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JP2000023331A - 電気接続箱の固定構造 - Google Patents

電気接続箱の固定構造

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JP2000023331A
JP2000023331A JP10190719A JP19071998A JP2000023331A JP 2000023331 A JP2000023331 A JP 2000023331A JP 10190719 A JP10190719 A JP 10190719A JP 19071998 A JP19071998 A JP 19071998A JP 2000023331 A JP2000023331 A JP 2000023331A
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electric
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 側壁に倒れや傾斜等が生じているケースに対
し、電気接続箱を組み付け易く、しかも電気接続箱を組
み付けることにより、ケースの傾斜等を矯正できる電気
接続箱の固定構造を提供する。 【解決手段】 ヒュージブルリンクブロック12の外側
面に形成した、アンダーケース13の開口面より上端が
上にあるガイドレール20にジャンクションブロック1
1側の係合用レール19を嵌合させる。この嵌合状態
は、ジャンクションブロック11が横方向へ移動できる
ように余裕を持たせてある。ジャンクションブロック1
1の他の係合用レール19は、アンダーケース13のガ
イドレール23に密に嵌合している。ジャンクションブ
ロック11側のブスバー14は、アンダーケース13側
のスタッドボルト18に固定されている。ジャンクショ
ンブロック11とヒュージブルリンクブロック12との
係合に移動余裕度があるため、アンダーケース側壁に傾
斜が生じていても側壁を適正な位置に戻しつつジャンク
ションブロック11をアンダーケース13の適正な位置
に収納・固定することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、電気機器間で電
力や電気信号を分岐あるいは中継する電気接続箱の固定
構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、電気接続箱としては図4に示すよ
うな固定構造のものがある。同図に示すように、これは
ジャンクションブロック(J/B:分岐接続箱)1とヒ
ュージブルリンクブロック(FL/B:分岐接続箱)2
とをアンダーカバー3の内部で接続した状態で固定する
ものである。各ブロック1,2は、例えば、車載用電気
機器の間で電線を分岐するものであり、リレーやヒュー
ズ及びこれらを接続する内部回路などを有する。この内
部回路は、導電性金属板のブスバー、電線、プリント配
線板などで構成されている。尚、同図において符号4は
ジャンクションブロック1から外側へ突出したブスバー
を示している。
【0003】図4のように、この電気接続箱の固定構造
では、ジャンクションブロック1を1つのアンダーカバ
ー3に取り付ける際、ジャンクションブロック1の3つ
の外壁面にそれぞれ形成された係合部1Aをアンダーカ
バー3の内壁に設けられた3つのガイドレール5にそれ
ぞれ嵌合・挿入してジャンクションブロック1を保持
し、アンダーカバー3に設置したスタッドボルト6へブ
スバー4を取り付けている。尚、ブスバー4には、スタ
ッドボルト6の挿入口4Aが形成されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、アンダ
ーカバー3の側壁が倒れや曲がって傾斜した状態に変形
している場合には、図5に示すようにガイドレール5に
ジャンクションブロック1を組み付ける作業が円滑に行
えないという問題があった。特に、電気絶縁性を有する
合成樹脂で形成されたアンダーカバー3では、荷重など
の負荷がかかると変形し易いため、このような問題が発
生し易い。
