JP2000038089A - トノカバー装置 - Google Patents
トノカバー装置Info
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- 230000002265 prevention Effects 0.000 description 1
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 常設位置における通常の機能に加えて、トノ
カバーに他の機能を付加したトノカバー装置を提供する
ことを目的とする。 【解決手段】 荷室床9の上方に配置されて荷物等を覆
う常設のトノカバーケース4の収納部3を折畳み自在な
リヤシート装置1の裏面にも設けたことを特徴とするも
ので、リヤシート装置1の折畳み時にリヤシート装置1
の後部に積載した荷物をカバーすることができる他、荷
室床9に大きな荷物を積載する必要が生じた場合に、邪
魔になった常設のトノカバーケース4を常設ホルダ5か
ら取り外して、デッドスペースである折畳み自在なリヤ
シート装置1の裏面に設けられた収納部3に持て余すこ
となく収納することができる。
カバーに他の機能を付加したトノカバー装置を提供する
ことを目的とする。 【解決手段】 荷室床9の上方に配置されて荷物等を覆
う常設のトノカバーケース4の収納部3を折畳み自在な
リヤシート装置1の裏面にも設けたことを特徴とするも
ので、リヤシート装置1の折畳み時にリヤシート装置1
の後部に積載した荷物をカバーすることができる他、荷
室床9に大きな荷物を積載する必要が生じた場合に、邪
魔になった常設のトノカバーケース4を常設ホルダ5か
ら取り外して、デッドスペースである折畳み自在なリヤ
シート装置1の裏面に設けられた収納部3に持て余すこ
となく収納することができる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ワンボックス車等
の荷室床上方に配置されて荷物等を覆う常設のトノカバ
ーを多機能化させたトノカバー装置に関する。
の荷室床上方に配置されて荷物等を覆う常設のトノカバ
ーを多機能化させたトノカバー装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ワンボックス車等の荷室床上方に配置さ
れて荷物等を覆う常設のトノカバーは、通常の決められ
た形態でしか使用できないものが殆どであり、単なる荷
物の目隠し機能あるいは棚機能を有するのみであった。
このようなことから、近年では、トノカバーに他の機能
を持たせる試みが成されている。そのような試みの1つ
の例として、実開昭60−188047号公報に開示さ
れたものがある。このものは、荷室床上方に配置されて
荷物等を覆う常設のトノカバーとして折畳み自在な複数
枚の板体を横架し、トノカバーの棚や目隠しとしての本
来の機能の他に、テーブルとしても使用できるようにし
たものである。また、その他の例として、実開平1−7
3434号公報に開示されたものがある。このものは、
荷室床の後部に巻取りロール装置を埋没状態で横架し、
該巻取りロールを上方に繰出し可能にして、バックドア
開放時における荷物の落下を防止するように構成したも
のである。
れて荷物等を覆う常設のトノカバーは、通常の決められ
た形態でしか使用できないものが殆どであり、単なる荷
物の目隠し機能あるいは棚機能を有するのみであった。
このようなことから、近年では、トノカバーに他の機能
を持たせる試みが成されている。そのような試みの1つ
の例として、実開昭60−188047号公報に開示さ
れたものがある。このものは、荷室床上方に配置されて
荷物等を覆う常設のトノカバーとして折畳み自在な複数
枚の板体を横架し、トノカバーの棚や目隠しとしての本
来の機能の他に、テーブルとしても使用できるようにし
たものである。また、その他の例として、実開平1−7
3434号公報に開示されたものがある。このものは、
荷室床の後部に巻取りロール装置を埋没状態で横架し、
該巻取りロールを上方に繰出し可能にして、バックドア
開放時における荷物の落下を防止するように構成したも
のである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のトノカバーにあっては、いずれもトノカバー
本来の棚および目隠し機能に対して他の機能を有するも
