JP2000033474A - 流体分配管の製造方法 - Google Patents
流体分配管の製造方法Info
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- Branch Pipes, Bends, And The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 加工工数及び材料の削減が図れ、かつ機種の
変更に容易に対応可能な流体分配管の製造方法を提供す
ること。 【解決手段】 流体の主通路2と、この主通路2に連通
する分配孔3とを有する管部材4と、この管部材4の分
配孔3に連通する開口通路5を有するブロック体7とを
用意し、ブロック体7に設けられた貫通孔6内に管部材
4を貫挿した後、位置決め治具10に突設された位置決
めピン12を、ブロック体7の開口通路5及び管部材4
の分配孔3に挿入して管部材4及びブロック体7をセッ
トする。その後、位置決め治具10にセットされた管部
材4とブロック体7とを、所定温度で加熱すると共に、
管部材4又はブロック体7のいずれか一方に付着された
ろう材又は管部材4とブロック体7間に介在されるろう
材を溶融して一体ろう付する。
変更に容易に対応可能な流体分配管の製造方法を提供す
ること。 【解決手段】 流体の主通路2と、この主通路2に連通
する分配孔3とを有する管部材4と、この管部材4の分
配孔3に連通する開口通路5を有するブロック体7とを
用意し、ブロック体7に設けられた貫通孔6内に管部材
4を貫挿した後、位置決め治具10に突設された位置決
めピン12を、ブロック体7の開口通路5及び管部材4
の分配孔3に挿入して管部材4及びブロック体7をセッ
トする。その後、位置決め治具10にセットされた管部
材4とブロック体7とを、所定温度で加熱すると共に、
管部材4又はブロック体7のいずれか一方に付着された
ろう材又は管部材4とブロック体7間に介在されるろう
材を溶融して一体ろう付する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は流体分配管の製造
方法に関するもので、更に詳細には、例えば自動車用エ
ンジンの燃料供給パイプのような流体の主通路と、この
主通路に連通する分配孔とを有する管部材と、この管部
材の分配孔に連通する開口通路を有するブロック体とを
接合してなる流体分配管の製造方法に関するものであ
る。
方法に関するもので、更に詳細には、例えば自動車用エ
ンジンの燃料供給パイプのような流体の主通路と、この
主通路に連通する分配孔とを有する管部材と、この管部
材の分配孔に連通する開口通路を有するブロック体とを
接合してなる流体分配管の製造方法に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】近年の自動車又はオートバイの気化器
は、環境基準を満たすために、従来のキャブレータ方式
からEFI(フューエルインジェクション)方式に移行
する傾向にある。そのEFI部品に使用されているフュ
ーエルパイプと称される流体すなわち燃料分配管は、現
行では、アルミニウム製の直方体形状の型物に、孔明け
等の機械加工を施しているのが一般的である。
は、環境基準を満たすために、従来のキャブレータ方式
からEFI(フューエルインジェクション)方式に移行
する傾向にある。そのEFI部品に使用されているフュ
ーエルパイプと称される流体すなわち燃料分配管は、現
行では、アルミニウム製の直方体形状の型物に、孔明け
等の機械加工を施しているのが一般的である。
【0003】この場合、図10に示すように、アルミニ
ウム製の直方体形状の型物aに、深孔加工用工具bを用
いて主通路cを孔明けし、主通路cに連通する分配孔d
を径の異なる孔加工用工具e,fにて孔明けし、リーマ
gによって仕上げ加工する。また、型物aの表面を平面
加工用工具hにて平面加工し、型物aの端面を端面加工
用工具iにて所定の形状に加工し、そして、ねじ加工用
工具j,kをもって主通路cに雌ねじ部mを刻設すると
共に、主通路cの突出部に雄ねじ部nを刻設するなどの
加工を施している。
ウム製の直方体形状の型物aに、深孔加工用工具bを用
いて主通路cを孔明けし、主通路cに連通する分配孔d
を径の異なる孔加工用工具e,fにて孔明けし、リーマ
gによって仕上げ加工する。また、型物aの表面を平面
加工用工具hにて平面加工し、型物aの端面を端面加工
用工具iにて所定の形状に加工し、そして、ねじ加工用
工具j,kをもって主通路cに雌ねじ部mを刻設すると
共に、主通路cの突出部に雄ねじ部nを刻設するなどの
加工を施している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
形状のフューエルパイプにおいては、加工に多くの時間
がかかる深孔加工が必要な上、その他多くの加工工数が
必要であった。また、型物aが鋳物製であるため、型物
aの製法上に巣洩れが生じる虞があり、そのため、巣洩
れが生じるか否かの検査を行う必要がある上、作製後に
も慎重に全面圧洩れ検査を行う必要がある。また、機種