【0005】また、ガイドレール5にジャンクションブ
ロック1を組み付けることができても、アンダーカバー
3の側壁の傾斜により、図6に示すようにブスバー4の
挿入口4Aの中心とスタッドボルト6の中心とがずれて
しまい、ブスバー4の挿入口4Aにスタッドボルト6を
挿入しにくくなり、組み付け作業が困難となる場合があ
った。
【0006】本発明は、上記の事情を考慮し、側壁に傾
斜等が生じているケースに対し、電気接続箱を組み付け
易く、しかも電気接続箱を組み付けることにより、ケー
スの傾斜を矯正できる電気接続箱の固定構造を提供する
ことを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
電気接続箱どうしを隣接させてケースの内部に収納して
固定する電気接続箱の固定構造であって、前記ケースの
内部に、互いに隣接して順次収納された前記電気接続箱
のうち、先に収納された第1電気接続箱の外側面と次に
収納された第2電気接続箱の外側面との間に、前記第2
電気接続箱を上下方向に案内し且つ前記第1電気接続箱
と前記第2電気接続箱との間の距離の変更・調整を可能
にする第1ガイド部が設けられ、前記第2電気接続箱の
前記外側面と反対側に位置する外側面と前記ケースの内
側面との間に前記第2電気接続箱を上下方向に案内し且
つ前記第2電気接続箱と前記ケースの内側面との間の距
離を規定する第2ガイド部が設けられ、前記第2電気接
続箱側が前記ケース側に保持されていることを特徴とし
ている。
【0008】従って、請求項1記載の発明では、第1電
気接続箱をケースに収納した後、第1ガイド部で第2電
気接続箱を第1電気接続箱に沿って案内することができ
る。また、第2ガイド部により第2電気接続箱をケース
内に案内することができる。第2ガイド部は、第2電気
接続箱とケースとの距離を一定に保たせる作用がある。
第1ガイド部は、第1電気接続箱と第2電気接続箱との
相対距離を変更できるため、第2ガイド部が設けられた
ケースの側壁が倒れや傾斜する等の変形を生じていて
も、第2ガイド部において第2電気接続箱を移動させる
ことによりケース側壁の矯正が行えると共に、ケース内
の適正位置に第2電気接続箱を収納・固定することがで
きる。
【0009】請求項2記載の発明は、請求項1記載の電
気接続箱の固定構造であって、前記第1ガイド部は、前
記第1電気接続箱及び前記第2電気接続箱のうち、一方
に上下方向に沿って設けられた係合用レールと、他方に
上下方向に沿って設けられた前記係合用レールと嵌合す
るガイドレールと、からなることを特徴とする。
【0010】従って、請求項2記載の発明では、請求項
1記載の作用に加えて、係合用レールとガイドレールの
うち一方が他方の内に所定の余裕度をもって嵌合させる
ことで、第1電気接続箱と第2電気接続箱との相対距離
を変化させることが可能となる。
【0011】請求項3記載の発明は、請求項1又は請求
項2に記載の電気接続箱の固定構造であって、前記第2
ガイド部は、前記第2電気接続箱及び前記ケース内側面
のうち、一方に上下方向に沿って設けられた係合用レー
ルと、他方に上下方向に沿って設けられた該係合用レー
ルと嵌合するガイドレールと、からなることを特徴とす
る。
【0012】従って、請求項3記載の発明では、請求項
1及び請求項2に記載の発明の作用に加えて、第2ガイ
ド部を構成する係合用レールとガイドレールとを、第1
ガイド部を構成する係合用レールとガイドレールよりも
密に嵌合させることで、第2電気接続箱とケースとの距
離を一定にすることができる。
【0013】請求項4記載の発明は、請求項1〜請求項
3のいずれかに記載の電気接続箱の固定構造であって、
前記第1電気接続箱に設けられた前記第1ガイド部の上
端は、前記ケースの開口面より上に位置することを特徴
とする。
【0014】従って、請求項4記載の発明では、請求項
1〜請求項3に記載の発明の作用に加えて、第1ガイド
部の上端がケース開口面より上にあるため、先に収納さ
れている第1電気接続箱に対して第2電気接続箱を組み
付けし易くなる。第1電気接続箱に対して第2電気接続
箱の位置を決めることで、第2電気接続箱とケースとの
位置決めも容易となる。
【0015】請求項5記載の発明は、請求項1〜請求項
