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JP2000028589A - 3次元超音波画像化装置 - Google Patents

3次元超音波画像化装置

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Publication number
JP2000028589A
JP2000028589A JP10195200A JP19520098A JP2000028589A JP 2000028589 A JP2000028589 A JP 2000028589A JP 10195200 A JP10195200 A JP 10195200A JP 19520098 A JP19520098 A JP 19520098A JP 2000028589 A JP2000028589 A JP 2000028589A
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JP
Japan
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ultrasonic
dimensional
ultrasonic transducer
piezoelectric element
imaging apparatus
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Application number
JP10195200A
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Hiroichi Karasawa
博一 唐沢
Satoshi Nagai
敏 長井
Masabumi Komai
正文 小舞
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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Publication of JP2000028589A publication Critical patent/JP2000028589A/ja
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    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N29/00Investigating or analysing materials by the use of ultrasonic, sonic or infrasonic waves; Visualisation of the interior of objects by transmitting ultrasonic or sonic waves through the object
    • G01N29/04Analysing solids
    • G01N29/06Visualisation of the interior, e.g. acoustic microscopy
    • G01N29/0609Display arrangements, e.g. colour displays

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  • Acoustics & Sound (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
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  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Analytical Chemistry (AREA)
  • Biochemistry (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Immunology (AREA)
  • Pathology (AREA)
  • Investigating Or Analyzing Materials By The Use Of Ultrasonic Waves (AREA)
  • Ultra Sonic Daignosis Equipment (AREA)
  • Image Processing (AREA)
  • Image Analysis (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 超音波により液体媒質中の検査対象の表面欠
陥や内部欠陥の3次元画像を精度良く得ることができる
3次元超音波画像化装置を提供することである。 【解決手段】 複数の圧電素子11a〜20hがマトリ
ックス状に配置された超音波トランスデューサ1を駆動
回路21にて検査対象である構造物2の近傍まで駆動す
る。そして、複数の圧電素子11a〜20hのうち所定
個数の圧電素子11a〜20hを発信用切替回路3で順
次切り替えて選択し、発信部4はその選択された圧電素
子11a〜13hから超音波を発信させ、液体媒質中の
構造物2から反射された超音波エコー信号を受信切替回
路6で選択された所定の圧電素子11a〜20hで受信
する。受信した超音波エコー信号は増幅器7およびA/
D変換器8を介して信号処理部9に入力され、開□合成
処理により液体媒質中の構造物2の表面形状および内部
を画像化し表示装置10に表示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液体媒質中の検査
対象物の表面欠陥や内部欠陥の3次元画像を超音波を用
いて得る3次元超音波画像化装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、医用等で使用されている超音波
画像化装置は、基本的に1列に配列した短冊状の微小圧
電素子を電子的に走査することによりペンシルビームを
得て、リアルタイム画像を表示するようにしている。つ
まり、細い超音波ビームを2次元断面で電子走査してリ
アルタイム画像を求め、そのリアルタイム画像を表示す
るようにした方式である。そして、このペンシルビーム
を電子的に走査する方式を基に、3次元の立体画像を得
るには、細い超音波ビームを3次元空間で複数回走査し
て立体画像化して3次元画像を得るようにしている。
【0003】一方、3次元の立体画像を得るための3次
元画像化装置としては、マトリックス状に圧電素子を配
置してその圧電素子から広指向角の超音波を発信し、受
信エコー信号を開口合成処理により合成する方式が開発
されている。この方式は、一つの発信点を順々に変更し
て残りの全数で受信する方式であり、数十回程度の発受
信で立体画像が得られる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来のペン
シルビームを電子的に走査する方式では、3次元画像を
得るには走査回数が膨大になるため、リアルタイム化が
