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JP2000047366A - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

半導体装置の製造方法

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Publication number
JP2000047366A
JP2000047366A JP21661798A JP21661798A JP2000047366A JP 2000047366 A JP2000047366 A JP 2000047366A JP 21661798 A JP21661798 A JP 21661798A JP 21661798 A JP21661798 A JP 21661798A JP 2000047366 A JP2000047366 A JP 2000047366A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pattern
pattern portion
semiconductor device
manufacturing
photomask
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP21661798A
Other languages
English (en)
Inventor
Tomonori Sekiguchi
知紀 関口
Toshiaki Yamanaka
俊明 山中
Toshihiko Tanaka
稔彦 田中
Takeshi Sakata
健 阪田
Katsutaka Kimura
勝高 木村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP21661798A priority Critical patent/JP2000047366A/ja
Publication of JP2000047366A publication Critical patent/JP2000047366A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)
  • Preparing Plates And Mask In Photomechanical Process (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 露光処理によって転写されるフォトレジスト
パターンのくびれに起因する断線不良発生率を低減す
る。 【解決手段】 ドックボーンを有するフォトレジストパ
ターン4を露光処理によって転写する際に、ドックボー
ンの近傍における相対的に幅の狭いパターンの幅方向両
側に生じるくびれNT1,NT2が互いに離間する方向
にずれるようにしたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体装置の製造
方法および半導体装置技術に関し、特に、微細なパター
ンを転写するための露光処理技術に適用して有効な技術
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】半導体装置の製造工程における露光処理
は、露光光源から放射された露光光をフォトマスクを介
して半導体基板(半導体ウエハ)上のフォトレジスト膜
に照射することでフォトマスクのパターンをフォトレジ
スト膜に転写するものである。通常のフォトマスクは、
透明なマスク基板の主面上に、光の透過を遮る遮光膜が
被着されて成る遮光領域と、その遮光膜が取り除かれマ
スク基板が露出されることで光が透過する光透過領域と
が設けられ、マスクパターンが形成されている。
【0003】ところで、半導体装置を構成するパターン
には、一定の幅を有するパターンのみではなく、1つの
図形中に幅の異なる部分を有するようなパターンが存在
する。例えば半導体装置を構成する配線パターンでは、
上下層の配線間を接続する箇所にドックボーンと称す
る、他の部分に比べて幅広のパターン部を有する。すな
わち、そのパターンでは、相対的に幅の狭い部分と相対
的に幅の広い部分とが存在し、その双方の接続部分では
平面的なパターン段差が生じている。
【0004】しかし、このようなパターンをフォトレジ
スト膜に転写した場合、その平面的な段差部分の近傍に
おいて幅の狭い配線部分に露光光の干渉により平面的な
くびれが生じ、配線断線不良を引き起こす課題がある。
このような課題を解決する手段としては、例えば特開平
1-107530号公報があり、マスクパターンの平面的な段差
部(両側)に矩型状またはテーパ状(三角形状)の補助
パターンを付加する方法が開示されている。また、例え
ば特開平3-89347 号公報には、その段差部(両側)から
離れた部分に補助パターンを付加する方法が開示され、
例えば特開平6-175348号公報には、その段差部の片側に
補助パターンを付加する方法が開示されている。いずれ
の場合も補助パターンはフォトレジスト膜に残らないよ
うに形成されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、本発明者が
検討したフォトリソグラフィ技術においては、以下の課
題があることを本発明者は見出した。
【0006】すなわち、大きさの同じ補助パターンをパ
ターンの両側に設ける上記検討技術においては、フォト
レジストパターンのくびれは小さくなるものの、そのパ
ターンの両側のくびれの平面的な位置がほぼ同じである
ために、露光装置の収差やデフォーカス、パターンの微
細化または位相シフト法の導入等によっては、そのくび
れ部分においてフォトレジストパターンの幅が充分に得
られない場合が生じ、断線不良の原因となる。
【0007】また、補助パターンを片側のみにつける方
法では、相対的に幅の狭いパターンと相対的に幅の広い
パターンとの段差が大きい場合に、十分にくびれを補正
できない恐れがある。
【0008】さらに、露光装置の解像限界程度の微小パ
ターンをマスクパターンに付加することは、マスク作成
上の問題が大きい。すなわち、現在のマスク検査装置で
は、光を用いて出来上がったマスクパターンを検査して
いるために、検査可能なパターンサイズは検査光の波長
で制限されるからである。
【0009】そこで、本発明の目的は、露光処理によっ
て転写されるフォトレジストパターンのくびれに起因す
る断線不良発生率を低減することのできる技術を提供す
ることにある。
【0010】また、本発明の他の目的は、露光処理で用
いるフォトマスクの検査の容易性を向上させることので
きる技術を提供することにある。
【0011】本発明の前記ならびにその他の目的と新規
な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかに
なるであろう。
【0012】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、
次のとおりである。
【0013】本発明の半導体装置の製造方法は、露光光
源から放射された露光光をフォトマスクを介して半導体
基板上のフォトレジスト膜に照射することで所定のフォ
