JP2000047115A - フライアイインテグレータ,それを用いた照明装置並びに投射型表示装置 - Google Patents
フライアイインテグレータ,それを用いた照明装置並びに投射型表示装置Info
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- JP2000047115A JP2000047115A JP10227587A JP22758798A JP2000047115A JP 2000047115 A JP2000047115 A JP 2000047115A JP 10227587 A JP10227587 A JP 10227587A JP 22758798 A JP22758798 A JP 22758798A JP 2000047115 A JP2000047115 A JP 2000047115A
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Landscapes
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 無駄な照明をすることなく、さらに高輝度照
明を達成できるフライアイインテグレータ,それを用い
た照明装置並びに投射型表示装置を提供する。 【解決手段】 複数のレンズ2aを平面的に配置した第
1レンズ板2と、複数のレンズ3aを平面的に配置した
第2レンズ板3とから構成されるフライアイインテグレ
ータにおいて、前記第1レンズ板2の各レンズ2aは、
隣接レンズ2aとの境界部2bが滑らかに接続されてい
る。
明を達成できるフライアイインテグレータ,それを用い
た照明装置並びに投射型表示装置を提供する。 【解決手段】 複数のレンズ2aを平面的に配置した第
1レンズ板2と、複数のレンズ3aを平面的に配置した
第2レンズ板3とから構成されるフライアイインテグレ
ータにおいて、前記第1レンズ板2の各レンズ2aは、
隣接レンズ2aとの境界部2bが滑らかに接続されてい
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数のレンズを平
面的に配置した第1レンズ板と、複数のレンズを平面的
に配置した第2レンズ板とから構成されるフライアイイ
ンテグレータ,それを用いた照明装置並びに投射型表示
装置に関するものである。
面的に配置した第1レンズ板と、複数のレンズを平面的
に配置した第2レンズ板とから構成されるフライアイイ
ンテグレータ,それを用いた照明装置並びに投射型表示
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、液晶ライトバルブ等の矩形照
明領域を均一に照明する方法として2枚のレンズ板、い
わゆるフライアイインテグレータを使用した照明装置な
らびにそれを用いた投射型表示装置が知られている。
明領域を均一に照明する方法として2枚のレンズ板、い
わゆるフライアイインテグレータを使用した照明装置な
らびにそれを用いた投射型表示装置が知られている。
【0003】さらに、これらインテグレータとさらなる
照明効率を向上させた照明装置として前記フライアイイ
ンテグレータの射出面に複数の偏光ビームスプリッタを
接合させた偏光ビームスプリッタアレイと当該アレイの
所定位置に1/2波長板を貼り付けた構造の偏光装置を
使用した投射型表示装置の開示が特開平8−30473
9号公報にある。
照明効率を向上させた照明装置として前記フライアイイ
ンテグレータの射出面に複数の偏光ビームスプリッタを
接合させた偏光ビームスプリッタアレイと当該アレイの
所定位置に1/2波長板を貼り付けた構造の偏光装置を
使用した投射型表示装置の開示が特開平8−30473
9号公報にある。
【0004】図4に上記公報の実施例1の偏光装置なら
びに投射型表示装置の構成図として上記公報の図1とし
て記載されたものを示す。但し、符号等は一部変更して
いる。
びに投射型表示装置の構成図として上記公報の図1とし
て記載されたものを示す。但し、符号等は一部変更して
いる。
【0005】本図を用いて従来の投射型表示装置用の偏
光装置を説明する。光源ランプ201と放物凹面鏡20
2から光源部203が構成され、この光源部203から
射出された略平行光束の光源光は、集光レンズ301が
平面的に配置された第1のレンズ板3に入射する。この
第1のレンズ板300の斜視構成図を図5に示す。この
図に記載のように、この第1のレンズ板300は集光レ
ンズ301を4×5個配列して構成したものである。
光装置を説明する。光源ランプ201と放物凹面鏡20
2から光源部203が構成され、この光源部203から
射出された略平行光束の光源光は、集光レンズ301が
平面的に配置された第1のレンズ板3に入射する。この
第1のレンズ板300の斜視構成図を図5に示す。この
図に記載のように、この第1のレンズ板300は集光レ
ンズ301を4×5個配列して構成したものである。
【0006】各集光レンズ301によって決定される開
口に入射した前記光源光は、当該各集光レンズ301の
焦点の位置に集光される。この焦点の位置には、第2の
レンズ板400の偏光分離プリズムアレイ420が配置
されている。この第2のレンズ板400は、前記第1の
レンズ板300とともにフライアイインテグレータを構
