JP2000046898A - 電子部品の導通試験装置 - Google Patents
電子部品の導通試験装置Info
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- JP2000046898A JP2000046898A JP10209632A JP20963298A JP2000046898A JP 2000046898 A JP2000046898 A JP 2000046898A JP 10209632 A JP10209632 A JP 10209632A JP 20963298 A JP20963298 A JP 20963298A JP 2000046898 A JP2000046898 A JP 2000046898A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】被試験IC用ソケットボードの汎用性に優れた
電子部品の導通試験装置を提供する。 【解決手段】被試験ICの全ての端子に電気的に接続さ
れる複数の端子を有するソケットボード51と、ソケッ
トボードの全ての端子にそれぞれ電気的に接続されるマ
トリックススキャナ521と、マトリックススキャナに
電流を供給する電源522と、マトリックススキャナの
両極間の電圧を検出する電圧検出器524と、マトリッ
クススキャナの測定チャンネルを切り替え制御するCP
U523とを備える。
電子部品の導通試験装置を提供する。 【解決手段】被試験ICの全ての端子に電気的に接続さ
れる複数の端子を有するソケットボード51と、ソケッ
トボードの全ての端子にそれぞれ電気的に接続されるマ
トリックススキャナ521と、マトリックススキャナに
電流を供給する電源522と、マトリックススキャナの
両極間の電圧を検出する電圧検出器524と、マトリッ
クススキャナの測定チャンネルを切り替え制御するCP
U523とを備える。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体集積回路素
子などの各種電子部品(以下、単にICともいう。)の
電源端子または接地端子それぞれの導通試験を行うため
の電子部品の導通試験装置に関し、特に電子部品をセッ
トするソケットボードの汎用性を高めた電子部品の導通
試験装置に関する。
子などの各種電子部品(以下、単にICともいう。)の
電源端子または接地端子それぞれの導通試験を行うため
の電子部品の導通試験装置に関し、特に電子部品をセッ
トするソケットボードの汎用性を高めた電子部品の導通
試験装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ハンドラ (handler)と称されるIC試験
装置では、トレイに収納された多数の被試験ICをハン
ドラ内に搬送し、各被試験ICをテストヘッドに電気的
に接触させ、ICテスタにロジック回路やメモリ回路の
各種ファンクションテストを行わせる。そして、試験を
終了すると各被試験ICをテストヘッドから払い出し、
試験結果に応じたトレイに載せ替えることで、良品や不
良品といったカテゴリへの仕分けが行われる。
装置では、トレイに収納された多数の被試験ICをハン
ドラ内に搬送し、各被試験ICをテストヘッドに電気的
に接触させ、ICテスタにロジック回路やメモリ回路の
各種ファンクションテストを行わせる。そして、試験を
終了すると各被試験ICをテストヘッドから払い出し、
試験結果に応じたトレイに載せ替えることで、良品や不
良品といったカテゴリへの仕分けが行われる。
【0003】ところで、多数の端子ピンを有するICに
は、複数の電源ピンやグランドピンが含まれており、I
Cの内部回路においてこれら電源ピンおよびグランドピ
ンはそれぞれが電気的に接続されていなければならな
い。このため、上述したロジック回路やメモリ回路の機
能試験に加えて、電源ピンおよびグランドピンそれぞれ
の導通状態をチェックする導通試験が行われることもあ
る。
は、複数の電源ピンやグランドピンが含まれており、I
Cの内部回路においてこれら電源ピンおよびグランドピ
ンはそれぞれが電気的に接続されていなければならな
い。このため、上述したロジック回路やメモリ回路の機
能試験に加えて、電源ピンおよびグランドピンそれぞれ
の導通状態をチェックする導通試験が行われることもあ
る。
【0004】従来の導通試験としては、IC試験装置の
テストヘッドのパフォーマンスボード上において、それ
ぞれの電源ピンおよびグランドピンにリレーを接続し、
順次これを切り替えながら行う方式が知られている。
