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JP2000044571A - ミルベマイシン類の13―エステル誘導体の製造法 - Google Patents

ミルベマイシン類の13―エステル誘導体の製造法

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Publication number
JP2000044571A
JP2000044571A JP11143034A JP14303499A JP2000044571A JP 2000044571 A JP2000044571 A JP 2000044571A JP 11143034 A JP11143034 A JP 11143034A JP 14303499 A JP14303499 A JP 14303499A JP 2000044571 A JP2000044571 A JP 2000044571A
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JP
Japan
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group
formula
compound
acid
reaction
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JP11143034A
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Kazuo Sato
佐藤  一雄
Takahiro Tsukiyama
孝弘 築山
Mutsuo Suzuki
睦夫 鈴木
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Sankyo Co Ltd
Original Assignee
Sankyo Co Ltd
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Publication date
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  • Heterocyclic Carbon Compounds Containing A Hetero Ring Having Oxygen Or Sulfur (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】下記右の一般式(I) 【化1】 で表されるミルベマイシン類の5−ケト−13−エステ
ル誘導体の安全で効率のよい製造法を提供すること。 【解決手段】上記左の一般式(II)で表される14、
15−エポキシ−5−ケトミルベマイシン誘導体をシリ
ル化剤で処理後、生成物を単離せず、酸の存在下で置換
酢酸と反応させることからなる上記右の一般式(I)で
表わされ5−ケト−13−エステルミルベマイシン誘導
体の製造法を提供すること。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は下記の一般式(I)
【0002】
【化4】 [式中、R1はメチル基、エチル基、イソプロピル基又
はsec-ブチル基を示す。]で表わされるミルベマイシン
類の5−ケト−13−エステル化合物の製造法に関す
る。
【0003】
【従来の技術】13位にエステル基を有するミルベマイ
シン誘導体が殺虫活性や駆虫作用を有することは、例え
ば、特開平1−104078号公報、特開平5−255
343号公報及び特開平8−259570号公報等に開
示されている。
【0004】このような5−ケト−13−エステル誘導
体の製造法に関しては、大別して下記に示す(イ)及び
(ロ)の方法が知られている。 (イ)13−ヒドロキシ−5−ケトミルベマイシン類
を、カルボン酸又はその反応性誘導体と反応させてエス