のとなったものの、それらの使用形態は通常の使用形態
の一部を使用する等、依然としてただ1つの使用形態に
過ぎないものであった。また、前者の例では、荷室に大
きな荷物を積載する場合にはトノカバーが邪魔となり、
その収納場所に困ることがあった。また、後者の例で
は、後方からの目隠しや落下防止には有効であるもの
の、トノカバーの通常の使用形態のような目隠し機能や
棚機能はなかった。
うな従来のトノカバーにあっては、いずれもトノカバー
本来の棚および目隠し機能に対して他の機能を有するも
のとなったものの、それらの使用形態は通常の使用形態
の一部を使用する等、依然としてただ1つの使用形態に
過ぎないものであった。また、前者の例では、荷室に大
きな荷物を積載する場合にはトノカバーが邪魔となり、
その収納場所に困ることがあった。また、後者の例で
は、後方からの目隠しや落下防止には有効であるもの
の、トノカバーの通常の使用形態のような目隠し機能や
棚機能はなかった。
【0004】そこで本発明では、上記従来のトノカバー
における諸課題を解決して、常設位置における通常の機
能に加えて、トノカバーに他の機能を付加したトノカバ
ー装置を提供することを目的とする。
における諸課題を解決して、常設位置における通常の機
能に加えて、トノカバーに他の機能を付加したトノカバ
ー装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】このため第1番目の発明
として、トノカバーケースと該トノカバーケースに巻取
り収容されるシート状のカバー体と該カバー体の引出し
側端部に設けられた剛性を備えた端部材とからなるトノ
カバー装置と、車両のリヤシート装置のシート背面上部
近傍に設けられ、前記トノカバー装置が着脱自在に構成
された第1の固定部と、前記リヤシート装置後方の荷室
後端部近傍の前記第1の固定部と略同一高さに設けら
れ、前記端部材を係止する第1の係止部を備えるととも
に、前記リヤシート装置を前端部近傍を中心に回動起立
可能に構成するとともに、前記リヤシート装置の裏面後
部に前記トノカバー装置の第2の固定部を備えたことを
特徴とするものである。また本発明は、前記リヤシート
装置背面上部に前記トノカバー装置の第1の固定部に近
接して前記端部材を係止する第2の係止部を備えたこと
を特徴とするものである。また本発明は、前記荷室の床
前端部近傍に前記端部材を係止する第3の係止部を備え
たことを特徴とするものである。また第2番目の発明と
して、巻取機構を内蔵したトノカバーケースと該トノカ
バーケースに巻取り収納されるシート状のトノカバー本
体と該トノカバー本体の引出し側端部に設けられた剛性
を備えた端部材とからなるトノカバー装置と、車両のリ
ヤシート装置のシート背面上部近傍に設けられ、前記ト
ノカバー装置が着脱自在に構成された第1の固定部と、
前記リヤシート装置後方の荷室後端部近傍の前記第1の
固定部と略同一高さに設けられ、前記端部材を係止する
第1の係止部を備えるとともに、前記荷室の床前端部近
傍に前記端部材を係止する第2の係止部を備えたことを
特徴とするもので、これらを課題解決のための手段とす
るものである。
として、トノカバーケースと該トノカバーケースに巻取
り収容されるシート状のカバー体と該カバー体の引出し
側端部に設けられた剛性を備えた端部材とからなるトノ
カバー装置と、車両のリヤシート装置のシート背面上部
近傍に設けられ、前記トノカバー装置が着脱自在に構成
された第1の固定部と、前記リヤシート装置後方の荷室
後端部近傍の前記第1の固定部と略同一高さに設けら
れ、前記端部材を係止する第1の係止部を備えるととも
に、前記リヤシート装置を前端部近傍を中心に回動起立
可能に構成するとともに、前記リヤシート装置の裏面後
部に前記トノカバー装置の第2の固定部を備えたことを
特徴とするものである。また本発明は、前記リヤシート
装置背面上部に前記トノカバー装置の第1の固定部に近
接して前記端部材を係止する第2の係止部を備えたこと
を特徴とするものである。また本発明は、前記荷室の床
前端部近傍に前記端部材を係止する第3の係止部を備え
たことを特徴とするものである。また第2番目の発明と
して、巻取機構を内蔵したトノカバーケースと該トノカ
バーケースに巻取り収納されるシート状のトノカバー本
体と該トノカバー本体の引出し側端部に設けられた剛性
を備えた端部材とからなるトノカバー装置と、車両のリ