の変更等により分配孔dのピッチが変わると、それに合
わせた新規の形状とする必要があり、そのため、新規の
金型が必要となる。更には、直方体形状の型物aを孔明
けや、切削等により加工するため、材料の無駄が生じる
という問題もあった。
形状のフューエルパイプにおいては、加工に多くの時間
がかかる深孔加工が必要な上、その他多くの加工工数が
必要であった。また、型物aが鋳物製であるため、型物
aの製法上に巣洩れが生じる虞があり、そのため、巣洩
れが生じるか否かの検査を行う必要がある上、作製後に
も慎重に全面圧洩れ検査を行う必要がある。また、機種
の変更等により分配孔dのピッチが変わると、それに合
わせた新規の形状とする必要があり、そのため、新規の
金型が必要となる。更には、直方体形状の型物aを孔明
けや、切削等により加工するため、材料の無駄が生じる
という問題もあった。
【0005】この発明は、上記事情に鑑みなされたもの
で、加工工数及び材料の削減が図れ、かつ機種の変更に
容易に対応可能な流体分配管の製造方法を提供するもの
である。
で、加工工数及び材料の削減が図れ、かつ機種の変更に
容易に対応可能な流体分配管の製造方法を提供するもの
である。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、この発明の第1の流体分配管の製造方法は、流体の
主通路と、この主通路に連通する分配孔とを有する管部
材と、この管部材の分配孔に連通する開口通路を有する
ブロック体とを接合してなる流体分配管の製造方法であ
って、 上記ブロック体に設けられた貫通孔内に上記管
部材を貫挿する工程と、 位置決め治具に突設された位
置決めピンを、上記ブロック体の開口通路及び管部材の
分配孔に挿入して管部材及びブロック体をセットする工
程と、上記位置決め治具にセットされた上記管部材とブ
ロック体とを、所定温度で加熱すると共に、管部材又は
ブロック体のいずれか一方に付着されたろう材又は管部
材とブロック体間に介在されるろう材を溶融して一体ろ
う付する工程と、を有することを特徴とする。
に、この発明の第1の流体分配管の製造方法は、流体の
主通路と、この主通路に連通する分配孔とを有する管部
材と、この管部材の分配孔に連通する開口通路を有する
ブロック体とを接合してなる流体分配管の製造方法であ
って、 上記ブロック体に設けられた貫通孔内に上記管
部材を貫挿する工程と、 位置決め治具に突設された位
置決めピンを、上記ブロック体の開口通路及び管部材の
分配孔に挿入して管部材及びブロック体をセットする工
程と、上記位置決め治具にセットされた上記管部材とブ
ロック体とを、所定温度で加熱すると共に、管部材又は
ブロック体のいずれか一方に付着されたろう材又は管部
材とブロック体間に介在されるろう材を溶融して一体ろ
う付する工程と、を有することを特徴とする。
【0007】この発明において、上記貫通孔は管部材を
貫挿する大きさの孔であれば、その形状は任意でよい
が、好ましくは管部材の外形と相似形である方がよく、
例えば管部材が円形状管部材であれば、貫通孔は断面円
形である方がよい。
貫挿する大きさの孔であれば、その形状は任意でよい
が、好ましくは管部材の外形と相似形である方がよく、
例えば管部材が円形状管部材であれば、貫通孔は断面円
形である方がよい。
【0008】また、この発明の第2の流体分配管の製造
方法は、流体の主通路と、この主通路に連通する分配孔
とを有する管部材と、この管部材の分配孔に連通する開
口通路を有するブロック体とを接合してなる流体分配管
の製造方法であって、 位置決め治具に突設された位置
決めピンを、上記ブロック体の開口通路に貫通してブロ
ック体をセットする工程と、 上記位置決め治具にセッ
トされた上記ブロック体に設けられた凹溝に上記管部材
を載置すると共に、この管部材の分配孔を上記開口通路
から突出する上記位置決めピンに係合させる工程と、
上記位置決め治具にセットされた上記管部材とブロック
体とを、所定温度で加熱すると共に、管部材又はブロッ
ク体のいずれか一方に付着されたろう材又は管部材とブ
ロック体間に介在されるろう材を溶融して一体ろう付す
る工程と、を有することを特徴とする。
方法は、流体の主通路と、この主通路に連通する分配孔
とを有する管部材と、この管部材の分配孔に連通する開
口通路を有するブロック体とを接合してなる流体分配管
の製造方法であって、 位置決め治具に突設された位置
決めピンを、上記ブロック体の開口通路に貫通してブロ
ック体をセットする工程と、 上記位置決め治具にセッ
トされた上記ブロック体に設けられた凹溝に上記管部材
を載置すると共に、この管部材の分配孔を上記開口通路
から突出する上記位置決めピンに係合させる工程と、
上記位置決め治具にセットされた上記管部材とブロック
体とを、所定温度で加熱すると共に、管部材又はブロッ
ク体のいずれか一方に付着されたろう材又は管部材とブ
ロック体間に介在されるろう材を溶融して一体ろう付す
る工程と、を有することを特徴とする。
【0009】この発明において、上記凹溝の形状は任意
でよいが、好ましくは管部材を安定状態に載置すべく管