成する集光レンズアレイ410と、偏光ビームスプリッ
タ421,422を複数個偏光分離膜423,424が
同じ方向に向くように配置接合した偏光分離プリズムア
レイ420と、そのプリズムアレイ420の所定の射出
側に配置したλ/2位相差膜431と、射出側に配置し
たレンズ440とから構成されている。
口に入射した前記光源光は、当該各集光レンズ301の
焦点の位置に集光される。この焦点の位置には、第2の
レンズ板400の偏光分離プリズムアレイ420が配置
されている。この第2のレンズ板400は、前記第1の
レンズ板300とともにフライアイインテグレータを構
成する集光レンズアレイ410と、偏光ビームスプリッ
タ421,422を複数個偏光分離膜423,424が
同じ方向に向くように配置接合した偏光分離プリズムア
レイ420と、そのプリズムアレイ420の所定の射出
側に配置したλ/2位相差膜431と、射出側に配置し
たレンズ440とから構成されている。
【0007】前述のように第1のレンズ板300の内の
1つの集光レンズ301によって決定される開口に入射
した光源光は、当該レンズ301に対応する第2のレン
ズ板400の集光レンズアレイ410の集光レンズ41
1に入射し、通過した光は射出面に配置された前記偏光
プリズムアレイ420の1つの偏光ビームスプリッタ4
21に入射し、当該偏光ビームスプリッタ421の偏光
分離部423によって、透過して進行射出するP偏光
と、反射されて隣接する偏光ビームスプリッタ422に
入射するS偏光とに分離される。P偏光は射出面に配置
したλ/2位相差膜431を経由することによりS偏光
に変換されて射出側レンズ440を経由して照明領域全
体をS偏光にて照明する。
1つの集光レンズ301によって決定される開口に入射
した光源光は、当該レンズ301に対応する第2のレン
ズ板400の集光レンズアレイ410の集光レンズ41
1に入射し、通過した光は射出面に配置された前記偏光
プリズムアレイ420の1つの偏光ビームスプリッタ4
21に入射し、当該偏光ビームスプリッタ421の偏光
分離部423によって、透過して進行射出するP偏光
と、反射されて隣接する偏光ビームスプリッタ422に
入射するS偏光とに分離される。P偏光は射出面に配置
したλ/2位相差膜431を経由することによりS偏光
に変換されて射出側レンズ440を経由して照明領域全
体をS偏光にて照明する。
【0008】隣接偏光ビームスプリッタ422に入射し
たS偏光は当該偏光ビームスプリッタ偏光分離部424
にて反射されて進行方向を変換してS偏光で射出されレ
ンズ440を経由して照明領域をS偏光にて照明する。
たS偏光は当該偏光ビームスプリッタ偏光分離部424
にて反射されて進行方向を変換してS偏光で射出されレ
ンズ440を経由して照明領域をS偏光にて照明する。
【0009】このように、第1のレンズ板300と第2
のレンズ板400を使用することにより、第1のレンズ
板300の集光レンズ301の数だけ照明領域に対して
同じ振動方向を有する直線偏光光(上記説明ではS偏
光)にて照明できることから、均一性が優れ、且つ高輝
度な照明が達成できるとしている。
のレンズ板400を使用することにより、第1のレンズ
板300の集光レンズ301の数だけ照明領域に対して
同じ振動方向を有する直線偏光光(上記説明ではS偏
光)にて照明できることから、均一性が優れ、且つ高輝
度な照明が達成できるとしている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】最近、投射型表示装置
においては高輝度投射が必要になってきており、特に大
画面においてはその必要があるが、そのために、上記投
射型表示装置においては効率のよい光学設計がなされ、
照明領域への照明はその外周部に無駄な照明をしないよ
うに当該領域ぎりぎりに照明されるのが通常である。
においては高輝度投射が必要になってきており、特に大
画面においてはその必要があるが、そのために、上記投
射型表示装置においては効率のよい光学設計がなされ、
照明領域への照明はその外周部に無駄な照明をしないよ
うに当該領域ぎりぎりに照明されるのが通常である。
【0011】しかし、そうした場合スクリーン上の投射
像の上下左右の端に直線の暗線が投射されることがあっ
た。本発明者らは、投射型表示装置を研究し、前記暗線
は前記第1のレンズ板300の集光レンズ301の隣接
の集光レンズ301との境界直線部301aが投射さ
れ、当該境界直線部301aが暗線として投射されてい
ることを見い出した。
像の上下左右の端に直線の暗線が投射されることがあっ
た。本発明者らは、投射型表示装置を研究し、前記暗線
は前記第1のレンズ板300の集光レンズ301の隣接
の集光レンズ301との境界直線部301aが投射さ
れ、当該境界直線部301aが暗線として投射されてい
ることを見い出した。
【0012】この画面端に出現する前記暗線を除去させ
るには、前記照明領域に対して大なる面積にて照明すれ
ばよいが、そうすることは前記照明領域に対する照明輝
度を減少させることになり、上記要求を満たすことがで
きない。
るには、前記照明領域に対して大なる面積にて照明すれ
ばよいが、そうすることは前記照明領域に対する照明輝
度を減少させることになり、上記要求を満たすことがで
きない。
