JP2000026559A - 液状放射線硬化型樹脂組成物及び光ファイバ - Google Patents
液状放射線硬化型樹脂組成物及び光ファイバInfo
- Publication number
- JP2000026559A JP2000026559A JP10208656A JP20865698A JP2000026559A JP 2000026559 A JP2000026559 A JP 2000026559A JP 10208656 A JP10208656 A JP 10208656A JP 20865698 A JP20865698 A JP 20865698A JP 2000026559 A JP2000026559 A JP 2000026559A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- meth
- group
- acrylate
- resin composition
- curable resin
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08F—MACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED BY REACTIONS ONLY INVOLVING CARBON-TO-CARBON UNSATURATED BONDS
- C08F290/00—Macromolecular compounds obtained by polymerising monomers on to polymers modified by introduction of aliphatic unsaturated end or side groups
- C08F290/02—Macromolecular compounds obtained by polymerising monomers on to polymers modified by introduction of aliphatic unsaturated end or side groups on to polymers modified by introduction of unsaturated end groups
- C08F290/06—Polymers provided for in subclass C08G
- C08F290/068—Polysiloxanes
-
- G—PHYSICS
- G02—OPTICS
- G02B—OPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
- G02B1/00—Optical elements characterised by the material of which they are made; Optical coatings for optical elements
- G02B1/04—Optical elements characterised by the material of which they are made; Optical coatings for optical elements made of organic materials, e.g. plastics
- G02B1/045—Light guides
Landscapes
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Physics & Mathematics (AREA)
- Health & Medical Sciences (AREA)
- Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
- Medicinal Chemistry (AREA)
- Polymers & Plastics (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Optics & Photonics (AREA)
- Macromonomer-Based Addition Polymer (AREA)
- Optical Fibers, Optical Fiber Cores, And Optical Fiber Bundles (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【解決手段】 (A)分子鎖両末端に(メタ)アクリル
基を含有し、ケイ素原子に結合する全有機基のうち芳香
族炭化水素基を15モル%以上含み、分子中にウレタン
結合を含有しないオルガノポリシロキサン、(B)エチ
レン性不飽和基を含有する化合物、及び(C)光重合開
始剤を含有してなることを特徴とする液状放射線硬化型
樹脂組成物。 【効果】 本発明の液状放射線硬化型樹脂組成物は、低
ヤング率であり、更に低温でもヤング率が大きく変化せ
ず、また低粘度であり、光ファイバの1次被覆材として
有用である。
基を含有し、ケイ素原子に結合する全有機基のうち芳香
族炭化水素基を15モル%以上含み、分子中にウレタン
結合を含有しないオルガノポリシロキサン、(B)エチ
レン性不飽和基を含有する化合物、及び(C)光重合開
始剤を含有してなることを特徴とする液状放射線硬化型
樹脂組成物。 【効果】 本発明の液状放射線硬化型樹脂組成物は、低
ヤング率であり、更に低温でもヤング率が大きく変化せ
ず、また低粘度であり、光ファイバの1次被覆材として
有用である。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光ファイバのプラ
イマリー或いはバファー用被覆材として好適に用いられ
る、低粘度で、低ヤング率の硬化物を与える液状放射線
硬化型樹脂組成物及びこの組成物の硬化物で被覆された
光ファイバに関する。
イマリー或いはバファー用被覆材として好適に用いられ
る、低粘度で、低ヤング率の硬化物を与える液状放射線
硬化型樹脂組成物及びこの組成物の硬化物で被覆された
光ファイバに関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】光通信
ファイバとしては、石英ガラス系、多成分ガラス系、プ
ラスチック系等の種々のものがあるが、現実にはその軽
量性、低損失性、高耐久性、更には伝送容量が大きいこ
とから、石英ガラス系のものが広範囲の分野で大量に使
用されている。しかし、この石英ガラス系のものは、極
めて細く、外的要因で変化も起こることから、石英ガラ
ス系の光通信ファイバは、溶融紡糸された石英ガラスフ
ァイバ上に予め硬化物の軟らかい液状の硬化性樹脂でコ
ーティング、硬化し、一次被覆した後、この一次被覆層
を保護するために、更に硬い硬化物を与える液状の硬化
性樹脂でコーティング、硬化し、二次被覆が施されてい
る。
ファイバとしては、石英ガラス系、多成分ガラス系、プ
ラスチック系等の種々のものがあるが、現実にはその軽
量性、低損失性、高耐久性、更には伝送容量が大きいこ
とから、石英ガラス系のものが広範囲の分野で大量に使
用されている。しかし、この石英ガラス系のものは、極
めて細く、外的要因で変化も起こることから、石英ガラ
ス系の光通信ファイバは、溶融紡糸された石英ガラスフ
ァイバ上に予め硬化物の軟らかい液状の硬化性樹脂でコ
ーティング、硬化し、一次被覆した後、この一次被覆層
を保護するために、更に硬い硬化物を与える液状の硬化
性樹脂でコーティング、硬化し、二次被覆が施されてい
る。
【0003】この一次被覆材に要求される特性は、外部
応力或いは温度変化によるマイクロベンドロス防止のた
め、低ヤング率でその温度依存性が小さいこと、耐久性
(耐熱、耐水性)がよいこと、低吸水率であること、低
水素発生であること、高屈折率であること、また生産性
向上のため光ファイバの線引き速度の高速化により、速
硬化性であることと同時に、低粘度であること等が要求
されている。これらの要求に対して、従来よりウレタン
アクリレート系の紫外線硬化性組成物が提案されてお
り、特公平1−19694号、特許第2522663