テストヘッドのパフォーマンスボード上において、それ
ぞれの電源ピンおよびグランドピンにリレーを接続し、
順次これを切り替えながら行う方式が知られている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上述した従
来の導通試験方式では、ロジック回路やメモリ回路の機
能試験を行うパフォーマンスボードを共用して導通試験
を実施するため、本来の機能試験に悪影響を及ぼすおそ
れがあった。このため、IC試験装置とは別の導通試験
装置を設けて導通試験を行うことが試みられたが、被試
験ICは同じ形状のものでも品種が異なると電源ピンや
グランドピンの配置が相違するため、被試験ICをセッ
トするソケットボードが専用品とならざるを得なかっ
た。
来の導通試験方式では、ロジック回路やメモリ回路の機
能試験を行うパフォーマンスボードを共用して導通試験
を実施するため、本来の機能試験に悪影響を及ぼすおそ
れがあった。このため、IC試験装置とは別の導通試験
装置を設けて導通試験を行うことが試みられたが、被試
験ICは同じ形状のものでも品種が異なると電源ピンや
グランドピンの配置が相違するため、被試験ICをセッ
トするソケットボードが専用品とならざるを得なかっ
た。
【0006】本発明は、このような従来技術の問題点に
鑑みてなされたものであり、被試験IC用ソケットボー
ドの汎用性に優れた電子部品の導通試験装置を提供する
ことを目的とする。
鑑みてなされたものであり、被試験IC用ソケットボー
ドの汎用性に優れた電子部品の導通試験装置を提供する
ことを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】(1)上記目的を達成す
るために、本発明の電子部品の導通試験装置は、被試験
ICの電源端子および/または接地端子それぞれの導通
状態をテストする電子部品の導通試験装置において、少
なくとも被試験ICの全ての端子に電気的に接続される
複数の端子を有するソケットボードと、前記ソケットボ
ードの全ての端子にそれぞれ電気的に接続されるマトリ
ックススキャナと、前記マトリックススキャナに電流を
供給する電源と、前記マトリックススキャナの両極間の
電圧を検出する電圧検出器と、前記マトリックススキャ
ナの測定チャンネルを切り替え制御する制御手段とを備
えたことを特徴とする。
るために、本発明の電子部品の導通試験装置は、被試験
ICの電源端子および/または接地端子それぞれの導通
状態をテストする電子部品の導通試験装置において、少
なくとも被試験ICの全ての端子に電気的に接続される
複数の端子を有するソケットボードと、前記ソケットボ
ードの全ての端子にそれぞれ電気的に接続されるマトリ
ックススキャナと、前記マトリックススキャナに電流を
供給する電源と、前記マトリックススキャナの両極間の
電圧を検出する電圧検出器と、前記マトリックススキャ
ナの測定チャンネルを切り替え制御する制御手段とを備
えたことを特徴とする。
【0008】本発明の電子部品の導通試験装置を用いて
被試験ICの電源端子または接地端子それぞれの導通試
験を行う場合は、被試験ICの各端子をソケットボード
の各端子に接続し、その被試験ICの端子配置(電源端
子または接地端子の配置)に応じてマトリックススキャ
ナの測定チャンネルを設定する。そして、電源からマト
リックススキャナに電流を供給し、このときマトリック
ススキャナの両極間の電圧を電圧検出器で測定する。こ
のとき、マトリックススキャナにてチャンネル設定され
た電源端子または接地端子のそれぞれの何れかが、IC
内部回路において断線しているときは、マトリックスス
キャナの両極間には電流が流れないので電圧検出器によ
ってこれを判断することができる。
被試験ICの電源端子または接地端子それぞれの導通試
験を行う場合は、被試験ICの各端子をソケットボード
の各端子に接続し、その被試験ICの端子配置(電源端
子または接地端子の配置)に応じてマトリックススキャ
ナの測定チャンネルを設定する。そして、電源からマト
リックススキャナに電流を供給し、このときマトリック
ススキャナの両極間の電圧を電圧検出器で測定する。こ
のとき、マトリックススキャナにてチャンネル設定され
た電源端子または接地端子のそれぞれの何れかが、IC
内部回路において断線しているときは、マトリックスス
キャナの両極間には電流が流れないので電圧検出器によ
ってこれを判断することができる。
【0009】本発明の電子部品の導通試験装置では、ソ
ケットボードには被試験ICの全ての端子に接続される