困難である。
【0005】一方、マトリックス状に配置した圧電素子
から広指向角の超音波を発信する方式では、超音波画像
の解像度向上に限界がある。すなわち、超音波の発受信
指向角が広いほど解像度が向上する閉口合成処理を適用
しているので、指向角をより広くするためには圧電素子
の小型化が必要となる。圧電素子を小型化すると、感度
が低下するため超音波画像の解像度が低下する。また、
圧電素子を小型化し高密度化すると素子数が増大し、製
作性の悪化やコストアップの要因となる。
【0006】また、水中や液体金属ナトリウム中などの
液体媒質中の構造物の外表面形状を画像化できても、構
造物の内部の欠陥まで画像化することは困難である。こ
れは、液体と構造物との音速の違いにより、その境界で
超音波伝播経路が変わるためである。すなわち、超音波
による液体媒質中の構造物の画像化と内部欠陥の検査
は、それぞれ個別の技術であり、同一システムで両方の
検査を実現できる装置がなかった。
【0007】本発明の目的は、超音波により液体媒質中
の検査対象の表面欠陥や内部欠陥の3次元画像を精度良
く得ることができる3次元超音波画像化装置を提供する
ことである。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明に係わる
3次元超音波画像化装置は、マトリックス状に配置され
た複数の圧電素子から構成された超音波トランスデュー
サと、前記複数の圧電素子のうち所定個数の圧電素子を
順次切り替えて選択するための発信用切替回路と、前記
発信用切替回路で選択された圧電素子から超音波を発信
させる発信部と、前記発信用切替回路で選択された圧電
素子から送信され液体媒質中の構造物から反射された超
音波エコー信号を受信するための所定の圧電素子を選択
するための受信用切替回路と、前記超音波エコー信号を
増幅器およびA/D変換器を介して入力しその超音波エ
コー信号に基づいて開□合成処理により前記液体媒質中
の構造物の表面形状および内部を画像化する信号処理部
と、前記超音波トランスデューサを駆動し前記超音波ト
ランスデューサと前記構造物との距離を所定の距離にす
るための駆動回路と、前記信号処理部で画像化された前
記構造物の表面形状および内部を表示するための表示装
置とを備えたことを特徴とする。
【0009】請求項1の発明に係わる3次元超音波画像
化装置では、複数の圧電素子がマトリックス状に配置さ
れた超音波トランスデューサを駆動回路にて検査対象で
ある構造物の近傍まで駆動する。そして、超音波トラン
スデューサの複数の圧電素子のうち所定個数の圧電素子
を発振用切替回路で順次切り替えて選択し、発信部はそ
の選択された圧電素子から超音波を発信させ、液体媒質
中の構造物から反射された超音波エコー信号を受信切替
回路で選択された所定の圧電素子で受信する。受信した
超音波エコー信号は増幅器およびA/D変換器を介して
信号処理部に入力され、開□合成処理により液体媒質中
の構造物の表面形状および内部を画像化し表示装置に表
示する。
【0010】請求項2の発明に係わる3次元超音波画像
化装置は、請求項1の3次元超音波画像化装置におい
て、発信超音波が1点の仮想点音源から発信されるよう
に前記発信用切替回路で選択された所定個数の圧電素子
からの超音波の発信タイミングを制御する発信制御部を
設けたことを特徴とする。
【0011】請求項2の発明に係わる3次元超音波画像
化装置では、請求項1の発明の作用に加え、発信制御部
は、発信超音波が1点の仮想点音源から発信されるよう
に、所定個数の各々の圧電素子からの超音波の発信タイ
ミングを制御する。
【0012】請求項3の発明に係わる3次元超音波画像
化装置は、請求項1の3次元超音波画像化装置におい
て、前記超音波トランスデューサは、複数の圧電素子の
配置を、超音波を発受信するための圧電素子が配置され
た発受信共用部分と超音波を受信するための圧電素子が
配置された受信専用部分とに分け、前記受信専用部分の
圧電素子の密度は前記発受信共用部分の圧電素子の密度
より粗くしたことを特徴とする。
【0013】請求項3の発明に係わる3次元超音波画像
化装置では、請求項1の発明の作用に加え、超音波トラ
ンスデューサの発受信共用部分の圧電素子から超音波を
発信し、超音波トランスデューサの発受信共用部分また
は受信専用部分で受信する。受信専用部分の圧電素子の
密度は発受信共用部分に比べて粗くしているので、全体
の圧電素子数の削減が図れる。
【0014】請求項4の発明に係わる3次元超音波画像
化装置は、請求項1の3次元超音波画像化装置におい
て、前記超音波トランスデューサは、前記発信用切替回
路および前記受信用切替回路を内部に収納し、前記発信
用切替回路の前記発信部側および前記受信用切替回路の
前記増幅器側には多芯コネクタを接続したことを特徴と
する。
【0015】請求項4の発明に係わる3次元超音波画像
化装置では、請求項1の発明の作用に加え、超音波トラ
ンスデューサ側の発信用切替回路と発信部との間、およ
び超音波トランスデューサ側の受信用切替回路と増幅器
との間は、多芯コネクタで接続される。従って、超音波
トランスデューサの着脱を容易に行える。
【0016】請求項5の発明に係わる3次元超音波画像
化装置は、請求項2の3次元超音波画像化装置におい
て、前記信号処理部は、前記構造物内部に入射した超音
波の経路をスネルの法則により求め、前記構造物内部の
欠陥を画像化するようにしたことを特徴とする。
【0017】請求項5の発明に係わる3次元超音波画像
化装置では、請求項2の発明の作用に加え、構造物内部
に入射した超音波の経路をスネルの法則により求め、構
造物内部の欠陥を画像化し表示装置に表示する。
【0018】請求項6の発明に係わる3次元超音波画像
化装置は、請求項5の3次元超音波画像化装置におい
て、画像化された構造物内部の欠陥に対して、前記超音
波トランスデューサの位置データと前記構造物データに
基づき、前記構造物の立体形状を示すイラストを前記欠
陥画像に重ねて描画するようにしたことを特徴とする。
【0019】請求項6の発明に係わる3次元超音波画像
化装置では、請求項5の発明の作用に加え、画像化され
た構造物内部の欠陥に対して、構造物の立体形状を示す
イラストを欠陥画像に重ねて描画する。これにより、構
造物内の欠陥と構造物の境界とからの反射エコーの識別
を容易に行なえるようにする。
【0020】請求項7の発明に係わる3次元超音波画像
化装置は、請求項1の3次元超音波画像化装置におい
て、前記超音波トランスデューサは、その前面に超音波
の発受信経路を避けるように取付けられ他端が前記構造
物の表面に当接して前記超音波トランスデューサと前記
構造物の表面との距離を保つための突起部を有したこと
を特徴とする。
【0021】請求項7の発明に係わる3次元超音波画像
化装置では、請求項1の発明の作用に加え、超音波トラ
ンスデューサの前面に超音波の発受信経路を避けるよう
に突起部を設ける。この突起部の他端は構造物の表面に
当接して超音波トランスデューサと構造物の表面との距
離を保つ。これにより、超音波トランスデューサと構造
物表面との距離を一定に保ち衝突を防止する。