ヤシート装置のシート背面上部近傍に設けられ、前記ト
ノカバー装置が着脱自在に構成された第1の固定部と、
前記リヤシート装置後方の荷室後端部近傍の前記第1の
固定部と略同一高さに設けられ、前記端部材を係止する
第1の係止部を備えるとともに、前記荷室の床前端部近
傍に前記端部材を係止する第2の係止部を備えたことを
特徴とするもので、これらを課題解決のための手段とす
るものである。
【0006】
【実施の形態】以下本発明の実施の形態を図面に基づい
て説明する。図1は、本発明のトノカバー装置の第1実
施の形態を示す車両内部の側面図で、ワンボックッス車
等の車両内部の前方にはフロントシート2が配置され、
その後方の低床部10上にリヤシート装置1が支軸11
によって、前方へ折畳み自在に設置されている。図1か
ら図5に示す例では、前記リヤシート装置1はシートク
ッション1Aをデッキ8上に固定することにより構成さ
れてるが、図6に示すようにデッキ8が省略されてシー
トクッション1A自体が直接支軸11によって支持され
ていてもよい。シートクッション1Aの後方には、該リ
ヤシート装置1の下面(デッキ8があればデッキ8の上
面)と略等しい高さの荷室床9が形成されており、荷室
床の上方のリヤシートバック1B上端部近傍にシート状
のカバー体4Aを巻取り収納可能なトノカバーケース4
を着脱自在に固定するための常設ホルダ5が設けられ、
荷室の後端の固定部と略同一高さにはトノカバー本体の
引出し部側端部に設けられた車体幅方向に延びる棒状の
端部材4Bが係止される常設フック6が備えられてい
る。該トノカバーケース4は、荷室壁の前上部に設けら
れた収納部である常設ホルダ5に取外し自在に装着さ
れ、使用時には、引き出されたカバー体4Aの端部材4
Bが前記荷室壁の後上部に設けられた常設フック6に係
止される。
て説明する。図1は、本発明のトノカバー装置の第1実
施の形態を示す車両内部の側面図で、ワンボックッス車
等の車両内部の前方にはフロントシート2が配置され、
その後方の低床部10上にリヤシート装置1が支軸11
によって、前方へ折畳み自在に設置されている。図1か
ら図5に示す例では、前記リヤシート装置1はシートク
ッション1Aをデッキ8上に固定することにより構成さ
れてるが、図6に示すようにデッキ8が省略されてシー
トクッション1A自体が直接支軸11によって支持され
ていてもよい。シートクッション1Aの後方には、該リ
ヤシート装置1の下面(デッキ8があればデッキ8の上
面)と略等しい高さの荷室床9が形成されており、荷室
床の上方のリヤシートバック1B上端部近傍にシート状
のカバー体4Aを巻取り収納可能なトノカバーケース4
を着脱自在に固定するための常設ホルダ5が設けられ、
荷室の後端の固定部と略同一高さにはトノカバー本体の
引出し部側端部に設けられた車体幅方向に延びる棒状の
端部材4Bが係止される常設フック6が備えられてい
る。該トノカバーケース4は、荷室壁の前上部に設けら
れた収納部である常設ホルダ5に取外し自在に装着さ
れ、使用時には、引き出されたカバー体4Aの端部材4
Bが前記荷室壁の後上部に設けられた常設フック6に係
止される。
【0007】このような常設のトノカバーの使用形態に
加えて、本発明では、前記荷室床上方に配置されて荷物
等を覆う常設のトノカバーケースの収納部を折畳み自在
なリヤシート装置の裏面にも設けたことを特徴とするも
のである。図示の例では、荷室壁の前上部に設けられた
常設ホルダ5の他に、トノカバーケース4の収納部3
を、低床部10に支軸11によって折畳み自在に軸支さ
れたデッキ8の裏面後部にも設けたものである。デッキ
8が省略された構造のものでは、シートクッション1A
の裏面に直接収納部3を設けてもよい。このように構成
したことによって、荷室床9に大きな荷物を積載する必
要が生じた場合は、邪魔になった常設のトノカバーケー
ス4を常設ホルダ5から取り外して、折畳み自在なリヤ
シート装置の裏面に設けられた収納部に収納することが
できるので、その収納場所に困ることがなく、荷室を有
効に活用することができる。
加えて、本発明では、前記荷室床上方に配置されて荷物
等を覆う常設のトノカバーケースの収納部を折畳み自在
なリヤシート装置の裏面にも設けたことを特徴とするも
のである。図示の例では、荷室壁の前上部に設けられた
常設ホルダ5の他に、トノカバーケース4の収納部3
