−2が相互に対向して接続
されている場合を例にしたが、4つ以上のSDH伝送装
置が相互に対向して接続される場合にも、上記と同様に
して、或る1つのSDH伝送装置(マスター装置)から
他のSDH伝送装置に対するAPS制御の設定を一括し
て行なうことができる。
【0079】また、上述した第3変形例では、APS設
定情報をSOH11の未定義バイトに挿入するようにし
ているが、前述の第1変形例や第2変形例と同様に、S
OH11の定義済みバイト(K1,K2バイトの未使用
部分)やPOH13の未使用部分を利用して挿入するよ
うにすることも可能である。さらに、APS設定情報の
挿入箇所は、各伝送区間(SDH伝送装置2,3−1間
及びSDH伝送装置3−1,3−2間)で変えてもよ
い。
【0080】さらに、上述した実施形態及び各変形例で
は、いずれも、APS設定情報を伝送フレームに格納し
て転送しているが、本発明はこれに限定されず、APS
設定情報の転送のための専用の信号線を設けて、この転
送を実現するようにしてもよい。また、上述した実施形
態及び各変形例では、1ルート(セクションやパス)の
みのAPS設定情報に基づく回線救済制御について説明
したが、実際、各SDH伝送装置2,3,3−1,3−
2には複数ルートが設定されており、それぞれ上位装置
2や3−1からのAPS設定情報に基づいて各ルートに
ついての回線救済制御が行なわれる。
【0081】そして、本発明は上述した実施形態及び各
変形例に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱
しない範囲で種々変形して実施することができる。
【0082】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
或るSDH伝送装置における現用回線と予備回線との間
の回線切り替え制御についての設定情報を、対向する他
のSDH伝送装置における設定情報として転送するの
で、1つのSDH伝送装置に対して上記設定情報を設定
するだけで、他のSDH伝送装置においても同じ設定情
報を設定することができる。従って、次のような利点が
得られる(請求項1,4,11,25)。
【0083】各SDH伝送装置における上記設定情報
の不一致の発生自体を防止することができるので、この
ような各設定情報の不一致を解消するための特別な処理
を行なうことなく、常に、対向装置との間の正常な回線
切り替え制御を実施することができる。 複数のSDH伝送装置に対する回線切り替え制御の設
定を各SDH伝送装置で個別に行なう必要が無いので、
上記回線切り替え制御の設定作業の負担を大幅に軽減す
ることができる。
【0084】複数のSDH伝送装置における上記設定
情報を1つのSDH伝送装置で一括管理することができ
るので、上記設定情報の変更にも極めて容易に対応する
ことができる。ここで、上記設定情報の転送元のSDH
伝送装置では、上記の設定情報を伝送フレームに格納し
て他のSDH伝送装置へ転送するようにすれば、簡素な
構成で、上記設定情報の転送を実現することができる
(請求項2,5)。このとき、例えば、上記伝送フレー
ムにおけるセクションオーバヘッド部に上記の設定情報
を格納するようにすれば、SDH伝送方式における既存
のオーバヘッド処理を利用することができるので、極め
て簡素な構成で、上記設定情報の格納処理を実現するこ
とができる(請求項6)。
【0085】この場合、上記のセクションオーバヘッド
部の未定義部分に上記の設定情報を格納するようにすれ
ば、上記設定情報の確実な転送を行なうことができる
(請求項7)。また、上記のセクションオーバヘッド部
の定義済みバイトの未使用部分を用いて上記の設定情報
を格納するようにすれば、既存の定義済みバイトについ
ての処理を利用することができるので、さらに簡素な構
成で、上記設定情報の格納処理を実現することができる
(請求項8)。
【0086】なお、上記の設定情報は、上記伝送フレー
ムにおけるパスオーバヘッド部に格納するようにすれ
ば、受信側でセクションオーバヘッド部の検出部分に異
常が生じても上記設定情報の検出には影響しないので、
上記設定情報の転送の信頼度を向上させることができる
(請求項9)。この場合、上記設定情報は、上記パスオ
ーバヘッド部の定義済みバイトの未使用部分を用いて格
納するようにすれば、既存の定義済みバイトについての
処理を利用することができるので、簡素な構成で、上記
設定情報の格納処理を実現することができる(請求項1
0)。
【0087】一方、上記設定情報の転送先のSDH伝送
装置では、上記の伝送フレームに格納されて転送されて
くる上記の設定情報を検出するようにすれば、簡素な構
成で、上記設定情報の検出を実現することができる(請
求項2,12)。そして、例えば、上記伝送フレームに
おけるセクションオーバヘッド部に格納されている設定