【0013】本発明者らは、無駄な照明をすることな
く、さらに高輝度照明を達成するために、前記フライア
イインテグレータの第1レンズ板を構成するレンズ形状
を工夫することにより本発明を達成することができた。
く、さらに高輝度照明を達成するために、前記フライア
イインテグレータの第1レンズ板を構成するレンズ形状
を工夫することにより本発明を達成することができた。
【0014】
【課題を解決するための手段】かかる課題を達成するた
め、請求項1に記載の本発明のフライアイインテグレー
タとしての構成は、複数のレンズを平面的に配置した第
1レンズ板と、複数のレンズを平面的に配置した第2レ
ンズ板とから構成されるフライアイインテグレータにお
いて、前記第1レンズ板の各レンズは、隣接レンズとの
境界部が滑らかに接続されているフライアイインテグレ
ータとするものである。
め、請求項1に記載の本発明のフライアイインテグレー
タとしての構成は、複数のレンズを平面的に配置した第
1レンズ板と、複数のレンズを平面的に配置した第2レ
ンズ板とから構成されるフライアイインテグレータにお
いて、前記第1レンズ板の各レンズは、隣接レンズとの
境界部が滑らかに接続されているフライアイインテグレ
ータとするものである。
【0015】請求項2に記載の本発明のフライアイイン
テグレータとしての構成は、複数のレンズを平面的に配
置した第1レンズ板と、複数のレンズを平面的に配置し
た第2レンズ板とから構成されるフライアイインテグレ
ータにおいて、前記第1レンズ板の各レンズの表面形状
は、レンズ周辺部では表面形状の外側に向かって曲率が
滑らかに大となるように変化し、隣接レンズとの境界部
では当該曲率が無限大となるような形状に形成されてい
るフライアイインテグレータとするものである。
テグレータとしての構成は、複数のレンズを平面的に配
置した第1レンズ板と、複数のレンズを平面的に配置し
た第2レンズ板とから構成されるフライアイインテグレ
ータにおいて、前記第1レンズ板の各レンズの表面形状
は、レンズ周辺部では表面形状の外側に向かって曲率が
滑らかに大となるように変化し、隣接レンズとの境界部
では当該曲率が無限大となるような形状に形成されてい
るフライアイインテグレータとするものである。
【0016】請求項3に記載の本発明の照明装置として
の構成は、光源と、前記光源を射出した光源光を分割す
る同じ開口形状を有する複数のレンズから構成される第
1レンズ板と、前記第1レンズ板のレンズの焦点位置に
配置される複数のレンズから構成される第2レンズ板
と、から構成される照明装置において、前記第1レンズ
板の各レンズの表面形状は、レンズ周辺部では表面形状
の外側に向かって曲率が滑らかに大となるように変化
し、隣接レンズとの境界部では当該曲率が無限大となる
ような形状に形成されている照明装置とするものであ
る。
の構成は、光源と、前記光源を射出した光源光を分割す
る同じ開口形状を有する複数のレンズから構成される第
1レンズ板と、前記第1レンズ板のレンズの焦点位置に
配置される複数のレンズから構成される第2レンズ板
と、から構成される照明装置において、前記第1レンズ
板の各レンズの表面形状は、レンズ周辺部では表面形状
の外側に向かって曲率が滑らかに大となるように変化
し、隣接レンズとの境界部では当該曲率が無限大となる
ような形状に形成されている照明装置とするものであ
る。
【0017】請求項4に記載の本発明の投射型表示装置
としての構成は、光源と、前記光源を射出した光源光を
分割する同じ開口形状を有する複数のレンズから構成さ
れる第1レンズ板と、前記第1レンズ板のレンズの焦点
位置に配置される複数のレンズから構成される第2レン
ズ板と、前記第2レンズ板から射出された光を赤、緑、
青の光に分解する色分解光学系と、前記色分解による各
色光を入射して変調して射出する各色光ごとに配置した
ライトバルブと、前記各色光ライトバルブからの変調光
を色合成する合成光学系と、前記合成光学系を射出した
光を投射する投射光学系と、を有する投射型表示装置に
おいて、前記第1レンズ板の各レンズの表面形状が、レ
ンズ周辺部では表面形状の外側に向かって曲率が滑らか
に大となるように変化し、隣接レンズとの境界部では当
該曲率が無限大となるような形状に形成されている投射
型表示装置とするものである。
としての構成は、光源と、前記光源を射出した光源光を
分割する同じ開口形状を有する複数のレンズから構成さ
れる第1レンズ板と、前記第1レンズ板のレンズの焦点
位置に配置される複数のレンズから構成される第2レン
ズ板と、前記第2レンズ板から射出された光を赤、緑、
青の光に分解する色分解光学系と、前記色分解による各
色光を入射して変調して射出する各色光ごとに配置した
ライトバルブと、前記各色光ライトバルブからの変調光
を色合成する合成光学系と、前記合成光学系を射出した
光を投射する投射光学系と、を有する投射型表示装置に
おいて、前記第1レンズ板の各レンズの表面形状が、レ
ンズ周辺部では表面形状の外側に向かって曲率が滑らか
に大となるように変化し、隣接レンズとの境界部では当
該曲率が無限大となるような形状に形成されている投射
型表示装置とするものである。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態につ
いて説明する。
いて説明する。