【0022】請求項8の発明に係わる3次元超音波画像
化装置は、請求項1の3次元超音波画像化装置におい
て、前記増幅器は、前記構造物の表面の微細な凹凸によ
る散乱波を捕らえられる指数関数の増幅特性を有したこ
とを特徴とする。
【0023】請求項8の発明に係わる3次元超音波画像
化装置では、請求項1の発明の作用に加え、受信した超
音波エコー信号は、増幅器により構造物の表面の微細な
凹凸による散乱波が捕らえられるように増幅される。
【0024】請求項9の発明に係わる3次元超音波画像
化装置は、請求項1の3次元超音波画像化装置におい
て、前記信号処理部は、画像化された前記構造物の表面
形状から前記構造物の表面と前記超音波トランスデュー
サの前面との距離を求め、前記超音波トランスデューサ
が構造物に近接しすぎたと判定したときは、前記駆動回
路の動作を停止するようにしたことを特徴とする。
【0025】請求項9の発明に係わる3次元超音波画像
化装置では、請求項1の発明の作用に加え、構造物の表
面と超音波トランスデューサの前面との距離が所定値に
なったときは駆動回路の動作を停止し、超音波トランス
デューサが構造物に近接しすぎることを防止する。
【0026】請求項10の発明に係わる3次元超音波画
像化装置は、請求項1の3次元超音波画像化装置におい
て、前記超音波トランスデューサの前面と平行に表面が
なめらかな平板反射体を液体媒質内に配置し、前記信号
処理部は、前記超音波トランスデューサの各圧電素子で
送受信した際の前記平板反射体で反射した超音波エコー
信号の遅れ時間に基づいて、前記超音波トランスデュー
サにおける圧電素子の取付位置の凹凸形状を補正するよ
うにしたことを特徴とする。
【0027】請求項10の発明に係わる3次元超音波画
像化装置では、請求項1の発明の作用に加え、超音波ト
ランスデューサの所定の圧電素子で平板反射体に超音波
を送信し、平板反射体で反射した超音波エコー信号を超
音波トランスデューサの所定の圧電素子で受信し、その
受信した超音波エコー信号の遅れ時間に基づいて、超音
波トランスデューサにおける圧電素子の取付位置の凹凸
形状を把握する。そして、受信特性の補正を行う。
【0028】請求項11の発明に係わる3次元超音波画
像化装置は、請求項1の3次元超音波画像化装置におい
て、前記超音波トランスデューサの前面と平行に円筒形
の金属製反射体を液体媒質内に配置し、前記信号処理部
は、前記超音波トランスデューサの各圧電素子で送受信
した際の前記金属製反射体で反射した超音波エコー信号
の遅れ時間に基づいて、前記超音波トランスデューサに
おける圧電素子のうち円筒形の金属製反射体の軸に直角
方向に配置した圧電素子の水平方向のずれを補正するよ
うにしたことを特徴とする。
【0029】請求項11の発明に係わる3次元超音波画
像化装置では、請求項1の発明の作用に加え、超音波ト
ランスデューサの所定の圧電素子で円筒形の金属製反射
体に超音波を送信し、円筒形の金属反射体で反射した超
音波エコー信号を超音波トランスデューサの所定の圧電
素子で受信し、その受信した超音波エコー信号の遅れ時
間に基づいて、超音波トランスデューサにおける圧電素
子のうち円筒形の金属製反射体の軸に直角方向に配置し
た圧電素子の水平方向のずれを把握する。そして、受信
特性の補正を行う。
【0030】請求項12の発明に係わる3次元超音波画
像化装置は、請求項1の3次元超音波画像化装置におい
て、前記超音波トランスデューサの前面に球形の金属製
反射体を液体媒質内に配置し、前記信号処理部は、前記
超音波トランスデューサの各圧電素子で送受信した際の
前記球形の金属製反射体で反射した超音波エコー信号に
基づいて画像化を行ない、前記球形の金属製反射体の画
像化結果が1点に収束するように前記圧電素子の水平方
向のずれを補正するようにしたことを特徴とする。
【0031】請求項12の発明に係わる3次元超音波画
像化装置では、請求項1の発明の作用に加え、超音波ト
ランスデューサの所定の圧電素子で球形の金属製反射体
に超音波を送信し、球形の金属反射体で反射した超音波
エコー信号を超音波トランスデューサの所定の圧電素子
で受信し、その受信した超音波エコー信号に基づいて画
像化を行ない、球形の金属製反射体の画像化結果が1点
に収束するように圧電素子の水平方向のずれを把握す
る。そして、受信特性の補正を行う。
【0032】請求項13の発明に係わる3次元超音波画
像化装置は、請求項1の3次元超音波画像化装置におい
て、前記超音波トランスデューサの前面と平行に表面が
なめらかな平板反射体を液体媒質内に配置し、前記信号
処理部は、前記超音波トランスデューサの各圧電素子で
送受信した際の前記平板反射体で反射した超音波エコー
信号の強度により、前記超音波トランスデューサの圧電
素子の感度を補正するようにしたことを特徴とする。
【0033】請求項13の発明に係わる3次元超音波画
像化装置では、請求項1の発明の作用に加え、超音波ト
ランスデューサの所定の圧電素子で平板反射体に超音波
を送信し、平板反射体で反射した超音波エコー信号を超
音波トランスデューサの所定の圧電素子で受信し、その
受信した超音波エコー信号の強度により、超音波トラン
スデューサの圧電素子の感度を把握する。そして、感度
特性の補正を行う。
【0034】請求項14の発明に係わる3次元超音波画
像化装置は、請求項1の3次元超音波画像化装置におい
て、前記信号処理部は、前記A/D変換器と1対1で接
続されディジタル化された超音波エコー信号毎に画像化
を並列分散処理する複数の画像合成手段と、前記複数の
画像合成手段からの画像データを収集し一つの画像に結
合する画像結合手段とを備えたことを特徴とする。
【0035】請求項14の発明に係わる3次元超音波画
像化装置では、請求項1の発明の作用に加え、A/D変
換器と1対1で接続された画像合成手段は、ディジタル
化された超音波エコー信号毎に画像化を並列分散処理
し、画像結合手段は各々の画像合成手段からの画像デー
タを収集し一つの画像に結合する。
【0036】請求項15の発明に係わる3次元超音波画
像化装置は、請求項1の3次元超音波画像化装置におい
て、前記信号処理部は、前記超音波トランスデューサの
圧電素子で受信した複数の超音波エコー信号を複数のメ
モリに振り分けるための信号制御手段と、前記各々のメ
モリの書き込みおよび読み出しの制御を行うメモリ制御
手段とを備えたことを特徴とする。
【0037】請求項15の発明に係わる3次元超音波画
像化装置では、請求項1の発明の作用に加え、信号処理
部の信号制御手段は、超音波トランスデューサの各々の
圧電素子で受信した各々の超音波エコー信号を振り分
け、それぞれに対応する各々のメモリに記憶する。メモ
リ制御手段は、振り分けられた超音波エコー信号の各々
のメモリへの書き込みおよび読み出しの制御を行う。こ
れにより、超音波エコー信号の書き込みおよび読み出し
の高速化を図る。
【0038】請求項16の発明に係わる3次元超音波画
像化装置は、請求項1の3次元超音波画像化装置におい
て、表面がなめらかな平板反射体の周囲を側板で包囲し
て容器を形成し、前記容器の前記平板反射体の上部に液
体媒質を溜め、前記平板反射体の上部に溜めた液体媒質
