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JP2000044410A - シロアリの発生を予防及び/又はそれを駆除するための製剤及びその設置方法 - Google Patents

シロアリの発生を予防及び/又はそれを駆除するための製剤及びその設置方法

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Publication number
JP2000044410A
JP2000044410A JP11204879A JP20487999A JP2000044410A JP 2000044410 A JP2000044410 A JP 2000044410A JP 11204879 A JP11204879 A JP 11204879A JP 20487999 A JP20487999 A JP 20487999A JP 2000044410 A JP2000044410 A JP 2000044410A
Authority
JP
Japan
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termite
core
weight
active substance
termites
Prior art date
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Pending
Application number
JP11204879A
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English (en)
Inventor
Georges Maindron
ジョルジュ メンドロン
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Individual
Original Assignee
Individual
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Publication date
Family has litigation
First worldwide family litigation filed litigation Critical https://patents.darts-ip.com/?family=9528818&utm_source=google_patent&utm_medium=platform_link&utm_campaign=public_patent_search&patent=JP2000044410(A) "Global patent litigation dataset” by Darts-ip is licensed under a Creative Commons Attribution 4.0 International License.
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Publication of JP2000044410A publication Critical patent/JP2000044410A/ja
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    • A01AGRICULTURE; FORESTRY; ANIMAL HUSBANDRY; HUNTING; TRAPPING; FISHING
    • A01NPRESERVATION OF BODIES OF HUMANS OR ANIMALS OR PLANTS OR PARTS THEREOF; BIOCIDES, e.g. AS DISINFECTANTS, AS PESTICIDES OR AS HERBICIDES; PEST REPELLANTS OR ATTRACTANTS; PLANT GROWTH REGULATORS
    • A01N25/00Biocides, pest repellants or attractants, or plant growth regulators, characterised by their forms, or by their non-active ingredients or by their methods of application, e.g. seed treatment or sequential application; Substances for reducing the noxious effect of the active ingredients to organisms other than pests
    • A01N25/08Biocides, pest repellants or attractants, or plant growth regulators, characterised by their forms, or by their non-active ingredients or by their methods of application, e.g. seed treatment or sequential application; Substances for reducing the noxious effect of the active ingredients to organisms other than pests containing solids as carriers or diluents
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    • AHUMAN NECESSITIES
    • A01AGRICULTURE; FORESTRY; ANIMAL HUSBANDRY; HUNTING; TRAPPING; FISHING