情報を検出するようにすれば、SDH伝送方式における
既存のオーバヘッド処理を利用することができるので、
極めて簡素な構成で、上記設定情報の検出処理を実現す
ることができる(請求項13)。
【0088】この場合、上記のセクションオーバヘッド
部の未定義部分に格納されている設定情報を検出するよ
うにすれば、上記設定情報を確実に検出することができ
る(請求項14)。また、上記のセクションオーバヘッ
ド部の定義済みバイトの未使用部分を用いて格納されて
いる設定情報を検出するようにすれば、既存の定義済み
バイトについての処理を利用することができるので、さ
らに簡素な構成で、上記設定情報の検出処理を実現する
ことができる(請求項15)。
【0089】一方、上記伝送フレームにおけるパスオー
バヘッド部に格納されいる設定情報を検出するようにす
れば、セクションオーバヘッド部の検出部分に異常が生
じても上記設定情報の検出には影響しないので、その設
定情報を正常に検出することができる(請求項16)。
この場合、上記パスオーバヘッド部の定義済みバイトの
未使用部分を用いて格納されている設定情報を検出する
ようにすれば、既存の定義済みバイトについての処理を
利用することができるので、簡素な構成で、上記設定情
報の検出処理を実現することができる(請求項17)。
【0090】また、上記の転送先のSDH伝送装置は、
上述のごとく検出した設定情報をさらに上記の転送元の
SDH伝送装置以外の他のSDH伝送装置における回線
切り替え制御についての設定情報としてそのSDH伝送
装置へ転送するようにすれば、上記の転送元のSDH伝
送装置に対して上記設定情報を設定するだけで、他の複
数のSDH伝送装置にも同じ設定情報を設定することが
できる。従って、この場合は、上記回線切り替え制御の
設定作業の負担をより大幅に軽減することができる(請
求項3,18,26)。
【0091】なお、この場合も、上記の設定情報を、伝
送フレーム〔セクションオーバヘッド(例えば、未定義
バイト又は定義済みバイトの未使用部分)、もしくは、
パスオーバヘッド(例えば、定義済みバイトの未使用部
分)に格納して上記第2SDH伝送装置へ転送するよう
にすれば、上記と同様の作用効果が得られる(請求項1
9〜24,27)。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態としてのSDH伝送装置が
適用されたSDH伝送システムを示すブロック図であ
る。
【図2】SDH伝送方式におけるSOHのフォーマット
を示す図である。
【図3】本実施形態のSDH伝送システムの第1変形例
を示すブロック図である。
【図4】SOHにおけるK1バイトのビット構成を示す
図である。
【図5】SOHにおけるK2バイトのビット構成を示す
図である。
【図6】本実施形態のSDH伝送システムの第2変形例
を示すブロック図である。
【図7】SDH伝送方式におけるVC−4のフレームフ
ォーマットを示す図である。
【図8】本実施形態のSDH伝送システムの第3変形例
を示すブロック図である。
【図9】SDH伝送システムにおけるAPS制御機能を
説明するためのブロック図である。
【図10】SDH伝送システム(SDH伝送装置)のA
PS制御機能に着目した詳細構成例を示すブロック図で
ある。
【図11】SDH伝送方式における伝送フレームのフレ
ームフォーマットを示す図である。
【符号の説明】
1 SDH伝送システム 2 SDH伝送装置(マスター装置) 3,3−2 SDH伝送装置(スレーブ装置) 3−1 SDH伝送装置(中継スレーブ装置) 3A,3B 伝送処理系 4 現用回線 4A,5A 下り回線 4B,5B 上り回線 5 予備回線 11 セクションオーバヘッド(SOH) 13 パスオーバヘッド(POH) 21W,31W ワークユニット(現用系) 21P,31P プロテクションユニット(予備系) 22 APS制御ファームウェア(第1回線切り替え制
御部) 22′ APS制御ファームウェア 23,33 主信号送信部 24,34 主信号受信部 25 マイクロコンピュータ(μ−COM) 26W,26P 回線(LINE)障害検出/SOH終端部 27W,27P ハイインピーダンス(スイッチ)部 28W,28P SOH挿入処理部 29A〜29C APS設定情報挿入部(設定情報転送
部) 29A′ APS設定情報挿入(設定情報再転送部) 32,32′ APS制御ファームウェア(第2回線切
り替え制御部) 39A〜39C APS設定情報終端部(設定情報検出
部) 41,43 POH挿入処理部 42,44 POH終端処理部

Claims (27)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 SDH伝送方式に準拠した伝送フレーム
    を伝送するための現用回線と該現用回線の予備として機