部材の載置部の輪郭に相似する形状、例えば、管部材が
円形状管部材であれば、凹溝を断面半円弧状とする方が
よい。
でよいが、好ましくは管部材を安定状態に載置すべく管
部材の載置部の輪郭に相似する形状、例えば、管部材が
円形状管部材であれば、凹溝を断面半円弧状とする方が
よい。
【0010】また、この発明の流体分配管の製造方法に
おいて、 上記管部材の端部に、継手部材を圧入固定す
る工程を更に有することも可能である(請求項3)。
おいて、 上記管部材の端部に、継手部材を圧入固定す
る工程を更に有することも可能である(請求項3)。
【0011】この発明の流体分配管の製造方法によれ
ば、流体の主通路及びこの主通路に連通する分配孔とを
有する管部材と、この管部材の分配孔に連通する開口通
路を有するブロック体とを用意し、位置決め用治具の位
置決めピンを、ブロック体の開口通路及び管部材の分配
孔に挿入した状態で管部材及びブロック体をセットする
ことで、簡単かつ確実に管部材とブロック体とを組み付
けることができ、組み付けられた管部材とブロック体と
をろう付により、一体接合して流体分配管を作製するこ
とができる(請求項1,2)。
ば、流体の主通路及びこの主通路に連通する分配孔とを
有する管部材と、この管部材の分配孔に連通する開口通
路を有するブロック体とを用意し、位置決め用治具の位
置決めピンを、ブロック体の開口通路及び管部材の分配
孔に挿入した状態で管部材及びブロック体をセットする
ことで、簡単かつ確実に管部材とブロック体とを組み付
けることができ、組み付けられた管部材とブロック体と
をろう付により、一体接合して流体分配管を作製するこ
とができる(請求項1,2)。
【0012】また、管部材の端部に、継手部材を圧入固
定することで、継手部材を具備する流体分配管を容易に
作成することができる(請求項3)。
定することで、継手部材を具備する流体分配管を容易に
作成することができる(請求項3)。
【0013】
【発明の実施の形態】以下に、この発明の実施形態を図
面に基づいて詳細に説明する。
面に基づいて詳細に説明する。
【0014】◎第一実施形態 図1はこの発明の流体分配管の製造方法で作製される流
体分配管例えばフューエルパイプの分解断面図(a)及
びフューエルパイプの断面図(b)である。
体分配管例えばフューエルパイプの分解断面図(a)及
びフューエルパイプの断面図(b)である。
【0015】上記フューエルパイプ1は、軸方向に延び
る主通路2及びこの主通路2に連通する複数(図面では
4個の場合を示す。)の分配孔3とを有する円筒状のア
ルミニウム製の管部材4と、この管部材4の分配孔3に
連通する開口通路5を有すると共に、管部材4を貫挿す
る貫通孔6を有するアルミニウム製のブロック体7と、
管部材4の両端部に装着される例えばアルミニウム材製
の継手部材8,9とで構成されている。
る主通路2及びこの主通路2に連通する複数(図面では
4個の場合を示す。)の分配孔3とを有する円筒状のア
ルミニウム製の管部材4と、この管部材4の分配孔3に
連通する開口通路5を有すると共に、管部材4を貫挿す
る貫通孔6を有するアルミニウム製のブロック体7と、
管部材4の両端部に装着される例えばアルミニウム材製
の継手部材8,9とで構成されている。
【0016】なお、一方の継手部材8には、管部材4を
挿入する貫通孔8aが穿設されると共に、この貫通孔8
a内に管部材4の軸方向の移動を阻止するストッパ用カ
ラー8bが圧入されている。また、他方の継手部材9に
は、管部材4を挿入する大径孔9aと、管部材4の軸方
向の移動を阻止する小径孔9bとからなる段付孔9cが
穿設され、かつ外方端部側に突設された口部9dの外周
に雄ねじ部9eが設けられている。
挿入する貫通孔8aが穿設されると共に、この貫通孔8
a内に管部材4の軸方向の移動を阻止するストッパ用カ
ラー8bが圧入されている。また、他方の継手部材9に
は、管部材4を挿入する大径孔9aと、管部材4の軸方
向の移動を阻止する小径孔9bとからなる段付孔9cが
穿設され、かつ外方端部側に突設された口部9dの外周
に雄ねじ部9eが設けられている。
【0017】上記ブロック体7は、冷間引抜き法によっ
て形成されたアルミニウム製押出形材を所定の長さで輪
切り加工した物にて形成されている。したがって、鋳物
製の物に比べて巣洩れ精度が高く、また輪郭形状が変更
した場合の対応の自由度を高くすることができる。この
ように形成されるブロック体7は、図2に示すように、
垂直方向に貫通する段付の開口通路5を有する矩形状基
部7aの上部に、開口通路5に対して直交する管部材4
の外形より若干大径の円形状の貫通孔6を有する円筒部
7bを具備した形状になっている。また、このブロック
体7の貫通孔6の内周面又は管部材4の外周面の少なく
とも一方には、ろう材(図示せず)がクラッドされてい
る。
て形成されたアルミニウム製押出形材を所定の長さで輪
切り加工した物にて形成されている。したがって、鋳物
製の物に比べて巣洩れ精度が高く、また輪郭形状が変更
した場合の対応の自由度を高くすることができる。この
ように形成されるブロック体7は、図2に示すように、
