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JP2000040936A - 圧電共振子、圧電共振子の製造方法、圧電共振部品および圧電共振部品の製造方法 - Google Patents

圧電共振子、圧電共振子の製造方法、圧電共振部品および圧電共振部品の製造方法

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Publication number
JP2000040936A
JP2000040936A JP10208393A JP20839398A JP2000040936A JP 2000040936 A JP2000040936 A JP 2000040936A JP 10208393 A JP10208393 A JP 10208393A JP 20839398 A JP20839398 A JP 20839398A JP 2000040936 A JP2000040936 A JP 2000040936A
Authority
JP
Japan
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piezoelectric
piezoelectric substrate
vibrating electrode
resin
electrode
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10208393A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi Sogo
寛 十河
Toshiyuki Asahi
俊行 朝日
Hiroyuki Hase
裕之 長谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
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Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP10208393A priority Critical patent/JP2000040936A/ja
Publication of JP2000040936A publication Critical patent/JP2000040936A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 物理気相法によって形成された振動電極は、
圧電基板との密着性が悪いため、ヒートサイクル試験な
どの冷熱衝撃により、電極剥がれを生じたり、エネルギ
ー閉じ込め性の低下による電気的特性の劣化を生じる。 【解決手段】 圧電基板11、圧電基板11を挟んで対
向する振動電極12および振動電極12に接続する引き
出し電極13を有する、圧電共振素子と、圧電基板11
上に少なくとも振動電極12を覆う様に形成された熱硬
化性樹脂である振動電極被覆層14とを備える圧電共振
子である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、エネルギ
ー閉じ込め型の厚み縦や厚みすべり振動を用いた圧電セ
ラミック発振子や圧電セラミックフィルタに使用される
圧電共振子、圧電共振子の製造方法、圧電共振部品およ
び圧電共振部品の製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より知られている圧電共振子及びそ
の製造方法は、特開平9−162682号公報に開示さ
れている。具体的には、振動電極を、銀、ニッケル、
銅、クロム、金などの金属を、真空蒸着法やスパッタリ
ング法等の物理気相法により形成している。その理由と
しては、圧電基板に与える熱ストレスが少ないためであ
る。又、従来より知られている、圧電共振部品及びその
製造方法は、特開平2−309707号公報に開示され
ている。具体的には、振動電極を形成した圧電共振素子
を、圧電共振素子に面する側に凹部が形成されている二
つの封止板間に積層して、この積層体の端面に外部電極
を形成することによって構成している。このような圧電
共振部品の構造例を図5、図6に示す。図5は圧電共振
子と封止板の積層前の分解斜視図である。図6は、圧電
共振部品の断面図である。同図において、11は、圧電
基板、12は、振動電極、13は、引き出し電極、16
は、封止板、18は、外部電極である。封止板16の圧
電基板11に面する側に、振動空間となる凹部が形成さ
れており、その凹部周辺部に樹脂層15が塗布されてい
る。これらを積層し、加熱硬化により、圧電共振子11