【0019】図1乃至図3には、この発明の実施の形態
を示す。図1はフルカラー投射型表示装置を示す構成図
である。
を示す。図1はフルカラー投射型表示装置を示す構成図
である。
【0020】図1中符号1は、ランプ1aならびに楕円
鏡等の凹面鏡1bから構成される光源で、この光源1か
ら射出された光源光は、当該光源光を略平行光束に変換
する図示しない整形光学系を経て、第1レンズ板2に入
射される。この第1レンズ板2ならびに第2レンズ板3
で、いわゆるフライアイインテグレータが構成されてお
り、第1レンズ2はその光源側に配置されている。
鏡等の凹面鏡1bから構成される光源で、この光源1か
ら射出された光源光は、当該光源光を略平行光束に変換
する図示しない整形光学系を経て、第1レンズ板2に入
射される。この第1レンズ板2ならびに第2レンズ板3
で、いわゆるフライアイインテグレータが構成されてお
り、第1レンズ2はその光源側に配置されている。
【0021】この第1レンズ板2の形状を示す斜視構成
図を図2に示す。本図は第1レンズ板2の射出面から見
た斜視構成図を示している。当該第1レンズ板2は、射
出面側から見てレンズ2aを4×5の計20個を平面的
に配置したものである。後述の本発明の内容から、当該
各レンズ2a間の境界部2bは明確ではないが、設計上
は各レンズ形状は、被照明物たるライトバルブ17B,
17G,17Rの外形形状(長方形)と相似形状を有す
る外形形状(開口部形状)を呈し、これら各レンズ2a
が上記の配列にて平面的に配列した構成となっている。
図を図2に示す。本図は第1レンズ板2の射出面から見
た斜視構成図を示している。当該第1レンズ板2は、射
出面側から見てレンズ2aを4×5の計20個を平面的
に配置したものである。後述の本発明の内容から、当該
各レンズ2a間の境界部2bは明確ではないが、設計上
は各レンズ形状は、被照明物たるライトバルブ17B,
17G,17Rの外形形状(長方形)と相似形状を有す
る外形形状(開口部形状)を呈し、これら各レンズ2a
が上記の配列にて平面的に配列した構成となっている。
【0022】本発明は、第1レンズ板2のレンズ2aの
表面の形状にその特徴を有する。図3にその表面形状が
理解しやすいように、厚みにて切断したそのレンズ板2
を構成するレンズ2aの断面形状を示す。
表面の形状にその特徴を有する。図3にその表面形状が
理解しやすいように、厚みにて切断したそのレンズ板2
を構成するレンズ2aの断面形状を示す。
【0023】従来例においては同様な断面図を説明する
と、図4中、第1のレンズ板300を構成する各レンズ
301は、そのレンズ表面形状が球面形状であって、各
レンズ301とも球状の一部を当該レンズに採用したも
のであって、隣接のレンズ301とは、不連続にて隣接
している。そして、各レンズ301の境界直線部301
aは、第1のレンズ板300のレンズ301の開口部形
状(外形形状)である長方形形状を有する境界形状を有
している。また、その境界直線部301aにおいては、
隣接のレンズ301とはその断面形状において単純な球
状と球状の境界形状のみならず、隣接レンズ301間に
段差を有する場合もある。この不連続性が上記のように
境界直線部301aの直線形状を形成することとなり、
当該境界直線部301aが集光レンズアレイ410のレ
ンズ411によってライトバルブ500上に結像され、
ライトバルブ500上の直線形状の当該結像部が投射レ
ンズによってスクリーン上に投射されてしまっていたの
である。
と、図4中、第1のレンズ板300を構成する各レンズ
301は、そのレンズ表面形状が球面形状であって、各
レンズ301とも球状の一部を当該レンズに採用したも
のであって、隣接のレンズ301とは、不連続にて隣接
している。そして、各レンズ301の境界直線部301
aは、第1のレンズ板300のレンズ301の開口部形
状(外形形状)である長方形形状を有する境界形状を有
している。また、その境界直線部301aにおいては、
隣接のレンズ301とはその断面形状において単純な球
状と球状の境界形状のみならず、隣接レンズ301間に
段差を有する場合もある。この不連続性が上記のように
境界直線部301aの直線形状を形成することとなり、
当該境界直線部301aが集光レンズアレイ410のレ
ンズ411によってライトバルブ500上に結像され、
ライトバルブ500上の直線形状の当該結像部が投射レ
ンズによってスクリーン上に投射されてしまっていたの
である。
【0024】図3は、図2の第1レンズ板2の斜視構成
図のA−A線に沿う断面図であって、当該レンズ板2の
厚み方向に沿って切断した図である。各レンズ2aは隣
接するレンズ2aとの境界部2bが連続的に接続され、
レンズ2aは断面形状としてそれぞれ、レンズ周辺部で
は表面形状の外側に向かって曲率が滑らかに大となるよ
うに変化し、隣接レンズ2aとの境界部2bでは当該曲
率が無限大となるような形状に形成されていることをそ
の特徴としている。
図のA−A線に沿う断面図であって、当該レンズ板2の
厚み方向に沿って切断した図である。各レンズ2aは隣
接するレンズ2aとの境界部2bが連続的に接続され、
レンズ2aは断面形状としてそれぞれ、レンズ周辺部で
は表面形状の外側に向かって曲率が滑らかに大となるよ
うに変化し、隣接レンズ2aとの境界部2bでは当該曲