垂直方向に貫通する段付の開口通路5を有する矩形状基
部7aの上部に、開口通路5に対して直交する管部材4
の外形より若干大径の円形状の貫通孔6を有する円筒部
7bを具備した形状になっている。また、このブロック
体7の貫通孔6の内周面又は管部材4の外周面の少なく
とも一方には、ろう材(図示せず)がクラッドされてい
る。
【0018】上記のように形成される管部材4とブロッ
ク体7とを組み合わせてフューエルパイプ1を作製する
のであるが、この場合、管部材4の分配孔3とブロック
体7の開口通路5とを正確に位置決めする必要がある。
このように管部材4の分配孔3とブロック体7の開口通
路5とを正確に位置決めするために、この発明では、図
3に示すような位置決め治具10が使用される。
ク体7とを組み合わせてフューエルパイプ1を作製する
のであるが、この場合、管部材4の分配孔3とブロック
体7の開口通路5とを正確に位置決めする必要がある。
このように管部材4の分配孔3とブロック体7の開口通
路5とを正確に位置決めするために、この発明では、図
3に示すような位置決め治具10が使用される。
【0019】上記位置決め治具10は、アルミニウム製
の長方形状のプレート11と、このプレート11の適宜
位置に立設される位置決めピン12とで構成されてい
る。この場合、プレート11の中心部長手方向に、上記
管部材4に設けられる分配孔3のピッチに対応したピッ
チをおいて複数(図面では4個の場合を示す。)のねじ
孔13が刻設されている。また、位置決めピン12は、
図3(c)に示すように、ブロック体7の開口通路5の
大径部5a内に挿入される大径円柱部12aと、この大
径円柱部12aの上端に起立して開口通路5の小径部5
b及び分配孔3内に挿入される小径円柱部12bとから
なる段付円柱部12cと、この段付円柱部12cの下端
すなわち大径円柱部12aの下端から下方に向かって突
出するねじ部12dとを具備してなる。このように形成
される位置決めピン12は、上記プレート11のねじ孔
13にねじ部12dをねじ結合してプレート11上に立
設される。なお、位置決めピン12は、必ずしも段付円
柱部12cを具備するものに限定されるものではなく、
少なくとも開口通路5の小径部5bと分配孔3内に挿入
される太さの小径部5bのみの円柱部12eであっても
よく(図3(d)参照)。
の長方形状のプレート11と、このプレート11の適宜
位置に立設される位置決めピン12とで構成されてい
る。この場合、プレート11の中心部長手方向に、上記
管部材4に設けられる分配孔3のピッチに対応したピッ
チをおいて複数(図面では4個の場合を示す。)のねじ
孔13が刻設されている。また、位置決めピン12は、
図3(c)に示すように、ブロック体7の開口通路5の
大径部5a内に挿入される大径円柱部12aと、この大
径円柱部12aの上端に起立して開口通路5の小径部5
b及び分配孔3内に挿入される小径円柱部12bとから
なる段付円柱部12cと、この段付円柱部12cの下端
すなわち大径円柱部12aの下端から下方に向かって突
出するねじ部12dとを具備してなる。このように形成
される位置決めピン12は、上記プレート11のねじ孔
13にねじ部12dをねじ結合してプレート11上に立
設される。なお、位置決めピン12は、必ずしも段付円
柱部12cを具備するものに限定されるものではなく、
少なくとも開口通路5の小径部5bと分配孔3内に挿入
される太さの小径部5bのみの円柱部12eであっても
よく(図3(d)参照)。
【0020】上記説明では、プレート11のねじ孔13
に位置決めピン12のねじ部12dをねじ止めすること
によって位置決めピン12を立設する場合について説明
したが、必ずしもこのような構造とする必要はない。例
えば、ねじ止めに代えて位置決めピン12をプレート1
1に設けられた取付孔(図示せず)に圧入固定するよう
にしてもよい。
に位置決めピン12のねじ部12dをねじ止めすること
によって位置決めピン12を立設する場合について説明
したが、必ずしもこのような構造とする必要はない。例
えば、ねじ止めに代えて位置決めピン12をプレート1
1に設けられた取付孔(図示せず)に圧入固定するよう
にしてもよい。
【0021】次に、フューエルパイプ1を作製する手順
について図4及び図5を参照して説明する。まず、所定
の箇所に分配孔3を設けた管部材4と、分配孔3の数分
のブロック体7と、継手部材8,9を用意する。次に、
図4(a)に示すように、図示しない固定手段をもって
セットされたブロック体7の貫通孔6内に管部材4を貫
挿して、分配孔3の位置近傍にブロック体の開口通路5
を位置する。その後、管部材4の両端部に継手部材8,
9を圧入して固定する(図4(b)参照)。次に、位置
決め治具10に突設された位置決めピン12を、ブロッ
ク体7の開口通路5及び管部材4の分配孔3に挿入、具
体的には位置決めピン12の小径円柱部12bを開口通
路5の小径部5b及び分配孔3内に挿入し、大径円柱部
12aを開口通路5の大径部5a内に挿入して、管部材
4、ブロック体7及び継手部材8,9をセットする(図