の表面が前記超音波トランスデューサの圧電素子に接す
るように密閉配置して前記超音波トランスデューサを保
管し、前記信号処理部は、前記超音波トランスデューサ
の使用前後に各圧電素子で送受信した際の前記平板反射
体で反射した超音波エコー信号に基づいて、前記超音波
トランスデューサの機能確認を行なうようにしたことを
特徴とする。
【0039】請求項16の発明に係わる3次元超音波画
像化装置では、請求項1の発明の作用に加え、超音波ト
ランスデューサを平板反射体の上部に液体媒質を溜めた
密閉容器内に保管し、超音波トランスデューサの使用前
後に所定の圧電素子で超音波を送信し、容器内の平板反
射体で反射した超音波エコー信号を超音波トランスデュ
ーサの所定の圧電素子で受信し、受信した超音波エコー
信号に基づいて超音波トランスデューサの機能確認を行
なう。
【0040】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を説明
する。図1は本発明の実施の形態に係わる3次元超音波
画像化装置の構成図である。
【0041】超音波トランスデューサ1は、液体媒質中
の検査対象である構造物2に対して超音波を発信すると
共に構造物2で反射された超音波エコー信号Xを受信す
るものであり、複数の圧電素子11a〜20hを有して
いる。複数の圧電素子10a〜20hはマトリックス状
に配置され、発信用切替回路3で切り替えられ選択され
た所定個数の圧電素子から超音波が発信される。図1で
は、圧電素子11a〜14hが選択された場合を示して
いる。
【0042】すなわち、発信部4は、発信用切替回路3
で選択された圧電素子11a〜14hから超音波を発信
させる。この場合、発信部4は発信制御部5で超音波の
発信タイミングが制御され、発信超音波が1点の仮想点
音源Yから発信されるように、発信用切替回路3で選択
された所定個数の圧電素子11a〜14hからの超音波
の発信タイミングを制御する。
【0043】圧電素子11a〜14hから送信された超
音波は構造物2に向けて発信され、構造物2で反射され
る。構造物2で反射された超音波エコー信号Xは超音波
トランスデューサ1の圧電素子で受信されるが、その場
合の受信するための所定の圧電素子を受信用切替回路6
で選択する。つまり、受信用切替回路6で選択された圧
電素子で超音波エコー信号Xを受信する。
【0044】受信された超音波エコー信号Xは、増幅器
7およびA/D変換器8を介して信号処理部9に入力さ
れ、ここで、その超音波エコー信号に基づいて開□合成
処理により、液体媒質中の構造物2の表面形状および内
部を画像化する。信号処理部9で画像化された構造物の
表面形状や内部画像は表示装置10に表示される。
【0045】また、超音波トランスデューサ1は駆動回
路21により駆動され、検査対象である構造物8の近傍
に位置するように制御される。すなわち、駆動回路21
は信号処理部9からの指令により、画像化された構造物
2の表面形状から構造物2の表面と超音波トランスデュ
ーサ1の前面との距離を求め、その距離が所定値になっ
たときは、超音波トランスデューサ1が構造物2に近接
したと判定し、駆動回路21の動作を停止し衝突を防止
する。
【0046】また、超音波トランスデューサ1は、発信
用切替回路3および受信用切替回路6を内部に収納し、
発信用切替回路3と発信部4との間は多芯コネクタ12
aで接続すると共に、受信用切替回路6と増幅器7との
間は多芯コネクタ12bで接続する。これにより、超音
波トランスデューサ1の着脱を容易に行えるようにして
いる。
【0047】図1に示すように、発信用切替回路3によ
り超音波トランスデューサ1内に配置されたマトリック
ス配置の多数の圧電素子11a〜20hのうち、圧電素
子11a〜14dの計16個が選択されたとする。この
場合には、発信部4からは、16点のパルス状または連
続波の電圧信号が出力される。ここで、発信部4から発
信されたパルス状または連続波の電圧信号は、総て同一
形状であるが、発信制御部5により、圧電素子11a〜
14hのそれぞれの発信超音波が仮想点音源Yから発信
するように発信タイミングが制御されている。
【0048】このようにして発信された超音波は、仮想
点音源Yから発信された球面波として伝播し、構造物2
の表面上で反射した後に、超音波トランスデューサ1内
の所定の圧電素子で受信される。すなわち、受信用切替
回路6で選択された圧電素子で受信した超音波エコー信
号Xが、16回路の増幅器7にて同時に信号増幅され、
さらに、16回路のA/D変換器8にてデイジタル信号
に同時に変換された後に信号処理部9に取り込まれる。
【0049】以上の処理プロセスを繰り返し行う。すな
わち、発信部4による出力電圧信号の発信タイミング変
更による仮想点音源Yの位置変更と、発信用切替回路3
による圧電素子11a〜20hの選択切替えとの度に繰
り返す。これにより、多数の仮想点昔源Yから超音波が
発信されて構造物2で反射され、その反射された超音波
エコー信号Xのディジタル信号が信号処理部9に高速で
収集されることになる。
【0050】次に、図2は、本発明の実施の形態におけ
る3次元画像合成処理の説明図である。画像合成処理は
信号処理部9で行われる。いま、圧電素子18h、19
h、20hで受信した超音波エコー信号Xによる画像合
成処理を説明する。
【0051】まず、図2(a)に示すように、仮想点音
源Yとして発信され構造物2の表面で反射されて圧電素
子18hで受信される超音波エコー信号に関し、仮想点
音源Yを始点とし圧電素子18hを終点とし、3次元に
おいてその往復距離が一定の曲面である回転楕円体Eを
考える。
【0052】図2(b)に示すように、圧電素子18h
で受信された超音波エコー信号の波形Fから求めたフラ
イトタイムTから、超音波の送受信経路の往復距離を求
める。そして、仮想点音源Yを始点とし圧電素子18h
を終点とし、3次元メモリ上においてその往復距離が一
定の曲面である回転楕円体E上にフライトタイムTの点
でのエコーレベルAの値を書き込む。
【0053】このフライトタイムTの値を有効な受信波
形のサンプリングデータの範囲で変化させて、上記と同
様の処理プロセスを繰り返すことにより、圧電素子18
hで受信されたエコー波形Fによる画像処理プロセスが
完了することになる。以上の手順を受信する圧電素子1
8h〜20hについて順次行うことにより、画像合成を
行う。
【0054】このように、圧電素子をマトリックス状に
配置した超音波トランスデューサ1において、所定個数
の圧電素子を発信切替回路3で同時に選択し、選択され
た圧電素子の発信タイミングを発信制御部5で制御しな
がら同時駆動する。これにより、多数の小型の圧電素子
の発信波が仮想的な音源を有した強度の強い音波として
一体化するので、解像度向上に有効な圧電素子の小型化
を実現することができる。
【0055】また、超音波エコー波形Fのフライトタイ
ムTから求めた超音波の送受信経路の往復距離から、構
造物2までの概略距離を計測し、その距離が一定値以下
になった場合に、超音波トランスデューサ1の位置決め
を行う駆動回路21に駆動停止指令を出力することにな
る。これにより、超音波トランスデューサ1の駆動停止