と封止板14の接着を行っている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
技術では、圧電基板と振動電極の密着性が悪いため、ヒ
ートサイクル試験などの温度差に関わる冷熱衝撃によっ
て、振動電極の剥離が生じる課題がある。
【0004】又、剥離が生じない場合でも、低密着のた
め、エネルギー閉じ込め性が低下し、共振インピーダン
スの上昇や機械的品質係数(Qm)を低下させるなどの
電気的特性劣化の課題がある。
【0005】また、封止板に凹みを形成しているため、
熱がかかる際、そりやうねりなどのひずみが生じ、圧電
共振子と封止板の密封性が損なわれる課題がある。
【0006】本発明は、このような従来の圧電共振子お
よび圧電共振部品が有する上述した課題を考慮して、振
動電極と圧電基板の密着性が向上し、剥離防止の効果と
電気的特性が向上する圧電共振子、圧電共振子の製造方
法、圧電共振部品および圧電共振部品の製造方法を提供
することを目的とするものである。また、そりなどに起
因する圧電共振子と封止板の密封性が確保できる圧電共
振部品および圧電共振部品の製造方法を提供することを
目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、第1の本発明(請求項1に記載の本発明に対応)
は、圧電基板、前記圧電基板を挟んで対向する振動電極
および前記振動電極に接続する引き出し電極を有する、
圧電共振素子と、前記圧電基板上に少なくとも前記振動
電極を覆う様に形成された熱硬化性樹脂である振動電極
被覆層とを備えることを特徴とする圧電共振子である。
【0008】第2の本発明(請求項2に記載の本発明に
対応)は、圧電基板、前記圧電基板を挟んで対向する振
動電極および前記振動電極に接続する引き出し電極を有
する、圧電共振素子を用意し、前記圧電基板上に少なく
とも前記振動電極を覆う様に熱硬化性樹脂を形成する樹
脂形成工程と、前記樹脂形成工程の後、前記熱硬化性樹
脂を硬化する樹脂硬化工程とを含むことを特徴とする圧
電共振子の製造方法である。
【0009】第3の本発明(請求項3に記載の本発明に
対応)は、圧電基板、前記圧電基板を挟んで対向する振
動電極および前記振動電極に接続する引き出し電極を有
する、圧電共振素子と、前記圧電基板の両主面の少なく
とも主要部を覆う様に形成された熱硬化性樹脂である振
動電極被覆層とを備え、前記振動電極被覆層が、前記圧
電共振素子の少なくとも振動領域上に凹みを有すること
を特徴とする圧電共振部品である。
【0010】第4の本発明(請求項4に記載の本発明に
対応)は、前記各振動電極被覆層上に、平板状の封止板
を備えることを特徴とする第3の本発明の圧電共振部品
である。
【0011】第5の本発明(請求項5に記載の本発明に
対応)は、圧電基板、前記圧電基板を挟んで対向する振
動電極および前記振動電極に接続する引き出し電極を有
する、圧電共振素子を用意し、前記圧電基板の両主面全
面を覆う様に熱硬化性樹脂を形成する樹脂形成工程と、
前記樹脂形成工程の後、前記熱硬化性樹脂を硬化する樹
脂硬化工程と、前記樹脂硬化工程の後、前記圧電共振素
子の振動領域上の前記熱硬化性樹脂を部分的に除去し
て、凹みを形成する凹部形成工程とを含むことを特徴と
する圧電共振部品の製造方法である。
【0012】第6の本発明(請求項6に記載の本発明に
対応)は、前記凹部形成工程の後、前記熱硬化性樹脂上
に封止板を接着する封止板接着工程を含むことを特徴と
する第5の本発明の圧電共振部品の製造方法である。
【0013】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態を図
面を参照して説明する。
【0014】(第1の実施の形態)まず、本発明の第1
の実施の形態を図面を参照して説明する。図1は、本発
明の第1の実施の形態における圧電共振子の断面図であ
る。図1において、11は、圧電基板、12は、振動電
極、13は、引き出し電極、14は、振動電極被覆層で
ある。以下に、本実施の形態における圧電共振子の構成
をその動作と合わせて説明する。
【0015】PZTなどの圧電性を有する圧電基板11
の両主面上に、振動電極12及び引き出し電極13が、
真空蒸着などの物理気相法により形成されている。引き
出し電極13に、外部から電圧が印加されると、振動電
極12も電圧が印加され、振動電極12とその近傍のみ
が振動する振動モードが励振される。振動電極12とそ
の近傍を覆うように、振動電極被覆層14が形成されて
いる。振動電極被覆層14は、熱硬化性樹脂が硬化され
たものであり、硬化時の硬化収縮で振動電極12を、圧
電基板11に強固に密着させている。
【0016】本実施の形態においては、熱硬化性樹脂と
して、アクリルエポキシ樹脂を用いたが、エポキシ樹脂