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    • A01N25/34Shaped forms, e.g. sheets, not provided for in any other sub-group of this main group
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
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    • Y10STECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
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    • Y10S424/11Termite treating

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 適切な周囲環境内でシロアリの発生を予防及
び/又はそれを駆除するためのシロアリ駆除剤を提供す
る。 【解決手段】 製剤は、 a) 少なくとも1つの結合剤重合体及びシロアリに対
して活性な物質をベースとする分解可能な巨視的固体マ
トリクスを構成する心部; b) シロアリに対し活性な少なくとも1つの物質を含
有する心部の外被、で構成された細長い固体本体の形を
呈している。外被の活性物質は、少なくとも周囲環境の
水分の作用下で周囲環境内に放出され得、そのため、製
剤が周囲環境に露呈された場合に、外被により周囲環境
内に放出される単位時間あたりの活性材料の量が経時的
に減少するようになっている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、シロアリの発生を予防
しこれを駆除するための製剤ならびに同製剤の設置方法
に関する。
【0002】
【従来の技術】今日、シロアリの繁殖は、工作物、特に
建物の予防的処理を余儀なくさせている。この予防的処
理は、建築物の壁の根元及び壁自体の中に水平及び垂直
なバリケードを形成することによって行なわれる。これ
らのバリケードは今日、土壌中及び壁の中に、強力な殺
虫剤粉末の水性分散を注入することで実施されている。
【0003】水性分散の利用には、重大な欠点がある。
実際、処理後に粉末は容易に雨水の中に同伴されること
から、土壌中での処理の残留性はさほど長くないことが
確認されている。従って処理の効力はそのために低減し
てしまう。又、処理すべきサイトから離れた地点への殺
虫剤の同伴は、特に自由地下水が存在する場合に地下汚
染を誘発する可能性がある。従って、処理の残留性を改
善する目的で考慮される可能性のある過剰用量はことご
とく排除されなくてはならない。又、例えば場所を限定
する資材の性質などを理由として可変的な吸収特性をも
つ場所において水性分散を設置することは、真に活性な
殺虫剤の量を精確に秤量することを可能にしてくれな
い。最後に、液体状態で活性な物質の制御された放出が
無いことから、複数年にわたり効力を得るには、活性物
質の大量使用が必要となる。
【0004】しかしながら殺虫剤の制御された放出を可
能にする組成物も想定されてきた。特許US−A−4,
400,374に記述されている組成物の場合がそれで
ある。水生環境を目的としていることから浮動性のある
この組成物は、重合体、活性物質及び周囲環境の水が重
合体から放出された活性物質と接触できるようにするた
め重合体マトリクスの内部に多孔質網を作り出すことの
できる発泡剤を含んで成る。このようにして得られる放
出反応速度は緩慢で漸進的なものであることから、この
組成物を対処目的で利用することはできない。なお、発
泡剤の存在は、効力を得るために高い含水量の周囲環境
を必要とする。
【0005】ケーブルの保護(GB−A−2,276,
171)又は木材ベースの材料の保護(W097/37
543)といったようなさまざまな利用分野のために重
合体及び殺虫剤ベースのその他の組成物も知られてい
る。これらの組成物も又、シロアリに対する予防及び対
処的処置を可能にしてくれるものではない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明の第1の目的
は、製剤中の初期活性物質量が低減された状態でシロア
リに対する予防及び対処的処置を可能にするような設計
のシロアリ駆除用製剤を提案することにある。
【0007】本発明のもう1つの目的は、長い期間にわ
たり高い処理効能を保ちながら、保護すべき建築物の壁
の中又は土壌中の活性物質の損失を制限し製剤内に当初
導入される活性物質量を低減させることを可能にするよ
うな設計のシロアリ駆除用製剤を提案することにある。
【0008】本発明のもう1つの目的は、一方では特に
洗浄による自由地下水に向かっての活性物質の移動を回
避しながら環境にとっての危険性を制限し、他方では保
護すべきゾーン又は工作物を完全に取り囲むことを可能
にするような設計のシロアリ駆除用製剤を提案すること
にある。
【0009】本発明のもう1つの目的は、より容易な取
扱い及び保管を可能にする設計のシロアリ駆除用製剤を
提案することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】このため、本発明は、適
切な周囲環境との接触によりこの周囲環境内でのシロア
リの発生を長期的に予防及び/又はシロアリを駆除する
ためのシロアリ駆除剤において、シロアリ駆除のための
少なくとも1つの活性物質を含有する製剤であって、 a) 押出し加工又は成形又は焼結によって整形され、
一般に生物分解及び/又は生物分散及び/又は可溶化及
び/又は化学的又は物理的分解によって周囲環境の作用
下で除去される巨視的固体マトリクスを構成し、好まし
くは押出し加工可能な少なくとも1つの結合剤重合体及
び一定の期間T2にわたり周囲環境内に放出されうるシ
ロアリに対して活性な少なくとも1つの物質をベースに