号、特許第2547021号公報に記載されているよう
に、ウレタンアクリレートオリゴマーと、反応性モノマ
ー、重合開始剤からなる紫外線液状硬化性組成物が知ら
れている。しかしこれらの組成物は、ウレタン結合を含
むポリエーテル、ポリエステル等のウレタンアクリレー
トオリゴマーを主成分としているため、低ヤング率、低
温特性(ヤング率の温度依存性が小さいこと)が良好で
あること、低吸水率、低粘度であること等の要求に対し
て十分ではない。
応力或いは温度変化によるマイクロベンドロス防止のた
め、低ヤング率でその温度依存性が小さいこと、耐久性
(耐熱、耐水性)がよいこと、低吸水率であること、低
水素発生であること、高屈折率であること、また生産性
向上のため光ファイバの線引き速度の高速化により、速
硬化性であることと同時に、低粘度であること等が要求
されている。これらの要求に対して、従来よりウレタン
アクリレート系の紫外線硬化性組成物が提案されてお
り、特公平1−19694号、特許第2522663
号、特許第2547021号公報に記載されているよう
に、ウレタンアクリレートオリゴマーと、反応性モノマ
ー、重合開始剤からなる紫外線液状硬化性組成物が知ら
れている。しかしこれらの組成物は、ウレタン結合を含
むポリエーテル、ポリエステル等のウレタンアクリレー
トオリゴマーを主成分としているため、低ヤング率、低
温特性(ヤング率の温度依存性が小さいこと)が良好で
あること、低吸水率、低粘度であること等の要求に対し
て十分ではない。
【0004】また、低ヤング率化、低温特性の改良のた
め、特公平4−29619号、特開昭61−21121
号公報に記載されているように有機ポリシロキサンを含
有するシリコーンウレタンアクリレートを用いた紫外線
液状硬化組成物も報告されているが、同様にウレタン結
合を含むため、それらの構造因子(構造の剛直性、ウレ
タン結合による水素結合等)により、前記の要求、特
に、低ヤング率、低粘度化に対して十分ではなく、また
発明の実施内容より、有機ポリシロキサンとしてジメチ
ルシロキサン骨格に制限されると考えられ、屈折率が低
く、しかも反応性モノマーとの相溶性が十分ではないた
め、要求値を満足する紫外線液状硬化組成物の設計が困
難であるという問題点がある。
め、特公平4−29619号、特開昭61−21121
号公報に記載されているように有機ポリシロキサンを含
有するシリコーンウレタンアクリレートを用いた紫外線
液状硬化組成物も報告されているが、同様にウレタン結
合を含むため、それらの構造因子(構造の剛直性、ウレ
タン結合による水素結合等)により、前記の要求、特
に、低ヤング率、低粘度化に対して十分ではなく、また
発明の実施内容より、有機ポリシロキサンとしてジメチ
ルシロキサン骨格に制限されると考えられ、屈折率が低
く、しかも反応性モノマーとの相溶性が十分ではないた
め、要求値を満足する紫外線液状硬化組成物の設計が困
難であるという問題点がある。
【0005】本発明は、上記問題点を解決したもので、
低ヤング率であり、更に低温でもヤング率が大きく変化
することのない硬化物を与え、低粘度の液状放射線硬化
型樹脂組成物、及びこの組成物の硬化物で被覆された光
ファイバを提供することを目的とする。
低ヤング率であり、更に低温でもヤング率が大きく変化
することのない硬化物を与え、低粘度の液状放射線硬化
型樹脂組成物、及びこの組成物の硬化物で被覆された光
ファイバを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段及び発明の実施の形態】本
発明者は、上記目的を達成するために鋭意検討を重ねた
結果、液状放射線硬化型樹脂組成物において、主成分で
ある(メタ)アクリル基を含有するオリゴマー或いはポ
リマーとして、分子中にウレタン結合を含有せず、分子
鎖両末端に(メタ)アクリル基を含有すると共にケイ素
原子に結合する全有機置換基に対し15モル%以上の芳
香族炭化水素基を含有するオルガノポリシロキサンを用
いることにより、反応性モノマーとの相溶性が良好であ
り、高屈折率、低粘度で、硬化物のヤング率が低い紫外
線硬化性樹脂組成物が得られること、また特に反応性モ
ノマーとしてオルガノシロキサン骨格を有するエチレン
性不飽和基を有するモノマーを用いることにより、低温
でのヤング率の変化が小さいことを知見し、本発明をな
すに至った。
発明者は、上記目的を達成するために鋭意検討を重ねた
結果、液状放射線硬化型樹脂組成物において、主成分で
ある(メタ)アクリル基を含有するオリゴマー或いはポ
リマーとして、分子中にウレタン結合を含有せず、分子
鎖両末端に(メタ)アクリル基を含有すると共にケイ素
原子に結合する全有機置換基に対し15モル%以上の芳
香族炭化水素基を含有するオルガノポリシロキサンを用
いることにより、反応性モノマーとの相溶性が良好であ
り、高屈折率、低粘度で、硬化物のヤング率が低い紫外
線硬化性樹脂組成物が得られること、また特に反応性モ
ノマーとしてオルガノシロキサン骨格を有するエチレン
性不飽和基を有するモノマーを用いることにより、低温
でのヤング率の変化が小さいことを知見し、本発明をな
すに至った。
【0007】即ち、本発明は、(A)分子鎖両末端に
(メタ)アクリル基を含有し、ケイ素原子に結合する全
有機基のうち芳香族炭化水素基を15モル%以上含み、
分子中にウレタン結合を含有しないオルガノポリシロキ
サン、(B)エチレン性不飽和基を含有する化合物、及
び(C)光重合開始剤を含有してなることを特徴とする
液状放射線硬化型樹脂組成物を提供する。この組成物
は、光ファイバ被覆用として有効であり、従って本発明
はこの組成物の硬化物で被覆された光ファイバを提供す
る。
(メタ)アクリル基を含有し、ケイ素原子に結合する全
有機基のうち芳香族炭化水素基を15モル%以上含み、
分子中にウレタン結合を含有しないオルガノポリシロキ
サン、(B)エチレン性不飽和基を含有する化合物、及
び(C)光重合開始剤を含有してなることを特徴とする
液状放射線硬化型樹脂組成物を提供する。この組成物
は、光ファイバ被覆用として有効であり、従って本発明
はこの組成物の硬化物で被覆された光ファイバを提供す
る。
【0008】以下、本発明につき更に詳しく説明する。(A)ウレタン結合を含有しない(メタ)アクリル基含
有オルガノポリシロキサン 本発明の液状放射線硬化型樹脂組成物の第1成分である
オルガノポリシロキサンは、分子中にウレタン結合を含
有することなく、分子鎖両末端に(メタ)アクリル基を
含有し、更にケイ素原子に結合する全有機置換基に対し
15モル%以上の芳香族炭化水素基を有する化合物、特
に、分子鎖両末端のケイ素原子に結合した(メタ)アク
リル基含有有機基を除いてケイ素原子に結合する全有機
置換基(即ち、非置換又は置換の1価炭化水素基)に対
して、15モル%以上の芳香族炭化水素基を有する直鎖
状ジオルガノポリシロキサンである。
有オルガノポリシロキサン 本発明の液状放射線硬化型樹脂組成物の第1成分である
オルガノポリシロキサンは、分子中にウレタン結合を含
有することなく、分子鎖両末端に(メタ)アクリル基を
含有し、更にケイ素原子に結合する全有機置換基に対し
15モル%以上の芳香族炭化水素基を有する化合物、特
に、分子鎖両末端のケイ素原子に結合した(メタ)アク
リル基含有有機基を除いてケイ素原子に結合する全有機
置換基(即ち、非置換又は置換の1価炭化水素基)に対
して、15モル%以上の芳香族炭化水素基を有する直鎖
状ジオルガノポリシロキサンである。
【0009】このオルガノポリシロキサンは主鎖部分が
ジオルガノシロキサン単位の繰り返しからなる基本的に
直鎖状のジオルガノポリシロキサンであり、分子中のケ
イ素原子は通常80〜1,200個程度、好ましくは1
00〜1,000個程度である。また、(メタ)アクリ
ル基は分子鎖両末端のケイ素原子に対して(メタ)アク
リルオキシアルキル基として結合しているものが好まし
い。
ジオルガノシロキサン単位の繰り返しからなる基本的に
直鎖状のジオルガノポリシロキサンであり、分子中のケ
イ素原子は通常80〜1,200個程度、好ましくは1
00〜1,000個程度である。また、(メタ)アクリ