トレジストパターンを転写する半導体装置の製造方法で
あって、相対的に幅の異なるパターン部が一体となって
形成されるフォトレジストパターンにおいて相対的に幅
の狭いパターン部の幅方向両側に形成されるくびれの位
置が互いに離間する方向にずれるようにしたものであ
る。
【0014】また、本発明の半導体装置の製造方法は、
露光光源から放射された露光光をフォトマスクを介して
半導体基板上のフォトレジスト膜に照射することで所定
のフォトレジストパターンを転写する半導体装置の製造
方法であって、前記フォトマスクは、(a)前記所定の
フォトレジストパターンを転写するための実パターンで
あって、相対的に幅の狭い第1パターン部と、(b)前
記実パターンであって前記第1パターン部に一体的に形
成され相対的に幅の広い第2パターン部と、(c)前記
第1パターン部に対応するフォトレジストパターンの幅
方向両側に生じるくびれの位置が互いに離間する方向に
ずれるように、前記第1パターン部と第2パターン部と
で形成される角部に配置された補助パターンとを有する
ものである。
【0015】また、本発明の半導体装置の製造方法は、
露光光源から放射された露光光をフォトマスクを介して
半導体基板上のフォトレジスト膜に照射することで所定
のフォトレジストパターンを転写する半導体装置の製造
方法であって、前記フォトマスクは、(a)前記所定の
フォトレジストパターンを転写するための実パターンで
あって、相対的に幅の狭い第1パターン部と、(b)前
記実パターンであって前記第1パターン部に一体的に形
成され相対的に幅の広い第2パターン部と、(c)前記
フォトレジストパターンの幅方向の形状が非対称となる
ように、前記第1パターン部と第2パターン部とで形成
される片側の角部に配置された補助パターンとを有する
ものである。
【0016】また、本願において開示される発明のう
ち、他の概要を簡単に説明すれば、次のとおりである。
【0017】本発明の半導体装置の製造方法は、露光光
源から放射された露光光をフォトマスクを介して半導体
基板上のフォトレジスト膜に照射することで所定のフォ
トレジストパターンを転写する半導体装置の製造方法で
あって、前記フォトマスクは、(a)前記所定のフォト
レジストパターンを転写するための実パターンであっ
て、相対的に幅の狭い第1パターン部と、(b)前記実
パターンであって前記第1パターン部に一体的に形成さ
れ相対的に幅の広い第2パターン部と、(c)前記第1
パターン部と第2パターン部とで形成される片側の角部
に配置され、前記フォトレジストパターンの幅方向の形
状が非対称となるようにフォトレジストパターンに反映
される第5パターン部とを有し、前記第5パターン部に
おいて、前記第1パターン部の延在方向に交差する方向
の幅が、前記第1パターン部と第2パターン部との段差
に等しいものである。
【0018】また、本発明は、相対的に幅の異なるパタ
ーンが一体化されてなる配線パターンの幅方向の形状
が、その幅の異なるパターンの接続部において非対称と
なるものである。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて詳細に説明する(なお、実施の形態を説明す
るための全図において同一機能を有するものは同一の符
号を付し、その繰り返しの説明は省略する)。
【0020】(実施の形態1)図1は本発明の一実施の
形態であるフォトマスクの要部平面図、図2は図1のフ
ォトマスクを用いて転写されたフォトレジストパターン
の概念の平面図、図3(a)は光学シミュレーション結
果を説明するための本実施の形態のフォトマスクの要部
平面図、図3(b)は同図(a)のフォトマスクを用い
た場合の光学シミュレーション結果である光強度分布を
示す説明図、図4〜図6は本実施の形態におけるフォト
マスクの変形例の要部平面図、図7〜図10は本実施の
形態の半導体装置の製造工程中における要部断面図、図
11は本実施の形態における半導体装置の要部平面図、
図12および図13は本実施の形態で用いた露光装置の
一例を示す説明図、図19〜図23は本発明者が検討し
た技術の説明図である。
【0021】まず、本発明の技術思想を説明するのに先
立って、本発明者が検討したフォトリソグラフィ技術に
ついて説明する。
【0022】図19(a)は本発明者が検討したフォト
マスクのマスクパターン50の平面図であり、ここで
は、例えば配線のパターンを形成する場合が示されてい
る。配線形成用のマスクパターン50は相対的に幅の狭
い配線部50Aと相対的に幅の広いドックボーン部50
Bとを有している。転写された配線のドックボーン部に
は接続孔が配置される。光リソグラフィでは縮小投影露
光が用いられ、縮小率K(K<1) の露光では実際の回
路パターン、フォトレジストパターンはマスクパターン
のK 倍の大きさになる。例えばK=1/5とすると、
配線幅0.18μmを得るためのマスクの線幅は0.9μm
である。
【0023】このフォトマスクを用いて、光源が、例え
ば波長λ=0.248μmのKrFエキシマレーザ、レン
ズの開口数NA=0.6、コヒーレント係数σ=0.3、縮
小率K=1/5の露光装置でリソグラフィを行った場合
に得られるレジストパターンの概念図を図19(b)に
示す。フォトレジストパターン51は、相対的に幅の狭
い配線パターン部51Aと相対的に幅の広いドックボー
ンパターン部51Bとを有している。ドックボーンパタ
ーン部51Bは、接続孔と配線との重ね合せの余裕をと
るために幅広となっていることが多いが、配線の太さが
変わる段差領域で、配線の細い部分のフォトレジストパ
ターン51にくびれNT1,NT2が生じる。このくび
れNT1,NT2はその後の配線形成プロセスで配線断
線不良の原因になったり、露光条件のばらつきにより、
フォトレジストパターン51そのものが断線する原因に
なる。
【0024】この場合のフォトマスクの効果を光学シミ
ュレーションにより説明する。これは、マスクパターン
と露光装置の光学定数をもとにフォトレジスト膜上で得
られる光強度の等高線を計算するものである。図20
(a)のフォトマスクのフォトマスクパターン50にお
いて、縮小された値で配線幅W1 を0.18μm、ドッグ
ボーンのサイズW2 を0.4μmとした。光学定数として
は、λ=0.248μm、NA=0.6、σ=0.3、デフォ
ーカス=−0.5μm、球面収差を仮定している。以降の
シミュレーションでは全て同様の光学定数を仮定してい
る。
【0025】このようなフォトマスクパターンに対し
て、計算して得られた光学像を図20(b)に示す。光
の相対強度0.35、0.49の等高線を示している。光強
度は十分大きいパターンにおける光の透過率を1と定義
している。光強度0.35の等高線が実際に得られるフォ
トレジストパターンを示しており、ドッグボーンから十
分離れたところでは配線幅W1 は0.18μmになってい
る。ところが、ドッグボーン近傍では配線にくびれが生
じており、Lmin は0.154μmである。また、光強度
0.49の等高線は断線しており、この部分で光強度が弱
いことを示している。従って、現像時にフォトレジスト
膜が膜減りし、配線加工時のマージンが低くなる問題が
ある。
【0026】このような問題は、パターンの微細化によ
って顕著になっている。特に、メモリの周辺回路や論理