テル化する方法:該製造法は、例えば、特開平1−10
4078号公報及び特開平5−255343号公報に開
示されている。該製造法の出発原料は、13−ヒドロキ
シ−5−ケトミルベマイシン類である。特開昭61−1
03884号公報には、該出発原料の製造法が記載され
ている。該公報記載の方法は、第一に、収率が50%以
下であること、第二に、毒性を有する二酸化セレンが廃
棄物中に含まれること、第三に、出発原料である13−
ヒドロキシ−5−ケトミルベマイシン類は一般に入手が
困難であること等の問題点を有する。 (ロ)△13、14−15−ヒドロキシ−5−ケトミル
ベマイシン類を、酸触媒の存在下、カルボン酸と反応さ
せてエステル化する方法。
【0005】該製造法は、例えば、特開平5−2553
43号公報及び特開平8−259570号公報に開示さ
れている。該製造法の出発原料は、△13、14−15
−ヒドロキシ−5−ケトミルベマイシン類である。特開
昭60−158191号公報には、該出発原料の製造法
が記載されている。該公報記載の方法は、第一に、2つ
の反応生成物を生じ、化合物のみを選択的に生成し得な
いこと、第二に、収率が約50%以下であること、第三
に、反応の試薬として毒性及び爆発性が強いアジ化水素
酸を用いるので危険を伴うこと、第四に、出発原料であ
る△13、14−15−ヒドロキシ−5−ケトミルベマ
イシン類は入手が困難であること等の問題点を有する。
【0006】以上の理由から、上記問題点を伴わない、
ミルベマイシン類の5−ケト−13−エステル中間体の
新しい製造法の確立が求められていた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明者は、前記一般
式(I)で表わされるミルベマイシン類の13−エステ
ル誘導体の製造法について鋭意検討した結果、14、1
5−エポキシ−5−ケトミルベマイシン誘導体をシリル
化剤でエポキシ体を開環したのち、単離又は精製せず強
力な酸の存在下でカルボン酸と反応させることにより、
ミルベマイシン類の5−ケト−13−エステル誘導体を
安全且つ効率よく製造する方法を見出し、本発明を完成
した。
【0008】
【課題を解決するための手段】すなわち本発明は、
(1)下記の一般式(II)
【0009】
【化5】 [式中、R1はメチル基、エチル基、イソプロピル基又
はsec-ブチル基を示し、R2は水素原子又はトリメチル
シリル基を示す。]で表わされる14、15−エポキシ
−5−ケトミルベマイシン化合物をシリル化剤と反応さ
せて下記の一般式(III)
【0010】
【化6】 [式中、R1はメチル基、エチル基、イソプロピル基又
はsec-ブチル基を示し、R2は水素原子又はトリメチル
シリル基を示し、R3は水素原子又は式:SiR456
(式中、R4、R5及びR6はそれぞれ独立して、C1乃至
6アルキル基を示す)で表わされる基を示す。]で表
わされる中間体化合物を得たのち、該中間体化合物を単
離又は精製せず、酸の存在下で2−メトキシイミノ−2
−フェニル酢酸と反応させることからなる下記の一般式
(I)
【0011】
【化7】 [式中、R1はメチル基、エチル基、イソプロピル基又
はsec-ブチル基を示す。]で表わされるミルベマイシン
類の5−ケト−13−エステル誘導体の製造法、及び、
(2)(1)記載の製造法において、一般式(III)
で表わされる化合物のR 3がトリメチルシリル基である
製造法、に関する。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明の製造法は、ミルベマイシ
ン類の14,15−エポキシ体(特開平6−22006
8号公報参照)を出発物質として用い、前記一般式(I
I)で表わされる化合物から前記一般式(III)で表
わされる中間体化合物に導く第1工程と、前記一般式
(III)で表わされる中間体化合物から前記一般式
(I)で表わされる化合物に導く第2工程からなる。
【0013】前記一般式(I)で表わされる化合物、前