率が無限大となるような形状に形成されていることをそ
の特徴としている。
【0025】なお、本実施の形態における第1レンズ板
2の光源光入射面は平面であって、射出面側に複数の表
面形状としてレンズ周辺部では表面形状の外側に向かっ
て曲率が滑らかに大となるようなレンズ2aを形成した
構成となっている。
2の光源光入射面は平面であって、射出面側に複数の表
面形状としてレンズ周辺部では表面形状の外側に向かっ
て曲率が滑らかに大となるようなレンズ2aを形成した
構成となっている。
【0026】この第1レンズ板2は通常プラスチック、
又はガラスから形成され、射出成形法にて作製される。
又はガラスから形成され、射出成形法にて作製される。
【0027】図1に戻って、第1レンズ板2に入射した
光源光は、当該レンズ板2を構成する上記レンズ2aの
焦点位置に配置したレンズ3aが平面的に配置された第
2レンズ板3に入射され、各レンズ3a上の略中央部に
輝点を構成する。
光源光は、当該レンズ板2を構成する上記レンズ2aの
焦点位置に配置したレンズ3aが平面的に配置された第
2レンズ板3に入射され、各レンズ3a上の略中央部に
輝点を構成する。
【0028】第2レンズ板3上の輝点から射出された光
は、この第2レンズ板3の射出面の近傍に配置された複
数の偏光ビームスプリッタ5から構成された偏光ビーム
スプリッタアレイ(PCS)4と、その所定射出面に配
置した1/2波長位相板6とからなる偏光装置に入射さ
れてすべてS偏光に変換される。
は、この第2レンズ板3の射出面の近傍に配置された複
数の偏光ビームスプリッタ5から構成された偏光ビーム
スプリッタアレイ(PCS)4と、その所定射出面に配
置した1/2波長位相板6とからなる偏光装置に入射さ
れてすべてS偏光に変換される。
【0029】射出されたS偏光はフィールドレンズ7を
経由してB光反射ダイクロイックミラー11と、G光・
R光反射ダイクロイックミラー10とがX型に配置され
たクロスダイクロイックミラー9に入射され、B光と、
G光及びR光の混合光とに色分解される。
経由してB光反射ダイクロイックミラー11と、G光・
R光反射ダイクロイックミラー10とがX型に配置され
たクロスダイクロイックミラー9に入射され、B光と、
G光及びR光の混合光とに色分解される。
【0030】B光反射ダイクロイックミラー11に反射
されて進行するB光は、折曲げミラー12、フィールド
レンズ13Bを経てB光用偏光ビームスプリッタ14B
に入射される。
されて進行するB光は、折曲げミラー12、フィールド
レンズ13Bを経てB光用偏光ビームスプリッタ14B
に入射される。
【0031】一方、G光・R光反射ダイクロイックミラ
ー10にて反射されたR光,G光混合光は、折曲げミラ
ー15を経てG光反射ダイクロイックミラー16に入射
されて、G光とR光とに色分解される。色分解されたG
光はフィールドレンズ13Gを経てG光用偏光ビームス
プリッタ14Gへ、R光はフィールドレンズ13Rを経
てR光用偏光ビームスプリッタ14Rへ入射される。
ー10にて反射されたR光,G光混合光は、折曲げミラ
ー15を経てG光反射ダイクロイックミラー16に入射
されて、G光とR光とに色分解される。色分解されたG
光はフィールドレンズ13Gを経てG光用偏光ビームス
プリッタ14Gへ、R光はフィールドレンズ13Rを経
てR光用偏光ビームスプリッタ14Rへ入射される。
【0032】各色光用偏光ビームスプリッタ14B,1
4G,14Rに入射した光は、S偏光であるために各偏
光ビームスプリッタ14B,14G,14Rの偏光分離
部によって反射されて射出され、射出面近傍に配置した
反射型ライトバルブ17B,17G,17Rに照明光と
して入射される。
4G,14Rに入射した光は、S偏光であるために各偏
光ビームスプリッタ14B,14G,14Rの偏光分離
部によって反射されて射出され、射出面近傍に配置した
反射型ライトバルブ17B,17G,17Rに照明光と
して入射される。
【0033】本発明にて採用した反射型ライトバルブ1
7B,17G,17Rは電気書き込み式反射型液晶ライ
トバルブであって、各色光の色信号によって入射光を変
調して反射する構成を有しており、当該変調光(P偏
光)と非変調光(S偏光)の混合光を反射射出する。
7B,17G,17Rは電気書き込み式反射型液晶ライ
トバルブであって、各色光の色信号によって入射光を変
調して反射する構成を有しており、当該変調光(P偏
光)と非変調光(S偏光)の混合光を反射射出する。
【0034】前記各ライトバルブ17B,17G,17
Rの射出光は、各色用偏光ビームスプリッタ14B,1
4G,14Rにそれぞれ入射し、偏光分離部によって変
調光のみを当該偏光ビームスプリッタ14B,14G,
14Rの透過光として検光する。なお、非変調光はS偏
光であるので偏光分離部を反射して光軸を変えて偏光ビ
ームスプリッタ14B,14G,14Rを射出し、廃棄
される。
Rの射出光は、各色用偏光ビームスプリッタ14B,1
4G,14Rにそれぞれ入射し、偏光分離部によって変
調光のみを当該偏光ビームスプリッタ14B,14G,
14Rの透過光として検光する。なお、非変調光はS偏
光であるので偏光分離部を反射して光軸を変えて偏光ビ
ームスプリッタ14B,14G,14Rを射出し、廃棄
される。
【0035】各色光用偏光ビームスプリッタ14B,1