    能する予備回線とを介してそれぞれ対向して接続される
    少なくとも2つのSDH伝送装置をそなえたSDH伝送
    システムにおいて、 一方のSDH伝送装置が、 該現用回線と該予備回線との間の回線切り替え制御につ
    いての設定情報に従って該回線切り替え制御を行なう第
    1回線切り替え制御部と、 該設定情報を他方のSDH伝送装置における回線切り替
    え制御についての設定情報として該他方のSDH伝送装
    置へ転送する設定情報転送部とをそなえるとともに、 該他方のSDH伝送装置が、 該一方のSDH伝送装置から転送されてくる該設定情報
    を検出する設定情報検出部と、 該設定情報検出部で検出された該設定情報に従って自己
    の回線切り替え制御を行なう第2回線切り替え制御部と
    をそなえていることを特徴とする、SDH伝送システ
    ム。
  2. 【請求項2】 該一方のSDH伝送装置における該設定
    情報転送部が、該設定情報を該伝送フレームに格納して
    該他方のSDH伝送装置へ転送するように構成されると
    ともに、 該他方のSDH伝送装置における該設定情報検出部が、
    該一方のSDH伝送装置から該伝送フレームに格納され
    て転送されてくる該設定情報を検出するように構成され
    ていることを特徴とする、請求項1記載のSDH伝送シ
    ステム。
  3. 【請求項3】 該他方のSDH伝送装置が、 該設定情報検出部で検出された該設定情報を該一方のS
    DH伝送装置以外の他のSDH伝送装置における回線切
    り替え制御についての設定情報として該他のSDH伝送
    装置へ転送する設定情報再転送部をそなえていることを
    特徴とする、請求項1又は請求項2に記載のSDH伝送
    システム。
  4. 【請求項4】 SDH伝送方式に準拠した伝送フレーム
    を伝送するための現用回線と該現用回線の予備として機
    能する予備回線とを介して他のSDH伝送装置と対向し
    て接続されるSDH伝送装置であって、 該現用回線と該予備回線との間の回線切り替え制御につ
    いての設定情報に従って該回線切り替え制御を行なう第
    1回線切り替え制御部と、 該設定情報を該他のSDH伝送装置における回線切り替
    え制御についての設定情報として該他のSDH伝送装置
    へ転送する設定情報転送部とをそなえていることを特徴
    とする、SDH伝送装置。
  5. 【請求項5】 該設定情報転送部が、該設定情報を該伝
    送フレームに格納して該他のSDH伝送装置へ転送する
    ように構成されていることを特徴とする、請求項4記載
    のSDH伝送装置。
  6. 【請求項6】 該設定情報転送部が、該伝送フレームに
    おけるセクションオーバヘッド部に該設定情報を格納す
    るように構成されていることを特徴とする、請求項5記
    載のSDH伝送装置。
  7. 【請求項7】 該設定情報転送部が、該セクションオー
    バヘッド部の未定義部分に該設定情報を格納するように
    構成されていることを特徴とする、請求項6記載のSD
    H伝送装置。
  8. 【請求項8】 該設定情報転送部が、該セクションオー
    バヘッド部の定義済みバイトの未使用部分を用いて該設
    定情報を格納するように構成されていることを特徴とす
    る、請求項6記載のSDH伝送装置。
  9. 【請求項9】 該設定情報転送部が、該伝送フレームに
    おけるパスオーバヘッド部に該設定情報を格納するよう
    に構成されていることを特徴とする、請求項5記載のS
    DH伝送装置。
  10. 【請求項10】 該設定情報転送部が、該パスオーバヘ
    ッド部の定義済みバイトの未使用部分を用いて該設定情
    報を格納するように構成されていることを特徴とする、
    請求項9記載のSDH伝送装置。
  11. 【請求項11】 SDH伝送方式に準拠した伝送フレー
    ムを伝送するための現用回線と該現用回線の予備として
    機能する予備回線とを介して他の第1SDH伝送装置と
    対向して接続されるSDH伝送装置であって、 該第1SDH伝送装置から転送されてくる該第1SDH
    伝送装置における現用回線と予備回線との間の回線切り
    替え制御についての設定情報を検出する設定情報検出部
    と、 該設定情報検出部で検出された該設定情報に従って自己
    の回線切り替え制御を行なう第2回線切り替え制御部と
    をそなえていることを特徴とする、SDH伝送装置。
  12. 【請求項12】 該設定情報検出部が、該第1SDH伝
    送装置から該伝送フレームに格納されて転送されてくる
    該設定情報を検出するように構成されていることを特徴
    とする、請求項11記載のSDH伝送装置。