記一般式(II)で表わされる化合物及び前記一般式
(III)で表わされる中間体化合物において、R1
メチル基、エチル基、イソプロピル基又はsec-ブチル基
であり、好適にはメチル基又はエチル基であり、より好
適にはエチル基である。
【0014】前記一般式(III)で表わされる化合物
(式中、R1はメチル基、エチル基、イソプロピル基又
はsec-ブチル基を示し、R2は水素原子又はトリメチル
シリル基を示し、R3は水素原子又は式:SiR456
(式中、R4、R5及びR6はそれぞれ独立して、C1乃至
6アルキル基を示す)で表わされる基を示す。)は、
特開平6−220068号公報に開示されたミルベマイ
シン誘導体でる。
【0015】前記一般式(III)で表わされる化合物
中のR3置換基の一つに挙げられた式:SiR45
6(式中、R4、R5及びR6はそれぞれ独立して、C1
至C6アルキル基を示す)において、「C1乃至C6アル
キル基」とは、メチル基、エチル基、n−プロピル基、
イソプロピル基、n−ブチル基、イソブチル基、s−ブ
チル基又はt−ブチル基であり、好適にはメチル基であ
る。 (第1工程)第1工程は、前記一般式(II)で表わさ
れる化合物のエポキシ基をシリル化剤及び塩基の存在下
で開環し前記一般式(III)で表わされるアリルアル
コール誘導体に変換する工程である。
【0016】反応に使用されるシリル化剤としては、ト
リアルキル置換シリルトリフルオロメタンスルホネート
[CF3SO2OSiR456(式中、R4、R5及びR6
はそれぞれ独立して、C1乃至C6アルキル基を示す)]
等が挙げられ、例えば、トリメチルシリルトリフルオロ
メタンスルホネート、トリエチルシリルトリフルオロメ
タンスルホネート、トリイソプロピルシリルトリフルオ
ロメタンスルホネート又はt−ブチルジメチルシリルト
リフルオロメタンスルホネート等であり、好適にはトリ
メチルシリルトリフルオロメタンスルホネート又はt−
ブチルジメチルトリフルオロメタンスルホネートであ
り、より好適にはトリメチルシリルトリフルオロメタン
スルホネートである。
【0017】反応に使用されるシリル化剤の使用量の範
囲は、通常、下限が1.0乃至1.2モル当量、上限が
2.0乃至10モル当量であり、好適な範囲は1.2乃
至5.0モル当量であリ、より好適な範囲は1.2モル
当量乃至3.0モル当量である。このような量のシリル
化剤は、必要ならば、複数回に分けて反応系に添加する
こともできる。
【0018】反応に使用される塩基としては、反応を阻
害しない塩基であれば特に限定されないが、例えば、ト
リエチルアミン、トリブチルアミン、ジエチルイソプロ
ピルアミン、ピリジン、2,6−ルチジン、2,6−ジ
−t−ブチルピリジン、1、4−ジアザビシクロ[2、
2、2]オクタン、1、8−ジアザビシクロ[5、4、
0]−7−ウンデセンのような有機アミン類;リチウム
ジイソプロピルアミド、リチウムビス(トリメチルシリ
ル)アミドのようなアミド類;ナトリウム、リチウムの
ようなアルカリ金属類;水酸化ナトリウム、水酸化カリ
ウムのようなアルカリ金属塩基等であり、好適にはトリ
エチルアミン、トリブチルアミン、ジエチルイソプロピ
ルアミン、ピリジン、2,6−ルチジン、2,6−ジ−
t−ブチルピリジン、1、4−ジアザビシクロ[2、
2、2]オクタン、1、8−ジアザビシクロ[5、4、
0]−7−ウンデセンのような有機アミン類であり、よ
り好適には2、6−ルチジンである。
【0019】反応に使用される塩基の使用量は、シリル
化剤の使用量等に依存するが、通常シリル化剤に対し、
その範囲は、下限が1.0乃至2.0モル当量、上限が
6.0乃至10モル当量であり、好適な範囲は2.0乃
至6.0モル当量である。
【0020】反応に使用される溶媒としては、反応物及
び生成物を安定に溶解し且つ反応を阻害しない溶媒であ
れば特に限定されないが、例えば、n−ヘキサン、シク
ロヘキサン、メチルシクロへキサン、石油エーテル、ベ