を適切に行うことができるので、超音波トランスデュー
サ1と構造物2との接触を未然に防ぐことが可能とな
る。
【0056】以上の説明では、超音波トランスデューサ
1の各々の圧電素子は、超音波を発受信するための圧電
素子としたが、図3に示すように、超音波を発受信する
ための圧電素子33が配置された発受信共用部分31
と、超音波を受信するための圧電素子34が配置された
受信専用部分32とに分けるようにしても良い。この場
合、受信専用部分32の圧電素子の密度は発受信共用部
分31の圧電素子の密度より粗くすることが可能であ
る。
【0057】図3において、超音波トランスデューサ1
は、発受信共用部31a〜31iと受信専用部32a〜
32lを個別に配置した場合の実施例を示している。発
受信共用部31a〜31iは、図1に示した発信用切替
回路3と受信用切替回路6の両方に接続され、受信専用
部32a〜32lは、受信用切替回路6のみに接続され
る構成としている。
【0058】まず、発受信共用部31aを選択し、発信
制御部5で超音波発信を制御して超音波を発信する。そ
して、受信専用部32a〜32lで超音波エコー信号X
を受信する。次に、発受信共用部31b、31cと順次
に選択を切り替えて画像化のための超音波エコー波形F
を取り込む。
【0059】この際、超音波の発信を行う発受信共用部
31a〜31i内の発受信共用圧電素子33は、各々の
発信タイミングを個別に制御して一つの発信波を形成す
るため高密度で配置する必要がある。一方、受信専用圧
電素子34については、それほど高密度配置しなくても
良いことが経験により分かっている。このため、受信専
用圧電素子34の配置を発受信共用圧電素子33に比べ
て粗くすることが可能となり、超音波トランスデューサ
1全体で使用する圧電素子数を低減することができる。
【0060】次に、増幅器7の増幅特性は対数特性と
し、構造物2の表面の微細な凹凸による散乱波を捕らえ
られるようにする。すなわち、液体媒質中の構造物表面
の微細な凹凸からの散乱波は構造物表面の正反射波に比
べ非常に弱い。また、構造物内部の欠陥を画像化する場
合でも、液体媒質と構造物表面の境界で大半の超音波が
反射してしまうため、構造物表面の反射波に比べ欠陥か
らの反射波は非常に弱い。このことから、液体媒質中の
構造物表面の微細な凹凸からの散乱波をも検出して画像
化する場合には、ダイナミックレンジの大きな信号を扱
える必要がある。そこで、増幅器7の増幅特性を指数関
数にすることによりダイナミックレンジを広げることを
可能とする。
【0061】超音波トランスデューサ1内の圧電素子で
受信された超音波エコーの信号レベルは、指数関数の増
幅特性を有する増幅器7により増幅されてA/D変換器
8へ出力される。これにより、構造物表面の正反射によ
る強度の大きな超音波エコー信号だけでなく、構造物表
面の微小な凹凸からの散乱による非常に小さな超音波エ
コー信号でも、画像合成に寄与させることができる。ま
た、液体媒質から構造物内部へ通過する超音波のエネル
ギーはその境界面で大半が反射してしまうため非常に弱
いが、これに対しても対数特性の増幅器7を用いるの
で、構造物2の表面および内部を同時に画像化できる。
【0062】このように、増幅器7の増幅特性を対数特
性としたので、超音波トランスデューサ1で検出された
超音波の信号レベルの大小にかかわらず、小さな超音波
エコー信号でも扱う信号レベルをほぼ一定レベルとする
ことができ高精度な画像化が可能になる。
【0063】また、信号処理部9は、画像化された構造
物2の表面形状を検出し、その位置情報から構造物2内
部の超音波伝播経路を求める。そして、この超音波伝播
経路に基づく3次元画像化処理を行い構造物内部を画像
化する。
【0064】まず、信号処理部9では、収集された超音
波エコー信号Xを入力し記憶する。つまり、3次元メモ
リ上には超音波エコー信号Xの強度分布が格納され、超
音波トランスデューサ1の前面に平行な軸をx−y、そ
れに直角な軸をzとすると、z軸方向で超音波エコー強
度が最大になる位置が構造物の表面位置となる。x−y
全ての位置について繰り返し、超音波エコー強度が最大
になる位置を検出することで構造物2の表面位置を検出
できる。これにより、3次元メモリ上に構造物2の表面
形状を特定し、液体媒質中の構造物2の表面形状を画像
化する。
【0065】そして、信号処理部は、構造物内部に入射
した超音波の経路をスネルの法則により求め、構造物内
部の欠陥を画像化する。すなわち、構造物の表面形状の
位置情報から構造物内部の超音波伝播経路を求めて、こ
の超音波伝播経路に基づく3次元画像化処理を行い構造
物内部を画像化する。
【0066】この場合、予め入力されて記憶している構
造物の外形形状データに基づいて作成された3次元形状
のイラストを構造物内部の画像に対し重ねて描画して表
示装置10に出力するようにしてもよい。すなわち、画
像化された構造物2の内部の欠陥に対して、超音波トラ
ンスデューサ1の位置データと構造物データに基づき、
構造物2の立体形状を示すイラストを欠陥画像に重ねて
描画する。
【0067】図4は、信号処理部9での構造物内部の画
像合成処理の説明図である。いま、仮想音源Yと圧電素
子18hの組み合わせにおける受信超音波エコー信号X
の伝播経路を考える。3次元メモリのx−yの任意のz
軸メモリ配列において、構造物2の表面位置Sを超音波
エコー信号の最大値により検出する。
【0068】すなわち、図4(a)に示すように、検出
された構造物2の表面位置Sより手前の位置zbでは、
超音波エコー信号Xは、仮想音源Y、手前位置zb、圧
電素子18hを直線で結ぶ経路をとる。図4(b)にタ
イムフライトとエコーレベルとの関係を示す。
【0069】構造物2の表面位置Sより手前の位置zb
では、超音波エコー信号Xは、仮想音源Y、手前位置z
b、圧電素子18hを直線で結ぶ経路をとるので、この
場合の距離を媒質の音速で際したタイムフライトTbを
検出し、受信超音波エコーXのタイムフライトTb点の
エコーレベルAbの値を3次元メモリに書き込む。
【0070】この動作を、検出された表面位置Sである
z軸のメモリ配列位置zsまで繰り返す。そして、表面
位置Sの位置zsになると、そのエコーレベルはエコー
レベルAsとなり、手前位置のエコーレベルAbより大
きな波形となり、そのときのタイムフライトはタイムフ
ライトTである。
【0071】表面位置S以降のz軸メモリ配列位置zm
では仮想音源Yからの超音波経路は表面位置S(Sm、
Sm’)で変化する、すなわちY、Sm、zm、S
m’、18hの経路をとることになる。
【0072】このとき、SmおよびSm’の位置は良く
知られているスネルの法則を満足するように決められる
ので、超音波経路のY−SmとSm’−18hの和を媒
質音速で除して得られる媒質中のタイムフライトと、経
路Sm−zm−Sm’の和を構造物の音速で除して得ら
れる構造物中のタイムフライトとの和がトータルのタイ
ムフライトTmとなる。従って、受信超音波エコーXの
タイムフライトTm点のエコーレベルAmの値をz軸メ
モリzmに書き込む動作を繰り返す。
【0073】さらに、この超音波送受信の組み合わせ