  13. 【請求項13】 該設定情報検出部が、該伝送フレーム
    におけるセクションオーバヘッド部に格納されている該
    設定情報を検出するように構成されていることを特徴と
    する、請求項12記載のSDH伝送装置。
  14. 【請求項14】 該設定情報検出部が、該セクションオ
    ーバヘッド部の未定義部分に格納されている該設定情報
    を検出するように構成されていることを特徴とする、請
    求項13記載のSDH伝送装置。
  15. 【請求項15】 該設定情報検出部が、該セクションオ
    ーバヘッド部の定義済みバイトの未使用部分を用いて格
    納されている該設定情報を検出するように構成されてい
    ることを特徴とする、請求項13記載のSDH伝送装
    置。
  16. 【請求項16】 該設定情報検出部が、該伝送フレーム
    におけるパスオーバヘッド部に格納されている該設定情
    報を検出するように構成されていることを特徴とする、
    請求項12記載のSDH伝送装置。
  17. 【請求項17】 該設定情報検出部が、該パスオーバヘ
    ッド部の定義済みバイトの未使用部分を用いて格納され
    ている該設定情報を検出するように構成されていること
    を特徴とする、請求項16記載のSDH伝送装置。
  18. 【請求項18】 該設定情報検出部で検出された該設定
    情報を該第1SDH伝送装置以外の第2SDH伝送装置
    における回線切り替え制御についての設定情報として該
    第2SDH伝送装置へ転送する設定情報再転送部をそな
    えていることを特徴とする、請求項11記載のSDH伝
    送装置。
  19. 【請求項19】 該設定情報再転送部が、該設定情報を
    該伝送フレームに格納して該第2SDH伝送装置へ転送
    するように構成されていることを特徴とする、請求項1
    8記載のSDH伝送装置。
  20. 【請求項20】 該設定情報再転送部が、該伝送フレー
    ムにおけるセクションオーバヘッド部に該設定情報を格
    納するように構成されていることを特徴とする、請求項
    19記載のSDH伝送装置。
  21. 【請求項21】 該設定情報再転送部が、該セクション
    オーバヘッド部の未定義部分に該設定情報を格納するよ
    うに構成されていることを特徴とする、請求項20記載
    のSDH伝送装置。
  22. 【請求項22】 該設定情報再転送部が、該セクション
    オーバヘッド部の定義済みバイトの未使用部分を用いて
    該設定情報を格納するように構成されていることを特徴
    とする、請求項20記載のSDH伝送装置。
  23. 【請求項23】 該設定情報再転送部が、該伝送フレー
    ムにおけるパスオーバヘッド部に該設定情報を格納する
    ように構成されていることを特徴とする、請求項19記
    載のSDH伝送装置。
  24. 【請求項24】 該設定情報再転送部が、該パスオーバ
    ヘッド部の定義済みバイトの未使用部分を用いて該設定
    情報を格納するように構成されていることを特徴とす
    る、請求項23記載のSDH伝送装置。
  25. 【請求項25】 SDH伝送方式に準拠した伝送フレー
    ムを扱うSDH伝送装置を少なくとも2つそなえるとと
    もに、該SDH伝送装置が、それぞれ、該伝送フレーム
    を伝送する現用回線と該現用回線の予備として機能する
    予備回線とを介して対向して接続されたSDH伝送シス
    テムにおいて、 一方のSDH伝送装置から該一方のSDH伝送装置にお
    ける該現用回線と該予備回線との間の回線切り替え制御
    についての設定情報を他方のSDH伝送装置へ転送し、 該他方のSDH伝送装置では該一方のSDH伝送装置か
    ら転送されてきた該設定情報に従って自己の回線切り替
    え制御を行なうことを特徴とする、SDH伝送システム
    における回線切り替え制御方法。
  26. 【請求項26】 該他方のSDH伝送装置が、該一方の
    SDH伝送装置から転送されてきた該設定情報をさらに
    該一方のSDH伝送装置以外の他のSDH伝送装置にお
    ける該現用回線と該予備回線との間の回線切り替え制御
    についての設定情報として該他のSDH伝送装置へ転送
    することを特徴とする、請求項25記載のSDH伝送シ
    ステムにおける回線切り替え制御方法。
  27. 【請求項27】 該設定情報を、該伝送フレームに格納
    して転送することを特徴とする、請求項25又は請求項
    26に記載のSDH伝送システムにおける回線切り替え
    制御方法。
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