複数の端子が設けられているので、略等しいパッケージ
のICであれば電源端子や接地端子の配置が相違して
も、制御手段によるマトリックススキャナの測定チャン
ネルをソフトウェア的に変更するだけで導通試験を行う
ことができる。
ケットボードには被試験ICの全ての端子に接続される
複数の端子が設けられているので、略等しいパッケージ
のICであれば電源端子や接地端子の配置が相違して
も、制御手段によるマトリックススキャナの測定チャン
ネルをソフトウェア的に変更するだけで導通試験を行う
ことができる。
【0010】(2)上記発明の電子部品の導通試験装置
は、ロジック回路やメモリ回路のファンクションテスト
を行うIC試験装置に組み込むこともできるし、別設す
ることもできる。特に限定されないが、好ましくは被試
験ICをテスト工程へ搬送し、テストを行ったのちテス
ト結果に応じて前記被試験ICを分類するIC試験装置
に組み込むあるいは別設する際は、請求項1記載の電子
部品の導通試験装置をIC試験装置のテスト工程の前工
程に設ける。
は、ロジック回路やメモリ回路のファンクションテスト
を行うIC試験装置に組み込むこともできるし、別設す
ることもできる。特に限定されないが、好ましくは被試
験ICをテスト工程へ搬送し、テストを行ったのちテス
ト結果に応じて前記被試験ICを分類するIC試験装置
に組み込むあるいは別設する際は、請求項1記載の電子
部品の導通試験装置をIC試験装置のテスト工程の前工
程に設ける。
【0011】被試験ICのファンクションテストの前工
程で導通テストを行うと、断線した被試験ICについて
は比較的時間がかかるファンクションテストを行う必要
がなくなり、テスト時間の浪費を防止することができ
る。また、ファンクションテストにて良品と判断された
ICを導通テストすると、導通テスト時のチェック電流
によってICにストレスを与えるおそれがあるため、フ
ァンクションテストを後工程で行うことが好ましい。
程で導通テストを行うと、断線した被試験ICについて
は比較的時間がかかるファンクションテストを行う必要
がなくなり、テスト時間の浪費を防止することができ
る。また、ファンクションテストにて良品と判断された
ICを導通テストすると、導通テスト時のチェック電流
によってICにストレスを与えるおそれがあるため、フ
ァンクションテストを後工程で行うことが好ましい。
【0012】本発明のIC試験装置は、チャンバタイプ
のIC試験装置、ヒートプレートタイプのIC試験装
置、被試験ICをテストトレイに搭載した状態でテスト
を実行するタイプのIC試験装置、被試験ICをIC吸
着装置にて直接保持してテストを実行するタイプのIC
試験装置等々、あらゆる種類のIC試験装置に適用する
ことができる。
のIC試験装置、ヒートプレートタイプのIC試験装
置、被試験ICをテストトレイに搭載した状態でテスト
を実行するタイプのIC試験装置、被試験ICをIC吸
着装置にて直接保持してテストを実行するタイプのIC
試験装置等々、あらゆる種類のIC試験装置に適用する
ことができる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。図1は本発明の導通試験装置を適用
したIC試験装置の実施形態を示す平面図、図2は図1
の II-II線に沿う断面図、図3は本発明の導通試験装置
の実施形態を示すブロック図である。
基づいて説明する。図1は本発明の導通試験装置を適用
したIC試験装置の実施形態を示す平面図、図2は図1
の II-II線に沿う断面図、図3は本発明の導通試験装置
の実施形態を示すブロック図である。
【0014】このIC試験装置1は、ハンドラ10、テ
ストヘッド20、テスタ30および導通試験装置50か
らなり、テストヘッド20とテスタ30とはケーブル4
0を介して接続されている。
ストヘッド20、テスタ30および導通試験装置50か
らなり、テストヘッド20とテスタ30とはケーブル4
0を介して接続されている。
【0015】そして、ハンドラ10の供給トレイ102
に搭載された試験前の被試験ICをX−Y搬送装置10
4,105によって、まず最初に導通試験装置50に搬
送しここで電源ピンおよびグランドピンそれぞれの導通
試験を行ったのち、ヒートプレート106を介して(あ
るいはそのまま)テストヘッド20のコンタクト部へ搬
送して押し当て、このテストヘッド20およびケーブル
40を介して被試験ICのテストを実行したのち、テス
トが終了した被試験ICをテスト結果にしたがって分類
トレイ103に格納する。
に搭載された試験前の被試験ICをX−Y搬送装置10