ル基は分子鎖両末端のケイ素原子に対して(メタ)アク
リルオキシアルキル基として結合しているものが好まし
い。
【0010】このオルガノポリシロキサンとして具体的
には、下記一般式(1)で示される化合物が例示され
る。
には、下記一般式(1)で示される化合物が例示され
る。
【0011】
【化3】 (但し、式中R1は、水素原子又はメチル基、R2は同一
又は異種の炭素数1〜10の、非置換又は置換の1価炭
化水素基であるが、R2のうち芳香族炭化水素基を15
モル%以上含む。mは1〜5の整数、nは80〜1,2
00の整数、好ましくは100〜1,000の整数であ
る。)
又は異種の炭素数1〜10の、非置換又は置換の1価炭
化水素基であるが、R2のうち芳香族炭化水素基を15
モル%以上含む。mは1〜5の整数、nは80〜1,2
00の整数、好ましくは100〜1,000の整数であ
る。)
【0012】式中R1は、水素原子又はメチル基である
が、本発明の組成物の放射線による硬化速度の点から、
水素原子が好ましい。またR2としては、炭素数1〜1
0、特に1〜6の直鎖状、分岐状又は環状のアルキル
基、炭素数6〜10のアリール基、炭素数7〜10のア
ラルキル基等の1価炭化水素基や置換1価炭化水素基が
挙げられ、具体的にはメチル基、エチル基、プロピル
基、イソプロピル基、ブチル基、イソブチル基、ter
t−ブチル基、ペンチル基、ヘキシル基、シクロヘキシ
ル基、オクチル基、ノニル基、デシル基等のアルキル
基、フェニル基、トリル基、キシリル基、エチルフェニ
ル基等のアリール基、ベンジル基、β−フェニルエチル
基、α−メチル−β−フェニルエチル基等のアラルキル
基などや、これらの基の水素原子の一部をハロゲン原子
(F,Cl,Br等)で置換したクロロメチル基、ブロ
モエチル基、3,3,3−トリフルオロプロピル基等の
ハロゲン置換アルキル基などを例示することができる
が、特にメチル基、フェニル基が工業的に好ましい。ま
た、この場合、本発明の組成物の屈折率を高めるため、
更に、本発明の第2成分である(B)のエチレン性不飽
和基を有するモノマー、特にアクリル系化合物との相溶
性を高める上でフェニル基、トリル基、キシリル基、エ
チルフェニル基等のアリール基やベンジル基、β−フェ
ニルエチル基、α−メチル−β−フェニルエチル基等の
アラルキル基などの芳香族系炭化水素基、特には、フェ
ニル基等のアリール基をR2中15モル%以上、通常1
5〜50モル%、特に15〜30モル%となるように含
有させる。mは1〜5の整数であるが、特に1〜3の整
数が好ましい。
が、本発明の組成物の放射線による硬化速度の点から、
水素原子が好ましい。またR2としては、炭素数1〜1
0、特に1〜6の直鎖状、分岐状又は環状のアルキル
基、炭素数6〜10のアリール基、炭素数7〜10のア
ラルキル基等の1価炭化水素基や置換1価炭化水素基が
挙げられ、具体的にはメチル基、エチル基、プロピル
基、イソプロピル基、ブチル基、イソブチル基、ter
t−ブチル基、ペンチル基、ヘキシル基、シクロヘキシ
ル基、オクチル基、ノニル基、デシル基等のアルキル
基、フェニル基、トリル基、キシリル基、エチルフェニ
ル基等のアリール基、ベンジル基、β−フェニルエチル
基、α−メチル−β−フェニルエチル基等のアラルキル
基などや、これらの基の水素原子の一部をハロゲン原子
(F,Cl,Br等)で置換したクロロメチル基、ブロ
モエチル基、3,3,3−トリフルオロプロピル基等の
ハロゲン置換アルキル基などを例示することができる
が、特にメチル基、フェニル基が工業的に好ましい。ま
た、この場合、本発明の組成物の屈折率を高めるため、
更に、本発明の第2成分である(B)のエチレン性不飽
和基を有するモノマー、特にアクリル系化合物との相溶
性を高める上でフェニル基、トリル基、キシリル基、エ
チルフェニル基等のアリール基やベンジル基、β−フェ
ニルエチル基、α−メチル−β−フェニルエチル基等の
アラルキル基などの芳香族系炭化水素基、特には、フェ
ニル基等のアリール基をR2中15モル%以上、通常1
5〜50モル%、特に15〜30モル%となるように含
有させる。mは1〜5の整数であるが、特に1〜3の整
数が好ましい。
【0013】オルガノポリシロキサン(A)の重合度n
としては、80〜1,200、特に100〜1,000
が好ましく、80未満では本発明の組成物の硬化物のヤ
ング率が高くなり、伸び率が低下する。また1,200
を超えると本発明の組成物の粘度が高くなったり、本発
明の第2成分である(B)のエチレン性不飽和基を有す
るモノマーとの相溶性が低下し、好ましくない。特に好
ましくは150〜500の範囲である。
としては、80〜1,200、特に100〜1,000
が好ましく、80未満では本発明の組成物の硬化物のヤ
ング率が高くなり、伸び率が低下する。また1,200
を超えると本発明の組成物の粘度が高くなったり、本発
明の第2成分である(B)のエチレン性不飽和基を有す
るモノマーとの相溶性が低下し、好ましくない。特に好
ましくは150〜500の範囲である。
【0014】これらのオルガノポリシロキサン(A)
は、公知の酸平衡化反応によって合成することができ
る。即ち、(メタ)アクリル基を含有するヘキサオルガ
ノジシロキサンと種々の環状ポリシロキサンとの酸平衡
化反応によって合成される。このジシロキサンとして
は、合成のし易さからビス(アクリロキシメチル)−テ
トラメチルジシロキサンが好適に用いられる。また、環
状のジオルガノポリシロキサンとしては、酸平衡化反応
のし易さから、オクタメチルシクロテトラシロキサン、
ヘキサメチルシクロトリシロキサン、1,1−ジフェニ
ル−3,3,5,5−テトラメチルシクロトリシロキサ
ン、1−フェニル−1,2,2,3,3−ペンタメチル
シクロトリシロキサンが用いられる。
は、公知の酸平衡化反応によって合成することができ
る。即ち、(メタ)アクリル基を含有するヘキサオルガ
ノジシロキサンと種々の環状ポリシロキサンとの酸平衡
化反応によって合成される。このジシロキサンとして
は、合成のし易さからビス(アクリロキシメチル)−テ
トラメチルジシロキサンが好適に用いられる。また、環
状のジオルガノポリシロキサンとしては、酸平衡化反応
のし易さから、オクタメチルシクロテトラシロキサン、
ヘキサメチルシクロトリシロキサン、1,1−ジフェニ
ル−3,3,5,5−テトラメチルシクロトリシロキサ
ン、1−フェニル−1,2,2,3,3−ペンタメチル
シクロトリシロキサンが用いられる。
【0015】(B)エチレン性不飽和基を含有する化合
物 本発明に用いられる(B)成分のエチレン性不飽和基を
含有する化合物としては、例えばN−ビニル化合物、ア
ミノ基や水酸基を含む化合物に(メタ)アクリル酸がア
ミド化反応又はエステル化反応で結合した構造の化合物
が挙げられ、例えば下記の単官能性、2官能性、及び多
官能性化合物を用いることができる。
物 本発明に用いられる(B)成分のエチレン性不飽和基を
含有する化合物としては、例えばN−ビニル化合物、ア
ミノ基や水酸基を含む化合物に(メタ)アクリル酸がア
ミド化反応又はエステル化反応で結合した構造の化合物
が挙げられ、例えば下記の単官能性、2官能性、及び多
官能性化合物を用いることができる。
【0016】(単官能性化合物)N−ビニル化合物とし
ては、N−ビニルピロリドン、N−ビニルカプロラクタ
ム、N−ビニルアセトアミド、N−ビニルホルムアミド
などが挙げられ、またアミノ基や水酸基を含む化合物に
(メタ)アクリル酸がアミド化反応又はエステル化反応
で結合した構造の化合物として、メトキシエチレングリ
コール(メタ)アクリレート、メトキシポリエチレング
リコール(メタ)アクリレート、ノニルフェノキシエチ
ル(メタ)アクリレート、ノニルフェノキシポリエチレ
ングリコール(メタ)アクリレート、ノニルフェノキシ
ポリプロピレングリコール(メタ)アクリレート、3−
クロロ−2−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレー
ト、フェノキシエチル(メタ)アクリレート、フェノキ
シポリプロピレングリコール(メタ)アクリレート、ブ