4のいずれかに記載の電気接続箱の固定構造であって、
前記ケースは、合成樹脂で形成されていることを特徴と
している。
【0016】従って、請求項5記載の発明では、請求項
1〜請求項4に記載の発明の作用に加えて、変形し易い
合成樹脂でケースを形成しても、第2電気接続箱を位置
決めすることで、ケースの変形を矯正して適正な収納を
可能にする。このため、ケースコストを低く抑えること
ができる。
【0017】請求項6記載の発明は、請求項1〜請求項
5のいずれかに記載の電気接続箱の固定構造であって、
前記第2電気接続箱はブスバーが突設され、該ブスバー
が前記ケース側に保持されていることを特徴とする。
【0018】従って、請求項6記載の発明では、請求項
1〜請求項5に記載の発明の作用に加えて、第2電気接
続箱のブスバーをケース側に保持させることでブスバー
の電気的な接続と第2電気接続箱の固定とを可能にす
る。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る電気接続箱の
固定構造の詳細を図1〜3に示す実施形態に基づいて説
明する。
【0020】この実施形態では、ジャンクションブロッ
ク(第2電気接続箱)11とヒュージブルリンクブロッ
ク(第1電気接続箱)12とをアンダーケース(外箱)
13の内部で接続する。
【0021】各ブロック11,12は車載用電気機器の
間で電力や電力信号を分岐あるいは中継するものであ
る。ジャンクションブロック11のカバー11Aの上面
と下面には、例えばリレーなどの電子部品を収納する複
数の電気部品装着部15と電子ユニットの基板を収納す
るフード部16が設けられており、カバー11Aの内部
にはこれら電気部品を接続する内部回路が収められてい
る。この内部回路は、共に図示しない電線及びプリント
配線基板や、ジャンクションブロック11から側方に向
けて突出するブスバー14などで構成されている。ブス
バー14の突出部分にはボルト孔14Aが形成されてい
る。
【0022】また、ジャンクションブロック11の四つ
の外壁面には、上下方向に沿って係合用レール19が形
成されている。それぞれの係合用レール19は、ジャン
クションブロック11の外壁面に対して直角をなし、且
つ上下方向に沿って互いに平行に形成された2つの突出
板部19Aと、それぞれの突出板部19Aの外端部から
外壁面に対して平行をなす平行板部19Bと、を有す
る。係合用レール19における2つの突出板部19Aに
形成された平行板部19Bは、互いに他方の突出板部1
9Aに形成された平行板部19Bと遠ざかる方向に向け
て延在されている。さらに、ジャンクションブロック1
1におけるアンダーケース13の内壁面と収納時に対向
する外壁面に設けられた係合用レール19には、被係合
部19Cが形成されている。
【0023】一方、ヒュージブルリンクブロック12
は、ヒューズなどが収納されており、ジャンクションブ
ロック11側と接続される接続部(図示省略する)が設
けられている。このヒュージブルリンクブロック12の
一つの外壁面(アンダーケース13に収納された際にジ
ャンクションブロック11と隣接する面)には、上記し
たジャンクションブロック11の一つの係合用レール1
9を上下方向に案内するガイドレール20が形成されて
いる。このガイドレール20は、互いに平行をなす2本
のレール21,22からなる。これらレール21,22
は、ヒュージブルリンクブロック12の外壁面から直角
をなす方向へ突出する突出板部21A,22Aを有す
る。これら突出板部21A,22Aの間には、上記した
係合用レール19の2つの平行板部19B,19Bが間
に挿入される。そして、それぞれの突出板部21A,2
2Aの外端部からヒュージブルリンクブロック12の外
壁面に対して平行をなす離脱防止板部21B,22Bが
互いに近付く方向に向けて延在されている。すなわち、
離脱防止板部21B,22Bは、係合用レール19が挿
入・嵌合された状態で係合用レール19がヒュージブル
リンクブロック12から遠ざかる方向へ外れないよう寸
法設定されている。また、離脱防止板部21B,22B
どうしの間の距離は、上記した係合用レール19の突出
板部19A,19Aが収まるように寸法設定されてい