を、低床部10に支軸11によって折畳み自在に軸支さ
れたデッキ8の裏面後部にも設けたものである。デッキ
8が省略された構造のものでは、シートクッション1A
の裏面に直接収納部3を設けてもよい。このように構成
したことによって、荷室床9に大きな荷物を積載する必
要が生じた場合は、邪魔になった常設のトノカバーケー
ス4を常設ホルダ5から取り外して、折畳み自在なリヤ
シート装置の裏面に設けられた収納部に収納することが
できるので、その収納場所に困ることがなく、荷室を有
効に活用することができる。
【0008】図2および図3は、本発明のトノカバー装
置の第2実施の形態を示す車両内部の側面図で、リヤシ
ート装置1が低床部10上の支軸11を中心に前方へ折
り畳まれた状態を示すものである。本実施の形態では、
図2に示すように、前記トノカバーケース4の常設位置
における収納部である常設ホルダ5の前部に第2フック
7を一体に設けたことを特徴とするもので、このように
構成したことにより、前方へ折り畳まれたリヤシート装
置1の裏面の収納部3に収納されたトノカバーケース4
のカバー体4Aを引き出し、その端部材4Bを前記常設
ホルダ5の前部に設けられた第2フック7に係止するこ
とで、前記折り畳まれたリヤシート装置1後方の低床部
10上に積載された大型の荷物13であっても、効果的
に目隠しをすることができる。なお、符号12は折り畳
まれたリヤシート装置1を保持するデッキ固定バンドを
示す。図3は、他の使用例を示すもので、図2の状態に
て折り畳まれたリヤシート装置1の裏面の収納部3に収
納されたトノカバーケース4のカバー体4Aを充分に引
き出し、その端部材4Bを前記常設ホルダ5を通り越し
て、荷室後部に設けられた常設フック6に係止させたも
のである。これによって、低床部10および荷室床9の
上に積載された荷物13を効果的に目隠しすることが可
能となる。
置の第2実施の形態を示す車両内部の側面図で、リヤシ
ート装置1が低床部10上の支軸11を中心に前方へ折
り畳まれた状態を示すものである。本実施の形態では、
図2に示すように、前記トノカバーケース4の常設位置
における収納部である常設ホルダ5の前部に第2フック
7を一体に設けたことを特徴とするもので、このように
構成したことにより、前方へ折り畳まれたリヤシート装
置1の裏面の収納部3に収納されたトノカバーケース4
のカバー体4Aを引き出し、その端部材4Bを前記常設
ホルダ5の前部に設けられた第2フック7に係止するこ
とで、前記折り畳まれたリヤシート装置1後方の低床部
10上に積載された大型の荷物13であっても、効果的
に目隠しをすることができる。なお、符号12は折り畳
まれたリヤシート装置1を保持するデッキ固定バンドを
示す。図3は、他の使用例を示すもので、図2の状態に
て折り畳まれたリヤシート装置1の裏面の収納部3に収
納されたトノカバーケース4のカバー体4Aを充分に引
き出し、その端部材4Bを前記常設ホルダ5を通り越し
て、荷室後部に設けられた常設フック6に係止させたも
のである。これによって、低床部10および荷室床9の
上に積載された荷物13を効果的に目隠しすることが可
能となる。
【0009】図4は、本発明のトノカバー装置の第3実
施の形態を示す車両内部の側面図で、リヤシート装置1
が低床部10上の支軸11を中心に前方へ折り畳まれた
状態を示すものである。本実施の形態では、前記第1お
よび第2実施の形態のものに加えて、荷室床9の前部に
第3フック14を設けたことを特徴とするものである。
このように構成したことにより、折り畳まれたリヤシー
ト装置1の裏面の収納部3に収納されたトノカバーケー
ス4のカバー体4Aを引き出し、その端部材4Bを前記
荷室床9の前部に設けられた第3フック14に係止する
ことにより、低床部10の上に積載された荷物13を効
果的に目隠しするとともに、これを効果的に保持するこ
とができるので、走行中の左右あるいは前後方向の遠心
力等に起因した荷崩れを防止することが可能となる。
施の形態を示す車両内部の側面図で、リヤシート装置1
が低床部10上の支軸11を中心に前方へ折り畳まれた
状態を示すものである。本実施の形態では、前記第1お
よび第2実施の形態のものに加えて、荷室床9の前部に
第3フック14を設けたことを特徴とするものである。
このように構成したことにより、折り畳まれたリヤシー
ト装置1の裏面の収納部3に収納されたトノカバーケー