トキシポリエチレングリコール(メタ)アクリレート、
アルキル(メタ)アクリレート、シクロヘキシル(メ
タ)アクリレート、テトラヒドロフルフリル(メタ)ア
クリレート、イソボロニル(メタ)アクリレート、ベン
ジル(メタ)アクリレート、クミルフェノール(メタ)
アクリレート、クミルフェノキシポリエチレングリコー
ル(メタ)アクリレート、クミルフェノキシポリプロピ
レングリコール(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシ
プロピル(メタ)アクリレート、2−エチルヘキシル
(メタ)アクリレート、ジシクロペンタジエン(メタ)
アクリレート、2−ヒドロキシ−3−フェノキシプロピ
ル(メタ)アクリレート、2−(メタ)アクリロイルキ
シエチル−2−ヒドロキシエチルフタル酸、3−アクリ
ロイルオキシグリセリンモノ(メタ)アクリレート、2
−ヒドロキシブチル(メタ)アクリレート、2−ヒドロ
キシ−1−(メタ)アクリロキシ−3−(メタ)アクリ
ロキシプロパン、ポリプロピレングリコールモノ(メ
タ)アクリレート、ポリエチレングリコールモノ(メ
タ)アクリレート、ポリε−カプロラクトンモノ(メ
タ)アクリレート、ジアルキルアミノエチル(メタ)ア
クリレート、グリシジル(メタ)アクリレート、モノ
[2−(メタ)アクリロイルオキシエチル]アシッドフ
ォスフェート、トリクロロエチル(メタ)アクリレー
ト、2,2,3,3−テトラフロロプロピル(メタ)ア
クリレート、2,2,3,4,4,4−ヘキサフロロブ
チル(メタ)アクリレート、パーフロロオクチルエチル
(メタ)アクリレート、ジシクロペンテニル(メタ)ア
クリレート、ジシクロペンテニルオキシアルキル(メ
タ)アクリレート、トリシクロデカニル(メタ)アクリ
レート、トリシクロデカニルオキシエチル(メタ)アク
リレート、トリシクロデカニルオキシエチル(メタ)ア
クリレート、イソボロニルオキシエチル(メタ)アクリ
レート、モルホリン(メタ)アクリレート等が挙げられ
る。
ては、N−ビニルピロリドン、N−ビニルカプロラクタ
ム、N−ビニルアセトアミド、N−ビニルホルムアミド
などが挙げられ、またアミノ基や水酸基を含む化合物に
(メタ)アクリル酸がアミド化反応又はエステル化反応
で結合した構造の化合物として、メトキシエチレングリ
コール(メタ)アクリレート、メトキシポリエチレング
リコール(メタ)アクリレート、ノニルフェノキシエチ
ル(メタ)アクリレート、ノニルフェノキシポリエチレ
ングリコール(メタ)アクリレート、ノニルフェノキシ
ポリプロピレングリコール(メタ)アクリレート、3−
クロロ−2−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレー
ト、フェノキシエチル(メタ)アクリレート、フェノキ
シポリプロピレングリコール(メタ)アクリレート、ブ
トキシポリエチレングリコール(メタ)アクリレート、
アルキル(メタ)アクリレート、シクロヘキシル(メ
タ)アクリレート、テトラヒドロフルフリル(メタ)ア
クリレート、イソボロニル(メタ)アクリレート、ベン
ジル(メタ)アクリレート、クミルフェノール(メタ)
アクリレート、クミルフェノキシポリエチレングリコー
ル(メタ)アクリレート、クミルフェノキシポリプロピ
レングリコール(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシ
プロピル(メタ)アクリレート、2−エチルヘキシル
(メタ)アクリレート、ジシクロペンタジエン(メタ)
アクリレート、2−ヒドロキシ−3−フェノキシプロピ
ル(メタ)アクリレート、2−(メタ)アクリロイルキ
シエチル−2−ヒドロキシエチルフタル酸、3−アクリ
ロイルオキシグリセリンモノ(メタ)アクリレート、2
−ヒドロキシブチル(メタ)アクリレート、2−ヒドロ
キシ−1−(メタ)アクリロキシ−3−(メタ)アクリ
ロキシプロパン、ポリプロピレングリコールモノ(メ
タ)アクリレート、ポリエチレングリコールモノ(メ
タ)アクリレート、ポリε−カプロラクトンモノ(メ
タ)アクリレート、ジアルキルアミノエチル(メタ)ア
クリレート、グリシジル(メタ)アクリレート、モノ
[2−(メタ)アクリロイルオキシエチル]アシッドフ
ォスフェート、トリクロロエチル(メタ)アクリレー
ト、2,2,3,3−テトラフロロプロピル(メタ)ア
クリレート、2,2,3,4,4,4−ヘキサフロロブ
チル(メタ)アクリレート、パーフロロオクチルエチル
(メタ)アクリレート、ジシクロペンテニル(メタ)ア
クリレート、ジシクロペンテニルオキシアルキル(メ
タ)アクリレート、トリシクロデカニル(メタ)アクリ
レート、トリシクロデカニルオキシエチル(メタ)アク
リレート、トリシクロデカニルオキシエチル(メタ)ア
クリレート、イソボロニルオキシエチル(メタ)アクリ
レート、モルホリン(メタ)アクリレート等が挙げられ
る。
【0017】本発明においては、エチレン性不飽和基を
有する単官能性の化合物として下記一般式(2)で示さ
れる、直鎖状又は分岐状のオルガノシロキサン骨格を含
有するアクリレート化合物(有機ケイ素化合物)を用い
ることができ、特にこれらのアクリレート化合物を併用
すると、低温でのヤング率の変化が小さくなり望まし
い。
有する単官能性の化合物として下記一般式(2)で示さ
れる、直鎖状又は分岐状のオルガノシロキサン骨格を含
有するアクリレート化合物(有機ケイ素化合物)を用い
ることができ、特にこれらのアクリレート化合物を併用
すると、低温でのヤング率の変化が小さくなり望まし
い。
【0018】
【化4】 (但し、式中R1は、水素原子又はメチル基、aは0又
は1である。)
は1である。)
【0019】なお、R1は水素原子又はメチル基である
が、本発明の組成物の放射線による硬化速度の点から、
水素原子が好ましい。
が、本発明の組成物の放射線による硬化速度の点から、
水素原子が好ましい。
【0020】(2官能性化合物)2官能性化合物とし
て、具体的には、2,2−ジメチル−3−ヒドロキシプ
ロピル−2,2−ジメチル−3−ヒドロキシプロピオネ
ートのジ(メタ)アクリレート、エチレングリコールジ
(メタ)アクリレート、テトラエチレングリコールジ
(メタ)アクリレート、ポリエチレングリコールジ(メ
タ)アクリレート、プロピレングリコールジ(メタ)ア
クリレート、ポリプロピレングリコールジ(メタ)アク
リレート、1,4−ブタンジオールジ(メタ)アクリレ
ート、1,6−ヘキサンジオールジ(メタ)アクリレー
ト、グリコールジ(メタ)アクリレート、ネオペンチル
グリセリンジ(メタ)アクリレート、ビスフェノールA
のエチレンオキサイド付加物のジ(メタ)アクリレー
ト、ビスフェノールAのプロピレンオキサイド付加物の
ジ(メタ)アクリレート、2,2’−ジ(ヒドロキシエ
トキシフェニル)プロパンのジ(メタ)アクリレート、
トリシクロデカンジメチロールのジ(メタ)アクリレー
ト、ジシクロペンタジエンジ(メタ)アクリレート、ペ
ンタンジ(メタ)アクリレート、2,2−ビス(グリシ
ジルオキシフェニル)プロパンの(メタ)アクリル酸付
加物等が挙げられる。
て、具体的には、2,2−ジメチル−3−ヒドロキシプ
ロピル−2,2−ジメチル−3−ヒドロキシプロピオネ
ートのジ(メタ)アクリレート、エチレングリコールジ
(メタ)アクリレート、テトラエチレングリコールジ
(メタ)アクリレート、ポリエチレングリコールジ(メ
タ)アクリレート、プロピレングリコールジ(メタ)ア
クリレート、ポリプロピレングリコールジ(メタ)アク
リレート、1,4−ブタンジオールジ(メタ)アクリレ
ート、1,6−ヘキサンジオールジ(メタ)アクリレー
ト、グリコールジ(メタ)アクリレート、ネオペンチル
グリセリンジ(メタ)アクリレート、ビスフェノールA
のエチレンオキサイド付加物のジ(メタ)アクリレー
ト、ビスフェノールAのプロピレンオキサイド付加物の
ジ(メタ)アクリレート、2,2’−ジ(ヒドロキシエ
トキシフェニル)プロパンのジ(メタ)アクリレート、
トリシクロデカンジメチロールのジ(メタ)アクリレー
ト、ジシクロペンタジエンジ(メタ)アクリレート、ペ
ンタンジ(メタ)アクリレート、2,2−ビス(グリシ