回路においては、高集積および高性能化を図るべく、パ
ターン幅を露光光の波長以下にしていることから上記問
題が生じ易い。また、露光装置の収差やデフォーカスに
よっても生じる。さらに、フォトリソグラフィ技術とし
て、位相シフトフォトリソグラフィ技術を用いた場合に
も大きな問題となる。位相シフトフォトリソグラフィ技
術では、透過光の位相を操作することによる光の干渉効
果を用いることで微細なパターンの解像度の向上を図る
技術であるため、コヒーレント係数を0.3程度と通常の
露光よりも小さくし、露光光の干渉性を高めているから
である。現在、光リソグラフィでは、例えば位相シフト
法を用いて露光装置の光波長以下のパターンを形成して
いる。一例として、1 GbのDRAM(Dynamic Random
Access Memory)では、波長0.248μmのKrFエキ
シマレーザを光源に用いた露光装置で、0.16μm幅の
ワード線やデータ線等を形成する必要があり、単純な直
線が繰り返されるライン&スペースパターンにおいて効
果が大きい位相シフト法が使用されている。
【0027】この問題を解決するために、これまでに様
々な補助パターンを用いる露光方法が提案されている。
図21(a)は、特開平1-107530号公報に示されてお
り、フォトマスクパターン52の段差部に矩型の補助パ
ターン52aを付加する方法である。すなわち、図21
(a)の相対的に幅が狭いパターン52bと相対的に幅
の広いパターン52cとを図21(a)の横方向に接続
し、その接続部のパターン52bの両側に矩型の補助パ
ターン52aを設ける。このとき、両方の補助パターン
52aの長さLC50はλ/(NA・ K) 程度とする。ま
た、補助パターン52a自体がレジストパターンに残ら
ないように、両方の補助パターン52aの幅WC50は解
像限界をKで割った値よりも小さくする。ここでは、2
つの補助パターン52aの寸法が同じである。なお、図
21(a)の破線は、フォトマスク1の設計上における
マスクパターンを構成パターンに分解して示したもの
で、実際のフォトマスクに形成されているものではな
い。
【0028】このようにすると、図21(b)に示すよ
うに、フォトレジストパターン53のくびれNT1,N
T2の大きさが図19(a)や図20(a)を用いた場
合に比べて減少する。ここでは、マスクパターンをK倍
して得られる理想的なレジストパターンを破線で示して
いる。また、フォトレジストパターン53のくびれ部分
での最小配線幅をLmin とする。
【0029】この場合のフォトマスクの効果を光学シミ
ュレーションにより説明する。図22(a)はマスクパ
ターン52を示している。縮小された値でLC1=0.25
μm、WC1=0.05μmとした。このようなマスクパタ
ーン52に対して、計算して得られた光学像を図22
(b)に示す。光強度0.35の等高線のくびれは減少
し、Lmin は0.171μmと改善している。また、光強
度0.49の等高線もつながっている。したがって、補助
パターンにより断線が起こり難くなることが判る。
【0030】これ以外の補助パターンを有するフォトマ
スクの構造を図23(a)〜(c)に示す。同図(a)
は特開平1-107530号公報に示されており、段差部にテー
パ状の補助パターン52aを付加する方法である。同図
(b) は特開平3-89347 号公報に示されており、段差か
ら離れた部分に補助パターン52aを付加する方法であ
る。(c)は特開平6-175348号公報に示されており、段
差の片側に補助パターン52aを付加する方法である。
いずれの場合も補助パターン52aはフォトレジスト膜
に残らないように形成されている。なお、図23の破線
は図21(a)と同じ意味のものである。
【0031】しかし、図21(a), (b)に示すよう
に、上記同じ大きさの補助パターン52aをパターンの
両側に付加する方式では、フォトレジストパターンのく
びれ平面位置がほぼ同じであるために、露光装置の収差
やデフォーカス、パターンの微細化または位相シフト法
の導入等によってはそのくびれ部分においてフォトレジ
ストパターンの幅が充分に得られない場合が生じる。こ
の補助パターン52aの幅WC50には最適値がある。こ
れは、小さすぎると、くびれを補償する効果が少ない
し、大きすぎると、今度は補助パターン自身の段差によ
ってレジストパターンにくびれが生ずる過剰補正が起こ
るからである。図21(b)のくびれNT1,NT2は
この過剰補正によるくびれである。幅WC50の最適値は
主としてλ、NA、K等の露光装置の光学定数で決まる
が、予測できないレンズの収差やデフォーカスによって
も影響を受ける。したがって、過剰補正によるくびれを
完全になくすことは困難である。そこで、この過剰補正
によるくびれの影響を小さくすることが重要である。
【0032】また、図23(c)に示したように、片側
のみに補助パターン52aをつける方法では、相対的に
幅の狭いパターン52bと相対的に幅の広いパターン5
2cとの段差が大きい場合に、十分にくびれを補正でき
ない恐れがある。
【0033】また、露光装置の解像限界程度の微小パタ
ーンをマスクパターンに付加することは、マスク作成上
問題が大きい。すなわち、例えばレジストパターンで幅
が0.05μmになるような補助パターンのマスク上での
幅はK=1/5とすると、0.25μmである。フォトマ
スクは電子線描画装置を用いて作成されるため、0.25
μmのサイズを描画することは十分可能である、しかし
ながら、現在のマスク検査装置では、光を用いて出来上
がったマスクパターンを検査しているために、検査可能
なパターンサイズは検査光の波長で制限される。もし、
検査光にエキシマレーザを使用したとしても0.25μm
の補助パターンを完全に検査するのは困難である。従っ
て、補助パターンの検査を確実に行うために、補助パタ
ーンのサイズをある程度大きくしておく必要がある。こ
のとき、幅WC50がさきほどの最適値よりも大きくな
り、過剰補正によるくびれが生じてしまうので、この場
合も過剰補正の影響を小さくしつつ補助パターンを形成
することが重要である。
【0034】次に、本発明の技術思想を用いた実施の形
態を説明する。
【0035】図1は、本実施の形態1のフォトマスク1
の要部平面図を示している。このフォトマスク1は、例
えば配線パターンを転写するためのもので、斜線のハッ
チングで示す領域は遮光膜2が形成された遮光領域を示
し、ハッチングの付していない領域は、遮光膜2が除去
されてフォトマスク1の透明なマスク基板1Aが露出さ
れた光透過領域3を示している。破線は、フォトマスク
1の設計上における光透過領域3をパターンP1 〜P4
に分解して示したもので、実際のフォトマスク1に形成
されているものではない。すなわち、光透過領域3は、
図1の横方向に延びる帯状のパターンP1 と、その端部
に接続された正方形状のパターンP4 と、パターンP1
,P4 の辺が成す角部に配置された相対的に小さな長
方形状のパターンP2 ,P3 とを有している。
【0036】パターンP1 ,P2 は、実際にフォトレジ
スト膜に転写しようとしている集積回路パターンに対応
した実パターンであり、パターンP3 ,P4 は、フォト
レジスト膜に転写しようとしていないパターンであっ
て、事実上、その独立したパターンがフォトレジスト膜