ス4のカバー体4Aを引き出し、その端部材4Bを前記
荷室床9の前部に設けられた第3フック14に係止する
ことにより、低床部10の上に積載された荷物13を効
果的に目隠しするとともに、これを効果的に保持するこ
とができるので、走行中の左右あるいは前後方向の遠心
力等に起因した荷崩れを防止することが可能となる。
【0010】図5は、本発明のトノカバー装置の第4実
施の形態を示す車両内部の側面図で、リヤシート装置1
が低床部10上の支軸11を中心に前方へ折り畳まれた
状態を示すものである。本実施の形態では、荷室床上方
に配置されて荷物等を覆うトノカバーのためのフックを
荷室床前部にも設けたことを特徴とするものである。す
なわち、本実施の形態のものは、荷室壁の前上部に設け
られた常設ホルダ5と前記荷室壁の後上部に設けられた
常設フック6の他に、常設のトノカバーケース4のため
のフック14を荷室床9の前部にも設けたものである。
このように構成したことによって、常設のトノカバーケ
ース4の通常の使用形態に加えて、該トノカバーケース
4のカバー体4Aの端部材4Bを前記荷室床9の前部に
設けたフック14に係止することにより、支軸11を中
心に前方へ折り畳まれたリヤシート装置1の後方の低床
部10上に積載された大きな荷物13に対して、後方か
らの目隠しが効果的になされる他、荷室スペースとリヤ
シートスペースとの仕切りとして使用することができ
る。
施の形態を示す車両内部の側面図で、リヤシート装置1
が低床部10上の支軸11を中心に前方へ折り畳まれた
状態を示すものである。本実施の形態では、荷室床上方
に配置されて荷物等を覆うトノカバーのためのフックを
荷室床前部にも設けたことを特徴とするものである。す
なわち、本実施の形態のものは、荷室壁の前上部に設け
られた常設ホルダ5と前記荷室壁の後上部に設けられた
常設フック6の他に、常設のトノカバーケース4のため
のフック14を荷室床9の前部にも設けたものである。
このように構成したことによって、常設のトノカバーケ
ース4の通常の使用形態に加えて、該トノカバーケース
4のカバー体4Aの端部材4Bを前記荷室床9の前部に
設けたフック14に係止することにより、支軸11を中
心に前方へ折り畳まれたリヤシート装置1の後方の低床
部10上に積載された大きな荷物13に対して、後方か
らの目隠しが効果的になされる他、荷室スペースとリヤ
シートスペースとの仕切りとして使用することができ
る。
【0011】図6は、前記図2および図3のものの他の
使用形態を示すもので、通常の常設のトノカバーケース
4をリヤシート装置1の裏面の収納部3に収納し、その
カバー体4Aの端部材4Bを常設ホルダ5の第2フック
7に係止して使用した場合に、常設ホルダ5に第2のト
ノカバーケース15を収納し、そのカバー体15Aの端
部材15Bを常設フック6に係止して、言わば2連状態
にて使用した状態を示すものである。これによれば、低
床部10および荷室床9に積載されたの両方の荷物を効
果的に目隠しすることができるとともに、それらの荷物
を各別に取り出すことができる。なお、図示の例では、
収納部3がリヤシート装置1の裏面に直接設置された例
である。
使用形態を示すもので、通常の常設のトノカバーケース
4をリヤシート装置1の裏面の収納部3に収納し、その
カバー体4Aの端部材4Bを常設ホルダ5の第2フック
7に係止して使用した場合に、常設ホルダ5に第2のト
ノカバーケース15を収納し、そのカバー体15Aの端
部材15Bを常設フック6に係止して、言わば2連状態
にて使用した状態を示すものである。これによれば、低
床部10および荷室床9に積載されたの両方の荷物を効
果的に目隠しすることができるとともに、それらの荷物
を各別に取り出すことができる。なお、図示の例では、
収納部3がリヤシート装置1の裏面に直接設置された例
である。
【0012】以上、本発明の各実施の形態について説明
してきたが、本発明の趣旨の範囲内で、トノカバーが設
置される車両の形式(必ずしもワンボックス車に限るも
のではなく、ステーションワゴンタイプやハッチバック
タイプ等にも適用できる。)、リヤシートの折畳み形
式、トノカバーの形式、トノカバーのホルダおよびフッ
クの形状等については適宜採用できるものである。
してきたが、本発明の趣旨の範囲内で、トノカバーが設
置される車両の形式(必ずしもワンボックス車に限るも
のではなく、ステーションワゴンタイプやハッチバック
