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JP2000037079A - Pwm回路 - Google Patents

Pwm回路

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JP2000037079A
JP2000037079A JP10202622A JP20262298A JP2000037079A JP 2000037079 A JP2000037079 A JP 2000037079A JP 10202622 A JP10202622 A JP 10202622A JP 20262298 A JP20262298 A JP 20262298A JP 2000037079 A JP2000037079 A JP 2000037079A
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wave
phase
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JP10202622A
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Koichi Yoshida
幸一 吉田
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Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 信号波基準信号17を基にして指令値となる
信号波16を出力させ、上記信号波基準信号17を入力
としてPLL回路15から出力されるパルスを予め設定
された分周比で分周し、その出力をアップ/ダウン・カ
ウンタ23でカウントして、信号波16と同期する搬送
波25を出力し、信号波16と搬送波25との比較によ
り、インバータのスイッチング素子のゲートパルス28
を出力するPWM回路において、分周比を変更して搬送
波25と信号波16との周波数倍率を変更する際、不正
なゲートパルスの発生を防止する。 【解決手段】 予め設定された分周比を一旦第1のレジ
スタ21で保持し、PLL回路15から出力される信号
波16位相が0度のタイミングで第2のレジスタ22に
転送して分周比として用いることにより、搬送波25の
連続性を保つ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、自励式インバー
タ装置等の電力変換器のスイッチング素子の制御に用い
るPWM回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】電力変換システムの自励式インバータ装
置においては、出力電圧の制御には三角波比較PWM
(Pulse Width Modulation)方式が一般に用いられる。
三角波比較PWM方式は、三角波を搬送波、電圧指令値
を信号波とし、搬送波と信号波との大小によりスイッチ
ング素子のスイッチング時間を決定するもので、信号波
の振幅を変化させることによりインバータ装置の出力電
圧を制御することができる。搬送波と信号波が非同期の
場合、搬送波周波数と信号波周波数とが近づいてきた場
合は信号波と側帯波信号とが接近したり、ビートが発生
したりしてインバータ装置の特性が著しく低下する。そ
のため、例えば搬送波の周波数を信号波の周波数の3倍
や9倍にするなど搬送波の周波数と信号波の周波数との
倍率を一定とし、また位相的にも所定の差を維持し同期
させることによりこの問題を回避できることは知られて
いる。
【0003】インバータ装置の出力周波数を変化させる
場合は信号波の周波数を変更させて実現するが、上記の
ように搬送波周波数と信号波周波数との倍率を常に一定
にすると、信号波の周波数に比例し搬送波周波数が高く
なったり低くなったりする。電力変換システムではこの
搬送波の周波数はスイッチング素子のスイッチング周波
数に相当しており、信号波の周波数の可変範囲が広い
と、スイッチング素子のスイッチング周波数がインバー
タ装置の周波数すなわち信号波の周波数に比例して高く
なったり低くなったりする。特にスイッチング素子のス
イッチング周波数が異常に高くなるとスイッチング損失
が増大することになり、スイッチング素子の破壊につな
がる恐れが出てくる。そのため信号波の周波数が変化し
てもスイッチング素子のスイッチング周波数をほぼ一定
にするためには、信号波周波数に応じて搬送波周波数と
の倍率を切り替える必要がある。
【0004】従来の三角波比較PWM方式を用いたイン
バータ装置の一般的な構成としては、例えば、電気学会
技術報告第596号(1997年7月)に記載されてい
るが、上述したような信号波と搬送波とを同期させる同
期式インバータ装置に適用する従来のPWM回路の構成
を図16に示す。図において、1はPLL回路であっ
て、PWMの信号波2の基となる周波数および位相情報
を含んだ信号波基準信号3を入力として動作する。PL
L回路1では信号波基準信号3の周波数のてい倍の周波
数のパルスを発生させ、さらに信号波基準信号3の特定
の位相を指示する位相基準信号4をも出力する。また、
5はCPUであり、種々の制御情報の設定を行うと共
に、信号波基準信号3を入力として電圧指令となる信号
波2を出力する。
【0005】PLL回路1から出力されるパルスは、予
めCPU5で設定されレジスタ6で保持された分周比に
より分周器7で分周され、その出力がアップ/ダウン・
カウンタ8に入力される。このアップ/ダウン・カウン
タ8はアップ動作しているカウンタの値が上限所定値に
なるとダウン動作になり、ダウン動作しているカウンタ
の値が下限所定値になるとアップ動作に転じ、アップ/
ダウンカウントを繰り返す。さらにPLL回路1からの
位相基準信号4を受けて、そのタイミングでアップ/ダ
ウン・カウンタ8のカウンタ値は、予めCPU5で設定
され位相レジスタ9で保持された所定値に強制的にセッ
トされる。以上のアップ/ダウン・カウンタ8の動作が
インバータ装置のPWM回路における搬送波10である
三角波となる。
【0006】CPU5から出力された信号波2は電圧指
令レジスタ11に入力され、電圧指令レジスタ11から
出力される信号波2とアップ/ダウン・カウンタ8から
出力される搬送波10とを比較器12に入力して、比較
器12は、信号波2の値と搬送波10の値とを比較しそ
の大小により1または0を出力するように動作する。こ
の出力がインバータ装置のスイッチング素子のON/O
FF制御を行うゲートパルス13となりインバータ装置
の出力を制御する。搬送波10の周波数の変更は分周器
7の分周比を変化させることにより実現でき、CPU5
からレジスタ6に保持される分周比を設定することによ
り、分周比を変更しインバータ装置の搬送波10の周波
数を任意に変化させることができる。
【0007】以上の様に構成されるPWM回路におい
て、搬送波10が信号波基準信号3に、即ち信号波2に
同期する様子を図17を用いて説明する。図17(a)
は、信号波基準信号3を基にCPU5から出力された電
圧指令となる信号波2と、搬送波10となるアップ/ダ
ウン・カウンタ8の動作とを示したものであり、図17
(b)は位相基準信号4を、図17(c)は信号波2と
搬送波10とを比較して得られるゲートパルス13を示
すものである。ここではアップ/ダウン・カウンタ8の
ビット数を12ビットとし、上限所定値を4095、下
限所定値を0とする。また、PLL回路1から出力され
る位相基準信号4は信号波基準信号3が0゜の時に出力
されるものとし、さらに信号波基準信号3の4096×
2×15倍のクロックとなるパルスも発生するように設
定してあるものとする。また、例えば、CPU5は設定
値としてレジスタ6に分周比1/3を、位相レジスタ9
に2048を設定する。
【0008】PLL回路1から位相基準信号4を受信す
るとアップ/ダウン・カウンタ8のカウンタ値は強制的
に位相レジスタ9の値2048に設定され、その値から
カウント動作が継続される。PLL回路1から出力され
たパルスが分周比1/3の分周器7を経由して、アップ
/ダウン・カウンタ8には信号波基準信号3の4096
×2×5倍の周波数のパルスが入力される。そのため、
アップ/ダウン・カウンタ8は0から4095の間アッ
プ/ダウンカウントを5回繰り返した後、次にPLL回
路1から位相基準信号4を受信した時点では必然的にア
ップ/ダウン・カウンタ8の値は2048となる。これ
は、位相レジスタ9の値が強制的に設定される/されな
いに関わらず自動的にアップ/ダウン・カウンタ8の値
は2048となる。
【0009】以上の動作によりアップ/ダウン・カウン
タ8は、信号波基準信号3との相対的位相差を一定に維
持したまま、カウントを継続する。すなわち信号波基準
信号3の5倍の周波数で位相差は常に0゜の搬送波10
が得られる。また電圧指令となる信号波2が図17
(a)に示すように出力されれば、比較器12で信号波
2と搬送波10とを比較し、図17(c)に示すように
ゲートパルス13を得ることができる。ところで、図1
8に示すように、搬送波10を基準として、信号波2を
搬送波10に対して位相を90゜ずらした信号とするた
めには位相レジスタ9に0を設定しておく。PLL回路