4(c)及び図5(a),(b)参照)。これにより、
管部材4の分配孔3と、ブロック体7の開口通路5とが
正確に連通状態となる。なお、ここでは、位置決めピン
12が段付ピンである場合について説明したが、図3
(d)に示すような位置決めピン12を用いてもよい。
このようにして、管部材4、ブロック体7及び継手部材
8,9をセットした状態で、図示しない炉中に入れ、所
定温度例えば約600℃の温度下において管部材4とブ
ロック体7を加熱すると、ろう材が溶融して管部材4と
ブロック体7が一体接合される。その後、炉から取り出
し、位置決め治具10から接合された管部材4とブロッ
ク体7とを取り外して、継手部材8,9を具備するフュ
ーエルパイプ1を得る。
について図4及び図5を参照して説明する。まず、所定
の箇所に分配孔3を設けた管部材4と、分配孔3の数分
のブロック体7と、継手部材8,9を用意する。次に、
図4(a)に示すように、図示しない固定手段をもって
セットされたブロック体7の貫通孔6内に管部材4を貫
挿して、分配孔3の位置近傍にブロック体の開口通路5
を位置する。その後、管部材4の両端部に継手部材8,
9を圧入して固定する(図4(b)参照)。次に、位置
決め治具10に突設された位置決めピン12を、ブロッ
ク体7の開口通路5及び管部材4の分配孔3に挿入、具
体的には位置決めピン12の小径円柱部12bを開口通
路5の小径部5b及び分配孔3内に挿入し、大径円柱部
12aを開口通路5の大径部5a内に挿入して、管部材
4、ブロック体7及び継手部材8,9をセットする(図
4(c)及び図5(a),(b)参照)。これにより、
管部材4の分配孔3と、ブロック体7の開口通路5とが
正確に連通状態となる。なお、ここでは、位置決めピン
12が段付ピンである場合について説明したが、図3
(d)に示すような位置決めピン12を用いてもよい。
このようにして、管部材4、ブロック体7及び継手部材
8,9をセットした状態で、図示しない炉中に入れ、所
定温度例えば約600℃の温度下において管部材4とブ
ロック体7を加熱すると、ろう材が溶融して管部材4と
ブロック体7が一体接合される。その後、炉から取り出
し、位置決め治具10から接合された管部材4とブロッ
ク体7とを取り外して、継手部材8,9を具備するフュ
ーエルパイプ1を得る。
【0022】上記のようにしてフューエルパイプ1を製
造することにより、鋳物製の型物を孔明けや切削加工す
る従来のフューエルパイプの製造方法に比べて、加工工
数を著しく削減することができる。また、作製されたフ
ューエルパイプ1は、従来の鋳物製のものに比べて、巣
洩れ等の素材不具合がないため、圧洩れの虞はない。ま
た、機種の変更等により分配孔3のピッチが変わるよう
な場合においても、分配孔3の位置を変更すると共に、
位置決め治具10の位置決めピン12の位置を変更すれ
ばよいので、簡単に設計変更することができる。
造することにより、鋳物製の型物を孔明けや切削加工す
る従来のフューエルパイプの製造方法に比べて、加工工
数を著しく削減することができる。また、作製されたフ
ューエルパイプ1は、従来の鋳物製のものに比べて、巣
洩れ等の素材不具合がないため、圧洩れの虞はない。ま
た、機種の変更等により分配孔3のピッチが変わるよう
な場合においても、分配孔3の位置を変更すると共に、
位置決め治具10の位置決めピン12の位置を変更すれ
ばよいので、簡単に設計変更することができる。
【0023】◎第二実施形態 図6はこの発明の別の流体分配管の製造方法で作製され
る流体分配管例えばフューエルパイプの分解断面図
(a)及びフューエルパイプの断面図(b)である。
る流体分配管例えばフューエルパイプの分解断面図
(a)及びフューエルパイプの断面図(b)である。
【0024】この第二実施形態の製造方法で作製される
フューエルパイプ1Aは、上記第一実施形態のフューエ
ルパイプ1のブロック体7に代えて構成部材の重量削減
を図れるようにした場合である。
フューエルパイプ1Aは、上記第一実施形態のフューエ
ルパイプ1のブロック体7に代えて構成部材の重量削減
を図れるようにした場合である。
【0025】この場合、ブロック体7Aは、図7に示す
ように、上記第一実施形態の場合と同様に冷間引抜き法
によって形成されたアルミニウム製押出形材を所定の長
さで輪切り加工した物にて形成されている。また、この
ブロック体7Aは、上記第一実施形態と同様に垂直方向
に貫通する段付の開口通路5を有する矩形状基部7aを
具備しており、この矩形状基部7aの上部に、開口通路
5に対して直交する半円弧状の凹溝14を具備した形状
になっている。また、このブロック体7Aの凹溝14の
内周面又は管部材4の外周面の少なくとも一方には、ろ
う材(図示せず)がクラッドされている。
ように、上記第一実施形態の場合と同様に冷間引抜き法
によって形成されたアルミニウム製押出形材を所定の長
さで輪切り加工した物にて形成されている。また、この
ブロック体7Aは、上記第一実施形態と同様に垂直方向
に貫通する段付の開口通路5を有する矩形状基部7aを
具備しており、この矩形状基部7aの上部に、開口通路