で、3次元メモリのx−y位置全てについて、上記動作
を繰り返すことで、タイムフライトが一定の回転楕円体
を3次元メモリ上に記憶する。また、仮想音源Yの位置
と受信圧電素子の組み合わせを変えて上記動作を繰り返
すことで、回転楕円体の重なりが密になり、液体媒質中
の構造物2の表面形状および構造物内部の画像合成を行
う。図4(a)中のf1は欠陥を示している。
【0074】なお、上述のように、信号処理部9では3
次元立体の形状データを予め記憶しておく場合、つま
り、検査対象の構造物が既知である場合には、設計時の
CADデータ等の位置データを予め入力しておくこと
で、これを基に構造物2のイラストを作成するととも
に、超音波トランスデューサ1の位置情報を参照して、
3次元メモリ上に合成した構造物2の画像と重ね合せて
描画し、表示装置10へ出力することになる。
【0075】このように、信号処理部9では、最初に液
体媒質中の構造物2の表面形状を画像化し、その後に構
造物内部を画像化する2段階の開口合成処理により、構
造物の画像化を行う。つまり、最初に液体媒質中の構造
物2の表面形状を画像化するので高精度にその位置を検
出することができる。さらに、構造物の表面位置がわか
ればスネルの法則により、構造物内部を伝播する超音波
の経路もわかるので、再度この超音波伝播経路に基づい
た開ロ合成処理を行うことで液体媒質中の構造物内部画
像化が可能になり、構造物内部の欠陥検査ができる。
【0076】また、構造物の表面形状が既知のものにつ
いては、予めその3次元形状データを記憶しておき、こ
の形状データに基づき超音波トランスデューサ1の位置
データから、構造物2の立体形状を示すイラストを開口
合成処理により得られた内部画像と重ねて描画する。従
って、構造物の立体形状図と3次元超音波画像とが合成
されて表示されるので、構造物2内の欠陥と形状部から
の反射エコーの識別を容易にできる。
【0077】ここで、検査対象の構造物2が既知で比較
的単純な形状をしている場合には、図5(a)に示すよ
うに、超音波トランスデューサ1の前面に、突起部22
を複数設け、図5(b)に示すように、この突起部22
を検査対象表面に押し付けることで、超音波トランスデ
ューサ1を検査対象の構造物2の表面と正対させて距離
を一定に保つようにする。そして、超音波トランスデュ
ーサ1の超音波発受信面23により超音波の発受信を行
う。
【0078】これにより、超音波トランスデューサ1と
検査対象表面との距離を一定に保ち、超音波トランスデ
ューサ1の前面と検査対象の構造物2の表面と正対させ
ることができ衝突を防止できる。また、その距離を精度
良く保てる場合には、液体媒質中の検査対象の構造物2
の形状を特定できる。つまり、構造物2の形状が単純で
既知である場合には、その表面形状を画像化することな
く直接に構造物内部の画像化を行うことができる。すな
わち、予め入力されて記憶保持している構造物2の立体
形状の形状データと、超音波トランスデューサ1の位置
情報とを参照することで、上記構造物2の形状を特定で
きる。これにより、信号処理部9の動作において、構造
物2を画像化してその表面位置を検出する動作を省略で
きる。
【0079】次に、超音波トランスデューサ1内の圧電
素子の取付け位置や感度の補正について説明する。この
補正により、超音波による3次元画像化の解像度を向上
させる。超音波トランスデューサ1内に配置された圧電
素子の位置のばらつきは、製造上ある程度発生してしま
う。このばらつきは、超音波画像の解像度に直接的に影
響する。このため、予め形状がわかった平板や円筒等の
反射体を用意し、その反射体からの反射エコーデータに
より圧電素子の相対的な位置を補正する。
【0080】図6は、超音波トランスデューサ1に内蔵
された圧電素子24の位置及び感度の補正方法の原理説
明を示す。
【0081】表面が滑らかな平面で形成された平板反射
体25を用意し、その平板反射体25に対して、複数個
の圧電素子24の自己発受信により超音波の発受信を行
う。これにより、各々の圧電素子24と平板反射体25
との距離と受信感度を計測し補正を行う。
【0082】この計測結果を全ての圧電素子24に対し
て行うことにより、圧電素子24の凹凸の相対位置と感
度変化を求める。そして、その結果から、超音波による
画像合成を行う場合の圧電素子24の位置補正及び感度
補正を行う。
【0083】次に、図6に示す圧電素子24の凹凸補正
を行った後に、図7に示すように、円筒形状の円筒形反
射体26に対して、円筒形反射体26の軸方向に直角方
向の圧電素子24を自己発受信により超音波の発受信を
行い、この計測結果を全ての圧電素子24に対して行
う。これにより、圧電素子24の水平方向(円筒形反射
体26)の相対位置を求める。
【0084】具体的には、圧電素子24で得られた超音
波エコー波形により、円筒形反射体26の断面画像を表
示し、その画像化結果が円筒形反射体26の断面像であ
る円形に一致するように、画像合成処理に使用する圧電
素子24の水平位置を変更する。これにより、圧電素子
24の位置補正を行うことができる。
【0085】以上の補正を行った後に、球形の反射体を
用いて同様の処理を行うことにより、超音波トランスデ
ューサ1内に平面配置された圧電素子11a〜20hの
全体について位置補正を行うことができる。
【0086】このように、予め形状が既知の平板や円筒
等の反射体を用意し、その反射体からの反射エコーデー
タにより圧電素子の相対的な位置を検出し、補正を加え
て超音波による3次元画像化の解像度を向上させる。
【0087】図8は、超音波画像の合成処理を高速化す
るための信号処理部9の一例を示す構成図である。受信
した超音波エコー信号をアナログデジタル変換するA/
D変換器8a〜8nと1対1に複数の画像合成手段27
a〜27nを設け、この画像合成手段27a〜27nは
A/D変換器8a〜8nでディジタル化された超音波エ
コー信号毎に画像化を並列分散処理する。そして、これ
ら複数の画像合成手段27a〜27nからの画像データ
を画像結合手段28で収集し、一つの画像に結合し表示
装置10に表示する。これにより、超音波画像の合成処
理を高速化するようにしている。
【0088】A/D変換器8a〜8nでディジタル変換
された超音波エコー波形は、各A/D変換器8a〜8n
と1対1で結合された画像合成手段27a〜27nに高
速バス経由で直接伝送される。
【0089】画像合成手段27a〜27nのそれぞれに
おいて、図2に示す画像合成処理を同時並行で行い、収
集データ量を低減した後に、合成された3次元画像デー
タを画像結合手段28に伝送する。画像結合手段28で
は、複数の3次元画像データを全て加算することによ
り、一つの3次元画像に結合処理し、表示装置10に表
示する。これにより、画像合成処理プロセスにおける伝
送データ量を低減することができ高速化を図ることがで
きる。
【0090】図9は、超音波画像の合成処理を高速化す
るための信号処理部9の他の一例を示す構成図である。
超音波トランスデューサ1の圧電素子で受信した複数の
超音波エコー信号を信号制御手段29に入力し、この信
号制御手段29で各々の超音波エコー信号に振り分け3