1から位相基準信号4が出力された時点でアップ/ダウ
ン・カウンタ8に位相レジスタ9の値0が設定されるた
め、信号波2は搬送波10の90゜位相をずらした信号
となる。
【0010】信号波基準信号3の周波数の上昇に伴って
搬送波10の周波数が上昇するのを防ぐためには、例え
ば、信号波基準信号3に対して周波数が5倍の搬送波1
0を出力しているのを、3倍に切り替える。これはCP
U5からレジスタ6に分周比を1/3から1/5に設定
値を変更することにより実現できる。位相レジスタ9に
は2048を設定し、レジスタ6に分周比1/5を設定
すると、PLL回路1からは信号波基準信号3の409
6×2×3倍の周波数のパルスがアップ/ダウン・カウ
ンタ8に入力され、同様にして信号波基準信号3の3倍
の周波数の搬送波10を有するPWM回路が実現でき
る。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】従来のPWM回路は以
上のように構成されているため、信号波基準信号3の周
波数の上昇に伴う搬送波10の周波数の上昇を防ぐため
に、信号波基準信号3に対する搬送波10の周波数倍率
を切り替える際、図19に示すように、搬送波10とは
非同期に任意の時点、例えばA時点で分周比の設定変更
をした場合、次の位相基準信号4受信時点ではアップ/
ダウン・カウンタ8の値は2048であるとは限らな
い。そこで、この時点で強制的に位相レジスタ9の値2
048にアップ/ダウン・カウンタ8が設定されると、
搬送波10が図に示すように不連続となる。その結果、
ゲートパルス13も不正なパルス14が発生することに
なり、インバータ装置のスイッチング素子のON/OF
F制御の信頼性が劣化するという問題点があった。
【0012】この発明は上記のような問題点を解消する
ためになされたものであり、搬送波と信号波との周波数
の倍率を変更する場合、搬送波の連続性が常に保たれ
て、ゲートパルスに不正なパルスを発生させることの無
い、信頼性の高いPWM回路を提供することを目的とす
る。
【0013】
【課題を解決するための手段】この発明に係わる請求項
1記載のPWM回路は、CPUで設定された分周器の分
周比を一旦保持する第1のレジスタと、一旦保持された
該分周比をPLL回路からの位相基準信号のタイミング
で入力して保持し、上記分周器に反映させる第2のレジ
スタとを備えたものである。
【0014】この発明に係わる請求項2記載のPWM回
路は、CPUで設定された分周器の分周比を複数個保持
可能なFIFOと、PLL回路からの位相基準信号を入
力として、上記FIFOに保持された上記分周比を上記
分周器に順次反映させるタイミングを制御するFIFO
制御回路とを備えたものである。
【0015】この発明に係わる請求項3記載のPWM回
路は、PLL回路からの位相基準信号のタイミングで、
分周比をCPUからレジスタに入力するものである。
【0016】この発明に係わる請求項4記載のPWM回
路は、PLL回路のカウンタ出力をCPUに入力し、該
カウンタ出力に対応する位相情報により、アップ/ダウ
ン・カウンタに所定の値を設定するタイミング、および
分周比を上記CPUからレジスタに入力するタイミング
をそれぞれ制御するものである。
【0017】この発明に係わる請求項5記載のPWM回
路は、PLL回路からパルスを入力して該パルスの周波
数を検出する周波数検出器と、予め分周比データが格納
され、検出された上記周波数に対応する分周比を検索し
て出力する分周比テーブルとを備え、上記PLL回路か
らの位相基準信号のタイミングで、上記分周比テーブル
から出力される上記分周比をレジスタに入力するもので
ある。
【0018】この発明に係わる請求項6記載のPWM回
路は、請求項1〜5のいずれかにおいて、分周器がレー
ト・マルチ・バイブレータである。
【0019】この発明に係わる請求項7記載のPWM回
路は、外部から入力される信号波基準信号を基にした指
令値となる信号波の出力と制御情報の設定とを行うCP
Uと、上記信号波基準信号を入力として、周波数が該信
号波基準信号の周波数のてい倍となるパルスおよび該信
号波基準信号が特定の位相になったことを示す位相基準
信号を出力するPLL回路と、該PLL回路から出力さ
れるパルスをカウントし、該カウンタ値を上記PLL回
路からの上記位相基準信号のタイミングでリセットする
カウンタと、上記信号波基準信号との周波数倍率が異な
る複数種の搬送波パターンが、上記カウンタ出力と上記
搬送波パターンの種類に対応する識別情報とから成るア
ドレスに対してそれぞれ格納され、予め上記CPUで設
定された上記識別情報により所望の搬送波を出力するR
OMと、上記CPUで設定された上記識別情報を一旦保
持する第1のレジスタと、一旦保持された上記識別情報
を上記PLL回路からの上記位相基準信号のタイミング
で入力して保持し、上記ROMに反映させる第2のレジ
スタと、上記搬送波と上記信号波とを比較してその大小
に応じて、電力変換器のスイッチング素子のON/OF
F制御を行うスイッチング信号を出力する比較器と、を
有するものである。
【0020】この発明に係わる請求項8記載のPWM回
路は、外部から入力される信号波基準信号を基にした指
令値となる信号波の出力と制御情報の設定とを行うCP
Uと、上記信号波基準信号を入力として、周波数が該信
号波基準信号の周波数のてい倍となるパルスおよび該信
号波基準信号が特定の位相になったことを示す位相基準
信号を出力するPLL回路と、該PLL回路から出力さ
れるパルスをカウントし、該カウンタ値を上記PLL回
路からの上記位相基準信号のタイミングでリセットする
カウンタと、上記信号波基準信号との周波数倍率が異な
る複数種の搬送波パターンが、該倍率切り替えのタイミ
ングデータと共に、上記カウンタ出力と上記搬送波パタ
ーンの種類に対応する識別情報とから成るアドレスに対
してそれぞれ格納され、予め上記CPUで設定された上
記識別情報により所望の搬送波を上記タイミングデータ
と共に出力するROMと、上記CPUで設定された上記
識別情報を一旦保持する第1のレジスタと、一旦保持さ
れた上記識別情報を上記ROMからの上記タイミングデ
ータ発生のタイミングで入力して保持し、上記ROMに
反映させる第2のレジスタと、上記搬送波と上記信号波
とを比較してその大小に応じて、電力変換器のスイッチ
ング素子のON/OFF制御を行うスイッチング信号を
出力する比較器と、を有するものである。
【0021】この発明に係わる請求項9記載のPWM回
路は、外部から回路に入力される信号波基準信号のてい
倍の周波数で上記回路の出力となるパルスを発生する電
圧制御発振器と、該パルスをカウントするカウンタと、
該カウンタの出力信号と上記信号波基準信号との位相を
比較し、位相差に応じた電圧を出力する位相比較器と、
該位相比較器の出力を平滑し、その出力信号を上記電圧
制御発振器に入力するループフィルタとを有するPLL
回路と、上記信号波基準信号を基にした指令値となる信
号波の出力と制御情報の設定とを行うCPUと、上記信
号波基準信号との周波数倍率が異なる複数種の搬送波パ
ターンが、上記カウンタ出力と上記搬送波パターンの種
類に対応する識別情報とから成るアドレスに対してそれ
ぞれ格納され、予め上記CPUで設定された上記識別情
報により所望の搬送波を出力するROMと、上記CPU
で設定された上記識別情報を一旦保持する第1のレジス
タと、一旦保持された上記識別情報を、上記PLL回路
の上記カウンタからの位相情報によるタイミング制御で
入力して保持し、上記ROMに反映させる第2のレジス
タと、上記搬送波と上記信号波とを比較してその大小に
応じて、電力変換器のスイッチング素子のON/OFF
制御を行うスイッチング信号を出力する比較器と、を有
するものである。
【0022】この発明に係わる請求項10記載のPWM
回路は、外部から回路に入力される信号波基準信号のて
い倍の周波数で上記回路の出力となるパルスを発生する
電圧制御発振器と、該パルスをカウントするカウンタ
と、該カウンタ出力を予め設定され保持された分周比で
分周する分周器と、該分周器の出力信号と上記信号波基
準信号との位相を比較し、位相差に応じた電圧を出力す
る位相比較器と、該位相比較器の出力を平滑し、その出
力信号を上記電圧制御発振器に入力するループフィルタ
とを有するPLL回路と、上記信号波基準信号を基にし
た指令値となる信号波の出力と制御情報の設定とを行う
CPUと、搬送波の基本パターンが格納され、上記PL
L回路の上記カウンタ出力を入力として上記基本パター
ンを所定の回数でカウントして所望の搬送波を出力する
ROMと、上記搬送波と上記信号波とを比較してその大
小に応じて、電力変換器のスイッチング素子のON/O
FF制御を行うスイッチング信号を出力する比較器と、
を有するものである。
【0023】
【発明の実施の形態】実施の形態1.以下、この発明の
実施の形態1を図について説明する。図1は、この発明
の実施の形態1によるPWM回路の構成を示すものであ
る。図において、15はPLL回路であって、PWMの
信号波16の基となる周波数および位相情報を含んだ信
号波基準信号17を入力として動作する。PLL回路1
5では信号波基準信号17の周波数のてい倍の周波数の
パルスを発生させ、さらに信号波基準信号17の特定の