ンゼン、トルエン、キシレンのような炭化水素類;クロ
ロホルム、塩化メチレン、1、2−ジクロロエタンのよ
うなハロゲン化炭化水素類;エチルエーテル、テトラヒ
ドロフラン、1、4−ジオキサン、ジメトキシエタンの
ようなエーテル類;酢酸エチル、酢酸プロピルのような
エステル類;N、N−ジメチルホルムアミド、N,N−
ジメチルアセタミドのようなアミド類;ジメチルスルホ
キシドのようなスルホキシド類;アセトニトリル、プロ
ピオニトリルのような二トリル類、又はこれらから選ば
れる二つ以上を含む混合物を挙げることができ、好適に
はメチルシクロヘキサン、トルエン等、ハロゲン化炭化
水素のような炭化水素類;塩化メチレンのようなハロゲ
ン化炭化水素類、又はこれらから選ばれる二つ以上を含
む混合物であり、より好適にはメチルシクロヘキサン、
塩化メチレン又はこれらの混合物である。
【0021】反応温度の範囲は、下限が−50乃至−3
0℃、上限が50乃至100℃であり、好適な範囲は−
30乃至50℃である。
【0022】反応時間は、反応温度、反応に使用される
シリル化剤、塩基及び溶媒等に依存するが、その範囲
は、下限が1時間、上限が2乃至12時間であり、好適
な範囲は1乃至2時間である。
【0023】反応終了後、常法に従って、反応混合物か
ら、前記一般式(III)で表わされる中間体化合物を
採取することができる。例えば、反応終了後、反応液を
1規定塩酸、水、炭酸水素ナトリウム水溶液及び水の順
で、分液ロートを用いた液−液分配により洗浄し、濃縮
により溶媒を留去して得られる。。濃縮法としては、通
常液体を濃縮する方法であれば特に限定されないが、例
えば、風乾、常圧濃縮、減圧濃縮及び蒸留等であり、好
適には減圧濃縮である。減圧濃縮は、ポンプ、ロータリ
ーエバポレータ、該エバポレータ用フラスコ及び水浴式
恒温槽等を組合わせて行うことができ、化合物を該フラ
スコ中に乾固された状態で得ることができる。得られた
中間体化合物は、単離又は精製せずに次の工程に使用す
ることができる。 (第2工程)第2工程は、第1工程で得た前記一般式
(III)で表わされる中間体化合物を、酸の存在下、
2−メトキシイミノ−2−フェニル酢酸と反応させ、前
記一般式(I)で表わされるミルベマイシン類の5−ケ
ト−13−エステル誘導体を製造する工程である。
【0024】反応に使用される2−メトキシイミノ−2
−フェニル酢酸の量の範囲は、下限が1乃至1.5モル
当量、上限が2乃至20モル当量であり、好適な範囲は
1.5乃至2モル当量である。
【0025】反応に使用される酸としては、通常化学反
応に使用される酸であれば特に限定されないが、例え
ば、硫酸、塩酸のような無機酸、又はトリフルオロ酢
酸、トリフルオロメタンスルホン酸、ベンゼンスルホン
酸、パラクロロベンゼンスルホン酸のような有機酸を挙
げることができ、好適にはトリフルオロ酢酸、トリフル
オロメタンスルホン酸、ベンゼンスルホン酸、パラクロ
ロベンゼンスルホン酸のような有機酸であり、より好適
にはトリフルオロメタンスルホン酸である。
【0026】反応に使用される酸の量は酸の種類等に依
存するが、その範囲は、下限が0.01乃至0.1モル
当量、上限が0.8乃至0.9モル当量であり、好適な
範囲は0.1乃至0.8モル当量である。
【0027】反応系中に、無機化合物の粉末を添加する
と、反応を促進することがある。本発明の製造法におい
ても、必要に応じ、このような無機化合物の粉末を添加
してもよい。無機化合物としては、通常反応を促進する
ために添加する無機化合物であれば特に限定されない
が、例えば、トリフルオロメタンスルホン酸銅、沃化第
一銅、沃化亜鉛、沃化コバルト、沃化ニッケルのような
金属塩、セライト、シリカゲル、アルミナ等を挙げるこ
とができ、好適にはトリフルオロメタンスルホン酸銅、
沃化第一銅のような銅塩であり、より好適には沃化第一
銅である。
【0028】反応に使用される溶媒としては、反応物及
び生成物を安定に溶解し且つ反応を阻害しない溶媒であ