4,105によって、まず最初に導通試験装置50に搬
送しここで電源ピンおよびグランドピンそれぞれの導通
試験を行ったのち、ヒートプレート106を介して(あ
るいはそのまま)テストヘッド20のコンタクト部へ搬
送して押し当て、このテストヘッド20およびケーブル
40を介して被試験ICのテストを実行したのち、テス
トが終了した被試験ICをテスト結果にしたがって分類
トレイ103に格納する。
【0016】ハンドラ10には、基板109が設けられ
ており、この基板109上に被試験ICのX−Y搬送装
置104,105が設けられている。また、基板109
には開口部110が形成されており、図2に示すように
ハンドラ10の背面側に配置されたテストヘッド20の
コンタクト部201には、開口部110を通じて被試験
ICが押し当てられる。
ており、この基板109上に被試験ICのX−Y搬送装
置104,105が設けられている。また、基板109
には開口部110が形成されており、図2に示すように
ハンドラ10の背面側に配置されたテストヘッド20の
コンタクト部201には、開口部110を通じて被試験
ICが押し当てられる。
【0017】ハンドラ10の基板109上には、2組の
X−Y搬送装置104,105が設けられている。この
うちのX−Y搬送装置104は、X軸方向およびY軸方
向に沿ってそれぞれ設けられたレール104a,104
bによって、取付ベース104cに取り付けられたIC
吸着装置104dが、分類トレイ103から、供給トレ
イ102、空トレイ101、ヒートプレート106、導
通試験装置50および2つのバッファ部108,108
に至る領域までを移動可能に構成されており、さらにこ
のIC吸着装置104dのパッド1041は図示しない
Z軸アクチュエータによってZ軸方向、すなわち上下方
向にも移動可能とされている。そして、取付ベース10
4cに設けられた2つのIC吸着装置104dによっ
て、一度に2個の被試験ICを吸着、搬送および解放す
ることができる。
X−Y搬送装置104,105が設けられている。この
うちのX−Y搬送装置104は、X軸方向およびY軸方
向に沿ってそれぞれ設けられたレール104a,104
bによって、取付ベース104cに取り付けられたIC
吸着装置104dが、分類トレイ103から、供給トレ
イ102、空トレイ101、ヒートプレート106、導
通試験装置50および2つのバッファ部108,108
に至る領域までを移動可能に構成されており、さらにこ
のIC吸着装置104dのパッド1041は図示しない
Z軸アクチュエータによってZ軸方向、すなわち上下方
向にも移動可能とされている。そして、取付ベース10
4cに設けられた2つのIC吸着装置104dによっ
て、一度に2個の被試験ICを吸着、搬送および解放す
ることができる。
【0018】これに対してX−Y搬送装置105は、X
軸方向およびY軸方向に沿ってそれぞれ設けられたレー
ル105a,105bによって、取付ベース105cに
取り付けられたIC吸着装置105dが、2つのバッフ
ァ部108,108とテストヘッド20との間の領域を
移動可能に構成されており、さらにこのIC吸着装置1
05dのパッド1051は、図示しないエアシリンダ
(Z軸アクチュエータ)によってZ軸方向(すなわち上
下方向)にも移動可能とされている。そして、取付ベー
ス105cに設けられた2つのIC吸着装置105dに
よって、一度に2個の被試験ICを吸着、搬送および解
放することができる。
軸方向およびY軸方向に沿ってそれぞれ設けられたレー
ル105a,105bによって、取付ベース105cに
取り付けられたIC吸着装置105dが、2つのバッフ
ァ部108,108とテストヘッド20との間の領域を
移動可能に構成されており、さらにこのIC吸着装置1
05dのパッド1051は、図示しないエアシリンダ
(Z軸アクチュエータ)によってZ軸方向(すなわち上
下方向)にも移動可能とされている。そして、取付ベー
ス105cに設けられた2つのIC吸着装置105dに
よって、一度に2個の被試験ICを吸着、搬送および解
放することができる。
【0019】また、2つのバッファ部108,108
は、レール108aおよび図示しないアクチュエータに
よって2つのX−Y搬送装置104,105の動作領域
の間を往復移動する。図1において上側のバッファ部1
08は、ヒートプレート106から搬送されてきた被試
験ICをテストヘッド20へ移送する作業を行う一方
で、下側のバッファ部108は、テストヘッド20でテ
ストを終了した被試験ICを払い出す作業を行う。これ