次元開口データを得る。信号制御手段29で振り分けら
れ3次元開口データとしての各々の超音波エコー信号
は、各々のメモリ制御手段30に入力され、各々のメモ
リ31a〜31nへの書き込みが行われる。また、メモ
リ制御手段31a〜31nでは各々のメモリ31a〜3
1nから超音波エコー信号の読み出しが行われ、信号制
御手段29にて全体の3次元開口合成データが作成され
表示装置10に出力される。
【0091】すなわち、A/D変換器8a〜8nでディ
ジタル変換された超音波エコー信号は、信号制御手段2
9へ入力され、各々のメモリ制御手段29を介して各々
のメモリ31a〜31nに同時に3次元開ロ合成データ
として書き込まれる。
【0092】超音波の発受信がすべて終了し、データの
採取がすべて終了してから、信号制御手段29を介し
て、メモリ制御手段30a〜30nにてメモリ31a〜
31b上のデータを読み出し、表示装置10等へ全体の
3次元開口合成データを転送し画像化する。このような
構成とすることにより、メモリ31a〜31n上への書
込みスピードが高速化され、画像合成処理プロセスにか
かる時間を低減させることができる。
【0093】次に、図10は、本発明の実施の形態にお
ける超音波トランスデューサ1の保管の一例を示す保管
状態説明図である。超音波トランスデューサ1を平板反
射体25の上部に液体媒質32を溜めた密閉容器33内
に保管する。この場合、液体媒質32の表面が超音波ト
ランスデューサ1の圧電素子24に接する配置される。
【0094】そして、超音波トランスデューサ1の使用
前後に所定の圧電素子24で超音波を送信し、密閉容器
33内の平板反射体25で反射した超音波エコー信号を
超音波トランスデューサ1の所定の圧電素子24で受信
し、受信した超音波エコー信号に基づいて超音波トラン
スデューサ1の機能確認を行なう。
【0095】すなわち、平板反射体25の周囲に枠を取
りつけ液体媒質32を溜めた構造の平板反射体25付き
の密閉容器33を用意する。そして、この密閉容器33
上に溜めた液体媒質中に、超音波トランスデューサ1の
各圧電素子が接するように超音波トランスデューサ1を
浸けた状態で保持し保管する。この保管状態において、
超音波トランスデューサ1の使用前後に超音波エコー信
号Xを発受信し、超音波トランスデューサ1の機能確認
を行なう。
【0096】これは、超音波トランスデューサ1は、液
体媒質32中に浸さないとその性能が維持されているか
否かを確認できないので、超音波トランスデューサ1を
液体媒質32に浸けた状態で密閉容器33に保管し、超
音波トランスデューサ1の使用の前後の保管状態で超音
波トランスデューサ1の機能確認ができるようにしてい
る。これにより検査時間の短縮化が図れる。
【0097】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、圧
電素子をマトリックス状に配置した超音波トランスデュ
ーサとし、圧電素子の小型化を実現したので、圧電素子
の素子数の低減を図ることができ、3次元超音波画像の
解像度向上を実現できる。
【0098】また、液体媒質中の構造物の外表面だけで
なく構造物内部の欠陥をも画像化でき、その際に、構造
物の立体形状を示すイラストを三次元超音波画像に重ね
て表示できるため、構造物の境界エコーと欠陥エコーの
識別を容易にできる。
【0099】また、超音波トランスデューサを検査対象
に正対して一定の距離に保つことができるので、液体媒
質中で検査を行なう際に、超音波トランスデューサを検
査対象への接触を未然に防止できる。
【0100】また、3次元超音波画像化の解像度を向上
させるための圧電素子の取付け位置のばらつきを補正す
るので、より高精度な三次元立体画像を得ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係わる3次元超音波画像
化装置の構成図。
【図2】本発明の実施の形態における3次元画像合成処
理の説明図。
【図3】本発明の実施の形態における超音波トランスデ
ューサの他の一例を示す平面構成図。
【図4】本発明の実施の形態における信号処理部での構
造物内部の画像合成処理の説明図。
【図5】本発明の実施の形態における超音波トランスデ
ューサに取り付けた突起部の説明図。
【図6】本発明の実施の形態における超音波トランスデ
ューサに取り付けた圧電素子の凹凸感度補正の説明図。
【図7】本発明の実施の形態における超音波トランスデ
ューサに取り付けた圧電素子の位置補正の説明図。
【図8】本発明の実施の形態における画像合成処理の高
速化のための信号処理部の一例を示す構成図。
【図9】本発明の実施の形態における画像合成処理の高
速化のための信号処理部の他の一例を示す構成図。
【図10】本発明の実施の形態における超音波トランス
デューサの保管の一例を示す保管状態説明図。
【符号の説明】
1 超音波トランスデューサ 2 構造物 3 発信用切替回路 4 発信部 5 発信制御部 6 受信用切替回路 7 増幅器 8 A/D変換器 9 信号処理部 10 表示装置 11〜20 圧電素子 21 駆動回路 22 突起部 23 超音波発受信面 24 圧電素子 25 平板反射体 26 円筒形反射体 27 画像合成手段 28 画像結合手段 29 信号制御手段 30 メモリ制御手段 31 メモリ 32 液体媒質 33 密閉容器
フロントページの続き (72)発明者 小舞 正文 神奈川県横浜市磯子区新杉田町8番地 株 式会社東芝横浜事業所内 Fターム(参考) 2G047 AB01 BB06 BC07 CA01 EA07 GB02 GB16 GB26 GF15 GF20 GG09 GG19 GG35 GG41 GH09 4C301 AA02 DD30 EE11 GA01 GB09 GB10 GC01 GC11 GD02 HH01 JB03 JB11 JB17 JC05 JC14 KK12 KK17 LL03 LL17 5B057 BA05 BA12 CA13 CB13 CE08 CH04

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 マトリックス状に配置された複数の圧電
    素子から構成された超音波トランスデューサと、前記複
    数の圧電素子のうち所定個数の圧電素子を順次切り替え
    て選択するための発信用切替回路と、前記発信用切替回
    路で選択された圧電素子から超音波を発信させる発信部
    と、前記発信用切替回路で選択された圧電素子から送信
    され液体媒質中の構造物から反射された超音波エコー信
    号を受信するための所定の圧電素子を選択するための受
    信用切替回路と、前記超音波エコー信号を増幅器および
    A/D変換器を介して入力しその超音波エコー信号に基
    づいて開□合成処理により前記液体媒質中の構造物の表
    面形状および内部を画像化する信号処理部と、前記超音
    波トランスデューサを駆動し前記超音波トランスデュー
    サと前記構造物との距離を所定の距離にするための駆動
    回路と、前記信号処理部で画像化された前記構造物の表
    面形状および内部を表示するための表示装置とを備えた