位相を指示する位相基準信号18をも出力する。また、
19はCPUであり、種々の制御情報の設定を行うと共
に、信号波基準信号17を入力として電圧指令となる信
号波16を出力する。
【0024】PLL回路15から出力されるパルスは、
予めCPU19で設定された分周比により分周器20で
分周される。この分周比はCPU19で設定され、一旦
第1のレジスタ21で保持された後、PLL回路15か
らの位相基準信号18のタイミングで第2のレジスタ2
2に転送され、分周器20の分周比として反映される。
分周器20で分周されたパルスは、アップ/ダウン・カ
ウンタ23に入力される。このアップ/ダウン・カウン
タ23はアップ動作しているカウンタの値が上限所定値
になるとダウン動作になり、ダウン動作しているカウン
タの値が下限所定値になるとアップ動作に転じ、アップ
/ダウンカウントを繰り返す。さらにPLL回路15か
らの位相基準信号18を受けて、そのタイミングでアッ
プ/ダウン・カウンタ23のカウンタ値は、予めCPU
19で設定され位相レジスタ24で保持された所定値に
強制的にセットされる。以上のアップ/ダウン・カウン
タ23の動作がインバータ装置のPWM回路における搬
送波25である三角波となる。
【0025】CPU19から出力された信号波16は電
圧指令レジスタ26に入力され、電圧指令レジスタ26
から出力される信号波16とアップ/ダウン・カウンタ
23から出力される搬送波25とを比較器27に入力し
て、比較器27は、信号波16の値と搬送波25の値と
を比較し、信号波16の方が搬送波25より大きい場合
は1を出力し、小さい場合は0を出力するように動作す
る。この出力がインバータ装置のスイッチング素子のO
N/OFF制御を行うスイッチング信号としてのゲート
パルス28となりインバータ装置の出力を制御する。
【0026】搬送波25の周波数の変更は分周器20の
分周比を変化させることにより実現でき、この分周比は
CPU19により設定され、一旦第1のレジスタ21に
保持されるが、その値が実際に分周比として分周器20
に反映されるのは位相基準信号18を受けて第2のレジ
スタ22に転送された時点である。この分周比をCPU
19で変更することによりインバータの搬送波25の周
波数を任意に変化させることができる。また、分周比の
変更の本来の目的は、信号波基準信号17の周波数の上
昇に伴う搬送波25の周波数の上昇を防ぐ、即ち、信号
波基準信号17の周波数に関わりなく搬送波25を常に
一定範囲内の周波数にすることであるが、上記方法と同
様にして所定の分周比に変更することにより、達成でき
る。
【0027】以上の様に構成されるPWM回路におい
て、搬送波25が信号波基準信号17に、即ち信号波1
6に同期する様子を図2を用いて説明する。図2(a)
は、信号波基準信号17を基にCPU19から出力され
た電圧指令となる信号波16と、搬送波25となるアッ
プ/ダウン・カウンタ23の動作とを示したものであ
り、図2(b)は位相基準信号18を、図2(c)は信
号波16と搬送波25とを比較して得られるゲートパル
ス28を示すものである。ここではアップ/ダウン・カ
ウンタ23のビット数を12ビットとし、上限所定値を
4095、下限所定値を0とする。また、PLL回路1
5から出力される位相基準信号18は信号波基準信号1
7が0゜の時に出力されるものとし、さらに信号波基準
信号17の4096×2×15倍のクロックとなるパル
スも発生するように設定してあるものとする。また、例
えば、CPU19は位相レジスタ24に2048を設定
し、さらに分周比1/3を設定し、この分周比は第2の
レジスタ22に保持されて分周器20では分周比1/3
で動作しているとする。
【0028】PLL回路15から位相基準信号18を受
信するとアップ/ダウン・カウンタ23のカウンタ値は
強制的に位相レジスタ24の値2048に設定され、そ
の値からカウント動作が継続される。PLL回路15か
ら出力されたパルスが分周比1/3の分周器20を経由
して、アップ/ダウン・カウンタ23には信号波基準信
号17の4096×2×5倍の周波数のパルスが入力さ
れる。そのため、アップ/ダウン・カウンタ23は0か
ら4095の間アップ/ダウンカウントを5回繰り返し
た後、次にPLL回路15から位相基準信号18を受信
した時点では必然的にアップ/ダウン・カウンタ23の
値は2048となる。これは、位相レジスタ24の値が
強制的に設定される/されないに関わらず自動的にアッ
プ/ダウン・カウンタ23の値は2048となる。
【0029】以上の動作によりアップ/ダウン・カウン
タ23は、信号波基準信号17との相対的位相差を一定
に維持したまま、カウントを継続する。すなわち信号波
基準信号17の5倍の周波数で位相差は常に0゜の搬送
波25が得られる。また電圧指令となる信号波16が図
2(a)に示すように出力されれば、比較器27で信号
波16と搬送波25とを比較し、図2(c)に示すよう
にゲートパルス28を得ることができる。
【0030】分周比を切り替える場合、例えば図2のA
時点でCPU19が分周比を1/3から1/5に変更す
る。しかし、分周比は一旦第1のレジスタ21に保持さ
れ、直ちには分周器20に用いる新しい分周比とはなら
ず、次の位相基準信号18受信時点であるB時点で、第
1のレジスタ21の値が第2のレジスタ22に転送さ
れ、はじめて分周器20に用いる分周比が1/5とな
る。つまり、CPU19により分周比の設定を変更した
後、次にPLL回路15から位相基準信号18を受信す
るまでは、変更前の分周比で分周器20は動作している
ため、位相基準信号18により位相レジスタ24の値を
アップ/ダウン・カウンタ23に強制的に設定する時点
ではアップ/ダウン・カウンタ23の値は必然的に20
48である。この時点で分周器20に用いる分周比が新
しくなるため、アップ/ダウン・カウンタ23は204
8から新しい分周比で分周されたパルスでカウントを継
続する。この様に、アップ/ダウン・カウンタ23の動
作により得られる搬送波25は連続したものとなるた
め、ゲートパルス28においても不正パルスは発生しな
い。
【0031】実施の形態2.上記実施の形態1では、分
周器20は分周比1/n(n:整数)を用いるものであ
ったが、図3に示すように、分周器としてレート・マル
チ・バイブレータ29を用いる。レート・マルチ・バイ
ブレータ29は入力されたパルスの周波数をm/n
(m,n:整数)にすることができる。4ビットのレー
ト・マルチ・バイブレータ29の場合はm/16とな
り、信号波基準信号17の3倍、5倍および7倍の周波
数の搬送波25をそれぞれ発生させる場合は、CPU1
9によりmとして3、5および7を設定すれば実現でき
る。
【0032】上記実施の形態1で用いたような、通常の
分周比1/nの分周器20では、例えば分周比の切り替
えによって、信号波基準信号17の3倍、5倍および7
倍の周波数の搬送波25をそれぞれ発生させる場合、P
LL回路15からは搬送波25を発生するのに必要とす
る倍率(3,5,7)の最小公倍数以上の周波数のパル
スを発生させなければならない。3、5、7の最小公倍
数は105であるため、12ビットのアップ/ダウン・
カウンタ23の場合、搬送波25周波数の4096×2
×105倍の周波数のパルスをPLL回路15から発生
させる必要がある。信号波基準信号17の周波数が60
Hzの場合はPLL回路15からは50MHzものパル
スを発生させる必要がある。またこの時、搬送波25を
信号波基準信号17の3倍、5倍および7倍の周波数と
する場合はそれぞれ分周比は1/35、1/21および
1/15と設定する。
【0033】これに対しこの実施の形態では、分周器に
レート・マルチ・バイブレータ29を用いたため、例え
ば4ビットのレート・マルチ・バイブレータ29の場合
は、入力された周波数をm/16にするため、PLL回
路15から出力は4096×2×16倍の周波数のパル
スを出力するだけでよい。信号波基準信号17が60H
zの場合はPLL回路15からの出力パルスの周波数は
7.7MHzとなる。このように分周器にレート・マル
チ・バイブレータ29を用いることにより、上記実施の
形態1と同様にゲートパルス28の不正パルスの発生防
止効果と、さらに回路内の信号の周波数を低く抑えるこ
とができるため、ノイズの影響によるEMC問題の発生
が抑制でき、プリント配線板の設計が容易となる等の効
果がある。
【0034】実施の形態3.次に、この発明の実施の形
態3によるPWM回路について、図4に基づいて説明す
る。上記実施の形態1では、分周器20の分周比をCP
U19で設定し、一旦第1のレジスタ20で保持した
後、第2のレジスタ22に転送したが、分周比の変更タ
イミングおよび切り替え推移があらかじめ判明している
場合、この実施の形態では、第1および第2のレジスタ
21、22を用いず、FIFO(First In First Out)
30を用い、分周器20の分周比を、その切り替え推移
に応じて予めCPU19で設定し、全て格納しておく。
また、FIFO制御回路31を備えて分周比の変更タイ
ミングを発生させることにより、分周比が予め設定され
た順序で自動的にFIFO30から出力されて変更され
る。FIFO制御回路31は、PLL回路15から出力