した心部、 b) シロアリに対し活性な少なくとも1つの物質を含
有する心部の外被、で構成された全体として細長い固体
本体の形を呈しており、上記外被の活性物質は、製剤が
100%に近いほぼ恒常な湿度の周囲環境に露呈された
時点で外被により周囲環境内に放出される単位時間あた
りの活性材料の量が誘発期間T0後予め定められた期間
T1全体にわたり経時的に減少するような放出プロフィ
ールに沿って、周囲環境の水分及び/又はかかる環境内
に導入される液体の作用下で少なくとも、周囲環境内に
放出され得、この期間T1は、外被を介してシロアリに
対する対処的効果を目的とした活性物質の迅速な初期放
出を、又心部を介してシロアリに対する予防効果を目的
とした活性物質の緩慢かつ長時間の放出を誘発するた
め、多くともT2/10に対応することを特徴とするシ
ロアリ駆除剤を目的としている。
【0011】発明人は、対処的効果を得るために大量の
活性物質を短時間で放出させ、次にシロアリによる再侵
入に対する予防的効果を得るために、致死量以上の量の
活性物質を周囲環境内に保つのに充分な量の活性物質を
より長期間にわたりゆっくりと放出することが必要であ
ることを確認した。対処的効果は、水中又は任意の液体
中で可溶なその成分の少なくとも一部分が短時間での大
量の活性物質の放出を可能にする外被に帰属するもので
ある。逆に、予防的効果は、中に存在する重合体がその
物理的、化学的及び/又は酵素的分解を減速させてその
ため活性物質の放出が少なくとも2年の期間にわたる可
能性のある心部に帰属しており、ここでこの心部の活性
物質は周囲環境内で漸進的に、外被が放出した活性物質
に置換わることになる。なおこの設計は、製剤内に存在
する初期活性物質の量を低減させることも可能にする。
当初は基本的に周囲環境の水分に基づき、第2期には微
生物の存在、pH,温度といったその他のパラメータで
補完された水分に基づく活性物質の放出は、保証され
る。この活性物質の放出は、緩慢な可溶化、拡散及び/
又は浸食により介入しうる。なお、シロアリは湿った環
境内で基本的に繁殖し、該製剤の設計はこれらの環境に
充分に適合されている。
【0012】最後に、固形製剤の形での該製剤の体裁の
おかげで、活性物質の量は確実な形で送り出され、雨水
内での製剤の移動の危険性は低減され、製剤の設置は容
易になっている。
【0013】本発明のさらなる目的は、保護すべきサイ
トの任意の場所で、シロアリ駆除剤を設置するための方
法において、無差別の順序で、一方では上述の定義づけ
を満たす製剤を収容するための場所又はその付近で水と
いった液体の導入を実施すること、そして他方では前記
場所で前記製剤を位置づけすることから成ることを特徴
とする方法にある。
【0014】本発明は、実施例に関する以下の記述を読
み適切な周囲環境内での外被中に含まれた活性物質の放
出反応速度を表わす唯一の図面を見ることにより、充分
に理解できることだろう。
【0015】本発明の目的である、シロアリ駆除剤と呼
ばれるシロアリを駆除するための製剤は、シロアリを駆
除するための少なくとも1つの活性物質を含んで成る。
この活性物質は、一定数の基準を満たさなくてはならな
い。この活性物質は特に、製剤の製造温度において安定
し、建築物又は土壌中に見い出すことのできる正常なp
Hの範囲内で安定しかつ活性な状態にとどまり、当然の
ことながら白アリを駆除する能力を有していなければな
らない。製剤中に利用される活性物質は、好ましくは、
NOR-AM CHEMICAL Co.,により製造されている bendiocar
b (登録商標)、MOBAY CHEMICAL Co., により製造され
ている isofenphos (登録商標)、ROUSSEL BIO Corpor
ation により製造されている fenvalerate(登録商
標)、特にC12H4Cl2F6N4OSという分子式
を満たす Rhone-Poulenc製の fipronil(登録商標)と
いったフェニル−ピラゾール化合物、ROUSSEL BIO Corp
oration 製の endosulfan(登録商標)といった有機塩
素系化合物、特に FMC CHEMICAL Co.,製の bifenthrine
(登録商標)、ICI CHEMICAL Co., 及び FMC CHEMICALC
o.,製の cypermethrine(登録商標)、ICI CHEMICAL C
o., 及び FMC CHEMICALCo.,製の permethrine(登録商
標)、deltamethrine(登録商標)、alphamethrine(登
録商標)といった合成ピレトリノイド化合物、DOW FLAN
CO製の chlorpyrifos(登録商標)といった有機リン化合
物及び Cyanamid Agro製の Chlorfenapyr(登録商標)
といったピロール化合物から成る物質のグループの中か
ら選択される。
【0016】上述の通り、本発明の目的であるシロアリ
駆除用製剤は、各々がシロアリに対する活性物質を含有
する心部と外被で構成されており、外被と心部のこれら
の活性物質は、同一のものであっても異なるものであっ
てもよい。
【0017】心部は、シロアリに対し保護すべき周囲環
境を構成する建築物中又は土壌中の製剤の設置を後に可
能にするのに充分な機械的強度を製剤に付与する巨資的
固体マトリクスを形成するため、一般にシロアリに対し
て有効な物質と好ましくは押出し加工できる少なくとも
1つの結合剤重合体の押出し加工、成形又は焼結による
整形によって得られる。
【0018】心部を構成する単数又は複数の重合体は、
利用されるシロアリに対して活性な物質により左右され
る。一般に心部のマトリクス内に個別の状態か又は混合
物の形で存在する好ましくは熱可融性の結合剤重合体
は、ビニル及びポリオレフィン重合体及び共重合体、ア
クリル重合体及び共重合体、ポリアミド、ポリエステ
ル、シリコン及び不溶性セルロース誘導体例えば2酢酸
セルロース及び酢酸セルロース及びポリウレタンから成
るグループの中から選択される。
【0019】マトリクス以外への活性物質の放出を容易