に転写されないような補助パターンである。なお、マス
ク基板1は、例えば光透過率がほぼ100%程度の透明
な合成石英からなる。また、遮光膜2は、一般にはほぼ
0%の光透過率(典型的には1%以下)の領域を形成す
る膜で、例えばクロムの単体膜またはクロムと酸化クロ
ムとの積層膜で構成されている。
【0037】本実施の形態では、上記小さな長方形状の
パターンP3 , P4 の長さ寸法(図1の横方向の長さ)
が異なっている。相対的に小さい方のパターンP3 の長
さLC1 は、例えばλ/(2NA・K) 程度とする。例
えばλ=0.248μm、NA=0.6、K=1/5では、
LC1 =1μm程度である。また、相対的に大きい方の
パターンP4 の長さLC2 は、例えばパターンP3 の長
さLC1 =λ/(2NA・K) よりも長くする。また、
パターンP3 ,P4 の幅WC1 ,WC2 は、パターンP
3 ,P4 自体がフォトレジスト膜に残らないように、解
像限界よりも小さく、例えば解像限界をKで割った値よ
りも小さくする。例えばλ=0.248μm、K=1/5
では、WC1 =WC2 =0.25μm程度である。
【0038】このフォトマスク1を用いて露光装置でフ
ォトリソグラフィを行った場合に得られるフォトレジス
トパターンの概念図を図2に示す。なお、この場合の露
光条件は、例えば次の通りである。光源は波長λ=0.2
48μmのKrFエキシマレーザ、レンズの開口数NA
=0.6、コヒーレント係数σ=0.3、縮小率K=1/5
である。また、破線は図1の光透過領域3を示してい
る。
【0039】このフォトレジストパターン4は、パター
ンP1 の幅方向の中央を通るように配置された仮想直線
をパターンの中心線とした場合に、その中心線の上下が
対称となる場合もあるし、また、補助パターンに対応す
る箇所において非対称となる場合もある。このフォトレ
ジストパターン4のパターン幅(上記パターンP1 に対
応する線幅の細い箇所)は、例えば0.18μmを想定し
ている(すなわち、λ/(2NA)以下である)。フォ
トマスク1(図1参照)に上記したように補助パターン
を配置したことにより、フォトレジストパターン4のく
びれ(幅の狭いパターン部分)は減少しているが、過剰
補正のくびれNT1,NT2が残ってしまう。しかしな
がら、本実施の形態によれば、くびれNT1,NT2の
平面位置が図2の横方向に互いに離間する方向にずれる
ことになる。従って、たとえ個々のくびれNT1,NT
2の大きさが上記検討技術と同じであったとしても、配
線のくびれ部分での最小配線幅Lmin は上記検討技術の
場合(図21)よりも大きくなる。すなわち、本実施の
形態によれば、露光波長以下の幅のパターンを形成する
際の加工の信頼性を高めることができる。特に、長さL
C2 と長さLC1 の差は、λ/(2NA・K) 以上(λ
=0.248um, NA=0.6、K=1/5では1μm程
度) とすると、くびれNT1,NT2がずれてLmin の
改善効果が大きい。
【0040】また、本実施の形態のフォトマスク1にお
ける補助パターンの効果を光学シミュレーションにより
説明する。図3(a)には光学シミュレーションによる
効果を説明するのにあたって用いたフォトマスク1の要
部平面図を示す。このフォトマスク1には、例えば配線
およびドックボーンを転写するためのパターンに上記補
助パターンが付加されている。縮小された値で長さLC
2 −長さLC1 =0.25μm、幅WC1 =幅WC2 =0.
05μmとした。なお、図3(a)中央の正方形状のパ
ターンPcは上下層間を接続するための接続孔のパター
ンを示している。
【0041】この場合、図3(b)に示すように、光強
度0.35の等高線(外側)のくびれは上記検討技術の補
助パターンを付加した場合よりもさらに減少し、Lmin
は、例えば0.175μmと改善されている。また、光強
度0.49の等高線(内側)もつながっている。したがっ
て、本実施の形態によれば、断線がさらに起こり難くな
ることがわかる。
【0042】このようなフォトマスク1は、図1に示し
た構造に限定されるものではなく種々変更可能であり、
例えば図4または図5に示す構造としても良い。なお、
図4および図5の破線は図1の破線と同じ意味である。
【0043】図4では、補助パターンとして機能するパ
ターンP3 ,P4 の平面形状を階段状にして、パターン
P1 とパターンP2 との辺が成す両角部に付加し、長さ
LC1 と長さLC2 とを異なる値とすることで、上記と
同様にくびれをずらす効果を得ている。ここでは、パタ
ーンP3 ,P4 の幅が、相対的に大きなパターンP2に
近づくにつれて大きくなるような階段形状とした。この
場合、パターンP3 ,P4 の幅を徐々に広げているた
め、パターンP1 とパターンP2 との幅の違いが大きい
場合に、くびれを低減する効果が大きい。この場合も長
さLC2 と長さLC1 との差を、例えばλ/(2NA・
K) 以上とすると、図2に示したくびれNT1,NT2
がずれてLmin の改善効果が大きい。
【0044】図5では、補助パターンとして機能するパ
ターンP3 ,P4 を、例えば平面形状を三角形状にし、
かつ、大形のパターンP2 に近づくにしたがって次第に
幅広となるようにして、パターンP1 とパターンP2 と
の辺が成す両角部に付加し、長さLC1 と長さLC2 と
を異なる値としている。この場合も、上記と同様にくび
れをずらす効果が得られ、上記検討技術(図23
(a))の場合よりもLminを大きくすることができ
る。この場合も長さLC2 と長さLC1 との差をλ/
(2NA・K) 以上とすると、図2に示したくびれNT
1,NT2がずれてLminの改善効果が大きい。
【0045】また、図1の光透過領域3と遮光膜2とを
図6に示すように反転させても良い。この場合は、遮光
膜2が上記パターンP1 〜P4 を有している。それ以外
は、上記した説明と同じなので説明を省略する。なお、
この構造は図4や図5にも適用できる。
【0046】次に、本発明の技術思想を、例えばDRA
M(Dynamic Random Access Memory)に適用した場合に
おける具体的な製造方法例を図7〜図10により説明す
る。
【0047】図7は半導体装置の製造工程中における要
部断面図を示しており、符号5は、例えばシリコン単結
晶からなる半導体基板(半導体ウエハ)、符号6はn型
の埋込ウエル、符号7NW1 ,7NW2 はnウエル、符
号7PW1 ,7PW2 はpウエルおよび符号8は溝型の
分離部を示している。pウエル7PW2 は、n型の埋込
ウエル6およびnウエル7NW2 によって取り囲まれ電
気的に分離されている。これにより、pウエル7PW2
に半導体基板1からのノイズが伝わるのを抑制でき、ま
た、pウエル7PW2 の電位を安定させることができ
る。なお、n型の埋込ウエル、nウエル7NW1 ,7N
W2 には、例えばリンまたはヒ素が注入され、pウエル
7PW1 ,7PW2 には、例えばホウ素または2フッ化
ホウ素が注入されている。また、溝型の分離部8は、半
導体基板1に掘られた分離溝8a内に、例えばシリコン
酸化膜からなる分離用絶縁膜8bが埋め込まれて形成さ
れている。
【0048】このような半導体基板1に対してゲート酸
化処理を施すことにより、半導体基板1の主面上に、例