れば特に限定はないが、例えば、n−ヘキサン、石油エ
ーテル、シクロヘキサン、メチルシクロヘキサン、ベン
ゼン、トルエン、キシレンのような炭化水素類;塩化メ
チレン、1,2−ジクロロエタン、クロロホルムのよう
なハロゲン化炭化水素類;酢酸エチル、酢酸プロピルの
ようなエステル類;ジエチルエーテル、テトラヒドロフ
ラン、ジオキサン、ジメトキシエタンのようなエーテル
類;ジメチルホルムアミド、ジメチルアセトアミド、ヘ
キサメチルホスホロトリアミドのようなアミド類;ジメ
チルスルホキシドのようなスルホキシド類:アセトニト
リル、プロピオニトリルのようなニトリル類;又はこれ
らから選ばれる二つ以上を含む混合物等を挙げることが
でき、好適には石油エーテル、シクロヘキサン、メチル
シクロヘキサン、トルエンのような炭化水素類;塩化メ
チレン、1,2−ジクロロエタンのようなハロゲン化炭
化水素類;又はこれらから選ばれる二つ以上を含む混合
物であり、より好適にはメチルシクロヘキサン、塩化メ
チレン又はこれらの混合物である。
【0029】反応温度の範囲は、下限が−10乃至0
℃、上限が50乃至100℃であり、好適には0乃至5
0℃である。
【0030】反応時間は、反応温度、反応に使用される
酸、溶媒及び無機添加物等に依存するが、その範囲は、
下限が5乃至10分、上限が5乃至10時間であり、好
適には10分乃至5時間である。
【0031】反応終了後、前記一般式(I)で表わされ
る目的化合物は、反応混合物から常法に従って採取する
ことができる。例えば、反応終了後、反応液を水、炭酸
水素ナトリウム水溶液及び水の順で、分液ロートを用い
た液−液分配により洗浄し、濃縮により溶媒を留去する
ことによって得られる。濃縮法は、通常液体を濃縮する
方法であれば特に限定されないが、例えば、風乾、常圧
濃縮、減圧濃縮及び蒸留等であり、好適には減圧濃縮で
ある。減圧濃縮により、前述の通り、化合物を乾固され
た状態で得ることができる。
【0032】反応により得られた前記一般式(I)で表
わされる目的化合物は、必要ならば、カラムクロマトグ
ラフィ−等の手段を用いてさらに精製することができ
る。
【0033】カラムクロマトグラフィー用のカラムに充
填する担体としては、通常有機化合物を精製するのに用
いられる担体であれば特に限定されないが、例えば、シ
リカゲル、C18逆相ゲル、アルミナ、活性炭等を挙げ
ることができ、好適にはシリカゲルである。
【0034】目的化合物の挙動は、高速液体クロマトグ
ラフィー法による定量的分析法に基づいて追跡すること
ができる。該定量的分析法は、化合物の純度の測定にも
適用することができる。
【0035】
【実施例】以下に実施例及び参考例をあげて本発明を更
に詳細に説明するが、本発明はこれらに限定されるもの
ではない。 実施例1.13−(α−メトキシイミノフェニルアセト
キシ)−5−ケトミルベマイシンA4の製造 (第1工程)14,15−エポキシ−5−ケトミルベマ
イシンA4 0.92g(1.67ミリモル)を、塩化メチレン
1.5ml及びメチルシクロヘキサン10.9mlの混
合溶媒に溶解させ、窒素気流下0乃至5℃で、2、6−
ルチジン1.16ml(9.96ミリモル)を加え、1時間撹拌
した。これにトリメチルシリルトリフルオロメタンスル
ホネート0.64ml(3.33ミリモル)を加え、0乃至5℃
で1時間攪拌した。さらに、トリメチルシリルトリフル
オロメタンスルホネート0.32ml(1.67ミリモル)を加
え、0乃至5℃で1時間攪拌した。反応液を水、10%
硫酸水溶液、水、5%炭酸水素ナトリウム水溶液、水の
順で液−液分配法により洗浄し、エバポレータを用いた
減圧濃縮により、中間体化合物の粗生成物1.42gを
得た。その粗生成物を精製せず、次の第2工程に用い
た。 (第2工程)中間体化合物の粗生成物1.42gを塩化
メチレン10mlに溶解させ、α−メトキシイミノフェ
ニル酢酸511mg(2.85ミリモル)とトリフルオロメタン
スルホン酸0.063ml(0.71ミリモル)を含む塩化メチ