ジルオキシフェニル)プロパンの(メタ)アクリル酸付
加物等が挙げられる。
【0021】(多官能性化合物)多官能性化合物として
は、例えば、トリメチロールプロパントリ(メタ)アク
リレート、トリメチロールプロパントリオキシエチル
(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトールテトラ
(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトールヘキサ
(メタ)アクリレート、トリス(アクリロキシメチル)
イソシアヌレート、トリス(アクリロキシエチル)イソ
シアヌレート、トリス(アクリロキシプロピル)イソシ
アヌレート、トリアリルトリメリット酸、トリアリルイ
ソシアヌレート等が挙げられる。
は、例えば、トリメチロールプロパントリ(メタ)アク
リレート、トリメチロールプロパントリオキシエチル
(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトールテトラ
(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトールヘキサ
(メタ)アクリレート、トリス(アクリロキシメチル)
イソシアヌレート、トリス(アクリロキシエチル)イソ
シアヌレート、トリス(アクリロキシプロピル)イソシ
アヌレート、トリアリルトリメリット酸、トリアリルイ
ソシアヌレート等が挙げられる。
【0022】本発明の組成物は、特に低ヤング率の光フ
ァイバの1次被覆材(プライマリー材)として好適に用
いられるため、単官能性の化合物の使用が好ましい。
ァイバの1次被覆材(プライマリー材)として好適に用
いられるため、単官能性の化合物の使用が好ましい。
【0023】これらエチレン性不飽和基を含有する化合
物の配合量は、(A)成分の(メタ)アクリル基含有オ
ルガノポリシロキサンや(B)成分の化合物の種類、樹
脂組成物の所望する粘度、或いはその硬化物の物性に応
じて、例えば、(メタ)アクリル基含有オルガノポリシ
ロキサン100重量部に対して、5〜200重量部、好
ましくは10〜150重量部、更に好ましくは20〜1
00重量部程度の範囲から選択できる。
物の配合量は、(A)成分の(メタ)アクリル基含有オ
ルガノポリシロキサンや(B)成分の化合物の種類、樹
脂組成物の所望する粘度、或いはその硬化物の物性に応
じて、例えば、(メタ)アクリル基含有オルガノポリシ
ロキサン100重量部に対して、5〜200重量部、好
ましくは10〜150重量部、更に好ましくは20〜1
00重量部程度の範囲から選択できる。
【0024】(C)光重合開始剤 光重合開始剤としては、公知のものを使用することがで
き、例えば、1−ヒドロキシ−シクロヘキシル−フェニ
ル−ケトン、2,2−ジメトキシ−2−フェニルアセト
フェノン、フェニルアセトフェノンジエチルケタール、
アルコキシアセトフェノン、ベンジルメチルケタール、
ベンゾフェノン及び3,3−ジメチル−4−メトキシベ
ンゾフェノン、4,4−ジメトキシベンゾフェノン、
4,4−ジアミノベンゾフェノン等のベンゾフェノン誘
導体、ベンゾイル安息香酸アルキル、ビス(4−ジアル
キルアミノフェニル)ケトン、ベンジル及びベンジルメ
チルケタール等のベンジル誘導体、ベンゾイル及びベン
ゾインブチルメチルケタール等のベンゾイン誘導体、ベ
ンゾインイソプロピルエーテル、2−ヒドロキシ−2−
メチルプロピオフェノン、2,4−ジエチルチオキサン
トン及び2,4−ジクロロチオキサントン等のチオキサ
ントン誘導体、フルオレン、2−メチル−1−[4−
(メチルチオ)フェニル]−2−モルホリノプロパン−
1、2−ベンジル−2−ジメチルアミノ−1−(モルホ
リノフェニル)−ブタノン−1、2,4,6−トリメチ
ルベンゾイルジフェニルホスフィンオキシド、ビス
(2,6−ジメトキシベンゾイル)−2,4,4−トリ
メチルペンチルホスフィンオキシド等のホスフィンオキ
シド誘導体が挙げられる。
き、例えば、1−ヒドロキシ−シクロヘキシル−フェニ
ル−ケトン、2,2−ジメトキシ−2−フェニルアセト
フェノン、フェニルアセトフェノンジエチルケタール、
アルコキシアセトフェノン、ベンジルメチルケタール、
ベンゾフェノン及び3,3−ジメチル−4−メトキシベ
ンゾフェノン、4,4−ジメトキシベンゾフェノン、
4,4−ジアミノベンゾフェノン等のベンゾフェノン誘
導体、ベンゾイル安息香酸アルキル、ビス(4−ジアル
キルアミノフェニル)ケトン、ベンジル及びベンジルメ
チルケタール等のベンジル誘導体、ベンゾイル及びベン
ゾインブチルメチルケタール等のベンゾイン誘導体、ベ
ンゾインイソプロピルエーテル、2−ヒドロキシ−2−
メチルプロピオフェノン、2,4−ジエチルチオキサン
トン及び2,4−ジクロロチオキサントン等のチオキサ
ントン誘導体、フルオレン、2−メチル−1−[4−
(メチルチオ)フェニル]−2−モルホリノプロパン−
1、2−ベンジル−2−ジメチルアミノ−1−(モルホ
リノフェニル)−ブタノン−1、2,4,6−トリメチ
ルベンゾイルジフェニルホスフィンオキシド、ビス
(2,6−ジメトキシベンゾイル)−2,4,4−トリ
メチルペンチルホスフィンオキシド等のホスフィンオキ
シド誘導体が挙げられる。
【0025】これらの中で特に、速硬化性の点からホス
フィンオキシド誘導体の光重合開始剤が好ましい。これ
らは、1種を使用してもよいし、2種以上併用してもよ
い。配合量は、(A)成分及び(B)成分の合計100
重量部に対して、通常0.01〜15重量部、好ましく
は0.1〜10重量部である。
フィンオキシド誘導体の光重合開始剤が好ましい。これ
らは、1種を使用してもよいし、2種以上併用してもよ
い。配合量は、(A)成分及び(B)成分の合計100
重量部に対して、通常0.01〜15重量部、好ましく
は0.1〜10重量部である。
【0026】本発明の樹脂組成物には、前記成分の他に
例えば酸化防止剤、紫外線吸収剤等の安定剤、有機溶
剤、可塑剤、界面活性剤、シランカップリング剤、着色
顔料、有機又は無機粒子等の添加剤を、本発明の目的を
損なわない範囲で必要に応じて添加することができる。
例えば酸化防止剤、紫外線吸収剤等の安定剤、有機溶
剤、可塑剤、界面活性剤、シランカップリング剤、着色
顔料、有機又は無機粒子等の添加剤を、本発明の目的を
損なわない範囲で必要に応じて添加することができる。
【0027】本発明の樹脂組成物は、上記した所要の成
分を配合撹拌混合し、調製することができ、その粘度
は、作業性の点で光ファイバ心線の通常の製造条件との
適合性から通常500〜10,000cp(25℃)、
特に高速の製造条件では500〜4,000cp(25
℃)の範囲が望ましい。また、この組成物は、通常の紫
外線硬化型組成物の場合と同様に紫外線を照射すること
により硬化し、硬化物となるもので、このようにして得
られる硬化皮膜は、外部力及び温度変化によるマイクロ
ベンドから心線を保護するのに望ましい0.1kgf/
mm2以下のヤング率を有することが望ましい。
分を配合撹拌混合し、調製することができ、その粘度
は、作業性の点で光ファイバ心線の通常の製造条件との
適合性から通常500〜10,000cp(25℃)、
特に高速の製造条件では500〜4,000cp(25
℃)の範囲が望ましい。また、この組成物は、通常の紫
外線硬化型組成物の場合と同様に紫外線を照射すること
により硬化し、硬化物となるもので、このようにして得
られる硬化皮膜は、外部力及び温度変化によるマイクロ
ベンドから心線を保護するのに望ましい0.1kgf/
mm2以下のヤング率を有することが望ましい。
【0028】本発明の液状放射線硬化型樹脂組成物を硬
化する放射線としては、赤外線、可視光線、紫外線、及
びX線、電子線、α線、β線、γ線等の電離放射線があ
る。
化する放射線としては、赤外線、可視光線、紫外線、及
びX線、電子線、α線、β線、γ線等の電離放射線があ
る。
【0029】本発明の液状放射線硬化型樹脂組成物は、
光ファイバ用被覆材だけではなく、種々の用途、例え
ば、離型性コーティング材、撥水性コーティング材、保