る。
【0024】尚、図1および図2に示すように、ヒュー
ジブルリンクブロック12の上端部は、アンダーケース
13に収納した状態でアンダーケース13の上端面(A
面)より上に位置するように設定されており、このヒュ
ージブルリンクブロック12に形成されたガイドレール
20の上端部も、アンダーケース13の上端面より上に
位置するように設定されている。
【0025】アンダーケース13は、ジャンクションブ
ロック11とヒュージブルリンクブロック12とが隣接
した状態で収納できる略直方体形状の箱体であり、電気
絶縁性を有する合成樹脂で形成されている。このアンダ
ーケース13の底部には、一つの側壁内側面に沿って所
定高さの台座17が立設されている。この台座17の上
面には、基部を植え込んだスタッドボルト18が垂直方
向に立設されている。そして、このスタッドボルト18
は、上記したジャンクションブロック11側のブスバー
14のボルト孔14Aが嵌合した状態で、アンダーケー
ス13に対してジャンクションブロック11の位置決め
がなされるようになっている。
【0026】また、アンダーケース13におけるジャン
クションブロック11が収納される空間を囲む内壁面に
は、ジャンクションブロック11のそれぞれ対応する位
置に設けられている係合用レール19を挿入して案内す
るカバー側ガイドレール23が形成されている。これら
カバー側ガイドレール23は、ヒュージブルリンクブロ
ック12に設けられたガイドレール20と略同様の形状
であり、突出板部23Aの端部から平行板部23Bがア
ンダーケース13の内壁面に平行をなすように形成され
ている。尚、アンダーケース13に設けられたカバー側
ガイドレール23の間部には、上記した係合用レール1
9に設けられた被係合部19Cと係止する係止部23C
が設けられており、アンダーケース13に収納されたジ
ャンクションブロック11が外れないようにロックする
ことができる。
【0027】さらに、この実施形態では、上記した構成
に加えて以下に説明するような設定がなされている。す
なわち、図2に示すように、ジャンクションブロック1
1において、ヒュージブルリンクブロック12と対向す
る側の外壁面に設けられた係合用レール19と、他の係
合用レール19とでは、ヒュージブルリンクブロック1
2と対向する側の外壁面に設けられた突出板部19Aの
突出する長さ、すなわち外壁面と平行板部19Bとの距
離Xが、他の外壁面と平行板部19Bとの距離xより長
く設定されている。また、ヒュージブルリンクブロック
12のジャンクションブロック11に対向する外壁面に
設けられたガイドレール20における平離脱防止板部2
2Bと外壁面との距離Yは、アンダーケース13の内壁
面に設けられたガイドレール23の平行板部23Bと内
壁面との距離yより長く設定されている。このように設
定された結果、図3に示すように、ヒュージブルリンク
ブロック12のガイドレール20へ、対応する係合用レ
ール19を嵌合したときには、同図中符号aで示す方向
への移動の自由度がある。一方、アンダーケース13に
設けガイドレール23へ、対応する係合用レール19を
嵌合したときには、両者とも平行板部と壁面との距離が
小さく設定されているため、比較的密に嵌合する。これ
により、カバー側ガイドレール23の係止部23Cから
係合用レール19の被係合部19Cの係止が簡単に外れ
ることがないようになっている。
【0028】以上、この実施形態に係る電気接続箱の固
定構造の構成について説明したが、次に、ジャンクショ
ンブロック11、ヒュージブルリンクブロック12をア
ンダーケース13へ収納・固定する作用・動作について
説明する。
【0029】まず、アンダーケース13の所定位置へ、
ヒュージブルリンクブロック12を収納配置する。この
ときは、アンダーケース13内にジャンクションブロッ
ク11がまだ収納されていないため、容易にヒュージブ
ルリンクブロック12を収納することができる。続い
て、ジャンクションブロック11のヒュージブルリンク
ブロック12側のガイドレール20と対応する係合用レ
ール19の下端を、ヒュージブルリンクブロック12側
のガイドレール20の上端に合わせて挿入する。このと
き、図2に示すように、このガイドレール20の上端