4G,14Rを透過光として検光された変調光は、色合
成光学系を構成するクロスダイクロイックプリズム18
にそれぞれの入射面から入射される。
4G,14Rを透過光として検光された変調光は、色合
成光学系を構成するクロスダイクロイックプリズム18
にそれぞれの入射面から入射される。
【0036】クロスダイクロイックプリズム18は、断
面形状が正方形の正方柱プリズム中にB光反射ダイクロ
イック膜18BとR光反射ダイクロイック膜18RがX
型に配置されるように構成されたプリズムであって、入
射したR光ならびにB光変調光は、R光反射ダイクロイ
ック膜18R、B光反射ダイクロイック膜18Bに反射
されて光軸を同じ方向に変え、さらに入射G光変調光は
当該プリズム18をそのまま進行して、前記R光、B光
と同じ方向に進行、射出され、色合成が達成される。
面形状が正方形の正方柱プリズム中にB光反射ダイクロ
イック膜18BとR光反射ダイクロイック膜18RがX
型に配置されるように構成されたプリズムであって、入
射したR光ならびにB光変調光は、R光反射ダイクロイ
ック膜18R、B光反射ダイクロイック膜18Bに反射
されて光軸を同じ方向に変え、さらに入射G光変調光は
当該プリズム18をそのまま進行して、前記R光、B光
と同じ方向に進行、射出され、色合成が達成される。
【0037】前記合成光は投射光学系を構成する投射レ
ンズ19に入射され、図示しないスクリーン上にフルカ
ラー像として投射されるのである。
ンズ19に入射され、図示しないスクリーン上にフルカ
ラー像として投射されるのである。
【0038】さて、本発明においては前記のように第1
レンズ板2として図2ならびに図3に示すように各レン
ズ2aの境界部2bが滑らかに接続されているために、
その境界部2bに直線不連続線を構成することがない。
レンズ板2として図2ならびに図3に示すように各レン
ズ2aの境界部2bが滑らかに接続されているために、
その境界部2bに直線不連続線を構成することがない。
【0039】第1レンズ板2のレンズ2aは、対応する
第2レンズ板3のレンズ3aに対して、被照明物たるラ
イトバルブ17B,17G,17Rと共役の関係にある
ために、レンズ2aの外形形状は、ライトバルブ17
B,17G,17Rの外形と相似形状となっている。前
述のように第1レンズ板2のレンズ2aは、レンズ周辺
部では表面形状の外側に向かって曲率が滑らかに大とな
るように変化し、隣接レンズ2aとの境界部2bでは当
該曲率が無限大となるような形状に形成されているため
に当該レンズ2aの境界部2bの位置は外見的に不明確
となっている。
第2レンズ板3のレンズ3aに対して、被照明物たるラ
イトバルブ17B,17G,17Rと共役の関係にある
ために、レンズ2aの外形形状は、ライトバルブ17
B,17G,17Rの外形と相似形状となっている。前
述のように第1レンズ板2のレンズ2aは、レンズ周辺
部では表面形状の外側に向かって曲率が滑らかに大とな
るように変化し、隣接レンズ2aとの境界部2bでは当
該曲率が無限大となるような形状に形成されているため
に当該レンズ2aの境界部2bの位置は外見的に不明確
となっている。
【0040】レンズ2aの全体が対応するレンズ3aに
よってライトバルブ17B,17G,17R上に照明さ
れるわけであるが、照明効率を考えると第2レンズ板3
のレンズ3aならびにフィールドレンズ13B,13
G,13R等の光学設計の照明効率は無駄のない設計が
なされる。照明領域を被照明物より大きくすれば、照明
輝度が悪くなってしまうからである。しかし、光学部品
の取り付け等には誤差が存在するために、その照明位置
にズレが生じることとなるが、本発明の実施の形態にお
ける第1レンズ板2を使用すれば隣接レンズ2aとの境
界部2bには明確な不連続部が存在しないために、前記
誤差を有して取り付けてもライトバルブ17B,17
G,17R上に従来例のように直線暗部を照明してしま
うことはない。このために、ライトバルブ17B,17
G,17Rからの射出光を色合成して投射レンズ19で
スクリーン上に投射する構成の投射型表示装置におい
て、スクリーン上の両脇近傍に直線暗部が投射されるこ
ともない。
よってライトバルブ17B,17G,17R上に照明さ
れるわけであるが、照明効率を考えると第2レンズ板3
のレンズ3aならびにフィールドレンズ13B,13
G,13R等の光学設計の照明効率は無駄のない設計が
なされる。照明領域を被照明物より大きくすれば、照明
輝度が悪くなってしまうからである。しかし、光学部品
の取り付け等には誤差が存在するために、その照明位置
にズレが生じることとなるが、本発明の実施の形態にお
ける第1レンズ板2を使用すれば隣接レンズ2aとの境
界部2bには明確な不連続部が存在しないために、前記
誤差を有して取り付けてもライトバルブ17B,17
G,17R上に従来例のように直線暗部を照明してしま
うことはない。このために、ライトバルブ17B,17
G,17Rからの射出光を色合成して投射レンズ19で
スクリーン上に投射する構成の投射型表示装置におい
て、スクリーン上の両脇近傍に直線暗部が投射されるこ
ともない。
【0041】また、本発明においては、第1レンズ板2
のレンズ2aは、その断面形状として前記のように、レ
ンズ周辺部では表面形状の外側に向かって曲率が滑らか