ら2つのバッファ部108,108の存在により、2つ
のX−Y搬送装置104,105は互いに干渉し合うこ
となく同時に動作できることになる。
は、レール108aおよび図示しないアクチュエータに
よって2つのX−Y搬送装置104,105の動作領域
の間を往復移動する。図1において上側のバッファ部1
08は、ヒートプレート106から搬送されてきた被試
験ICをテストヘッド20へ移送する作業を行う一方
で、下側のバッファ部108は、テストヘッド20でテ
ストを終了した被試験ICを払い出す作業を行う。これ
ら2つのバッファ部108,108の存在により、2つ
のX−Y搬送装置104,105は互いに干渉し合うこ
となく同時に動作できることになる。
【0020】X−Y搬送装置104の動作領域には、こ
れから試験を行う被試験ICが搭載された供給トレイ1
02と、試験済のICをテスト結果に応じたカテゴリに
分類して格納される4つの分類トレイ103と、空のト
レイ101とが配置されており、さらにバッファ部10
8に近接した位置にヒートプレート106および導通試
験装置50が設けられている。
れから試験を行う被試験ICが搭載された供給トレイ1
02と、試験済のICをテスト結果に応じたカテゴリに
分類して格納される4つの分類トレイ103と、空のト
レイ101とが配置されており、さらにバッファ部10
8に近接した位置にヒートプレート106および導通試
験装置50が設けられている。
【0021】このヒートプレート106は、たとえば金
属製プレートであって、被試験ICを落とし込む複数の
凹部106aが形成されており、この凹部106aに
は、供給トレイ102から導通試験装置50に搬送され
導通試験を終了した被試験IC(テストヘッド20によ
るファンクションテストに対しては試験前のICであ
る。)がX−Y搬送装置104により移送される。ヒー
トプレート106は、被試験ICに所定の熱ストレスを
印加するための加熱源であり、被試験ICはヒートプレ
ート106で所定の温度に加熱されたのち、一方のバッ
ファ部108を介してテストヘッド20のコンタクト部
に押し付けられる。
属製プレートであって、被試験ICを落とし込む複数の
凹部106aが形成されており、この凹部106aに
は、供給トレイ102から導通試験装置50に搬送され
導通試験を終了した被試験IC(テストヘッド20によ
るファンクションテストに対しては試験前のICであ
る。)がX−Y搬送装置104により移送される。ヒー
トプレート106は、被試験ICに所定の熱ストレスを
印加するための加熱源であり、被試験ICはヒートプレ
ート106で所定の温度に加熱されたのち、一方のバッ
ファ部108を介してテストヘッド20のコンタクト部
に押し付けられる。
【0022】図示は省略するが、テストヘッド20の上
面(コンタクト部201)には、ケーブル等を介して電
気的に接続された多数のポゴピン( pogo pin :バネに
より軸芯方向に出没自在に支持された可動ピンを有し、
この可動ピンが前記バネによって突出する方向に付勢さ
れている接触ピン)が上向きに設けられており、このポ
ゴピンに端子が接触するようにパフォーマンスボードお
よびICソケットが電気的に接続された状態で装着され
ている。これにより、ICソケットのコンタクトピン
は、パフォーマンスボード、ポゴピン等々を介してテス
トヘッド20本体に電気的に接続される。
面(コンタクト部201)には、ケーブル等を介して電
気的に接続された多数のポゴピン( pogo pin :バネに
より軸芯方向に出没自在に支持された可動ピンを有し、
この可動ピンが前記バネによって突出する方向に付勢さ
れている接触ピン)が上向きに設けられており、このポ
ゴピンに端子が接触するようにパフォーマンスボードお
よびICソケットが電気的に接続された状態で装着され
ている。これにより、ICソケットのコンタクトピン
は、パフォーマンスボード、ポゴピン等々を介してテス
トヘッド20本体に電気的に接続される。
【0023】上述したテストヘッド20によるロジック
回路やメモリ回路のファンクションテストの前に、本発
明に係る導通試験装置50による導通テストが実行され
る。本実施形態では、図1に示すようにヒートプレート
106の隣に導通試験装置50が配置されているが、こ
れは単なる一例であって、基板109の外部にオプショ
ンとして別設したりすることもできる。ただし、内部に
組み込むことで被試験ICを吸着して搬送するX−Y搬
送装置104等を共用できるのでその点が有利である。
回路やメモリ回路のファンクションテストの前に、本発
明に係る導通試験装置50による導通テストが実行され