される位相基準信号18を入力として変更タイミングを
発生させるようにすると、分周比の変更は位相基準信号
18発生時点に実施され、上記実施の形態1と同様に搬
送波25は連続したものとなるため、ゲートパルス28
の不正パルスの発生が防止できる。また、CPU19は
装置起動時に初期設定するのみで、以降は自動的に分周
比が変更されるPWM回路が実現でき、CPU19の負
荷が軽くなる。
【0035】実施の形態4.次に、この発明の実施の形
態4によるPWM回路について、図5に基づいて説明す
る。図に示すように、PLL回路15から出力される位
相基準信号18をCPU19に入力させるようにしてお
く。分周器20は、予めCPU19で設定されレジスタ
32で保持された分周比を用いて、PLL回路15から
出力されるパルスを分周する。搬送波25周波数の信号
波基準信号17の周波数に対する倍率を変更させる必要
が発生した場合には、CPU19は、PLL回路15か
ら発生する位相基準信号18を割り込み信号として受信
し、そのタイミングで分周比をレジスタ32に入力す
る。この実施の形態では、CPU19の割り込み処理時
間が搬送波25の動作に比べて十分に短い場合、即ち、
PLL回路15からの位相基準信号18を割り込み信号
として受信した後、直ちに分周比をレジスタ32に入力
してほぼ位相基準信号18発生時点から分周器20で用
いる状態にできる場合に効果が得られ、上記実施の形態
1と同様に搬送波25は連続したものとなり、ゲートパ
ルス28の不正パルスの発生が防止できる。また、実施
の形態1のように分周比設定のためのレジスタを2個持
つ必要が無く、1個のレジスタ32で済むため、回路構
成が簡略化できる。
【0036】実施の形態5.次に、この発明の実施の形
態5によるPWM回路について、図6に基づいて説明す
る。一般にPLL回路15は、外部からPLL回路15
に入力される信号波基準信号17のてい倍の周波数のパ
ルスを発生する電圧制御発振器33と、その発振器33
から出力されるパルスをカウントするカウンタ34と、
このカウンタ34から出力される信号と上記信号波基準
信号17との位相を比較し、位相差に応じた電圧を出力
する位相比較器35と、この位相比較器35の出力を平
滑化して、その出力信号を上記電圧制御発振器33に入
力するループフィルタ36とで構成される。
【0037】ところで、搬送波25の信号波基準信号1
7に対する周波数倍率を変更させる場合、変更前と変更
後との搬送波25を信号波基準信号17の位相を0゜で
アップ/ダウン・カウンタ23の値を一致させて比較す
ると、アップ/ダウン・カウンタ23の値が一致し、か
つ勾配方向も一致する位相が存在する。後述する実施の
形態8で詳述するが、少なくとも信号波基準信号の0゜
と180゜でこの条件を満足し、この時に、分周比を切
り替えて搬送波25の信号波基準信号17に対する周波
数の倍率を変更させても、搬送波25の連続性は確保で
きる。また、上記条件を満足する位相は、変更前と変更
後との搬送波25の信号波基準信号17に対する周波数
の倍率の組み合わせにより、予め計算できるものであ
る。
【0038】この実施の形態では、PLL回路15内部
のカウンタ34出力をCPU19に入力する。PLL回
路15内部のカウンタ34値は信号波基準信号17の位
相と一致しており、例えば、カウンタ34が12ビット
であれば、カウンタ34値が0の場合は信号波基準信号
17が0゜の時であり、2048の時は180゜である
というようにカウンタ34値と信号波基準信号17の位
相とが1:1に対応している。そのため、カウンタ34
出力をCPU19に入力することにより、信号波基準信
号17の位相を検出できるため、上述したような予め計
算されて設定された、搬送波25の連続性が確保できる
位相になるタイミングで、CPU19により分周比を変
更する。これにより搬送波25は連続し不正パルスは発
生しない。また、信号波基準信号17が特定の位相にな
った時に位相レジスタ24の値を強制的にアップ/ダウ
ン・カウンタ23に設定するタイミングも、信号波基準
信号17の位相を検出できるCPU19で制御する。
【0039】この実施の形態では、信号波基準信号17
の0゜以外のタイミングでも分周比の変更を行うことが
できるため、分周比の変更可能なタイミングが増大し、
効率的に搬送波25の信号波基準信号17に対する周波
数の倍率を変更させることができる。また、実施の形態
1のように分周比設定のためのレジスタを2個持つ必要
が無く、1個のレジスタ32で済むため、回路構成が簡
略化できる。
【0040】実施の形態6.次に、この発明の実施の形
態6によるPWM回路について、図7に基づいて説明す
る。上述したように、分周比の変更の本来の目的は、信
号波基準信号17の周波数の上昇に伴う搬送波25の周
波数の上昇を防ぐ、即ち、信号波基準信号17の周波数
に関わりなく搬送波25を常に一定範囲内の周波数にす
ることである。このため信号波基準信号17の周波数
と、搬送波25の信号波基準信号17に対する周波数の
倍率との間には1:1の関係ができ、それを予め計算す
るのは極めて容易である。つまり信号波基準信号17の
周波数に対する分周器20の分周比は1:1で決定する
ことができる。
【0041】この実施の形態では、PLL回路15から
のパルスを入力して、そのパルスの周波数を検出する周
波数検出器37と、上記のように1:1の関係である、
信号波基準信号17の周波数と分周器20の分周比との
関係を分周比テーブル38として格納するROMなどの
メモリとを備え、PLL回路15から出力されるパルス
を分周器20に入力するとともに、周波数検出器37に
入力し、その出力を分周比テーブル38に入力して分周
比を出力する。PLL回路15から出力されるパルスの
周波数と信号波基準信号17の周波数とは一定の比例関
係にあるため、上記パルスの周波数を周波数検出器37
で検出し、このパルスの周波数に対応する分周比データ
を分周比テーブル38から検索することにより信号波基
準信号17の周波数に対する分周比を選択することがで
きる。この分周比が選択された後、PLL回路15から
位相基準信号18が発生すると、そのタイミングで、分
周比テーブル38の選択された分周比がレジスタ32に
転送され、分周器20の分周比として反映される。ま
た、それと同時に予めCPU19で設定され位相レジス
タ24で保持された所定値は強制的にアップ/ダウン・
カウンタ23にセットされ、その値よりカウント動作を
継続する。
【0042】この実施の形態では、上記実施の形態1と
同様に搬送波25は連続したものとなり、ゲートパルス
28の不正パルスの発生が防止できると共に、CPU1
9は全く分周比すなわち搬送波25の信号波基準信号1
7に対する周波数の倍率を制御する必要がなく、自動的
に搬送波25の周波数を一定の範囲内に収めることがで
きるため、CPU19の負担は大幅に減少する。
【0043】なお、上記実施の形態3から実施の形態6
についても、上記実施の形態2を適用して分周器20に
レート・マルチ・バイブレータ29を用いることがで
き、回路内の信号の周波数を低く抑えることができるた
め、ノイズの影響によるEMC問題の発生が抑制でき、
プリント配線板の設計が容易となる等の効果が得られ
る。
【0044】実施の形態7.次に、この発明の実施の形
態7によるPWM回路について、図8に基づいて説明す
る。上記実施の形態1〜6では分周器20とアップ/ダ
ウン・カウンタ23とを用いたが、この実施の形態で
は、単なるアップのみもしくはダウンのみのカウンタ3
9と、ROM40に搬送波パターン41a、41bを格
納したものを用いる。カウンタ39では、PLL回路1
5から出力されたパルスを入力してカウントし、このカ
ウンタ値をPLL回路15からの位相基準信号18のタ
イミングでリセットする。ROM40には、信号波基準
信号17との倍率が異なる複数種の搬送波パターン41
a、41bが、カウンタ39出力と搬送波パターン41
a、41bの種類に対応する識別情報とから成るアドレ
スにそれぞれ格納される。
【0045】例えば図9のようにROM40にはあらか
じめ信号波基準信号17の3倍および5倍の搬送波パタ
ーン41a、41bが格納されているものとする。RO
M40を13ビットのアドレスと12ビットのデータを
持つものとし、0H番地(16進法の0番地)から0F
FFH番地には信号波基準信号17の5倍、1000H
番地から1FFFH番地には3倍の搬送波25のデータ
(搬送波パターン41a、41b)を格納しておく。ま
た、PLL回路15からは信号波基準信号17の409
6倍の周波数を発生する設定にしておく。カウンタ39
の出力は12ビットとして(000H〜FFFH)、R
OM40の下位アドレスに割り当て、上位1ビットのア
ドレスは、予めCPU19で設定された、搬送波パター
ン41a、41bの種類に対応する識別情報0または1
を割り当てる。カウンタ39は12ビットのため000
HからFFFHの間を繰り返しカウントする。
【0046】上記識別情報は、予めCPU19で設定さ
れ、一旦第1のレジスタ42に格納された後、PLL回
路15からの位相基準信号18を受けて第2のレジスタ
43に転送されて、ROM40に反映される。信号波基
準信号17の5倍の搬送波25を必要とする場合は、C
PU19は識別情報として0を設定して、その値を一旦