やメラミンアルキド樹脂などの熱硬化性樹脂を用いても
差し支えないが、振動電極12の振動阻害を防止するた
め、メラミン樹脂や尿素樹脂などの硬度の高い樹脂とア
クリル樹脂やエポキシ樹脂などの、圧電基板11及び銀
やニッケルなどの金属から構成されている振動電極材料
との密着性に優れた樹脂の複合樹脂が望ましい。硬化温
度は、150℃以下が望ましい。また、硬化収縮は、3
0%以下が望ましい。理由は、硬化収縮が大きい場合、
圧電基板に応力がかかり、圧電基板の割れを生じたり、
不要な振動が発生するためである。
【0017】振動電極被覆層14の厚みは、振動電極1
2上で、20μm以下が望ましい。例えば、20MHz
の共振子の場合、20μmを越えると急激に共振インピ
ーダンスが劣化することが実験により確かめられた。
【0018】本実施の形態における圧電共振子により、
振動電極12と圧電基板11は、強固な密着が確保で
き、振動電極被覆層14を形成しない場合に比べ、剥離
不良の解消及び共振インピーダンスが約10%向上する
ことが確認された。
【0019】次に、本実施の形態における圧電共振子の
製造方法について、図2を参照して説明する。図2は、
本発明の第1の実施の形態における圧電共振子の製造方
法を示すプロセス断面図である。
【0020】まず、図2(a)に示すように、PZTな
どの圧電性を有する圧電基板11の両主面上に、振動電
極12及び引き出し電極13を、真空蒸着などの物理気
相法により形成する。
【0021】次に、図2(b)に示すように、振動電極
12とその近傍を覆うように、熱硬化性樹脂20を形成
する(本発明の樹脂形成工程に対応)。形成方法として
は、例えば、スクリーン印刷法が用いられる。
【0022】次に、図2(c)に示すように、スクリー
ン印刷法により形成した熱硬化性樹脂20を加熱し硬化
させて振動電極被覆層14とする。これによって、本実
施の形態における圧電共振子が得られる(本発明の樹脂
硬化工程に対応)。本工程における硬化温度は、150
℃以下が望ましい。
【0023】本実施の形態における圧電共振子の製造方
法により、振動電極12と圧電基板11は、強固な密着
が確保でき、振動電極被覆層14を形成しない場合に比
べ、剥離不良の解消及び共振インピーダンスが約10%
向上することが確認された。
【0024】なお、振動電極被覆層14は、振動電極1
2に対して、質量負荷効果を与えるため、必要に応じて
部分的に除去して、質量低減する事により周波数調整を
行うことも可能である。質量低減方法としては、レーザ
光の照射による除去が望ましい。
【0025】なお、本発明の振動電極被覆層は、本実施
の形態においては、振動電極とその近傍を覆うように形
成されているとして説明したが、これに限るものではな
く、例えば、圧電基板の主面全面に形成されているとし
てもよい。要するに、圧電基板上に少なくとも振動電極
を覆う様に形成されておりさえすればよい。
【0026】(第2の実施の形態)次に、本発明の第2
の実施の形態を図面を参照して説明する。
【0027】図3は、本発明の第2の実施の形態におけ
る圧電共振部品の断面図である。図3において、11
は、圧電基板、12は、振動電極、13は、引き出し電
極、14は、振動電極被覆層、15は、接着樹脂層、1
6は、封止板、17は、振動空間、18は、外部電極で
ある。本実施の形態において、第1の実施の形態と基本
的に同様な機能を有する部材については、同一符号を付
与している。
【0028】PZTなどの圧電性を有する圧電基板11
の両主面上に、振動電極12及び引き出し電極13が、
真空蒸着などの物理気相法により形成されている。引き
出し電極13に、外部から電圧が印加されると、振動電
極12も電圧が印加され、振動電極12とその近傍のみ
が振動する振動モードが励振される。圧電基板11の両
主面全面に、振動電極被覆層14が形成されている。振
動電極被覆層14は、熱硬化性樹脂が硬化されたもので
あり、硬化時の硬化収縮で振動電極12を、圧電基板1
1に強固に密着させている。そして、励振する振動電極
12とその近傍の上に形成されている振動電極被覆層の
一部を除去し、振動空間17を形成している。除去され
ていない振動電極被覆層14の表面と封止板16が、接
着樹脂層15により接着され、振動空間17を、密封し
ている。封止板16は、本実施の形態では、アルミナの
平板を用いたが、圧電共振部品に例えば、容量付加をし
たい時は、誘電体セラミックスの平板を用いることもで
きる。また、プリント配線板材料であるガラスエポキシ
基板などの、樹脂や樹脂複合材の平板を用いることもで
きる。引き出し電極の一部と電気的接続が取れるよう
に、外部電極18が構成されている。
【0029】本実施の形態においては、熱硬化性樹脂と