る。本実施形態では、図1に示すようにヒートプレート
106の隣に導通試験装置50が配置されているが、こ
れは単なる一例であって、基板109の外部にオプショ
ンとして別設したりすることもできる。ただし、内部に
組み込むことで被試験ICを吸着して搬送するX−Y搬
送装置104等を共用できるのでその点が有利である。
【0024】図3に示すように、本実施形態の導通試験
装置50は、被試験ICの全ての端子に電気的に接続さ
れる複数の端子を有するソケットボード51と、このソ
ケットボード51に電気的に接続されて電源ピンやグラ
ンドピンの断線をチェックする測定部52とからなる。
装置50は、被試験ICの全ての端子に電気的に接続さ
れる複数の端子を有するソケットボード51と、このソ
ケットボード51に電気的に接続されて電源ピンやグラ
ンドピンの断線をチェックする測定部52とからなる。
【0025】図3に示す例の被試験IC(DUT:Devi
ce under test) は、22本の端子(符号1〜22で示
す。)のうち、No.7,10,15,21が電源ピン
であり、No.2,5,9,13,16,19がグラン
ドピンであり、残りのNo.1,3,4,6,8,1
1,12,14,17,18,20,22が信号ピンで
ある。ソケットボード51は、被試験ICの22本全て
の端子1〜22に接続される端子を有しており、このソ
ケットボード51のそれぞれの端子は、測定部52のマ
トリックススキャナ521の端子にそれぞれ接続されて
いる。
ce under test) は、22本の端子(符号1〜22で示
す。)のうち、No.7,10,15,21が電源ピン
であり、No.2,5,9,13,16,19がグラン
ドピンであり、残りのNo.1,3,4,6,8,1
1,12,14,17,18,20,22が信号ピンで
ある。ソケットボード51は、被試験ICの22本全て
の端子1〜22に接続される端子を有しており、このソ
ケットボード51のそれぞれの端子は、測定部52のマ
トリックススキャナ521の端子にそれぞれ接続されて
いる。
【0026】マトリックススキャナ521は、一つの端
子につきマトリックス状に2つのスイッチswn,sw
pを有し、両極間に電源522から一定電流が供給され
るように接続されている。各スイッチswn1〜swn
22およびswp1〜swp22の開閉および電源52
2からの電流の供給/停止は、μCPU523により制
御される。
子につきマトリックス状に2つのスイッチswn,sw
pを有し、両極間に電源522から一定電流が供給され
るように接続されている。各スイッチswn1〜swn
22およびswp1〜swp22の開閉および電源52
2からの電流の供給/停止は、μCPU523により制
御される。
【0027】マトリックススキャナ521の両極間に
は、比較器およびA/Dコンバータからなる電圧検出器
524が接続されており、電源522から電流を供給し
たときの両極間に印加される電圧を検出して基準値と比
較し、その結果をμCPU523へ出力する。
は、比較器およびA/Dコンバータからなる電圧検出器
524が接続されており、電源522から電流を供給し
たときの両極間に印加される電圧を検出して基準値と比
較し、その結果をμCPU523へ出力する。
【0028】μCPU523は、予め入力された被試験
ICの電源ピンおよびグランドピンの配置にしたがって
マトリックススキャナ521のスイッチswn,swp
の開閉を制御するとともに、電源522からの電流の供
給および停止を制御する。また、電圧検出器524から
の検出結果を受けて被試験ICの良品、不良品の判定を
行う。
ICの電源ピンおよびグランドピンの配置にしたがって
マトリックススキャナ521のスイッチswn,swp
の開閉を制御するとともに、電源522からの電流の供
給および停止を制御する。また、電圧検出器524から
の検出結果を受けて被試験ICの良品、不良品の判定を
行う。
【0029】次に動作を説明する。ハンドラ10の供給
トレイ102に搭載された試験前の被試験ICは、X−
Y搬送装置104によって吸着保持され、まず導通試験
装置50に搬送され、ソケットボード51に押し当てら
れる。
トレイ102に搭載された試験前の被試験ICは、X−
Y搬送装置104によって吸着保持され、まず導通試験
装置50に搬送され、ソケットボード51に押し当てら
れる。
【0030】ここで行われる導通試験の手順を図3を参
照して説明する。ここでは、図示するNo.2のグラン
ドピンの導通チェックを行うものとすると、まずNo.