護コーティング材、各種インキ、塗料等に応用すること
ができる。
光ファイバ用被覆材だけではなく、種々の用途、例え
ば、離型性コーティング材、撥水性コーティング材、保
護コーティング材、各種インキ、塗料等に応用すること
ができる。
【0030】特に本発明の液状放射線硬化型樹脂組成物
は、光ファイバ用被覆材の1次被覆材(プライマリー
材)として有用であり、光ガラスファイバに直接被覆さ
れ、この上層にヤング率の高い2次被覆材(セカンダリ
ー材)が被覆される。この2次被覆材として、紫外線硬
化型樹脂組成物であるウレタンアクリレート組成物が好
適に用いられる。また本発明の組成物は、防水ファイバ
ケーブル、海底ケーブル光ファイバユニット等の緩衝
材、充填材にも適応できる。
は、光ファイバ用被覆材の1次被覆材(プライマリー
材)として有用であり、光ガラスファイバに直接被覆さ
れ、この上層にヤング率の高い2次被覆材(セカンダリ
ー材)が被覆される。この2次被覆材として、紫外線硬
化型樹脂組成物であるウレタンアクリレート組成物が好
適に用いられる。また本発明の組成物は、防水ファイバ
ケーブル、海底ケーブル光ファイバユニット等の緩衝
材、充填材にも適応できる。
【0031】
【実施例】以下、合成例及び実施例を示して本発明を具
体的に説明するが、本発明は下記実施例に制限されるも
のではない。なお、各例中の部は、いずれも重量部であ
る。
体的に説明するが、本発明は下記実施例に制限されるも
のではない。なお、各例中の部は、いずれも重量部であ
る。
【0032】[合成例1]アクリル基含有オルガノポリシロキサン(A)の合成 1,3−ビス(アクリロキシメチル)−テトラメチルジ
シロキサン100部、オクタメチルシクロテトラシロキ
サン1,960部と1,1−ジフェニル−3,3,5,
5−テトラメチルシクロトリシロキサン4,582部を
反応器に仕込み、60℃においてトリフルオロメタンス
ルホン酸7部を添加して、24時間平衡化反応を行っ
た。重曹で中和した後、活性炭で処理して濾過を行っ
た。150℃/5mmHgの条件下で揮発分を留去して
アクリル基含有オルガノポリシロキサン(A)を得た。
このものは、粘度6,610cp(25℃)、屈折率
1.4835であった。
シロキサン100部、オクタメチルシクロテトラシロキ
サン1,960部と1,1−ジフェニル−3,3,5,
5−テトラメチルシクロトリシロキサン4,582部を
反応器に仕込み、60℃においてトリフルオロメタンス
ルホン酸7部を添加して、24時間平衡化反応を行っ
た。重曹で中和した後、活性炭で処理して濾過を行っ
た。150℃/5mmHgの条件下で揮発分を留去して
アクリル基含有オルガノポリシロキサン(A)を得た。
このものは、粘度6,610cp(25℃)、屈折率
1.4835であった。
【0033】
【化5】
【0034】[合成例2]アクリル基含有オルガノポリシロキサン(B)の合成 1,3−ビス(アクリロキシメチル)−テトラメチルジ
シロキサン100部、オクタメチルシクロテトラシロキ
サン3,430部と1,1−ジフェニル−3,3,5,
5−テトラメチルシクロトリシロキサン2,291部、
トリフルオロメタンスルホン酸6部から合成例1と同様
にして、アクリル基含有オルガノポリシロキサン(B)
を得た。このものは、粘度2,150cp(25℃)、
屈折率1.4448であった。
シロキサン100部、オクタメチルシクロテトラシロキ
サン3,430部と1,1−ジフェニル−3,3,5,
5−テトラメチルシクロトリシロキサン2,291部、
トリフルオロメタンスルホン酸6部から合成例1と同様
にして、アクリル基含有オルガノポリシロキサン(B)
を得た。このものは、粘度2,150cp(25℃)、
屈折率1.4448であった。
【0035】
【化6】
【0036】オルガノシロキサン化合物(C)の合成
(オルガノシロキサン骨格を含有するエチレン性不飽和
基を含有する化合物) 水652部、イソプロピルアルコール327部と36%
塩酸47部を反応器に仕込み、5℃以下に冷却した。こ
の混合溶液にアクリロキシプロピル−メチル−ジメトキ
シシラン218部とトリメチルクロルシラン434部の
混合溶液を15℃以下に保つように滴下した。滴下終了
後、2時間撹拌し、上層を分離した。次いでこの溶液を
水洗中和し、無水硫酸ナトリウムで乾燥、濾過し、蒸留
して無色透明の液体の下記に示すオルガノシロキサン化
合物(C)を得た。このものは、屈折率1.4185で
あった。
(オルガノシロキサン骨格を含有するエチレン性不飽和
基を含有する化合物) 水652部、イソプロピルアルコール327部と36%
塩酸47部を反応器に仕込み、5℃以下に冷却した。こ
の混合溶液にアクリロキシプロピル−メチル−ジメトキ
シシラン218部とトリメチルクロルシラン434部の
混合溶液を15℃以下に保つように滴下した。滴下終了
後、2時間撹拌し、上層を分離した。次いでこの溶液を
水洗中和し、無水硫酸ナトリウムで乾燥、濾過し、蒸留
して無色透明の液体の下記に示すオルガノシロキサン化
合物(C)を得た。このものは、屈折率1.4185で
あった。
【0037】
【化7】
【0038】[実施例1〜9及び比較例1,2]表1に
示すように、アクリル基を含有するオルガノポリシロキ
サン、エチレン性不飽和基を含有する化合物、光重合開
始剤を混合して実施例1〜9の放射線硬化型樹脂組成物
を調製した。得られた組成物を下記に示す方法で物性を
測定し、評価した。評価方法 (1)硬化フィルムの作成 ガラス板上に前記放射線硬化型樹脂組成物を200μm
の膜厚に塗布し、500mJ/cm2(波長350n
m)の紫外線を照射し、硬化フィルムを得た。 (2)ヤング率の測定 25℃、相対湿度50%で硬化フィルムを24時間状態
調整した後、標線間25mm、引張り速度1mm/mi
nの条件で2.5%引張り弾性率を測定した。 (3)引張り強さ及び破断伸びの測定 25℃、相対湿度50%で硬化フィルムを24時間状態
調整した後、漂線間25mm、引張り速度50mm/m
inの条件で測定した。
示すように、アクリル基を含有するオルガノポリシロキ
サン、エチレン性不飽和基を含有する化合物、光重合開
始剤を混合して実施例1〜9の放射線硬化型樹脂組成物
を調製した。得られた組成物を下記に示す方法で物性を
測定し、評価した。評価方法 (1)硬化フィルムの作成 ガラス板上に前記放射線硬化型樹脂組成物を200μm
の膜厚に塗布し、500mJ/cm2(波長350n
m)の紫外線を照射し、硬化フィルムを得た。 (2)ヤング率の測定 25℃、相対湿度50%で硬化フィルムを24時間状態
調整した後、標線間25mm、引張り速度1mm/mi
nの条件で2.5%引張り弾性率を測定した。 (3)引張り強さ及び破断伸びの測定 25℃、相対湿度50%で硬化フィルムを24時間状態
調整した後、漂線間25mm、引張り速度50mm/m
inの条件で測定した。
【0039】
【表1】 *1:アロニックスM−113(東亜合成工業株式会社
製) *2:アロニックスM−117(東亜合成工業株式会社
製) *3:イルガキュアー1700(チバ・スペシャリティ
ーケミカルズ(株)製) *4:○…透明 ×…白濁、層分離 比較例1,2においては、白濁、層分離しており、物性
測定は困難であった。
製) *2:アロニックスM−117(東亜合成工業株式会社
製) *3:イルガキュアー1700(チバ・スペシャリティ
ーケミカルズ(株)製) *4:○…透明 ×…白濁、層分離 比較例1,2においては、白濁、層分離しており、物性
測定は困難であった。
【0040】
【発明の効果】本発明の液状放射線硬化型樹脂組成物
は、低ヤング率であり、更に低温でもヤング率が大きく
変化せず、また低粘度であり、光ファイバの1次被覆材
として有用である。
は、低ヤング率であり、更に低温でもヤング率が大きく
変化せず、また低粘度であり、光ファイバの1次被覆材