レン溶液15mlに、アルゴン気流下0乃至5℃で滴下
し、0乃至5℃で3時間撹拌した。反応液を水、5%炭
酸水素ナトリウム水溶液、水の順で液−液分配法により
洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥後、エバポレータを用
いた減圧濃縮により溶媒を留去した。
【0036】残留物をn−ヘキサン−酢酸エチル混合溶
液(90:10)に溶解させ、n−ヘキサン−酢酸エチ
ル混合溶液(90:10)で平衡化したシリカゲルカラ
ムに添加し、該カラムに化合物を吸着させ、n−ヘキサ
ン−酢酸エチル混合溶液のステップワイズグラジエント
(酢酸エチルをn−ヘキサン中で10乃至50%迄、1
0%ずつ段階的に増加させる。)で溶出し、目的化合物
を含む溶出画分をエバポレータを用いた減圧濃縮により
溶媒を留去し、目的化合物0.99g(82.1%)を
得た。 実施例2.13−(α−メトキシイミノフェニルアセト
キシ)−5−ケトミルベマイシンA4の製造 (第1工程)14,15−エポキシ−5−ケトミルベマ
イシンA4 4.60g(8.4ミリモル)を塩化メチレン
7.5ml及びメチルシクロヘキサン54.5mlの混
合溶媒に溶解させ、窒素気流下0乃至5℃で、2、6−
ルチジン5.80ml(49.8ミリモル)を加え、1時間撹拌
した。これにトリメチルシリルトリフルオロメタンスル
ホネート3.2ml(16.7ミリモル)を加え、0乃至5℃で
1時間攪拌した。さらに、トリメチルシリルトリフルオ
ロメタンスルホネート1.60ml(8.3ミリモル)を加
え、0乃至5℃で1時間攪拌した。反応液を水、10%
硫酸水溶液、水、5%炭酸水素ナトリウム水溶液、水の
順で液−液分配法により洗浄し、エバポレータを用いた
減圧濃縮により、中間体化合物の粗生成物7.10gを
得た。その粗生成物を精製せず、次の第2工程に用い
た。 (第2工程)中間体化合物の粗生成物7.10gとα−
メトキシイミノフェニル酢酸2.55g(14.3ミリモル)を
塩化メチレン100mlに溶解させ、トリフルオロメタ
ンスルホン酸0.32ml(0.71ミリモル)をアルゴン気流
下0乃至5℃で滴下し、0乃至5℃で5時間撹拌した。
反応液を水、5%炭酸水素ナトリウム水溶液、水の順で
液−液分配法により洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥
後、エバポレータを用いた減圧濃縮により溶媒を留去し
た。
【0037】残留物をn−ヘキサン−酢酸エチル混合溶
液(90:10)に溶解させ、n−ヘキサン−酢酸エチ
ル混合溶液(90:10)で平衡化したシリカゲルカラ
ムに添加し、該カラムに化合物を吸着させ、n−ヘキサ
ン−酢酸エチル混合溶液のステップワイズグラジエント
(酢酸エチルをn−ヘキサン中で10乃至50%迄、1
0%ずつ段階的に増加させる。)で溶出し、目的化合物
を含む溶出画分をエバポレータを用いた減圧濃縮により
溶媒を留去し、目的化合物5.06g(84.0%)を
得た。 実施例3.13−(α−メトキシイミノフェニルアセト
キシ)−5−ケトミルベマイシンA3の製造 (第1工程)14,15−エポキシ−5−ケトミルベマ
イシンA3 15.5g(28.6ミリモル)を、塩化メチレン
26.0ml及びメチルシクロヘキサン187.5ml
の混合溶媒に溶解させ、窒素気流下0乃至5℃で、2、
6−ルチジン20.0ml(171.4ミリモル)を加え、1時
間撹拌した。さらに、トリメチルシリルトリフルオロメ
タンスルホネート11.0ml(57.1ミリモル)を加え、0
乃至5℃で1時間攪拌した。さらに、トリメチルシリル
トリフルオロメタンスルホネート2.3ml(11.9ミリモ
ル)を加え、0乃至5℃で1時間攪拌した。反応液を
水、10%硫酸水溶液、水、5%炭酸水素ナトリウム水
溶液、水の順で液−液分配法により洗浄し、エバポレー
タを用いた減圧濃縮により、中間体化合物の粗生成物1
9.7gを得た。その粗生成物を精製せず、次の第2工