タイプ等にも適用できる。)、リヤシートの折畳み形
式、トノカバーの形式、トノカバーのホルダおよびフッ
クの形状等については適宜採用できるものである。
【0013】
【発明の効果】以上詳細に述べてきたように、本発明で
は、荷室床上方に配置されて荷物等を覆う常設のトノカ
バーケースの収納部を折畳み自在なリヤシート装置の裏
面にも設けたので、荷室床に大きな荷物を積載する必要
が生じた場合は、邪魔になった常設のトノカバーケース
を常設ホルダから取り外して、デッドスペースである折
畳み自在なリヤシート装置の裏面に設けられた収納部に
持て余すことなく収納することができるので、その収納
場所に困ることがなく、荷室を有効に活用することがで
きる。また、前方へ折り畳んだ状態のリヤシート装置の
裏面の収納部に収納したトノカバーを充分に引き出し
て、そのカバー体の端部材を常設のフックに係止すれ
ば、前方へ折り畳まれたリヤシート装置の後部の低床部
および荷室床に積載されたの両方の荷物を効果的に目隠
しすることが可能となる。さらに、前記トノカバーケー
スの常設位置における収納部に第2フックを一体に設け
たものでは、前方へ折り畳まれたリヤシート装置の裏面
の収納部に収納されたトノカバーのカバー体の端部材を
前記常設ホルダの第2フックに係止することで、前記折
り畳まれたリヤシート装置後方に積載された大型の荷物
であっても、効果的に目隠しをすることができる他、通
常の常設のトノカバーケースをリヤシート装置の裏面の
収納部に収納するとともに、そのカバー体の端部材を常
設ホルダの第2フックに係止し、さらに常設ホルダに第
2のトノカバーを収納するとともに、そのカバー体の端
部材を常設フックに係止して、言わば2連状態にて使用
することによって、前方へ折り畳まれたリヤシート装置
の後部の低床部および荷室床に積載されたの両方の荷物
を効果的に目隠しすることができるとともに、それらの
荷物を各別に取り出すことができる。
は、荷室床上方に配置されて荷物等を覆う常設のトノカ
バーケースの収納部を折畳み自在なリヤシート装置の裏
面にも設けたので、荷室床に大きな荷物を積載する必要
が生じた場合は、邪魔になった常設のトノカバーケース
を常設ホルダから取り外して、デッドスペースである折
畳み自在なリヤシート装置の裏面に設けられた収納部に
持て余すことなく収納することができるので、その収納
場所に困ることがなく、荷室を有効に活用することがで
きる。また、前方へ折り畳んだ状態のリヤシート装置の
裏面の収納部に収納したトノカバーを充分に引き出し
て、そのカバー体の端部材を常設のフックに係止すれ
ば、前方へ折り畳まれたリヤシート装置の後部の低床部
および荷室床に積載されたの両方の荷物を効果的に目隠
しすることが可能となる。さらに、前記トノカバーケー
スの常設位置における収納部に第2フックを一体に設け
たものでは、前方へ折り畳まれたリヤシート装置の裏面
の収納部に収納されたトノカバーのカバー体の端部材を
前記常設ホルダの第2フックに係止することで、前記折
り畳まれたリヤシート装置後方に積載された大型の荷物
であっても、効果的に目隠しをすることができる他、通
常の常設のトノカバーケースをリヤシート装置の裏面の
収納部に収納するとともに、そのカバー体の端部材を常
設ホルダの第2フックに係止し、さらに常設ホルダに第
2のトノカバーを収納するとともに、そのカバー体の端
部材を常設フックに係止して、言わば2連状態にて使用
することによって、前方へ折り畳まれたリヤシート装置
の後部の低床部および荷室床に積載されたの両方の荷物
を効果的に目隠しすることができるとともに、それらの
荷物を各別に取り出すことができる。
【0014】さらにまた、前記荷室床前部に第3フック
を設けたものでは、折り畳まれたリヤシート装置の裏面
の収納部に収納されたトノカバーのカバー体を引き出
し、その端部材を前記荷室床の前部に設けられた第3フ
ックに係止することにより、折り畳まれたリヤシート装
置後方の低床部の上に積載された荷物を効果的に目隠し
するとともに、これを効果的に保持することができるの
で、走行中の左右あるいは前後方向の遠心力等に起因し
た荷崩れを防止することが可能となる。また、荷室床上
方に配置されて荷物等を覆う常設のトノカバーのための
フックを荷室床前部にも設けたものでは、常設のトノカ
バーの通常の使用形態に加えて、該トノカバーのカバー