にするため、マトリクスはさらに、その中への水の吸収
に有利に作用する親水性物質を含むことができる、とい
うことにも留意されたい。
【0020】押出し加工又は成形による整形の場合、心
部は、 ・ 1〜40重量%、好ましくは5〜25重量%のシロ
アリに対し活性な物質、及び ・ 60〜99重量%、好ましくは75〜95重量%の
重合体及び場合によっては多孔質充てん材、でんぷん又
は可塑剤といった添加剤、で構成されており、焼結によ
る整形の場合、心部は、 ・ 1〜99重量%、好ましくは10〜70重量%の活
性物質及び ・ 1〜99重量%、好ましくは30〜90重量%の結
合剤重合体及び添加剤、で構成されている。
【0021】
【実施例】以下では、心部の第1の実施例が、この心部
内への Termidor 80WG(登録商標)(フィプロニル8
0%濃縮)の取込みについて説明している。
【0022】例1 フィプロニルの分解温度は196℃である。従って、押
出し加工温度としては180℃を超えないことが好まし
い。利用される重合体は好ましくは、Bioceta(商品
名)(メーカー Mazzucchelli)といった2酢酸セルロー
スである。Bioceta は、微生物による分解を加速する可
塑剤のために生物分解性をもつという特徴を有する熱可
塑性材料である。この重合体には、フィプロニルを20
質量%まで取込むことができる。重合体とフィプロニル
粉末は同じ粒度をもたないことからこれらの混合物を完
全に均質化するためには、Termidor粉末(登録商標)を
22MPaの最大圧力の下で油圧プレスで圧縮させて Ter
midor (登録商標)のペレットを形成する必要があり、
このペレットはその後容易に顆粒剤の形で切断すること
ができる。これらの顆粒剤は、押出し加工機の中を通過
させる際に重合体の中に分散する。利用される押出し加
工機は、ポリトロープ単スクリュ押出し加工機である。
スクリューは、30mmの直径、24Dの長さ/直径比及
びガス抜きゾーンを呈する。ホッパーは、重力補給式で
ある。同様に、ダイスの上流にはフィルタも用いられ、
このフィルタは、ポンピング現象を回避できるようにす
る背圧を確保すると同時に材料の均質化をも確保する。
かくして、フィプロニルが10%の割合で充てんされた
Biocetaの心部を得ることが可能である。この押出し加
工のための押出し加工機の異なる加熱ゾーンの温度(Bi
oceta/フィプロニル混合物)は、以下のとおりである。 ゾーン1 …………… 155℃ ゾーン2 …………… 165℃ ゾーン3 …………… 180℃ ダイス …………… 175℃
【0023】スクリューの回転速度は10〜15回転/
分の間で変動する。
【0024】Mater-bi (Novamont製) といった酢酸セル
ロースとでんぷんをベースとした生物分解性のあるその
他の重合体でも類似の結果を得ることができた。この重
合体は、紙のものに類似した生物分解に対する挙動をそ
の特徴としている。Mater-biのでんぷん及び天然添加物
含有量は、60%以上である。Mater-biは、でんぷんと
相互作用できる無毒のポリビニルアルコール重合体で構
成された合成成分を含む。分子レベルで相互浸透した M
aster-biのミクロ構造は、でんぷんの分解段階中、強く
膨張した構造の形成を可能にし、微生物による合成段階
のより急速な攻撃に有利に作用する。
【0025】しかしながら、Bioceta は、1400MPa
に近い弾性係数をもち、その機械的強度を理由としてよ
り有利なものであることが判明している。
【0026】類似の要領で、水/生物分解性ポリエステ
ルである Biomax の利用を引用することができたと思わ
れる。
【0027】同様に、ポリエチレンブロックアミド(P
EBA)、ポリエチレン及びEVA共重合体、例えばエ
チレン−酢酸ビニル共重合体、つまりElwax 40W (商
品名)などのその他の重合体を利用することもできたと
思われる。
【0028】又、セルロース誘導体は優れた機械的強
度、高い衝撃耐性及び低い重量ならびに高い水吸収率を
呈することから、これも利用できたと思われる。
【0029】従って上述のこの第1の実施形態において
は、心部は、結合剤重合体とシロアリに対し活性な物質
の混合物の押出しによって直接形成される。心部の整形
は同様に、同じ混合物から射出又は圧縮によっても得ら
れたはずである。以下の例においても、これと同様のこ
とが言える。
【0030】以下の例2で記述された心部の第2の実施
形態においては、心部は、好ましくは押出し加工可能な
重合体と、シロアリに対し活性な材料、可塑剤及び液体
活性物質の取込みを可能にする熱分解シリカといった多
孔質充てん剤から成るプレミックスとの混合物の押出し
加工により形成される。この実施形態は、より特定的に
は、例えばクロルピリホス及びビフェントリンの場合が
そうであるように活性物質が低い融点を呈する場合に実
施される。
【0031】例2 利用される活性物質は、登録商標FE(活性物質97%
濃縮)の下で市販されているクロルピリホスである。ク
ロルピリホスは、40℃で液体となる結晶形態を呈す
る。この分子は160℃で分解する。従って押出し加工
温度はこの温度を超えてはならない。利用される重合体
は、以上で記したような Biocetaである。ただし、Bioc
eta の押出し加工温度を低下させるため、グリセリンと
いった可塑剤が利用される。かくして、クロルピリホス
の融点に対応する約50℃の温度で、重量百分率で50
%のクロルピリホス、35%のグリセリン及び15%の
熱分解シリカから成るプレミックスを調製する。このプ
レミックスの20%を採取してこれを80%の Bioceta
重合体と混合させ、押出し加工の後、80%の Bioceta
重合体、10%のクロルピリホス、7%のグリセリン及
び3%のシリカから成る心部を得る。
【0032】この場合、押出し加工機の異なる加熱ゾー
ンの温度は以下のとおりである。 ゾーン1 …………… 130℃ ゾーン2 …………… 140℃ ゾーン3 …………… 145℃ ダイス …………… 140℃