は、アンダーケース13の上端面(A面)より上にある
ため、ジャンクションブロック11はまだアンダーケー
ス13内に入っておらず、ヒュージブルリンクブロック
12との位置合わせは自由に行うことができる。
【0030】ここで、ヒュージブルリンクブロック12
のガイドレール20とジャンクションブロック11の係
合用レール19とは、図3のa方向に所定距離範囲で移
動可能であるため、ジャンクションブロック11の他の
係合用レール19の下端と、アンダーケース13側のガ
イドレール23の上端と位置合わせ調整を行いながら容
易に嵌合させることができる。また、このようにヒュー
ジブルリンクブロック12とジャンクションブロック1
1との間で相対移動が僅かながら可能であるため、例え
ばアンダーケース13の側壁に特にヒュージブルリンク
ブロック12が収納される側の側壁と対向する側壁が変
形して傾斜している場合でも、ジャンクションブロック
11の係合用レール19とアンダーケース13のガイド
レール23とを嵌合させることができる。
【0031】次に、図3に示すように、アンダーケース
13にジャンクションブロック11を完全に収納した状
態で、ジャンクションブロック11側のブスバー14の
ボルト孔14Aの中心とスタッドボルト18の中心とが
ずれた位置にある場合は、ヒュージブルリンクブロック
12とジャンクションブロック11との間にクリアラン
スの余裕があるため、アンダーケース13の側壁の歪み
(傾斜)を是正しながら、ボルト孔14Aの中心とスタ
ッドボルト18の中心との位置が一致するように微調整
を加えることができる。このように、アンダーケース1
3の側壁の歪みを是正することができるため、再度アン
ダーケース13を用いる(電気部品の交換などで取り外
して再度電気接続箱の組み付けを行ったり、アンダーケ
ース13を再利用する)場合には、容易に電気接続箱の
組み付け・固定を行うことができる。
【0032】以上、実施形態について説明したが、この
発明はこれに限定されるものではなく、構成の要旨に付
随する各種の変更が可能である。例えば、この実施形態
では、電気接続箱としてジャンクションブロック11と
ヒュージブルリンクブロック12とをアンダーケース1
3へ収納する場合にこの発明を適用したが、他の種類の
電気接続箱に対してこの発明を適用できることは言うま
でもない。また、この実施形態では、2つの電気接続箱
の固定にこの発明を適用したが、3つ以上の電気接続箱
の固定にこの発明を適用することも可能である。さら
に、上記した実施形態では、電気接続箱の案内・係合を
係合用レールとガイドレールとで行っているが、他の案
内・係合手段を適用することも可能である。
【0033】また、上記した実施形態では、アンダーケ
ース13に3つのガイドレール23を設けたが、少なく
ともヒュージブルリンクブロック12のガイドレールと
対向する1つ内壁面にガイドレール23を設ければよ
い。さらに、この内壁面の両側の内壁面に設けるガイド
レール23とジャンクションブロック11側の係合用レ
ール19との嵌合空間に余裕を持たせた構成としてもよ
い。
【0034】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明に
よれば、ケース側壁に倒れ等が発生している場合でもケ
ース側壁の倒れ等を矯正して第2電気接続箱を容易にケ
ースに案内・固定できるという効果がある。再度、ケー
スに第2電気接続箱を収納する場合に、ケースの変形が
是正されているため、第2電気接続箱の収納操作を容易
にするという効果がある。
【0035】請求項2の発明によれば、請求項1の発明
の効果に加えて、第1電気接続箱に対しての係合操作が
容易となり、第2電気接続箱の案内と保持を容易に行う
ことができる。
【0036】請求項3の発明によれば、請求項1及び請
求項2の発明の効果に加えて、第2電気接続箱とケース
との係合操作が容易となり、第2電気接続箱をケース内
へ容易に案内と保持を容易に行うことができる。
【0037】請求項4の発明によれば、請求項1〜請求
項3の発明の効果に加えて、先に収納されている第1電
気接続箱に対して第2電気接続箱を組み付けし易くでき
る効果がある。