    ことを特徴とする3次元超音波画像化装置。
  2. 【請求項2】 請求項1の3次元超音波画像化装置にお
    いて、発信超音波が1点の仮想点音源から発信されるよ
    うに前記発信用切替回路で選択された所定個数の圧電素
    子からの超音波の発信タイミングを制御する発信制御部
    を設けたことを特徴とする3次元超音波画像化装置。
  3. 【請求項3】 請求項1の3次元超音波画像化装置にお
    いて、前記超音波トランスデューサは、複数の圧電素子
    の配置を、超音波を発受信するための圧電素子が配置さ
    れた発受信共用部分と超音波を受信するための圧電素子
    が配置された受信専用部分とに分け、前記受信専用部分
    の圧電素子の密度は前記発受信共用部分の圧電素子の密
    度より粗くしたことを特徴とする3次元超音波画像化装
    置。
  4. 【請求項4】 請求項1の3次元超音波画像化装置にお
    いて、前記超音波トランスデューサは、前記発信用切替
    回路および前記受信用切替回路を内部に収納し、前記発
    信用切替回路の前記発信部側および前記受信用切替回路
    の前記増幅器側には多芯コネクタを接続したことを特徴
    とする3次元超音波画像化装置。
  5. 【請求項5】 請求項2の3次元超音波画像化装置にお
    いて、前記信号処理部は、前記構造物内部に入射した超
    音波の経路をスネルの法則により求め、前記構造物内部
    の欠陥を画像化するようにしたことを特徴とする3次元
    超音波画像化装置。
  6. 【請求項6】 請求項5の3次元超音波画像化装置にお
    いて、画像化された構造物内部の欠陥に対して、前記超
    音波トランスデューサの位置データと前記構造物データ
    に基づき、前記構造物の立体形状を示すイラストを前記
    欠陥画像に重ねて描画するようにしたことを特徴とする
    3次元超音波画像化装置。
  7. 【請求項7】 請求項1の3次元超音波画像化装置にお
    いて、前記超音波トランスデューサは、その前面に超音
    波の発受信経路を避けるように取付けられ他端が前記構
    造物の表面に当接して前記超音波トランスデューサと前
    記構造物の表面との距離を保つための突起部を有したこ
    とを特徴とする3次元超音波画像化装置。
  8. 【請求項8】 請求項1の3次元超音波画像化装置にお
    いて、前記増幅器は、前記構造物の表面の微細な凹凸に
    よる散乱波を捕らえられる指数関数の増幅特性を有した
    ことを特徴とする3次元超音波画像化装置。
  9. 【請求項9】 請求項1の3次元超音波画像化装置にお
    いて、前記信号処理部は、画像化された前記構造物の表
    面形状から前記構造物の表面と前記超音波トランスデュ
    ーサの前面との距離を求め、前記超音波トランスデュー
    サが構造物に近接しすぎたと判定したときは、前記駆動
    回路の動作を停止するようにしたことを特徴とする3次
    元超音波画像化装置。
  10. 【請求項10】 請求項1の3次元超音波画像化装置に
    おいて、前記超音波トランスデューサの前面と平行に表
    面がなめらかな平板反射体を液体媒質内に配置し、前記
    信号処理部は、前記超音波トランスデューサの各圧電素
    子で送受信した際の前記平板反射体で反射した超音波エ
    コー信号の遅れ時間に基づいて、前記超音波トランスデ
    ューサにおける圧電素子の取付位置の凹凸形状を補正す
    るようにしたことを特徴とする3次元超音波画像化装
    置。
  11. 【請求項11】 請求項1の3次元超音波画像化装置に
    おいて、前記超音波トランスデューサの前面と平行に円
    筒形の金属製反射体を液体媒質内に配置し、前記信号処
    理部は、前記超音波トランスデューサの各圧電素子で送
    受信した際の前記金属製反射体で反射した超音波エコー
    信号の遅れ時間に基づいて、前記超音波トランスデュー
    サにおける圧電素子のうち円筒形の金属製反射体の軸に
    直角方向に配置した圧電素子の水平方向のずれを補正す
    るようにしたことを特徴とする3次元超音波画像化装
    置。
  12. 【請求項12】 請求項1の3次元超音波画像化装置に
    おいて、前記超音波トランスデューサの前面に球形の金
    属製反射体を液体媒質内に配置し、前記信号処理部は、
    前記超音波トランスデューサの各圧電素子で送受信した
    際の前記球形の金属製反射体で反射した超音波エコー信
    号に基づいて画像化を行ない、前記球形の金属製反射体
    の画像化結果が1点に収束するように前記圧電素子の水
    平方向のずれを補正するようにしたことを特徴とする3
    次元超音波画像化装置。
  13. 【請求項13】 請求項1の3次元超音波画像化装置に
    おいて、前記超音波トランスデューサの前面と平行に表
    面がなめらかな平板反射体を液体媒質内に配置し、前記
    信号処理部は、前記超音波トランスデューサの各圧電素
    子で送受信した際の前記平板反射体で反射した超音波エ
    コー信号の強度により、前記超音波トランスデューサの
    圧電素子の感度を補正するようにしたことを特徴とする
    3次元超音波画像化装置。
  14. 【請求項14】 請求項1の3次元超音波画像化装置に
    おいて、前記信号処理部は、前記A/D変換器と1対1
    で接続されディジタル化された超音波エコー信号毎に画
    像化を並列分散処理する複数の画像合成手段と、前記複
    数の画像合成手段からの画像データを収集し一つの画像
    に結合する画像結合手段とを備えたことを特徴とする3
    次元超音波画像化装置。
  15. 【請求項15】 請求項1の3次元超音波画像化装置に
    おいて、前記信号処理部は、前記超音波トランスデュー
    サの圧電素子で受信した複数の超音波エコー信号を複数
    のメモリに振り分けるための信号制御手段と、前記各々
    のメモリの書き込みおよび読み出しの制御を行うメモリ
    制御手段とを備えたことを特徴とする3次元超音波画像
    化装置。
  16. 【請求項16】 請求項1の3次元超音波画像化装置に
    おいて、表面がなめらかな平板反射体の周囲を側板で包
    囲して容器を形成し、前記容器の前記平板反射体の上部
    に液体媒質を溜め、前記平板反射体の上部に溜めた液体
    媒質の表面が前記超音波トランスデューサの圧電素子に
    接するように密閉配置して前記超音波トランスデューサ
    を保管し、前記信号処理部は、前記超音波トランスデュ
    ーサの使用前後に各圧電素子で送受信した際の前記平板
    反射体で反射した超音波エコー信号に基づいて、前記超
    音波トランスデューサの機能確認を行なうようにしたこ
    とを特徴とする3次元超音波画像化装置。
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