【0033】Bifentrineについても類似の方法を利用す
ることができる。
【0034】以下の例3に記述されている本発明のさら
にもう1つの実施形態においては、押出し加工された心
部は、心部に機械的強度を付与するため500MPA以
上の弾性係数を呈する重合体に少なくとも構成されたコ
ア及びこのコアを被覆するコーティングで形成されてお
り、コーティングは、シロアリに対して活性な物質、で
んぷんといったような水中で可溶でかつ好ましくは生物
分解性をもつ化合物、及びエチレン酢酸ビニル共重合体
といった低温で押出し加工可能な重合体で構成され、コ
アとコーティングは同時押出し加工によって得られる。
【0035】例3 でんぷんも同じく、可溶性活性材料を吸収する。従っ
て、30〜70%のでんぷんを含有する、活性物質とで
んぷんの高温混合物を実現することが可能である。この
混合物は、高温で粘性をもち、従って、液状でありすぎ
る活性物質よりもさらに容易に充てん剤として利用でき
る。再固化の後、でんぷんの量が多ければ多いほど緩慢
に溶ける硬質でわれやすい固体が得られる。しかし、こ
の混合物は、低温でしか押出し加工できない。従って選
択された重合体は、Elwax(エチレン酢酸ビニル共重合
体)である。この重合体は、生物分解性をもたず、しか
も親水性がわずかしかない。しかし、でんぷんは水に可
溶でありかつ生物分解性をもつことから、心部は最終的
に望ましい特性をもつ。心部の中心の方は純粋な Bioce
taで作られる。これは、心部の機械的強度に対してのみ
役立つ。従ってこの中心のコーティングは、活性物質の
緩慢な放出のため Elwax/でんぷん/活性物質の混合物
で形成される。
【0036】以下に、重量百分率で表わした心部の中心
のコーティングとして考えられる組織の一例を示す: クロルピリホス 25% でんぷん 60% Elwax 15%
【0037】一般に、上述の心部は、500〜4000
MPaの弾性係数及び450〜3600MPaの曲げ係数を
示す。
【0038】上述のとおり、シロアリを駆除するための
製剤は、心部の他にこの心部を被覆する外被を含有す
る。この外被は、活性物質の他に、周囲環境内で少なく
とも部分的に可溶な少なくとも1つの成分を含有する。
外被の活性物質は、周囲環境内で、少なくともこの環境
の周囲湿度又はかかる環境に導入される液体の作用下
で、図1に記された反応速度に従って放出されうる。周
囲環境というのは、本発明の目的である製剤を設置でき
る壁、土壌その他のような保護すべきサイトのあらゆる
場所のことである。
【0039】外被は、製剤の合計重量の多くとも3分の
1を占めているということを指摘しておきたい。
【0040】外被は、以下のものを含有している。 ・ 1〜98重量%のシロアリに対して活性な物質、 ・ 少なくとも部分的に液体中で可溶であり少なくとも
でんぷん及び/又は心部の重合体及び/又はメチルセル
ロース又はカルボキシメチルセルロースといったセルロ
ース誘導体を含んで成る、1〜95重量%の結合剤、 ・ グリセリンといったような、少なくとも1〜50重
量%の可塑剤、 ・ 0〜60重量%のでんぷん
【0041】この外被は、前記本体内の活性材料の全重
量との関係において、重量で〔1〜99%〕好ましくは
〔25〜75%〕の領域内に含まれる活性材料濃度を含
有している。一般に、この外被は、心部の表面に浸漬に
よって適用され、この浸漬の後には乾燥が続く。このた
め、可溶性セルロース誘導体及び/又はでんぷんの水溶
液を調製する必要がある。試験中、浸漬及びそれに続く
乾燥の後、でんぷんは心部上での保持力を全くもたずさ
わった時点で粉末の形で落下したことから、でんぷんを
単独で利用することはできなかった。逆に、純粋なセル
ロース誘導体では、心部上に充分な層を被着させるため
の充分な粘性と均質性を同時にもつ混合物を得ることは
困難であった。すなわち、溶液が過度に液状であって心
部に付着しなかったか又は、塊が残った。同様にして、
可塑剤の欠如により、外被が心部から離脱する傾向をも
つことを確認することができた。これら全ての理由か
ら、外被の構成要素の中に紙用糊タイプの接着剤を取込
むという決定が下された。かかる接着剤の組成の実施例
が、特許US−A−5,087,649号の中で提供さ
れている。一例を挙げると、使用される接着剤は、Atof
inley 社製のブランドSadar, Henkel社製のブランド Me
thyl CL 又は Henkel 社製のブランド Perfax として
市販されている接着剤であってよい。これらの接着剤は
主としてカルボキシメチルセルロース及びでんぷんで構
成され、これに、混合物の調製を容易にするためのエチ
ル及びメチルセルロースタイプの添加剤さらにはEVA
(エチレン酢酸ビニル共重合体)が添加される。
【0042】かくして、最終的に長さ28cm, 直径5mm
のスティックの形を呈する製剤のために考えられる外被
組成を構成する混合物の最初の例は、以下の通りであり
うる。 g単位の合計質量 …… 1.8〜1.6 g単位のTermidor(登録商標)の質量 …… 0.17〜0.15 g単位のカルボキシメチルセルロースの質量 …… 0.59〜0.82 g単位のでんぷんの質量 …… 0.34〜0 ml単位のグリセリンの体積 …… 0.55〜0.66 ml単位の乾燥前の水の体積 …… 3.7〜3.9
【0043】同様にして、紙用糊タイプの接着剤0.2
6g,Termidor0.25g,グリセリン0.08gを含
有する外被を得るために、直径5mm,長さ28cmのステ
ィックの形を呈する心部を、水200ml,接着剤10
g,Termidor9.5g,グリセリン2.5mlを含有す
る混合物中に浸漬した。かくして、最高80%のTermid
orを含有する外被を作り、ただ一回の浸漬で前出の寸法
をもつスティックの上に約1.5gのTermidorを被着さ
せることができる。
【0044】ここで、一般に、可塑剤がグリセリンであ
る場合、適正な外被を得るため、接着剤1gにつき0.