体の端部材を前記荷室床の前部に設けたフックに係止す
ることにより、前方へ折り畳まれたリヤシート装置の後
方の低床部上に積載された大きな荷物に対して、後方か
らの目隠しが効果的になされる他、荷室スペースとリヤ
シートスペースとの仕切りとして使用することができ
る。このように本発明によれば、常設位置における通常
の機能に加えて、トノカバーに他の機能を付加したトノ
カバー装置が提供される。
を設けたものでは、折り畳まれたリヤシート装置の裏面
の収納部に収納されたトノカバーのカバー体を引き出
し、その端部材を前記荷室床の前部に設けられた第3フ
ックに係止することにより、折り畳まれたリヤシート装
置後方の低床部の上に積載された荷物を効果的に目隠し
するとともに、これを効果的に保持することができるの
で、走行中の左右あるいは前後方向の遠心力等に起因し
た荷崩れを防止することが可能となる。また、荷室床上
方に配置されて荷物等を覆う常設のトノカバーのための
フックを荷室床前部にも設けたものでは、常設のトノカ
バーの通常の使用形態に加えて、該トノカバーのカバー
体の端部材を前記荷室床の前部に設けたフックに係止す
ることにより、前方へ折り畳まれたリヤシート装置の後
方の低床部上に積載された大きな荷物に対して、後方か
らの目隠しが効果的になされる他、荷室スペースとリヤ
シートスペースとの仕切りとして使用することができ
る。このように本発明によれば、常設位置における通常
の機能に加えて、トノカバーに他の機能を付加したトノ
カバー装置が提供される。
【図1】本発明のトノカバー装置の第1実施の形態を示
す車両内部の側面図である。
す車両内部の側面図である。
【図2】本発明のトノカバー装置の第2実施の形態の第
1使用例を示す車両内部の側面図である。
1使用例を示す車両内部の側面図である。
【図3】本発明のトノカバー装置の第2実施の形態の第
2使用例を示す車両内部の側面図である。
2使用例を示す車両内部の側面図である。
【図4】本発明のトノカバー装置の第3実施の形態を示
す車両内部の側面図である。
す車両内部の側面図である。
【図5】本発明のトノカバー装置の第4実施の形態を示
す車両内部の側面図である。
す車両内部の側面図である。
【図6】本発明のトノカバー装置の第2実施の形態の他
の使用例の側面図である。
の使用例の側面図である。
1 リヤシート装置 2 フロントシート 3 収納部 4 トノカバーケース 4A カバー体 4B カバー端部材 5 常設ホルダ 6 常設フック 7 第2フック 8 デッキ 9 荷室床 10 低床部 11 支軸 12 デッキ固定バンド 13 荷物 14 第3フック 15 第2トノカバーケース
Claims (4)
- 【請求項1】 トノカバーケースと該トノカバーケース
に巻取り収容されるシート状のカバー体と該カバー体の
引出し側端部に設けられた剛性を備えた端部材とからな
るトノカバー装置と、車両のリヤシート装置のシート背
面上部近傍に設けられ、前記トノカバー装置が着脱自在
に構成された第1の固定部と、前記リヤシート装置後方
の荷室後端部近傍の前記第1の固定部と略同一高さに設
けられ、前記端部材を係止する第1の係止部を備えると
ともに、前記リヤシート装置を前端部近傍を中心に回動
起立可能に構成するとともに、前記リヤシート装置の裏
面後部に前記トノカバー装置の第2の固定部を備えたこ
とを特徴とするトノカバー装置。 - 【請求項2】 前記リヤシート装置背面上部に前記トノ
カバー装置の第1の固定部に近接して前記端部材を係止
する第2の係止部を備えたことを特徴とする請求項1に
記載のトノカバー装置。 - 【請求項3】 前記荷室の床前端部近傍に前記端部材を
係止する第3の係止部を備えたことを特徴とする請求項
1または2に記載のトノカバー装置。 - 【請求項4】 巻取機構を内蔵したトノカバーケースと
該トノカバーケースに巻取り収納されるシート状のトノ
カバー本体と該トノカバー本体の引出し側端部に設けら
れた剛性を備えた端部材とからなるトノカバー装置と、
車両のリヤシート装置のシート背面上部近傍に設けら
れ、前記トノカバー装置が着脱自在に構成された第1の
固定部と、前記リヤシート装置後方の荷室後端部近傍の
前記第1の固定部と略同一高さに設けられ、前記端部材
を係止する第1の係止部を備えるとともに、前記荷室の
床前端部近傍に前記端部材を係止する第2の係止部を備