に大となるように変化し、隣接レンズ2aとの境界部2
bでは当該曲率が無限大となるような形状に形成されて
いるために、当該レンズ2aがその断面形状として球状
を有している従来例と比較して、入射光源光に対して、
第2レンズ板3のレンズ3aへの結像に対して球面収差
が小さくなるという効果を有する。これは、第2レンズ
板3上に形成される輝点を点光源により近づけることが
できることを意味し、ライトバルブ17B,17G,1
7Rへのより高輝度の照明が達成できる効果を有するこ
ととなる。
のレンズ2aは、その断面形状として前記のように、レ
ンズ周辺部では表面形状の外側に向かって曲率が滑らか
に大となるように変化し、隣接レンズ2aとの境界部2
bでは当該曲率が無限大となるような形状に形成されて
いるために、当該レンズ2aがその断面形状として球状
を有している従来例と比較して、入射光源光に対して、
第2レンズ板3のレンズ3aへの結像に対して球面収差
が小さくなるという効果を有する。これは、第2レンズ
板3上に形成される輝点を点光源により近づけることが
できることを意味し、ライトバルブ17B,17G,1
7Rへのより高輝度の照明が達成できる効果を有するこ
ととなる。
【0042】なお、図1に示す投射型表示装置において
は、第1レンズ板2の配置として、レンズ2aは光源1
から見て射出方向に配置され、当該レンズ板2の入射面
は平面を構成する方式であるが、光源1からみて、入射
面にレンズ2aのレンズ面を配置し、射出側に平面を配
置する構成としても良い。
は、第1レンズ板2の配置として、レンズ2aは光源1
から見て射出方向に配置され、当該レンズ板2の入射面
は平面を構成する方式であるが、光源1からみて、入射
面にレンズ2aのレンズ面を配置し、射出側に平面を配
置する構成としても良い。
【0043】
【発明の効果】以上説明してきたように、請求項1に記
載された発明によれば、フライアイインテグレータを構
成する第1レンズ板の各レンズの境界部を滑らかに接続
する構成とすることにより、スクリーンに投射する投射
像として高輝度化を達成できるだけでなく、投射像の端
部に直線暗部を投射してしまう欠点をなくすことができ
る。
載された発明によれば、フライアイインテグレータを構
成する第1レンズ板の各レンズの境界部を滑らかに接続
する構成とすることにより、スクリーンに投射する投射
像として高輝度化を達成できるだけでなく、投射像の端
部に直線暗部を投射してしまう欠点をなくすことができ
る。
【0044】請求項2乃至4の何れかに記載された発明
によれば、上記効果に加え、各レンズの表面形状は、レ
ンズ周辺部では表面形状の外側に向かって曲率が滑らか
に大となるように変化し、隣接レンズとの境界部では当
該曲率が無限大となるような形状に形成されているた
め、高輝度の照明が達成できる効果を有する。
によれば、上記効果に加え、各レンズの表面形状は、レ
ンズ周辺部では表面形状の外側に向かって曲率が滑らか
に大となるように変化し、隣接レンズとの境界部では当
該曲率が無限大となるような形状に形成されているた
め、高輝度の照明が達成できる効果を有する。
【図1】本発明の実施の形態にかかる投射型表示装置の
全体構成図。
全体構成図。
【図2】本発明の実施の形態にかかる第1レンズ板の斜
視構成図。
視構成図。
【図3】本発明の実施の形態にかかる図2のA−A線に
沿う断面図。
沿う断面図。
【図4】従来の第1レンズ板を使用した照明装置の構成
図。
図。
【図5】従来の第1レンズ板を示す斜視構成図。
1 光源 2 第1レンズ板 2a 第1レンズ板を構成するレンズ 3 第2レンズ板 3a 第2レンズ板を構成するレンズ 4 偏光ビームスプリッタアレイ 5 偏光ビームスプリッタ 6 1/2波長位相板 7 フィールドレンズ 9 クロスダイクロイックミラー(色分解光学系) 10 B光反射ダイクロイックミラー(色分解光学系) 11 R・G光反射ダイクロイックミラー(色分解光学
系) 12,15 折曲げミラー 16 R光反射ダイクロイックミラー(色分解光学系) 13R,13G,13B フィールドレンズ 14R,14G,14B 偏光ビームスプリッタ 17R,17G,17B 反射型ライトバルブ 18 クロスダイクロイックプリズム(合成光学系) 18R R光反射ダイクロイック膜(合成光学系) 18B B光反射ダイクロイック膜(合成光学系) 19 投射レンズ(投射光学系)
系) 12,15 折曲げミラー 16 R光反射ダイクロイックミラー(色分解光学系) 13R,13G,13B フィールドレンズ 14R,14G,14B 偏光ビームスプリッタ 17R,17G,17B 反射型ライトバルブ 18 クロスダイクロイックプリズム(合成光学系) 18R R光反射ダイクロイック膜(合成光学系) 18B B光反射ダイクロイック膜(合成光学系) 19 投射レンズ(投射光学系)
Claims (4)
- 【請求項1】複数のレンズを平面的に配置した第1レン
ズ板と、複数のレンズを平面的に配置した第2レンズ板
とから構成されるフライアイインテグレータにおいて、 前記第1レンズ板の各レンズは、隣接レンズとの境界部
が滑らかに接続されていることを特徴とするフライアイ
インテグレータ。 - 【請求項2】複数のレンズを平面的に配置した第1レン
ズ板と、複数のレンズを平面的に配置した第2レンズ板