程に用いた。 (第2工程)中間体化合物の粗生成物19,7gとα−
メトキシイミノフェニル酢酸9.14g(51.1ミリモル)を
塩化メチレン105mlとメチルシクロヘキサン245
mlの混合溶媒に溶解させ、トリフルオロメタンスルホ
ン酸1.13ml(12.8ミリモル)をアルゴン気流下0乃至
5℃で滴下し、0乃至5℃で3時間30分撹拌した。反
応液を水、5%炭酸水素ナトリウム水溶液、水の順で液
−液分配法により洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥後、
エバポレータを用いた減圧濃縮により溶媒を留去した。
【0038】残留物をn−ヘキサン−酢酸エチル混合溶
液(90:10)に溶解させ、n−ヘキサン−酢酸エチ
ル混合溶液(90:10)で平衡化したシリカゲルカラ
ムに添加し、該カラムに化合物を吸着させ、n−ヘキサ
ン−酢酸エチル混合溶液のステップワイズグラジエント
(酢酸エチルをn−ヘキサン中で10乃至50%迄、1
0%ずつ段階的に増加させる。)で溶出し、目的化合物
を含む溶出画分をエバポレータを用いた減圧濃縮により
溶媒を留去し、目的化合物17.3g(86%)を得
た。
【0039】
【発明の効果】本発明の製造法により、前記一般式
(I)で表わされるミルベマイシン類の5−ケト−13
−エステル誘導体を効率よく製造することができた。
【0040】また前記一般式(I)で表わされる化合物
を特開平6−220068号公報又は特開平8−259
570号公報記載の方法に順じて還元反応を行うことに
より、優れた殺虫活性を有する下記一般式(IV)
【0041】
【化8】 [式中、R1はメチル基、エチル基、イソプロピル基又
はsec-ブチル基を示し、R7は水素原子又は低級アルキ
ル基を示し、Aは置換可複素環基又は置換可C6乃至C
10アリール基を示し、m及びnはそれぞれ独立して0又
は1を示し、同時に0であることはない。]で表わされ
る特開平8−259570号公報記載の化合物を得るこ
とができるので、本発明の製造法は前記一般式(IV)
で表わされる化合物を工業的に製造するために有用であ
る。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】下記の一般式(II) 【化1】 [式中、R1はメチル基、エチル基、イソプロピル基又
    はsec-ブチル基を示し、R2は水素原子又はトリメチル
    シリル基を示す。]で表わされる14、15−エポキシ
    −5−ケトミルベマイシン化合物をシリル化剤と反応さ
    せて下記の一般式(III) 【化2】 [式中、R1はメチル基、エチル基、イソプロピル基又
    はsec-ブチル基を示し、R2は水素原子又はトリメチル
    シリル基を示し、R3は水素原子又は式:SiR456
    (式中、R4、R5及びR6はそれぞれ独立して、C1乃至
    6アルキル基を示す)で表わされる基を示す。]で表
    わされる中間体化合物を得たのち、該中間体化合物を単
    離又は精製せず、酸の存在下で2−メトキシイミノ−2
    −フェニル酢酸と反応させることからなる下記の一般式
    (I) 【化3】 [式中、R1はメチル基、エチル基、イソプロピル基又
    はsec-ブチル基を示す。]で表わされるミルベマイシン
    類の5−ケト−13−エステル誘導体の製造法。
  2. 【請求項2】請求項1記載の製造法において、一般式
    (III)で表わされる化合物のR3がトリメチルシリ
    ル基である製造法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2002121195A (ja) * 2000-10-12 2002-04-23 Sankyo Co Ltd 13位置換ミルベマイシン誘導体の製造法

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