して、アクリルエポキシ樹脂を用いたが、エポキシ樹脂
やメラミンアルキド樹脂などの熱硬化性樹脂を用いても
差し支えないが、振動電極12の振動阻害を防止するた
め、メラミン樹脂や尿素樹脂などの硬度の高い樹脂とア
クリル樹脂やエポキシ樹脂などの、圧電基板11及び銀
やニッケルなどの金属から構成されている振動電極材料
との密着性に優れた樹脂の複合樹脂が望ましい。硬化温
度は、150℃以下が望ましい。また、硬化収縮は、3
0%以下が望ましい。理由は、硬化収縮が大きい場合、
圧電基板11に応力がかかり、圧電基板11の割れを生
じたり、不要な振動が発生するためである。また、振動
電極被覆層14の厚みは、振動電極12上で、20μm
以下が望ましい。
【0030】本実施の形態における圧電共振部品によ
り、封止板16に、凹部なくなるため、そりなどのひず
みが生じなくなり、圧電基板11と封止板16の密封性
が確保できるようになった。また、振動電極12と圧電
基板11は、強固な密着が確保でき、振動電極被覆層1
4を形成しない場合に比べ、剥離不良の解消及び共振イ
ンピーダンスが約10%向上することが確認された。
【0031】次に、本実施の形態における圧電共振部品
の製造方法について、図4を参照して説明する。図4
は、本発明の第2の実施の形態における圧電共振部品の
製造方法を示すプロセス断面図である。
【0032】まず、図4(a)に示すように、PZTな
どの圧電性を有する圧電基板11を用意し、図4(b)
に示すように、圧電基板11の両主面上に、振動電極1
2及び引き出し電極13を、真空蒸着などの物理気相法
により形成する。
【0033】次に、図4(c)に示すように、圧電基板
11の両主面全面に、熱硬化性樹脂を形成し、硬化する
ことによって、振動電極被覆層14とする。(本発明の
樹脂形成工程及び樹脂硬化工程に対応)。振動電極被覆
層14は、熱硬化性樹脂が硬化されたものであるため、
硬化時の硬化収縮で振動電極12を、圧電基板11に強
固に密着させている。
【0034】次に、図4(d)に示すように、励振する
振動電極12とその近傍の上に形成されている振動電極
被覆層14の一部を除去して、振動空間17を形成する
(本発明の凹部形成工程に対応)。
【0035】次に、図4(e)に示すように、除去され
ていない振動電極被覆層14の表面に、接着樹脂層15
を形成する。
【0036】次に、図4(f)に示すように、封止板1
6と、積層して、加圧下で加熱し、接着樹脂層14を硬
化させ、図4(g)に示すように、一体化する(図4
(e)と合わせて本発明の封止板接着工程に対応)。本
工程における硬化温度は、150℃以下で、加圧は、5
気圧以上が望ましい。
【0037】次に、図4(h)に示すように、引き出し
電極13の一部と電気的接続が取れるように、外部電極
18を作製することによって、本実施の形態における圧
電共振部品が得られる。
【0038】本実施の形態における圧電共振部品の製造
方法により、封止板16に、凹部なくなるため、そりな
どのひずみが生じなくなり、圧電基板11と封止板16
の密封性が確保できるようになった。また、振動電極1
2と圧電基板11は、強固な密着が確保でき、振動電極
被覆層14を形成しない場合に比べ、剥離不良の解消及
び共振インピーダンスが約10%向上することが確認さ
れた。
【0039】なお、振動電極被覆層14は、振動電極1
2に対して、質量負荷効果を与えるため、必要に応じて
部分的に除去して、質量低減する事により周波数調整も
可能である。質量低減方法としては、レーザ光の照射に
よる除去が望ましい。
【0040】なお、本発明の振動電極被覆層は、本実施
の形態においては、圧電基板の両主面全面に形成されて
いるとして説明したが、これに限るものではなく、本発
明の凹みが形成でき、本発明の封止板と良好に接着され
ておればよい。要するに、圧電基板の両主面の少なくと
も主要部を覆う様に形成されておりさえすればよい。
【0041】また、本発明の圧電共振部品は、本実施の
形態においては、本発明の封止板を備えるとして説明し
たが、これに限るものではなく、例えば、当該圧電共振
部品が装着される構造に封止板の機能を有する部材があ
ればよい。
【0042】
【発明の効果】以上説明したところから明らかなよう
に、請求項1、2の本発明は、振動電極と圧電基板の密
着性が向上し、剥離防止の効果と電気的特性が向上する
圧電共振子または圧電共振子の製造方法を提供すること
ができる。すなわち、振動電極上の熱硬化性樹脂の硬化
収縮により、振動電極と圧電基板の密着性が向上し、剥
離防止の効果と電気的特性が向上する。また、振動電極
の表面を樹脂で覆っているため、振動電極の腐食防止効
果もある。
【0043】また、請求項3〜6の本発明は、振動電極
と圧電基板の密着性が向上し、剥離防止の効果と電気的