えばシリコン酸化膜からなるゲート絶縁膜9iを形成す
る。特に限定はされないが、上記ゲート絶縁膜9iを形
成した後、半導体基板1をNO(酸化窒素)あるいはN
2 O(亜酸化窒素)雰囲気中で熱処理することによっ
て、ゲート絶縁膜9iと半導体基板1との界面に窒素を
偏析させても良い(酸窒化処理)。ゲート絶縁膜9iが
7nm程度までに薄くなると、半導体基板1との熱膨張係
数差に起因して両者の界面に生じる歪みが顕在化し、ホ
ットキャリアの発生を誘発する。半導体基板1との界面
に偏析した窒素はこの歪みを緩和するので、上記の酸窒
化処理は、極薄のゲート絶縁膜9iの信頼性を向上でき
る。
【0049】続いて、ゲート絶縁膜9i上に、例えば低
抵抗ポリシリコンからなるゲート電極形成用の導体膜1
0をCVD法等によって形成した後、その上にシリコン
窒化膜からなるキャップ絶縁膜11をCVD法等によっ
て形成する。ただし、導体膜10は低抵抗ポリシリコン
膜に限定されるものではなく種々変更可能である。例え
ば低抵抗ポリシリコン膜上にタングステンシリサイド膜
等を形成しても良いし、低抵抗ポリシリコン膜上に窒化
タングステンまたは窒化チタン等のようなバリア金属膜
を介してタングステン等のような金属膜を形成しても良
い。
【0050】その後、キャップ絶縁膜11上に、フォト
レジスト膜を塗布した後、上記したフォトマスク1(図
1等参照)を用いてゲート電極パターンをフォトレジス
ト膜に転写し、フォトレジストパターン4を形成する。
続いて、そのフォトレジストパターン4をエッチングマ
スクとして、キャップ絶縁膜11、導体膜10およびゲ
ート絶縁膜9iをドライエッチング技術によりパターニ
ングすることにより、図8に示すように、ゲート電極1
0gおよびワード線WLを形成する。メモリセル領域に
おけるゲート電極10gはワード線WLの一部でもあ
る。本実施の形態では、このフォトリソグラフィに際し
て上記したフォトマスク1(図1等参照)を用いる。続
いて、図9に示すように、通常のDRAMの製造方法に
従って半導体基板1にpチャネル型のMIS・FETQ
p、nチャネル型のMIS・FETQnおよびメモリセ
ル選択MIS・FETQsを形成する。なお、符号の1
2nはソース・ドレイン用のn型の半導体領域、12p
は、ソース・ドレイン用のp型の半導体領域、13nは
ウエル給電用のn型の半導体領域、13pはウエル給電
用のp型の半導体領域、14nはメモリセル選択MIS
・FETQsのソース・ドレイン用のn型の半導体領
域、15は例えばシリコン窒化膜からなる絶縁膜、1
6, 17は例えばシリコン酸化膜からなる絶縁膜、18
は例えば低抵抗ポリシリコンからなるプラグ、19は配
線、19BLはビット線、20は絶縁膜に穿孔された接
続孔であって配線19やビット線19BLと半導体基板
1とを接続する接続孔である。配線19およびビット線
19BLは、例えばタングステン等からなり、これらの
パターニングのためのフォトリソグラフィ処理に際して
も上記したフォトマスク1(図1等参照)を用いる。そ
の後、図10に示すように、情報蓄積用のキャパシタ2
1を形成する。このキャパシタ21は、例えばクラウン
形状で形成され、下部電極21aと、その露出表面側の
容量絶縁膜21bと、その表面のプレート電極21cと
を有しており、絶縁膜17上に堆積された絶縁膜22に
開口されたキャパシタ用開口領域23に埋め込まれた状
態で形成されている。下部電極21aは、例えば低抵抗
ポリシリコンからなり、絶縁膜24に穿孔された接続孔
25を通じてプラグ18に接続され、これを通じてメモ
リセル選択MIS・FETQsのn- 型の半導体領域1
4nと電気的に接続されている。容量絶縁膜21bは、
例えばシリコン窒化膜とシリコン酸化膜との積層膜や酸
化タンタル等で構成されているが、これに限定されるも
のではなく種々変更可能であり、例えばチタン酸ジルコ
ニウム鉛、チタン酸バリウムまたはチタン酸ジルコニウ
ムランタン鉛等のような強誘電体材料で構成しても良
い。
【0051】このようにして形成された周辺回路、特
に、例えばワード線ドライバ回路やセンスアンプ回路等
のような直接周辺回路におけるnチャネル型のMIS・
FETQnの平面図を図11に示す。この直接周辺回路
では、メモリセルとの整合をとるため他の周辺回路に比
べて線幅や間隔が小さいので、本実施の形態のフォトマ
スク1を用いている。特に、線幅が、解像限界より小さ
い(本実施の形態では、露光光源にKrF(波長0.24
8μm)を用いているので、例えば0.25μm以下の)
パターンを転写する場合に適用している。
【0052】ここでは、配線19と半導体領域12nと
を電気的に接続する接続孔20aの周囲の配線19、配
線19とゲート電極10gとを電気的に接続する接続孔
20bの周囲の配線19およびゲート電極10gに本発
明を適用している。ゲート電極10gや配線19のパタ
ーンは、ドックボーン部(幅広部)の近傍においてくび
れが生じているもののそのくびれ位置が平面的にずれて
いるために断線には到らない。したがって、信頼性の高
いMIS・FETQnを形成することができる。ゲート
電極10gの幅は、例えば0.25μm程度である。ま
た、配線19の幅は、配線部(相対的に幅の小さい箇
所)で、例えば0.18〜0.20μmであり、ドックボー
ン部(相対的に幅の広い箇所)で、例えば0.4μm程度
である。また、互いに隣接する配線19の間隔は、例え
ば0.18〜0.2μm程度である。
【0053】なお、配線19Aは、例えば高電位の電源
電圧や低電位の電源電圧(例えばGND(0V))を供
給するための電源用の配線を示している。電源用の配線
19Aを転写する実パターンには上記本実施の形態の補
助パターンを付加していない。これは、電源用の配線1
9Aが比較的幅広に形成されており、上記したくびれの
問題が生じないからである。
【0054】次に、本実施の形態で用いる露光装置の一
例を説明する。図12に示すように、本実施の形態で使
用される縮小投影露光装置26は、半導体基板(半導体
ウエハ)5を吸着して保持する吸着台26aを有し、こ
の露光処理にあたってはステップアンドリピート方式に
より露光操作がなされる。吸着台26aは、水平方向に
移動するX軸移動台26bと、これに対して直角となっ
た水平方向に吸着台26aを移動するY軸移動台26c
との上に設けられ、かつ、Z軸移動台26dによって上
下方向に移動自在となっている。露光光源26eは、例
えばKrFエキシマレーザを放射可能になっており、集
光ミラー26fに組み付けられている。露光光源26e
は、例えば通常のKrFエキシマレーザ光源であるが、
斜方照明光源を使用しても良い。なお、通常の光源と
は、非変形照明であって光強度分布が光源面内において
比較的均一な照明をいう。斜方照明とは、光源中央の照
度を下げた照明で、輪帯照明、4重極照明、5重極照明
等の多重極照明またはそれと等価な瞳フィルタによる超
解像技術を含むものである。また、露光光源にi線(波
長365nm)を用いてもよい。
【0055】縮小投影露光装置26において、露光光源
26eから放射されたKrFエキシマレーザ光は平面反
射ミラー26g1 、シャッタ26h、フライアイレンズ
26i、アパーチャ26j、バンドパスフィルタ26k