5に対して直交する半円弧状の凹溝14を具備した形状
になっている。また、このブロック体7Aの凹溝14の
内周面又は管部材4の外周面の少なくとも一方には、ろ
う材(図示せず)がクラッドされている。
【0026】なお、第二実施形態の製造方法で作製され
るフューエルパイプ1Aのその他の部分は、上記第一実
施形態と同じであるので、同一部分には同一符号を付し
て、説明は省略する。
るフューエルパイプ1Aのその他の部分は、上記第一実
施形態と同じであるので、同一部分には同一符号を付し
て、説明は省略する。
【0027】次に、フューエルパイプ1Aを作製する手
順について図8及び図9を参照して説明する。まず、所
定の箇所に分配孔3を設けた管部材4と、分配孔3の数
分のブロック体7Aと、継手部材8,9を用意する。次
に、図8(a)に示すように、管部材4の両端部に継手
部材8,9を圧入して固定する。次に、図8(b)及び
(c)に示すように、位置決め治具10に突設された位
置決めピン12に、ブロック体7Aの開口通路5を挿
入、具体的には位置決めピン12の小径円柱部12bを
開口通路5の小径部5b内に挿入し、大径円柱部12a
を開口通路5の大径部5a内に挿入して、ブロック体7
をセットする(図8(c)参照)。次に、位置決め治具
10にセットされたブロック体7Aの凹溝14に、両端
部に継手部材8,9を装着した管部材4を載置すると共
に、管部材4の分配孔3を、開口通路5から突出する位
置決めピン12に係合させて管部材4とブロック体7A
とをセットする(図8(d)及び図9(a),(b)参
照)。これにより、管部材4の分配孔3と、ブロック体
7の開口通路5とが正確に連通状態となる。なお、ここ
では、位置決めピン12が段付ピンである場合について
説明したが、上記第一実施形態と同様に、図3(d)に
示すような位置決めピン12を用いてもよい。このよう
にして、管部材4、ブロック体7及び継手部材8,9を
セットした状態で、図示しない炉中に入れ、所定温度例
えば約600℃の温度下において管部材4とブロック体
7を加熱すると、ろう材が溶融して管部材4とブロック
体7が一体接合される。その後、炉から取り出し、位置
決め治具10から接合された管部材4とブロック体7と
を取り外して、継手部材8,9を具備するフューエルパ
イプ1Aを得る。
順について図8及び図9を参照して説明する。まず、所
定の箇所に分配孔3を設けた管部材4と、分配孔3の数
分のブロック体7Aと、継手部材8,9を用意する。次
に、図8(a)に示すように、管部材4の両端部に継手
部材8,9を圧入して固定する。次に、図8(b)及び
(c)に示すように、位置決め治具10に突設された位
置決めピン12に、ブロック体7Aの開口通路5を挿
入、具体的には位置決めピン12の小径円柱部12bを
開口通路5の小径部5b内に挿入し、大径円柱部12a
を開口通路5の大径部5a内に挿入して、ブロック体7
をセットする(図8(c)参照)。次に、位置決め治具
10にセットされたブロック体7Aの凹溝14に、両端
部に継手部材8,9を装着した管部材4を載置すると共
に、管部材4の分配孔3を、開口通路5から突出する位
置決めピン12に係合させて管部材4とブロック体7A
とをセットする(図8(d)及び図9(a),(b)参
照)。これにより、管部材4の分配孔3と、ブロック体
7の開口通路5とが正確に連通状態となる。なお、ここ
では、位置決めピン12が段付ピンである場合について
説明したが、上記第一実施形態と同様に、図3(d)に
示すような位置決めピン12を用いてもよい。このよう
にして、管部材4、ブロック体7及び継手部材8,9を
セットした状態で、図示しない炉中に入れ、所定温度例
えば約600℃の温度下において管部材4とブロック体
7を加熱すると、ろう材が溶融して管部材4とブロック
体7が一体接合される。その後、炉から取り出し、位置
決め治具10から接合された管部材4とブロック体7と
を取り外して、継手部材8,9を具備するフューエルパ
イプ1Aを得る。
【0028】◎その他の実施形態 上記実施形態では、管部材4が断面円形の場合について
説明したが、管部材4は必ずしも断面円形である必要は
なく、例えば断面矩形状、断面六角あるいは八角形状等
の多角形状であってもよい。
説明したが、管部材4は必ずしも断面円形である必要は
なく、例えば断面矩形状、断面六角あるいは八角形状等
の多角形状であってもよい。
【0029】また、上記実施形態では、流体分配管がフ
ューエルパイプである場合について説明したが、流体の
主通路及びこの主通路に連通する分配孔とを有する管部
材と、この管部材の分配孔に連通する開口通路を有する
ブロック体とを接合してなるものであれば、フューエル
パイプ以外の流体分配管にも適用できることは勿論であ
る。
ューエルパイプである場合について説明したが、流体の
主通路及びこの主通路に連通する分配孔とを有する管部
材と、この管部材の分配孔に連通する開口通路を有する
ブロック体とを接合してなるものであれば、フューエル
パイプ以外の流体分配管にも適用できることは勿論であ
る。
【0030】
【発明の効果】以上に説明したように、この発明によれ