とから構成されるフライアイインテグレータにおいて、 前記第1レンズ板の各レンズの表面形状は、レンズ周辺
部では表面形状の外側に向かって曲率が滑らかに大とな
るように変化し、隣接レンズとの境界部では当該曲率が
無限大となるような形状に形成されていることを特徴と
するフライアイインテグレータ。 - 【請求項3】光源と、 前記光源を射出した光源光を分割する同じ開口形状を有
する複数のレンズから構成される第1レンズ板と、 前記第1レンズ板のレンズの焦点位置に配置される複数
のレンズから構成される第2レンズ板と、から構成され
る照明装置において、 前記第1レンズ板の各レンズの表面形状は、レンズ周辺
部では表面形状の外側に向かって曲率が滑らかに大とな
るように変化し、隣接レンズとの境界部では当該曲率が
無限大となるような形状に形成されていることを特徴と
する照明装置。 - 【請求項4】光源と、 前記光源を射出した光源光を分割する同じ開口形状を有
する複数のレンズから構成される第1レンズ板と、 前記第1レンズ板のレンズの焦点位置に配置される複数
のレンズから構成される第2レンズ板と、 前記第2レンズ板から射出された光を赤、緑、青の光に
分解する色分解光学系と、 前記色分解による各色光を入射して変調して射出する各
色光ごとに配置したライトバルブと、 前記各色光ライトバルブからの変調光を色合成する合成
光学系と、 前記合成光学系を射出した光を投射する投射光学系と、 を有する投射型表示装置において、 前記第1レンズ板の各レンズの表面形状が、レンズ周辺
部では表面形状の外側に向かって曲率が滑らかに大とな
るように変化し、隣接レンズとの境界部では当該曲率が
無限大となるような形状に形成されていることを特徴と
する投射型表示装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10227587A JP2000047115A (ja) | 1998-07-28 | 1998-07-28 | フライアイインテグレータ,それを用いた照明装置並びに投射型表示装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10227587A JP2000047115A (ja) | 1998-07-28 | 1998-07-28 | フライアイインテグレータ,それを用いた照明装置並びに投射型表示装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000047115A true JP2000047115A (ja) | 2000-02-18 |
Family
ID=16863265
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10227587A Pending JP2000047115A (ja) | 1998-07-28 | 1998-07-28 | フライアイインテグレータ,それを用いた照明装置並びに投射型表示装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000047115A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100389024B1 (ko) * | 2001-06-19 | 2003-06-25 | 엘지전자 주식회사 | 단판식 액정패널의 광학계 |
JP2005227334A (ja) * | 2004-02-10 | 2005-08-25 | Ricoh Co Ltd | 表示装置、投射表示装置、レンズアレイ及び凹面ミラーアレイ |
JP2008265130A (ja) * | 2007-04-19 | 2008-11-06 | Olympus Corp | フライアイレンズ成形型、フライアイレンズ成形型加工装置、フライアイレンズ成形型加工方法 |
KR100922909B1 (ko) * | 2001-06-11 | 2009-10-22 | 쓰리엠 이노베이티브 프로퍼티즈 컴파니 | 비점 수차가 낮은 투사 시스템 |
-
1998
- 1998-07-28 JP JP10227587A patent/JP2000047115A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100922909B1 (ko) * | 2001-06-11 | 2009-10-22 | 쓰리엠 이노베이티브 프로퍼티즈 컴파니 | 비점 수차가 낮은 투사 시스템 |
KR100389024B1 (ko) * | 2001-06-19 | 2003-06-25 | 엘지전자 주식회사 | 단판식 액정패널의 광학계 |
JP2005227334A (ja) * | 2004-02-10 | 2005-08-25 | Ricoh Co Ltd | 表示装置、投射表示装置、レンズアレイ及び凹面ミラーアレイ |
JP2008265130A (ja) * | 2007-04-19 | 2008-11-06 | Olympus Corp | フライアイレンズ成形型、フライアイレンズ成形型加工装置、フライアイレンズ成形型加工方法 |
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