【0038】請求項5の発明によれば、請求項1〜請求
項4の発明の効果に加えて、ケースの変形を矯正し易
く、ケースコストを低く抑える効果がある。
【0039】請求項6の発明によれば、請求項1〜請求
項5の発明の効果に加えて、第2電気接続箱のブスバー
をケース側に保持させることでブスバーの電気的な接続
と第2電気接続箱の固定とが可能になり、固定操作を容
易する効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態の電気接続箱の固定構造を
示す分解斜視図である。
【図2】本実施形態におけるアンダーケースにジャンク
ションブロックを収納する状態を示す要部破断説明図で
ある。
【図3】本実施形態の電気接続箱の固定構造を示す要部
破断側面図である。
【図4】従来の電気接続箱の固定構造を示す分解斜視図
である。
【図5】従来の電気接続箱のケースへの収納する動作を
示す説明図である。
【図6】従来の電気接続箱の固定構造を示す要部破断側
面図である。
【符号の説明】
11 ジャンクションブロック(第2電気接続箱) 12 ヒュージブルリンクブロック(第1電気接続箱) 13 アンダーケース(ケース) 14 ブスバー 14A ボルト孔 19 係合用レール 20 ガイドレール 23 ガイドレール

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電気接続箱どうしを隣接させてケースの
    内部に収納して固定する電気接続箱の固定構造であっ
    て、 前記ケースの内部に、互いに隣接して順次収納された前
    記電気接続箱のうち、先に収納された第1電気接続箱の
    外側面と次に収納された第2電気接続箱の外側面との間
    に、前記第2電気接続箱を上下方向に案内し且つ前記第
    1電気接続箱と前記第2電気接続箱との間の距離の変更
    ・調整を可能にする第1ガイド部が設けられ、前記第2
    電気接続箱の前記外側面と反対側に位置する外側面と前
    記ケースの内側面との間に前記第2電気接続箱を上下方
    向に案内し且つ前記第2電気接続箱と前記ケースの内側
    面との間の距離を規定する第2ガイド部が設けられ、前
    記第2電気接続箱側が前記ケース側に保持されているこ
    とを特徴とする電気接続箱の固定構造。
  2. 【請求項2】 前記第1ガイド部は、前記第1電気接続
    箱及び前記第2電気接続箱のうち、一方に上下方向に沿
    って設けられた係合用レールと、他方に上下方向に沿っ
    て設けられた前記係合用レールと嵌合するガイドレール
    と、からなることを特徴とする請求項1記載の電気接続
    箱の固定構造。
  3. 【請求項3】 前記第2ガイド部は、前記第2電気接続
    箱及び前記ケース内側面のうち、一方に上下方向に沿っ
    て設けられた係合用レールと、他方に上下方向に沿って
    設けられた該係合用レールと嵌合するガイドレールと、
    からなり、前記第2ガイド部を構成する係合用レールと
    ガイドレールとを、前記第1ガイド部を構成する係合用
    レールとガイドレールよりも密に嵌合させることを特徴
    とする請求項1又は請求項2に記載の電気接続箱の固定
    構造。
  4. 【請求項4】 前記第1電気接続箱に設けられた前記第
    1ガイド部の上端は、前記ケースの開口面より上に位置
    することを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれかに
    記載の電気接続箱の固定構造。
  5. 【請求項5】 前記ケースは、合成樹脂で形成されてい
    ることを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれかに記
    載の電気接続箱の固定構造。
  6. 【請求項6】 前記第2電気接続箱はブスバーが突設さ
    れ、該ブスバーが前記ケース側に保持されていることを
    特徴とする請求項1〜請求項5のいずれかに記載の電気
    接続箱の固定構造。
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