を介して平面反射ミラー26g2 に照射される構造とな
っている。フライアイレンズ26iを透過した光は、ア
パーチャ26jによってパーシャルコヒーレント係数
(σ値)が調整され、バンドパスフィルタ26kによっ
て露光光以外の照明光がカットされる。平面反射ミラー
26g2 に照射された露光光は、さらに、マスクブライ
ンド26m、コンデンサレンズ26nを介して上記フォ
トマスク1に照射される構造になっている。フォトマス
ク1は、マスクホルダ26pに保持されている。このマ
スクホルダ26pは図12の上下方向に微動可能になっ
ている。フォトマスク1の平面領域のうち、半導体基板
5に転写される範囲はマスクブラインド26mによって
フォトマスク1を透過した露光光は、縮小投影レンズ2
6qを介して半導体基板上のフォトレジスト膜に照射さ
れるようになっている。
【0056】なお、露光装置は上述のようなステップア
ンドリピート方式の露光装置に限定されるものではなく
種々変更可能であり、例えばステップアンドスキャン方
式の露光装置を用いても良い。
【0057】ステップアンドスキャン方式は、半導体基
板とフォトマスクとを相対的に逆方向に移動させながら
パターンを転写するものである。すなわち、例えば図1
3に示すように、縮小投影露光装置27の露光光28
は、スリット27aによって成形された後、フォトマス
ク1に照射されるようになっている。露光光28および
露光光源は上記と同じなので説明を省略する。フォトマ
スク1はマスクステージ27bに保持されている。フォ
トマスク1を透過した露光光は、縮小投影レンズ27c
を介して半導体基板5の主面のフォトレジスト膜に照射
されるようになっている。この縮小投影露光装置27で
は、フォトマスク1と、半導体基板5とが相対的に逆方
向に移動しながら半導体基板5の半導体チップ5C内に
パターンを転写するようになっている。
【0058】このような本実施の形態1によれば、以下
の効果を得ることが可能となる。
【0059】(1).光リソグラフィにおいて、露光波長以
下の幅を持つ微細パターンであって、線幅が部分的に異
なり平面的に段差が存在するパターンを転写する場合
に、その段差部の近傍に生じるくびれ量を低減できるた
め、配線の断線不良発生率を低減することが可能とな
る。
【0060】(2).上記(1) により、配線の微細化が可能
となり、半導体装置の高集積化、高機能化および小型化
を推進することが可能となる。
【0061】(3).上記(1) により、半導体装置の歩留ま
りおよび信頼性を向上させることが可能となる。
【0062】(実施の形態2)図14は本発明の他の実
施の形態であるフォトマスクの要部平面図、図15は図
14のフォトマスクを用いて転写されたフォトレジスト
パターンの概念の平面図、図16は本実施の形態2にお
けるフォトマスクの変形例の要部平面図、図17(a)
は本実施の形態の構造を有するフォトマスクの光学シミ
ュレーション結果を説明するものであってそのフォトマ
スクの要部平面図、図17(b)は同図(a)のフォト
マスクを用いた場合の光学シミュレーション結果である
光強度分布を示す説明図、図18は本発明の他の実施の
形態である半導体装置の要部平面図である。
【0063】本実施の形態2においては、フォトマスク
の検査を容易にするための技術を説明する。図14に示
すように、本実施の形態2のフォトマスク1において
は、パターンP1,P2 の各々の辺が成す両角部の片側に
補助パターンとして機能するパターンP5 を設けてい
る。図14の破線も図1の破線と同じ意味である。この
場合のパターンP5 は、フォトマスク検査装置の分解能
よりも大きくする。例えばパターンP5 の長さLC1 お
よび幅WC1 は、フォトマスク検査装置に用いる検査光
の波長λd 、レンズの開口数をNAd とすると、λd /
(2NAd)以上とする。例えばλd =0.357μm, N
Ad =0.6では、長さLC1 =WC1 =0.3μm程度で
ある。
【0064】このように補助パターンとして機能するパ
ターンP5 の大きさをフォトマスク検査装置の分解能よ
りも大きくすると、フォトマスク検査を確実に行うこと
ができる。このため、その検査に際して、フォトマスク
1の欠陥により補助パターンが作成されなかった場合、
エラーとして検出できる。従って、本実施の形態2によ
れば、補助パターンとして機能するパターンP5 を有す
るフォトマスク1の信頼性を向上させることができる。
【0065】このフォトマスク1を用いた場合のフォト
レジストパターンの概念図を図15に示す。露光条件は
前記実施の形態1と同じである。また、図15の破線は
図14の光透過領域3を示している。フォトマスク1の
場合はそのパターンP5 の段差が大きいため、過剰補正
状態となりフォトレジストパターン4にくびれNT3,N
T4 が生ずるが、元々のパターンP1 とパターンP2 と
の段差によるくびれNT4 と、パターンP1 とパターン
P5 との段差によるくびれNT3 とが図15の横方向に
互いに離間する方向にずれているため、パターンP5 を
つけない場合よりはLmin を改善することが可能であ
る。
【0066】また、この場合のフォトレジストパターン
4は、仮にパターンP1 の幅方向の中央を通るように配
置された直線をパターンの中心線とした場合に、その中
心線の上下が、補助パターンに対応する箇所において非
対称となる。すなわち、本実施の形態2の場合の補助パ
ターンとしてのパターンP5 はフォトレジストパターン
4の一部として残るようになっている。
【0067】このようなフォトマスクは、例えば図16
に示す構造としても良い。なお、図16の破線は図1の
破線と同じ意味である。この図16では、本実施の形態
2の補助パターンとして機能するパターンP5 の幅WC
1 を、図14に示した場合よりも延ばして、相対的に幅
の狭いパターンP1 と相対的に幅の広いパターンP2と
の元々の段差分と等しくした場合である。この場合、パ
ターン図形の頂点数を減らすことができるので、マスク
パターンの設計時のデータ量を減らすことができる利点
がある。すなわち、フォトマスク1のパターンデータ処
理を容易にすることが可能となる。
【0068】この図16のフォトマスク1における補助
パターンの効果を光学シミュレーションにより説明す
る。図17(a)には光学シミュレーションによる効果
を説明するのにあたって用いたフォトマスク1の要部平
面図を示す。このフォトマスク1には、例えば配線およ
びドックボーンを転写するためのパターンに本実施の形
態2の補助パターン(パターンP5 )が付加されてい
る。縮小された値で、例えばLC1=0.25μm、WC1=
0.11μm(フォトマスク1上では0.55μmとなり検
査可能である)とした。この場合、図17(b)に示す
ように、光強度0.35の等高線(外側)のくびれは上記
検討技術の補助パターンがない場合よりも減少し、Lmi
n は0.170umと改善している。また、光強度0.49の
等高線(内側)もつながっている。したがって、本実施
の形態2のフォトマスク1を用いることにより、配線の
断線が起こり難くなることがわかる。なお、本実施の形
態2でも図6に示したように光透過領域と遮光領域とを
反転させたフォトマスク構造としても良い。
【0069】このようなフォトマスク1を用いて形成し