ば、流体の主通路及びこの主通路に連通する分配孔とを
有する管部材と、この管部材の分配孔に連通する開口通
路を有するブロック体とを用意し、位置決め用治具の位
置決めピンを、ブロック体の開口通路及び管部材の分配
孔に挿入した状態で管部材及びブロック体をセットする
ことで、簡単かつ正確に管部材とブロック体とを組み付
けることができ、組み付けられた管部材とブロック体と
をろう付により、一体接合して流体分配管を作製するこ
とができる(請求項1,2)。
ば、流体の主通路及びこの主通路に連通する分配孔とを
有する管部材と、この管部材の分配孔に連通する開口通
路を有するブロック体とを用意し、位置決め用治具の位
置決めピンを、ブロック体の開口通路及び管部材の分配
孔に挿入した状態で管部材及びブロック体をセットする
ことで、簡単かつ正確に管部材とブロック体とを組み付
けることができ、組み付けられた管部材とブロック体と
をろう付により、一体接合して流体分配管を作製するこ
とができる(請求項1,2)。
【0031】また、管部材の端部に、継手部材を圧入固
定することで、継手部材を具備する流体分配管を容易に
作成することができる(請求項3)。
定することで、継手部材を具備する流体分配管を容易に
作成することができる(請求項3)。
【図1】この発明の流体分配管の製造方法により作製さ
れる第一実施形態のフューエルパイプを示す分解断面図
(a)及びフューエルパイプの断面図(b)である。
れる第一実施形態のフューエルパイプを示す分解断面図
(a)及びフューエルパイプの断面図(b)である。
【図2】第一実施形態のフューエルパイプを構成するブ
ロック体の斜視図(a)、このブロック体の断面図
(b)及び(b)のA−A線に沿う断面図(c)であ
る。
ロック体の斜視図(a)、このブロック体の断面図
(b)及び(b)のA−A線に沿う断面図(c)であ
る。
【図3】この発明の流体分配管の製造方法に使用される
位置決め治具を示す側面図(a)、位置決め治具のプレ
ートを示す平面図(b)、位置決め治具の位置決めピン
の取付状態の拡大断面図(c)及びその他の位置決めピ
ンの取付状態の拡大断面図(d)である。
位置決め治具を示す側面図(a)、位置決め治具のプレ
ートを示す平面図(b)、位置決め治具の位置決めピン
の取付状態の拡大断面図(c)及びその他の位置決めピ
ンの取付状態の拡大断面図(d)である。
【図4】第一実施形態の製造工程を示す概略断面図であ
る。
る。
【図5】図4(c)のB部拡大断面図(a)及び(a)
のC−C線に沿う断面図(b)である。
のC−C線に沿う断面図(b)である。
【図6】この発明の流体分配管の製造方法により作製さ
れる第二実施形態のフューエルパイプを示す分解断面図
(a)及びフューエルパイプの断面図(b)である。
れる第二実施形態のフューエルパイプを示す分解断面図
(a)及びフューエルパイプの断面図(b)である。
【図7】第一実施形態のフューエルパイプを構成するブ
ロック体の斜視図(a)、このブロック体の断面図
(b)及び(b)のB−B線に沿う断面図(c)であ
る。
ロック体の斜視図(a)、このブロック体の断面図
(b)及び(b)のB−B線に沿う断面図(c)であ
る。
【図8】第一実施形態の製造工程を示す概略断面図であ
る。
る。
【図9】図8(d)のD部拡大断面図(a)及び(a)
のE−E線に沿う断面図(b)である。
のE−E線に沿う断面図(b)である。
【図10】従来のフューエルパイプの加工状態を示す概
略断面図である。
略断面図である。
1,1A フューエルパイプ(流体分配管) 2 主通路 3 分配孔 4 管部材 5 開口通路 6 貫通孔 7,7A ブロック体 8,9 継手部材 10 位置決め治具 11 プレート 12 位置決めピン 14 凹溝
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F16L 41/02 F16L 41/02 Z // B23K 101:14
Claims (3)
- 【請求項1】 流体の主通路と、この主通路に連通する
分配孔とを有する管部材と、この管部材の分配孔に連通
する開口通路を有するブロック体とを接合してなる流体
分配管の製造方法であって、 上記ブロック体に設けられた貫通孔内に上記管部材を貫
挿する工程と、 位置決め治具に突設された位置決めピンを、上記ブロッ
ク体の開口通路及び管部材の分配孔に挿入して管部材及
びブロック体をセットする工程と、 上記位置決め治具にセットされた上記管部材とブロック
体とを、所定温度で加熱すると共に、管部材又はブロッ
ク体のいずれか一方に付着されたろう材又は管部材とブ
ロック体間に介在されるろう材を溶融して一体ろう付す
る工程と、を有することを特徴とする流体分配管の製造
方法。 - 【請求項2】 流体の主通路と、この主通路に連通する
分配孔とを有する管部材と、この管部材の分配孔に連通
する開口通路を有するブロック体とを接合してなる流体
分配管の製造方法であって、 位置決め治具に突設された位置決めピンを、上記ブロッ
ク体の開口通路に貫通してブロック体をセットする工程
と、 上記位置決め治具にセットされた上記ブロック体に設け