えたことを特徴とするトノカバー装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10207793A JP2000038089A (ja) | 1998-07-23 | 1998-07-23 | トノカバー装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10207793A JP2000038089A (ja) | 1998-07-23 | 1998-07-23 | トノカバー装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000038089A true JP2000038089A (ja) | 2000-02-08 |
Family
ID=16545596
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10207793A Withdrawn JP2000038089A (ja) | 1998-07-23 | 1998-07-23 | トノカバー装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000038089A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1396383A1 (fr) * | 2002-09-09 | 2004-03-10 | Renault s.a.s. | Cache-bagages pour véhicule automobile |
GB2550608A (en) * | 2016-05-25 | 2017-11-29 | Ford Global Tech Llc | A motor vehicle and a multi-functional cover for same |
KR102609637B1 (ko) * | 2023-08-27 | 2023-12-01 | 손태진 | 화물트럭 적재함용 화물 고정 브라켓 |
-
1998
- 1998-07-23 JP JP10207793A patent/JP2000038089A/ja not_active Withdrawn
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1396383A1 (fr) * | 2002-09-09 | 2004-03-10 | Renault s.a.s. | Cache-bagages pour véhicule automobile |
FR2844231A1 (fr) * | 2002-09-09 | 2004-03-12 | Renault Sa | Cache-bagages pour vehicule automobile |
GB2550608A (en) * | 2016-05-25 | 2017-11-29 | Ford Global Tech Llc | A motor vehicle and a multi-functional cover for same |
US10315582B2 (en) | 2016-05-25 | 2019-06-11 | Ford Global Technologies, Llc | Motor vehicle and a multi-functional cover for same |
GB2550608B (en) * | 2016-05-25 | 2020-09-09 | Ford Global Tech Llc | A motor vehicle and a multi-functional cover for same |
KR102609637B1 (ko) * | 2023-08-27 | 2023-12-01 | 손태진 | 화물트럭 적재함용 화물 고정 브라켓 |
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Legal Events
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---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
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