たMIS・FETのレイアウトを図18に示す。本発明
の適用箇所は図11で説明したのと同じである。ここで
は、配線19の幅の中心を通る仮想直線の上下のパター
ン形状が非対称となっている。それ以外の寸法や構造は
図11で説明したのと同じなので説明を省略する。な
お、このような半導体装置の具体的な製造方法は、前記
実施の形態1と同じなので説明を省略する。
【0070】このように、本実施の形態2によれば、前
記実施の形態1で得られた効果の他に、以下の効果を得
ることが可能となる。
【0071】(1).フォトマスク1に付加した補助パター
ンの検査の容易性を向上させることが可能になるため、
信頼性の高いフォトマスク1を製造できる。したがっ
て、そのフォトマスク1を用いて半導体装置を製造する
ことにより、微細なパターンを有し、集積度の高い半導
体装置の歩留まりおよび信頼性を向上させることが可能
となる。
【0072】以上、本発明者によってなされた発明を実
施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は前記実
施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱し
ない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。
【0073】例えば前記実施の形態1, 2においては、
情報蓄積用のキャパシタをクラウン型とした場合につい
て説明したが、これに限定されるものではなく種々変更
可能であり、例えばフィン型でも良い。
【0074】また、MIS・FETの構造としてサリサ
イド構造を採用しても良い。すなわち、MIS・FET
のソース・ドレイン用の半導体領域の上面とゲート電極
の上面に、例えばタングステンシリサイド等のような導
体膜を被着する構造としても良い。
【0075】また、半導体ウエハは、シリコン単結晶の
単体膜に限定されるものではなく種々変更可能であり、
例えばシリコン単結晶の半導体基板の表面に薄い(例え
ば1μm以下の)エピタキシャル層を形成したエピタキ
シャルウエハ、絶縁層上に素子形成用の半導体層を設け
たSOI(Silicon On Insulator)ウエハまたはガリウ
ム・ヒ素等のようは化合物半導体ウエハを用いても良
い。
【0076】以上の説明では主として本発明者によって
なされた発明をその背景となった利用分野であるDRA
Mの製造技術に適用した場合について説明したが、それ
に限定されるものではなく、例えばSRAM(Static R
andom Access Memory )またはフラッシュメモリ(EE
PROM:Electrically Erasable Programmable ROM)
等のような半導体メモリ回路や半導体メモリ回路とロジ
ック回路とを同一半導体基板に設けるメモリ−ロジック
混在回路等に適用できる。また、半導体基板上にバイポ
ーラトランジスタを設ける半導体装置にも適用できる。
【0077】
【発明の効果】本願によって開示される発明のうち、代
表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、
以下の通りである。
【0078】(1).本発明によれば、相対的に幅の異なる
パターンの接続部近傍におけるくびれ量を低減できるの
で、パターンの断線不良発生率を低減することが可能と
なる。
【0079】(2).上記(1) により、パターンの微細化が
可能となり、半導体装置の高集積化、高機能化および小
型化を推進することが可能となる。
【0080】(3).上記(1) により、半導体装置の歩留ま
りおよび信頼性を向上させることが可能となる。
【0081】(4).本発明によれば、フォトマスクに付加
した補助パターンの検査の容易性を向上させることが可
能になるため、信頼性の高いフォトマスクを製造でき
る。
【0082】(5).上記(4) により、そのフォトマスクを
用いて半導体装置を製造することにより、微細なパター
ンを有し、集積度の高い半導体装置の歩留まりおよび信
頼性を向上させることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態であるフォトマスクの要
部平面図である。
【図2】図1のフォトマスクを用いて転写されたフォト
レジストパターンの概念の平面図である。
【図3】(a)は光学シミュレーション結果を説明する
ための実施の形態1のフォトマスクの要部平面図であ
り、(b)は同図(a)のフォトマスクを用いた場合の
光学シミュレーション結果である光強度分布を示す説明
図である。
【図4】実施の形態1におけるフォトマスクの変形例の
要部平面図である。
【図5】実施の形態1におけるフォトマスクの変形例の
要部平面図である。
【図6】実施の形態1におけるフォトマスクの変形例の
要部平面図である。
【図7】本実施の形態の半導体装置の製造工程中におけ
る要部断面図である。
【図8】図7に続く半導体装置の製造工程中における要
部断面図である。
【図9】図8に続く半導体装置の製造工程中における要
部断面図である。
【図10】図9に続く半導体装置の製造工程中における
要部断面図である。
【図11】実施の形態1における半導体装置の要部平面
図である。
【図12】実施の形態1で用いた露光装置の一例を示す
説明図である。
【図13】実施の形態1で用いた露光装置の一例を示す
説明図である。
【図14】本発明の他の実施の形態であるフォトマスク
の要部平面図である。
【図15】図14のフォトマスクを用いて転写されたフ
ォトレジストパターンの概念の平面図である。
【図16】本実施の形態2におけるフォトマスクの変形
例の要部平面図である。
【図17】(a)は本実施の形態の構造を有するフォト
マスクの光学シミュレーション結果を説明するものであ
ってそのフォトマスクの要部平面図であり、(b)は同
図(a)のフォトマスクを用いた場合の光学シミュレー
ション結果である光強度分布を示す説明図である。
【図18】本発明の他の実施の形態である半導体装置の
要部平面図である。
【図19】(a)は本発明者が検討した技術のフォトマ
スクパターンの部分平面図であり、(b)はそのフォト
マスクパターンを転写したフォトレジストパターンの概
念の平面図である。
【図20】(a)は本発明者が検討した技術のフォトマ
スクパターンの部分平面図であり、(b)はそのフォト
マスクパターンを用いた場合の光学シミュレーション結
果を示す光強度分布の説明図である。
【図21】(a)は本発明者が検討した他の技術のフォ
トマスクパターンの部分平面図であり、(b)はそのフ
ォトマスクパターンを転写したフォトレジストパターン
の概念の平面図である。
【図22】(a)は本発明者が検討した図21の技術の
フォトマスクパターンの部分平面図であり、(b)はそ
のフォトマスクパターンを用いた場合の光学シミュレー
ション結果を示す光強度分布の説明図である。
【図23】(a)〜(c)は本発明者が検討した他の技
術のフォトマスクパターンの部分平面図である。
【符号の説明】