1〜0.4mlのグリセリンを添加しなくてはならない
という点に留意されたい。この範囲以外では、外被はぼ
ろぼろに砕けるか又はべとつく。
【0045】クロルピリホスを利用する場合には、外被
の構成混合物の乾燥前の重量百分率で表わした組成は、
以下のとおりである。 クロルピリホス …… 7% でんぷん …… 15% 接着剤 …… 7% 質量(%)単位のグリセリン…… 3% 水 …… 68%
【0046】かかる混合物を用いると、長さ28cm, 直
径5mmのスティックの上に1回の浸漬あたり約0.35
gのクロルピリホスが被着される。従って3回の浸漬
で、必要とされる量を被着させることができる。
【0047】当然のことながら、さらにその他の外被例
も提供することができる。
【0048】要約すると、長さ28cm, 直径5mmを示す
全体に細長い固体本体の形を呈する、シロアリの発生を
予防するため及び/又はシロアリを駆除するための製剤
を作ることが望まれる場合、その製剤は、以下の組成を
示すと考えられる:
【0049】
【表1】
【0050】一般に、最終製剤は、〔3〜10mm〕好ま
しくは5mm前後の範囲内の直径と〔10〜40cm〕の範
囲内の長さをもつスティックの形、又は好ましくは〔3
〜10mm〕の範囲内の直径の連続コードの形を呈する細
長い固体本体の形をしている。スティックの表面は、周
囲環境との交換に有利に作用することのできる形状を呈
していてよい。
【0051】心部上への外被の被着のためにその他の技
術も利用可能であるという点に留意されたい。すなわち
「振りかけ」と呼ばれる技術である。この場合、外被
は、活性物質の他に、心部の重合体で構成される。この
場合、押出し加工機の出口で、外被を構成する活性物質
を被着させるために心部を構成する重合体の接着性を利
用する。かくして、ダイスの先端で高温接着性をもつこ
とになるエチレン酢酸ビニル共重合体から試験が行なわ
れた。振りかけにより、Termidor(登録商標)1mm2あ
たり平均0.085mg,長さ180mm, 直径5mmのステ
ィック上に0.375gが被着させられた。この技術の
場合、心部上に外被の活性物質を圧縮することが必要で
あり、この圧縮は、さわった時に心部から活性物質が離
脱することを回避するべくカレンダー圧延によって行な
うことができる。工業的には、この振りかけ作業は、被
着しなかった活性物質の回収及び再循環用槽を伴う一種
の細粒サイロによって実現することができる。この技術
は同様に、流動化浴によって置き換えることもできる。
この場合、圧縮空気が、Termidorの入った槽の中に送ら
れる。従って心部は、Termidorによって形成された一種
の塵埃雲の中を通過する。
【0052】このようなスティックの構造のおかげで、
外被は、最高T1/2以下の短かい誘発期間の後、シロ
アリ防止障壁が製剤適用のすぐ後で建物のまわりで有効
となるように、2週間以下の期間T1にわたり非常に急
速に活性材料を拡散させることができる。従って、活性
材料が外被により周囲環境内に放出される時間的長さに
対応するこの期間T1は、特に周囲環境内の湿度に応じ
て数時間から数日の間で変動することになる。かくして
100%が水で構成される周囲環境においては、外被の
分解曲線の全体的外観は、曲線の縦座標が、経時的な環
境内に沈められた試料の重量の変動に対応している単一
図面に表わされたものに適合している。この試料は、以
下のような特性を示すスティックであった。 ・心部+外被の重量: 1.376g ・外被重量 : 0.0376g ・外皮組成 : 紙用糊タイプの接着剤75% Termidor 15% グリセリン 20%(質量単位)
【0053】心部は、T1の10倍以上の期間T2中活
性材料の残りの部分を緩慢に拡散する役目を担ってお
り、5年間シロアリ防止障壁を保証できるようにしてい
る。実際、周囲環境内に心部により一定量の活性材料が
放出される期間に対応するT2は一般に2年以上であ
り、活性物質は3年以上の間土壌の中にとどまるものと
考えられている。シロアリは、土中0〜40cmの深さの
ところを移動するため、10〜30cmの深さで20cmの
高さにわたりスティックを複数設置する。スティックの
効能を増大させるために、複数のスティックを45度に
配置することができる。この場合、長さ約28cmのステ
ィックが利用される。シロアリが水分のある環境内で繁
殖する傾向をもつことがかわっている場合、水分は外被
の活性物質の有効成分の放出に有利に作用することか
ら、かかるシロアリ駆除剤の効能をさらに良く理解でき
る。
【0054】スティックの形でのこの製剤の体裁は、そ
の設置を容易にしている。実際、工作物の保護を可能に