特性が向上する圧電共振部品または圧電共振部品の製造
方法を提供することができる。すなわち、振動電極上の
熱硬化性樹脂の硬化収縮により、振動電極と圧電基板の
密着性が向上し、剥離防止の効果と電気的特性が向上す
る。また、振動電極の表面を樹脂で覆っているため、振
動電極の腐食防止効果もある。また、封止板を平板にす
ることが出来るため、そりなどに起因する圧電共振子と
封止板の密封性が確保できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態における圧電共振子
の断面図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態における圧電共振子
のプロセス断面図である。
【図3】本発明の第2の実施の形態における圧電共振部
品の断面図である。
【図4】本発明の第2の実施の形態における圧電共振部
品のプロセス断面図である。
【図5】従来の圧電共振部品の積層前の分解斜視図であ
る。
【図6】従来の圧電共振部品の断面図である。
【符号の説明】
11 圧電基板 12 振動電極 13 引き出し電極 14 振動電極被覆層 15 接着樹脂層 16 封止板 17 振動空間 18 外部電極 19 凹部を有する封止板 20 熱硬化性樹脂
フロントページの続き (72)発明者 長谷 裕之 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 5J033 BB04 CC04 EE03 EE04 EE07 FF01 FF11 GG03 GG08 GG16 GG18 HH03 HH04 HH05 KK02 5J041 AA02 AA14

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧電基板、前記圧電基板を挟んで対向す
    る振動電極および前記振動電極に接続する引き出し電極
    を有する、圧電共振素子と、前記圧電基板上に少なくと
    も前記振動電極を覆う様に形成された熱硬化性樹脂であ
    る振動電極被覆層とを備えることを特徴とする圧電共振
    子。
  2. 【請求項2】 圧電基板、前記圧電基板を挟んで対向す
    る振動電極および前記振動電極に接続する引き出し電極
    を有する、圧電共振素子を用意し、前記圧電基板上に少
    なくとも前記振動電極を覆う様に熱硬化性樹脂を形成す
    る樹脂形成工程と、前記樹脂形成工程の後、前記熱硬化
    性樹脂を硬化する樹脂硬化工程とを含むことを特徴とす
    る圧電共振子の製造方法。
  3. 【請求項3】 圧電基板、前記圧電基板を挟んで対向す
    る振動電極および前記振動電極に接続する引き出し電極
    を有する、圧電共振素子と、前記圧電基板の両主面の少
    なくとも主要部を覆う様に形成された熱硬化性樹脂であ
    る振動電極被覆層とを備え、前記振動電極被覆層は、前
    記圧電共振素子の少なくとも振動領域上に凹みを有する
    ことを特徴とする圧電共振部品。
  4. 【請求項4】 前記各振動電極被覆層上に、平板状の封
    止板を備えることを特徴とする請求項3に記載の圧電共
    振部品。
  5. 【請求項5】 圧電基板、前記圧電基板を挟んで対向す
    る振動電極および前記振動電極に接続する引き出し電極
    を有する、圧電共振素子を用意し、前記圧電基板の両主
    面全面を覆う様に熱硬化性樹脂を形成する樹脂形成工程
    と、前記樹脂形成工程の後、前記熱硬化性樹脂を硬化す
    る樹脂硬化工程と、前記樹脂硬化工程の後、前記圧電共
    振素子の振動領域上の前記熱硬化性樹脂を部分的に除去
    して、凹みを形成する凹部形成工程とを含むことを特徴
    とする圧電共振部品の製造方法。
  6. 【請求項6】 前記凹部形成工程の後、前記熱硬化性樹
    脂上に封止板を接着する封止板接着工程を含むことを特
    徴とする請求項5に記載の圧電共振部品の製造方法。
JP10208393A 1998-07-23 1998-07-23 圧電共振子、圧電共振子の製造方法、圧電共振部品および圧電共振部品の製造方法 Pending JP2000040936A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6724580B2 (en) 2000-02-16 2004-04-20 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Actuator with piezoelectric member
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