1 フォトマスク 1A マスク基板 2 遮光膜 3 光透過領域 4 フォトレジストパターン 5 半導体基板 5C 半導体チップ 6 n型の埋込ウエル 7NW1 ,7NW2 nウエル 7PW1 ,7PW2 pウエル 8 溝型の分離部 8a 分離溝 8b 分離用絶縁膜 9i ゲート絶縁膜 10 導体膜 10g ゲート電極 11 キャップ絶縁膜 12n n型の半導体領域 12p p型の半導体領域 13n n型の半導体領域 13p p型の半導体領域 14n n型の半導体領域 15〜17 絶縁膜 18 プラグ 19 配線 19A 配線 19BL ビット線 20, 20a, 20b 接続孔 21 キャパシタ 21a 下部電極 21b 容量絶縁膜 21c プレート電極 22 絶縁膜 23 キャパシタ用開口領域 24 絶縁膜 25 接続孔 26 縮小投影露光装置 26a 吸着台 26b X軸移動台 26c Y軸移動台 26d Z軸移動台 26e 露光光源 26f 集光ミラー 26g1 平面反射ミラー 26g2 平面反射ミラー 26h シャッタ 26i フライアイレンズ 26j アパーチャ 26k バンドパスフィルタ 26m マスクブラインド 26n コンデンサレンズ 26p マスクホルダ 26q 縮小投影レンズ 27 縮小投影露光装置 27a スリット 27b マスクステージ 27c 縮小投影レンズ 28 露光光 P1 〜P4 パターン WL ワード線 Qn nチャネル型のMIS・FET Qp pチャネル型のMIS・FET Qs メモリセル選択MIS・FET
フロントページの続き (72)発明者 田中 稔彦 東京都国分寺市東恋ヶ窪一丁目280番地 株式会社日立製作所中央研究所内 (72)発明者 阪田 健 東京都国分寺市東恋ヶ窪一丁目280番地 株式会社日立製作所中央研究所内 (72)発明者 木村 勝高 東京都国分寺市東恋ヶ窪一丁目280番地 株式会社日立製作所中央研究所内 Fターム(参考) 2H095 BB02 BB36

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 露光光源から放射された露光光をフォト
    マスクを介して半導体基板上のフォトレジスト膜に照射
    することで所定のフォトレジストパターンを転写する半
    導体装置の製造方法であって、 前記フォトマスクは、(a)前記所定のフォトレジスト
    パターンを転写するための実パターンであって、相対的
    に幅の狭い第1パターン部と、(b)前記実パターンで
    あって前記第1パターン部に一体的に形成され相対的に
    幅の広い第2パターン部と、(c)前記第1パターン部
    に対応するフォトレジストパターンの幅方向両側に生じ
    るくびれの位置が互いに離間する方向にずれるように、
    前記第1パターン部と第2パターン部とで形成される角
    部に配置された補助パターンとを有することを特徴とす
    る半導体装置の製造方法。
  2. 【請求項2】 露光光源から放射された露光光をフォト
    マスクを介して半導体基板上のフォトレジスト膜に照射
    することで所定のフォトレジストパターンを転写する半
    導体装置の製造方法であって、 前記フォトマスクは、(a)前記所定のフォトレジスト
    パターンを転写するための実パターンであって、相対的
    に幅の狭い第1パターン部と、(b)前記実パターンで
    あって、前記第1パターン部に一体的に形成され相対的
    に幅の広い第2パターン部と、(c)前記第1パターン
    部と第2パターン部とで形成される角部で、かつ、前記
    第1パターン部を挟むそれぞれの位置に配置された第3
    パターン部および第4パターン部とを有し、 前記第3パターン部と第4パターン部との寸法におい
    て、前記第1パターン部の延在方向に沿う寸法を変えた
    ことを特徴とする半導体装置の製造方法。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の半導体装置の製造方法に
    おいて、 前記第1パターン部に対応するフォトレジストパターン
    の幅方向寸法が、露光光の波長をλ、開口数をNA、パ
    ターン縮小率をKとすると、λ/(2NA)以下であ
    り、 前記第3パターン部と第4パターン部とにおいて、前記
    第1パターン部の延在方向の寸法差がλ/(2NA・
    K)以上であることを特徴とする半導体装置の製造方
    法。
  4. 【請求項4】 請求項2または3記載の半導体装置の製
    造方法において、前記第3パターン部および第4パター
    ン部の平面形状が矩形状、三角形状または階段状である
    ことを特徴とする半導体装置の製造方法。
  5. 【請求項5】 露光光源から放射された露光光をフォト
    マスクを介して半導体基板上のフォトレジスト膜に照射
    することで所定のフォトレジストパターンを転写する半
    導体装置の製造方法であって、 前記フォトマスクは、(a)前記所定のフォトレジスト
    パターンを転写するための実パターンであって、相対的
    に幅の狭い第1パターン部と、(b)前記実パターンで
    あって前記第1パターン部に一体的に形成され相対的に
    幅の広い第2パターン部と、(c)前記フォトレジスト
    パターンの幅方向の形状が非対称となるように、前記第
    1パターン部と第2パターン部とで形成される片側の角
    部に配置された補助パターンとを有することを特徴とす
    る半導体装置の製造方法。
  6. 【請求項6】 露光光源から放射された露光光をフォト
    マスクを介して半導体基板上のフォトレジスト膜に照射
    することで所定のフォトレジストパターンを転写する半
    導体装置の製造方法であって、 前記フォトマスクは、(a)前記所定のフォトレジスト
    パターンを転写するための実パターンであって、相対的
    に幅の狭い第1パターン部と、(b)前記実パターンで
    あって前記第1パターン部に一体的に形成され相対的に
    幅の広い第2パターン部と、(c)前記第1パターン部
    と第2パターン部とで形成される片側の角部に配置され
    た第5パターン部とを有し、 前記フォトレジストパターンには、前記第5パターン部
    が反映され、そのフォトレジストパターンの幅方向の形
    状が非対称となることを特徴とする半導体装置の製造方
    法。
  7. 【請求項7】 請求項6記載の半導体装置の製造方法に
    おいて、前記第5パターン部の寸法は、波長をλd、検
    査光学系の開口数がNAdとすると、λd/(2NA
    d)よりも大きいことを特徴とする半導体装置の製造方
    法。
  8. 【請求項8】 請求項5、6または7記載の半導体装置
    の製造方法において、前記第1パターン部に対応するフ
    ォトレジストパターンの幅方向寸法が、露光波長をλ、
    露光光学系の開口数をNAとすると、λ/(2NA)以
    下であることを特徴とする半導体装置の製造方法。
  9. 【請求項9】 請求項1、2、3、4、5、6、7また
    は8記載の半導体装置の製造方法において、前記所定の
    フォトレジストパターンが配線パターンまたはゲート電
    極パターンであることを特徴とする半導体装置の製造方
    法。
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