第1のレジスタ42に保持する。位相基準信号18のタ
イミングで第2のレジスタ43の値が0になると、カウ
ンタ39出力を入力として、ROM40の0000H番
地から0FFFH番地のデータが繰り返し出力されるこ
とになる。その結果として信号波基準信号17の5倍周
期の搬送波25を得ることができる。位相基準信号18
が入力されるとカウンタ39はリセットされ000Hに
なるが、カウンタ39が12ビットであり、PLL回路
15からの出力パルスの周波数が信号波基準信号17の
4096倍であるため、位相基準信号18が入力される
/されないにかかわらず自動的に位相基準信号18入力
時にはカウンタ値は000Hになる。
【0047】信号波基準信号17の周波数の上昇に伴う
搬送波25の周波数の上昇を防ぐために、信号波基準信
号17に対して周波数が5倍の搬送波25を出力してい
るのを、3倍に切り替える必要が発生した場合、CPU
19により識別情報を1に設定し、一旦第1のレジスタ
42に1を保持する。しかし、直ちにはこの識別情報1
はROM40の読み出しアドレスの一部にはならず、P
LL回路15から位相基準信号18を受けるタイミング
で、第1のレジスタ42の値が第2のレジスタ43に転
送されるとともにカウンタ39がリセットされるためカ
ウンタ値は000Hになる。この時点で初めてROM4
0の読み出しアドレスの上位1ビットが1となる。その
ため、その後ROM40からは1000H番地から1F
FFH番地のデータが繰り返し出力されることになる。
すなわち信号波基準信号17の3倍の周波数の搬送波2
5を発生させることができる。
【0048】この実施の形態では、搬送波25の信号波
基準信号17に対する周波数の倍率を5倍から3倍に切
り替える際、ROM40の読み出しアドレスがFFFH
の次は1000Hとなるため、搬送波25が連続するこ
とになる。また、5倍から3倍に切り替えたとしても、
ROM40の下位アドレスが000Hの時点、即ち搬送
波パターン41a、41bの開始アドレスで実際の切り
替えが行われるため、搬送波25は連続する。また搬送
波25と信号波16の位相差を搬送波25を基準にして
90゜にしたい場合は図10のようなROM40にする
ことにより実現でき、ROM40の格納データを変更す
ることにより任意の位相差を得ることができる。
【0049】この実施の形態では、上記実施の形態1と
同様に搬送波25は連続したものとなり、ゲートパルス
28の不正パルスの発生が防止できる。また、3倍周波
数データ(搬送波パターン41a)も5倍周波数データ
(搬送波パターン41b)も1000Hすなわち409
6のアドレス空間に格納している。どのような倍率の周
波数の搬送波パターン41a、41bも同じ1000H
の領域に格納すれば、PLL回路15からは信号波基準
信号17の4096倍という低い一定の周波数のパルス
を発生させるだけでよいため、回路内の信号の周波数を
格段と低く抑えることができるため、ノイズの影響によ
るEMC問題の発生が抑制でき、プリント配線板の設計
が容易となる等の効果がある。
【0050】なお、この実施の形態では搬送波パターン
41a、41bは周波数が3倍と5倍との2パターンで
あるため、CPU19で設定し保持する識別情報は、1
ビットデータであったが、例えば8パターンの場合は3
ビットのデータを設定すればよい。また、搬送波パター
ン41a、41bの組み合わせを変更する場合は、必要
な搬送波パターンを格納したROM40に取り替えるこ
とにより容易に変更できる。
【0051】実施の形態8.次に、この発明の実施の形
態8によるPWM回路について、図11に基づいて説明
する。この実施の形態では、上記実施の形態7におい
て、信号波基準信号17との周波数の倍率が異なる搬送
波パターン41a、41bが、倍率切り替えのタイミン
グデータとしての切り替え指令データ44と共にROM
40に格納され、予めCPU19で設定され第1のレジ
スタ42で一旦保持された識別情報は、切り替え指令デ
ータ44がROM40から発生されるタイミングで、R
OM40に反映する第2のレジスタ43に転送する。
【0052】ROM40に格納された搬送波パターン4
1a、41bが上記実施の形態7の場合と同じとして、
2つの搬送波パターン41a、41bを比較すると、図
12に示すように、ROM40アドレスの下位12ビッ
トが同じでかつデータも同じである箇所が必ず何箇所か
存在する。そのうち、さらに勾配の方向が同じ、即ち共
に上り勾配、あるいは共に下り勾配である条件を満足す
る箇所が存在する。2つの搬送波パターン41a、41
bがどのような組み合わせであっても、信号波16と同
期する搬送波25の搬送波パターン41a、41bで
は、少なくともROM40アドレスの下位12ビットが
000Hと800Hとにおいて、アドレスおよびデータ
が共に一致し、しかも勾配方向が一致する。即ち、信号
波基準信号17の少なくとも0゜と180゜でこの条件
を満足し、この条件を満たすかどうかの判別データを上
記切り替え指令データ44として、搬送波パターン41
a、41bのデータ以外にROM40に1ビット追加
し、上記条件を満たす場合に該当アドレスに1、それ以
外を0の値を格納する。図12では切り替え指令データ
44が1のとき(以下、切り替え指令データ44発生時
と称す)のみ↑で示した。
【0053】上記のように、ROM40の下位12ビッ
トのアドレスおよびデータが共に一致し、しかも勾配方
向が一致する時、即ち、切り替え指令データ44発生
時、信号波基準信号17に対する周波数の倍率を変更さ
せても、搬送波25の連続性は確保できゲートパルス2
8の不正パルスの発生が防止できる。またこの様なアド
レスは、変更前と変更後との搬送波25の信号波基準信
号17に対する周波数の倍率の組み合わせにより、予め
計算できてROM40に格納できるものである。この実
施の形態では、予めCPU19で設定され第1のレジス
タ42で一旦保持された、搬送波パターン41a、41
bの種類に対応する識別情報(0または1)を、ROM
40から出力される上記切り替え指令データ44発生の
タイミングで第2のレジスタ43に転送し、ROM40
に反映させるため、上記のような、搬送波25の連続性
は確保できゲートパルス28の不正パルスの発生が防止
できる効果が得られる。
【0054】上記実施の形態7では、CPU19が任意
のタイミングで搬送波パターン41a、41bの種類を
変更しても、位相基準信号17は信号波16に対し36
0゜に1回しか発生しないため、信号波16で最長36
0゜の時間遅れでしか実際に、搬送波パターン41a、
41bが切り替われない場合がある。しかし、この実施
の形態では、少なくとも0゜と180゜で切り替え指令
データ44が発生することになるため、、上記実施の形
態7と同様の効果が得られると共に、任意にCPU19
が搬送波パターン41a、41bの種類を変更しても、
最悪180゜しか遅れなく、高速な切り替えが可能とな
る。また、搬送波パターン41a、41bの組み合わせ
によっては360゜間に2箇所以上その条件が満足する
時点があるため、さらに短時間に切り替えが可能とな
り、搬送波25の信号波基準信号17に対する周波数倍
率の変更が、高速で効率的に行える。
【0055】実施の形態9.次に、この発明の実施の形
態9によるPWM回路について、図13に基づいて説明
する。上記実施の形態7では、PLL回路15から出力
されるパルスをカウンタ39でカウントしたが、この実
施の形態では、PLL回路15の内部のカウンタ34を
用い、このカウンタ34出力をROM40に入力する。
PLL回路15は、上記実施の形態5で示したように、
外部からPLL回路15に入力される信号波基準信号1
7のてい倍の周波数のパルスを発生する電圧制御発振器
33と、その発振器33から出力されるパルスをカウン
トするカウンタ34と、このカウンタ34から出力され
る信号と上記信号波基準信号17との位相を比較し、位
相差に応じた電圧を出力する位相比較器35と、この位
相比較器35の出力を平滑化して、その出力信号を上記
電圧制御発振器33に入力するループフィルタ36とで
構成される。
【0056】この様な構成のPLL回路15では、PL
L回路15内部のカウンタ34は上記実施の形態7で用
いたカウンタ39と同じ働きをする。またPLL回路1
5内部のカウンタ34値は信号波基準信号17の位相と
一致しており、例えば、カウンタ34が12ビットであ
れば、カウンタ34値が0の場合は信号波基準信号17
が0゜の時であり、2048の時は180゜であるとい
うようにカウンタ34値と信号波基準信号17の位相と
が1:1に対応している。そのため、カウンタ34出力
により信号波基準信号17の位相を検出できるため、予
めCPU19で設定され第1のレジスタ42で一旦保持
された搬送波パターン41a、41bの種類に対応する
識別情報を第2のレジスタ43に転送するタイミング
を、上記カウンタ34出力に対応する位相情報により制
御する。これにより上記実施の形態7と同様の効果が得
られると共に、新たなカウンタが不要となるため回路構
成が簡略化できる。
【0057】実施の形態10.次に、この発明の実施の
形態10によるPWM回路について、図14に基づいて
説明する。この実施の形態では、搬送波25を出力する