2のグランドピンが接続されたマトリックススキャナ5
21のswp2を閉じるとともに、その他のグランドピ
ンNo.5,9,13,16,19が接続されたマトリ
ックススキャナ521の他極のスイッチswn5,sw
n9,swn13,swn16,swn19を閉じ、そ
の他のスイッチswn,swpは全て開とする。こうし
たスイッチング(測定チャンネル)の切り替えは、μC
PU523に被試験ICの電源ピンとグランドピンのピ
ン配置に応じてソフトウェアとして入力しておく。
照して説明する。ここでは、図示するNo.2のグラン
ドピンの導通チェックを行うものとすると、まずNo.
2のグランドピンが接続されたマトリックススキャナ5
21のswp2を閉じるとともに、その他のグランドピ
ンNo.5,9,13,16,19が接続されたマトリ
ックススキャナ521の他極のスイッチswn5,sw
n9,swn13,swn16,swn19を閉じ、そ
の他のスイッチswn,swpは全て開とする。こうし
たスイッチング(測定チャンネル)の切り替えは、μC
PU523に被試験ICの電源ピンとグランドピンのピ
ン配置に応じてソフトウェアとして入力しておく。
【0031】マトリックススキャナ521の測定チャン
ネルを上記のように設定したら、電源522からマトリ
ックススキャナ521に対して一定電流を供給する。こ
れにより、No.2のグランドピンが断線していなく
て、少なくともその他のグランドピンの何れかが導通し
ていれば、被試験IC内に電流が流れるのでこれを電圧
検出器524で測定し、その結果をμCPU523へ出
力することで、NO.2のグランドピンの導通/断線を
チェックすることができる。もし、No.2のグランド
ピンが導通しており、その他のグランドピンが全て断線
しているときは、No.2のグランドピンが断線してい
るときと同じ結果になるが、何れにしてもグランドピン
が断線していることに違いはなく、ICとしては不良品
であるので、何ら問題はない。
ネルを上記のように設定したら、電源522からマトリ
ックススキャナ521に対して一定電流を供給する。こ
れにより、No.2のグランドピンが断線していなく
て、少なくともその他のグランドピンの何れかが導通し
ていれば、被試験IC内に電流が流れるのでこれを電圧
検出器524で測定し、その結果をμCPU523へ出
力することで、NO.2のグランドピンの導通/断線を
チェックすることができる。もし、No.2のグランド
ピンが導通しており、その他のグランドピンが全て断線
しているときは、No.2のグランドピンが断線してい
るときと同じ結果になるが、何れにしてもグランドピン
が断線していることに違いはなく、ICとしては不良品
であるので、何ら問題はない。
【0032】こうした手順で次のNo.5のグランドピ
ン、…および電源ピンNo.7…と順次導通試験を行
い、不良品が発生したら、次のファンクションテストを
行う前に不良品カテゴリに分類する。これにより、比較
的時間を必要とするファンクションテストを行わなくて
済むので、テスト時間の浪費を防止することができる。
ン、…および電源ピンNo.7…と順次導通試験を行
い、不良品が発生したら、次のファンクションテストを
行う前に不良品カテゴリに分類する。これにより、比較
的時間を必要とするファンクションテストを行わなくて
済むので、テスト時間の浪費を防止することができる。
【0033】導通試験が終了して良品と判断された被試
験ICは、同じX−Y搬送装置104にてヒートプレー
ト106の凹部106aに移送される。ここで所定の時
間だけ放置されることにより、被試験ICは所定の温度
に昇温するので、導通試験装置50からヒートプレート
106へ昇温前の被試験ICを移送したX−Y搬送装置
104は、被試験ICを放したのちヒートプレート10
6に放置され所定の温度に昇温した被試験ICをそのま
ま吸着保持してバッファ部108に移送する。
験ICは、同じX−Y搬送装置104にてヒートプレー
ト106の凹部106aに移送される。ここで所定の時
間だけ放置されることにより、被試験ICは所定の温度
に昇温するので、導通試験装置50からヒートプレート
106へ昇温前の被試験ICを移送したX−Y搬送装置
104は、被試験ICを放したのちヒートプレート10
6に放置され所定の温度に昇温した被試験ICをそのま
ま吸着保持してバッファ部108に移送する。
【0034】被試験ICが移送されたバッファ部108
は、レール108aの右端まで移動するとともに、X−
Y搬送装置105のIC吸着装置105dによって吸着
保持され、図3に示されるように、基板109の開口部
110を通じてテストヘッド20のICソケット206
に押し当てられ、ロジック回路やメモリ回路のファンク
ションテストが実行される。そして、このファンクショ
ンテストの結果に応じて、分類トレイ103に分類され
る。
は、レール108aの右端まで移動するとともに、X−
Y搬送装置105のIC吸着装置105dによって吸着
保持され、図3に示されるように、基板109の開口部