として有用である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 岩崎 智之 群馬県碓氷郡松井田町大字人見1番地10 信越化学工業株式会社シリコーン電子材料 技術研究所内 Fターム(参考) 2H050 BB03Q BB04Q BB07Q BB07S BB14S BB15Q BB15S BB17Q BB33Q BB33S BB34Q 4J027 AB03 AB10 AB28 AC03 AC04 AC06 AF05 AF06 AJ08 AJ09 BA02 BA07 BA08 BA09 BA10 BA11 BA13 BA15 BA16 BA19 BA20 BA23 BA24 BA26 BA27 BA29 CB10 CC04 CC05 CC06 CC08 CD03
Claims (5)
- 【請求項1】 (A)分子鎖両末端に(メタ)アクリル
基を含有し、ケイ素原子に結合する全有機基のうち芳香
族炭化水素基を15モル%以上含み、分子中にウレタン
結合を含有しないオルガノポリシロキサン、(B)エチ
レン性不飽和基を含有する化合物、及び(C)光重合開
始剤を含有してなることを特徴とする液状放射線硬化型
樹脂組成物。 - 【請求項2】 (A)成分のオルガノポリシロキサン
が、下記一般式(1) 【化1】 (但し、式中R1は、水素原子又はメチル基、R2は同一
又は異種の炭素数1〜10の、非置換又は置換の1価炭
化水素基であるが、R2のうち芳香族炭化水素基を15
モル%以上含む。mは1〜5、nは80〜1,200の
整数である。)で示されるオルガノポリシロキサンであ
る請求項1記載の液状放射線硬化型樹脂組成物。 - 【請求項3】 (B)成分のエチレン性不飽和基を含有
する化合物が、下記一般式(2) 【化2】 (但し、式中R1は、水素原子又はメチル基、aは0又
は1である。)で示される有機ケイ素化合物である請求
項1記載の液状放射線硬化型樹脂組成物。 - 【請求項4】 光ファイバ被覆用である請求項1、2又
は3記載の液状放射線硬化型樹脂組成物。 - 【請求項5】 請求項1、2又は3記載の液状放射線硬
化型樹脂組成物の硬化物で被覆された光ファイバ。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20865698A JP3419314B2 (ja) | 1998-07-08 | 1998-07-08 | 液状放射線硬化型樹脂組成物及び光ファイバ |
US09/339,167 US6198867B1 (en) | 1998-07-08 | 1999-06-24 | Radiation-curable liquid resin composition and optical fiber |
DE69920337T DE69920337T2 (de) | 1998-07-08 | 1999-07-07 | Zur Beschichtung optischer Fasern geeignete strahlungshärtbare flüssige Harzzusammensetzung und mit dieser beschichtete optische Faser |
EP99305409A EP0970978B1 (en) | 1998-07-08 | 1999-07-07 | Radiation-curable liquid resin composition suitable for coating optical fibers and optical fiber coated therewith |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20865698A JP3419314B2 (ja) | 1998-07-08 | 1998-07-08 | 液状放射線硬化型樹脂組成物及び光ファイバ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000026559A true JP2000026559A (ja) | 2000-01-25 |
JP3419314B2 JP3419314B2 (ja) | 2003-06-23 |
Family
ID=16559874
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP20865698A Expired - Fee Related JP3419314B2 (ja) | 1998-07-08 | 1998-07-08 | 液状放射線硬化型樹脂組成物及び光ファイバ |
Country Status (4)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US6198867B1 (ja) |
EP (1) | EP0970978B1 (ja) |
JP (1) | JP3419314B2 (ja) |
DE (1) | DE69920337T2 (ja) |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013023547A (ja) * | 2011-07-19 | 2013-02-04 | Bridgestone Corp | 光硬化性樹脂組成物、並びに、それを用いた水周り部材及び機能性パネル |
JP2013023548A (ja) * | 2011-07-19 | 2013-02-04 | Bridgestone Corp | 光硬化性樹脂組成物、並びに、それを用いた水周り部材及び機能性パネル |
JP2014001341A (ja) * | 2012-06-20 | 2014-01-09 | Momentive Performance Materials Inc | 紫外線硬化型シリコーン樹脂組成物、及びそれを用いた画像表示装置 |
JP2016180643A (ja) * | 2015-03-24 | 2016-10-13 | 住友電気工業株式会社 | 光ファイバ用紫外線硬化型樹脂の検査方法および光ファイバの製造方法 |
JP2016210861A (ja) * | 2015-05-01 | 2016-12-15 | モメンティブ・パフォーマンス・マテリアルズ・ジャパン合同会社 | 紫外線硬化型シリコーン樹脂組成物、及びそれを用いた物品 |
WO2022190693A1 (ja) * | 2021-03-11 | 2022-09-15 | 住友電気工業株式会社 | 光ファイバ及び光ファイバリボン |
WO2022196124A1 (ja) * | 2021-03-18 | 2022-09-22 | 住友電気工業株式会社 | 光ファイバ及び光ファイバリボン |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN114539911B (zh) * | 2022-03-02 | 2023-04-07 | 华中科技大学无锡研究院 | 具有高交联密度的高透紫外光纤内涂层涂料及其制备方法 |
Family Cites Families (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4496210A (en) * | 1982-07-19 | 1985-01-29 | Desoto, Inc. | Low temperature-flexible radiation-curable unsaturated polysiloxane coated fiber optic |
US4743474A (en) * | 1983-08-05 | 1988-05-10 | Dow Corning Corporation | Coating process and moisture-curable organopolysiloxane compositions therefor |
DE3402317A1 (de) * | 1984-01-24 | 1985-07-25 | Wacker-Chemie GmbH, 8000 München | Organopolysiloxane, verfahren zu ihrer herstellung und verwendung dieser organopolysiloxane |
JPS6121121A (ja) | 1984-07-10 | 1986-01-29 | Yokohama Rubber Co Ltd:The | 光硬化型樹脂組成物 |