ROM40には図15に示すような搬送波基本パターン
45が格納され、またPLL回路15内部において、カ
ウンタ34の出力側に分周器46を配置し、その出力を
位相比較器35の信号波基準信号17との比較信号とす
る。また、この分周器46の分周比は予めCPU19で
設定され、レジスタ32に保持されたものを用いる。
【0058】例えば、分周比として1/5を設定し、カ
ウンタ34が12ビットカウンタとした場合、000H
からFFFHまでを5回カウントしてはじめて分周器4
6から1回信号が発生する。PLL回路15の機能とし
て、分周器46からの発生信号と信号波基準信号17と
が位相および周波数が一致するように動作するため、信
号波基準信号17の1周期に対しカウンタ46が5周期
カウントすることになる。すなわち図15の搬送波基本
パターン45がROM40から5回分読み出されて、信
号波基準信号17に対する周波数倍率が5倍の搬送波2
5が出力される。
【0059】例えば、ここでCPU19により分周比を
1/3に変更すると、カウンタ34は000HからFF
FHまでを3回カウントしてはじめて分周器46から1
回信号が発生することになる。PLL回路15は常に信
号波基準信号17と分周器46の出力とが位相および周
波数が一致するように動作するため、結果として、ルー
プフィルタ36の応答速度に従って電圧制御発振器33
からの周波数が徐々に減少し同期状態に移行する。そし
て、信号波基準信号17の1周期に対しカウンタ34が
3周期カウントすることになり、すなわち搬送波基本パ
ターン45がROM40から3回分読み出されて、信号
波基準信号17に対する周波数倍率が3倍に変化する。
【0060】この実施の形態では、周波数倍率は徐々に
変化し、カウンタ34の値も連続するため、搬送波25
の波形も連続したものとなり、ゲートパルス28の不正
パルスの発生はない。また、周波数倍率の変化はループ
フィルタ36の応答速度に依存し、応答速度を遅くする
ことにより、移行を連続的かつ滑らかに行うことができ
緩やかに周波数倍率を変更できる。
【0061】
【発明の効果】以上のように、この発明に係わる請求項
1記載のPWM回路は、CPUで設定された分周器の分
周比を一旦保持する第1のレジスタと、一旦保持された
該分周比をPLL回路からの位相基準信号のタイミング
で入力して保持し、上記分周器に反映させる第2のレジ
スタとを備えたため、信号波基準信号に対する搬送波の
周波数倍率を変更する際、搬送波は連続したものとなる
ため、スイッチング信号の不正パルスの発生が防止で
き、電力変換器のスイッチング素子のON/OFF制御
の信頼性が向上する。
【0062】またこの発明に係わる請求項2記載のPW
M回路は、CPUで設定された分周器の分周比を複数個
保持可能なFIFOと、PLL回路からの位相基準信号
を入力として、上記FIFOに保持された上記分周比を
上記分周器に順次反映させるタイミングを制御するFI
FO制御回路とを備えたため、信号波基準信号に対する
搬送波の周波数倍率を変更する際、搬送波は連続したも
のとなるため、スイッチング信号の不正パルスの発生が
防止でき、電力変換器のスイッチング素子のON/OF
F制御の信頼性が向上すると共に、CPUは初期設定す
るのみで以降は自動的に分周比が変更されるPWM回路
が実現でき、CPUの負荷が軽くなる。
【0063】またこの発明に係わる請求項3記載のPW
M回路は、PLL回路からの位相基準信号のタイミング
で、分周比をCPUからレジスタに入力するため、信号
波基準信号に対する搬送波の周波数倍率を変更する際、
搬送波は連続したものとなるため、スイッチング信号の
不正パルスの発生が防止でき、電力変換器のスイッチン
グ素子のON/OFF制御の信頼性が向上すると共に、
回路構成が簡略化できる。
【0064】またこの発明に係わる請求項4記載のPW
M回路は、PLL回路のカウンタ出力をCPUに入力
し、該カウンタ出力に対応する位相情報により、アップ
/ダウン・カウンタに所定の値を設定するタイミング、
および分周比を上記CPUからレジスタに入力するタイ
ミングをそれぞれ制御するため、信号波基準信号に対す
る搬送波の周波数倍率を変更する際、搬送波は連続した
ものとなるため、スイッチング信号の不正パルスの発生
が防止でき、電力変換器のスイッチング素子のON/O
FF制御の信頼性が向上すると共に、効率的に分周比を
変更させることができ、また回路構成も簡略化できる。
【0065】またこの発明に係わる請求項5記載のPW
M回路は、PLL回路からパルスを入力して該パルスの
周波数を検出する周波数検出器と、予め分周比データが
格納され、検出された上記周波数に対応する分周比を検
索して出力する分周比テーブルとを備え、上記PLL回
路からの位相基準信号のタイミングで、上記分周比テー
ブルから出力される上記分周比をレジスタに入力するた
め、信号波基準信号に対する搬送波の周波数倍率を変更
する際、搬送波は連続したものとなるため、スイッチン
グ信号の不正パルスの発生が防止でき、電力変換器のス
イッチング素子のON/OFF制御の信頼性が向上する
と共に、CPUの負担が大幅に低減できる。
【0066】またこの発明に係わる請求項6記載のPW
M回路は、請求項1〜5のいずれかにおいて、分周器が
レート・マルチ・バイブレータであるため、信号波基準
信号に対する搬送波の周波数倍率を変更する際、搬送波
は連続したものとなるため、スイッチング信号の不正パ
ルスの発生が防止でき、電力変換器のスイッチング素子
のON/OFF制御の信頼性が向上すると共に、回路内
の信号の周波数を低く抑えることができるため、ノイズ
の影響によるEMC問題の発生が抑制でき、プリント配
線板の設計が容易となる等の効果がある。
【0067】この発明に係わる請求項7記載のPWM回
路は、外部から入力される信号波基準信号を基にした指
令値となる信号波の出力と制御情報の設定とを行うCP
Uと、上記信号波基準信号を入力として、周波数が該信
号波基準信号の周波数のてい倍となるパルスおよび該信
号波基準信号が特定の位相になったことを示す位相基準
信号を出力するPLL回路と、該PLL回路から出力さ
れるパルスをカウントし、該カウンタ値を上記PLL回
路からの上記位相基準信号のタイミングでリセットする
カウンタと、上記信号波基準信号との周波数倍率が異な
る複数種の搬送波パターンが、上記カウンタ出力と上記
搬送波パターンの種類に対応する識別情報とから成るア
ドレスに対してそれぞれ格納され、予め上記CPUで設
定された上記識別情報により所望の搬送波を出力するR
OMと、上記CPUで設定された上記識別情報を一旦保
持する第1のレジスタと、一旦保持された上記識別情報
を上記PLL回路からの上記位相基準信号のタイミング
で入力して保持し、上記ROMに反映させる第2のレジ
スタと、上記搬送波と上記信号波とを比較してその大小
に応じて、電力変換器のスイッチング素子のON/OF
F制御を行うスイッチング信号を出力する比較器と、を
有するため、信号波基準信号に対する搬送波の周波数倍
率を変更する際、搬送波は連続したものとなるため、ス
イッチング信号の不正パルスの発生が防止でき、電力変
換器のスイッチング素子のON/OFF制御の信頼性が
向上すると共に、回路内の信号の周波数を格段と低く抑
えることができるため、ノイズの影響によるEMC問題
の発生が抑制でき、プリント配線板の設計が容易となる
等の効果がある。
【0068】またこの発明に係わる請求項8記載のPW
M回路は、外部から入力される信号波基準信号を基にし
た指令値となる信号波の出力と制御情報の設定とを行う
CPUと、上記信号波基準信号を入力として、周波数が
該信号波基準信号の周波数のてい倍となるパルスおよび
該信号波基準信号が特定の位相になったことを示す位相
基準信号を出力するPLL回路と、該PLL回路から出
力されるパルスをカウントし、該カウンタ値を上記PL
L回路からの上記位相基準信号のタイミングでリセット
するカウンタと、上記信号波基準信号との周波数倍率が
異なる複数種の搬送波パターンが、該倍率切り替えのタ
イミングデータと共に、上記カウンタ出力と上記搬送波
パターンの種類に対応する識別情報とから成るアドレス
に対してそれぞれ格納され、予め上記CPUで設定され
た上記識別情報により所望の搬送波を上記タイミングデ
ータと共に出力するROMと、上記CPUで設定された
上記識別情報を一旦保持する第1のレジスタと、一旦保
持された上記識別情報を上記ROMからの上記タイミン
グデータ発生のタイミングで入力して保持し、上記RO
Mに反映させる第2のレジスタと、上記搬送波と上記信
号波とを比較してその大小に応じて、電力変換器のスイ
ッチング素子のON/OFF制御を行うスイッチング信
号を出力する比較器と、を有するため、信号波基準信号
に対する搬送波の周波数倍率を変更する際、搬送波は連
続したものとなるため、スイッチング信号の不正パルス
の発生が防止でき、電力変換器のスイッチング素子のO
N/OFF制御の信頼性が向上すると共に、上記周波数
倍率の変更が、高速で効率的に行える。
【0069】またこの発明に係わる請求項9記載のPW
M回路は、外部から回路に入力される信号波基準信号の
てい倍の周波数で上記回路の出力となるパルスを発生す
る電圧制御発振器と、該パルスをカウントするカウンタ
と、該カウンタの出力信号と上記信号波基準信号との位
相を比較し、位相差に応じた電圧を出力する位相比較器
と、該位相比較器の出力を平滑し、その出力信号を上記
電圧制御発振器に入力するループフィルタとを有するP
LL回路と、上記信号波基準信号を基にした指令値とな
る信号波の出力と制御情報の設定とを行うCPUと、上
記信号波基準信号との周波数倍率が異なる複数種の搬送
波パターンが、上記カウンタ出力と上記搬送波パターン
の種類に対応する識別情報とから成るアドレスに対して
それぞれ格納され、予め上記CPUで設定された上記識
別情報により所望の搬送波を出力するROMと、上記C
PUで設定された上記識別情報を一旦保持する第1のレ
ジスタと、一旦保持された上記識別情報を、上記PLL
回路の上記カウンタからの位相情報によるタイミング制
御で入力して保持し、上記ROMに反映させる第2のレ
ジスタと、上記搬送波と上記信号波とを比較してその大
小に応じて、電力変換器のスイッチング素子のON/O
FF制御を行うスイッチング信号を出力する比較器と、
を有するため、信号波基準信号に対する搬送波の周波数
倍率を変更する際、搬送波は連続したものとなるため、
スイッチング信号の不正パルスの発生が防止でき、電力
変換器のスイッチング素子のON/OFF制御の信頼性
が向上すると共に、回路構成が簡略化できる。
【0070】またこの発明に係わる請求項10記載のP
WM回路は、外部から回路に入力される信号波基準信号
のてい倍の周波数で上記回路の出力となるパルスを発生
する電圧制御発振器と、該パルスをカウントするカウン
タと、該カウンタ出力を予め設定され保持された分周比
で分周する分周器と、該分周器の出力信号と上記信号波
基準信号との位相を比較し、位相差に応じた電圧を出力
する位相比較器と、該位相比較器の出力を平滑し、その
出力信号を上記電圧制御発振器に入力するループフィル
タとを有するPLL回路と、上記信号波基準信号を基に
した指令値となる信号波の出力と制御情報の設定とを行
うCPUと、搬送波の基本パターンが格納され、上記P
LL回路の上記カウンタ出力を入力として上記基本パタ
ーンを所定の回数でカウントして所望の搬送波を出力す
るROMと、上記搬送波と上記信号波とを比較してその
大小に応じて、電力変換器のスイッチング素子のON/
OFF制御を行うスイッチング信号を出力する比較器
と、を有するため、信号波基準信号に対する搬送波の周
波数倍率を変更する際、搬送波は連続したものとなるた
め、スイッチング信号の不正パルスの発生が防止でき、
電力変換器のスイッチング素子のON/OFF制御の信
頼性が向上すると共に、周波数倍率の変化はループフィ
ルタの応答速度に依存し、応答速度を遅くすることによ
り、移行を連続的かつ滑らかに行うことができ緩やかに
周波数倍率を変更できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1によるPWM回路の
構成を示す図である。
【図2】 この発明の実施の形態1によるPWM回路の
動作を説明する図である。
【図3】 この発明の実施の形態2によるPWM回路の
構成を示す図である。
【図4】 この発明の実施の形態3によるPWM回路の
構成を示す図である。
【図5】 この発明の実施の形態4によるPWM回路の
構成を示す図である。
【図6】 この発明の実施の形態5によるPWM回路の
構成を示す図である。
【図7】 この発明の実施の形態6によるPWM回路の
構成を示す図である。
【図8】 この発明の実施の形態7によるPWM回路の
構成を示す図である。
【図9】 この発明の実施の形態7によるPWM回路の
ROMのデータを示す図である。
【図10】 この発明の実施の形態7によるPWM回路
のROMのデータの別例を示す図である。
【図11】 この発明の実施の形態8によるPWM回路
の構成を示す図である。
【図12】 この発明の実施の形態8によるPWM回路
のROMのデータを示す図である。
【図13】 この発明の実施の形態9によるPWM回路
の構成を示す図である。
【図14】 この発明の実施の形態10によるPWM回
路の構成を示す図である。
【図15】 この発明の実施の形態10によるPWM回
路のROMのデータを示す図である。
【図16】 従来のPWM回路の構成を示す図である。
【図17】 従来のPWM回路の動作を説明する図であ
る。
【図18】 従来のPWM回路の動作を説明する図であ
る。
【図19】 従来のPWM回路の問題点を説明する図で
ある。
【符号の説明】
15 PLL回路、16 信号波、17 信号波基準信
号、18 位相基準信号、19 CPU、20 分周
器、21 第1のレジスタ、22 第2のレジスタ、2
3 アップ/ダウン・カウンタ、25 搬送波、27
比較器、28 スイッチング信号としてのゲートパル
ス、29 レート・マルチ・バイブレータ、30 FI
FO、31 FIFO制御回路、32 レジスタ、33
電圧制御発振器、34 カウンタ、35 位相比較
器、36 ループフィルタ、37 周波数検出器、38
分周比テーブル、39 カウンタ、40 ROM、4
1a,41b 搬送波パターン、42 第1のレジス
タ、43 第2のレジスタ、44 倍率切り替えのタイ
ミングデータとしての切り替え指令データ、45 搬送
波基本パターン、46 分周器。

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外部から入力される信号波基準信号を基
    にした指令値となる信号波の出力と制御情報の設定とを
    行うCPUと、上記信号波基準信号を入力として、周波
    数が該信号波基準信号の周波数のてい倍となるパルスお
    よび該信号波基準信号が特定の位相になったことを示す
    位相基準信号を出力するPLL回路と、該PLL回路か
    ら出力される上記パルスを、予め上記CPUで設定され
    た分周比で分周する分周器と、該分周器の出力を入力と
    して、上記PLL回路からの上記位相基準信号のタイミ
    ングで予め設定された所定の値に設定し、その値から別
    途設定された所定の二値間でアップ、ダウンカウントを
    繰り返し搬送波を出力するアップ/ダウン・カウンタ
    と、上記搬送波と上記信号波とを比較してその大小に応
    じて、電力変換器のスイッチング素子のON/OFF制
    御を行うスイッチング信号を出力する比較器と、を有す
    るPWM回路において、上記CPUで設定された上記分
    周器の分周比を一旦保持する第1のレジスタと、一旦保
    持された該分周比を上記PLL回路からの上記位相基準
    信号のタイミングで入力して保持し、上記分周器に反映
    させる第2のレジスタとを備えたことを特徴とするPW
    M回路。
  2. 【請求項2】 外部から入力される信号波基準信号を基
    にした指令値となる信号波の出力と制御情報の設定とを
    行うCPUと、上記信号波基準信号を入力として、周波
    数が該信号波基準信号の周波数のてい倍となるパルスお
    よび該信号波基準信号が特定の位相になったことを示す
    位相基準信号を出力するPLL回路と、該PLL回路か
    ら出力される上記パルスを、予め上記CPUで設定され
    た分周比で分周する分周器と、該分周器の出力を入力と
    して、上記PLL回路からの上記位相基準信号のタイミ
    ングで予め設定された所定の値に設定し、その値から別
    途設定された所定の二値間でアップ、ダウンカウントを
    繰り返し搬送波を出力するアップ/ダウン・カウンタ
    と、上記搬送波と上記信号波とを比較してその大小に応
    じて、電力変換器のスイッチング素子のON/OFF制
    御を行うスイッチング信号を出力する比較器と、を有す
    るPWM回路において、上記CPUで設定された上記分
    周器の分周比を複数個保持可能なFIFOと、上記PL
    L回路からの上記位相基準信号を入力として、上記FI
    FOに保持された上記分周比を上記分周器に順次反映さ
    せるタイミングを制御するFIFO制御回路とを備えた
    ことを特徴とするPWM回路。
  3. 【請求項3】 外部から入力される信号波基準信号を基
    にした指令値となる信号波の出力と制御情報の設定とを
    行うCPUと、上記信号波基準信号を入力として、周波
    数が該信号波基準信号の周波数のてい倍となるパルスお
    よび該信号波基準信号が特定の位相になったことを示す
    位相基準信号を出力するPLL回路と、該PLL回路か
    ら出力される上記パルスを、予め上記CPUで設定され
    レジスタで保持された分周比で分周する分周器と、分周
    器の出力を入力として、上記PLL回路からの上記位相
    基準信号のタイミングで予め設定された所定の値に設定
    し、その値から別途設定された所定の二値間でアップ、
    ダウンカウントを繰り返し搬送波を出力するアップ/ダ
    ウン・カウンタと、上記搬送波と上記信号波とを比較し
    てその大小に応じて、電力変換器のスイッチング素子の
    ON/OFF制御を行うスイッチング信号を出力する比
    較器と、を有するPWM回路において、上記PLL回路
    からの上記位相基準信号のタイミングで、上記分周比を
    上記CPUから上記レジスタに入力することを特徴とす
    るPWM回路。
  4. 【請求項4】 外部から回路に入力される信号波基準信
    号のてい倍の周波数で上記回路の出力となるパルスを発
    生する電圧制御発振器と、該パルスをカウントするカウ
    ンタと、該カウンタの出力信号と上記信号波基準信号と
    の位相を比較し、位相差に応じた電圧を出力する位相比
    較器と、該位相比較器の出力を平滑し、その出力信号を
    上記電圧制御発振器に入力するループフィルタとを有す
    るPLL回路と、上記信号波基準信号を基にした指令値
    となる信号波の出力と制御情報の設定とを行うCPU
    と、上記PLL回路から出力される上記パルスを、予め
    上記CPUで設定されレジスタで保持された分周比で分
    周する分周器と、分周器の出力を入力として、上記信号
    波基準信号が特定の位相になるタイミングで予め設定さ
    れた所定の値に設定し、その値から別途設定された所定
    の二値間でアップ、ダウンカウントを繰り返し搬送波を
    出力するアップ/ダウン・カウンタと、上記搬送波と上
    記信号波とを比較してその大小に応じて、電力変換器の
    スイッチング素子のON/OFF制御を行うスイッチン
    グ信号を出力する比較器と、を有するPWM回路におい
    て、上記PLL回路のカウンタ出力を上記CPUに入力
    し、該カウンタ出力に対応する位相情報により、上記ア
    ップ/ダウン・カウンタに所定の値を設定する上記タイ
    ミング、および上記分周比を上記CPUから上記レジス
    タに入力するタイミングをそれぞれ制御することを特徴
    とするPWM回路。
  5. 【請求項5】 外部から入力される信号波基準信号を基
    にした指令値となる信号波の出力と制御情報の設定とを
    行うCPUと、上記信号波基準信号を入力として、周波
    数が該信号波基準信号の周波数のてい倍となるパルスお
    よび該信号波基準信号が特定の位相になったことを示す
    位相基準信号を出力するPLL回路と、該PLL回路か
    ら出力される上記パルスを、予め設定されレジスタで保
    持された分周比で分周する分周器と、分周器の出力を入
    力として、上記PLL回路からの上記位相基準信号のタ
    イミングで予め設定された所定の値に設定し、その値か
    ら別途設定された所定の二値間でアップ、ダウンカウン
    トを繰り返し搬送波を出力するアップ/ダウン・カウン
    タと、上記搬送波と上記信号波とを比較してその大小に
    応じて、電力変換器のスイッチング素子のON/OFF
    制御を行うスイッチング信号を出力する比較器と、を有
    するPWM回路において、上記PLL回路から上記パル
    スを入力して該パルスの周波数を検出する周波数検出器
    と、予め分周比データが格納され、検出された上記周波
    数に対応する分周比を検索して出力する分周比テーブル
    とを備え、上記PLL回路からの上記位相基準信号のタ
    イミングで、上記分周比テーブルから出力される上記分
    周比を上記レジスタに入力することを特徴とするPWM
    回路。
  6. 【請求項6】 分周器がレート・マルチ・バイブレータ
    であることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載
    のPWM回路。
  7. 【請求項7】 外部から入力される信号波基準信号を基
    にした指令値となる信号波の出力と制御情報の設定とを
    行うCPUと、上記信号波基準信号を入力として、周波
    数が該信号波基準信号の周波数のてい倍となるパルスお
    よび該信号波基準信号が特定の位相になったことを示す
    位相基準信号を出力するPLL回路と、該PLL回路か
    ら出力されるパルスをカウントし、該カウンタ値を上記
    PLL回路からの上記位相基準信号のタイミングでリセ
    ットするカウンタと、上記信号波基準信号との周波数倍
    率が異なる複数種の搬送波パターンが、上記カウンタ出
    力と上記搬送波パターンの種類に対応する識別情報とか
    ら成るアドレスに対してそれぞれ格納され、予め上記C
    PUで設定された上記識別情報により所望の搬送波を出
    力するROMと、上記CPUで設定された上記識別情報
    を一旦保持する第1のレジスタと、一旦保持された上記
    識別情報を上記PLL回路からの上記位相基準信号のタ
    イミングで入力して保持し、上記ROMに反映させる第
    2のレジスタと、上記搬送波と上記信号波とを比較して
    その大小に応じて、電力変換器のスイッチング素子のO
    N/OFF制御を行うスイッチング信号を出力する比較
    器と、を有することを特徴とするPWM回路。
  8. 【請求項8】 外部から入力される信号波基準信号を基
    にした指令値となる信号波の出力と制御情報の設定とを
    行うCPUと、上記信号波基準信号を入力として、周波
    数が該信号波基準信号の周波数のてい倍となるパルスお
    よび該信号波基準信号が特定の位相になったことを示す
    位相基準信号を出力するPLL回路と、該PLL回路か
    ら出力されるパルスをカウントし、該カウンタ値を上記
    PLL回路からの上記位相基準信号のタイミングでリセ
    ットするカウンタと、上記信号波基準信号との周波数倍
    率が異なる複数種の搬送波パターンが、該倍率切り替え
    のタイミングデータと共に、上記カウンタ出力と上記搬
    送波パターンの種類に対応する識別情報とから成るアド
    レスに対してそれぞれ格納され、予め上記CPUで設定
    された上記識別情報により所望の搬送波を上記タイミン
    グデータと共に出力するROMと、上記CPUで設定さ
    れた上記識別情報を一旦保持する第1のレジスタと、一
    旦保持された上記識別情報を上記ROMからの上記タイ
    ミングデータ発生のタイミングで入力して保持し、上記
    ROMに反映させる第2のレジスタと、上記搬送波と上
    記信号波とを比較してその大小に応じて、電力変換器の
    スイッチング素子のON/OFF制御を行うスイッチン
    グ信号を出力する比較器と、を有することを特徴とする
    PWM回路。
  9. 【請求項9】 外部から回路に入力される信号波基準信
    号のてい倍の周波数で上記回路の出力となるパルスを発
    生する電圧制御発振器と、該パルスをカウントするカウ
    ンタと、該カウンタの出力信号と上記信号波基準信号と
    の位相を比較し、位相差に応じた電圧を出力する位相比
    較器と、該位相比較器の出力を平滑し、その出力信号を
    上記電圧制御発振器に入力するループフィルタとを有す
    るPLL回路と、上記信号波基準信号を基にした指令値
    となる信号波の出力と制御情報の設定とを行うCPU
    と、上記信号波基準信号との周波数倍率が異なる複数種
    の搬送波パターンが、上記カウンタ出力と上記搬送波パ
    ターンの種類に対応する識別情報とから成るアドレスに
    対してそれぞれ格納され、予め上記CPUで設定された
    上記識別情報により所望の搬送波を出力するROMと、
    上記CPUで設定された上記識別情報を一旦保持する第
    1のレジスタと、一旦保持された上記識別情報を、上記
    PLL回路の上記カウンタからの位相情報によるタイミ
    ング制御で入力して保持し、上記ROMに反映させる第
    2のレジスタと、上記搬送波と上記信号波とを比較して
    その大小に応じて、電力変換器のスイッチング素子のO
    N/OFF制御を行うスイッチング信号を出力する比較
    器と、を有することを特徴とするPWM回路。
  10. 【請求項10】 外部から回路に入力される信号波基準
    信号のてい倍の周波数で上記回路の出力となるパルスを
    発生する電圧制御発振器と、該パルスをカウントするカ
    ウンタと、該カウンタ出力を予め設定され保持された分
    周比で分周する分周器と、該分周器の出力信号と上記信
    号波基準信号との位相を比較し、位相差に応じた電圧を
    出力する位相比較器と、該位相比較器の出力を平滑し、
    その出力信号を上記電圧制御発振器に入力するループフ
    ィルタとを有するPLL回路と、上記信号波基準信号を
    基にした指令値となる信号波の出力と制御情報の設定と
    を行うCPUと、搬送波の基本パターンが格納され、上
    記PLL回路の上記カウンタ出力を入力として上記基本
    パターンを所定の回数でカウントして所望の搬送波を出
    力するROMと、上記搬送波と上記信号波とを比較して
    その大小に応じて、電力変換器のスイッチング素子のO
    N/OFF制御を行うスイッチング信号を出力する比較
    器と、を有することを特徴とするPWM回路。
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