するためには、単に建築物又は土壌の中にせん孔を実施
し、かくして作られたキャビティの中にスティックを設
置するだけで良い。一般にこれらのスティックは、土壌
中及び/又は建築物中に、約20cm前後の離隔距離で設
置されることになる。従ってその作用半径は約10cmと
なる。
【0055】製剤が連続コードの形を呈する製剤のもう
1つの有利な実施形態は、保護すべきゾーンのまわりに
保護されていないゾーンが作り上げられることをことご
とく回避することを可能にするものである。実際、この
場合、製剤は、保護すべきゾーンを完全にとり囲むよう
な形で置かれる。従ってもはやシロアリが通過する可能
性は全く存在しない。
【0056】上述のような製剤は、保護すべきサイトの
任意の場所に製品を設置する前に活性物質が放出される
のをことごとく防止するため充分に乾燥した雰囲気内で
梱包されることになる。なお、外被及び/又は心部の中
に、以下のような異なる添加剤を再度付加することが可
能である: − 安定剤、 − 製剤の硬度、親水性又は疎水性を改善させる無機又
は有機充てん剤の分解促進剤、 − 有機又は無機着色剤、 − 家畜を保護する昆虫撃退剤、 − 及びシロアリ駆除剤と相乗的に投与可能な抗真菌
薬、殺虫剤といったその他全ての植物病虫害防除要素。
【0057】活性物質の2段階放出を保証するために
は、土壌中又は建築物の予め定められた場所内にスティ
ックの形を呈するシロアリ駆除剤を設置する時点で、こ
の製剤を収容するための場所を、その中へのこの製剤の
位置づけの前後に散水により加湿することが好ましい。
かくして、この場所に存在する水分が外被の前記活性物
質の望ましい高速放出を可能にするのに充分なものとな
ることが保証される。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例における外被の分解状況を示す線図。

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 適切な周囲環境との接触によりこの周囲
    環境内でのシロアリの発生を長期的に予防及び/又はシ
    ロアリを駆除するためのシロアリ駆除剤において、シロ
    アリ駆除のための少なくとも1つの活性物質を含有する
    製剤であって、 a) 押出し加工又は成形又は焼結によって整形され、
    一般に生物分解及び/又は生物分散及び/又は可溶化及
    び/又は化学的又は物理的分解によって周囲環境の作用
    下で除去される巨視的固体マトリクスを構成し、好まし
    くは押出し加工可能な少なくとも1つの結合剤重合体及
    び一定の期間(T2)にわたり周囲環境内に放出されう
    るシロアリに対して活性な少なくとも1つの物質をベー
    スにした心部; b) シロアリに対し活性な少なくとも1つの物質を含
    有する心部の外被;で構成された全体として細長い固体
    本体の形を呈しており、上記外被の活性物質は、製剤が
    100%に近いほぼ恒常な湿度の周囲環境に露呈された
    時点で外被により周囲環境内に放出される単位時間あた
    りの活性材料の量が誘発期間(T0)後予め定められた
    期間(T1)全体にわたり経時的に減少するような放出
    プロフィールに沿って、周囲環境の水分及び/又はかか
    る環境内に導入される液体の作用下で少なくとも、周囲
    環境内に放出され得、この期間(T1)は、外被を介し
    てシロアリに対する対処的効果を目的とした活性物質の
    迅速な初期放出を、又心部を介してシロアリに対する予
    防効果を目的とした活性物質の緩慢かつ長時間の放出を
    誘発するため、多くともT2/10に対応することを特
    徴とするシロアリ駆除剤。
  2. 【請求項2】 外被には、活性物質の他に、少なくとも
    部分的に可溶な成分が含有されていることを特徴とする
    請求項1に記載のシロアリ駆除剤。
  3. 【請求項3】 外被が、 ・ 1〜98重量%のシロアリに対して活性な物質; ・ 少なくとも部分的に液体中で可溶であり少なくとも
    でんぷん及び/又は心部の重合体及び/又はメチルセル
    ロース又はカルボキシメチルセルロースといったセルロ
    ース誘導体を含んで成る、1〜95重量%の結合剤; ・ グリセリンといったような、少なくとも1〜50重
    量%の可塑剤; ・ 0〜60重量%のでんぷん; を含有することを特徴とする請求項1及び2のいずれか
    1項に記載のシロアリ駆除剤。
  4. 【請求項4】 外被が、前記本体内の活性材料の全重量
    との関係において、重量で〔1〜99%〕好ましくは
    〔25〜75%〕の領域内に含まれる濃度の活性材料を
    含有すること、を特徴とする請求項1〜3のいずれか1
    項に記載のシロアリ駆除剤。
  5. 【請求項5】 外被が、心部の表面に浸漬によって適用
    されることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に
    記載のシロアリ駆除剤。
  6. 【請求項6】 製剤中で利用される単数又は複数の活性
    物質が好ましくは、フェニル−ピラゾール化合物、有機
    リン化合物、有機塩素系化合物、ピロール化合物及び合
    成ピレトリノイド化合物によって形成された物質のグル
    ープの中から選ばれることを特徴とする請求項1〜5の
    いずれか1項に記載のシロアリ駆除剤。
  7. 【請求項7】 外被及び心部のシロアリに対し活性な物
    質が、同一又は異なる性質のものであることを特徴とす
    る請求項1〜6のいずれか1項に記載のシロアリ駆除
    剤。
  8. 【請求項8】 心部のマトリクス内に個別の状態か又は
    混合物の形で存在する好ましくは熱可融性の結合剤重合
    体が、ビニル及びポリオレフィン重合体及び共重合体、
    アクリル重合体及び共重合体、ポリアミド、ポリエステ
    ル、シリコン及び不溶性セルロース誘導体例えば2酢酸
    セルロース及び酢酸セルロース及びポリウレタンから成
    るグループの中から選択されていること、を特徴とする
    請求項1〜7のいずれか1項に記載のシロアリ駆除剤。
  9. 【請求項9】 押出し加工又は成形による整形の場合、
    心部は、 ・ 1〜40重量%、好ましくは5〜25重量%のシロ
    アリに対し活性な物質;及び ・ 60〜99重量%、好ましくは75〜95重量%の
    重合体及び場合によっては多孔質充てん材、でんぷん又
    は可塑剤といった添加剤、で構成されていること;及
    び、焼結による整形の場合、心部は、 ・ 1〜99重量%、好ましくは10〜70重量%の活
    性物質;及び ・ 1〜99重量%、好ましくは30〜90重量%の結
    合剤重合体及び添加剤;で構成されていること、を特徴
    とする請求項1〜8のいずれか1項に記載のシロアリ駆
    除剤。
  10. 【請求項10】 心部が、好ましくは押出し加工可能な
    結合剤重合体と、シロアリに対し活性な材料、可塑剤及
    び多孔質充てん材例えばシロアリに対する液体の活性物
    質の取込みを可能にする熱分解シリカから成るプレミッ
    クスの混合物の押出し加工によって形成されること、を
    特徴とする請求項1〜9のいずれか1項に記載のシロア
    リ駆除剤。
  11. 【請求項11】 押出し加工された心部が、心部に機械
    的強度を付与するための500MPa以上の弾性係数を
    呈する重合体で少なくとも構成されているコア及びコア
    を被覆するコーティングで形成され、このコーテンィグ
    は、シロアリに対して活性な物質、水中で可溶性をもち
    好ましくは生物分解性のある例えばでんぷんといった化
    合物及び、エチレン−酢酸ビニル共重合体といった低温
    で押出し可能な重合体で構成され、コアとコーティング
    が好ましくは同時押出し加工によって得られる、を特徴
    とする請求項1〜9のいずれか1項に記載のシロアリ駆
    除剤。
  12. 【請求項12】 外被が、製剤の合計重量の多くとも 1
    /3を占めていることを特徴とする請求項1〜11のい
    ずれか1項に記載のシロアリ駆除剤。
  13. 【請求項13】 本体が、〔3〜10mm〕好ましくは5
    mm前後の範囲内の直径と〔10〜40cm〕の範囲内の長
    さをもつスティックの形、又は好ましくは〔3〜10m
    m〕の範囲内の直径の連続コードの形を呈することを特
    徴とする請求項1〜12のいずれか1項に記載のシロア
    リ駆除剤。
  14. 【請求項14】 保護すべきサイトの任意の場所で請求
    項1〜13のいずれか1項に記載の、保護すべきサイト
    の任意の場所でシロアリ駆除剤を設置するための方法に
    おいて、無差別の順序で、一方では請求項1〜13のい
    ずれか1項に記載の製剤を収容するための場所又はその
    付近で水といった液体の導入を実施すること、そして他
    方では前記場所で前記製剤を位置づけすることから成る
    ことを特徴とする方法。
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