110を通じてテストヘッド20のICソケット206
に押し当てられ、ロジック回路やメモリ回路のファンク
ションテストが実行される。そして、このファンクショ
ンテストの結果に応じて、分類トレイ103に分類され
る。
【0035】なお、以上説明した実施形態は、本発明の
理解を容易にするために記載されたものであって、本発
明を限定するために記載されたものではない。したがっ
て、上記の実施形態に開示された各要素は、本発明の技
術的範囲に属する全ての設計変更や均等物をも含む趣旨
である。
理解を容易にするために記載されたものであって、本発
明を限定するために記載されたものではない。したがっ
て、上記の実施形態に開示された各要素は、本発明の技
術的範囲に属する全ての設計変更や均等物をも含む趣旨
である。
【0036】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、ソケ
ットボードには被試験ICの全ての端子に接続される複
数の端子が設けられているので、略等しいパッケージの
ICであれば電源端子や接地端子の配置が相違しても、
制御手段によるマトリックススキャナの測定チャンネル
をソフトウェア的に変更するだけで導通試験を行うこと
ができ、汎用性に優れたものとなる。
ットボードには被試験ICの全ての端子に接続される複
数の端子が設けられているので、略等しいパッケージの
ICであれば電源端子や接地端子の配置が相違しても、
制御手段によるマトリックススキャナの測定チャンネル
をソフトウェア的に変更するだけで導通試験を行うこと
ができ、汎用性に優れたものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の導通試験装置を適用したIC試験装置
の実施形態を示す平面図である。
の実施形態を示す平面図である。
【図2】図1の II-II線に沿う断面図である。
【図3】本発明の導通試験装置の実施形態を示すブロッ
ク図である。
ク図である。
1…IC試験装置 10…ハンドラ 101…空トレイ 102…供給トレイ 103…分類トレイ 104,105…X−Y搬送装置 106…ヒートプレート 108…バッファ部 109…基板 110…開口部 20…テストヘッド 201…コンタクト部 30…テスタ 40…ケーブル 50…導通試験装置 51…ソケットボード 52…測定部 521…マトリックススキャナ 522…電源 523…μCPU(制御手段) 524…電圧検出器
Claims (2)
- 【請求項1】被試験ICの電源端子および/または接地
端子それぞれの導通状態をテストする電子部品の導通試
験装置において、 少なくとも被試験ICの全ての端子に電気的に接続され
る複数の端子を有するソケットボードと、前記ソケット
ボードの全ての端子にそれぞれ電気的に接続されるマト
リックススキャナと、前記マトリックススキャナに電流
を供給する電源と、前記マトリックススキャナの両極間
の電圧を検出する電圧検出器と、前記マトリックススキ
ャナの測定チャンネルを切り替え制御する制御手段とを
備えたことを特徴とする電子部品の導通試験装置。 - 【請求項2】被試験ICをテスト工程へ搬送し、テスト
を行ったのちテスト結果に応じて前記被試験ICを分類
するIC試験装置において、請求項1記載の電子部品の
導通試験装置が前記テスト工程の前工程に設けられてい
ることを特徴とするIC試験装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10209632A JP2000046898A (ja) | 1998-07-24 | 1998-07-24 | 電子部品の導通試験装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10209632A JP2000046898A (ja) | 1998-07-24 | 1998-07-24 | 電子部品の導通試験装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000046898A true JP2000046898A (ja) | 2000-02-18 |
Family
ID=16576017
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10209632A Withdrawn JP2000046898A (ja) | 1998-07-24 | 1998-07-24 | 電子部品の導通試験装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000046898A (ja) |
-
1998
- 1998-07-24 JP JP10209632A patent/JP2000046898A/ja not_active Withdrawn
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20051004 |