られた凹溝に上記管部材を載置すると共に、この管部材
の分配孔を上記開口通路から突出する上記位置決めピン
に係合させる工程と、 上記位置決め治具にセットされた上記管部材とブロック
体とを、所定温度で加熱すると共に、管部材又はブロッ
ク体のいずれか一方に付着されたろう材又は管部材とブ
ロック体間に介在されるろう材を溶融して一体ろう付す
る工程と、を有することを特徴とする流体分配管の製造
方法。 - 【請求項3】 請求項1又は2記載の流体分配管の製造
方法において、 上記管部材の端部に、継手部材を圧入固定する工程を更
に有することを特徴とする流体分配管の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10206561A JP2000033474A (ja) | 1998-07-22 | 1998-07-22 | 流体分配管の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10206561A JP2000033474A (ja) | 1998-07-22 | 1998-07-22 | 流体分配管の製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000033474A true JP2000033474A (ja) | 2000-02-02 |
Family
ID=16525441
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10206561A Withdrawn JP2000033474A (ja) | 1998-07-22 | 1998-07-22 | 流体分配管の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000033474A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2001083976A1 (fr) * | 2000-04-28 | 2001-11-08 | Aichi Kikai Kogyo Kabushiki Kaisha | Collecteur d'admission |
JP2006297448A (ja) * | 2005-04-20 | 2006-11-02 | Ohashi Technica Inc | 圧入接合方法及び圧入接合装置 |
CN102328174A (zh) * | 2011-07-27 | 2012-01-25 | 太仓市华瑞真空炉业有限公司 | 冷却管喷头焊接辅助架 |
CN107498129A (zh) * | 2017-09-30 | 2017-12-22 | 上海威克迈龙川汽车发动机零件有限公司 | 一种燃油分配管的铜钎焊方法 |
KR101861002B1 (ko) * | 2016-07-08 | 2018-05-24 | 주식회사 현대케피코 | 차량의 연료레일 조립체 |
CN113857731A (zh) * | 2021-10-26 | 2021-12-31 | 中国航发贵州黎阳航空动力有限公司 | 一种精密多节点四通路管的定位焊接方法及定位焊接夹具 |
-
1998
- 1998-07-22 JP JP10206561A patent/JP2000033474A/ja not_active Withdrawn
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2001083976A1 (fr) * | 2000-04-28 | 2001-11-08 | Aichi Kikai Kogyo Kabushiki Kaisha | Collecteur d'admission |
JP2006297448A (ja) * | 2005-04-20 | 2006-11-02 | Ohashi Technica Inc | 圧入接合方法及び圧入接合装置 |
CN102328174A (zh) * | 2011-07-27 | 2012-01-25 | 太仓市华瑞真空炉业有限公司 | 冷却管喷头焊接辅助架 |
KR101861002B1 (ko) * | 2016-07-08 | 2018-05-24 | 주식회사 현대케피코 | 차량의 연료레일 조립체 |
CN107498129A (zh) * | 2017-09-30 | 2017-12-22 | 上海威克迈龙川汽车发动机零件有限公司 | 一种燃油分配管的铜钎焊方法 |
CN113857731A (zh) * | 2021-10-26 | 2021-12-31 | 中国航发贵州黎阳航空动力有限公司 | 一种精密多节点四通路管的定位焊接方法及定位焊接夹具 |
CN113857731B (zh) * | 2021-10-26 | 2024-01-23 | 中国航发贵州黎阳航空动力有限公司 | 一种精密多节点四通路管的定位焊接方法及定位焊接夹具 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20051004 |