JPS61246277A (ja) * | 1985-03-14 | 1986-11-01 | ゼネラル・エレクトリツク・カンパニイ | 新規シリコ−ン接着剤、その製造法及び使用法 |
JPS62119141A (ja) * | 1985-11-19 | 1987-05-30 | Shin Etsu Chem Co Ltd | 放射線硬化性光フアイバ−用被覆剤 |
USRE33737E (en) * | 1985-11-12 | 1991-11-05 | Shin-Etsu Chemical Co., Ltd. | Optical fiber coated with an organopolysiloxane curable actinic rays |
EP0281681B1 (de) * | 1987-02-06 | 1992-03-25 | Th. Goldschmidt AG | Polysiloxane mit über SiC-Gruppen gebundenen (Meth)acrylsäureestergruppen und deren Verwendung als strahlenhärtbare Beschichtungsmittel für flächige Träger |
JPH0629382B2 (ja) | 1987-04-07 | 1994-04-20 | 信越化学工業株式会社 | 紫外線硬化性ハードコーティング剤 |
NL1033590C2 (nl) | 2007-03-26 | 2008-09-29 | Maasland Nv | Onbemand voertuig voor het afgeven van voer aan een dier. |
-
1998
- 1998-07-08 JP JP20865698A patent/JP3419314B2/ja not_active Expired - Fee Related
-
1999
- 1999-06-24 US US09/339,167 patent/US6198867B1/en not_active Expired - Fee Related
- 1999-07-07 EP EP99305409A patent/EP0970978B1/en not_active Expired - Lifetime
- 1999-07-07 DE DE69920337T patent/DE69920337T2/de not_active Expired - Fee Related
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013023547A (ja) * | 2011-07-19 | 2013-02-04 | Bridgestone Corp | 光硬化性樹脂組成物、並びに、それを用いた水周り部材及び機能性パネル |
JP2013023548A (ja) * | 2011-07-19 | 2013-02-04 | Bridgestone Corp | 光硬化性樹脂組成物、並びに、それを用いた水周り部材及び機能性パネル |
JP2014001341A (ja) * | 2012-06-20 | 2014-01-09 | Momentive Performance Materials Inc | 紫外線硬化型シリコーン樹脂組成物、及びそれを用いた画像表示装置 |
JP2016180643A (ja) * | 2015-03-24 | 2016-10-13 | 住友電気工業株式会社 | 光ファイバ用紫外線硬化型樹脂の検査方法および光ファイバの製造方法 |
JP2016210861A (ja) * | 2015-05-01 | 2016-12-15 | モメンティブ・パフォーマンス・マテリアルズ・ジャパン合同会社 | 紫外線硬化型シリコーン樹脂組成物、及びそれを用いた物品 |
WO2022190693A1 (ja) * | 2021-03-11 | 2022-09-15 | 住友電気工業株式会社 | 光ファイバ及び光ファイバリボン |
WO2022196124A1 (ja) * | 2021-03-18 | 2022-09-22 | 住友電気工業株式会社 | 光ファイバ及び光ファイバリボン |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
DE69920337D1 (de) | 2004-10-28 |
DE69920337T2 (de) | 2005-09-29 |
JP3419314B2 (ja) | 2003-06-23 |
EP0970978B1 (en) | 2004-09-22 |
US6198867B1 (en) | 2001-03-06 |
EP0970978A1 (en) | 2000-01-12 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
KR100338136B1 (ko) | 오르가노폴리실록산 및 오르가노폴리실록산의 제조방법 | |
US4558082A (en) | Acrylated polymers | |
EP0600985B1 (en) | Low loss high numerical aperture cladded optical fibers | |
CN102471585A (zh) | 含硅的固化性组合物及其固化物 | |
KR100387536B1 (ko) | 광학 접착제 수지 조성물 및 광학 접착제 수지의 제조방법 | |
JP2000007717A (ja) | 紫外線硬化型樹脂組成物 | |
JP3419314B2 (ja) | 液状放射線硬化型樹脂組成物及び光ファイバ | |
CN108794750B (zh) | 一种具有(甲基)丙烯酸酯基的聚硅氧烷及其制备方法和应用 | |
US4929051A (en) | Optical glass fiber with a primary coating of organo-polysiloxanes containing acrylic acid ester groups | |
US4663185A (en) | Novel acrylated polymers | |
JPH0629382B2 (ja) | 紫外線硬化性ハードコーティング剤 | |
JP4288453B2 (ja) | メチルフェニルポリシロキサンジオール及びその製造方法、並びに液状放射線硬化型樹脂組成物、光ファイバ用被覆組成物及び光ファイバ | |
JP2001131243A (ja) | 液状放射線硬化型樹脂組成物、光ファイバ用被覆材及び光ファイバ | |
KR101433815B1 (ko) | 렌즈 | |
JPS63117024A (ja) | 紫外線硬化性シリコ−ン組成物 | |
JPH05306305A (ja) | ジアクリレートケイ素化合物の製造方法及び用途 | |
JP2000344844A (ja) | 液状放射線硬化型樹脂組成物、光ファイバ用被覆組成物及び光ファイバ | |
KR102336227B1 (ko) | 유기규소 개질된 광개시제 및 그의 광경화성 접착제 조성물 | |
JP2000231044A (ja) | 光ファイバテープ心線 | |
JP2002128845A (ja) | 液状放射線硬化型樹脂組成物、光ファイバ用被覆組成物及び光ファイバ | |
CN109782538A (zh) | 一种用于光波导制作的光刻胶组合物及其固化方法 | |
JP2000319384A (ja) | 放射線硬化型組成物並びに光ファイバー用被覆材及び光ファイバー | |
KR20020022190A (ko) | 콜로이달 실리카 충전재를 포함하는 광학 접착제 수지조성물 및 이의 제조방법 | |
JP3738809B2 (ja) | 液状放射線硬化型樹脂組成物、光ファイバ用被覆組成物及び光ファイバ | |
CN116254092B (zh) | 一种有机硅液态封装胶及其制备方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |